JP6390937B2 - 人感装置 - Google Patents

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Description

この発明は、人感装置に関し、特に、温度測定部により、測定領域内のユーザの静止状態および移動状態を把握することが可能な人感装置に関する。
従来、温度測定部により、測定領域内のユーザの静止状態および移動状態を把握することが可能な人体検知装置(人感装置)が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
上記特許文献1には、焦電素子を含む焦電型赤外線センサ(温度測定部)を備えた人体検知装置が開示されている。この焦電型赤外線センサは、焦電素子における温度の変化に基づく誘電体の分極変化(焦電効果)を検出して、監視領域(測定領域)の温度の変化を出力する。つまり、焦電型赤外線センサは、測定対象の温度自体を直接的に測定することができないため、焦電型赤外線センサのみでは、温度の変化がない静止状態のユーザを検知することができない。そこで、上記特許文献1の人体検知装置は、赤外線の受光部分に赤外線の入射を断続的に遮るチョッパおよびチョッパの駆動機構をさらに備えている。このチョッパは、赤外線の入射を断続的に遮ることによって、チョッパの温度とユーザの温度との温度の変化を断続的に生成して、焦電型赤外線センサに温度の変化を検出させるために設けられている。そして、検出される温度の変化が略一定であれば、焦電型赤外線センサは、ユーザの静止状態を検知するように構成されている。
特開2002−148354号公報
しかしながら、上記特許文献1の人体検知装置では、ユーザの静止状態を把握(判断)するために、チョッパおよびチョッパの駆動機構が必要となり、人体検知装置の装置構成が複雑になるという問題点がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、ユーザの静止状態および移動状態を把握するための人感装置本体の構成を簡略化することが可能な人感センサを提供することである。
この発明の一の局面による人感装置は、ユーザを認識する複数の測定領域を有しており、測定領域ごとにユーザの静止状態での温度およびユーザの移動状態での温度を直接的に測定可能な温度測定部と、測定領域ごとに温度測定部により直接的に測定された温度の測定結果に基づいて、ユーザが静止状態であるか否かを判断する制御部とを備え、制御部は、測定領域ごとに温度測定部により直接的に測定された温度に基づいて、ユーザが静止状態であると判断した状態が所定の時間以上継続した場合に、ユーザの監視者にユーザが所定の要確認状態であることを通知する通知制御を行うように構成されている。
この発明の一の局面による人感装置では、上記のように、ユーザの静止状態での温度およびユーザの移動状態での温度を直接的に測定可能な温度測定部を設けることによって、従来の焦電素子とは異なり、ユーザの移動状態のみならず、静止状態も直接的に温度を測定することにより把握することができるので、静止状態を把握するための特別な構成(チョッパなど)は必要ない。その結果、ユーザの静止状態および移動状態を把握するための人感装置の装置構成を簡略化することができる。また、ユーザが静止状態であると判断した状態が所定の時間以上継続した場合に、ユーザの監視者にユーザが所定の要確認状態であることを通知することによって、比較的早い段階でユーザが要確認状態であることが監視者に通知されるので、監視者は、比較的早い段階でユーザの異常に対応することができる。
上記一の局面による人感装置において、好ましくは、温度測定部および制御部は、人感装置本体に設けられており、温度測定部が設けられている空間とは異なるユーザの監視者が認識可能な空間に設置された表示部をさらに備え、人感装置本体に設けられた制御部は、測定領域ごとに温度測定部により直接的に測定された温度に基づいて、予め設定された要確認状態を含む複数の所定の状態のうちの1つの状態に関する情報をユーザの監視者が識別可能な態様で表示部に対して出力することにより、監視者にユーザの状態を通知する通知制御を行うように構成されている。このように構成すれば、ユーザの複数の所定の状態のうちの1つの状態に関する情報が、ユーザの監視者が識別可能な態様で表示部に対して出力されるので、ユーザの監視者は、ユーザに関する通知を受けることによって、ユーザが予め設定された何らかの状態になったことのみならず、状態の内容も把握することができる。
上記一の局面による人感装置において、好ましくは、制御部は、測定領域ごとに温度測定部により直接的に測定された温度に基づいてユーザが静止状態であると判断した状態が所定の時間以上継続したことに基づいて、ユーザおよび監視者のうちの少なくとも一方にユーザの安否状態を確認する予告通知をするとともに、予告通知に対してユーザからの応答がない場合に、ユーザの監視者に対して、測定領域内でのユーザが倒れている可能性がある要確認状態であることを通知する通知制御を行うように構成されている。このように構成すれば、先に行われる確認的な予告通知と、後に行われる警告的な通知との2段階に分けて通知がなされるので、要確認状態でない場合に、予告通知に基づいてユーザまたは監視者が警告的な通知を行わないように予告通知の解除などを行うことができる。これにより、不要な警告的な通知を減らすことができる。その結果、監視者に無用な心配を掛けることを抑制することができる。この結果、監視者の監視負担を軽減することができる。
この場合、好ましくは、複数の測定領域は、ユーザが略静止して位置する静止状態測定領域と、静止状態測定領域以外の非静止状態測定領域とを含み、所定の時間は、第1の時間および第1の時間よりも短い第2の時間を含み、制御部は、静止状態測定領域においてユーザが静止状態であると第1の時間以上継続して判断された場合、または、非静止状態測定領域においてユーザが静止状態であると第2の時間以上継続して判断された場合に、予告通知をする制御を行うように構成されている。このように構成すれば、測定領域内で、ユーザが比較的長い時間位置する領域(静止状態測定領域)に第1の時間経過後に予告通知がなされ、そうでない領域(非静止状態測定領域)に第1の時間よりも短い第2の時間経過後に予告通知がなされるので、ユーザが静止状態測定領域に位置する場合の、余計な予告通知を減少させることができるとともに、ユーザが非静止状態測定領域において静止している位置する場合に、早期に予告通知を行うことができる。
上記一の局面による人感装置において、好ましくは、表示画面を有する情報端末と無線接続による通信が可能な通信部をさらに備え、制御部は、温度測定部によるユーザが静止状態であると判断した状態が所定の時間以上継続している場合に、通信部を介して、ユーザの所定の状態に関する情報をユーザの監視者が保有する情報端末に通知する通知制御を行うように構成されている。このように構成すれば、監視者の保有する情報端末にユーザの情報が通知されるので、監視者は、どの場所にいたとしても、ユーザの情報を簡便に把握することができる。
上記一の局面による人感装置において、好ましくは、制御部は、所定期間以上継続して温度測定部によるユーザの温度の測定がない場合に、ユーザの監視者に対して、測定領域外でのユーザの異常の可能性を通知する通知制御を行うように構成されている。このように構成すれば、ユーザが日常的に使用する領域(設備)を、ユーザの異常が疑われるぐらいの長い所定期間以上継続してユーザが使用していないことを監視者が早期に把握することができるので、監視者が早期にユーザの異常に対応することができる。
上記一の局面による人感装置において、好ましくは、温度測定部は、トイレに設置されている。このように構成すれば、ユーザの画像を取得するカメラとは異なり、ユーザの温度を測定する人感装置であるので、プライベートな空間に設置してもユーザに不快感を与えることがない。
上記一の局面による人感装置において、好ましくは、制御部は、温度測定部により基準温度を測定領域ごとに設定するとともに、設定時間ごとに各々の測定領域における基準温度を更新する制御を行うように構成されている。このように構成すれば、測定される実際の温度と基準温度とを比較することにより、測定領域内において容易かつ確実にユーザの存在を把握することができる。
この場合、好ましくは、複数の測定領域は、マトリクス状に配置され、制御部は、温度測定部により測定されるユーザを認識する測定領域ごとの温度の変化に基づいて、ユーザの測定領域への出入りの判断、および、ユーザの測定領域内における移動の判断を行うとともに、測定領域における基準温度よりも高い温度が継続的に測定されたこと基づいて、ユーザが静止状態であると判断することによって、ユーザの状態の判別を行うように構成されている。このように構成すれば、マトリクス状の複数の測定領域の温度変化に基づいて、測定領域内におけるユーザの位置を常に把握することができるので、ユーザの測定領域への出入り、ユーザの測定領域内における移動、および、ユーザが静止状態であることを、それぞれ把握することができる。
上記一の局面による人感装置において、好ましくは、温度測定部は、病室内または個室内の温度を直接的に測定するように構成され、制御部は、病室内または個室内の温度の直接的な測定結果に基づいて、測定領域内にユーザがいるか否かを判断することにより、測定領域内にユーザがいないという判断が第3の時間以上継続した場合に、ユーザの監視者に対して、測定領域内にユーザがいない旨を通知する制御を行うように構成されている。このように構成すれば、ユーザの異常が疑われるぐらい長い時間(第3の時間)以上継続してユーザが測定領域(病室や個室)内にいないことを監視者が早期に把握することができるので、監視者が早期にユーザの異常に対応することができる。なお、「個室」には、病室以外の部屋(個人住宅の寝室など)が含まれる。
本発明によれば、上記のように、ユーザの静止状態および移動状態を把握するための人感装置本体の構成を簡略化することが可能な人感装置を提供することができる。
本発明の第1実施形態による人感装置のトイレでの使用状態を示した模式図である。 本発明の第1実施形態による人感装置の全体の構成を示したブロック図である。 本発明の第1実施形態による人感装置本体(キャップ部と取り付け部)を示した側面図である。 本発明の第1実施形態による人感装置本体(キャップ部と取り付け部)を示した平面図である。 本発明の第1実施形態による人感装置本体(取り付け部)を示した平面図である。 本発明の第1実施形態による人感装置のトイレへの取り付け状態を示した模式図である。 本発明の第1実施形態によるトイレ内の測定領域を示した断面図である。 図7で示した測定領域のみを示した模式図である。 本発明の第1実施形態による人感装置による通知処理を説明するためのフローチャートである。 本発明の第2実施形態による人感装置の病室での使用状態を示した模式図である。 本発明の第2実施形態による人感装置の全体の構成を示したブロック図である。
以下、本発明を具体化した実施形態を図面に基づいて説明する。
(第1実施形態)
図1〜図7を参照して、本発明の第1実施形態による人感装置100の構成について説明する。
本発明の第1実施形態による人感装置100は、図2に示すように、人感装置本体1と、ランプ30を有する表示部10とを備えている。人感装置本体1は、図1および図6に示すように、たとえば、老人ホームや一人住まいの老人宅などのトイレ90に設置されている。また、人感装置本体1は、図6に示すように、便座91と対応する天井面92に設置されており、人感装置本体1を頂点とする四角錐状の領域の温度を直接的に測定することが可能なように構成されている。また、人感装置本体1は、図1に示すように、トイレ90を使用するユーザを監視する監視者(介護士、看護師および警備会社の担当者など)が視認可能な空間(たとえば、ナースステイション)に設置された表示部10と、配線10aにより接続されている。これにより、人感装置100は、表示部10により監視者に対して、ユーザの状態、特に、ユーザがトイレ90内で倒れている可能性がある要確認状態であることを通知することが可能なように構成されている。
また、人感装置100は、温度を直接的に測定してユーザの状態(位置)を判断することが可能なように構成されている。このため、人感装置100は、画像(動画)によりユーザの状態を判断する装置(たとえば、ビデオカメラ)と比べて、トイレ90などの他人に見られたくないプライベートな空間への設置に適している。
また、人感装置100は、図2に示すように、サーマルセンサ11と、CPU(Central Processing Unit)12と、メモリ13と、配線10aなどを介して種々の機器(表示部10など)に有線接続される端子台14と、無線通信部15と、DC−DC電源16と、ランプ31を有するブザー付表示灯17とを備えている。なお、サーマルセンサ11は、本発明「温度測定部」の一例である。また、CPU12は、本発明「制御部」の一例である。また、無線通信部15は、本発明「通信部」の一例である。
また、人感装置本体1は、図3および図4に示すように、サーマルセンサ11およびCPU12を収納する半球状のキャップ部20と、端子台14を含むリング状の取り付け部21とから構成されている。また、キャップ部20は、図4に示すように、平面視(Z1方向側から見た場合)において、略中央にサーマルセンサ11が配置されている。また、取り付け部21は、図5に示すように、中央に配線10a(図1参照)を通すための入線穴22が設けられており、2つの取り付けネジ穴部23によりトレイ90の天井面92に設置されるように構成されている。また、キャップ部20は、図示しないキャップ固定ネジおよびネジ穴部により取り付け部に対して取り付けられるように構成されている。
サーマルセンサ11は、図1、図6および図7に示すように、人感装置本体1を頂点とする四角錐状の領域を水平方向に16分割することにより、幅方向(X方向)および奥行方向(Y方向)が4行4列(マトリクス状)に分割された16個の領域からなる測定領域(図1に示す斜線領域)を有している。また、測定領域は、ユーザが略静止して位置する静止状態測定領域Aと、静止状態測定領域A以外の非静止状態測定領域Bとを含んでいる。具体的には、ユーザは、便座91に腰掛けることにより、トイレ90内の便座91近傍において略静止するため、人感装置100により、Y1方向側の便座91近傍の8つの測定領域が静止状態測定領域A(A1〜A8)に設定されるとともに、それ以外のY2方向側の8つの領域が非静止状態測定領域B(B1〜B8)に設定されている。なお、16個の領域の測定領域の静止状態測定領域Aおよび非静止状態測定領域Bは、ユーザの設定により、それぞれ、非静止状態測定領域Bおよび静止状態測定領域Aに変更することが可能なように構成されている。また、人感装置100は、静止状態測定領域Aと非静止状態測定領域Bとに対して、CPU12によりそれぞれ異なる制御がなされるように構成されている。詳細については後述する。
また、サーマルセンサ11は、所定の方向調整操作により測定領域の範囲(外縁)をX方向およびY方向に調整(移動)することが可能なように構成されている。この方向調整操作は、所定のアプリケーションがインストールされた情報端末17などにより行うことが可能である。これにより、ユーザが動く範囲の全体が測定領域内に含まれるように、測定領域の範囲を調整することが可能である。
また、サーマルセンサ11は、赤外線の変化量を測定する焦電型のセンサと異なり、人体を含む物体から放射される赤外線の量を測定することにより直接的に物体の温度を取得することが可能なように構成されている。したがって、サーマルセンサ11は、人体の静止状態および移動状態にかかわらず、測定領域内の人体(ユーザ)を把握することが可能なように構成されている。
CPU12は、人感装置100の各部の制御を行うように構成されている。具体的には、CPU12は、サーマルセンサ11により静止状態測定領域Aにおいて第1の時間以上(たとえば、30分以上)継続してユーザが静止状態であると判断したならば、ブザー付表示灯17(図1参照)を介して、ユーザに対し自身の安否状態を確認するための予告通知をする制御を行うように構成されている。また、予告通知は、監視者に対しても、表示部10を介して行われるように構成されている。つまり、CPU12は、予告通知に関する情報を配線10aを介して、表示部10に出力するように構成されている。そして、ユーザおよび監視者から予告通知に対して何の応答(予告通知の解除)もない場合に、CPU12は、ユーザがトイレ90内で急な発作などにより倒れている可能性がある要確認状態であることを、表示部10およびブザー付表示灯17を介してユーザおよび監視者に警告的に通知する制御(警告的通知)を行うように構成されている。
なお、予告通知は、人感装置本体1に接続され、トイレ90内に設けられた所定のブザー付表示灯17により行われる。また、表示部10およびブザー付表示灯17による予告通知は、ブザー音とともに、それぞれに付属するランプ30および31をゆっくり点滅させて行われる。また、その後の警告的な通知は、予告通知とは異なるブザー音とともに、表示部10およびブザー付表示灯17にそれぞれ付属するランプ30および31を速く点滅させることにより行われる。また、表示部10は、文字を表示することにより監視者に対して通知を行ってもよく、たとえば、「トイレ内にユーザが長時間います」と表示してもよい。このように、表示部10により、予告通知と警告的な通知とを異なる通知態様により行うことによって、監視者がユーザの状態(緊急性の有無)を識別可能なように構成されている。
また、CPU12は、非静止状態測定領域Bにおいて第1の時間よりも短い第2の時間以上(たとえば、10分以上)継続してユーザが静止状態であると判断したならば、上記静止状態測定領域Aの場合と同様に、ユーザおよび監視者に予告通知をするとともに、応答がない場合には、ユーザが要確認状態であることをユーザおよび監視者に警告的に通知する制御を行うように構成されている。
なお、上記監視者に対する通知は、表示部10のみにより行われるわけではなく、無線通信部15を介して監視者が保有する情報端末18により行われるように構成されている。この際、無線通信部15と情報端末18との通信は、Wi−Fiなどの無線LAN(Local Area Network)やBluetooth(登録商標)モジュールなどにより確立される。また、上記各通知は、同一建物内の監視者(たとえば、看護師や介護士)に表示部10により通知する場合のみならず、外部の監視者(警備会社の担当者など)に外部回線を用いて通知することも可能である。
また、CPU12は、ユーザがトイレ90を所定期間(たとえば、24時間)以上継続して使用していない場合、すなわち、所定期間以上継続してサーマルセンサ11によるユーザの温度の測定がない場合に、監視者に対して、測定領域外(トイレ90外)でのユーザの異常(長時間継続して意識を失っているなど)の可能性を通知する制御(異常可能性通知)を行うように構成されている。また、表示部10は、文字を表示することにより監視者に対して通知を行ってもよく、たとえば、「トイレ内のユーザが倒れている可能性が高いです」と表示してもよい。
また、CPU12は、上記のように測定領域がマトリクス状に形成されることにより、サーマルセンサ11の測定領域ごとの温度の変化に基づいて、ユーザの測定領域への出入り、および、ユーザの測定領域内での移動を把握することが可能なように構成されている。詳細については後述する。
また、CPU12は、サーマルセンサ11により基準温度を測定領域ごとに設定するとともに、設定時間(たとえば、1時間)ごとに各々の測定領域における基準温度を更新する制御を行うように構成されている。また、CPU12は、サーマルセンサ11による特定の測定領域の基準温度よりも所定のしきい値以上高い温度が継続して測定されている場合に、ユーザの静止状態を把握することが可能なように構成されている。なお、基準温度は、設定時間経過後に変化がないのであれば、同一の温度にて更新される。また、基準温度の初期設定は、人感装置100の起動直後の所定時間(たとえば、10秒)継続して測定領域を無人状態として、サーマルセンサ11により測定領域の温度を測定することにより決定される。つまり、基準温度は、ユーザがいない状態で設定される。
メモリ13は、CPU12により予告通知や警告的な通知などをする制御を行うために必要な種々の情報が保存されている。たとえば、通知を行う監視者の情報端末18と通信を確立するのに必要な情報や、基準温度に関する情報、人感装置100により温度を測定する際に必要となる所定の設定情報などが保存されるように構成されている。この設定情報には、ユーザの安否状態に関する情報、ユーザの要確認状態に関する情報およびユーザの異常の可能性がある状態に関する情報が含まれている。さらに、メモリ13には、ユーザのトイレ90の使用状況(頻度)に関する情報も保存されている。
DC−DC電源16は、人感装置100の各部に動力源としての電力を供給するように構成されている。
次に、図8を参照して、ユーザの測定領域(トイレ90)への出入り、ユーザの測定領域(トイレ90)内での移動、および、ユーザの測定領域内での静止の把握方法について説明する。
まず、ユーザがトイレ90に入る際には、サーマルセンサ11により、出入口側の温度が基準温度よりも高く測定される。たとえば、非静止状態測定領域B6およびB7が基準温度よりも高い温度で測定される。このように、出入口付近の温度の変化により、CPU12は、ユーザがトイレ90に入ったことを把握する。
また、ユーザが出入り口から便座91に向かって移動する際には、サーマルセンサ11により、出入口側から便座91側に基準温度よりも高く測定される測定領域が順次移動していく。たとえば、非静止状態測定領域B6およびB7、非静止状態測定領域B2およびB3、そして、静止状態測定領域A6およびA7の順に基準温度よりも高く測定される測定領域が順次移動していく。このように、複数領域にわたる連続的な温度の変化により、ユーザの移動状態の温度が把握されて、CPU12は、ユーザがトイレ90内を移動していることを把握する。
また、ユーザがトイレ90内で静止する際には、サーマルセンサ11により、特定領域の温度が基準温度よりも高く測定され続ける。たとえば、静止状態測定領域A2、A3、A6およびA7が基準温度よりも高い温度で測定され続ける。このように、特定の領域の温度が基準温度よりも高く測定され続けることにより、ユーザの静止状態での温度が把握されて、CPU12は、ユーザがトイレ90内で静止状態にあることを把握する。
また、ユーザがトイレ90から出る際には、サーマルセンサ11により、便座91側から出入口側に基準温度よりも高く測定される測定領域が順次移動していく。このように、複数領域にわたる連続的な温度の変化により、ユーザの移動状態の温度が把握されて、CPU12は、ユーザがトイレ90内を移動していることを把握する。
また、ユーザがトイレ90から出る際には、サーマルセンサ11により、16個の全ての測定領域が基準温度により測定される。このように、出入口付近の温度の変化により、CPU12は、ユーザがトイレ90から出たことを把握する。
次に、図9を参照して、人感装置100のCPU12による通知制御処理フローについて説明する。
まず、ステップS1において、CPU12により、サーマルセンサ11を介して検知領域の16個の領域ごとの温度の測定が開始される。この温度の測定は、所定の間隔毎(たとえば、0.3秒毎)に行われる。次に、ステップS2において、基準温度の設定がなされる。たとえば、16個の測定領域のそれぞれについて10秒間無人状態における温度を測定することにより、基準温度が設定される。そして、ステップS3において、設定時間(たとえば、1時間)経過したら基準温度が更新される。以降、設定時間ごとに基準温度の更新が繰り返される。
次に、ステップS4において、サーマルセンサ11の温度の測定に基づいて、測定領域内でユーザが把握されたか否かが判断される。たとえば、トイレ90の出入口側の非静止状態測定領域B6およびB7の温度が基準温度よりも高く測定される場合に、ユーザがトイレ90内で把握されたと判断される。そして、測定領域内でユーザが把握されないならば、ステップS5に進む。
次に、ステップS5において、ユーザのトレイ90の使用状況に関する情報に基づいて、所定時間(たとえば、24時間)以上継続してユーザが把握されないか否かが判断される。そして、所定時間以上継続してユーザが把握されないならば、ステップS6に進む。次に、ステップS6において、監視者に対して、測定領域外(トイレ90外)で、ユーザの異常(長時間継続して意識を失っているなど)の可能性があること(異常可能性通知)が通知される。また、ステップS5において、所定時間内でユーザが把握されているならば、再び、ステップS4に戻る。
また、ステップS4において、測定領域内でユーザが把握されたと判断されたならばステップS7に進む。次に、ステップS7において、測定領域内の静止状態測定領域A内でユーザの静止状態が把握されるか否かが判断される。たとえば、静止状態測定領域A2、A3、A6およびA7が基準温度よりも高い温度で測定され続ける場合に、ユーザがトイレ90内で静止状態であると判断される。そして、静止状態測定領域A内でユーザの静止状態が把握されるならばステップS8に進む。
次に、ステップS8において、第1の時間(たとえば、30分)以上継続してユーザの静止状態が把握されるか否かが判断される。そして、静止状態が継続されない、すなわちユーザの移動が把握されたならば、再び、ステップS4に戻る。また、第1の時間(たとえば、30分)以上継続してユーザの静止状態が把握されるならば、ステップS9において、予告通知が、ユーザおよび監視者に対してなされる。たとえば、ユーザに対して、ブザー付表示灯17により、急病などにより倒れたりしていないことを確認する旨の予告通知を行う。また、同様の予告通知を、監視者に対して、表示部10により行う。そして、ステップS10において、予告通知に対して、ユーザまたは監視者から応答があるか否か(予告通知の解除が行われたか否か)が判断される。そして、応答がないと判断されるならば、ステップS11において、ユーザがトイレ90内で急病などにより倒れている可能性がある要確認状態であること(警告的通知)が通知される。
また、ステップS7において、静止状態測定領域A内でユーザの静止状態が把握されないならば、ステップS12に進む。次に、ステップS12において、測定領域内の非静止状態測定領域B内でユーザの静止状態が把握されるか否かが判断される。そして、非静止状態測定領域B内でユーザの静止状態が把握されるならば、ステップS13に進む。また、非静止状態測定領域B内でユーザの静止状態が把握されないならば、再び、ステップS4に戻る。
次に、ステップS13において、第2の時間(たとえば、10分)以上継続してユーザの静止状態が把握されるか否かが判断される。そして、静止状態が継続されない、すなわちユーザの移動が把握されたならば、再び、ステップS4に戻る。また、第2の時間以上継続してユーザの静止状態が把握されるならば、ステップS9に進み、予告通知などが行われる。以上で、人感装置100のCPU12による通知制御処理フローが終了する。
第1実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
第1実施形態では、上記のように、ユーザの静止状態での温度およびユーザの移動状態での温度を直接的に測定可能なサーマルセンサ11を設けることによって、従来の焦電素子とは異なり、ユーザの移動状態のみならず、静止状態も直接的に温度を測定することにより把握することができるので、静止状態を把握するための特別な構成(チョッパなど)は必要ない。その結果、ユーザの静止状態および移動状態を把握するための人感装置100の装置構成を簡略化することができる。また、ユーザが静止状態であると判断した状態が所定の時間以上継続した場合に、ユーザの監視者にユーザが所定の要確認状態であることを通知することによって、比較的早い段階でユーザが要確認状態であることが監視者に通知されるので、監視者は、比較的早い段階でユーザの異常に対応することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、人感装置本体1に設けられたCPU12により、測定領域ごとにサーマルセンサ11により直接的に測定された温度に基づいて、予め設定された要確認状態を含む複数の所定の状態(安否状態、要確認状態、異常の可能性がある状態)のうちの1つの状態に関する情報をユーザの監視者が識別可能な態様で表示部10に対して出力することにより、監視者にユーザの状態を通知する通知制御を行う。これにより、ユーザの複数の所定の状態のうちの1つの状態に関する情報が、ユーザの監視者が識別可能な態様で表示部10に対して出力されるので、ユーザの監視者は、ユーザに関する通知を受けることによって、ユーザが予め設定された何らかの状態になったことのみならず、状態の内容も把握することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、CPU12により、測定領域ごとにサーマルセンサ11により直接的に測定された温度に基づいてユーザが静止状態であると判断した状態が所定の時間以上継続したことに基づいて、ユーザおよび監視者のうちの少なくとも一方にユーザの安否状態を確認する予告通知をするとともに、予告通知に対してユーザからの応答がない場合に、ユーザの監視者に対して、測定領域内でのユーザが倒れている可能性がある要確認状態であることを通知する通知制御を行う。これにより、先に行われる確認的な予告通知と、後に行われる警告的な通知との2段階に分けて通知がなされるので、要確認状態でない場合に、予告通知に基づいてユーザまたは監視者が警告的な通知を行わないように予告通知の解除などを行うことができる。これにより、不要な警告的な通知を減らすことができる。その結果、監視者に無用な心配を掛けることを抑制することができる。この結果、監視者の監視負担を軽減することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、CPU12により、静止状態測定領域A(A1〜A8)においてユーザが静止状態であるという温度の状態が第1の時間以上継続して判断された場合、または、非静止状態測定領域B(B1〜B8)においてユーザが静止状態であるという温度の状態が第1の時間よりも短い第2の時間以上継続して判断された場合に、予告通知をする制御を行う。これにより、測定領域内で、ユーザが比較的長い時間位置する領域(静止状態測定領域A)に第1の時間経過後に予告通知がなされ、そうでない領域(非静止状態測定領域B)に第1の時間よりも短い第2の時間経過後に予告通知がなされるので、ユーザが静止状態測定領域Aに位置する場合の、余計な予告通知を減少させることができるとともに、ユーザが非静止状態測定領域Bにおいて静止している場合に、早期に予告通知を行うことができる。
また、第1実施形態では、上記のように、CPU12により、サーマルセンサ11によるユーザが静止状態であると判断した情報が所定の時間以上継続している場合に、無線通信部15を介して、ユーザの所定の状態に関する情報をユーザの監視者が保有する情報端末18に通知する通知制御を行う。これにより、監視者の保有する情報端末18にユーザの情報が通知されるので、監視者は、どの場所にいたとしても、ユーザの情報を簡便に把握することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、CPU12により、所定期間以上継続してサーマルセンサ11によるユーザの温度の測定がない場合に、ユーザの監視者に対して、測定領域外でのユーザの異常の可能性を通知する通知制御を行う。これにより、ユーザが日常的に使用する領域(トイレ90)を、ユーザの異常が疑われるぐらいの長い所定期間以上継続してユーザが使用していないことを監視者が早期に把握することができるので、監視者が早期にユーザの異常に対応することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、サーマルセンサ11をトイレ90に設置する。これにより、ユーザの画像を取得するカメラとは異なり、ユーザの温度を測定する人感装置100であるので、プライベートな空間に設置してもユーザに不快感を与えることがない。
また、第1実施形態では、上記のように、CPU12により、サーマルセンサ11により基準温度を測定領域ごとに設定するとともに、設定時間ごとに各々の測定領域における基準温度を更新する制御を行う。これにより、測定される実際の温度と基準温度とを比較することにより、測定領域内において容易かつ確実にユーザの存在を把握することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、複数の測定領域をマトリクス状に配置し、CPU12により、サーマルセンサ11により測定されるユーザを認識する測定領域ごとの温度の変化に基づいて、ユーザの測定領域への出入りの判断、および、ユーザの測定領域内における移動の判断を行うとともに、測定領域における基準温度よりも高い温度が継続的に測定されたこと基づいて、ユーザが静止状態であると判断することによって、ユーザの状態の判別を行う。これにより、マトリクス状の複数の測定領域の温度変化に基づいて、測定領域内におけるユーザの位置を常に把握することができるので、ユーザの測定領域への出入り、ユーザの測定領域内における移動、および、ユーザが静止状態であることを、それぞれ把握することができる。
(第2実施形態)
次に、図10および図11を参照して、第2実施形態による人感装置200の構成ついて説明する。
第2実施形態では、人感装置100がトイレ90に設けられる第1実施形態とは異なり、人感装置200が病室290に設けられる例について説明する。
第2実施形態では、図10に示すように、人感装置200の人感装置本体1は、ベッド291上の枕側(X2方向側)の側壁292に設置されており、16個に分割された測定領域(図10に示す斜線領域)が病室290のベッド291上に位置するように構成されている。また、サーマルセンサ11は、病室90内のベッド291上の測定領域の温度を直接的に測定するように構成されている。また、CPU12は、サーマルセンサ11により測定領域ごとに測定された温度に基づいて、ユーザが静止状態であると判断した場合が、所定時間(たとえば、2時間以上)継続した場合に、ユーザが就寝中に寝返りがなく、確認を要する状態(要確認状態)であることを監視者に通知することが可能なように構成されている。
また、CPU12は、ユーザが所定時間(たとえば、5時間)以上継続してベッド291の測定領域内にいない場合、すなわち、所定時間継続してサーマルセンサ11によるユーザの温度の測定がない場合に、監視者に対して、測定領域外(病室外)でのユーザの異常(外で道に迷っている、意識を失っているなど)の可能性を表示部10を介して通知する制御を行うように構成されている。また、人感装置200は、上記通知によらなくても、表示部10により、常時、測定領域内にユーザがいるか否かを監視者が把握すること可能なように構成されている。すなわち、人感装置200は、測定領域内にユーザがいるか否かを把握すること可能であるため、ユーザのベッド29からの離床を検知することが可能なように構成されている。これにより、監視者は、表示部10を介して、ユーザのベッド29からの離床を把握することが可能となる。なお、所定時間は、本発明の「第3の時間」の一例である。
第2実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
第2実施形態では、上記のように、ユーザの静止状態での温度およびユーザの移動状態での温度を直接的に測定可能なサーマルセンサ11を設けることによって、上記第1実施形態と同様、ユーザの静止状態および移動状態を把握するための人感装置200の装置構成を簡略化することができる。また、監視者は、比較的早い段階でユーザの異常に対応することができる。
また、第2実施形態では、上記のように、サーマルセンサ11を、病室290内の温度を直接的に測定するように構成し、CPU12により、病室290内の温度の直接的な測定結果に基づいて、測定領域内にユーザがいるか否かを判断することにより、測定領域内にユーザがいないという判断が所定時間以上継続した場合に、ユーザの監視者に対して、測定領域内にユーザがいない旨を通知する制御を行う。これにより、ユーザの異常が疑われるぐらい長い所定時間以上継続してユーザが測定領域(病室290)内にいないことを監視者が早期に把握することができるので、監視者が早期にユーザの異常に対応することができる。
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
たとえば、第1および第2実施形態では、測定領域を4行4列の16個の領域によるマトリクス状に形成したが、本発明はこれに限られない。本発明では、たとえば、測定領域を8行8列の64個の領域によるマトリクス状に形成してもよい。
また、第1実施形態では、トイレに人感装置を設置する例について説明したが、本発明はこれに限られない。本発明では、たとえば、人感装置を浴室に設置してもよい。
また、第2実施形態では、病室に人感装置を設置する例について説明したが、本発明はこれに限られない。本発明では、たとえば、人感装置を個人住宅の寝室などの個室に設置してもよい。
また、第1実施形態では、測定領域を、静止状態測定領域および非静止状態測定領域の2つの領域に分けるとともに、静止状態測定領域では、第1の時間経過後に予告通知を行い、非静止状態測定領域では、第2の時間経過後に予告通知を行う例について説明したが、本発明はこれに限られない。本発明では、たとえば、測定領域を、3つ以上の領域に分けるとともに、それぞれ領域ごとに予告通知を行うまでの経過時間を設定してもよい。
また、第1実施形態では、予告通知と、その後の要確認状態であることの通知との2段階に分けて通知を行う例について説明したが、本発明はこれに限られない。本発明では、たとえば、要確認状態であることの通知の前に、2段階に分けて予告通知を行ってもよい。
また、第1実施形態では、説明の便宜上、本発明のCPUの処理を処理フローに沿って順番に処理を行うフロー駆動型のフローチャートを用いて説明したが、本発明はこれに限られない。本発明では、CPUの処理動作を、イベントごとに処理を実行するイベント駆動型(イベントドリブン型)の処理により行ってもよい。この場合、完全なイベント駆動型で行ってもよいし、イベント駆動およびフロー駆動を組み合わせて行ってもよい。
1 人感装置本体
10 表示部
11 サーマルセンサ(温度測定部)
12 CPU(制御部)
15 無線通信部(通信部)
18 情報端末
90 トイレ
100、200 人感装置
290 病室
A、A1〜A8 静止状態測定領域
B、B1〜B8 非静止状態測定領域

Claims (1)

  1. トイレにおいてユーザを認識する複数の測定領域を有し、
    前記測定領域ごとにユーザの静止状態での温度およびユーザの移動状態での温度を直接的に測定可能な、トイレに設置される温度測定部と、
    前記測定領域ごとに前記温度測定部により直接的に測定された温度の測定結果に基づいて、ユーザが静止状態であるか否かを判断する制御部を備え、
    前記複数の測定領域は、ユーザが略静止して位置する、便座近傍に設定される複数の静止状態測定領域と、前記静止状態測定領域以外の非静止状態測定領域とに区分され、
    前記制御部は、前記静止状態測定領域においてユーザが静止状態であると第1の所定の時間以上継続して判断された場合、または、用便のためにユーザが略静止することのない前記非静止状態測定領域においてユーザが静止状態であると前記第1の時間よりも短い第2の時間以上継続して判断された場合に、ユーザの監視者にユーザの安否が要確認状態であることを通知する制御を行うように構成されていることを特徴とする人感装置。
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