JPH0737493Y2 - ペット用便器 - Google Patents

ペット用便器

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JPH0737493Y2
JPH0737493Y2 JP10855891U JP10855891U JPH0737493Y2 JP H0737493 Y2 JPH0737493 Y2 JP H0737493Y2 JP 10855891 U JP10855891 U JP 10855891U JP 10855891 U JP10855891 U JP 10855891U JP H0737493 Y2 JPH0737493 Y2 JP H0737493Y2
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JP
Japan
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toilet
excretion
pet
chemical liquid
spraying
Prior art date
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Application number
JP10855891U
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English (en)
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JPH0548662U (ja
Inventor
義一 山本
Original Assignee
株式会社ボンビ
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Filing date
Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、例えば、子犬などの
ペットが便器に排泄した後その排泄物の有する悪臭を即
座に除去するようなペット用便器に関する。
【0002】
【従来の技術】ペット用便器はペットの排泄が随時行な
えるように便床の上面側が開放された形状である。その
ためペットが排泄した後すぐに飼主が排泄物を始末しに
行かないと室内に悪臭が散ることとなるので、便床を囲
繞する壁には消臭剤や芳香剤が収納できる薬剤収納部が
形成されていた。すなわち、消臭剤や芳香剤から徐々に
拡散する薬剤含有空気で層を作り便床の上方を包み込ん
で、上記空気層内の悪臭を除去しようとするのである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしペットが排泄を
行なおうとすると、便床上で動き回る排泄動作のため
に、便床の上方を包み込んでいる前述の薬剤含有空気層
は破壊されてしまう。すると当然のことながら、悪臭の
原因となる排泄物が現れたときには上記空気層はなく、
悪臭は室内に拡散する。しかもこの拡散は、破壊された
上記空気層が再び形成されるまで、比較的長い間続く。
【0004】つまり、前述した悪臭防止対策は絶対的な
効力を有さず、また四六時中作用しているため薬剤の消
耗が激しいという難点がある。そこでこの考案は、より
効果的に薬剤を作用させるとともに、薬剤の消耗を減ら
し無駄を省くことを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ための手段を実施例の図3を用いて説明すると、その構
成は、壁体で囲繞され上面側が開放した便床部4を有す
るペット用便器3であって、上記便床部4に、排泄の完
了を検知する排泄検知手段11を設け、上記便床部4の
隣接位置に、上記排泄検知手段11の排泄検知に基づい
て所定量の薬液を便床2の上方に噴霧する薬液噴霧手段
14,15を設けたペット用便器3であることを特徴と
する。
【0006】
【作用】上述の構成によれば、ペットが排泄を行なう
と、これを排泄検知手段が検知して薬液噴霧手段を作動
させる。すると、消臭剤や芳香剤等の薬剤は便床の上方
に噴霧され、悪臭を発しつつある排泄物を包み込むよう
に降りかかる。
【0007】
【考案の効果】上述の結果、この考案によると、薬液は
ペットの排泄後すぐに排泄物上に降りかかるので、排泄
物の臭いが室内に飛散することをより効果的に防止する
ことができる。しかも薬液の噴霧は必要時だけであるの
で無駄はなく、薬剤の消耗を減らしランニングコストを
低く抑えることもできる。
【0008】
【実施例】この考案の一実施例を以下図面に基づいて詳
述する。図1はシーツ1を用いて便床2を形成するペッ
ト用便器3を示し、このペット用便器3は便床2を有し
排泄が行われる場所となる便床部4と、この便床部4の
後側に装着する薬液噴霧部5とで構成している。
【0009】上述の便床部4は、便床2となる部分を壁
体で囲繞した形状で、この壁体は便床2両側部の側壁
6,6と後壁7、それにこれらよりも低い前側の前壁8
とでなし、この前壁8部分をペットの出入り口9として
いる。また、この前壁8には、上述の便床2の周囲に対
応する大きさの押え枠10を枢着し、前述のシーツ1を
強固に固定するようにしている。
【0010】上述の側壁6,6には、排泄検知手段とし
ての光電センサ11を設けており、その装着位置は、両
側壁6,6の略中央で、これらの光電センサ11は出入
り口9から便床2上にペットが入ったときに感応するも
ので、後述する制御部に接続されている。ペットが一定
時間継続して便床2上にいた後に出て行ったことを検知
する。一定時間とはペットの瞬間的な出入りの時間では
なく、排泄をする時間的長さを示す。また、上述した後
壁7の上部には、後側の薬液噴霧部と連通する噴霧口を
形成している。
【0011】前述した薬液噴霧部5は、枢着された蓋部
材13で上面を覆い、その内部構造は図2と図3に示し
たように、薬液を充填してある噴霧式の薬液容器14を
上部左右方向の一側に装着し、これの下方に、上述の薬
液容器14からの薬液の噴霧を行なう噴霧機構15を装
着したものであって、これらを装着した部分の他側に
は、シーツ等を収納しておける収納部16を形成してい
る。
【0012】上述の薬液容器14は、消臭のための薬液
と、LPG、フロンガス、炭酸ガス等の圧力ガスとが充
填されており、上端の噴霧口部14aを押せば押してい
る間中薬液の噴霧が行なえるもので、その噴霧口部14
aが便床2の左右方向の中央に位置するように、円柱状
の胴体を横向きに収納する樋状の受け部17を前述の後
壁7面に連設し、この受け部17の噴霧口部14a側の
端面には、噴霧口部14aを突出させる挿通孔17aを
形成し、この挿通孔17aに挿通させた噴霧口部14a
に対応する位置の後壁7面には、前述した噴霧口12を
有する噴霧路12aを形成している。なお薬液容器14
の装着にあっては、噴霧方向が上述の噴霧路12aに対
向するように設定する。
【0013】また上述の噴霧機構15は、噴霧口部14
aを押す押しレバー18と、ソレノイド19と、これら
を連結するリンクレバー20とで構成し、上述の押しレ
バー18は、先端の押し部18a側に偏らせた位置に軸
18bを形成して回転可能に支持し、上述のリンクレバ
ー20をソレノイド19で押すと押しレバー18の押し
部18aが噴霧口部14aを押すように設定している。
そして上述のソレノイド19は、例えばマイクロプロセ
ッサによって構成される制御部の制御を受けて作動する
ようにしている。この制御部について説明すると、まず
制御部はペットが便床2上で排泄を済ませて出たとい
う、光電センサ11で行なわれた排泄検知によってタイ
マ回路を作動させる。このタイマ回路ではペットが完全
に出るための時間t1 、例えば3秒、4秒などの計時を
開始し、計時完了の信号を制御部に送る。すると制御部
がソレノイド19を作動させて押しレバー18を回転
し、噴霧口部14aを押して噴霧を開始するとともに、
タイマ回路にソレノイド19の作動時間t2 の計時を開
始させる。t2 はソレノイド19の作動によって噴霧さ
れる薬液を所定量にする長さである。t2 の計時完了信
号を受けたならばソレノイド19を非作動状態にし、薬
液の噴霧を停止させる。なお、上述の制御回路の電源は
商用電源であってもバッテリであってもよい。
【0014】このように構成したペット用便器3での作
用をつぎに説明する。まずペットが出入り口9より便床
部4に入り継続した所定時間が経過すると、すなわち排
泄が行われると、これを排泄検知として光電センサ11
から制御部に信号が伝達される。制御部ではタイマ回路
にペットが完全に出るまでの時間t1を計時させて、計
時が完了しないうちに再度ペットが入って来たなら再び
光電センサ11の排泄検知を待つ。t1 計時が完了した
ならばソレノイド19を作動させて同時に、タイマ回路
にソレノイド19の作動時間t2 を計時させる。ソレノ
イド19は押しレバー18を回転して薬液容器14の噴
霧口部14aを押して薬液の噴霧を開始させる。噴霧さ
れた薬液は、便床2の上方から排泄物A上に降りかかり
消臭を行なう。薬液が所定量噴霧され、タイマ回路によ
るt2 の計時が完了すると制御部によってソレノイド1
9は非作動状態にされ、薬液の噴霧は停止する。
【0015】したがってこのペット用便器3では、ペッ
トの排泄後自動的に、しかも悪臭が室内に拡散する前に
速やかな薬液の噴霧が行なえるので、効果的に消臭作用
を行なうことができる。そしてその作用は四六時中行な
われるわけではなく、必要時のみに行なわれるようにし
たので無駄はなく、薬剤の消耗を減らし、また便床に敷
くシーツには薬剤含有の高価なものを使用する必要もな
いので、ランニングコストの低減を図れる。
【0016】なお、以上説明した一実施例における薬液
容器14と噴霧機構15とは、実用新案登録請求の範囲
における薬液噴霧手段に対応し、光電センサ11は、排
泄検知手段に対応する。
【0017】また、上述の薬液噴霧手段は、例えば薬液
を充填したタンクと、これから薬液を汲み出すポンプ
と、このポンプを作動させるためのモータとで構成する
もよく、また薬液としては消臭剤だけでなく芳香剤や、
芳香剤を混入した消臭剤等を使用するも、ペットに付く
蚤やダニ等の害虫を殺すため、あるいは便床で繁殖しや
すい種々の害虫を駆除するための殺虫剤を使用するよう
にするもよい。さらに上述した排泄検知手段は、例えば
圧力センサで構成し、ペットや排泄物による重量の増加
によって排泄の完了を検知するようにするもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】ペット用便器を示す斜視図。
【図2】図1におけるA−A線矢視断面図。
【図3】図1におけるB−B線矢視断面図。
【符号の説明】
3…ペット用便器 4…便床部 5…薬液噴霧部 11…光電センサ 14…薬液容器 15…噴霧機構

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】壁体で囲繞され上面側が開放した便床部を
    有するペット用便器であって、 上記便床部に、排泄の完了を検知する排泄検知手段を設
    け、 上記便床部の隣接位置に、上記排泄検知手段の排泄検知
    に基づいて所定量の薬液を便床の上方に噴霧する薬液噴
    霧手段を設けたペット用便器。
JP10855891U 1991-12-04 1991-12-04 ペット用便器 Expired - Lifetime JPH0737493Y2 (ja)

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JP10855891U JPH0737493Y2 (ja) 1991-12-04 1991-12-04 ペット用便器

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JP10855891U JPH0737493Y2 (ja) 1991-12-04 1991-12-04 ペット用便器

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Publication Number Publication Date
JPH0548662U JPH0548662U (ja) 1993-06-29
JPH0737493Y2 true JPH0737493Y2 (ja) 1995-08-30

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ID=14487875

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JP2015502147A (ja) * 2011-11-03 2015-01-22 ネステク ソシエテ アノニム カスタマイズ可能な芳香を伴う臭気制御システム
TW202008881A (zh) * 2018-08-24 2020-03-01 日商夏普股份有限公司 動物收容單元及動物管理系統

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JPH0548662U (ja) 1993-06-29

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