JPWO2020017561A1 - 粒子状のフッ化ビニリデン系重合体、および粒子状のフッ化ビニリデン系重合体の製造方法 - Google Patents
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Abstract
Description
X−R・・・(4)
(ただし、式(4)において、Rは、水素原子、フッ素原子または極性官能基であり、式Xは、炭素数4以上であって(CF2)m (mは2以上の整数)のユニットを含む有機鎖である。)
本実施形態に係るフッ化ビニリデン系重合体は、粒子状のフッ化ビニリデン系重合体である。以下、粒子状のフッ化ビニリデン系重合体について、単に「フッ化ビニリデン系重合体」と記載する。
共重合体における、フッ化ビニリデンと共重合可能なモノマー(以下、単に「コモノマー」と称する。)としては、粉体嵩密度が0.5g/mL以上であり、円形度0.8以下の粒子の含有率が50%以下となるフッ化ビニリデン共重合体を形成し得る限り特に制限はない。好適に用いられるコモノマーとしては、含フッ素モノマー、エチレンおよびプロピレンなどの炭化水素系モノマー、(メタ)アクリル酸アルキル化合物およびカルボキシ基含有アクリレート化合物などのアクリル酸系モノマー、マレイン酸、マレイン酸モノメチルおよびマレイン酸ジメチルなどの不飽和二塩基酸誘導体モノマー、カルボン酸無水物基含有モノマー、ならびに次の式(1)で示される構造の化合物が挙げられる。中でも、共重合性の観点からはアクリル酸系モノマーおよび含フッ素モノマーが好適に用いられる。また環境負荷への影響の観点からは式(1)で示される構造の化合物が好適に用いられる。
フッ化ビニリデン系重合体が共重合体である場合、該共重合体は、上述の式(1)で示される化合物に由来する構成単位の他に、さらに他のフッ化ビニリデンと共重合可能なモノマー(以下、単に「他のモノマー」と称する。)に由来する構成単位を含んでいてもよい。具体的には、含フッ素モノマー、エチレンおよびプロピレンなどの炭化水素系モノマー、(メタ)アクリル酸アルキル化合物およびカルボキシ基含有アクリレート化合物などのアクリル酸系モノマー、マレイン酸、マレイン酸モノメチルおよびマレイン酸ジメチルなどの不飽和二塩基酸誘導体モノマー、ならびにカルボン酸無水物基含有モノマーが挙げられる。共重合性の観点からは、アクリル酸系モノマーおよび含フッ素モノマーが好ましい。なお、他のモノマーは、一種単独でも二種以上でもよい。
本実施形態に係るフッ化ビニリデン系重合体は、粒子状である。本実施形態に係るフッ化ビニリデン系重合体の平均粒径としては、特に限定はないが、通常は1〜1000μmである。好ましくは10μm以上であり、より好ましくは25μm以上、50μm以上、100μmまたは150μm以上である。また、フッ化ビニリデン系重合体の平均粒径は、好ましくは750μm以下であり、より好ましくは500μm以下である。
本実施形態に係るフッ化ビニリデン系重合体の粉体嵩密度は、0.50g/mL以上である。粉体嵩密度は高いことが好ましく、具体的には、0.60g/mL以上であることが好ましく、0.65g/mL以上であることがより好ましく、0.70g/mL以上であることがさらに好ましい。粉体嵩密度の上限に制限はないが、例えば、1.5g/mL以下であり得る。
S=(C−A)/B
S:嵩密度(g/cm3)
A:受器の質量(g)
B:受器の内容積(cm3)
C:試料の入った受器の質量(g)
の式によって求める。
本実施形態に係るフッ化ビニリデン系重合体は、円形度0.8以下の粒子の含有率が50%以下である。
本実施形態に係るフッ化ビニリデン系重合体は、イオン交換水に沈降するものであることが好ましい。なお、本明細書において、「イオン交換水に沈降する」とは、室温条件下で容器にイオン交換水とフッ化ビニリデン系重合体とを重量比20:1で投入後、撹拌し、5分間静置後、液高の1/2以下に存在することをいう。
本実施形態に係るフッ化ビニリデン系重合体は、累積細孔容量が0.5mL/g以下であることが好ましく、0.35mL/g以下であることがより好ましく、0.25mL/g以下であることがさらに好ましい。
上述の粉体嵩密度および円形度の条件を満たす本実施形態におけるフッ化ビニリデン系重合体は、懸濁重合によって得られるものであり、重合の際、次の式(4)で示される構造の化合物とフッ化ビニリデンとを重合媒体に添加することにより、得ることができる。
X−R ・・・(4)
式(4)において、Rは、水素原子、フッ素原子または極性官能基である。極性官能基としては、ヒドロキシ基、カルボキシ基、シアノ基、アミノ基、ニトロ基、エーテル基およびエステル基などが挙げられ、ヒドロキシ基、カルボキシ基、シアノ基またはアミノ基が好ましく、シアノ基またはアミノ基がより好ましく、シアノ基が特に好ましい。
式(1)において、R、R1、R2、R3およびX1は、上述の通りである。Rは、式(4)におけるRとも同じである。また、式(1)で示される化合物は、すでに述べた式(2)または(3)で示される化合物であることが好ましい。なお、式(2)または(3)については、再度の記載を省略する。
本実施形態におけるフッ化ビニリデン系重合体の製造方法では、懸濁剤を用いる。
本実施形態におけるフッ化ビニリデン系重合体の製造方法では、重合媒体中に主成分を分散させ、懸濁重合を行う。
本実施形態におけるフッ化ビニリデン系重合体の製造方法は、主成分および懸濁剤を含む水性媒体中に分散し、懸濁重合を行う。
本発明の製造方法で得られるフッ化ビニリデン系重合体としては、従来の製法により得られるフッ化ビニリデン系重合体が用いられる各種用途に用いることが可能である。すなわち、本発明の製造方法で得られるフッ化ビニリデン系重合体は、溶融成型して各種フィルムおよび成形品を製造するための材料として用いてもよく、塗料またはバインダー樹脂として用いてもよい。
<5.まとめ>
以上の説明から明らかなように、本発明は以下を包含する。
X−R ・・・(4)
ただし、式(4)において、Rは、水素原子、フッ素原子または極性官能基であり、式Xは、炭素数4以上であって(CF2)m (mは2以上の整数)のユニットを含む有機鎖である。
X4−R ・・・(5)
ただし、式(5)において、Rは、式(4)におけるRと同じであり、X4は、炭素数4以上15以下であって(CF2)n (nは2以上の整数)のユニットを含むフッ素置換アルキル基である。
内容量2リットルのオートクレーブに、イオン交換水を1240g、懸濁剤としてメトローズSM−100(信越化学工業(株)製)を0.4g、ペンタデカフルオロオクタンニトリル(東京化成製:以下、PFON)を4g、重合開始剤として50wt%ジ−i−プロピルペルオキシジカーボネート(IPP)−フロン225cb溶液を2.4g、フッ化ビニリデン(VDF)を370g仕込み、45℃まで昇温した。その後、45℃を維持した。重合は、昇温開始から合計8時間行った。重合終了後、重合体スラリーを95℃で60分熱処理した後、脱水、水洗し、さらに80℃で20時間乾燥してフッ化ビニリデン系重合体を得た。
内容量2リットルのオートクレーブに、イオン交換水を1240g、懸濁剤としてメトローズSM−100(信越化学工業(株)製)を0.4g、ペンタデカフルオロオクタンニトリル(東京化成製)を4g、アクリロイロキシエチルコハク酸(以下、AES)を0.4g、重合開始剤として50wt%ジ−i−プロピルペルオキシジカーボネート(IPP)−フロン225cb溶液を2.4g、フッ化ビニリデン(VDF)を370g仕込み、45℃まで昇温した。その後、45℃を維持し、4wt%AES水溶液を0.4g/分の速度で徐々に添加した。AESは初期に添加した量を含め、全量で4gを添加した。重合は、昇温開始から合計時間行った。重合終了後、重合体スラリーを95℃で60分熱処理した後、脱水、水洗し、さらに80℃で20時間乾燥してフッ化ビニリデン系重合体を得た。
仕込みの段階で、PFONに替えて、2,2,3,3,4,4,5,5,6,6−デカフルオロ−6−[(1,2,2−トリフルオロビニル)オキシ]ヘキサンニトリル(東京化成製)(以下、3FO10FCN)を用いた以外は、実施例1と同様の操作を行った。
仕込みの段階で、PFON 4gに替えて、3FO10FCN 2gを用いた以外は、実施例1と同様の操作を行った。
仕込みの段階で、PFON 4gに替えて、3FO10FCN 3gを用い、アクリロイロキシエチルコハク酸(以下、AES)を0.4g添加したこと、また、45℃を維持している間に4wt%AES水溶液を0.4g/分の速度で添加したこと以外は、実施例1と同様の操作を行った。なお、AESは初期に添加した量を含め、全量で4gを添加した。
仕込みの段階で、PFONに替えて、2,2,3,3,4,4,5,5,6,6,7,7,−ドデカフルオロへプチルアクリレート(東京化成製)を用いた以外は、実施例1と同様の操作を行った。
内容量2リットルのオートクレーブに、イオン交換水を1050g、懸濁剤としてメトローズSM−100(信越化学工業(株)製)を0.2g、重合開始剤として50wt%ジ−i−プロピルペルオキシジカーボネート(IPP)−フロン225cb溶液を1.2g、連鎖移動剤として酢酸エチル(関東化学製)を1.8g、フッ化ビニリデン(VDF)を410g仕込み、26℃まで昇温した。その後、26℃を維持した。重合は、昇温開始から合計12時間行った。重合終了後、重合体スラリーを95℃で60分熱処理した後、脱水、水洗し、さらに80℃で20時間乾燥してフッ化ビニリデン系重合体を得た。
内容量2リットルのオートクレーブに、イオン交換水を1050g、AESを0.4g、懸濁剤としてメトローズSM−100(信越化学工業(株)製)を0.2g、重合開始剤として50wt%ジ−i−プロピルペルオキシジカーボネート(IPP)−フロン225cb溶液を3.3g、連鎖移動剤として酢酸エチル(関東化学製)を1.5g、フッ化ビニリデン(VDF)を410g仕込み、26℃まで昇温した。その後、26℃を維持し、5wt%AES水溶液を0.1g/分の速度で徐々に添加した。AESは初期に添加した量を含め、全量で4.1gを添加した。重合は、昇温開始から合計12時間行った。重合終了後、重合体スラリーを95℃で60分熱処理した後、脱水、水洗し、さらに80℃で20時間乾燥してフッ化ビニリデン系重合体を得た。
内容量2リットルのオートクレーブに、イオン交換水を1024g、懸濁剤としてメトローズSM−100(信越化学工業(株)製)を0.2g、添加剤としてソルビタントリオレエート(以下、span85)を0.4g、重合開始剤として50wt%ジ−i−プロピルペルオキシジカーボネート(IPP)−フロン225cb溶液を0.6g、連鎖移動剤として酢酸エチル(関東化学製)を1.8g、フッ化ビニリデン(VDF)を400g仕込み、26℃まで昇温した。その後、26℃を維持した。重合は、昇温開始から合計79時間行った。重合終了後、重合体スラリーを95℃で60分熱処理した後、脱水、水洗し、さらに80℃で20時間乾燥してフッ化ビニリデン系重合体を得た。
仕込みの段階で、PFONに替えて、ペルフルオロプロポキシエチレン(東京化成製)を用いた以外は、実施例1と同様の操作を行った。
(嵩密度)
フッ化ビニリデン系重合体の嵩密度は、JIS K 6721−3.3「かさ比重」の測定法に従って測定した。具体的には、充分にかき混ぜた粉末試料をダンパー付漏斗に投入した後に速やかにダンパーを引抜き、試料を受器に落とした。受器から盛り上がった試料は、ガラス棒ですり落とした後、試料の入った受器の質量を量り、
S=(C−A)/B
S:嵩密度(g/cm3)
A:受器の質量(g)
B:受器の内容積(cm3)
C:試料の入った受器の質量(g)
の式によって求めた。結果を表2に示す。
フッ化ビニリデン系重合体の粒子沈降性は次のように測定した。
100mLビーカーにイオン交換水100mLを投入した後に、フッ化ビニリデン系重合体を5g投入し、撹拌した後に5分間静置した際に液高の1/2以下に存在する粒子の重量を測定した。結果を表2に示す。
フッ化ビニリデン系重合体の円形度は、円形度算出装置(キーエンス製VHX−5000)を用いて次のように算出した。
水銀ポロシメータ(MICROMERITICS製オートポアIV9500製)を用いて細孔容量を測定した。測定法は以下のとおりである。
Claims (12)
- 粒子状のフッ化ビニリデン系重合体であって、
粉体嵩密度が0.5g/mL以上であり、
円形度が0.8以下の粒子の含有率が50%以下であることを特徴とする粒子状のフッ化ビニリデン系重合体。 - 全体の70質量%以上の粒子が、イオン交換水に沈降することを特徴とする請求項1に記載の粒子状のフッ化ビニリデン系重合体。
- 水銀ポロシメータで測定した累積細孔容量が、0.5mL/g以下であることを特徴とする請求項1または2に記載の粒子状のフッ化ビニリデン系重合体。
- 上記有機鎖が(CF2)n (nは4以上の整数)を含むことを特徴とする請求項4または5に記載の粒子状のフッ化ビニリデン系重合体。
- 上記Rがヒドロキシ基、カルボキシ基、シアノ基またはアミノ基であることを特徴とする請求項4〜6のいずれか1項に記載の粒子状のフッ化ビニリデン系重合体。
- さらに、アクリル酸系モノマーまたは含フッ素モノマーに由来する構成単位を含むことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の粒子状のフッ化ビニリデン系重合体。
- 上記フッ化ビニリデン系重合体中のフッ化ビニリデンに由来する構成単位が全構成単位の合計の90.00mol%以上99.95mol%以下であることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の粒子状のフッ化ビニリデン系重合体。
- 請求項1〜9のいずれか1項に記載の粒子状のフッ化ビニリデン系重合体を製造する方法であって、
以下の式(4)で示される化合物とフッ化ビニリデンとを重合媒体に添加して重合することを特徴とする粒子状のフッ化ビニリデン系重合体の製造方法。
X−R ・・・(4)
(ただし、式(4)において、Rは、水素原子、フッ素原子または極性官能基であり、式Xは、炭素数4以上であって(CF2)m (mは2以上の整数)のユニットを含む有機鎖である。) - 上記式(4)で示される化合物が、以下の式(1)または(5)で示される化合物であることを特徴とする粒子状のフッ化ビニリデン系重合体の製造方法。
X4−R ・・・(5)
(ただし、式(5)において、Rは、式(4)におけるRと同じであり、X4は、炭素数4以上15以下であって(CF2)n (nは2以上の整数)のユニットを含むフッ素置換アルキル基である。) - 上記重合媒体が水であることを特徴とする請求項10または11に記載の粒子状のフッ化ビニリデン系重合体の製造方法。
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