JPWO2019146116A1 - 熱交換型換気装置 - Google Patents

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Abstract

本発明は、天地を逆転させた設置状態においても熱交換型換気装置外へのドレン水の漏水を防止可能な熱交換型換気装置を得ることを目的とする。熱交換型換気装置は、筐体(1)の内部に、給気風路(21)内に設けられた給気用送風機と、排気風路(22)内に設けられた排気用送風機と、給気風路(21)を流れる給気流と排気風路(22)を流れる排気流との熱交換を行う熱交換素子(6)と、ドレン水を保持する水保持部品と、を備える。水保持部品は、筐体(1)の内部において、あらかじめ定められた設置方向で筐体が設置される設置状態である通常設置状態において熱交換素子(6)の下方の位置である第1の位置と、鉛直方向において熱交換素子(6)を挟んで第1の位置と反対側の第2の位置と、に配置可能である。

Description

本発明は、給気流と排気流との間で全熱交換を行わせつつ換気を行う熱交換型換気装置に関する。
従来、室内の空調エネルギーを低減するために、室内の温度調節を行う空気調和機とともに、室内から室外に排気する室内空気と、室外から室内に給気する室外空気との間で温度および湿度を熱交換素子で交換しつつ換気する熱交換型換気装置を用いる空気調和システムが活用されている。
熱交換型換気装置による熱交換換気を用いることで、空調が必要な夏場および冬場での空気調和機における空調の負荷を低減することが可能である。しかしながら、高湿度の室外空気が熱交換型換気装置を通って室内に給気される場合、および室内空気と室外空気との温度差が大きい条件で熱交換型換気装置を通して換気が行われる場合には、熱交換型換気装置の内部で水分が凝集および凝縮してドレン水となり、熱交換型換気装置の外に流出するという問題があった。
これらの問題を解決するために、例えば特許文献1では、筐体の内部のうち熱交換型換気装置を設置した際に鉛直下方となる部分である底面部において、熱交換素子のうち給気流が流入する面に設置された給気側エアフィルターの下側にドレンパンが設置された熱交換型換気装置が開示されている。特許文献1の熱交換型換気装置は、高湿度の室外空気が熱交換素子へ流入する場合、および室内空気と室外空気との温度差が大きい条件で熱交換型換気装置を通して換気が行われる場合に発生するドレン水を受け止めて貯留することで、熱交換型換気装置の外部へのドレン水の漏水を防止している。
通常、熱交換型換気装置は、熱交換型換気装置ごとにあらかじめ設定された既定の方向の設置状態である通常設置状態で設置される。一方、熱交換型換気装置には、熱交換型換気装置が設置される天井内の構造に対応して、通常設置状態に対して熱交換型換気装置の天地を逆転させた状態に設置する天地逆転設置状態での設置が可能なものがある。
特許第5823139号公報
しかしながら、特許文献1の熱交換型換気装置は、通常設置状態において内部で発生したドレン水を受け止めて貯留できるが、天地逆転設置状態での設置が可能な熱交換型換気装置におけるドレン水の貯留については言及されていない。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、天地を逆転させた設置状態においても熱交換型換気装置外へのドレン水の漏水を防止可能な熱交換型換気装置を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかる熱交換型換気装置は、筐体の内部に、室外と室内とを、室外空気を吸い込む室外吸込口と室外空気を吹き出す室内吹出口とを通じて繋げる給気風路と、室内と室外とを、室内空気を吸い込む室内吸込口と室内空気を排出する室外吹出口とを通じて繋げる排気風路と、を備える。また、熱交換型換気装置は、給気風路内に設けられた給気用送風機と、排気風路内に設けられた排気用送風機と、給気風路を流れる給気流と排気風路を流れる排気流との熱交換を行う熱交換素子と、ドレン水を保持する水保持部品と、を備える。水保持部品は、筐体の内部において、あらかじめ定められた設置方向で筐体が設置される設置状態である通常設置状態において熱交換素子の下方の位置である第1の位置と、鉛直方向において熱交換素子を挟んで第1の位置と反対側の第2の位置と、に配置可能である。
本発明にかかる熱交換型換気装置は、天地を逆転させた設置状態においても熱交換型換気装置外へのドレン水の漏水を防止可能である、という効果を奏する。
本発明の実施の形態1にかかる熱交換型換気装置を第2水平板側から見た分解斜視図 本発明の実施の形態1にかかる熱交換型換気装置を第1水平板側から見た分解斜視図 本発明の実施の形態1にかかる熱交換型換気装置の通常設置状態での構成を簡略化して示す模式図 本発明の実施の形態1にかかる熱交換型換気装置の通常設置状態での熱交換素子の周りの構成を詳細に示す模式図 本発明の実施の形態1にかかる熱交換型換気装置の天地逆転設置状態での構成を簡略化して示す模式図であり、ドレンパンの位置が通常設置状態から変更された場合の模式図 本発明の実施の形態1にかかる熱交換型換気装置の天地逆転設置状態での熱交換素子の周りの構成を詳細に示す模式図であり、ドレンパンの位置が変更された場合の模式図 本発明の実施の形態2にかかる熱交換型換気装置の天地逆転設置状態での熱交換素子の周りの構成を詳細に示す模式図 本発明の実施の形態2にかかる熱交換型換気装置の天地逆転設置状態での第2素子固定レールおよびドレンパンの構成を拡大して示す模式図
以下に、本発明の実施の形態にかかる熱交換型換気装置を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1にかかる熱交換型換気装置100を第2水平板12側から見た分解斜視図である。図2は、本発明の実施の形態1にかかる熱交換型換気装置100を第1水平板11側から見た分解斜視図である。図3は、本発明の実施の形態1にかかる熱交換型換気装置100の通常設置状態での構成を簡略化して示す模式図である。図4は、本発明の実施の形態1にかかる熱交換型換気装置100の通常設置状態での熱交換素子6の周りの構成を詳細に示す模式図である。なお、符号OAは外気(Outdoor Air)、符号SAは給気(Supply Air)、符号RAは還気(Return Air)、符号EAは排気(Exhaust Air)を示している。図3および図4においては、あらかじめ設定された既定の方向の設置状態である通常設置状態で熱交換型換気装置100が設置された場合について示している。また、図3においては、熱交換素子6と給気側エアフィルター8と排気側エアフィルター9とドレンパン10との位置関係の理解の容易のため、室外吸込口17と室内吹出口18と室内吸込口19と室外吹出口20との配置を図1および図2とは異ならせている。以下の説明において、上下方向は、通常設置状態で熱交換型換気装置100が設置された場合の鉛直方向における上下方向である。
図1に示す熱交換型換気装置100は、室内の天井に設置される天井埋め込み型の熱交換型換気装置であり、筐体1の内部に熱交換素子6を有する空調用の熱交換型換気装置である。筐体1は、複数の板金部品によって構成されている。すなわち筐体1は、通常設置状態において熱交換素子6の鉛直下方に水平に配置される上下板である第1水平板11と、通常設置状態において熱交換素子6の鉛直上方に水平に配置される上下板である第2水平板12と、4つの側板である第1側板13、第2側板14、第3側板15および第4側板16と、を備える六面体の箱型に構成されている。すなわち、熱交換型換気装置100は、板金で構成された直方体形の筐体1を備える。また、第1側板13には、後述するメンテナンス口23が設けられており、メンテナンス口23を塞ぐメンテナンスカバー13aが着脱可能とされている。メンテナンスカバー13aを取り外すことで、メンテナンス口23が露出する。熱交換型換気装置100は、天井裏42に隠蔽された状態で設置されている。図3および図4においては、天井41の上の領域が天井裏42であり、天井41の下の領域が室内43である。
熱交換型換気装置100は、前述の熱交換素子6の他に、筐体1の側面を構成する第4側板16に並べて設けられた室外吹出口20および室外吸込口17と、筐体1において第4側板16と対向する側面を構成する第2側板14に並べて設けられた室内吹出口18および室内吸込口19と、を備える。熱交換型換気装置100は、室外と室内43とを、室外空気を吸い込む室外吸込口17と室外空気を吹き出す室内吹出口18とを通じて繋げる給気風路21を備える。また、熱交換型換気装置100は、室内43と室外とを、室内空気を吸い込む室内吸込口19と室内空気を排出する室外吹出口20とを通じて繋げる排気風路22を備える。すなわち、熱交換型換気装置100は、熱交換素子6を介して室外吸込口17と室内吹出口18とを結ぶ給気風路21と、熱交換素子6を介して室内吸込口19と室外吹出口20とを結ぶ排気風路22と、を備える。給気風路21と排気風路22とは、互いに独立した風路とされている。なお、室外吸込口17と室内吹出口18と室内吸込口19と室外吹出口20の配置は特に限定されない。
給気風路21は、室外の空気である外気OAを室内へ給気するための風路であり、室外吸込口17と熱交換素子6との間に形成された熱交換前給気風路21aと、熱交換素子6と室内吹出口18との間に形成された熱交換後給気風路21bと、熱交換素子6内の給気風路21である素子内給気風路21cと、を有している。すなわち、熱交換前給気風路21aは、給気風路21において熱交換素子6よりも上流側であって室外に連通する上流側の給気風路である。また、熱交換後給気風路21bは、給気風路21において熱交換素子6よりも下流側であって室内に連通する下流側の給気風路である。
排気風路22は、室内空気である還気RAを室外へ排気するための風路であり、室内吸込口19と熱交換素子6との間に形成された熱交換前排気風路22aと、熱交換素子6と室外吹出口20との間に形成された熱交換後排気風路22bと、熱交換素子6内の排気風路22である素子内排気風路22cと、を有している。すなわち、熱交換前排気風路22aは、熱交換素子6よりも上流側であって室内に連通する上流側の排気風路である。また、熱交換後排気風路22bは、熱交換素子6よりも下流側であって室外に連通する下流側の排気風路である。
熱交換型換気装置100は、給気風路21の入口端から出口端へ向かう給気流の流れ、すなわち室外吸込口17から室内吹出口18へ向かう給気流の流れを生成する給気用送風機2を給気風路21に備える。また、熱交換型換気装置100は、排気風路22の入口端から出口端へ向かう排気流の流れ、すなわち室内吸込口19から室外吹出口20へ向かう排気流の流れを生成する排気用送風機4を排気風路22に備える。
全熱交換器である熱交換素子6は、直方体形状を呈し、素子内給気風路21cと素子内排気風路22cとが互いに独立して形成されている。素子内給気風路21cは、平板紙上に波板紙が接着されたコルゲートシートによる多層構造をなす平板状の給気風路である。素子内排気風路22cは、平板紙上に波板紙が接着されたコルゲートシートによる多層構造をなす平板状の排気風路である。素子内排気風路22cは、素子内給気風路21cを構成しているコルゲートシートと同様のコルゲートシートまたは素子内給気風路21cを構成しているコルゲートシートと波板紙の波形状が違うコルゲートシートを用いて、素子内給気風路21cと1段置き、且つ、直交する向きに積層されている。なお、以下の説明において、平板紙の積層方向を、単に積層方向という。
すなわち、素子内給気風路21cと素子内排気風路22cとは、熱交換素子6において交差した状態に設けられている。これにより、熱交換素子6は、給気風路21の熱交換器給気風路を流れる空気と、排気風路22の熱交換器排気風路を流れる空気との間で熱および湿度を交換する全熱交換が可能となっている。本実施の形態1においては、素子内給気風路21cと素子内排気風路22cとは、熱交換素子6において直交して設けられている。すなわち、熱交換素子6では、素子内給気風路21cを流れる空気の進行方向と、素子内排気風路22cを流れる空気の進行方向とは、直交している。
熱交換素子6の各辺のうち、積層方向に沿って延びる辺は、枠部7に覆われている。熱交換素子6は、枠部7のうち熱交換素子6と対向する面の反対面に設けられて積層方向に沿って延びる外側突起が、熱交換素子6を固定する機能と熱交換素子6を筐体1の内部に挿入する際のガイドレールの機能とを兼ねる素子固定レール36に嵌め込まれて固定されている。
素子固定レール36には、通常設置状態において熱交換素子6の下部を固定する第1素子固定部である第1素子固定レール32と、通常設置状態において熱交換素子6の上部を固定する第2素子固定部である第2素子固定レール33と、熱交換素子6における第2側板14側の側部を固定する第3素子固定部である第3素子固定レール34と、熱交換素子6における第4側板16側の側部を固定する第4素子固定部である第4素子固定レール35と、がある。第1素子固定レール32は、嵌め合いまたはねじ止めといった固定方法によって筐体1の内部において第1水平板11の内面に固定されている。第2素子固定レール33は、嵌め合いまたはねじ止めといった固定方法によって、筐体1の内部において第2水平板12の内面に固定されている。第3素子固定レール34および第4素子固定レール35は、嵌め合いまたはねじ止めといった固定方法によって、筐体1内において筐体1に固定された不図示の構成部に固定されている。したがって、熱交換素子6は、熱交換素子6を固定するための素子固定レール36を介して、筐体1に固定されている。
給気用送風機2は、熱交換後給気風路21b内において室内吹出口18と連結され、給気用送風機2を駆動するための給気用モーター3を内部に備えている。排気用送風機4は、熱交換後排気風路22b内において室外吹出口20と連結され、排気用送風機4を駆動するための排気用モーター5を内部に備えている。
給気風路21において、熱交換素子6における給気流が流入する面には、給気側エアフィルター8が着脱可能に設置されている。給気側エアフィルター8は、室外空気である外気OAに含まれる塵埃の目詰まりによる熱交換素子6の性能低下を防止するために、熱交換素子6に吸い込まれる外気OAの塵埃を取り除くエアフィルターである。したがって、給気側エアフィルター8は、給気風路21における熱交換素子6よりも上流側に設置されている。
排気風路22において、熱交換素子6における排気流が流入する面には、排気側エアフィルター9が着脱可能に設置されている。排気側エアフィルター9は、室内空気である還気RAに含まれる塵埃の目詰まりによる熱交換素子6の性能低下を防止するために、熱交換素子6に吸い込まれる還気RAの塵埃を取り除くエアフィルターである。したがって、排気側エアフィルター9は、排気風路22における熱交換素子6よりも上流側に設置されている。
給気側エアフィルター8および排気側エアフィルター9は、熱交換素子6に取り付けられているフィルター保持レール31aおよびフィルター保持レール31bによって保持されている。なお、フィルター保持レール31aおよびフィルター保持レール31bは、熱交換素子6を固定する素子固定レール36または筐体1に取り付けられてもよい。
熱交換型換気装置100では、図3に示すように、筐体1の内部のうち熱交換型換気装置100が通常設置状態で設置された際に熱交換素子6よりも鉛直下方となる位置である第1の位置であって、水平面において熱交換素子6、給気側エアフィルター8および排気側エアフィルター9を包含する領域に、ドレンパン10が配置されている。熱交換型換気装置100では、第2水平板12および第1水平板11は、水平に配置されている。
霧などの水滴状の高湿度の給気流が熱交換素子6に流入する場合には、水分は給気側エアフィルター8で凝集および凝縮してドレン水51となる。給気側エアフィルター8で発生したドレン水51は、給気側エアフィルター8から重力の方向に沿って滴下する。また、給気側エアフィルター8で発生したドレン水51は、給気側エアフィルター8の下部に流れ、給気側エアフィルター8に接続している部品、フィルター保持レール31bなどの給気側エアフィルター8に接続している部品と給気側エアフィルター8との間の隙間などを伝って下方に流れる。
また、給気側エアフィルター8が設けられていない場合には、水分は熱交換素子6における給気流が流入する面で凝集および凝縮してドレン水51となる。熱交換素子6における給気流が流入する面で発生したドレン水51は、熱交換素子6から重力の方向に沿って滴下する。また、熱交換素子6における給気流が流入する面で発生したドレン水51は、熱交換素子6の下部に流れ、フィルター保持レール31bなどの熱交換素子6に接続している部品、熱交換素子6に接続している部品と熱交換素子6との間の隙間などを伝って下方に流れる。
また、給気流と排気流との温度差が大きく、熱交換素子6で熱交換を行った際に結露水が発生する場合には、室内が冷房されている条件では給気流側の熱交換素子6内で、また室内が暖房されている条件下では排気流側の熱交換素子6内で、水分が凝集および凝縮してドレン水51が発生する。
熱交換素子6内で発生したドレン水51は、室内が冷房されている条件下では、熱交換素子6内の素子内給気風路21c内を通って熱交換素子6における給気流が流入する面に到達する。そして、ドレン水51は、給気側エアフィルター8に滴下し、さらに給気側エアフィルター8から重力の方向に沿って滴下する。また、ドレン水51は、給気側エアフィルター8の下部に流れ、フィルター保持レール31bなどの給気側エアフィルター8に接続している部品、給気側エアフィルター8に接続している部品と給気側エアフィルター8との間の隙間などを伝って下方に流れる。
熱交換素子6内で発生したドレン水51は、室内が暖房されている条件下では、熱交換素子6内の素子内排気風路22c内を通って熱交換素子6における排気流が流入する面に到達する。そして、ドレン水51は、排気側エアフィルター9に滴下し、さらに排気側エアフィルター9から重力の方向に沿って滴下する。また、ドレン水51は、排気側エアフィルター9の下部に流れ、排気側エアフィルター9、フィルター保持レール31bなどの排気側エアフィルター9に接続している部品、排気側エアフィルター9に接続している部品と排気側エアフィルター9との間の隙間などを伝って下方に流れる。
ドレンパン10は、上記のように熱交換素子6、給気側エアフィルター8および排気側エアフィルター9から滴下および下方に流れるドレン水51を受け止めて貯留して保持することで、熱交換型換気装置100の外部へのドレン水51の漏水を防止する水保持部品として機能する。
熱交換型換気装置100では、ドレンパン10は、熱交換型換気装置100が通常設置状態で設置された際に熱交換素子6の鉛直下方となる筐体1の内面部分である第1水平板11の内面上において、第1素子固定レール32を囲んで配置されている。第1素子固定レール32は、ドレンパン10と一体化されている。すなわち、ドレンパン10は、第1素子固定レール32が一体に形成された一体成型品である。ドレンパン10は、樹脂成形により第1素子固定レール32と一体化して形成することができる。また、樹脂または金属などの材料で形成された第1素子固定レール32に対するインサート成形により、第1素子固定レール32と一体型となったドレンパン10を形成することができる。ドレンパン10が第1素子固定レール32と一体とされることで、筐体1内の構成が簡略化され、熱交換型換気装置100の組み立て時に第1素子固定レール32と同時にドレンパン10を第1水平板11の内面に取り付けることができる。
第1素子固定レール32は嵌め合いまたはねじ止めといった固定方法によって第1水平板11に固定されており、第1素子固定レール32が第1水平板11に固定されることにより、ドレンパン10が第1水平板11に固定されている。したがって、ドレンパン10は、第1素子固定レール32を介して筐体1の第1水平板11に固定されている。
なお、上記においては、水平面において熱交換素子6、給気側エアフィルター8および排気側エアフィルター9を包含する領域に、ドレンパン10が配置されている場合について示したが、水平面において熱交換素子6、給気側エアフィルター8および排気側エアフィルター9を包含する領域の一部にドレンパン10が配置された構成とすることも可能である。ただし、熱交換型換気装置100の外部へのドレン水51の漏水を防止する観点から、ドレンパン10は、水平面において熱交換素子6、給気側エアフィルター8および排気側エアフィルター9を包含する領域に配置されることが好ましい。
上述した構成を有する熱交換型換気装置100では、室外空気である外気OAは、室外から、建物の外部に連通した不図示のダクト配管によって構成された外気取り入れ風路を介して、室外吸込口17から熱交換前給気風路21aへ流入して給気流となる。熱交換前給気風路21aへ流入した給気流は、素子内給気風路21c、熱交換後給気風路21b、給気用送風機2、熱交換後給気風路21b、室内吹出口18、室内に連通した不図示のダクトからなる給気風路を経て室内へ吹き出される。なお、給気用送風機2の吹き出し口と室内吹出口18とが接続されてもよい。
一方、熱交換型換気装置100では、室内空気である還気RAは、室内から、室内に連通した不図示のダクトからなる排気風路を介して、室内吸込口19から熱交換前排気風路22aへ流入して排気流となる。熱交換前排気風路22aへ流入した排気流は、素子内排気風路22c、熱交換後排気風路22b、排気用送風機4および室外に連通した不図示のダクト配管によって構成された排気吐出風路を経て排気EAとして、室外へ吹き出される。
ここで、通常設置状態に対して熱交換型換気装置100の天地を逆転させた状態に、すなわち通常設置状態に対して筐体1の天地を逆転させた状態に設置する天地逆転設置状態で熱交換型換気装置100が設置された場合を考える。天地逆転設置状態での熱交換型換気装置の設置を天地逆転設置と呼ぶ。天地逆転設置は、例えば熱交換型換気装置が設置される天井内の構造に起因して、通常設置状態では天井内の梁および他の機器などに干渉するといった理由で熱交換型換気装置の点検口にアクセスできない場合、また同一フロアの天井内に複数台の熱交換型換気装置が設置される場合に、天井に設置される1箇所の点検口で2台分の点検を可能とする場合などに設置される設置形態である。
この場合、霧などの水滴状の高湿度の給気流が熱交換素子6に流入する場合には、水分は給気側エアフィルター8で凝集および凝縮してドレン水51となる。給気側エアフィルター8で発生したドレン水51は、給気側エアフィルター8、枠部7などの給気側エアフィルター8に接続している部品、給気側エアフィルター8に接続している部品と給気側エアフィルター8との間の隙間、熱交換素子6の外周面、素子内給気風路21cなどを伝って、熱交換素子6の下方に滴下する。
また、給気側エアフィルター8が設けられていない場合には、水分は熱交換素子6における給気流が流入する面で凝集および凝縮してドレン水51となる。熱交換素子6における給気流が流入する面で発生したドレン水51は、熱交換素子6の外周面、素子内給気風路21c、枠部7などの熱交換素子6に接続している部品と熱交換素子6との間の隙間などを伝って、熱交換素子6の下方に滴下する。
また、給気流と排気流との温度差が大きく、熱交換素子6で熱交換を行った際に結露水が発生する場合、室内が冷房されている条件下では給気流側の熱交換素子6内で、すなわち素子内給気風路21c内で水分が凝集および凝縮してドレン水51が発生する。また、室内が暖房されている条件下では排気流側の熱交換素子6内で、すなわち素子内排気風路22c内で水分が凝集および凝縮してドレン水51が発生する。
熱交換素子6内で発生したドレン水51は、室内が冷房されている条件下では、熱交換素子6内の素子内給気風路21c内を通って熱交換素子6における給気流が流出する面に到達する。そして、ドレン水51は、熱交換素子6における給気流が流出する面から重力の方向に沿って滴下する。また、ドレン水51は、枠部7などの熱交換素子6に接続している部品、または熱交換素子6に接続している部品と熱交換素子6との間の隙間などを伝って、熱交換素子6の下方に流れる。
熱交換素子6内で発生したドレン水51は、室内が暖房されている条件下では、熱交換素子6内の素子内排気風路22c内を通って熱交換素子6における排気流が流出する面に到達する。そして、熱交換素子6における排気流が流出する面から重力の方向に沿って滴下する。また、ドレン水51は、枠部7などの熱交換素子6に接続している部品、または熱交換素子6に接続している部品と熱交換素子6との間の隙間などを伝って、熱交換素子6の下方に流れる。
そこで、熱交換型換気装置100は、図5および図6に示すようにドレンパン10の位置を、天地逆転設置状態における熱交換素子6の鉛直下方、すなわち通常設置状態における熱交換素子6の鉛直上方の位置に取り付けることが可能とされている。図5は、本発明の実施の形態1にかかる熱交換型換気装置100の天地逆転設置状態での構成を簡略化して示す模式図であり、ドレンパン10の位置が通常設置状態から変更された場合の模式図である。図6は、本発明の実施の形態1にかかる熱交換型換気装置100の天地逆転設置状態での熱交換素子6の周りの構成を詳細に示す模式図であり、ドレンパン10の位置が変更された場合の模式図である。図5は、図3に対応する図である。図6は、図4に対応する図である。
熱交換型換気装置100が天地逆転設置状態で設置される場合には、通常設置状態で設置される場合において鉛直上方に配置される第2水平板12は、鉛直下方に配置される。また、通常設置状態で設置される場合に鉛直下方に配置される第1水平板11が、鉛直上方に配置される。そして、熱交換型換気装置100が天地逆転設置状態で設置される場合には、ドレンパン10は、第2水平板12に取り付けられて、熱交換素子6の鉛直下方の位置に取り付けられる。すなわち、熱交換型換気装置100が天地逆転設置状態で設置される場合には、ドレンパン10は、筐体1の内部のうち熱交換素子6よりも鉛直下方となる位置である第2の位置であって、水平面において熱交換素子6、給気側エアフィルター8および排気側エアフィルター9を包含する領域に配置されている。熱交換型換気装置100では、第2水平板12および第1水平板11は、水平に配置されている。第2の位置は、鉛直方向において熱交換素子6を挟んで第1の位置と反対側の位置である。
上述したように、ドレンパン10は、第1素子固定レール32と一体化されており、第1素子固定レール32が第1水平板11に固定されることにより第1水平板11に固定されている。通常設置状態において第1水平板11に取り付けられているドレンパン10を第2水平板12に取り付ける場合には、まずメンテナンスカバー13aを取り外し、熱交換型換気装置100の内部の部品のメンテナンスを行うために設けられるメンテナンス口23から熱交換素子6を筐体1の外部に取り外す。つぎに、熱交換素子6が筐体1の外部に取り外された状態において、ドレンパン10と一体化されている第1素子固定レール32を第1水平板11から取り外す。また、熱交換素子6が筐体1の外部に取り外された状態において、通常設置状態において第2水平板12に固定されている第2素子固定レール33を第2水平板12から取り外す。そして、ドレンパン10と一体化されている第1素子固定レール32を第2水平板12に取り付ける。また、第2素子固定レール33を第1水平板11に取り付ける。
第1素子固定レール32と第2素子固定レール33とは、構造および寸法が同じとされており、第2水平板12または第1水平板11への固定方法が同じ固定方法とされている。これにより、熱交換型換気装置100では、通常設置状態における第1水平板11への固定方法と同じ方法で第2水平板12に第1素子固定レール32を固定し、天地逆転設置状態における熱交換素子6の鉛直下方の位置に第1素子固定レール32およびドレンパン10を配置することが可能である。したがって、熱交換型換気装置100では、通常設置状態および天地逆転設置状態の両方の状態において、筐体1の内部における熱交換素子6、給気側エアフィルター8および排気側エアフィルター9の鉛直下方の位置にドレンパン10を配置可能である。
このように熱交換型換気装置100では、筐体1における通常設置状態および天地逆転設置状態で鉛直方向において対向する2つの内面、すなわち第1面である第1水平板11の内面と第1面に対向する第2面である第2水平板12の内面とに対してドレンパン10が着脱可能である。これにより、熱交換型換気装置100では、通常設置状態および天地逆転設置状態のいずれの場合でも、熱交換素子6、給気側エアフィルター8および排気側エアフィルター9の鉛直下方の位置にドレンパン10を配置可能である。
すなわち、熱交換型換気装置100では、ドレンパン10は、筐体1の内部において、あらかじめ定められた設置方向で筐体1が設置される設置状態である通常設置状態において熱交換素子6の下方の位置である第1の位置と、鉛直方向において熱交換素子6を挟んで第1の位置と反対側の第2の位置と、に配置可能である。通常設置状態において筐体1の内部における熱交換素子6の下方の第1水平板11の内面に取り付けられた状態は、ドレンパン10が第1の位置に配置された状態である。天地逆転設置状態において筐体1の内部における熱交換素子6の下方の第2水平板12の内面に取り付けられた状態は、ドレンパン10が第2の位置に配置された状態である。
これにより、熱交換型換気装置100は、上述したように天地逆転設置状態の場合に発生するドレン水51を、熱交換素子6、給気側エアフィルター8および排気側エアフィルター9の鉛直下方の位置に配置したドレンパン10で、受け止めて貯留し、保持することができる。これにより、熱交換型換気装置100は、天地逆転設置状態の場合においてドレン水51が熱交換型換気装置100の外部へ流れ出ることを防止できる。
一方、図3および図4に示した構成の熱交換型換気装置100を単純に天地逆転設置した場合には、ドレンパン10は、天地逆転設置状態での筐体1の内部において熱交換素子6、給気側エアフィルター8および排気側エアフィルター9の鉛直上方に配置されるため、ドレン水51を受け止めて貯留することができない。
なお、ドレンパン10のサイズは、上記の積層方向に対応する方向が長手方向であることが多い。このため、熱交換型換気装置100の設置現場でのドレンパン10の取り外し作業および取り付け作業を考慮すると、ドレンパン10の幅寸法は、熱交換型換気装置100の内部の部品のメンテナンスを行うために設けられるメンテナンス口23の対角長さ未満であることが好ましい。この場合のドレンパン10の幅方向は、第2側板14と第4側板16とを結ぶ方向である。ドレン水51の発生量が多い条件で運転される熱交換型換気装置100の場合、メンテナンス口23から取り出し不可能なほどドレンパン10の幅寸法が大きくなる場合が考えられる。この場合は、ドレンパン10を分割可能な仕様とすることで、ドレンパン10の取り外しおよび取り付けが可能となる。
上述したように、本実施の形態1にかかる熱交換型換気装置100は、天地逆転設置が可能な熱交換型換気装置である。そして、熱交換型換気装置100は、天地逆転設置状態の場合には水保持部品であるドレンパン10の配置を熱交換素子6、給気側エアフィルター8および排気側エアフィルター9の鉛直下方の位置に変更可能である。これにより、熱交換型換気装置100は、高湿度の給気流が熱交換素子6に流入する場合に生じるドレン水51、および温度差が大きい給気流と排気流との熱交換が熱交換素子6で行われた場合に熱交換素子6で結露が発生することによって生じるドレン水51を、天地逆転設置時においてもドレンパン10で受け止めて貯留し、保持することができる。
したがって、熱交換型換気装置100は、天地逆転設置状態の場合においても熱交換型換気装置100の外部へのドレン水51の漏水を防止することができる。
実施の形態2.
図7は、本発明の実施の形態2にかかる熱交換型換気装置の天地逆転設置状態での熱交換素子6の周りの構成を詳細に示す模式図である。図8は、本発明の実施の形態2にかかる熱交換型換気装置の天地逆転設置状態での第2素子固定レール33aおよびドレンパン10aの構成を拡大して示す模式図である。本実施の形態2にかかる熱交換型換気装置が上述した実施の形態1にかかる熱交換型換気装置100と異なる点は、素子固定レールとして第1素子固定レール32の代わりに第1素子固定レール32aを備え、素子固定レールとして第2素子固定レール33の代わりに第2素子固定レール33aを備え、ドレンパン10の代わりにドレンパン10aを備えることである。
第1素子固定レール32aは、実施の形態1にかかる熱交換型換気装置100と同様に、通常設置状態において第1水平板11に固定されるとともに熱交換素子6の下部を固定する。第1素子固定レール32aは、第1水平板11の内面に対してスポット溶接、嵌め合いまたはねじ止めなどの固定方法で固定されている。そして、第1素子固定レール32aは、天地逆転設置状態においてドレンパン10aを熱交換素子6、給気側エアフィルター8および排気側エアフィルター9の鉛直下方の位置に付け替える際にも第1水平板11から外されない。
第2素子固定レール33aは、実施の形態1にかかる熱交換型換気装置100と同様に、通常設置状態において第2水平板12に固定されるとともに熱交換素子6の上部を固定する。第2素子固定レール33aは、通常設置状態において第2水平板12の内面に対してスポット溶接、嵌め合いまたはねじ止めなどの固定方法で固定されている。そして、第2素子固定レール33aは、天地逆転設置状態においてドレンパン10aを熱交換素子6、給気側エアフィルター8および排気側エアフィルター9の鉛直下方の位置に付け替える際にも第2水平板12から外されない。
ドレンパン10aは、実施の形態1にかかるドレンパン10と同様にドレン水51を貯留する機能を有するが、第1素子固定レール32aとは別体とされている。通常設置状態において、ドレンパン10aは、第1水平板11に固定された第1素子固定レール32aに嵌め合いによって固定されている。ドレンパン10aは、熱交換素子6が筐体1の外部に取り外された状態において、第1素子固定レール32aの側部および上面の一部を覆う状態で第1素子固定レール32aに嵌め込まれることで第1素子固定レール32aに固定される。すなわち、ドレンパン10aは、製品出荷時には筐体1を構成する板金部品である第1水平板11に対して第1素子固定レール32aが取り付けられた後に、第1素子固定レール32aに取り付けられる。そして、第1素子固定レール32aに熱交換素子6の下部が嵌められることで、熱交換素子6の下部が第1素子固定レール32aによって固定される。
ドレンパン10aは、通常設置状態では第1素子固定部である第1素子固定レール32aに固定されるため、本実施の形態2にかかる熱交換型換気装置の通常設置状態における熱交換素子6、第1水平板11、第2水平板12、第1素子固定レール32a、第2素子固定レール33a、ドレンパン10a、給気側エアフィルター8および排気側エアフィルター9の位置関係は、図4において、第1素子固定レール32を第1素子固定レール32aに置き換え、第2素子固定レール33を第2素子固定レール33aに置き換え、ドレンパン10ドレンパン10aに置き換えた構成となる。
また、天地逆転設置状態において、ドレンパン10aは、図7および図8に示すように第2水平板12に固定された第2素子固定レール33aに固定されている。本実施の形態2にかかる熱交換型換気装置が天地逆転設置状態で設置される場合には、ドレンパン10aの配置が通常設置状態から変更される。すなわち、ドレンパン10aは、熱交換素子6が筐体1の外部に取り外された状態において、第1素子固定レール32aから取り外され、第2素子固定レール33aの側部および上面の一部を覆う状態で第2素子固定レール33aの上方から第2素子固定レール33aに嵌め込まれることで図7および図8に示すように第2素子固定レール33aに固定される。すなわち、ドレンパン10aは、天地逆転設置状態では第2水平板12に固定されている第2素子固定レール33aに対して固定されることで第2水平板12に固定される。そして、熱交換素子6が筐体1内に戻されて、第2素子固定レール33aに熱交換素子6の下部が嵌められることで、熱交換素子6の下部が第2素子固定レール33aによって固定される。
上述した本実施の形態2にかかる熱交換型換気装置は、天地逆転設置状態においてもドレンパン10aを熱交換素子6の鉛直下方の位置に取り付けることができるため、実施の形態1の場合と同様の効果を有する。
また、本実施の形態2にかかる熱交換型換気装置は、実施の形態1にかかる熱交換型換気装置100と比較して、天地逆転設置状態で設置する場合に、第1素子固定レール32aおよび第2素子固定レール33aを設置現場で付け替える手間を省くことができ、ドレンパン10aの付け替え作業を軽減することができる。
以上の実施の形態に示した構成は、本発明の内容の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
1 筐体、2 給気用送風機、3 給気用モーター、4 排気用送風機、5 排気用モーター、6 熱交換素子、7 枠部、8 給気側エアフィルター、9 排気側エアフィルター、10,10a ドレンパン、11 第1水平板、12 第2水平板、13 第1側板、14 第2側板、15 第3側板、16 第4側板、17 室外吸込口、18 室内吹出口、19 室内吸込口、20 室外吹出口、21 給気風路、21a 熱交換前給気風路、21b 熱交換後給気風路、21c 素子内給気風路、22 排気風路、22a 熱交換前排気風路、22b 熱交換後排気風路、22c 素子内排気風路、23 メンテナンス口、31a フィルター保持レール、31b フィルター保持レール、32,32a 第1素子固定レール、33,33a 第2素子固定レール、34 第3素子固定レール、35 第4素子固定レール、36 素子固定レール、41 天井、42 天井裏、43 室内、51 ドレン水、100 熱交換型換気装置。

Claims (5)

  1. 筐体の内部に、
    室外と室内とを、室外空気を吸い込む室外吸込口と前記室外空気を吹き出す室内吹出口とを通じて繋げる給気風路と、
    前記室内と前記室外とを、室内空気を吸い込む室内吸込口と前記室内空気を排出する室外吹出口とを通じて繋げる排気風路と、
    前記給気風路内に設けられた給気用送風機と、
    前記排気風路内に設けられた排気用送風機と、
    前記給気風路を流れる給気流と前記排気風路を流れる排気流との熱交換を行う熱交換素子と、
    ドレン水を保持する水保持部品と、
    を備え、
    前記水保持部品は、前記筐体の内部において、あらかじめ定められた設置方向で前記筐体が設置される設置状態である通常設置状態において前記熱交換素子の下方の位置である第1の位置と、鉛直方向において前記熱交換素子を挟んで前記第1の位置と反対側の第2の位置と、に配置可能であること、
    を特徴とする熱交換型換気装置。
  2. 前記水保持部品は、
    前記通常設置状態では、前記通常設置状態において前記熱交換素子の下方に配置される前記筐体の第1面の内面に固定され、
    前記通常設置状態に対して前記筐体の天地を逆転させた方向で前記筐体が設置される設置状態である天地逆転設置状態では、前記筐体において前記第1面に対向する第2面の内面に固定されること、
    を特徴とする請求項1に記載の熱交換型換気装置。
  3. 前記第1面の内面に固定されて前記熱交換素子を固定する第1素子固定部を備え、
    前記水保持部品は、前記第1素子固定部が一体に形成された一体成型品であること、
    を特徴とする請求項2に記載の熱交換型換気装置。
  4. 前記第2面の内面に固定されて前記熱交換素子を固定する第2素子固定部を備え、
    前記第1素子固定部は、前記第2面の内面における前記第2素子固定部の固定位置に固定可能であり、
    前記第2素子固定部は、前記第1面の内面における前記第1素子固定部の固定位置に固定可能であること、
    を特徴とする請求項3に記載の熱交換型換気装置。
  5. 前記第1面の内面に固定されて前記熱交換素子を固定する第1素子固定部と、
    前記第2面の内面に固定されて前記熱交換素子を固定する第2素子固定部と、
    を備え、
    前記通常設置状態では、前記水保持部品は、前記第1素子固定部に固定され、
    前記天地逆転設置状態では、前記水保持部品は、前記第2素子固定部に固定されること、
    を特徴とする請求項2に記載の熱交換型換気装置。
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