JPWO2020196630A1 - コーヒー入りミルク飲料及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

コーヒーエキス及び生乳を含む混合物が、1次加熱として10℃未満から0.1〜5℃/秒の速度で昇温され、60〜70℃で15〜120秒間保持された後、更に2次加熱として0.1〜5℃/秒の速度で昇温され、115〜132℃で2〜8秒間処理されたコーヒー入りミルク飲料。前記コーヒーエキスは、コーヒーエキス全体中、焙煎したグアテマラ産でアラビカ種のコーヒー豆から抽出されたエキスを80〜100重量%含有し、Brix(X)が3〜40%であり、前記コーヒーエキスの含有量(Y)は、前記混合物全体中0.5〜10重量%で、(X)×(Y)/100が0.15〜0.6であり、前記生乳の含有量は、前記混合物全体中50〜98重量%である。

Description

本発明は、コーヒー入りミルク飲料及び該飲料の製造方法に関する。
近年コーヒー飲料市場が伸びているが、それに伴いコーヒー抽出液に牛乳を混ぜたカフェラテ、カフェオレ、カプチーノ、ミルクコーヒーなどのコーヒー入りミルク飲料の市場も拡大を続けている。
これらのコーヒー入りミルク飲料は、通常、保存性や衛生上の観点から、低温保持殺菌製造法、70℃以上のHTST殺菌製造方法(高温短時間殺菌法、High temperature short time method sterilization)、130℃以上のUHT加熱殺菌製造方法(超高温加熱処理法、Ultra-high temperature heating method)、滅菌製造方法等、種々の加熱殺菌処理を経て製造される。これら加熱殺菌処理によって、原料である生乳由来の乳臭さは低減し、ある程度の加熱まではミルク感が増すが、加熱が行き過ぎると、タンパク質の変性による加熱臭や甘味が付与され、ミルク感が損なわれ、コーヒーの風味が邪魔されて風味の相性が悪くなり、また後口のスッキリさが低下するといった問題がある。
特許文献1では、コーヒー飲料の風味を向上し得る添加剤として、イソ吉草酸エチル又はイソ吉草酸エチルを含有する植物抽出物を含むコーヒー飲料用添加剤が開示されており、該添加剤をミルク入りコーヒー飲料に添加した場合には、コーヒーの風味を増強し、ミルク由来の加熱臭や酸化臭をマスキングし、ミルクのコク味を付与すると記載されている。そして、実施例3〜4では、前記コーヒー飲料用添加剤が添加され、牛乳の含量が10重量%程度のコーヒー飲料をUHT加熱殺菌して容器詰めしたコーヒー飲料が記載されている。このコーヒー飲料では、コーヒーの風味がある程度増強され、ミルク由来の加熱臭がある程度抑制されているものの、それらの効果は十分なものではなく、コーヒーの風味がしっかりと感じられず、後口のスッキリしたものではなかった。また、該コーヒー飲料の牛乳含量は10重量%と低いものであった。
特開2010−75177号公報
本発明の目的は、乳を多く含みながらもコーヒーの風味をしっかりと感じ、しっかりとしたミルク感があり、後口のスッキリした、日持ちがするコーヒー入りミルク飲料及びその製造方法を提供することである。
本発明者らは、前記のような状況に鑑み、乳を多く含有しながらもコーヒーの風味をしっかりと感じ、かつ、ミルクに含まれるタンパク質の変性による加熱臭があまり無くてコクがあるといった、しっかりとしたミルク感があり、これまでにない後口のスッキリした、日持ちがするコーヒー入りミルク飲料を製造する検討を行った。その結果、本発明者らは、特定のコーヒーエキスと生乳を特定量含む混合物を、特定の条件で加熱処理して得られるコーヒー入りミルク飲料は、乳を多く含みながらもコーヒーの風味をしっかりと感じ、しっかりとしたミルク感があり、後口がスッキリし、しかも日持ちがすることを見出し、本発明を完成するに至った。
即ち、本発明の第一は、コーヒーエキス及び生乳を含む混合物が、1次加熱として10℃未満から0.1〜5℃/秒の速度で昇温され、60〜70℃で15〜120秒間保持された後、更に2次加熱として0.1〜5℃/秒の速度で昇温され、115〜132℃で2〜8秒間処理されたコーヒー入りミルク飲料であって、前記コーヒーエキスは、コーヒーエキス全体中、焙煎したグアテマラ産でアラビカ種のコーヒー豆から抽出されたエキスを80〜100重量%含有し、Brix(X)が3〜40%であり、前記コーヒーエキスの含有量(Y)は、前記混合物全体中0.5〜10重量%で、(X)×(Y)/100が0.15〜0.6であり、前記生乳の含有量は、前記混合物全体中50〜98重量%である、コーヒー入りミルク飲料に関する。好ましくは、前記コーヒー豆は、L値15〜22の焙煎したコーヒー豆20〜40重量%とL値25〜29の焙煎したコーヒー豆80〜60重量%からなる。好ましくは、前記コーヒーエキスは、前記コーヒー豆が平均粒径0.5〜4mmになるように粉砕されたコーヒー豆粉砕物から、105〜150℃且つ0.02〜0.4MPaで抽出されたものである。
本発明の第二は、コーヒーエキス及び生乳を含む混合物を、1次加熱として10℃未満から0.1〜5℃/秒の速度で60〜70℃まで昇温し、該温度で15〜120秒間保持した後、更に2次加熱として0.1〜5℃/秒の速度で昇温し、115〜132℃で2〜8秒間処理することによる、ミルク入りコーヒー飲料の製造方法であって、前記コーヒーエキスは、コーヒーエキス全体中、焙煎したグアテマラ産でアラビカ種のコーヒー豆から抽出されたエキスを80〜100重量%含有し、Brix(X)が3〜40%であり、前記コーヒーエキスの含有量(Y)は、前記混合物全体中0.5〜10重量%で、(X)×(Y)/100が0.15〜0.6であり、前記生乳の含有量は、前記混合物全体中50〜98重量%である、コーヒー入りミルク飲料の製造方法に関する。好ましくは、前記コーヒー豆が、L値15〜22の焙煎したコーヒー豆20〜40重量%とL値25〜29の焙煎したコーヒー豆80〜60重量%からなる。好ましくは、前記コーヒーエキスは、前記コーヒー豆が平均粒径0.5〜4mmになるように粉砕されたコーヒー豆粉砕物から、105〜150℃且つ0.02〜0.4MPaで抽出したものである。
本発明に従えば、乳を多く含みながらもコーヒーの風味をしっかりと感じ、しっかりとしたミルク感があり、後口のスッキリした、日持ちがするコーヒー入りミルク飲料及びその製造方法を提供することができる。
以下、本発明につき、さらに詳細に説明する。本発明のコーヒー入りミルク飲料は、特定のコーヒーエキスと生乳を特定量含む混合物を、特定の条件で加熱処理して得ることができる。
前記生乳とは、哺乳類の動物から搾乳した乳のうち、搾乳後に加熱殺菌などの処理を何ら行っておらず、搾乳しただけの乳のことである。生乳を得る哺乳類としては例えば牛や、ヤギ等が挙げられるが、風味の点から、牛が好ましい。
本発明のコーヒー入りミルク飲料における生乳の使用量は、コーヒーエキスと生乳を含む加熱処理前の混合物全体中50〜98重量%が好ましく、70〜98重量%がより好ましく、80〜98重量%が更に好ましく、85〜98重量%が特に好ましく、90〜98重量%が極めて好ましく、92〜96重量%が最も好ましい。本発明のコーヒー入りミルク飲料によると、このように生乳を多く使用しながらも、コーヒーの風味をしっかりと感じることができる。
前記コーヒーエキスとは、焙煎したコーヒー豆から抽出されたエキスのことをいう。本発明では、前記コーヒー豆として、コーヒー入りミルク飲料におけるコーヒーの風味の観点で、グアテマラ産でアラビカ種のコーヒー豆を主に用いることが好ましい。コーヒー豆の品種としては特に限定されないが、具体的には、ティピカ、ブルボン、カトゥーラ、パーカス、カトゥアイ、及びパカマーラからなる群より選ばれる少なくとも1種を用いることが好ましい。また、コーヒー豆の等級としては特に限定されないが、グアテマラ産コーヒー豆から抽出されたコーヒーエキスと乳の風味の相性の観点から、ストリクトリー・ハード・ビーンズ、ハード・ビーンズ、セミ・ハードビーン、エクストラ・プライム・ウオッシュドが好ましく、ストリクトリー・ハード・ビーンズ、ハード・ビーンズがより好ましく、ストリクトリー・ハード・ビーンズが更に好ましい。
本発明で使用するコーヒーエキスは、前記コーヒーエキス全体中、焙煎したグアテマラ産でアラビカ種のコーヒー豆から抽出されたエキスを80〜100重量%含有することが好ましい。80重量%より少ないと、コーヒー入りミルク飲料におけるコーヒーの風味が良く感じられない場合がある。
コーヒー入りミルク飲料において感じられるコーヒーの風味の観点から、前記コーヒー豆は、コーヒー豆全体中において、焙煎後のL値が15〜22のコーヒー豆20〜40重量%と、焙煎後のL値が25〜29のコーヒー豆80〜60重量%とからなることが好ましい。ここで、焙煎したコーヒー豆のL値とは、焙煎したコーヒー豆の色を表す指標であり、焙煎の程度を表しており、焙煎の時間や温度などによって調節することができる。焙煎後のL値が15〜22のコーヒー豆の使用割合が20重量%未満であったり、40重量%を超えると、コーヒー入りミルク飲料におけるコーヒーの風味が良くない場合がある。より好ましくは、前記焙煎後のL値が15〜22のコーヒー豆25〜35重量%と、前記焙煎後のL値が25〜29のコーヒー豆75〜65重量%からなるコーヒー豆である。なお、本発明において、焙煎したコーヒー豆のL値は、実施例の項で詳述するように、焙煎したコーヒー豆を粉砕した後、特定の目開きの篩を使用して得た粉砕物について、市販の色彩色差計を用いて測定したものである。
コーヒー入りミルク飲料におけるコーヒーの風味の観点から、前記コーヒーエキスは、前記コーヒー豆が平均粒径0.5〜4mmになるように粉砕されたコーヒー豆粉砕物から抽出されたものであることが好ましい。前記平均粒径が0.5mmより小さいとコーヒーの苦みが強く感じられる場合がある。4mmより大きいとコーヒーの酸味が強く感じられる場合がある。前記平均粒径は1〜4mmがより好ましく、2〜4mmが更に好ましい。
前記コーヒーエキスの抽出は、コーヒーの風味を損なわない限り、任意の条件で実施できるが、加圧抽出によることが好ましく、具体的には、前記コーヒー豆粉砕物に対し、105〜150℃且つ0.02〜0.4MPaの条件で行うことが好ましい。抽出時の温度が105℃より低いとコーヒーの風味が弱くなる場合があり、150℃より高いとコーヒーの雑味が強く感じられる場合がある。抽出時の温度は、110〜145℃がより好ましく、120〜140℃がより好ましい。また、抽出時の圧力は、0.04〜0.31MPaがより好ましく、0.1〜0.26MPaが更に好ましい。前記抽出時の圧力は、飽和蒸気のゲージ圧のことをいう。ここで、水により抽出を行うと、水の温度をコントロールすれば、抽出時の圧力は飽和水蒸気圧として自動的に決定される。
コーヒーエキスの抽出方法としては、抽出溶媒の温度が100℃未満の場合、例えば、フレンチプレス、エアロプレス、又はアメリカンプレスを用いることができる。フレンチプレスの場合、焙煎して粉砕したコーヒー豆100重量部に、80〜99℃の温水を150〜500重量部加え、一定時間浸漬した後フィルターを押し込むことで、Brixが3〜15%程度のコーヒーエキスを得ることができる。また、エアロプレスの場合、焙煎して粉砕したコーヒー豆100重量部に、80〜99℃の温水を300〜600重量部を注いで蒸らした後、フィルターをセットして空気圧で押し込むことで、Brixが3〜5%程度のコーヒーエキスを得ることができる。
抽出溶媒の温度が100℃以上の場合、水の飽和蒸気圧が大気圧より大きくなるので、密閉し加圧できる装置を用いる。操作の方法としては、例えば、バッチ式やカラム式を用いることができる。例えば、バッチ式で行う場合は、攪拌機付の円筒状抽出搭に、抽出溶媒を入れ、100℃以下(例えば85℃程度)に加熱した後、焙煎したコーヒー豆を攪拌可能な適当量(例えば、コーヒー豆に対し、抽出溶媒が5〜50倍量(重量基準))投入し、容器を密閉し、撹拌しながら加熱を行い、内液温を100℃以上に加熱する。このとき、圧力は温度に対応した飽和蒸気圧になる。この状態で所定時間(30分〜12時間程度)保持し、その後容器を冷却し、内温が100℃未満に低下したら、焙煎豆と分離して、コーヒー抽出液を得る。分離の方法はろ過、遠心分離など公知の方法を用いることができる。
例えば、カラム式で行う場合は、一方の端に抽出溶媒の流入回路の接続口があり、他方の端にコーヒー豆が通過しないようにメッシュを設置し、抽出液の流出回路の接続口がある筒状のカラムを用いる。カラムに焙煎したコーヒー豆を充填し、流入回路、流出回路を接続し、100℃以上に加熱した抽出溶媒をポンプで流入回路からカラムに通液し、流出回路からコーヒー抽出液を受け器に回収することで抽出することができる。また、回収したコーヒー抽出液を再度流入回路からカラムに通して循環させることにより抽出率を上げることもできる。
本発明においては、生産性の観点から、抽出溶媒の温度が100℃以上で行なう抽出方法が好ましく、その中でもカラム抽出法がより好ましい。さらに、Brixの高いコーヒーエキスを得るには、前記の方法で得られたコーヒーエキスを、エバポレーターやRO膜等の濃縮装置により濃縮すれば良い。
前記コーヒーエキスは、Brix(X)が3〜40%であることが好ましく、10〜20%がより好ましい。Brixが3%より小さかったり、40%より大きいと、コーヒー入りミルク飲料において感じられるコーヒーの風味が良くない場合がある。コーヒーエキスのBrixは、コーヒー豆の焙煎度や平均粒径、抽出時の時間、温度、圧力、抽出溶媒量等によって調節することができる。なお、Brixは、例えば株式会社アタゴ製「PR−201α」を使用して測定することができる。
前記抽出溶媒は、水、グリセリン、プロピレングリコール、メタノール、エタノール、1−プロパノール、2−プロパノール、アセトン、トリアセチンなどが例示でき、それらの群より選ばれる少なくとも1種を使用できる。中でも、食品の安全性やコストを考えると、水やエタノールが好ましく、水がより好ましい。
本発明のコーヒー入りミルク飲料における前記コーヒーエキスの含有量(Y)は、コーヒーエキスと生乳を含む加熱処理前の混合物全体中0.5〜10重量%が好ましく、1〜3重量%がより好ましく、1.5〜2.5重量%が更に好ましい。0.5重量%より少なかったり、10重量%より多かったりすると、コーヒー入りミルク飲料において感じられるコーヒーの風味が良くない場合がある。
前記コーヒーエキスのBrix(X)と前記コーヒーエキスの含有量(Y)の積(X)×(Y)を100で除した値:(X)×(Y)/100は、コーヒーエキス及び生乳を含む混合物における、コーヒーエキス由来のBrixを示す値であり、0.15〜0.6であることが好ましい。0.15より低いと、コーヒー入りミルク飲料において感じられるコーヒーの風味が不足する場合がある。一方、0.6を越えると、コーヒー入りミルク飲料において、コーヒーの風味のバランスが崩れて、コーヒーの風味が良くない場合がある。前記(X)×(Y)/100は0.15〜0.5がより好ましく、0.2〜0.4が更に好ましい。
本発明のコーヒー入りミルク飲料には、前記生乳と前記コーヒーエキス以外に、本発明の効果を損なわない範囲で、水、甘味料(ショ糖、異性化糖、ブドウ糖、果糖、乳糖、麦芽糖、キシロース、異性化乳糖、フラクトオリゴ糖、マルトオリゴ糖、イソマルトオリゴ糖、ガラクトオリゴ糖、カップリングシュガー、パラチノース、マルチトール、ソルビトール、エリスリトール、キシリトール、ラクチトール、パラチニット、還元デンプン糖化物、ステビア、グリチルリチン、タウマチン、モネリン、アスパルテーム、アリテーム、サッカリン、アセスルファムK、スクラロース、ズルチンなど)、酸化防止剤(エリソルビン酸ナトリウムなど)、乳化剤(ショ糖脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステルなど)、香料(コーヒーフレーバーなど)等を適宜配合することができる。
前記甘味料においては、ショ糖が好ましく、具体的には上白糖やグラニュー糖が挙げられる。甘味料の配合量は、コーヒー入りミルク飲料全体中、0〜8重量%が好ましく、1〜8重量%がより好ましく、2〜6重量%が更に好ましく、3〜5重量%が特に好ましい。8重量%より多いと甘味が強く感じられる場合がある。
本発明のコーヒー入りミルク飲料の製造例を以下に例示する。コーヒーエキスと生乳と必要に応じて甘味料などの原料を含む混合物を、1次加熱として10℃未満から0.1〜5℃/秒の速度で60〜70℃まで昇温し、該温度で15〜120秒間保持した後、更に2次加熱として0.1〜5℃/秒の速度で昇温し、115〜132℃で2〜8秒間保持することで、好適に本発明のコーヒー入りミルク飲料を得ることができる。
前記1次加熱時の昇温速度は、0.1〜5℃/秒が好ましい。該昇温速度が0.1℃/秒より遅くなると、加熱殺菌に時間を要し、生産性が低下する。一方、該昇温速度が5℃/秒より速くなると、加熱に必要な蒸気等のユーティリティーの使用量が多くなり、生産コストが上昇したり、加熱面に乳中のタンパク質が付着し、コゲによる風味低下が起こる場合がある。前記1次加熱時の昇温速度は、0.5〜2.5℃/秒がより好ましく、1.3〜1.8℃/秒が更に好ましい。
前記1次加熱時の保持温度は、60〜70℃が好ましい。該保持温度が60℃より低くなると、1次加熱による殺菌処理の効果を得ることが難しくなり、70℃より高くなると、コーヒーの風味をしっかりと感じながらも、しっかりとしたミルク感と後口のスッキリさを得るという効果を達成することが難しくなる。前記1次加熱時の保持温度は、60〜68℃がより好ましく、60〜65℃が更に好ましい。なお、加熱時の温度とは、当該加熱時における、コーヒーエキスと生乳を含む混合物の温度を指す。
前記1次加熱時の保持時間は、15〜120秒間が好ましい。該保持時間が15秒間より短くなると、1次加熱中に、均質化処理をするための配管長を確保することが難しくなり、120秒間より長くなると、コーヒーの風味をしっかりと感じながらも、しっかりとしたミルク感と後口のスッキリさを得るという効果を達成することが難しくなる。前記1次加熱時の保持時間は15〜100秒間がより好ましく、15〜80秒間が更に好ましく、15〜60秒間が特に好ましい。なお、加熱の保持時間とは、当該加熱時に、コーヒーエキスと生乳を含む混合物の温度を所定の温度範囲に保持する時間を指し、昇温にかかる時間は含まない。
1次加熱処理を実施するための装置は特に限定されず、生乳の加熱殺菌に用いる装置を適宜選択することができるが、生産性を考慮して、流路式殺菌装置が好ましい。そのような殺菌装置としては、例えば、プレート式殺菌装置、チューブ式殺菌装置、スピンジェクション式殺菌装置、ジュール式殺菌装置等が挙げられるが、これらに限定されない。
1次加熱中に、生乳に含まれる脂肪球の径をそろえて品質を安定化することを目的に、従来公知の均質化処理をあわせて実施してもよい。その場合、ホモゲナイザー、マイクロフルダイザー、コロイドミル等の装置を用いることができる。なお、このような均質化処理は、2次加熱後の冷却中に行うこともできる。
前記2次加熱時の昇温速度は、0.1〜5℃/秒が好ましい。該昇温速度が0.1℃/秒より遅くなると、加熱殺菌に時間を要し、生産性が低下しすぎる場合がある。一方、該昇温速度が5℃/秒より速くなると、加熱に必要な蒸気等のユーティリティーの使用量が多くなり、生産コストが上昇したり、加熱面に乳中のタンパク質が付着し、コゲによる風味低下が起こる場合がある。前記2次加熱時の昇温速度は、0.5〜2.5℃/秒がより好ましく、0.8〜1.3℃/秒が更に好ましい。
前記2次加熱時の保持温度は、115〜132℃が好ましい。該保持温度が115℃より低くなると、2次加熱による殺菌処理の効果を得ることが難しい場合があり、132℃より高くなると、コーヒーの風味をしっかりと感じながらも、しっかりとしたミルク感と後口のスッキリさを得るという効果を達成することが難しい場合がある。前記2次加熱時の保持温度は、115〜130℃がより好ましく、115〜125℃が更に好ましい。
前記2次加熱時の保持時間は、2〜8秒間が好ましい。該保持時間が2秒間より短くなると、2次加熱による殺菌処理の効果を得ることが難しい場合があり、8秒間より長くなると、コーヒーの風味をしっかりと感じながらも、しっかりとしたミルク感と後口のスッキリさを得ることが難しい場合がある。前記2次加熱時の保持時間は、2〜5秒間がより好ましい。また、2次加熱の終了後のコーヒー入りミルク飲料は直ちに冷却することが好ましい。
以上の処理を行って加熱殺菌されたコーヒー入りミルク飲料を、箱詰めまたは瓶詰めするなど容器に詰めることで製品化すればよい。
以下に実施例を示し、本発明をより具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に何ら限定されるものではない。なお、実施例において「部」や「%」は重量基準である。
<コーヒーエキスのBrixの測定方法>
株式会社アタゴ製「PR−201α」を使用してコーヒーエキスのBrixを測定した。測定は、自動温度補正が適応される20℃前後で実施し、Brixのゼロ点補正については、蒸留水を用いて行った。
<コーヒー豆のL値の測定方法>
焙煎したコーヒー豆25gを、ミキサー(Iwatani社製、CRUSH MILLSER 型番IFM−C20G)を用いて15秒間粉砕し、目開き1.7mmの篩を通過したコーヒー豆を、更に目開き850μmの篩を通し、目開き850μmの篩に残ったコーヒー豆をプラスチックのシャーレに詰めてタッピングし、表面を擦切りして平らにした。シャーレに詰めたコーヒー豆の表面に、色彩色差計(KONICA MINOLTA社製、CR−400)のセンサー部を軽く押し当てて3か所測定し、これらの値の平均をL値とした。
<粉砕したコーヒー豆の平均粒径の測定方法>
焙煎し粉砕したコーヒー豆から無作為に50個を取り出し、距離計測システム(KEYENCE社製、DIGITAL MICROSCOPE VHX−1000)を用いて、各コーヒー豆の長径と短径を測定し、これらの平均値を平均粒径とした。ただし、この値が2mm以下となる場合、レーザー回折/散乱式粒子径分布測定装置(堀場製作所社製、LA−960)にて乾式方法で測定した体積換算の累積粒度分布曲線においてD50に相当するメジアン径を平均粒径とした。
<コーヒー入りミルク飲料の衛生面の評価>
実施例および比較例で得られた各コーヒー入りミルク飲料を、滅菌容器に充填し、10℃で21日間保存後の一般生菌数を測定し、以下の基準で評価した。一般生菌数の測定は、コーヒー入りミルク飲料を滅菌生理食塩水により適宜希釈したものをサンプルとし、混釈法により実施した。培地は標準寒天培地を使用し、35℃で48時間培養して、48時間培養後の集落(コロニー)の数を数えて、一般生菌数(CFU/ml)とした。
○:一般生菌数が3.0×10(CFU/ml)以下であり、衛生的に問題ない。
×:一般生菌数が3.0×10(CFU/ml)を超え、衛生的に問題がある。
<コーヒー入りミルク飲料の官能評価>
実施例および比較例で得られたコーヒー入りミルク飲料を10℃に温調した後、熟練した10人のパネラーに飲用してもらい、コーヒーの風味、ミルク感、及び、後口のスッキリさの観点で各人が官能評価を行い、その評価点の平均値を官能評価の評価値として各表に記載した。その際の評価基準は以下の通りとした。
(コーヒーの風味)
5点:実施例1のコーヒー入りミルク飲料よりも良く、コーヒーの風味(香り、苦味および酸味)が全く邪魔されず、非常に引き立てられている
4点:実施例1のコーヒー入りミルク飲料と同等で、コーヒーの風味(香り、苦味および酸味)が邪魔されず、引き立てられている
3点:実施例1のコーヒー入りミルク飲料よりもやや劣るが、コーヒーの風味(香り、苦味および酸味)が邪魔されず、その風味が感じられる
2点:実施例1のコーヒー入りミルク飲料よりも悪く、コーヒーの風味(香り、苦味および酸味)が少し邪魔されており、コーヒーの風味が感じられ難い、又は、コーヒーの風味(香り、苦味および酸味)のバランスが崩れており、コーヒーの風味が良くない
1点:実施例1のコーヒー入りミルク飲料よりも非常に悪く、コーヒーの風味(香り、苦味および酸味)が邪魔されており、コーヒーの風味が感じられない、又は、コーヒーの風味(香り、苦味および酸味)のバランスが大変に崩れており、コーヒーの風味が非常に良くない
(ミルク感)
5点:実施例1のコーヒー入りミルク飲料よりも良く、生乳由来の乳臭さがなく、乳に含まれるタンパク質の変性による加熱臭があまり無く且つコクがあるため、ミルク感が非常にしっかりと感じられる
4点:実施例1のコーヒー入りミルク飲料と同等で、生乳由来の乳臭さがなく、乳に含まれるタンパク質の変性による加熱臭があまり無く且つコクが少しあるため、ミルク感がしっかりと感じられる
3点:実施例1のコーヒー入りミルク飲料よりもやや劣り、生乳由来の乳臭さが僅かに感じられるものの、乳に含まれるタンパク質の変性による加熱臭があまり無く且つコクは僅かにあるため、ミルク感が感じられる、又は、生乳由来の乳臭さがなく、乳に含まれるタンパク質の変性による加熱臭が少しあり且つ甘味が強く感じられるものの、コクは僅かにあるため、ミルク感が感じられる
2点:実施例1のコーヒー入りミルク飲料よりも悪く、生乳由来の乳臭さが強く、乳に含まれるタンパク質の変性による加熱臭が殆ど無く且つコクも殆ど無いため、ミルク感が殆ど感じられない、又は、生乳由来の乳臭さがなく、乳に含まれるタンパク質の変性による加熱臭があり且つコクも殆ど無くて、甘味が強いため、ミルク感が殆ど感じられない
1点:実施例1のコーヒー入りミルク飲料よりも非常に悪く、生乳由来の乳臭さが非常に強く、乳に含まれるタンパク質の変性による加熱臭もコクも全く無いため、ミルク感が全く感じられない、又は、生乳由来の乳臭さがなく、乳に含まれるタンパク質の変性による加熱臭が非常にあり且つコクは無く、甘味が非常に強いため、ミルク感が全く感じられない
(後口のスッキリさ)
5点:実施例1のコーヒー入りミルク飲料よりも良く、後口に非常にスッキリさがある
4点:実施例1のコーヒー入りミルク飲料と同等で、後口にスッキリさがある
3点:実施例1のコーヒー入りミルク飲料よりもやや劣り、後口のスッキリさは弱い
2点:実施例1のコーヒー入りミルク飲料よりも悪く、後口のスッキリさを殆ど感じない
1点:実施例1のコーヒー入りミルク飲料よりも非常に悪く、後口のスッキリさが全く感じられない
(コーヒー入りミルク飲料の総合評価)
コーヒーの風味、ミルク感、及び、後口のスッキリさの各評価結果を基に、総合評価を行った。その際の評価基準は以下の通りである
A:コーヒーの風味、ミルク感、及び、後口のスッキリさが全て4.0点以上5.0点以下を満たすもの
B:コーヒーの風味、ミルク感、及び、後口のスッキリさが全て3.5点以上5.0点以下であって、且つ3.5以上4.0未満が少なくとも一つあるもの
C:コーヒーの風味、ミルク感、及び、後口のスッキリさが全て3.0点以上5.0点以下であって、且つ3.0以上3.5未満が少なくとも一つあるもの
D:コーヒーの風味、ミルク感、及び、後口のスッキリさが全て2.0点以上5.0点以下であって、且つ2.0以上3.0未満が少なくとも一つあるもの
E:、コーヒーの風味、ミルク感、及び、後口のスッキリさの評価において、2.0未満が少なくとも一つあるもの
(実施例1) コーヒー入りミルク飲料の作製
まず、グアテマラ産アラビカ種で等級がストリクトリー・ハード・ビーンズのコーヒー豆を用い、焙煎後のL値が19のコーヒー豆30重量部と焙煎後のL値が27のコーヒー豆70重量部を混合し、混合したコーヒー豆100重量部をミキサー(ヴァイタミクス社製)にかけて、平均粒径が3mmのコーヒー豆を得た。粉砕したコーヒー豆を129℃、0.15MPaの条件で、カラム方式で加圧抽出してBrix(X)が15.0%のコーヒーエキスを得た。
次に、生乳93.0重量部、上記コーヒーエキス2.0重量部(Y)、グラニュー糖5.0重量部を混合し、混合液を得た。(X)×(Y)/100は0.3であった。上記混合液を、チューブラー式熱交換器にて、1.5℃/秒の昇温速度で5℃から63℃に昇温し、この温度で17秒間保持して1次加熱を行った。1次加熱中に、ホモゲナイザーにて17MPaの圧力下で均質化処理を実施した後、チューブラー式熱交換器にて0.9℃/秒の昇温速度で125℃に昇温し、この温度で2秒間保持して殺菌(2次加熱)を行った後、同チューブラー式熱交換器にて4℃に冷却し、コーヒー入りミルク飲料を得た。得られたコーヒー入りミルク飲料について、衛生面の評価、及び官能評価を行い、その結果を表1に示した。
Figure 2020196630
(実施例2) コーヒー入りミルク飲料の作製
1次加熱及び2次加熱の昇温速度は表1に示す昇温速度であり、1次加熱時の温度を68℃に変更した以外は実施例1と同様にコーヒー入りミルク飲料を得た。得られたコーヒー入りミルク飲料の衛生面の評価、及び官能評価の結果を表1に示した。
(比較例1) コーヒー入りミルク飲料の作製
1次加熱及び2次加熱の昇温速度は表1に示す昇温速度であり、1次加熱時の温度を55℃に変更した以外は実施例1と同様にコーヒー入りミルク飲料を得た。得られたコーヒー入りミルク飲料の衛生面の評価、及び官能評価の結果を表1に示した。
(比較例2) コーヒー入りミルク飲料の作製
1次加熱及び2次加熱の昇温速度は表1に示す昇温速度であり、1次加熱時の温度を85℃に変更した以外は実施例1と同様にコーヒー入りミルク飲料を得た。得られたコーヒー入りミルク飲料の衛生面の評価、及び官能評価の結果を表1に示した。
表1より、実施例1及び2で得られたコーヒー入りミルク飲料は、1次加熱時の温度が60〜70℃の範囲にあり、コーヒーの風味、ミルク感、及び、後口のスッキリさすべての評価項目で良好な結果が得られた。
一方、比較例1で得られたコーヒー入りミルク飲料は、1次加熱時の温度が55℃と低く、ミルク感の評価項目で不十分な結果となった。
また、比較例2で得られたコーヒー入りミルク飲料は、1次加熱時の温度が85℃と高く、ミルク感、及び、後口のスッキリさの評価項目で不十分な結果となった。
(実施例3) コーヒー入りミルク飲料の作製
1次加熱の保持時間を110秒間に変更した以外は実施例1と同様にコーヒー入りミルク飲料を得た。得られたコーヒー入りミルク飲料の衛生面の評価、及び官能評価の結果を表2に示した。
Figure 2020196630
(比較例3) コーヒー入りミルク飲料の作製
1次加熱の保持時間を8秒間に変更した以外は実施例1と同様にコーヒー入りミルク飲料を得た。得られたコーヒー入りミルク飲料の衛生面の評価、及び官能評価の結果を表2に示した。
(比較例4) コーヒー入りミルク飲料の作製
1次加熱の保持時間を140秒間に変更した以外は実施例1と同様にコーヒー入りミルク飲料を得た。得られたコーヒー入りミルク飲料の衛生面の評価、及び官能評価の結果を表2に示した。
表2より、実施例1及び3で得られたコーヒー入りミルク飲料は、1次加熱の保持時間が15〜120秒間の範囲にあり、コーヒーの風味、ミルク感、及び、後口のスッキリさすべての評価項目で良好な結果が得られた。
一方、比較例3で得られたコーヒー入りミルク飲料は、1次加熱の保持時間が8秒間と短く、ミルク感の評価項目で不十分な結果となった。
また、比較例4で得られたコーヒー入りミルク飲料は、1次加熱の保持時間が140秒間と長く、ミルク感、及び、後口のスッキリさの評価項目で不十分な結果となった。
(実施例4) コーヒー入りミルク飲料の作製
2次加熱の昇温速度は表3に示す昇温速度であり、2次加熱時の温度を115℃に変更した以外は実施例1と同様にコーヒー入りミルク飲料を得た。得られたコーヒー入りミルク飲料の衛生面の評価、及び官能評価の結果を表3に示した。
Figure 2020196630
(実施例5) コーヒー入りミルク飲料の作製
2次加熱の昇温速度は表3に示す昇温速度であり、2次加熱時の温度を132℃に変更した以外は実施例1と同様にコーヒー入りミルク飲料を得た。得られたコーヒー入りミルク飲料の衛生面の評価、及び官能評価の結果を表3に示した。
(比較例5) コーヒー入りミルク飲料の作製
2次加熱の昇温速度は表3に示す昇温速度であり、2次加熱時の温度を105℃に変更した以外は実施例1と同様にコーヒー入りミルク飲料を得た。得られたコーヒー入りミルク飲料の衛生面の評価、及び官能評価の結果を表3に示した。
(比較例6) コーヒー入りミルク飲料の作製
2次加熱の昇温速度は表3に示す昇温速度であり、2次加熱時の温度を140℃に変更した以外は実施例1と同様にコーヒー入りミルク飲料を得た。得られたコーヒー入りミルク飲料の衛生面の評価、及び官能評価の結果を表3に示した。
表3より、実施例1、4及び5で得られたコーヒー入りミルク飲料は、2次加熱時の温度が115〜132℃の範囲にあり、コーヒーの風味、ミルク感、及び、後口のスッキリさすべての評価項目で良好な結果が得られた。
一方、比較例5で得られたコーヒー入りミルク飲料は、2次加熱時の温度が105℃と低く、衛生面の評価が低く、ミルク感の評価項目で不十分な結果となった。
また、比較例6で得られたコーヒー入りミルク飲料は、2次加熱時の温度が140℃と高く、コーヒーの風味、ミルク感、及び、後口のスッキリさすべての評価項目で不十分な結果となった。
(実施例6) コーヒー入りミルク飲料の作製
2次加熱の保持時間を5秒間に変更した以外は実施例1と同様にコーヒー入りミルク飲料を得た。得られたコーヒー入りミルク飲料の衛生面の評価、及び官能評価の結果を表4に示した。
Figure 2020196630
(実施例7) コーヒー入りミルク飲料の作製
2次加熱の保持時間を8秒間に変更した以外は実施例1と同様にコーヒー入りミルク飲料を得た。得られたコーヒー入りミルク飲料の衛生面の評価、及び官能評価の結果を表4に示した。
(比較例7) コーヒー入りミルク飲料の作製
2次加熱の保持時間を10秒間に変更した以外は実施例1と同様にコーヒー入りミルク飲料を得た。得られたコーヒー入りミルク飲料の衛生面の評価、及び官能評価の結果を表4に示した。
(比較例8) コーヒー入りミルク飲料の作製
1次加熱の昇温速度は表4に示す昇温速度であり、1次加熱時の温度を65℃に、保持時間を1800秒間に変更し、2次加熱を実施しなかった以外は実施例1と同様にコーヒー入りミルク飲料を得た。得られたコーヒー入りミルク飲料の衛生面の評価、及び官能評価の結果を表4に示した。
表4より、実施例1、6及び7で得られたコーヒー入りミルク飲料は、2次加熱の保持時間が2〜8秒間の範囲にあり、コーヒーの風味、ミルク感、及び、後口のスッキリさすべての評価項目で良好な結果が得られた。
一方、比較例7で得られたコーヒー入りミルク飲料は、2次加熱の保持時間が10秒間と長く、コーヒーの風味、ミルク感、及び、後口のスッキリさすべての評価項目で不十分な結果となった。
また、比較例8で得られたコーヒー入りミルク飲料は、2次加熱を行わず、65℃、1800秒間での低温殺菌のみを行った例である。衛生面の評価は低いものであり、ミルク感の評価項目で不十分な結果となった。
(実施例8) コーヒー入りミルク飲料の作製
実施例1のコーヒーエキスの作製において、Brix(X)が4.0%になるように抽出水の量を変えて、コーヒーエキスを得た。生乳50.0重量部、上記コーヒーエキス4.5重量部(Y)、グラニュー糖4重量部、水41.5重量部を混合し、混合液を得た。(X)×(Y)/100は0.18であった。上記混合液を、実施例1と同様の条件にて処理し、コーヒー入りミルク飲料を得た。得られたコーヒー入りミルク飲料の衛生面の評価、及び官能評価の結果を表5に示した。
Figure 2020196630
(実施例9) コーヒー入りミルク飲料の作製
実施例1のコーヒーエキスの作製において、Brix(X)が10.0%になるように抽出水の量を変えて、コーヒーエキスを得た。生乳75.0重量部、上記コーヒーエキス2.6重量部(Y)、グラニュー糖4重量部、水18.4重量部を混合し、混合液を得た。(X)×(Y)/100は0.26であった。上記混合液を、実施例1と同様の条件にて処理し、コーヒー入りミルク飲料を得た。得られたコーヒー入りミルク飲料の衛生面の評価、及び官能評価の結果を表5に示した。
(実施例10) コーヒー入りミルク飲料の作製
実施例1において、混合液の配合割合をコーヒーエキス2.0重量部(Y)はそのままで、生乳93.0重量部を85.0重量部に、グラニュー糖5.0重量部を4.0重量部に変更し、水9重量部を添加した以外は実施例1と同様の条件にて処理し、コーヒー入りミルク飲料を得た。(X)×(Y)/100は0.3であった。得られたコーヒー入りミルク飲料の衛生面の評価、及び官能評価の結果を表5に示した。
(実施例11) コーヒー入りミルク飲料の作製
実施例1で作製したコーヒーエキスをエバポレーターで濃縮してBrix(X)が40.0%のコーヒーエキスを得た。生乳95.0重量部、上記コーヒーエキス1.0重量部(Y)、グラニュー糖4.0重量部を混合し、混合液を得た。(X)×(Y)/100は0.4であった。上記混合液を、実施例1と同様の条件にて処理し、コーヒー入りミルク飲料を得た。得られたコーヒー入りミルク飲料の衛生面の評価、及び官能評価の結果を表5に示した。
(実施例12) コーヒー入りミルク飲料の作製
実施例11において、混合液の配合割合をコーヒーエキス1.0重量部(Y)はそのままで、生乳95.0重量部を98.0重量部に、グラニュー糖4.0重量部を1.0重量部に変更した以外は、実施例11と同様にして、コーヒー入りミルク飲料を得た。(X)×(Y)/100は0.4であった。得られたコーヒー入りミルク飲料の衛生面の評価、及び官能評価の結果を表5に示した。
(比較例9) コーヒー入りミルク飲料の作製
実施例8において、混合液の配合割合をグラニュー糖4.0重量部はそのままで、コーヒーエキス4.5重量部を4.0重量部(Y)に、生乳50.0重量部を40.0重量部に、水41.5重量部を52.0重量部に変更した以外は、実施例8と同様にして、コーヒー入りミルク飲料を得た。(X)×(Y)/100は0.16であった。得られたコーヒー入りミルク飲料の衛生面の評価、及び官能評価の結果を表5に示した。
(比較例10) コーヒー入りミルク飲料の作製
実施例8において、混合液の配合割合を生乳50.0重量部とグラニュー糖4.0重量部はそのままで、コーヒーエキス4.5重量部を2.5重量部(Y)に、水41.5重量部を43.5重量部に変更した以外は、実施例8と同様にして、コーヒー入りミルク飲料を得た。(X)×(Y)/100は0.1であった。得られたコーヒー入りミルク飲料の衛生面の評価、及び官能評価の結果を表5に示した。
(比較例11) コーヒー入りミルク飲料の作製
実施例1のコーヒーエキスをエバポレーターで濃縮してBrix(X)が65.0%のコーヒーエキスを得た。生乳98.0重量部、上記コーヒーエキス1.0重量部(Y)、グラニュー糖1.0重量部を混合し、混合液を得た。(X)×(Y)/100は0.65であった。上記混合液を、実施例1と同様の条件にて処理し、コーヒー入りミルク飲料を得た。得られたコーヒー入りミルク飲料の衛生面の評価、及び官能評価の結果を表5に示した。
表5より、実施例1及び8〜12で得られたコーヒー入りミルク飲料は、(X)×(Y)/100が0.15〜0.6の範囲で、コーヒー入りミルク飲料中の生乳の使用量が50〜98重量%の範囲にあり、コーヒーの風味、ミルク感、及び、後口のスッキリさすべての評価項目で良好な結果が得られた。
一方、比較例9で得られたコーヒー入りミルク飲料は、コーヒー入りミルク飲料中の生乳の使用量が40.0重量%と少なく、ミルク感の評価項目で不十分な結果となった。
また、比較例10で得られたコーヒー入りミルク飲料は、(X)×(Y)/100が0.1と低く、コーヒーの風味の評価項目で不十分な結果となった。
更に、比較例11で得られたコーヒー入りミルク飲料は、(X)×(Y)/100が0.65と高く、コーヒーの風味の評価項目で不十分な結果となった。
(実施例13) コーヒー入りミルク飲料の作製
実施例1のコーヒーエキスに使用したグアテマラ産でアラビカ種のコーヒー豆の15重量%をブラジル産でアラビカ種のコーヒー豆に変えた以外は、実施例1と同様にコーヒー入りミルク飲料を得た。得られたコーヒー入りミルク飲料の衛生面の評価、及び官能評価の結果を表6に示した。
Figure 2020196630
(比較例12) コーヒー入りミルク飲料の作製
実施例1のコーヒーエキスに使用したグアテマラ産でアラビカ種のコーヒー豆の25重量%をブラジル産でアラビカ種のコーヒー豆に変えた以外は、実施例1と同様にコーヒー入りミルク飲料を得た。得られたコーヒー入りミルク飲料の衛生面の評価、及び官能評価の結果を表6に示した。
表6より、実施例1及び13で得られたコーヒー入りミルク飲料は、使用したコーヒーエキス全体中、焙煎したグアテマラ産でアラビカ種のコーヒー豆から抽出されたコーヒーエキスが80〜100重量%の範囲にあり、コーヒーの風味、ミルク感、及び、後口のスッキリさすべての評価項目で良好な結果が得られた。
一方、比較例12で得られたコーヒー入りミルク飲料は、使用したコーヒーエキス全体中、焙煎したグアテマラ産でアラビカ種のコーヒー豆から抽出されたエキスが75重量%と少なく、コーヒーの風味の評価項目で不十分な結果となった。
(実施例14〜17) コーヒー入りミルク飲料の作製
実施例1において、原料として使用した焙煎後のL値が19のコーヒー豆と焙煎後のL値が27の焙煎したコーヒー豆の混合比率(重量)を変更して作製したコーヒーエキスを使用した以外は、実施例1と同様にコーヒー入りミルク飲料を得た。得られたコーヒー入りミルク飲料の衛生面の評価、及び官能評価の結果を表7に示した。
Figure 2020196630
表7より、実施例1及び14〜17で得られたコーヒー入りミルク飲料は、コーヒーエキスに使用したコーヒー豆のL値に係わらず、いずれもコーヒーの風味、ミルク感、及び、後口のスッキリさすべての評価項目で良好な結果が得られた。特に、L値15〜22の焙煎したコーヒー豆20〜40重量%とL値25〜29の焙煎したコーヒー豆80〜60重量%からなるコーヒー豆から抽出したコーヒーエキスを使用したコーヒー入りミルク飲料(実施例1、15及び16)は、コーヒーの風味、ミルク感、及び、後口のスッキリさすべての評価項目でバランスが良く、更に、L値15〜22の焙煎したコーヒー豆30重量%とL値25〜29の焙煎したコーヒー豆70重量%からなるコーヒー豆から抽出したコーヒーエキスを使用したコーヒー入りミルク飲料(実施例1)は、最も高い評価結果であった。
(実施例18及び19) コーヒー入りミルク飲料の作製
実施例1のコーヒーエキスにおいて、焙煎後に粉砕したコーヒー豆の平均粒径を変更した以外は、実施例1と同様にコーヒー入りミルク飲料を得た。得られたコーヒー入りミルク飲料の衛生面の評価、及び官能評価の結果を表8に示した。
Figure 2020196630
表8より、実施例1、18及び19で得られたコーヒー入りミルク飲料は、コーヒーエキスに使用したコーヒー豆の平均粒径が0.5〜4mmの範囲にあり、コーヒーの風味、ミルク感、及び、後口のスッキリさすべての評価項目で良好な結果が得られた。特に、平均粒径が3mmのコーヒー豆から抽出したコーヒーエキスを使用したコーヒー入りミルク飲料(実施例1)は、コーヒーの風味、ミルク感、及び、後口のスッキリさすべての評価項目でバランスが良く、最も高い評価結果であった。
(実施例20〜22) コーヒー入りミルク飲料の作製
実施例1において、抽出時の温度と圧力を変更したコーヒーエキスを使用した以外は、実施例1と同様にしてコーヒー入りミルク飲料を得た。得られたコーヒー入りミルク飲料の衛生面の評価、及び官能評価の結果を表9に示した。
Figure 2020196630
表9より、実施例1及び20〜22で得られたコーヒー入りミルク飲料は、コーヒーエキスの抽出条件に関わらず、いずれもコーヒーの風味、ミルク感、及び、後口のスッキリさすべての評価項目で良好な結果が得られた。特に、コーヒーエキスの抽出条件が105〜150℃、且つ0.02〜0.4MPaで抽出したコーヒーエキスを使用したコーヒー入りミルク飲料(実施例1及び20〜21)は、コーヒーの風味、ミルク感、及び、後口のスッキリさすべての評価項目でバランスが良く、中でも、コーヒー豆の粉砕物を129℃、且つ0.15MPaで抽出したコーヒーエキスを使用したコーヒー入りミルク飲料(実施例1)は、最も高い評価結果であった。

Claims (6)

  1. コーヒーエキス及び生乳を含む混合物が、1次加熱として10℃未満から0.1〜5℃/秒の速度で昇温され、60〜70℃で15〜120秒間保持された後、更に2次加熱として0.1〜5℃/秒の速度で昇温され、115〜132℃で2〜8秒間処理されたコーヒー入りミルク飲料であって、
    前記コーヒーエキスは、コーヒーエキス全体中、焙煎したグアテマラ産でアラビカ種のコーヒー豆から抽出されたエキスを80〜100重量%含有し、Brix(X)が3〜40%であり、
    前記コーヒーエキスの含有量(Y)は、前記混合物全体中0.5〜10重量%で、(X)×(Y)/100が0.15〜0.6であり、
    前記生乳の含有量は、前記混合物全体中50〜98重量%である、コーヒー入りミルク飲料。
  2. 前記コーヒー豆は、L値15〜22の焙煎したコーヒー豆20〜40重量%とL値25〜29の焙煎したコーヒー豆80〜60重量%からなる、請求項1に記載のコーヒー入りミルク飲料。
  3. 前記コーヒーエキスは、前記コーヒー豆が平均粒径0.5〜4mmになるように粉砕されたコーヒー豆粉砕物から、105〜150℃且つ0.02〜0.4MPaで抽出されたものである、請求項1又は2に記載のコーヒー入りミルク飲料。
  4. コーヒーエキス及び生乳を含む混合物を、1次加熱として10℃未満から0.1〜5℃/秒の速度で60〜70℃まで昇温し、該温度で15〜120秒間保持した後、更に2次加熱として0.1〜5℃/秒の速度で昇温し、115〜132℃で2〜8秒間処理することによる、ミルク入りコーヒー飲料の製造方法であって、
    前記コーヒーエキスは、コーヒーエキス全体中、焙煎したグアテマラ産でアラビカ種のコーヒー豆から抽出されたエキスを80〜100重量%含有し、Brix(X)が3〜40%であり、
    前記コーヒーエキスの含有量(Y)は、前記混合物全体中0.5〜10重量%で、(X)×(Y)/100が0.15〜0.6であり、
    前記生乳の含有量は、前記混合物全体中50〜98重量%である、コーヒー入りミルク飲料の製造方法。
  5. 前記コーヒー豆が、L値15〜22の焙煎したコーヒー豆20〜40重量%とL値25〜29の焙煎したコーヒー豆80〜60重量%からなる、請求項4に記載のコーヒー入りミルク飲料の製造方法。
  6. 前記コーヒーエキスは、前記コーヒー豆が平均粒径0.5〜4mmになるように粉砕されたコーヒー豆粉砕物から、105〜150℃且つ0.02〜0.4MPaで抽出したものである、請求項4又は5に記載のコーヒー入りミルク飲料の製造方法。
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