JPWO2020040073A1 - 動物収容ユニットおよび動物管理システム - Google Patents
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Abstract
動物収容ユニット(10)は、収容室(収容部)(11)と、収容室(11)内の空気を清浄化する空気清浄機(空気清浄ユニット)(20)と、収容室(11)内における動物(A)の存在の有無を検知する動物検知センサ(動物検知部)(12)と、制御部(41)とを備えている。制御部(41)は、動物検知センサ(12)による動物検知情報に基づいて空気清浄機(20)の運転を制御する。制御部(41)は、収容室(11)から動物(A)が出たことを動物検知センサ(12)が検知することによって空気清浄機(20)の送風機(21)の回転数を上昇させる、あるいは、送風機(21)の運転を開始する。
Description
本開示は、犬、猫などの動物を収容する動物収容ユニットに関する。また、本開示は、この動物収容ユニットを含む動物管理システムに関する。
近年、室内でペットとして猫、犬などの小動物を飼う家庭が増えている。ペットとして飼われる猫などの小動物は、トイレの躾をすればその後は決められた場所で排泄するようになるため、室内に置いて使用する様々な種類の動物用トイレが開発、市販されている。
しかし、動物の排泄物は臭気が比較的強いため、動物用トイレから発生する悪臭が室内に充満して、居住者や訪問者などに不快感を与えることがある。そこで、動物用トイレにおいて排泄物の臭いが室内に拡散することを抑えるための試みがなされている。
例えば、特許文献1には、脱臭装置を備えている小動物用トイレユニットが開示されている。この小動物用トイレユニットでは、小動物が排泄のために排泄物受部2に乗ったときに、脱臭スイッチ58がオンされて脱臭を始める。すなわち、脱臭ファン51が稼働する。
しかしながら、動物がトイレユニットにいる状態で脱臭装置のファンを回転させると、動物を驚かせることになり、動物にとってストレスとなる可能性がある。
そこで、本開示では、動物に対する負担を軽減しつつ、動物を室内で飼育するときの室内環境を改善することのできる動物収容ユニットを提供することを目的とする。
本発明の一局面にかかる動物収容ユニットは、動物を収容する収容部と、前記収容部内の空気を清浄化する空気清浄ユニットと、前記収容部内における動物の存在の有無を検知する動物検知部と、前記動物検知部による動物検知情報に基づいて前記空気清浄ユニットの運転を制御する制御部とを備えている。前記制御部は、前記収容部から動物が出たことを前記動物検知部が検知することによって、前記空気清浄ユニットの送風機の運転を開始させる、または前記空気清浄ユニットの送風機の回転数を上昇させる。
本発明の一局面にかかる動物収容ユニットによれば、動物に対する負担を軽減しつつ、ペットなどの動物を室内で飼育するときの室内環境を改善することのできる動物収容ユニットを提供できる。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
<第1の実施形態>
(ペット飼育システムの全体構成と動作概要)
第1の実施形態では、動物管理システムの一例であるペット飼育システム1を例に挙げて説明する。ペット飼育システム1は、犬、猫などのペットを屋内で飼育する際に利用可能なシステムである。
(ペット飼育システムの全体構成と動作概要)
第1の実施形態では、動物管理システムの一例であるペット飼育システム1を例に挙げて説明する。ペット飼育システム1は、犬、猫などのペットを屋内で飼育する際に利用可能なシステムである。
まず、本実施形態にかかるペット飼育システム1の全体構成について説明する。図1には、本実施形態にかかるペット飼育システム1の構成を概略的に示す。ペット飼育システム1は、主な構成要素として、動物収容ユニット10と、サーバ70と、スマートフォン(端末)80とを含む。
動物収容ユニット10は、部屋R内に置かれている。動物収容ユニット10は、室内で飼われる犬、猫などの動物Aの居住空間、睡眠用空間などとして用いられる。動物収容ユニット10は、インターネットやルータなどを介してサーバ70に無線接続し、サーバ70との間で情報通信可能に構成されている。
スマートフォン80は、例えば、部屋Rの住人が所持している。そのため、部屋Rの住人が外出中のときには、スマートフォン80も、部屋Rから離れた場所に存在する。スマートフォン80は、インターネットやルータなどを介してサーバ70に無線接続し、サーバ70との間で情報通信可能に構成されている。
本実施形態にかかるペット飼育システム1は、動物収容ユニット10内に動物Aが存在するか否かに関する情報(動物検知情報)を、サーバ70などの外部の機器へ送信することができる。また、サーバ70内のメモリ72(記憶部)は、動物収容ユニット10から送信された動物検知情報を記憶することができる。さらに、サーバ70内のメモリ72(記憶部)に記憶された動物検知情報は、スマートフォン80などの端末で閲覧することができる。
(動物収容ユニットの構成)
続いて、ペット飼育システム1を構成している動物収容ユニット10の構成について、図2から図4を用いて説明する。図2および図3には、動物収容ユニット10の内部構成を示す。図2は、動物収容ユニット10内に動物Aがいる状態を示す。図3は、動物収容ユニット10内に動物Aがいない状態を示す。図4は、動物収容ユニット10の構成を示すブロック図である。
続いて、ペット飼育システム1を構成している動物収容ユニット10の構成について、図2から図4を用いて説明する。図2および図3には、動物収容ユニット10の内部構成を示す。図2は、動物収容ユニット10内に動物Aがいる状態を示す。図3は、動物収容ユニット10内に動物Aがいない状態を示す。図4は、動物収容ユニット10の構成を示すブロック図である。
動物収容ユニット10は、動物を収容する収容室(収容部)11を有している。収容室11は、出入口11aを有している(図1参照)。例えば、飼い猫、飼い犬などの動物Aは、出入口11aから収容室11内への出入りを行う。
収容室11内には、空気清浄機(空気清浄ユニット)20、動物検知センサ(動物検知部)12、消臭スプレー(噴霧器)13、制御部41、および通信インターフェイス31などが備えられている。
空気清浄機20は、筐体の内部に送風機21および空気清浄フィルタ22などを備えている。
送風機21は、空気清浄機20が設置されている収容室11内の空気を取り込み、空気清浄フィルタ22を通過させて空気を清浄化した後、収容室11外へ送出させるという空気の流れ(風)形成する。これにより、室内の空気は、出入口11aから収容室11内に入り、空気清浄機20を経由した後、再び収容室11から外部へと循環する。図2および図3には、収容室11内を通過する空気の流れを矢印で示している。送風機21は、制御部41によって、運転の開始/停止、および風量が制御される。
空気清浄フィルタ22は、微細な網目状の構造を有しており、空気清浄機20内に取り込まれた空気中に含まれる塵埃、花粉などのアレル物質、空気汚染の原因となる微小粒子状物質などを補足する。また、空気清浄フィルタ22は、脱臭機能を有する素材で形成されていてもよい。空気清浄機20の筐体内に取り込まれた空気は、空気清浄フィルタ22を通過した後、筐体外へ送出される。これにより、空気清浄機20内に取り込まれた空気を清浄化し、外部へ放出することができる。
本実施形態では、収容室11内に空気清浄機20が配置されている構成を例に挙げているが、別の態様では、収容部に空気清浄ユニットが内蔵されている構成も可能である。このような構成の場合には、例えば、収容室11の壁部分に、空気清浄フィルタおよび送風機が取り付けられている。
動物検知センサ12は、収容室11内の上方に配置されている。動物検知センサ12は、収容室11内に動物Aの存在の有無を検知するセンサである。動物検知センサ12は、例えば、感熱センサ、動きセンサ、赤外線センサ、およびカメラなどで構成されている。
消臭スプレー13は、消臭成分を含有している薬剤を収容室11内へ噴霧する。消臭スプレー13の動作は、制御部41によって制御される。すなわち、所定の条件を満たしたときに、制御部41は、消臭スプレー13から薬剤を噴霧させる。なお、消臭スプレー13から噴霧される薬剤には、消臭成分の他に、芳香成分および除菌成分などの他の有効成分が含まれていてもよい。
制御部41は、動物収容ユニット10内の各機器と接続され、これらの制御を行う。制御部41は、例えば、収容室11内に配置された電装品ユニット内に配置される。制御部41内には、メモリ42、およびタイマ43などが備えられている。
例えば、制御部41は、動物検知センサ12の動物の検知結果(動物検知情報)に基づいて空気清浄機20の運転を制御する。具体的には、動物検知センサ12が収容室11から動物Aが出たことを検知したときに空気清浄機20の送風機21の回転数を上昇させる。また、制御部41は、動物検知センサ12が収容室11から動物Aが出たことを検知したときに、消臭スプレー13から消臭成分を含む薬剤を収容室11内へ噴霧する。
メモリ42は、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)を含む。メモリ42は、空気清浄機20、および消臭スプレー13などの動物収容ユニット10内の各機器の動作プログラムや設定データを記憶するとともに制御部41による演算結果を一時記憶する。タイマ43は、必要に応じて、制御部41内で行われる処理の時間、動物収容ユニット10内の各機器の動作時間などを計測する。
通信インターフェイス31は、アンテナやコネクタによって実現される。通信インターフェイス31は、有線通信あるいは無線通信によって他の装置との間でデータをやり取りする。具体的には、通信インターフェイス31は、リモートコントローラ30を操作した際に送信される赤外線の信号を受信する。
また、通信インターフェイス31は、サーバ70から送信される各種信号、各種データ、および各種指令などを受信する。また、通信インターフェイス31は、サーバ70に対して、動物収容ユニット10側の情報を送信することもできる。具体的には、通信インターフェイス31は、メモリ42内に格納されている動物検知情報をサーバ70へ送信することができる。
リモートコントローラ30は、ユーザが動物収容ユニット10を操作するための操作部として機能する。ユーザは、例えば、リモートコントローラ30を操作して、動物収容ユニット10内の空気清浄機20の運転モードなどを選択することができる。
(サーバの構成)
続いて、ペット飼育システム1を構成するサーバ70の構成について説明する。図5には、サーバ70の構成を示す。サーバ70は、主たる構成要素として、CPU(Central Processing Unit)71と、メモリ72と、ディスプレイ73と、操作部74と、通信インターフェイス75とを含む。サーバ70としては、具体的には、クラウドサーバが用いられる。なお、VPS、共用サーバ、専用サーバなどの他のサーバも適宜利用可能である。
続いて、ペット飼育システム1を構成するサーバ70の構成について説明する。図5には、サーバ70の構成を示す。サーバ70は、主たる構成要素として、CPU(Central Processing Unit)71と、メモリ72と、ディスプレイ73と、操作部74と、通信インターフェイス75とを含む。サーバ70としては、具体的には、クラウドサーバが用いられる。なお、VPS、共用サーバ、専用サーバなどの他のサーバも適宜利用可能である。
CPU71は、メモリ72に記憶されているプログラムを実行することによって、サーバ70の各部を制御する。たとえば、CPU71は、メモリ72に格納されているプログラムを実行し、各種のデータを参照することによって、各種の処理を実行する。
メモリ72は、各種のRAM(Random Access Memory)、各種のROM(Read Only Memory)などによって実現される。メモリ72は、CPU71によって実行されるプログラムや、CPU71によるプログラムの実行により生成されたデータ、入力されたデータ、および、動物収容ユニット10から送信された各種データなどを記憶する。例えば、メモリ72は、動物収容ユニット10から送信された動物検知情報を記憶する。
また、ディスプレイ73は、CPU71からの信号に基づいて、テキストや画像を表示する。操作部74は、サービスの管理者などの命令を受け付けて、当該命令をCPU71に入力する。
通信インターフェイス75は、CPU71からのデータを、インターネット、キャリア網、ルータなどを介して、動物収容ユニット10などの他の装置に送信する。逆に、通信インターフェイス75は、インターネット、キャリア網、ルータなどを介して動物収容ユニット10などの他の装置からのデータを受信して、CPU71に受け渡す。
(スマートフォンの構成)
図6には、ペット飼育システム1を構成するスマートフォン80の構成を示す。スマートフォン80は、主たる構成要素として、CPU(Central Processing Unit)81と、メモリ82と、ディスプレイ83と、操作部84と、通信インターフェイス85とを含む。スマートフォン80は、従来公知のスマートフォンと同様の構成が適用できるため、詳しい説明は省略する。
図6には、ペット飼育システム1を構成するスマートフォン80の構成を示す。スマートフォン80は、主たる構成要素として、CPU(Central Processing Unit)81と、メモリ82と、ディスプレイ83と、操作部84と、通信インターフェイス85とを含む。スマートフォン80は、従来公知のスマートフォンと同様の構成が適用できるため、詳しい説明は省略する。
(動物収容ユニット内の制御方法)
続いて、動物収容ユニット10において、制御部41が、空気清浄機20などの機器を制御する方法を説明する。
続いて、動物収容ユニット10において、制御部41が、空気清浄機20などの機器を制御する方法を説明する。
制御部41は、動物検知センサ12によって検知された収容室11内の動物Aの存在の有無(すなわち、動物検知情報)に基づいて、空気清浄機20の運転を制御する。具体的には、制御部41は、動物検知センサ12が収容室11から動物が出たことを検知したときに空気清浄機20の送風機21の回転数を上昇させる。これにより、空気清浄機20による空気清浄化運転が強化される。
このように、収容室11内に動物Aが滞在した後、動物Aが収容室11から出たタイミングで空気清浄機20による空気清浄運転の強度を上げることで、動物Aを驚かせることなく、収容室11内の空気を清浄化することができる。空気清浄機20をこのように制御することで、動物Aから放出されるアレルゲンなどの有害物質を、空気清浄フィルタ22によって捕捉し、部屋R内に有害物質が拡散することを抑制することができる。
なお、本実施形態では、動物検知センサ12が収容室11から動物が出たことを検知したタイミングとほぼ同時に空気清浄機20の送風機21の回転数を上昇させているが、動物検知センサ12が収容室11から動物が出たことを検知してから所定時間(例えば、5秒以上30秒以下の時間)経過した後に、空気清浄機20の送風機21の回転数を上昇させてもよい。すなわち、制御部41は、収容室11から動物が出たことを動物検知センサ12が検知したことがきっかけとなり、その直後あるいは一定時間経過後に、空気清浄機20の送風機21の回転数を上昇させればよい。
また、収容室11内に動物Aが滞在した後、動物Aが収容室11から出たタイミングで、制御部41は、消臭スプレー13から消臭成分を含む薬剤を噴霧されてもよい。これにより、動物Aに対して薬剤が直接噴霧されることを避けることができる。
なお、収容室11から動物Aが出た後、所定の時間(例えば、20分から1時間)が経過すると、制御部41は、送風機21の回転数を低下させる(元に戻す)ように制御してもよい。また、収容室11から動物Aが出る前に、動物Aが収容室11内に滞在していた時間をタイマ43が計測し、計測された滞在時間に応じて、回転数を上昇させた状態での送風機21の運転時間を変更してもよい。
その後、動物Aが収容室11に再び入ると、制御部41は、動物Aが滞在中である場合の運転モードで空気清浄機20の運転を行う。ここで、動物Aが滞在中である場合の運転モードは、メモリ42内に予め設定情報として格納されている。動物Aが滞在中である場合の運転モードとしては、例えば、運転強度「弱」(送風機21の回転数が低い状態)での空気清浄化運転が挙げられる。これにより、動物Aが収容室11内にいる状態では、収容室11内には比較的弱い風(風量の小さな風)が流れる(図2参照)。
図7には、動物検知センサ12によって検知された動物検知情報に基づいて、空気清浄機20の運転を制御する方法の一例を示す。図7に示すフローチャートでは、収容室11内に動物Aがいる状態からの処理を示す。この状態をステップS11とする。
収容室11内に動物Aがいる状態では、空気清浄機20は、動物Aが滞在中である場合の運転モードとして予め設定された運転モードで空気清浄化運転を行う(ステップS12)。動物Aが収容室11内にいる間は(ステップS13でNOの場合)、空気清浄機20は、この設定モードで空気清浄化運転を行う(ステップS12に戻る)。
その後、動物検知センサ12によって動物Aが収容室11から出たことが検知されると(ステップS13でYES)、制御部41は、空気清浄機20の運転モードを「強」に変更する(ステップS14)。すなわち、送風機21の回転数を上昇させる。これにより、動物Aが収容室11内にいない状態では、収容室11内には比較的強い風(風量の大きな風)が流れる(図3参照)。
また、制御部41は、消臭スプレー13を動作させて、消臭成分を含む薬剤を収容室11内に噴霧する(ステップS15)。
その後、制御部41は、所定時間(例えば、20分から1時間)が経過するまで、「強」モードでの空気清浄化運転を継続する(ステップS16)。ステップS16において所定時間が経過すると(ステップS16でYES)、空気清浄機20は、待機状態に移行する(ステップS17)。その後、動物検知センサ12は、収容室11内に動物Aが再び入ったか否かの監視を続ける(ステップS18)。そして、収容室11内に動物Aが入ったことが検知されると(ステップS18でYES)、空気清浄機20は、動物滞在時の設定モードでの空気清浄化運転を開始する(ステップS12)。
また、ステップS16において所定時間が経過する前に(ステップS16でNO)、動物検知センサ12が収容室11内に動物Aが入ったことを検知すると(ステップS18でYES)、空気清浄機20は、動物滞在時の設定モードによる空気清浄化運転に再度移行する(ステップS12)。
なお、本実施形態では、収容室11内に動物Aがいる状態では、空気清浄機20は、予め設定された運転モードで空気清浄化運転を行う例について説明した。しかし、別の態様では、収容室11内に動物Aがいる状態では、空気清浄機20は、運転を停止するような設定としてもよい。この場合には、収容室11内に動物Aが滞在した後、動物Aが収容室11から出たタイミングで、制御部41は、空気清浄機20の送風機21の運転を開始させる。
(動物検知情報の送信方法)
続いて、動物収容ユニット10内の動物検知センサ12によって得られた動物検知情報を、ペット飼育システム1の各機器へ送信する方法を説明する。
続いて、動物収容ユニット10内の動物検知センサ12によって得られた動物検知情報を、ペット飼育システム1の各機器へ送信する方法を説明する。
動物検知センサ12によって検知された収容室11内に動物Aがいるか否かの情報は、動物収容ユニット10内のメモリ42に格納される。さらに、動物検知センサ12によって検知された収容室11内に動物Aがいるか否かの情報は、通信インターフェイス31を介して、サーバ70にも送信される。
サーバ70への動物検知情報の送信は、収容室11内の動物の在室状況に変化があったタイミング(すなわち、収容室11に動物Aが入ったタイミング、あるいは、収容室11から動物Aが出たタイミング)で行うことができる。また、別の方法では、動物収容ユニット10の制御部41は、メモリ42内に格納された動物検知情報を、所定の時間間隔でサーバ70へ送信してもよい。
動物収容ユニット10から送信された動物検知情報は、サーバ70内の通信インターフェイス75で受信され、メモリ72に格納される。メモリ72に格納された動物検知情報は、サーバ70と情報通信可能なスマートフォン80によって閲覧することができる。
また、サーバ70のCPU71は、スマートフォン80に対して、定期的に動物検知情報を送信することもできる。あるいは、サーバ70のCPU71は、収容室11内の動物の在室状況に変化があったタイミングで、スマートフォン80に対してその旨を通知してもよい。
なお、動物検知センサ12によって検知された動物検知情報は、時刻と対応付けられた状態でメモリ42およびメモリ72に格納されることが好ましい。これにより、動物Aの飼い主が、家に不在の状態であっても、動物Aの一日の動向を把握することができる。
(第1の実施形態のまとめ)
以上のように、本実施形態にかかる動物収容ユニット10は、動物を収容する収容室11と、収容室11内に配置された空気清浄機20とを備えている。
以上のように、本実施形態にかかる動物収容ユニット10は、動物を収容する収容室11と、収容室11内に配置された空気清浄機20とを備えている。
収容室11内に空気清浄機20が備えられていることで、動物Aの居住空間、睡眠用空間などとして利用される収容室11内の空気を清浄化し、収容室11内の臭いを軽減することができる。これにより、収容室11を設置している部屋R内にも臭いが拡散することが抑えられ、飼い主およびペットの両方にとって快適な空間を提供することができる。
また、本実施形態にかかる動物収容ユニット10は、収容室11内における動物Aの存在の有無を検知する動物検知センサ12と、動物検知センサ12による動物検知情報に基づいて空気清浄機20の運転を制御する制御部41とを備えている。そして、制御部41は、動物検知センサ12が収容室11から動物Aが出たことを検知したときに空気清浄機20の送風機21の回転数を上昇させるように制御する。
この構成によれば、動物Aが収容室11内に滞在した後のタイミングで、送風機21の回転数を上昇させ、空気清浄化運転を強化することができる。そのため、収容室11内に残った臭気やアレルゲンなどを効率よく除去することができる。また、動物Aが収容室11内にいる状態では、空気清浄機20の送風機21を比較的低い回転数で運転させることで、送風機21の風量や音を比較的小さく抑えることができる。これにより、収容室11内の動物Aに与えるストレスを軽減させることができる。
また、本実施形態のペット飼育システム1は、動物収容ユニット10と、サーバ70とと、スマートフォン80とを有している。サーバ70は、動物検知センサ12による動物検知情報を記憶するメモリ72を有している。また、スマートフォン80は、メモリ72内に記憶された動物検知情報を閲覧することができる。これにより、例えば、飼い主が家に不在の状態であっても、動物Aの一日の動向を把握することができる。
<第2の実施形態>
続いて、本発明の第2の実施形態について説明する。第2の実施形態では、動物収容ユニットの一例である動物用トイレユニットの構成について説明する。また、第2の実施形態では、動物用トイレユニットを含むペット飼育システムについて説明する。
続いて、本発明の第2の実施形態について説明する。第2の実施形態では、動物収容ユニットの一例である動物用トイレユニットの構成について説明する。また、第2の実施形態では、動物用トイレユニットを含むペット飼育システムについて説明する。
まず、本実施形態にかかるペット飼育システム101の全体構成について説明する。図8および図9には、第2の実施形態にかかるペット飼育システム101の構成を示す。ペット飼育システム101は、主な構成要素として、動物用トイレユニット(動物収容ユニット)110と、サーバ70と、スマートフォン(端末)80と、空気調和機190とを含む。
本実施形態にかかるペット飼育システム101は、部屋R内に、動物用トイレユニット110と、空気調和機190とを備えている。動物用トイレユニット110、および空気調和機190は、インターネットやルータなどを介してサーバ70に無線接続し、サーバ70との間で情報通信可能に構成されている。
本実施形態にかかるペット飼育システム101は、動物用トイレユニット110内に動物Aが存在するか否かに関する情報(動物検知情報)を、サーバ70などの外部の機器へ送信することができる。また、サーバ70内のメモリ72(記憶部)は、動物用トイレユニット110から送信された動物検知情報を記憶することができる。さらに、サーバ70内のメモリ72(記憶部)に記憶された動物検知情報は、スマートフォン80などの端末で閲覧することができる。
また、サーバ70と情報通信可能な空気調和機190は、サーバ70内のメモリ72(記憶部)に記憶された動物検知情報に基づいて、空調運転の制御を行うことができる。
本実施形態にかかるペット飼育システム101において、サーバ70およびスマートフォン80は、第1の実施形態と同様の構成が適用できる。
(動物用トイレユニットの構成)
続いて、ペット飼育システム101を構成している動物用トイレユニット110の構成について、図9および図10を用いて説明する。図9には、動物用トイレユニット110の内部構成を示す。図9は、動物用トイレユニット110内に動物Aがいる状態を示す。図10は、動物用トイレユニット110の構成を示すブロック図である。
続いて、ペット飼育システム101を構成している動物用トイレユニット110の構成について、図9および図10を用いて説明する。図9には、動物用トイレユニット110の内部構成を示す。図9は、動物用トイレユニット110内に動物Aがいる状態を示す。図10は、動物用トイレユニット110の構成を示すブロック図である。
動物用トイレユニット110は、犬や猫などのペットが室内で排泄行為を行うための器具である。飼い主は、ペットが動物用トイレユニット110内で排泄行為を行うように躾けることで、屋内でペットを飼う場合の快適性および利便性を向上させることができる。
動物用トイレユニット110は、トイレ空間(収容部)111を有している。トイレ空間111は、トイレ160の周囲を囲む側壁で形成されている。トイレ空間111の上方部分は、開放された状態となっていてもよいし、第1の実施形態の収容室11と同様に、天井が設けられていてもよい。トイレ空間111に天井が設けられている場合には、トイレ空間111の側壁には、第1の実施形態と同様に出入口(図示せず)が設けられていてもよい。
トイレ空間111内には、空気清浄機20、動物検知センサ(動物検知部)12、消臭スプレー(噴霧器)13、イオン供給部(放電装置)151、臭気センサ152、トイレ(動物用トイレ)160、制御部41、および通信インターフェイス31などが備えられている。空気清浄機20、動物検知センサ12、消臭スプレー13、および通信インターフェイス31については、第1の実施形態と同様の構成が適用できる。
また、動物用トイレユニット110は、リモートコントローラ30を有している。リモートコントローラ30は、ユーザが動物用トイレユニット110を操作するための操作部として機能する。
イオン供給部151は、放電によって消臭作用を有するイオン(放電生成物)を放出する。消臭作用を有するイオンとしては、例えば、銀イオン(Ag+)、OHラジカル、H+、O2 −などが挙げられる。イオン供給部151からイオンを放出するタイミングは、制御部41によって制御される。
臭気センサ152は、空気清浄機20の近傍に配置されている。例えば、臭気センサ152は、空気清浄機20の空気の吸い込み口の周囲に配置されている。臭気センサ152は、トイレ空間111内の臭いを検知する。臭気センサ152は、例えば、動物Aの排泄物の臭いを検知することができる。また、臭気センサ152は、トイレ空間111内の臭いの程度も段階的に検知することができる。臭気センサ152による臭いの検知結果は、制御部41へ送信され、メモリ42に格納される。
トイレ160は、トイレ床161および排泄物受部162を有している。トイレ床161は、砂利、脱臭剤などを有している。トイレ床161は、砂利が敷き詰められたトレイであってもよい。排泄物受部162は、動物Aの糞尿などの汚水および汚物を受けるトレイ形状の部材である。排泄物受部162は、トイレ空間111から引き出し可能に構成されていてもよい。
制御部41は、動物用トイレユニット110内の各機器と接続され、これらの制御を行う。制御部41は、例えば、トイレ空間111内に配置された電装品ユニット内に配置される。制御部41内には、メモリ42、およびタイマ43などが備えられている。
第1の実施形態と同様に、制御部41は、動物検知センサ12の動物の検知結果(動物検知情報)に基づいて空気清浄機20の運転を制御する。具体的には、動物検知センサ12がトイレ空間111から動物Aが出たことを検知したときに空気清浄機20の送風機21の回転数を上昇させる。また、制御部41は、動物検知センサ12がトイレ空間111から動物Aが出たことを検知したときに、消臭スプレー13から消臭成分を含む薬剤を収容室11内へ噴霧する。また、制御部41は、臭気センサ152が臭いを検知したときに、イオン供給部151から消臭作用を有するイオンを放出する。
メモリ42およびタイマ43については、第1の実施形態と同様の構成が適用できる。
(空気調和機の構成)
続いて、ペット飼育システム101を構成している空気調和機190の構成について、図11を用いて説明する。図11には、空気調和機190の構成を示す。空気調和機190は、室内機190aと、室外機190bと、リモートコントローラ190cとで構成されている。
続いて、ペット飼育システム101を構成している空気調和機190の構成について、図11を用いて説明する。図11には、空気調和機190の構成を示す。空気調和機190は、室内機190aと、室外機190bと、リモートコントローラ190cとで構成されている。
室内機190a内には、主として、室内側熱交換器191、室内送風機192、通信インターフェイス196、および制御部197などが備えられている。室外機190b内には、圧縮機193、室外送風機194、および室外側熱交換器195などが備えられている。空気調和機190は、従来公知の空気調和機と同様の構成が適用できる。
なお、通信インターフェイス196は、リモートコントローラ190cとの間で赤外線通信を行うことができる。これに加えて、通信インターフェイス196は、サーバ70から送信される各種信号、各種データ、および各種指令などを受信する。また、通信インターフェイス196は、サーバ70に対して、空気調和機190側の情報(例えば、現在の運転モード、室温、外気温など)を送信することもできる。例えば、空気調和機190は、サーバ70からの指令にしたがって、空調運転を開始したり、運転モードを変更したりすることができる。
(動物収容ユニット内の制御方法)
続いて、動物用トイレユニット110において、制御部41が、空気清浄機20などの機器を制御する方法を説明する。
続いて、動物用トイレユニット110において、制御部41が、空気清浄機20などの機器を制御する方法を説明する。
制御部41は、動物検知センサ12によって検知されたトイレ空間111内の動物Aの存在の有無(すなわち、動物検知情報)に基づいて、空気清浄機20の運転を制御する。具体的には、制御部41は、動物検知センサ12がトイレ空間111から動物が出たことを検知したときに空気清浄機20の送風機21の回転数を上昇させる。これにより、空気清浄機20による空気清浄化運転が強化される。
また、トイレ空間111内に動物Aが滞在した後、動物Aがトイレ空間111から出たタイミングで、制御部41は、消臭スプレー13から消臭成分を含む薬剤を噴霧されてもよい。これにより、動物Aに対して薬剤が直接噴霧されることを避けることができる。
これらの制御方法については、第1の実施形態と同様の方法が適用できる。
さらに、本実施形態にかかる動物用トイレユニット110では、臭気センサ152が臭いを検知したときに、イオン供給部151から消臭作用を有するイオンを放出することができる。また、臭気センサ152は、臭気の程度を検知可能なものであってもよい。これにより、臭気センサ152によって検知された臭気の程度が高いときには、臭気の程度が低いときと比較して、イオン供給部151から放出されるイオンの量を多くすることができる。
なお、放出されるイオンが、例えば、除菌作用、ストレス抑制作用などの消臭作用以外の効能を有する場合には、制御部41は、トイレ空間111内に動物Aが存在するタイミングで、イオン供給部151からイオンを放出するように制御することが好ましい。これにより、動物Aの健康状態を向上させることに寄与できる。
以上のように、本実施形態にかかる動物用トイレユニット110は、イオン供給部151および臭気センサ152を備えている。この構成により、トイレ空間111内で臭気が検知されたときには、イオン供給部151から消臭作用を有するイオンを発生させることができる。これにより、動物Aの排泄物などから発生する臭気を軽減することができる。また、トイレ空間111内の臭気が部屋R内に拡散することを抑制することができる。
また、本実施形態にかかるペット飼育システム101では、第1の実施形態と同様に、動物用トイレユニット110内の動物検知センサ12によって得られた動物検知情報を、サーバ70へ送信し、サーバ70内のメモリ72に格納することができる。この動物検知情報は、空気調和機190へ送信することもできる。空気調和機190では、受信した動物検知情報に基づいて、空調運転の制御を行うことができる。例えば、動物Aがトイレ空間111内を出たり入ったりしていることが検知された場合には、部屋R内に動物Aがいると認識して、空気調和機190の運転を開始させることができる。
本実施形態にかかるペット飼育システム1によれば、例えば、飼い主が不在時における動物用トイレユニット110の使用状況を監視することができるとともに、トイレ空間111内の臭いを軽減させることができる。これにより、ペットおよび飼い主の両者にとって快適な住環境を提供することができる。
本実施形態にかかるペット飼育システム1によれば、動物Aのトイレの使用状況を把握することができる。動物Aのトイレの使用状況を長期間にわたって記録することで、動物Aの健康状態を把握することができる。また、飼い主が外出先から、スマートフォン80などの端末を利用して、動物Aのトイレの使用状況を確認することができる。これにより、飼い主に安心感を与えることができる。
<第3の実施形態>
続いて、本発明の第3の実施形態について説明する。第3の実施形態では、臭気センサ152によって検知されたトイレ空間111内の臭気の程度に応じて空気調和機190の運転方法を変更することのできるペット飼育システム101について説明する。ペット飼育システム101の構成については、第2の実施形態と同様の構成が適用できる。
続いて、本発明の第3の実施形態について説明する。第3の実施形態では、臭気センサ152によって検知されたトイレ空間111内の臭気の程度に応じて空気調和機190の運転方法を変更することのできるペット飼育システム101について説明する。ペット飼育システム101の構成については、第2の実施形態と同様の構成が適用できる。
臭気センサ152によって得られた臭気データを利用して、空気調和機190の運転を制御する方法について説明する。図12には、空気調和機190の運転を制御する方法の一例を示す。
動物用トイレユニット110の臭気センサ152によって検知されたトイレ空間111内の臭気に関する情報(臭気データ)は、例えば、所定の時間間隔で、サーバ70へ送信される。サーバ70が臭気データを受信すると(ステップS21)、CPU71は、受信した臭気データが所定値以上であるか否かを判定する(ステップS22)。すなわち、CPU71は、トイレ空間111内の現在の臭いの程度を把握する。
CPU71は、臭気データが所定値未満の場合(ステップS22でNO)、部屋R内の換気は不要であると判断し、処理を終了する。一方、受信した臭気データが所定値以上の場合(ステップS22でYES)、CPU71は、空気調和機190の現在の運転状態を確認する(ステップS23)。
そして、空気調和機190が空調運転(例えば、暖房運転、冷房運転など)中の場合には(ステップS23でYES)、CPU71は、空気調和機190の空調運転を換気強化モードに移行させる(ステップS24)。すなわち、サーバ70内のCPU71は、各通信インターフェイス75および196を介して、空気調和機190の運転モードを換気強化モードに変更させるための制御信号を、空気調和機190に送信する。ここで、換気強化モードとは、部屋R内の換気を促進させる運転モードである。
また、空気調和機190が運転停止状態の場合には(ステップS23でNO)、CPU71は、空気調和機190に対して換気運転を開始させるための制御信号を送信する(ステップS25)。
以上の処理により、空気調和機190は、換気強化モードでの空調運転、または換気運転を実行する。これにより、部屋R内の換気が促され、トイレ空間111から発生する臭気を軽減することができる。
その後、所定時間が経過すると(ステップS26でYES)、空気調和機190は、換気強化モードでの空調運転、または換気運転を終了する(ステップS27)。なお、換気強化モードでの空調運転が行われている場合には、喚起強化モードに移行する直前の運転モードへ戻る。
以上のように、本実施形態にかかるペット飼育システム1によれば、臭気センサ152によってトイレ空間111内の悪臭が検知されると、空気調和機190を用いて部屋R内の換気を促すことができる。これにより、動物用トイレユニット110の消臭スプレー13およびイオン供給部151のみではトイレ空間111内の臭気を抑えることが困難な場合には、空気調和機190を利用して部屋Rの換気を行い、部屋Rおよびトイレ空間111の悪臭を軽減させることができる。
なお、イオン供給部151および消臭スプレー13を動作させたり、空気調和機190の換気運転を強化したりしても、検知される臭気が所定値より低下しない場合には、トイレ空間111内の掃除を促すような報知音または表示を発生させてもよい。
(まとめ)
本発明の一局面は、動物収容ユニット(例えば、動物収容ユニット10、動物用トイレユニット110)に関する。この動物収容ユニットは、動物を収容する収容部(例えば、収容室11、トイレ空間111)と、収容部内の空気を清浄化する空気清浄ユニット(例えば、空気清浄機20)と、収容部内における動物の存在の有無を検知する動物検知部(例えば、動物検知センサ12)と、動物検知部による動物検知情報に基づいて空気清浄機の運転を制御する制御部(例えば、制御部41)とを備えている。この制御部は、収容部から動物が出たことを動物検知部が検知することによって空気清浄ユニットの送風機の回転数を上昇させる、あるいは、送風機の運転を開始させる。
本発明の一局面は、動物収容ユニット(例えば、動物収容ユニット10、動物用トイレユニット110)に関する。この動物収容ユニットは、動物を収容する収容部(例えば、収容室11、トイレ空間111)と、収容部内の空気を清浄化する空気清浄ユニット(例えば、空気清浄機20)と、収容部内における動物の存在の有無を検知する動物検知部(例えば、動物検知センサ12)と、動物検知部による動物検知情報に基づいて空気清浄機の運転を制御する制御部(例えば、制御部41)とを備えている。この制御部は、収容部から動物が出たことを動物検知部が検知することによって空気清浄ユニットの送風機の回転数を上昇させる、あるいは、送風機の運転を開始させる。
上記の本発明の一局面にかかる動物収容ユニットは、有効成分(具体的には、消臭成分、芳香成分、除菌成分など)を含有する薬剤を収容部内へ噴霧する噴霧器(例えば、消臭スプレー13)をさらに備えていてもよい。そして、動物収容ユニットの制御部は、収容部から動物が出たことを動物検知部が検知することによって、噴霧器から薬剤を噴霧させてもよい。
上記の本発明の一局面にかかる動物収容ユニットにおいて、収容部(例えば、トイレ空間111)内には、動物用トイレ(例えば、トイレ160)が備えられていてもよい。
上記の本発明の一局面にかかる動物収容ユニットは、収容部内の臭いを検知する臭気センサ(例えば、臭気センサ152)と、放電により放電生成物を発生させる放電装置とをさらに備えていてもよい。そして、動物収容ユニットの制御部は、臭気センサが臭いを検知したときに、放電装置から放電生成物を放出させてもよい。放電装置としては、例えば、消臭作用を有するイオンを放出するイオン供給部151などが挙げられる。
上記の本発明の一局面にかかる動物収容ユニットは、外部の機器と情報通信可能な通信インターフェイス(例えば、通信インターフェイス31)をさらに備えており、この通信インターフェイスを介して動物検知部による動物検知情報を外部へ送信してもよい。
また、本発明のもう一つの局面は、動物管理システム(例えば、ペット飼育システム1・101)に関する。この動物管理システムは、上記の動物収容ユニット(例えば、動物収容ユニット10、動物用トイレユニット110)と、動物収容ユニットと情報通信可能なサーバ(例えば、サーバ70)と、サーバと情報通信可能な端末(例えば、スマートフォン80)とを備えている。この動物管理システムにおいて、サーバは、動物検知部による動物検知情報を記憶する記憶部(例えば、メモリ72)を有している。また、端末は、サーバの記憶部内に記憶された動物検知情報を閲覧可能に構成されている。
上記の本発明のもう一つの局面にかかる動物管理システムは、サーバと情報通信可能な空気調和機(例えば、空気調和機190)をさらに備えていてもよい。そして、動物収容ユニットは、収容部内の臭いを検知する臭気センサ(例えば、臭気センサ152)を備えており、この臭気センサにおいて検知された臭いが所定値以上の場合に、空気調和機の空調運転が実施されてもよい。ここで、空気調和機の制御は、例えば、サーバ内のCPUが行うことができる。
本発明のもう一つの局面にかかる動物管理システムによれば、動物および人の両方にとって快適な環境で、動物を飼育することができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。また、本明細書で説明した異なる実施形態の構成を互いに組み合わせて得られる構成についても、本発明の範疇に含まれる。
1 :ペット飼育システム(動物管理システム)
10 :動物収容ユニット
11 :収容室(収容部)
12 :動物検知センサ(動物検知部)
13 :消臭スプレー(噴霧器)
20 :空気清浄機(空気清浄ユニット)
21 :送風機
31 :通信インターフェイス
41 :制御部
70 :サーバ
71 :CPU
72 :(サーバの)メモリ(記憶部)
80 :スマートフォン(端末)
101:ペット飼育システム(動物管理システム)
110:動物用トイレユニット(動物収容ユニット)
111:トイレ空間(収容部)
151:イオン供給部(放電装置)
152:臭気センサ
160:トイレ(動物用トイレ)
190:空気調和機
A :動物
R :部屋
10 :動物収容ユニット
11 :収容室(収容部)
12 :動物検知センサ(動物検知部)
13 :消臭スプレー(噴霧器)
20 :空気清浄機(空気清浄ユニット)
21 :送風機
31 :通信インターフェイス
41 :制御部
70 :サーバ
71 :CPU
72 :(サーバの)メモリ(記憶部)
80 :スマートフォン(端末)
101:ペット飼育システム(動物管理システム)
110:動物用トイレユニット(動物収容ユニット)
111:トイレ空間(収容部)
151:イオン供給部(放電装置)
152:臭気センサ
160:トイレ(動物用トイレ)
190:空気調和機
A :動物
R :部屋
Claims (7)
- 動物を収容する収容部と、
前記収容部内の空気を清浄化する空気清浄ユニットと、
前記収容部内における動物の存在の有無を検知する動物検知部と、
前記動物検知部による動物検知情報に基づいて前記空気清浄ユニットの運転を制御する制御部と
を備え、
前記制御部は、前記収容部から動物が出たことを前記動物検知部が検知することによって、前記空気清浄ユニットの送風機の運転を開始させる、または前記空気清浄ユニットの送風機の回転数を上昇させる、
動物収容ユニット。 - 有効成分を含有する薬剤を前記収容部内へ噴霧する噴霧器をさらに備え、
前記制御部は、前記収容部から動物が出たことを前記動物検知部が検知することによって、前記噴霧器から前記薬剤を噴霧する、
請求項1に記載の動物収容ユニット。 - 前記収容部内には、動物用トイレが備えられている、
請求項1または2に記載の動物収容ユニット。 - 前記収容部内の臭いを検知する臭気センサと、
放電により放電生成物を発生させる放電装置と
をさらに備え、
前記制御部は、前記臭気センサが臭いを検知したときに、前記放電装置から前記放電生成物を放出する、
請求項1から3の何れか1項に記載の動物収容ユニット。 - 外部の機器と情報通信可能な通信インターフェイスをさらに備え、
前記通信インターフェイスを介して前記動物検知部による動物検知情報を外部へ送信する、
請求項1から4の何れか1項に記載の動物収容ユニット。 - 請求項5に記載の動物収容ユニットと、
前記動物収容ユニットと情報通信可能なサーバと、
前記サーバと情報通信可能な端末と
を備え、
前記サーバは、前記動物検知部による動物検知情報を記憶する記憶部を有しており、
前記端末は、前記記憶部内に記憶された前記動物検知情報を閲覧可能に構成されている、
動物管理システム。 - 前記サーバと情報通信可能な空気調和機をさらに備え、
前記動物収容ユニットは、前記収容部内の臭いを検知する臭気センサを備えており、
前記臭気センサにおいて検知された臭いが所定値以上の場合に、前記空気調和機の空調運転が実施される、
請求項6に記載の動物管理システム。
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