JP7307619B2 - センサ付衣服、体調管理システム、および体調管理プログラム - Google Patents

センサ付衣服、体調管理システム、および体調管理プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP7307619B2
JP7307619B2 JP2019134301A JP2019134301A JP7307619B2 JP 7307619 B2 JP7307619 B2 JP 7307619B2 JP 2019134301 A JP2019134301 A JP 2019134301A JP 2019134301 A JP2019134301 A JP 2019134301A JP 7307619 B2 JP7307619 B2 JP 7307619B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sensor
temperature
humidity
wall member
radiant heat
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019134301A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2021017672A (ja
Inventor
啓 桑原
裕人 松岡
隆子 石原
浩芳 都甲
雄一 樋口
優生 橋本
明雄 登倉
武弘 田川
陽右 大冢
まなみ 越田
大樹 鵜澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asics Corp
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Asics Corp
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asics Corp, Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Asics Corp
Priority to JP2019134301A priority Critical patent/JP7307619B2/ja
Publication of JP2021017672A publication Critical patent/JP2021017672A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7307619B2 publication Critical patent/JP7307619B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Professional, Industrial, Or Sporting Protective Garments (AREA)
  • Outerwear In General, And Traditional Japanese Garments (AREA)
  • Measuring And Recording Apparatus For Diagnosis (AREA)

Description

特許法第30条第2項適用 [公開の事実1] 1.ウェブサイト掲載日:2018年8月23日 2.ウェブサイトのアドレス:株式会社アシックス ニュースリリース ウェブサイト https://corp.asics.com/jp/press/article/2018-08-23 3.公開者:株式会社アシックス、日本電信電話株式会社 [公開の事実2] 1.ウェブサイト掲載日:2018年8月23日 2.ウェブサイトのアドレス:日本電信電話株式会社 ニュースリリース ウェブサイト http://www.ntt.co.jp/news2018/1808/180823a.html 3.公開者:日本電信電話株式会社、株式会社アシックス [公開の事実3] 1.ウェブサイト掲載日:2018年9月3日 2.ウェブサイトのアドレス:電波タイムズ ウェブサイト http://www.dempa-times.co.jp/tsushin/docs/1535963060_98746.html 3.公開者:株式会社 電波タイムス社 [公開の事実4] 1.発行日:2019年5月1日 2.刊行物:ビジネスコミュニケーション2019 Vol.56 No.5 49頁~51頁(株式会社ビジネスコミュニケーション社 発行) 3.公開者:株式会社ビジネスコミュニケーション社
本発明は、センサ付衣服、体調管理システム、および体調管理プログラムに関し、特に、人体の温熱的な負荷をモニタリングする技術に関する。
温暖化の進行に伴い、暑熱下において熱中症等の発症を予防するための暑さ対策が重要となっている。熱中症を予防するために、暑熱環境を測定および評価する指標の一つとして、暑さ指数(Wet Bulb Globe Temperature:WBGT)が用いられている。暑さ指数(WBGT)は、人体と外気との熱のやり取りに着目した指標であり、人体の熱収支に与える影響の大きい湿度、日射や輻射など人の周辺の熱環境、および気温の3つ要素を取り入れている。
具体的には、黒球温度、湿球温度、乾球温度が計測され、暑さ指数は、これらの計測値に基づいて次式(1)により求められる(非特許文献1参照)。
暑さ指数(WBGT)[℃]=0.7×湿球温度+0.2×黒球温度+0.1×乾球温度
・・・(1)
例えば、上式(1)で求められる暑さ指数[℃]が28[℃]を越えると、熱中症患者が著しく増加することが知られており、暑さ対策において有効な指標となっている。このように、暑さ対策の一つとして、WBGT計を用いてその地点の暑さ指数を計測して、暑さ指数(WBGT)が比較的高い場合には外出や激しい作業を避けるなど、行動の指針とする手法が広く利用されている。
この暑さ指数を算出する従来のWBGT計は、例えば、黒球温度センサ、温度センサ、および湿度センサを備え、暑さ指数(WBGT)を算出するための黒球温度、湿球温度、および乾球温度をそれぞれ計測する。従来のWBGT計は、一般に、比較的大きな装置で構成され、任意の場所に配置することは困難である。例えば、環境省によって公表される暑さ指数(WBGT)は広い地域を代表する値である。このように、局所的な暑さ指数(WBGT)を把握することは容易ではない。
ところが、実際にユーザ個々人の熱収支は局所的な環境によって大きく左右される。例えば、屋外と屋内、日向と日陰、芝生の上とコンクリートの上など、それぞれのユーザのいる場所によって環境は大きく異なる。また、同じ場所であっても、背の高い大人と背の低い子供とでは例えば地面からの輻射の影響は大きく異なる。さらに、ユーザが着ている衣服や、ユーザの運動状態、発汗状態によって衣服内の温湿度は大きく変化し、ユーザごとの熱収支に影響を与える。
日本生気象学会、「日常生活における熱中症予防指針」、Ver.3,日本生気象学雑誌、50(1):49-59,2013.
従来のWBGT計は、比較的大きな装置となり、各ユーザの置かれている局所的な環境や、衣服内の環境などを反映した、ユーザごとの暑さ指数を計測することが困難であった。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、各ユーザの置かれている局所的な環境や、衣服内の環境などを反映した、ユーザごとの暑さ指数を計測することを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明に係るセンサ付衣服は、衣服本体と、前記衣服本体に取り付けられたセンサ装置とを備え、前記センサ装置は、前記衣服本体の内側の温度を計測する温度センサと、前記衣服本体の内側の湿度を計測する湿度センサと、前記衣服本体の外部からの輻射熱を計測する輻射熱センサと、前記温度センサと前記湿度センサと前記輻射熱センサとを収容する筐体とを有し、前記筐体は、第1壁部材と第2壁部材とを少なくとも含み、前記温度センサと、前記湿度センサとは、前記第1壁部材に支持され、前記輻射熱センサは、前記第2壁部材に支持され、前記衣服本体は、任意の位置に形成された開口を含み、前記センサ装置は、前記筐体の前記第1壁部材を前記衣服本体の外側に対向させて取り付けられ、前記第1壁部材の外面のうち、少なくとも一部の領域は、前記開口から前記衣服本体の内部に露出していることを特徴とする。
また、本発明に係るセンサ付衣服は、衣服本体と、前記衣服本体に取り付けられたセンサ装置とを備え、前記センサ装置は、前記衣服本体の内側の温度を計測する温度センサと、前記衣服本体の内側の湿度を計測する湿度センサと、前記衣服本体の外部からの輻射熱を計測する輻射熱センサと、前記温度センサと前記湿度センサと前記輻射熱センサとを収容する筐体とを有し、前記筐体は、第1壁部材と第2壁部材とを少なくとも含み、前記温度センサと、前記湿度センサとは、前記第1壁部材に支持され、前記輻射熱センサは、前記第2壁部材に支持され、前記衣服本体は、任意の位置に形成された開口を含み、前記センサ装置は、前記筐体の前記第2壁部材を前記衣服本体の内側に対向させて取り付けられ、前記第2壁部材の外面の少なくとも一部の領域は、前記開口から前記衣服本体の外部に露出していることを特徴とする。
上述した課題を解決するために、本発明に係る体調管理システムは、上記センサ付衣服と、前記センサ付衣服と通信可能に接続された体調管理装置とを備え、前記体調管理装置は、前記温度センサで計測された前記温度と、前記湿度センサで計測された前記湿度と、前記輻射熱センサで計測された前記輻射熱とを取得する取得部と、前記取得部によって取得された前記温度と、前記湿度と、前記輻射熱と、に基づいて、前記センサ付衣服を着用するユーザの暑さ指数を算出する暑さ指数算出部と、前記暑さ指数算出部が算出した前記ユーザの暑さ指数を提示する提示部とを有することを特徴とする。
上述した課題を解決するために、本発明に係る体調管理プログラムは、上記体調管理システムが、コンピュータに、前記温度センサで計測された前記温度と、前記湿度センサで計測された前記湿度と、前記輻射熱センサで計測された前記輻射熱とを取得する第1ステップと、前記第1ステップで取得された前記温度と、前記湿度と、前記輻射熱と、に基づいて、前記センサ付衣服を着用するユーザの暑さ指数を算出する第2ステップと、前記第2ステップで算出された前記ユーザの暑さ指数を提示する第3ステップとを実行させるための体調管理プログラムである。
本発明によれば、衣服本体の内側の温度を計測する温度センサと、衣服本体の内側の湿度を計測する湿度センサと、衣服本体の外部からの輻射熱を計測する輻射熱センサとを有するセンサ装置が衣服本体に取り付けられるので、各ユーザの置かれている局所的な環境や、衣服内の環境などを反映した、ユーザごとの暑さ指数を計測することができる。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係るセンサ付衣服の外観図である。 図2は、図1のA-A’線断面図である。 図3は、第1の実施の形態に係る制御基板のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 図4は、第1の実施の形態に係る体調管理システムの構成を示すブロック図である。 図5は、第1の実施の形態に係る体調管理装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 図6は、第1の実施の形態に係る暑さ指数の表示例を示す図である。 図7は、第1の実施の形態に係る体調管理システムの動作を説明するフローチャートである。 図8は、第1の実施の形態に係る体調管理システムの効果を説明するための図である。 図9は、第2の実施の形態に係るセンサ付衣服の外観図である。 図10は、図8のA-A’線断面図である。
以下、本発明の好適な実施の形態について、図1から図9を参照して詳細に説明する。
[第1の実施の形態]
本実施の形態に係るセンサ付衣服1は、ユーザが着用する衣服2と、衣服本体20に取り付けられたセンサ装置1Aとを備え、衣服内の環境、および日射によりユーザが受ける輻射熱を計測する。
図1および図2に示すように、センサ装置1Aは、ユーザが着用する衣服2が外気に接する面、すなわち、衣服本体20の外側に取り付けられている。また、本実施の形態では、センサ装置1Aは、ユーザの背中側に対応する衣服本体20の外側に取り付けられている。
衣服2は、例えば、図1に示すように、前身頃と後ろ身頃とを有する衣服本体20、袖、および襟を有するシャツを含む。また、衣服2には、シャツの他にも、ベスト、コンプレッションシャツ、ジャージ、タンクトップ、上着等の衣料が含まれる。また、ユーザの胴部と接する衣服本体20は、ユーザの身体に適度に密着するように、伸縮性を有する布地で形成されていてもよい。
衣服2および衣服本体20の外側は、外気に接する面であり、以下において「表面2a」という。また、衣服2および衣服本体20の内側は、衣服2を着用するユーザの皮膚B側の面であり、以下において「裏面2b」という。
衣服本体20は、任意の位置に形成された開口2hを含む。また、衣服本体20の表面2aには、開口2hの周辺の位置に、例えば、スナップボタン15のソケットおよびスタッド(雌部材)が設けられている。スナップボタン15のスタッド(雄部材)は、センサ装置1Aが有する後述の筐体10の第1壁部材10aの外面に設けられている。センサ装置1Aは、スナップボタン15によって衣服2に着脱可能に取り付けられている。
衣服2とセンサ装置1Aとを着脱可能とすることで、センサ付衣服1がユーザによって使用された後に、センサ装置1Aを衣服2から脱着して、衣服2のみを洗濯することができる。さらに、センサ装置1Aの水濡れによる故障を未然に防ぐことができる。
また、センサ装置1Aは、例えば、ユーザの背中の中心部から肩甲骨の高さあたりに配置されるように、衣服本体20に取り付けられる。このような位置にセンサ装置1Aが取り付けられると、ユーザの皮膚B表面と後述の温湿度センサ11との間に適度な空間Sが形成され、衣服内の温湿度環境の計測に好適である。また、背中は発汗量が比較的多い体の部位であり、ユーザの発汗の影響が十分に反映された衣服内の湿度を計測する上でも好適である。
[センサ装置の構成]
センサ装置1Aは、筐体10と、この筐体10の第1壁部材10aに支持された温度センサ11aおよび湿度センサ11bを備える温湿度センサ11と、筐体10の第2壁部材10bに支持された輻射熱センサ12とを備える。センサ装置1Aは、筐体10の第1壁部材10aを衣服本体20の外側に対向させて取り付けられる。
また、筐体10の内部には、制御基板14が収容されている。なお、筐体10の内部に、図示されない電池が収容され、制御基板14に電力を供給する。
筐体10は、第1壁部材10aと第2壁部材10bとを備える略直方体に形成された容器である。第1壁部材10aと第2壁部材10bとは、互いに対向して設けられている。例えば、筐体10は、平面視において角丸四角形の底面(第1壁部材10aの外面)および上面(第2壁部材10bの外面)を有する。
筐体10は、例えば、ABS樹脂、ゴム、シリコン樹脂などの高分子材料から形成することができる。筐体10の大きさは、例えば、約5cm×3cm×1cmなど、ユーザの衣服に取り付け可能な大きさに形成される。
筐体10は、温湿度センサ11を第1壁部材10aで支持し、第1壁部材10aに対向する第2壁部材10bで輻射熱センサ12を支持する。筐体10の第1壁部材10aおよび第2壁部材10bには、それぞれ1つの孔が設けられている。第1壁部材10aに形成された孔に温湿度センサ11が嵌合する。また、第2壁部材10bに形成された孔に輻射熱センサ12が嵌合する。
このように、第1壁部材10aの一部の領域に温湿度センサ11が設けられ、第2壁部材10bの一部の領域には輻射熱センサ12が設けられる。輻射熱センサ12は、第2壁部材10bの孔から外部に露出して設けられる。また、温湿度センサ11は、第1壁部材10aの孔から外部に露出するように設けられていてもよい。
本実施の形態では、第2壁部材10bの外面は外気に接する側の面であり、第1壁部材10aの外面は、ユーザに着用された衣服2、および衣服2の裏面2bとユーザの皮膚Bの表面との間に形成された衣服内の空間Sに接する面となる。
また、第1壁部材10aの外面のうち、温湿度センサ11が設けられている一部の領域が衣服2の開口2hから衣服2の内部の空間Sに露出する。例えば、第1壁部材10aにおいて温湿度センサ11が設けられている領域が開口2hと一致するように、スナップボタン15が衣服2の表面2aおよび第1壁部材10aの外面に設けられる。
また、例えば、第1壁部材10aに形成された孔の外周は外面からさらに外部に突出し、スナップボタン15の高さと一致する高さに形成される。これにより、第1壁部材10aに支持される温湿度センサ11が、衣服2に形成された開口2hから衣服内の空間Sとより直接的に接することができる。なお、温湿度センサ11は、例えば、高分子材料の薄膜フィルムを介して衣服内の空間Sと接する構成とすることができる。
温湿度センサ11は、例えば、1つのICチップに静電容量式の湿度センサ11b、および半導体温度センサなどの温度センサ11aが一体的に設けられたセンサが用いられる。あるいは、温度センサ11aとして、例えば、サーミスタ等を用いることができる。温湿度センサ11で計測された衣服内の空間Sにおける温度および湿度は、後述の制御基板14が備えるプロセッサ402で衣服内温度および衣服内湿度を示す信号に換算される。
輻射熱センサ12は、黒色の表面を有する黒色部と、温度センサとしてサーミスタ13とを備える。黒色部は、例えば、平板や曲面板など任意の形状とすることができる。サーミスタ13は、輻射熱センサ12が有する黒色部の裏面に接して配置される。
図1および図2に示すように、輻射熱センサ12の少なくとも筐体10の第2壁部材10bから外部に露出する表面は、黒色とされている。輻射熱センサ12は、太陽光などからの輻射熱(熱放射)をできるだけ吸収するように、例えば、酸化鉄などで表面を黒化処理することができる。例えば、艶消しされた黒色化表面を形成する。図1に示すように、輻射熱センサ12は、例えば、円板状に形成され、筐体10の第2壁部材10bに設けられた孔に嵌合する。
サーミスタ13は、図2に示すように、輻射熱センサ12の裏面に設けられている。サーミスタ13は、黒色部の温度を検知する温度センサとして用いられる。サーミスタ13によって検知された抵抗値は、制御基板14に搭載されたプロセッサ402で黒色部の温度を示す信号に換算され出力される。
このように、太陽等から放出された電磁波は、輻射熱センサ12が有する黒色部の表面に到達すると、内部エネルギーに変換されて黒色部の温度が変化する。黒色部によって受光および吸収された日射や輻射に応じて黒色部の温度が上昇する。サーミスタ13は、黒色部の温度を計測することで、衣服2の外部からの輻射熱を計測することができる。
制御基板14は、図3に示すように、例えば、バス401を介して接続されるCPUなどのプロセッサ402、メモリ403、通信インターフェース404、入出力I/O405を備えるコンピュータと、これらのハードウェア資源を制御するプログラムによって実現することができる。また、制御基板14は、図示されないアンプ回路、A/Dコンバータなどを備えている。
メモリ403には、プロセッサ402が各種制御や演算を行うためのプログラムが予め格納されている。メモリ403は温湿度センサ11および輻射熱センサ12の校正データを記録する領域を有する。
通信インターフェース404は、通信ネットワークNWを介して各種外部電子機器との通信を行うための通信制御回路である。プロセッサ402で換算された衣服内の温度、衣服内の湿度、および外部からの輻射熱は、通信インターフェース404から、通信ネットワークNWを介して、後述の体調管理装置3に送信される。
通信インターフェース404としては、例えば、LTE、3G、5G、無線LAN、Bluetooth(登録商標)などの無線データ通信規格に対応した通信インターフェースおよびアンテナが用いられる。
入出力I/O405は、外部機器からの信号を入力したり、外部機器へ信号を出力したりするI/O端子により構成される。
[体調管理システム]
次に、上述した構成を有するセンサ付衣服1において計測された衣服内の温度、湿度、および外部からの輻射熱に基づいて、衣服2を着用するユーザの体調管理処理を実行する体調管理システムについて、図4を参照して説明する。
体調管理システムは、センサ付衣服1と、センサ付衣服1と通信可能に接続された体調管理装置3とを備える。
[体調管理装置の機能ブロック]
図4に示すように、体調管理装置3は、取得部30、暑さ指数算出部31、警報部32、提示部33、および記憶部34を備える。
取得部30は、温湿度センサ11で計測された衣服内の温度および湿度と、輻射熱センサ12で計測された衣服2の外部からの輻射熱とを取得する。より詳細には、取得部30は、通信ネットワークNWを介して、例えば、一定の時間周期で、センサ付衣服1から温度、湿度、および輻射熱の計測データを収集する。取得されたセンサデータは記憶部34に蓄積される。
暑さ指数算出部31は、取得部30によって取得された衣服内の温度と湿度、および輻射熱に基づいて、センサ付衣服1を着用するユーザの暑さ指数を算出する。前述したように、熱中症のリスクは、温度の上昇、湿度の上昇、日射強度の情報にともなって増加する(非特許文献1参照)。暑さ指数算出部31は、ユーザに着用されたセンサ付衣服1を用いて計測した衣服内の温度および湿度、ならびに輻射熱温度(日射熱温度ともいう。)を用いて、次式(2)によりユーザごとの暑さ指数(以下、「個人別暑さ指数」という。)を算出する。
個人別暑さ指数[℃]=A×衣服内温度[℃]+B×衣服内湿球換算温度[℃]+C×日射熱温度[℃] ・・・(2)
ただし、係数A、B、Cは、A+B+C=1となる重み付け係数を表す。
上式(2)において、衣服内湿球換算温度は、センサ付衣服1によって計測された衣服内の相対湿度と衣服内の温度とに基づいて算出される、湿球で計測される温度である。暑さ指数算出部31は、例えば、次式(3)による公知の近似式を用いて、衣服内湿球換算温度を算出することができる。
衣服内湿球換算温度[℃]=(衣服内温度[℃]+10[℃])×(衣服内湿度[%]/250+0.615)-10℃ ・・・(3)
暑さ指数算出部31は、上式(2)および(3)を用いて算出されたユーザごとの個人別暑さ指数[℃]を記憶部34に記憶する。
警報部32は、暑さ指数算出部31によって算出された個人別暑さ指数が予め設定されたしきい値を超えた場合にアラームを発出する。例えば、しきい値として、28[℃]を採用し、個人別暑さ指数が28℃を超える場合にアラームを発出する。また、例えば、複数段階のしきい値を設定することもできる。具体的には、しきい値として、25[℃]、28[℃]、および31[℃]を用いて、これら3段階での熱中症の危険度に応じたアラームを発出してもよい。
また、警報部32は、音、振動、光など、ユーザが感知することができる形態のアラームを生成し、発出することができる。
提示部33は、暑さ指数算出部31によって算出された個人別暑さ指数をユーザに対して提示する。例えば、提示部33は、後述の表示装置108の表示画面に個人別暑さ指数を表示することができる。
[体調管理装置のハードウェア構成]
次に、上述した機能を有する体調管理装置3を実現するハードウェア構成の一例について、図5のブロック図を参照して説明する。
図5に示すように、体調管理装置3は、例えば、バス101を介して接続されるプロセッサ102、主記憶装置103、通信インターフェース104、補助記憶装置105、入出力I/O106、入力装置107、表示装置108を備えるコンピュータと、これらのハードウェア資源を制御するプログラムによって実現することができる。
主記憶装置103には、プロセッサ102が各種制御や演算を行うためのプログラムが予め格納されている。プロセッサ102と主記憶装置103とによって、図4に示した取得部30、暑さ指数算出部31、警報部32、提示部33を含む体調管理装置3の各機能が実現される。
通信インターフェース104は、通信ネットワークNWを介して各種外部電子機器との通信を行うためのインターフェース回路である。
通信インターフェース104としては、例えば、LTE、3G、5G,無線LAN、Bluetooth(登録商標)などの無線データ通信規格に対応した演算インターフェースおよびアンテナが用いられる。通信インターフェース104を介して、センサ付衣服1において計測された衣服内の温度および湿度、ならびに輻射熱温度が受信される。
補助記憶装置105は、読み書き可能な記憶媒体と、その記憶媒体に対してプログラムやデータなどの各種情報を読み書きするための駆動装置とで構成されている。補助記憶装置105には、記憶媒体としてハードディスクやフラッシュメモリなどの半導体メモリを使用することができる。
補助記憶装置105は、センサ付衣服1から受信した衣服内の温度、湿度、および輻射熱を記憶する記憶領域や、体調管理装置3が個人別暑さ指数を算出するための体調管理プログラムを格納するプログラム格納領域を有する。また、補助記憶装置105には、予め設定された暑さ指数のしきい値が格納される領域を有する。補助記憶装置105によって、図4で説明した記憶部34が実現される。さらには、例えば、上述したデータやプログラムやなどをバックアップするためのバックアップ領域などを有していてもよい。
入出力I/O106は、外部機器からの信号を入力したり、外部機器へ信号を出力したりするI/O端子により構成される。
入力装置107は、キーボードやタッチパネル等で構成され、キー操作またはタッチ操作に応じた操作信号を生成する。
表示装置108は、液晶ディスプレイなどによって実現される。表示装置108は、図4で説明した警報部32および提示部33を実現する。
なお、体調管理装置3は、1つのコンピュータによって実現される場合に限らず、体調管理装置3が備える各機能部を分散してネットワーク上の複数のコンピュータによって実現してもよい。例えば、暑さ指数算出部31をクラウドサーバなどで実現し、警報部32および提示部33は、スマートフォン、タブレット端末、スマートウォッチなどのウェアラブル端末などで実現することができる。
また、体調管理装置3が備える取得部30、暑さ指数算出部31、警報部32、提示部33、および記憶部34はそれぞれ取得回路、暑さ指数算出回路、警報回路、提示回路、および記憶装置として、FPGA、PLD、ASIC、DSPなどのハードウェアで実現することができる。また、体調管理プログラムを個別の論理回路、FPGA、PLD、ASIC、DSPなどとすることができる。
[体調管理システムの動作]
次に、上述した構成を有するセンサ付衣服1および体調管理装置3を備える体調管理システムの動作について、図7のフローチャートを用いて説明する。まず、センサ装置1Aが衣服2に取り付けられた状態のセンサ付衣服1がユーザに着用される。また、センサ装置1Aによって衣服内の湿度および温度、ならびに外部からの輻射熱が計測されているものとする。
まず、取得部30は、通信ネットワークNWを介して、センサ付衣服1において計測された衣服内の湿度および温度、ならびに輻射熱を取得する(ステップS1、S2、S3)。より詳細には、取得部30は、温湿度センサ11で計測された衣服2の内部の温度を取得する(ステップS1)。また、取得部30は、温湿度センサ11で計測された衣服2の内部の湿度を取得する(ステップS2)。また、取得部30は、輻射熱センサ12で計測された、衣服2の外部からの日射や輻射にともなう輻射熱温度を取得する(ステップS3)。
次に、暑さ指数算出部31は、ステップS1からステップS3で取得された衣服内の温度、湿度、および衣服2の外部からの輻射熱温度に基づいて、式(2)および(3)を用いて、個人別暑さ指数を算出する(ステップS4)。算出された個人別暑さ指数は記憶部34に記憶される。
次に、警報部32は、ステップS4で算出された個人別暑さ指数が予め設定されたしきい値以上の場合(ステップS5:YES)、アラームを発出する(ステップS6)。例えば、警報部32は、しきい値として28[℃]を採用する。警報部32は、ステップS4で算出された個人別暑さ指数が28[℃]以上の場合には、ユーザに対して涼しい室内に移動することを誘導して注意喚起を促すためのアラームを発出することができる。警報部32は、例えば、表示装置108に画像やテキスト情報によるアラームを表示させることができる。
その後、提示部33は、暑さ指数算出部31によって算出された個人別暑さ指数を表示装置108に表示させる(ステップS7)。
図6は、提示部33による個人別暑さ指数の提示例、および警報部32によるアラームの出力の一例を示している。例えば、表示画面において、現在のユーザの個人別暑さ指数「31℃」、およびアラーム「危険」がテキスト情報で表示されている。このように、ユーザごとに算出された個人別暑さ指数や、個人別暑さ指数に基づくアラームが、センサ付衣服1を着用するユーザが携帯しているスマートフォンなどの通信端末の画面などにリアルタイムで表示される。
次に、本実施の形態に係る体調管理システムの効果について、図8を参照して説明する。図8は、ユーザによってセンサ付衣服1が着用されて計測されたセンサデータに基づいて体調管理装置3において算出された個人別暑さ指数と、従来例のWBGT計を用いて計測された暑さ指数に対してプロットしたグラフである。
本計測例では、次の(1)から(3)の異なる条件のもと個人別暑さ指数が算出された:(1)室温25[℃]および湿度55[%]の環境(WBGT計で計測される暑さ指数23.4[℃])、(2)室温35[℃]および湿度55[%]の環境(WBGT計による暑さ指数31.4[℃])、(3)室温35[℃]、湿度55[%]、および人工太陽による日射が照射された環境(WBGT計による暑さ指数37.5[℃])。
また、個人別暑さ指数を算出するための式(2)の係数A,B,Cは、それぞれ従来のWBGT計と同様に、A=0.1,B=0.7,C=0.2を用いた。
図8に示されるように、本実施の形態に係るセンサ付衣服1を用いて計測された個人別暑さ指数は、従来のWBGT計を用いて計測した暑さ指数(WBGT)に対して高い線形性を示しており、個人別暑さ指数が、暑さ対策のための指標として有効であることが確認できる。
以上説明したように、第1の実施の形態によれば、衣服内の温度および湿度を計測する温度センサ11aおよび湿度センサ11bと、衣服2の外部からの輻射熱を計測する輻射熱センサ12とを有するセンサ装置1Aが衣服本体20に取り付けられる。そのため、各ユーザの置かれている局所的な環境や、衣服内の環境などを反映した、ユーザごとの暑さ指数を計測することができる。
また、第1の実施の形態によれば、温度センサ11a、湿度センサ11b、および輻射熱センサ12が筐体10内部に収容されたセンサ装置1Aを有するので、1つのセンサ装置1Aによって同時かつより間便にユーザの暑さ指数を計算するために必要なセンサデータを計測することができる。
また、第1の実施の形態によれば、ユーザごとに算出された暑さ指数に基づいて、熱中症に関する危険度を示すアラームを、ユーザごとに通知するので、個人別の暑さ対策を行うことができる。
また、第1の実施の形態によれば、センサ装置1Aは衣服2の外側に取り付けられるので、センサ装置1Aがユーザの肌と接触することを防止して、衣服内の湿度および温度をより正確に計測することができる。
[第2の実施の形態]
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。なお、以下の説明では、上述した第1の実施の形態と同じ構成については同一の符号を付し、その説明を省略する。
第1の実施の形態に係るセンサ付衣服1は、センサ装置1Aが衣服本体20の外側に取り付けられている場合について説明した。これに対し、第2の実施の形態では、センサ装置1Aは衣服本体20の内側に取り付けられている。
より詳細には、センサ装置1Aは、筐体10の第2壁部材10bを衣服本体20の内側に対向させて取り付けられる。また、第2壁部材10bの外面の輻射熱センサ12が設けられている領域は、開口2hから衣服本体20の外部に露出している。
図9および図10に示すように、衣服本体20は、裏面2bの開口2hの周辺に取り付けられて、センサ装置1Aを収容するポケット2cを形成する生地を備える。ポケット2cは、例えば、メッシュ生地を用いることができる。メッシュ生地とは、通気性や速乾性より高い生地である。例えば、目視により確認することが可能な穴が空いた合成繊維の生地が挙げられる。
また、ポケット2cは、センサ装置1Aの外形に応じた大きさを有する。ポケット2cは、センサ装置1Aがポケット2cに挿入された際に、第2壁部材10bの外面において、輻射熱センサ12の黒色部が設けられている領域と衣服2の開口2hとが一致するように衣服2の裏面2bに配置される。
このように、センサ装置1Aは、輻射熱センサ12の黒色部が開口2hと一致するようにポケット2cに挿入される。開口2hから露出した黒色部により日射など外部からの輻射熱が吸収され、輻射熱センサ12は、外部からの輻射熱を計測する。
一方、温湿度センサ11が設けられている領域を含む第1壁部材10aの外面は、メッシュ生地で形成されたポケット2cを介して、衣服2の裏面2bとユーザの皮膚Bの表面との間に形成された衣服内の空間Sに接する。温湿度センサ11は、メッシュ生地のポケット2cを介して衣服内の湿度および温度を計測する。
このように、第2の実施の形態によれば、衣服2の裏面2bに設けられた内ポケット2cにセンサ装置1Aが挿入可能な構成とするので、センサ装置1Aの着脱がより容易となる。また、センサ装置1Aが外部からの衝撃などによって衣服2から外れてしまうことを防止できる。
また、第2の実施の形態によれば、ポケット2cは通気性や速乾性の高いメッシュ生地を用いるので、温湿度センサ11により衣服内環境をより良好に計測することができる。
また、第2の実施の形態によれば、衣服2の内側にセンサ装置1Aが取り付けられるので、センサ装置1A全体が外部に露出することなく、外観上より好ましい。
また、第2の実施の形態によれば、センサ装置1Aにおいて日射が直接当たるのは、輻射熱センサ12の黒色部のみであり、筐体10全体には日射が直接当たらない。そのため、筐体10の温度が日射により上昇することを抑制することができる。その結果として、温湿度センサ11は、衣服内の温度をより高精度に計測することができる。
なお、説明した実施の形態では、筐体10の第1壁部材10aと第2壁部材10bとが対向し、温湿度センサ11は第1壁部材10aに支持され、輻射熱センサ12は第2壁部材に支持されている場合について説明した。しかし、第1壁部材10aと第2壁部材10bとは筐体10において対向して配設されている場合に限らない。例えば、温湿度センサ11が筐体10の(大地を基準として)下側や上側に設けられるように、第2壁部材10aの位置を任意に定めることができる。また、温湿度センサ11は、第2壁部材10bにおいて任意の位置に支持される構成とすることができる。
また、説明した実施の形態では、体調管理装置3が、ユーザの暑さ指数を算出する場合について説明した。しかし、暑さ指数算出部31は、センサ装置1Aにおいて算出される構成であってもよい。この場合、体調管理装置3は、例えば、ユーザに携帯されるスマートフォンやスマートウォッチなどのウェアラブル端末などで実現され、アラームや算出された個人別暑さ指数をユーザに対して通知する。
また、説明した実施の形態では、センサ装置1Aは、温度センサ11a、湿度センサ11b、および輻射熱センサ12を有する場合について説明した。しかし、センサ装置1Aは、これらのセンサに加えて、ユーザの活動量を計測するセンサ、例えば、3軸加速度センサ、脈拍計、心拍計、心電計、呼吸センサやこれらを組み合わせたセンサをさらに備えていてもよい。
この場合、ユーザの加速度、脈拍などで示されるユーザの活動量に応じて、警報部32はしきい値やアラームの内容を変更することができる。そのため、ユーザごとに算出された個人別暑さ指数にユーザの活動状態を反映して、ユーザごとの暑さ指数に応じたリスクの程度をより正確に提示することができる。
また、説明した実施の形態では、体調管理装置3は、センサ付衣服1において計測された衣服内の温度および湿度、ならびに輻射熱に基づいて個人別暑さ指数を算出する場合について説明した。しかし、体調管理装置3は、例えば、ユーザの位置情報に基づいて、ユーザの位置における気象情報などの外部環境に関するデータを取得して、衣服内の温度と湿度、輻射熱、および外部環境に関するデータに基づいて個人別暑さ指数を算出する構成としてもよい。この場合、例えば、センサ装置1AにGPS受信機を設ける。
以上、本発明のセンサ付衣服、体調管理システム、および体調管理プログラムにおける実施の形態について説明したが、本発明は説明した実施の形態に限定されるものではなく、請求項に記載した発明の範囲において当業者が想定し得る各種の変形を行うことが可能である。
1…センサ付衣服、1A…センサ装置、2…衣服、2a…表面、2b…裏面、2h…開口、3…体調管理装置、10…筐体、10a…第1壁部材、10b…第2壁部材、11…温湿度センサ、11a…温度センサ、11b…湿度センサ、12…輻射熱センサ、13…サーミスタ、14…制御基板、15…スナップボタン、30…取得部、31…暑さ指数算出部、32…警報部、33…提示部、34…記憶部、101,401…バス、102,402…プロセッサ、103…主記憶装置、403…メモリ、104,404…通信インターフェース、105…補助記憶装置、106,405…入出力I/O、107…入力装置、108…表示装置。

Claims (6)

  1. 衣服本体と、
    前記衣服本体に取り付けられたセンサ装置と
    を備え、
    前記センサ装置は、
    前記衣服本体の内側の温度を計測する温度センサと、
    前記衣服本体の内側の湿度を計測する湿度センサと、
    前記衣服本体の外部からの輻射熱を計測する輻射熱センサと
    前記温度センサと前記湿度センサと前記輻射熱センサとを収容する筐体と
    を有し、
    前記筐体は、第1壁部材と第2壁部材とを少なくとも含み、
    前記温度センサと、前記湿度センサとは、前記第1壁部材に支持され、
    前記輻射熱センサは、前記第2壁部材に支持され、
    前記衣服本体は、任意の位置に形成された開口を含み、
    前記センサ装置は、前記筐体の前記第1壁部材を前記衣服本体の外側に対向させて取り付けられ、
    前記第1壁部材の外面のうち、少なくとも一部の領域は、前記開口から前記衣服本体の内部に露出している
    ことを特徴とするセンサ付衣服。
  2. 衣服本体と、
    前記衣服本体に取り付けられたセンサ装置と
    を備え、
    前記センサ装置は、
    前記衣服本体の内側の温度を計測する温度センサと、
    前記衣服本体の内側の湿度を計測する湿度センサと、
    前記衣服本体の外部からの輻射熱を計測する輻射熱センサと、
    前記温度センサと前記湿度センサと前記輻射熱センサとを収容する筐体と
    を有し、
    前記筐体は、第1壁部材と第2壁部材とを少なくとも含み、
    前記温度センサと、前記湿度センサとは、前記第1壁部材に支持され、
    前記輻射熱センサは、前記第2壁部材に支持され、
    前記衣服本体は、任意の位置に形成された開口を含み、
    前記センサ装置は、前記筐体の前記第2壁部材を前記衣服本体の内側に対向させて取り付けられ、
    前記第2壁部材の外面の少なくとも一部の領域は、前記開口から前記衣服本体の外部に露出している
    ことを特徴とするセンサ付衣服。
  3. 請求項に記載のセンサ付衣服において、
    前記衣服本体は、前記衣服本体の内側の前記開口の周囲に取り付けられて、前記センサ装置を収容するポケットを形成する生地をさらに備え、
    前記第1壁部材の外面は、前記生地を介して、前記衣服本体の内側の空間に接する
    ことを特徴とするセンサ付衣服。
  4. 請求項1からのいずれか1項に記載のセンサ付衣服と、
    前記センサ付衣服と通信可能に接続された体調管理装置と
    を備え、
    前記体調管理装置は、
    前記温度センサで計測された前記温度と、前記湿度センサで計測された前記湿度と、前記輻射熱センサで計測された前記輻射熱とを取得する取得部と、
    前記取得部によって取得された前記温度と、前記湿度と、前記輻射熱と、に基づいて、前記センサ付衣服を着用するユーザの暑さ指数を算出する暑さ指数算出部と、
    前記暑さ指数算出部が算出した前記ユーザの暑さ指数を提示する提示部と
    を有する
    ことを特徴とする体調管理システム。
  5. 請求項に記載の体調管理システムにおいて、
    前記体調管理装置は、
    前記暑さ指数算出部によって算出された前記ユーザの暑さ指数が予め設定されたしきい値を超えた場合にアラームを発出する警報部を有する
    ことを特徴とする体調管理システム。
  6. 請求項または請求項に記載の体調管理システムが、コンピュータに、
    前記温度センサで計測された前記温度と、前記湿度センサで計測された前記湿度と、前記輻射熱センサで計測された前記輻射熱とを取得する第1ステップと、
    前記第1ステップで取得された前記温度と、前記湿度と、前記輻射熱と、に基づいて、前記センサ付衣服を着用するユーザの暑さ指数を算出する第2ステップと、
    前記第2ステップで算出された前記ユーザの暑さ指数を提示する第3ステップと
    を実行させるための体調管理プログラム。
JP2019134301A 2019-07-22 2019-07-22 センサ付衣服、体調管理システム、および体調管理プログラム Active JP7307619B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019134301A JP7307619B2 (ja) 2019-07-22 2019-07-22 センサ付衣服、体調管理システム、および体調管理プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019134301A JP7307619B2 (ja) 2019-07-22 2019-07-22 センサ付衣服、体調管理システム、および体調管理プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021017672A JP2021017672A (ja) 2021-02-15
JP7307619B2 true JP7307619B2 (ja) 2023-07-12

Family

ID=74564180

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019134301A Active JP7307619B2 (ja) 2019-07-22 2019-07-22 センサ付衣服、体調管理システム、および体調管理プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7307619B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP4153543A1 (en) 2020-05-20 2023-03-29 Fujikura Ltd. Optical fiber cutter and method of cutting optical fiber

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007056390A (ja) 2005-08-23 2007-03-08 Toyobo Co Ltd 情報機能を持つゴルフウエア
JP2017207498A (ja) 2017-06-26 2017-11-24 株式会社タニタ 測定装置、ストラップ、表示装置

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0616325Y2 (ja) * 1991-07-10 1994-04-27 日本科学工業株式会社 Wbgt測定装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007056390A (ja) 2005-08-23 2007-03-08 Toyobo Co Ltd 情報機能を持つゴルフウエア
JP2017207498A (ja) 2017-06-26 2017-11-24 株式会社タニタ 測定装置、ストラップ、表示装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2021017672A (ja) 2021-02-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20130222138A1 (en) Human Safety Indicator
CN105677012A (zh) 可穿戴电子设备
US9176529B2 (en) Electronic device
CN203828906U (zh) 一种可穿戴的智能体征监控器
CN105278320A (zh) 包括用于测量环境温度的设备的可佩戴设备
CN106913316A (zh) 内部温度测定装置、手腕安装式装置及内部温度测定方法
US20180028071A1 (en) Wearable patch for measuring temperature and electrical signals
JP7307619B2 (ja) センサ付衣服、体調管理システム、および体調管理プログラム
JP2016164525A (ja) 温度測定装置及び温度測定方法
CN113646027B (zh) 电子装置和用于由该电子装置提供用于减压的信息的方法
US10993657B1 (en) Wearable hydration monitor sensors
JP2016206024A (ja) ウェアラブル端末
CN106911346A (zh) 穿戴式装置、生理信息监控系统及生理信息监控方法
Yun et al. A flexible wireless sensor patch for real-time monitoring of heart rate and body temperature
CN107411729A (zh) 一种同时具有耳温测量及脉搏体征测量的系统
CN102397060A (zh) 卡路里监测仪
CN202604792U (zh) 卡路里监测仪
US20160070403A1 (en) Wearable pods and devices including metalized interfaces
JP7347510B2 (ja) ウェアラブルデバイス、およびセンサ装置
CN107291167B (zh) 一种腕部可穿戴的装置
WO2020135017A1 (zh) 生理感测装置、生理感测方法以及生理信息服务系统
CN206565326U (zh) 一种测温衣服
CN112220126A (zh) 一种新型可实时检测体温的口罩
JP7322969B2 (ja) ウェアラブル環境センサ装置およびモニタリングシステム
CN110285894A (zh) 一种基于低功耗蓝牙芯片的电子体温计

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7426

Effective date: 20190802

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20190802

A80 Written request to apply exceptions to lack of novelty of invention

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A80

Effective date: 20190802

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220506

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230328

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230411

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230525

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230627

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230630

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7307619

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150