JPWO2019235505A1 - 難燃性ポリブチレンテレフタレート樹脂組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】ハロゲン化エポキシ系難燃剤を含有する、難燃性に優れたポリブチレンテレフタレート樹脂組成物を提供することを課題とする。【解決手段】ハロゲン化エポキシ系難燃剤中の有機溶媒の含有量を一定量以下とし、かつポリブチレンテレフタレート樹脂組成物全体におけるエポキシ基の総含有量を一定量以下とすることにより上記の課題を解決する。【選択図】なし

Description

本発明は、難燃性ポリブチレンテレフタレート樹脂組成物、難燃性ポリブチレンテレフタレート樹脂組成物の製造方法、難燃性ポリブチレンテレフタレート樹脂組成物から得られた成形品に関する。
ポリブチレンテレフタレート樹脂(PBT樹脂)は、各種の電気的特性に優れるため、エンジニアリングプラスチックとして、電気・電子部品等の種々の用途に広く利用されている。これらの用途では、トラッキング等による発火を防ぐため、使用される材料には難燃性が要求されている。ポリブチレンテレフタレート樹脂は、それ自体では難燃性が不足するため、難燃剤を添加した難燃性樹脂組成物として使用されている。
特許文献1には、臭素化エポキシ化合物系難燃剤の製造方法が紹介されている。この製造方法は、芳香核含有アルコール類のジグリシジルエーテル、多価フェノール類のジ−もしくはポリグリシジルエーテル、芳香族二塩基酸のジグリシジルエステル、アルキルフェノール類のモノグリシジルエーテル、ヒドロキシ安息香酸のモノグリシジルエーテルエステル、p−アミノフェノールの(β−メチル)エピクロルヒドリン付加生成物、または芳香族ジ−もしくはポリアミン類などをベースとするポリグリシジルアミンなどの芳香族を有するエポキシ化合物、あるいはそれらの前駆体であるクロルヒドリン化合物に対して臭素添加による臭素化を行い、得られた臭素化ブロムヒドリン化合物または臭素化クロルヒドリン化合物を、アルカリ金属の水酸化物を用いて、脱臭化水素または脱塩化水素を経て閉環エポキシ化することを特徴としている。
特許文献2には、エンジニアリング熱可塑性プラスチック用の臭素化エポキシ化合物系難燃剤が紹介されている。この難燃剤の分子量は7,000〜50,000ダルトンであり、エポキシ当量は10,000g/eqを超えることが好ましいとされている。
また、エポキシ化合物の増粘については、分子量やエポキシ当量などが影響することは従来から知られていた。その増粘により生成する炭化物が成形品に混入する黒色異物(BS:Black Speck)を抑制するため、分子量やエポキシ当量の範囲を調整するということは従来からなされていた。例えば特許文献3では、エポキシ当量が600〜1500g/eqのエポキシ化合物を用いることにより、ポリブチレンテレフタレート樹脂組成物の成形品における黒色異物の発生を抑制できることが紹介されている。
特公昭60−016952号公報 特許第5143419号公報 特許第6100983号公報
本発明は、ハロゲン化エポキシ系難燃剤を含有する、難燃性に優れたポリブチレンテレフタレート樹脂組成物を提供することを課題とする。
本発明者らは、上記の課題を解決するための研究の過程において鋭意検討の結果、ハロゲン化エポキシ系難燃剤中の有機溶媒の含有量を一定量以下とし、かつポリブチレンテレフタレート樹脂組成物全体におけるエポキシ基の総含有量を一定量以下とすることにより上記の課題を解決できることを見出し、本発明を完成させるに至った。
すなわち、本発明は以下の(1)〜(9)に関する。
(1)ポリブチレンテレフタレート樹脂と、トルエン、メチルイソブチルケトン、メチルエチルケトン、アセトンからなる群から選択される有機溶媒の含有量が50ppm以下であるハロゲン化エポキシ系難燃剤とを含有するポリブチレンテレフタレート樹脂組成物であって、組成物全体におけるエポキシ基の総含有量が0.0155mol/kg以下であることを特徴とする、難燃性ポリブチレンテレフタレート樹脂組成物。
(2)ハロゲン化エポキシ系難燃剤のエポキシ当量が30,000g/eq以上である、(1)に記載の難燃性ポリブチレンテレフタレート樹脂組成物。
(3)ハロゲン化エポキシ系難燃剤が臭素化エポキシ系難燃剤である、(1)または(2)に記載の難燃性ポリブチレンテレフタレート樹脂組成物。
(4)五酸化アンチモン、三酸化アンチモン、アンチモン酸ナトリウムからなる群から選択される難燃助剤をさらに含有する、(1)から(3)のいずれか一項に記載の難燃性ポリブチレンテレフタレート樹脂組成物。
(5)難燃性ポリブチレンテレフタレート樹脂組成物から得られた成形品の燃焼性UL94規格に準拠した0.8mmtの燃焼性がV−0である、(1)から(4)のいずれか一項に記載の難燃性ポリブチレンテレフタレート樹脂組成物。
(6)非晶性樹脂をさらに含有する、(1)から(5)のいずれか一項に記載の難燃性ポリブチレンテレフタレート樹脂組成物。
(7)非晶性樹脂がアクリロニトリル−スチレン共重合体樹脂である、(6)に記載の難燃性ポリブチレンテレフタレート樹脂組成物。
(8)(1)から(7)のいずれか一項に記載の難燃性ポリブチレンテレフタレート樹脂組成物の製造方法。
(9)(1)から(7)のいずれか一項に記載の難燃性ポリブチレンテレフタレート樹脂組成物から得られた成形品。
本発明によれば、ハロゲン化エポキシ系難燃剤を含有する、難燃性に優れたポリブチレンテレフタレート樹脂組成物を提供することができる。
以下、本発明の一実施形態について詳細に説明する。本発明は、以下の実施形態に限定されるものではなく、本発明の効果を阻害しない範囲で適宜変更を加えて実施することができる。
[難燃性ポリブチレンテレフタレート樹脂組成物]
以下、本実施形態の難燃性ポリブチレンテレフタレート樹脂組成物の各成分の詳細を例を挙げて説明する。
(ポリブチレンテレフタレート樹脂)
ポリブチレンテレフタレート樹脂(PBT樹脂)は、少なくともテレフタル酸又はそのエステル形成性誘導体(C1−6のアルキルエステルや酸ハロゲン化物等)を含むジカルボン酸成分と、少なくとも炭素原子数4のアルキレングリコール(1,4−ブタンジオール)又はそのエステル形成性誘導体(アセチル化物等)を含むグリコール成分とを重縮合して得られるポリブチレンテレフタレート樹脂である。本実施形態において、ポリブチレンテレフタレート樹脂はホモポリブチレンテレフタレート樹脂に限らず、ブチレンテレフタレート単位を60モル%以上含有する共重合体であってもよい。
ポリブチレンテレフタレート樹脂の末端カルボキシル基量は、本発明の目的を阻害しない限り特に限定されないが、30meq/kg以下が好ましく、25meq/kg以下がより好ましい。
ポリブチレンテレフタレート樹脂の固有粘度は本発明の目的を阻害しない範囲で特に制限されないが、0.60dL/g以上1.2dL/g以下であるのが好ましく、0.65dL/g以上0.9dL/g以下であるのがより好ましい。このような範囲の固有粘度のポリブチレンテレフタレート樹脂を用いる場合には、得られるポリブチレンテレフタレート樹脂組成物が特に成形性に優れたものとなる。また、異なる固有粘度を有するポリブチレンテレフタレート樹脂をブレンドして、固有粘度を調整することもできる。例えば、固有粘度1.0dL/gのポリブチレンテレフタレート樹脂と固有粘度0.7dL/gのポリブチレンテレフタレート樹脂とをブレンドすることにより、固有粘度0.9dL/gのポリブチレンテレフタレート樹脂を調製することができる。ポリブチレンテレフタレート樹脂の固有粘度は、例えば、o−クロロフェノール中で温度35℃の条件で測定することができる。
ポリブチレンテレフタレート樹脂の調製において、コモノマー成分としてテレフタル酸以外の芳香族ジカルボン酸又はそのエステル形成性誘導体を用いる場合、例えば、イソフタル酸、フタル酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸、4,4’−ジカルボキシジフェニルエーテル等のC6−14の芳香族ジカルボン酸;コハク酸、アジピン酸、アゼライン酸、セバシン酸等のC2−16のアルカンジカルボン酸;シクロヘキサンジカルボン酸等のC5−10のシクロアルカンジカルボン酸;これらのジカルボン酸成分のエステル形成性誘導体(C1−6のアルキルエステル誘導体や酸ハロゲン化物等)を用いることができる。これらのジカルボン酸成分は、単独で又は2種以上を組み合わせて使用できる。
これらのジカルボン酸成分の中では、イソフタル酸等のC6−12の芳香族ジカルボン酸、及び、アジピン酸、アゼライン酸、セバシン酸等のC4−12のアルカンジカルボン酸がより好ましい。
ポリブチレンテレフタレート樹脂の調製において、コモノマー成分として1,4−ブタンジオール以外のグリコール成分を用いる場合、例えば、エチレングリコール、プロピレングリコール、トリメチレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ヘキサメチレングリコール、ネオペンチルグリコール、1,3−オクタンジオール等のC2−10のアルキレングリコール;ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ジプロピレングリコール等のポリオキシアルキレングリコール;シクロヘキサンジメタノール、水素化ビスフェノールA等の脂環式ジオール;ビスフェノールA、4,4’−ジヒドロキシビフェニル等の芳香族ジオール;ビスフェノールAのエチレンオキサイド2モル付加体、ビスフェノールAのプロピレンオキサイド3モル付加体等の、ビスフェノールAのC2−4のアルキレンオキサイド付加体;又はこれらのグリコールのエステル形成性誘導体(アセチル化物等)を用いることができる。これらのグリコール成分は、単独で又は2種以上を組み合わせて使用できる。
これらのグリコール成分の中では、エチレングリコール、トリメチレングリコール等のC2−6のアルキレングリコール、ジエチレングリコール等のポリオキシアルキレングリコール、又は、シクロヘキサンジメタノール等の脂環式ジオール等がより好ましい。
ジカルボン酸成分及びグリコール成分の他に使用できるコモノマー成分としては、例えば、4−ヒドロキシ安息香酸、3−ヒドロキシ安息香酸、6−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸、4−カルボキシ−4’−ヒドロキシビフェニル等の芳香族ヒドロキシカルボン酸;グリコール酸、ヒドロキシカプロン酸等の脂肪族ヒドロキシカルボン酸;プロピオラクトン、ブチロラクトン、バレロラクトン、カプロラクトン(ε−カプロラクトン等)等のC3−12ラクトン;これらのコモノマー成分のエステル形成性誘導体(C1−6のアルキルエステル誘導体、酸ハロゲン化物、アセチル化物等)が挙げられる。
ポリブチレンテレフタレート樹脂の含有量は、樹脂組成物の全質量の30〜90質量%であることが好ましく、40〜80質量%であることがより好ましく、50〜70質量%であることがさらに好ましい。
(ハロゲン化エポキシ系難燃剤)
本発明のハロゲン化エポキシ系難燃剤に用いられるエポキシ化合物は、1分子中にエポキシ基を1つ以上含有している。エポキシ化合物としては、熱安定性と耐加水分解性を高める観点から、芳香族エポキシ化合物を用いることが好ましい。芳香族エポキシ化合物の例としては、ビフェニル型エポキシ化合物、ビスフェノールA型エポキシ化合物、フェノールノボラック型エポキシ化合物、クレゾールノボラック型エポキシ化合物などが挙げられる。 またエポキシ化合物として、2種以上の化合物を任意に組み合わせて使用することも可能である。
上記のエポキシ化合物のエポキシ当量は30,000g/当量(g/eq)以上であることが好ましく、32,000g/eq以上であることがより好ましく、34,000g/eq以上であることがさらに好ましく、36,000g/eq以上であることがよりさらに好ましく、36,500g/eq以上であることが特に好ましい。エポキシ当量をこの範囲にすることにより、本発明の難燃性ポリブチレンテレフタレート樹脂組成物から得られた成形品の外観を良好なものとすることができ、成形時の押出機や成形機のスクリューへの付着物の発生を抑制することができる。また、本発明の難燃性ポリブチレンテレフタレート樹脂組成物から得られた成形品の曲げ弾性率を良好な値とすることができる。
また、本発明のハロゲン化エポキシ系難燃剤は、臭素化エポキシ系難燃剤であることが好ましい。
上述した通り、本発明のハロゲン化エポキシ系難燃剤中のトルエン、メチルイソブチルケトン、メチルエチルケトン、アセトンからなる群から選択される有機溶媒の含有量は50ppm以下である。また、有機溶媒の含有量は40ppm以下であることが好ましく、30ppm以下であることがより好ましく、20ppm以下であることがさらに好ましく、10ppm以下であることがよりさらに好ましく、8ppm以下であることが特に好ましい。ハロゲン化エポキシ系難燃剤中の有機溶媒の含有量をこの範囲にすることにより、本発明の難燃性ポリブチレンテレフタレート樹脂組成物から得られた成形品の外観を良好なものとすることができ、成形時の押出機や成形機のスクリューへの付着物の発生を抑制することができる。また、本発明の難燃性ポリブチレンテレフタレート樹脂組成物から得られた成形品の曲げ弾性率を良好な値とすることができる。
(難燃性ポリブチレンテレフタレート樹脂組成物全体におけるエポキシ基の総含有量)
上述した通り、本発明の難燃性ポリブチレンテレフタレート樹脂組成物全体におけるエポキシ基の総含有量は、0.0155mol/kg以下である。また、組成物全体におけるエポキシ基の総含有量は、0.0152mol/kg以下であることが好ましく、0.0150mol/kg以下であることがより好ましく、0.0149mol/kg以下であることがよりさらに好ましく、0.0148mol/kg以下であることが特に好ましい。難燃性ポリブチレンテレフタレート樹脂組成物全体におけるエポキシ基の総含有量をこの範囲にすることにより、本発明の難燃性ポリブチレンテレフタレート樹脂組成物から得られた成形品の外観を良好なものとすることができ、成形時の押出機や成形機のスクリューへの付着物の発生を抑制することができる。また、本発明の難燃性ポリブチレンテレフタレート樹脂組成物から得られた成形品の曲げ弾性率を良好な値とすることができる。
(難燃助剤)
本発明の難燃性ポリブチレンテレフタレート樹脂組成物は、難燃助剤をさらに含有することが好ましい。難燃助剤としては特に限定されないが、五酸化アンチモン、三酸化アンチモン、アンチモン酸ナトリウムからなる群から選択される難燃助剤が好ましく、五酸化アンチモン、三酸化アンチモンがより好ましい。
(非晶性樹脂)
本発明の難燃性ポリブチレンテレフタレート樹脂組成物は、非晶性樹脂をさらに含有することが好ましい。非晶性樹脂をさらに含有することにより、難燃性ポリブチレンテレフタレート樹脂組成物から得られた成形品の反りを抑制することが可能である。非晶性樹脂としては、アクリロニトリル−スチレン共重合体樹脂が好ましい。
(充填剤) 本発明の組成物には必要に応じて充填剤が使用される。このような充填剤は、機械的強度、耐熱性、寸法安定性、電気的性質等の性能に優れた性質を得るためには配合することが好ましく、特に剛性を高める目的で有効である。これは目的に応じて繊維状、粉粒状又は板状の充填剤が用いられる。
繊維状充填剤としては、ガラス繊維、アスベスト繊維、カーボン繊維、シリカ繊維、シリカ・アルミナ繊維、ジルコニア繊維、窒化硼素繊維、窒化珪素繊維、硼素繊維、チタン酸カリ繊維、更にステンレス、アルミニウム、チタン、銅、真鍮等の金属の繊維状物などが挙げられる。なお、ポリアミド、フッ素樹脂、アクリル樹脂などの高融点の有機質繊維状物質も使用することができる。
粉粒状充填剤としては、カーボンブラック、石英粉末、ガラスビーズ、ガラス粉、珪酸カルシウム、珪酸アルミニウム、カオリン、タルク、クレー、珪藻土、ウォラストナイトなどの珪酸塩、酸化鉄、酸化チタン、アルミナなどの金属の酸化物、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウムなどの金属の炭酸塩、硫酸カルシウム、硫酸バリウムなどの金属の硫酸塩、その他、炭化珪素、窒化珪素、窒化硼素、各種金属粉末等が挙げられる。
また、板状無機充填剤としては、マイカ、ガラスフレーク、各種金属箔等が挙げられる。
充填剤の種類は特に限定されず、1種又は複数種以上の充填剤を添加することができる。特に、チタン酸カリ繊維、マイカ、タルク、ウォラストナイトを使用することが好ましい。
充填剤の添加量は特に規定されるものではないが、ポリブチレンテレフタレート樹脂100質量部に対して200質量部以下が好ましい。充填剤を過剰に添加した場合は成形性に劣り靭性の低下が見られる。
(添加剤)
さらに本発明の組成物には、その目的に応じ、難燃性以外の所望の特性を付与するために、一般に熱可塑性樹脂等に添加される公知の物質を添加併用することができる。例えば酸化防止剤、紫外線吸収剤、光安定剤等の安定剤、帯電防止剤、滑剤、離型剤、染料や顔料等の着色剤、可塑剤等いずれも配合することが可能である。特に耐熱性を向上させるための酸化防止剤の添加は効果的である。
[難燃性ポリブチレンテレフタレート樹脂組成物の製造方法]
本発明の難燃性ポリブチレンテレフタレート樹脂組成物の形態は、粉粒体混合物であってもよいし、ペレット等の溶融混合物(溶融混練物)であってもよい。本発明の一実施形態のポリブチレンテレフタレート樹脂組成物の製造方法は特に限定されるものではなく、当該技術分野で知られている設備及び方法を用いて製造することができる。例えば、必要な成分を混合し、1軸又は2軸の押出機又はその他の溶融混練装置を使用して混練し、成形用ペレットとして調製することができる。押出機又はその他の溶融混練装置は複数使用してもよい。また、全ての成分をホッパから同時に投入してもよいし、一部の成分はサイドフィード口から投入してもよい。
また、本発明の難燃性ポリブチレンテレフタレート樹脂組成物は、真空乾燥(真空引き)により製造することが好ましい。真空乾燥には、一般的に用いられているエバポレーターや、オーブンなどを用いることができる。
[難燃性ポリブチレンテレフタレート樹脂組成物から得られた成形品]
本発明の難燃性ポリブチレンテレフタレート樹脂組成物は、例えば、リレー、スイッチ、コネクタ、アクチュエータ、センサー、トランスボビン、端子台、カバー、スイッチ、ソケット、コイル、プラグ等の電気・電子部品、特に電源周り部品として好ましく使用できる。さらに、ECUボックス、コネクターボックス等の車載部品ケース・車載電装部品等の自動車部品の成形材料としても、好適に使用される。
この難燃性ポリブチレンテレフタレート樹脂組成物を用いて成形品を得る方法としては、特に限定はなく、公知の方法を採用することができる。例えば、難燃性ポリブチレンテレフタレート樹脂組成物を押出機に投入して溶融混練してペレット化し、このペレットを所定の金型を装備した射出成形機に投入し、射出成形することで作製することができる。
上記の成形品の燃焼性UL94規格に準拠した0.8mmtの燃焼性は、V−0であることが好ましい。燃焼性がV−0であることは、垂直に保持した試料の下端に10秒間ガスバーナーの炎を接炎させ、燃焼が30秒以内に止まったら、さらに10秒間接炎させ、以下の基準を満たすことにより確認できる。
・いずれの接炎の後も、10秒以上燃焼を続ける試料がない。
・5個の試料に対する10回の接炎に対する総燃焼時間が50秒を超えない。
・固定用クランプの位置まで燃焼する試料がない。
・試料の下方に置かれた脱脂綿を発火させる燃焼する粒子を落下させる試料がない。
・2回目の接炎の後、30秒以上赤熱を続ける試料がない。
(実施例)
以下、実施例により本発明を具体的に説明するが、本発明はその要旨を超えない限り以下の実施例に限定されるものではない。
(1)難燃性
表1に示す成分、組成(質量部)でドライブレンドした材料を、30mmφのスクリューを有する2軸押出機((株)日本製鋼所製)に供給して260℃で溶融混練し、得られたポリブチレンテレフタレート樹脂組成物のペレットを、140℃で3時間乾燥させた後、シリンダー温度250℃、金型温度70℃にて射出成形し、UL94に準拠し、厚さ1.6mmおよび0.8mmの試験片を作製して燃焼性を評価し、V−0を満たすものを「○」、満たさないものを「×」とした。結果を表1に示す。
(2)耐加水分解性
難燃性の評価と同様にして得たポリブチレンテレフタレート樹脂組成物のペレットを、140℃で3時間乾燥させた後、シリンダー温度250℃、金型温度70℃にてISO3167の引張り特性評価用試験片を射出成形し、ISO527−1,2に準拠して引張強度試験を行った。次いで、上述の試験片を122℃、2atm(飽和水蒸気圧)で100時間湿熱処理したものを用いて同様に引張強度試験を行い、湿熱処理前に対する引張強度保持率を求め、引張強度保持率が50%以上の場合を「〇」、50%未満の場合を「×」として耐加水分解性を評価した。結果を表1に示す。
(3)スクリュー付着物
難燃性の評価と同様にして得たポリブチレンテレフタレート樹脂組成物のペレットを、140℃で3時間乾燥させた後、以下の手順で溶融混練し、黒色付着物の量を目視観察し、付着物の発生が著しいものを「×」、比較的少ないものを「○」、少ないものを「◎」とした。結果を表1に示す。
手順1:東洋精機社製ラボプラストミルを用いて、シリンダー温度275℃、スクリュー回転数20rpmにて、ポリブチレンテレフタレート樹脂組成物を10分間押し出す。
手順2:シリンダー温度275℃のままスクリューを停止し、シリンダー内のポリブチレンテレフタレート樹脂組成物を120分間滞留させる。
手順3:シリンダー温度275℃、スクリュー回転数21rpmとして、ポリブチレンテレフタレート樹脂組成物にて10分間パージする。
手順4:シリンダー温度275℃、スクリュー回転数60rpmとして、ポリエチレン樹脂にて5分間パージする。
手順5:シリンダー温度200℃、スクリュー回転数60rpmとして、トーヨーカラー社製パージ材「リオクリン−Z」にて5分間パージする。
手順6:スクリューを引き抜き、綿ネルで軽く拭き、パージ材を除去した後、スクリューの黒色付着物の量を観察する。
(4)曲げ弾性率
難燃性の評価と同様にして得たポリブチレンテレフタレート樹脂組成物のペレットを、140℃で3時間乾燥させた後、シリンダー温度250℃、金型温度70℃にて、80mm×10mm×4mmの曲げ試験片を射出成形し、ISO178に準じて、加圧速度2.0mm/min、支点間距離64mmにて曲げ試験を行い、曲げ弾性率が10,000MPa以上のものを「○」、10,000MPa未満のものを「×」として評価した。結果を表1に示す。
Figure 2019235505
表1に記載の各成分の詳細は下記の通りである。
PBT樹脂:ポリプラスチックス株式会社製、末端カルボキシル基濃度18meq/kg、固有粘度0.88dL/gのポリブチレンテレフタレート樹脂
ガラス繊維:日本電気硝子株式会社製、ECS03T−127(直径13μm、長さ3mm)
AS樹脂:Ningbo LG Yongxing Chemical Co., Ltd.社製、AS RESIN 80HF
臭素化エポキシ難燃剤1:エポキシ当量36800g/eq、有機溶媒量5ppm、重量平均分子量約18000の臭素化エポキシ化合物
臭素化エポキシ難燃剤2:エポキシ当量43200g/eq、有機溶媒量0ppm、重量平均分子量約20000の臭素化エポキシ化合物
臭素化エポキシ難燃剤3:エポキシ当量28600g/eq、有機溶媒量60ppm、重量平均分子量約9000の臭素化エポキシ化合物
臭素化エポキシ難燃剤4:エポキシ当量19900g/eq、有機溶媒量4ppm、重量平均分子量約23000の臭素化エポキシ化合物
臭素化ポリアクリレート難燃剤:ICL JAPAN株式会社製、ペンタブロモベンジルポリアクリレート FR−1025(エポキシ当量0g/eq)
三酸化アンチモン:日本精鉱株式会社製、PATOX−M
五酸化アンチモン:日産化学工業株式会社製、サンエポック NA−1030
エポキシ樹脂(安定剤):三菱化学株式会社製、jER 1004K(エポキシ当量925g/eq)
PTFE(滴下防止剤):ポリテトラフルオロエチレン
酸化防止剤:テトラキス[メチレン−3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]メタン(BASFジャパン株式会社製「イルガノックス1010」)
離型剤:低分子量ポリエチレン(三洋化成工業株式会社製「サンワックス161−P」)
カーボンブラック:三菱化学株式会社製、MA600B
表1に示す通り、本願請求項1の構成を充足する実施例1〜9の難燃性ポリブチレンテレフタレート樹脂組成物から得られた成形品は、いずれも外観が優れており、成形時においてスクリューへの付着物は発生しなかった。またいずれの実施例も、優れた曲げ弾性率を示していた。
一方、ハロゲン化エポキシ系難燃剤中の有機溶媒の含有量が本願請求項1の範囲外である比較例1、4のポリブチレンテレフタレート樹脂組成物から得られた成形品は、いずれも外観が優れておらず、成形時においてスクリューへの付着物が発生した。
また、組成物全体におけるエポキシ基の総含有量が本願請求項1の範囲外である比較例2、4、5のポリブチレンテレフタレート樹脂組成物から得られた成形品は、いずれも外観が優れておらず、成形時においてスクリューへの付着物が発生した。
さらに、組成物全体におけるエポキシ基の総含有量が本願請求項1の範囲外である比較例3のポリブチレンテレフタレート樹脂組成物から得られた成形品は、曲げ弾性率が劣っていた。

Claims (9)

  1. ポリブチレンテレフタレート樹脂と、
    トルエン、メチルイソブチルケトン、メチルエチルケトン、アセトンからなる群から選択される有機溶媒の含有量が50ppm以下であるハロゲン化エポキシ系難燃剤とを含有するポリブチレンテレフタレート樹脂組成物であって、
    組成物全体におけるエポキシ基の総含有量が0.0155mol/kg以下であることを特徴とする、難燃性ポリブチレンテレフタレート樹脂組成物。
  2. ハロゲン化エポキシ系難燃剤のエポキシ当量が30,000g/eq以上である、請求項1に記載の難燃性ポリブチレンテレフタレート樹脂組成物。
  3. ハロゲン化エポキシ系難燃剤が臭素化エポキシ系難燃剤である、請求項1または2に記載の難燃性ポリブチレンテレフタレート樹脂組成物。
  4. 五酸化アンチモン、三酸化アンチモン、アンチモン酸ナトリウムからなる群から選択される難燃助剤をさらに含有する、請求項1から3のいずれか一項に記載の難燃性ポリブチレンテレフタレート樹脂組成物。
  5. 難燃性ポリブチレンテレフタレート樹脂組成物から得られた成形品の燃焼性UL94規格に準拠した0.8mmtの燃焼性がV−0である、請求項1から4のいずれか一項に記載の難燃性ポリブチレンテレフタレート樹脂組成物。
  6. 非晶性樹脂をさらに含有する、請求項1から5のいずれか一項に記載の難燃性ポリブチレンテレフタレート樹脂組成物。
  7. 非晶性樹脂がアクリロニトリル−スチレン共重合体樹脂である、請求項6に記載の難燃性ポリブチレンテレフタレート樹脂組成物。
  8. 請求項1から7のいずれか一項に記載の難燃性ポリブチレンテレフタレート樹脂組成物の製造方法。
  9. 請求項1から7のいずれか一項に記載の難燃性ポリブチレンテレフタレート樹脂組成物から得られた成形品。
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