JPWO2019148150A5 - - Google Patents

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JPWO2019148150A5
JPWO2019148150A5 JP2020540265A JP2020540265A JPWO2019148150A5 JP WO2019148150 A5 JPWO2019148150 A5 JP WO2019148150A5 JP 2020540265 A JP2020540265 A JP 2020540265A JP 2020540265 A JP2020540265 A JP 2020540265A JP WO2019148150 A5 JPWO2019148150 A5 JP WO2019148150A5
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Description

一実施形態では、標的指向性リガンドが、式TL-IもしくはTL-IIの化合物:
Figure 2019148150000140
Figure 2019148150000141
またはそれらのエナンチオマー、ジアステレオマー、立体異性体、もしくは薬学的に許容される塩、
(式中、
Aは、フェニル、またはNおよびSから選択される1つもしくは2つのヘテロ原子を含有する5員もしくは6員ヘテロアリールであり、前記フェニルまたはヘテロアリールは1~3つのRで置換されていてもよく;
Bは、フェニル、またはNおよびSから選択される1つもしくは2つのヘテロ原子を含有する5員もしくは6員ヘテロアリールであり、前記フェニルまたはヘテロアリールは1~3つのRで置換されていてもよく;
は、NR10aまたはOであり;
は、C(O)NR10bまたはNR10bC(O)であり;
は、NR’である、またはBがYに結合している場合Nである、またはYがYに結合している場合Nであり;
は、存在しない、C(O)、またはCHであり;
’は、H、(C~C)アルキル、(C~C)ハロアルキル、(C~C)アルコキシ、(C~C)ハロアルコキシ、またはハロゲンであり;
各Rは独立に、(C~C)アルキル、(C~C)ハロアルキル、(C~C)アルコキシ、(C~C)ハロアルコキシ、ハロゲン、またはオキソであり;
は、H、(C~C)アルキル、または(C~C)ハロアルキルであり;
各Rは独立に、(C~C)アルキル、(C~C)ハロアルキル、(C~C)アルコキシ、(C~C)ハロアルコキシ、(C~C)ヒドロキシアルキル、ハロゲン、OH、またはNHであり;
各Rは独立に、(C~C)アルキル、(C~C)ハロアルキル、(C~C)アルコキシ、(C~C)ハロアルコキシ、ハロゲン、OH、NH、もしくは(C~C)シクロアルキルである;または2つのRはそれらが結合している原子と一緒になって、(C~C)シクロアルキル環を形成する;または少なくとも1つのRおよびR10bはそれらが結合している原子と一緒になって、N、O、およびSから選択される1つもしくは2つのヘテロ原子を含有し、1~3つのR11で置換されていてもよい5員もしくは6員ヘテロシクロアルキルもしくはヘテロアリールを形成し;
各Rは独立に、(C~C)アルキル、(C~C)ハロアルキル、(C~C)アルコキシ、(C~C)ハロアルコキシ、またはハロゲンであり;
10aおよびR10bはそれぞれ独立に、H、(C~C)アルキル、もしくは(C~C)ハロアルキルである;または少なくとも1つのRおよびR10bはそれらが結合している原子と一緒になって、N、O、およびSから選択される1つもしくは2つのヘテロ原子を含有し、1~3つのR11で置換されていてもよい5員もしくは6員ヘテロシクロアルキルもしくはヘテロアリールを形成し;
各R11は独立に、(C~C)アルキル、(C~C)ハロアルキル、(C~C)アルコキシ、(C~C)ハロアルコキシ、ハロゲン、オキソ、OH、またはNHであり;
o1およびo2はそれぞれ独立に、0、1、2、または3である)
であり、
標的指向性リガンドが、
Figure 2019148150000142
の隣の
Figure 2019148150000143
を介してリンカーに結合している。


Claims (15)

  1. 式Xの二官能性化合物:
    Figure 2019148150000001
    (式中、
    前記標的指向性リガンドは式TL-IおよびTL-IIのもの:
    Figure 2019148150000002
    Figure 2019148150000003
    (式TL-IおよびTL-II中、
    Aは、フェニル、またはNおよびSから選択される1つもしくは2つのヘテロ原子を含有する5員もしくは6員ヘテロアリールであり、前記フェニルまたはヘテロアリールは1~3つのRで置換されていてもよく;
    Bは、フェニル、またはNおよびSから選択される1つもしくは2つのヘテロ原子を含有する5員もしくは6員ヘテロアリールであり、前記フェニルまたはヘテロアリールは1~3つのRで置換されていてもよく;
    は、NR10aまたはOであり;
    は、C(O)NR10bまたはNR10bC(O)であり;
    は、NR’である、またはBがYに結合している場合Nである、またはYがYに結合している場合Nであり;
    は、存在しない、C(O)、またはCHであり;
    ’は、H、(C~C)アルキル、(C~C)ハロアルキル、(C~C)アルコキシ、(C~C)ハロアルコキシ、またはハロゲンであり;
    各Rは独立に、(C~C)アルキル、(C~C)ハロアルキル、(C~C)アルコキシ、(C~C)ハロアルコキシ、ハロゲン、またはオキソであり;
    は、H、(C~C)アルキル、または(C~C)ハロアルキルであり;
    各Rは独立に、(C~C)アルキル、(C~C)ハロアルキル、(C~C)アルコキシ、(C~C)ハロアルコキシ、(C~C)ヒドロキシアルキル、ハロゲン、OH、またはNHであり;
    各Rは独立に、(C~C)アルキル、(C~C)ハロアルキル、(C~C)アルコキシ、(C~C)ハロアルコキシ、ハロゲン、OH、NH、もしくは(C~C)シクロアルキルである;または2つのRはそれらが結合している原子と一緒になって、(C~C)シクロアルキル環を形成する;または少なくとも1つのRおよびR10bはそれらが結合している原子と一緒になって、N、O、およびSから選択される1つもしくは2つのヘテロ原子を含有し、1~3つのR11で置換されていてもよい5員もしくは6員ヘテロシクロアルキルもしくはヘテロアリールを形成し;
    各Rは独立に、(C~C)アルキル、(C~C)ハロアルキル、(C~C)アルコキシ、(C~C)ハロアルコキシ、またはハロゲンであり;
    10aおよびR10bはそれぞれ独立に、H、(C~C)アルキル、もしくは(C~C)ハロアルキルである;または少なくとも1つのRおよびR10bはそれらが結合している原子と一緒になって、N、O、およびSから選択される1つもしくは2つのヘテロ原子を含有し、1~3つのR11で置換されていてもよい5員もしくは6員ヘテロシクロアルキルもしくはヘテロアリールを形成し;
    各R11は独立に、(C~C)アルキル、(C~C)ハロアルキル、(C~C)アルコキシ、(C~C)ハロアルコキシ、ハロゲン、オキソ、OH、またはNHであり;
    o1およびo2はそれぞれ独立に、0、1、2、または3である)
    である、あるいは
    前記標的指向性リガンドは式TL-IIIのもの:
    Figure 2019148150000004
    (式TL-III中、
    は、(C~C)アルキレニル、(C~C)アルケニレニル、または
    Figure 2019148150000005
    であり;
    Zは、NR17
    Figure 2019148150000006
    、または
    Figure 2019148150000007
    であり;
    各R12は独立に、H、(C~C)アルキル、または(C~C)ハロアルキルであり;
    13は、H、(C~C)アルキル、(C~C)ハロアルキル、またはCNであり;
    各R14は独立に、(C~C)アルキル、(C~C)ハロアルキル、(C~C)アルコキシ、(C~C)ハロアルコキシ、ハロゲン、O-フェニル、OH、またはNHであり;
    15は、H、(C~C)アルキル、ハロゲン、またはCNであり;
    各R16は独立に、H、(C~C)アルキル、または(C~C)ハロアルキルであり;
    17は、H、(C~C)アルキル、または(C~C)ハロアルキルであり; 各R18は独立に、(C~C)アルキル、(C~C)ハロアルキル、(C~C)アルコキシ、(C~C)ハロアルコキシ、ハロゲン、またはオキソであり;
    s1およびs5はそれぞれ独立に、0、1、2または3であり;
    s2、s3、およびs4はそれぞれ独立に、0または1である)
    であり、
    前記標的指向性リガンドは、TL-Iにおける
    Figure 2019148150000008
    の隣、TL-IIにおける
    Figure 2019148150000009
    の隣、およびTL-IIIにおけるZの隣の
    Figure 2019148150000010
    を介して前記リンカーに結合している)
    であって、
    標的指向性リガンドはBTKに結合することができ;
    リンカーは、前記標的指向性リガンドおよびデグロンに共有結合する基であり;
    前記デグロンはユビキチンリガーゼに結合することができる)、
    またはその立体異性体もしくは薬学的に許容される塩
  2. 前記標的指向性リガンドが式TL-Iのものであって
    好ましくは、式中、
    が(C ~C )アルキルである、または
    各R が独立に、(C ~C )アルキルまたは(C ~C )ヒドロキシアルキルである、または
    がNHである、または
    がOである、または
    がC(O)NR 10b である、または
    がC(O)またはCH である、または
    Bがフェニルまたはピリジニルである、または
    Aが、1~3つのR で置換されたフェニル、ピリジニル、またはチオフェニルである、または
    が(C ~C )アルキル、ハロゲン、または(C ~C )シクロアルキルである、または
    2つのR が、それらが結合している原子と一緒になって、(C ~C )シクロアルキル環を形成する;またはR およびR 10b が、それらが結合している原子と一緒になって、N、O、およびSから選択される1つもしくは2つのヘテロ原子を含有する5員もしくは6員ヘテロシクロアルキルもしくはヘテロアリールを形成する、
    請求項1に記載の二官能性化合物。
  3. 前記標的指向性リガンドが、式TL-IaもしくはTL-Ibのもの:
    Figure 2019148150000011
    Figure 2019148150000012
    またはそれらの立体異性体もしくは薬学的に許容される塩である、請求項2に記載の二官能性化合物。
  4. 前記標的指向性リガンドが式TL-IIのものであって、
    好ましくは、式中、
    が(C ~C )アルキルである、または
    各R が独立に、(C ~C )アルキルまたは(C ~C )ヒドロキシアルキルである、または
    がNHまたはOである、または
    がC(O)NR 10b である、または
    がC(O)またはCH である、または
    Bがフェニルまたはピリジニルである、または
    Aが、1~3つのR で置換されたフェニル、ピリジニル、またはチオフェニルである、または
    が(C ~C )アルキル、ハロゲン、または(C ~C )シクロアルキルである、または
    2つのR が、それらが結合している原子と一緒になって、(C ~C )シクロアルキル環を形成する;またはR およびR 10b が、それらが結合している原子と一緒になって、N、O、およびSから選択される1つもしくは2つのヘテロ原子を含有する5員もしくは6員ヘテロシクロアルキルもしくはヘテロアリールを形成する、
    請求項1に記載の二官能性化合物。
  5. 前記標的指向性リガンドが、式TL-IIa、TL-IIb、TL-IIc、TL-IId、TL-IIe、TL-IIfもしくはTL-IIgのもの:
    Figure 2019148150000013
    Figure 2019148150000014
    Figure 2019148150000015
    Figure 2019148150000016
    Figure 2019148150000017
    Figure 2019148150000018
    Figure 2019148150000019
    またはそれらの立体異性体もしくは薬学的に許容される塩である、請求項に記載の二官能性化合物。
  6. 前記標的指向性リガンドが式TL-IIIのものであって、
    好ましくは、式中、
    各R 12 がHである、または
    13 がHである、または
    14 が(C ~C )アルキルまたはO-フェニルである、または

    Figure 2019148150000020
    、(C ~C )アルキレニル、もしくは(C ~C )アルケニレニルである、または
    s1が2である、または
    s2が0もしくは1である、または
    s3が0もしくは1である、請求項1に記載の二官能性化合物。
  7. 前記標的指向性リガンドが、式TL-IIIaTL-IIIb、TL-IIIc、TL-IIId、TL-IIIe、TL-IIIf、TL-IIIg、TL-IIIh、TL-IIIi、TL-IIIj、TL-IIIkもしくはTL-IIIlのもの:
    Figure 2019148150000021
    Figure 2019148150000022
    Figure 2019148150000023
    Figure 2019148150000024
    Figure 2019148150000025
    Figure 2019148150000026
    Figure 2019148150000027
    Figure 2019148150000028
    Figure 2019148150000029
    Figure 2019148150000030
    Figure 2019148150000031
    Figure 2019148150000032
    またはそれらの立体異性体もしくは薬学的に許容される塩である、請求項に記載の二官能性化合物。
  8. 前記リンカーが、式L1またはTL-IIのもの:
    Figure 2019148150000033
    またはその立体異性体
    (式中、
    p1は、0~12から選択される整数であり;
    p2は、0~12から選択される整数であり;
    p3は、1~6から選択される整数であり;
    各Wは独立に、存在しない、CH、O、S、またはNR24であり;
    は、存在しない、C(O)、CH、O、(CHNR24、O(CHC(O)NR24、C(O)NR24、(CHC(O)NR24、NR24C(O)、(CHNR24C(O)、(CHNR24(CHC(O)NR24、またはNR24(CHC(O)NR24であり;
    各R24は独立に、HまたはC~Cアルキルであり;
    jは、1、2、または3であり;
    kは、1、2、または3であり;
    は、存在しない、C(O)、NHC(O)CH、OCHC(O)、またはO(CH1~2である)
    であり;
    前記リンカーが、Qの隣の
    Figure 2019148150000034
    を介してデグロンに共有結合しており、Zの隣の
    Figure 2019148150000035
    を介して標的指向性リガンドに共有結合している、または前記リンカーがZの隣の
    Figure 2019148150000036
    を介してデグロンに共有結合しており、Qの隣の
    Figure 2019148150000037
    を介して標的指向性リガンドに共有結合している、
    または、
    Figure 2019148150000038
    またはその立体異性体
    (式中、
    p4およびp4’はそれぞれ独立に、0~12から選択される整数であり;
    p5は、0~12から選択される整数であり;
    p6は、1~6から選択される整数であり;
    各W は独立に、存在しない、CH 、O、S、またはNR 25 であり;
    は、NR 25 C(O)(CH 0~2 または
    Figure 2019148150000039
    であり;
    各W は独立に、存在しない、CH 、O、S、またはNR 25 であり;
    は、存在しない、C(O)、CH 、O、(CH j1 NR 25 、O(CH j1 C(O)NR 25 、C(O)NR 25 、(CH j1 C(O)NR 25 、NR 25 C(O)、(CH j1 NR 25 C(O)、(CH k1 NR 25 (CH j1 C(O)NR 25 、またはNR 25 (CH j1 C(O)NR 25 であり;
    各R 25 は独立に、HまたはC ~C アルキルであり;
    j1は1、2、または3であり;
    k1は1、2、または3であり;
    は、存在しない、C(O)、NHC(O)CH 、またはO(CH 1~2 である)
    であり;
    前記リンカーが、Q の隣の
    Figure 2019148150000040
    を介してデグロンに共有結合しており、Z の隣の
    Figure 2019148150000041
    を介して標的指向性リガンドに共有結合している、または前記リンカーがZ の隣の
    Figure 2019148150000042
    を介してデグロンに共有結合しており、Q の隣の
    Figure 2019148150000043
    を介して標的指向性リガンドに共有結合している、
    請求項1に記載の二官能性化合物。
  9. 前記リンカーが、
    Figure 2019148150000044
    Figure 2019148150000045
    Figure 2019148150000046
    Figure 2019148150000047
    Figure 2019148150000048
    Figure 2019148150000049
    Figure 2019148150000050
    Figure 2019148150000051
    Figure 2019148150000052
    Figure 2019148150000053
    Figure 2019148150000054
    Figure 2019148150000055
    Figure 2019148150000056
    Figure 2019148150000057
    Figure 2019148150000058
    Figure 2019148150000059
    Figure 2019148150000060
    Figure 2019148150000061
    Figure 2019148150000062
    Figure 2019148150000063
    Figure 2019148150000064
    Figure 2019148150000065
    Figure 2019148150000066
    Figure 2019148150000067
    Figure 2019148150000068
    Figure 2019148150000069
    Figure 2019148150000070
    Figure 2019148150000071
    Figure 2019148150000072
    Figure 2019148150000073
    Figure 2019148150000074
    Figure 2019148150000075
    Figure 2019148150000076
    Figure 2019148150000077
    Figure 2019148150000078
    Figure 2019148150000079
    Figure 2019148150000080
    Figure 2019148150000081
    Figure 2019148150000082
    から選択される、請求項に記載の二官能性化合物。
  10. 前記デグロンが、式D0、D1、D2、D3またはD4のもの:
    Figure 2019148150000083
    またはその立体異性体
    (式中、
    Yは、結合、(CH1~6、(CH0~6-O、(CH0~6-C(O)NR26、(CH0~6-NR26C(O)、(CH0~6-NH、または(CH0~6-NR27であり;
    は、NまたはCR36であり;
    26は、HまたはC~Cアルキルであり;
    27は、C~CアルキルまたはC(O)-C~Cアルキルであり;
    28は、HまたはC~Cアルキルであり;
    各R29は独立に、C~Cアルキルであり;
    30は、H、重水素、C~Cアルキル、F、またはClであり;
    各R31は独立に、ハロゲン、OH、C~Cアルキル、またはC~Cアルコキシである;あるいは少なくとも1つのR31および少なくとも1つのR37はそれらが結合している原子と一緒になって、N、O、およびSから選択される1つもしくは2つのヘテロ原子を含有する5員もしくは6員シクロアルキル、アリール、ヘテロシクロアルキル、またはN、O、およびSから選択される1つもしくは2つのヘテロ原子を含有し、それぞれ1~3つのR37’で置換されていてもよいヘテロアリールを形成し;
    35は、H、(C~C)アルキル、(C~C)ハロアルキルである;またはR35およびR36はそれらが結合している原子と一緒になって、N、O、およびSから選択される1つもしくは2つのヘテロ原子を含有し、1~3つのR37で置換されていてもよい5員もしくは6員ヘテロシクロアルキルもしくはヘテロアリールを形成し;
    36はHもしくはC~Cアルキルである;またはR36およびR35はそれらが結合している原子と一緒になって、N、O、およびSから選択される1つもしくは2つのヘテロ原子を含有し、1~3つのR37で置換されていてもよい5員もしくは6員ヘテロシクロアルキルもしくはヘテロアリールを形成し;
    各R37は独立に、(C~C)アルキル、(C~C)ハロアルキル、(C~C)アルコキシ、(C~C)ハロアルコキシ、ハロゲン、オキソ、OH、もしくはNHである;または少なくとも1つのR37および少なくとも1つのR31はそれらが結合している原子と一緒になって、N、O、およびSから選択される1つもしくは2つのヘテロ原子を含有する5員もしくは6員シクロアルキル、アリール、ヘテロシクロアルキル、またはN、O、およびSから選択される1つもしくは2つのヘテロ原子を含有し、それぞれ1~3つのR37’で置換されていてもよいヘテロアリールを形成し;
    各R37’は独立に、(C~C)アルキル、(C~C)ハロアルキル、(C~C)アルコキシ、(C~C)ハロアルコキシ、ハロゲン、オキソ、OH、またはNHであり;
    qは、0、1、または2であり;
    vは、0、1、2、または3である)
    Figure 2019148150000084
    またはそれらの立体異性体
    (式中、
    は、C(O)またはC(R 38 であり;
    各R 38 は独立に、HまたはC ~C アルキルである)、
    Figure 2019148150000085
    またはその立体異性体
    (式中、
    各R 32 は独立に、C ~C アルキルであり;
    q’は、0、1、2、3、または4であり;
    33 は、HまたはC ~C アルキルであり;
    34 は、HまたはC ~C アルキルである)、
    Figure 2019148150000086
    またはその立体異性体
    (式中、
    は、結合、(CH 1~6 、(CH 0~6 -O、(CH 0~6 -C(O)NR 43 、(CH 0~6 -NR 43 C(O)、(CH 0~6 -NH、または(CH 0~6 -NR 44 であり;
    は、結合、(CH 0~6 -C(O)NR 43 、NR 43 C(O)-(CH 0~6 、(CH 0~6 -S(O) 0~2 NR 43 、NR 43 S(O) 0~2 -(CH 0~6 、(CH 0~6 -NR 43 C(O)、C(O)NR 43 -(CH 0~6 、(CH 0~6 -NR 43 S(O) 0~2 、またはS(O) 0~2 NR 43 -(CH 0~6 であり;
    43 は、HまたはC ~C アルキルであり;
    44 は、C ~C アルキル、S(O) 0~2 -C ~C アルキル、またはC(O)-C ~C アルキルであり;
    39 は、HまたはC ~C アルキルであり;
    各R 40 は独立に、ハロゲン、CN、OH、C ~C アルキル、またはC ~C アルコキシであり;
    各R 41 は独立に、ハロゲン、CN、またはC ~C アルキルであり;
    各R 42 は独立に、ハロゲン、CN、OH、C ~C アルキル、またはC ~C アルコキシであり;
    v1は、0、1、2、3、または4であり;
    v2は、0、1、または2であり;
    v3は、0、1、2、または3である)、
    Figure 2019148150000087
    またはそれらの立体異性体
    (式中、
    は、C(O)またはC(R 38 であり;
    各R 38 は独立に、HまたはC ~C アルキルである)
    であり、
    前記デグロンが、
    Figure 2019148150000088
    を介して前記リンカーに共有結合している、請求項1に記載の二官能性化合物。
  11. 35がHである、または
    がNである、または
    Yが結合、O、またはNHである、または
    がC(O)またはCH である、または
    Yが、結合、O、またはNHである、または
    33 がメチルである、または
    39 がHである、または
    がNHS(O) である、または
    が結合、O、またはNHである、請求項10に記載の二官能性化合物。
  12. 前記デグロンが、式D0a、D0b、D0c、D0d、D1a、D1b、D1c、D1d、D1e、D1f、D1g、D1h、D1i、D1j、D1k、D1l、D2a、D2a’、D2b、D2b’、D2c、D2c’、D2d、D2d’、D3a、D3b、D3c、D4aもしくはD4bのもの:
    Figure 2019148150000089
    Figure 2019148150000090
    Figure 2019148150000091
    Figure 2019148150000092
    Figure 2019148150000093
    Figure 2019148150000094
    Figure 2019148150000095
    Figure 2019148150000096
    Figure 2019148150000097
    Figure 2019148150000098
    Figure 2019148150000099
    Figure 2019148150000100
    Figure 2019148150000101
    Figure 2019148150000102
    Figure 2019148150000103
    Figure 2019148150000104
    Figure 2019148150000105
    Figure 2019148150000106
    Figure 2019148150000107
    Figure 2019148150000108
    Figure 2019148150000109
    Figure 2019148150000110
    Figure 2019148150000111
    Figure 2019148150000112
    Figure 2019148150000113
    Figure 2019148150000114
    Figure 2019148150000115
    Figure 2019148150000116
    Figure 2019148150000117
    またはそれらの立体異性体である、請求項10に記載の二官能性化合物。
  13. Figure 2019148150000118
    Figure 2019148150000119
    Figure 2019148150000120
    Figure 2019148150000121
    Figure 2019148150000122
    Figure 2019148150000123
    Figure 2019148150000124
    Figure 2019148150000125
    Figure 2019148150000126
    Figure 2019148150000127
    Figure 2019148150000128
    Figure 2019148150000129
    Figure 2019148150000130
    Figure 2019148150000131
    Figure 2019148150000132
    Figure 2019148150000133
    Figure 2019148150000134
    Figure 2019148150000135
    Figure 2019148150000136
    Figure 2019148150000137
    Figure 2019148150000138
    Figure 2019148150000139
    またはそれらの立体異性体もしくは薬学的に許容される塩である、請求項1に記載の二官能性化合物。
  14. 請求項1から13のいずれかに記載の二官能性化合物、またはその立体異性体もしくは薬学的に許容される塩と、薬学的に許容される担体とを含む医薬組成物。
  15. 好ましくは、前記疾患が、がんであり、
    好ましくは、前記がんが、肺がん、結腸がん、乳がん、前立腺がん、肝がん、膵がん、脳がん、腎がん、卵巣がん、胃がん(stomach cancer)、皮膚がん、骨がん、胃がん(gastric cancer)、神経膠腫、神経膠芽腫、肝細胞癌、乳頭状腎癌、頭頸部扁平上皮癌、白血病、リンパ腫、骨髄腫、または固形腫瘍である、
    請求項1から13のいずれかに記載の二官能性化合物またはその立体異性体もしくは薬学的に許容される塩、もしくはブルトン型チロシンキナーゼ(BTK)を阻害する方法に使用するための、またはBTKが役割を果たす疾患を治療する方法で使用するための請求項14に記載の医薬組成物。
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