JP2017207498A - 測定装置、ストラップ、表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】周囲の空間情報の良好な検出状態を維持できる測定装置、ストラップを提供する。また、良好な表示態様を維持できるストラップ、表示装置を提供する。【解決手段】本発明の測定装置1は、ストラップ20を装着可能な装置本体10を備える測定装置1であって、前記装置本体10は、ケース11と、前記ケース11から突出するように設けられ、前記装置本体10の周囲の空間情報を検出する検出部12,13と、前記ストラップ20を前記装置本体10に取り付ける取り付け部18であり、前記ストラップ20を前記装置本体10に装着した状態で前記装置本体10から突出し、前記ストラップ20を用いて前記測定装置1を利用者50が身に付けた状態で、前記利用者50に当接することにより、前記検出部12,13を前記利用者50から離間させる突出部18とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、測定装置、ストラップ、表示装置に関するものである。
従来、周囲の気温等を測定する測定装置があった(例えば特許文献1)。
しかし、従来の測定装置は、携行時、載置時等に良好な検出状態を維持できるような工夫がなかった。また、表示面の良好な視認状態を維持できるような工夫もなかった。
特開2012−37495号公報
本発明の課題は、周囲の空間情報の良好な検出状態を維持できる測定装置、ストラップを提供することである。
また、本発明の課題は、良好な表示態様を維持できるストラップ、表示装置を提供することである。
本発明は、以下のような解決手段により、課題を解決する。
・第1の発明は、ストラップを装着可能な装置本体を備える測定装置であって、前記装置本体は、ケースと、前記ケースから突出するように設けられ、前記装置本体の周囲の空間情報を検出する検出部と、前記ストラップを前記装置本体に取り付ける取り付け部であり、前記ストラップを前記装置本体に装着した状態で前記装置本体から突出し、前記ストラップを用いて前記測定装置を利用者が身に付けた状態で、前記利用者に当接することにより、前記検出部を前記利用者から離間させる突出部とを備えること、を特徴とする測定装置である。
・第2の発明は、ストラップを装着可能な装置本体を備える測定装置であって、前記装置本体は、ケースと、前記ケースから突出するように設けられ、前記装置本体の周囲の空間情報を検出する検出部と、前記ストラップを前記装置本体に取り付ける取り付け部であり、前記ストラップを前記装置本体に装着した状態で前記装置本体から突出し、前記装置本体を載置面に載置した状態で、前記載置面に当接することにより、前記検出部を前記載置面から離間させる突出部とを備えること、を特徴とする測定装置である。
・第3の発明は、第1又は第2の発明の測定装置において、前記ケースの表面に表示部の表示面が設けられ、前記取り付け部は前記ケースの背面に設けられていること、を特徴とする測定装置である。
・第4の発明は、第3の発明の測定装置において、前記ケースは、前記表面と前記背面の間となる側面の高さが、前記表面及び前記背面の幅よりも低く形成されていること、を特徴とする測定装置である。
・第5の発明は、第1から第4のいずれかの発明の測定装置において、前記ケースは、内部に音声出力部を収容し、前記取り付け部よりも下側の背面に、警告音を通すための孔を備えること、を特徴とする測定装置。
・第6の発明は、第1から第5のいずれかの発明の測定装置において、前記検出部は、少なくとも温度センサ(13)を内部に含んだ球体であること、を特徴とする測定装置である。
・第7の発明は、第6の発明の測定装置において、前記球体は、黒球であること、を特徴とする測定装置である。
・第8の発明は、第1から第5の発明の測定装置において、前記検出部は、少なくとも集音部を含むこと、を特徴とする測定装置である。
・第9の発明は、周囲の空間情報を検出する検出部がケースから突出するように設けられた装置本体を備える測定装置における前記装置本体に取付けられるストラップであって、前記装置本体に係合する係合部と、前記係合部が前記装置本体に係合した状態で前記ストラップ自体から突出し、前記ストラップを用いて前記測定装置を利用者が身に付けた状態で、前記利用者に当接することにより、前記検出部を前記利用者から離間させる突出部とを備えること、を特徴とするストラップである。
・第10の発明は、周囲の空間情報を検出する検出部がケースから突出するように設けられた装置本体を備える測定装置における前記装置本体に取付けられるストラップであって、前記装置本体に係合する係合部と、前記係合部が前記装置本体に係合した状態で前記ストラップ自体から突出し、前記装置本体を載置面に載置した状態で、前記載置面に当接することにより、前記検出部を前記載置面から離間させる突出部とを備えること、を特徴とするストラップである。
・第11の発明は、第9又は第10の発明のストラップにおいて、載置面に置かれ、前記装置本体の底部における凸形状の円弧を有する外形に、外側に膨らむように当接することにより、前記突出部を用いずに前記装置本体を前記載置面上に自立させる枠部を備えること、を特徴とするストラップである。
・第12の発明は、第9から第11のいずれかの発明のストラップにおいて、前記装置本体は、前記装置本体の内部及び外部を連通させる連通孔を備え、前記装置本体に装着された状態で、前記装置本体に設けられている前記装置本体の内部及び外部を連通させる連通孔と重なる位置に、前記連通孔の少なくも一部を露出させる孔部を備えること、を特徴とするストラップである。
・第13の発明は、ストラップを装着可能な装置本体を備える表示装置であって、前記装置本体は、ケースと、表示面と、前記ストラップを前記装置本体に取り付ける取り付け部であり、前記ストラップを前記装置本体に装着した状態で前記表示装置から突出し、前記装置本体を載置面に載置した状態で、前記載置面に当接することにより、前記表示面を傾斜させる突出部とを備えること、を特徴とする表示装置である。
・第14の発明は、第13の発明の表示装置において、載置面に置かれ、前記装置本体の底部における凸形状の円弧を有する外形に、外側に膨らむように当接することにより、前記突出部を用いずに前記装置本体を載置面上に自立させる枠部が設けられた前記ストラップを備えること、を特徴とする表示装置である。
第1、第9の発明は、突出部が利用者に当接して検出部を利用者又は載置面から離間させるので、良好な検出状態を維持できる。突出部が装置本体に設けられており、ストラップを取り付ける取り付け部を兼用するので、構成を簡単にできる。
第2、第10の発明は、突出部が載置面に当接して検出部を利用者又は載置面から離間させるので、良好な検出状態を維持できる。突出部が装置本体に設けられており、ストラップを取り付ける取り付け部を兼用するので、構成を簡単にできる。
第11の発明は、突出部が載置面に当接して表示面を傾斜させるので、良好な表示態様を維持できる。
第1実施形態の測定装置1を説明する図である。 第1実施形態の測定装置1の断面図である。 第1実施形態の測定装置1の使用態様を説明する図である。 第1実施形態の測定装置1の使用態様を説明する図である。 第2実施形態の測定装置201を説明する図である。
(第1実施形態)
以下、図面等を参照して、本発明の第1実施形態について説明する。
図1は、第1実施形態の測定装置1を説明する図である。
図1(A)は、ストラップ20を外した状態の背面図である。
図1(B)は、ストラップ20を装着した状態の背面図である。
図1(C)は、図1(B)の右側面図である。
図1(D)は、表面10aから見た図である。
図2は、第1実施形態の測定装置1の断面図である。
図2(A)は、図2(B)のA−A部断面図である。
図2(B)は、右側X2から見た断面図(図1(B)の2B−2B部断面図)である。
なお、以下の実施形態では、説明の便宜上、図1の状態を基準に、左右方向X、奥行方向Y(厚さ方向)、縦方向Zを定義する。また、ケース11の一方側の面であり表示面16aが設けられた面を表面10a、ケース11の他方側の面であり取り付け部18が設けられている面を背面10bとする。
(測定装置1の構成)
測定装置1の構成につい説明する。
測定装置1は、熱中症計である。熱中症計は、気温、湿度から熱中症指標値(WBGT近似値)を算出し、熱中症の危険度ランクを表示する装置である。
測定装置1は、利用者が携行しながらでも使用できるし、また、テーブル(載置面)に載置したり壁等に引っ掛けても使用できる小型の装置である。
図1に示すように、測定装置1は、装置本体10、ストラップ20を備える。
装置本体10は、ケース11、黒球12、温度センサ13(検出部)、温度センサ14、湿度センサ15、表示部16、スピーカ17、取り付け部18(突出部)を備える。
ケース11は、装置本体10の筐体である。ケース11は、円盤状(高さの低い円筒状)に形成される。
ケース11は、通気孔11a,11b(連通孔)、スピーカ孔11cを備える。
通気孔11a,11bは、装置本体10の内部及び外部を連通させる孔である。通気孔11a,11bは、背面10bに設けられている。通気孔は、下側Z1に2つの通気孔11a、上側Z2に1つの通気孔11bが設けられている。
通気孔11aは、左右対称に配置されている。通気孔11bは、背面10bの上側中央に配置されている。
スピーカ孔11cは、スピーカ17の警告音を通すための孔である。
黒球12は、ケース11の上側Z2に配置された球体である。黒球12は、ケース11から上側Z2に突出するように設けられている。黒球12は、測定装置1の使用時には、通常は、ケース11よりも上側Z2になるように配置される。
温度センサ13は、黒球12内部に設けられている。温度センサ13は、黒球12内部における温度を検出することにより、黒球12の周囲の気温に関する情報(空間情報)を検出する。
温度センサ14、湿度センサ15は、ケース11内部に配置されている。
図2(B)に矢印Dで示すように、温度センサ14、湿度センサ15は、下側Z1の通気孔11aから流入し、上側Z2の通気孔11bから流出する空気の温度、湿度を検出するようになっている。
図1に示すように、表示部16は、例えば液晶表示装置等である。表示部16の表示面16aは、表面10a側である。表示部16は、測定装置1が計測したWBGT(湿球黒球温度)、温度、湿度、危険段階等を表示する。測定装置1の制御部(図示せず)は、各センサの出力に基づいて、温度、湿度を取得して、これらを表示部16に表示する。
スピーカ17は、警告音等を発生する音声出力部である。スピーカ17は、スピーカ孔11c近傍に収容されている。
取り付け部18は、ストラップ20を装置本体10に装着するための部分である。取り付け部18は、背面10bから奥側Y2に突出するように設けられている。
取り付け部18は、ケース11の中央よりも上側Z2に偏心して配置されている。この偏心した位置は、縦方向Zにおいて、装置本体10の重心よりも上側Z2である。
取り付け部18は、電池蓋等と一体に設けられており、取り付け部18を有しない電池蓋等に交換すれば、取り外すこともできる。
図2(B)に示すように、取り付け部18は、軸部18a、頂部18bを備える。
軸部18aは、取り付け部18のケース11側の部分である。
図2(A)に示すように、軸部18aの断面形状は、ほぼ正方形である。
図2(B)に示すように、頂部18bは、軸部18aの先端に、軸部18aと一体に連設されている。頂部18bは、ストラップ20を装置本体10に装着した状態で奥側Y2に突出するようになっている。
頂部18bの外形は、軸部18aの外形よりも大きい。頂部18bの手前側Y1の面は、ケース11の背面10bに平行な平面である。一方、頂部18bの奥側Y2の面は、上側Z2に至るに従って奥側Y2に至るように傾斜する平面である。
この傾斜面18cは、装置本体10を載置面60等に載置した場合に、装置本体10を斜めに傾斜して配置する(図3(B)参照)。つまり、この傾斜面18cの傾斜角度は、ケース11の下側Z1の稜線が点接触により載置面60等に当接し(図3(B)に示す点P1参照)、装置本体10が斜めに傾斜した状態で、傾斜面18cが、載置面60等に平行になり載置面60等に沿うような角度である。
このように、取り付け部18は、ストラップ20を装着する機能と、装置本体10を斜めに載置等する機能を有する。このため、測定装置1は、別々の構成でこれらの機能を有するよりも、構成を簡単にできる。
図1、図2に示すように、ストラップ20は、ゴム部20Aに、リング30が取り付けられて構成される。ゴム部20Aは、ストラップ20の本体部分であり、リング30は、ストラップ20を利用者が身に付けるための部材である。
ゴム部20Aは、取り付け孔21、枠部22、孔部23、リング30を備える。
図2に示すように、取り付け孔21は、装置本体10の取り付け部18に挿入される貫通孔である。取り付け孔21は、ほぼ正方形であり、取り付け部18の軸部18aに係合する。利用者は、ゴム部20Aの取り付け孔21を広げながら、頂部18bを挿通させて貫通し、さらに、軸部18aにまで挿通させて、ストラップ20を装置本体10に装着する。
取り付け孔21の外形は、軸部18aを締め付けるように、軸部18aよりも一回り小さい。このため、取り付け孔21は、XY平面内におけるゴム部20A及び装置本体10間の回転止めにもなっている。
図1に示すように、枠部22は、ストラップ20のゴム部20Aの先端に設けられた円形の枠である。
孔部23は、貫通孔である。孔部23は、ゴム部20Aが装置本体10に密着した状態で、通気孔11bの一部を露出させる位置に配置されている(図2(B)参照)。なお、孔部23は、通気孔11bを完全に露出するような大きさでもよい。
リング30は、連結環25によって、ゴム部20Aの枠部22に取り付けられている。リング30は、いわゆるマルカンである。つまり、リング30は、切れ目が入っており、一部が内側に開くようになっている(矢印E参照)。
測定装置1の使用態様について説明する。
図3、図4は、第1実施形態の測定装置1の使用態様を説明する図である。
なお、図中、鉛直方向を矢印Vで示す。
測定装置1は、例えば、以下の3つの態様で使用できる。
(使用態様1:利用者に装着)
図3(A)は、利用者50が測定装置1を装着して使用する例である。
利用者50は、例えば、服のベルトループ51等にリング30を通して、測定装置1を吊り下げるようにして使用できる。
取り付け部18は、装置本体10の重心よりも上側Z2に配置されているので、装置本体10は、黒球12が上側Z2になるように吊り下がる。取り付け部18の傾斜面18cと、背面10bの下側Z1の稜線部分(点P)とは、利用者50の腰52の辺りに当接する。傾斜面18cは、前述したような傾斜角度である。このため、ストラップ20を用いて測定装置1を利用者50が身に付けた状態でも、傾斜面18cは、利用者50の腰52の表面に沿う。また、取り付け部18は、背面10bに配置されているので、装置本体10は、手前側Y1に回転しようとする。
さらに、前述したように、ストラップ20の取り付け孔21(図2参照)は、ゴム部20A及び装置本体10間のストラップ20及び装置本体10間の回転止めをする。
以上の態様により、黒球12は、上側Z2に配置され、また、利用者50の腰52の表面から離間した状態を、安定して維持できる。これにより、黒球12は、屋外等において、利用者50の上着等によって太陽光線が遮られることが抑制されるし、利用者50の体温等の影響を低減できる。これにより、温度センサ13は、良好な検出状態を維持できる。
また、利用者50が動いたりして、仮に、ゴム部20Aがケース11の背面10b等に密着してしまうような場合でも、孔部23が通気孔11bを完全に塞ぐことはない(図2(A)参照)。これにより、温度センサ14、湿度センサ15も、良好な検出状態を維持できる。
さらに、スピーカ孔11cは、取り付け部18よりも下側Z1に配置されているので、ストラップ20に塞がれることはない。このため、測定装置1は、スピーカ17の警告音を確実に利用者50に伝えることができる。
なお、ストラップ20の枠部22やリング30を壁等のフック等の吊り具に引っ掛けて、測定装置1を使用する場合でも、測定装置1は、上記効果を奏する。
(使用態様2:載置面60に傾斜させて載置)
図3(B)は、測定装置1を載置面60に寝かすように載置して使用する例である。
利用者は、測定装置1を屋内外のテーブル等の載置面60に寝かすようにして載置して使用できる。
装置本体10は、前述したように、斜めに傾斜した状態で、載置面60に載置される。このため、黒球12は、載置面60から離間した状態が維持され、上記使用態様1と同様に、良好な検出状態を維持できる。
また、表示面16aは、斜め上方向を向くように配置され、鉛直方向上側V2を向くよりも視認性がよい。このため、利用者は、熱中症に対する危険性を確認しやすい。
さらに、ストラップ20のゴム部20Aは、載置面60に面で接触する部分20aを有する。この部分20aは、滑り止めの機能を発揮して、測定装置1を安定して載置面60に保持できる。
なお、使用態様2の通気孔11b、スピーカ孔11cに関する効果は、使用態様1と同様である。
(使用態様3:載置面60に自立させて載置)
図4は、測定装置1を載置面60に自立するように載置して使用する例である。
図4(A)、図4(B)に示すように、利用者は、測定装置1を屋内外のテーブル等の載置面60に自立させて配置して使用できる。
この場合、利用者は、ストラップ20のゴム部20Aを取り付け部18に対して、180度回転させる(図2(A)の矢印F参照)。ゴム部20Aは、伸縮するので、利用者は、この作業を簡単に行うことができる。
そして、利用者は、ゴム部20Aを屈曲させて、枠部22を載置面60に置いて、さらに、枠部22内に装置本体10の底部10cを載置する。
枠部22をこのように屈曲させた状態で、ゴム部20Aは、その長さが装置本体10の底部10cに合うように設定されており、また、その硬度が、装置本体10の底部10cを枠部22上に載置した状態で元に戻らない程度に設定されている。
また、図4(B)に示すように、断面形状において、装置本体10の底部10cの外形は、外側に膨らむような凸形状の円弧である。枠部22の内径は、この円弧に当接して(点P2参照)、ケース11を載せて支える。なお、実施形態では、円弧が載置面60から若干浮き上がるように設定しているが、円弧が載置面60に接触するようにしてもよい。
これにより、ストラップ20の枠部22は、取り付け部18を用いずに装置本体10を載置面60上に自立させることができる。また、枠部22は、ゴム材により形成されているので、装置本体10及び載置面60間に配置されることにより、両者間の滑り止めの機能を発揮する。これにより、枠部22は、載置面60の揺れ等にともなう装置本体10の転倒を抑制し、装置本体10を安定して載置面60に保持できる。
装置本体10は、載置面60に自立することにより、黒球12は、載置面60から離間した状態が維持され、温度センサ13は、上記使用態様1と同様に、良好な検出状態を維持できる。
また、ゴム部20Aは、回転されるので、通気孔11bを塞ぐことはなく、温度センサ14、湿度センサ15は、良好な検出状態を維持できる。また、ゴム部20Aが屈曲するので、スピーカ孔11cを塞ぐこともない。
表示面16aは、水平方向を向くので、視認性をより向上できる。
なお、図4(C)に示すように、ゴム部20Aの長さをより長くすれば、利用者は、ゴム部20Aを回転することなく折り曲げて、枠部22上に装置本体10を載置することもできる。
以上説明したように、本実施形態の測定装置1は、複数の使用態様で使用しても、周囲の温度、湿度を良好な検出状態、表示態様を維持できる。また、ストラップ20が孔部23を備えるので、装置内部の機能部品(温度センサ14、湿度センサ15等)は、その機能を維持できる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について説明する。
なお、以下の説明及び図面において、前述した第1実施形態と同様の機能を果たす部分には、同一の符号又は末尾(下2桁)に同一の符号を適宜付して、重複する説明を適宜省略する。
図5は、第2実施形態の測定装置201を説明する図である。
図5(A)は、ストラップ220を外した状態の背面図である。
図5(B)は、ストラップ220を装着した状態の背面図である。
図5(C)は、図1(B)の一部断面を含む右側面図である。
装置本体210は、ケース211の背面10bに溝219aを備える。
溝219a内部には、直方体形状のフランジが設けられたボス219bが配置されている。
ストラップ220は、突出部218、係合穴218dを備える。
突出部218は、第1実施形態の取り付け部18の頂部18bと同様な形状であり、先端には、傾斜面218cを備える。
係合穴218dは、ボス219bのフランジに係合する穴である。
利用者は、ストラップ220を装置本体210に装着する場合には、係合穴218dを広げながらボス219bに挿入する。ゴム部220Aは、ゴム材により形成されているので、この作業は、容易である。
ストラップ220が装置本体210に装着された状態では、突出部218は、第1実施形態の取り付け部18と同様な形状である。このため、測定装置201は、第1実施形態と同様な効果を奏する。
なお、突出部218は、ゴム材により形成されているので、載置面上において、滑り止めの機能を発揮する。
以上、本発明によると、突出部が利用者又は載置面に当接して検出部を利用者又は載置面から離間させるので、良好な検出状態を維持できる。
検出部が温度センサを含み、利用者や載置面から離間した位置の温度を検出できるため、温度に関連した検出状態を良好に維持できる。
検出部が集音部を含み、集音部を利用者や載置面から離間した位置に配置できるので、集音部と利用者又は載置面とのこすれ等を低減でき、ノイズ等を低減できる。
突出部が装置本体に設けられており、ストラップを取り付ける取り付け部を兼用するので、構成を簡単にできる。
ストラップの枠部が測定装置を載置面上に自立させるので、測定装置は、載置面上に自立した状態でも載置できる。また、自立状態でも、良好な検出状態を維持できる。
取り付け部がストラップ及び装置本体間の回転止めを兼用するので、測定装置が吊り下げられた状態で、検出部は、回転が抑制され、良好な検出状態を維持できる。
ストラップが装置本体に密着してしまっても、ストラップの孔部が装置本体の連通孔を露出させるので、装置内部の機能部品(スピーカ、検出部等)は、その機能を維持できる。
突出部が載置面に当接して表示面を傾斜させるので、良好な表示態様を維持できる。
ストラップの枠部が測定装置を載置面上に自立させるので、表示装置は、載置面上に自立した状態でも載置できる。また、自立状態でも、良好な表示態様を維持できる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前述した実施形態に限定されるものではなく、後述する変形形態のように種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の技術的範囲内である。また、実施形態に記載した効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、実施形態に記載したものに限定されない。なお、前述した実施形態及び後述する変形形態は、適宜組み合わせて用いることもできるが、詳細な説明は省略する。
(変形形態)
(1)本実施形態において、測定装置は、熱中症計である例を示したが、これに限定されない。測定装置は、外部に突出した検出部を備える装置であればよい。例えば、測定装置は、外部に突出したマイク(集音部)を備える騒音計(睡眠計等)や、気体の成分を測定する装置でもよい。騒音計の場合は、壁に吊りかけたり、載置面に載置した場合等に、マイクと壁面、載置面等とのこすれを抑制できる。
(2)本実施形態において、装置本体は、枠部を用いて自立する例を示したが、これに限定されない。例えば、装置本体は、底を平面に形成して、自立するようにしてもよい。この場合でも、ゴム材のストラップを敷けば、滑り止めの効果を奏する。
(3)本実施形態において、取り付け部は、電池蓋等に設けられる例を示したが、これに限定されない。例えば、取り付け部は、ケースに一体に設けてもよい。
1,201 測定装置
10 210 装置本体
11,211 ケース
11a 通気孔
12 黒球
13,14 温度センサ
15 湿度センサ
16 表示部
18 取り付け部
18a 軸部
18b 頂部
18c,218c 傾斜面
20,220 ストラップ
21 取り付け孔
22 枠部
23 孔部
60 載置面
218 突出部
218d 係合穴

Claims (14)

  1. ストラップを装着可能な装置本体を備える測定装置であって、
    前記装置本体は、
    ケースと、
    前記ケースから突出するように設けられ、前記装置本体の周囲の空間情報を検出する検出部と、
    前記ストラップを前記装置本体に取り付ける取り付け部であり、前記ストラップを前記装置本体に装着した状態で前記装置本体から突出し、前記ストラップを用いて前記測定装置を利用者が身に付けた状態で、前記利用者に当接することにより、前記検出部を前記利用者から離間させる突出部とを備えること、
    を特徴とする測定装置。
  2. ストラップを装着可能な装置本体を備える測定装置であって、
    前記装置本体は、
    ケースと、
    前記ケースから突出するように設けられ、前記装置本体の周囲の空間情報を検出する検出部と、
    前記ストラップを前記装置本体に取り付ける取り付け部であり、前記ストラップを前記装置本体に装着した状態で前記装置本体から突出し、前記装置本体を載置面に載置した状態で、前記載置面に当接することにより、前記検出部を前記載置面から離間させる突出部とを備えること、
    を特徴とする測定装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の測定装置において、
    前記ケースの表面に表示部の表示面が設けられ、
    前記取り付け部は前記ケースの背面に設けられていること、
    を特徴とする測定装置。
  4. 請求項3に記載の測定装置において、
    前記ケースは、前記表面と前記背面の間となる側面の高さが、前記表面及び前記背面の幅よりも低く形成されていること、
    を特徴とする測定装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれかに記載の測定装置において、
    前記ケースは、内部に音声出力部を収容し、前記取り付け部よりも下側の背面に、警告音を通すための孔を備えること、
    を特徴とする測定装置。
  6. 請求項1から請求項5のいずれかに記載の測定装置において、
    前記検出部は、少なくとも温度センサを内部に含んだ球体であること、
    を特徴とする測定装置。
  7. 請求項6に記載の測定装置において、
    前記球体は、黒球であること、
    を特徴とする測定装置。
  8. 請求項1から請求項5のいずれかに記載の測定装置において、
    前記検出部は、少なくとも集音部を含むこと、
    を特徴とする測定装置。
  9. 周囲の空間情報を検出する検出部がケースから突出するように設けられた装置本体を備える測定装置における前記装置本体に取付けられるストラップであって、
    前記装置本体に係合する係合部と、
    前記係合部が前記装置本体に係合した状態で前記ストラップ自体から突出し、前記ストラップを用いて前記測定装置を利用者が身に付けた状態で、前記利用者に当接することにより、前記検出部を前記利用者から離間させる突出部とを備えること、
    を特徴とするストラップ。
  10. 周囲の空間情報を検出する検出部がケースから突出するように設けられた装置本体を備える測定装置における前記装置本体に取付けられるストラップであって、
    前記装置本体に係合する係合部と、
    前記係合部が前記装置本体に係合した状態で前記ストラップ自体から突出し、前記装置本体を載置面に載置した状態で、前記載置面に当接することにより、前記検出部を前記載置面から離間させる突出部とを備えること、
    を特徴とするストラップ。
  11. 請求項9又は請求項10に記載のストラップにおいて、
    載置面に置かれ、前記装置本体の底部における凸形状の円弧を有する外形に、外側に膨らむように当接することにより、前記突出部を用いずに前記装置本体を前記載置面上に自立させる枠部を備えること、
    を特徴とするストラップ。
  12. 請求項9から請求項11のいずれかに記載のストラップにおいて、
    前記装置本体は、前記装置本体の内部及び外部を連通させる連通孔を備え、
    前記装置本体に装着された状態で、前記装置本体に設けられている前記装置本体の内部及び外部を連通させる連通孔と重なる位置に、前記連通孔の少なくも一部を露出させる孔部を備えること、
    を特徴とするストラップ。
  13. ストラップを装着可能な装置本体を備える表示装置であって、
    前記装置本体は、
    ケースと、
    表示面と、
    前記ストラップを前記装置本体に取り付ける取り付け部であり、前記ストラップを前記装置本体に装着した状態で前記表示装置から突出し、前記装置本体を載置面に載置した状態で、前記載置面に当接することにより、前記表示面を傾斜させる突出部とを備えること、
    を特徴とする表示装置。
  14. 請求項13に記載の表示装置において、
    載置面に置かれ、前記装置本体の底部における凸形状の円弧を有する外形に、外側に膨らむように当接することにより、前記突出部を用いずに前記装置本体を載置面上に自立させる枠部が設けられた前記ストラップを備えること、
    を特徴とする表示装置。
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