JPWO2020102739A5 - - Google Patents

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JPWO2020102739A5
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以下、本発明の実施形態を示す。
[1]システインリッチドメイン(CRD)1(CRD1)、CRD2、および/またはCRD3内の1つ以上のアミノ酸によって定義されるエピトープにおいてヒト腫瘍壊死因子受容体2(TNFR2)に特異的に結合し、CRD4内の1つ以上のアミノ酸によって定義されるエピトープにおいてヒトTNFR2に特異的に結合しない、抗体またはその抗原結合断片であって、
(a)システイン残基127において欠失もしくは置換を含むヒトIgG1もしくはIgG2重鎖定常1(CH1)ドメインを含み、
(b)約133Å未満の距離で、互いに隔てられる抗原結合部位を含み、
(c)
(i)GZ TFZ YZ (配列番号2)、
(ii)GYTFTDYNI(配列番号3)、もしくは前記配列に対して2個までの保存的アミノ酸置換を有するアミノ酸配列、または
(iii)GYTFTDYNL(配列番号4)、もしくは前記配列に対して2個までの保存的アミノ酸置換を有するアミノ酸配列、のアミノ酸配列を有する、相補性決定領域重鎖1(CDR-H1)を含み、
各々のZ は、独立して、芳香族置換基を含む側鎖を含む天然に存在するアミノ酸であり、
各々のZ は、独立して、生理学的pHにおいてアニオン性側鎖を含む天然に存在するアミノ酸であり、
各々のZ は、独立して、生理学的pHにおいて極性の非荷電側鎖を含む天然に存在するアミノ酸であり、
各々のZ は、独立して、ロイシンもしくはイソロイシンであり、かつ/あるいは
(d)TJDJSJJJX YX LJX LJS(配列番号5)のアミノ酸配列もしくは配列番号5の残基のうちの10個以上を有するアミノ酸配列を有するフレームワーク領域を含み、各々のJは、独立して、天然に存在するアミノ酸であり、各々のX は、独立して、A、V、もしくはFであり、各々のX は、独立して、MもしくはIであり、各々のX は、独立してEもしくはQであり、各々のX は、独立してSもしくはRである、抗体またはその抗原結合断片。
[2]前記抗体またはその抗原結合断片が、システイン残基127において欠失または置換を含む、ヒトIgG1またはIgG2のCH1ドメインを含む、[1]に記載の抗体またはその抗原結合断片。
[3]前記CH1ドメインがC127S変異を含む、[1]または[2]に記載の抗体またはその抗原結合断片。
[4]前記IgG1 CH1ドメインが、配列番号6のアミノ酸配列に対して少なくとも85%同一であるアミノ酸配列を有する、[1]~[3]のいずれか1に記載の抗体またはその抗原結合断片。
[5]前記IgG1 CH1ドメインが、配列番号6のアミノ酸配列に対して少なくとも90%同一であるアミノ酸配列を有する、[4]に記載の抗体またはその抗原結合断片。
[6]前記IgG1 CH1ドメインが、配列番号6のアミノ酸配列に対して少なくとも95%同一であるアミノ酸配列を有する、[5]に記載の抗体またはその抗原結合断片。
[7]前記IgG1 CH1ドメインが、配列番号6または配列番号7のアミノ酸配列を有する、[1]~[3]のいずれか1に記載の抗体またはその抗原結合断片。
[8]前記IgG2 CH1ドメインが、配列番号8のアミノ酸配列に対して少なくとも85%同一であるアミノ酸配列を有する、[1]~[3]のいずれか1に記載の抗体またはその抗原結合断片。
[9]前記IgG2 CH1ドメインが、配列番号8のアミノ酸配列に対して少なくとも90%同一であるアミノ酸配列を有する、[8]に記載の抗体またはその抗原結合断片。
[10]前記IgG2 CH1ドメインが、配列番号8のアミノ酸配列に対して少なくとも95%同一であるアミノ酸配列を有する、[9]に記載の抗体またはその抗原結合断片。
[11]前記IgG2 CH1ドメインが、配列番号8または配列番号9のアミノ酸配列を有する、[1]~[3]のいずれか1に記載の抗体またはその抗原結合断片。
[12]前記抗体またはその抗原結合断片が、IgG3またはIgG4アイソタイプを有する、[1]に記載の抗体またはその抗原結合断片。
[13]前記抗体またはその抗原結合断片が、約133Å未満の距離で隔てられる少なくとも2つの抗原結合部位を含む、[1]~[12]のいずれか1に記載の抗体またはその抗原結合断片。
[14]前記抗原結合部位が、約90Å~約132Åの距離で隔てられる、[13]に記載の抗体またはその抗原結合断片。
[15]前記抗原結合部位が、約95Å~約130Åの距離で隔てられる、[14]に記載の抗体またはその抗原結合断片。
[16]前記抗原結合部位が、約98Å~約128Åの距離で隔てられる、[15]に記載の抗体またはその抗原結合断片。
[17]前記抗原結合部位が、約105Å~約127Åの距離で隔てられる、[13]に記載の抗体またはその抗原結合断片。
[18]前記抗原結合部位が、約110Å~約122Åの距離で隔てられる、[17]に記載の抗体またはその抗原結合断片。
[19]前記抗原結合部位が、約115Å~約119Åの距離で隔てられる、[18]に記載の抗体またはその抗原結合断片。
[20]前記抗原結合部位が、約117Åの距離で隔てられる、[19]に記載の抗体またはその抗原結合断片。
[21]前記抗体またはその抗原結合断片が、IgG1アイソタイプを有する、[17]~[20]のいずれか1に記載の抗体またはその抗原結合断片。
[22]前記抗原結合部位が、約115Å~約132Åの距離で隔てられる、[13]に記載の抗体またはその抗原結合断片。
[23]前記抗原結合部位が、約120Å~約129Åの距離で隔てられる、[22]に記載の抗体またはその抗原結合断片。
[24]前記抗原結合部位が、約123Å~約127Åの距離で隔てられる、[23]に記載の抗体またはその抗原結合断片。
[25]前記抗原結合部位が、約125Åの距離で隔てられる、[24]に記載の抗体またはその抗原結合断片。
[26]前記抗体またはその抗原結合断片が、IgG3アイソタイプを有する、[22]~[25]のいずれか1に記載の抗体またはその抗原結合断片。
[27]前記抗体またはその抗原結合断片が、
(a)GZ TFZ YZ (配列番号2)、
(b)GYTFTDYNI(配列番号3)、もしくは前記配列に対して2個までの保存的アミノ酸置換を有するアミノ酸配列、または
(c)GYTFTDYNL(配列番号4)、もしくは前記配列に対して2個までの保存的アミノ酸置換を有するアミノ酸配列、のアミノ酸配列を有する、CDR-H1を含み、 各々のZ が、独立して、芳香族置換基を含む側鎖を含む天然に存在するアミノ酸であり、
各々のZ が、独立して、生理学的pHにおいてアニオン性側鎖を含む天然に存在するアミノ酸であり、
各々のZ が、独立して、生理学的pHにおいて極性の非荷電側鎖を含む天然に存在するアミノ酸であり、
各々のZ が、独立して、ロイシンもしくはイソロイシンである、[1]~[26]のいずれか1に記載の抗体またはその抗原結合断片。
[28]前記抗体またはその抗原結合断片が、CRD1内の1つ以上のアミノ酸によって定義されるエピトープにおいてヒトTNFR2に特異的に結合する、[27]に記載の抗体またはその抗原結合断片。
[29]前記エピトープが、配列番号1のアミノ酸残基56~60(KCSPG)のうちの1つ以上によって定義される、[28]に記載の抗体またはその抗原結合断片。
[30]前記抗体またはその抗原結合断片が、CRD2内の1つ以上のアミノ酸によって定義されるエピトープにおいてヒトTNFR2に特異的に結合する、[27]~[29]のいずれか1に記載の抗体またはその抗原結合断片。
[31]前記抗体またはその抗原結合断片が、CRD3内の1つ以上のアミノ酸によって定義されるエピトープにおいてヒトTNFR2に特異的に結合する、[27]~[30]のいずれか1に記載の抗体またはその抗原結合断片。
[32]前記抗体または抗原結合断片が、
(a)アミノ酸配列INPNYDST(配列番号10)、もしくは前記配列に対して2個までの保存的アミノ酸置換を有するアミノ酸配列を有するCDR-H2、
(b)アミノ酸配列CARGNSWYFDV(配列番号11)、もしくは前記配列に対して2個までの保存的アミノ酸置換を有するアミノ酸配列を有するCDR-H3、
(c)アミノ酸配列SSVRY(配列番号12)、もしくは前記配列に対して2個までの保存的アミノ酸置換を有するアミノ酸配列を有するCDR-L1、
(d)アミノ酸配列LTS、もしくは前記配列に対して2個までの保存的アミノ酸置換を有するアミノ酸配列を有するCDR-L2、および
(e)アミノ酸配列CQQWSSNPLT(配列番号13)、もしくは前記配列に対して2個までの保存的アミノ酸置換を有するアミノ酸配列を有するCDR-L3、のCDRのうちの1つ以上または全てをさらに含む、[27]~[31]のいずれか1に記載の抗体またはその抗原結合断片。
[33]前記抗体または抗原結合断片が、
(a)アミノ酸配列INPNYDST(配列番号10)を有するCDR-H2、
(b)アミノ酸配列CARGNSWYFDV(配列番号11)を有するCDR-H3、
(c)アミノ酸配列SSVRY(配列番号12)を有するCDR-L1、
(d)アミノ酸配列LTSを有するCDR-L2、および
(e)アミノ酸配列CQQWSSNPLT(配列番号13)を有するCDR-L3、のCDRのうちの1つ以上または全てを含む、[32]に記載の抗体またはその抗原結合断片。
[34]前記CDR-H1が、アミノ酸配列GYTFTDYNI(配列番号3)、または前記配列に対して2個までの保存的アミノ酸置換を有するアミノ酸配列を有する、[27]~[33]のいずれか1に記載の抗体またはその抗原結合断片。
[35]前記CDR-H1がアミノ酸配列GYTFTDYNI(配列番号3)を有する、[34]に記載の抗体またはその抗原結合断片。
[36]前記抗体またはその抗原結合断片が、
(a)アミノ酸配列GYTFTDYNI(配列番号3)を有するCDR-H1、
(b)アミノ酸配列INPNYDST(配列番号10)を有するCDR-H2、
(c)アミノ酸配列CARGNSWYFDV(配列番号11)を有するCDR-H3、
(d)アミノ酸配列SSVRY(配列番号12)を有するCDR-L1、
(e)アミノ酸配列LTSを有するCDR-L2、および
(f)アミノ酸配列CQQWSSNPLT(配列番号13)を有するCDR-L3、のCDRを含む、[35]に記載の抗体またはその抗原結合断片。
[37]前記抗体またはその抗原結合断片が、配列番号14に対して少なくとも85%同一であるアミノ酸配列を有する、重鎖可変ドメイン(V )を含む、[27]~[36]のいずれか1に記載の抗体またはその抗原結合断片。
[38]前記抗体またはその抗原結合断片が、配列番号14のアミノ酸配列に対して少なくとも90%同一であるアミノ酸配列を有する、重鎖可変ドメイン(V )を含む、[37]に記載の抗体またはその抗原結合断片。
[39]前記抗体またはその抗原結合断片が、配列番号14に対して少なくとも95%同一であるアミノ酸配列を有する、重鎖可変ドメイン(V )を含む、[38]に記載の抗体またはその抗原結合断片。
[40]前記抗体またはその抗原結合断片が、配列番号14のアミノ酸配列を有する、重鎖可変ドメイン(V )を含む、[39]に記載の抗体またはその抗原結合断片。
[41]前記CDR-H1が、アミノ酸配列GYTFTDYNL(配列番号4)、または前記配列に対して2個までの保存的アミノ酸置換を有するアミノ酸配列を有する、[27]~[33]のいずれか1に記載の抗体またはその抗原結合断片。
[42]前記CDR-H1がアミノ酸配列GYTFTDYNL(配列番号4)を有する、[41]に記載の抗体またはその抗原結合断片。
[43]前記抗体またはその抗原結合断片が、
(a)アミノ酸配列GYTFTDYNL(配列番号4)を有するCDR-H1、
(b)アミノ酸配列INPNYDST(配列番号10)を有するCDR-H2、
(c)アミノ酸配列CARGNSWYFDV(配列番号11)を有するCDR-H3、
(d)アミノ酸配列SSVRY(配列番号12)を有するCDR-L1、
(e)アミノ酸配列LTSを有するCDR-L2、および
(f)アミノ酸配列CQQWSSNPLT(配列番号13)を有するCDR-L3、のCDRを含む、[42]に記載の抗体またはその抗原結合断片。
[44]前記抗体またはその抗原結合断片が、配列番号15に対して少なくとも85%同一であるアミノ酸配列を有する、重鎖可変ドメイン(V )を含む、[27]~[33]および[41]~[43]のいずれか1に記載の抗体またはその抗原結合断片。
[45]前記抗体またはその抗原結合断片が、配列番号15のアミノ酸配列に対して少なくとも90%同一であるアミノ酸配列を有する、重鎖可変ドメイン(V )を含む、[44]に記載の抗体またはその抗原結合断片。
[46]前記抗体またはその抗原結合断片が、配列番号15に対して少なくとも95%同一であるアミノ酸配列を有する、重鎖可変ドメイン(V )を含む、[45]に記載の抗体またはその抗原結合断片。
[47]前記抗体またはその抗原結合断片が、配列番号15のアミノ酸配列を有する、重鎖可変ドメイン(V )を含む、[46]に記載の抗体またはその抗原結合断片。
[48]前記抗体またはその抗原結合断片が、非天然の定常領域を含む、[1]~[47]のいずれか1に記載の抗体またはその抗原結合断片。
[49]前記非天然の定常領域が、ヒトの定常領域である、[48]に記載の抗体またはその抗原結合断片。
[50]前記抗体またはその抗原結合断片が、Fcドメインの全てもしくは一部を欠き、天然Fcドメインの全てもしくは一部を欠き、またはFcドメインを欠く、[1]~[49]のいずれか1に記載の抗体またはその抗原結合断片。
[51]前記抗体またはその抗原結合断片が、TJDJSJJJX YX LJX LJS(配列番号5)のアミノ酸配列もしくは配列番号5の残基のうちの10個以上を有するアミノ酸配列を有するフレームワーク領域を含み、各々のJは、独立して、天然に存在するアミノ酸であり、各々のX は、独立して、A、V、もしくはFであり、各々のX は、独立してMもしくはIであり、各々のX は、独立してEもしくはQであり、各々のX は、独立してSもしくはRである、[1]~[50]のいずれか1に記載の抗体またはその抗原結合断片。
[52]前記抗体またはその抗原結合断片が、
(a)TVDKSSSTAYMELRSLTS(配列番号16)、もしくは前記配列に対して2個までの保存的アミノ酸置換を有するアミノ酸配列、
(b)TADTSSNTAYIQLSSLTS(配列番号17)、もしくは前記配列に対して2個までの保存的アミノ酸置換を有するアミノ酸配列、
(c)TADTSTDTAYMELSSLRS(配列番号18)、もしくは前記配列に対して2個までの保存的アミノ酸置換を有するアミノ酸配列、
(d)TRDTSISTAYMELSRLTS(配列番号19)、もしくは前記配列に対して2個までの保存的アミノ酸置換を有するアミノ酸配列、
(e)TFYMELSSLRS(配列番号20)、もしくは前記配列に対して2個までの保存的アミノ酸置換を有するアミノ酸配列、
(f)TRDTSISTAYMELNRLTS(配列番号21)、もしくは前記配列に対して2個までの保存的アミノ酸置換を有するアミノ酸配列、
(g)TRDTSTNTVYMELTSLRS(配列番号22)、もしくは前記配列に対して2個までの保存的アミノ酸置換を有するアミノ酸配列、および
(h)TADTSTDRAYMELSSLRS(配列番号23)、または前記配列に対して2個までの保存的アミノ酸置換を有するアミノ酸配列、からなる群から選択されるアミノ酸配列を有するフレームワーク領域を含む、[1]~[51]のいずれか1に記載の抗体またはその抗原結合断片。
[53]前記フレームワーク領域が、前記抗体またはその抗原結合断片内のCDR-H2に隣接している、[1]~[52]のいずれか1に記載の抗体またはその抗原結合断片。
[54]前記フレームワーク領域が、前記抗体またはその抗原結合断片内のCDR-H3に隣接している、[1]~[53]のいずれか1に記載の抗体またはその抗原結合断片。
[55]前記フレームワーク領域が、前記CDR-H2とCDR-H3との間に位置する、[54]に記載の抗体またはその抗原結合断片。
[56]前記抗体またはその抗原結合断片が、
(a)配列番号1のアミノ酸56~60(KCSPG)、
(b)配列番号1のアミノ酸101~107(CSSDQVET)、
(c)配列番号1のアミノ酸115~142(NRICTCRPGWYCALSKQEGCRLCAPLRK)、
(d)配列番号1のアミノ酸26~45(QTAQMCCSKCSPGQHAKVFC)、
(e)配列番号1のアミノ酸90~109(REQNRICTCRPGWYCALSKQ)、
(f)配列番号1のアミノ酸98~117(CRPGWYCALSKQEGCRLCAP)、
(g)配列番号1のアミノ酸106~125(LSKQEGCRLCAPLRKCRPGF)、および/または
(h)配列番号1のアミノ酸108~127(KQEGCRLCAPLRKCRPGFGV)内のエピトープにおいて前記TNFR2に特異的に結合する、[1]~[55]のいずれか1に記載の抗体またはその抗原結合断片。
[57]前記抗体またはその抗原結合断片が、TNFR2シグナル伝達を活性化する、[1]~[56]のいずれか1に記載の抗体またはその抗原結合断片。
[58]前記抗体またはその抗原結合断片が、約10nMを超えないK でTNFR2に結合する、[1]~[57]のいずれか1に記載の抗体またはその抗原結合断片。
[59]前記抗体またはその抗原結合断片が、約1nMを超えないK でTNFR2に結合する、[58]に記載の抗体またはその抗原結合断片。
[60]前記抗体またはその抗原結合断片が、TNFR2に結合して、少なくとも約10 -1 -1 のk on で抗体抗原複合体を形成する、[1]~[59]のいずれか1に記載の抗体またはその抗原結合断片。
[61]前記抗体またはその抗原結合断片が、TNFR2に結合して、少なくとも約10 -1 -1 のk on で抗体抗原複合体を形成する、[60]に記載の抗体またはその抗原結合断片。
[62]前記抗体またはその抗原結合断片が、TNFR2に結合して、抗体抗原複合体を形成し、前記複合体が約10 -3 -1 を超えないk off で解離する、[1]~[61]のいずれか1に記載の抗体またはその抗原結合断片。
[63]前記抗体またはその抗原結合断片が、約10 -4 -1 を超えないk off でTNFR2から解離する、[62]に記載の抗体またはその抗原結合断片。
[64]前記抗体またはその抗原結合断片が、T制御性(Treg)細胞の増殖を促進する、[1]~[63]のいずれか1に記載の抗体またはその抗原結合断片。
[65]前記Treg細胞が、CD25 Hi およびCD45RA Low を発現する、[64]に記載の抗体またはその抗原結合断片。
[66]前記抗体またはその抗原結合断片が、CD8+T細胞を直接殺傷するか、またはその死を促進する、[1]~[65]のいずれか1に記載の抗体またはその抗原結合断片。
[67]前記抗体またはその抗原結合断片が、cIAP2、TRAF2、Etk、VEGFR2、PI3K、Akt、血管新生経路に関与するタンパク質、IKK複合体、RIP、NIK、MAP3K、NFkB経路に関与するタンパク質、NIK、JNK、AP-1、MEK(例えば、MEK1、MEK7)、MKK3、NEMO、IL2R、Foxp3、IL2、TNF、リンホトキシン、リンホトキシンα、およびリンホトキシンβからなる群から選択されるタンパク質をコードする1つ以上のmRNA分子のレベルの増加を促進する、[1]~[66]のいずれか1に記載の抗体またはその抗原結合断片。
[68]前記抗体またはその抗原結合断片が、cIAP2、TRAF2、Etk、VEGFR2、PI3K、Akt、血管新生経路に関与するタンパク質、IKK複合体、RIP、NIK、MAP3K、NFkB経路に関与するタンパク質、NIK、JNK、AP-1、MEK(例えば、MEK1、MEK7)、MKK3、NEMO、IL2R、Foxp3、IL2、TNF、リンホトキシン、リンホトキシンα、およびリンホトキシンβからなる群から選択される1つ以上のタンパク質のレベルの増加を促進する、[1]~[67]のいずれか1に記載の抗体またはその抗原結合断片。
[69]前記抗体またはその抗原結合断片が、対象への投与時にイタコン酸のレベルの増加を促進し、任意選択で前記対象がヒト対象である、[1]~[68]のいずれか1に記載の抗体またはその抗原結合断片。
[70]TNFR2アゴニスト抗体またはその抗原結合断片を同定する方法であって、
(a)抗体またはその断片の混合物を、TNFR2のCRD1および/またはCRD2内の5つ以上の連続または不連続のアミノ酸残基を含む少なくとも1つのペプチドと接触させることと、
(b)前記ペプチドに特異的に結合する抗体またはその断片を前記混合物から分離し、それにより、少なくとも1つの前記TNFR2アゴニスト抗体または抗原結合断片を含む濃縮された抗体混合物を生成することと、
(c)前記濃縮された抗体混合物を、TNFR2のCRD3および/またはCRD4内の5つ以上の連続または不連続のアミノ酸残基を含む少なくとも1つのペプチドに暴露し、前記ペプチドに特異的に結合しない抗体またはその断片を残し、それにより、少なくとも1つのTNFR2アゴニスト抗体またはその抗原結合断片を含む抗体混合物を生成することと、を含む、方法。
[71]前記方法が、前記濃縮された抗体混合物中の前記抗体またはその抗原結合断片のうちの1つ以上のアミノ酸配列を決定することを含む、[70]に記載の方法。
[72]前記(a)および/または(c)のペプチドが、表面に結合している、[70]または[71]に記載の方法。
[73]前記抗体またはその抗原結合断片が、ファージ、細菌細胞、または酵母細胞の表面上で発現する、[70]~[72]のいずれか1に記載の方法。
[74]前記抗体またはその抗原結合断片が、リボソームに非共有結合しているか、またはmRNAもしくはcDNAに共有結合している、1つ以上のポリペプチド鎖として発現する、[70]~[72]のいずれか1に記載の方法。
[75]前記(a)および/または(c)のペプチドが検出可能な標識にコンジュゲートされている、[70]~[74]のいずれか1に記載の方法。
[76]前記検出可能な標識が、蛍光分子およびエピトープタグからなる群から選択される、[75]に記載の方法。
[77]前記蛍光分子が、緑色蛍光タンパク質、シアン蛍光タンパク質、黄色蛍光タンパク質、赤色蛍光タンパク質、フィコエリトリン、アロフィコシアニン、ヘキスト、4’,6-ジアミジノ-2-フェニルインドール(DAPI)、ヨウ化プロピジウム、フルオレセイン、クマリン、ローダミン、テトラメチルロアドミン、およびシアニンからなる群から選択される、[76]に記載の方法。
[78]前記エピトープタグが、マルトース結合タンパク質、グルタチオン-S-トランスフェラーゼ、ポリヒスチジンタグ、FLAGタグ、mycタグ、ヒトインフルエンザ血球凝集素(HA)タグ、ビオチン、およびストレプトアビジンからなる群から選択される、[76]に記載の方法。
[79]ステップ(a)および(b)が1回以上逐次的に繰り返される、[70]~[78]のいずれか1に記載の方法。
[80][70]~[79]のいずれか1に記載の方法によって産生される抗体またはその抗原結合断片。
[81]前記抗体またはその抗原結合断片が、モノクローナル抗体またはその抗原結合断片、ポリクローナル抗体またはその抗原結合断片、ヒト抗体またはその抗原結合断片、ヒト化抗体またはその抗原結合断片、霊長類化抗体またはその抗原結合断片、二重特異性抗体またはその抗原結合断片、多重特異性抗体またはその抗原結合断片、二重可変免疫グロブリンドメイン、一価抗体またはその抗原結合断片、キメラ抗体またはその抗原結合断片、単鎖Fv分子(scFv)、ディアボディ、トリアボディ、ナノボディ、抗体様タンパク質足場、ドメイン抗体、Fv断片、Fab断片、F(ab’) 分子、およびタンデムscFv(taFv)からなる群から選択され、任意選択で前記抗体またはその抗原結合断片は、ヒト抗体もしくはその抗原結合断片、ヒト化抗体もしくはその抗原結合断片、またはキメラ抗体もしくはその抗原結合断片である、[1]~[69]および[80]のいずれか1に記載の抗体またはその抗原結合断片。
[82]前記抗体またはその抗原結合断片が、単鎖ポリペプチドである、[1]~[69]、[80]、および[81]のいずれか1に記載の抗体またはその抗原結合断片。
[83][82]に記載の単鎖ポリペプチドに対するヒトTNFR2の結合を競合的に阻害する、単鎖ポリペプチド。
[84]第1のポリペプチドドメインおよび第2のポリペプチドドメインを含むコンストラクトであって、前記第1のポリペプチドドメインおよび前記第2のポリペプチドドメインが、各々独立して、[82]または[83]に記載の単鎖ポリペプチドを含む、コンストラクト。
[85]前記コンストラクトがヒトFcドメインを含む、[84]に記載のコンストラクト。
[86]前記コンストラクトがマウスFcドメインを欠く、[84]または[85]に記載のコンストラクト。
[87]前記第1のポリペプチドドメインおよび前記第2のポリペプチドドメインが共有結合リンカーによって結合されている、[84]~[86]のいずれか1に記載のコンストラクト。
[88]前記共有結合リンカーが、アミド結合またはジスルフィド結合を含む、[87]に記載のコンストラクト。
[89][1]~[69]および[80]~[82]のいずれか1に記載の抗体またはその抗原結合断片をコードするポリヌクレオチド。
[90][82]または[83]に記載の単鎖ポリペプチドをコードするポリヌクレオチド。
[91][84]~[88]のいずれか1に記載のコンストラクトをコードするポリヌクレオチド。
[92][89]~[91]のいずれか1に記載のポリヌクレオチドを含むベクター。
[93]前記ベクターが発現ベクターである、[92]に記載のベクター。
[94]前記発現ベクターが真核生物発現ベクターである、[93]に記載のベクター。
[95]前記ベクターがウイルスベクターである、[92]に記載のベクター。
[96]前記ウイルスベクターが、アデノウイルス(Ad)、レトロウイルス、ポックスウイルス、アデノ随伴ウイルス、バキュロウイルス、単純ヘルペスウイルス、およびワクシニアウイルスからなる群から選択される、[95]に記載のベクター。
[97]前記アデノウイルスが血清型2、5、11、12、24、26、34、35、40、48、49、50、52、もしくはPan9アデノウイルス、またはヒト、チンパンジー、もしくはアカゲザルのアデノウイルスである、[96]に記載のベクター。
[98]前記レトロウイルスがγ-レトロウイルスまたはレンチウイルスである、[96]に記載のベクター。
[99]前記ワクシニアウイルスが、改変ワクシニアアンカラ(MVA)である、[96]に記載のベクター。
[100][92]~[99]のいずれか1に記載のベクターを含む、単離された宿主細胞。
[101]前記宿主細胞が原核生物細胞である、[100]に記載の宿主細胞。
[102]前記宿主細胞が真核生物細胞である、[100]に記載の宿主細胞。
[103]前記真核生物細胞が哺乳動物細胞である、[102]に記載の宿主細胞。
[104]前記哺乳動物細胞がCHO細胞またはHEK細胞である、[103]に記載の宿主細胞。
[105]CRD1、CRD2、および/またはCRD3内の1つ以上のアミノ酸によって定義されるエピトープにおいてヒトTNFR2に特異的に結合し、CRD4内の1つ以上のアミノ酸によって定義されるエピトープにおいてヒトTNFR2に特異的に結合しない抗体またはその抗原結合断片を含む医薬組成物であって、前記医薬組成物中の前記抗体またはその抗原結合断片の少なくとも50%が単一のジスルフィド結合のアイソフォームとして存在する、医薬組成物。
[106]前記抗体またはその抗原結合断片が、システイン残基127において欠失または置換を含む、ヒトIgG1またはIgG2のCH1ドメインを含む、[105]に記載の医薬組成物。
[107]前記CH1ドメインがC127S変異を含む、[105]または[106]に記載の医薬組成物。
[108]前記IgG1 CH1ドメインが、配列番号6のアミノ酸配列に対して少なくとも85%同一であるアミノ酸配列を有する、[105]~[107]のいずれか1に記載の医薬組成物。
[109]前記IgG1 CH1ドメインが、配列番号6のアミノ酸配列に対して少なくとも90%同一であるアミノ酸配列を有する、[108]に記載の医薬組成物。
[110]前記IgG1 CH1ドメインが、配列番号6のアミノ酸配列に対して少なくとも95%同一であるアミノ酸配列を有する、[109]に記載の医薬組成物。
[111]前記IgG1 CH1ドメインが、配列番号6または配列番号7のアミノ酸配列を有する、[105]または[106]に記載の医薬組成物。
[112]前記IgG2 CH1ドメインが、配列番号8のアミノ酸配列に対して少なくとも85%同一であるアミノ酸配列を有する、[105]または[106]に記載の医薬組成物。
[113]前記IgG2 CH1ドメインが、配列番号8のアミノ酸配列に対して少なくとも90%同一であるアミノ酸配列を有する、[112]に記載の医薬組成物。
[114]前記IgG2 CH1ドメインが、配列番号8のアミノ酸配列に対して少なくとも95%同一であるアミノ酸配列を有する、[113]に記載の医薬組成物。
[115]前記IgG2 CH1ドメインが、配列番号8または配列番号9のアミノ酸配列を有する、[105]または[106]に記載の医薬組成物。
[116]前記抗体またはその抗原結合断片が、IgG3またはIgG4アイソタイプを有する、[105]に記載の医薬組成物。
[117]前記抗体またはその抗原結合断片が、約133Å未満の距離で隔てられる少なくとも2つの抗原結合部位を含む、[105]~[116]のいずれか1に記載の医薬組成物。
[118]前記抗原結合部位が、約90Å~約132Åの距離で隔てられる、[117]に記載の医薬組成物。
[119]前記抗原結合部位が、約95Å~約130Åの距離で隔てられる、[118]に記載の医薬組成物。
[120]前記抗原結合部位が、約98Å~約128Åの距離で隔てられる、[119]に記載の医薬組成物。
[121]前記抗原結合部位が、約105Å~約127Åの距離で隔てられる、[117]に記載の医薬組成物。
[122]前記抗原結合部位が、約110Å~約122Åの距離で隔てられる、[121]に記載の医薬組成物。
[123]前記抗原結合部位が、約115Å~約119Åの距離で隔てられる、[122]に記載の医薬組成物。
[124]前記抗原結合部位が、約117Åの距離で隔てられる、[123]に記載の医薬組成物。
[125]前記抗体またはその抗原結合断片が、IgG1アイソタイプを有する、[124]に記載の医薬組成物。
[126]前記抗原結合部位が、約115Å~約132Åの距離で隔てられる、[117]に記載の医薬組成物。
[127]前記抗原結合部位が、約120Å~約129Åの距離で隔てられる、[126]に記載の医薬組成物。
[128]前記抗原結合部位が、約123Å~約127Åの距離で隔てられる、[127]に記載の医薬組成物。
[129]前記抗原結合部位が、約125Åの距離で隔てられる、[128]に記載の医薬組成物。
[130]前記抗体またはその抗原結合断片が、IgG3アイソタイプを有する、[129]に記載の医薬組成物。
[131]前記抗体またはその抗原結合断片が、
(a)GZ TFZ YZ (配列番号2)、
(b)GYTFTDYNI(配列番号3)、もしくは前記配列に対して2個までの保存的アミノ酸置換を有するアミノ酸配列、または
(c)GYTFTDYNL(配列番号4)、もしくは前記配列に対して2個までの保存的アミノ酸置換を有するアミノ酸配列、のアミノ酸配列を有するCDR-H1を含み、
各々のZ が、独立して、芳香族置換基を含む側鎖を含む天然に存在するアミノ酸であり、
各々のZ が、独立して、生理学的pHにおいてアニオン性側鎖を含む天然に存在するアミノ酸であり、
各々のZ が、独立して、生理学的pHにおいて極性の非荷電側鎖を含む天然に存在するアミノ酸であり、
各々のZ が、独立して、ロイシンもしくはイソロイシンである、[117]~[130]のいずれか1に記載の医薬組成物。
[132]前記抗体またはその抗原結合断片が、CRD1内の1つ以上のアミノ酸によって定義されるエピトープにおいてヒトTNFR2に特異的に結合する、[131]に記載の医薬組成物。
[133]前記エピトープが、配列番号1のアミノ酸残基56~60(KCSPG)のうちの1つ以上によって定義される、[132]に記載の医薬組成物。
[134]前記抗体またはその抗原結合断片が、CRD2内の1つ以上のアミノ酸によって定義されるエピトープにおいてヒトTNFR2に特異的に結合する、[131]~[133]のいずれか1に記載の医薬組成物。
[135]前記抗体またはその抗原結合断片が、CRD3内の1つ以上のアミノ酸によって定義されるエピトープにおいてヒトTNFR2に特異的に結合する、[131]~[134]のいずれか1に記載の医薬組成物。
[136]前記抗体または抗原結合断片が、
(a)アミノ酸配列INPNYDST(配列番号10)、もしくは前記配列に対して2個までの保存的アミノ酸置換を有するアミノ酸配列を有するCDR-H2、
(b)アミノ酸配列CARGNSWYFDV(配列番号11)、もしくは前記配列に対して2個までの保存的アミノ酸置換を有するアミノ酸配列を有するCDR-H3、
(c)アミノ酸配列SSVRY(配列番号12)、もしくは前記配列に対して2個までの保存的アミノ酸置換を有するアミノ酸配列を有するCDR-L1、
(d)アミノ酸配列LTS、もしくは前記配列に対して2個までの保存的アミノ酸置換を有するアミノ酸配列を有するCDR-L2、および
(e)アミノ酸配列CQQWSSNPLT(配列番号13)、もしくは前記配列に対して2個までの保存的アミノ酸置換を有するアミノ酸配列を有するCDR-L3、のCDRのうちの1つ以上または全てをさらに含む、[131]~[135]のいずれか1に記載の医薬組成物。
[137]前記抗体または抗原結合断片が、
(a)アミノ酸配列INPNYDST(配列番号10)を有するCDR-H2、
(b)アミノ酸配列CARGNSWYFDV(配列番号11)を有するCDR-H3、
(c)アミノ酸配列SSVRY(配列番号12)を有するCDR-L1、
(d)アミノ酸配列LTSを有するCDR-L2、および
(e)アミノ酸配列CQQWSSNPLT(配列番号13)を有するCDR-L3、のCDRのうちの1つ以上または全てをさらに含む、[136]に記載の医薬組成物。
[138]前記CDR-H1が、アミノ酸配列GYTFTDYNI(配列番号3)、もしくは前記配列に対して2個までの保存的アミノ酸置換を有するアミノ酸配列を有する、[131]~[137]のいずれか1に記載の医薬組成物。
[139]前記CDR-H1がアミノ酸配列GYTFTDYNI(配列番号3)を有する、[138]に記載の医薬組成物。
[140]前記抗体または抗原結合断片が、
(a)アミノ酸配列GYTFTDYNI(配列番号3)を有するCDR-H1、
(b)アミノ酸配列INPNYDST(配列番号10)を有するCDR-H2、
(c)アミノ酸配列CARGNSWYFDV(配列番号11)を有するCDR-H3、
(d)アミノ酸配列SSVRY(配列番号12)を有するCDR-L1、
(e)アミノ酸配列LTSを有するCDR-L2、および
(f)アミノ酸配列CQQWSSNPLT(配列番号13)を有するCDR-L3、のCDRを含む、[139]に記載の医薬組成物。
[141]前記抗体またはその抗原結合断片が、配列番号14に対して少なくとも85%同一であるアミノ酸配列を有する、重鎖可変ドメイン(V )を含む、[131]~[140]のいずれか1に記載の医薬組成物。
[142]前記抗体またはその抗原結合断片が、配列番号14のアミノ酸配列に対して少なくとも90%同一であるアミノ酸配列を有する、重鎖可変ドメイン(V )を含む、[141]に記載の医薬組成物。
[143]前記抗体またはその抗原結合断片が、配列番号14に対して少なくとも95%同一であるアミノ酸配列を有する、重鎖可変ドメイン(V )を含む、[142]に記載の医薬組成物。
[144]前記抗体またはその抗原結合断片が、配列番号14のアミノ酸配列を有する、重鎖可変ドメイン(V )を含む、[143]に記載の医薬組成物。
[145]前記CDR-H1が、アミノ酸配列GYTFTDYNL(配列番号4)、または前記配列に対して2個までの保存的アミノ酸置換を有するアミノ酸配列を有する、[131]~[137]のいずれか1に記載の医薬組成物。
[146]前記CDR-H1が、アミノ酸配列GYTFTDYNL(配列番号4)を有する、[145]に記載の医薬組成物。
[147]前記抗体または抗原結合断片が、
(a)アミノ酸配列GYTFTDYNL(配列番号4)を有するCDR-H1、
(b)アミノ酸配列INPNYDST(配列番号10)を有するCDR-H2、
(c)アミノ酸配列CARGNSWYFDV(配列番号11)を有するCDR-H3、
(d)アミノ酸配列SSVRY(配列番号12)を有するCDR-L1、
(e)アミノ酸配列LTSを有するCDR-L2、および
(f)アミノ酸配列CQQWSSNPLT(配列番号13)を有するCDR-L3、のCDRを含む、[146]に記載の医薬組成物。
[148]前記抗体またはその抗原結合断片が、配列番号15に対して少なくとも85%同一であるアミノ酸配列を有する、重鎖可変ドメイン(V )を含む、[131]~[137]および[144]~[146]のいずれか1に記載の医薬組成物。
[149]前記抗体またはその抗原結合断片が、配列番号15のアミノ酸配列に対して少なくとも90%同一であるアミノ酸配列を有する、重鎖可変ドメイン(V )を含む、[148]に記載の医薬組成物。
[150]前記抗体またはその抗原結合断片が、配列番号15に対して少なくとも95%同一であるアミノ酸配列を有する、重鎖可変ドメイン(V )を含む、[149]に記載の医薬組成物。
[151]前記抗体またはその抗原結合断片が、配列番号15のアミノ酸配列を有する、重鎖可変ドメイン(V )を含む、[150]に記載の医薬組成物。
[152]前記抗体またはその抗原結合断片が、非天然の定常領域を含む、[105]~[151]のいずれか1に記載の医薬組成物。
[153]前記非天然の定常領域が、ヒトの定常領域である、[152]に記載の医薬組成物。
[154]前記抗体またはその抗原結合断片が、Fcドメインの全てもしくは一部を欠き、天然Fcドメインの全てもしくは一部を欠き、またはFcドメインを欠く、[105]~[153]のいずれか1に記載の医薬組成物。
[155]前記抗体またはその抗原結合断片が、TJDJSJJJX YX LJX LJS(配列番号5)のアミノ酸配列もしくは配列番号5の残基のうちの10個以上を有するアミノ酸配列を有するフレームワーク領域を含み、各々のJは、独立して、天然に存在するアミノ酸であり、各々のX は、独立して、A、V、もしくはFであり、各々のX は、独立してMもしくはIであり、各々のX は、独立してEもしくはQであり、各々のX は、独立してSもしくはRである、[105]~[154]のいずれか1に記載の医薬組成物。
[156]前記抗体またはその抗原結合断片が、
(a)TVDKSSSTAYMELRSLTS(配列番号16)、もしくは前記配列に対して2個までの保存的アミノ酸置換を有するアミノ酸配列、
(b)TADTSSNTAYIQLSSLTS(配列番号17)、もしくは前記配列に対して2個までの保存的アミノ酸置換を有するアミノ酸配列、
(c)TADTSTDTAYMELSSLRS(配列番号18)、もしくは前記配列に対して2個までの保存的アミノ酸置換を有するアミノ酸配列、
(d)TRDTSISTAYMELSRLTS(配列番号19)、もしくは前記配列に対して2個までの保存的アミノ酸置換を有するアミノ酸配列、
(e)TFYMELSSLRS(配列番号20)、もしくは前記配列に対して2個までの保存的アミノ酸置換を有するアミノ酸配列、
(f)TRDTSISTAYMELNRLTS(配列番号21)、もしくは前記配列に対して2個までの保存的アミノ酸置換を有するアミノ酸配列、
(g)TRDTSTNTVYMELTSLRS(配列番号22)、もしくは前記配列に対して2個までの保存的アミノ酸置換を有するアミノ酸配列、および
(h)TADTSTDRAYMELSSLRS(配列番号23)、または前記配列に対して2個までの保存的アミノ酸置換を有するアミノ酸配列、からなる群から選択されるアミノ酸配列を有するフレームワーク領域を含む、[105]~[155]のいずれか1に記載の医薬組成物。
[157]前記フレームワーク領域が、前記抗体またはその抗原結合断片内のCDR-H2に隣接している、[105]~[156]のいずれか1に記載の医薬組成物。
[158]前記フレームワーク領域が、前記抗体またはその抗原結合断片内のCDR-H3に隣接している、[105]~[157]のいずれか1項に記載の医薬組成物。
[159]前記フレームワーク領域が、前記CDR-H2とCDR-H3との間に位置する、[158]に記載の医薬組成物。
[160]前記抗体またはその抗原結合断片が、
(a)配列番号1のアミノ酸56~60(KCSPG)、
(b)配列番号1のアミノ酸101~107(CSSDQVET)、
(c)配列番号1のアミノ酸115~142(NRICTCRPGWYCALSKQEGCRLCAPLRK)、
(d)配列番号1のアミノ酸26~45(QTAQMCCSKCSPGQHAKVFC)、
(e)配列番号1のアミノ酸90~109(REQNRICTCRPGWYCALSKQ)、
(f)配列番号1のアミノ酸98~117(CRPGWYCALSKQEGCRLCAP)、
(g)配列番号1のアミノ酸106~125(LSKQEGCRLCAPLRKCRPGF)、および/または
(h)配列番号1のアミノ酸108~127(KQEGCRLCAPLRKCRPGFGV)内のエピトープにおいて前記TNFR2に特異的に結合する、[105]~[159]のいずれか1に記載の医薬組成物。
[161]前記抗体またはその抗原結合断片が、TNFR2シグナル伝達を活性化する、[105]~[160]のいずれか1に記載の医薬組成物。
[162]前記抗体またはその抗原結合断片が、約10nMを超えないK でTNFR2に結合する、[105]~[161]のいずれか1に記載の医薬組成物。
[163]前記抗体またはその抗原結合断片が、約1nMを超えないK でTNFR2に結合する、[162]に記載の医薬組成物。
[164]前記抗体またはその抗原結合断片が、TNFR2に結合して、少なくとも約10 -1 -1 のk on で抗体抗原複合体を形成する、[105]~[163]のいずれか1に記載の医薬組成物。
[165]前記抗体またはその抗原結合断片が、TNFR2に結合して、少なくとも約10 -1 -1 のk on で抗体抗原複合体を形成する、[164]に記載の医薬組成物。
[166]前記抗体またはその抗原結合断片が、TNFR2に結合して、抗体抗原複合体を形成し、前記複合体が約10 -3 -1 を超えないk off で解離する、[105]~[165]のいずれか1に記載の医薬組成物。
[167]前記抗体またはその抗原結合断片が、約10 -4 -1 を超えないk off でTNFR2から解離する、[166]に記載の医薬組成物。
[168]前記抗体またはその抗原結合断片が、T制御性(Treg)細胞の増殖を促進する、[105]~[167]のいずれか1に記載の医薬組成物。
[169]前記Treg細胞が、CD25 Hi およびCD45RA Low を発現する、[168]に記載の医薬組成物。
[170]前記抗体またはその抗原結合断片が、CD8+T細胞を直接殺傷するか、またはその死を促進する、[105]~[169]のいずれか1に記載の医薬組成物。
[171]前記抗体またはその抗原結合断片が、cIAP2、TRAF2、Etk、VEGFR2、PI3K、Akt、血管新生経路に関与するタンパク質、IKK複合体、RIP、NIK、MAP3K、NFkB経路に関与するタンパク質、NIK、JNK、AP-1、MEK(例えば、MEK1、MEK7)、MKK3、NEMO、IL2R、Foxp3、IL2、TNF、リンホトキシン、リンホトキシンα、およびリンホトキシンβからなる群から選択されるタンパク質をコードする1つ以上のmRNA分子のレベルの増加を促進する、[105]~[170]のいずれか1に記載の医薬組成物。
[172]前記抗体またはその抗原結合断片が、cIAP2、TRAF2、Etk、VEGFR2、PI3K、Akt、血管新生経路に関与するタンパク質、IKK複合体、RIP、NIK、MAP3K、NFkB経路に関与するタンパク質、NIK、JNK、AP-1、MEK(例えば、MEK1、MEK7)、MKK3、NEMO、IL2R、Foxp3、IL2、TNF、リンホトキシン、リンホトキシンα、およびリンホトキシンβからなる群から選択される1つ以上のタンパク質のレベルの増加を促進する、[105]~[171]のいずれか1に記載の医薬組成物。
[173]前記医薬組成物中の前記抗体またはその抗原結合断片の少なくとも75%が単一のジスルフィド結合のアイソフォームで存在する、[105]~[172]のいずれか1に記載の医薬組成物。
[174]前記医薬組成物中の前記抗体またはその抗原結合断片の少なくとも80%が単一のジスルフィド結合のアイソフォームで存在する、[173]に記載の医薬組成物。
[175]前記医薬組成物中の前記抗体またはその抗原結合断片の少なくとも85%が単一のジスルフィド結合のアイソフォームで存在する、[174]に記載の医薬組成物。
[176]前記医薬組成物中の前記抗体またはその抗原結合断片の少なくとも90%が単一のジスルフィド結合のアイソフォームで存在する、[175]に記載の医薬組成物。
[177]前記医薬組成物中の前記抗体またはその抗原結合断片の少なくとも95%が単一のジスルフィド結合のアイソフォームで存在する、[176]に記載の医薬組成物。
[178]前記医薬組成物中の前記抗体またはその抗原結合断片の約75%~約99.9%が単一のジスルフィド結合のアイソフォームで存在する、[105]~[177]のいずれか1に記載の医薬組成物。
[179]前記医薬組成物中の前記抗体またはその抗原結合断片の約80%~約99.9%が単一のジスルフィド結合のアイソフォームで存在する、[178]に記載の医薬組成物。
[180]前記医薬組成物中の前記抗体またはその抗原結合断片の約85%~約99.9%が単一のジスルフィド結合のアイソフォームで存在する、[179]に記載の医薬組成物。
[181]前記医薬組成物中の前記抗体またはその抗原結合断片の約90%~約99.9%が単一のジスルフィド結合のアイソフォームで存在する、[180]に記載の医薬組成物。
[182]前記医薬組成物中の前記抗体またはその抗原結合断片の約95%~約99.9%が単一のジスルフィド結合のアイソフォームで存在する、[181]に記載の医薬組成物。
[183]前記抗体またはその抗原結合断片が、日還元条件下で実施されたゲル電気泳動解析の際に単一の検出可能なバンドをもたらす、[105]~[182]のいずれか1に記載の医薬組成物。
[184]前記単一のジスルフィド結合のアイソフォームがIgG2-Bである、[105]~[183]のいずれか1に記載の医薬組成物。
[185][1]~[69]および[80]~[82]のいずれか1に記載の抗体もしくはその抗原結合断片、[83]に記載の単鎖ポリペプチド、[84]~[88]のいずれか1に記載のコンストラクト、[89]~[91]のいずれか1に記載のポリヌクレオチド、[92]~[99]のいずれか1に記載のベクター、または[100]および[102]~[104]のいずれか1に記載の宿主細胞と、薬学的に許容される担体または賦形剤と、を含む、医薬組成物。
[186]前記抗体またはその抗原結合断片が、前記医薬組成物中に約0.001mg/ml~約100mg/mlの量で存在する、[105]~[185]のいずれか1に記載の医薬組成物。
[187]前記医薬組成物が、追加の治療薬をさらに含む、[105]~[186]のいずれか1に記載の医薬組成物。
[188]前記追加の治療薬が免疫療法剤である、[187]に記載の医薬組成物。
[189]前記免疫療法剤が、アゴニスト性抗CTLA-4剤、アゴニスト性抗PD-1剤、アゴニスト性抗PD-L1剤、アゴニスト性抗PD-L2剤、アゴニスト性抗CD27剤、アゴニスト性抗CD30剤、アゴニスト性抗CD40剤、アゴニスト性抗4-1BB剤、アゴニスト性抗GITR剤、アゴニスト性抗OX40剤、アゴニスト性抗TRAILR1剤、アゴニスト性抗TRAILR2剤、アゴニスト性抗TWEAK剤、アゴニスト性抗TWEAKR剤、アゴニスト性抗細胞表面リンパ球タンパク質剤、アゴニスト性抗BRAF剤、アゴニスト性抗MEK剤、アゴニスト性抗CD33剤、アゴニスト性抗CD20剤、アゴニスト性抗HLA-DR剤、アゴニスト性抗HLAクラスI剤、アゴニスト性抗CD52剤、アゴニスト性抗A33剤、アゴニスト性抗GD3剤、アゴニスト性抗PSMA剤、アゴニスト性抗Ceacan 1剤、アゴニスト性抗Galedin 9剤、アゴニスト性抗HVEM剤、アゴニスト性抗VISTA剤、アゴニスト性抗B7 H4剤、アゴニスト性抗HHLA2剤、アゴニスト性抗CD155剤、アゴニスト性抗CD80剤、アゴニスト性抗BTLA剤、アゴニスト性抗CD160剤、アゴニスト性抗CD28剤、アゴニスト性抗CD226剤、アゴニスト性抗CEACAM1剤、アゴニスト性抗TIM3剤、アゴニスト性抗TIGIT剤、アゴニスト性抗CD96剤、アゴニスト性抗CD70剤、アゴニスト性抗CD27剤、アゴニスト性抗LIGHT剤、アゴニスト性抗CD137剤、アゴニスト性抗DR4剤、アゴニスト性抗CR5剤、アゴニスト性抗TNFRS剤、アゴニスト性抗TNFR1剤、アゴニスト性抗FAS剤、アゴニスト性抗CD95剤、アゴニスト性抗TRAIL剤、アゴニスト性抗DR6剤、アゴニスト性抗EDAR剤、アゴニスト性抗NGFR剤、アゴニスト性抗OPG剤、アゴニスト性抗RANKL剤、アゴニスト性抗LTβ受容体剤、アゴニスト性抗BCMA剤、アゴニスト性抗TACI剤、アゴニスト性抗BAFFR剤、アゴニスト性抗EDAR2剤、アゴニスト性抗TROY剤、およびアゴニスト性抗RELT剤からなる群から選択され、任意選択で前記免疫療法剤が、アゴニスト性抗PD-1抗体またはアゴニスト性抗PD-L1抗体である、[188]に記載の医薬組成物。
[190]前記免疫療法剤が、アゴニスト性抗CTLA-4抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗PD-1抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗PD-L1抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗PD-L2抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗CD27抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗CD30抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗CD40抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗4-1BB抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗GITR抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗OX40抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗TRAILR1抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗TRAILR2抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗TWEAK抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗TWEAKR抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗細胞表面リンパ球タンパク質抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗BRAF抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗MEK抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗CD33抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗CD20抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗HLA-DR抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗HLAクラスI抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗CD52抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗A33抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗GD3抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗PSMA抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗Ceacan 1抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗Galedin 9抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗HVEM抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗VISTA抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗B7 H4抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗HHLA2抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗CD155抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗CD80抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗BTLA抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗CD160抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗CD28抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗CD226抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗CEACAM1抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗TIM3抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗TIGIT抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗CD96抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗CD70抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗CD27抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗LIGHT抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗CD137抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗DR4抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗CR5抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗TNFRS抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗TNFR1抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗FAS抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗CD95抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗TRAIL抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗DR6抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗EDAR抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗NGFR抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗OPG抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗RANKL抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗LTβ受容体抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗BCMA抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗TACI抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗BAFFR抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗EDAR2抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗TROY抗体またはその抗原結合断片、およびアゴニスト性抗RELT抗体またはその抗原結合断片からなる群から選択される、[189]に記載の医薬組成物。
[191]前記免疫療法剤がアゴニスト性抗CTLA-4剤またはアゴニスト性抗PD-1剤である、[189]に記載の医薬組成物。
[192]前記免疫療法剤がアゴニスト性抗CTLA-4抗体もしくはその抗原結合断片またはアゴニスト性抗PD-1抗体もしくはその抗原結合断片である、[191]に記載の医薬組成物。
[193][1]~[69]および[80]~[82]のいずれか1に記載の抗体またはその抗原結合断片を産生する方法であって、前記方法が、前記抗体またはその抗原結合断片をコードするポリヌクレオチドを宿主細胞において発現させることと、宿主細胞培地から前記抗体またはその抗原結合断片を回収すること、を含む、方法。
[194][84]~[88]のいずれか1に記載のコンストラクトを産生する方法であって、前記方法が、前記コンストラクトをコードするポリヌクレオチドを宿主細胞において発現させることと、宿主細胞培地から前記コンストラクトを回収することと、を含む、方法。
[195]ヒト対象においてB細胞またはCD8+T細胞によって媒介される免疫応答を阻害する方法であって、前記方法が、[1]~[69]および[80]~[82]のいずれか1に記載の抗体もしくはその抗原結合断片、[83]に記載の単鎖ポリペプチド、[84]~[88]のいずれか1に記載のコンストラクト、[89]~[91]のいずれか1に記載のポリヌクレオチド、[92]~[99]のいずれか1に記載のベクター、[100]および[102]~[104]のいずれか1に記載の宿主細胞、または[105]~[192]のいずれか1に記載の医薬組成物を、前記対象に投与することを含む、方法。
[196]ヒト対象において、免疫学的疾患を治療する方法であって、前記方法が、[1]~[69]および[80]~[82]のいずれか1に記載の抗体もしくはその抗原結合断片、[83]に記載の単鎖ポリペプチド、[84]~[88]のいずれか1に記載のコンストラクト、[89]~[91]のいずれか1に記載のポリヌクレオチド、[92]~[99]のいずれか1に記載のベクター、[100]および[102]~[104]のいずれか1に記載の宿主細胞と、または[105]~[192]のいずれか1に記載の医薬組成物を、前記対象に投与することを含む、方法。
[197]前記対象が、組織または臓器の再生を必要としている、[196]に記載の方法。
[198]前記組織または臓器が、膵臓、唾液腺、下垂体、腎臓、心臓、肺、造血系、脳神経、心臓、大動脈、嗅覚腺、耳、神経、頭の構造、目、胸腺、舌、骨、肝臓、小腸、大腸、腸、肺、脳、皮膚、末梢神経系、中枢神経系、脊髄、乳房、胚構造、胚、および精巣からなる群から選択される、[197]に記載の方法。
[199]前記免疫学的疾患が、自己免疫疾患、神経学的状態、アレルギー、喘息、黄斑変性症、筋萎縮症、流産に関連する疾患、アテローム性動脈硬化症、骨量減少、筋骨格系疾患、肥満、移植片対宿主病、および同種移植片拒絶からなる群から選択される、[196]~[198]のいずれか1に記載の方法。
[200]前記自己免疫疾患が、I型糖尿病、円形脱毛症、強直性脊椎炎、抗リン脂質抗体症候群、自己免疫アディソン病、自己免疫性溶血性貧血、自己免疫性肝炎、ベーチェット病、水疱性類天疱瘡、心筋症、セリアックスプルー皮膚炎、慢性疲労免疫機能障害症候群(CFIDS)、慢性炎症性脱髄性多発ニューロパチー、チャーグ・ストラウス症候群、瘢痕性類天疱瘡、CREST症候群、寒冷凝集素症、クローン病、本態性混合型クリオグロブリン、線維筋痛-線維筋炎、グレーブス病、ギラン・バレー、橋本甲状腺炎、甲状腺機能低下症、特発性肺線維症、突発性血小板減少性紫斑病(ITP)、IgA腎症、若年性関節炎、扁平苔癬、ループス、メニエール病、混合結合組織疾患、多発性硬化症、重症筋無力症、尋常性天疱瘡、悪性貧血、結節性多発動脈炎、多発性軟骨炎、多腺性症候群、リウマチ性多発筋痛、多発性筋炎および皮膚筋炎、原発性無ガンマグロブリン血症、原発性胆汁性肝硬変、乾癬、レイノー現象、ライター症候群、リウマチ熱、関節リウマチ、サルコイドーシス、強皮症、シェーグレン症候群、全身硬直症候群、高安動脈炎、側頭動脈炎/巨細胞性動脈炎、潰瘍性大腸炎、ブドウ膜炎、血管炎、白斑、およびウェゲナー肉芽腫症からなる群から選択される、[199]に記載の方法。
[201]前記神経学的状態が、脳腫瘍、脳転移、脊髄損傷、統合失調症、てんかん、筋萎縮性側索硬化症(ALS)、パーキンソン病、アルツハイマー病、ハンチントン病、および発作からなる群から選択される、[199]に記載の方法。
[202]前記アレルギーが、食物アレルギー、季節性アレルギー、ペットアレルギー、じんましん、花粉症、アレルギー性結膜炎、毒ツタアレルギー オークアレルギー、カビアレルギー、薬物アレルギー、粉塵アレルギー、化粧品アレルギー、および化学物質アレルギーからなる群から選択される、[199]に記載の方法。
[203]前記同種移植片拒絶が、皮膚移植片拒絶、骨移植片拒絶、血管組織移植片拒絶、靭帯移植片拒絶、および臓器移植片拒絶からなる群から選択される、[199]に記載の方法。
[204]前記靭帯移植片拒絶が、輪状甲状腺靭帯移植片拒絶、歯周靭帯移植片拒絶、水晶体の提靱帯移植片拒絶、掌側橈骨手根靭帯移植片拒絶、背側橈骨手根靭帯移植片拒絶、内側側副靭帯移植片拒絶、外側側副靭帯移植片拒絶、乳房提靭帯移植片拒絶、前仙腸靭帯移植片拒絶、後仙腸靭帯移植片拒絶、仙骨結節靭帯移植片拒絶、仙棘靭帯移植片拒絶、下恥骨靱帯移植片拒絶、上恥骨靭帯移植片拒絶、前十字靱帯移植片拒絶、外側側副靭帯移植片拒絶、後十字靭帯移植片拒絶、内側側副靭帯移植片拒絶、頭蓋十字靭帯移植片拒絶、尾側十字靭帯移植片拒絶、および膝蓋靭帯移植片拒絶からなる群から選択される、[203]に記載の方法。
[205]前記臓器移植片拒絶が、心臓移植片拒絶、肺移植片拒絶、腎臓移植片拒絶、肝臓移植片拒絶、膵臓移植片拒絶、腸移植片拒絶、および胸腺移植片拒絶からなる群から選択される、[203]に記載の方法。
[206]前記移植片対宿主疾患が、骨髄移植、または造血幹細胞、骨髄系共通前駆細胞、リンパ系共通前駆細胞、巨核球、単球、好塩基球、好酸球、好中球、マクロファージ、T細胞、B細胞、ナチュラルキラー細胞、および樹状細胞からなる群から選択される1つ以上の血液細胞から生じる、[199]に記載の方法。
[207]ヒト対象において、炎症性疾患を治療する方法であって、前記方法が、[1]~[69]および[80]~[82]のいずれか1に記載の抗体もしくはその抗原結合断片、[83]に記載の単鎖ポリペプチド、[84]~[88]のいずれか1に記載のコンストラクト、[89]~[91]のいずれか1に記載のポリヌクレオチド、[92]~[99]のいずれか1に記載のベクター、[100]および[102]~[104]のいずれか1に記載の宿主細胞と、または[105]~[192]のいずれか1に記載の医薬組成物を、前記対象に投与することを含む、方法。
[208]前記炎症性疾患が、急性または慢性の炎症である、[207]に記載の方法。
[209]前記炎症性疾患が、変形性関節症、線維性肺疾患、および心臓の炎症からなる群から選択される、[207]に記載の方法。
[210]ヒト対象において、TNFR2+組織を再生する方法であって、前記方法が、[1]~[69]および[80]~[82]のいずれか1に記載の抗体もしくはその抗原結合断片、[83]に記載の単鎖ポリペプチド、[84]~[88]のいずれか1に記載のコンストラクト、[89]~[91]のいずれか1に記載のポリヌクレオチド、[92]~[99]のいずれか1に記載のベクター、[100]および[102]~[104]のいずれか1に記載の宿主細胞と、または[105]~[192]のいずれか1に記載の医薬組成物を、前記対象に投与することを含む、方法。
[211]前記TNFR2+組織が、膵臓、唾液腺、下垂体、腎臓、心臓、肺、造血系、脳神経、心臓、大動脈、嗅覚腺、耳、神経、目、胸腺、舌、骨、肝臓、小腸、大腸、胃腸、肺、脳、皮膚、末梢神経系、中枢神経系、脊髄、乳房、胚構造、胚、および精巣の組織からなる群から選択される、[210]に記載の方法。
[212]前記方法が、免疫療法剤を前記ヒトに投与することを含む、[195]~[211]のいずれか1に記載の方法。
[213]前記免疫療法剤が、アゴニスト性抗CTLA-4剤、アゴニスト性抗PD-1剤、アゴニスト性抗PD-L1剤、アゴニスト性抗PD-L2剤、アゴニスト性抗CD27剤、アゴニスト性抗CD30剤、アゴニスト性抗CD40剤、アゴニスト性抗4-1BB剤、アゴニスト性抗GITR剤、アゴニスト性抗OX40剤、アゴニスト性抗TRAILR1剤、アゴニスト性抗TRAILR2剤、アゴニスト性抗TWEAK剤、アゴニスト性抗TWEAKR剤、アゴニスト性抗細胞表面リンパ球タンパク質剤、アゴニスト性抗BRAF剤、アゴニスト性抗MEK剤、アゴニスト性抗CD33剤、アゴニスト性抗CD20剤、アゴニスト性抗HLA-DR剤、アゴニスト性抗HLAクラスI剤、アゴニスト性抗CD52剤、アゴニスト性抗A33剤、アゴニスト性抗GD3剤、アゴニスト性抗PSMA剤、アゴニスト性抗Ceacan 1剤、アゴニスト性抗Galedin 9剤、アゴニスト性抗HVEM剤、アゴニスト性抗VISTA剤、アゴニスト性抗B7 H4剤、アゴニスト性抗HHLA2剤、アゴニスト性抗CD155剤、アゴニスト性抗CD80剤、アゴニスト性抗BTLA剤、アゴニスト性抗CD160剤、アゴニスト性抗CD28剤、アゴニスト性抗CD226剤、アゴニスト性抗CEACAM1剤、アゴニスト性抗TIM3剤、アゴニスト性抗TIGIT剤、アゴニスト性抗CD96剤、アゴニスト性抗CD70剤、アゴニスト性抗CD27剤、アゴニスト性抗LIGHT剤、アゴニスト性抗CD137剤、アゴニスト性抗DR4剤、アゴニスト性抗CR5剤、アゴニスト性抗TNFRS剤、アゴニスト性抗TNFR1剤、アゴニスト性抗FAS剤、アゴニスト性抗CD95剤、アゴニスト性抗TRAIL剤、アゴニスト性抗DR6剤、アゴニスト性抗EDAR剤、アゴニスト性抗NGFR剤、アゴニスト性抗OPG剤、アゴニスト性抗RANKL剤、アゴニスト性抗LTβ受容体剤、アゴニスト性抗BCMA剤、アゴニスト性抗TACI剤、アゴニスト性抗BAFFR剤、アゴニスト性抗EDAR2剤、アゴニスト性抗TROY剤、およびアゴニスト性抗RELT剤からなる群から選択され、任意選択で前記免疫療法剤が、アゴニスト性抗PD-1抗体またはアゴニスト性抗PD-L1抗体である、[212]に記載の方法。
[214]前記免疫療法剤が、アゴニスト性抗CTLA-4抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗PD-1抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗PD-L1抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗PD-L2抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗CD27抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗CD30抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗CD40抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗4-1BB抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗GITR抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗OX40抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗TRAILR1抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗TRAILR2抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗TWEAK抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗TWEAKR抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗細胞表面リンパ球タンパク質抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗BRAF抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗MEK抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗CD33抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗CD20抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗HLA-DR抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗HLAクラスI抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗CD52抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗A33抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗GD3抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗PSMA抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗Ceacan 1抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗Galedin 9抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗HVEM抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗VISTA抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗B7 H4抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗HHLA2抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗CD155抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗CD80抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗BTLA抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗CD160抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗CD28抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗CD226抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗CEACAM1抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗TIM3抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗TIGIT抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗CD96抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗CD70抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗CD27抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗LIGHT抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗CD137抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗DR4抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗CR5抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗TNFRS抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗TNFR1抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗FAS抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗CD95抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗TRAIL抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗DR6抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗EDAR抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗NGFR抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗OPG抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗RANKL抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗LTβ受容体抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗BCMA抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗TACI抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗BAFFR抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗EDAR2抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗TROY抗体またはその抗原結合断片、およびアゴニスト性抗RELT抗体またはその抗原結合断片からなる群から選択される、[213]に記載の方法。
[215]前記免疫療法剤がアゴニスト性抗CTLA-4剤またはアゴニスト性抗PD-1剤である、[213]に記載の方法。
[216]前記免疫療法剤がアゴニスト性抗CTLA-4抗体もしくはその抗原結合断片またはアゴニスト性抗PD-1抗体もしくはその抗原結合断片である、[215]に記載の方法。
[217]前記方法が、TNFα、アゴニスト性TNFαムテイン、および Bacillus Calmette-Guerin(BCG)からなる群から選択される追加の薬剤を前記ヒトに投与することを含む、[195]~[216]のいずれか1に記載の方法。
[218]TNFR2に特異的に結合する前記抗体またはその抗原結合断片が、約0.001mg/kg~約100mg/kgの量で前記ヒトに投与される、[195]~[217]のいずれか1に記載の方法。
[219][1]~[69]および[80]~[82]のいずれか1に記載の抗体またはその抗原結合断片、[83]に記載の単鎖ポリペプチド、[84]~[88]のいずれか1に記載のコンストラクト、[89]~[91]のいずれか1に記載のポリヌクレオチド、[92]~[99]のいずれか1に記載のベクター、[100]~[104]のいずれか1に記載の宿主細胞、ならびに[105]~[192]のいずれか1に記載の医薬組成物からなる群から選択される薬剤を含むキット。
[220]前記キットが、[1]~[69]および[80]~[82]のいずれか1に記載の抗体またはその抗原結合断片を含む、[219]に記載のキット。
[221]前記キットが、[83]に記載の単鎖ポリペプチドを含む、[219]に記載のキット。
[222]前記キットが、[84]~[88]のいずれか1に記載のコンストラクトを含む、[219]に記載のキット。
[223]前記キットが、[89]~[91]のいずれか1に記載のポリヌクレオチドを含む、[219]に記載のキット。
[224]前記キットが、[92]~[99]のいずれか1に記載のベクターを含む、[219]に記載のキット。
[225]前記キットが、前記ベクターを宿主細胞にトランスフェクトするための使用説明書をさらに含む、[224]に記載のキット。
[226]前記キットが、前記宿主細胞において前記抗体、その抗原結合断片、またはコンストラクトを発現させるための使用説明書をさらに含む、[225]に記載のキット。
[227]前記キットが、[100]~[104]のいずれか1に記載の宿主細胞を含む、[219]に記載のキット。
[228]前記キットが、前記宿主細胞において前記抗体、その抗原結合断片、またはコンストラクトを発現するために使用できる試薬をさらに含む、[227]に記載のキット。
[229]前記キットが、[105]~[192]のいずれか1に記載の医薬組成物を含む、[219]に記載のキット。
[230]前記薬剤をヒト患者に投与するための使用説明書をさらに含む、[219]に記載のキット。
[231]前記薬剤を作製または使用するための使用説明書をさらに含む、[219]に記載のキット。
[232]前記IgG1 CH1ドメインが、配列番号6のアミノ酸配列に対して少なくとも85%同一であるアミノ酸配列を有する、[1]に記載の抗体またはその抗原結合断片。
[233]前記IgG1 CH1ドメインが、配列番号6のアミノ酸配列に対して少なくとも90%同一であるアミノ酸配列を有する、[232]に記載の抗体またはその抗原結合断片。
[234]前記IgG1 CH1ドメインが、配列番号6のアミノ酸配列に対して少なくとも95%同一であるアミノ酸配列を有する、[233]に記載の抗体またはその抗原結合断片。
[235]前記IgG1 CH1ドメインが、配列番号6または配列番号7のアミノ酸配列を有する、[1]に記載の抗体またはその抗原結合断片。
[236]前記IgG2 CH1ドメインが、配列番号8のアミノ酸配列に対して少なくとも85%同一であるアミノ酸配列を有する、[1]に記載の抗体またはその抗原結合断片。
[237]前記IgG2 CH1ドメインが、配列番号8のアミノ酸配列に対して少なくとも90%同一であるアミノ酸配列を有する、[236]に記載の抗体またはその抗原結合断片。
[238]前記IgG2 CH1ドメインが、配列番号8のアミノ酸配列に対して少なくとも95%同一であるアミノ酸配列を有する、[237]に記載の抗体またはその抗原結合断片。
[239]前記IgG2 CH1ドメインが、配列番号8または配列番号9のアミノ酸配列を有する、[1]に記載の抗体またはその抗原結合断片。
[240]前記抗体またはその抗原結合断片が、約133Å未満の距離で隔てられる少なくとも2つの抗原結合部位を含む、[1]に記載の抗体またはその抗原結合断片。
[241]前記抗原結合部位が、約90Å~約132Åの距離で隔てられる、[240]に記載の抗体またはその抗原結合断片。
[242]前記抗原結合部位が、約95Å~約130Åの距離で隔てられる、[241]に記載の抗体またはその抗原結合断片。
[243]前記抗原結合部位が、約98Å~約128Åの距離で隔てられる、[242]に記載の抗体またはその抗原結合断片。
[244]前記抗原結合部位が、約105Å~約127Åの距離で隔てられる、[243]に記載の抗体またはその抗原結合断片。
[245]前記抗原結合部位が、約110Å~約122Åの距離で隔てられる、[244]に記載の抗体またはその抗原結合断片。
[246]前記抗原結合部位が、約115Å~約119Åの距離で隔てられる、[245]に記載の抗体またはその抗原結合断片。
[247]前記抗原結合部位が、約117Åの距離で隔てられる、[246]に記載の抗体またはその抗原結合断片。
[248]前記抗体またはその抗原結合断片が、IgG1アイソタイプを有する、[17]に記載の抗体またはその抗原結合断片。
[249]前記抗原結合部位が、約115Å~約132Åの距離で隔てられる、[248]に記載の抗体またはその抗原結合断片。
[250]前記抗原結合部位が、約120Å~約129Åの距離で隔てられる、[249]に記載の抗体またはその抗原結合断片。
[251]前記抗原結合部位が、約123Å~約127Åの距離で隔てられる、[250]に記載の抗体またはその抗原結合断片。
[252]前記抗原結合部位が、約125Åの距離で隔てられる、[251]に記載の抗体またはその抗原結合断片。
[253]前記抗体またはその抗原結合断片が、IgG3アイソタイプを有する、[22]に記載の抗体またはその抗原結合断片。
[254]前記抗体またはその抗原結合断片が、
(a)GZ TFZ YZ (配列番号2)、
(b)GYTFTDYNI(配列番号3)、もしくは前記配列に対して2個までの保存的アミノ酸置換を有するアミノ酸配列、または
(c)GYTFTDYNL(配列番号4)、もしくは前記配列に対して2個までの保存的アミノ酸置換を有するアミノ酸配列、のアミノ酸配列を有するCDR-H1を含み、
各々のZ が、独立して、芳香族置換基を含む側鎖を含む天然に存在するアミノ酸であり、
各々のZ が、独立して、生理学的pHにおいてアニオン性側鎖を含む天然に存在するアミノ酸であり、
各々のZ が、独立して、生理学的pHにおいて極性の非荷電側鎖を含む天然に存在するアミノ酸であり、
各々のZ が、独立して、ロイシンもしくはイソロイシンである、[1]に記載の抗体またはその抗原結合断片。
[255]前記抗体またはその抗原結合断片が、CRD1内の1つ以上のアミノ酸によって定義されるエピトープにおいてヒトTNFR2に特異的に結合する、[254]に記載の抗体またはその抗原結合断片。
[256]前記エピトープが、配列番号1のアミノ酸残基56~60(KCSPG)のうちの1つ以上によって定義される、[255]に記載の抗体またはその抗原結合断片。
[257]前記抗体またはその抗原結合断片が、CRD2内の1つ以上のアミノ酸によって定義されるエピトープにおいてヒトTNFR2に特異的に結合する、[27]に記載の抗体またはその抗原結合断片。
[258]前記抗体またはその抗原結合断片が、CRD3内の1つ以上のアミノ酸によって定義されるエピトープにおいてヒトTNFR2に特異的に結合する、[27]に記載の抗体またはその抗原結合断片。
[259]前記抗体または抗原結合断片が、
(a)アミノ酸配列INPNYDST(配列番号10)、もしくは前記配列に対して2個までの保存的アミノ酸置換を有するアミノ酸配列を有するCDR-H2、
(b)アミノ酸配列CARGNSWYFDV(配列番号11)、もしくは前記配列に対して2個までの保存的アミノ酸置換を有するアミノ酸配列を有するCDR-H3、
(c)アミノ酸配列SSVRY(配列番号12)、もしくは前記配列に対して2個までの保存的アミノ酸置換を有するアミノ酸配列を有するCDR-L1、
(d)アミノ酸配列LTS、もしくは前記配列に対して2個までの保存的アミノ酸置換を有するアミノ酸配列を有するCDR-L2、および
(e)アミノ酸配列CQQWSSNPLT(配列番号13)、または前記配列に対して2個までの保存的アミノ酸置換を有するCDR-L3、のCDRのうちの1つ以上または全てをさらに含む、[27]に記載の抗体またはその抗原結合断片。
[260]前記抗体または抗原結合断片が、
(a)アミノ酸配列INPNYDST(配列番号10)を有するCDR-H2、
(b)アミノ酸配列CARGNSWYFDV(配列番号11)を有するCDR-H3、
(c)アミノ酸配列SSVRY(配列番号12)を有するCDR-L1、
(d)アミノ酸配列LTSを有するCDR-L2、および
(e)アミノ酸配列CQQWSSNPLT(配列番号13)を有するCDR-L3、のCDRのうちの1つ以上または全てを含む、[259]に記載の抗体またはその抗原結合断片。
[261]前記CDR-H1がアミノ酸配列GYTFTDYNI(配列番号3)、または前記配列に対して2個までの保存的アミノ酸置換を有するアミノ酸配列を有する、[27]に記載の抗体またはその抗原結合断片。
[262]前記CDR-H1がアミノ酸配列GYTFTDYNI(配列番号3)を有する、[261]に記載の抗体またはその抗原結合断片。
[263]前記抗体または抗原結合断片が、
(a)アミノ酸配列GYTFTDYNI(配列番号3)を有するCDR-H1、
(b)アミノ酸配列INPNYDST(配列番号10)を有するCDR-H2、
(c)アミノ酸配列CARGNSWYFDV(配列番号11)を有するCDR-H3、
(d)アミノ酸配列SSVRY(配列番号12)を有するCDR-L1、
(e)アミノ酸配列LTSを有するCDR-L2、および
(f)アミノ酸配列CQQWSSNPLT(配列番号13)を有するCDR-L3、のCDRを含む、[262]に記載の抗体またはその抗原結合断片。
[264]前記抗体またはその抗原結合断片が、配列番号14に対して少なくとも85%同一であるアミノ酸配列を有する、重鎖可変ドメイン(V )を含む、[27]に記載の抗体またはその抗原結合断片。
[265]前記抗体またはその抗原結合断片が、配列番号14のアミノ酸配列に対して少なくとも90%同一であるアミノ酸配列を有する、重鎖可変ドメイン(V )を含む、[264]に記載の抗体またはその抗原結合断片。
[266]前記抗体またはその抗原結合断片が、配列番号14に対して少なくとも95%同一であるアミノ酸配列を有する、重鎖可変ドメイン(V )を含む、[265]に記載の抗体またはその抗原結合断片。
[267]前記抗体またはその抗原結合断片が、配列番号14のアミノ酸配列を有する、重鎖可変ドメイン(V )を含む、[266]に記載の抗体またはその抗原結合断片。
[268]前記CDR-H1がアミノ酸配列GYTFTDYNL(配列番号4)、または前記配列に対して2個までの保存的アミノ酸置換を有するアミノ酸配列を有する、[27]に記載の抗体またはその抗原結合断片。
[269]前記CDR-H1がアミノ酸配列GYTFTDYNL(配列番号4)を有する、[268]に記載の抗体またはその抗原結合断片。
[270]前記抗体または抗原結合断片が、
(a)アミノ酸配列GYTFTDYNL(配列番号4)を有するCDR-H1、
(b)アミノ酸配列INPNYDST(配列番号10)を有するCDR-H2、
(c)アミノ酸配列CARGNSWYFDV(配列番号11)を有するCDR-H3、
(d)アミノ酸配列SSVRY(配列番号12)を有するCDR-L1、
(e)アミノ酸配列LTSを有するCDR-L2、および
(f)アミノ酸配列CQQWSSNPLT(配列番号13)を有するCDR-L3、のCDRを含む、[269]に記載の抗体またはその抗原結合断片。
[271]前記抗体またはその抗原結合断片が、配列番号15に対して少なくとも85%同一であるアミノ酸配列を有する、重鎖可変ドメイン(V )を含む、[27]に記載の抗体またはその抗原結合断片。
[272]前記抗体またはその抗原結合断片が、配列番号15のアミノ酸配列に対して少なくとも90%同一であるアミノ酸配列を有する、重鎖可変ドメイン(V )を含む、[271]に記載の抗体またはその抗原結合断片。
[273]前記抗体またはその抗原結合断片が、配列番号15に対して少なくとも95%同一であるアミノ酸配列を有する、重鎖可変ドメイン(V )を含む、[272]に記載の抗体またはその抗原結合断片。
[274]前記抗体またはその抗原結合断片が、配列番号15のアミノ酸配列を有する、重鎖可変ドメイン(V )を含む、[273]に記載の抗体またはその抗原結合断片。
[275]前記抗体またはその抗原結合断片が、非天然の定常領域を含む、[1]に記載の抗体またはその抗原結合断片。
[276]前記非天然の定常領域が、ヒトの定常領域である、[275]に記載の抗体またはその抗原結合断片。
[277]前記抗体またはその抗原結合断片が、Fcドメインの全てもしくは一部を欠き、天然Fcドメインの全てもしくは一部を欠き、またはFcドメインを欠く、[1]に記載の抗体またはその抗原結合断片。
[278]前記抗体またはその抗原結合断片が、TJDJSJJJX YX LJX LJS(配列番号5)のアミノ酸配列もしくは配列番号5の残基のうちの10個以上を有するアミノ酸配列を有するフレームワーク領域を含み、各々のJは、独立して、天然に存在するアミノ酸であり、各々のX は、独立して、A、V、もしくはFであり、各々のX は、独立して、MもしくはIであり、各々のX は、独立してEもしくはQであり、各々のX は、独立してSもしくはRである、[1]に記載の抗体またはその抗原結合断片。
[279]前記抗体またはその抗原結合断片が、
(a)TVDKSSSTAYMELRSLTS(配列番号16)、もしくは前記配列に対して2個までの保存的アミノ酸置換を有するアミノ酸配列、
(b)TADTSSNTAYIQLSSLTS(配列番号17)、もしくは前記配列に対して2個までの保存的アミノ酸置換を有するアミノ酸配列、
(c)TADTSTDTAYMELSSLRS(配列番号18)、もしくは前記配列に対して2個までの保存的アミノ酸置換を有するアミノ酸配列、
(d)TRDTSISTAYMELSRLTS(配列番号19)、もしくは前記配列に対して2個までの保存的アミノ酸置換を有するアミノ酸配列、
(e)TFYMELSSLRS(配列番号20)、もしくは前記配列に対して2個までの保存的アミノ酸置換を有するアミノ酸配列、
(f)TRDTSISTAYMELNRLTS(配列番号21)、もしくは前記配列に対して2個までの保存的アミノ酸置換を有するアミノ酸配列、
(g)TRDTSTNTVYMELTSLRS(配列番号22)、もしくは前記配列に対して2個までの保存的アミノ酸置換を有するアミノ酸配列、および
(h)TADTSTDRAYMELSSLRS(配列番号23)、または前記配列に対して2個までの保存的アミノ酸置換を有するアミノ酸配列からなる群から選択される、アミノ酸配列を有するフレームワーク領域を含む、[1]に記載の抗体またはその抗原結合断片。
[280]前記フレームワーク領域が、前記抗体またはその抗原結合断片内のCDR-H2に隣接している、[1]に記載の抗体またはその抗原結合断片。
[281]前記フレームワーク領域が、前記抗体またはその抗原結合断片内のCDR-H3に隣接している、[1]に記載の抗体またはその抗原結合断片。
[282]前記フレームワーク領域が、前記CDR-H2とCDR-H3との間に位置する、[281]に記載の抗体またはその抗原結合断片。
[283]前記抗体またはその抗原結合断片が、
(a)配列番号1のアミノ酸56~60(KCSPG)、
(b)配列番号1のアミノ酸101~107(CSSDQVET)、
(c)配列番号1のアミノ酸115~142(NRICTCRPGWYCALSKQEGCRLCAPLRK)、
(d)配列番号1のアミノ酸26~45(QTAQMCCSKCSPGQHAKVFC)、
(e)配列番号1のアミノ酸90~109(REQNRICTCRPGWYCALSKQ)、
(f)配列番号1のアミノ酸98~117(CRPGWYCALSKQEGCRLCAP)、
(g)配列番号1のアミノ酸106~125(LSKQEGCRLCAPLRKCRPGF)、および/または
(h)配列番号1のアミノ酸108~127(KQEGCRLCAPLRKCRPGFGV)内のエピトープにおいて前記TNFR2に特異的に結合する、[1]に記載の抗体またはその抗原結合断片。
[284]前記抗体またはその抗原結合断片が、TNFR2シグナル伝達を活性化する、[1]に記載の抗体またはその抗原結合断片。
[285]前記抗体またはその抗原結合断片が、約10nMを超えないK でTNFR2に結合する、[1]に記載の抗体またはその抗原結合断片。
[286]前記抗体またはその抗原結合断片が、約1nMを超えないK でTNFR2に結合する、[285]に記載の抗体またはその抗原結合断片。
[287]前記抗体またはその抗原結合断片がTNFR2に結合して、少なくとも約10 -1 -1 のk on で抗体抗原複合体を形成する、[1]に記載の抗体またはその抗原結合断片。
[288]前記抗体またはその抗原結合断片がTNFR2に結合して、少なくとも約10 -1 -1 のk on で抗体抗原複合体を形成する、[287]に記載の抗体またはその抗原結合断片。
[289]前記抗体またはその抗原結合断片がTNFR2に結合して抗体抗原複合体を形成し、前記複合体が約10 -3 -1 を超えないk off で解離する、[1]に記載の抗体またはその抗原結合断片。
[290]前記抗体またはその抗原結合断片が、約10 -4 -1 を超えないk off でTNFR2から解離する、[289]に記載の抗体またはその抗原結合断片。
[291]前記抗体またはその抗原結合断片が、T制御性(Treg)細胞の増殖を促進する、[1]に記載の抗体またはその抗原結合断片。
[292]前記Treg細胞が、CD25 Hi およびCD45RA Low を発現する、[291]に記載の抗体またはその抗原結合断片。
[293]前記抗体またはその抗原結合断片が、CD8+T細胞を直接殺傷するか、またはその死を促進する、[1]に記載の抗体またはその抗原結合断片。
[294]前記抗体またはその抗原結合断片が、cIAP2、TRAF2、Etk、VEGFR2、PI3K、Akt、血管新生経路に関与するタンパク質、IKK複合体、RIP、NIK、MAP3K、NFkB経路に関与するタンパク質、NIK、JNK、AP-1、MEK(例えば、MEK1、MEK7)、MKK3、NEMO、IL2R、Foxp3、IL2、TNF、リンホトキシン、リンホトキシンα、およびリンホトキシンβからなる群から選択されるタンパク質をコードする1つ以上のmRNA分子のレベルの増加を促進する、[1]に記載の抗体またはその抗原結合断片。
[295]前記抗体またはその抗原結合断片が、cIAP2、TRAF2、Etk、VEGFR2、PI3K、Akt、血管新生経路に関与するタンパク質、IKK複合体、RIP、NIK、MAP3K、NFkB経路に関与するタンパク質、NIK、JNK、AP-1、MEK(例えば、MEK1、MEK7)、MKK3、NEMO、IL2R、Foxp3、IL2、TNF、リンホトキシン、リンホトキシンα、およびリンホトキシンβからなる群から選択される1つ以上のタンパク質のレベルの増加を促進する、[1]に記載の抗体またはその抗原結合断片。
[296]前記抗体またはその抗原結合断片が、対象への投与時にイタコン酸のレベルの増加を促進し、任意選択で前記対象がヒト対象である、[1]に記載の抗体またはその抗原結合断片。
[297][70]に記載の方法によって産生される抗体またはその抗原結合断片。
[298]前記抗体またはその抗原結合断片が、モノクローナル抗体またはその抗原結合断片、ポリクローナル抗体またはその抗原結合断片、ヒト抗体またはその抗原結合断片、ヒト化抗体またはその抗原結合断片、霊長類化抗体またはその抗原結合断片、二重特異性抗体またはその抗原結合断片、多重特異性抗体またはその抗原結合断片、二重可変免疫グロブリンドメイン、一価抗体またはその抗原結合断片、キメラ抗体またはその抗原結合断片、単鎖Fv分子(scFv)、ディアボディ、トリアボディ、ナノボディ、抗体様タンパク質足場、ドメイン抗体、Fv断片、Fab断片、F(ab’) 分子、およびタンデムscFv(taFv)からなる群から選択され、前記抗体またはその抗原結合断片は、ヒト抗体もしくはその抗原結合断片、ヒト化抗体もしくはその抗原結合断片、またはキメラ抗体もしくはその抗原結合断片である、[1]に記載の抗体またはその抗原結合断片。
[299]前記抗体またはその抗原結合断片が、単鎖ポリペプチドである、[1]に記載の抗体またはその抗原結合断片。
[300][299]に記載の単鎖ポリペプチドに対するヒトTNFR2の結合を競合的に阻害する、単鎖ポリペプチド。
[301]第1のポリペプチドドメインおよび第2のポリペプチドドメインを含むコンストラクトであって、第1のポリペプチドドメインおよび第2のポリペプチドドメインが、各々独立して、[300]に記載の単鎖ポリペプチドを含む、コンストラクト。
[302]前記コンストラクトがヒトFcドメインを含む、[301]に記載のコンストラクト。
[303]前記コンストラクトがマウスFcドメインを欠く、[301]に記載のコンストラクト。
[304]前記第1のポリペプチドドメインおよび前記第2のポリペプチドドメインが共有結合リンカーによって結合されている、[301]に記載のコンストラクト。
[305]前記共有結合リンカーが、アミド結合またはジスルフィド結合を含む、[304]に記載のコンストラクト。
[306][1]に記載の抗体またはその抗原結合断片をコードするポリヌクレオチド。
[307][299]に記載の単鎖ポリペプチドをコードするポリヌクレオチド。
[308][301]に記載のコンストラクトをコードするポリヌクレオチド。
[309][306]に記載のポリヌクレオチドを含むベクター。
[310]前記ベクターが発現ベクターである、[309]に記載のベクター。
[311]前記発現ベクターが真核生物発現ベクターである、[310]に記載のベクター。
[312]前記ベクターがウイルスベクターである、[309]に記載のベクター。
[313]前記ウイルスベクターが、アデノウイルス(Ad)、レトロウイルス、ポックスウイルス、アデノ随伴ウイルス、バキュロウイルス、単純ヘルペスウイルス、およびワクシニアウイルスからなる群から選択される、[312]に記載のベクター。
[314]前記アデノウイルスが血清型2、5、11、12、24、26、34、35、40、48、49、50、52、もしくはPan9アデノウイルス、またはヒト、チンパンジー、もしくはアカゲザルのアデノウイルスである、[313]に記載のベクター。
[315]前記レトロウイルスがγ-レトロウイルスまたはレンチウイルスである、[313]に記載のベクター。
[316]前記ワクシニアウイルスが、改変ワクシニアアンカラ(MVA)である、[313]に記載のベクター。
[317][309]に記載のベクターを含む単離された宿主細胞。
[318]前記宿主細胞が原核生物細胞である、[317]に記載の宿主細胞。
[319]前記宿主細胞が真核生物細胞である、[317]に記載の宿主細胞。
[320]前記真核生物細胞が哺乳動物細胞である、[319]に記載の宿主細胞。
[321]前記哺乳動物細胞がCHO細胞またはHEK細胞である、[320]に記載の宿主細胞。
[322]前記IgG1 CH1ドメインが、配列番号6のアミノ酸配列に対して少なくとも85%同一であるアミノ酸配列を有する、[105]に記載の医薬組成物。
[323]前記IgG1 CH1ドメインが、配列番号6のアミノ酸配列に対して少なくとも90%同一であるアミノ酸配列を有する、[322]に記載の医薬組成物。
[324]前記IgG1 CH1ドメインが、配列番号6のアミノ酸配列に対して少なくとも95%同一であるアミノ酸配列を有する、[323]に記載の医薬組成物。
[325]前記IgG1 CH1ドメインが、配列番号6または配列番号7のアミノ酸配列を有する、[105]に記載の医薬組成物。
[326]前記IgG2 CH1ドメインが、配列番号8のアミノ酸配列に対して少なくとも85%同一であるアミノ酸配列を有する、[105]に記載の医薬組成物。
[327]前記IgG2 CH1ドメインが、配列番号8のアミノ酸配列に対して少なくとも90%同一であるアミノ酸配列を有する、[326]に記載の医薬組成物。
[328]前記IgG2 CH1ドメインが、配列番号8のアミノ酸配列に対して少なくとも95%同一であるアミノ酸配列を有する、[327]に記載の医薬組成物。
[329]前記IgG2 CH1ドメインが、配列番号8または配列番号9アミノ酸配列を有する、[105]に記載の医薬組成物。
[330]前記抗体またはその抗原結合断片が、約133Å未満の距離で隔てられる少なくとも2つの抗原結合部位を含む、[105]に記載の医薬組成物。
[331]前記抗原結合部位が、約90Å~約132Åの距離で隔てられる、[330]に記載の医薬組成物。
[332]前記抗原結合部位が、約95Å~約130Åの距離で隔てられる、[331]に記載の医薬組成物。
[333]前記抗原結合部位が、約98Å~約128Åの距離で隔てられる、[332]に記載の医薬組成物。
[334]前記抗原結合部位が、約105Å~約127Åの距離で隔てられる、[330]に記載の医薬組成物。
[335]前記抗原結合部位が、約110Å~約122Åの距離で隔てられる、[334]に記載の医薬組成物。
[336]前記抗原結合部位が、約115Å~約119Åの距離で隔てられる、[335]に記載の医薬組成物。
[337]前記抗原結合部位が、約117Åの距離で隔てられる、[336]に記載の医薬組成物。
[338]前記抗体またはその抗原結合断片が、IgG1アイソタイプを有する、[337]に記載の医薬組成物。
[339]前記抗原結合部位が、約115Å~約132Åの距離で隔てられる、[330]に記載の医薬組成物。
[340]前記抗原結合部位が、約120Å~約129Åの距離で隔てられる、[339]に記載の医薬組成物。
[341]前記抗原結合部位が、約123Å~約127Åの距離で隔てられる、[340]に記載の医薬組成物。
[342]前記抗原結合部位が、約125Åの距離で隔てられる、[341]に記載の医薬組成物。
[343]前記抗体またはその抗原結合断片が、IgG3アイソタイプを有する、[342]に記載の医薬組成物。
[344]前記抗体またはその抗原結合断片が、
(a)GZ TFZ YZ (配列番号2)、
(b)GYTFTDYNI(配列番号3)、もしくは前記配列に対して2個までの保存的アミノ酸置換を有するアミノ酸配列、または
(c)GYTFTDYNL(配列番号4)、もしくは前記配列に対して2個までの保存的アミノ酸置換を有するアミノ酸配列、のアミノ酸配列を有するCDR-H1を含み、
各々のZ が、独立して、芳香族置換基を含む側鎖を含む天然に存在するアミノ酸であり、
各々のZ が、独立して、生理学的pHにおいてアニオン性側鎖を含む天然に存在するアミノ酸であり、
各々のZ が、独立して、生理学的pHにおいて極性の非荷電側鎖を含む天然に存在するアミノ酸であり、
各々のZ が、独立して、ロイシンもしくはイソロイシンである、[330]に記載の医薬組成物。
[345]前記抗体またはその抗原結合断片が、CRD1内の1つ以上のアミノ酸によって定義されるエピトープにおいてヒトTNFR2に特異的に結合する、[344]に記載の医薬組成物。
[346]前記エピトープが、配列番号1のアミノ酸残基56~60(KCSPG)のうちの1つ以上によって定義される、[345]に記載の医薬組成物。
[347]前記抗体またはその抗原結合断片が、CRD2内の1つ以上のアミノ酸によって定義されるエピトープにおいてヒトTNFR2に特異的に結合する、[344]に記載の医薬組成物。
[348][1]に記載の抗体またはその抗原結合断片を産生する方法であって、前記方法が、前記抗体またはその抗原結合断片をコードするポリヌクレオチドを宿主細胞において発現させることと、宿主細胞培地から前記抗体またはその抗原結合断片を回収すること、を含む、方法。
[349][84]に記載のコンストラクトを産生する方法であって、前記方法が、前記コンストラクトをコードするポリヌクレオチドを宿主細胞において発現させることと、宿主細胞培地から前記コンストラクトを回収することと、を含む、方法。
[350]ヒト対象においてB細胞またはCD8+T細胞によって媒介される免疫応答を阻害する方法であって、前記方法が、[1]に記載の抗体またはその抗原結合断片を前記対象に投与することを含む、方法。
[351]ヒト対象において免疫学的疾患を治療する方法であって、前記方法が、[1]に記載の抗体またはその抗原結合断片を前記対象に投与することを含む、方法。
[352]前記対象が、組織または臓器の再生を必要としている、[351]に記載の方法。
[353]前記組織または臓器が、膵臓、唾液腺、下垂体、腎臓、心臓、肺、造血系、脳神経、心臓、大動脈、嗅覚腺、耳、神経、頭の構造、目、胸腺、舌、骨、肝臓、小腸、大腸、腸、肺、脳、皮膚、末梢神経系、中枢神経系、脊髄、乳房、胚構造、胚、および精巣からなる群から選択される、[352]に記載の方法。
[354]前記免疫学的疾患が、自己免疫疾患、神経学的状態、アレルギー、喘息、黄斑変性症、筋萎縮症、流産に関連する疾患、アテローム性動脈硬化症、骨量減少、筋骨格系疾患、肥満、移植片対宿主病、および同種移植片拒絶からなる群から選択される、[351]に記載の方法。
[355]前記自己免疫疾患が、I型糖尿病、円形脱毛症、強直性脊椎炎、抗リン脂質抗体症候群、自己免疫アディソン病、自己免疫性溶血性貧血、自己免疫性肝炎、ベーチェット病、水疱性類天疱瘡、心筋症、セリアックスプルー皮膚炎、慢性疲労免疫機能障害症候群(CFIDS)、慢性炎症性脱髄性多発ニューロパチー、チャーグ・ストラウス症候群、瘢痕性類天疱瘡、CREST症候群、寒冷凝集素症、クローン病、本態性混合型クリオグロブリン、線維筋痛-線維筋炎、グレーブス病、ギラン・バレー、橋本甲状腺炎、甲状腺機能低下症、特発性肺線維症、突発性血小板減少性紫斑病(ITP)、IgA腎症、若年性関節炎、扁平苔癬、ループス、メニエール病、混合結合組織疾患、多発性硬化症、重症筋無力症、尋常性天疱瘡、悪性貧血、結節性多発動脈炎、多発性軟骨炎、多腺性症候群、リウマチ性多発筋痛、多発性筋炎および皮膚筋炎、原発性無ガンマグロブリン血症、原発性胆汁性肝硬変、乾癬、レイノー現象、ライター症候群、リウマチ熱、関節リウマチ、サルコイドーシス、強皮症、シェーグレン症候群、全身硬直症候群、高安動脈炎、側頭動脈炎/巨細胞性動脈炎、潰瘍性大腸炎、ブドウ膜炎、血管炎、白斑、およびウェゲナー肉芽腫症からなる群から選択される、[354]に記載の方法。
[356]前記神経学的状態が、脳腫瘍、脳転移、脊髄損傷、統合失調症、てんかん、筋萎縮性側索硬化症(ALS)、パーキンソン病、アルツハイマー病、ハンチントン病、および発作からなる群から選択される、[354]に記載の方法。
[357]前記アレルギーが、食物アレルギー、季節性アレルギー、ペットアレルギー、じんましん、花粉症、アレルギー性結膜炎、毒ツタアレルギー、オークアレルギー、カビアレルギー、薬物アレルギー、粉塵アレルギー、化粧品アレルギー、および化学物質アレルギーからなる群から選択される、[354]に記載の方法。
[358]前記同種移植片拒絶が、皮膚移植片拒絶、骨移植片拒絶、血管組織移植片拒絶、靭帯移植片拒絶、および臓器移植片拒絶からなる群から選択される、[354]に記載の方法。
[359]前記靭帯移植片拒絶が、輪状甲状腺靭帯移植片拒絶、歯周靭帯移植片拒絶、水晶体の提靱帯移植片拒絶、掌側橈骨手根靭帯移植片拒絶、背側橈骨手根靭帯移植片拒絶、内側側副靭帯移植片拒絶、外側側副靭帯移植片拒絶、乳房提靭帯移植片拒絶、前仙腸靭帯移植片拒絶、後仙腸靭帯移植片拒絶、仙骨結節靭帯移植片拒絶、仙棘靭帯移植片拒絶、下恥骨靱帯移植片拒絶、上恥骨靭帯移植片拒絶、前十字靱帯移植片拒絶、外側側副靭帯移植片拒絶、後十字靭帯移植片拒絶、内側側副靭帯移植片拒絶、頭蓋十字靭帯移植片拒絶、尾側十字靭帯移植片拒絶、および膝蓋靭帯移植片拒絶からなる群から選択される、[358]に記載の方法。
[360]前記臓器移植片拒絶が、心臓移植片拒絶、肺移植片拒絶、腎臓移植片拒絶、肝臓移植片拒絶、膵臓移植片拒絶、腸移植片拒絶、および胸腺移植片拒絶からなる群から選択される、[358]に記載の方法。
[361]前記移植片対宿主疾患が、骨髄移植、または造血幹細胞、骨髄系共通前駆細胞、リンパ系共通前駆細胞、巨核球、単球、好塩基球、好酸球、好中球、マクロファージ、T細胞、B細胞、ナチュラルキラー細胞、および樹状細胞からなる群から選択される1つ以上の血液細胞から生じる、[354]に記載の方法。
[362]ヒト対象において炎症性疾患を治療する方法であって、前記方法が、[1]に記載の抗体またはその抗原結合断片を前記対象に投与することを含む、方法。
[363]前記炎症性疾患が、急性または慢性の炎症である、[362]に記載の方法。
[364]前記炎症性疾患が、変形性関節症、線維性肺疾患、および心臓の炎症からなる群から選択される、[363]に記載の方法。
[365]ヒト対象においてTNFR2+組織を再生する方法であって、前記方法が、[1]に記載の抗体またはその抗原結合断片を前記対象に投与することを含む、方法。
[366]前記TNFR2+組織が、膵臓、唾液腺、下垂体、腎臓、心臓、肺、造血系、脳神経、心臓、大動脈、嗅覚腺、耳、神経、目、胸腺、舌、骨、肝臓、小腸、大腸、胃腸、肺、脳、皮膚、末梢神経系、中枢神経系、脊髄、乳房、胚構造、胚、および精巣の組織からなる群から選択される、[365]に記載の方法。
[367]前記方法が、免疫療法剤を前記ヒトに投与することを含む、[351]に記載の方法。
[368]前記免疫療法剤が、アゴニスト性抗CTLA-4剤、アゴニスト性抗PD-1剤、アゴニスト性抗PD-L1剤、アゴニスト性抗PD-L2剤、アゴニスト性抗CD27剤、アゴニスト性抗CD30剤、アゴニスト性抗CD40剤、アゴニスト性抗4-1BB剤、アゴニスト性抗GITR剤、アゴニスト性抗OX40剤、アゴニスト性抗TRAILR1剤、アゴニスト性抗TRAILR2剤、アゴニスト性抗TWEAK剤、アゴニスト性抗TWEAKR剤、アゴニスト性抗細胞表面リンパ球タンパク質剤、アゴニスト性抗BRAF剤、アゴニスト性抗MEK剤、アゴニスト性抗CD33剤、アゴニスト性抗CD20剤、アゴニスト性抗HLA-DR剤、アゴニスト性抗HLAクラスI剤、アゴニスト性抗CD52剤、アゴニスト性抗A33剤、アゴニスト性抗GD3剤、アゴニスト性抗PSMA剤、アゴニスト性抗Ceacan 1剤、アゴニスト性抗Galedin 9剤、アゴニスト性抗HVEM剤、アゴニスト性抗VISTA剤、アゴニスト性抗B7 H4剤、アゴニスト性抗HHLA2剤、アゴニスト性抗CD155剤、アゴニスト性抗CD80剤、アゴニスト性抗BTLA剤、アゴニスト性抗CD160剤、アゴニスト性抗CD28剤、アゴニスト性抗CD226剤、アゴニスト性抗CEACAM1剤、アゴニスト性抗TIM3剤、アゴニスト性抗TIGIT剤、アゴニスト性抗CD96剤、アゴニスト性抗CD70剤、アゴニスト性抗CD27剤、アゴニスト性抗LIGHT剤、アゴニスト性抗CD137剤、アゴニスト性抗DR4剤、アゴニスト性抗CR5剤、アゴニスト性抗TNFRS剤、アゴニスト性抗TNFR1剤、アゴニスト性抗FAS剤、アゴニスト性抗CD95剤、アゴニスト性抗TRAIL剤、アゴニスト性抗DR6剤、アゴニスト性抗EDAR剤、アゴニスト性抗NGFR剤、アゴニスト性抗OPG剤、アゴニスト性抗RANKL剤、アゴニスト性抗LTβ受容体剤、アゴニスト性抗BCMA剤、アゴニスト性抗TACI剤、アゴニスト性抗BAFFR剤、アゴニスト性抗EDAR2剤、アゴニスト性抗TROY剤、およびアゴニスト性抗RELT剤からなる群から選択され、任意選択で前記免疫療法剤が、アゴニスト性抗PD-1抗体またはアゴニスト性抗PD-L1抗体である、[367]に記載の方法。
[369]前記免疫療法剤が、アゴニスト性抗CTLA-4抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗PD-1抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗PD-L1抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗PD-L2抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗CD27抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗CD30抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗CD40抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗4-1BB抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗GITR抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗OX40抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗TRAILR1抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗TRAILR2抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗TWEAK抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗TWEAKR抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗細胞表面リンパ球タンパク質抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗BRAF抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗MEK抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗CD33抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗CD20抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗HLA-DR抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗HLAクラスI抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗CD52抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗A33抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗GD3抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗PSMA抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗Ceacan 1抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗Galedin 9抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗HVEM抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗VISTA抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗B7 H4抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗HHLA2抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗CD155抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗CD80抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗BTLA抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗CD160抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗CD28抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗CD226抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗CEACAM1抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗TIM3抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗TIGIT抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗CD96抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗CD70抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗CD27抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗LIGHT抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗CD137抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗DR4抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗CR5抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗TNFRS抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗TNFR1抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗FAS抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗CD95抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗TRAIL抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗DR6抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗EDAR抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗NGFR抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗OPG抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗RANKL抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗LTβ受容体抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗BCMA抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗TACI抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗BAFFR抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗EDAR2抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗TROY抗体またはその抗原結合断片、およびアゴニスト性抗RELT抗体またはその抗原結合断片からなる群から選択される、[368]に記載の方法。
[370]前記免疫療法剤がアゴニスト性抗CTLA-4剤またはアゴニスト性抗PD-1剤である、[368]に記載の方法。
[371]前記免疫療法剤がアゴニスト性抗CTLA-4抗体もしくはその抗原結合断片またはアゴニスト性抗PD-1抗体もしくはその抗原結合断片である、[370]に記載の方法。
[372]前記方法が、TNFα、アゴニスト性TNFαムテイン、およびBacillus Calmette-Guerin(BCG)からなる群から選択される追加の薬剤をヒトに投与することを含む、[351]のいずれか1に記載の方法。
[373][1]に記載の抗体またはその抗原結合断片を含むキット。
他の実施形態は、特許請求の範囲内にある。

Claims (57)

  1. システインリッチドメイン(CRD)1(CRD1)、CRD2、および/またはCRD3内の1つ以上のアミノ酸によって定義されるエピトープにおいてヒト腫瘍壊死因子受容体2(TNFR2)に特異的に結合し、かつ、CRD4内の1つ以上のアミノ酸によって定義されるエピトープにおいてヒトTNFR2に特異的に結合しない、抗体またはその抗原結合断片であって、
    (a)
    (i)GZTFZYZ(配列番号2);
    (ii)GYTFTDYNI(配列番号3)、もしくは前記配列に対して2個までの保存的アミノ酸置換を有するアミノ酸配列;または
    (iii)GYTFTDYNL(配列番号4)、もしくは前記配列に対して2個までの保存的アミノ酸置換を有するアミノ酸配列;
    のアミノ酸配列を有する、相補性決定領域重鎖1(CDR-H1)を含み、
    各々のZは、独立して、芳香族置換基を含む側鎖を含む天然に存在するアミノ酸であり;
    各々のZは、独立して、生理学的pHにおいてアニオン性側鎖を含む天然に存在するアミノ酸であり;
    各々のZは、独立して、生理学的pHにおいて極性の非荷電側鎖を含む天然に存在するアミノ酸であり;かつ
    各々のZは、独立して、ロイシンもしくはイソロイシンであり;
    (b)システイン残基127において欠失もしくは置換を含むヒトIgG1もしくはIgG2重鎖定常1(CH1)ドメインを含み;
    (c)約133Å未満の距離で、互いに隔てられる抗原結合部位を含み;かつ/または
    (d)TJDJSJJJXYXLJXLJS(配列番号5)のアミノ酸配列もしくは配列番号5の残基のうちの10個以上を有するアミノ酸配列を有するフレームワーク領域を含み、各々のJは、独立して、天然に存在するアミノ酸であり;各々のXは、独立して、A、V、もしくはFであり;各々のXは、独立して、MもしくはIであり;各々のXは、独立してEもしくはQであり;かつ、各々のXは、独立してSもしくはRである;
    前記抗体またはその抗原結合断片。
  2. (a)前記抗体またはその抗原結合断片が、システイン残基127において欠失または置換を含む、ヒトIgG1またはIgG2のCH1ドメインを含み;
    (b)前記CH1ドメインがC127S変異を含み;
    (c)前記IgG1 CH1ドメインが、配列番号6のアミノ酸配列もしくは配列番号7のアミノ酸配列に対して少なくとも85%同一であるアミノ酸配列を有し;
    (d)前記IgG2 CH1ドメインが、配列番号8のアミノ酸配列もしくは配列番号9のアミノ酸配列に対して少なくとも85%同一であるアミノ酸配列を有し;
    (e)前記抗体またはその抗原結合断片が、IgG3もしくはIgG4アイソタイプを有し;
    (f)前記抗体またはその抗原結合断片が、約133Å未満の距離で隔てられる少なくとも2つの抗原結合部位を含み;
    (g)前記抗原結合部位が、約90Å~約132Åの距離で隔てられ;
    (h)前記抗体またはその抗原結合断片が、
    (i)GZTFZYZ(配列番号2);
    (ii)GYTFTDYNI(配列番号3)、もしくは前記配列に対して2個までの保存的アミノ酸置換を有するアミノ酸配列;または
    (iii)GYTFTDYNL(配列番号4)、もしくは前記配列に対して2個までの保存的アミノ酸置換を有するアミノ酸配列;
    のアミノ酸配列を有する、CDR-H1を含み、
    各々のZが、独立して、芳香族置換基を含む側鎖を含む天然に存在するアミノ酸であり;
    各々のZが、独立して、生理学的pHにおいてアニオン性側鎖を含む天然に存在するアミノ酸であり;
    各々のZが、独立して、生理学的pHにおいて極性の非荷電側鎖を含む天然に存在するアミノ酸であり;かつ
    各々のZが、独立して、ロイシンもしくはイソロイシンである;
    (i)前記抗体またはその抗原結合断片が、非天然の定常領域を含み;
    (j)前記抗体またはその抗原結合断片が、TJDJSJJJXYXLJXLJS(配列番号5)のアミノ酸配列もしくは配列番号5の残基のうちの10個以上を有するアミノ酸配列を有するフレームワーク領域を含み、各々のJは、独立して、天然に存在するアミノ酸であり;各々のXは、独立して、A、V、もしくはFであり;各々のXは、独立してMもしくはIであり;各々のXは、独立してEもしくはQであり;かつ、各々のXは、独立してSもしくはRである;
    (k)前記抗体またはその抗原結合断片が、
    (i)TVDKSSSTAYMELRSLTS(配列番号16)、もしくは前記配列に対して2個までの保存的アミノ酸置換を有するアミノ酸配列;
    (ii)TADTSSNTAYIQLSSLTS(配列番号17)、もしくは前記配列に対して2個までの保存的アミノ酸置換を有するアミノ酸配列;
    (iii)TADTSTDTAYMELSSLRS(配列番号18)、もしくは前記配列に対して2個までの保存的アミノ酸置換を有するアミノ酸配列;
    (iv)TRDTSISTAYMELSRLTS(配列番号19)、もしくは前記配列に対して2個までの保存的アミノ酸置換を有するアミノ酸配列;
    (v)TFYMELSSLRS(配列番号20)、もしくは前記配列に対して2個までの保存的アミノ酸置換を有するアミノ酸配列;
    (vi)TRDTSISTAYMELNRLTS(配列番号21)、もしくは前記配列に対して2個までの保存的アミノ酸置換を有するアミノ酸配列;
    (vii)TRDTSTNTVYMELTSLRS(配列番号22)、もしくは前記配列に対して2個までの保存的アミノ酸置換を有するアミノ酸配列;および
    (ix)TADTSTDRAYMELSSLRS(配列番号23)、または前記配列に対して2個までの保存的アミノ酸置換を有するアミノ酸配列;
    からなる群から選択されるアミノ酸配列を有するフレームワーク領域を含み;
    (l)前記フレームワーク領域が、前記抗体またはその抗原結合断片内のCDR-H2に隣接しており;
    (m)前記フレームワーク領域が、前記抗体またはその抗原結合断片内のCDR-H3に隣接しており;かつ/または
    (n)前記フレームワーク領域が、前記CDR-H2とCDR-H3との間に位置する;
    請求項1記載の抗体またはその抗原結合断片。
  3. (a)前記抗体またはその抗原結合断片が、IgG3アイソタイプを有し;
    (b)前記抗体またはその抗原結合断片が、CRD1内の1つ以上のアミノ酸によって定義されるエピトープにおいてヒトTNFR2に特異的に結合し;
    (c)前記抗体またはその抗原結合断片が、CRD2内の1つ以上のアミノ酸によって定義されるエピトープにおいてヒトTNFR2に特異的に結合し;
    (d)前記抗体またはその抗原結合断片が、CRD3内の1つ以上のアミノ酸によって定義されるエピトープにおいてヒトTNFR2に特異的に結合し;
    (e)前記抗体または抗原結合断片が、
    (i)アミノ酸配列INPNYDST(配列番号10)、もしくは前記配列に対して2個までの保存的アミノ酸置換を有するアミノ酸配列を有するCDR-H2;
    (ii)アミノ酸配列CARGNSWYFDV(配列番号11)、もしくは前記配列に対して2個までの保存的アミノ酸置換を有するアミノ酸配列を有するCDR-H3;
    (iii)アミノ酸配列SSVRY(配列番号12)、もしくは前記配列に対して2個までの保存的アミノ酸置換を有するアミノ酸配列を有するCDR-L1;
    (iv)アミノ酸配列LTS、もしくは前記配列に対して2個までの保存的アミノ酸置換を有するアミノ酸配列を有するCDR-L2;および
    (v)アミノ酸配列CQQWSSNPLT(配列番号13)、もしくは前記配列に対して2個までの保存的アミノ酸置換を有するアミノ酸配列を有するCDR-L3;
    のCDRのうちの1つ以上または全てをさらに含み;
    (f)前記CDR-H1が、アミノ酸配列GYTFTDYNI(配列番号3)、または前記配列に対して2個までの保存的アミノ酸置換を有するアミノ酸配列を有し;
    (g)前記抗体またはその抗原結合断片が、配列番号14のアミノ酸配列に対して少なくとも85%同一であるアミノ酸配列を有する、重鎖可変ドメイン(V)を含み;
    (h)前記CDR-H1が、アミノ酸配列GYTFTDYNL(配列番号4)、または前記配列に対して2個までの保存的アミノ酸置換を有するアミノ酸配列を有し;
    (i)前記抗体またはその抗原結合断片が、配列番号15のアミノ酸配列に対して少なくとも85%同一であるアミノ酸配列を有する、重鎖可変ドメイン(V)を含み;かつ/または
    (j)前記非天然の定常領域が、ヒトの定常領域である;
    請求項1または2記載の抗体またはその抗原結合断片。
  4. (a)前記エピトープが、配列番号1のアミノ酸残基56~60(KCSPG)のうちの1つ以上によって定義され;
    (b)前記抗体または抗原結合断片が、
    (i)アミノ酸配列INPNYDST(配列番号10)を有するCDR-H2;
    (ii)アミノ酸配列CARGNSWYFDV(配列番号11)を有するCDR-H3;
    (iii)アミノ酸配列SSVRY(配列番号12)を有するCDR-L1;
    (iv)アミノ酸配列LTSを有するCDR-L2;および
    (v)アミノ酸配列CQQWSSNPLT(配列番号13)を有するCDR-L3;のCDRのうちの1つ以上または全てを含み;
    (c)前記CDR-H1がアミノ酸配列GYTFTDYNI(配列番号3)を有し;
    (d)前記抗体またはその抗原結合断片が、配列番号14のアミノ酸配列を有する、重鎖可変ドメイン(V)を含み;
    (e)前記CDR-H1がアミノ酸配列GYTFTDYNL(配列番号4)を有し;かつ/または
    (f)前記抗体またはその抗原結合断片が、配列番号15のアミノ酸配列を有する、重鎖可変ドメイン(V)を含む;
    請求項3記載の抗体またはその抗原結合断片。
  5. 前記抗体またはその抗原結合断片が、
    (a)アミノ酸配列GYTFTDYNI(配列番号3)を有するCDR-H1;
    (b)アミノ酸配列INPNYDST(配列番号10)を有するCDR-H2;
    (c)アミノ酸配列CARGNSWYFDV(配列番号11)を有するCDR-H3;
    (d)アミノ酸配列SSVRY(配列番号12)を有するCDR-L1;
    (e)アミノ酸配列LTSを有するCDR-L2;および
    (f)アミノ酸配列CQQWSSNPLT(配列番号13)を有するCDR-L3;
    のCDRを含む、請求項4記載の抗体またはその抗原結合断片。
  6. 前記抗体またはその抗原結合断片が、
    (a)アミノ酸配列GYTFTDYNL(配列番号4)を有するCDR-H1;
    (b)アミノ酸配列INPNYDST(配列番号10)を有するCDR-H2;
    (c)アミノ酸配列CARGNSWYFDV(配列番号11)を有するCDR-H3;
    (d)アミノ酸配列SSVRY(配列番号12)を有するCDR-L1;
    (e)アミノ酸配列LTSを有するCDR-L2;および
    (f)アミノ酸配列CQQWSSNPLT(配列番号13)を有するCDR-L3;
    のCDRを含む、請求項4記載の抗体またはその抗原結合断片。
  7. 前記抗体またはその抗原結合断片が、
    (a)配列番号1のアミノ酸56~60(KCSPG);
    (b)配列番号1のアミノ酸101~107(CSSDQVET);
    (c)配列番号1のアミノ酸115~142(NRICTCRPGWYCALSKQEGCRLCAPLRK);
    (d)配列番号1のアミノ酸26~45(QTAQMCCSKCSPGQHAKVFC);
    (e)配列番号1のアミノ酸90~109(REQNRICTCRPGWYCALSKQ);
    (f)配列番号1のアミノ酸98~117(CRPGWYCALSKQEGCRLCAP);
    (g)配列番号1のアミノ酸106~125(LSKQEGCRLCAPLRKCRPGF);および/または
    (h)配列番号1のアミノ酸108~127(KQEGCRLCAPLRKCRPGFGV);
    内のエピトープにおいて前記TNFR2に特異的に結合する、請求項1~6のいずれか1項記載の抗体またはその抗原結合断片。
  8. 前記抗体またはその抗原結合断片が、
    (a)TNFR2シグナル伝達を活性化し;
    (b)約10nMを超えないKでTNFR2に結合し;
    (c)TNFR2に結合して、少なくとも約10-1-1のkonで抗体抗原複合体を形成し;
    (d)TNFR2に結合して、抗体抗原複合体を形成し、且つ、前記複合体が約10-3-1を超えないkoffで解離し;
    (e)T制御性(Treg)細胞の増殖を促進し;
    (f)CD8+T細胞を直接殺傷するか、またはその死を促進し;
    (g)cIAP2、TRAF2、Etk、VEGFR2、PI3K、Akt、血管新生経路に関与するタンパク質、IKK複合体、RIP、NIK、MAP3K、NFkB経路に関与するタンパク質、NIK、JNK、AP-1、MEK(例えば、MEK1、MEK7)、MKK3、NEMO、IL2R、Foxp3、IL2、TNF、リンホトキシン、リンホトキシンα、およびリンホトキシンβからなる群から選択されるタンパク質をコードする1つ以上のmRNA分子のレベルの増加を促進し;
    (h)cIAP2、TRAF2、Etk、VEGFR2、PI3K、Akt、血管新生経路に関与するタンパク質、IKK複合体、RIP、NIK、MAP3K、NFkB経路に関与するタンパク質、NIK、JNK、AP-1、MEK(例えば、MEK1、MEK7)、MKK3、NEMO、IL2R、Foxp3、IL2、TNF、リンホトキシン、リンホトキシンα、およびリンホトキシンβからなる群から選択される1つ以上のタンパク質のレベルの増加を促進し;かつ/または
    (i)対象への投与時にイタコン酸のレベルの増加を促進し、任意選択で前記対象がヒト対象である;
    請求項1~7のいずれか1項記載の抗体またはその抗原結合断片。
  9. (a)前記抗体またはその抗原結合断片が、約1nMを超えないKでTNFR2に結合し;
    (b)前記抗体またはその抗原結合断片が、TNFR2に結合して、少なくとも約10-1-1のkonで抗体抗原複合体を形成し;
    (c)前記抗体またはその抗原結合断片が、約10-4-1を超えないkoffでTNFR2から解離し;かつ/または
    (d)前記Treg細胞が、CD25HiおよびCD45RALowを発現する;
    請求項8記載の抗体またはその抗原結合断片。
  10. TNFR2アゴニスト抗体またはその抗原結合断片を同定する方法であって、
    (a)抗体またはその断片の混合物を、TNFR2のCRD1および/またはCRD2内の5つ以上の連続または不連続のアミノ酸残基を含む少なくとも1つのペプチドと接触させることと;
    (b)前記ペプチドに特異的に結合する抗体またはその断片を前記混合物から分離し、それにより、少なくとも1つの前記TNFR2アゴニスト抗体または抗原結合断片を含む濃縮された抗体混合物を生成することと;
    (c)前記濃縮された抗体混合物を、TNFR2のCRD3および/またはCRD4内の5つ以上の連続または不連続のアミノ酸残基を含む少なくとも1つのペプチドに暴露し、前記ペプチドに特異的に結合しない抗体またはその断片を残し、それにより、少なくとも1つのTNFR2アゴニスト抗体またはその抗原結合断片を含む抗体混合物を生成することと;
    を含む、前記方法。
  11. (a)前記方法が、前記濃縮された抗体混合物中の前記抗体またはその抗原結合断片のうちの1つ以上のアミノ酸配列を決定することを含み;
    (b)(a)および/または(c)のペプチドが、表面に結合しており;
    (c)前記抗体またはその抗原結合断片が、ファージ、細菌細胞、または酵母細胞の表面上で発現し;
    (d)前記抗体またはその抗原結合断片が、リボソームに非共有結合しているか、またはmRNAもしくはcDNAに共有結合している、1つ以上のポリペプチド鎖として発現し;
    (e)(a)および/または(c)の前記ペプチドが検出可能な標識にコンジュゲートされており;かつ/または
    (f)ステップ(a)および(b)が1回以上逐次的に繰り返される;
    請求項10記載の方法。
  12. 前記検出可能な標識が、蛍光分子およびエピトープタグからなる群から選択される、請求項11記載の方法。
  13. (a)前記蛍光分子が、緑色蛍光タンパク質、シアン蛍光タンパク質、黄色蛍光タンパク質、赤色蛍光タンパク質、フィコエリトリン、アロフィコシアニン、ヘキスト、4’,6-ジアミジノ-2-フェニルインドール(DAPI)、ヨウ化プロピジウム、フルオレセイン、クマリン、ローダミン、テトラメチルロアドミン、およびシアニンからなる群から選択され;または
    (b)前記エピトープタグが、マルトース結合タンパク質、グルタチオン-S-トランスフェラーゼ、ポリヒスチジンタグ、FLAGタグ、mycタグ、ヒトインフルエンザ血球凝集素(HA)タグ、ビオチン、およびストレプトアビジンからなる群から選択される;
    請求項12記載の方法。
  14. 請求項10~13のいずれか1項記載の方法によって産生される抗体またはその抗原結合断片。
  15. 前記抗体またはその抗原結合断片が、
    (a)モノクローナル抗体またはその抗原結合断片、ポリクローナル抗体またはその抗原結合断片、ヒト抗体またはその抗原結合断片、ヒト化抗体またはその抗原結合断片、霊長類化抗体またはその抗原結合断片、二重特異性抗体またはその抗原結合断片、多重特異性抗体またはその抗原結合断片、二重可変免疫グロブリンドメイン、一価抗体またはその抗原結合断片、キメラ抗体またはその抗原結合断片、単鎖Fv分子(scFv)、ディアボディ、トリアボディ、ナノボディ、抗体様タンパク質足場、ドメイン抗体、Fv断片、Fab断片、F(ab’)分子、およびタンデムscFv(taFv)からなる群から選択され、任意選択で前記抗体またはその抗原結合断片は、ヒト抗体もしくはその抗原結合断片、ヒト化抗体もしくはその抗原結合断片、またはキメラ抗体もしくはその抗原結合断片であり;または
    (b)単鎖ポリペプチドである;
    請求項1~9および14のいずれか1項記載の抗体またはその抗原結合断片。
  16. 請求項15記載の単鎖ポリペプチドに対するヒトTNFR2の結合を競合的に阻害する、単鎖ポリペプチド。
  17. 第1のポリペプチドドメインおよび第2のポリペプチドドメインを含むコンストラクトであって、第1のポリペプチドドメインおよび第2のポリペプチドドメインが、各々独立して、請求項15または16記載の単鎖ポリペプチドを含む、前記コンストラクト。
  18. (a)前記コンストラクトがヒトFcドメインを含み;
    (b)前記コンストラクトがマウスFcドメインを欠き;かつ/または
    (c)第1のポリペプチドドメインおよび第2のポリペプチドドメインが共有結合リンカーによって結合されている;
    請求項17記載のコンストラクト。
  19. 前記共有結合リンカーが、アミド結合またはジスルフィド結合を含む、請求項18記載のコンストラクト。
  20. 請求項1~9、14および15のいずれか1項記載の抗体またはその抗原結合断片をコードするポリヌクレオチド。
  21. 請求項15または16記載の単鎖ポリペプチドをコードするポリヌクレオチド。
  22. 請求項17~19のいずれか1項記載のコンストラクトをコードするポリヌクレオチド。
  23. 請求項20~22のいずれか1項記載のポリヌクレオチドを含むベクター。
  24. 前記ベクターが発現ベクターまたはウイルスベクターである、請求項23記載のベクター。
  25. 前記発現ベクターが真核生物発現ベクターである、請求項24記載のベクター。
  26. 前記ウイルスベクターが、アデノウイルス(Ad)、レトロウイルス、ポックスウイルス、アデノ随伴ウイルス、バキュロウイルス、単純ヘルペスウイルス、およびワクシニアウイルスからなる群から選択される、請求項24記載のベクター。
  27. 前記アデノウイルスが血清型2、5、11、12、24、26、34、35、40、48、49、50、52、もしくはPan9アデノウイルス、またはヒト、チンパンジー、もしくはアカゲザルのアデノウイルスである、請求項26記載のベクター。
  28. 前記レトロウイルスがγ-レトロウイルスまたはレンチウイルスである、請求項26記載のベクター。
  29. 前記ワクシニアウイルスが、改変ワクシニアアンカラ(MVA)である、請求項26記載のベクター。
  30. 請求項23~29のいずれか1項記載のベクターを含む、単離された宿主細胞。
  31. 前記宿主細胞が原核生物細胞である、請求項30記載の宿主細胞。
  32. 前記宿主細胞が真核生物細胞である、請求項30記載の宿主細胞。
  33. 前記真核生物細胞が哺乳動物細胞である、請求項32記載の宿主細胞。
  34. 前記哺乳動物細胞がCHO細胞またはHEK細胞である、請求項33記載の宿主細胞。
  35. CRD1、CRD2、および/またはCRD3内の1つ以上のアミノ酸によって定義されるエピトープにおいてヒトTNFR2に特異的に結合し、かつ、CRD4内の1つ以上のアミノ酸によって定義されるエピトープにおいてヒトTNFR2に特異的に結合しない抗体またはその抗原結合断片を含む医薬組成物であって、前記医薬組成物中の前記抗体またはその抗原結合断片の少なくとも50%が単一のジスルフィド結合のアイソフォームとして存在する、前記医薬組成物。
  36. (a)前記医薬組成物中の前記抗体またはその抗原結合断片の少なくとも75%が単一のジスルフィド結合のアイソフォームで存在し;
    (b)前記抗体またはその抗原結合断片が、非還元条件下で実施されたゲル電気泳動解析の際に単一の検出可能なバンドをもたらし;
    (c)前記単一のジスルフィド結合のアイソフォームがIgG2-Bであり;
    (d)前記抗体またはその抗原結合断片が、前記医薬組成物中に約0.001mg/ml~約100mg/mlの量で存在し;かつ/または
    (e)前記医薬組成物が、追加の治療薬をさらに含む;
    請求項35記載の医薬組成物。
  37. 請求項1~9、14および15のいずれか1項記載の抗体もしくはその抗原結合断片、請求項16記載の単鎖ポリペプチド、請求項17~19のいずれか1項記載のコンストラクト、請求項20~22のいずれか1項記載のポリヌクレオチド、請求項23~29のいずれか1項記載のベクターまたは請求項30および32~34のいずれか1項記載の宿主細胞と薬学的に許容される担体または賦形剤とを含む医薬組成物。
  38. 前記追加の治療薬が免疫療法剤である、請求項37記載の医薬組成物。
  39. 前記免疫療法剤が、
    (a)アゴニスト性抗CTLA-4剤、アゴニスト性抗PD-1剤、アゴニスト性抗PD-L1剤、アゴニスト性抗PD-L2剤、アゴニスト性抗CD27剤、アゴニスト性抗CD30剤、アゴニスト性抗CD40剤、アゴニスト性抗4-1BB剤、アゴニスト性抗GITR剤、アゴニスト性抗OX40剤、アゴニスト性抗TRAILR1剤、アゴニスト性抗TRAILR2剤、アゴニスト性抗TWEAK剤、アゴニスト性抗TWEAKR剤、アゴニスト性抗細胞表面リンパ球タンパク質剤、アゴニスト性抗BRAF剤、アゴニスト性抗MEK剤、アゴニスト性抗CD33剤、アゴニスト性抗CD20剤、アゴニスト性抗HLA-DR剤、アゴニスト性抗HLAクラスI剤、アゴニスト性抗CD52剤、アゴニスト性抗A33剤、アゴニスト性抗GD3剤、アゴニスト性抗PSMA剤、アゴニスト性抗Ceacan 1剤、アゴニスト性抗Galedin 9剤、アゴニスト性抗HVEM剤、アゴニスト性抗VISTA剤、アゴニスト性抗B7 H4剤、アゴニスト性抗HHLA2剤、アゴニスト性抗CD155剤、アゴニスト性抗CD80剤、アゴニスト性抗BTLA剤、アゴニスト性抗CD160剤、アゴニスト性抗CD28剤、アゴニスト性抗CD226剤、アゴニスト性抗CEACAM1剤、アゴニスト性抗TIM3剤、アゴニスト性抗TIGIT剤、アゴニスト性抗CD96剤、アゴニスト性抗CD70剤、アゴニスト性抗CD27剤、アゴニスト性抗LIGHT剤、アゴニスト性抗CD137剤、アゴニスト性抗DR4剤、アゴニスト性抗CR5剤、アゴニスト性抗TNFRS剤、アゴニスト性抗TNFR1剤、アゴニスト性抗FAS剤、アゴニスト性抗CD95剤、アゴニスト性抗TRAIL剤、アゴニスト性抗DR6剤、アゴニスト性抗EDAR剤、アゴニスト性抗NGFR剤、アゴニスト性抗OPG剤、アゴニスト性抗RANKL剤、アゴニスト性抗LTβ受容体剤、アゴニスト性抗BCMA剤、アゴニスト性抗TACI剤、アゴニスト性抗BAFFR剤、アゴニスト性抗EDAR2剤、アゴニスト性抗TROY剤、およびアゴニスト性抗RELT剤からなる群から選択され、任意選択で前記免疫療法剤が、アゴニスト性抗PD-1抗体またはアゴニスト性抗PD-L1抗体であり;または
    (b)アゴニスト性抗CTLA-4抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗PD-1抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗PD-L1抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗PD-L2抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗CD27抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗CD30抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗CD40抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗4-1BB抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗GITR抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗OX40抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗TRAILR1抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗TRAILR2抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗TWEAK抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗TWEAKR抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗細胞表面リンパ球タンパク質抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗BRAF抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗MEK抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗CD33抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗CD20抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗HLA-DR抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗HLAクラスI抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗CD52抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗A33抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗GD3抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗PSMA抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗Ceacan 1抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗Galedin 9抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗HVEM抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗VISTA抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗B7 H4抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗HHLA2抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗CD155抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗CD80抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗BTLA抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗CD160抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗CD28抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗CD226抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗CEACAM1抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗TIM3抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗TIGIT抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗CD96抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗CD70抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗CD27抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗LIGHT抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗CD137抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗DR4抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗CR5抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗TNFRS抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗TNFR1抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗FAS抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗CD95抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗TRAIL抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗DR6抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗EDAR抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗NGFR抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗OPG抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗RANKL抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗LTβ受容体抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗BCMA抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗TACI抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗BAFFR抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗EDAR2抗体またはその抗原結合断片、アゴニスト性抗TROY抗体またはその抗原結合断片、およびアゴニスト性抗RELT抗体またはその抗原結合断片からなる群から選択される;
    請求項38記載の医薬組成物。
  40. 請求項1~9、14および15のいずれか1項記載の抗体またはその抗原結合断片を産生する方法であって、前記方法が、前記抗体またはその抗原結合断片をコードするポリヌクレオチドを宿主細胞において発現させることと、宿主細胞培地から前記抗体またはその抗原結合断片を回収することとを含む、前記方法。
  41. 請求項17~19のいずれか1項記載のコンストラクトを産生する方法であって、前記方法が、前記コンストラクトをコードするポリヌクレオチドを宿主細胞において発現させることと、宿主細胞培地から前記コンストラクトを回収することとを含む、前記方法。
  42. ヒト対象におけるB細胞またはCD8+T細胞によって媒介される免疫応答の阻害において使用するための、請求項1~9、14および15のいずれか1項記載の抗体もしくはその抗原結合断片、請求項16記載の単鎖ポリペプチド、請求項17~19のいずれか1項記載のコンストラクト、請求項20~22のいずれか1項記載のポリヌクレオチド、請求項23~29のいずれか1項記載のベクター、請求項30および32~34のいずれか1項記載の宿主細胞、または請求項35~37のいずれか1項記載の医薬組成物。
  43. ヒト対象における免疫学的疾患の治療において使用するための、請求項1~9、14および15のいずれか1項記載の抗体もしくはその抗原結合断片、請求項16記載の単鎖ポリペプチド、請求項17~19のいずれか1項記載のコンストラクト、請求項20~22のいずれか1項記載のポリヌクレオチド、請求項23~29のいずれか1項記載のベクター、請求項30および32~34のいずれか1項に記載の宿主細胞、または請求項35~37のいずれか1項記載の医薬組成物。
  44. 前記対象が、組織または臓器の再生を必要としている、請求項43記載の抗体またはその抗原結合断片。
  45. 前記組織または臓器が、膵臓、唾液腺、下垂体、腎臓、心臓、肺、造血系、脳神経、心臓、大動脈、嗅覚腺、耳、神経、頭の構造、目、胸腺、舌、骨、肝臓、小腸、大腸、腸、肺、脳、皮膚、末梢神経系、中枢神経系、脊髄、乳房、胚構造、胚、および精巣からなる群から選択される、請求項44記載の抗体またはその抗原結合断片。
  46. 前記免疫学的疾患が、自己免疫疾患、神経学的状態、アレルギー、喘息、黄斑変性症、筋萎縮症、流産に関連する疾患、アテローム性動脈硬化症、骨量減少、筋骨格系疾患、肥満、移植片対宿主病、および同種移植片拒絶からなる群から選択される、請求項43~45のいずれか1項記載の抗体またはその抗原結合断片。
  47. (a)前記自己免疫疾患が、I型糖尿病、円形脱毛症、強直性脊椎炎、抗リン脂質抗体症候群、自己免疫アディソン病、自己免疫性溶血性貧血、自己免疫性肝炎、ベーチェット病、水疱性類天疱瘡、心筋症、セリアックスプルー皮膚炎、慢性疲労免疫機能障害症候群(CFIDS)、慢性炎症性脱髄性多発ニューロパチー、チャーグ・ストラウス症候群、瘢痕性類天疱瘡、CREST症候群、寒冷凝集素症、クローン病、本態性混合型クリオグロブリン、線維筋痛-線維筋炎、グレーブス病、ギラン・バレー、橋本甲状腺炎、甲状腺機能低下症、特発性肺線維症、突発性血小板減少性紫斑病(ITP)、IgA腎症、若年性関節炎、扁平苔癬、ループス、メニエール病、混合結合組織疾患、多発性硬化症、重症筋無力症、尋常性天疱瘡、悪性貧血、結節性多発動脈炎、多発性軟骨炎、多腺性症候群、リウマチ性多発筋痛、多発性筋炎および皮膚筋炎、原発性無ガンマグロブリン血症、原発性胆汁性肝硬変、乾癬、レイノー現象、ライター症候群、リウマチ熱、関節リウマチ、サルコイドーシス、強皮症、シェーグレン症候群、全身硬直症候群、高安動脈炎、側頭動脈炎/巨細胞性動脈炎、潰瘍性大腸炎、ブドウ膜炎、血管炎、白斑、およびウェゲナー肉芽腫症からなる群から選択され;
    (b)前記神経学的状態が、脳腫瘍、脳転移、脊髄損傷、統合失調症、てんかん、筋萎縮性側索硬化症(ALS)、パーキンソン病、アルツハイマー病、ハンチントン病、および発作からなる群から選択され;
    (c)前記アレルギーが、食物アレルギー、季節性アレルギー、ペットアレルギー、じんましん、花粉症、アレルギー性結膜炎、毒ツタアレルギー、オークアレルギー、カビアレルギー、薬物アレルギー、粉塵アレルギー、化粧品アレルギー、および化学物質アレルギーからなる群から選択され;
    (d)前記同種移植片拒絶が、皮膚移植片拒絶、骨移植片拒絶、血管組織移植片拒絶、靭帯移植片拒絶、および臓器移植片拒絶からなる群から選択され;または
    (e)前記移植片対宿主疾患が、骨髄移植、または造血幹細胞、骨髄系共通前駆細胞、リンパ系共通前駆細胞、巨核球、単球、好塩基球、好酸球、好中球、マクロファージ、T細胞、B細胞、ナチュラルキラー細胞、および樹状細胞からなる群から選択される1つ以上の血液細胞から生じる;
    請求項46記載の抗体またはその抗原結合断片。
  48. (a)前記靭帯移植片拒絶が、輪状甲状腺靭帯移植片拒絶、歯周靭帯移植片拒絶、水晶体の提靱帯移植片拒絶、掌側橈骨手根靭帯移植片拒絶、背側橈骨手根靭帯移植片拒絶、内側側副靭帯移植片拒絶、外側側副靭帯移植片拒絶、乳房提靭帯移植片拒絶、前仙腸靭帯移植片拒絶、後仙腸靭帯移植片拒絶、仙骨結節靭帯移植片拒絶、仙棘靭帯移植片拒絶、下恥骨靱帯移植片拒絶、上恥骨靭帯移植片拒絶、前十字靱帯移植片拒絶、外側側副靭帯移植片拒絶、後十字靭帯移植片拒絶、内側側副靭帯移植片拒絶、頭蓋十字靭帯移植片拒絶、尾側十字靭帯移植片拒絶、および膝蓋靭帯移植片拒絶からなる群から選択され;または
    (b)前記臓器移植片拒絶が、心臓移植片拒絶、肺移植片拒絶、腎臓移植片拒絶、肝臓移植片拒絶、膵臓移植片拒絶、腸移植片拒絶、および胸腺移植片拒絶からなる群から選択される;
    請求項47記載の抗体またはその抗原結合断片。
  49. ヒト対象における炎症性疾患の治療において使用するための、請求項1~9、14および15のいずれか1項記載の抗体もしくはその抗原結合断片、請求項16記載の単鎖ポリペプチド、請求項17~19のいずれか1項記載のコンストラクト、請求項20~22のいずれか1項記載のポリヌクレオチド、請求項23~29のいずれか1項記載のベクター、請求項30および32~34のいずれか1項記載の宿主細胞、または請求項35~37のいずれか1項記載の医薬組成物。
  50. 前記炎症性疾患が、
    (a)急性または慢性の炎症であり;かつ/または
    (b)変形性関節症、線維性肺疾患、および心臓の炎症からなる群から選択される;
    請求項49記載の抗体またはその抗原結合断片。
  51. ヒト対象におけるTNFR2+組織の再生において使用するための、請求項1~9、14および15のいずれか1項記載の抗体もしくはその抗原結合断片、請求項16記載の単鎖ポリペプチド、請求項17~19のいずれか1項記載のコンストラクト、請求項20~22のいずれか1項記載のポリヌクレオチド、請求項23~29のいずれか1項記載のベクター、請求項30および32~34のいずれか1項記載の宿主細胞、または請求項35~37のいずれか1項記載の医薬組成物。
  52. 前記TNFR2+組織が、膵臓、唾液腺、下垂体、腎臓、心臓、肺、造血系、脳神経、心臓、大動脈、嗅覚腺、耳、神経、目、胸腺、舌、骨、肝臓、小腸、大腸、胃腸、肺、脳、皮膚、末梢神経系、中枢神経系、脊髄、乳房、胚構造、胚、および精巣の組織からなる群から選択される、請求項51記載の抗体またはその抗原結合断片。
  53. 前記抗体またはその抗原結合断片が、免疫療法剤と組み合わせてヒトに投与するためのものである、請求項42~52のいずれか1項記載の抗体またはその抗原結合断片。
  54. 前記免疫療法剤が、アゴニスト性抗CTLA-4剤、アゴニスト性抗PD-1剤、アゴニスト性抗PD-L1剤、アゴニスト性抗PD-L2剤、アゴニスト性抗CD27剤、アゴニスト性抗CD30剤、アゴニスト性抗CD40剤、アゴニスト性抗4-1BB剤、アゴニスト性抗GITR剤、アゴニスト性抗OX40剤、アゴニスト性抗TRAILR1剤、アゴニスト性抗TRAILR2剤、アゴニスト性抗TWEAK剤、アゴニスト性抗TWEAKR剤、アゴニスト性抗細胞表面リンパ球タンパク質剤、アゴニスト性抗BRAF剤、アゴニスト性抗MEK剤、アゴニスト性抗CD33剤、アゴニスト性抗CD20剤、アゴニスト性抗HLA-DR剤、アゴニスト性抗HLAクラスI剤、アゴニスト性抗CD52剤、アゴニスト性抗A33剤、アゴニスト性抗GD3剤、アゴニスト性抗PSMA剤、アゴニスト性抗Ceacan 1剤、アゴニスト性抗Galedin 9剤、アゴニスト性抗HVEM剤、アゴニスト性抗VISTA剤、アゴニスト性抗B7 H4剤、アゴニスト性抗HHLA2剤、アゴニスト性抗CD155剤、アゴニスト性抗CD80剤、アゴニスト性抗BTLA剤、アゴニスト性抗CD160剤、アゴニスト性抗CD28剤、アゴニスト性抗CD226剤、アゴニスト性抗CEACAM1剤、アゴニスト性抗TIM3剤、アゴニスト性抗TIGIT剤、アゴニスト性抗CD96剤、アゴニスト性抗CD70剤、アゴニスト性抗CD27剤、アゴニスト性抗LIGHT剤、アゴニスト性抗CD137剤、アゴニスト性抗DR4剤、アゴニスト性抗CR5剤、アゴニスト性抗TNFRS剤、アゴニスト性抗TNFR1剤、アゴニスト性抗FAS剤、アゴニスト性抗CD95剤、アゴニスト性抗TRAIL剤、アゴニスト性抗DR6剤、アゴニスト性抗EDAR剤、アゴニスト性抗NGFR剤、アゴニスト性抗OPG剤、アゴニスト性抗RANKL剤、アゴニスト性抗LTβ受容体剤、アゴニスト性抗BCMA剤、アゴニスト性抗TACI剤、アゴニスト性抗BAFFR剤、アゴニスト性抗EDAR2剤、アゴニスト性抗TROY剤、およびアゴニスト性抗RELT剤からなる群から選択され、任意選択で前記免疫療法剤が、アゴニスト性抗PD-1抗体またはアゴニスト性抗PD-L1抗体である、請求項53記載の抗体またはその抗原結合断片。
  55. 前記抗体またはその抗原結合断片が、TNFα、アゴニスト性TNFαムテイン、およびBacillus Calmette-Guerin(BCG)からなる群から選択される追加の薬剤と組み合わせてヒトに投与するためのものである、請求項42~54のいずれか1項記載の抗体またはその抗原結合断片。
  56. TNFR2に特異的に結合する前記抗体またはその抗原結合断片が、約0.001mg/kg~約100mg/kgの量でヒトに投与するためのものである、請求項42~55のいずれか1項記載の抗体またはその抗原結合断片。
  57. 請求項1~9、14および15のいずれか1項記載の抗体またはその抗原結合断片、請求項16記載の単鎖ポリペプチド、請求項17~19のいずれか1項記載のコンストラクト、請求項20~22のいずれか1項記載のポリヌクレオチド、請求項23~29のいずれか1項記載のベクター、請求項30および32~34のいずれか1項記載の宿主細胞、または請求項35~37のいずれか1項記載の医薬組成物からなる群から選択される薬剤を含むキット。
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