JP2021085596A - 筐体、熱交換装置およびそれらの製造方法 - Google Patents

筐体、熱交換装置およびそれらの製造方法 Download PDF

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Takuya Saito
拓也 齋藤
光広 松井
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光広 松井
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Abstract

【課題】 リブが延びる方向における板材の曲げ剛性を向上させることができる筐体を提供する。【解決手段】 筐体1は、板材によって構成された筐体である。板材は、筐体1の1つの面を構成する平面部32と、平面部32を2つに分割するリブ21a、21b、31a、31bと、2つに分割された平面部32におけるリブ21a、21b、31a、31bを挟んで隣接する端部それぞれに設けられ、平面部32が構成する面と交差する方向に延びる2つのフランジ33aと、2つのフランジ33aを接続する接続部材34と、を含む。【選択図】 図4

Description

本開示は、板材によって構成される筐体およびその製造方法に関する。また、本開示は、筐体を備え、空気を吸引して熱交換を行い排出する熱交換装置およびその製造方法に関する。
板材によって構成され、内部に空間が形成された筐体がある。このような筐体は、例えば、内部の空間に送風機や熱交換器を収容することで熱交換装置を構成する。このように筐体が熱交換装置などを構成する場合、形状の維持、内部の機器の保護、あるいは気密性確保などを目的として一定の剛性を確保する必要がある。
筐体の剛性を確保するために、下記の特許文献1には、筐体を構成する板材に対して、板材の端部から端部まで延びるリブを形成し、板材の外周にフランジを形成した筐体が開示されている。
特開2009−156535号公報
しかし、上記の特許文献1の筐体に設けられているリブは、板材の端部まで延びているため、板材の端部のうちリブが形成されている部分にフランジを形成することができない。その結果、上記の特許文献1の筐体は、リブが形成されている部分においてリブが延びる方向の曲げ剛性が低いという問題があった。また、このような筐体を備えた熱交換装置においても同様の問題があった。
本開示は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、リブが延びる方向における板材の曲げ剛性を向上させることができる筐体、筐体を備えた熱交換装置およびそれらの製造方法を提供することを目的とする。
本開示に係る筐体は、板材によって構成された筐体である。板材は、筐体の1つの面を構成する平面部と、平面部を2つに分割するリブと、2つに分割された平面部におけるリブを挟んで隣接する端部それぞれに設けられ、平面部が構成する面と交差する方向に延びる2つのフランジと、2つのフランジを接続する接続部材と、を含む
また、本開示に係る熱交換装置は、上記の筐体と、筐体の内部に配置され、筐体の内部に空気を流入させる送風機と、筐体の内部に配置され、筐体の内部に流入した空気を加熱または冷却する熱交換器と、を備えたものである。
また、本開示に係る筐体の製造方法は、板材の端部から離れた位置に切り欠きを形成する切り欠き形成ステップと、切り欠き上を通り、板材の一方の端部から他方の端部まで延びるリブを形成するリブ形成ステップと、切り欠きに沿って板材を屈曲させ、板材の外周にフランジを形成するとともに、切り欠きを挟んでリブとは反対側にフランジと一体の接続部材を配置する屈曲ステップと、を備えたものである。
また、本開示に係る筐体の製造方法は、板材の一方の端部から他方の端部まで延びるリブを形成するリブ形成ステップと、板材の端部から離れた位置における前記リブの一部に、リブを切断する切り欠きを形成する切り欠き形成ステップと、切り欠きに沿って板材を屈曲させ、板材の外周にフランジを形成するとともに、切り欠きを挟んでリブとは反対側にフランジと一体の接続部材を配置する屈曲ステップと、を備えたものである。
また、本開示に係る熱交換装置の製造方法は、板材の端部から離れた位置に切り欠きを形成する切り欠き形成ステップと、切り欠き上を通り、板材の一方の端部から他方の端部まで延びるリブを形成するリブ形成ステップと、切り欠きに沿って板材を屈曲させ、板材の外周にフランジを形成するとともに、切り欠きを挟んでリブとは反対側にフランジと一体の接続部材を配置する屈曲ステップと、対向する2つの面が開口した枠状の側壁に対して、開口の1つを閉鎖するように、屈曲させた板材を接触させ、底板として固定する底板固定ステップと、底板と側壁の内部に、送風機を組付ける組付けステップと、送風機が組付けられた底板と側壁に対して、側壁の開口を閉鎖するように、天板を固定する天板固定ステップと、を備えたものである。
また、本開示に係る熱交換装置の製造方法は、板材の一方の端部から他方の端部まで延びるリブを形成するリブ形成ステップと、板材の端部から離れた位置におけるリブの一部に、リブを切断する切り欠きを形成する切り欠き形成ステップと、切り欠きに沿って板材を屈曲させ、板材の外周にフランジを形成するとともに、切り欠きを挟んでリブとは反対側にフランジと一体の接続部材を配置する屈曲ステップと、対向する2つの面が開口した枠状の側壁に対して、開口の1つを閉鎖するように、屈曲させた板材を接触させ、底板として固定する底板固定ステップと、底板と側壁の内部に、送風機を組付ける組付けステップと、送風機が組付けられた底板と側壁に対して、側壁の開口を閉鎖するように、天板を固定する天板固定ステップと、を備えたものである。
本開示に係る筐体および熱交換装置は、リブによって分割された平面部の端部それぞれに設けられたフランジが接続部材によって接続されている。よって、リブが延びる方向における板材の曲げ剛性を向上させることができる。
また、本開示に係る筐体および熱交換装置の製造方法は、リブの一部が切り欠かれており、切り欠きに沿って板材を屈曲させることで、板材の端部にフランジと接続された接続部材を配置することができる。よって、リブが延びる方向における板材の曲げ剛性を向上させた筐体および熱交換装置を製造することができる。
本開示の実施の形態1に係る筐体および熱交換装置を天板側から見た分解斜視図である。 本開示の実施の形態1に係る筐体および熱交換装置を底板側から見た分解斜視図である。 本開示の実施の形態1に係る筐体を構成する底板の斜視図ある。 本開示の実施の形態1に係る筐体を構成する底板の拡大斜視図ある。 本開示の実施の形態1に係る筐体および熱交換装置を天板側から見た概念図である。 本開示の実施の形態1に係る筐体および熱交換装置を作業口側から見た概念図である。 本開示の実施の形態1に係る筐体および熱交換装置の製造方法における切り欠き形成ステップで切り欠きを形成した板材の斜視図である。 本開示の実施の形態1に係る筐体および熱交換装置の製造方法におけるリブ形成ステップでリブを形成した板材の斜視図である。 本開示の実施の形態1に係る筐体および熱交換装置の製造方法における屈曲ステップでフランジを形成した板材の斜視図である。 本開示の実施の形態2に係る筐体および熱交換装置を側壁側から見た概念図である。
以下、本開示の実施の形態について、図を用いて説明する。図中の同一の符号は、同一または相当する部分を表す。
実施の形態1.
本開示の実施の形態1に係る熱交換装置100の構成について、図1、図2を用いて説明する。図1は、筐体1から天板2が取り外された状態の熱交換装置100を示している。図2は、筐体1から底板3が取り外された状態の熱交換装置100を示している。
熱交換装置100は、天井裏などに設置され、室外と室内の空気を吸引し、吸引した空気の間で熱交換を行い、室内の空気の換気、空調を行う天井埋め込み型の熱交換型の換気装置であり、天板2と、天板2と対向し天板2と間隔を空けて配置された底板3と、天板2および底板3を接続する枠状の側壁4とにより構成される筐体1を備えている。また、熱交換装置100は、筐体1の内部に配置された熱交換器5、給気用送風機6、および排気用送風機7を備えている。
筐体1は、熱交換器5、給気用送風機6、および排気用送風機7を四方から囲む枠状の側壁4と、側壁4を挟むように配置され側壁4に固定された天板2および底板3とで構成される六面体のケースである。
側壁4は、金属製の板材である側板4a、4b、4c、4dにより構成されており、側板4aと側板4cとが対向しており、側板4bと側板4dとが対向している。また、側板4a、4b、4c、4dが配置されていない2つの面は開口している。
側板4dには、室外に通じるダクトが接続され室外の空気を吸引する室外吸引口8および室外に通じるダクトが接続され室外に空気を排出する室外排出口11が形成されており、側板4bには、室内に通じるダクトが接続され室内の空気を吸引する室内吸引口10および室内に通じるダクトが接続され室内へ空気を排出する室内排出口9が形成されている。室外吸引口8と室内排出口9、室内吸引口10と室外排出口11はそれぞれ、対向する位置に形成されている。
また、側板4aには、筐体1の内部で作業するための作業口12が形成されており、作業口12は、側板4aと分離可能な封止板13によって封止されている(図1では、封止板13が作業口12を封止している状態を、図2では、封止板13が作業口12から外されている状態を示している)。この作業口12は、筐体1自体を組付けたりや筐体1内部に給気用送風機6、排気用送風機7などを組み付ける際に作業者が手などを挿入する際に用いられる。また、熱交換装置100を天井裏に設置後に、熱交換装置100を点検する際に用いられる。
筐体1を構成する天板2および底板3は、金属製の四角形の板材であり、四辺がそれぞれ、側壁4の側板4a、4b、4c、4dに固定されている。ここで、底板3の斜視図である図3を用いて、底板3の詳細な構成について説明する。
底板3は、筐体1の1つの面である底面を構成する平面状の平面部32を備えている。平面部32には、平面部32の端部から端部まで直線状に延びる略平行な2つのリブ31a、31bが形成されており、平面部32は、2つのリブ31a、31bによって3つの領域32a、32b、32cに分割されている。リブ31a、31bは、その延びる方向と交差する断面が凸形状であり、筐体1の内部に向かって突出している。このように底板3にリブ31a、31bが形成されていることにより、底板3は、リブ31a、31bと交差する方向への曲げ剛性を確保している。
また、平面部32の端部(外周)には、平面部32が構成する面(筐体1の底面)と交差する方向に延びるフランジ33a、33b、33c、33dが設けられている。フランジ33a、33b、33c、33dは、天板2の位置する方向に向かって延びている。フランジ33aとフランジ33cは、リブ31a、31bと交差する平面部32の端部にそれぞれ設けられており、リブ31a、31bによって3つに分割されている。すなわち、フランジ33aとフランジ33cは、リブ31a、31bによって分割された3つの領域32a、32b、32cにおけるリブ31a、31bを挟んで隣接する端部(外周)それぞれに設けられている。フランジ33bとフランジ33dは、リブ31a、31bと略平行な平面部32の端部に設けられている。このように底板3にフランジ33a、33b、33c、33dが設けられていることにより、底板3は、フランジ33a、33b、33c、33dと交差する方向への曲げ剛性を確保している。
図4は、平面部32の端部のうちリブ31aが形成されている部分を拡大したものであり、図4に示されているように、フランジ33aの間は、接続部材34によって接続されている。接続部材34は、リブ31aの延びる方向と交差するように、リブ31aの端部付近に配置されている。また、接続部材34は、フランジ33aと一体の部材であり、フランジ33aが延びる方向から見たとき、断面が凸形状であり、筐体1の内部に向かって突出している。この断面形状は、リブ31aと同一である。
また、リブ31aと接続部材34の間には切り欠き35が形成されており、リブ31aと接続部材34とは分離されている。切り欠き35は、リブ31aを横切るようにリブ31a上に設けられた開口である。切り欠き35は、リブ31aと平面部32の領域32aとの境界から、リブ31aと平面部32の領域32cとの境界まで延びている。
なお、図4では、平面部32の一方の端部のうちリブ31aが形成された部分について説明したが、平面部32の反対側の端部におけるフランジ33c、接続部材34の構成についても同様である。また、平面部32の一方の端部および反対側の端部におけるリブ31bが形成された部分の構成についても同様である。
このように底板3に接続部材34が設けられていることにより、底板3は、リブ31a、31bが形成された部分におけるリブ31a、31bが延びる方向への曲げ剛性を確保している。
以上、底板3の構成について説明したが、天板2も同様に構成されている(図1における天板2のリブ21a、21bは、底板3のリブ31a、31bと対応する)。
上記のような天板2および底板3は、フランジ33a、33b、33c、33dが側壁4の外側に位置するように、側壁4上に配置されている。フランジ33a、33b、33c、33dには、複数のネジ穴が形成されており(不図示)、側壁4にも対応する複数のネジ穴が形成されている(不図示)。これらのネジ穴にネジが挿通され、天板2および底板3と側壁4とは固定されており、六面体のケースである筐体1が構成されている。
なお、天板2は、熱交換装置100を天井裏等へ設置した場合における上方に位置する板材であり、底板3は、熱交換装置100を天井裏等へ設置した場合における下方に位置する板材であり、側壁4は、熱交換装置100を天井裏等へ設置した場合における天板2と底板3の間に位置する枠状の部材である。
熱交換装置100は、上記のような天板2、底板3、側壁4で構成される筐体1を備えており、さらに、図1および図5に示されるように、筐体1の内部の中央付近に配置された直方体形状の熱交換器5を備えている。なお、図5は、熱交換装置100を上方(天板2側)から見た図である。
図6は、側板4a側から熱交換装置100の作業口12の部分を拡大して見た図であり、図6に示されるように、熱交換器5は、対向する2つの面である給気流入面53aと給気流出面53bを備えている。また、給気流入面53aと給気流出面53bのほかにも対向する2つの面である排気流入面54aと排気流出面54bを備えている。
熱交換器5は、給気流入面53aおよび排気流入面54aが接する辺が底板3と対向し、給気流出面53bおよび排気流出面54bと接する辺が天板2と対向するように、筐体1の内部に配置されており、それぞれの辺は、天板2に設けられたレール固定部22に固定された天板レール23、および底板3上に設置された底板レール36によって支持されている。また、これらの辺と平行に延びる残り2つの辺は、側壁4の内側に設けられた突起や構造物などに設けられたレール固定部41a、41bに固定された側壁レール42a、42bによって支持されている。これらのレールは作業口12から見て前後方向に延びており、熱交換器5はこれらのレールをスライドして作業口12から挿入したり取り出すことが可能であり、熱交換器5を取り出して、熱交換器5の点検を行ったり、筐体1の内部の点検を行うことができる。
また、筐体1の内部は仕切り板によって仕切られ風路が形成されており、熱交換器5の給気流入面53aは、上流側給気風路51aによって室外吸引口8と接続されている(図5および図6参照)。ほかにも、熱交換器5の給気流出面53bは、下流側給気風路51bによって室内排出口9と接続されている。熱交換器5の排気流入面54aは、上流側排気風路52aによって室内吸引口10と接続されている。熱交換器5の排気流出面54bは下流側排気風路52bによって室外排出口11と接続されている。
上流側給気風路51aと下流側給気風路51bとは、熱交換器5の内部に形成された内部給気風路51cによって接続されている。また、上流側排気風路52aと下流側排気風路52bとは、熱交換器5の内部に形成された内部排気風路52cによって接続されている。熱交換器5は、四角形の平板紙と波板紙とを交互に積層して構成されており、波板紙によって形成される平板紙の間の空間が風路となっており、平板紙と波板紙の積層方向において内部給気風路51cと内部排気風路52cが交互に並び、互いに空気が流れる方向が直交するように配置されている。これらの風路の間では、空気の流入出はないが、熱および湿度の全熱交換が行われる。すなわち、熱交換器5は、室内の空気と室外の空気の一方の熱および湿度を他方に移動させ、他方の空気を加熱または冷却する。
なお、上流側給気風路51a、下流側給気風路51bおよび内部給気風路51cをまとめて給気風路と呼び、上流側排気風路52a、下流側排気風路52bおよび内部排気風路52cをまとめて排気風路と呼ぶ。給気風路と排気風路とは、互いに独立しており、空気の流入出はない。
熱交換器5の内部に室外の空気または室内の空気に含まれる塵埃が流入し目詰まりすることを防止するために、熱交換器5の給気流入面53aおよび排気流入面54aには、フィルター81、82が設置されている(図6)。フィルター81、82は、熱交換器5に設けられたフック55a、55b、55c、55dによって熱交換器5に着脱可能に固定されている。熱交換器5は作業口12近傍に設置されているため、作業口12から内部へ作業者が手を伸ばすことによって、フィルター81、82の点検、交換が可能である。また、熱交換器5を作業口12から取り出すことによって、フィルター81、82を点検、交換することもできる。
熱交換器5およびフィルター81、82と底板3の間には、ドレンパン14が設置されている。ドレンパン14は、熱交換器5をスライド可能に支持する底板レール36に固定されており、底板3上に設置されている。
ドレンパン14は、天板2側から見て、熱交換器5を覆う程度の大きさの凹状の板状体である。ドレンパン14はこのように構成されているため、熱交換器5およびフィルター81、82で生じる水滴(ドレン水91)が底板3側へ落下、流下した際に保持することができ、筐体1からドレン水91が漏出することを防止することができる。例えば、霧などの水滴を含む高湿度の空気が外部から熱交換装置100へ流入する場合、水分は給気流入面53aに設置されたフィルター81で凝集および凝縮してドレン水91となる。ドレン水91は、重力の影響を受けてフィルター81からドレンパン14へ落下する。あるいは、ドレン水91は、フィルター81および底板レール36を伝ってドレンパン14に流下する。給気流入面53a、内部給気風路51cで生じたドレン水91についても同様にドレンパン14まで落下、流下する。これらのドレン水91は、ドレンパン14上で保持され、蒸発またはふき取りによって除去され、筐体1から漏出することが防止される。また、このようなドレン水91は、室内が冷房または暖房されている条件下でも、室内の空気と室外の空気の温度差による結露水として生じる。この場合、ドレン水91は、フィルター81、給気流入面53a、内部給気風路51cに限らず、フィルター82、排気流入面54a、内部排気風路52cでも生じうるが、いずれの場所で生じたとしても上記と同様に落下、流下し、ドレンパン14に保持される。
また、ドレンパン14は作業口12近傍に設置されており、作業口12から内部へ作業者が手を伸ばすことによって、ドレンパン14にたまったドレン水91のふき取り、ドレンパン14の点検、交換が可能である。
筐体1内部の下流側給気風路51bには、図5に示されるように、給気用送風機6が設置されている。給気用送風機6は、内部に給気用モータ6aを備えており、モータが駆動することにより、下流側給気風路51bの空気を吸引する。そして、給気用送風機6は室内排出口9と連結されており、室内排出口9から空気SA(Supply Air)を室内へ排出する。また、下流側給気風路51bで空気を吸引することによって生じる負圧で、内部給気風路51cの空気、上流側給気風路51aの空気を吸引し、室外の空気OA(Outside Air)を筐体1の内部に流入させる。すなわち、給気用送風機6を駆動することで給気風路内には給気流が形成され、空気OAは給気風路を通って室内へ給気される。
また、筐体1内部の下流側排気風路52bには、図5に示されるように、排気用送風機7が設置されている。排気用送風機7は、内部に排気用モータ7aを備えており、モータが駆動することにより、下流側排気風路52bの空気を吸引する。そして、そして、排気用送風機7は室外排出口11と連結されており、室外排出口11から空気EA(Exhaust Air)を室外へ排出する。また、下流側排気風路52bで空気を吸引することによって生じる負圧で、内部排気風路52cの空気、上流側排気風路52aの空気を吸引し、室内の空気RA(Return Air)を筐体1の内部に流入させる。すなわち、排気用送風機7を駆動することで排気風路内には排気流が形成され、空気RAは排気風路を通って室外へ排気される。
以上のように、熱交換装置100は、給気用送風機6および排気用送風機7が作動することによって、室内と室外の空気を流入させ、熱交換器5によって加熱または冷却を行って、排出する。
また、給気用送風機6および排気用送風機7は、熱交換器5の給気流出面53b、排気流出面54b近傍に設けられており、作業口12から熱交換器5を取り出すことによって、点検、交換などが可能である。
なお、給気用送風機6および排気用送風機7を総称して、単に送風機という。
以上のように構成された筐体1および筐体1を備えた熱交換装置100は、次のようにして製造される。
(準備ステップ)
まず、筐体1の天板2、底板3を構成するための金属製の四角形状の板材、側壁4を構成するための金属製の板材、熱交換器5、給気用送風機6、および排気用送風機7など熱交換装置100を構成する部材を準備する。
(切り欠き形成ステップ)
底板3を構成するための板材をダイプレート上に固定、位置決めし、板材の端部から離れた位置をパンチで打ち抜き、4つの切り欠き35を形成する。切り欠き35が形成された板材(底板3)を図7に示す。なお、図7において切り欠き35は2つであるが、残りの2つは図7の板材の端部とは反対側の端部付近に位置している。
(リブ形成ステップ)
次に、板材をプレス機に固定、位置決めし、2つの切り欠き35が形成された領域を含め、四角形状の板材の一方の端部から、その端部と対向する他方の端部までの領域を押圧して塑性変形させ、板材の一部を突出させて、2つの切り欠き35を通り板材の一方の端部から他方の端部まで延びるリブ31aを形成する。同様に、別の2つの切り欠き35上にリブ31bを形成する。切り欠き35上にリブ31a、31bが形成された板材(底板3)を図8に示す。
リブ31a、31bは上記のように板材の端部から端部まで形成されるため、リブ31a、31bの周辺には、リブ31a、31bと交差する方向にしか板材がない。そのため、リブ31a、31bを形成する際に周辺の板材はリブ31a、31bと交差する方向にしか引っ張られないため、板材に加工歪みが発生しにくい。
(屈曲ステップ)
さらに、板材の端部を切り欠き35に沿って曲げ加工により屈曲させ、板材が構成する面(筐体1の一面)と交差する方向に延びるフランジ33aを板材の外周に形成する。この際、フランジ33aと一体の接続部材34も同時に移動し、接続部材34は、切り欠き35を挟んでリブ31a、31bとは反対側に配置される。フランジ33aが形成された板材(底板3)を図9に示す。
ここで、リブ31a、31bが板材の端部にまで形成されているにもかかわらず、板材の端部付近を屈曲させて、リブ31a、31bが形成された部分を含む端部付近に接続部材34でつながったフランジ33aを形成できるのは、リブ31a、31bと接続部材34が切り欠き35によって分離されており、板材の端部付近を屈曲させた際に、リブ31a、31bと接続部材34が干渉しないからである。なお、リブ31a、31bが延びる方向における切り欠き35の幅は、屈曲ステップの際にリブ31a、31bと接続部材34が干渉しない程度の幅であることが必要である。
また、フランジ33cについても同様に形成する。フランジ33b、33dについては、リブ31a、31bと略平行な板材の端部付近を屈曲させることにより形成する。なお、フランジ33b、33dとフランジ33a、33cを板材に形成すると、板材の角の部分が干渉してしまうため、干渉を防ぐため、角の部分は予め切断しておく。
(ネジ穴形成ステップ)
ドリルを用いて、フランジ33a、33b、33c、33dに複数のネジ穴を貫通させる。ネジ穴が形成された板材を底板3とする。
天板2についても底板3と同様に、切り欠き形成ステップからネジ穴形成ステップを行い、作成する。
(側壁形成ステップ)
次に、枠状の側壁4を準備する。準備していた4枚の板材である側板4a、4b、4c、4dのそれぞれの端部をネジなどで接続して枠状の側壁4とする。側板4aには作業口12、側板4bには室内吸引口10と室内排出口9、側板4dには室外吸引口8と室外排出口11を予め、打ち抜き加工などで形成しておく。また、準備した側壁4には、底板3、天板2をネジ止めするためのネジ穴を形成しておく。
(底板固定ステップ)
側壁4は枠状の部材であり対向する2つの面が開口している。これらの開口のうち1つの開口側から底板3を接触させて当該開口を閉鎖する。そして、底板3と側壁4とをネジ止めし、天板2が組付けられていない状態の筐体1を作成する。
(組付けステップ)
次に、天板2が組付けられていない状態の筐体1(底板3と側壁4)の内部に、給気用送風機6、排気用送風機7、ドレンパン14、底板レール36、レール固定部41a、41b、側壁レール42a、42b、その他風路を形成するための隔壁を配置して固定する。
また、天板2には、レール固定部22および天板レール23を固定する。
(天板固定ステップ)
給気用送風機6などが組付けられた筐体1(底板3と側壁4)に対して、側壁4の開口を閉鎖するように天板2を接触させて、天板2と側壁4とをネジ止めする。
(熱交換器収納ステップ)
天板2が固定された筐体1の作業口12から、フィルター81、82が固定された熱交換器5を挿入し、天板レール23、底板レール36、側壁レール42a、42b上をスライドさせて、熱交換器5を筐体1内部に挿入する。
このようにして製造された熱交換装置100は、建築現場などで、底板3が下方に位置するように、天井裏などに設置される。
本開示の実施の形態1に係る筐体1、熱交換装置100およびそれらの製造方法は、以上のように構成されており、次のような効果を奏する。
曲げ剛性を向上させるために、筐体を構成する板材に板材の端部から端部まで延びるリブを形成すると、板材の端部のうちリブが形成された部分を折り曲げることができず、リブが形成された部分にフランジを形成することができなかった。そのため、リブが延びる方向に沿って板材を屈曲するような変形に対する剛性が十分ではなかった。
本開示の筐体1および熱交換装置100は、分割されたフランジ33aの間、およびフランジ33cの間を接続部材34で接続している。そのため、リブが延びる方向における板材の曲げ剛性を向上させることができる。
また、板材の外周全体にフランジを形成するために、板材の外周より内側にリブを設けようとすると、張り出し成形で板材の内側を変形させなければならない。この場合、リブの周辺の全方向の板材がリブの方向に引っ張られ、板材には、さまざまな方向に力が加わり、加工歪みが発生し、板面にシワや亀裂が発生する可能性がある。シワや亀裂が発生すると、筐体の気密性が低下してしまう。
本開示の筐体1および熱交換装置100は、板材の端部から端部まで延びるリブ21a、21b、31a、31bを形成しているので、加工歪みが発生する可能性を低減できる。また、フランジ33a、33cと一体の接続部材34を、切り欠き35によってリブ21a、21b、31a、31bから分離している。そのため、板材の端部までリブ21a、21b、31a、31bを形成していたとしても、リブ21a、21b、31a、31bと接続部材34とが干渉しないため、リブ21a、21b、31a、31bが形成された部分にフランジ33a、33cと一体の接続部材34を配置することができる。よって、加工歪みが発生しにくいように板材の端部までリブ21a、21b、31a、31bを形成した場合であっても、天板2、底板3の曲げ剛性を向上させることができ、曲げ剛性の向上と気密性低下の抑制を両立することができる。
本開示の筐体1および熱交換装置100は、作業口12を備えており、作業口12から、熱交換器5、フィルター81、82、ドレンパン14、給気用送風機6、排気用送風機7などの点検、交換を行うことが可能である。点検、交換の際には、作業者が筐体1の内部に入り込み、手などを底板3について底板3に荷重を加えることが考えられる。
本開示の筐体1および熱交換装置100は、底板3がフランジ33a、33cを接続する接続部材34を備えており、高い曲げ剛性を備えている。よって、点検、交換時などに底板3に加わる荷重によって底板3が変形することを抑制することができる。
熱交換装置100は、天井裏などに設置されるため、作業者は、天井に設置された天井裏確認用の扉などから熱交換装置100の点検を行う。そのため、熱交換装置100の作業口12は天井裏確認用扉側に配置されている必要があるが、スペースや障害物の問題などで、そのように熱交換装置100を設置できない場合がある。この場合、熱交換装置100を天地逆転状態で設置して、作業口12を天井裏確認用扉側に向けるようにする場合がある。また、複数の熱交換装置100を同じ天井裏に設置する場合に、点検を容易にするためそれぞれの作業口12を近い位置に設置したい場合がある。この場合、一部の熱交換装置100を天地逆転状態で設置して、それぞれの作業口12を近い位置に配置する。このような天地逆転状態では、天板2が下方に、底板3が上方に設置される。したがって、点検、交換の際に天板2に荷重が加わることが考えられる。
本開示の筐体1および熱交換装置100は、天板2も底板3と同様の構成とし、曲げ剛性を向上させているので、天地逆転状態での設置が行われた場合においても、天板2が変形することを抑制することができる。
なお、熱交換装置100が天地逆転状態で設置される場合、ドレンパンは、底板3上から天板2上へ付け替えられ、その他の構成についても必要に応じて変更される。
筐体1および熱交換装置100は、天板2、底板3に形成されたリブ21a、21b、31a、31bと接続部材34がプレス加工されている。そのため、リブ21a、21b、31a、31bと接続部材34は、断面形状が凸形状である。凸形状が筐体1の外部に向かって突出していると、熱交換装置100の搬送時または設置時などに、リブ21a、21b、31a、31bと接続部材34にほかの物が接触しやすく、変形、破損の可能性がある。
本開示の筐体1および熱交換装置100は、リブ21a、21b、31a、31bと接続部材34が筐体1の内部に向かって突出している。そのため、これらが変形、破損する可能性を低減することができる。
筐体1および熱交換装置100は、天板2、底板3に形成されたリブ21a、21b、31a、31bと接続部材34とが切り欠き35によって分離されている。この切り欠き35が、リブ21a、21b、31a、31bと平面部32の境界にまで至っていないと、リブ21a、21b、31a、31bと接続部材34とが干渉してしまう。また、リブ21a、21b、31a、31bと平面部32の境界を超えて切り欠き35が形成されていると、天板2、底板3の曲げ剛性を十分に向上できない可能性がある。
本開示の筐体1および熱交換装置100は、切り欠き35がリブ21a、21b、31a、31bの両側の平面部32の境界それぞれまで延びているので、干渉を避けつつ、曲げ剛性の向上を図ることができる。
本開示の実施の形態1の筐体1および熱交換装置100の製造方法は、上記のような効果を奏する筐体1および熱交換装置100を製造することができる
ここで、本開示の実施の形態1に係る筐体1、熱交換装置100、およびそれらの製造方法の変形例の説明および補足説明を行う。
実施の形態1では、天板2、底板3にそれぞれ、2つのリブ21a、21b、31a、31bを形成したが、リブは1つであってもよいし、3つ以上のn個(nは自然数)であってもよい。またリブが1個の場合、平面部32は2つの領域に分割され、リブがn個の場合、平面部32はn+1個の領域に分割される。
実施の形態1では、天板2を底板3と同様の構成としたが、天板2には、公知の板材を用いてもよい。例えば、リブ、接続部材、切り欠きを備えておらず、フランジだけが形成された板材であってもよい。このようにすることで、製造コストの低減を図ることができる。
また、側壁4を構成する側板4a、4b、4c、4dを、実施の形態1の底板3と同様の構成としてもよい。このようにすることで、筐体1の剛性をより高めることができる。
実施の形態1では、底板3のフランジ33a、33b、33c、33dが天板2側へ延びていたが、天板2とは反対側(筐体1の外側)に延びていてもよい。この場合、接続部材34は、リブ31a、31bの突出方向とは反対側(筐体1の外側)に位置することとなる。また、底板3のリブ31a、31bは筐体1の内部に向かって突出していたが、外部に向かって突出するようにしてもよい。
これらの変形例は天板2でも適用可能である。
実施の形態1では、切り欠き形成ステップを実施した後、リブ形成ステップを実施していたが、この順序は反対でもよい。この場合、まず、リブ形成ステップで、板材の一方の端部から他方の端部まで延びるリブを形成した後、切り欠き形成ステップで、板材の端部から離れた位置におけるリブ21a、21b、31a、31bの一部に、リブ21a、21b、31a、31bを切断する切り欠き35を形成する。その後のステップについては同様である。
実施の形態1では、リブ形成ステップで、プレス加工によりリブ21a、21b、31a、31bを形成していたが、リブ21a、21b、31a、31bは板材の端部から端部まで延びているため、曲げ加工によっても形成できる。
実施の形態1では、側板4bに室内排出口9および室内吸引口10が、側板4dに室外吸引口8および室外排出口11が設けられており、室内排出口9と室外吸引口8、室内吸引口10と室外排出口11とが対向するように配置されていたが、これらの吸引口、排出口の配置は変更してもよい。
実施の形態1では、筐体1を、熱交換装置100用の筐体として説明したが、曲げ剛性を向上させる必要があるものに用いることができる。例えば、製品を梱包するための箱、冷蔵庫などの家電設備の筐体、エレベータのかご、建物、工場設備や発電設備の筐体、給湯器のタンク、駅の設備であるホームドアの筐体などに用いることができる。
実施の形態2.
次に、本開示の実施の形態2について説明する。実施の形態1で説明した構成、動作および効果と同様の部分については説明を省略し、実施の形態1と異なる部分について、以下に説明する。また、実施の形態2の筐体201、熱交換装置200、およびそれらの製造方法は、実施の形態1の変形例と組み合わせて実施することができる。
実施の形態1の熱交換装置100は、室内の空気と室外の空気の間で熱交換を行い室内の空気の換気を行うものであったが、実施の形態2の熱交換装置200は、室内の空気を加熱または冷却して循環させるビルドインタイプの空調装置である。
熱交換装置200は、筐体201を備えており、筐体201は、天板202、底板203、側壁204により構成される六面体のケースである。
天板202は、実施の形態1の天板2と同様に構成されており、リブ221は実施の形態1のリブ21aまたは21bと対応する。
底板203は、金属製の四角形の板材で構成されており、平面部の外周にフランジが設けられた公知の板材である。
また、側壁204は、2つの面が開口した枠状の部材であり、2つの開口がそれぞれ、天板202、底板203によって閉鎖され、側壁204と天板202および底板203とは固定されている。側壁204は、天板202側から見たとき、四角形の枠状の部材であり、対向する2つの面には給気用ダクト220aが接続される吸引口、排気用ダクト220bが接続される排気口が形成されている。
筐体201の内部は、隔壁207によって2つの部屋に区画されている。この隔壁207は、天板202のリブ221に沿って形成されている。2つの部屋のうち一方の部屋であるファン室210は、給気用ダクト220aが接続された部屋であり、その内部に給気用送風機205が設置されている。給気用送風機205は、ファン室210内の空気を吸引して負圧を発生させ、給気用ダクト220a、室内の空気Ainを吸引する。一方、給気用送風機205は、吹き出し口206が隔壁207に開けられた開口に挿入されており、もう一方の部屋である熱交換室211に位置する。そして、空気Ainを吸引して、熱交換室211へ排出する。
熱交換室211には、熱交換器208が配置されている。熱交換器208の内部には冷媒が流れており、給気用送風機205が排出する空気を冷却または加熱する。また、熱交換室211には、ドレンパン212が配置されており、熱交換器208の下方および周辺を覆っている。ドレンパン212は、実施の形態1同様、熱交換器208で生じたドレン水を保持するものである。熱交換室211内で熱交換された空気は、排気用ダクト220bから排出され、空気Aoutとなる。このようにして、室内の空気は、熱交換装置200内を流れて熱交換され、循環する。
本開示の実施の形態2に係る筐体201および熱交換装置200は、以上のように構成されており、実施の形態1と同様の効果を奏する。なお、実施の形態2の筐体201および熱交換装置200は、作業口を備えておらず、底板203に公知の板材を用いているので、点検時に底板203が変形することを抑制できるものではないが、実施の形態1同様、底板203に天板202と同様の板材を用いて、側壁204に作業口を設けてもよい。
本開示の実施の形態1の筐体201および熱交換装置200の製造方法は、上記のような効果を奏する筐体201および熱交換装置200を製造することができる
本開示の筐体および熱交換装置は、建物の空調設備として用いることができる。また、本開示の筐体および熱交換装置の製造方法は、建物の空調設備を製造する際に用いることができる。
1 筐体、2 天板、3 底板、4 側壁、4a、4b、4c、4d 側板、5 熱交換器、6 給気用送風機、6a 給気用モータ、7 排気用送風機、7a 排気用モータ、8 室外吸引口、9 室内排出口、10 室内吸引口、11 室外排出口、12 作業口、13 封止板、14 ドレンパン、21a、21b リブ、22 レール固定部、23 天板レール、31a、31b リブ、32 平面部、33a、33b、33c、33d フランジ、34 接続部材、35 切り欠き、36 底板レール、41a、41b レール固定部、42a、42b 側壁レール、51a 上流側給気風路、51b 下流側給気風路、51c 内部給気風路、52a 上流側排気風路、52b 下流側排気風路、52c 内部排気風路、53a、給気流入面、53b 給気流出面、54a 排気流入面、54b 排気流出面、55a、55b、55c、55d フック、81、82 フィルター、91、ドレン水、100 熱交換装置、200 熱交換装置、201 筐体、202 天板、203 底板、204 側壁、205 給気用送風機、206 吹き出し口、207 隔壁、208 熱交換器、210 ファン室、211熱交換室、212 ドレンパン、220a 給気用ダクト、220b 排気用ダクト

Claims (12)

  1. 板材によって構成された筐体であって、
    前記板材は、
    前記筐体の1つの面を構成する平面部と、
    前記平面部を2つに分割するリブと、
    2つに分割された前記平面部における前記リブを挟んで隣接する端部それぞれに設けられ、前記平面部が構成する面と交差する方向に延びる2つのフランジと、
    前記2つのフランジを接続する接続部材と、を含む
    ことを特徴とする筐体。
  2. 前記接続部材は、前記2つのフランジと一体の部材であり、前記リブとの間に形成された切り欠きによって前記リブと分離されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の筐体。
  3. 前記筐体は、互いに対向するように間隔を空けて配置された天板および底板と、前記天板と前記底板とを接続する枠状の側壁とにより構成されており、
    前記側壁には、前記筐体の内部で作業するための作業口が形成されており、
    前記板材は、前記底板を構成している
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の筐体。
  4. 前記板材は、前記天板を構成している
    ことを特徴とする請求項3に記載の筐体。
  5. 前記リブおよび前記接続部材は、断面が凸形状であり、前記筐体の内部に向かって突出している
    ことを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれか一項に記載の筐体。
  6. 前記切り欠きは、前記リブに形成されており、前記リブの両側の前記平面部との境界それぞれまで延びている
    ことを特徴とする請求項1から請求項5までのいずれか一項に記載の筐体。
  7. 前記接続部材は、前記リブの延びる方向と交差するように配置されている
    ことを特徴とする請求項1から請求項6までのいずれか一項に記載の筐体。
  8. 請求項1から請求項7までのいずれか一項に記載の筐体と、
    前記筐体の内部に配置され、前記筐体の内部に空気を流入させる送風機と、
    前記筐体の内部に配置され、前記筐体の内部に流入した空気を加熱または冷却する熱交換器と、
    を備えた熱交換装置。
  9. 板材の端部から離れた位置に切り欠きを形成する切り欠き形成ステップと、
    前記切り欠き上を通り、前記板材の一方の端部から他方の端部まで延びるリブを形成するリブ形成ステップと、
    前記切り欠きに沿って前記板材を屈曲させ、前記板材の外周にフランジを形成するとともに、前記切り欠きを挟んで前記リブとは反対側に前記フランジと一体の接続部材を配置する屈曲ステップと、
    を備えた筐体の製造方法。
  10. 板材の一方の端部から他方の端部まで延びるリブを形成するリブ形成ステップと、
    前記板材の端部から離れた位置における前記リブの一部に、前記リブを切断する切り欠きを形成する切り欠き形成ステップと、
    前記切り欠きに沿って前記板材を屈曲させ、前記板材の外周にフランジを形成するとともに、前記切り欠きを挟んで前記リブとは反対側に前記フランジと一体の接続部材を配置する屈曲ステップと、
    を備えた筐体の製造方法。
  11. 板材の端部から離れた位置に切り欠きを形成する切り欠き形成ステップと、
    前記切り欠き上を通り、前記板材の一方の端部から他方の端部まで延びるリブを形成するリブ形成ステップと、
    前記切り欠きに沿って前記板材を屈曲させ、前記板材の外周にフランジを形成するとともに、前記切り欠きを挟んで前記リブとは反対側に前記フランジと一体の接続部材を配置する屈曲ステップと、
    対向する2つの面が開口した枠状の側壁に対して、前記開口の1つを閉鎖するように、屈曲させた前記板材を接触させ、底板として固定する底板固定ステップと、
    前記底板と前記側壁の内部に、送風機を組付ける組付けステップと、
    前記送風機が組付けられた前記底板と前記側壁に対して、前記側壁の前記開口を閉鎖するように、天板を固定する天板固定ステップと、
    を備えた熱交換装置の製造方法。
  12. 板材の一方の端部から他方の端部まで延びるリブを形成するリブ形成ステップと、
    前記板材の端部から離れた位置における前記リブの一部に、前記リブを切断する切り欠きを形成する切り欠き形成ステップと、
    前記切り欠きに沿って前記板材を屈曲させ、前記板材の外周にフランジを形成するとともに、前記切り欠きを挟んで前記リブとは反対側に前記フランジと一体の接続部材を配置する屈曲ステップと、
    対向する2つの面が開口した枠状の側壁に対して、前記開口の1つを閉鎖するように、屈曲させた前記板材を接触させ、底板として固定する底板固定ステップと、
    前記底板と前記側壁の内部に、送風機を組付ける組付けステップと、
    前記送風機が組付けられた前記底板と前記側壁に対して、前記側壁の前記開口を閉鎖するように、天板を固定する天板固定ステップと、
    を備えた熱交換装置の製造方法。
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