JPWO2020178968A1 - ネットワーク検査システムおよびネットワーク検査プログラム - Google Patents

ネットワーク検査システムおよびネットワーク検査プログラム Download PDF

Info

Publication number
JPWO2020178968A1
JPWO2020178968A1 JP2021503302A JP2021503302A JPWO2020178968A1 JP WO2020178968 A1 JPWO2020178968 A1 JP WO2020178968A1 JP 2021503302 A JP2021503302 A JP 2021503302A JP 2021503302 A JP2021503302 A JP 2021503302A JP WO2020178968 A1 JPWO2020178968 A1 JP WO2020178968A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
network
communication
inspection
signal
communication network
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2021503302A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6921357B2 (ja
Inventor
康宏 大森
康宏 大森
悠太 跡部
悠太 跡部
佑紀 岡南
佑紀 岡南
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Application granted granted Critical
Publication of JP6921357B2 publication Critical patent/JP6921357B2/ja
Publication of JPWO2020178968A1 publication Critical patent/JPWO2020178968A1/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L63/00Network architectures or network communication protocols for network security
    • H04L63/14Network architectures or network communication protocols for network security for detecting or protecting against malicious traffic
    • H04L63/1441Countermeasures against malicious traffic
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B3/00Line transmission systems
    • H04B3/02Details
    • H04B3/46Monitoring; Testing
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L63/00Network architectures or network communication protocols for network security
    • H04L63/16Implementing security features at a particular protocol layer
    • H04L63/162Implementing security features at a particular protocol layer at the data link layer
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L67/00Network arrangements or protocols for supporting network services or applications
    • H04L67/01Protocols
    • H04L67/12Protocols specially adapted for proprietary or special-purpose networking environments, e.g. medical networks, sensor networks, networks in vehicles or remote metering networks

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Security & Cryptography (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Computing Systems (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Small-Scale Networks (AREA)
  • Maintenance And Management Of Digital Transmission (AREA)
  • Monitoring And Testing Of Transmission In General (AREA)

Abstract

検査制御部(210)は、1つ以上のノードが接続された通信ネットワーク(101、102)の通信状況を確認し、前記通信状況に基づいて前記通信ネットワークの検査の可否を判定する。前記通信ネットワークの検査が可能であると判定された場合、検査制御部は、前記通信ネットワークを検査するためのパルス信号である基礎信号を前記通信ネットワークへ出力する。検査部(220)は、前記通信ネットワークを流れることによって波形が変化した基礎信号である検査信号を受け付け、前記検査信号の波形に基づいて、前記通信ネットワークに接続された新たなノードの有無を判定する。

Description

本発明は、通信ネットワークに接続された不正ノードの検知に関するものである。
車載ネットワークなどの通信ネットワークに不正ノードが接続されると、通信ネットワークにおいて正常な処理が行われなくなってしまう可能性がある。
そのため、通信ネットワークに接続された不正ノードを検知することが重要である。
特開2018−031718号公報
送電線に配置されたノードの故障を検知するための技術として、TDRと呼ばれる技術が知られている。TDRでは、送電線に流されたパルス信号の波形の変化に基づいて、ノードの故障が検知される。TDRはTime Domain Reflectmetryの略称である。
特許文献1には、TDRに関する技術が開示されている。具体的には、送電線に出力されたパルス波の反射時間に基づいて事故の発生箇所を特定する方式が開示されている。
しかし、TDRは送電線を対象とする技術であり、通信ネットワークに対してTDRをそのまま適用することはできない。例えば、通信ネットワークに対してTDRがそのまま適用された場合、通信ネットワークにおける通信がTDRの影響を受けてしまい通信が正常に行われなくなる可能性がある。
本発明は、通信ネットワークにおける通信に影響を与えずに不正ノードを検知できるようにすることを目的とする。
本発明のネットワーク検査システムは、
1つ以上のノードが接続された通信ネットワークの通信状況を確認し、前記通信状況に基づいて前記通信ネットワークの検査の可否を判定する通信状況確認部と、
前記通信ネットワークの検査が可能であると判定された場合に前記通信ネットワークを検査するためのパルス信号である基礎信号を前記通信ネットワークへ出力する基礎信号出力部と、
前記通信ネットワークを流れることによって波形が変化した基礎信号である検査信号を受け付け、前記検査信号の波形に基づいて、前記通信ネットワークに接続された新たなノードの有無を判定するノード判定部とを備える。
本発明によれば、通信ネットワークにおける通信に影響を与えずに不正ノード(新たなノード)を検知することが可能となる。
実施の形態1におけるネットワーク検査システム100の構成図。 実施の形態1におけるネットワーク検査装置200の構成図。 実施の形態1におけるネットワーク検査方法のフローチャート。 実施の形態1における各種信号の関係図。 実施の形態1における通信状況の確認の説明図。 実施の形態1における通信状況の確認の説明図。 実施の形態2におけるネットワーク検査システム100の構成図。 実施の形態2におけるネットワーク検査装置200の構成図。 実施の形態2におけるネットワーク検査方法のフローチャート。 実施の形態2におけるネットワーク検査方法のフローチャート。 実施の形態2における検査信号112の復元の説明図。 実施の形態3におけるネットワーク検査システム100の構成図。 実施の形態3におけるネットワーク検査装置200の構成図。 実施の形態3におけるネットワーク検査方法のフローチャート。 実施の形態4におけるネットワーク検査システム100の構成図。 実施の形態4におけるネットワーク検査装置200の構成図。 実施の形態4におけるネットワーク検査方法のフローチャート。 実施の形態4におけるネットワーク検査方法のフローチャート。 実施の形態4における通信信号の再送の説明図。 実施の形態におけるネットワーク検査装置200のハードウェア構成図。
実施の形態および図面において、同じ要素または対応する要素には同じ符号を付している。説明した要素と同じ符号が付された要素の説明は適宜に省略または簡略化する。図中の矢印はデータの流れ又は処理の流れを主に示している。
実施の形態1.
通信ネットワークに接続された不正ノードを検知するための形態について、図1から図6に基づいて説明する。
***構成の説明***
図1に基づいてネットワーク検査システム100の構成を説明する。
ネットワーク検査システム100は、1つ以上の通信ネットワークを有する。
具体的には、ネットワーク検査システム100は、第1ネットワーク101と第2ネットワーク102とを有する。
但し、ネットワーク検査システム100は、1つの通信ネットワークを有してもよいし、3つ以上の通信ネットワークを有してもよい。
例えば、通信ネットワークは車載ネットワークである。具体的な車載ネットワークはController Area Network(CAN)である。
それぞれの通信ネットワークには、1つ以上のノードが接続されている。例えば、ノードは車載機器である。
「通常ノード」は、第1ネットワーク101に接続されていたノードであり、第1ネットワーク101に正当に接続されている。
「不正ノード」は、第1ネットワーク101に新たに接続されたノードであり、第1ネットワーク101に不正に接続された。
ネットワーク検査システム100は、不正ノードを検出するためのネットワーク検査装置200を備える。
図2に基づいて、ネットワーク検査装置200の構成を説明する。
ネットワーク検査装置200は、プロセッサ201とメモリ202と補助記憶装置203と入出力インタフェース204と通信インタフェース205と各種回路といったハードウェアを備えるコンピュータである。これらのハードウェアは、信号線を介して互いに接続されている。
具体的には、ネットワーク検査装置200には、パルス信号回路281と第1セレクタ282と第2セレクタ283とAD変換回路284といった回路が備わる。
プロセッサ201は、演算処理を行うICであり、他のハードウェアを制御する。例えば、プロセッサ201は、CPUまたはDSPである。
ICは、Integrated Circuitの略称である。
CPUは、Central Processing Unitの略称である。
DSPは、Digital Signal Processorの略称である。
メモリ202は揮発性の記憶装置である。メモリ202は、主記憶装置またはメインメモリとも呼ばれる。例えば、メモリ202はRAMである。メモリ202に記憶されたデータは必要に応じて補助記憶装置203に保存される。
RAMは、Random Access Memoryの略称である。
補助記憶装置203は不揮発性の記憶装置である。例えば、補助記憶装置203は、ROM、HDDまたはフラッシュメモリである。補助記憶装置203に記憶されたデータは必要に応じてメモリ202にロードされる。
ROMは、Read Only Memoryの略称である。
HDDは、Hard Disk Driveの略称である。
入出力インタフェース204は、入力装置および出力装置が接続されるポートである。例えば、入出力インタフェース204はUSB端子であり、入力装置はキーボードおよびマウスであり、出力装置はディスプレイである。
USBは、Universal Serial Busの略称である。
通信インタフェース205は、通信用のインタフェースである。例えば、通信インタフェース205は通信ポートである。ネットワーク検査装置200と各通信ネットワークとの間の信号の入出力は通信インタフェース205を用いて実現される。
パルス信号回路281は、パルス信号を発生させる回路である。
第1セレクタ282と第2セレクタ283とのそれぞれは、接続先となる通信ネットワークを切り替える回路である。
AD変換回路284は、アナログ信号をデジタルデータに変換する回路である。AD変換回路はADコンバータとも呼ばれる。
ネットワーク検査装置200は、検査制御部210と検査部220といった要素を備える。これらの要素はソフトウェアで実現される。
検査制御部210は、通信状況確認部211と基礎信号出力部212と切り替え部213とを備える。
検査部220は、ノード判定部221と結果出力部222とを備える。
補助記憶装置203には、検査制御部210と検査部220としてコンピュータを機能させるためのネットワーク検査プログラムが記憶されている。ネットワーク検査プログラムは、メモリ202にロードされて、プロセッサ201によって実行される。
補助記憶装置203には、さらに、OSが記憶されている。OSの少なくとも一部は、メモリ202にロードされて、プロセッサ201によって実行される。
プロセッサ201は、OSを実行しながら、ネットワーク検査プログラムを実行する。
OSは、Operating Systemの略称である。
ネットワーク検査プログラムの入出力データは記憶部290に記憶される。
メモリ202は記憶部290として機能する。但し、補助記憶装置203、プロセッサ201内のレジスタおよびプロセッサ201内のキャッシュメモリなどの記憶装置が、メモリ202の代わりに、又は、メモリ202と共に、記憶部290として機能してもよい。
ネットワーク検査装置200は、プロセッサ201を代替する複数のプロセッサを備えてもよい。複数のプロセッサは、プロセッサ201の役割を分担する。
ネットワーク検査プログラムは、光ディスクまたはフラッシュメモリ等の不揮発性の記録媒体にコンピュータ読み取り可能に記録(格納)することができる。
***動作の説明***
ネットワーク検査装置200の動作はネットワーク検査方法に相当する。また、ネットワーク検査方法の手順はネットワーク検査プログラムの手順に相当する。
図3に基づいて、ネットワーク検査方法を説明する。
ステップS101において、通信状況確認部211は、未選択の通信ネットワークを1つ選択する。
ステップS101で選択された通信ネットワークを「選択ネットワーク」と称する。
ステップS102において、切り替え部213は、基礎信号の出力先となる通信ネットワークを選択ネットワークに切り替える。基礎信号については後述する。
具体的には、切り替え部213は、選択ネットワークを指定した第1セレクタ信号を第1セレクタ282に入力する。第1セレクタ信号は、第1セレクタ282を制御するための信号である。
そして、第1セレクタ282は、第1セレクタ信号に従って接続先を選択ネットワークに切り替える。
さらに、切り替え部213は、検査信号の入力元となる通信ネットワークを選択ネットワークに切り替える。検査信号については後述する。
具体的には、切り替え部213は、選択ネットワークを指定した第2セレクタ信号を第2セレクタ283に入力する。第2セレクタ信号は、第2セレクタ283を制御するための信号である。
そして、第2セレクタ283は、第2セレクタ信号に従って接続先を選択ネットワークに切り替える。
ステップS111において、通信状況確認部211は、選択ネットワークの通信状況を確認する。
ステップS112において、通信状況確認部211は、選択ネットワークの通信状況に基づいて、選択ネットワークの検査の可否を判定する。
選択ネットワークの検査が可能であると判定された場合、処理はステップS121に進む。
選択ネットワークの検査が不可であると判定された場合、処理はステップS111に進む。
通信状況の確認について後述する。
ステップS121において、基礎信号出力部212は、選択ネットワークへ基礎信号を出力する。
基礎信号は、選択ネットワークを検査するためのパルス信号であり、予め決められた時間間隔を有する。具体的には、基礎信号はステップ波である。
具体的には、基礎信号出力部212は、信号出力指令をパルス信号回路281に入力する。信号出力指令は、基礎信号となるパルス信号の出力を指令するための信号である。
そして、パルス信号回路281が、予め決められた時間間隔を有するパルス信号を出力する。パルス信号回路281から出力されるパルス信号が基礎信号である。
パルス信号回路281から出力された基礎信号は、第1セレクタ282を通って、選択ネットワークに入力される。
ステップS131において、ノード判定部221は、選択ネットワークを流れる検査信号を受け付ける。
検査信号は、選択ネットワークを流れることによって波形が変化した基礎信号である。
ノード判定部221は、検査信号を以下のように受け付ける。
選択ネットワークを流れる検査信号は、第2セレクタ283を通って、AD変換回路284に入力される。
AD変換回路284は、入力された検査信号をアナログ信号からデジタルデータに変換し、検査信号のデジタルデータを出力する。検査信号のデジタルデータは、AD変換回路284からノード判定部221に入力される。
ノード判定部221は、入力された検査信号のデジタルデータを受け付ける。
ステップS132において、ノード判定部221は、検査信号の波形に基づいて、選択ネットワークに接続された新たなノードの有無を判定する。
ノード判定部221は、以下のように判定を行う。
検査制御部210は、選択ネットワークを検査部220に通知する。例えば、切り替え部213が、ステップS102で選択ネットワークをノード判定部221に通知する。
ノード判定部221は、デジタルデータが表す検査信号の波形を選択ネットワーク用の参照信号の波形と比較し、比較結果に基づいて判定を行う。
図4に基づいて、基礎信号111と検査信号112と参照信号113との関係を説明する。
基礎信号111は、予め決められた時間間隔を有するパルス信号である。
検査信号112は、選択ネットワークを流れることによって波形が変化した基礎信号である。検査信号112の波形には、選択ネットワークに接続されたノード群(不正ノードを含む)による反射が含まれる。図4において、検査信号112の波形は、4つのノードによる4つの反射を含んでいる。
参照信号113は、通常ノード群だけが接続された選択ネットワークに対応する検査信号である。参照信号113の波形には、選択ネットワークに接続された通常ノード群による反射が含まれる。図4において、参照信号113の波形は、3つの正常ノードによる3つの反射を含んでいる。
ノード判定部221は、検査信号112と参照信号113とのそれぞれの波形のインピーダンスを分析する。そして、ノード判定部221は、検査信号112の波形に含まれる反射の数を参照信号113の波形に含まれる反射の数と比較する。
検査信号112の波形に含まれる反射の数が参照信号113の波形に含まれる反射の数より多い場合、ノード判定部221は、選択ネットワークに接続された新たなノード(不正ノード)が有ると判定する。
検査信号112の波形に含まれる反射の数が参照信号113の波形に含まれる反射の数と同じである場合、ノード判定部221は、選択ネットワークに接続された新たなノード(不正ノード)が無いと判定する。
検査信号112の波形に含まれる反射の数が参照信号113の波形に含まれる反射の数より少ない場合、ノード判定部221は、選択ネットワークに接続された通常ノード群に変化があったと判定する。
図4において、検査信号112の波形には4つのノードによる4つの反射が含まれる。一方、参照信号113の波形には3つの正常ノードによる3つの反射が含まれる。
したがって、ノード判定部221は、選択ネットワークに接続された新たなノード(不正ノード)があると判定する。
図3に戻り、ステップS133から説明を続ける。
ステップS133において、結果出力部222は、選択ネットワークの検査結果を出力する。つまり、結果出力部222は、選択ネットワークに接続された新たなノードの有無を示す検査結果を出力する。
例えば、結果出力部222は、選択ネットワークの検査結果をディスプレイに表示する。
ステップS141において、通信状況確認部211は、未選択の通信ネットワークがあるか判定する。
未選択の通信ネットワークがある場合、処理はステップS101に進む。
未選択の通信ネットワークがない場合、処理は終了する。
図5および図6に基づいて、通信状況の確認(S111およびステップS112)について説明する。
通信状況確認部211は、確認時間の間、選択ネットワークの通信状況を確認する。確認時間は、予め決められた時間長である。
具体的には、通信状況確認部211は、通信の有無、通信の時間間隔または通信の電圧パターンなどを通信状況として確認する。
図5の(1)において、通信状況確認部211は、確認時間の間、選択ネットワークにおける通信の有無を確認する。
確認時間の間に選択ネットワークで通信が発生しなかった場合、通信状況確認部211は、選択ネットワークの検査が可能であると判定する。
図5の(2)において、通信状況確認部211は、確認時間の間、選択ネットワークにおける通信の時間間隔(通信間隔)を確認する。
確認時間における通信間隔が規定間隔よりも長い場合、通信状況確認部211は、選択ネットワークの検査が可能であると判定する。
規定間隔は、ネットワーク検査に十分な時間であり、予め決められる。
図5の(3)において、通信状況確認部211は、確認時間の間、選択ネットワークにおける通信の時間間隔(通信間隔)を確認する。
確認時間における通信間隔が規定間隔よりも短い場合、通信状況確認部211は、選択ネットワークの検査が不可であると判定する。
図6の(4)において、予め決められた電圧パターン(規定パターン)の通信が発生した場合、次の通信までの間に、規定間隔以上の通信間隔が確保される。この規定は各ノードに予め設定される。
通信状況確認部211は、確認時間の間、選択ネットワークにおける通信の電圧パターンを確認する。
確認時間の間に規定パターンの通信が発生した場合、通信状況確認部211は、規定パターンの通信を検出した時点で、選択ネットワークの検査が可能であると判定する。
図6の(5)において、通信が発生した場合、次の通信までの間に、規定間隔以上の通信間隔が確保される。この規定は各ノードに予め設定される。
通信状況確認部211は、確認時間の間、選択ネットワークにおける通信の電圧パターンを確認する。
確認時間の間に通信信号の立下りが発生した場合、通信状況確認部211は、通信信号の終了を検出した時点で、選択ネットワークの検査が可能であると判定する。
***実施の形態1の効果***
ネットワーク検査装置200は、通信ネットワークの通信状況を見て、TDRを実施可能な状態を検出する。これにより、通信に影響を与えずに不正ノードを検知することが可能となる。
検査制御部210は、第1セレクタ282と第2セレクタ283とを制御することによって、接続先の通信ネットワークを切り替える。これにより、パルス信号回路281とAD変換回路284と検査部220とを複数用意しなくても、複数の通信ネットワークを検査することが可能となる。
つまり、複数の通信ネットワークに対して、少ない部品数でTDRを実施することが可能となる。そのため、ネットワーク検査装置200の低コスト化および省スペース化が実現される。そして、組み込み機器によってネットワーク検査装置200を実現することが可能となる。例えば、ECUの一機能として、ネットワーク検査装置200を実現することが可能となる。ECUはElectronic Control Unitの略称である。
実施の形態2.
低精度なADコンバータが使用される形態について、主に実施の形態1と異なる点を図7から図11に基づいて説明する。
***構成の説明***
図7に基づいて、ネットワーク検査システム100の構成を説明する。
ネットワーク検査システム100の構成は、ネットワーク検査装置200の一部を除いて、実施の形態1における構成と同じである(図1参照)。
図8に基づいて、ネットワーク検査装置200の構成を説明する。
ネットワーク検査装置200は、AD変換回路284の代わりにAD変換回路285を備える。
AD変換回路284は、高精度なADコンバータであり、サンプリング間隔が短い。
AD変換回路285は、低精度なADコンバータであり、サンプリング間隔が長い。
例えば、AD変換回路284のサンプリング間隔は1ナノ秒であり、AD変換回路285のサンプリング間隔は10ナノ秒である。
ネットワーク検査装置200は、さらに、位相シフト回路286を備える。
位相シフト回路286は、パルス信号回路281から出力される基礎信号の位相をシフトさせる回路である。
他の構成は、実施の形態1における構成と同じである(図2参照)。
***動作の説明***
図9および図10に基づいて、ネットワーク検査方法を説明する。
ステップS201において、基礎信号出力部212は、位相シフト回路286に位相シフト指令を入力する。位相シフト指令は、基礎信号の位相を規定量だけシフトさせるための指令である。
位相シフト回路286は、位相シフト指令を受けると、位相シフトのための回路設定(位相設定)を行う。位相設定後、位相シフト回路286の動作が安定するまである程度の時間がかかる。
ステップS211において、通信状況確認部211は、未選択の通信ネットワークを1つ選択する。切り替え部213は、接続先を選択ネットワークに切り替える。
ステップS211は、実施の形態1における処理(ステップS101およびステップS102)と同じである。
ステップS221において、通信状況確認部211は、選択ネットワークの検査が可能であるか判定する。
ステップS221は、実施の形態1における処理(ステップS111およびステップS112)と同じである。
通信ネットワークの検査が可能である場合、処理はステップS222に進む。
通信ネットワークの検査が不可である場合、処理はステップS221に進む。
ステップS222において、基礎信号出力部212は、位相シフトが安定したか判定する。
具体的には、基礎信号出力部212は、ステップS201の後の経過時間を規定時間と比較する。
ステップS201の後の経過時間は、位相シフト回路286に位相シフト指令を入力してから経過した時間である。
規定時間は、位相設定後に位相シフト回路286の動作が安定するまでに要する時間であり、予め決められる。
ステップS201の後の経過時間が規定時間を超えた場合、基礎信号出力部212は、位相シフトが安定したと判定する。
位相シフトが安定したと判定された場合、処理はステップS231に進む。
位相シフトが安定していないと判定された場合、処理はステップS221に進む。
ステップS231において、基礎信号出力部212は、選択ネットワークへ基礎信号を出力する。
ステップS231は、実施の形態1におけるステップS121と同じである。但し、選択ネットワークへ出力される基礎信号の位相は、位相シフト回路286によってシフトされている。
つまり、基礎信号出力部212は、位相シフト後の基礎信号を選択ネットワークへ出力する。
ステップS232において、ノード判定部221は、選択ネットワークを流れる検査信号のデジタルデータを受け付ける。
ステップS232は、実施の形態1のステップS131においてAD変換回路284をAD変換回路285に置き換えた処理である。
検査信号のデジタルデータは、検査信号の1つ以上のサンプリング値を示す。
ステップS241において、通信状況確認部211は、未選択の通信ネットワークがあるか判定する。
未選択の通信ネットワークがある場合、処理はステップS211に進む。
未選択の通信ネットワークがない場合、処理はステップS251に進む。
ステップS251において、基礎信号出力部212は、規定数の位相シフトが完了したか判定する。規定数は、2以上の数であり、位相シフトを行う回数として予め決められる。
規定数の位相シフトが完了した場合、処理はステップS261に進む。
規定数の位相シフトが完了していない場合、処理はステップS201に進む。
ステップS201からステップS251までの処理の繰り返しにおいて、基礎信号出力部212は、位相をシフトさせながら複数の基礎信号をそれぞれの通信ネットワークへ出力する。
ステップS261において、ノード判定部221は、通信ネットワーク毎に、規定数のデジタルデータを用いて検査信号の波形を復元する。
具体的には、ノード判定部221は、それぞれのデジタルデータが示す1つ以上のサンプリング値を位相順に並べることによって、検査信号の波形を復元する。
ステップS262において、ノード判定部221は、通信ネットワーク毎に、検査信号の波形に基づいて新たなノードの有無を判定する。
新たなノードの有無を判定する方法は、実施の形態1のステップS132における方法と同じである。
ステップS263において、結果出力部222は、通信ネットワーク毎に検査結果を出力する。つまり、結果出力部222は、通信ネットワーク毎に、新たなノードの有無を示す検査結果を出力する。
図11に基づいて、検査信号112の復元について説明する。
高精度デジタルデータは、AD変換回路284によって得られるデジタルデータである。AD変換回路284のサンプリング間隔は1ナノ秒である。そのため、高精度デジタルデータは、1ナノ秒間隔でサンプリング値を示している。
第nデジタルデータは、n回目の位相シフト後にAD変換回路285によって得られるデジタルデータである。AD変換回路284のサンプリング間隔は10ナノ秒である。そのため、第nデジタルデータは、10ナノ秒間隔でサンプリング値を示している。
この場合、1ナノ秒の位相シフトが10回行われ、第1デジタルデータから第10デジタルデータのそれぞれのサンプリング値が位相順に並べられることにより、高精度デジタルデータと同等の検査信号112が得られる。
***実施の形態2の効果***
実施の形態2により、低精度なADコンバータ(AD変換回路285)を用いて不正ノードを検知することが可能となる。
基礎信号の位相シフトが安定するまでに時間がかかる。そこで、基礎信号出力部212は、通信ネットワークの通信状況の確認が開始される前に、位相シフト回路286に位相シフトを指示する。そして、通信状況確認部211は、位相シフトが安定するまでの時間を利用して通信ネットワークの通信状況を確認する。これにより、検査結果を得るまでの時間の増大を防ぐことができる。
実施の形態3.
通信状況の影響でネットワーク検査を行えない場合に対処する形態について、主に実施の形態1と異なる点を図12から図14に基づいて説明する。
***構成の説明***
図12に基づいて、ネットワーク検査システム100の構成を説明する。
ネットワーク検査システム100の構成は、ネットワーク検査装置200の一部を除いて、実施の形態1における構成と同じである(図1参照)。
図13に基づいて、ネットワーク検査装置200の構成を説明する。
ネットワーク検査装置200は、さらに、通信管理部231を備える。通信管理部231はソフトウェアによって実現される。
ネットワーク検査プログラムは、さらに、通信管理部231としてコンピュータを機能させる。
他の構成は、実施の形態1における構成と同じである(図2参照)。
***動作の説明***
図14に基づいて、ネットワーク検査方法を説明する。
ステップS301において、通信状況確認部211は、未選択の通信ネットワークを1つ選択する。切り替え部213は、接続先を選択ネットワークに切り替える。
ステップS301は、実施の形態1における処理(ステップS101およびステップS102)と同じである。
ステップS311において、通信状況確認部211は、選択ネットワークの通信状況を確認する。
ステップS311は、実施の形態1におけるステップS111と同じである。
ステップS312において、通信状況確認部211は、選択ネットワークの通信状況に基づいて、選択ネットワークの検査の可否を判定する。
ステップS312は、実施の形態1におけるステップS112と同じである。
選択ネットワークの検査が可能であると判定された場合、処理はステップS322に進む。
選択ネットワークの検査が不可であると判定された場合、処理はステップS321に進む。
ステップS321において、通信状況確認部211は、選択ネットワークの検査が付加であるという判定結果を通信管理部231に通知する。
通信管理部231は、選択ネットワークの各ノードに通信停止指示を送信する。通信停止指示は、通信の停止を指示するための信号である。例えば、通信管理部231は、通信停止指示をブロードキャストで選択ネットワークに送信する。
そして、通信管理部231は、通信停止指示の完了を基礎信号出力部212に通知する。
ステップS322において、基礎信号出力部212は、選択ネットワークへ基礎信号を出力する。
ステップS322は、実施の形態1におけるステップS121と同じである。
ステップS331からステップS341は、実施の形態1における処理(ステップS131からステップS141)と同じである。
***実施の形態3の効果***
通信状況の影響でネットワーク検査が行えない場合、通信管理部231は、通信ネットワークの各ノードに通信の停止を指示する。これにより、ネットワーク検査を実施することが可能となる。
***実施の形態3の実施例***
実施の形態3と実施の形態2とを組み合わせて実施してもよい。
この場合、実施の形態3におけるネットワーク検査装置200は、基礎信号の位相をシフトさせる位相シフト回路286を備える。そして、ノード判定部221は、複数の検査信号のそれぞれの1つ以上のサンプリング値を用いて検査信号の波形を復元し、復元された波形に基づいて判定を行う。
実施の形態4.
通信信号と検査信号との競合が発生した場合に対処する形態について、主に実施の形態1と異なる点を図15から図19に基づいて説明する。
***構成の説明***
図15に基づいて、ネットワーク検査システム100の構成を説明する。
ネットワーク検査システム100の構成は、ネットワーク検査装置200の一部を除いて、実施の形態1における構成と同じである(図1参照)。
図16に基づいて、ネットワーク検査装置200の構成を説明する。
ネットワーク検査装置200は、さらに、通信管理部232を備える。通信管理部232はソフトウェアによって実現される。
ネットワーク検査プログラムは、さらに、通信管理部232としてコンピュータを機能させる。
他の構成は、実施の形態1における構成と同じである(図2参照)。
***動作の説明***
図17および図18に基づいて、ネットワーク検査方法を説明する。
ステップS401において、通信状況確認部211は、未選択の通信ネットワークを1つ選択する。切り替え部213は、接続先を選択ネットワークに切り替える。
ステップS401は、実施の形態1における処理(ステップS101およびステップS102)と同じである。
ステップS411において、通信状況確認部211は、選択ネットワークの通信状況に基づいて、選択ネットワークの検査の可否を判定する。
ステップS411は、実施の形態1における処理(ステップS111およびステップS112)と同じである。
選択ネットワークの検査が可能であると判定された場合、処理はステップS421に進む。
選択ネットワークの検査が不可であると判定された場合、処理はステップS411に進む。
ステップS421において、基礎信号出力部212は、選択ネットワークへ基礎信号を出力する。
ステップS421は、実施の形態1におけるステップS121と同じである。
ステップS431において、ノード判定部221は、選択ネットワークを流れる検査信号を受け付ける。
ステップS431は、実施の形態1におけるステップS131と同じである。
ステップS421の開始からステップS431の終了までの間、通信状況確認部211は、選択ネットワークの通信状況の確認を続ける。
ステップS441において、通信状況確認部211は、観測時間の間に、選択ネットワークで通信が発生したか判定する。
観測時間は、ステップS421の開始からステップS431の終了までの時間である。つまり、観測時間は、基礎信号が選択ネットワークへ出力されてから検査信号が受け付けられるまでの時間である。
選択ネットワークで通信が発生したと判定された場合、処理はステップS442に進む。
選択ネットワークで通信が発生しなかったと判定された場合、処理はステップS451に進む。
ステップS442において、通信状況確認部211は、通信の発生をノード判定部221に通知する。
そして、ノード判定部221は、受け付けた検査信号を破棄する。
ステップS443において、通信状況確認部211は、通信の発生を通信管理部232に通知する。
通信管理部232は、選択ネットワークの各ノードに再送指示を送信する。再送指示は、一定時間内に送信した通信信号の再送を指示するための信号である。例えば、通信管理部232は、再送指示をブロードキャストで選択ネットワークに送信する。
そして、通信管理部232は、再送指示の完了を通信状況確認部211に通知する。
ステップS443の後、処理はステップS411に進む。
ステップS451からステップS461は、実施の形態1における処理(ステップS132からステップS141)と同じである。
図19に基づいて、通信管理部232による再送指示について説明する。
ネットワーク検査装置200から選択ネットワークへの基礎信号の出力が開始されてから選択ネットワークからネットワーク検査装置200への検査信号の入力が完了するまでの間に、選択ネットワークに通信信号が流されたと仮定する。
この場合、通信信号と検査信号とが互いに競合する。その結果、ネットワーク検査装置200は正しい検査信号が得られず、各ノードは正しい通信信号を得られない。
そのため、ノード判定部221は得られた検査信号を破棄する。また、通信管理部232は、各ノードに再送指示を送信する。そして、各ノードは通信信号の再送を行う。
***実施の形態4の効果***
通信信号と検査信号との競合が発生した場合、通信管理部232は、通信ネットワークの各ノードに再送を指示する。これにより、通信ネットワークにおける正常な通信を維持することが可能となる。
その後、ネットワーク検査が可能であると判定された場合に、基礎信号出力部212は、通信ネットワークに基礎信号を新たに出力する。これにより、通信ネットワークを正しく検査することができる。
***実施の形態4の実施例***
実施の形態4と実施の形態2とを組み合わせて実施してもよい。
この場合、実施の形態4におけるネットワーク検査装置200は、基礎信号の位相をシフトさせる位相シフト回路286を備える。そして、ノード判定部221は、複数の検査信号のそれぞれの1つ以上のサンプリング値を用いて検査信号の波形を復元し、復元された波形に基づいて判定を行う。
***実施の形態の補足***
図20に基づいて、ネットワーク検査装置200のハードウェア構成を説明する。
回路群208は、パルス信号回路281と第1セレクタ282と第2セレクタ283とAD変換回路(284、285)との組である。
ネットワーク検査装置200は処理回路209を備える。
処理回路209は、検査制御部210と検査部220と通信管理部(231、232)とを実現するハードウェアである。
処理回路209は、専用のハードウェアであってもよいし、メモリ202に格納されるプログラムを実行するプロセッサ201であってもよい。
処理回路209が専用のハードウェアである場合、処理回路209は、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC、FPGAまたはこれらの組み合わせである。
ASICは、Application Specific Integrated Circuitの略称である。
FPGAは、Field Programmable Gate Arrayの略称である。
ネットワーク検査装置200は、処理回路209を代替する複数の処理回路を備えてもよい。複数の処理回路は、処理回路209の役割を分担する。
ネットワーク検査装置200において、一部の機能が専用のハードウェアで実現されて、残りの機能がソフトウェアまたはファームウェアで実現されてもよい。
このように、処理回路209はハードウェア、ソフトウェア、ファームウェアまたはこれらの組み合わせで実現することができる。
実施の形態は、好ましい形態の例示であり、本発明の技術的範囲を制限することを意図するものではない。実施の形態は、部分的に実施してもよいし、他の形態と組み合わせて実施してもよい。フローチャート等を用いて説明した手順は、適宜に変更してもよい。
パルス信号回路281と第1セレクタ282と第2セレクタ283とAD変換回路(284、285)といった回路は、ネットワーク検査装置200の外部に設けられてもよい。
ネットワーク検査装置200は、複数の装置で実現されてもよい。例えば、ネットワーク検査装置200は、検査制御部210を実現する装置と、検査部220を実現する装置と、通信管理部(231、232)を実現する装置とで実現されてもよい。
ネットワーク検査装置200の要素である「部」は、「処理」または「工程」と読み替えてもよい。
100 ネットワーク検査システム、101 第1ネットワーク、102 第2ネットワーク、111 基礎信号、112 検査信号、113 参照信号、200 ネットワーク検査装置、201 プロセッサ、202 メモリ、203 補助記憶装置、204 入出力インタフェース、205 通信インタフェース、208 回路群、209 処理回路、210 検査制御部、211 通信状況確認部、212 基礎信号出力部、213 切り替え部、220 検査部、221 ノード判定部、222 結果出力部、231 通信管理部、232 通信管理部、281 パルス信号回路、282 第1セレクタ、283 第2セレクタ、284 AD変換回路、285 AD変換回路、286 位相シフト回路、290 記憶部。

Claims (8)

  1. 1つ以上のノードが接続された通信ネットワークの通信状況を確認し、前記通信状況に基づいて前記通信ネットワークの検査の可否を判定する通信状況確認部と、
    前記通信ネットワークの検査が可能であると判定された場合に前記通信ネットワークを検査するためのパルス信号である基礎信号を前記通信ネットワークへ出力する基礎信号出力部と、
    前記通信ネットワークを流れることによって波形が変化した基礎信号である検査信号を受け付け、前記検査信号の波形に基づいて、前記通信ネットワークに接続された新たなノードの有無を判定するノード判定部と、
    を備えるネットワーク検査システム。
  2. 前記ネットワーク検査システムは、アナログ信号をデジタルデータに変換する変換回路を備え、
    前記基礎信号出力部は、位相をシフトさせながら複数の基礎信号を前記通信ネットワークへ出力し、
    前記変換回路は、前記複数の基礎信号に対応する複数の検査信号のそれぞれをサンプリングすることによって検査信号毎に1つ以上のサンプリング値を得て、
    前記ノード判定部は、前記複数の検査信号のそれぞれの1つ以上のサンプリング値を受け付け、前記複数の検査信号のそれぞれの1つ以上のサンプリング値を用いて検査信号の波形を復元し、復元された波形に基づいて判定を行う
    請求項1に記載のネットワーク検査システム。
  3. 前記ネットワーク検査システムは、パルス信号の位相をシフトさせる位相シフト回路を備え、
    前記基礎信号出力部は、基礎信号の位相シフトを前記位相シフト回路に指示し、
    前記通信状況確認部は、前記位相シフト回路への指示の後、前記位相シフト回路における位相シフトが安定するまでの時間を利用して前記通信ネットワークの通信状況を確認する
    請求項2に記載のネットワーク検査システム。
  4. 前記通信ネットワークの検査が不可であると判定された場合に前記通信ネットワークに接続されている各ノードに通信の停止を指示する通信管理部を備える
    請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のネットワーク検査システム。
  5. 前記通信状況確認部は、基礎信号が前記通信ネットワークへ出力されてから検査信号が受け付けられるまでの観測時間の間に前記通信ネットワークで通信が発生したか判定し、
    前記基礎信号出力部は、前記観測時間の間に前記通信ネットワークで通信が発生した場合、基礎信号を前記通信ネットワークへ新たに出力する
    請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のネットワーク検査システム。
  6. 前記観測時間の間に前記通信ネットワークで通信が発生した場合に前記通信ネットワークに接続されている各ノードに再送を指示する通信管理部を備える
    請求項5に記載のネットワーク検査システム。
  7. 複数の通信ネットワークに対して基礎信号の出力先となる通信ネットワークを順に切り替え、検査信号の入力元となる通信ネットワークを前記出力先に切り替える切り替え部を備える
    請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のネットワーク検査システム。
  8. 1つ以上のノードが接続された通信ネットワークの通信状況を確認し、前記通信状況に基づいて前記通信ネットワークの検査の可否を判定する通信状況確認処理と、
    前記通信ネットワークの検査が可能であると判定された場合に前記通信ネットワークを検査するためのパルス信号である基礎信号を前記通信ネットワークへ出力する基礎信号出力処理と、
    前記通信ネットワークを流れることによって波形が変化した基礎信号である検査信号を受け付け、前記検査信号の波形に基づいて、前記通信ネットワークに接続された新たなノードの有無を判定するノード判定処理と、
    をコンピュータに実行させるためのネットワーク検査プログラム。
JP2021503302A 2019-03-05 2019-03-05 ネットワーク検査システムおよびネットワーク検査プログラム Active JP6921357B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2019/008530 WO2020178968A1 (ja) 2019-03-05 2019-03-05 ネットワーク検査システムおよびネットワーク検査プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP6921357B2 JP6921357B2 (ja) 2021-08-18
JPWO2020178968A1 true JPWO2020178968A1 (ja) 2021-09-13

Family

ID=72337048

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021503302A Active JP6921357B2 (ja) 2019-03-05 2019-03-05 ネットワーク検査システムおよびネットワーク検査プログラム

Country Status (5)

Country Link
US (1) US11502725B2 (ja)
JP (1) JP6921357B2 (ja)
CN (1) CN113475003B (ja)
DE (1) DE112019006787T5 (ja)
WO (1) WO2020178968A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023139856A1 (ja) * 2022-01-19 2023-07-27 住友電気工業株式会社 検知装置および検知方法

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005045541A (ja) * 2003-07-22 2005-02-17 Fujitsu Ltd 光加入者伝送システム
US20080186870A1 (en) * 2007-02-01 2008-08-07 Nicholas Lloyd Butts Controller Area Network Condition Monitoring and Bus Health on In-Vehicle Communications Networks
JP6373529B1 (ja) * 2017-09-07 2018-08-15 三菱電機株式会社 不正接続検知装置、不正接続検知方法および情報処理プログラム
WO2018146845A1 (ja) * 2017-02-08 2018-08-16 三菱電機株式会社 情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム
WO2018203372A1 (ja) * 2017-05-01 2018-11-08 三菱電機株式会社 端末検出装置

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2516422B2 (ja) 1989-03-07 1996-07-24 日本電信電話株式会社 通信線路の故障位置探索装置
US8220050B2 (en) * 2008-03-31 2012-07-10 Sophos Plc Method and system for detecting restricted content associated with retrieved content
JP5105442B2 (ja) 2009-01-15 2012-12-26 三菱電機株式会社 プリント基板の検査装置および検査方法
JP6058898B2 (ja) * 2012-02-22 2017-01-11 株式会社日立国際電気 無線通信装置、無線通信方法、及び無線通信システム
JP2014032072A (ja) 2012-08-02 2014-02-20 Mitsubishi Electric Corp ケーブル診断装置
JP6109060B2 (ja) 2013-12-19 2017-04-05 三菱電機株式会社 プリント基板検査装置
US9942248B1 (en) * 2015-06-24 2018-04-10 Symantec Corporation Systems and methods for adjusting behavioral detection heuristics
JP6857876B2 (ja) 2016-08-26 2021-04-14 関西電力株式会社 架空配電系統探査システムおよび架空配電系統探査方法
WO2018186053A1 (ja) * 2017-04-07 2018-10-11 パナソニック インテレクチュアル プロパティ コーポレーション オブ アメリカ 不正通信検知方法、不正通信検知システム及びプログラム

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005045541A (ja) * 2003-07-22 2005-02-17 Fujitsu Ltd 光加入者伝送システム
US20080186870A1 (en) * 2007-02-01 2008-08-07 Nicholas Lloyd Butts Controller Area Network Condition Monitoring and Bus Health on In-Vehicle Communications Networks
WO2018146845A1 (ja) * 2017-02-08 2018-08-16 三菱電機株式会社 情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム
WO2018203372A1 (ja) * 2017-05-01 2018-11-08 三菱電機株式会社 端末検出装置
JP6373529B1 (ja) * 2017-09-07 2018-08-15 三菱電機株式会社 不正接続検知装置、不正接続検知方法および情報処理プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
US11502725B2 (en) 2022-11-15
CN113475003A (zh) 2021-10-01
US20210351813A1 (en) 2021-11-11
CN113475003B (zh) 2023-05-12
WO2020178968A1 (ja) 2020-09-10
JP6921357B2 (ja) 2021-08-18
DE112019006787T5 (de) 2021-11-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6600518B2 (ja) バスシステム
US7860940B2 (en) System and method for bus transmission cancellation
JP5541368B2 (ja) アクセス方法、およびマルチコアプロセッサシステム
JP2004152298A (ja) バスを機能強化する方法および装置
KR20120132631A (ko) 전기 계측에 기초한 디바이스들의 물리적 연결 상태의 결정
JP5191934B2 (ja) 状態監視システムおよび状態監視方法
JP6921357B2 (ja) ネットワーク検査システムおよびネットワーク検査プログラム
JP2007034479A (ja) 稼働系装置、待機系装置、稼働・待機システム、稼働系制御方法、待機系制御方法、および、稼働系・待機系制御方法
JP2018194336A (ja) 異常検知装置および異常検知方法
US9818494B2 (en) Operation recording circuit and operation method thereof
US10083138B2 (en) Controller, bus circuit, control method, and recording medium
JP2008134807A (ja) アクセス競合試験におけるアクセス競合発生システム
JP2007293678A (ja) 共用バス接続診断装置
US9509633B2 (en) Multi-switching device and multi-switching method thereof
US20040034812A1 (en) Testing of termination circuits in SCSI bus controllers
WO2021186590A1 (ja) ネットワーク検査システムおよびネットワーク検査方法
US20110289285A1 (en) Control apparatus having non-volatile ram, protection apparatus and method applied thereto
JP2007128436A (ja) フィールド通信システム
JP2006235665A (ja) コマンドテスタ
JP2019191942A (ja) 制御装置および機能検査方法
CN116302687A (zh) 通信恢复方法、装置、系统及可读存储介质
JP5120639B2 (ja) バスシステム、機器システム及びバスドライバプログラム
JP2010079372A (ja) 記憶装置、バステスト方法、及びデータ転送モード切替方法
JP2007072662A (ja) バス障害検出システム
JP2011170731A (ja) インタフェース試験装置及びインタフェース試験方法

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210315

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210315

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20210315

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210629

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210727

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6921357

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250