JP2014199982A - 送電線監視・通報システム - Google Patents

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Shunei Iwamoto
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Abstract

【課題】現場において通報が必要な場合に、適切な通報先に通報すること。
【解決手段】送電線(2)の工事が行われている工事現場(3)における風速、温度、湿度、雨量、気圧および送電線の張力の少なくともいずれか1つの入力要素(V1)と、予め設定された通報を行うか否かを判定するための閾値(Va1,Va2)と、に基づいて、前記工事現場(3)の状況について通報を行う状況になったと判定された場合に、予め設定されたメッセージを予め登録された通報先に対して送信する通報手段(C30)、を備えた送電線監視・通報システム(1)。
【選択図】図1

Description

本発明は、送電線の工事現場における異常や事故等の監視と通報を行う送電線監視・通報システムに関する。
送電線の工事現場の異常ではないが、自然災害が発生する危険の有無を判断して、通報を行う技術として、下記の特許文献1に記載の技術が従来公知である。
特許文献1(特開2002−236988号公報)には、降雨量や気温、湿度、風向、風速、河川や湖沼の水位、潮位、水温等の自然環境データから、自然災害の発生の危険の有無を判別して、自然災害の発生が予測されると、予め登録された対象者の携帯電話に対して、音声メッセージや電子メールを送信する技術が記載されている。
特開2002−236988号公報(「0068」〜「0071」、「0083」、「0099」〜「0112」)
(従来技術の問題点)
特許文献1に記載の技術では、自然災害の発生が予測されると音声や電子メール等のメッセージが送信されるが、一度しか送信されない場合見落とす恐れがあったり、防災責任者が自然災害の確認が遅れたりする問題がある。逆に、何度もメッセージが送信されると、不要なメッセージの送信が繰り返され、利用者にとって煩わしかったり、通信環境の負荷が大きくなったりするといった問題もある。
また、複数の自然環境データがそれぞれ分離独立して利用者にメッセージ送信される場合、受信した利用者がそれらを組み合わせて新たな情報を生成したり、判断したりする際に、間違いが生じたり、利用者間で判断が異なるケースが生じる問題もある。
本発明は、現場において通報が必要な場合に、適切な通報先に通報することを技術的課題とする。
本発明は、現場において通報が必要な場合に、適切な頻度で通報先に通報することを第2の技術的課題とする。
本発明は、現場において通報が必要な場合に、通報元において適切に情報加工または判断した結果を通報先に通報することを第3の技術的課題とする。
前記技術的課題を解決するために、請求項1に記載の発明の送電線監視・通報システムは、
送電線の工事が行われている工事現場における風速、温度、湿度、雨量、気圧、送電線の張力および天気の情報の少なくともいずれか1つの入力要素を取得する取得手段と、
前記取得手段で取得された入力要素と、予め設定された通報を行うか否かを判定するための閾値と、に基づいて、前記工事現場の状況について通報を行う状況になったか否かを判定する判定手段と、
前記通報を行う状況になったと判定された場合に、予め設定されたメッセージを予め登録された通報先に対して送信する通報手段と、
を備えたことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の送電線監視・通報システムにおいて、
前記入力要素としての温度および湿度を取得する前記取得手段と、
前記取得手段で取得された温度および湿度に基づいて、熱中症指数を演算する手段と、
演算された熱中症指数と、予め設定された熱中症に関する通報を行うか否かを判定するための閾値とに基づいて、工事現場の状況が熱中症に関する通報を行う状況になったか否かを判定する前記判定手段と、
を備えたことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の送電線監視・通報システムにおいて、
前記入力要素としての風速と前記送電線の張力とを取得する前記取得手段と、
前記取得手段で取得された風速および張力と、予め設定された閾値とに基づいて、工事現場の状況が、送電線が危険な状態であることを通報する状況になったか否かを判定する前記判定手段と、
を備えたことを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1ないし3のいずれかに記載の送電線監視・通報システムにおいて、
前記入力要素としての前記送電線の張力と前記温度とを取得する前記取得手段と、
前記取得手段で取得された張力および温度に基づいて、弛度を演算する手段と、
演算された弛度と、予め設定された閾値とに基づいて、工事現場の状況が、送電線が危険な状態であることを通報する状況になったか否かを判定する前記判定手段と、
を備えたことを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1ないし4のいずれかに記載の送電線監視・通報システムにおいて、
前記入力要素としての前記送電線の張力と前記送電線における着氷雪の情報とを取得する前記取得手段と、
前記取得手段で取得された張力および着氷雪の情報と、予め設定された閾値とに基づいて、工事現場の状況が、送電線が危険な状態であることを通報する状況になったか否かを判定する前記判定手段と、
を備えたことを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1ないし5のいずれかに記載の送電線監視・通報システムにおいて、
前記入力要素としての前記送電線の張力と前記工事現場における温度と前記工事現場における風速とを取得する前記取得手段と、
前記取得手段で取得された張力、温度および風速と、予め設定された閾値とに基づいて、工事現場の状況が、送電線が危険な状態であることを通報する状況になったか否かを判定する前記判定手段と、
を備えたことを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項1ないし6のいずれかに記載の送電線監視・通報システムにおいて、
前記入力要素としての前記工事現場における気圧と前記工事現場における天気の情報とを取得する前記取得手段と、
前記取得手段で取得された気圧および天気の情報と、予め設定された閾値とに基づいて、工事現場の状況が、天候の急変を通報する状況になったか否かを判定する前記判定手段と、
を備えたことを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、請求項1ないし7のいずれかに記載の送電線監視・通報システムにおいて、
前記工事現場に人がいるか否かを検出する検出部材と、前記工事現場の詰所から人が退出する際に入力される入力部材と、を有する前記取得手段と、
前記入力要素としての前記検出部材による人の検出結果と、前記入力要素としての前記入力部材への入力結果と、に基づいて、工事現場の状況が、侵入者を通報する状況になったか否かを判定する前記判定手段と、
を備えたことを特徴とする。
請求項9に記載の発明は、請求項1ないし8のいずれかに記載の送電線監視・通報システムにおいて、
前記取得手段で取得された入力要素と、予め設定された複数の前記閾値とに基づいて、前記工事現場の状況について通報を行う場合の緊急度も判定する前記判定手段と、
前記緊急度毎に設定されたメッセージを、前記緊急度毎に設定された通報先に対して送信する前記通報手段と、
を備えたことを特徴とする。
請求項10に記載の発明は、請求項1ないし9のいずれかに記載の送電線監視・通報システムにおいて、
前記メッセージが送信された後、予め設定された時間が経過していない場合に、前記メッセージの再送信を停止させる送信停止手段と、
を備えたことを特徴とする。
請求項11に記載の発明は、請求項10に記載の送電線監視・通報システムにおいて、
2つ以上の入力要素を含む前記工事現場の状況を取得する前記取得手段と、
第1の入力要素に基づいて前記メッセージが送信された後、前記予め設定された時間が経過する前に、第2の入力要素に基づくメッセージが送信される場合に、前記第1の入力要素に基づくメッセージの送信先と前記第2の入力要素に基づくメッセージの送信先との論理積を取った送信先に、前記第1の入力要素に基づくメッセージと前記第2の入力要素に基づくメッセージを送信する前記通報手段と、
を備えたことを特徴とする。
請求項12に記載の発明は、請求項10または11に記載の送電線監視・通報システムにおいて、
前記メッセージを受信した受信者が前記工事現場の状況を確認したことが入力される確認用の入力部材と、
前記確認用の入力部材が未入力、且つ、前記予め設定された時間が経過した場合に、前記メッセージを再送信する前記通報手段と、
を備えたことを特徴とする。
請求項13に記載の発明は、請求項1ないし12のいずれかに記載の送電線監視・通報システムにおいて、
前記メッセージを受信した受信者が前記工事現場の状況を確認したことが入力される確認用の入力部材と、
前記確認用の入力部材の入力がされた場合に、前記入力要素に基づいてメッセージが送信された送信先に、確認されたことを通知する確認メッセージを送信する前記通報手段と、
前記確認メッセージが送信された後、予め設定された第2の時間が経過していない場合に、前記確認用の入力部材の入力がされても、前記確認メッセージの送信を停止させる送信停止手段と、
を備えたことを特徴とする。
請求項14に記載の発明は、請求項1ないし13のいずれかに記載の送電線監視・通報システムにおいて、
予め設定された前記工事現場の稼働日時を記憶する記憶手段と、
現在の日時と前記稼働日時とに基づいて、前記工事現場が稼働中であるか否かを判別する稼働の判別手段と、
前記工事現場が稼働中である場合には、予め設定された稼働時の通報先に前記メッセージを送信するとともに、前記工事現場が休工中である場合には、予め設定された休工時の通報先に前記メッセージを送信する前記通報手段と、
を備えたことを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、本発明の構成を有しない場合に比べて、現場において通報が必要な場合に、適切な通報先に通報することができる。
請求項2に記載の発明によれば、本発明の構成を有しない場合に比べて、熱中症指数に基づいてメッセージを適切な通報先に送信することができる。
請求項3、4、5、6に記載の発明によれば、本発明の構成を有しない場合に比べて、送電線の危険度に基づいてメッセージを適切な通報先に送信することができる。
請求項7に記載の発明によれば、本発明の構成を有しない場合に比べて、天候の急変に応じてメッセージを適切な通報先に送信することができる。
請求項8に記載の発明によれば、本発明の構成を有しない場合に比べて、侵入者に応じてメッセージを適切な通報先に送信することができる。
請求項9に記載の発明によれば、本発明の構成を有しない場合に比べて、現場の緊急度に応じてメッセージを適切な通報先に送信することができる。
請求項10に記載の発明によれば、本発明の構成を有しない場合に比べて、適切な頻度でメッセージを送信することができる。
請求項11に記載の発明によれば、本発明の構成を有しない場合に比べて、現場において通報が必要な場合に、通報元において適切に情報加工または判断した結果を通報先に通報することができる。また、請求項11に記載の発明によれば、本発明の構成を有しない場合に比べて、複数のメッセージが送信される場合に、同一の通報先に複数のメッセージが送信されることを低減できる。
請求項12に記載の発明によれば、本発明の構成を有しない場合に比べて、現場確認がされない場合に、通知を再送信することができる。
請求項13に記載の発明によれば、本発明の構成を有しない場合に比べて、現場確認が繰り返し行われた場合に、無駄なメッセージの送信を低減できる。
請求項14に記載の発明によれば、稼働時と休工時に応じて、適切な通報先に通報することができる。
図1は本発明の実施例1の現場管理システムの説明図である。 図2は実施例1の現場管理システムの機能ブロック図である。 図3は図2の続きの図である。 図4は図3の続きの図である。 図5は実施例1の履歴情報の一例の説明図である。 図6は実施例1のメッセージの送信先の一例の説明図である。 図7は実施例1のメッセージの一例の説明図であり、図7Aは風速が注意レベルになった場合の電子メールの文面の説明図、図7Bは風速が警戒レベルになった場合の電子メールの文面の説明図、図7Cは風速が警告レベルになった場合の電子メールの文面の説明図、図7Dは複数のメッセージが複合された電子メールの文面の一例の説明図、図7Eは風速が通常レベルになった場合の電子メールの文面の説明図、図7Fは確認ボタンが押された場合の電子メールの文面の説明図である。 図8は実施例1の風速に対するメッセージ送信制御処理のフローチャートである。 図9は実施例1のメール作成処理の説明図であり、図8のST17のサブルーチンのフローチャートである。 図10は実施例1の温度に対するメッセージ送信制御処理のフローチャートである。 図11は実施例1の湿度に対するメッセージ送信制御処理のフローチャートである。 図12は実施例1の雨量に対するメッセージ送信制御処理のフローチャートである。 図13は実施例1の気圧に対するメッセージ送信制御処理のフローチャートである。 図14は実施例1の張力に対するメッセージ送信制御処理のフローチャートである。 図15は実施例1の熱中症指数に対するメッセージ送信制御処理のフローチャートである。 図16は実施例1の電線危険度に対するメッセージ送信制御処理のフローチャートである。 図17は実施例1の天気に対するメッセージ送信制御処理のフローチャートである。 図18は実施例1の弛度に対するメッセージ送信制御処理のフローチャートである。 図19は実施例1の天候急変に対するメッセージ送信制御処理のフローチャートである。 図20は実施例1の侵入者に対するメッセージ送信制御処理のフローチャートである。 図21は実施例1の召集スイッチに対するメッセージ送信制御処理のフローチャートである。 図22は本発明の変更例の説明図であり、図22Aは稼働時の送信先リストの説明図、図22Bは休工用のマスクの説明図である。 図23は本発明の変更例のメッセージの説明図である。 図24は電線にかかる荷重の説明図である。
次に図面を参照しながら、本発明の実施の形態の具体例である実施例を説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
なお、以下の図面を使用した説明において、理解の容易のために説明に必要な部材以外の図示は適宜省略されている。
図1は本発明の実施例1の現場管理システムの説明図である。
図1において、本発明の実施例1の現場管理システム1では、送電線2の工事現場3から離れた位置に詰所4が設置されている。詰所4は、作業員6が待機したり、事務作業等を行う場所であり、工事現場3の状況を作業員6が確認可能な程度、離れた位置に設置されている。
実施例1の詰所4の屋外には、風速を計測する風速計11が設置されている。また、実施例1の詰所4の屋外には、温度、湿度および気圧を計測可能な計測器12が設置されている。すなわち、実施例1の計測器12には、温度計、湿度計、気圧計が内蔵されている。また、詰所4の屋外には、雨量計13も設置されている。
さらに、工事現場3の送電線2には、張力検出装置の一例として、送電線2の張力を計測する張力計14が設置されている。また、詰所4の屋内および屋外には、検出部材の一例として、詰所4や工事現場3の付近に人がいるか否かを感知する人感センサ16が設置されている。なお、各計測装置11〜16は、市販されている従来公知の計測装置を使用可能であるため、詳細な説明は省略する。
また、詰所4の入口には、検出部材の一例として、作業者が詰所4に入退出する場合に、オートロックを解除するための入力を行う入退室スイッチ17が設置されている。詰所4の屋内には、入力部材の一例として、作業者を緊急招集する場合に入力を行うための招集スイッチ18が設置されている。
また、詰所4の屋内には、処理装置の一例としてのパーソナルコンピュータ19が設置されている。パーソナルコンピュータ19は、コンピュータ本体19aを有する。
コンピュータ本体19aは、外部との信号の入出力、および、入出力信号レベルの調節等を行うI/O、必要な処理を実行するためのプログラムおよびデータ等が記憶されたROMやハードディスクドライブ(HDD)等の記憶媒体や、必要なデータを一時的に記憶するためのRAM、前記ROM、HDDやRAMに記憶されたプログラムに応じた処理を行うCPU、記憶媒体の一例としてのCD−ROMを挿入可能なCD−ROMドライブ、ならびにクロック発振器等を有する。コンピュータ本体19aは、ROM等に記憶されたプログラムを実行することにより種々の機能を実現することができる。
コンピュータ本体19aには、表示器の一例としてのディスプレイ19bが接続されている。また、コンピュータ本体19aには、入力部材の一例としてのキーボード19cおよびマウス19dが接続されている。さらに、実施例1のコンピュータ本体19aには、確認用の入力部材の一例として、確認ボタン19eが接続されている。また、コンピュータ本体19aには、各計測機器11〜18がケーブルを介して電気的に接続されており、各計測機器11〜18からの信号を取得可能に構成されている。
また、コンピュータ本体19aは、通信装置の一例としてのルータ21に接続されている。ルータ21は、ケーブルを介して、インターネットや携帯電話回線網により構成された公衆回線22に接続されている。公衆回線22には、無線を介して、携帯電話やスマートフォン、タブレット型端末、ノート型コンピュータ等の端末23が接続されている。
さらに、実施例1のパーソナルコンピュータ19は、公衆回線22を介して、天気情報を提供する天気情報サーバ24に接続されている。天気情報サーバ24は、工事現場3を含む各地域の天気に関する情報を提供する。実施例1の天気情報サーバ24は、公的機関のサーバや民間の天気情報を提供する機関のサーバ、あるいは、これらから情報を取得してコンピュータ19で使用するデータに加工した後の情報を提供するサーバ等を使用可能である。
図2は実施例1の現場管理システムの機能ブロック図である。
図3は図2の続きの図である。
図4は図3の続きの図である。
(コンピュータ本体19aの機能)
図2、図3において、コンピュータ本体19aは、信号出力要素からの入力信号に応じた処理を実行して、前記各制御要素に制御信号を出力する機能を有している。すなわち、コントローラCは次の機能を有している。
C1:風速取得手段
風速取得手段C1は、風速計11が計測した風速の値V1を取得する。なお、実施例1の風速取得手段C1は、予め設定された時間間隔で風速の値V1を取得する。実施例1では、一例として、風速取得手段C1は、予め設定された時間間隔として、5分間隔で、風速の値V1を取得する。なお、以下の各取得手段においても、同様の時間間隔で値を取得する。
C2:温度取得手段
温度取得手段C2は、計測器12の温度計が計測した温度(気温)V2を取得する。
C3:湿度取得手段
湿度取得手段C3は、計測器12の湿度計が計測した湿度V3を取得する。
C4:雨量取得手段
雨量取得手段C4は、雨量計13が計測した雨量の値V4を取得する。
C5:気圧取得手段
気圧取得手段C5は、計測器12の気圧計が計測した気圧(外気圧)V5を取得する。
C6:張力取得手段
張力取得手段C6は、張力計14が計測した張力V6を取得する。
C7:熱中症指数演算手段
熱中症指数演算手段C7は、温度取得手段C2が取得した気温V2と、湿度取得手段C3が取得した湿度V3とに基づいて、熱中症指数(暑さ指数、湿球黒球温度:WBGT(Wet Bulb Globe Temperature))V7を演算する。なお、熱中症指数演算手段C7は、気温と湿度が取得された場合に、熱中症指数V7を演算する。
C8:天気情報の取得手段
天気情報の取得手段C8は、天気情報サーバ24から天気に関する情報を取得する。実施例1の天気情報の取得手段C8は、天気情報サーバ24から天気に関する情報として、工事現場3を含む地域における晴れや雨、雪等の天気予報や、予想気温V2a、予想気圧V5a、現在出ている注意報や警報を取得する。実施例1の天気情報サーバ24は、一例として、3時間毎の天気予報や予想気温V2a等が提供されており、天気情報の取得手段C8は、天気情報サーバ24から提供された天気の情報を公衆回線22を通じて取得する。また、実施例1の天気情報サーバ24では、天気予報が数値化して提供されている。一例として、「晴れ」は「0」、「雨(雪)」は「1」とし、その間の天気は、中間の数値で提供されている。例えば、「晴れ時々曇り」が「0.1」、「曇り」が「0.5」、「曇り時々雨」が「0.6」、「雨(雪)時々曇り」が「0.8」といった形式になっている。したがって、天気予報の数値が小さくなるほど、天気が良く、数値が大きくなるほど、天気が悪いことがわかる。また、実施例1の天気情報の取得手段C8は、予め設定された時間間隔の一例としての30分間隔で、天気情報サーバ24から天気の情報を取得する。
C9:天気予報の記憶手段
天気予報の記憶手段C9は、天気情報の取得手段C8が受信した天気予報の情報を、過去の天気予報の情報として、記憶する。
C10:弛度の演算手段
弛度の演算手段C10は、予想弛度の演算手段C10Aと、現在弛度の演算手段C10Bと、を有し、送電線2の弛度dを演算する。なお、弛度d[m]は、鉄塔と鉄塔の間の間隔に相当する径間長をS[m]とし、単位長さ当たりの電線重量をw[N/m]とし、送電線の水平張力をT[N]とした場合に、以下の式(1)で表されることが公知である。
d=wS2/(8T) …式(1)
なお、送電線の実長をL[m]は、以下の式(2)で表されることが公知である。
L=S+8d2/(3S) …式(2)
よって、式(2)より、弛度dは、実長Lと、径間長Sを使用して、以下の式(3)でも表すことができる。
d={3S(L−S)/8}1/2 …式(3)
C10A:予想弛度の演算手段
予想弛度の演算手段C10Aは、予想気温V2aに基づいて、予想弛度d1を演算する。実施例1の予想弛度の演算手段C10Aは、予想気温V2aに応じて送電線2が熱膨張して、実長Lが長くなることに対応して、予想弛度d1を演算する。具体的には、送電線2の線膨張率をαとし、予め設定された基準の温度T0における送電線2の長さをL0とした場合に、実長Lは、以下の式(4)で演算される。
L=L0+α・L0・(V2a−T0) …式(4)
よって、実施例1の予想弛度の演算手段C10Aは、予想気温V2aと、式(3)、(4)に基づいて、予想気温V2aにおける弛度である予想弛度d1を演算する。なお、実施例1の予想弛度の演算手段C10Aは、一例として、現在から6時間後の予想気温V2aに基づいた予想弛度d1を演算する。
C10B:現在弛度の演算手段
現在弛度の演算手段C10Bは、現在の気温V2に基づいて、弛度d2を演算する。実施例1の現在弛度の演算手段C10Bは、予想弛度の演算手段C10Aと同様にして、現在の気温V2と、式(3)、(4)に基づいて、現在の温度V2における弛度である現在弛度d2を演算する。
C11:人感センサの出力取得手段
人感センサの出力取得手段C11は、人感センサ16が計測した結果、すなわち、工事現場3に人がいるか否かの結果を取得する。
C12:入退室スイッチの出力取得手段
入退室スイッチの出力取得手段C12は、入退室スイッチ17の入力結果、すなわち、詰所4への作業員の入退室の結果を取得する。
C13:稼働カレンダーの記憶手段
稼働の記憶手段の一例としての稼働カレンダーの記憶手段C13は、工事現場3の稼働日および稼働時間を記憶する。すなわち、稼働時間でない場合は、休工中となる。
C14:現在日時の記憶手段
現在日時の記憶手段C14は、現在の日時を記憶する。実施例1の現在日時の記憶手段C14は、従来公知の時計により構成されている。
C15:稼働の判別手段
稼働の判別手段C15は、現在の日時と稼働日及び稼働時間とに基づいて、工事現場が現在稼働中であるか否かを判別する。
C21:閾値記憶手段
閾値記憶手段C21は、風速用の閾値記憶手段C21Aと、温度用の閾値記憶手段C21Bと、湿度用の閾値記憶手段C21Cと、雨量用の閾値記憶手段C21Dと、気圧用の閾値記憶手段C21Eと、張力用の閾値記憶手段C21Fと、熱中症指数用の閾値記憶手段C21Gと、弛度用の閾値記憶手段C21Hと、天候急変用の閾値記憶手段C21Jと、を有し、閾値を記憶する。
C21A:風速用の閾値記憶手段
風速値の記憶手段の一例としての風速用の閾値記憶手段C21Aは、風速V1に基づいて工事現場3の確認を行うか否かを判別するための閾値Va1、Va2を記憶する。実施例1の風速用の閾値記憶手段C21Aは、第1の風速値の一例としての注意レベル値Va1と、第2の風速値の一例としての警戒レベル値Va2と、を記憶している。実施例1では、一例として、注意レベル値Va1として、風速7[m/s]が設定され、警戒レベル値Va2として、風速10[m/s]が設定されている。
C21B:温度用の閾値記憶手段
温度値の記憶手段の一例としての温度用の閾値記憶手段C21Bは、温度V2に基づいて工事現場3の確認を行うか否かを判別するための閾値Vb1〜Vb6を記憶する。実施例1の温度用の閾値記憶手段C21Bは、高温注意レベル値Vb1と、高温警戒レベル値Vb2と、高温警告レベル値Vb3と、低温注意レベル値Vb4と、低温警戒レベル値Vb5と、低温警告レベル値Vb6と、を記憶している。実施例1では、一例として、高温注意レベル値Vb1として、28℃が設定され、高温警戒レベル値Vb2として、30℃が設定され、高温警告レベル値Vb3として35℃が設定されている。また、実施例1では、一例として、低温注意レベル値Vb4として10℃が設定され、低温警戒レベル値Vb5として5℃が設定され、低温警告レベル値Vb6として0℃が設定されている。
C21C:湿度用の閾値記憶手段
湿度値の記憶手段の一例としての湿度用の閾値記憶手段C21Bは、湿度V3に基づいて工事現場3の確認を行うか否かを判別するための閾値Vc1〜Vc6を記憶する。実施例1の湿度用の閾値記憶手段C21Cは、高湿注意レベル値Vc1と、高湿警戒レベル値Vc2と、高湿警告レベル値Vc3と、低湿注意レベル値Vc4と、低湿警戒レベル値Vc5と、低湿警告レベル値Vc6と、を記憶している。実施例1では、一例として、高湿注意レベル値Vc1として、85%RHが設定され、高湿警戒レベル値Vc2として、90%RHが設定され、高湿警告レベル値Vc3として95%RHが設定されている。また、実施例1では、一例として、低湿注意レベル値Vc4として30%RHが設定され、低湿警戒レベル値Vc5として25%RHが設定され、低湿警告レベル値Vc6として20%RHが設定されている。
C21D:雨量用の閾値記憶手段
雨量値の記憶手段の一例としての雨量用の閾値記憶手段C21Dは、雨量V4に基づいて工事現場3の確認を行うか否かを判別するための閾値Vd1〜Vd3を記憶する。実施例1の雨量用の閾値記憶手段C21Cは、注意レベル値Vd1と、警戒レベル値Vd2と、警告レベル値Vd3と、を記憶している。実施例1では、一例として、注意レベル値Vd1として、直近の1時間の累積雨量3[mm]が設定され、警戒レベル値Vd2として同5「mm」が設定され、警告レベル値Vd3として同8[mm]が設定されている。
C21E:気圧用の閾値記憶手段
気圧値の記憶手段の一例としての気圧用の閾値記憶手段C21Eは、張力V5に基づいて工事現場3の確認を行うか否かを判別するための閾値Ve1〜Ve3を記憶する。実施例1の気圧用の閾値記憶手段C21Eは、低気圧注意レベル値Ve1と、低気圧警戒レベル値Ve2と、低気圧警告レベル値Ve3と、を記憶している。実施例1では、一例として、低気圧注意レベル値Ve1として、980[hPa]が設定され、低気圧警戒レベル値Ve2として970「hPa」が設定され、低気圧警告レベル値Ve3として960[hPa]が設定されている。
C21F:張力用の閾値記憶手段
張力値の記憶手段の一例としての張力用の閾値記憶手段C21Fは、張力V6に基づいて工事現場3の確認を行うか否かを判別するための閾値Vf1〜Vf4を記憶する。実施例1の張力用の閾値記憶手段C21Fは、高張力注意レベル値Vf1と、高張力警戒レベル値Vf2と、高張力警告レベル値Vf3と、低張力警告レベル値Vf4と、を記憶している。実施例1では、一例として、高張力注意レベル値Vf1として、200[kN]が設定され、高張力警戒レベル値Vf2として300[kN]が設定され、高張力警告レベル値Vf3として350[kN]が設定されている。また、実施例1では、一例として、低張力警告レベル値Vf4として5[kN]が設定されている。
C21G:熱中症指数用の閾値記憶手段
熱中症指数値の記憶手段の一例としての熱中症指数用の閾値記憶手段C21Gは、熱中症指数V7に基づいて工事現場3の確認を行うか否かを判別するための閾値Vg1〜Vg3を記憶する。実施例1の熱中症指数用の閾値記憶手段C21Gは、注意レベル値Vg1と、警戒レベル値Vg2と、警告レベル値Vg3と、を記憶している。実施例1では、一例として、注意レベル値Vg1として、21[度]が設定され、警戒レベル値Vg2として25「度」が設定され、警告レベル値Vg3として28[度]が設定されている。
C21H:弛度用の閾値記憶手段
弛度値の記憶手段の一例としての弛度用の閾値記憶手段C21Hは、弛度d1,d2に基づいて工事現場3の確認を行うか否かを判別するための閾値Vh1を記憶する。実施例1の弛度用の閾値記憶手段C21Hは、弛度警戒レベル値Vh1を記憶する。実施例1では、一例として、弛度警戒レベル値Vh1として、3[m]が設定されている。
C21J:天候急変用の閾値記憶手段
天候急変値の記憶手段の一例としての天候急変用の閾値記憶手段C21Jは、気圧の計測値V5と予報気圧値V5aとに基づいて工事現場3の確認を行うか否かを判別するための閾値Vj1を記憶する。実施例1の天候急変用の閾値記憶手段C21Jは、天候急変警戒レベル値Vj1を記憶する。実施例1では、一例として、天候急変警戒レベル値Vj1として、20[hPa]が設定されている。
C22:レベル判定手段
レベル判定手段C22は、風速レベルの判定手段C22Aと、温度レベルの判定手段C22Bと、湿度レベルの判定手段C22Cと、雨量レベルの判定手段C22Dと、気圧レベルの判定手段C22Eと、張力レベルの判定手段C22Fと、熱中症レベルの判定手段C22Gと、電線危険度の判定手段C22Hと、天気レベルの判定手段C22Jと、弛度レベルの判定手段C22Kと、天候急変の判定手段C22Lと、侵入者レベルの判定手段C22Mと、を有する。実施例1のレベル判定手段C22は、各計測値や演算値、判別結果と、各閾値等の予め設定された条件に基づいて、通常レベル、注意レベル、警戒レベル、警告レベルのいずれかの異常レベルの判定を行う。
C22A:風速レベルの判定手段
風速レベルの判定手段C22Aは、警戒レベルが計測された回数N1を計数する強風カウンタC22A1を有する。風速レベルの判定手段C22Aは、風速計11で計測された風速V1と、予め設定された風速の値の一例としての閾値Va1,Va2とに基づいて、風速レベルL1の判定を行う。実施例1の風速レベルの判定手段C22Aは、計測された風速V1が、注意レベル値Va1未満であれば、風速レベルL1が通常レベル(L1=「00」)と判定する。また、実施例1の風速レベルの判定手段C22Aは、計測された風速V1が、注意レベル値Va1以上、警戒レベル値Va2未満であれば、風速レベルL1が注意レベル(L1=「01」)と判定する。さらに、実施例1の風速レベルの判定手段C22Aは、計測された風速V1が、警戒レベル値Va2以上且つ警戒回数N1が警告頻度Na未満の場合、風速レベルL1が警戒レベル(L1=「10」)と判定する。また、実施例1の風速レベルの判定手段C22Aは、計測された風速V1が、警戒レベル値Va2以上且つ警戒回数N1が警告頻度Na以上の場合、頻繁に警戒レベル以上の風速が観測されていると判定して、風速レベルL1が警告レベル(L1=「11」)と判定する。
C22B:温度レベルの判定手段
温度レベルの判定手段C22Bは、温度計で計測された温度V2と、予め設定された温度の値の一例としての閾値Vb1〜Vb6とに基づいて、温度レベルL2の判定を行う。実施例1の温度レベルの判定手段C22Bは、計測された温度V2が、高温注意レベル値Vb1未満であり、且つ、低温注意レベル値Vb4より高ければ、温度レベルL2が通常レベル(L2=「00」)と判定する。また、実施例1の温度レベルの判定手段C22Bは、計測された温度V2が、高温注意レベル値Vb1以上であり、且つ、高温警戒レベル値Vb2未満であれば、温度レベルL2が注意レベル(L2=「01」)と判定する。さらに、実施例1の温度レベルの判定手段C22Bは、計測された温度V2が、高温警戒レベル値Vb2以上であり、且つ、高温警告レベル値Vb3未満であれば、温度レベルL2が警戒レベル(L2=「10」)と判定する。また、実施例1の温度レベルの判定手段C22Bは、計測された温度V2が、高温警告レベル値Vb3以上であれば、温度レベルL2が警告レベル(L2=「11」)と判定する。さらに、実施例1の温度レベルの判定手段C22Bは、計測された温度V2が、低温注意レベル値Vb4以下であり、且つ、低温警戒レベル値Vb5より高ければ、温度レベルL2が注意レベル(L2=「01」)と判定する。また、実施例1の温度レベルの判定手段C22Bは、計測された温度V2が、低温警戒レベル値Vb5以下であり、且つ、低温警告レベル値Vb6より高ければ、温度レベルL2が警戒レベル(L2=「10」)と判定する。さらに、実施例1の温度レベルの判定手段C22Bは、計測された温度V2が、低温警告レベル値Vb6以下であれば、温度レベルL2が警告レベル(L2=「11」)と判定する。
C22C:湿度レベルの判定手段
湿度レベルの判定手段C22Cは、湿度計で計測された温度V3と、予め設定された湿度の値の一例としての閾値Vc1〜Vc6とに基づいて、湿度レベルL3の判定を行う。実施例1の湿度レベルの判定手段C22Cは、計測された湿度V3が、高湿注意レベル値Vc1未満であり、且つ、低湿注意レベル値Vc4より高ければ、湿度レベルL3が通常レベル(L3=「00」)と判定する。また、実施例1の湿度レベルの判定手段C22Cは、計測された湿度V3が、高湿注意レベル値Vc1以上であり、且つ、高湿警戒レベル値Vc2未満であれば、湿度レベルL3が注意レベル(L3=「01」)と判定する。さらに、実施例1の湿度レベルの判定手段C22Cは、計測された湿度V3が、高湿警戒レベル値Vc2以上であり、且つ、高湿警告レベル値Vc3未満であれば、湿度レベルL3が警戒レベル(L3=「10」)と判定する。また、実施例1の湿度レベルの判定手段C22Cは、計測された湿度V3が、高湿警告レベル値Vc3以上であれば、湿度レベルL3が警告レベル(L3=「11」)と判定する。さらに、実施例1の湿度レベルの判定手段C22Cは、計測された湿度V3が、低湿注意レベル値Vc4以下であり、且つ、低湿警戒レベル値Vc5より高ければ、湿度レベルL3が注意レベル(L3=「01」)と判定する。また、実施例1の湿度レベルの判定手段C22Cは、計測された湿度V3が、低湿警戒レベル値Vc5以下であり、且つ、低湿警告レベル値Vc6より高ければ、湿度レベルL3が警戒レベル(L3=「10」)と判定する。さらに、実施例1の湿度レベルの判定手段C22Cは、計測された湿度V3が、低湿警告レベル値Vc6以下であれば、湿度レベルL3が警告レベル(L3=「11」)と判定する。
C22D:雨量レベルの判定手段
雨量レベルの判定手段C22Dは、直近1時間の雨量V4の累積値V4′を計測する雨量の累積値計測手段C22D1を有する。実施例1の雨量レベルの判定手段C22Dは、雨量計13で計測された雨量V3と、予め設定された雨量の値の一例としての閾値Vd1〜Vd3とに基づいて、雨量レベルL4の判定を行う。実施例1の雨量レベルの判定手段C22Dは、計測された雨量V4の直近1時間の累積値V4′が、注意レベル値Vd1未満であれば、雨量レベルL4が通常レベル(L4=「00」)と判定する。また、実施例1の雨量レベルの判定手段C22Dは、計測された雨量V4の直近1時間の累積値V4′が、注意レベル値Vd1以上、且つ、警戒レベル値Vd2未満であれば、雨量レベルL4が注意レベル(L4=「01」)と判定する。さらに、実施例1の雨量レベルの判定手段C22Dは、計測された雨量V4の直近1時間の累積値V4′が、警戒レベル値Vd2以上、且つ、警告レベル値Vd3未満であれば、雨量レベルL4が警戒レベル(L4=「10」)と判定する。また、実施例1の雨量レベルの判定手段C22Dは、計測された雨量V4の直近1時間の累積値V4′が、警告レベル値Vd3以上であれば、雨量レベルL4が警告レベル(L4=「11」)と判定する。
C22E:気圧レベルの判定手段
気圧レベルの判定手段C22Eは、気圧計で計測された気圧V5と、予め設定された気圧の値の一例としての閾値Ve1〜Ve3とに基づいて、気圧レベルL5の判定を行う。実施例1の気圧レベルの判定手段C22Eは、計測された気圧V5が、注意レベル値Ve1未満であれば、気圧レベルL5が通常レベル(L5=「00」)と判定する。また、実施例1の気圧レベルの判定手段C22Eは、計測された気圧V5が、注意レベル値Ve1以上、且つ、警戒レベル値Ve2未満であれば、気圧レベルL5が注意レベル(L5=「01」)と判定する。さらに、実施例1の気圧レベルの判定手段C22Eは、計測された気圧V5が、警戒レベル値Ve2以上、且つ、警告レベル値Ve3未満であれば、気圧レベルL5が警戒レベル(L5=「10」)と判定する。また、実施例1の気圧レベルの判定手段C22Eは、計測された気圧V5が、警告レベル値Ve3以上であれば、気圧レベルL5が警告レベル(L5=「11」)と判定する。
C22F:張力レベルの判定手段
張力レベルの判定手段C22Fは、張力計14で計測された張力V6と、予め設定された張力の値の一例としての閾値Vf1〜Vf4とに基づいて、張力レベルL6の判定を行う。実施例1の張力レベルの判定手段C22Fは、計測された張力V6が、高張力注意レベル値Vf1未満であり、且つ、低張力警告レベルVf4より大きければ、張力レベルL6が通常レベル(L6=「00」)と判定する。また、実施例1の張力レベルの判定手段C22Fは、計測された張力V6が、高張力注意レベル値Vf1以上であり、且つ、高張力警戒レベルVf2未満であれば、張力レベルL6が注意レベル(L6=「01」)と判定する。さらに、実施例1の張力レベルの判定手段C22Fは、計測された張力V6が、高張力警戒レベル値Vf2以上であり、且つ、高張力警告レベルVf3未満であれば、張力レベルL6が警戒レベル(L6=「10」)と判定する。また、実施例1の張力レベルの判定手段C22Fは、計測された張力V6が、高張力警告レベル値Vf3以上であれば、張力レベルL6が警告レベル(L6=「11」)と判定する。さらに、実施例1の張力レベルの判定手段C22Fは、計測された張力V6が、低張力警告レベル値Vf4以下であれば、張力レベルL6が警告レベル(L6=「11」)と判定する。
C22G:熱中症レベルの判定手段
熱中症レベルの判定手段C22Gは、演算された熱中症指数V7と、予め設定された熱中症指数の値の一例としての閾値Vg1〜Vg3とに基づいて、熱中症レベルL7の判定を行う。実施例1の熱中症レベルの判定手段C22Gは、演算された熱中症指数V7が、注意レベル値Vg1未満であれば、熱中症レベルL7が通常レベル(L7=「00」)と判定する。また、実施例1の熱中症レベルの判定手段C22Gは、演算された熱中症指数V7が、注意レベル値Vg1以上、且つ、警戒レベル値Vg2未満であれば、熱中症レベルL7が注意レベル(L7=「01」)と判定する。さらに、実施例1の熱中症レベルの判定手段C22Gは、演算された熱中症指数V7が、警戒レベル値Vg2以上、且つ、警告レベル値Vg3未満であれば、熱中症レベルL7が警戒レベル(L7=「10」)と判定する。また、実施例1の熱中症レベルの判定手段C22Gは、演算された熱中症指数V7が、警告レベル値Vg2以上であれば、熱中症レベルL7が警告レベル(L7=「11」)と判定する。
C22H:電線危険度の判定手段
電線危険度の判定手段C22Hは、計測された風速V1と張力V6と、予め設定された閾値Va1,Vf1とに基づいて、電線危険度レベルL8の判定を行う。実施例1の電線危険度の判定手段C22Hは、風速V1が風速の注意レベル値Va1未満且つ張力V6が張力の注意レベルvf1未満の場合、電線危険度レベルL8が通常レベル(L8=「00」)と判定する。また、実施例1の電線危険度の判定手段C22Hは、風速V1が風速の注意レベル値Va1以上且つ張力V6が張力の注意レベルvf1未満の場合、風で電線の張力が今後上昇する可能性があるため、電線危険度レベルL8が注意レベル(L8=「01」)と判定する。さらに、実施例1の電線危険度の判定手段C22Hは、風速V1が風速の注意レベル値Va1以上且つ張力V6が張力の注意レベルvf1以上の場合、風で電線の張力が上昇しているため、電線危険度レベルL8が警戒レベル(L8=「10」)と判定する。また、実施例1の電線危険度の判定手段C22Hは、風速V1が風速の注意レベル値Va1未満且つ張力V6が張力の注意レベルvf1以上の場合、風が弱いにもかかわらず電線の張力が上昇しており、着雪や着氷、あるいは、原因不明の状態で電線の張力が上昇している可能性があるため、電線危険度レベルL8が警告レベル(L8=「11」)と判定する。
C22J:天気レベルの判定手段
天気レベルの判定手段C22Jは、取得した天気予報の情報に基づいて、天気レベルL9の判定を行う。実施例1の天気レベルの判定手段C22Jは、取得した天気予報の情報が、過去に取得済みの天気予報の情報に対して予報の変更がない場合や、予報の変更があっても変更後の予報の方が回復している場合、天気レベルL9が通常レベル(L9=「00」)と判定する。また、実施例1の天気レベルの判定手段C22Jは、過去に取得済みの天気予報の情報に対して予報の変更があり、且つ、変更後の予報の方が悪化している場合、作業員が過去の予報から想定していたよりも天気が悪くなる可能性があるため、天気レベルL9が注意レベル(L9=「01」)と判定する。さらに、実施例1の天気レベルの判定手段C22Jは、取得した天気予報に注意報(例えば、強風注意報や大雨注意報、乾燥注意報等)が含まれている場合、工事現場3における事故等について警戒が必要として、天気レベルL9が警戒レベル(L9=「10」)と判定する。また、実施例1の天気レベルの判定手段C22Jは、取得した天気予報に警報(例えば、強風警報や大雨警報等)が含まれている場合、工事現場3における事故等について高い警戒が必要として、天気レベルL9が警告レベル(L9=「11」)と判定する。
C22K:弛度レベルの判定手段
電線の危険度の判定手段の一例としての弛度レベルの判定手段C22Kは、温度V2,V2aに基づいて、弛度レベルL10の判定を行う。実施例1の弛度レベルの判定手段C22Kは、現在の弛度d2が警戒レベル値Vh1未満、且つ、予想弛度d1が警戒レベル値Vh1未満である場合、弛度レベルL10が通常レベル(L10=「00」)と判定する。また、実施例1の弛度レベルの判定手段C22Kは、予想弛度d1が警戒レベル値Vh1以上である場合、今後弛度が大きくなる恐れがあるため、弛度レベルL10が注意レベル(L10=「01」)と判定する。さらに、実施例1の弛度レベルの判定手段C22Kは、現在の弛度d2が警戒レベル値Vh1以上である場合、現在の弛度d2が大きくなっており確認が必要であるため、弛度レベルL10が警告レベル(L10=「11」)と判定する。
C22L:天候急変の判定手段
天候急変の判定手段C22Lは、気圧V5,V5aに基づいて、天候急変レベルL11の判定を行う。実施例1の天候急変の判定手段C22Lは、天気予報の気圧V5aから現在の気圧V5を引いた差分が、警戒レベル値Vj1未満である場合、天候急変レベルL11が通常レベル(L11=「00」)と判定する。また、実施例1の天候急変の判定手段C22Lは、天気予報の気圧V5aから現在の気圧V5を引いた差分が、警戒レベル値Vj1以上である場合、予報よりも急激に気圧が下がっており、天候が急変する恐れがあるため、天候急変レベルL11が警戒レベル(L11=「10」)と判定する。
C22M:侵入者レベルの判定手段
侵入者レベルの判定手段C22Mは、人感センサ16や入退室スイッチ17の検出結果と、工事現場3が稼働中であるか否かに基づいて、侵入者の有無に対応する侵入者レベルL8の判定を行う。実施例1の侵入者レベルの判定手段C22Mは、人感センサ16が人を感知していなかったり、稼働中である場合には、侵入者レベルL12を通常レベル(L12=「00」)と判定する。また、実施例1の侵入者レベルの判定手段C22Mは、人感センサ16が人を感知し、且つ、入退室スイッチ17で在室が確認されず、且つ、稼働中である場合には、詰所4の入退室管理に障害が発生していたり、詰所4が無人の状態である可能性があり、侵入者レベルL12を注意レベル(L12=「01」)と判定する。さらに、実施例1の侵入者レベルの判定手段C22Mは、人感センサ16が人を感知し、且つ、入退室スイッチ17で在室が確認され、且つ、休工中である場合には、休工中の詰所4に在室者があり、休日出勤の者だけでなく、侵入者の可能性があるため、侵入者レベルL12を警戒レベル(L12=「10」)と判定する。さらに、実施例1の侵入者レベルの判定手段C22Mは、工事現場3が休工中であり、且つ、工事現場3に人が感知された場合に、侵入者の可能性があるため、侵入者レベルL12を警告レベル(L12=「11」)と判定する。
図5は実施例1の履歴情報の一例の説明図である。
C23:レベルの履歴記憶手段
レベルの履歴記憶手段C23は、風速レベルL1の履歴情報と、温度レベルL2の履歴情報と、湿度レベルL3の履歴情報と、雨量レベルL4の履歴情報と、気圧レベルL5の履歴情報と、張力レベルL6の履歴情報と、熱中症レベルL7の履歴情報と、電線危険度レベルL8の履歴情報と、天気レベルL9の履歴情報と、弛度レベルL10の履歴情報と、天候急変レベルL11の履歴情報と、侵入者レベルL12の履歴情報と、を記憶する。実施例1の実施例1のレベルの記憶手段C23は、図5に示すように、各レベルL1〜L12の履歴情報と、稼働状況(稼働中または休工中)の履歴情報と、を対応付けて、履歴情報の一覧表の一例としての履歴リストとして記憶する。
C24:レベル変化の判別手段
レベル変化の判別手段C24は、風速レベル変化の判別手段C24Aと、温度レベル変化の判別手段C24Bと、湿度レベル変化の判別手段C24Cと、雨量レベル変化の判別手段C24Dと、気圧レベル変化の判別手段C24Eと、張力レベル変化の判別手段C24Fと、熱中症レベル変化の判別手段C24Gと、電線危険度のレベル変化の判別手段C24Hと、天気レベル変化の判別手段C24Jと、弛度レベル変化の判別手段C24Kと、天候急変レベル変化の判別手段C24Lと、侵入者レベル変化の判別手段C24Mと、を有する。実施例1のレベル変化の判別手段C24は、各判定手段C22A〜C22Mで判定されたレベルL1〜L12と、レベルの記憶手段C23に記憶された直前のレベルL1〜L12とに基づいて、レベルL1〜L12の変化が発生したか否かを判別する。すなわち、風速レベル変化の判別手段C24Aは、風速レベルの判定手段C22Aで判定された風速レベルL1と、レベルの履歴記憶手段C23に記憶された直前の風速レベルL1と、が同一か否かを判定することで、風速レベルL1の変化が発生したか否かを判別する。なお、他のレベル変化の判別手段C24B〜C24Mについては、風速レベル変化の判別手段C24Aと同様であるため、詳細な説明は省略する。
C25:招集スイッチの入力判別手段
招集スイッチの入力判別手段C25は、招集スイッチ18の入力がされたか否かを判別する。
C26:確認ボタンの入力判別手段
確認判別手段の一例としての確認ボタンの入力判別手段C26は、確認ボタン19eの入力がされたか否かを判別する。
FLa:再送信停止フラグ
再送信停止フラグFLaは、風速用の再送信停止フラグFL1aと、温度用の再送信停止フラグFL2aと、湿度用の再送信停止フラグFL3aと、雨量用の再送信停止フラグFL4aと、気圧用の再送信停止フラグFL5aと、張力用の再送信停止フラグFL6aと、熱中症指数用の再送信停止フラグFL7aと、電線危険度用の再送信停止フラグFL8aと、天気用の再送信停止フラグFL9aと、弛度用の再送信停止フラグFL10aと、天候急変用の再送信停止フラグFL11aと、侵入者用の再送信停止フラグFL12aと、招集用の再送信停止フラグFL13aと、を有し、メッセージの一例としての電子メールの再送信を停止するか否かを判別するために使用される。
なお、各再送信停止フラグFL1a〜FL12aは、初期値は「0」であり、レベルL1〜L12に応じて電子メールが送信されると「1」となり、電子メールが送信されてから予め設定された時間t1が経過した場合に「0」となる。また、実施例1では、各再送信停止フラグFL1a〜FL12aは、各レベルL1〜L12の変化が発生した場合にも「1」から「0」となる。また、実施例1の招集用の再送信停止フラグFL13aは、初期値は「0」であり、招集スイッチ18の入力に応じて電子メールが送信されると「1」となり、電子メールが送信されてから予め設定された時間t1が経過した場合に「0」となる。
FLb:確認済みフラグ
確認済みフラグFLbは、風速用の確認済みフラグFL1bと、温度用の確認済みフラグFL2bと、湿度用の確認済みフラグFL3bと、雨量用の確認済みフラグFL4bと、気圧用の確認済みフラグFL5bと、張力用の確認済みフラグFL6bと、熱中症指数用の確認済みフラグFL7bと、電線危険度用の確認済みフラグFL8bと、天気用の確認済みフラグFL9bと、弛度用の確認済みフラグFL10bと、天候急変用の確認済みフラグFL11bと、侵入者用の確認済みフラグFL12bと、招集用の確認済みフラグFL13bと、を有し、メッセージの一例としての電子メールの再送信を停止するか否かを判別するために使用される。
なお、各確認済みフラグFL1b〜FL13bは、初期値は「0」であり、電子メールで招集された作業員等により確認ボタン19eが押されると「1」となり、確認ボタン19eが押されてから予め設定された第2の時間の一例としての再確認時間t2が経過した場合に「0」となる。
C27:送信可否の判別手段
送信停止手段の一例としての送信可否の判別手段C27は、メッセージの一例としての電子メールを送信するか否かを判別する。実施例1の送信可否の判別手段C27は、レベル変化の判別手段C24でレベルの変化が発生した場合や、招集スイッチの入力判別手段C25で招集スイッチ18の入力がされたと判別された場合、確認ボタンの入力判別手段C26で確認ボタン19eの入力がされたと判別された場合に、電子メールを送信すると判別する。また、実施例1の送信可否の判別手段C27は、異常レベルL1〜L12が通常レベル(「00」)以外の場合に、レベルの変化が発生していなくても、再送信停止フラグFL1a〜FL12aが「0」且つ確認済みフラグFL1b〜FL12bが「0」である場合に、電子メールを送信すると判別する。したがって、送信可否の判別手段C27は、異常レベルが「00」の場合や、異常レベルが「01」、「10」、「11」で変化しておらず、再送信停止フラグFL1a〜FL12aが「1」である場合や、確認済みフラグFL1b〜FL12bが「1」である場合には、電子メールの送信を停止させる。なお、送信可否の判別手段C27は、各レベル変化の判別手段C24A〜C24Mや招集スイッチの入力判別手段C25毎にそれぞれ判別を行う。
図6は実施例1のメッセージの送信先の一例の説明図である。
C28:送信先の記憶手段
送信先の記憶手段C28は、予め設定されたメッセージの送信先の一例としての電子メールアドレスを記憶する。図6において、実施例1の送信先の記憶手段C28は、電子メールを送信する条件の一例としてのレベルと、各作業員等の電子メールアドレスとを対応づけて記憶している。なお、実施例1では、稼働中の場合と、休工中の場合と、電子メールを送信する条件と、を対応づけて記憶している。したがって、実施例1では、図6の一覧表で○が付与された条件に該当する場合に、電子メールアドレスに電子メールが送信される。したがって、注意レベルにおいて○が付された作業員6が、注意レベルにおける担当者(第1の担当者)に該当する。同様に、警戒レベルにおいて○が付された作業員6が、警戒レベルにおける担当者(第2の担当者)に該当し、警告レベルにおいて○が付された作業員6が、警告レベルにおける担当者(第3の担当者)に該当する。
C29:送信先の設定手段
送信先の設定手段C29は、論理積実行手段C29Aを有し、メッセージの一例としての電子メールの送信先を設定する。実施例1の送信先の設定手段C29は、レベル判定手段C22A〜C22Mで判定されたレベルL1〜L12や招集スイッチの入力判別手段C25での判別結果と、送信先の記憶手段C28に記憶された送信先の設定情報と、に基づいて、送信先を設定する。また、実施例1の送信先の設定手段C29は、レベルの履歴記憶手段C23の情報に基づいて、既に電子メールが送信済みの送信先が存在する場合に、論理積実行手段C29Aが、レベル判定手段C22A〜C22Mで判定されたレベルL1〜L12や招集スイッチ18の入力に対応する送信先と、送信済みの送信先との論理積を取り、論理積が取られた後の送信先には、既に送信済みの通報内容を含めて、該当する通報内容が組み合わされた文面の電子メールが送信される。
図7は実施例1のメッセージの一例の説明図であり、図7Aは風速が注意レベルになった場合の電子メールの文面の説明図、図7Bは風速が警戒レベルになった場合の電子メールの文面の説明図、図7Cは風速が警告レベルになった場合の電子メールの文面の説明図、図7Dは複数のメッセージが複合された電子メールの文面の一例の説明図、図7Eは風速が通常レベルになった場合の電子メールの文面の説明図、図7Fは確認ボタンが押された場合の電子メールの文面の説明図である。
C30:メッセージ作成手段
メッセージ作成手段C30は、定型メッセージ記憶手段C30Aを有し、送信するメッセージを作成する。実施例1のメッセージ作成手段C30は、送信可否の判別手段C27で電子メールを送信すると判別されたものに対応して、メッセージを作成する。実施例1のメッセージ作成手段C30は、既に電子メールが送信済みの送信先が存在する場合に、レベル判定手段C22A〜C22Mで判定されたレベルL1〜L12や招集スイッチ18の入力に対応するメッセージと、送信済みの電子メールとを組み合わせた電子メールを作成する。具体的には、実施例1のメッセージ作成手段C30は、風速レベルL1について、送信可否の判別手段C27により電子メールを送信すると判別された場合に、風速用の電子メールを作成する。すなわち、実施例1のメッセージ作成手段C30は、図7に示すように、定型メッセージ記憶手段C30Aに風速レベルL1に対応して予め記憶されている電子メールの雛型を読み込んで、送信先の設定手段C29で設定された送信先に、電子メールを作成する。
C30A:定型メッセージ記憶手段
定型メッセージ記憶手段C30Aは、メッセージの一例としての電子メールの定型文(雛形)を記憶する。実施例1の定型メッセージ記憶手段C30Aは、各レベルL1〜L12のそれぞれに対応する定型文や招集スイッチ18の入力に対応する定型文、確認ボタン19eの入力に対応する定型文等を記憶する。一例として、風速レベルL1が注意レベルの場合に対応して、図7Aに示すような注意レベルに達したことを告知する電子メールを記憶する。また、風速レベルL1が警戒レベルの場合に対応して、図7Bに示すような警戒レベルに達したことを告知する電子メールを記憶する。さらに、風速レベルL1が警告レベルの場合に対応して、図7Cに示すような警告レベルに達したことを告知する電子メールを記憶する。
また、実施例1の定型メッセージ記憶手段C30Aは、風速レベルL1が通常レベルの場合に対応して、図7Eに示すような通常レベルに達したことを告知する電子メールを記憶する。さらに、確認ボタン19eの入力がされた場合に対応して、図7Fに示すような確認が行われたことを示すメールが送信される。なお、実施例1の定型メッセージ記憶手段C30Aには、温度や湿度、雨量等の他のパラメータについても、風速の場合と同様のメッセージが記憶されているため、図示および詳細な説明は省略する。
なお、実施例1のメッセージ作成手段C30は、論理積実行手段C29Aで送信先の論理積が取られた場合に、論理積に対応する送信者(判定されたレベルL1〜L12や招集スイッチ18に対応し且つ送信済みの送信者)に対しては、重複する全ての定型文が複合された電子メールが作成される。一例として、風速レベルL1が注意レベル、且つ、温度レベルL2が注意レベル、且つ、張力レベルL6が警戒レベルの場合には、図7Dに示すような、重複する全ての定型文が複合された電子メールが作成される。
C31:メッセージ送信手段
メッセージ送信手段C31は、メッセージ作成手段C30で作成された電子メールを送信する。
C32:頻度の設定手段
頻度の設定手段C32は、レベルの判別手段C32Aと、再送信時間の設定手段C32Bと、再確認時間の設定手段C32Cと、を有し、メッセージを送信する頻度の設定を行う。実施例1の頻度の設定手段C32は、各レベルL1〜L12、招集スイッチ18の入力に基づいて、メッセージを送信する頻度の一例としてのメッセージの送信間隔t1,t2を設定する。
C32A:レベルの判別手段
レベルの判別手段C32Aは、レベル判定手段C22で判定されたレベルL1〜L12に基づいて、各異常レベルごとに、異常レベルの判別を行う。実施例1のレベルの判別手段C32Aは、レベルL1〜L12において、「11」の場合に、異常レベルが「高」と判別し、「11」でなければ、異常レベルが「低」と判別する。
C32B:再送信時間の設定手段
再送信時間の設定手段C32Bは、高頻度用の再送信時間の記憶手段C32B1と、低頻度用の再送信時間の記憶手段C32B2と、を有し、メッセージの再送信を行う間隔である再送信時間t1の設定を行う。実施例1の再送信時間の設定手段C32Bは、レベルの判別手段C32Aにおいて、異常レベルが「高」と判別されると、高頻度用の再送信時間の記憶手段C32B1に記憶された高頻度再送信時間ta1が、再送信時間t1として設定される。また、実施例1の再送信時間の設定手段C32Bは、レベルの判別手段C32Aにおいて、異常レベルが「低」と判別されると、低頻度用の再送信時間の記憶手段C32B2に記憶された低頻度再送信時間ta2が、再送信時間t1として設定される。なお、実施例1では、高頻度再送信時間ta1として1[時間]が設定され、低頻度再送信時間ta2として6[時間]が設定されている。
C32C:再確認時間の設定手段
再確認時間の設定手段C32Cは、高頻度用の再確認時間の記憶手段C32C1と、低頻度用の再確認時間の記憶手段C32C2と、を有し、確認ボタン19eの入力後にメッセージの再送信を行う間隔である第2の時間の一例としての再確認時間t2の設定を行う。実施例1の再確認時間の設定手段C32Cは、レベルの判別手段C32Aにおいて、異常レベルが「高」と判別されると、高頻度用の再確認時間の記憶手段C32C1に記憶された高頻度再確認時間tb1が、再確認時間t2として設定される。また、実施例1の再確認時間の設定手段C32Cは、レベルの判別手段C32Aにおいて、異常レベルが「低」と判別されると、低頻度用の再確認時間の記憶手段C32C2に記憶された低頻度再確認時間tb2が、再確認時間t2として設定される。なお、実施例1では、高頻度再確認時間tb1として6[時間]が設定され、低頻度再確認時間tb2として12[時間]が設定されている。
TM:タイマ
時間経過の判別手段の一例としてのタイマTMは、風速用のタイマTM1と、温度用のタイマTM2と、湿度用のタイマTM3と、雨量用のタイマTM4と、気圧用のタイマTM5と、張力用のタイマTM6と、熱中症指数用のタイマTM7と、電線危険度用のタイマTM8と、天気用のタイマTM9と、弛度用のタイマTM10と、天候急変用のタイマTM11と、侵入者用のタイマTM12と、招集用のタイマTM13と、を有し、各時間t1,t2の計時を行う。各タイマTM1〜TM13は、各パラメータに応じた電子メールが送信された場合に、再送信時間t1の計時を開始し、確認ボタン19の入力がされた場合に、再確認時間t2の計時を開始する。すなわち、実施例1では、再送信時間t1の経過の判別と、再確認時間t2の経過の判別がタイマTMで兼用されている。すなわち、実施例1では、タイマTMは、時間経過の判別手段であるとともに、第2の時間経過の判別手段でもある。
(実施例1の流れ図の説明)
次に、本発明の実施例1の現場管理システム1の各処理の流れを流れ図、いわゆる、フローチャートを使用して説明する。
(風速に対するメッセージ送信制御処理の説明)
図8は実施例1の風速に対するメッセージ送信制御処理のフローチャートである。
図8のフローチャートの各ST:ステップの処理は、コントローラCのROM等に記憶されたプログラムに従って行われる。また、この処理はパーソナルコンピュータ19の他の各種処理と並行してマルチタスクで実行される。
図8に示すフローチャートは電源オンにより開始される。
図8のST1において、風速の計測値V1を取得する。そして、ST2に進む。
ST2において、風速の計測値V1が注意レベル値Va1以上であるか否かを判別する。ノー(N)の場合はST3に進み、イエス(Y)の場合はST5に進む。
ST3において、風速レベルL1=「00」とする。そして、ST4に進む。
ST4において、強風カウンタN1=0とする。すなわち、強風カウンタN1の値を初期化する。そして、ST13に進む。
ST5において、風速の計測値V1が警戒レベル値Va2以上であるか否かを判別する。ノー(N)の場合はST6に進み、イエス(Y)の場合はST8に進む。
ST6において、風速レベルL1=「01」とする。そして、ST7に進む。
ST7において、次の処理(1)、(2)を実行して、ST13に進む。
(1)再送信時間t1として低頻度再送信時間ta2を設定する。
(2)再確認時間t2として低頻度再確認時間tb2を設定する。
ST8において、強風カウンタN1=N1+1とする。すなわち、強風カウンタN1の値を1加算する。そして、ST9に進む。
ST9において、強風カウンタのカウント値N1が警告頻度Na以上であるか否かを判別する。ノー(N)の場合はST10に進み、イエス(Y)の場合はST11に進む。
ST10において、風速レベルL1=「10」とする。そして、ST7に進む。
ST11において、風速レベルL1=「11」とする。そして、ST12に進む。
ST12において、次の処理(1)、(2)を実行してST13に進む。
(1)再送信時間t1として高頻度再送信時間ta1を設定する。
(2)再確認時間t2として高頻度再確認時間tb1を設定する。
ST13において、履歴リストに記憶された風速のレベルL1が、判定された風速レベルL1と同一か否かが判別される。イエス(Y)の場合はST14に進み、ノー(N)の場合はST17に進む。
ST14において、判定された風速のレベルL1が「00」、すなわち、通常レベルであるか否かを判別する。ノー(N)の場合はST15に進み、イエス(Y)の場合はST22に進む。
ST15において、再送信停止フラグFL1aが「0」であるか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST16に進み、ノー(N)の場合はST22に進む。
ST16において、確認済みフラグFL1bが「0」であるか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST17に進み、ノー(N)の場合はST22に進む。
ST17において、電子メールを作成するメール作成処理を実行して、ST18に進む。なお、メール作成処理は、後述する図9のサブルーチンにおいて詳述する。
ST18において、送信先にメールを送信する。そして、ST19に進む。
ST19において、判定された風速のレベルL1が「00」であるか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST20に進み、ノー(N)の場合はST21に進む。
ST20において、次の処理(1)、(2)を実行し、ST22に進む。
(1)履歴リストの風速の履歴情報を削除する。
(2)風速用のタイマTM1をリセットする。すなわち、風速用のタイマTM1が計時中の場合は、計時中の時間t1,t2をゼロに初期化する。
ST21において、次の処理(1)〜(3)を実行し、ST22に進む。
(1)再送信停止フラグFL1aを「1」にする。
(2)風速用のタイマTM1に再送信時間t1を設定する。
(3)履歴リストに、判定された風速のレベルL1および稼働状況を風速の履歴情報として記憶する。なお、既に記憶データが存在する場合は、上書きして更新する。
ST22において、タイマTM1がタイムアップしたか否か、すなわち、風速用のタイマTM1が計時中の時間が経過したか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST23に進み、ノー(N)の場合はST24に進む。
ST23において、次の処理(1)〜(3)を実行し、ST1に戻る。
(1)再送信停止フラグFL1aを「0」とする。
(2)確認済みフラグFL1bを「0」とする。
(3)履歴リストに記憶された風速の履歴情報を削除する。
ST24において、確認ボタン19の入力がされたか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST25に進み、ノー(N)の場合はST1に戻る。
ST25において、次の処理(1)〜(5)を実行し、ST1に戻る。
(1)履歴リストの風速レベルL1および稼動中/休工中に対応する送信先を選択、設定した確認用の電子メール(図7F参照)を作成する。
(2)作成された確認用の電子メールを送信する。
(3)再送信停止フラグFL1aを「0」とする。
(4)確認済みフラグFL1bを「1」とする。
(5)再確認時間t2を風速用のタイマTM1にセットする。
(メール作成処理の説明)
図9は実施例1のメール作成処理の説明図であり、図8のST17のサブルーチンのフローチャートである。
図9のST31において、判定された風速レベルL1が「00」であるか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST32に進み、ノー(N)の場合はST33に進む。
ST32において、次の処理(1)、(2)を実行して、ST36に進む。
(1)履歴リストから、風速レベルL1および稼働状況に関する履歴情報を取得する。
(2)取得した履歴情報に基づいて、送信先の記憶手段C28から取得し、通常レベルに復帰したことを告知するメールを送信する送信先として設定する。
ST33において、工事現場3が現在稼働中であるか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST34に進み、ノー(N)の場合はST35に進む。
ST34において、判定された風速レベルL1に対応する稼働時の送信先を、送信先の記憶手段C28から取得して、電子メールの送信先として設定する。そして、ST36に進む。
ST35において、判定された風速レベルL1に対応する休工時の送信先を、送信先の記憶手段C28から取得して、電子メールの送信先として設定する。そして、ST36に進む。
ST36において、風速以外の再送信停止フラグFL2a〜FL12aの中に、1つでも「1」のものがあるか否かを判別する。ノー(N)の場合はST37に進み、イエス(Y)の場合はST38に進む。
ST37において、選択された送信先に対する風速レベルL1に対応するメールを作成する。そして、図9のサブルーチンを終了して、図8のST17に戻る。
ST38において、履歴リストから、風速以外の再送信停止フラグFL2a〜FL12aが「1」のパラメータについて、送信停止中のレベルL2〜L12および稼働状況の情報を取得する。そして、ST39に進む。
ST39において、取得した情報に基づいて、風速以外のパラメータにおける送信停止中の送信先を取得する。そして、ST40に進む。
ST40において、風速レベルL1に基づいて設定された送信先と、風速以外のパラメータにおける送信停止中の送信先との論理積を取る。風速レベルL1に基づいて設定された送信先、または、送信停止中の送信先の対象者全員を送信先として設定する。そして、ST41に進む。
ST41において、論理積を取った後の送信先に対して、判定された風速レベルL1に対応する文面と、送信停止中のレベルL2〜L12に対応する文面と、を全て含む文面の電子メール(図7D参照)を作成する。そして、図9のサブルーチンを終了して、図8のST17に戻る。
(温度に対するメッセージ送信制御処理の説明)
図10は実施例1の温度に対するメッセージ送信制御処理のフローチャートである。
図10のフローチャートの各ST:ステップの処理は、コントローラCのROM等に記憶されたプログラムに従って行われる。また、この処理はパーソナルコンピュータ19の他の各種処理と並行してマルチタスクで実行される。
図10に示すフローチャートは電源オンにより開始される。
図10のST51において、温度の計測値V2を取得する。そして、ST52に進む。
ST52において、温度の計測値V2が高温注意レベル値Vb1以上であるか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST53に進み、ノー(N)の場合はST60に進む。
ST53において、温度の計測値V2が高温警戒レベル値Vb2以上であるか否かを判別する。ノー(N)の場合はST54に進み、イエス(Y)の場合はST55に進む。
ST54において、温度レベルL2=「01」とする。そして、ST57に進む。
ST55において、温度の計測値V2が高温警告レベル値Vb3以上であるか否かを判別する。ノー(N)の場合はST56に進み、イエス(Y)の場合はST58に進む。
ST56において、温度レベルL2=「10」とする。そして、ST57に進む。
ST57において、次の処理(1)、(2)を実行してST66に進む。
(1)再送信時間t1として低頻度再送信時間ta2を設定する。
(2)再確認時間t2として低頻度再確認時間tb2を設定する。
ST58において、温度レベルL2=「11」とする。そして、ST59に進む。
ST59において、次の処理(1)、(2)を実行してST66に進む。
(1)再送信時間t1として高頻度再送信時間ta1を設定する。
(2)再確認時間t2として高頻度再確認時間tb1を設定する。
ST60において、温度の計測値V2が低温注意レベル値Vb4以下であるか否かを判別する。ノー(N)の場合はST61に進み、イエス(Y)の場合はST62に進む。
ST61において、温度レベルL2=「00」とする。そして、ST66に進む。
ST62において、温度の計測値V2が低温警戒レベル値Vb5以下であるか否かを判別する。ノー(N)の場合はST63に進み、イエス(Y)の場合はST64に進む。
ST63において、温度レベルL2=「01」とする。そして、ST57に進む。
ST64において、温度の計測値V2が低温警告レベル値Vb6以下であるか否かを判別する。ノー(N)の場合はST57に進み、イエス(Y)の場合はST58に進む。
ST65において、温度レベルL2=「10」とする。そして、ST57に進む。
ST66において、履歴情報における温度レベルL2が、判定された温度レベルL2と同一か否かが判別される。イエス(Y)の場合はST67に進み、ノー(N)の場合はST70に進む。
ST67において、判定された温度のレベルL2が「00」、すなわち、通常レベルであるか否かを判別する。ノー(N)の場合はST68に進み、イエス(Y)の場合はST75に進む。
ST68において、再送信停止フラグFL2aが「0」であるか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST69に進み、ノー(N)の場合はST75に進む。
ST69において、確認済みフラグFL2bが「0」であるか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST70に進み、ノー(N)の場合はST75に進む。
ST70において、電子メールを作成するメール作成処理を実行して、ST71に進む。なお、ST70のメール作成処理は、図9のメール作成処理において、パラメータが風速から温度に変更になっただけで、他は同様の処理であり、説明がほとんど繰り返しになるため、図示及び説明は省略する。
ST71において、送信先にメールを送信する。そして、ST72に進む。
ST72において、判定された温度レベルL2が「00」であるか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST73に進み、ノー(N)の場合はST74に進む。
ST73において、次の処理(1)、(2)を実行し、ST75に進む。
(1)履歴リストの温度の履歴情報を削除する。
(2)温度用のタイマTM2をリセットする。すなわち、温度用のタイマTM2が計時中の場合は、計時中の時間t1,t2をゼロに初期化する。
ST74において、次の処理(1)〜(3)を実行し、ST75に進む。
(1)再送信停止フラグFL2aを「1」にする。
(2)温度用のタイマTM2に再送信時間t1を設定する。
(3)履歴リストに、判定された温度レベルL2および稼働状況を温度の履歴情報として記憶する。なお、既に記憶データが存在する場合は、上書きして更新する。
ST75において、タイマTM2がタイムアップしたか否か、すなわち、温度用のタイマTM2が計時中の時間が経過したか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST76に進み、ノー(N)の場合はST77に進む。
ST76において、次の処理(1)〜(3)を実行し、ST51に戻る。
(1)再送信停止フラグFL2aを「0」とする。
(2)確認済みフラグFL2bを「0」とする。
(3)履歴リストに記憶された気温の履歴情報を削除する。
ST77において、確認ボタン19eの入力がされたか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST78に進み、ノー(N)の場合はST51に戻る。
ST78において、次の処理(1)〜(5)を実行し、ST51に戻る。
(1)履歴リストの温度レベルL2および稼動中/休工中に対応する送信先を選択、設定した確認用の電子メール(図7F参照)を作成する。
(2)作成された確認用の電子メールを送信する。
(3)再送信停止フラグFL2aを「0」とする。
(4)確認済みフラグFL2bを「1」とする。
(5)再確認時間t2を温度用のタイマTM2にセットする。
(湿度に対するメッセージ送信制御処理の説明)
図11は実施例1の湿度に対するメッセージ送信制御処理のフローチャートである。
図11のフローチャートの各ST:ステップの処理は、コントローラCのROM等に記憶されたプログラムに従って行われる。また、この処理はパーソナルコンピュータ19の他の各種処理と並行してマルチタスクで実行される。
図11に示すフローチャートは電源オンにより開始される。
図11のST81において、湿度の計測値V3を取得する。そして、ST82に進む。
ST82において、湿度の計測値V3が高湿注意レベル値Vc1以上であるか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST83に進み、ノー(N)の場合はST90に進む。
ST83において、湿度の計測値V3が高湿警戒レベル値Vc2以上であるか否かを判別する。ノー(N)の場合はST84に進み、イエス(Y)の場合はST85に進む。
ST84において、湿度レベルL3=「01」とする。そして、ST87に進む。
ST85において、湿度の計測値V3が高湿警告レベル値Vc3以上であるか否かを判別する。ノー(N)の場合はST86に進み、イエス(Y)の場合はST88に進む。
ST86において、湿度レベルL3=「10」とする。そして、ST87に進む。
ST87において、次の処理(1)、(2)を実行してST96に進む。
(1)再送信時間t1として低頻度再送信時間ta2を設定する。
(2)再確認時間t2として低頻度再確認時間tb2を設定する。
ST88において、湿度レベルL3=「11」とする。そして、ST89に進む。
ST89において、次の処理(1)、(2)を実行してST96に進む。
(1)再送信時間t1として高頻度再送信時間ta1を設定する。
(2)再確認時間t2として高頻度再確認時間tb1を設定する。
ST90において、湿度の計測値V3が低湿注意レベル値Vc4以下であるか否かを判別する。ノー(N)の場合はST91に進み、イエス(Y)の場合はST92に進む。
ST91において、湿度レベルL3=「00」とする。そして、ST96に進む。
ST92において、湿度の計測値V3が低湿警戒レベル値Vc5以下であるか否かを判別する。ノー(N)の場合はST93に進み、イエス(Y)の場合はST94に進む。
ST93において、湿度レベルL3=「01」とする。そして、ST87に進む。
ST94において、湿度の計測値V3が低湿警告レベル値Vc6以下であるか否かを判別する。ノー(N)の場合はST87に進み、イエス(Y)の場合はST88に進む。
ST95において、湿度レベルL3=「10」とする。そして、ST87に進む。
ST96において、履歴情報における湿度レベルL3が、判定された湿度レベルL3と同一か否かが判別される。イエス(Y)の場合はST97に進み、ノー(N)の場合はST100に進む。
ST97において、判定された湿度のレベルL3が「00」、すなわち、通常レベルであるか否かを判別する。ノー(N)の場合はST98に進み、イエス(Y)の場合はST105に進む。
ST98において、再送信停止フラグFL3aが「0」であるか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST99に進み、ノー(N)の場合はST105に進む。
ST99において、確認済みフラグFL3bが「0」であるか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST100に進み、ノー(N)の場合はST105に進む。
ST100において、電子メールを作成するメール作成処理を実行して、ST101に進む。なお、ST100のメール作成処理は、図9のメール作成処理において、パラメータが風速から湿度に変更になっただけで、他は同様の処理であり、説明がほとんど繰り返しになるため、図示及び説明は省略する。
ST101において、送信先にメールを送信する。そして、ST102に進む。
ST102において、判定された湿度レベルL3が「00」であるか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST103に進み、ノー(N)の場合はST104に進む。
ST103において、次の処理(1)、(2)を実行し、ST105に進む。
(1)履歴リストの湿度の履歴情報を削除する。
(2)湿度用のタイマTM3をリセットする。すなわち、湿度用のタイマTM3が計時中の場合は、計時中の時間t1,t2をゼロに初期化する。
ST104において、次の処理(1)〜(3)を実行し、ST105に進む。
(1)再送信停止フラグFL3aを「1」にする。
(2)湿度用のタイマTM2に再送信時間t1を設定する。
(3)履歴リストに、判定された湿度レベルL3および稼働状況を湿度の履歴情報として記憶する。なお、既に記憶データが存在する場合は、上書きして更新する。
ST105において、タイマTM3がタイムアップしたか否か、すなわち、湿度用のタイマTM3が計時中の時間が経過したか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST106に進み、ノー(N)の場合はST107に進む。
ST106において、次の処理(1)〜(3)を実行し、ST81に戻る。
(1)再送信停止フラグFL3aを「0」とする。
(2)確認済みフラグFL3bを「0」とする。
(3)履歴リストに記憶された湿度の履歴情報を削除する。
ST107において、確認ボタン19eの入力がされたか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST108に進み、ノー(N)の場合はST81に戻る。
ST108において、次の処理(1)〜(5)を実行し、ST81に戻る。
(1)履歴リストの湿度レベルL3および稼動中/休工中に対応する送信先を選択、設定した確認用の電子メール(図7F参照)を作成する。
(2)作成された確認用の電子メールを送信する。
(3)再送信停止フラグFL3aを「0」とする。
(4)確認済みフラグFL3bを「1」とする。
(5)再確認時間t2を湿度用のタイマTM3にセットする。
(雨量に対するメッセージ送信制御処理の説明)
図12は実施例1の雨量に対するメッセージ送信制御処理のフローチャートである。
図12のフローチャートの各ST:ステップの処理は、コントローラCのROM等に記憶されたプログラムに従って行われる。また、この処理はパーソナルコンピュータ19の他の各種処理と並行してマルチタスクで実行される。
図12に示すフローチャートは電源オンにより開始される。
図12のST111において、雨量の計測値V4を取得する。そして、ST112に進む。
ST112において、直近の1時間の雨量の累積値V4′を演算して、ST113に進む。
ST113において、雨量の累積値V4′が注意レベル値Vd1以上であるか否かを判別する。ノー(N)の場合はST114に進み、イエス(Y)の場合はST115に進む。
ST114において、雨量レベルL4=「00」とする。そして、ST122に進む。
ST115において、雨量の累積値V4′が警戒レベル値Vd2以上であるか否かを判別する。ノー(N)の場合はST116に進み、イエス(Y)の場合はST117に進む。
ST116において、雨量レベルL4=「01」とする。そして、ST119に進む。
ST117において、雨量の累積値V4′が警告レベル値Vd3以上であるか否かを判別する。ノー(N)の場合はST118に進み、イエス(Y)の場合はST120に進む。
ST118において、雨量レベルL4=「10」とする。そして、ST119に進む。
ST119において、次の処理(1)、(2)を実行してST122に進む。
(1)再送信時間t1として低頻度再送信時間ta2を設定する。
(2)再確認時間t2として低頻度再確認時間tb2を設定する。
ST120において、雨量レベルL4=「11」とする。そして、ST121に進む。
ST121において、次の処理(1)、(2)を実行してST122に進む。
(1)再送信時間t1として高頻度再送信時間ta1を設定する。
(2)再確認時間t2として高頻度再確認時間tb1を設定する。
ST122において、履歴リストの雨量レベルL4が、判定された雨量レベルL4と同一か否かが判別される。ノー(N)の場合はST126に進み、イエス(Y)の場合はST123に進む。
ST123において、判定された雨量のレベルL4が「00」、すなわち、通常レベルであるか否かを判別する。ノー(N)の場合はST124に進み、イエス(Y)の場合はST131に進む。
ST124において、再送信停止フラグFL4aが「0」であるか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST125に進み、ノー(N)の場合はST131に進む。
ST125において、確認済みフラグFL4bが「0」であるか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST126に進み、ノー(N)の場合はST131に進む。
ST126において、電子メールを作成するメール作成処理を実行して、ST127に進む。なお、ST126のメール作成処理は、図9のメール作成処理において、パラメータが風速から雨量に変更になっただけで、他は同様の処理であり、説明がほとんど繰り返しになるため、図示及び説明は省略する。
ST127において、送信先にメールを送信する。そして、ST128に進む。
ST128において、判定された雨量レベルL4が「00」であるか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST129に進み、ノー(N)の場合はST130に進む。
ST129において、次の処理(1)、(2)を実行し、ST131に進む。
(1)履歴リストの雨量の履歴情報を削除する。
(2)雨量用のタイマTM4をリセットする。すなわち、雨量用のタイマTM4が計時中の場合は、計時中の時間t1,t2をゼロに初期化する。
ST130において、次の処理(1)〜(3)を実行し、ST131に進む。
(1)再送信停止フラグFL4aを「1」にする。
(2)雨量用のタイマTM4に再送信時間t1を設定する。
(3)履歴リストに、判定された雨量レベルL4および稼働状況を雨量の履歴情報として記憶する。なお、既に記憶データが存在する場合は、上書きして更新する。
ST131において、タイマTM4がタイムアップしたか否か、すなわち、雨量用のタイマTM4が計時中の時間が経過したか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST132に進み、ノー(N)の場合はST133に進む。
ST132において、次の処理(1)〜(3)を実行し、ST111に戻る。
(1)再送信停止フラグFL4aを「0」とする。
(2)確認済みフラグFL4bを「0」とする。
(3)履歴リストに記憶された雨量の履歴情報を削除する。
ST133において、確認ボタン19eの入力がされたか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST134に進み、ノー(N)の場合はST111に戻る。
ST134において、次の処理(1)〜(5)を実行し、ST111に戻る。
(1)履歴リストの雨量レベルL4および稼動中/休工中に対応する送信先を選択、設定した確認用の電子メール(図7F参照)を作成する。
(2)作成された確認用の電子メールを送信する。
(3)再送信停止フラグFL4aを「0」とする。
(4)確認済みフラグFL4bを「1」とする。
(5)再確認時間t2を雨量用のタイマTM4にセットする。
(気圧に対するメッセージ送信制御処理の説明)
図13は実施例1の気圧に対するメッセージ送信制御処理のフローチャートである。
図13のフローチャートの各ST:ステップの処理は、コントローラCのROM等に記憶されたプログラムに従って行われる。また、この処理はパーソナルコンピュータ19の他の各種処理と並行してマルチタスクで実行される。
図13に示すフローチャートは電源オンにより開始される。
図13のST141において、気圧の計測値V5を取得する。そして、ST142に進む。
ST142において、気圧の計測値V5が注意レベル値Ve1以上であるか否かを判別する。ノー(N)の場合はST143に進み、イエス(Y)の場合はST144に進む。
ST143において、気圧レベルL5=「00」とする。そして、ST151に進む。
ST144において、気圧の計測値V5が警戒レベル値Ve2以上であるか否かを判別する。ノー(N)の場合はST145に進み、イエス(Y)の場合はST146に進む。
ST145において、気圧レベルL5=「01」とする。そして、ST148に進む。
ST146において、気圧の計測値V5が警告レベル値Ve3以上であるか否かを判別する。ノー(N)の場合はST147に進み、イエス(Y)の場合はST149に進む。
ST147において、気圧レベルL5=「10」とする。そして、ST148に進む。
ST148において、次の処理(1)、(2)を実行してST151に進む。
(1)再送信時間t1として低頻度再送信時間ta2を設定する。
(2)再確認時間t2として低頻度再確認時間tb2を設定する。
ST149において、気圧レベルL5=「11」とする。そして、ST150に進む。
ST150において、次の処理(1)、(2)を実行してST151に進む。
(1)再送信時間t1として高頻度再送信時間ta1を設定する。
(2)再確認時間t2として高頻度再確認時間tb1を設定する。
ST151において、履歴リストの気圧レベルL5が、判定された気圧レベルL5と同一か否かが判別される。ノー(N)の場合はST155に進み、イエス(Y)の場合はST152に進む。
ST152において、判定された気圧のレベルL5が「00」、すなわち、通常レベルであるか否かを判別する。ノー(N)の場合はST153に進み、イエス(Y)の場合はST160に進む。
ST153において、再送信停止フラグFL5aが「0」であるか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST154に進み、ノー(N)の場合はST160に進む。
ST154において、確認済みフラグFL5bが「0」であるか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST155に進み、ノー(N)の場合はST160に進む。
ST155において、電子メールを作成するメール作成処理を実行して、ST156に進む。なお、ST155のメール作成処理は、図9のメール作成処理において、パラメータが風速から気圧に変更になっただけで、他は同様の処理であり、説明がほとんど繰り返しになるため、図示及び説明は省略する。
ST156において、送信先にメールを送信する。そして、ST157に進む。
ST157において、判定された気圧レベルL5が「00」であるか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST158に進み、ノー(N)の場合はST159に進む。
ST158において、次の処理(1)、(2)を実行し、ST160に進む。
(1)履歴リストの気圧の履歴情報を削除する。
(2)気圧用のタイマTM5をリセットする。すなわち、気圧用のタイマTM5が計時中の場合は、計時中の時間t1,t2をゼロに初期化する。
ST159において、次の処理(1)〜(3)を実行し、ST160に進む。
(1)再送信停止フラグFL5aを「1」にする。
(2)気圧用のタイマTM5に再送信時間t1を設定する。
(3)履歴リストに、判定された気圧レベルL5および稼働状況を気圧の履歴情報として記憶する。なお、既に記憶データが存在する場合は、上書きして更新する。
ST160において、タイマTM5がタイムアップしたか否か、すなわち、気圧用のタイマTM5が計時中の時間が経過したか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST161に進み、ノー(N)の場合はST162に進む。
ST161において、次の処理(1)〜(3)を実行し、ST141に戻る。
(1)再送信停止フラグFL5aを「0」とする。
(2)確認済みフラグFL5bを「0」とする。
(3)履歴リストに記憶された気圧の履歴情報を削除する。
ST162において、確認ボタン19eの入力がされたか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST163に進み、ノー(N)の場合はST141に戻る。
ST163において、次の処理(1)〜(5)を実行し、ST141に戻る。
(1)履歴リストの気圧レベルL5および稼動中/休工中に対応する送信先を選択、設定した確認用の電子メール(図7F参照)を作成する。
(2)作成された確認用の電子メールを送信する。
(3)再送信停止フラグFL5aを「0」とする。
(4)確認済みフラグFL5bを「1」とする。
(5)再確認時間t2を気圧用のタイマTM5にセットする。
(張力に対するメッセージ送信制御処理の説明)
図14は実施例1の張力に対するメッセージ送信制御処理のフローチャートである。
図14のフローチャートの各ST:ステップの処理は、コントローラCのROM等に記憶されたプログラムに従って行われる。また、この処理はパーソナルコンピュータ19の他の各種処理と並行してマルチタスクで実行される。
図14に示すフローチャートは電源オンにより開始される。
図14のST171において、張力の計測値V6を取得する。そして、ST172に進む。
ST172において、張力の計測値V6が高張力注意レベル値Vf1以上であるか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST173に進み、ノー(N)の場合はST180に進む。
ST173において、張力の計測値V6が高張力警戒レベル値Vf2以上であるか否かを判別する。ノー(N)の場合はST174に進み、イエス(Y)の場合はST175に進む。
ST174において、張力レベルL6=「01」とする。そして、ST177に進む。
ST175において、張力の計測値V6が高張力警告レベル値Vf3以上であるか否かを判別する。ノー(N)の場合はST176に進み、イエス(Y)の場合はST178に進む。
ST176において、張力レベルL6=「10」とする。そして、ST177に進む。
ST177において、次の処理(1)、(2)を実行してST182に進む。
(1)再送信時間t1として低頻度再送信時間ta2を設定する。
(2)再確認時間t2として低頻度再確認時間tb2を設定する。
ST178において、張力レベルL6=「11」とする。そして、ST179に進む。
ST179において、次の処理(1)、(2)を実行してST182に進む。
(1)再送信時間t1として高頻度再送信時間ta1を設定する。
(2)再確認時間t2として高頻度再確認時間tb1を設定する。
ST180において、張力の計測値V6が低張力警告レベル値Vf4以下であるか否かを判別する。ノー(N)の場合はST181に進み、イエス(Y)の場合はST178に進む。
ST181において、張力レベルL6=「00」とする。そして、ST182に進む。
ST182において、履歴リストの張力レベルL6が、判定された張力レベルL6と同一か否かが判別される。ノー(N)の場合はST186に進み、イエス(Y)の場合はST183に進む。
ST183において、判定された張力のレベルL6が「00」、すなわち、通常レベルであるか否かを判別する。ノー(N)の場合はST184に進み、イエス(Y)の場合はST191に進む。
ST184において、再送信停止フラグFL6aが「0」であるか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST185に進み、ノー(N)の場合はST191に進む。
ST185において、確認済みフラグFL6bが「0」であるか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST186に進み、ノー(N)の場合はST191に進む。
ST186において、電子メールを作成するメール作成処理を実行して、ST187に進む。なお、ST186のメール作成処理は、図9のメール作成処理において、パラメータが風速から張力に変更になっただけで、他は同様の処理であり、説明がほとんど繰り返しになるため、図示及び説明は省略する。
ST187において、送信先にメールを送信する。そして、ST188に進む。
ST188において、判定された張力レベルL6が「00」であるか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST189に進み、ノー(N)の場合はST190に進む。
ST189において、次の処理(1)、(2)を実行し、ST191に進む。
(1)履歴リストの張力の履歴情報を削除する。
(2)張力用のタイマTM6をリセットする。すなわち、張力用のタイマTM6が計時中の場合は、計時中の時間t1,t2をゼロに初期化する。
ST190において、次の処理(1)〜(3)を実行し、ST191に進む。
(1)再送信停止フラグFL6aを「1」にする。
(2)張力用のタイマTM6に再送信時間t1を設定する。
(3)履歴リストに、判定された張力レベルL6および稼働状況を張力の履歴情報として記憶する。なお、既に記憶データが存在する場合は、上書きして更新する。
ST191において、タイマTM6がタイムアップしたか否か、すなわち、張力用のタイマTM6が計時中の時間が経過したか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST192に進み、ノー(N)の場合はST193に進む。
ST192において、次の処理(1)〜(3)を実行し、ST171に戻る。
(1)再送信停止フラグFL6aを「0」とする。
(2)確認済みフラグFL6bを「0」とする。
(3)履歴リストに記憶された張力の履歴情報を削除する。
ST193において、確認ボタン19eの入力がされたか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST194に進み、ノー(N)の場合はST171に戻る。
ST194において、次の処理(1)〜(5)を実行し、ST171に戻る。
(1)履歴リストの張力レベルL6および稼動中/休工中に対応する送信先を選択、設定した確認用の電子メール(図7F参照)を作成する。
(2)作成された確認用の電子メールを送信する。
(3)再送信停止フラグFL6aを「0」とする。
(4)確認済みフラグFL6bを「1」とする。
(5)再確認時間t2を張力用のタイマTM6にセットする。
(熱中症指数に対するメッセージ送信制御処理の説明)
図15は実施例1の熱中症指数に対するメッセージ送信制御処理のフローチャートである。
図15のフローチャートの各ST:ステップの処理は、コントローラCのROM等に記憶されたプログラムに従って行われる。また、この処理はパーソナルコンピュータ19の他の各種処理と並行してマルチタスクで実行される。
図15に示すフローチャートは電源オンにより開始される。
図15のST201において、温度の計測値V2および湿度の計測値V3を取得する。そして、ST202に進む。
ST202において、取得した温度V2および湿度V3に基づいて、熱中症指数V7を演算する。そして、ST203に進む。
ST203において、熱中症指数V7が注意レベル値Vg1以上であるか否かを判別する。ノー(N)の場合はST204に進み、イエス(Y)の場合はST205に進む。
ST204において、熱中症レベルL7=「00」とする。そして、ST212に進む。
ST205において、熱中症指数V4が警戒レベル値Vg2以上であるか否かを判別する。ノー(N)の場合はST206に進み、イエス(Y)の場合はST207に進む。
ST206において、熱中症レベルL7=「01」とする。そして、ST209に進む。
ST207において、熱中症指数V4が警告レベル値Vg3以上であるか否かを判別する。ノー(N)の場合はST208に進み、イエス(Y)の場合はST209に進む。
ST208において、熱中症レベルL7=「10」とする。そして、ST209に進む。
ST209において、次の処理(1)、(2)を実行してST212に進む。
(1)再送信時間t1として低頻度再送信時間ta2を設定する。
(2)再確認時間t2として低頻度再確認時間tb2を設定する。
ST210において、熱中症レベルL7=「11」とする。そして、ST211に進む。
ST211において、次の処理(1)、(2)を実行してST212に進む。
(1)再送信時間t1として高頻度再送信時間ta1を設定する。
(2)再確認時間t2として高頻度再確認時間tb1を設定する。
ST212において、履歴リストの熱中症レベルL7が、判定された熱中症レベルL7と同一か否かが判別される。ノー(N)の場合はST216に進み、イエス(Y)の場合はST213に進む。
ST213において、判定された熱中症レベルL7が「00」、すなわち、通常レベルであるか否かを判別する。ノー(N)の場合はST214に進み、イエス(Y)の場合はST221に進む。
ST214において、再送信停止フラグFL7aが「0」であるか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST215に進み、ノー(N)の場合はST221に進む。
ST215において、確認済みフラグFL7bが「0」であるか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST216に進み、ノー(N)の場合はST221に進む。
ST216において、電子メールを作成するメール作成処理を実行して、ST217に進む。なお、ST216のメール作成処理は、図9のメール作成処理において、パラメータが風速から熱中症指数に変更になっただけで、他は同様の処理であり、説明がほとんど繰り返しになるため、図示及び説明は省略する。
ST217において、送信先にメールを送信する。そして、ST218に進む。
ST218において、判定された熱中症レベルL7が「00」であるか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST219に進み、ノー(N)の場合はST220に進む。
ST219において、次の処理(1)、(2)を実行し、ST221に進む。
(1)履歴リストの熱中症指数の履歴情報を削除する。
(2)熱中症用のタイマTM7をリセットする。すなわち、熱中症用のタイマTM7が計時中の場合は、計時中の時間t1,t2をゼロに初期化する。
ST220において、次の処理(1)〜(3)を実行し、ST221に進む。
(1)再送信停止フラグFL7aを「1」にする。
(2)熱中症用のタイマTM7に再送信時間t1を設定する。
(3)履歴リストに、判定された熱中症レベルL7および稼働状況を熱中症指数の履歴情報として記憶する。なお、既に記憶データが存在する場合は、上書きして更新する。
ST221において、タイマTM7がタイムアップしたか否か、すなわち、熱中症用のタイマTM7が計時中の時間が経過したか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST222に進み、ノー(N)の場合はST223に進む。
ST222において、次の処理(1)〜(3)を実行し、ST201に戻る。
(1)再送信停止フラグFL7aを「0」とする。
(2)確認済みフラグFL7bを「0」とする。
(3)履歴リストに記憶された熱中症の履歴情報を削除する。
ST223において、確認ボタン19eの入力がされたか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST224に進み、ノー(N)の場合はST201に戻る。
ST224において、次の処理(1)〜(5)を実行し、ST201に戻る。
(1)履歴リストの熱中症レベルL7および稼動中/休工中に対応する送信先を選択、設定した確認用の電子メール(図7F参照)を作成する。
(2)作成された確認用の電子メールを送信する。
(3)再送信停止フラグFL7aを「0」とする。
(4)確認済みフラグFL7bを「1」とする。
(5)再確認時間t2を熱中症用のタイマTM7にセットする。
(電線危険度に対するメッセージ送信制御処理の説明)
図16は実施例1の電線危険度に対するメッセージ送信制御処理のフローチャートである。
図16のフローチャートの各ST:ステップの処理は、コントローラCのROM等に記憶されたプログラムに従って行われる。また、この処理はパーソナルコンピュータ19の他の各種処理と並行してマルチタスクで実行される。
図16に示すフローチャートは電源オンにより開始される。
図16のST231において、風速の計測値V1および張力の計測値V6を取得する。そして、ST232に進む。
ST232において、風速の計測値V1が風速の注意レベル値Va1以上であるか否かを判別する。ノー(N)の場合はST233に進み、イエス(Y)の場合はST237に進む。
ST233において、張力の計測値V6が張力の注意レベル値Vf1以上であるか否かを判別する。ノー(N)の場合はST234に進み、イエス(Y)の場合はST235に進む。
ST234において、電線危険度L8=「00」とする。そして、ST241に進む。
ST235において、電線危険度L8=「11」とする。そして、ST236に進む。
ST236において、次の処理(1)、(2)を実行してST241に進む。
(1)再送信時間t1として高頻度再送信時間ta1を設定する。
(2)再確認時間t2として高頻度再確認時間tb1を設定する。
ST237において、張力の計測値V6が張力の注意レベル値Vf1以上であるか否かを判別する。ノー(N)の場合はST238に進み、イエス(Y)の場合はST239に進む。
ST238において、電線危険度L8=「01」とする。そして、ST240に進む。
ST239において、電線危険度L8=「11」とする。そして、ST240に進む。
ST240において、次の処理(1)、(2)を実行してST241に進む。
(1)再送信時間t1として低頻度再送信時間ta2を設定する。
(2)再確認時間t2として低頻度再確認時間tb2を設定する。
ST241において、履歴リストの電線危険度L8が、判定された電線危険度L8と同一か否かが判別される。ノー(N)の場合はST245に進み、イエス(Y)の場合はST242に進む。
ST242において、判定された電線危険度L8が「00」、すなわち、通常レベルであるか否かを判別する。ノー(N)の場合はST243に進み、イエス(Y)の場合はST250に進む。
ST243において、再送信停止フラグFL8aが「0」であるか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST244に進み、ノー(N)の場合はST250に進む。
ST244において、確認済みフラグFL8bが「0」であるか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST245に進み、ノー(N)の場合はST250に進む。
ST245において、電子メールを作成するメール作成処理を実行して、ST246に進む。なお、ST245のメール作成処理は、図9のメール作成処理において、パラメータが風速から電線危険度に変更になっただけで、他は同様の処理であり、説明がほとんど繰り返しになるため、図示及び説明は省略する。
ST246において、送信先にメールを送信する。そして、ST247に進む。
ST247において、判定された電線危険度L8が「00」であるか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST248に進み、ノー(N)の場合はST249に進む。
ST248において、次の処理(1)、(2)を実行し、ST250に進む。
(1)履歴リストの電線危険度の履歴情報を削除する。
(2)電線危険度用のタイマTM8をリセットする。すなわち、電線危険度用のタイマTM8が計時中の場合は、計時中の時間t1,t2をゼロに初期化する。
ST249において、次の処理(1)〜(3)を実行し、ST250に進む。
(1)再送信停止フラグFL8aを「1」にする。
(2)電線危険度用のタイマTM8に再送信時間t1を設定する。
(3)履歴リストに、判定された電線危険度L8および稼働状況を電線危険度の履歴情報として記憶する。なお、既に記憶データが存在する場合は、上書きして更新する。
ST250において、タイマTM8がタイムアップしたか否か、すなわち、電線危険度用のタイマTM8が計時中の時間が経過したか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST251に進み、ノー(N)の場合はST252に進む。
ST251において、次の処理(1)〜(3)を実行し、ST231に戻る。
(1)再送信停止フラグFL8aを「0」とする。
(2)確認済みフラグFL8bを「0」とする。
(3)履歴リストに記憶された電線危険度の履歴情報を削除する。
ST252において、確認ボタン19eの入力がされたか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST253に進み、ノー(N)の場合はST231に戻る。
ST253において、次の処理(1)〜(5)を実行し、ST231に戻る。
(1)履歴リストの電線危険度L8および稼動中/休工中に対応する送信先を選択、設定した確認用の電子メール(図7F参照)を作成する。
(2)作成された確認用の電子メールを送信する。
(3)再送信停止フラグFL8aを「0」とする。
(4)確認済みフラグFL8bを「1」とする。
(5)再確認時間t2を電線危険度用のタイマTM8にセットする。
(天気に対するメッセージ送信制御処理の説明)
図17は実施例1の天気に対するメッセージ送信制御処理のフローチャートである。
図17のフローチャートの各ST:ステップの処理は、コントローラCのROM等に記憶されたプログラムに従って行われる。また、この処理はパーソナルコンピュータ19の他の各種処理と並行してマルチタスクで実行される。
図17に示すフローチャートは電源オンにより開始される。
図17のST261において、天気予報の情報を取得する。そして、ST262に進む。
ST262において、取得した天気予報の情報に、警報が含まれているか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST263に進み、ノー(N)の場合はST265に進む。
ST263において、天気レベルL9=「11」とする。そして、ST264に進む。
ST264において、次の処理(1)、(2)を実行してST272に進む。
(1)再送信時間t1として高頻度再送信時間ta1を設定する。
(2)再確認時間t2として高頻度再確認時間tb1を設定する。
ST265において、取得した天気予報の情報に注意報が含まれているか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST266に進み、ノー(N)の場合はST268に進む。
ST266において、天気レベルL9=「10」とする。そして、ST267に進む。
ST267において、次の処理(1)、(2)を実行してST272に進む。
(1)再送信時間t1として低頻度再送信時間ta2を設定する。
(2)再確認時間t2として低頻度再確認時間tb2を設定する。
ST268において、取得した予報データと過去の予報データとの間で差があるか否かを判別する。すなわち、予報の変更があったか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST269に進み、ノー(N)の場合はST271に進む。
ST269において、変更された予報は、変更後の方が悪化しているか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST270に進み、ノー(N)の場合はST271に進む。
ST270において、天気レベルL9=「01」とする。そして、ST267に進む。
ST271において、天気レベルL9=「00」とする。そして、ST272に進む。
ST272において、取得した天気予報のデータを過去の予報データとして記憶(更新)する。そして、ST273に進む。
ST273において、履歴リストの天気レベルL9が、判定された天気レベルL9と同一か否かが判別される。ノー(N)の場合はST277に進み、イエス(Y)の場合はST274に進む。
ST274において、判定された天気レベルL9が「00」、すなわち、通常レベルであるか否かを判別する。ノー(N)の場合はST275に進み、イエス(Y)の場合はST282に進む。
ST275において、再送信停止フラグFL9aが「0」であるか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST276に進み、ノー(N)の場合はST282に進む。
ST276において、確認済みフラグFL9bが「0」であるか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST277に進み、ノー(N)の場合はST282に進む。
ST277において、電子メールを作成するメール作成処理を実行して、ST278に進む。なお、ST277のメール作成処理は、図9のメール作成処理において、パラメータが風速から天気レベルに変更になっただけで、他は同様の処理であり、説明がほとんど繰り返しになるため、図示及び説明は省略する。
ST278において、送信先にメールを送信する。そして、ST279に進む。
ST279において、判定された天気レベルL9が「00」であるか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST280に進み、ノー(N)の場合はST281に進む。
ST280において、次の処理(1)、(2)を実行し、ST282に進む。
(1)履歴リストの天気レベルL9の履歴情報を削除する。
(2)天気用のタイマTM9をリセットする。すなわち、天気用のタイマTM9が計時中の場合は、計時中の時間t1,t2をゼロに初期化する。
ST281において、次の処理(1)〜(3)を実行し、ST282に進む。
(1)再送信停止フラグFL9aを「1」にする。
(2)天気用のタイマTM9に再送信時間t1を設定する。
(3)履歴リストに、判定された天気レベルL9および稼働状況を天気の履歴情報として記憶する。なお、既に記憶データが存在する場合は、上書きして更新する。
ST282において、タイマTM9がタイムアップしたか否か、すなわち、天気用のタイマTM9が計時中の時間が経過したか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST283に進み、ノー(N)の場合はST284に進む。
ST283において、次の処理(1)〜(3)を実行し、ST261に戻る。
(1)再送信停止フラグFL9aを「0」とする。
(2)確認済みフラグFL9bを「0」とする。
(3)履歴リストに記憶された天気の履歴情報を削除する。
ST284において、確認ボタン19eの入力がされたか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST285に進み、ノー(N)の場合はST261に戻る。
ST285において、次の処理(1)〜(5)を実行し、ST261に戻る。
(1)履歴リストの天気レベルL9および稼動中/休工中に対応する送信先を選択、設定した確認用の電子メール(図7F参照)を作成する。
(2)作成された確認用の電子メールを送信する。
(3)再送信停止フラグFL9aを「0」とする。
(4)確認済みフラグFL9bを「1」とする。
(5)再確認時間t2を天気用のタイマTM9にセットする。
(弛度に対するメッセージ送信制御処理の説明)
図18は実施例1の弛度に対するメッセージ送信制御処理のフローチャートである。
図18のフローチャートの各ST:ステップの処理は、コントローラCのROM等に記憶されたプログラムに従って行われる。また、この処理はパーソナルコンピュータ19の他の各種処理と並行してマルチタスクで実行される。
図18に示すフローチャートは電源オンにより開始される。
図18のST291において、天気予報の情報を取得したか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST292に進み、ノー(N)の場合はST291を繰り返す。
ST292において、温度の計測値V2を取得する。そして、ST293に進む。
ST293において、次の処理(1)、(2)を実行し、ST294に進む。
(1)予想気温V2aから予想弛度d1を演算する。
(2)温度の計測値V2から現在の弛度d2を演算する。
ST294において、現在の弛度d2が警戒レベル値Vh1以上であるか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST295に進み、ノー(N)の場合はST297に進む。
ST295において、弛度レベルL10=「11」とする。そして、ST296に進む。
ST296において、次の処理(1)、(2)を実行してST301に進む。
(1)再送信時間t1として高頻度再送信時間ta1を設定する。
(2)再確認時間t2として高頻度再確認時間tb1を設定する。
ST297において、予想弛度d1が警戒レベル値Vh1以上であるか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST298に進み、ノー(N)の場合はST300に進む。
ST298において、弛度レベルL10=「01」とする。そして、ST299に進む。
ST299において、次の処理(1)、(2)を実行してST301に進む。
(1)再送信時間t1として低頻度再送信時間ta2を設定する。
(2)再確認時間t2として低頻度再確認時間tb2を設定する。
ST300において、弛度レベルL10=「00」とする。そして、ST301に進む。
ST301において、履歴リストの弛度レベルL10が、判定された弛度レベルL10と同一か否かが判別される。ノー(N)の場合はST305に進み、イエス(Y)の場合はST302に進む。
ST302において、判定された弛度レベルL10が「00」、すなわち、通常レベルであるか否かを判別する。ノー(N)の場合はST303に進み、イエス(Y)の場合はST310に進む。
ST303において、再送信停止フラグFL10aが「0」であるか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST304に進み、ノー(N)の場合はST310に進む。
ST304において、確認済みフラグFL10bが「0」であるか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST305に進み、ノー(N)の場合はST310に進む。
ST305において、電子メールを作成するメール作成処理を実行して、ST306に進む。なお、ST305のメール作成処理は、図9のメール作成処理において、パラメータが風速から弛度に変更になっただけで、他は同様の処理であり、説明がほとんど繰り返しになるため、図示及び説明は省略する。
ST306において、送信先にメールを送信する。そして、ST307に進む。
ST307において、判定された弛度レベルL10が「00」であるか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST308に進み、ノー(N)の場合はST309に進む。
ST308において、次の処理(1)、(2)を実行し、ST310に進む。
(1)履歴リストの弛度レベルL10の履歴情報を削除する。
(2)弛度用のタイマTM10をリセットする。すなわち、弛度用のタイマTM10が計時中の場合は、計時中の時間t1,t2をゼロに初期化する。
ST309において、次の処理(1)〜(3)を実行し、ST310に進む。
(1)再送信停止フラグFL10aを「1」にする。
(2)弛度用のタイマTM10に再送信時間t1を設定する。
(3)履歴リストに、判定された弛度レベルL10および稼働状況を天気の履歴情報として記憶する。なお、既に記憶データが存在する場合は、上書きして更新する。
ST310において、タイマTM10がタイムアップしたか否か、すなわち、弛度用のタイマTM10が計時中の時間が経過したか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST311に進み、ノー(N)の場合はST312に進む。
ST311において、次の処理(1)〜(3)を実行し、ST291に戻る。
(1)再送信停止フラグFL10aを「0」とする。
(2)確認済みフラグFL10bを「0」とする。
(3)履歴リストに記憶された弛度の履歴情報を削除する。
ST312において、確認ボタン19eの入力がされたか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST313に進み、ノー(N)の場合はST291に戻る。
ST313において、次の処理(1)〜(5)を実行し、ST291に戻る。
(1)履歴リストの弛度レベルL10および稼動中/休工中に対応する送信先を選択、設定した確認用の電子メール(図7F参照)を作成する。
(2)作成された確認用の電子メールを送信する。
(3)再送信停止フラグFL10aを「0」とする。
(4)確認済みフラグFL10bを「1」とする。
(5)再確認時間t2を弛度用のタイマTM10にセットする。
(天候急変に対するメッセージ送信制御処理の説明)
図19は実施例1の天候急変に対するメッセージ送信制御処理のフローチャートである。
図19のフローチャートの各ST:ステップの処理は、コントローラCのROM等に記憶されたプログラムに従って行われる。また、この処理はパーソナルコンピュータ19の他の各種処理と並行してマルチタスクで実行される。
図19に示すフローチャートは電源オンにより開始される。
図19のST321において、天気予報の情報を取得したか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST322に進み、ノー(N)の場合はST321を繰り返す。
ST322において、気圧の計測値V5を取得する。そして、ST323に進む。
ST323において、予報の気圧値V5aから気圧の計測値V5を引いた差分が警戒レベル値Vj1以上であるか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST324に進み、ノー(N)の場合はST326に進む。
ST324において、天候急変レベルL11=「10」とする。そして、ST325に進む。
ST325において、次の処理(1)、(2)を実行してST327に進む。
(1)再送信時間t1として低頻度再送信時間ta2を設定する。
(2)再確認時間t2として低頻度再確認時間tb2を設定する。
ST326において、天候急変レベルL11=「00」とする。そして、ST327に進む。
ST327において、履歴リストの天候急変レベルL11が、判定された天候急変レベルL11と同一か否かが判別される。ノー(N)の場合はST331に進み、イエス(Y)の場合はST328に進む。
ST328において、判定された天候急変レベルL11が「00」、すなわち、通常レベルであるか否かを判別する。ノー(N)の場合はST329に進み、イエス(Y)の場合はST336に進む。
ST329において、再送信停止フラグFL11aが「0」であるか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST330に進み、ノー(N)の場合はST336に進む。
ST330において、確認済みフラグFL11bが「0」であるか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST331に進み、ノー(N)の場合はST336に進む。
ST331において、電子メールを作成するメール作成処理を実行して、ST332に進む。なお、ST331のメール作成処理は、図9のメール作成処理において、パラメータが風速から天候急変レベルに変更になっただけで、他は同様の処理であり、説明がほとんど繰り返しになるため、図示及び説明は省略する。
ST332において、送信先にメールを送信する。そして、ST333に進む。
ST333において、判定された天候急変レベルL11が「00」であるか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST334に進み、ノー(N)の場合はST335に進む。
ST334において、次の処理(1)、(2)を実行し、ST336に進む。
(1)履歴リストの天候急変レベルL11の履歴情報を削除する。
(2)天候急変用のタイマTM11をリセットする。すなわち、天候急変用のタイマTM11が計時中の場合は、計時中の時間t1,t2をゼロに初期化する。
ST335において、次の処理(1)〜(3)を実行し、ST336に進む。
(1)再送信停止フラグFL11aを「1」にする。
(2)天候急変用のタイマTM11に再送信時間t1を設定する。
(3)履歴リストに、判定された天候急変レベルL11および稼働状況を天気の履歴情報として記憶する。なお、既に記憶データが存在する場合は、上書きして更新する。
ST336において、タイマTM11がタイムアップしたか否か、すなわち、天候急変用のタイマTM11が計時中の時間が経過したか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST337に進み、ノー(N)の場合はST338に進む。
ST337において、次の処理(1)〜(3)を実行し、ST321に戻る。
(1)再送信停止フラグFL11aを「0」とする。
(2)確認済みフラグFL11bを「0」とする。
(3)履歴リストに記憶された天候急変の履歴情報を削除する。
ST338において、確認ボタン19eの入力がされたか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST339に進み、ノー(N)の場合はST321に戻る。
ST339において、次の処理(1)〜(5)を実行し、ST321に戻る。
(1)履歴リストの天候急変レベルL11および稼動中/休工中に対応する送信先を選択、設定した確認用の電子メール(図7F参照)を作成する。
(2)作成された確認用の電子メールを送信する。
(3)再送信停止フラグFL11aを「0」とする。
(4)確認済みフラグFL11bを「1」とする。
(5)再確認時間t2を天候急変用のタイマTM11にセットする。
(侵入者に対するメッセージ送信制御処理の説明)
図20は実施例1の侵入者に対するメッセージ送信制御処理のフローチャートである。
図20のフローチャートの各ST:ステップの処理は、コントローラCのROM等に記憶されたプログラムに従って行われる。また、この処理はパーソナルコンピュータ19の他の各種処理と並行してマルチタスクで実行される。
図20に示すフローチャートは電源オンにより開始される。
図20のST351において、人感センサ16が人を感知しているか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST352に進み、ノー(N)の場合はST354に進む。
ST352において、入退室スイッチ17の入力結果の履歴から詰所4に在室者がいるか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST353に進み、ノー(N)の場合はST357に進む。
ST353において、工事現場3が現在稼動中であるか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST354に進み、ノー(N)の場合はST355に進む。
ST354において、侵入者レベルL12=「00」とする。そして、ST361に進む。
ST355において、侵入者レベルL12=「10」とする。そして、ST356に進む。
ST356において、次の処理(1)、(2)を実行してST361に進む。
(1)再送信時間t1として低頻度再送信時間ta2を設定する。
(2)再確認時間t2として低頻度再確認時間tb2を設定する。
ST357において、工事現場3が現在稼動中であるか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST358に進み、ノー(N)の場合はST359に進む。
ST358において、侵入者レベルL12=「01」とする。そして、ST356に進む。
ST359において、侵入者レベルL12=「11」とする。そして、ST360に進む。
ST360において、次の処理(1)、(2)を実行してST361に進む。
(1)再送信時間t1として高頻度再送信時間ta1を設定する。
(2)再確認時間t2として高頻度再確認時間tb1を設定する。
ST361において、履歴リストの侵入者レベルL12が、判定された侵入者レベルL12と同一か否かが判別される。ノー(N)の場合はST365に進み、イエス(Y)の場合はST362に進む。
ST362において、判定された侵入者レベルL12が「00」、すなわち、通常レベルであるか否かを判別する。ノー(N)の場合はST363に進み、イエス(Y)の場合はST370に進む。
ST363において、再送信停止フラグFL12aが「0」であるか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST364に進み、ノー(N)の場合はST370に進む。
ST364において、確認済みフラグFL12bが「0」であるか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST365に進み、ノー(N)の場合はST370に進む。
ST365において、電子メールを作成するメール作成処理を実行して、ST366に進む。なお、ST365のメール作成処理は、図9のメール作成処理において、パラメータが風速から侵入者レベルに変更になっただけで、他は同様の処理であり、説明がほとんど繰り返しになるため、図示及び説明は省略する。
ST366において、送信先にメールを送信する。そして、ST367に進む。
ST367において、判定された侵入者レベルL12が「00」であるか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST368に進み、ノー(N)の場合はST369に進む。
ST368において、次の処理(1)、(2)を実行し、ST370に進む。
(1)履歴リストの侵入者レベルL12の履歴情報を削除する。
(2)侵入者用のタイマTM12をリセットする。すなわち、侵入者用のタイマTM12が計時中の場合は、計時中の時間t1,t2をゼロに初期化する。
ST369において、次の処理(1)〜(3)を実行し、ST370に進む。
(1)再送信停止フラグFL12aを「1」にする。
(2)侵入者用のタイマTM12に再送信時間t1を設定する。
(3)履歴リストに、判定された侵入者レベルL12および稼働状況を侵入者の履歴情報として記憶する。なお、既に記憶データが存在する場合は、上書きして更新する。
ST370において、タイマTM12がタイムアップしたか否か、すなわち、侵入者用のタイマTM12が計時中の時間が経過したか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST371に進み、ノー(N)の場合はST372に進む。
ST371において、次の処理(1)〜(3)を実行し、ST351に戻る。
(1)再送信停止フラグFL12aを「0」とする。
(2)確認済みフラグFL12bを「0」とする。
(3)履歴リストに記憶された侵入者の履歴情報を削除する。
ST372において、確認ボタン19eの入力がされたか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST373に進み、ノー(N)の場合はST351に戻る。
ST373において、次の処理(1)〜(5)を実行し、ST351に戻る。
(1)履歴リストの侵入者レベルL12および稼動中/休工中に対応する送信先を選択、設定した確認用の電子メール(図7F参照)を作成する。
(2)作成された確認用の電子メールを送信する。
(3)再送信停止フラグFL12aを「0」とする。
(4)確認済みフラグFL12bを「1」とする。
(5)再確認時間t2を侵入者用のタイマTM12にセットする。
(召集スイッチに対するメッセージ送信制御処理の説明)
図21は実施例1の召集スイッチに対するメッセージ送信制御処理のフローチャートである。
図21のフローチャートの各ST:ステップの処理は、コントローラCのROM等に記憶されたプログラムに従って行われる。また、この処理はパーソナルコンピュータ19の他の各種処理と並行してマルチタスクで実行される。
図21に示すフローチャートは電源オンにより開始される。
図21のST381において、召集スイッチ18の入力がされたか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST382に進み、ノー(N)の場合はST381を繰り返す。
ST382において、次の処理(1)、(2)を実行してST383に進む。
(1)再送信時間t1として高頻度再送信時間ta1を設定する。
(2)再確認時間t2として高頻度再確認時間tb1を設定する。
ST383において、再送信停止フラグFL12aが「0」であるか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST384に進み、ノー(N)の場合はST392に進む。
ST384において、確認済みフラグFL12bが「0」であるか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST385に進み、ノー(N)の場合はST392に進む。
ST385において、工事現場3が現在稼働中であるか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST386に進み、ノー(N)の場合はST387に進む。
ST386において、招集スイッチ18が入力された場合の稼働時の送信先を、送信先の記憶手段C28から取得して、電子メールの送信先として設定する。そして、ST388に進む。
ST387において、招集スイッチ18が入力された場合の休工時の送信先を、送信先の記憶手段C28から取得して、電子メールの送信先として設定する。そして、ST388に進む。
ST388において、招集以外の再送信停止フラグFL1a〜FL12aの中に、1つでも「1」のものがあるか否かを判別する。ノー(N)の場合はST389に進み、イエス(Y)の場合はST390に進む。
ST389において、選択された送信先に対する招集スイッチに対応するメールを作成する。そして、ST391に進む。
ST390において、次の処理(1)〜(4)を実行して、ST391に進む。
(1)履歴リストから、招集以外の再送信停止フラグFL1a〜FL12aが「1」のパラメータについて、送信停止中のレベルL1〜L12および稼働状況の情報を取得する。
(2)(1)で取得した情報に基づいて、招集以外のパラメータにおける送信停止中の送信先を取得する。
(3)ST386またはST387で設定された送信先と、招集以外のパラメータにおける送信停止中の送信先との論理積を取る。
(4)論理積を取った後の送信先に対して、招集時の文面と、送信停止中のレベルL1〜L12に対応する文面と、を全て含む文面の電子メールを作成する。
ST391において、次の(1)〜(4)の処理を実行し、ST392に進む。
(1)作成された電子メールを送信する。
(2)再送信停止フラグFL12aを「1」にする。
(3)召集用のタイマTM13に再送信時間t1を設定する。
(4)履歴リストに、招集の履歴情報と稼働状況とを履歴情報として記憶する。
ST392において、タイマTM13がタイムアップしたか否か、すなわち、召集用のタイマTM13が計時中の時間が経過したか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST393に進み、ノー(N)の場合はST394に進む。
ST393において、次の処理(1)〜(3)を実行し、ST381に戻る。
(1)再送信停止フラグFL12aを「0」とする。
(2)確認済みフラグFL12bを「0」とする。
(3)履歴リストに記憶された招集の履歴情報を削除する。

ST394において、確認ボタン19eの入力がされたか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST395に進み、ノー(N)の場合はST381に戻る。
ST395において、次の処理(1)〜(5)を実行し、ST381に戻る。
(1)稼動中/休工中に対応する招集時の送信先を選択、設定した確認用の電子メール(図7F参照)を作成する。
(2)作成された確認用の電子メールを送信する。
(3)再送信停止フラグFL12aを「0」とする。
(4)確認済みフラグFL12bを「1」とする。
(5)再確認時間t2を召集用のタイマTM13にセットする。
(実施例1の作用)
前記構成を備えた実施例1の現場管理システム1では、風速の計測値V1に基づいて、異常レベルが、通常レベル、注意レベル、警戒レベル、警告レベルのいずれかであるかが判定される。そして、異常レベルの判定結果に基づいて、異常レベルに対応づけて登録された作業員6の端末23に、工事現場4を確認することを促す電子メールが一斉に送信される。そして、電子メールを受信した作業員6の誰かが詰所4に到着して確認ボタン19eを押すと、詰所4に作業員6が到着したことを伝える確認メール(図7F参照)が一斉送信される。
ここで、実施例1の現場管理システム1では、異常レベルの判定結果に基づいて、一度電子メールが送信されると、異常レベルに変化がない場合には、図7のST13、ST15、ST22の処理から、再送信時間t1が経過するまで再送信停止フラグFL1aが「1」で保持される。したがって、異常レベルに変化がない場合には、電子メールの送信が停止された状態となる。一方、再送信時間t1が経過しても確認ボタン19eが押されない場合には、ST18の処理により再送信停止フラグFL1aが「0」となり、異常レベルに変化がない場合でも電子メールが再送信される。
最初に1度メールが送信されるか、繰り返し何度もメールが送信される従来の構成では、1度しかメールが送信されないと見落としの恐れがあり、繰り返しメールが送信されると、作業員6の端末23に大量のメールが蓄積されて負担となったり、回線22に負荷がかかったりする問題がある。これに対して、実施例1では、一度メールが送信されると、繰り返し何度もメールが送信されることがなく、メールが見落とされて確認ボタン19eが押されない場合には、メールが再送信される。よって、実施例1の現場管理システム1では、適切な頻度で適切な回数メールが送信されており、メールの見落としによる現場の確認の遅れが低減されるとともに、頻繁にメールが送信されることによる作業員6や回線22の負荷が低減される。
また、実施例1の現場管理システム1では、確認メールが送信された場合も、異常レベルに変化がない限り、再確認時間t2が経過するまで、電子メールが再送信されない。仮に、電子メールに応じて工事現場3を確認した直後に、現場3を確認するメールが送信された場合、確認直後であるため、無駄なメールとなってしまう可能性が高い。これに対して、実施例1では、一度確認メールが送信されると、ST16、ST22の処理等により、再確認時間t2が経過するまでは、確認済みフラグFL1bが「1」で保持され、電子メールが送信されない。よって、不要なメールの配信を低減することができ、回線22の負荷も低減できる。
一方で、実施例1の現場管理システム1では、異常レベルに変化があると、ST13,ST17の処理がされて、再送信時間t1や再確認時間t2が経過していなくても、メールが速やかに送信される。すなわち、異常レベルが悪化した場合には、速やかに伝達する必要があると共に、異常レベルが改善した場合には確認は必要だが状況が改善したことが伝わると作業員6が安心しやすいこともあり、異常レベルが変化した場合には、変化後の異常レベルに応じたメールが送信される。また、実施例1では、異常レベルが通常レベルに回復した場合も、ST32の処理により、通知するメールが送信される。
また、実施例1の現場管理システム1では、稼働中と休工中とでメールの送信先が異なっている。工事現場3が休日の場合にも稼働中と同じメールを送信すると、休暇中の作業員6を呼び出すこととなり、作業員6の負担が大きくなる問題がある。これに対して、休工中と稼働中とで、メールの送信先が設定される実施例1では、工事現場3が休日の場合には、最低限の作業員6にのみ通知することも可能となり、適切な範囲にメッセージを送信することが可能となる。
さらに、実施例1の現場管理システム1では、風速だけでなく、気温や湿度、雨量、気圧、張力、熱中症指数、電線危険度、天気、弛度、天候急変、侵入者に対しても、異常レベルが設定されている。すなわち、風で作業が可能かどうか、事故が発生しやすい状況かどうかを判断するだけでなく、高温や低温で作業員の健康状態が悪化したり、機材に異常が発生しやすいかどうかの判断もできる。また、高湿や低湿で電気的な不具合が発生する恐れがある状況であるかとか、低湿で火花が飛び散る作業の場合に火災が発生しやすい状況であるかの判断も可能である。さらに、雨量により、作業が可能かどうかや土砂災害の危険性があるかどうかの判断も可能である。また、気圧により、天候の悪化が想定される状況であるかどうかの判断も可能である。さらに、張力や電線危険度、弛度により、強風や着雪等で送電線2が大きく振れたり断線したり、鉄塔が曲がったり倒れたりする等の事故等が発生する恐れがあるかどうかの判断も可能である。また、熱中症指数により、作業員6が熱中症になる恐れがないかどうかの判断も可能である。さらに、天気や天候急変により、作業を早めに切り上げて事故を未然に防ぐ等の判断も可能である。また、侵入者の判定により、工事現場3における窃盗や放火等の犯罪行為の抑止も期待できる。
さらに、実施例1の現場管理システム1では、風速だけでなく、気温や湿度、雨量、気圧、張力、熱中症指数、電線危険度、天気、弛度、天候急変、侵入者に対しても、それぞれ予め登録された作業員6に向けてメールが送信される。すなわち、例えば、風に対する担当者と、熱中症指数に対する担当者が異なる場合には、適切な担当者に向けて適切な頻度でメールが送信される。
ここで、実施例1の現場管理システム1では、メールを送信する際に、履歴リストに基づいて、既に送信済みのメールが存在し且つ確認ボタンが押されていない場合、重複する送信者に対しては、各パラメータの異常レベルに応じたメッセージが複合されたメールが送信される。したがって、一人の作業員6が複数の担当となっている場合、複数のメールが、パラメータ毎に個別に送信される構成では、複数のメールを確認する必要があるが、実施例1では、最後に受信したメールを参照すれば、その作業員6が確認すべき内容を、一度に確認することができる。よって、作業員6の面倒が低減され、異常レベルの見落としや、確認し忘れといったミスも低減できる。すなわち、複数の自然環境データがそれぞれ分離独立して利用者にメッセージが送信される場合、受信した利用者がそれらを組み合わせて新たな情報を生成したり、判断したりする際に、間違いが生じたり、利用者間で判断が異なるケースが生じる問題もあるが、実施例1では、現場において通報が必要な場合に、通報元において適切に情報加工または判断した結果を通報先に通報することができる。
また、実施例1の現場管理システム1では、メールが送信される頻度である再送信時間t1や再確認時間t2は、図16に示すように、異常レベルに応じて変化する。すなわち、異常レベルの中に警告レベル「11」のものがあった場合、早急に工事現場3の確認や再確認を行った方が良いため、再送信時間t1や再確認時間t2が高頻度の時間ta1,tb1に設定される。したがって、確認ボタン19eが押されない状態では、頻繁にメールが送信されることとなる。一方で、警告レベルがない場合、工事現場3の確認は、通常のペースで行えば良く、低頻度の時間ta2,tb2に設定されて、頻繁にメールが送信されない。
(変更例)
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内で、種々の変更を行うことが可能である。本発明の変更例(H01)〜(H015)を下記に例示する。
(H01)前記実施例において、閾値等の各数値は例示した数値に限定されず、設計や仕様等に応じて任意に変更可能である。したがって、例えば、使用される機材や部材、材料の強度、工事現場の場所的要因(高温季平均気温や低温季平均気温、高度や多雨地域や豪雪地域、強風が吹きやすい地域や地形、安全率等)に応じて、任意の値に変更可能である。したがって、現在の日付や季節等に応じて、数値を切り替えるように構成することも可能である。
(H02)前記実施例において、電子メールが送信される端末23を有する作業員6として、一覧表に登録する構成を例示したがこれに限定されない。例えば、注意レベルでは現場責任者、警戒レベルでは技術担当や専門家、警告レベルでは協力会社といったカテゴリ分けをする等、任意の方法で異常レベルに応じた関連づけを行うことも可能である。また、例えば、全ての作業員6の端末23にGPS:Global Positioning Systemを搭載しておき、注意レベルでは、メール送信時に詰所4に近い位置にいる10名にメールを送信し、警戒レベルでは、詰所に近い30人にメールを送信し、警告レベルでは、詰所に近い50人にメールを送信するといった構成とすることも可能である。
図22は本発明の変更例の説明図であり、図22Aは稼働時の送信先リストの説明図、図22Bは休工用のマスクの説明図である。
(H03)前記実施例において、稼働中と休工中とで、送信先を変える構成を例示したが、これに限定されず、稼働中も休工中も同一の送信先とすることも可能である。他にも、稼働中と休工中とで、メールの文面を変えることも可能である。また、稼働中と休工中とで、閾値Va1,Va2…を変更することも可能である。この場合、休工中の方が現場3に到着するまでに時間がかかり、確認に時間がかかる恐れがあるため、閾値を厳しめに設定することも考えられるし、休工中で現場に人がおらず人身事故の可能性が低いため、逆に閾値を甘めに設定することも可能である。
また、実施例1では図6に示すようなメッセージの送信先のリストに、稼働時も休工時も記憶する構成を採用したが、これに限定されない。例えば、図22に示すような稼働時の送信先リストと、休工用のマスクとを用意しておくことも可能である。この場合、稼働時には、図22Aのリストに基づいて送信先を設定する。そして、休工時には、図22Aのリストに対して、図22Bの休工時のマスクを適用して、マスク後のリストに基づいて送信先を設定することも可能である。すなわち、図22Aの欄で「○」が付与されていても、図22Bの該当する欄が黒塗りになっていれば、その場合は休工時には送信先に設定されない。図22Bにおいて、「444@ddd.jp」の送信先については、休工時には送信されないように、送信先のメールアドレス自体が黒塗りとなっている。なお、図22では、一例として、対応関係がわかりやすいように、マスク後の休工時の送信先は、図6と同一となるように設定されている。
(H04)前記実施例において、メールを送るパラメータとして、風速、気温や湿度、雨量、気圧、張力、熱中症指数、電線危険度、天気、弛度、天候急変、侵入者、招集ボタンを例示したが、これに限定されない。パラメータは、設計や仕様、用途等に応じて、増減可能である。例えば、パラメータの一例としての風圧荷重を使用することも可能である。風圧荷重Wwは、Cを定数とし、風速をVとし、風圧を受ける外径をDとした場合に、Ww=C×V×Dで演算される。ここで、風圧を受ける外径は、着氷雪がない場合は電線の外径であり、着氷雪がある場合は、電線の外径に着氷雪の厚さを加えたものである。また、送電線にかかる張力Tは、送電線の自重をWcとし、氷雪荷重をWiとした場合に、T=(Wc+Wi)+Wwとなる。したがって、氷雪荷重Wiをパラメータとして、閾値と比較することで、異常レベルを判定する構成とすることも可能である。また、パラメータの一例として着氷雪の厚さを使用して、着氷雪の厚さが予め設定された閾値(例えば5mm)を超えると警告レベルと判定するといったように、着氷雪の厚さで異常レベルの判別をすることも可能であり、図16に示す処理のように着氷雪と張力とを組み合わせて判別することも可能である。
(H05)前記実施例において、各パラメータは詰所4に計測機器を設置して測定することが望ましいが、これに限定されない。例えば、天気予報や温度、湿度等は、ラジオ電波やテレビ電波、専用回線等を通じて、他の情報提供機関から情報を取得する構成とすることも可能である。
(H06)前記実施例において、異常レベルに応じて、メールが送信される頻度を変更する構成を例示したが、これに限定されない。メールが送信される頻度を固定することも可能である。他にも、注意レベルと警戒レベルと警報レベルで、それぞれ異なる頻度とすることも可能である。
(H07)前記実施例において、異常レベルとして、通常レベル、注意レベル、警戒レベル、警告レベルの4段階の構成を例示したが、これに限定されない。段階については、2段階や3段階としたり、5段階以上に細分化することも可能である。
(H08)前記実施例において、異常レベルを判定する条件の具体的な構成は、設計や仕様等に応じて、任意に変更可能である。例えば、風速の警告レベルは、強風カウンタでのカウント値に基づいて行う構成を例示したが、これに限定されず、警告レベル用の閾値を使用して、警告レベルの判定を行うことも可能である。
(H09)前記実施例において、各パラメータにおける異常レベルを判定する閾値は、各レベルに対応して1つ設定された構成を例示したが、これに限定されない。例えば、風速の注意レベルの判定を行う場合に、作業員6向けの注意レベルを判定する閾値を、5[m/s]とし、消防・自治体関係機関や電力会社、設計工事会社、資機材運搬会社向けの注意レベルを判定する閾値を30[m/s]とすることも可能である。すなわち、作業員向けにメールを送信する注意レベルと、消防・自治体に向けてメールを送信する注意レベルとで、異なる閾値を使用して、異常レベルを判定することも可能である。
図23は本発明の変更例のメッセージの説明図である。
(H010)前記実施例において、例えば、風速に基づく異常レベルの判別方法として、
風速の計測値に基づいた判定と、警戒レベル以上の風速の値が計測された回数も考慮した判定を行う構成を例示したが、これに限定されない。例えば、警告レベルの風速の閾値を予め設定しておいて、判定することも可能である。また、例えば、図23に示すように、風速の瞬間値が10[m/s]以上の場合に注意レベル、5[m/s]以上の風速が一定時間以上継続した場合(または、平均風速が5[m/s]以上の場合)に警戒レベル、10[m/s]以上の風速が一定時間以上継続した場合(または、平均風速が10[m/s]以上の場合)に警告レベルと判定することも可能である。
(H011)前記実施例において、一斉送信されるメールの内容は、予め設定された文面の場合を例示したが、これに限定されない。例えば、図23に示すように、現場の作業員6の作業現場における担当や、所属、役職等に応じて、例えば、「管理責任者」、「管理スタッフ」、「作業責任者」、「作業者」等の識別情報を、送信先の記憶手段C28に記憶させておき、識別情報に応じた文面のメールを送信することも可能である。図23において、例えば、風速が注意レベルになった場合に、管理スタッフと作業責任者には、図23に示すように、それぞれの役割に応じて行うべき行動、心構えが記載された文面のメールが送信される。同様にして、警戒レベル、警告レベルでも、役割に応じた文面のメールが送信される。
(H012)前記実施例において、閾値は、固定の数値に限定されず、工事の進捗度合いや工事の状況、季節、気象環境等に応じて、変更、設定可能な構成とすることも可能である。
例えば、張力について、送電線の工事途中では、送電線を一時的に仮留めしておく場合がある。その場合は、工事期間における仮留め中は、送電線の完成時の設計値(例えば、100kN)を、必ずしも閾値とする必要が無く、仮留め用の張力の閾値(例えば、80kN)に変更、設定することも可能である。
(H013)前記実施例において、天気予報の温度と温度の計測値と、弛度とに基づいて、異常レベルの判定を行ったが、これに限定されない。実施例では、温度変化により送電線の実長が伸縮し、鉄塔間に弛みを生じることに基づいて、異常レベルを判定しており、いわば、送電線の上下方向(縦方向)の離間距離に関して異常レベルの判定を行った。これに対して、例えば、温度、弛度に加えて、風速の情報も考慮して、計算された弛度の場合に、計測された風速では、送電線が横方向にどれだけスイングするかを計算し、これにより、横方向に隣接する通電中の電線や建物などに接触する危険性(異常レベル)を判定し、通報を行う構成とすることも可能である。
図24は電線にかかる荷重の説明図である。
(H014)前記実施例において、電線危険度の判定は、風速V1と張力V6と、風速用の閾値Va1と、張力用の閾値Vf1との組み合わせで判定する構成を例示したが、これに限定されない。例えば、以下に示すように、風速等を考慮した送電線にかかる張力を演算して、演算された張力を使用して、危険度を判定することも可能である。すなわち、送電線にかかる張力は、送電線の自重と氷雪による荷重と風圧荷重の合成からなる。したがって、張力をWとし、送電線の単位長さ当たりの自重をWcとし、氷雪による荷重をWiとし、風圧荷重Wwとし、重力加速度をgとした場合に、張力Wは以下の式(5)で表される。
=g(Wc+Wi)+Ww …式(5)
なお、風圧荷重Wwは、実験等で予め設定された定数をCとし、風速をV1とし、風圧を受ける外径をDとした場合、以下の式(6)で風速V1から演算可能である。
Ww=C・(V1)・D …式(6)
なお、Dは、着氷雪がない場合は、電線の外径(D1)であり、着氷雪がある場合には、電線の外径(D1)+着氷雪の厚さ(D2)となる。
また、氷雪による荷重Wiは、電線の外径の実測値(D1+D2)と、電線の外径の設計値(D1)との差分(D2)である着氷雪の厚さに基づいて、導出される。したがって、電線の外径を測定するセンサを配置しておいて、電線の外径の実測値(D1+D2)を測定すると共に、着氷雪の厚さ(D2)と氷雪による荷重Wiとの関係を実験等で予め導出しておくことで、氷雪による荷重Wiを導出することが可能である。よって、風速V1と着氷雪の厚さ(すなわち電線の外径(D1+D2))を測定することで、風速等を考慮した張力Tを演算でき、演算された張力Tに基づいて、危険度を判定することも可能である。なお、自重Wcは、予め記憶しておいたり自重から来る張力を測定しておいたりすることも可能である。
なお、着氷雪の荷重を測定する方法としては、測定用の短い電線を鉄塔の近くの外部に設置しておいて、着氷雪による重さの変化を計測したり、厚さを類推する方法も採用可能である。また、電線の外径(D1+D2)は、センサ等で自動的に測定することが望ましいが、双眼鏡等の目視で観察して、計測値を入力する方法を採用することも可能である。
また、例えば、張力の実測値V6が、閾値を超えた場合に、その時の風速V1や着雪による張力Tの演算を行い、実測値V6が演算値Tに対して乖離が大きい場合、例えば、10%以上大きい場合には、風以外の原因で張力の実測値V6が閾値を超えていると判断して、異常レベルを警告レベルとする、といった判定も可能である。
(H015)前記実施例において、張力V6を計測する構成を例示したが、これに限定されず、張力を演算して、異常レベルの判定を行う構成とすることも可能である。張力の演算は、以下のようにして行うことが可能である。図24において、前述のように、電線に加わる荷重としては、自重に加えて、風圧と着氷雪などがある。これらが同時に加わる時の合成荷重は、電線の単位長さ当たりの質量をWc[kg/m]とし、風圧荷重をWw[N/m]とし、着氷雪による負荷質量をWi[kg/m]、合成荷重をW[N/m]とし、負荷係数をqとし、横振り角(電線面傾斜角度)をθとし、重力加速度をgとした場合に、以下の式(7)で示される
q=W/(g・Wc)
=(g(Wc+Wi)+Ww1/2/(g・Wc) …式(7)
なお、式(7)は式(5)と等価の式である。
電線の弛度張力計算においては、電線張力、負荷係数、電線温度が判明している条件(既知の条件)を第1条件とし、別の負荷係数と電線温度条件(未知の条件)を第2条件とし、第2条件における弛度、張力などの計算を行う。以下、第1条件における各数値には、添え字1を付し、第2条件における各数値には、添え字2を付して記載する。一般に電線のなす曲線は、風圧により傾斜する平面内に位置するものとし、電線実長Lは、式(1)、(2)、(7)から、以下の式(8)で計算される。
=S+(q・g・Wc)/(24・T ) …式(8)
放物線方式では、径間長が同一であれば、高低差に関係なく電線水平張力Tが同一となるので、計算では高低差が無いものとして計算する。
電線の断面積をAとし、(g・Wc)/Aをδと置き、T/Aをfと置くと、式(8)は以下の式(9)となる。
=S+(q・δ)/(24・f ) …式(9)
第2条件での電線実長は、同様にして、以下の式(10)で表される。
=S+(q・δ)/(24・f ) …式(10)
第1条件と第2条件の電線実長の差は、電線張力変化による弾性伸縮と温度変化による線膨張伸縮であるので、電線の弾性係数をE[GPa]とし、線膨張径数をα[1/℃]とし、第1条件、第2条件時の電線温度をt,tとした場合、以下の式(11)が成立する。
−L={(f−f)/E+α(t−t)}・L …式(11)
式(11)において、t−tをtとおき、式(9)、式(10)を代入すると、以下の式(12)が導出される。
(q・δ)/(24・f ) − (q・δ)/(24・f
={(f−f)/E+αt)}・{S+(q・δ)/(24・f )}
…式(12)
ここで、電線実長の変化率であるαt、(f−f)/Eは、微小項であると共に、電線の実長Lと径間長Sとの差である(q・δ)/(24・f )は径間長Sに対して小さいので、式(12)の右辺第2項を省略すると、以下の式(13)となる。
(q・δ)/(24・f ) − (q・δ)/(24・f
={αt−(f−f)/E}・S
…式(13)
なお、式(13)は、風速を考慮しない場合は、式(4)と等価になる。
式(13)を整理すると、以下の式(14)となる。
(q・δ)E/(24・f ) − f
=(q・δ)E/(24・f )− f+ αtE …式(14)
式(14)において、f1が既知であり、f2が未知である。したがって、左辺第1項の(q・δ)E/24をMとおき、右辺第1項および第2項でf−(q・δ)E/(24・f )をKとおくと、以下の式(15)の形となる。
M/f − f= −K + αtE …式(15)
式(15)を整理すると、以下の式(16)となる。
{f−(K−αtE)}=M …式(16)
したがって、fは、式(16)の3次方程式を解くことで導出可能である。
また、式(16)では、温度がtであり、風や雪による負荷係数がq1で、水平張力がTであった場合、温度がtになった時の水平張力Tが、T=f×Aで導出可能である。よって、温度と荷重の変化に対する張力の変化を計算できる。したがって、変化前の温度および荷重条件を予め記憶しておき、その時の張力を測定することで、温度や荷重条件が変化した後の張力を演算することも可能である。さらに、張力が計算されれば、弛度の計算も可能である。
上記、実施例、変更例では、自然環境データをもとに災害の発生を予防する例を示したが、本発明の作用効果は、これに留まらない。作業環境を積極的に予測することで、きめ細かい作業スケジュールを立案することも可能となり、これにより作業効率の向上、作業期間を短縮することも可能である。
1…送電線監視・通報システム、
2…送電線、
3…工事現場、
4…詰所、
6…受信者、
11、13、14、16、19e…取得手段、
16…検出部材、
17…入力部材
19e…確認用の入力部材、
C13…記憶手段、
C15…稼働の判別手段、
C22…判定手段、
C27…送信停止手段、
C30…通報手段、
t1…予め設定された時間、
t2…第2の時間、
V1…風速、
V1〜V6…入力要素、
V2…温度、
V3…湿度、
V4…雨量、
V5…気圧
V6…送電線の張力、
V7…熱中症指数、
Va1,Va2,Vb1,Vb2,Vb3,Vb4,Vb5,Vb6,Vc1,Vc2,Vc3,Vc4,Vc5,Vc6,Vd1,Vd2,Vd3,Ve1,Ve2,Ve3,Vf1,Vf2,Vf3,Vf4,Vg1,Vg2,Vg3…閾値。

Claims (14)

  1. 送電線の工事が行われている工事現場における風速、温度、湿度、雨量、気圧、送電線の張力および天気の情報の少なくともいずれか1つの入力要素を取得する取得手段と、
    前記取得手段で取得された入力要素と、予め設定された通報を行うか否かを判定するための閾値と、に基づいて、前記工事現場の状況について通報を行う状況になったか否かを判定する判定手段と、
    前記通報を行う状況になったと判定された場合に、予め設定されたメッセージを予め登録された通報先に対して送信する通報手段と、
    を備えたことを特徴とする送電線監視・通報システム。
  2. 前記入力要素としての温度および湿度を取得する前記取得手段と、
    前記取得手段で取得された温度および湿度に基づいて、熱中症指数を演算する手段と、
    演算された熱中症指数と、予め設定された熱中症に関する通報を行うか否かを判定するための閾値とに基づいて、工事現場の状況が熱中症に関する通報を行う状況になったか否かを判定する前記判定手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の送電線監視・通報システム。
  3. 前記入力要素としての風速と前記送電線の張力とを取得する前記取得手段と、
    前記取得手段で取得された風速および張力と、予め設定された閾値とに基づいて、工事現場の状況が、送電線が危険な状態であることを通報する状況になったか否かを判定する前記判定手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の送電線監視・通報システム。
  4. 前記入力要素としての前記送電線の張力と前記温度とを取得する前記取得手段と、
    前記取得手段で取得された張力および温度に基づいて、弛度を演算する手段と、
    演算された弛度と、予め設定された閾値とに基づいて、工事現場の状況が、送電線が危険な状態であることを通報する状況になったか否かを判定する前記判定手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の送電線監視・通報システム。
  5. 前記入力要素としての前記送電線の張力と前記送電線における着氷雪の情報とを取得する前記取得手段と、
    前記取得手段で取得された張力および着氷雪の情報と、予め設定された閾値とに基づいて、工事現場の状況が、送電線が危険な状態であることを通報する状況になったか否かを判定する前記判定手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の送電線監視・通報システム。
  6. 前記入力要素としての前記送電線の張力と前記工事現場における温度と前記工事現場における風速とを取得する前記取得手段と、
    前記取得手段で取得された張力、温度および風速と、予め設定された閾値とに基づいて、工事現場の状況が、送電線が危険な状態であることを通報する状況になったか否かを判定する前記判定手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の送電線監視・通報システム。
  7. 前記入力要素としての前記工事現場における気圧と前記工事現場における天気の情報とを取得する前記取得手段と、
    前記取得手段で取得された気圧および天気の情報と、予め設定された閾値とに基づいて、工事現場の状況が、天候の急変を通報する状況になったか否かを判定する前記判定手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の送電線監視・通報システム。
  8. 前記工事現場に人がいるか否かを検出する検出部材と、前記工事現場の詰所から人が退出する際に入力される入力部材と、を有する前記取得手段と、
    前記入力要素としての前記検出部材による人の検出結果と、前記入力要素としての前記入力部材への入力結果と、に基づいて、工事現場の状況が、侵入者を通報する状況になったか否かを判定する前記判定手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載の送電線監視・通報システム。
  9. 前記取得手段で取得された入力要素と、予め設定された複数の前記閾値とに基づいて、前記工事現場の状況について通報を行う場合の緊急度も判定する前記判定手段と、
    前記緊急度毎に設定されたメッセージを、前記緊急度毎に設定された通報先に対して送信する前記通報手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項1ないし8のいずれかに記載の送電線監視・通報システム。
  10. 前記メッセージが送信された後、予め設定された時間が経過していない場合に、前記メッセージの再送信を停止させる送信停止手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項1ないし9のいずれかに記載の送電線監視・通報システム。
  11. 2つ以上の入力要素を含む前記工事現場の状況を取得する前記取得手段と、
    第1の入力要素に基づいて前記メッセージが送信された後、前記予め設定された時間が経過する前に、第2の入力要素に基づくメッセージが送信される場合に、前記第1の入力要素に基づくメッセージの送信先と前記第2の入力要素に基づくメッセージの送信先との論理積を取った送信先に、前記第1の入力要素に基づくメッセージと前記第2の入力要素に基づくメッセージを送信する前記通報手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項10に記載の送電線監視・通報システム。
  12. 前記メッセージを受信した受信者が前記工事現場の状況を確認したことが入力される確認用の入力部材と、
    前記確認用の入力部材が未入力、且つ、前記予め設定された時間が経過した場合に、前記メッセージを再送信する前記通報手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項10または11に記載の送電線監視・通報システム。
  13. 前記メッセージを受信した受信者が前記工事現場の状況を確認したことが入力される確認用の入力部材と、
    前記確認用の入力部材の入力がされた場合に、前記入力要素に基づいてメッセージが送信された送信先に、確認されたことを通知する確認メッセージを送信する前記通報手段と、
    前記確認メッセージが送信された後、予め設定された第2の時間が経過していない場合に、前記確認用の入力部材の入力がされても、前記確認メッセージの送信を停止させる送信停止手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項1ないし12のいずれかに記載の送電線監視・通報システム。
  14. 予め設定された前記工事現場の稼働日時を記憶する記憶手段と、
    現在の日時と前記稼働日時とに基づいて、前記工事現場が稼働中であるか否かを判別する稼働の判別手段と、
    前記工事現場が稼働中である場合には、予め設定された稼働時の通報先に前記メッセージを送信するとともに、前記工事現場が休工中である場合には、予め設定された休工時の通報先に前記メッセージを送信する前記通報手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項1ないし13のいずれかに記載の送電線監視・通報システム。
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