JP6109060B2 - プリント基板検査装置 - Google Patents

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この発明は、プリント基板(プリント配線板およびそれに実装された電子部品を含む)における検査部位の短絡または断線などを電気的に検査するプリント基板検査装置に関する。
半導体パッケージはその実装面積の縮小の要求から微細化および積層構造化が進んでいる。このため、プリント配線板と半導体パッケージとの接続部および半導体パッケージ内部の検査および故障解析が困難になってきている。
たとえば、半導体パッケージの一形態に、BGA(Ball Grid Array)およびSOJ(Small Outline J-leaded)パッケージがある。BGAでは、パッケージの底面にはんだボールがグリッド状に配設されており、このはんだボールを介してプリント配線板等との接続が行われる。SOJでは、パッケージの両側の長辺から突き出たリードの先端が、パッケージ本体を抱え込むように内側に折れ曲がっており、折れ曲がった部分にはんだを付けることによってSOJパッケージを表面実装する。これらの半導体パッケージでは、プリント配線板とのハンダ接続部の目視が困難である。
半導体パッケージのその他の形態に、スタックドCSP(Chip Size Package)およびPOP(Package on Package)パッケージがある。スタックドCSPはCSPの中に2個のLSI(Large Scale Integration)を積層化したものである。POPは、複数の半導体パッケージを積層した形態である。これらの半導体パッケージは、複雑な構造のため不良が発生する危険が高くなるだけでなく、パッケージ内部の不良箇所の特定が困難になっている。
上記の各形態のような半導体パッケージの検査方法として、たとえば、バウンダリスキャンおよびX線による検査がある。しかしながら、バウンダリスキャンおよびX線検査には以下の問題がある。
バウンダリスキャンとは、半導体装置の内部の状態を電気的に観察したり操作したりする機能をいう。バウンダリスキャンでは、半導体装置の内部にスキャン用の回路が必要とされるため、半導体装置の大型化や生産コストの上昇につながってしまう。さらに、高周波回路ではバウンダリスキャンを利用することができない。X線による検査は、スキャン精度が粗く、実際に検査したいはんだボールの微小な亀裂およびワイヤーボンド断線等による接続不良箇所を見つけるのが極めて困難である。
上記の検査法に比べて簡単かつ高精度な方法として、TDR(Time Domain Reflectometry:時間領域反射率計)を利用したプリント基板の検査法がある。たとえば、特開平9−61486号公報(特許文献1)に記載されるTDRを利用したはんだ付け検査装置では、測定用の専用パッドをプリント基板に設け、この専用パッドに電気パルスを入力したときの反射特性によってはんだボールの接続の信頼性が検査される。
特開2010−164427号公報(特許文献2)は、量産での検査に対応して測定時間を短縮するための検査装置の構成を開示する。具体的に、この文献に記載されるTDRを利用したはんだ付け検査装置は、プリント基板にパルス波を入射するために複数のプローブを備える。TDRと複数のプローブとの接続は順次切り替えられる。判定部は、各プローブからの複雑な反射波形を基準波形と比較することによって、検査部位が良品か不良品かを判定する。
特開2011−149790号公報(特許文献3)は、TDRを利用したはんだ付け検査装置において、多数点を同時に測定する装置構成を開示する。
特開平9−61486号公報 特開2010−164427号公報 特開2011−149790号公報
上記の特開2010−164427号公報(特許文献2)のように、複数のプローブを備えたプリント基板検査装置においては、通常、TDRから各プローブまでの電気長が各プローブごとに異なっている。しかも、TDRからプローブまでの電気長は、そのプローブからプリント基板上の測定部位までの距離よりもはるかに長い。したがって、プリント基板の反射波形を測定する際に、TDRからのパルス波の出力時点も含めた電圧波形をオシロスコープで測定すると、良否判定に必要なプリント基板からの反射波の部分の測定精度が不足するという問題がある。一方、プリント基板からの反射波の部分にオシロスコープの時間測定レンジを絞って測定しようとすると、TDRから各プローブまでの電気長がプローブごとに異なっているために、オシロスコープの設定に手間がかかるという問題がある。
この発明は、上記の問題点を考慮してなされたものであり、その目的は、複数のプローブを切替えながらプリント基板上の複数個所をTDRによって検査するプリント基板検査装置において、従来よりも短時間で精度良く検査を実行できるようにすることである。
一実施の形態によるプリント基板検査装置は、パルス波を出力するパルス発生器と、複数のプローブと、複数のスイッチと、測定機と、オフセット時間検出部と、測定制御部とを備える。複数のプロープは、パルス波をプリント基板に印加するために設けられる。複数のスイッチは、パルス発生器と複数のプローブの各々との接続を切替える。測定機は、パルス発生器の出力ノードの電圧の時間変化を測定するために設けられ、電圧の測定開始時点とこの測定開始時点からの測定期間を設定可能である。オフセット時間検出部は、プローブがプリント基板に電気的に接続されていない状態でパルス波が出力されたとき、パルス波の出力時点を基準としてパルス発生器に接続されたプローブからの反射波が測定機によって測定されるまでの時間を、オフセット時間として複数のプローブごとに検出する。測定制御部は、複数のプローブごとにオフセット時間に基づいて測定機による電圧の測定開始時点とこの測定開始時点からの測定期間を設定することにより、設定された測定開始時点からの測定期間内でプリント基板からのパルス波の反射波の電圧を測定機に測定させる。
上記の実施の形態によれば、複数のプローブを有するTDRを利用したプリント基板検査装置において、従来よりも短時間で精度良く検査を行うことができる。
実施の形態1に従うプリント基板検査装置1の構成を示すブロック図である。 図1のプリント基板検査装置1のうちインターフェース部30の概略的な構成を示す図である。 図2のインターフェース部30の一部の拡大図である。 図1のプリント基板検査装置1の等価回路を示す図である。 オシロスコープ53で観測される電圧波形の一例を模式的に示す図である。 図5の一部(時刻t1からt3まで)を拡大して示す図である。 オフセット時間の測定方法について説明するための図である。 プローブの先端が開放状態の場合にオシロスコープ53で観測される電圧波形の一例を模式的に示す図である。 プリント基板からの反射波形の一例を示す図である(実測したオフセット時間に補正時間を加算しない場合)。 プリント基板からの反射波形の一例を示す図である(実測したオフセット時間に補正時間を加算した場合)。 オフセット時間を測定する手順を示すフローチャートである。 プリント基板の検査手順を示すフローチャートである。 実施の形態2によるオフセット時間の測定法について説明するための図である。 図13の等価回路を示す図である。 図14の場合に、TDRのオシロスコープで測定される電圧波形を模式的に示す図である。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して詳しく説明する。なお、同一または相当する部分には同一の参照符号を付して、その説明を繰返さない。
<実施の形態1>
[プリント基板検査装置の構成]
図1は、実施の形態1に従うプリント基板検査装置1の構成を示すブロック図である。プリント基板検査装置1は、時間領域反射率計(TDR)50と、インターフェース部30と、高周波伝送部40と、コンピュータ60とを含む。
(TDR)
TDR50は、急峻な立ち上がりのパルス波(もしくは、ステップ電圧)を出力するパルス発生器51と、パルス発生器51の出力ノード52における電圧の時間変化を測定する測定機としてのオシロスコープ53とを含む。オシロスコープ53として、たとえば、サンプリングオシロスコープを用いていてもよい。この場合、パルス発生器51は、パルス波を繰り返し出力する。
パルス発生器51およびオシロスコープ53は、高周波伝送部40によってインターフェース部30の同軸コネクタ35と接続される。パルス発生器51から出力されたパルス波は、高周波伝送部40を通過しインターフェース部30を介してプリント基板(図2の参照符号20)に印加される。オシロスコープ53は、パルス発生器51の出力ノード52の電圧波形を測定することによって、パルス波がプリント基板20によって反射されることによって生じた反射波の電圧を測定する。オシロスコープ53による測定期間(電圧測定の開始時点および測定レンジ)はコンピュータ60から設定可能である。オシロスコープ53によって測定された電圧波形は、デジタル変換されてコンピュータ60に出力される。
(インターフェース部)
図2は、図1のプリント基板検査装置1のうちインターフェース部30の概略的な構成を示す図である。図2は、さらに、検査対象であるプリント基板20の概略的な構成も併せて示す。図2では、断面部分にハッチングを付している。
図1、図2を参照して、プリント基板20は、絶縁性の基板21に配線パターンが形成されたプリント配線板20Aに、多数の電子部品が実装されたものである。配線パターンは、スルーホールに埋め込まれた導電層22、および導電層22に接続されたランド23,24などを含む。
プリント基板検査装置1は、プリント配線板20Aに実装された電子部品の半田接続状態の良否を検査する。図2には、検査対象の1つとして、BGAによって実装されたIC(Integrated Circuit)パッケージ10(BGAパッケージ10とも称する)が示されている。BGAは、パッケージの裏面に格子状に形成された半田ボール11によって実装する方式である。BGAパッケージでは、半田接続部がパッケージの裏面にあるために、目視による半田接続部の検査が困難である。そこで、プリント基板検査装置1は、検査部位である半田ボール11の接続状態の良否を時間領域反射率測定(TDR法)によって検査する。
インターフェース部30は、絶縁性の基板33と、基板33上の配線パターンによって形成されたマイクロストリップライン34と、信号の伝送経路を切替えるための高周波リレー37と、複数のプローブ32と、複数のプローブ32が埋め込まれた絶縁性のブロック31と、同軸コネクタ35とを含む。
プローブ32は、プリント基板20の複数の検査部位を連続して検査するために複数個設けられている。インターフェース部30は同軸コネクタ35によって高周波伝送部40と接続される。高周波リレー37に代えて、PINダイオード・スイッチ、FET(Field Effect Transistor)スイッチ、またはMEMS(Micro-Electro-Mechanical System)スイッチなどを用いることができる。
図1に示すように、同軸コネクタ35と高周波リレー37との間、高周波リレー37同士の間、および高周波リレー37とプローブ32との間は、それぞれマイクロストリップライン34によって接続される。高周波リレー37は同軸コネクタ35からプローブ32に至る信号の伝送経路の途中に1つ以上挿入され、高周波リレー37によって信号の伝送経路が分岐される。同軸コネクタ35に入力されたパルス波は、コンピュータ60の制御に従って高周波リレー37が切替えられることによって、TDR法による測定に使用するプローブ32に到達する。
なお、TDR法による測定では高周波のパルス波を伝達するためにグランドラインが重要である。このため、プローブ32は、検査装置1のグランドと測定対象であるプリント基板20のグランドとを接続するために、さらに複数個設けられている。
(プローブの構成)
図3は、図2のインターフェース部30の一部の拡大図である。図3では、断面部分にハッチングを付している。
図2、図3を参照して、プローブ32は、円筒部32Aと、円筒部32Aの両端に挿入された第1、第2の接触子32B,32Cと、接触子32B,32Cの間に設けられたバネ部材32Dとを含む。第1の接触子32Bは、検査対象のプリント基板20のランド24と電気的に接触する。良好な電気的接触を得るために、接触子32Bの端部は王冠状に突出した形状を有する。第2の接触子32Cは、基板33に形成されたマイクロストリップライン34と電気的に接触する。接触子32Cは、マイクロストリップライン34を介して同軸コネクタ35に接続される。
バネ部材32Dは、接触子32B,32Cを円筒部32Aの両端から突出するように付勢する。これによって、プローブ32とプリント基板20のランド24との間、およびプローブ32とマイクロストリップライン34との間の電気的接触を確実にする。
なお、配線パターンによってマイクロストリップライン34が形成された基板33は、検査対象のプリント基板20に応じて交換可能な構成となっている。検査用のプリント基板20を交換したとき、確実に電気的接触が取れるように、マイクロストリップライン34のプローブ32との接触部表面は金メッキされていることが望ましい。
(高周波伝送部)
再び図1を参照して、高周波伝送部40は、複数の同軸ケーブル41と、信号の伝送経路を切替えるための複数の同軸リレー42とを含む。入出力端に同軸コネクタを有するものであれば、同軸リレー42に代えて、PINダイオード・スイッチ、FETスイッチ、またはMEMSスイッチなどを用いることができる。
図1に示すように、TDR50と同軸リレー42との間、同軸リレー42同士の間、および同軸リレー42とインターフェース部30(同軸コネクタ35)との間は、それぞれ同軸ケーブル41によって接続される。同軸リレー42はTDR50から同軸コネクタ35に至る信号の伝送経路の途中に1つ以上挿入され、同軸リレー42によって信号の伝送経路が分岐される。
パルス発生器51から出力されたパルス波は、コンピュータ60の制御に従って同軸リレー42が切替えられることによって、TDR法による測定に使用するプローブ32に通じる同軸コネクタ35に伝送される。さらに、パルス波は、コンピュータの制御に従って高周波リレー37が切替えられることによって、同軸コネクタ35から測定に使用するプローブ32まで伝送し、そのプローブ32を介してプリント基板20に印加される。プリント基板に印加されたパルス波は、プリント基板回路上において各場所のインピーダンス不整合に応じた反射を生じさせる。各場所での反射が合成され、合成された反射波は入力されたパルス波の進行方向と逆向きに伝送し、TDR50に到達する。
(コンピュータ)
コンピュータ60は、中央処理装置(CPU:Central Processing Unit)61、メモリ65、および図示しないインターフェース回路などを含む。機能的に見ると、コンピュータ60は、オフセット時間検出部62と、良否判定部63と、測定制御部64とを含む。これらの機能は、プログラムに従って動作するCPU61によって実現される。
オフセット時間検出部62は、後述するように、TDR50から出力されたパルス波がプローブ32によって反射されてTDR50に戻るまでの時間、言い換えると、パルス波の出力時点を基準としてオシロスコープ53によってプローブ32からの反射波の電圧を測定するまでの時間(以下、「オフセット時間OT」と称する)を測定する。オフセット時間OTはプローブ毎に異なる。測定されたオフセット時間OTは、メモリ65内の所定の領域(オフセット時間記憶部66)に格納される。
良否判定部63は、検査用のプリント基板に対してTDR装置によって測定された反射波の波形と、予め測定されメモリ65内の所定の領域(基準波形記憶部67)に格納されている基準波形と比較する。良否判定部63は、波形比較の結果に基づいて検査部位の良否を判定する。反射波の波形の微分波形と基準波形の微分波形とを比較することによって良否を判定してもよい。
測定制御部64は、パルス発生器51からのパルス波の出力タイミングを制御する。さらに、測定制御部64は、オシロスコープ53の測定条件を設定する。特に、この実施の形態の場合、測定制御部64は、オシロスコープ53の時間測定の範囲(電圧測定を開始する時点、および測定レンジ)を設定する。さらに、測定制御部64は、高周波伝送部40の各同軸リレー42および各高周波リレー37の切替えを制御する。このような測定制御部64の制御によって、TDR50は、ICパッケージ10内で各プローブ32に接続されているはんだ接続部11からのパルス波の反射波形を測定する。
図1の構成のプリント基板検査装置1では、各検査部位に伝えられるパルス波のエネルギーは小さくなり、従って反射波の振幅も小さくなる。しかし、プリント基板検査装置1で検査したい項目である開放や短絡などの回路上の異常によって生じる反射波は比較的大きなものであるため、良否判定を行うのに問題は生じない。インターフェース部30は検査対象の基板ごとに用意する必要があるため、低価格であることが望ましい。
[複数のプローブを利用した測定の問題点]
上記のように、TDR50から測定対象のプリント基板20までは、同軸ケーブル41、同軸リレー42、マイクロストリップライン34、および高周波リレー37などを通過しパルス波が導入される。この場合、TDR50からプリント基板20上の検査部位までのトータルの電気長は、検査部位に応じて長さが異なる。その理由は、測定対象となるプリント基板20の回路レイアウトおよび各測定点の位置に応じて、インターフェース部30のマイクロストリップライン34の長さが異なるため、および測定点に通じる同軸コネクタ35に応じて同軸リレー42の段数が異なるためである。
図1に示す装置の構成では、同軸ケーブル41は500mm程度であることが多い。同軸リレー42の段数も1〜3段のケースが多く測定点により異なる。そのため同軸リレー間をつなぐ同軸ケーブル41の接続本数も測定点毎に異なる。さらに、測定対象となるプリント基板20内の測定位置はビア等のレイアウトによって異なるため、マイクロストリップライン34は50mmから500mmの範囲となる場合が多い。この結果、TDR50からプローブ32までの距離は1000mmから2000mmの範囲になり、測定点毎に異なることになる。
ここで、真空中の光速をCとし、オシロスコープ53の測定レンジ(時間)をTrとし、伝送線路の比誘電率をεrとすれば、測定範囲の物理長Lは、
L=C・Tr/(εr 1/2・2) …(1)
で与えられる。たとえば、同軸ケーブル41、同軸リレー42、マイクロストリップライン34、および高周波リレー37の平均的な比誘電率を4とした場合、TDR装置50内のオシロスコープ53の測定レンジ10000pSに対応する線路の物理長は、約750mmである。
通常、TDR50からプローブ32までの電気長は最大2000mm程度である。したがって、TDR装置50から測定対象のプリント基板20全体の反射波をオシロスコープ53上に表示するためには、オシロスコープ53の時間軸レンジは30000pS以上必要となる。
これに対し、プローブ32から測定対象となるプリント基板20の回路内部の長さは100mm以内のケースがほとんどである。10000pS以上のレンジでTDR測定した場合、レンジが大きく時間分解能が低下するため、基板上の不具合箇所を精度高く測定することが困難である。
オシロスコープ53での測定時間軸レンジは100pS〜2000pS程度が望ましい。このように測定レンジを小さくすることにより測定精度を上げるためには、オシロスコープ53による電圧測定の開始時点を調整しプローブ32から先の回路内部のみを測定する必要がある。以下、オシロスコープで測定される電圧波形を具体的に示しながら、さらに詳しく説明する。
図4は、図1のプリント基板検査装置1の等価回路を示す図である。図4を参照して、パルス発生器51の出力インピーダンス55を50Ωとし、パルス発生器51の電源56の電圧を400mVとする。パルス発生器51の電源56は、出力インピーダンス55およびスイッチ54を介して伝送線路49に接続される。伝送線路49は、図1の同軸ケーブル41、同軸リレー42、同軸コネクタ35、マイクロストリップライン34、および高周波リレー37を包括したものであり、その特性インピーダンスを50Ωとする。これらの値は一例であって、特に限定されるものではない。
図5は、オシロスコープ53で観測される電圧波形の一例を模式的に示す図である。図6は、図5の一部(時刻t1からt3まで)を拡大して示す図である。
図4および図5を参照して、時刻t0で、スイッチ54が投入されることによって、パルス波(ステップ電圧)が発生する。発生したパルス波は、伝送線路49上を伝送してプローブ32に到達する。時刻t0以降に伝送線路49に生じる電圧は、パルス発生器51の出力インピーダンスである50Ωと伝送線路49の特性インピーダンスである50Ωとで、パルス発生器51の電源電圧400mVを分圧した電圧、すなわち200mVになる。この分圧電圧200mVがTDR50内のオシロスコープ53で測定される。なお、伝送線路49を構成する同軸リレー42および高周波リレー37などは、その特性インピーダンスが50Ωで作製されて整合がとれているために、それらの部分からは反射波は発生しない。
パルス発生器51からプローブ32までのパルス波の伝送時間をTAとすると、時刻t0から2×TAの時間が経過した時刻t2に、プローブ32からの反射波がオシロスコープ53によって検出される。時刻t2以降はプリント基板20内部の不整合点からの反射波の合成波形がオシロスコープ53によって測定される。
図5に示した期間TCは、プリント基板検査装置1内部の測定データであり不要である。必要なデータは、プローブ32から反射波が観測される付近の期間TDのデータである。必要な期間TDのデータを小さな時間軸レンジで精度良く測定するためには、オシロスコープによって測定を開始する測定開始時点の設定を測定点毎(プローブ毎)に実施する必要がある。測定点毎(プローブ毎)に測定開始時点の設定が必要な理由は、前述のように、TDR50とプローブ32間の線路長がほとんど全ての測定点で異なるためである。
実際のプリント基板の良否判定では多種類のプリント基板について良否判定する必要があり、さらに各プリント基板が数百点以上の測定点を有する。このため、経路長を実測することによって測定開始時点を求めるのは多大の時間を要し、精度的にも限界があるので現実的でない。そこで、この実施の形態のプリント基板検査装置1は、オフセット時間、すなわち、パルス波を印加してからプローブからの反射波が測定されるまでの時間を実測し、オフセット時間に基づいて測定開始点を設定する。以下、オフセット時間の測定方法について説明する。
[オフセット時間の測定法]
図7は、オフセット時間の測定方法について説明するための図である。図8は、プローブの先端が開放状態の場合にオシロスコープ53で観測される電圧波形の一例を模式的に示す図である。
図7および図8を参照して、オフセット時間を測定する場合には、測定対象となるプリント基板20を設置しない。この場合、プローブ32の先端はインピーダンス的にオープン状態になっている。
時刻t0にスイッチ54が投入されパルス波(パルス電圧信号)が発生したとする。このとき、伝送線路49に印加される電圧は、図5で説明したように200mVである。
パルス波がプローブ32に到達するとさらに電圧が上昇する。プローブ32先端がオープンのためインピーダンスが無限大になりその部分からの反射波が発生するためである。その際、伝送線路49に発生する電圧は、パルス発生器51から伝送線路49に印加された電圧(200mV)に反射電圧を加算した電圧になる。開放端での反射電圧は入射電圧に等しいので(反射率=1)、200mVになる。したがって、プローブ32からの反射波が観測される時刻t2に、パルス発生器51の電源電圧と同等の400mVの電圧がオシロスコープによって測定されることになる。
実際にオフセット時間を測定する際には、図1のCPU61のオフセット時間検出部62は、オシロスコープ53の測定電圧が予め定める閾値電圧(本事例では300mV)に達した時点t2を、プローブの先端位置からの反射波が観測された時刻と定め、時刻t0から時刻t2までをオフセット時間OTとする。
オフセット時間OTの測定精度を上げるために、オフセット時間検出部62は、オシロスコープの測定レンジをさらに小さくした状態で測定を行う。この精度を上げた測定では、測定レンジが大きい状態で測定したオフセット時間OTに基づいてオシロスコープ53による測定開始時点が設定される。
さらに、オフセット時間検出部62は、測定制御部64の制御によって高周波リレー37および同軸リレー42を切替えながら、数百点以上ある測定点のオフセット時間OTを繰り返し測定し、測定したオフセット時間をメモリ65のオフセット時間記憶部66に格納する。メモリ65に格納されたオフセット時間OTは、実際にプリント基板の良否判定を行う際に読み出され、オシロスコープ53による時間軸の設定(特に測定開始時点の設定)に利用される。
なお、プリント基板の検査部位から反射波が観測される時刻は、プローブからの反射時刻が観測される時刻よりも若干後である。したがって、検査部位からの反射波の波形がオシロスコープ53の画面の中央に位置するように、プローブ32からの反射波に基づいて測定したオフセット時間OT1に補正時間MTを加算した時間を、最終的なオフセット時間OT2とする。
図9および図10は、プリント基板からの反射波形の一例を示す図である。図9は、実測したオフセット時間に補正時間を加算しない場合の反射波形を示し、図10は、実測したオフセット時間に補正時間を加算した場合の反射波形を示す。
図9に示すように、測定したオフセット時間OT1に補正時間MTを加算しない場合には、オシロスコープ53の画面中央にプローブ32からの反射に対応する電圧の立上がりが観察される。この場合、図中の期間TEのデータは不要なデータになる。
図10に示すように、測定したオフセット時間OT1に補正時間MTを加算したオフセット時間OT2を用いることによって、オシロスコープ53の画面中央を検査部位からの反射波形にすることができ、プローブ32からの反射時刻よりも後の必要なデータをより多く測定することができる。
[プリント基板の検査手順]
以下、これまでの説明に基づいてプリント基板の検査手順について総括する。図11は、オフセット時間を測定する手順を示すフローチャートである。
図1および図11を参照して、まず、測定制御部64は、オシロスコープ53の測定レンジを比較的大きな状態(例えば、30000ps(ピコ秒)の測定範囲)に設定する(ステップS200)。その測定レンジで、測定制御部64は、最初に測定するプローブ32がTDR50に接続されるように高周波リレー37および同軸リレー42を切替える(ステップS205)。この状態で、TDR50は、急峻な立上がりのパルス波を出力し、これによるプローブ32からの反射波を測定する(ステップS215)。なお、この最初の測定においてオシロスコープによる測定開始時点は、オフセット時間を0として設定される(ステップS210)。
次に、オフセット時間検出部62は、測定されたプローブからの反射波に基づいて、オフセット時間OT、すなわち、TDR50からパルス波を印加してからプローブ32の反射波が観察されるまでの時間を求める(ステップS220)。具体的に、オフセット時間検出部62は、TDR50によって測定された反射電圧が閾値電圧を超えた時刻をプローブからの反射波が観測された時刻とし、この時刻からオフセット時間を求める。求めたオフセット時間OTは、メモリ65内のオフセット時間記憶部66に保存される(ステップS225)。
上記のオフセット時間の測定(ステップS220)は、高周波リレー37および同軸リレー42を切替えながら(ステップS205)、全てのプローブについて測定が完了するまで(ステップS230でYESとなるまで)繰り返される。
次に、測定制御部64は、オシロスコープ53の測定レンジをより小さく設定する(ステップS200)。この測定レンジで全てのプローブ32についてオフセット時間の測定が実行される(ステップS205〜S230)。なお、測定レンジをより小さくしたときのオシロスコープ53の測定開始時点は、測定レンジが大きな状態で測定済みのオフセット時間に基づいて設定される(ステップS210)。オシロスコープ53の時間軸の測定レンジは、たとえば、10000ps、1000ps、100psの順に次第に小さく設定される。
オフセット時間の測定精度が必要な精度に達したら、すなわち、オシロスコープ53の時間軸の測定レンジが必要なレンジまで小さくなったら(ステップS235でNO)、オフセット時間の測定が終了する。その後、オフセット時間検出部62は、図10で説明した補正時間MTを測定したオフセット時間OT1に加算することによって最終的なオフセット時間OT2を決定する(ステップS240)。
図12は、プリント基板の検査手順を示すフローチャートである。図1および図12を参照して、まず、プリント基板検査装置1は、図11で説明した手順で各プローブ32ごとにオフセット時間の測定を行う(ステップS100)。
次に、測定制御部64は、高周波リレー37および同軸リレー42を切替えることによって、検査部位に近接するプローブ32とTDR50とを接続する(ステップS105)。測定制御部64は、TDR50装置に接続されたプローブ32に対応するオフセット時間をメモリ65のオフセット時間記憶部66から読み出す(ステップS110)。測定制御部64は、読み出したオフセット時間に基づいてオシロスコープ53による測定開始時点を設定する(ステップS115)。なお、オシロスコープ53の測定レンジは必要なレベルまで小さくしておく(すなわち、測定精度を上げておく)。
この状態で、TDR50は、急峻な立上がりのパルス波を出力し、これによるプリント基板20からの反射波を検出する(ステップS120)。良否判定部63は、TDR50によって測定された反射波の波形と、予め良品のプリント基板について測定された基準波形とを比較することによって、プリント基板の良否を判定する(ステップS125)。
上記の検査手順(ステップS110〜S125)は、高周波リレー37および同軸リレー42を切替えながら(ステップS105)、全ての測定対象について測定が完了するまで(ステップS130でYESとなるまで)繰り返される。
[実施の形態1の効果]
上記のとおり、実施の形態1によるプリント基板検査装置1によれば、複数のプローブごとのオフセット時間(パルス波の印加後、プローブの反射が測定されるまえの時間)が予め測定される。実際のプリント基板の検査では、予め測定したオフセット時間を利用してオシロスコープの測定期間(パルス波の印加時刻を基準にした測定開始時点と測定レンジ)をプローブごとに設定することによって、精度良く短時間でプリント基板からの反射波形を測定することができる。
<実施の形態2>
図13は、実施の形態2によるオフセット時間の測定法について説明するための図である。実施の形態2の場合、プローブの先端が短絡状態のときのパルス波の反射波を測定することによって、オフセット時間を測定する。
具体的には、図13に示すように、電気導電率が大きな物質(たとえば銅)の板70をインターフェース部30の各プローブ32と接触させる。インターフェース部30に設けられた複数のプローブ32の一部は接地ノードと接続されているので、全てのプローブ32が良電導性の板70を介して接地されることになる。
図14は、図13の等価回路を示す図である。図14を参照して、伝送線路49を介してTDR50のパルス発生器51と接続されたプローブ32aと、接地ノードGNDに接続されたプローブ32bとは良電導性の板70を介して電気的に接続される。これによって、プローブ32aの先端はほぼ接地ノードに短絡された状態になる。
図15は、図14の場合に、TDRのオシロスコープで測定される電圧波形を模式的に示す図である。図14および図15を参照して、時刻t0でスイッチ54が投入されることによって、パルス発生器51からパルス波が伝送線路49に出力される。時刻t0以降に、オシロスコープによって観測される電圧は、パルス発生器51の出力インピーダンス55(50Ω)と伝送線路49の特性インピーダンス(50Ω)とによって、パルス発生器51の電源電圧(400mV)を分圧した電圧(200mV)になる。
パルス波がプローブ32に到達すると、プローブ32先端が接地されているため反射波が生じる。その際、伝送線路49に発生する電圧は、最初に伝送線路49に印加された電圧(200mV)に反射電圧を加算した電圧になる。短絡端での反射電圧は入射電圧を反転させた電圧に等しいので(反射率=−1)、−200mVになる。したがって、プローブ32からの反射波が観測される時刻t2に、ほぼ0mVの電圧がオシロスコープによって測定されることになる。
実際にオフセット時間を測定する際には、図1のCPU61のオフセット時間検出部62は、オシロスコープ53の測定電圧が予め定める閾値電圧(本事例では100mV)に達した時点t2を、プローブの先端位置からの反射波が観測された時刻と定め、時刻t0から時刻t2までをオフセット時間OTとする。
なお、オフセット時間を精度良く測定するためには、プローブ32の先端のインピーダンスと、パルス発生器51の出力インピーダンスおよび伝送線路49の特性インピーダンスである50Ωとが大きく異なっていればよい。こうすることで、プローブ32a先端部からの反射電圧の変化が大きくなり測定が容易になる。
たとえば、良電導性の板70に代えて電気導電率が小さな(例えばセラミック)板を用いることによって、図14のプローブ32a,32b間のインピーダンスを1000Ω以上にしてもよい。こうすると、プローブ32の先端からの反射波が観測される時点において、オシロスコープ53の測定電圧が200mVから350mV以上に変化する。したがって、オシロスコープ53の測定電圧が300mVに達した時点をプローブの先端からの反射波が観測された時点として判断することができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものでないと考えられるべきである。この発明の範囲は上記した説明ではなくて請求の範囲によって示され、請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 プリント基板検査装置、10 ICパッケージ、11 はんだ接続部、20 プリント基板、20A プリント配線板、30 インターフェース部、32,32a,32b プローブ、34 マイクロストリップライン、35 同軸コネクタ、37 高周波リレー、40 高周波伝送部、41 同軸ケーブル、42 同軸リレー、49 伝送線路、50 TDR、51 パルス発生器、52 出力ノード、53 オシロスコープ、54 スイッチ、55 出力インピーダンス、56 電源、60 コンピュータ、61 CPU、62 オフセット時間検出部、63 良否判定部、64 測定制御部、65 メモリ、66 オフセット時間記憶部、67 基準波形記憶部、70 良電導性の板、OT,OT1,OT2 オフセット時間。

Claims (4)

  1. パルス波を出力するパルス発生器と、
    前記パルス波をプリント基板に印加するための複数のプローブと、
    前記パルス発生器と前記複数のプローブの各々との接続を切替える複数のスイッチと、
    前記パルス発生器の出力ノードの電圧の時間変化を測定し、電圧の測定開始時点と前記測定開始時点からの測定期間を設定可能な測定機と、
    前記プローブが前記プリント基板に電気的に接続されていない状態で前記パルス波が出力されたとき、前記パルス波の出力時点を基準として前記パルス発生器に接続されたプローブからの反射波が前記測定機によって測定されるまでの時間を、オフセット時間として前記複数のプローブごとに検出するオフセット時間検出部と、
    前記オフセット時間に基づいて前記測定機による電圧の測定開始時点と前記測定開始時点からの測定期間を各前記プローブごとに設定し、設定された前記測定開始時点からの前記測定期間内で前記プリント基板からの前記パルス波の反射波の電圧を前記測定機に測定させる測定制御部とを備える、プリント基板検査装置。
  2. 前記オフセット時間検出部は、各前記プローブの先端が電気的にオープンの状態で前記測定機によって測定された前記パルス波の反射波の電圧に基づいて、前記オフセット時間を検出する、請求項1に記載のプリント基板検査装置。
  3. 前記オフセット時間検出部は、各前記プローブの先端が電気的に接地された状態で前記測定機によって測定された前記パルス波の反射波の電圧に基づいて、前記オフセット時間を検出する、請求項1に記載のプリント基板検査装置。
  4. 前記パルス発生器から各前記プローブに至る前記パルス波の伝送経路の特性インピーダンスは、前記パルス発生器の出力インピーダンスに等しい、請求項2または3に記載のプリント基板検査装置。
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