JPWO2020008937A5 - - Google Patents

Claims (10)

1. （ａ）活性エネルギー線重合性基を少なくとも３つ有するオキシエチレン変性多官能モノマーであって、平均オキシエチレン変性量が該重合性基１ｍｏｌに対し３ｍｏｌ未満であるオキシエチレン変性多官能モノマー１００質量部、
   （ｂ）ポリ（オキシパーフルオロアルキレン）基を含む分子鎖の両末端に、ウレタン結合を介して、活性エネルギー線重合性基を有するパーフルオロポリエーテル（但し、前記ポリ（オキシパーフルオロアルキレン）基と前記ウレタン結合の間にポリ（オキシアルキレン）基を有するパーフルオロポリエーテルを除く。）０．１質量部乃至１０質量部、及び（ｃ）活性エネルギー線によりラジカルを発生する重合開始剤１質量部乃至２０質量部を含み、
   前記（ｂ）パーフルオロポリエーテルが、下記式［１］で表される部分構造を有し、且つ前記ウレタン結合を介して、前記両末端それぞれにアクリロイル基を４つ有するパーフルオロポリエーテル、前記両末端のうち一端にアクリロイル基を２つ及び該両末端の他端にアクリロイル基を４つ有するパーフルオロポリエーテル、又は前記両末端のうち一端にアクリロイル基を３つ及び該両末端の他端にアクリロイル基を４つ有するパーフルオロポリエーテルである、硬化性組成物。
   

   

   
   （式［１］中、ｎは繰り返し単位－［ＯＣＦ_２ＣＦ_２］－の数と、繰り返し単位－［ＯＣＦ_２］－の数との総数を表す。）
2. 前記（ａ）オキシエチレン変性多官能モノマーが、オキシエチレン変性多官能（メタ）アクリレート化合物及びオキシエチレン変性多官能ウレタン（メタ）アクリレート化合物からなる群から選ばれる少なくとも１つを含む、請求項１に記載の硬化性組成物。
3. 前記（ａ）オキシエチレン変性多官能モノマーの平均オキシエチレン変性量が、前記重合性基１ｍｏｌに対し２ｍｏｌ以下である、請求項１又は請求項２に記載の硬化性組成物。
4. さらに（ｄ）溶媒を含む、請求項１乃至請求項３のうち何れか一項に記載の硬化性組成物。
5. 請求項１乃至請求項４のうち何れか一項に記載の硬化性組成物より得られる硬化膜。
6. フィルム基材の少なくとも一方の面にハードコート層を備えるハードコートフィルムであって、該ハードコート層が請求項５に記載の硬化膜からなる、ハードコートフィルム。
7. フィルム基材の少なくとも一方の面にハードコート層を備えるハードコートフィルムであって、該ハードコート層が、請求項１乃至請求項４のうち何れか一項に記載の硬化性組成物をフィルム基材上に塗布し塗膜を形成する工程と、該塗膜に活性エネルギー線を照射し硬化する工程を含む方法により形成されてなる、ハードコートフィルム。
8. 前記ハードコート層が１μｍ乃至１０μｍの膜厚を有する、請求項６又は請求項７に記載のハードコートフィルム。
9. 請求項１乃至請求項４のうち何れか一項に記載の硬化性組成物をフィルム基材上に塗布し塗膜を形成する工程と、該塗膜に活性エネルギー線を照射し硬化する工程を含む、積層体の製造方法。
10. 前記（ａ）オキシエチレン変性多官能モノマーがエチレンオキシド変性ジグリセリンテトラアクリレートである、請求項１乃至請求項３のうち何れか一項に記載の硬化性組成物。