JP2013222257A - 万人用環境情報報知装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】環境情報として気温及び湿度を測定して、周囲の環境の適否を段階的に区分した指標ランクに応じた視覚的情報や聴覚的情報により報知するようにした装置において、健康な成人に限らず、年齢的に体力が劣る者や、病気等により体力が落ちている者、たまたま体調が優れない者など、多くの使用者が環境の適否を適切に確認できるようにする。
【解決手段】指標ランク内に、区分の条件が緩和された所定範囲を設ける。また、指標ランクに応じて実行する報知動作として第一環境報知情報と、指標ランクが所定範囲内である場合に実行する報知動作として第二環境報知情報とを設ける。これにより、測定した気温と湿度に基づいて特定される指標ランクが所定範囲内で無いときは、指標ランクに応じて特定した第一環境報知情報による報知を行い、一方、指標ランクが所定範囲内で有るときは、指標ランクに応じた第一環境報知情報に第二環境報知情報を加えた報知を行う。
【選択図】図4
【解決手段】指標ランク内に、区分の条件が緩和された所定範囲を設ける。また、指標ランクに応じて実行する報知動作として第一環境報知情報と、指標ランクが所定範囲内である場合に実行する報知動作として第二環境報知情報とを設ける。これにより、測定した気温と湿度に基づいて特定される指標ランクが所定範囲内で無いときは、指標ランクに応じて特定した第一環境報知情報による報知を行い、一方、指標ランクが所定範囲内で有るときは、指標ランクに応じた第一環境報知情報に第二環境報知情報を加えた報知を行う。
【選択図】図4
Description
本発明は、周囲の環境の適否を判断して知らせる環境情報報知装置に係り、詳しくは、熱中症になり易い環境か、季節性流行性感冒に感染し易い環境か、肌に悪影響を起こし易い環境か、といった環境状況の適否(危険度)を段階的に区分して報知するようにした装置において、使用者の年齢や体力、体調、体質等に関係なく、多くの使用者が環境の適否を適切に確認することができるように改良した装置に関する。
近年、気温や湿度等から、活動する周囲の環境の適否を判断することが行われている。たとえば、熱中症は外界からの熱ストレスによって発症する疾病であり、気温や湿度等から熱環境を把握し、適切な対処を行うことで予防できる。ここで熱ストレスを評価する指標としてWBGT(Wet-Bulb Globe Temperature:湿球黒球温度(単位:℃))が知られており、熱中症の予防対策の一つとして活用されている。このWBGTの値は、乾球温度と、自然換気状態での湿球温度、及び黒球温度から所定の式によって求めることができる。
また、季節性流行性感冒は、季節性インフルエンザとも呼ばれ、季節性インフルエンザウイルスによって発症する急性感染症の一種である。この季節性インフルエンザウイルスは、気温・湿度ともに低い環境を好むので、気温と湿度に気を配ることで季節性流行性感冒への感染し易さがわかり、適切な対処を行うことで予防できる。
また、肌のコンディションは、年齢や肌質によって個人差はあるが、周囲の空気の状態に影響され易いものである。たとえば、一般的に気温や湿度が高い状態であると、皮脂分泌量が増えてニキビが出来易くなるといわれている。一方、気温や湿度が低いと、新陳代謝が悪く肌荒れを起こし易くなると共に、皮脂分泌量が減少して肌の乾燥を招くものとなる。この肌の乾燥は、角質細胞を増やして毛穴を詰まり易くさせ、ニキビを誘発するといわれている。ゆえに、気温と湿度に気を配ることで、素肌が潤いを保つための適切なケア対策を講じることができる。
そこで、気温及び湿度を測定し、この測定値を基に熱中症へのなり易さや、季節性流行性感冒への感染し易さ、肌荒れのし易さといった危険度を示すように指標化し、周囲の環境の適否を判断して段階的に区分して知らせる装置がそれぞれ提案されている(たとえば、特許文献1乃至4を参照)。
これらの装置は、気温及び湿度の測定を指示するスイッチを入力操作したときに、その測定を行って指標を算出し、この指標に基づき周囲の環境の適否を判断して使用者に対する報知表示を行うものとなっている。
これらの装置は、気温及び湿度の測定を指示するスイッチを入力操作したときに、その測定を行って指標を算出し、この指標に基づき周囲の環境の適否を判断して使用者に対する報知表示を行うものとなっている。
ところが、従来の装置において指標の区分は、一般的に健康な成人を想定してランク付けされている。すなわち、従来の装置における指標の区分は、健康な成人と比較して、年齢的に体力が劣る者や、病気等によって体力が落ちている者、たまたま体調が優れない者、性別等により体質を異にする者、などに適応した区分とはなっていない。ゆえに、使用者が子供や高齢者、女性、病人もしくは病み上がりの人などは、この区分による報知表示を確認しても事前に有効な対処をすることができない。そのため、使用者が子供や高齢者等の場合においては、健康な成人と比較して緩和されたランク付け(区分)がなされた装置を準備する必要がある。
しかしながら、装置を個人で使用する場合は、その使用者に応じた指標の区分設定が予めなされた装置を準備すれば良いが、複数の者が共同で使用する場合、適宜区分された複数の装置を準備しなければならない。すなわち、健康な成人向けの指標の区分がなされた装置と共に、子供や高齢者、女性、病人もしくは病み上がりの者などに応じた指標の区分がなされた装置とをそれぞれ準備しなければならない。
しかしながら、複数の準備をするのは経済的に負担を要すると共に、複数の装置を準備した場合、どの装置の報知にしたがって対処したら良いのか、使用者が混乱しないように設置の仕方や場所に注意をしなければならない不都合があった。
しかしながら、複数の準備をするのは経済的に負担を要すると共に、複数の装置を準備した場合、どの装置の報知にしたがって対処したら良いのか、使用者が混乱しないように設置の仕方や場所に注意をしなければならない不都合があった。
本発明は、上記事情に鑑みて成されたものであり、多くの使用者が環境の適否を適切に確認することができる万人用環境情報報知装置を提供することを目的とする。
本発明に係る万人用環境情報報知装置は、環境情報として気温及び湿度を測定し、測定した環境情報に基づいて周囲の環境の適否を段階的に区分した指標ランクに応じた視覚的情報又は聴覚的情報といった環境報知情報により報知するようにした装置であって、測定した環境情報に基づいて特定した指標ランクが、同一の指標ランク内において予め設定した所定範囲内にあるとき、当該指標ランクに応じた第一環境報知情報による報知に加えて、前記第一環境報知情報とは異なる態様である第二環境報知情報による報知を行う手段を備えていることを特徴とする。
上述の発明において、第一環境報知情報と第二環境報知情報は、次のようなものとすることができる。
まず、第一環境報知情報は、特定した指標ランクに応じた発光器を点灯させるものであり、第二環境報知情報は、第一環境報知情報に基づいて点灯する発光器を点滅させるものとすると良い。
まず、第一環境報知情報は、特定した指標ランクに応じた発光器を点灯させるものであり、第二環境報知情報は、第一環境報知情報に基づいて点灯する発光器を点滅させるものとすると良い。
また、第一環境報知情報は、特定した指標ランクに応じた発光器を点灯させるものであり、第二環境報知情報は、第一環境報知情報に基づいて点灯する発光器とは異なる他の発光器を点滅させるものとしても良い。
さらに、第一環境報知情報は、特定した指標ランクに応じた発光器を点灯させるものであり、第二環境報知情報は、第一環境報知情報に基づいて点灯する発光器と、当該発光器とは異なる他の発光器とを共に点滅させるものとしても良い。
また、第二環境報知情報は、第一環境報知情報に基づいて点灯する発光器と、当該発光器とは異なる他の発光器とを共に点滅させるものとした場合、それぞれの発光器の点滅動作を同時に行わせるものとしたり、交互に行わせるものとしたりすることができる。
すなわち、第二環境報知情報は、第一環境報知情報に基づいて点灯する発光器の点滅動作と、当該発光器とは異なる他の発光器との点滅動作とを同時に行わせるものとしても良い。
すなわち、第二環境報知情報は、第一環境報知情報に基づいて点灯する発光器の点滅動作と、当該発光器とは異なる他の発光器との点滅動作とを同時に行わせるものとしても良い。
また、第二環境報知情報は、第一環境報知情報に基づいて点灯する発光器の点滅動作と、当該発光器とは異なる他の発光器との点滅動作とを交互に行わせるものとしても良い。
また、上述の各発明において、指標ランクは、熱中症になり易い危険度、季節性流行性感冒に感染し易い危険度、肌に悪影響を及ぼし易い危険度の何れかを示すものとすることができる。
また、上述の各発明において、指標ランクは、熱中症になり易い危険度、季節性流行性感冒に感染し易い危険度、肌に悪影響を及ぼし易い危険度の何れかを選択して示すものとしても良い。
さらに、上述の各発明において、所定範囲は、環境情報の少なくとも何れか一方の測定数値が所定数値上昇したとすると、指標ランクの危険度が上がることとなる領域に設定されたものとすることができる。
また、本発明に係る万人用環境情報報知装置は、環境情報として気温及び湿度を測定し、測定した環境情報に基づいて周囲の環境の適否を段階的に区分した指標ランクに応じた視覚的情報又は聴覚的情報といった環境報知情報により報知するようにした装置であって、周囲の環境情報を測定する検知手段と、前記検知手段で測定された環境情報と、環境状況を段階的に区分して設定した指標ランクとを関連付けて記憶する指標ランク情報記憶手段と、前記指標ランクと、当該指標ランクに応じて実行する環境報知情報とを関連付けて記憶する環境報知情報記憶手段と、前記検知手段で測定された環境情報に基づき前記指標ランク情報記憶手段を参照して指標ランクを特定すると共に、前記環境報知情報記憶手段を参照して当該指標ランクに応じた環境報知情報を特定する制御手段と、前記制御手段で特定された環境報知情報に応じた報知を行う報知手段と、を少なくとも備え、前記検知手段は、気温を測定する温度センサと、湿度を測定する湿度センサとから構成され、前記指標ランク情報記憶手段は、測定された環境情報から特定される指標ランクが同一となる指標ランク内を区分して所定範囲を設定するものであり、前記環境報知情報記憶手段は、環境報知情報として、指標ランクごとに行う第一環境報知情報と、指標ランクが同一の指標ランク内において予め設定した所定範囲内のときに行う前記第一環境報知情報とは異なる態様である第二環境報知情報とを記憶するものであり、前記制御手段は、前記環境報知情報記憶手段を参照し、特定した指標ランクに基づいて第一環境報知情報を特定し、当該指標ランクが同一の指標ランク内において予め設定された所定範囲内にあるとき、前記第一環境報知情報の特定と共に第二環境報知情報をも特定し、さらに、前記第一環境報知情報に前記第二環境報知情報を加えた環境報知情報を生成して、当該環境報知情報を前記報知手段に通知するものであることを特徴とする。
上述の発明において、報知手段と環境報知情報記憶手段と制御手段は、次のようなものとすることができる。
まず、報知手段は、点灯色彩が変化する1又は2以上の発光器、もしくは点灯数又は点灯位置が変化する複数の発光器であり、環境報知情報記憶手段は、第一環境報知情報として発光器の点灯動作を記憶すると共に、第二環境報知情報として発光器の点滅動作を記憶し、制御手段は、特定した指標ランクに応じた発光器を点灯させる第一環境報知情報を特定すると共に、当該指標ランクが所定範囲内であるとき、前記第一環境報知情報に基づいて点灯する発光器を点滅させる第二環境報知情報を特定するものとしても良い。
まず、報知手段は、点灯色彩が変化する1又は2以上の発光器、もしくは点灯数又は点灯位置が変化する複数の発光器であり、環境報知情報記憶手段は、第一環境報知情報として発光器の点灯動作を記憶すると共に、第二環境報知情報として発光器の点滅動作を記憶し、制御手段は、特定した指標ランクに応じた発光器を点灯させる第一環境報知情報を特定すると共に、当該指標ランクが所定範囲内であるとき、前記第一環境報知情報に基づいて点灯する発光器を点滅させる第二環境報知情報を特定するものとしても良い。
また、報知手段は、点灯色彩が変化する1又は2以上の発光器、もしくは点灯数又は点灯位置が変化する複数の発光器であり、環境報知情報記憶手段は、第一環境報知情報として発光器の点灯動作を記憶すると共に、第二環境報知情報として発光器の点滅動作を記憶し、制御手段は、特定した指標ランクに応じた発光器を点灯させる第一環境報知情報を特定すると共に、当該指標ランクが所定範囲内であるとき、前記第一環境報知情報に基づいて点灯する発光器とは異なる他の発光器を点滅させる第二環境報知情報を特定するものとしても良い。
さらに、報知手段は、点灯色彩が変化する1又は2以上の発光器、もしくは点灯数又は点灯位置が変化する複数の発光器であり、環境報知情報記憶手段は、第一環境報知情報として発光器の点灯動作を記憶すると共に、第二環境報知情報として発光器の点滅動作を記憶し、制御手段は、特定した指標ランクに応じた発光器を点灯させる第一環境報知情報を特定すると共に、当該指標ランクが所定範囲内であるとき、前記第一環境報知情報に基づいて点灯する発光器と、当該発光器とは異なる他の発光器とを共に点滅させる第二環境報知情報を特定するものとしても良い。
ここで、第二環境報知情報は、第二環境報知情報は、第一環境報知情報に基づいて点灯する発光器と、当該発光器とは異なる他の発光器とを共に点滅させるものとした場合、それぞれの発光器の点滅動作を同時に行わせるものとしたり、交互に行わせるものとしたりすることができる。
すなわち、第二環境報知情報は、第一環境報知情報に基づいて点灯する発光器の点滅動作と、当該発光器とは異なる他の発光器との点滅動作とを同時に行わせるものとしても良い。
すなわち、第二環境報知情報は、第一環境報知情報に基づいて点灯する発光器の点滅動作と、当該発光器とは異なる他の発光器との点滅動作とを同時に行わせるものとしても良い。
また、第二環境報知情報は、前記第一環境報知情報に基づいて点灯する発光器の点滅動作と、当該発光器とは異なる他の発光器との点滅動作とを交互に行わせるものとしても良い。
また、上述の各発明において、制御手段は、熱中症になり易い危険度、季節性流行性感冒に感染し易い危険度、肌に悪影響を及ぼし易い危険度の何れかを示す指標ランクに応じた環境報知情報を生成するものとすることができる。
また、上述の各発明において、制御手段は、熱中症になり易い危険度、季節性流行性感冒に感染し易い危険度、肌に悪影響を及ぼし易い危険度の何れかを示す指標ランクに応じた環境報知情報を選択して生成し、制御手段によって生成する環境報知情報の選択を行う切換スイッチをさらに備えるものとすることができる。
さらに、上述の各発明において、指標ランク情報記憶手段は、環境情報である気温又は湿度の少なくとも何れか一方の測定数値が所定数値上昇したとすると、指標ランクの危険度が上がることとなる領域に所定範囲を設定しているものとすることができる。
本発明の万人用環境情報報知装置は、測定した環境情報に基づいて特定される指標ランク内において、所定範囲が予め設定されたものとなっており、指標ランクに応じて実行される環境報知情報が、当該指標ランクごとに行う第一環境報知情報と、当該指標ランクが予め設定された所定範囲内にあるときに行う、第一環境報知情報とは異なる態様である第二環境報知情報とから構成されるものとした。すなわち、本発明は、測定した環境情報に基づいて特定される指標ランク内に、区分の条件が緩和された所定範囲を設け、指標ランクに応じた環境報知情報(第一環境報知情報)と、指標ランク内の所定範囲に応じた環境報知情報(第二環境報知情報)とを設定したものである。
これにより、本発明の万人用環境情報報知装置は、測定した環境情報から特定した指標ランクが所定範囲内でないときは、当該指標ランクに応じた第一環境報知情報による報知を行い、一方、測定した環境情報から特定した指標ランクが所定範囲内であるとき、当該指標ランクに応じた第一環境報知情報に第二環境報知情報を加えた報知を行うことができるものとなる。
したがって、一つの装置において、第一環境報知情報に応じた通常の報知と、この第一環境報知情報に第二環境報知情報を加えた緩和した報知とを行うことができるので、使用者の年齢や体力、体調、体質等に応じて指標の区分がなされた装置を適宜準備したり、指標の区分が異なる複数の装置を準備したりすることなく、多くの使用者が自分に合わせて周囲環境の適否を適切に確認することができるようになる。
以下、図面を参照しながら、本発明の万人用環境情報報知装置について説明する。
本発明の万人用環境情報報知装置は、環境情報として気温及び湿度を測定し、測定した環境情報に基づいて周囲の環境の適否を、段階的に区分した指標ランクに応じた視覚的情報や聴覚的情報といった環境報知情報により報知するようにした装置である。
本実施の形態では、装置の一例として、使用者が身に付けて作業を行うのに不都合のない(邪魔にならない)大きさ及び形態をした携帯型万人用環境情報報知装置について説明する。
本発明の万人用環境情報報知装置は、環境情報として気温及び湿度を測定し、測定した環境情報に基づいて周囲の環境の適否を、段階的に区分した指標ランクに応じた視覚的情報や聴覚的情報といった環境報知情報により報知するようにした装置である。
本実施の形態では、装置の一例として、使用者が身に付けて作業を行うのに不都合のない(邪魔にならない)大きさ及び形態をした携帯型万人用環境情報報知装置について説明する。
図1乃至図3に示すように、本実施の形態に係る携帯型万人用環境情報報知装置(以下、単に「装置」という。)1は、検知部2と、記憶部3と、制御部6と、報知部7とを少なくとも備え、これらを保持する筐体10をさらに備える。
検知部2は、周囲の環境情報を測定する処理を行うものであり、使用者に対して報知する情報に応じて選定された1又は2以上の種々の装置により構成されている。本装置1において検知部2は、温度検知部21及び湿度検知部22といった2つのセンサによって構成されている。
温度検知部21は、気温を測定する処理を行うものである。ゆえに、温度検知部21は、周囲環境の第一の情報として気温を測定する第1検知部である。
この温度検知部21としては、たとえば、白金抵抗温度センサ等の電気式温度計を挙げることができる。白金抵抗温度センサは、温度に対する白金の電気的な抵抗値の変化を測定し、この抵抗値を変換部にて温度に換算し出力する。
この温度検知部21としては、たとえば、白金抵抗温度センサ等の電気式温度計を挙げることができる。白金抵抗温度センサは、温度に対する白金の電気的な抵抗値の変化を測定し、この抵抗値を変換部にて温度に換算し出力する。
湿度検知部22は、湿度を測定する処理を行うものである。ゆえに、湿度検知部22は、周囲環境の第二の情報として湿度を測定する第2検知部である。
この湿度検知部22としては、たとえば、高分子膜湿度センサ等の電気式湿度計を挙げることができる。高分子膜湿度センサは、相対湿度に対する高分子膜に含まれる水分の量が変化(水分の吸収・放出)による誘電率の変化を、コンデンサの静電容量の変化として測定し、この静電容量を変換部にて相対湿度に換算し出力する。
この湿度検知部22としては、たとえば、高分子膜湿度センサ等の電気式湿度計を挙げることができる。高分子膜湿度センサは、相対湿度に対する高分子膜に含まれる水分の量が変化(水分の吸収・放出)による誘電率の変化を、コンデンサの静電容量の変化として測定し、この静電容量を変換部にて相対湿度に換算し出力する。
記憶部3は、検知部2で測定された環境情報に基づいて特定される指標ランクに応じて実行する環境報知情報を記憶する。本実施の形態において記憶部3は、指標ランク情報記憶部31及び環境報知情報記憶部32によって構成されている。
指標ランク情報記憶部31は、検知部2で測定される環境情報(すなわち、気温と湿度)と、環境状況を段階的に区分して設定した指標ランクとを関連付けて記憶する。
また、指標ランク情報記憶部31は、測定された環境情報から特定される指標ランクが同一となる指標ランク内を区分して設定された所定範囲を記憶するものである。この所定範囲は、指標ランク内をさらに区分して設けた緩和された指標ランク領域、すなわち、もう少しで指標ランクの区分が上がることを予告的に示すものであり、全ての指標ランクにおいてそれぞれ設定されたものでも良いが、少なくとも1つの指標ランク内において設定されていれば良い。
また、指標ランク情報記憶部31は、測定された環境情報から特定される指標ランクが同一となる指標ランク内を区分して設定された所定範囲を記憶するものである。この所定範囲は、指標ランク内をさらに区分して設けた緩和された指標ランク領域、すなわち、もう少しで指標ランクの区分が上がることを予告的に示すものであり、全ての指標ランクにおいてそれぞれ設定されたものでも良いが、少なくとも1つの指標ランク内において設定されていれば良い。
また、この所定範囲は、気温又は湿度の少なくとも何れか一方の測定数値が所定数値上昇したとすると、指標ランクの危険度が上がることとなる環境情報の領域に設定されたものとする良い。これにより、指標ランクが同じ数値であっても、熱中症になり易い危険度が上昇しつつある状況のときだけ、第二環境報知情報に応じた報知を行い、熱中症になり易い危険度が低下している状況のときは、第一環境報知情報に応じた報知だけを行うものとすることができる。
なお、指標ランク情報記憶部31は、環境情報に代えて、環境情報に基づいて所定の式によって算出した指標と、指標ランクとを関連付けて記憶するものとしても良い。これにより、制御部6では、検知部2で測定された環境情報に基づいて指標を算出し、当該指標に基づき指標ランク情報記憶部31を参照して指標ランクを特定することができる。
環境報知情報記憶部32は、指標ランク情報記憶部31において特定される指標ランクと、当該指標ランクに応じて実行する環境報知情報とを関連付けて記憶するものである。この環境報知情報として、指標ランクごとに行う第一環境報知情報と、指標ランクが同一の指標ランク内において予め設定した所定範囲内のときに行う、第一環境報知情報とは異なる態様である第二環境報知情報とを記憶する。
すなわち、環境報知情報記憶部32は、指標ランクに応じて区分された範囲ごとに第一環境報知情報をそれぞれ記憶すると共に、指標ランク内においてさらに区分された所定範囲に応じる第二環境報知情報をそれぞれ記憶するものとなっている。
すなわち、環境報知情報記憶部32は、指標ランクに応じて区分された範囲ごとに第一環境報知情報をそれぞれ記憶すると共に、指標ランク内においてさらに区分された所定範囲に応じる第二環境報知情報をそれぞれ記憶するものとなっている。
制御部6は、温度検知部21及び湿度検知部22での測定の実行を指示する処理を行う。すなわち、制御部6は、たとえば、電源スイッチ4がONされることによって周囲の環境情報の測定の指示を受付けたとき、計時部92で計測された経過時間に基づいて一定時間ごとに温度検知部21及び湿度検知部22での測定の実行を継続的に繰り返し指示する処理を行う機能を備える。
電源スイッチ部4は、温度検知部21及び湿度検知部22での測定を開始する指示を受付けるものである。この電源スイッチ部4は、たとえば、操作することで移動した位置に止まるスライドスイッチや、操作することで一時的に移動し、すぐに元の位置に復帰する押圧ボタンスイッチとすることができる。
計時部92は、経過時間を計測する処理を行うものである。この計時部3としては、たとえば水晶振動子と発振回路ICとを組み合わせる(もしくは1つのパッケージに内蔵する)ことで水晶発振子を使用して発振周波数を制御する32.768kHz水晶発振器を挙げることができる。
制御部6は、温度検知部21及び湿度検知部22での測定が実行されると、温度検知部21で測定された温度情報と、湿度検知部22で測定された湿度情報とに基づき、指標ランク情報記憶部31を参照して所定の指標ランクを特定する処理を行う。
この指標ランクとしては、たとえば、熱中症になり易い危険度を段階的に区分して示すものや、季節性流行性感冒に感染し易い危険度を段階的に区分して示すもの、肌に悪影響を起こし易い危険度を段階的に区分して示すもの等とすることができる。したがって、制御部6は、熱中症になり易い危険度を示す指標ランクを特定する処理を行うものとしたり、季節性流行性感冒に感染し易い危険度を示す指標ランクを特定する処理を行うものとしたり、肌に悪影響を起こし易い危険度を示す指標ランクを特定する処理を行うもの、等することができる。
この指標ランクとしては、たとえば、熱中症になり易い危険度を段階的に区分して示すものや、季節性流行性感冒に感染し易い危険度を段階的に区分して示すもの、肌に悪影響を起こし易い危険度を段階的に区分して示すもの等とすることができる。したがって、制御部6は、熱中症になり易い危険度を示す指標ランクを特定する処理を行うものとしたり、季節性流行性感冒に感染し易い危険度を示す指標ランクを特定する処理を行うものとしたり、肌に悪影響を起こし易い危険度を示す指標ランクを特定する処理を行うもの、等することができる。
また、制御部6は、所定の指標ランクを特定すると、環境報知情報記憶部32を参照してこの指標ランクに応じた第一環境報知情報を特定する処理を行う。
この第一環境報知情報は、特定した指標ランクに応じて行う基本環境報知情報のことであり、たとえば、後述する報知部7が発光器(LED)71である場合、発光器を点灯させる指示内容をいい、報知部7が警報器(ブザー)72である場合、警報器を発鳴させる指示内容をいう。また、第一環境報知情報は、指標ランクに応じて範囲が区分され、この範囲ごとに発光器の異なった点灯内容や、警報器の異なった発鳴内容となっている。
この第一環境報知情報は、特定した指標ランクに応じて行う基本環境報知情報のことであり、たとえば、後述する報知部7が発光器(LED)71である場合、発光器を点灯させる指示内容をいい、報知部7が警報器(ブザー)72である場合、警報器を発鳴させる指示内容をいう。また、第一環境報知情報は、指標ランクに応じて範囲が区分され、この範囲ごとに発光器の異なった点灯内容や、警報器の異なった発鳴内容となっている。
さらに、制御部6は、当該指標ランクが同一の指標ランク内において予め設定された所定範囲内にあるか否かを判断し、この指標ランクが所定範囲内であるとき、環境報知情報記憶部32を参照して第二環境報知情報を特定する処理を行う。
この第二環境報知情報は、第一環境報知情報に付随して行う付加環境報知情報のことであり、指標ランクに応じて区分された範囲においてさらに特定した範囲に設定され、たとえば、後述する報知部7が発光器(LED)71である場合、発光器を点滅させる指示内容となっている。
この第二環境報知情報は、第一環境報知情報に付随して行う付加環境報知情報のことであり、指標ランクに応じて区分された範囲においてさらに特定した範囲に設定され、たとえば、後述する報知部7が発光器(LED)71である場合、発光器を点滅させる指示内容となっている。
そして、制御部6は、特定した第一環境報知情報に第二環境報知情報を加えた環境報知情報(すなわち、第一環境報知情報と第二環境報知情報に基づく指示情報)を生成して報知部7に対して行う。
このように本装置1は、測定した環境情報に基づいて特定した指標ランクが、同一の指標ランク内において予め設定した所定範囲内にあるとき、当該指標ランクに応じた第一環境報知情報による報知に加えて、当該第一環境報知情報とは異なる態様である第二環境報知情報による報知を行う手段を備えていることを特徴とする。
この制御部6は、たとえば、CPU61やメモリ、ROM(Read Only Memory)62、RAM(Random Access Memory)63、各種回路等を具備するICとすることができる。制御部6に具備されたROM62は、指標ランク情報記憶部31及び環境報知情報記憶部32として機能するもの(すなわち、プログラム上に指標ランク情報と第一環境報知情報及び第二環境報知情報が設定されたもの)としても良い。
したがって、制御部6は、本装置1の各構成要素を統制制御し、プログラム記憶部(ROM)に記憶された各種プログラムに従って上述のようにそれぞれの処理を実行する。
したがって、制御部6は、本装置1の各構成要素を統制制御し、プログラム記憶部(ROM)に記憶された各種プログラムに従って上述のようにそれぞれの処理を実行する。
また、本装置1は、さらにリセットスイッチ41備える。このリセットスイッチ41が押圧されることで、制御部6は、周囲の環境情報の測定の指示を受付け、温度検知部21及び湿度検知部22での測定の実行を指示する処理を直ちに行うものとする機能をさらに備える。すなわち、制御部6は、一定時間ごとに周囲の環境情報の測定の実行を継続的に繰り返す処理がなされている途中であっても、リセットスイッチ41が押圧された場合、測定時間を再設定(リセット)して直ちに温度検知部21及び湿度検知部22での測定の実行を指示する処理を行うものとしても良い。
また、制御部6は、報知部7での報知を所定時間後に停止させる処理を行う報知停止機能をさらに備える。本実施の形態では、給電用の電源部91として3Vのボタン型電池を備えているが、この機能により、報知部7において費やされる電源部91の消費電力を抑えることができる。
報知部7は、制御部6で特定された第一環境報知情報や第二環境報知情報に応じた報知処理を行うものである。すなわち、報知部7は、第一環境報知情報に応じた報知を行うと共に、指標ランクが所定範囲内のとき、第一環境報知情報に加えて第二環境報知情報に応じた報知を行う。
この報知部7としては、たとえば、第一環境報知情報や第二環境報知情報に応じて点灯する色彩が変化する発光器71とすることができる。
この報知部7としては、たとえば、第一環境報知情報や第二環境報知情報に応じて点灯する色彩が変化する発光器71とすることができる。
この発光器71としては、たとえば、発光ダイオード(LED:Light Emitting
Diode)を挙げることができる。また、LED71の発光色には、緑、黄緑、黄、橙、赤等がある。ゆえに、報知部7は、LED71を1又は2以上設け、指標ランクの区分に応じて点灯するLED71の色彩や報知数が変化するものとしても良い。
これにより、点灯するLED71の色彩によって、環境の適否を視覚的に容易に認識させることができる。
Diode)を挙げることができる。また、LED71の発光色には、緑、黄緑、黄、橙、赤等がある。ゆえに、報知部7は、LED71を1又は2以上設け、指標ランクの区分に応じて点灯するLED71の色彩や報知数が変化するものとしても良い。
これにより、点灯するLED71の色彩によって、環境の適否を視覚的に容易に認識させることができる。
また、報知部7は、LED71を複数設け、指標ランクの区分に応じて点灯する発光器71の報知数や報知位置が変化するものとしても良い。
これにより、点灯するLED71の報知数や報知位置によって、環境の適否を視覚的に容易に認識させることができる。
これにより、点灯するLED71の報知数や報知位置によって、環境の適否を視覚的に容易に認識させることができる。
さらに、報知部7は、LED71に代えてもしくはLED71と共に、制御部6で特定された指標ランクが一定の区分を超えたときに発鳴する警報器72を備えるものとしても良い。
これにより、発鳴するブザー音によって、環境の適否を聴覚的に容易に認識させることができる。
これにより、発鳴するブザー音によって、環境の適否を聴覚的に容易に認識させることができる。
図1において、5つの発光ダイオード(LED)71を用いた報知部7だけが示されているが、本実施の形態における装置1は、図3に示すように、筐体10の内部に警報器72を用いた報知部7も具備している。
また、筐体10の正面ほぼ中央部には、温度検知部21で測定した気温と、湿度検知部22で測定した湿度を表示する表示部(ディスプレイ)8が設けられている。ゆえに、第一環境報知情報や第二環境報知情報に応じたLED71の点灯、警報器72の発鳴による報知と共に、測定した気温及び湿度を表示部8に表示して報知することができる。
さらに、筐体10には、温度検知部21及び湿度検知部22で測定する周囲の空気を取り入れるための開口部12が複数設けられている。また、この開口部12は、発鳴した警報器72の警報音が外部へ伝達されることを良好なものとする警報音出力部としても機能する。図2において、開口部12は筐体10の側面に設けられたものとして示されている。
このように構成した装置1は、本実施の形態で説明するように、使用者が身に取り付けて携帯可能とするほか、後述するように、使用場所や目的に応じて筐体の形状や大きさ等を変更することにより、机やテーブル等の上に載置したり、壁に掛けたりして使用可能とすることができる。
ここで、使用者が装置1を身に付ける手段としては、特に限定されない。したがって、たとえば装置1に紐やストラップ、ベルト等の保持具11を取り付け、紐を首に掛けて提げたり、ストラップをズボンのベルト通し穴に固定したり、ベルトを腕や手首に巻き付けたりすると良い。また、利用に際して長さ調節が可能な巻き付けリールを介して取り付けるようにしても良い。
図1及び図2において、筐体10の上部に、保持具11として環状の吊り下げ紐が取り付けられた状態が示されている。なお、本装置1は、仕事や運動といった作業を行う者が身に付けては邪魔になる虞がある場合には、保持具11を用いて使用者の身辺に取り付けるものとしても良い。
次に、上述した本装置1の動作の一例を、図を参照しながら説明する。
本実施の形態では、熱中症になり易い環境であるか否かを報知する装置(以下、「熱中症指標計」という。)を一例として説明する。
本実施の形態では、熱中症になり易い環境であるか否かを報知する装置(以下、「熱中症指標計」という。)を一例として説明する。
<熱中症指標計>
まず、図4に示すように、制御部6が、電源スイッチ4がonされた状態であるか否か判断する(S10)。
その結果、制御部6が、電源スイッチ4がonされた指示を受け付けた場合(YES)、制御部6は、計時部92から経過時間の計測情報を得て、予め設定された所定時間の計測を開始する(S20)。すなわち、図10(A)に示すように、電源スイッチ4が「OFF」の位置から「ON」の位置へ移動する操作が行われると、電源スイッチ4がonされたことになり、以後、電源スイッチ4が「ON」の位置から「OFF」の位置へ戻されない(移動されない)限りonされた状態を維持する。
一方、制御部6が、電源スイッチ4がonされた指示を受け付けていない場合(NO)、制御部6は、電源スイッチ4がonされた状態であるか否か再度判断する(S10)。
まず、図4に示すように、制御部6が、電源スイッチ4がonされた状態であるか否か判断する(S10)。
その結果、制御部6が、電源スイッチ4がonされた指示を受け付けた場合(YES)、制御部6は、計時部92から経過時間の計測情報を得て、予め設定された所定時間の計測を開始する(S20)。すなわち、図10(A)に示すように、電源スイッチ4が「OFF」の位置から「ON」の位置へ移動する操作が行われると、電源スイッチ4がonされたことになり、以後、電源スイッチ4が「ON」の位置から「OFF」の位置へ戻されない(移動されない)限りonされた状態を維持する。
一方、制御部6が、電源スイッチ4がonされた指示を受け付けていない場合(NO)、制御部6は、電源スイッチ4がonされた状態であるか否か再度判断する(S10)。
引き続き、制御部6は、予め設定された所定時間が経過したか否か判断する(S30)。
その結果、制御部6が、所定時間が経過したと判断した場合(YES)、制御部6は、温度検知部としての温度センサ21と湿度検知部としての湿度センサ22での測定を指示し、温度センサ21は、筐体10の開口部12より取り込まれた空気の気温測定を開始すると共に、湿度センサ22も、同空気の湿度測定を開始する(S40)。
その結果、制御部6が、所定時間が経過したと判断した場合(YES)、制御部6は、温度検知部としての温度センサ21と湿度検知部としての湿度センサ22での測定を指示し、温度センサ21は、筐体10の開口部12より取り込まれた空気の気温測定を開始すると共に、湿度センサ22も、同空気の湿度測定を開始する(S40)。
一方、制御部6が、未だ所定時間が経過していないと判断した場合(NO)、制御部6は、予め設定された所定時間が経過したか否かの判断を繰り返す(S30)。
したがって、制御部6は、電源スイッチ4がonされた状態であれば、計測した経過時間に基づいて一定時間ごとに、温度センサ21と湿度センサ22での測定を継続的に実行する。
したがって、制御部6は、電源スイッチ4がonされた状態であれば、計測した経過時間に基づいて一定時間ごとに、温度センサ21と湿度センサ22での測定を継続的に実行する。
そして、制御部6は、測定の指示に基づいて温度センサ21及び湿度センサ22での測定結果を受け付け、まず、気温は0℃以上50℃以下であるか否か判断する(S50)。
その結果、制御部6は、気温が0℃以上50℃以下であると判断した場合(YES)、制御部6は、引き続き湿度は20%以上90%以下であるか否か判断する(S60)。
その結果、制御部6は、気温が0℃以上50℃以下であると判断した場合(YES)、制御部6は、引き続き湿度は20%以上90%以下であるか否か判断する(S60)。
制御部6は、湿度が20%以上90%以下であると判断した場合(YES)、指標ランク情報記憶部31を参照して、温度センサ21から得た気温情報及び湿度センサ22から得た湿度情報とに基づいて、所定の指標ランクを特定する(S70)。
指標ランクの特定は、測定した気温及び湿度の環境情報と、これにより特定される熱中症の指標を示す指標ランクとを関連付けたデータテーブルに基づいて行うことができる。このデータテーブルは、説明の便宜上、たとえば、図7において指標ランク特定表として示すことができる。
指標ランクの特定は、測定した気温及び湿度の環境情報と、これにより特定される熱中症の指標を示す指標ランクとを関連付けたデータテーブルに基づいて行うことができる。このデータテーブルは、説明の便宜上、たとえば、図7において指標ランク特定表として示すことができる。
図7に示す指標ランク特定表は、横軸に気温が示され、縦軸に湿度が示され、これら気温と湿度の交点において指標値ランクが示された一覧表となっている。
図7において、気温は、説明の関係上20℃から45℃までの範囲において、5℃間隔ずつ20℃、25℃、30℃、35℃、40℃、45℃として設定されている。この気温の設定間隔は任意であり、温度センサ21で検知可能な気温情報の範囲において、1℃間隔であっても良いし、0.1℃や0.5℃、2℃といった任意の間隔で設定したものとしても良い。
湿度は、0%から100%の範囲において、10%間隔ずつ0%、10%、20%・・・80%、90%、100%として設定されている。この湿度の設定間隔も任意であり、湿度センサ22で検知可能な湿度情報の範囲において、1%間隔であっても良いし、2%や5%といった任意の間隔で設定したものとしても良い。
図7において、気温は、説明の関係上20℃から45℃までの範囲において、5℃間隔ずつ20℃、25℃、30℃、35℃、40℃、45℃として設定されている。この気温の設定間隔は任意であり、温度センサ21で検知可能な気温情報の範囲において、1℃間隔であっても良いし、0.1℃や0.5℃、2℃といった任意の間隔で設定したものとしても良い。
湿度は、0%から100%の範囲において、10%間隔ずつ0%、10%、20%・・・80%、90%、100%として設定されている。この湿度の設定間隔も任意であり、湿度センサ22で検知可能な湿度情報の範囲において、1%間隔であっても良いし、2%や5%といった任意の間隔で設定したものとしても良い。
また、指標値ランクは、「ほぼ安全」を意味する「A」、「注意」を意味する「B」、「警戒」を意味する「C」、「厳重警戒」を意味する「D」、「危険」を意味する「E」、として規定されることが示されている。具体的には、たとえば、気温が20℃、湿度が50%の場合(以下、説明の便宜上、気温と湿度の順番で座標のように「20,50」として記す。)、指標ランクは「A」となっている。同様に、「25,60」の場合、指標ランクは「B」であり、「30,60」の場合、指標ランクは「C」であり、「30,70」の場合、指標ランクは「D」であり、「35,80」の場合、指標ランクは「E」となっている。
この指標ランクは、たとえば、従来から知られているWBGTを求める所定の式によって算出した指標を基に区分しても良いし、所定の式に独自の係数を加減乗除して算出した指標を基に区分しても良い。また、気温と湿度の経験値から指標ランクを定めて区分するようにしても良い。
制御部6は、指標ランクを特定した後、環境報知情報記憶部32を参照して指標ランクに基づいて、第一環境報知情報としての基本環境報知情報を特定する(S80)。
基本環境報知情報の特定は、指標ランクと、これに応じた基本環境報知情報とを関連付けたデータテーブルに基づいて行うことができる。このデータテーブルは、説明の便宜上、図9において環境報知情報特定表として示すことができる。図9に示す環境報知情報特定表は、LED71の色彩を変化させる場合の基本環境報知情報の報知方法が示された一覧表となっている。
基本環境報知情報の特定は、指標ランクと、これに応じた基本環境報知情報とを関連付けたデータテーブルに基づいて行うことができる。このデータテーブルは、説明の便宜上、図9において環境報知情報特定表として示すことができる。図9に示す環境報知情報特定表は、LED71の色彩を変化させる場合の基本環境報知情報の報知方法が示された一覧表となっている。
図9においては、報知手段を発光器(LED)及び警報器(ブザー)とし、基本環境報知情報として、指標値ランクに応じて点灯するLEDの色彩が変化すると共に、ブザーの発鳴有無及び発鳴の仕方を規定したものとして示されている。たとえば、指標値ランクが「A」であれば、LEDが緑色に点灯し、ブザーは発鳴しない、指標値ランクが「B」であれば、LEDが黄緑色に点灯し、ブザーは発鳴しない、指標値ランクが「C」であれば、LEDが黄色に点灯し、ブザーは発鳴しない、指標値ランクが「D」であれば、LEDが橙色に点灯すると共に、ブザーは短く5回発鳴する、そして、指標値ランクが「E」であれば、LEDが赤色に点灯すると共に、ブザーは10秒間連続して発鳴する、といった指示を行うことが示されている。
また、制御部6は、基本環境報知情報を特定した後、環境情報から特定した指標ランクが所定範囲内であるか否か判断する(S90)。
指標ランクが所定範囲内であるか否かの判断は、同一の指標ランク内において、気温又は湿度の少なくとも何れか一方の測定数値が所定数値上昇したとすると、指標ランクの危険度が上がることとなる領域を所定範囲として設定したデータテーブルに基づいて行うことができる。このデータテーブルは、説明の便宜上、たとえば、図8において所定範囲が設定された指標ランク特定表として示すことができる。
指標ランクが所定範囲内であるか否かの判断は、同一の指標ランク内において、気温又は湿度の少なくとも何れか一方の測定数値が所定数値上昇したとすると、指標ランクの危険度が上がることとなる領域を所定範囲として設定したデータテーブルに基づいて行うことができる。このデータテーブルは、説明の便宜上、たとえば、図8において所定範囲が設定された指標ランク特定表として示すことができる。
図8に示す指標ランク特定表は、所定範囲についての説明の便宜上、図7中において符号Aで示す領域での指標ランク及び所定範囲が示された一覧表となっている。
図8において、気温は、25℃から35℃までの範囲において、1℃間隔に設定して示され、湿度は50%から90%までの範囲において、5%間隔で設定して示されている。そして、所定範囲は、指標ランク「B」,「C」,「D」において、図8中、指標ランクが太字、かつ、網掛けで示された部分に設定されたもの(すなわち、所定範囲内あることを示す符号が付されているもの)として示されている。
したがって、測定した気温及び湿度から特定される指標ランクが、たとえば、所定範囲情報として符号を伴う場合、指標ランクは所定範囲内であると判断されるものとなる。
図8において、気温は、25℃から35℃までの範囲において、1℃間隔に設定して示され、湿度は50%から90%までの範囲において、5%間隔で設定して示されている。そして、所定範囲は、指標ランク「B」,「C」,「D」において、図8中、指標ランクが太字、かつ、網掛けで示された部分に設定されたもの(すなわち、所定範囲内あることを示す符号が付されているもの)として示されている。
したがって、測定した気温及び湿度から特定される指標ランクが、たとえば、所定範囲情報として符号を伴う場合、指標ランクは所定範囲内であると判断されるものとなる。
具体的には、指標ランクBは「25,50〜90(50%乃至90%)」「26,50〜75」「27,50〜65」及び「28,50」の範囲に区分され、そのうち気温が所定数値として1℃以上上昇したとすると指標ランクが「B」から「C」へ代わることとなる、「25,80〜90」「26,70〜75」「27,55〜65」「28,50」に所定範囲は設定されたものとなっている。また、重複するが、指標ランクBの範囲において、湿度が所定数値として5%以上上昇したとすると指標ランクが「B」から「C」へ代わることとなる、「26,75」「27,65」「28,50」に所定範囲は設定されたものとなっている。さらに、指標ランクBの範囲において、気温が所定数値として1℃以上し、かつ、湿度が所定数値として5%以上共に上昇したとすると指標ランクが「B」から「C」へ代わることとなる、「25,75」「26,65」「27,50」にも所定範囲は設定されたものとなっている。
また、指標ランクCは「26,80〜90」、「27,70〜90」、「28,55〜90」「29,50〜75」「30,50〜65」及び「31,50〜55」の範囲に区分され、そのうち気温が所定数値として1℃以上上昇したとすると指標ランクが「C」から「D」へ代わることとなる、「28,80〜90」「29,70〜75」「30,60〜65」「31,50〜55」に所定範囲は設定されたものとなっている。また、重複するが、指標ランクCの範囲において、湿度が所定数値として5%以上上昇したとすると指標ランクが「C」から「D」へ代わることとなる、「29,75」「30,65」「31,55」に所定範囲は設定されたものとなっている。さらに、指標ランクCの範囲において、気温が所定数値として1℃以上し、かつ、湿度が所定数値として5%以上共に上昇したとすると指標ランクが「C」から「D」へ代わることとなる、「28,75」「29,65」「30,55」にも所定範囲は設定されたものとなっている。
さらに、指標ランクDは「29,80〜90」、「30,70〜90」、「31,60〜85」「32,50〜75」「33,50〜65」及び「34,50〜55」の範囲に区分され、そのうち気温が所定数値として1℃以上上昇したとすると指標ランクが「D」から「E」へ代わることとなる、「30,90」「31,80〜85」「32,70〜75」「33,60〜65」及び「34,50〜55」に所定範囲は設定されたものとなっている。また、重複するが、指標ランクDの範囲において、湿度が所定数値として5%以上上昇したとすると指標ランクが「D」から「E」へ代わることとなる、「31,85」「32,75」「33,65」及び「34,55」に所定範囲は設定されたものとなっている。さらに、指標ランクDの範囲において、気温が所定数値として1℃以上し、かつ、湿度が所定数値として5%以上共に上昇したとすると指標ランクが「D」から「E」へ代わることとなる、「30,85」「31,75」「32,65」及び「33,55」にも所定範囲は設定されたものとなっている。
その結果、制御部6が、指標ランクは所定範囲内であると判断した場合(YES)、制御部6は、環境報知情報記憶部32を参照して指標ランクに基づいて、第二環境報知情報としての付加環境報知情報を特定する(S100)。
付加環境報知情報の特定は、指標ランク内において設定された所定範囲情報と、これに応じた付加環境報知情報とを関連付けたデータテーブルに基づいて行うことができる。このデータテーブルは、説明の便宜上、図9において環境報知情報特定表として示すことができる。したがって、環境報知情報記憶部32は、指標ランク情報と、これに応じた基本環境報知情報とを関連付けて記憶すると共に、指標ランク内において設定された所定範囲情報と、これに応じた付加環境報知情報とを関連付けて記憶する。
付加環境報知情報の特定は、指標ランク内において設定された所定範囲情報と、これに応じた付加環境報知情報とを関連付けたデータテーブルに基づいて行うことができる。このデータテーブルは、説明の便宜上、図9において環境報知情報特定表として示すことができる。したがって、環境報知情報記憶部32は、指標ランク情報と、これに応じた基本環境報知情報とを関連付けて記憶すると共に、指標ランク内において設定された所定範囲情報と、これに応じた付加環境報知情報とを関連付けて記憶する。
図9においては、付加環境報知情報は、たとえば、指標値ランクがBであって、所定範囲内あれば、黄緑色のLEDが点灯するといった基本環境報知情報に加えて、点灯する黄緑色のLEDが点滅するといった付加環境報知情報に応じた報知を行うものとして示されている。また、付加環境報知情報は、指標値ランクがCであって、所定範囲内あれば、黄色のLEDが点灯するといった基本環境報知情報に加えて、点灯する黄色のLEDが点滅するといった付加環境報知情報に応じた報知を行うものとして示されている。さらに、付加環境報知情報は、指標値ランクがDであって、所定範囲内あれば、橙色のLEDが点灯するといった基本環境報知情報に加えて、点灯する橙色のLEDが点滅するといった付加環境報知情報に応じた報知を行うものとして示されている。
したがって、制御部6が、指標ランクは所定範囲内であると判断した場合(YES)、制御部6は、温度センサ21から得た気温情報、及び湿度センサ22から得た湿度情報を表示部(ディスプレイ)8へ送ると共に、特定した基本環境報知情報に付加環境報知情報を加えた報知情報を生成して報知部7へ送る。
一方、制御部6が、指標ランクは範囲内でない判断した場合(NO)、制御部6は、温度センサ21から得た気温情報、及び湿度センサ22から得た湿度情報と共に表示部(ディスプレイ)8へ送ると共に、特定した基本環境報知情報による報知情報を生成して報知部7へ送る。
一方、制御部6が、指標ランクは範囲内でない判断した場合(NO)、制御部6は、温度センサ21から得た気温情報、及び湿度センサ22から得た湿度情報と共に表示部(ディスプレイ)8へ送ると共に、特定した基本環境報知情報による報知情報を生成して報知部7へ送る。
そして、表示部8は、制御部6から送られた気温情報と湿度情報に応じた表示を行う(S110)。
この表示部8での表示としては、たとえば、図10(B)に示すように、測定した気温及び湿度を表示することができる。
図10(B)において、表示部8には、気温が「32.3℃」、湿度が「78%」と表示されていることが示されている。
この表示部8での表示としては、たとえば、図10(B)に示すように、測定した気温及び湿度を表示することができる。
図10(B)において、表示部8には、気温が「32.3℃」、湿度が「78%」と表示されていることが示されている。
一方、報知部7は、制御部6から送られた報知情報による指示に応じて、該当するLED71を点灯、もしくは該当するLED71を点灯すると共に、所定のLED71を点滅する報知を行う(S120)。
この報知部での基本環境報知情報の報知動作としては、たとえば、図10(B)に示すように、指標ランクに応じて何色のLEDが点灯するかといったLEDの色彩の変化と、何番目のLEDが点灯するかといったLEDの位置の変化で行うことができる。
図10(B)において、5つのLED71a,71b,71c,71d,71eが備えられ、図中一番左に配された1番目のLED71aがほぼ安全を示す緑色、2番目のLED71bが注意を示す黄緑色、図中真ん中に配された3番目のLED71cが警戒を示す黄色、4番目のLED71dが厳重警戒を示す橙色、図中一番右に配された5番目のLED71eが危険を示す赤色、といった位置ごとに異なる色彩を呈するものとした場合、環境報知情報に応じた報知は、3番目の黄色のLED71cが点灯するものとして示されている。これにより、現在の周囲の環境は、「警戒」を要するものであることがわかる。
図10(B)において、5つのLED71a,71b,71c,71d,71eが備えられ、図中一番左に配された1番目のLED71aがほぼ安全を示す緑色、2番目のLED71bが注意を示す黄緑色、図中真ん中に配された3番目のLED71cが警戒を示す黄色、4番目のLED71dが厳重警戒を示す橙色、図中一番右に配された5番目のLED71eが危険を示す赤色、といった位置ごとに異なる色彩を呈するものとした場合、環境報知情報に応じた報知は、3番目の黄色のLED71cが点灯するものとして示されている。これにより、現在の周囲の環境は、「警戒」を要するものであることがわかる。
なお、基本環境報知情報は、LEDがいくつ点灯するかといったLEDの点灯数や、何番目のLEDが点灯するかといったLEDの点灯位置、LEDの色彩変化とLEDの点灯数又は点灯位置を適宜組み合わせて報知するものであっても良い。
一方、付加環境報知情報が加わった報知動作としては、図10(B)及び(C)に示すように、基本環境報知情報に基づいて点灯するLEDの点滅で行うことができる。
図10において、基本環境報知情報と付加環境報知情報に応じた報知は、基本環境報知情報に応じて、3番目の黄色のLED71cが点灯する(図10(B)を参照)と共に、付加環境報知情報に応じて、点灯している3番目の黄色のLED71cが一時的に消灯する(図10(C)を参照)ことが交互に繰り返されることで、3番目の黄色のLED71cが点滅するものとして示されている。
図10において、基本環境報知情報と付加環境報知情報に応じた報知は、基本環境報知情報に応じて、3番目の黄色のLED71cが点灯する(図10(B)を参照)と共に、付加環境報知情報に応じて、点灯している3番目の黄色のLED71cが一時的に消灯する(図10(C)を参照)ことが交互に繰り返されることで、3番目の黄色のLED71cが点滅するものとして示されている。
なお、図4には示していないが、本発明において、付加環境報知情報は、熱中症になり易い危険度が上昇しつつある状況のときだけ、これに応じた報知を行うものとすると望ましい。すなわち、特定された指標ランクが同じ区分であったとしても、熱中症になり易い危険度が低下している状況のときは付加環境報知情報に応じた報知は行わないものとする。
この基本環境報知情報と付加環境報知情報に応じた報知は、何色のLEDを点滅させるか、何番目のLEDを点滅させるか、LEDをいくつ点滅させるか、どのようなタイミングでLEDを点滅させるか、といった動的変化で報知することができる。また、このようなLEDの色彩や位置、数、点滅のタイミングを適宜組み合わせて報知するものであっても良い。
これにより、点灯するLED71の色彩又は位置と、その点滅により、現在の周囲の環境は「警戒」を要するものであるが、もうすぐ周囲の環境は「厳重警戒」を要する状態になるであろうといった予告を報知することができるものとなる。ゆえに、子供や高齢者、女性、病人もしくは病み上がりの人など、健康な成人と比較して体力的に劣る者や体力が落ちている者は、従来の健康な成人向けの報知(すなわち、「警戒」)に基づいて対処するのではなく、やや緩和された予告報知(すなわち、「もうすぐ厳重警戒」)に基づいて事前に対処することができる。
したがって、たとえば、健康な成人は、第一環境報知情報に応じたLEDの色彩の変化による報知を確認して指標値ランクの意味を理解し、子供や高齢者、女性、病人もしくは病み上がりの者などは、第一環境報知情報に応じた報知と共に、緩和された区分を示す第二環境報知情報を第一環境報知情報に加えたLEDの点滅による予告報知を確認して指標値ランクの意味を理解することで、多くの使用者が周囲環境の適否を自分に合わせて適切に確認することができる。
また、報知部7は、制御部6から送られた報知情報による指示に応じて、ブザー72を発鳴する報知を行う(S130)。
なお、上述した気温及び湿度の表示部8への表示と、LED71による報知、及びブザー72による報知は、説明上、時間的にある程度の間隔を置いて実行されるように誤解されるかも知れないが、これらは時間的に大差なく殆んど同時に実行されるものである。
そして、制御部6で特定した指標ランクに基づいて基本環境報知情報と、必要に応じて付加環境報知情報を報知すると、所定時間(たとえば、10秒)経過後、図10(A)に示すように、表示部8に表示された気温及び湿度、及びLED71の点灯を消すと共に、ブザー72が発鳴していたらこれを停止する(S140)。
以上により、本熱中症指標計での基本的な一連の動作が終了し、引き続き、制御部6は、予め設定された所定時間が経過したか否かの判断を繰り返す(S30)に戻って、上述した一連の動作を繰り返す。
また、制御部6は、測定の指示に基づいて温度センサ21及び湿度センサ22での測定結果を受け付け、気温は0℃以上50℃以下であるか否か判断(S50)した結果、制御部6が、気温は0℃以上50℃以下ではないと判断した場合(NO)、図5に示すように、制御部6は、引き続き気温は0℃未満であるか否か判断する(S51)。
その結果、制御部6が、気温は0℃未満であると判断した場合(YES)、制御部6は、0℃を下回る測定範囲外の気温であり、湿度は未特定であることを示す「LO/−−」と表示する測定情報を表示部8へ送り、LED71の点灯指示は行わない(S52)。
その結果、制御部6が、気温は0℃未満であると判断した場合(YES)、制御部6は、0℃を下回る測定範囲外の気温であり、湿度は未特定であることを示す「LO/−−」と表示する測定情報を表示部8へ送り、LED71の点灯指示は行わない(S52)。
一方、制御部6が、気温は0℃未満ではないと判断した場合(NO)、制御部6は、50℃を上回る測定範囲外の気温であり、湿度は未特定であることを示す「HI/−−」と表示する測定情報を表示部8へ送り、LED71の点灯指示は行わない(S53)。
その後、制御部6は、所定時間経過後、何れの場合も表示部8に表示した情報を消すステップ(S140)へと進み、本熱中症指標計での一連の動作を終了する。その後は、上述した動作の何れかに従う。
また、制御部6は、測定の指示に基づいて温度センサ21及び湿度センサ22での測定結果を受け付け、湿度は20%以上90%以下であるか否か判断(S60)した結果、制御部6が、湿度は20%以上90%以下ではないと判断した場合(NO)、図6に示すように、制御部6は、引き続き湿度20%未満であるか否か判断する(S61)。
その結果、制御部6が、湿度20%未満であると判断した場合(YES)、制御部6は、温度センサ21で測定した気温Tと、20%を下回る測定範囲外の湿度であることを示す「T/LO」と表示する測定情報を表示部8へ送り、表示部8はこれを表示する(S62)。
その結果、制御部6が、湿度20%未満であると判断した場合(YES)、制御部6は、温度センサ21で測定した気温Tと、20%を下回る測定範囲外の湿度であることを示す「T/LO」と表示する測定情報を表示部8へ送り、表示部8はこれを表示する(S62)。
引き続き、制御部6は、指標ランクの特定のため、20%未満であると判断した湿度を15%と仮定し(S63)、温度センサ21から得た気温情報と、仮定した湿度情報とに基づいて所定の指標ランクを上述と同様に特定する(S66)。
一方、制御部6が、湿度20%未満ではないと判断した場合(NO)、制御部6は、温度センサ21で測定した気温Tと、90%を上回る測定範囲外の湿度であることを示す「T/HI」と表示する測定情報を表示部8へ送り、表示部8はこれを表示する(S64)。
引き続き、制御部6は、指標ランクの特定のため、20%未満ではない、すなわち、90%を越えると判断した湿度を95%と仮定し(S65)、温度センサ21から得た気温情報と、仮定した湿度情報とに基づいて所定の指標ランクを上述と同様に特定する(S66)。
引き続き、制御部6は、指標ランクの特定のため、20%未満ではない、すなわち、90%を越えると判断した湿度を95%と仮定し(S65)、温度センサ21から得た気温情報と、仮定した湿度情報とに基づいて所定の指標ランクを上述と同様に特定する(S66)。
そして、制御部6は、特定した指標ランクに基づき環境報知情報記憶部3を参照して基本環境報知情報を特定するステップ(S80)へと進み、上述した本熱中症指標計での一連の動作を行うことになる。
以上のように本装置(熱中症指標計)では、気温と湿度を測定することで指標ランクを特定し、この指標ランクに基づいて判断される周囲の環境状況を、LEDランプの発光やブザーの発鳴といった基本環境報知情報で指標ランクごとに知らせるだけでなく、周囲の環境の危険度がもうじき上昇しそうな状況である場合に、LEDランプ点滅といった付加環境報知情報で予告するようにしたものである。
したがって、屋内外の職場や運動、日常生活等での熱中症予防に有効に利用することができる。
したがって、屋内外の職場や運動、日常生活等での熱中症予防に有効に利用することができる。
上記実施の形態では、付加環境報知情報を報知する第一の態様として、基本環境報知情報に基づいて点灯するLEDを点滅させる場合を説明したが、本発明においては、この態様に限定されることなく様々な態様とすることができる。以下、付加環境報知情報を報知する様々な態様について説明する。
まず、第二の態様として、基本環境報知情報に基づいて点灯するLEDとは異なる他のLEDを点滅させることで付加環境報知情報を報知するものとしても良い。このような付加環境報知情報の報知は、図9と同様に、たとえば、図11に示す環境報知情報特定表を用いて行うことができる。
図11においては、図8に示す指標ランクの範囲と同じ範囲を、それぞれ所定範囲として設定し、たとえば、指標ランクが「B」の場合、黄緑色のLEDを点灯するといった基本環境報知情報に加えて、このLEDとは異なる黄色のLEDを点滅するといった付加環境報知情報に応じた報知を行うものとして示されている。また、指標ランクが「C」の場合、黄色のLEDを点灯するといった基本環境報知情報に加えて、このLEDとは異なる橙色のLEDを点滅するといった付加環境報知情報に応じた報知を行うものとして示されている。さらに、指標ランクが「D」の場合、橙色のLEDを点灯するといった基本環境報知情報に加えて、このLEDとは異なる赤色のLEDを点滅するといった付加環境報知情報に応じた報知を行うものとして示されている。
したがって、たとえば、気温と湿度が「25,80」であれば、図7に示す指標ランク情報の一覧表に基づいて特定された指示値ランク「B」に基づき、図11に示す環境報知情報の一覧表に基づいて特定された基本環境報知情報に応じてLEDが「黄緑色」に点灯し、さらに、図7(詳しくは、図8)に示す所定範囲情報の一覧表に基づいて特定された所定範囲情報に基づき、図11に示す付加環境報知情報の一覧表に基づいて特定された付加環境報知情報に応じて、黄緑色に点灯するLEDとは異なる黄色のLEDを点滅させるものとなる。
また、たとえば、気温と湿度が「30,60」であれば、図7に示す指標ランク情報の一覧表に基づいて特定された指示値ランク「C」に基づき、図11に示す環境報知情報の一覧表に基づいて特定された基本環境報知情報に応じてLEDが「黄色」に点灯し、さらに、図7(詳しくは、図8)に示す所定範囲情報の一覧表に基づいて特定された所定範囲情報に基づき、図11に示す付加環境報知情報の一覧表に基づいて特定された付加環境報知情報に応じて、黄色に点灯するLEDとは異なる橙色のLEDを点滅させるものとなる。
さらに、たとえば、気温と湿度が「30,90」であれば、図7に示す指標ランク情報の一覧表に基づいて特定された指示値ランク「D」に基づき、図11に示す環境報知情報の一覧表に基づいて特定された基本環境報知情報に応じてLEDが「橙色」に点灯し、さらに、図7(詳しくは、図8)に示す所定範囲情報の一覧表に基づいて特定された所定範囲情報に基づき、図11に示す付加環境報知情報の一覧表に基づいて特定された付加環境報知情報に応じて、橙色に点灯するLEDとは異なる赤色のLEDを点滅させるものとなる。
このような第二の態様による付加環境報知情報の報知動作は、たとえば、図12に示すことができる。
図12において、表示部8には、気温が「32.3℃」、湿度が「78%」と表示されている。また、基本環境報知情報に応じて、3番目の黄色のLED71cが点灯する(図12(A)を参照)ことと、付加環境報知情報に応じて、3番目の黄色のLED71cと共に、隣に配された4番目の橙色のLED71dが点灯する(図12(B)を参照)ことが交互に繰り返されることで、4番目の橙色のLED71dが点滅するものとして示されている。
図12において、表示部8には、気温が「32.3℃」、湿度が「78%」と表示されている。また、基本環境報知情報に応じて、3番目の黄色のLED71cが点灯する(図12(A)を参照)ことと、付加環境報知情報に応じて、3番目の黄色のLED71cと共に、隣に配された4番目の橙色のLED71dが点灯する(図12(B)を参照)ことが交互に繰り返されることで、4番目の橙色のLED71dが点滅するものとして示されている。
また、第三の態様として、基本環境報知情報に基づいて点灯するLEDと、このLEDとは異なる他のLEDをともに点滅させることで付加環境報知情報を報知するものとしても良い。このような付加環境報知情報の報知は、図9と同様に、たとえば、図13に示す環境報知情報特定表を用いて行うことができる。
図13においても、図8に示す指標ランクの範囲と同じ範囲を、それぞれ所定範囲として設定し、たとえば、指標ランクが「B」の場合、黄緑色のLEDを点灯するといった基本環境報知情報に加えて、点灯する黄緑色のLEDを点滅し、かつ、このLEDとは異なる黄色のLEDを点滅するといった付加環境報知情報に応じた報知を行うものとして示されている。また、指標ランクが「C」の場合、黄色のLEDを点灯するといった基本環境報知情報に加えて、点灯する黄色のLEDを点滅し、かつ、このLEDとは異なる橙色のLEDを点滅するといった付加環境報知情報に応じた報知を行うものとして示されている。さらに、指標ランクが「D」の場合、橙色のLEDを点灯するといった基本環境報知情報に加えて、点灯する橙色のLEDを点滅し、かつ、このLEDとは異なる赤色のLEDを点滅するといった付加環境報知情報に応じた報知を行うものとして示されている。
したがって、たとえば、気温と湿度が「25,80」であれば、図7に示す指標ランク情報の一覧表に基づいて特定された指示値ランク「B」に基づき、図13に示す環境報知情報の一覧表に基づいて特定された基本環境報知情報に応じてLEDが「黄緑色」に点灯し、さらに、図7(詳しくは、図8)に示す所定範囲情報の一覧表に基づいて特定された所定範囲情報に基づき、図13に示す付加環境報知情報の一覧表に基づいて特定された付加環境報知情報に応じて、黄緑色に点灯するLEDと、このLEDとは異なる黄色のLEDを共に点滅させるものとなる。
また、たとえば、気温と湿度が「30,60」であれば、図7に示す指標ランク情報の一覧表に基づいて特定された指示値ランク「C」に基づき、図13に示す環境報知情報の一覧表に基づいて特定された基本環境報知情報に応じてLEDが「黄色」に点灯し、さらに、図7(詳しくは、図8)に示す所定範囲情報の一覧表に基づいて特定された所定範囲情報に基づき、図13に示す付加環境報知情報の一覧表に基づいて特定された付加環境報知情報に応じて、黄色に点灯するLEDと、このLEDとは異なる橙色のLEDを共に点滅させるものとなる。
さらに、たとえば、気温と湿度が「30,90」であれば、図7に示す指標ランク情報の一覧表に基づいて特定された指示値ランク「D」に基づき、図13に示す環境報知情報の一覧表に基づいて特定された基本環境報知情報に応じてLEDが「橙色」に点灯し、さらに、図7(詳しくは、図8)に示す所定範囲情報の一覧表に基づいて特定された所定範囲情報に基づき、図13に示す付加環境報知情報の一覧表に基づいて特定された付加環境報知情報に応じて、橙色に点灯するLEDと、このLEDとは異なる赤色のLEDを共に点滅させるものとなる。
このような第三の態様による付加環境報知情報の報知動作は、たとえば、図14及び図15に示すことができる。図14に示す付加環境報知情報による報知動作は、共に点滅するLEDの点滅を同時に行うものであり、図15に示す付加環境報知情報による報知動作は、共に点滅するLEDの点滅を交互に行うものである。
図14において、表示部8には、気温が「32.3℃」、湿度が「78%」と表示されている。また、基本環境報知情報に応じて、3番目の黄色のLED71cが点灯し、かつ、付加環境報知情報に応じて、隣に配された4番目の橙色のLED71dが同時に点灯する(図14(A)を参照)ことと、付加環境報知情報に応じて、3番目の黄色のLED71cと、4番目の橙色のLED71dが共に消灯する(図14(B)を参照)ことが交互に繰り返されることで、3番目の黄色のLED71c(黄色)と、4番目の橙色のLED71d(橙色)が同時に点滅するものとして示されている。
一方、図15において、表示部8には、気温が「32.3℃」、湿度が「78%」と表示されている。また、基本環境報知情報に応じて、3番目の黄色のLED71cが点灯する(図15(A)を参照)ことと、付加環境報知情報に応じて、3番目の黄色のLED71cが一時的に消灯し、かつ、隣に配された4番目の橙色のLED71dが一時的に点灯する(図15(B)を参照)ことが交互に繰り返されることで、3番目の黄色のLED71cと、4番目の橙色のLED71dが交互に点滅するものとして示されている。
また、第四の態様として、何個のLEDが点灯するかといったLEDの点灯数で基本環境報知情報を報知し、この基本環境報知情報に基づいて点灯するLEDを点滅させることで付加環境報知情報を報知するものとしても良い。基本環境報知情報の特定は、指標ランクと、これに応じた基本環境報知情報、及び指標ランク内において設定された所定範囲と、これに応じた付加環境報知情報とを関連付けたデータベースに基づいて行うことができる。このデータベースは、説明の便宜上、図16において環境報知情報特定表として示すことができる。図16は、LED71の点灯数を変化させる場合の基本環境報知情報の報知方法が示された一覧表となっている。
図16においては、図9と同様に、報知手段を発光器(LED)及び警報器(ブザー)とし、基本環境報知情報として、指標値ランクに応じて点灯するLEDの数が変化すると共に、ブザーの発鳴有無及び発鳴の仕方を規定したものとして示されている。たとえば、指標値ランクが「A」であれば、LEDが1つ点灯し、ブザーは発鳴しない、指標値ランクが「B」であれば、LEDが2つ点灯し、ブザーは発鳴しない、指標値ランクが「C」であれば、LEDが3つ点灯し、ブザーは発鳴しない、指標値ランクが「D」であれば、LEDが4つ点灯すると共に、ブザーは短く5回発鳴する、そして、指標値ランクが「E」であれば、LEDが5つ点灯すると共に、ブザーは10秒間連続して発鳴する、といった指示を行うことが示されている。
また、図16において付加環境報知情報は、たとえば、指標値ランクがBであって、所定範囲内あれば、2つのLEDが点灯するといった基本環境報知情報に加えて、点灯する2つのLEDがともに点滅するといった付加環境報知情報に応じた報知を行うものとして示されている。また、付加環境報知情報は、指標値ランクがCであって、所定範囲内あれば、3つのLEDが点灯するといった基本環境報知情報に加えて、点灯する3つのLEDがともに点滅するといった付加環境報知情報に応じた報知を行うものとして示されている。さらに、付加環境報知情報は、指標値ランクがDであって、所定範囲内あれば、4つのLEDが点灯するといった基本環境報知情報に加えて、点灯する4つのLEDがともに点滅するといった付加環境報知情報に応じた報知を行うものとして示されている。
このような第四の態様による付加環境報知情報の報知動作は、たとえば、図17に示すことができる。
図17において、表示部8には、気温が「32.3℃」、湿度が「78%」と表示されている。また、基本環境報知情報に応じて、1番目の緑色のLED71aと、2番目の黄緑色のLED71bと、3番目の黄色のLED71cがともに点灯する(図17(A)を参照)ことと、付加環境報知情報に応じて、点灯しているすべてのLED71a,71b,71cが一時的に消灯する(図17(B)を参照)ことが交互に繰り返されることで、3つのLED71a,71b,71cが同時に点滅するものとして示されている。
図17において、表示部8には、気温が「32.3℃」、湿度が「78%」と表示されている。また、基本環境報知情報に応じて、1番目の緑色のLED71aと、2番目の黄緑色のLED71bと、3番目の黄色のLED71cがともに点灯する(図17(A)を参照)ことと、付加環境報知情報に応じて、点灯しているすべてのLED71a,71b,71cが一時的に消灯する(図17(B)を参照)ことが交互に繰り返されることで、3つのLED71a,71b,71cが同時に点滅するものとして示されている。
また、第五の態様として、何個のLEDが点灯するかといったLEDの点灯数で基本環境報知情報を報知し、さらに、これらのLEDとは異なる他のLEDを点滅させることで付加環境報知情報を報知するものとしても良い。このような付加環境報知情報の報知は、図16と同様に、たとえば、図18に示す環境報知情報特定表を用いて行うことができる。
図18においては、図8に示す指標ランクの範囲と同じ範囲を、それぞれ所定範囲として設定し、たとえば、指標ランクが「B」の場合、2つのLEDが点灯するといった基本環境報知情報に加えて、3つ目のLEDが点滅するといった付加環境報知情報に応じた報知を行うものとして示されている。また、指標ランクが「C」の場合、3つのLEDが点灯するといった基本環境報知情報に加えて、4つ目のLEDが点滅するといった付加環境報知情報に応じた報知を行うものとして示されている。さらに、指標ランクが「D」の場合、4つのLEDが点灯するといった基本環境報知情報に加えて、5つ目のLEDが点滅するといった付加環境報知情報に応じた報知を行うものとして示されている。
したがって、たとえば、気温と湿度が「25,80」であれば、図7に示す指標ランク情報の一覧表に基づいて特定された指示値ランク「B」に基づき、図18に示す環境報知情報の一覧表に基づいて特定された基本環境報知情報に応じて、たとえば、1つ目のLEDと2つ目のLEDの2つを点灯し、さらに、図7(詳しくは、図8)に示す所定範囲情報の一覧表に基づいて特定された所定範囲情報に基づき、図18に示す付加環境報知情報の一覧表に基づいて特定された付加環境報知情報に応じて、3つ目のLEDを点滅させるものとなる。
また、たとえば、気温と湿度が「30,60」であれば、図7に示す指標ランク情報の一覧表に基づいて特定された指示値ランク「C」に基づき、図18に示す環境報知情報の一覧表に基づいて特定された基本環境報知情報に応じて、たとえば、1つ目のLEDから3つ目のLEDまでの3つを点灯し、さらに、図7(詳しくは、図8)に示す所定範囲情報の一覧表に基づいて特定された所定範囲情報に基づき、図18に示す付加環境報知情報の一覧表に基づいて特定された付加環境報知情報に応じて、4つ目のLEDを点滅させるものとなる。
さらに、たとえば、気温と湿度が「30,90」であれば、図7に示す指標ランク情報の一覧表に基づいて特定された指示値ランク「D」に基づき、図18に示す環境報知情報の一覧表に基づいて特定された基本環境報知情報に応じて、たとえば、1つ目のLEDから4つ目のLEDまでの4つを点灯し、さらに、図7(詳しくは、図8)に示す所定範囲情報の一覧表に基づいて特定された所定範囲情報に基づき、図18に示す付加環境報知情報の一覧表に基づいて特定された付加環境報知情報に応じて、5つ目のLEDを点滅させるものとなる。
このような第五の態様による付加環境報知情報の報知動作は、たとえば、図19に示すことができる。
図19において、表示部8には、気温が「32.3℃」、湿度が「78%」と表示されている。また、基本環境報知情報に応じて、1番目の緑色のLED71aと、2番目の黄緑色のLED71bと、3番目の黄色のLED71cがともに点灯する(図19(A)を参照)ことと、付加環境報知情報に応じて、1番目から3番目までの3つのLED71a,71b,71cと共に、隣に配された4番目の橙色のLED71dが点灯する(図19(B)を参照)ことが交互に繰り返されることで、4番目の橙色のLED71dが点滅するものとして示されている。
図19において、表示部8には、気温が「32.3℃」、湿度が「78%」と表示されている。また、基本環境報知情報に応じて、1番目の緑色のLED71aと、2番目の黄緑色のLED71bと、3番目の黄色のLED71cがともに点灯する(図19(A)を参照)ことと、付加環境報知情報に応じて、1番目から3番目までの3つのLED71a,71b,71cと共に、隣に配された4番目の橙色のLED71dが点灯する(図19(B)を参照)ことが交互に繰り返されることで、4番目の橙色のLED71dが点滅するものとして示されている。
これにより、点灯するLED71の色彩又は数と、その点滅により、現在の周囲の環境は「警戒」を要するものであるが、もうすぐ周囲の環境は「厳重警戒」を要する状態になるであろうといった予告を報知することができるものとなる。
なお、上述の実施の形態では、使用者が身に付けることが可能な携帯型の万人用環境情報報知装置として説明したが、たとえば、図20に示すように、設置型の万人用環境情報報知装置51としても良い。
本装置51は、検知部2と、記憶部3と、制御部6と、報知部7とを少なくとも備え、これらを保持する筐体50をさらに備える。
本装置51は、検知部2と、記憶部3と、制御部6と、報知部7とを少なくとも備え、これらを保持する筐体50をさらに備える。
本装置51において検知部2は、温度検知部21及び湿度検知部22といった2つのセンサによって構成されている。
また、本装置51において記憶部3は、指標ランク情報記憶部31及び環境報知情報記憶部32によって構成されている。
また、本装置51において記憶部3は、指標ランク情報記憶部31及び環境報知情報記憶部32によって構成されている。
制御部6は、たとえば、電源スイッチ54がONされることによって周囲の環境情報の測定の指示を受付けたとき、計時部92で計測された経過時間に基づいて一定時間ごとに温度検知部21及び湿度検知部22での測定の実行を継続的に繰り返し指示する処理を行う機能を備える。
報知部7は、たとえば、点灯する色彩が変化する発光器とすることができる。図20において、本装置51の発光器は、5つのLED71a,71b,71c,71d,71eが備えられたものとして示されている。この発光器は、たとえば、図中一番左に配された1番目のLED71aはほぼ安全を示す緑色、2番目のLED71bが注意を示す黄緑色、図中真ん中に配された3番目のLED71cが警戒を示す黄色、4番目のLED71dが厳重警戒を示す橙色、図中一番右に配された5番目のLED71eが危険を示す赤色、といった位置ごとに異なる色彩を呈するものとし示されている。
図20において、3番目の黄色のLED71cが点灯するものとして示されている。これにより、現在の周囲の環境は、「警戒」を要するものであることがわかる。
図20において、3番目の黄色のLED71cが点灯するものとして示されている。これにより、現在の周囲の環境は、「警戒」を要するものであることがわかる。
また、筐体50は、正面中央に表示部(ディスプレイ)58を備える。この表示部58は、筐体50の正面中央のやや左側に配された、温度検知部21で測定した気温を表示する大きな表示部58Aと、同正面中央のやや右側に配された、測定した湿度を表示する大きな表示部58Bとから構成されている。
したがって、この設置型の万人用環境情報報知装置51を、多くの人が集まるホールや待合室、教室、会議室、事務所もしくは作業場等に設置しておくことで、健康な成人は勿論のこと、子供や高齢者、女性、病人もしくは病み上がりの者など、多くの使用者が自分に合わせて周囲環境の適否を適切に確認することができるようになる。
以上のように本実施の形態では、検知部2が、温度検知部21及び湿度検知部22により構成されることで、熱中症になり易い環境であるか否かを報知する装置として、熱中症指標計とすることができる場合を説明したが、本発明はこれに限定されない。
したがって、指標ランクを特定する区分や、これに応じた環境報知情報の内容を適宜変更することで、季節性インフルエンザになり易い環境であるか否かを報知する装置(風邪指標計)や、肌に悪影響を起こし易い環境であるか否かを報知する装置(素肌乾燥指標計)とすることもできる。以下、それぞれの装置とした場合について説明する。
したがって、指標ランクを特定する区分や、これに応じた環境報知情報の内容を適宜変更することで、季節性インフルエンザになり易い環境であるか否かを報知する装置(風邪指標計)や、肌に悪影響を起こし易い環境であるか否かを報知する装置(素肌乾燥指標計)とすることもできる。以下、それぞれの装置とした場合について説明する。
<風邪指標計>
季節性インフルエンザウイルスは、気温20℃、湿度50%以上において生存し難く、逆に気温10℃、湿度20%では長期に生存することが知られている。ゆえに、気温及び湿度から季節性流行性感冒への感染し易さを指標化すれば、万人用環境情報報知装置として風邪指標計とすることができる。
季節性インフルエンザウイルスは、気温20℃、湿度50%以上において生存し難く、逆に気温10℃、湿度20%では長期に生存することが知られている。ゆえに、気温及び湿度から季節性流行性感冒への感染し易さを指標化すれば、万人用環境情報報知装置として風邪指標計とすることができる。
この場合の指標ランクの特定は、上述した熱中症指標計と同様に、たとえば、測定した気温及び湿度の環境情報と、これにより特定される季節性流行性感冒(風邪)の指標を示す指標ランクとを関連付けたデータテーブルに基づいて行うことができる。このデータテーブルは、説明の便宜上、たとえば、図21に示す指標ランク特定表として示すことができる。
図21に示す指標ランク特定表は、横軸に気温が示され、縦軸に湿度が示され、これら気温と湿度の交点において指標値ランクが示された一覧表となっている。
図21において、気温は、説明の関係上0℃から24℃までの範囲において、6℃間隔ずつ0℃、6℃、12℃、18℃、24℃として設定されている。この気温の設定間隔は任意であり、温度センサ21で検知可能な気温情報の範囲において、1℃間隔であっても良いし、0.1℃や0.5℃、2℃といった任意の間隔で設定したものとしても良い。
湿度は、0%から100%の範囲において、10%間隔ずつ0%、10%、20%・・・80%、90%、100%として設定されている。この湿度の設定間隔も任意であり、湿度センサ22で検知可能な湿度情報の範囲において、1%間隔であっても良いし、2%や5%といった任意の間隔で設定したものとしても良い。
図21において、気温は、説明の関係上0℃から24℃までの範囲において、6℃間隔ずつ0℃、6℃、12℃、18℃、24℃として設定されている。この気温の設定間隔は任意であり、温度センサ21で検知可能な気温情報の範囲において、1℃間隔であっても良いし、0.1℃や0.5℃、2℃といった任意の間隔で設定したものとしても良い。
湿度は、0%から100%の範囲において、10%間隔ずつ0%、10%、20%・・・80%、90%、100%として設定されている。この湿度の設定間隔も任意であり、湿度センサ22で検知可能な湿度情報の範囲において、1%間隔であっても良いし、2%や5%といった任意の間隔で設定したものとしても良い。
また、指標ランクは、「ほぼ安全」を意味する「A」、「油断大敵」を意味する「B」、「注意」を意味する「C」、「警戒」を意味する「D」、「厳重警戒」を意味する「E」、として規定されることが示されている。具体的には、たとえば、気温が24℃、湿度が60%の場合(以下、説明の便宜上、気温と湿度の順番で座標のように「24,60」として記す。)、指標ランクは「A」となっている。同様に、「18,50」の場合、指標ランクは「B」であり、「12,40」の場合、指標ランクは「C」であり、「6,30」の場合、指標ランクは「D」であり、「0,20」の場合、指標ランクは「E」となっている。
この指標値ランクは、たとえば、従来から知られているWBGTと同様に、所定の式によって算出した指標を基に区分しても良いし、気温と湿度の経験値から区分するようにしても良い。
また、基本環境報知情報の特定は、指標ランクと、これに応じた基本環境報知情報、及び指標ランク内において設定された所定範囲と、これに応じた付加環境報知情報とを関連付けたデータベースに基づいて行うことができる。このデータベースとしては、説明の便宜上、たとえば、図22において環境報知情報特定表として示すことができる。図22は、LED71の色彩を変化させる場合の基本環境報知情報の報知方法を示した一覧表である。
図22においては、報知手段を発光器(LED)及び警報器(ブザー)とし、基本環境報知情報として、指標値ランクに応じて点灯するLEDの色彩が変化すると共に、ブザーの発鳴有無及び発鳴の仕方を規定したものとして示されている。たとえば、指標値ランクが「A」であれば、LEDが「緑色」に点灯し、ブザーは発鳴しない、指標値ランクが「B」であれば、LEDが「黄緑色」に点灯し、ブザーは発鳴しない、指標値ランクが「C」であれば、LEDが「黄色」に点灯し、ブザーは発鳴しない、指標値ランクが「D」であれば、LEDが「橙色」に点灯すると共に、ブザーは短く5回発鳴する、そして、指標値ランクが「E」であれば、LEDが「赤色」に点灯すると共に、ブザーは10秒間連続して発鳴する、といった指示を行うことが示されている。
また、指標ランクが所定範囲内であるか否か判断の特定方法としては、図8に示す一覧表と同様に、たとえば、同一の指標ランク内において、気温又は湿度の少なくとも何れか一方の測定数値が所定数値上昇したとすると、指標ランクの危険度が上がることとなる領域を所定範囲として設定した指標ランク特定表に基づいて行うことができる。
図22においては、付加環境報知情報は、指標ランクがBであって、所定範囲内あれば、たとえば、黄緑色のLEDが点灯するといった基本環境報知情報に加えて、点灯する黄緑色のLEDが点滅するといった付加環境報知情報に応じた報知を行うものとして示されている。また、付加環境報知情報は、指標ランクがCであって、所定範囲内あれば、たとえば、黄色のLEDが点灯するといった基本環境報知情報に加えて、点灯する黄色のLEDが点滅するといった付加環境報知情報に応じた報知を行うものとして示されている。さらに、付加環境報知情報は、指標ランクがDであって、所定範囲内あれば、たとえば、橙色のLEDが点灯するといった基本環境報知情報に加えて、点灯する橙色のLEDが点滅するといった付加環境報知情報に応じた報知を行うものとして示されている。
以上のように本装置(風邪指標計)では、気温と湿度を測定することで、風邪指標ランクを特定し、この風邪指標ランクに基づいて判断される周囲の環境状況を、LEDランプの発光やブザーの発鳴といった基本環境報知情報でランクごとに知らせるだけでなく、周囲の環境の危険度がもうじき上昇しそうな状況である場合に、LEDランプ点滅といった付加環境報知情報で予告するようにしたものである。したがって、日常生活等での風邪予防に有効に利用することができる。
なお、基本環境報知情報や付加環境報知情報による報知動作は、上述した熱中症指標計の場合と同様である。
なお、基本環境報知情報や付加環境報知情報による報知動作は、上述した熱中症指標計の場合と同様である。
<素肌乾燥指標計>
また、素肌は、気温や湿度が低い状態では発汗が少なく、乾燥した空気に晒されると水分の蒸散が急速に増加するため、肌は乾燥状態を引き起こしてかさついたものとなってしまう。ゆえに、気温及び湿度から素肌の乾燥し易さを指標化すれば、万人用環境情報報知装置として素肌乾燥指標計とすることができる。
また、素肌は、気温や湿度が低い状態では発汗が少なく、乾燥した空気に晒されると水分の蒸散が急速に増加するため、肌は乾燥状態を引き起こしてかさついたものとなってしまう。ゆえに、気温及び湿度から素肌の乾燥し易さを指標化すれば、万人用環境情報報知装置として素肌乾燥指標計とすることができる。
この場合の指標ランクの特定は、上述した熱中症指標計と同様に、たとえば、測定した気温及び湿度の環境情報と、これにより特定される素肌乾燥の指標を示す指標ランクとを関連付けたデータテーブルに基づいて行うことができる。このデータテーブルは、説明の便宜上、たとえば、図23に示す指標ランク特定表として示すことができる。
図23に示す指標ランク特定表は、横軸に気温が示され、縦軸に湿度が示され、これら気温と湿度の交点において指標値ランクが示された一覧表となっている。
図23において、気温は、説明の関係上5℃から25℃までの範囲において、5℃間隔ずつ5℃、10℃、15℃、20℃、25℃として設定されている。この気温の設定間隔は任意であり、温度センサ21で検知可能な気温情報の範囲において、1℃間隔であっても良いし、0.1℃や0.5℃、2℃といった任意の間隔で設定したものとしても良い。
湿度は、0%から100%の範囲において、10%間隔ずつ0%、10%、20%・・・80%、90%、100%として設定されている。この湿度の設定間隔も任意であり、湿度センサ22で検知可能な湿度情報の範囲において、1%間隔であっても良いし、2%や5%といった任意の間隔で設定したものとしても良い。
図23において、気温は、説明の関係上5℃から25℃までの範囲において、5℃間隔ずつ5℃、10℃、15℃、20℃、25℃として設定されている。この気温の設定間隔は任意であり、温度センサ21で検知可能な気温情報の範囲において、1℃間隔であっても良いし、0.1℃や0.5℃、2℃といった任意の間隔で設定したものとしても良い。
湿度は、0%から100%の範囲において、10%間隔ずつ0%、10%、20%・・・80%、90%、100%として設定されている。この湿度の設定間隔も任意であり、湿度センサ22で検知可能な湿度情報の範囲において、1%間隔であっても良いし、2%や5%といった任意の間隔で設定したものとしても良い。
また、指標値ランクは、べたべたを意味する「A」、快適を意味する「B」、注意を意味する「C」、警戒を意味する「D」、危険を意味する「E」、として規定されることが示されている。具体的には、たとえば、気温が25℃、湿度が90%の場合(以下、説明の便宜上、気温と湿度の順番で座標のように「25,90」として記す。)、指標ランクは「A」となっている。同様に、「20,80」の場合、指標ランクは「B」であり、「15,60」の場合、指標ランクは「C」であり、「10,50」の場合、指標ランクは「D」であり、「5,30」の場合、指標ランクは「E」となっている。
この指標値ランクもまた、たとえば、従来から知られているWBGTと同様に、所定の式によって算出した指標を基に区分しても良いし、気温と湿度の経験値から区分するようにしても良い。
また、基本環境報知情報の特定、指標ランクと、これに応じた基本環境報知情報、及び指標ランク内において設定された所定範囲と、これに応じた付加環境報知情報とを関連付けたデータテーブルに基づいて行うことができる。このデータテーブルは、説明の便宜上、たとえば、図24に示す環境報知情報特定表として示すことができる。図23は、LED71の色彩を変化させる場合の基本環境報知情報の報知方法を示した一覧表である。
図24においては、報知手段を発光器(LED)及び警報器(ブザー)とし、基本環境報知情報として、指標値ランクに応じて点灯するLEDの色彩が変化すると共に、ブザーの発鳴有無及び発鳴の仕方を規定したものとして示されている。たとえば、指標値ランクが「A」であれば、LEDが「緑色」に点灯し、ブザーは発鳴しない、指標値ランクが「B」であれば、LEDが「黄緑色」に点灯し、ブザーは発鳴しない、指標値ランクが「C」であれば、LEDが「黄色」に点灯し、ブザーは発鳴しない、指標値ランクが「D」であれば、LEDが「橙色」に点灯すると共に、ブザーは短く5回発鳴する、そして、指標値ランクが「E」であれば、LEDが「赤色」に点灯すると共に、ブザーは10秒間連続して発鳴する、といった指示を行うことが示されている。
また、指標ランクが所定範囲内であるか否か判断の特定方法としてもまた、図8に示す一覧表と同様に、たとえば、同一の指標ランク内において、気温又は湿度の少なくとも何れか一方の測定数値が所定数値上昇したとすると、指標ランクの危険度が上がることとなる領域を所定範囲として設定した指標ランク特定表に基づいて行うことができる。
図24においては、付加環境報知情報は、指標ランクがBであって、所定範囲」内あれば、たとえば、黄緑色のLEDが点灯するといった基本環境報知情報に加えて、点灯する黄緑色のLEDが点滅するといった付加環境報知情報に応じた報知を行うものとして示されている。また、付加環境報知情報は、指標ランクがCであって、所定範囲内あれば、たとえば、黄色のLEDが点灯するといった基本環境報知情報に加えて、点灯する黄色のLEDが点滅するといった付加環境報知情報に応じた報知を行うものとして示されている。さらに、付加環境報知情報は、指標値ランクがDであって、所定範囲内あれば、たとえば、橙色のLEDが点灯するといった基本環境報知情報に加えて、点灯する橙色のLEDが点滅するといった付加環境報知情報に応じた報知を行うものとして示されている。
以上のように本装置(素肌乾燥指標計)では、気温と湿度を測定することで、素肌乾燥指標を特定し、この素肌乾燥指標に基づいて判断される周囲の環境状況を、LEDランプの発光やブザーの発鳴といった基本環境報知情報でランクごとに知らせるだけでなく、周囲の環境の危険度がもうじきランクアップしそうな状況である場合に、LEDランプ点滅といった付加環境報知情報で予告するようにしたものである。したがって、日常生活等での素肌乾燥予防に有効に利用することができる。
なお、基本環境報知情報や付加環境報知情報による報知動作は、上述した熱中症指標計の場合と同様である。
なお、基本環境報知情報や付加環境報知情報による報知動作は、上述した熱中症指標計の場合と同様である。
また、本発明では、上述した熱中症指標計や風邪予防計、素肌乾燥予防計のように具体的に例示しないが、上述した各装置と同様に、温度検知部と湿度検知部により構成される検知部とし、この検知部で測定された周囲の環境情報(気温と湿度)に基づいて特定する指標ランクや、これに応じる環境報知情報の設定を適宜変更することで、洗濯物が乾き易い環境であるか否かを報知する装置(洗濯指数計)や、咽喉に好ましくない乾燥した環境であるか否か、もしくは火災が発生し易い乾燥した環境であるか否かを報知する装置(乾燥指数計)、雨が降る可能性のある環境であるか否かを報知する装置(雨指数計)、といった種々の装置とすることもできる。
<熱中症指標計&風邪指標計>
さらに、本発明では、上述した熱中症になり易い危険度、季節性流行性感冒に感染し易い危険度、肌に悪影響を及ぼし易い危険度といった指標のうち、所望により何れかの指標を選択して特定することが可能であり、その指標に基づく報知を行うことができる多機能装置としても良い。
さらに、本発明では、上述した熱中症になり易い危険度、季節性流行性感冒に感染し易い危険度、肌に悪影響を及ぼし易い危険度といった指標のうち、所望により何れかの指標を選択して特定することが可能であり、その指標に基づく報知を行うことができる多機能装置としても良い。
以下、図25乃至図27を参照しながら、上述した携帯型の万人用環境情報報知装置とは異なる部分を中心に簡単に説明する。
本実施の形態では、多機能装置の一例として、熱中症になり易い危険度の指標と、季節性流行性感冒に感染し易い危険度の指標をそれぞれ特定することが可能な、設置型の万人用環境情報報知装置について説明する。
したがって、本実施の形態では、上述した実施の形態と同様の構成部分は同じ符号を付してその説明は省略し、特に説明しない限り同じであるものとする。
本実施の形態では、多機能装置の一例として、熱中症になり易い危険度の指標と、季節性流行性感冒に感染し易い危険度の指標をそれぞれ特定することが可能な、設置型の万人用環境情報報知装置について説明する。
したがって、本実施の形態では、上述した実施の形態と同様の構成部分は同じ符号を付してその説明は省略し、特に説明しない限り同じであるものとする。
図25乃至図27に示すように、本実施の形態に係る多機能の万人用環境情報報知装置(以下、単に「多機能装置」という。)101は、検知部2と、記憶部3と、制御部6と、報知部7とを少なくとも備え、これらを保持する筐体110をさらに備える。また、本多機能装置101は、上述した装置1の構成に加えて、機能切換スイッチ5をさらに備える。
したがって、多機能装置101は、記憶部3において、熱中症になり易い危険度の指標を特定することが可能な指標ランク情報及び環境報知情報と、季節性流行性感冒に感染し易い危険度の指標を特定することが可能な指標ランク情報及び環境報知情報とを備え、機能切換スイッチ5の操作によって選択的に機能するものとなっている。
したがって、多機能装置101は、記憶部3において、熱中症になり易い危険度の指標を特定することが可能な指標ランク情報及び環境報知情報と、季節性流行性感冒に感染し易い危険度の指標を特定することが可能な指標ランク情報及び環境報知情報とを備え、機能切換スイッチ5の操作によって選択的に機能するものとなっている。
制御部6は、複数の指標を特定する機能を備えており、温度検知部21で測定された気温情報と湿度検知部22で測定された湿度情報とに基づいて選択された指標のランクを特定する処理をさらに行う。複数の指標とは、同じ環境情報に基づいて特定可能なものをいい、本多機能装置101においては、環境情報として気温と湿度に基づいて特定することが可能な、熱中症になり易い危険度を示す指標と、季節性流行性感冒に感染し易い危険度を示す指標をいう。
機能切換スイッチ5は、制御部6によって特定する指標ランクの選択を行う指示を受付けるものである。この機能切換スイッチ5は、たとえば、スライドスイッチや、押圧ボタンスイッチとすることができる。
図25においては、右側へ移動させることで、熱中症指標についての指標ランクを特定し、左側へ移動させることで、風邪指標についての指標ランクを特定する選択を行うことが可能なスライドスイッチが機能切換スイッチ5として示され、この機能切換スイッチ5は、熱中症指標についての指標ランクを特定する選択がされている状態を示している。
図25においては、右側へ移動させることで、熱中症指標についての指標ランクを特定し、左側へ移動させることで、風邪指標についての指標ランクを特定する選択を行うことが可能なスライドスイッチが機能切換スイッチ5として示され、この機能切換スイッチ5は、熱中症指標についての指標ランクを特定する選択がされている状態を示している。
したがって、制御部6は、温度センサ21から得た気温情報と、湿度センサ22から得た湿度情報から、機能切換スイッチ5により指示(選択)された指標のランクを特定することで、所望の指標の危険度を報知することができる。
制御部6は、たとえば、CPU61やメモリ、ROM(Read Only Memory)65、RAM(Random Access Memory)63、各種回路等を具備するICとすることができる。制御部6に具備されたROM65は、指標ランク情報記憶部31及び環境報知情報記憶部32として機能するもの(すなわち、プログラム上に指標ランク情報と第一環境報知情報及び第二環境報知情報が設定されたもの)としても良い。
また、本多機能装置101は、筐体110の底部に、平坦な載置部111を備える。
この載置部111により、倒れたり、転がったりすることなく、机やテーブル等の上に安定して載置することができる。このような設置型の多機能装置101は、健康な成人に限らず、子供や高齢者、女性、病人もしくは病み上がりの者など複数の者が共同で使用する場合に有意である。
この載置部111により、倒れたり、転がったりすることなく、机やテーブル等の上に安定して載置することができる。このような設置型の多機能装置101は、健康な成人に限らず、子供や高齢者、女性、病人もしくは病み上がりの者など複数の者が共同で使用する場合に有意である。
図25及び図26においては、筐体10の正面中央部に表示部108が大きく設けられ、その下方に、右側へ移動させることで、熱中症指標計についての指標を特定し、左側へ移動させることで、風邪指標計についての指標を特定する選択を行うことが可能なスライドスイッチが機能切換スイッチ5として設けられていることが示されている。
また、表示部108の右側には、熱中症指標計用の報知部として、5つの発光ダイオード(LED)71Ra,71Rb,71Rc,71Rd,71Reが縦型弧状に配されている。図中一番下に配された1番目のLED71Raは、ほぼ安全を示す緑色、2番目のLED71Rbは注意を示す黄緑色、真ん中に配された3番目のLED71Rcは警戒を示す黄色、4番目のLED71Rdは厳重警戒を示す橙色、図中一番上に配された5番目のLED71Reは危険を示す赤色、といった位置ごとに異なる色彩を呈するものとして示されている。
一方、表示部108の左側には、風邪指標計用の報知部として、5つの発光ダイオード(LED)71La,71Lb,71Lc,71Ld,71Leが縦型弧状に配されている。図中一番下に配された1番目のLED71Laはほぼ安全を示す緑色、2番目のLED71Lbは油断大敵を示す黄緑色、真ん中に配された3番目のLED71Lcは注意を示す黄色、4番目のLED71Ldは警戒を示す橙色、図中一番上に配された5番目のLED71Leは厳重警戒を示す赤色、といった位置ごとに異なる色彩を呈するものとして示されている。
図25において、機能切換スイッチ5は、右側に移動され、熱中症指標計についての指標ランクを特定する選択がされている状態を示している。
また、表示部108には、気温が「32.3℃」、湿度が「78%」と表示されていることが示されている。
さらに、熱中症指標計用の報知部において、下から4番目に配された厳重警戒を意味する橙色のLED71Rdが点灯するものとして示されている。
また、表示部108には、気温が「32.3℃」、湿度が「78%」と表示されていることが示されている。
さらに、熱中症指標計用の報知部において、下から4番目に配された厳重警戒を意味する橙色のLED71Rdが点灯するものとして示されている。
また、図26において、機能切換スイッチ5は、左側に移動され、風邪指標計についての指標ランクを特定する選択がされている状態を示している。
また、表示部108には、気温が「22.3℃」、湿度が「48%」と表示されていることが示されている。
さらに、風邪予防計用の報知部において、下から3番目に配された注意を意味する黄色のLED72Lcが点灯するものとして示されている。
また、表示部108には、気温が「22.3℃」、湿度が「48%」と表示されていることが示されている。
さらに、風邪予防計用の報知部において、下から3番目に配された注意を意味する黄色のLED72Lcが点灯するものとして示されている。
なお、図25及び図26に示す多機能装置101は、机やテーブル等の上に載置して用いる設置型の万人用多機能環境情報報知装置であるが、図1及び図2に示す装置のように、筐体の上部に、保持具として環状の吊り下げ紐が取り付けられた携帯型多機能装置とすることもできる。
また、本発明は、検知部が上述した構成以外のものとなることを排除するものではない。
したがって、検知部が、他の環境情報として、たとえば、紫外線の強さを測定する紫外線検知部により構成されたものであれば、紫外線検知部で測定された環境情報に基づいて所定の指標ランクを特定し、さらに、この指標ランクに基づいて、皮膚に悪影響を及ぼす日焼けし易い環境であるか否かを報知する装置(日焼け予防計)とすることができる。
したがって、検知部が、他の環境情報として、たとえば、紫外線の強さを測定する紫外線検知部により構成されたものであれば、紫外線検知部で測定された環境情報に基づいて所定の指標ランクを特定し、さらに、この指標ランクに基づいて、皮膚に悪影響を及ぼす日焼けし易い環境であるか否かを報知する装置(日焼け予防計)とすることができる。
本発明は、周囲の環境の適否を報知する装置を扱う業種において産業上有用であり、特に、熱中症指標計や風邪指標計といった、周囲の環境が人体に影響を及ぼす虞があるか否かといった情報を事前に報知する装置の市場において有用である。
1,51,101 万人用環境情報報知装置、2 検知部、3 記憶部、4,54 電源スイッチ、5 機能切換スイッチ、6 制御部、7 報知部、8,58,108 表示部、10,50,110 筐体、11 保持具、12 開口部、21 温度センサ(第1検知部)、22 湿度センサ(第2検知部)、31 指標ランク情報記憶部、32 環境報知情報記憶部、61 CPU、62,65 ROM、63 RAM、71(71a,71b,71c,71d,71e) 発光器(報知手段:LED)、72 警報器(報知手段:ブザー)、91 電源、92 発振器(計時手段)、111 載置部。
Claims (18)
- 環境情報として気温及び湿度を測定し、測定した環境情報に基づいて周囲の環境の適否を段階的に区分した指標ランクに応じた視覚的情報又は聴覚的情報といった環境報知情報により報知するようにした装置であって、
測定した環境情報に基づいて特定した指標ランクが、同一の指標ランク内において予め設定した所定範囲内にあるとき、当該指標ランクに応じた第一環境報知情報による報知に加えて、前記第一環境報知情報とは異なる態様である第二環境報知情報による報知を行う手段を備えていることを特徴とする万人用環境情報報知装置。 - 前記第一環境報知情報は、特定した指標ランクに応じた発光器を点灯させるものであり、
前記第二環境報知情報は、前記第一環境報知情報に基づいて点灯する発光器を点滅させるものである、
ことを特徴とする請求項1に記載の万人用環境情報報知装置。 - 前記第一環境報知情報は、特定した指標ランクに応じた発光器を点灯させるものであり、
前記第二環境報知情報は、前記第一環境報知情報に基づいて点灯する発光器とは異なる他の発光器を点滅させるものである、
ことを特徴とする請求項1に記載の万人用環境情報報知装置。 - 前記第一環境報知情報は、特定した指標ランクに応じた発光器を点灯させるものであり、
前記第二環境報知情報は、前記第一環境報知情報に基づいて点灯する発光器と、当該発光器とは異なる他の発光器とを共に点滅させるものである、
ことを特徴とする請求項1に記載の万人用環境情報報知装置。 - 前記第二環境報知情報は、前記第一環境報知情報に基づいて点灯する発光器の点滅動作と、当該発光器とは異なる他の発光器との点滅動作とを同時に行わせるものである、
ことを特徴とする請求項4に記載の万人用環境情報報知装置。 - 前記第二環境報知情報は、前記第一環境報知情報に基づいて点灯する発光器の点滅動作と、当該発光器とは異なる他の発光器との点滅動作とを交互に行わせるものである、
ことを特徴とする請求項4に記載の万人用環境情報報知装置。 - 前記指標ランクは、熱中症になり易い危険度、季節性流行性感冒に感染し易い危険度、肌に悪影響を及ぼし易い危険度の何れかを示すものである、
ことを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載の万人用環境情報報知装置。 - 前記指標ランクは、熱中症になり易い危険度、季節性流行性感冒に感染し易い危険度、肌に悪影響を及ぼし易い危険度の何れかを選択して示すものである、
ことを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載の万人用環境情報報知装置。 - 前記所定範囲は、環境情報の少なくとも何れか一方の測定数値が所定数値上昇したとすると、指標ランクの危険度が上がることとなる領域に設定されている、
ことを特徴とする請求項1乃至8の何れか1項に記載の万人用環境情報報知装置。 - 環境情報として気温及び湿度を測定し、測定した環境情報に基づいて周囲の環境の適否を段階的に区分した指標ランクに応じた視覚的情報又は聴覚的情報といった環境報知情報により報知するようにした装置であって、
周囲の環境情報を測定する検知手段と、
前記検知手段で測定された環境情報と、当該環境状況を段階的に区分して設定した指標ランクとを関連付けて記憶する指標ランク情報記憶手段と、
前記指標ランクと、当該指標ランクに応じて実行する環境報知情報とを関連付けて記憶する環境報知情報記憶手段と、
前記検知手段で測定された環境情報に基づき前記指標ランク情報記憶手段を参照して指標ランクを特定すると共に、前記環境報知情報記憶手段を参照して当該指標ランクに応じた環境報知情報を特定する制御手段と、
前記制御手段で特定された環境報知情報に応じた報知を行う報知手段と、
を少なくとも備え、
前記検知手段は、気温を測定する温度センサと、湿度を測定する湿度センサとから構成され、
前記指標ランク情報記憶手段は、測定された環境情報から特定される指標ランクが同一となる指標ランク内を区分して所定範囲を設定するものであり、
前記環境報知情報記憶手段は、環境報知情報として、指標ランクごとに行う第一環境報知情報と、指標ランクが同一の指標ランク内において予め設定した所定範囲内のときに行う前記第一環境報知情報とは異なる態様である第二環境報知情報とを記憶するものであり、
前記制御手段は、前記環境報知情報記憶手段を参照し、特定した指標ランクに基づいて第一環境報知情報を特定し、当該指標ランクが同一の指標ランク内において予め設定された所定範囲内にあるとき、前記第一環境報知情報の特定と共に第二環境報知情報をも特定し、さらに、前記第一環境報知情報に前記第二環境報知情報を加えた環境報知情報を生成して、当該環境報知情報を前記報知手段に通知するものである、
ことを特徴とする万人用環境情報報知装置。 - 前記報知手段は、点灯色彩が変化する1又は2以上の発光器、もしくは点灯数又は点灯位置が変化する複数の発光器であり、
前記環境報知情報記憶手段は、第一環境報知情報として発光器の点灯動作を記憶すると共に、第二環境報知情報として発光器の点滅動作を記憶し、
前記制御手段は、特定した指標ランクに応じた発光器を点灯させる第一環境報知情報を特定すると共に、当該指標ランクが所定範囲内であるとき、前記第一環境報知情報に基づいて点灯する発光器を点滅させる第二環境報知情報を特定する、
ことを特徴とする請求項10に記載の万人用環境情報報知装置。 - 前記報知手段は、点灯色彩が変化する1又は2以上の発光器、もしくは点灯数又は点灯位置が変化する複数の発光器であり、
前記環境報知情報記憶手段は、第一環境報知情報として発光器の点灯動作を記憶すると共に、第二環境報知情報として発光器の点滅動作を記憶し、
前記制御手段は、特定した指標ランクに応じた発光器を点灯させる第一環境報知情報を特定すると共に、当該指標ランクが所定範囲内であるとき、前記第一環境報知情報に基づいて点灯する発光器とは異なる他の発光器を点滅させる第二環境報知情報を特定する、
ことを特徴とする請求項10に記載の万人用環境情報報知装置。 - 前記報知手段は、点灯色彩が変化する1又は2以上の発光器、もしくは点灯数又は点灯位置が変化する複数の発光器であり、
前記環境報知情報記憶手段は、第一環境報知情報として発光器の点灯動作を記憶すると共に、第二環境報知情報として発光器の点滅動作を記憶し、
前記制御手段は、特定した指標ランクに応じた発光器を点灯させる第一環境報知情報を特定すると共に、当該指標ランクが所定範囲内であるとき、前記第一環境報知情報に基づいて点灯する発光器と、当該発光器とは異なる他の発光器とを共に点滅させる第二環境報知情報を特定する、
ことを特徴とする請求項10に記載の万人用環境情報報知装置。 - 前記第二環境報知情報は、前記第一環境報知情報に基づいて点灯する発光器の点滅動作と、当該発光器とは異なる他の発光器との点滅動作とを同時に行わせるものである、
ことを特徴とする請求項13に記載の万人用環境情報報知装置。 - 前記第二環境報知情報は、前記第一環境報知情報に基づいて点灯する発光器の点滅動作と、当該発光器とは異なる他の発光器との点滅動作とを交互に行わせるものである、
ことを特徴とする請求項13に記載の万人用環境情報報知装置。 - 前記制御手段は、熱中症になり易い危険度、季節性流行性感冒に感染し易い危険度、肌に悪影響を及ぼし易い危険度の何れかを示す指標ランクに応じた環境報知情報を生成する、
ことを特徴とする請求項10乃至15の何れか1項に記載の万人用環境情報報知装置。 - 前記制御手段は、熱中症になり易い危険度、季節性流行性感冒に感染し易い危険度、肌に悪影響を及ぼし易い危険度の何れかを示す指標ランクに応じた環境報知情報を選択して生成し、
前記制御手段によって生成する環境報知情報の選択を行う切換スイッチをさらに備える、
ことを特徴とする請求項10乃至15の何れか1項に記載の万人用環境情報報知装置。 - 前記指標ランク情報記憶手段は、環境情報である気温又は湿度の少なくとも何れか一方の測定数値が所定数値上昇したとすると、指標ランクの危険度が上がることとなる領域に所定範囲を設定している、
ことを特徴とする請求項10乃至17の何れか1項に記載の万人用環境情報報知装置。
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