JP5105442B2 - プリント基板の検査装置および検査方法 - Google Patents

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Description

この発明はプリント基板の検査部位の短絡または断線などを電気的に検査する検査装置および検査方法に関する。
BGA(Ball Grid Array)やSOJ(Small Outline J-leaded)パッケージなどのようにハンダ接続部の目視が困難な電子部品に対して、TDR(Time Domain Reflectometer:時間領域反射率計)を用いて半田付け検査を行なう方法が知られている。
たとえば、特開平9−61486号公報(特許文献1)に開示される技術では、高周波パルス発生装置により発生したパルス波を、高周波プローブを介して基板のランドから基板配線に印加する。このとき、パルス波の伝播経路の線路インピーダンスの差異により生じる反射波の波形、特に集積回路装置の端子と基板との半田接続部の開放状態と短絡状態との相違による反射波の波形の顕著な差異をオシロスコープで計測する。そして、波形の計測結果を波形分析装置で分析して、半田接続部の良否状態を識別する。
特開平9−61486号公報
上記のように、TDRによる測定では、プリント基板上のビアなどにプローブを介して高速立ち上がり波形のパルスを入力する。そして、入力したパルスの反射波形を、予め測定した参照用のプリント基板についての反射波形と比較することによって、プリント基板の良否を判定する。
ところが、パルスの入力点から検査対象のBGAパッケージまでの距離が長い場合や、パルスの入力点とBGAパッケージとの間に低インピーダンス素子が介在した場合などには、入力したパルスの波形がなまるために精度の高い測定ができない。
また、プリント基板とプローブとの接触が不良の場合にも、入力したパルスが減衰するため精度の高い測定が困難になる。極端な場合には、測定用のプリント基板が良品であってもプローブの接触不良が原因で不良と判定することがある。
この発明の主たる目的は、TDRを用いて精度良くプリント基板の検査部位の良否を判定するプリント基板検査装置を提供することである。
この発明は要約すれば、プリント基板の検査部位の良否を検査するプリント基板の検査装置であって、パルス波を出力するパルス発生器と、プローブと、測定器と、判定部とを備える。プローブは、検査部位と接続されたプリント基板上の配線パターンにパルス波を印加するために用いられる。測定器は、パルス波がプリント基板から反射された反射波を、プローブを介して測定する。判定部は、検査用のプリント基板に対して測定された反射波の微分波形を参照用のプリント基板に対して予め測定された反射波の微分波形と比較することによって、検査用のプリント基板の検査部位の良否を判定する。
この発明によれば、反射波の微分波形を利用することによって、精度良くプリント基板の検査部位の良否を判定することができる。
この発明の実施の形態に従うプリント基板検査装置1の構成を示すブロック図である。 図1のプリント基板検査装置1のうちインターフェース部30の概略的な構成を示す図である。 図2のインターフェース部30の一部の拡大図である。 従来のTDRによるプリント基板20の検査方法の問題点を説明するための図である。 図4の各部の電圧波形の一例を示す図である。 図1のプリント基板検査装置1を用いた検査手順を示すフローチャートである。 図6のステップS6の詳細な手順を示すフローチャートである。 図6のステップS12を説明するための図である。 プリント基板検査装置1による測定波形の例を示す図である。 プリント基板検査装置1による良否判定方法の原理を説明するための図である。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して詳しく説明する。なお、同一または相当する部分には同一の参照符号を付して、その説明を繰返さない。
(プリント基板検査装置1の構成)
図1は、この発明の実施の形態に従うプリント基板検査装置1の構成を示すブロック図である。図1を参照して、プリント基板検査装置1は、時間領域反射率計(TDR)40と、インターフェース部30と、制御部としてのコンピュータ50とを含む。
TDR40は、急峻な立上がりのパルス波を出力するパルス発生器41と、パルス発生器41から出力されたパルス波の反射波の波形を測定する測定器としてのオシロスコープ46とを含む。パルス発生器41およびオシロスコープ46は、高周波ケーブル37によってインターフェース部30のコネクタ35と接続される。パルス発生器41から出力されたパルス波は、インターフェース部30を介してプリント基板(図2の参照符号20)に印加される。オシロスコープ46は、パルス波がプリント基板20によって反射されて生じた反射波を、インターフェース部30を介して検出する。オシロスコープ46によって検出された反射波は、デジタル変換されてコンピュータ50に出力される。
図2は、図1のプリント基板検査装置1のうちインターフェース部30の概略的な構成を示す図である。図2は、さらに、検査対象であるプリント基板20の概略的な構成も併せて示す。
図3は、図2のインターフェース部30の一部の拡大図である。図2、図3では、断面部分にハッチングを付している。
図2、図3を参照して、プリント基板20は、配線パターンが形成された絶縁性の基板21(すなわち、プリント配線板20A)に、多数の電子部品が実装されたものである。配線パターンは、スルーホールに埋め込まれた導電層22や、導電層22に接続されるランド23,24などを含む。
本実施の形態のプリント基板検査装置1は、プリント配線板20Aに実装された電子部品のはんだ接続状態の良否を検査する。図2には、検査対象の1つとして、BGAによって実装されたIC(Integrated Circuit)パッケージ10(BGAパッケージ10とも称する)が示される。BGAは、パッケージの裏面に格子状に形成されたはんだボール11によって実装する方式である。BGAでは、はんだ接続部がパッケージの裏面にあるために、目視によるはんだ接続状態の検査が困難である。そこで、プリント基板検査装置1を用いて、検査部位であるはんだボール11の接続状態の良否が時間領域反射率測定(TDR法)によって検査される。
インターフェース部30は、絶縁性の基板33と、基板33上に形成された配線パターン34と、複数のプローブ32と、複数のプローブ32が埋め込まれた絶縁性のブロック31とを含む。プローブ32は、プリント基板20の複数の検査部位を一度に検査するために複数個設けられている。
プローブ32は、円筒部32Aと、円筒部32Aの両端に挿入された第1、第2の接触子32B,32Cと、接触子32B,32Cの間に設けられたバネ部材32Dとを含む。第1の接触子32Bは、検査対象のプリント基板20のランド24と電気的に接触する。良好な電気的接触を得るために、接触子32Bの端部は王冠状に突出した形状を有する。第2の接触子32Cは、基板33に形成された配線パターン34と電気的に接触する。接触子32Cは、配線パターン34を介してコネクタ35に接続される。
バネ部材32Dは、接触子32B,32Cを円筒部32Aの両端から突出するように付勢する。これによって、プローブ32とプリント基板20のランド24との間、およびプローブ32と配線パターン34との間の電気的接触を確実にする。
なお、配線パターン34が形成された基板33は、検査対象のプリント基板20に応じて交換可能な構成となっている。検査用のプリント基板20を交換したとき、確実に電気的接触が取れるように、配線パターン34の表面は金メッキされていることが好ましい。
再び図1を参照して、インターフェース部30は、さらに、リレーなどの複数のスイッチ36を含む。各スイッチ36は、各プローブ32に個別に対応し、各プローブ32とコネクタ35とを接続する配線パターン34の経路に設けられる。コンピュータ50は、スイッチ36の接続を切替えることによって、TDR40に接続されるプローブ32を順次切替える。こうして、プリント基板検査装置1は、各プローブ32に接続された図2のICパッケージ10の複数のはんだ接続部11の良否を順々に検査する。
次に、コンピュータ50の構成について説明する。コンピュータ50は、中央処理装置、メモリ回路、および信号の入出力のためのインターフェース回路などを含む。機能的に見ると、コンピュータ50は、測定制御部54と、微分演算部51と、記憶部52と、判定部53とを含む。
測定制御部54は、パルス発生器41がパルス波を出力するタイミングを制御する。さらに、測定制御部54は、インターフェース部30のスイッチ36を切替えることによって、検査対象のはんだボール11とTDR40とを選択的に接続する。こうして、パルス発生器41から出力されたパルス波は、インターフェース部30の配線パターン34、プローブ32、図2の検査用のプリント基板20の配線パターンを介して、検査部位であるはんだボール11に到達する。はんだボール11の接続状態に応じて生じた反射波は逆の経路をたどってパルス発生器41に戻り、オシロスコープ46によって検出される。
微分演算部51は、オシロスコープ46で検出した反射波の波形データを微分する。微分演算部51に入力された反射波の波形はデジタルデータであるので、微分は差分商で近似できる。反射波の波形データとその微分波形のデータは判定部53に出力される。
記憶部52は、良好な参照用のプリント基板を用いて測定した反射波の波形を基準波形として記憶する。さらに、記憶部52は、基準波形の微分波形を記憶する。
判定部53は、検査用のプリント基板に対して測定した反射波の微分波形と、予め測定された基準波形の微分波形とを比較する。波形比較の結果に基づいて、判定部53は、プローブ32の接触の良否および検査部位の良否の判定を行なう。このように微分波形の比較を行なうことによって、従来よりも精度良くプリント基板20の検査部位の検査を行なうことができる。
(プリント基板の良否の判定方法)
次に、従来のTDR法によるプリント基板検査法と対比しながら、図1のプリント基板検査装置1によるプリント基板の良否の判定方法について詳しく説明する。
図4は、従来のTDRによるプリント基板20の検査方法の問題点を説明するための図である。図4を参照して、プリント基板20は、配線パターン25と、グランドパターン27と、配線パターン25とグランドパターン27との間に接続されたBGAパッケージ10およびコンデンサ26とを含む。BGAパッケージ10の接続状態を検査するために、パルス発生器41から出力されたパルス波は、インターフェース部30の配線パターン34、プローブ32、および配線パターン25を順に通過してBGAパッケージ10に到達する。そして、パルス波がBGAパッケージ10によって反射された反射波は、入力パルス波の経路を逆に辿ってTDR40に到達し、オシロスコープ46によって測定される。
図5は、図4の各部の電圧波形の一例を示す図である。
図5(A)は、パルス発生器41から出力されたパルス波の波形の一例を示す。図5(A)の時刻t1で立上るパルス波の大きさは400mVpp(ppはピーク・ツー・ピークを表わす)程度である。
図5(B)は、オシロスコープ46によって測定された反射波の波形の一例を示す。図4、図5(B)を参照して、実際にTDR40から出力されたパルス波は、プリント基板20に実装された多数の素子によって反射される。さらに、反射波には配線のインピーダンスや長さも関係するので、オシロスコープ46によって測定される反射波は、図5(B)に示すように複雑な波形81となる。そこで、従来のTDRでは、測定用のプリント基板の測定波形と予め測定した参照用プリント基板による基準波形とを比較することによってプリント基板の良否が判定される。
たとえば、測定波形と基準波形との電圧の乖離が一瞬でも閾値(たとえば、50mV程度)以上になれば、プリント基板20は異常と判定される。また、閾値より低い乖離幅でも閾値時間以上(たとえば、200〜400p秒程度)乖離し続けた場合に、プリント基板20は異常と判定される。
なお、これらの乖離幅の閾値の設定する際には、量産時の複数の正常なプリント基板に対して測定した波形からデータの標準偏差を求め、その標準偏差に基づいて閾値を設定するのが望ましい。実際に多数の良品のプリント基板を用いて反射波の波形のばらつきを計算したところ、TDR40から出力したパルスの大きさの1%程度が標準偏差に等しい。たとえば、400mVppのパルスの場合には、標準偏差σは4mV程度になる。したがって、乖離幅の閾値は少なくとも3σ=12mV以上に設定する必要がある。
ここで、図4に示すように測定対象となるBGAパッケージ10までにコンデンサ26がある場合には、入射パルス波の高周波成分が、短絡された終端の場合と同様にコンデンサ26によって反射される。この結果、コンデンサ26から先に進むパルス波の高周波成分が減衰するので、図5(B)の破線の波形82に示すように、プローブ32に対してコンデンサ26よりも遠方からの反射波の波形が小さくなる。このため、BGAパッケージ10の接続状態の良否の判定が困難になる。
また、測定したいBGAパッケージ10までの配線パターン25が長くなるにつれて、測定対象のBGAパッケージ10に高速立ち上がり波形のパルス波が到達する前にパルス波の高周波成分がより減衰するので、BGAパッケージ10からの反射波形が小さくなる。このため、BGAパッケージ10の接続状態の良否の判定が困難になる。
さらに、プローブ32と配線パターン25との接触不良もBGAパッケージ10の接続状態の良否の判定を困難にする原因の1つである。
図5(C)は、プローブ32が接触不良の場合の反射波の波形の一例である。図5(C)には、プローブ32の接触が良好な場合の反射波の波形83とプローブ32の接触が不良の場合の反射波の波形84とが対比して示されている。
図5(C)に示すように、プローブ32が接触不良の場合は、プローブ32とプリント基板20との間の接触抵抗が大きくなるので、接触抵抗分の電圧降下がオフセットとして波形に現れる。このため、BGAパッケージ10の接続状態が良好なプリント基板20を不良と誤判定する可能性がある。なお、プローブ32の接触が不良の場合は、接触が良好な場合と比較して波形の凹凸などの全体の傾向は変わらない。
そこで、図1のプリント基板検査装置1は、反射波の微分波形に基づいてプリント基板20の良否を判定する。これによって、従来では困難であったコンデンサなとが介在することによって入力パルス波が減衰する場合にも、正確にBGAパッケージ10の接続状態の良否を判定できる。さらに、プローブの接触不良による誤判定を防止することができる。
図6は、図1のプリント基板検査装置1を用いた検査手順を示すフローチャートである。各プローブ32をプリント基板の各検査部位の近傍のランドと接触させてから、図6の検査手順が開始する。
図1、図6を参照して、ステップS1で、測定制御部54は、複数のスイッチ36のうち、検査部位である図2のBGAパッケージ10のはんだボール11に接続されたスイッチ36がオン状態になるように切替えられる。これによって、測定部位であるBGAパッケージ10のはんだボール11とTDR40とがプローブ32を介して接続される。
次のステップS2で、測定制御部54は、パルス発生器41によってインターフェース部30を介して検査用のプリント基板にパルス波を印加する。
次のステップS3で、オシロスコープ46は検査用のプリント基板に入力されたパルス波の反射波を測定する。オシロスコープ46で測定された反射波の波形は、デジタル変換されてコンピュータ50に入力される。
次のステップS4で、コンピュータ50の微分演算部51は、測定された反射波のデータの移動平均を行なう。移動平均の計算には各データの前後のデータが用いられる。なお、ステップS4は必ずしも必要なステップではないが、測定された反射波の波形データにばらつきがある場合には行なったほうが望ましい。
次のステップS5で、微分演算部51は反射波の微分波形を算出する。ここで、コンピュータ50に入力された反射波の波形はデジタルデータであるので、微分は差分商で近似できる。
次のステップS6で、判定部53は、検査用のプリント基板に対して測定した反射波(測定波形とも称する)の微分波形と、予め参照用のプリント基板で測定した反射波(基準波形とも称する)の微分波形とを比較する。微分波形の比較結果に基づいて、判定部53は、プローブ32の接触の良否および検査部位の良否の判定を行なう。
図7は、図6のステップS6の詳細な手順を示すフローチャートである。
図1、図7を参照して、ステップS11で、判定部53は、検査用プリント基板での反射波の微分波形と参照用プリント基板での反射波の微分波形とを比較し、これらの微分波形の乖離幅(すなわち、各時刻における微分値の差の絶対値)が予め定められた閾値TH1を超えるか否かを判定する。微分波形の乖離幅が1時点でも閾値TH1を超える場合(ステップS11でYES)はステップS12に進み、微分波形の乖離幅がいずれの時点においても閾値TH1以下の場合(ステップS11でNO)はステップS21に進む。まず、微分波形の乖離幅が閾値TH1を超える場合(ステップS11でYES)について説明する。
図8は、図6のステップS12を説明するための図である。図8は反射波の電圧波形を示す。
図1、図8を参照して、時刻t1でパルス発生器41から出力されるパルス波が立ち上がる。ここで、TDR40からプローブ32までのパルス波の伝播時間をTaとし、TDR40からBGAパッケージ10までのパルス波の伝播時間をTb(ただし、Tb>Ta)とする。そうすると、TDR40は、時刻t1から2×Taだけ時間が経過した時刻t2にプローブ32からの反射を観測し、時刻t1から2×Tbだけ時間が経過した時刻t3にBGAパッケージ10からの反射を観測する。なお、時刻t2およびt3で観測される反射は、入力パルス波の立上がり部分の反射である。
したがって、BGAパッケージ10のはんだボール11の接続状態が不良の場合には、図8に示すように、時刻t3以降に予め参照用のプリント基板について測定した基準波形85と検査用のプリント基板の反射波の測定波形86とに乖離が生じる。一方、プローブ32の接触不良の場合には、時刻t2以降に基準波形85と測定波形86とに乖離が生じる。
反射波の微分波形の特徴は、図8に示す反射波自体の特徴とやや異なる。BGAパッケージ10の接続状態が不良の場合には、時刻t3以降に基準波形85の微分波形と測定波形86の微分波形とに乖離が生じる。この点は、反射波自体の場合の特徴と変わらない。一方、プローブ32が接触不良の場合には、時刻t2の近傍のみで、基準波形85の微分波形と測定波形86の微分波形とに乖離が生じる。それ以降の時刻については、基準波形85の微分波形と測定した反射波の波形86の微分波形とに乖離がほとんど生じない。図7の良否判定の手順は、上記の微分波形の特徴を利用している。
再び、図1、図7を参照して、ステップS12で、判定部53は、基準波形の微分波形と測定波形の微分波形との乖離幅が閾値TH1を超えている時刻を確認する。そして、次のステップS13で、プローブ32からの反射の観測時刻(図8の時刻t2に対応する)の付近のみで微分波形の乖離が生じているか否かを判定する。なお、プローブ32からの反射の観測時刻とは、入射パルス波の立上がり部分の反射の観測時刻を意味する。
ステップS13での判定の結果、プローブ32からの反射の観測時刻付近でのみ微分波形の乖離が生じている場合には(ステップS13でYES)ステップS17に進む。
ステップS17では、判定部53は、プローブ32からの反射の観測時刻付近での微分波形の乖離幅が閾値TH2(通常、閾値TH2は閾値TH1と異なる値に設定される)を超えているか否かを判定する。この結果、微分波形の乖離幅が閾値TH2を超えている場合には(ステップS17でYES)、判定部53はプローブの接触不良と判定して処理を終了する(ステップS18)。また、微分波形の乖離幅が閾値TH2以下の場合には(ステップS17でNO)、判定部53は検査部位であるBGAパッケージ10のはんだボール11の接続状態は良好であると判定して処理を終了する(ステップS19)。
一方、ステップS13での判定の結果、プローブ32からの反射が観測される時刻よりも後で微分波形の乖離が生じている場合には(ステップS13でNO)ステップS14に進む。
ステップS14では、判定部53は、検査部位であるBGAパッケージ10のはんだボール11からの反射の観測時刻(図8の時刻t3に対応する)以降の少なくとも1時点で、閾値TH1を超える微分波形の乖離が生じているか否かを判定する。この結果、検査部位からの反射の観測時刻以降の時点で微分波形の乖離が生じている場合には(ステップS14でYES)、判定部53は検査部位であるBGAパッケージ10のはんだボール11が不良であると判定して処理を終了する(ステップS15)。また、検査部位からの反射の観測時刻よりも前の時点で微分波形の乖離が生じている場合には(ステップS14でNO)、判定部53は検査部位であるBGAパッケージ10のはんだボール11以外の部分が不良であると判定して処理を終了する(ステップS16)。
次に、ステップS11で、微分波形の乖離幅が閾値TH1以下の場合(ステップS11でNO)について説明する。この場合、次のステップS21で、判定部53は、検査用のプリント基板における反射波の波形と参照用のプリント基板の基準波形とを比較する。そして、判定部53は、反射波の波形と基準波形と差の絶対値(すなわち、乖離幅)が閾値TH3を超えているか否かを判定する。
ステップS21での判定の結果、反射波の乖離幅が閾値TH3を超えている場合に(ステップS21でYES)、判定部53はプローブの接触不良と判定して処理を終了する(ステップS22)。一方、ステップS21での判定の結果、反射波の乖離幅が閾値TH3以下の場合に(ステップS21でNO)、判定部53は検査部位は良好と判定して処理を終了する(ステップS23)。
ここで、実際にプローブ32の接触不良の場合には、プローブ32とプリント基板20の配線パターン25との接触抵抗は数十Ωになる。TDR40から出力されたパルス波の大きさの標準偏差を考慮して閾値TH3を12mV程度に設定した場合には、乖離幅は12mVの閾値TH3よりも十分に大きくなるので、容易に接触不良と判定できる。
図9は、プリント基板検査装置1による測定波形の例を示す図である。図9の上段のグラフはオシロスコープ46で測定された反射波の電圧波形を示し、下段のグラフは上段の反射波の波形の微分波形を示す。また、図9の実線61,71は良品のプリント基板を測定した場合を示し、図9の破線62,72はプローブが接触不良の状態で良品のプリント基板を測定した場合を示す。図9の一点鎖線63,73は不良品のプリント基板を測定した場合を示す。
まず、実線61,71のグラフ(良品)と一点鎖線63,73のグラフ(不良品)とを比較する。この場合、良品の反射波の波形61と不良品の反射波の波形63との乖離幅はあまり大きくないが、良品の反射波の微分波形71と不良品の反射波の微分波形73との乖離幅は大きい。しかも、微分波形の乖離は一部の時間帯に限らず生じている。したがって、微分波形の乖離幅が閾値を超えていることおよびその時間帯を判定することによって(図7のステップS11,S13)、プリント基板の良否を容易に判定できる。
次に、実線61,71のグラフ(良品)と破線62,72のグラフ(接触不良)とを比較する。この場合、良品の反射波の波形61とプローブが接触不良の場合の反射波の波形62との乖離幅が大きい。したがって、従来のTDRを用いた方法では良品のプリント基板を不良と誤判定する場合があった。
これに対して、良品の反射波の微分波形71とプローブが接触不良の場合の反射波の微分波形72とは、一部の時間帯(プローブからの反射波の観測時刻)のみで乖離しているが、その他の時間帯での乖離幅は小さい。したがって、微分波形の乖離幅が閾値を超える時間帯が一部の時間帯に限られることを判定することによって(図7のステップS11,S13,S17)、プローブの接触不良を容易に判定できる。
次に、上記の微分波形を用いたプリント基板の良否判定方法の原理について説明する。
図10は、プリント基板検査装置1による良否判定方法の原理を説明するための図である。図10を参照して、プリント基板20は、配線パターン25と、グランドパターン27と、配線パターン25とグランドパターン27との間に接続されたBGAパッケージ10、コンデンサ26,26B,26C、およびICパッケージ28とを含む。BGAパッケージ10の接続状態を検査するために、パルス発生器41から出力されたパルス波は、インターフェース部30の配線パターン34、およびプローブ32を順に通過して、配線パターン25に印加される。このとき、測定対象のBGAパッケージ10からの反射波87の他に、コンデンサ26Bからの反射波88や、コンデンサ26CおよびICパッケージ28からの反射波89が発生する。そして、これらの反射波87,88,89が合成された合成波が入力パルス波の経路を逆に辿ってTDR40に到達し、オシロスコープ46によって測定される。
プローブ32の接触が不良の場合、プローブ32の接触抵抗のためにプリント基板に印加されたパルス波の大きさが減少するので、プリント基板20の各部位からの反射波の合成波は、全体としての大きさが縮小する。したがって、プローブ32からの反射波が観測される時刻にTDR40の測定波形の傾きに変化が生じるが、その時刻より後のプリント基板の各部位からの反射波の合成波の傾きには変化が生じない。このため、TDR40の測定波形の微分波形は、プローブ32からの反射波が観測される時刻には基準波形の微分波形とに乖離が生じるが、その時刻より後には乖離が生じない。
一方、BGAパッケージ10の接続状態が不良の場合には、BGAパッケージ10からの反射波87の波形が変化するので、他の部位からの反射波88,89との合成波の波形が変化する。このため、TDR40の測定波形の変曲点の位置と基準波形の変曲点の位置とが大きく異なる。この変曲点の位置の違いは、測定波形の微分波形の極大点および極小点と基準波形の微分波形の極大点および極小点との違いとして明瞭に観察することができる(図9の波形71,73参照)。
そこで、本実施の形態のプリント基板検査装置1では、TDR40で測定した波形の微分波形を基準波形の微分波形と比較する。これによって、プローブが接触不良の場合と区別して、プリント基板の良否を容易に判定することができる。
なお、プローブ32の接触不良の場合は、図9の波形62で示すように、接触抵抗によるオフセット電圧が、プローブ32からの反射波を観測した時刻よりも後の時刻に一律に基準波形61に加算される。したがって、TDR40で測定した電圧をインピーダンスに変換し、同様に基準波形の電圧をインピーダンスに変換して両者の差をとることによって、一律に加算された接触抵抗を求めることができる。さらに、プローブ32からの反射波を観測した時刻よりも後の時刻に対して、TDR40による測定波形をインピーダンス変換したものから上記の接触抵抗を減じ、その後インピーダンスを電圧に再変換すれば、プローブの接触不良のない場合の電圧波形を算出することが可能である。しかしながら、この方法は計算が煩雑であり判定に時間がかかるという欠点がある。これに対して、本実施の形態のプリント基板検査装置1によれば、接触不良の場合を短時間で正確に判定することができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものでないと考えられるべきである。この発明の範囲は上記した説明ではなくて請求の範囲によって示され、請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 プリント基板検査装置、10 BGAパッケージ、11 はんだボール、20 プリント基板、20A プリント配線板、22 コンタクトホールの導電層、23,24 ランド、25 配線パターン、26,26B,26C コンデンサ、27 グランドパターン、30 インターフェース部、32 プローブ、34 配線パターン、36 スイッチ、41 パルス発生器、46 オシロスコープ、50 コンピュータ、51 微分演算部、52 記憶部、53 判定部、54 測定制御部。

Claims (4)

  1. プリント基板の検査部位の良否を検査するプリント基板の検査装置であって、
    パルス波を出力するパルス発生器と、
    前記検査部位と接続された前記プリント基板上の配線パターンに前記パルス波を印加するためのプローブと、
    前記パルス波が前記プリント基板から反射された反射波を、前記プローブを介して測定する測定器と、
    検査用のプリント基板に対して測定された反射波の微分波形参照用のプリント基板に対して予め測定された反射波の微分波形との差の絶対値である微分波形の乖離幅に基づいて、前記検査用のプリント基板の検査部位の良否を判定する判定部とを備え
    前記判定部は、前記検査部位からの反射が観測される時刻以降の少なくとも1時点で、前記微分波形の乖離幅が予め定める第1の閾値を超えている場合に、前記検査用のプリント基板の検査部位が不良であると判定し、
    前記判定部は、前記プローブからの反射が観測される時刻付近のみで、前記微分波形の乖離幅が予め定める第2の閾値を超えている場合に、前記プローブと前記検査用のプリント基板との接触が不良であると判定する、プリント基板の検査装置。
  2. 前記判定部は、前記微分波形の乖離幅が、いずれの時刻においても前記の閾値以内であり、かつ、前記検査用のプリント基板に対して測定された反射波と前記参照用のプリント基板に対して予め測定された反射波との差の絶対値が少なくとも1時点で予め定める第の閾値を超えている場合に、前記プローブと前記検査用のプリント基板との接触が不良であると判定する、請求項1に記載のプリント基板の検査装置。
  3. 検査用のプリント基板の検査部位の良否を検査するプリント基板の検査方法であって、
    前記検査部位と接続された前記検査用のプリント基板上の配線パターンにプローブを介してパルス波を印加するステップと、
    前記パルス波が前記検査用のプリント基板から反射された反射波を、前記プローブを介して測定するステップと、
    前記検査用のプリント基板に対して測定された反射波の微分波形参照用のプリント基板に対して予め測定された反射波の微分波形との差の絶対値である微分波形の乖離幅に基づいて、前記検査部位の良否を判定するステップとを備え
    前記検査部位の良否を判定するステップは、
    前記検査部位からの反射が観測される時刻以降の少なくとも1時点で、前記微分波形の乖離幅が予め定める第1の閾値を超えている場合に、前記検査用のプリント基板の検査部位が不良であると判定するステップと、
    前記プローブからの反射が観測される時刻付近のみで、前記微分波形の乖離幅が予め定める第2の閾値を超えている場合に、前記プローブと前記検査用のプリント基板との接触が不良であると判定するステップとを含む、プリント基板の検査方法。
  4. 前記検査部位の良否を判定するステップは、さらに、前記微分波形の乖離幅が、いずれの時刻においても前記の閾値以内であり、かつ、前記検査用のプリント基板に対して測定された反射波と前記参照用のプリント基板に対して予め測定された反射波との差の絶対値が少なくとも1時点で予め定める第の閾値を超えている場合に、前記プローブと前記検査用のプリント基板との接触が不良であると判定するステップを含む、請求項に記載のプリント基板の検査方法。
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