JPWO2020059172A1 - アンプモジュール - Google Patents

アンプモジュール Download PDF

Info

Publication number
JPWO2020059172A1
JPWO2020059172A1 JP2020547916A JP2020547916A JPWO2020059172A1 JP WO2020059172 A1 JPWO2020059172 A1 JP WO2020059172A1 JP 2020547916 A JP2020547916 A JP 2020547916A JP 2020547916 A JP2020547916 A JP 2020547916A JP WO2020059172 A1 JPWO2020059172 A1 JP WO2020059172A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
antenna
side terminal
circuit
main body
amplifier module
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2020547916A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7130763B2 (ja
Inventor
英太 中山
英太 中山
一司 小舟
一司 小舟
吉田 睦
睦 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Alps Alpine Co Ltd
Original Assignee
Alps Electric Co Ltd
Alps Alpine Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Alps Electric Co Ltd, Alps Alpine Co Ltd filed Critical Alps Electric Co Ltd
Publication of JPWO2020059172A1 publication Critical patent/JPWO2020059172A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7130763B2 publication Critical patent/JP7130763B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q1/00Details of, or arrangements associated with, antennas
    • H01Q1/12Supports; Mounting means
    • H01Q1/22Supports; Mounting means by structural association with other equipment or articles
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B1/00Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
    • H04B1/02Transmitters
    • H04B1/04Circuits
    • H04B1/0458Arrangements for matching and coupling between power amplifier and antenna or between amplifying stages
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B1/00Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
    • H04B1/06Receivers
    • H04B1/16Circuits
    • H04B1/18Input circuits, e.g. for coupling to an antenna or a transmission line
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B1/00Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
    • H04B1/38Transceivers, i.e. devices in which transmitter and receiver form a structural unit and in which at least one part is used for functions of transmitting and receiving
    • H04B1/40Circuits
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B1/00Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
    • H04B1/38Transceivers, i.e. devices in which transmitter and receiver form a structural unit and in which at least one part is used for functions of transmitting and receiving
    • H04B1/3822Transceivers, i.e. devices in which transmitter and receiver form a structural unit and in which at least one part is used for functions of transmitting and receiving specially adapted for use in vehicles
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B1/00Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
    • H04B1/02Transmitters
    • H04B1/04Circuits
    • H04B2001/0408Circuits with power amplifiers

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Transceivers (AREA)
  • Transmitters (AREA)
  • Input Circuits Of Receivers And Coupling Of Receivers And Audio Equipment (AREA)

Abstract

無線通信用のアンテナと無線通信装置の本体部との間に設けても、無線通信装置の本体部が無線通信用のアンテナの接続状態を検出できるアンプモジュールを提供する。
アンプモジュールは、無線通信用のアンテナと無線通信装置の本体部との間に配置され、前記アンテナ及び前記本体部と配線部材を介して接続される、アンプモジュールであって、前記アンテナに接続されるアンテナ側端子と、前記本体部に接続される本体側端子と、前記アンテナ側端子と前記本体側端子との間に設けられる増幅回路と、前記アンテナ側端子の電気特性を検出するアンテナ検出回路と、前記アンテナ検出回路によって検出される前記アンテナ側端子の電気特性に基づいて、前記本体側端子の電気特性を変化させる特性可変回路と、を含む。

Description

本発明は、アンプモジュールに関する。
従来より、無線通信用のアンテナと、前記アンテナとは物理的に離れた位置に配置される無線通信装置の本体部と、前記アンテナと前記本体部とを接続する通信ケーブルと、を備える車両用の無線通信装置がある(例えば、特許文献1参照)。
特開2015−046789号公報
ところで、従来の無線通信装置は、アンテナと無線通信装置の本体部との間の通信ケーブルが長い場合には、信号の損失が大きくなり、通信特性が劣化する。
このような信号の損失を補償するために、アンテナと本体部との間に、送信用の増幅回路である送信アンプと、受信用の増幅回路である受信アンプと、を備えたアンプモジュールを設けることが考えられる。
しかしながら、本体部がインピーダンスや電流値等に基づいてアンテナの接続状態を検出する機能を有している場合に、アンテナと本体部の間にアンプモジュールを設けると、アンプモジュール内の回路の影響を受けて本体部がアンテナの接続状態を適切に検出できなくなるという課題がある。
そこで、無線通信用のアンテナと無線通信装置の本体部との間に設けても、無線通信装置の本体部がアンテナの接続状態を検出できるアンプモジュールを提供することを目的とする。
本発明の実施の形態のアンプモジュールは、無線通信用のアンテナと無線通信装置の本体部との間に配置され、前記アンテナ及び前記本体部と配線部材を介して接続される、アンプモジュールであって、前記アンテナに接続されるアンテナ側端子と、前記本体部に接続される本体側端子と、前記アンテナ側端子と前記本体側端子との間に設けられる増幅回路と、前記アンテナ側端子の電気特性を検出するアンテナ検出回路と、前記アンテナ検出回路によって検出される前記アンテナ側端子の電気特性に基づいて、前記本体側端子の電気特性を変化させる特性可変回路と、を含む。
無線通信用のアンテナと無線通信装置の本体部との間に設けても、無線通信装置の本体部が無線通信用のアンテナの接続状態を検出できるアンプモジュールを提供することができる。
実施の形態のアンプモジュール100の配置の一例を示す図である。 アンプモジュール100の構成を示す図である。 スイッチ回路143の構成を示す図である。 アンプモジュール100の構造を示す図である。
以下、本発明のアンプモジュールを適用した実施の形態について説明する。
<実施の形態>
図1は、実施の形態のアンプモジュール100の配置の一例を示す図である。車両1には、無線通信用のアンテナ10、無線通信装置の本体部20、通信用のケーブル30、及びアンプモジュール100が搭載されている。なお、車両1は、典型的には乗用車であるが、どのような形態の車両であってもよい。また、アンテナ10は、車両1のルーフの後端に配置されたV2X通信(車両間通信及び路車間通信の総称)用のアンテナであるが、このタイプに限定されるものではない。ケーブル30は、アンテナ10及びアンプモジュール100を接続するケーブル30Aと、アンプモジュール100及び本体部20を接続するケーブル30Bと、を含む。
本体部20は、無線通信装置の主要な機能を有する部分であり、アンテナ10、ケーブル30、及びアンプモジュール100と組み合わされて、無線通信装置を構成する。本体部20は、一例として、無線通信機能を備えたナビゲーションECU(Electronic Control Unit:電子制御装置)などであり、通常、車両1のダッシュボード付近に配置される。そして、アンテナ10がケーブル30Aを介してアンプモジュール100に接続され、アンプモジュール100がケーブル30Bを介して本体部20に接続される。
本体部20は、ケーブル30Bが接続される端子20Aを有する。端子20Aは、アンプモジュール100を用いない場合には、ケーブル30A及び30Bと同様の1本のケーブルを用いて、アンテナ10と接続される端子である。本体部20は、アンプモジュール100を用いない場合には、端子20Aの電気特性(インピーダンス、電流値等)に基づいて、端子20Aへのアンテナ10の接続状態を判別する機能を含む。
端子20Aへのアンテナ10の接続状態には、ケーブルの短絡等の異常が生じることなく、アンテナ10がケーブルを介して端子20Aに正常に接続されている状態(正常な接続状態)、アンテナ10及びケーブルが端子20Aに接続されておらず、端子20Aが開放となっている状態(非接続状態)、及び、本来接続されるべきアンテナ10とは異なるタイプのアンテナが接続される等の理由によって、端子20Aと接地電位点(基準電位点)との間に短絡が生じている状態(短絡状態)が含まれる。
ケーブル30は、配線部材の一例である。ケーブル30としては、電磁波ノイズの影響等を考慮して同軸ケーブル等が用いられるが、このタイプに限定されるものではない。
ケーブル30Aは、一例として、車両1のルーフの裏側に通されており、ケーブル30Bは、車両1のAピラーの内部と、ルーフの裏側に通されている。ケーブル30A及びケーブル30Bは、一例としてFAKRAプラグを有しており、アンテナ10、本体部20、アンプモジュール100は、FAKRAジャックを有しているため、容易に挿抜可能である。
アンプモジュール100は、一例として、車両1のルーフの裏側に配置されている。アンプモジュール100は、アンテナ10と本体部20との間(中間)に設けられていればよく、アンテナ10と本体部20の中間でケーブル30Aとケーブル30Bの長さが等しくなる位置であってもよい。ケーブル30Aとケーブル30Bの長さが等しい場合には、アンプモジュール100は、ケーブル30の長さの中点に配置されることになる。このような配置は、送信信号の損失と受信信号の損失とをバランスよく補償する場合に特に好適である。
また、アンプモジュール100は、必ずしもケーブル30の長さの中点に配置される必要はなく、ケーブル30Bの方がケーブル30Aよりも短く、アンプモジュール100がAピラーの内側に配置されていてもよい。
また、反対に、ケーブル30Aの方がケーブル30Bよりも短くてもよい。この場合には、アンテナ10と本体部20との間でケーブル30が配置される経路において、アンテナ10及び本体部20からの距離が等しい点よりもアンテナ10の近くにアンプモジュール100を配置することができ、アンテナ10の近くで信号レベルの補償を行うことができる。通常、受信信号は、送信信号と比較して信号レベルが低く、電磁波ノイズ等の影響を受け易いので、アンテナ10の近くにアンプモジュール100を配置することによって、受信信号への電磁波ノイズ等の影響を抑制し易くなる。そのため、このような配置は、送信信号の損失と受信信号の損失とをバランスよく補償するよりも、受信信号への電磁波ノイズ等の影響を抑制することを優先したい場合に特に好適である。
アンプモジュール100は、ケーブル30Bを介して本体部20に接続されている状態で、アンプモジュール100のアンテナ側端子101へのアンテナ10の接続状態に応じて、本体側端子102の電気特性(インピーダンス、電流値等)を、アンプモジュール100を利用しない場合と同様に変化させる。
アンテナ側端子101へのアンテナ10の接続状態には、ケーブルの短絡等の異常が生じることなく、アンテナ10がケーブル30Aを介してアンテナ側端子101に正常に接続されている状態(正常な接続状態)、アンテナ10及びケーブル30Aがアンテナ側端子101に接続されておらず、アンテナ側端子101が開放となっている状態(非接続状態)、及び、本来接続されるべきアンテナ10とは異なるタイプのアンテナが接続される等の理由によって、アンテナ側端子101と接地電位点との間に短絡が生じている状態(短絡状態)が含まれる。
そして、本体側端子102の電気特性を、アンプモジュール100を利用しない場合と同様に変化させることにより、本体部20は、アンプモジュール100の本体側端子102の電気特性に基づいて、アンプモジュール100を利用しない場合と同様に、アンテナ10の接続状態(正常な接続状態、非接続状態、短絡状態)を判別することができる。以下、このようなアンプモジュール100の機能について説明する。
図2は、アンプモジュール100の構成を示す図である。アンプモジュール100は、アンテナ側端子101、本体側端子102、分岐回路103、BPF(Band Pass Filter)104、アンテナ検出回路110、LNA(Low Noise Amplifier)121、PA(Power Amplifier)122、スイッチ(SW: Switch)回路123、124、及びアッテネータ(ATT: Attenuator)125を含む。
アンプモジュール100は、さらに、方向性結合器131、信号検出回路(DET: Detector)132、コンパレータ(COMP: Comparator)133、インバータ134、分岐回路141、DCDC(Direct Current Direct Current)コンバータ142、スイッチ回路143、及びLDO(Low Dropout)144を含む。
アンテナ側端子101は、一例としてFAKRAジャックであり、アンテナ10に接続されるケーブル30AのFAKRAプラグが差し込まれて接続される。アンテナ側端子101には、分岐回路103を介してBPF104とアンテナ検出回路110が接続される。
本体側端子102は、一例としてFAKRAジャックであり、本体部20(図1参照)に接続されるケーブル30BのFAKRAプラグが差し込まれて接続される。本体側端子102は、分岐回路141を介して方向性結合器131とDCDCコンバータ142に接続される。
分岐回路103は、インダクタ103Aとコンデンサ103Bとを有する。分岐回路103は、アンテナ側端子101とBPF104との間でT字型に分岐した線路を有する。インダクタ103Aは、分岐線路に直列に挿入され、アンテナ検出回路110に接続されている。コンデンサ103Bは、分岐点とBPF104との間に直列に挿入されている。
このようにして、アンテナ側端子101からの電気信号のうち、交流成分である受信信号がBPF104側に伝達され、直流成分がアンテナ検出回路110側に伝達されるようになる。また、アンテナ検出回路110側からの電気信号の直流成分がアンテナ側端子101に伝達され、BPF104側からの電気信号の交流成分である送信信号がアンテナ側端子101に伝達されるようになる。
BPF104は、分岐回路103のコンデンサ103Bとスイッチ回路123との間に設けられており、送信信号又は受信信号のうちの所定の帯域のみを通過させる帯域通過フィルタである。
アンテナ検出回路110は、分岐回路103のインダクタ103Aを介してアンテナ側端子101に接続されている。アンテナ検出回路110は、一例として、IC(Integrated Circuit)等を用いた電流モニタである。アンテナ検出回路110は、インダクタ103Aに電圧を出力し、インダクタ103Aに流れる電流値を検出する。インダクタ103Aに流れる電流値は、アンテナ側端子101における電流値を表す。
また、アンテナ検出回路110は、例えば、正常な接続状態に対応した電流値と、非接続状態に対応した電流値と、短絡状態に対応した電流値とに対応したデータを内部メモリに格納している。
具体的には、図2に示す事例では、アンテナ10と接地電位点との間に抵抗器が接続されており、正常な接続状態では、この抵抗器を所定の電流が流れるので、アンテナ側端子101における電流値はこの抵抗器の抵抗値に対応した所定の値となる。一方、非接続状態では、アンテナ側端子101が開放状態となるので、アンテナ側端子101における電流値は、正常な接続状態における電流値よりも小さい値(ほぼゼロ)となる。また、短絡状態では、アンテナ側端子101が接地電位点と短絡されるので、正常な接続状態における電流値よりも大きい値となる。
すなわち、この構成のアンプモジュール100では、非接続状態に対応したアンテナ側端子101における電流値が最も少なく、正常な接続状態に対応したアンテナ側端子101における電流値がその次に少なく、短絡状態に対応したアンテナ側端子101における電流値が最も多くなる。このことは、インピーダンスの視点で捉えると、非接続状態に対応したアンテナ側端子101のインピーダンスが最も高く、正常な接続状態に対応したアンテナ側端子101のインピーダンスがその次に高く、短絡状態に対応したアンテナ側端子101のインピーダンスが最も低くなることを意味する。
そして、アンテナ検出回路110は、アンテナ側端子101における電流値を検出するとともに、検出された電流値に対応して、2つの信号A、Bを出力するようになっている。
具体的には、アンテナ検出回路110は、正常な接続状態に対応した電流値を検出すると、Hレベル(高電位)の信号Aと、Lレベル(低電位)の信号Bと、をスイッチ回路143に出力する。また、アンテナ検出回路110は、非接続状態に対応した電流値を検出すると、Lレベルの信号Aと、Lレベルの信号Bと、をスイッチ回路143に出力する。また、アンテナ検出回路110は、短絡状態に対応した電流値を検出すると、Lレベルの信号Aと、Hレベルの信号Bと、をスイッチ回路143に出力する。
なお、アンテナ検出回路110がアンテナ側端子101における電流値を検出することは、アンテナ側端子101のインピーダンスを検出することとして捉えることもできる。このため、アンテナ検出回路110は、アンテナ側端子101における電流値を検出する電流検出回路であるとともに、アンテナ側端子101のインピーダンス(特に直流抵抗値)を検出するインピーダンス検出回路でもある。
また、過電流の防止の観点から、短絡状態にアンテナ検出回路110からインダクタ103Aに流れる電流を制限できる電流制限回路をアンテナ検出回路110が有していることが望ましい。
アンテナ側端子101における電流値とインピーダンスは、アンテナ側端子101の電気特性の一例である。また、電流検出回路とインピーダンス検出回路とは、アンテナ側端子101の電気特性を検出するアンテナ検出回路の一例である。
LNA121は、スイッチ回路123と124との間でPA122及びアッテネータ125と並列に接続されており、アンテナ10からスイッチ回路123を介して入力される受信信号を増幅してスイッチ回路124に出力する。LNA121は、受信アンプの一例である。
PA122は、スイッチ回路123と124との間でアッテネータ125と直列に接続されており、PA122及びアッテネータ125は、スイッチ回路123と124との間でLNA121と並列に接続されている。PA122は、アッテネータ125を介して入力される送信信号を増幅してスイッチ回路123に出力する。PA122は、送信アンプの一例である。
スイッチ回路123は、3端子型のスイッチであり、3つの端子は、それぞれ、BPF104、LNA121の入力端子、及びPA122の出力端子に接続されている。スイッチ回路123としては、例えば、SPDT(Single-Pole Double-Throw)スイッチを用いることができる。
スイッチ回路123は、コンパレータ133から出力される切替信号に応じて、BPF104の接続先をLNA121の入力端子、又は、PA122の出力端子のいずれか一方に切り替える。
スイッチ回路124は、スイッチ回路123と同様に3端子型のスイッチであり、3つの端子は、それぞれ、方向性結合器131、LNA121の出力端子、及びPA122の入力端子に接続(PA122の入力端子にはアッテネータ125を介して接続)されている。スイッチ回路124としては、123と同様に、例えば、SPDTスイッチを用いることができる。
スイッチ回路124は、コンパレータ133から出力される切替信号に応じて、方向性結合器131の接続先をLNA121の出力端子、又は、PA122の入力端子のいずれか一方に切り替える。
アッテネータ125は、PA122と直列に接続されており、送信信号の信号レベルを適切な所定のレベルに減衰させてPA122に出力する。
方向性結合器131は、3端子型の単方向性結合器であり、3つの端子は、スイッチ回路124、信号検出回路132、及び分岐回路141の分岐点に接続されている。方向性結合器131は、分岐回路141を介して入力される送信信号の一部を取り出して信号検出回路132に出力し、スイッチ回路124から入力される受信信号は取り出さずに分岐回路141に出力する。方向性結合器131が信号検出回路132に出力する信号の割合(結合度)は、所定値に設定されている。このような方向性結合器131を用いることにより、送信状態と受信状態を容易に検出することができる。
信号検出回路132は、方向性結合器131とコンパレータ133との間に設けられる。信号検出回路132は、一例として、IC(Integrated Circuit)等を用いたパワーディテクタである。信号検出回路132は、方向性結合器131を介して入力される信号(送信信号の一部)の電力に応じた電圧の信号をコンパレータ133側に出力する。
コンパレータ133は、2つの電位を比較する比較器である。コンパレータ133の一方の入力端子は、信号検出回路132の出力端子に接続されている。コンパレータ133の他方の入力端子は、破線で示す配線を介してLDO144の出力端子に接続されている。また、コンパレータ133が比較結果を表す信号を出力する出力端子には、PA122のオン/オフを切り替える切替信号が入力される信号入力端子と、スイッチ回路123及び124の接続先を切り替える切替信号が入力される2つの信号入力端子のうちの一方とが接続されている。
また、コンパレータ133の出力端子には、インバータ134の入力端子も接続されている。インバータ134の出力端子は、LNA121のオン/オフを切り替える切替信号が入力される信号入力端子と、スイッチ回路123及び124に切替信号が入力される2つの信号入力端子のうちの他方とに接続されており、コンパレータ133から出力される切替信号がインバータ134で反転されて入力される。
そして、コンパレータ133は、信号検出回路132から入力される電圧を所定の閾値(LDO144の出力電圧)と比較し、比較結果を表す切替信号をLNA121、PA122、スイッチ回路123、124に出力する。コンパレータ133は、切替信号出力部の一例である。
コンパレータ133は、信号検出回路132から入力される電圧が所定の閾値以上の場合(本体側端子102から送信信号が入力された場合)にはHレベルの切替信号を出力し、所定の閾値未満の場合(本体側端子102から送信信号が入力されない場合)にはLレベルの切替信号を出力する。
コンパレータ133がHレベルの切替信号を出力すると、LNA121はオフにされ、PA122はオンにされ、スイッチ回路123、124は、PA122及びアッテネータ125に接続される。これは、送信信号を増幅するモードであり、スイッチ回路123、124は送信接続状態になる。
また、コンパレータ133がLレベルの切替信号を出力すると、LNA121はオンにされ、PA122はオフにされ、スイッチ回路123、124は、LNA121に接続される。これは、受信信号を増幅するモードであり、スイッチ回路123、124は受信接続状態になる。
なお、このような信号検出回路132とコンパレータ133を用いてスイッチ回路123、124を切り替えることにより、LNA121とPA122を効率的に動作させることができる。
スイッチ回路123と124は、信号送信時にアンテナ側端子101と本体側端子102との間に送信アンプであるPA122を接続する送信接続状態と、信号受信時にアンテナ側端子101と本体側端子102との間に受信アンプであるLNA121を接続する受信接続状態とを切り替える、送受信切替回路の一例である。
分岐回路141は、インダクタ141Aとコンデンサ141Bとを有する。分岐回路141は、本体側端子102と方向性結合器131との間でT字型に分岐した線路を有する。インダクタ141Aは、分岐線路に直列に挿入され、DCDCコンバータ142に接続されている。コンデンサ141Bは、分岐点と方向性結合器131との間に直列に挿入されている。
このようにして、本体側端子102からの電気信号のうち、交流成分である送信信号が方向性結合器131側に伝達され、直流成分がDCDCコンバータ142側に伝達されるようになる。また、方向性結合器131側からの電気信号の交流成分である受信信号が本体側端子102に伝達されるようになる。
DCDCコンバータ142は、分岐回路141のインダクタ141Aと、スイッチ回路143との間に接続されている。DCDCコンバータ142には、分岐回路141のインダクタ141Aを介して送信信号に重畳された直流の電気信号が入力され、入力された電気信号の電圧を所定の電圧に変換してスイッチ回路143に出力する。
スイッチ回路143は、アンテナ検出回路110、DCDCコンバータ142、PA122、及びLDO144に接続されており、2つのスイッチを有する。スイッチ回路143に関しては、図2に加えて図3を用いて説明する。図3は、スイッチ回路143の構成を示す図である。スイッチ回路143は、スイッチ素子143A、143Bを有する。
スイッチ素子143A、143Bは、並列に設けられており、スイッチ素子143Aは、DCDCコンバータ142と、PA122及びLDO144との間に設けられている。スイッチ素子143Bは、DCDCコンバータ142と、接地電位点との間に抵抗器を介して接続されている。
スイッチ素子143A、143Bは、それぞれ、アンテナ検出回路110が出力する信号A、Bによってオン/オフが切り替えられる。スイッチ素子143A、143Bは、それぞれ、信号A、BがHレベルであればオンとなり(閉成され)、Lレベルであればオフとなる(開放される)。
アンテナ10がケーブル30Aを介してアンテナ側端子101に正常に接続されている状態(正常な接続状態)では、Hレベルの信号Aと、Lレベルの信号Bとによって、図3(A)に示すように、スイッチ素子143Aがオンとなるとともに、スイッチ素子143Bがオフとなる。これにより、DCDCコンバータ142から出力される電力がPA122に供給されるとともに、LDO144で電圧変換された電力がLNA121、信号検出回路132、コンパレータ133に供給される。
また、アンテナ10及びケーブル30Aがアンテナ側端子101に接続されていない状態(非接続状態)では、Lレベルの信号A及び信号Bによって、図3(B)に示すように、スイッチ素子143A及び143Bがオフにされ、PA122、LNA121、信号検出回路132、コンパレータ133には電力が供給されない状態になる。
また、アンテナ側端子101と接地電位点との間に短絡が生じている状態(短絡状態)では、Lレベルの信号Aと、Hレベルの信号Bとによって、図3(C)に示すように、スイッチ素子143Aがオフにされるとともに、スイッチ素子143Bがオンにされる。これにより、DCDCコンバータ142から出力される電流は、スイッチ素子143Bを介して接地電位点に流れる。そして、スイッチ素子143Bを介して接地電位点に流れる電流が、正常な接続状態において、本体側端子102からPA122、LNA121、信号検出回路132、コンパレータ133等の各回路に流れる電流よりも多くなるように、スイッチ素子143Bに直列に接続される抵抗器の抵抗値が設定されている。なお、この抵抗器は、過電流防止の観点から、所定の上限値以上の電流が流れないように構成された電流制限素子であることが好ましい。
このように、スイッチ回路143のスイッチ素子143A、143Bを切り替えると、本体部20から本体側端子102に流れる電流値、すなわち、本体側端子102における電流値が制限される。このことは、インピーダンスの視点で捉えると、スイッチ回路143のスイッチ素子143A、143Bを切り替えると、本体部20から見た本体側端子102のインピーダンスが変化することを意味する。
すなわち、この構成のアンプモジュール100では、非接続状態に対応した本体側端子102における電流値が最も少なく、正常な接続状態に対応した本体側端子102における電流値がその次に少なく、短絡状態に対応した本体側端子102における電流値が最も多くなる。この傾向は、正常な接続状態、非接続状態、短絡状態のそれぞれに対応したアンテナ側端子101における電流値の傾向と同じである。
また、この構成のアンプモジュール100では、非接続状態に対応した本体側端子102のインピーダンスが最も高く、正常な接続状態に対応した本体側端子102のインピーダンスがその次に高く、短絡状態に対応した本体側端子102のインピーダンスが最も低くなる。この傾向は、正常な接続状態、非接続状態、短絡状態のそれぞれに対応したアンテナ側端子101のインピーダンスの傾向と同じである。
このように構成されたスイッチ回路143は、アンテナ検出回路110によって検出されるアンテナ側端子101の電流値に基づいて、本体側端子102における電流値を制限する電流制限回路であり、アンテナ検出回路110によって検出されるアンテナ側端子101のインピーダンスに基づいて、本体側端子102のインピーダンスを変化させるインピーダンス可変回路でもある。
LDO144は、スイッチ回路143のスイッチ素子143Aと、LNA121、信号検出回路132、コンパレータ133の電源端子との間に設けられており、DCDCコンバータ142から出力される電力の電圧をLNA121、信号検出回路132、コンパレータ133に合わせた電圧に降圧して出力する。LDO144は、低損失型リニアレギュレータ又は低飽和型リニアレギュレータである。
なお、本実施形態では、LNA121、PA122をアンプモジュール100の狭義の増幅回路として捉えることもできるし、LNA121、PA122、スイッチ回路123、124、アッテネータ125、及びコンパレータ133をまとめて広義の増幅回路として捉えることもできる。また、このような増幅回路を用いることにより、アンプモジュール100全体の構成を簡易にすることができる。
また、スイッチ回路123、124は、送受信切替回路の一例である。コンパレータ133は、スイッチ回路123、124の送信接続状態と受信接続状態とを切り替える切替信号を出力する切替信号出力部の一例である。
なお、スイッチ回路123、124では、2つの切替信号を用いて送信接続状態と受信接続状態とを切り替えているが、1つの切替信号を用いてこのような切り替えを行なっても構わない。また、他の構成のスイッチ回路を用いて送受信切替回路を構成しても構わない。
また、スイッチ回路143は、特性可変回路の一例であり、スイッチ素子143A、143Bは、それぞれ、第1スイッチ素子、第2スイッチ素子の一例である。
なお、本実施形態の特性可変回路では、スイッチ回路を用いて本体側端子102における電流値やインピーダンスを変化させているが、例えばIC(集積回路素子)等を用いて、本体側端子102を流れる電流値をデジタル的に制御しても構わない。また、その場合に、アンテナ検出回路110から特性可変回路に伝達される信号は、2つの信号A、Bではなく、アンテナ側端子101の電気特性(インピーダンス、電流値等)の大きさに対応して直線的に電圧が変化する1つの信号であっても構わない。
図4は、アンプモジュール100の構造を示す図である。図4(A)は、組み立てた状態を示し、図4(B)は分解状態を示す。
アンプモジュール100は、筐体151(151A、151B)、回路基板152、金属カバー153、アンテナ側端子101、本体側端子102を含む。
筐体151は、樹脂製であり、筐体151Aと151Bに分割可能となっている。回路基板152には、図2に示す分岐回路103、BPF104、アンテナ検出回路110、LNA121、PA122、スイッチ回路123、124、アッテネータ125、方向性結合器131、信号検出回路132、コンパレータ133、インバータ134、分岐回路141、DCDCコンバータ142、スイッチ回路143、及びLDO144を構成するための所定の電子部品が実装される。実装面は、図4(B)における上面である。
金属カバー153は、回路基板152の実装面を覆うように、回路基板152に重ねて配置される。回路基板152の実装面を金属カバー153で覆うのは、回路基板152から外部へのノイズの放射を抑制するためであり、また、外部からのノイズの浸入を抑制するためである。
アンプモジュール100は、図4に示すように、筐体151Aと151Bの間に、所定の電子部品が実装された回路基板152と金属カバー153を収容し、端部において筐体151Aと151Bがアンテナ側端子101、本体側端子102を挟んだ状態で、組み立てられる。この状態で、アンテナ側端子101、本体側端子102の少なくとも一部が筐体151から表出している。
アンプモジュール100をこのような構造とすることにより、アンプモジュール100の軽量化や、車両への取付け性を改善できる。すなわち、筐体151を樹脂製とすることにより、筐体151を金属製とした場合と比較して、アンプモジュール100を軽量化し易くなり、車両側の部材を傷付け難くなる。しかも、回路基板152の実装面を金属カバー153が覆うことで、アンプモジュール100を軽量化しつつ、必要最低限のシールド性を確保できる。また、アンテナ側端子101、本体側端子102の少なくとも一部が筐体151から表出しているので、ケーブル30A及び30Bの着脱が容易である。
以上のように、アンプモジュール100では、アンテナ検出回路110が、アンテナ10の接続状態に対応したアンテナ側端子101の電気特性(インピーダンス、電流値等)を検出し、アンテナ検出回路110によって検出されるアンテナ側端子101の電気特性に基づいて、特性可変回路であるスイッチ回路143が、本体側端子102の電気特性(インピーダンス、電流値等)を変化させている。
具体的には、この構成のアンプモジュール100では、非接続状態に対応した本体側端子102における電流値が最も少なく、正常な接続状態に対応した本体側端子102における電流値がその次に少なく、短絡状態に対応した本体側端子102における電流値が最も多くなるように、アンテナ検出回路110とスイッチ回路143とは動作する。そして、この傾向は、正常な接続状態、非接続状態、短絡状態のそれぞれに対応したアンテナ側端子101における電流値の傾向と同じである。
また、この構成のアンプモジュール100では、非接続状態に対応した本体側端子102のインピーダンスが最も高く、正常な接続状態に対応した本体側端子102のインピーダンスがその次に高く、短絡状態に対応した本体側端子102のインピーダンスが最も低くなるように、アンテナ検出回路110とスイッチ回路143とは動作する。そして、この傾向は、正常な接続状態、非接続状態、短絡状態のそれぞれに対応したアンテナ側端子101のインピーダンスの傾向と同じである。
このため、本体部20は、アンプモジュール100の本体側端子102の電気特性に基づいて、アンプモジュール100を利用しない場合と同様に、アンテナ10の接続状態(正常な接続状態、非接続状態、短絡状態)を判別することができる。
したがって、無線通信用のアンテナ10と無線通信装置の本体部20との間に設けても、本体部20がアンテナ10の接続状態を検出できるアンプモジュール100を提供することができる。
アンプモジュール100は、アンテナ10及び本体部20に変更を加えることなく、アンテナ10と本体部20との間のケーブルで生じる信号損失の度合に応じて挿入することができるデバイスである。
例えば、サイズやボディ形状の異なる複数種類の車両について、共通のアンテナ10と本体部20を用いる場合に、車両1の設計段階において、アンテナ10と本体部20との間で引き回すケーブルで生じる信号損失の度合に応じて、必要に応じてアンプモジュール100を挿入することができる。
このため、複数種類の車両で共通のアンテナ10及び本体部20を用いることができる。
なお、以上では、アンプモジュール100に、ケーブル30A及び30Bを介して、アンテナ10及び本体部20がそれぞれ接続される形態について説明した。しかしながら、アンプモジュール100には、ケーブル30A及び/又は30Bが一体的に接続されていてもよい。
以上、本発明の例示的な実施の形態のアンプモジュールについて説明したが、本発明は、具体的に開示された実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲から逸脱することなく、種々の変形や変更が可能である。
なお、本国際出願は、2018年9月18日に出願した日本国特許出願2018−173998に基づく優先権を主張するものであり、その全内容は本国際出願にここでの参照により援用されるものとする。
10 アンテナ
20 本体部
20A 端子
30、30A、30B ケーブル
100 アンプモジュール
101 アンテナ側端子
102 本体側端子
103 分岐回路
110 アンテナ検出回路
121 LNA
122 PA
123、124 スイッチ回路
125 アッテネータ
131 方向性結合器
132 信号検出回路
133 コンパレータ
134 インバータ
141 分岐回路
142 DCDCコンバータ
143 スイッチ回路
143A、143B スイッチ素子
144 LDO
151、151A、151B 筐体
152 回路基板
153 金属カバー
本発明の実施の形態のアンプモジュールは、無線通信用のアンテナと無線通信装置の本体部との間に配置され、前記アンテナ及び前記本体部と配線部材を介して接続される、アンプモジュールであって、前記アンテナに接続されるアンテナ側端子と、前記本体部に接続される本体側端子と、前記アンテナ側端子と前記本体側端子との間に設けられる増幅回路と、前記アンテナ側端子の電気特性を検出するアンテナ検出回路と、前記アンテナ検出回路によって検出される前記アンテナ側端子の電気特性に基づいて、前記本体側端子の電気特性を変化させる特性可変回路と、を含前記増幅回路は、送信アンプ、受信アンプ、及び送受信切替回路を有し、前記送受信切替回路は、信号送信時に前記アンテナ側端子と前記本体側端子との間に前記送信アンプを接続する送信接続状態と、信号受信時に前記アンテナ側端子と前記本体側端子との間に前記受信アンプを接続する受信接続状態とを切り替える

Claims (10)

  1. 無線通信用のアンテナと無線通信装置の本体部との間に配置され、前記アンテナ及び前記本体部と配線部材を介して接続される、アンプモジュールであって、
    前記アンテナに接続されるアンテナ側端子と、
    前記本体部に接続される本体側端子と、
    前記アンテナ側端子と前記本体側端子との間に設けられる増幅回路と、
    前記アンテナ側端子の電気特性を検出するアンテナ検出回路と、
    前記アンテナ検出回路によって検出される前記アンテナ側端子の電気特性に基づいて、前記本体側端子の電気特性を変化させる特性可変回路と、
    を含む、アンプモジュール。
  2. 前記アンテナ検出回路は、前記アンテナ側端子における電流値を検出する電流検出回路であり、
    前記特性可変回路は、前記アンテナ検出回路によって検出された前記アンテナ側端子における電流値に基づいて、前記本体側端子における電流値を制限する電流制限回路である、請求項1記載のアンプモジュール。
  3. 前記アンテナ検出回路は、前記アンテナ側端子のインピーダンスを検出するインピーダンス検出回路であり、
    前記特性可変回路は、前記アンテナ検出回路によって検出された前記アンテナ側端子のインピーダンスに基づいて、前記本体側端子のインピーダンスを変化させるインピーダンス可変回路である、請求項1記載のアンプモジュール。
  4. 前記増幅回路は、送信アンプ、受信アンプ、及び送受信切替回路を有し、
    前記送受信切替回路は、信号送信時に前記アンテナ側端子と前記本体側端子との間に前記送信アンプを接続する送信接続状態と、信号受信時に前記アンテナ側端子と前記本体側端子との間に前記受信アンプを接続する受信接続状態とを切り替える、請求項1乃至3のいずれか一項記載のアンプモジュール。
  5. 前記本体側端子と前記増幅回路との間に接続され、信号送信時に前記本体側端子側から伝達される送信信号の一部が入力される方向性結合器と、
    前記送受信切替回路の前記送信接続状態と前記受信接続状態とを切り替える切替信号を出力する切替信号出力部と、をさらに含み、
    前記切替信号出力部は、前記方向性結合器から出力される信号に対応して、前記切替信号を出力する、請求項4記載のアンプモジュール。
  6. 前記特性可変回路は、
    前記本体側端子と前記増幅回路の電源端子との間に接続される第1スイッチ素子と、
    前記本体側端子と基準電位点との間に接続される第2スイッチ素子と
    を有し、
    前記アンテナ検出回路によって検出される前記アンテナ側端子の電気特性が、前記アンテナ側端子に前記アンテナが正常に接続されていることを表す状態では、前記第1スイッチ素子が閉成されるとともに、前記第2スイッチ素子が開放される、請求項1乃至5のいずれか一項記載のアンプモジュール。
  7. 前記アンテナ検出回路によって検出される前記アンテナ側端子の電気特性が、前記アンテナ側端子に前記アンテナが接続されていないことを表す状態では、前記第1スイッチ素子及び前記第2スイッチ素子が開放される、請求項6記載のアンプモジュール。
  8. 前記特性可変回路は、
    前記基準電位点と前記第2スイッチ素子との間に接続される電流制限用の抵抗部をさらに有し、
    前記アンテナ検出回路によって検出される前記アンテナ側端子の電気特性が、前記アンテナ側端子と前記基準電位点との短絡状態を表す状態では、前記第1スイッチ素子が開放されるとともに、前記第2スイッチ素子が閉成される、請求項6又は7記載のアンプモジュール。
  9. 前記増幅回路、前記アンテナ検出回路、前記特性可変回路が実装される回路基板と、
    前記回路基板の実装面を覆う金属カバーと、
    前記回路基板及び前記金属カバーを収容するとともに、前記アンテナ側端子及び前記本体側端子の少なくとも一部を表出させる樹脂製の筐体と
    をさらに含む、請求項1乃至8のいずれか一項記載のアンプモジュール。
  10. 前記アンプモジュールは、前記アンテナと前記本体部との間で前記配線部材が配置される経路において、前記アンテナ及び前記本体部からの距離が等しい点よりも前記アンテナ側に配置される、請求項1乃至9のいずれか一項記載のアンプモジュール。
JP2020547916A 2018-09-18 2019-03-08 アンプモジュール Active JP7130763B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018173998 2018-09-18
JP2018173998 2018-09-18
PCT/JP2019/009532 WO2020059172A1 (ja) 2018-09-18 2019-03-08 アンプモジュール

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2020059172A1 true JPWO2020059172A1 (ja) 2021-08-30
JP7130763B2 JP7130763B2 (ja) 2022-09-05

Family

ID=69886839

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020547916A Active JP7130763B2 (ja) 2018-09-18 2019-03-08 アンプモジュール

Country Status (5)

Country Link
US (1) US11277164B2 (ja)
EP (1) EP3855627B1 (ja)
JP (1) JP7130763B2 (ja)
CN (1) CN112534728B (ja)
WO (1) WO2020059172A1 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7002340B2 (ja) * 2018-01-12 2022-01-20 株式会社ヨコオ 車載用アンテナ装置
DE102021110345A1 (de) 2021-04-22 2022-10-27 Hirschmann Car Communication Gmbh Verfahren zur Ermittlung eines Verbindungsstatus zwischen einem Antennenverstärker und einer Antennenstruktur, Diagnosemodul und Antennenverstärker
JP2022180010A (ja) * 2021-05-24 2022-12-06 キヤノン株式会社 測定装置、測定装置の制御方法、および測定システム

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09186626A (ja) * 1995-12-28 1997-07-15 Yazaki Corp 送受信切換装置
JP2001068956A (ja) * 1999-08-27 2001-03-16 Aisin Seiki Co Ltd アンテナ用増幅装置
JP2002290262A (ja) * 2001-03-23 2002-10-04 Toshiba Corp 無線通信装置および送信電力制御装置
JP2006222746A (ja) * 2005-02-10 2006-08-24 Alps Electric Co Ltd アンテナ装置
JP2015046789A (ja) * 2013-08-28 2015-03-12 株式会社日本自動車部品総合研究所 車両用通信装置
JP2016086410A (ja) * 2014-10-23 2016-05-19 株式会社デンソー 無線通信装置

Family Cites Families (27)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000216610A (ja) * 1998-11-19 2000-08-04 Nec Corp 携帯電話アンテナの人体接触の検知、報知の装置及び方法
US6999858B2 (en) * 2003-10-15 2006-02-14 Delphi Technologies, Inc. Method and apparatus for detecting the removal of a vehicle antenna and subsequently authenticating the user
JP2008035286A (ja) * 2006-07-28 2008-02-14 Kyocera Corp 無線通信装置及び故障推定方法
DE102007004911A1 (de) * 2007-01-26 2008-08-07 Funkwerk Dabendorf Gmbh Mehrteilige Schaltungsanordnung zur Dämpfungskompensation
JP4656072B2 (ja) 2007-03-06 2011-03-23 船井電機株式会社 受信装置
JP4631862B2 (ja) 2007-03-06 2011-02-16 船井電機株式会社 受信装置
US8892049B2 (en) * 2007-10-10 2014-11-18 Apple Inc. Handheld electronic devices with antenna power monitoring
JP2010010841A (ja) 2008-06-24 2010-01-14 Toyota Motor Corp 無線通信装置
JP5199022B2 (ja) * 2008-10-21 2013-05-15 日本無線株式会社 無線通信システム及び無線通信装置
JP2010139308A (ja) 2008-12-10 2010-06-24 Denso Corp 断線検出回路
JP2010232927A (ja) 2009-03-26 2010-10-14 Fujitsu Ten Ltd 車載用受信装置及びアンテナ接続状態検査方法
JP5399567B2 (ja) * 2010-10-25 2014-01-29 シャープ株式会社 無線通信装置、無線通信装置の制御方法、プログラム及び記憶媒体
CN102143100B (zh) * 2011-01-04 2014-01-15 意法·爱立信半导体(北京)有限公司 多频段天线自动调谐阻抗匹配的方法及终端设备
CN202929137U (zh) * 2012-10-24 2013-05-08 福建师范大学 一种用于船舶自动识别系统终端的天线状态检测电路
JP5857940B2 (ja) * 2012-10-31 2016-02-10 株式会社デンソー 無線通信機
JP2014143584A (ja) * 2013-01-24 2014-08-07 Panasonic Corp 送信機及び送受信機
JP6160246B2 (ja) * 2013-05-28 2017-07-12 株式会社デンソー 車両用無線通信装置
AU2014319588B2 (en) * 2013-09-11 2017-11-02 Ricoh Company, Ltd. Wireless communication apparatus and portable apparatus
JP6249482B2 (ja) 2014-01-29 2017-12-20 アルプス電気株式会社 アンテナ検査回路
CN203929959U (zh) * 2014-06-23 2014-11-05 厦门雅迅网络股份有限公司 一种车载定位终端的天线开短路检测装置
WO2017033563A1 (ja) * 2015-08-26 2017-03-02 株式会社村田製作所 アンテナチューナー制御回路、フロントエンド回路および通信装置
US9625510B2 (en) * 2015-09-08 2017-04-18 GM Global Technology Operations LLC Vehicle antenna diagnostics
CN108141242A (zh) * 2015-09-28 2018-06-08 株式会社村田制作所 高频前端电路和阻抗匹配方法
CN107688131B (zh) * 2016-08-06 2020-11-10 国基电子(上海)有限公司 Mimo天线系统
JP2018082309A (ja) * 2016-11-16 2018-05-24 株式会社オートネットワーク技術研究所 車載通信装置
EP3331316B1 (en) * 2016-11-30 2021-01-06 Nxp B.V. Remote antenna compensation
JP6545332B2 (ja) 2018-07-24 2019-07-17 キヤノン株式会社 情報処理装置、制御方法、及びプログラム

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09186626A (ja) * 1995-12-28 1997-07-15 Yazaki Corp 送受信切換装置
JP2001068956A (ja) * 1999-08-27 2001-03-16 Aisin Seiki Co Ltd アンテナ用増幅装置
JP2002290262A (ja) * 2001-03-23 2002-10-04 Toshiba Corp 無線通信装置および送信電力制御装置
JP2006222746A (ja) * 2005-02-10 2006-08-24 Alps Electric Co Ltd アンテナ装置
JP2015046789A (ja) * 2013-08-28 2015-03-12 株式会社日本自動車部品総合研究所 車両用通信装置
JP2016086410A (ja) * 2014-10-23 2016-05-19 株式会社デンソー 無線通信装置

Also Published As

Publication number Publication date
US20210194527A1 (en) 2021-06-24
WO2020059172A1 (ja) 2020-03-26
JP7130763B2 (ja) 2022-09-05
EP3855627B1 (en) 2024-05-01
EP3855627A4 (en) 2022-06-08
EP3855627A1 (en) 2021-07-28
CN112534728A (zh) 2021-03-19
US11277164B2 (en) 2022-03-15
CN112534728B (zh) 2022-10-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11277164B2 (en) Amplifier module
CN107785641B (zh) 双向耦合器
EP2560294A1 (en) Impedance stabilization device
US8467161B2 (en) Device for protecting a DC voltage converter
US10952311B2 (en) Electronic control device, vehicle, and method for manufacturing electronic control device
US10921384B2 (en) Disconnection sensing circuit and electrical connection box
US8797097B2 (en) Filtering device with low-pass filtering function and band-pass filtering function
CN112180147B (zh) 功率放大器输出阻抗异常检测方法、检测装置及相关器件
JP6451577B2 (ja) 無線通信装置
EP2626713A2 (en) Load connection state detection circuit
JP4213552B2 (ja) 外部アンテナ検出回路、無線機器及び外部アンテナ切替回路
JP5672277B2 (ja) 電子装置
CN112424618A (zh) 电流传感器
JP4840189B2 (ja) 携帯通信端末
CN113746445B (zh) 定向耦合器
US20200295541A1 (en) Resettable relay control for micro power distribution blocks
EP1160911A1 (en) Additional antenna RF switch in a mobile terminal for a wireless telecommunication system
US20240072837A1 (en) Radio-frequency module and communication apparatus
CN219871756U (zh) 自检测装置及雷达传感器
JP5786792B2 (ja) 給電システム
EP3160046B1 (en) Matching network circuit, and associated apparatus with shared matching network circuit
US20230238942A1 (en) Receiving apparatus
JP2021190841A (ja) 方向性結合器
JP2022101869A (ja) 増幅回路
CN118330280A (zh) 提供零温度系数电压或者电流的电路、芯片及设备

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20201225

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20201225

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220222

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220809

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220824

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7130763

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150