JPWO2019111363A1 - 冷蔵庫、ヒータ駆動装置、ヒータ駆動方法およびプログラム - Google Patents

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Abstract

冷蔵庫は、冷却器と、冷却器を加熱するヒータユニット(80)と、ヒータユニット(80)へ電流を供給する電流供給部(105)と、冷却器の温度を測定する温度測定器(90)と、冷却器の測定温度と氷の融点との温度差の絶対値が基準温度差以下である状態の継続時間が基準時間以上であるか否かを判定するとともに、電流供給部(105)からヒータユニット(80)への電流供給を停止する停止条件に該当するに至ったか否かを判定する判定部(113)と、判定部(113)により前述の継続時間が基準時間以上であると判定されると、ヒータユニット(80)の発熱量が増大するように電流供給部(105)を制御し、判定部(113)により停止条件に該当するに至ったと判定されると、ヒータユニット(80)への電流供給を停止するよう電流供給部(105)を制御するヒータ制御部(114)と、を備える。

Description

本発明は、冷蔵庫、ヒータ駆動装置、ヒータ駆動方法およびプログラムに関する。
冷蔵庫において、その蒸発器に霜が付着すると、蒸発器での熱交換効率が低下してしまい、その分、消費電力が増大する。そこで、蒸発器を加熱することにより蒸発器に付着した霜を除去するためのヒータを備える冷蔵庫が提案されている(例えば特許文献1参照)。特許文献1に記載された冷蔵庫は、冷凍サイクルの一部を構成する蒸発器を加熱する除霜ヒータと、蒸発器またはその近傍の温度を検知する温度センサと、所定時間内または経過後の温度センサの検出温度に基づき、次回の除霜運転における除霜終了温度または除霜運転を実行する周期を調整する制御装置と、を備え、残霜の発生を防止して蒸発器の冷却性能を維持しつつ、貯蔵室の温度上昇を抑制することができる。
特開2005−331139号公報
ところで、霜が付着した蒸発器を除霜ヒータにより加熱する場合、蒸発器の温度が0℃未満の温度領域において温度が上昇していき、蒸発器の温度が0℃近傍の領域に達すると霜が溶解し始める。これにより、蒸発器に付着した霜が全て溶解するまで蒸発器の温度が0℃近傍で維持される。その後、蒸発器に付着した霜が全て溶解すると、蒸発器の温度は再び上昇し始める。
特許文献1に記載された冷蔵庫では、蒸発器の温度の時間プロファイルに関わらず、温度センサの検出温度に基づき、次回の除霜運転における除霜終了温度または除霜運転を実行する周期を調整する。従って、例えば除霜ヒータから蒸発器へ熱が伝達しにくい環境で冷蔵庫が使用されていることにより蒸発器が除霜終了温度に到達するまでの時間が長期化している場合と、蒸発器に霜が付着していることにより蒸発器が除霜終了温度に到達するまでの時間が長期化している場合と、が区別されない。このため、蒸発器に付着した霜の量が少ないにも関わらず、除霜運転における除霜終了温度が高めに設定されたり、除霜運転の周期が短縮されたりする虞がある。この場合、冷蔵庫が除霜運転を実行する際の消費電力が増加し冷蔵庫の庫内温度も上昇してしまう虞がある。
本発明は、上記事由に鑑みてなされたものであり、除霜のための消費電力を低減しつつ庫内温度の上昇を抑制できる冷蔵庫、ヒータ駆動装置、ヒータ駆動方法およびプログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る冷蔵庫は、
冷却器と、
前記冷却器を加熱する少なくとも1つのヒータユニットと、
前記少なくとも1つのヒータユニットへ電流を供給する電流供給部と、
前記冷却器の温度を測定する少なくとも1つの第1温度測定器と、
前記少なくとも1つの第1温度測定器により測定された測定温度と前記冷却器に付着した霜が融解する際の測定温度に相当する判定温度との温度差の絶対値が予め設定された基準温度差以下である状態の継続時間が、予め設定された基準時間以上であるか否かを判定するとともに、前記電流供給部から前記少なくとも1つのヒータユニットへの電流供給を停止する停止条件に該当するに至ったか否かを判定する判定部と、
前記判定部により前記継続時間が前記基準時間以上であると判定されると、前記少なくとも1つのヒータユニットの発熱量が増大するように前記電流供給部を制御し、前記判定部により前記停止条件に該当するに至ったと判定されると、前記電流供給部から前記少なくとも1つのヒータユニットへの電流供給を停止するよう前記電流供給部を制御するヒータ制御部と、を備える。
本発明によれば、ヒータ制御部が、判定部により冷却器の測定温度と冷却器に付着した霜が融解する際の測定温度に相当する判定温度との温度差の絶対値が基準温度差以下である状態の継続時間が基準時間以上であると判定されると、少なくとも1つのヒータの発熱量が増大するように電流供給部を制御する。これにより、ヒータの発熱量が、冷却器の周囲環境或いは冷却器の大きさによるヒータから冷却器への熱伝達量の変動に左右されず、冷却器に付着した霜の付着量に応じた適切な大きさに設定される。従って、除霜のための消費電力を低減しつつ冷蔵庫の庫内温度の上昇を抑制できる。
本発明の実施の形態に係る冷蔵庫の概略正面図 図1に示すA−A線における概略断面矢視図 実施の形態に係る冷凍サイクルの構成を示す図 実施の形態に係る冷蔵庫の冷却器室での冷却器の配置を示す背面図 実施の形態に係る冷蔵庫の冷却器の斜視図 実施の形態に係るヒータ駆動装置のブロック図 実施の形態に係る電流値データベースの内容を示す図 実施の形態に係る冷蔵庫における、冷却器に付着した霜の量が比較的少ない場合と冷却器に付着した霜の量が比較的多い場合とにおける冷却器の温度の時間プロファイルを示す図 実施の形態に係る制御装置が実行するヒータ駆動処理の一例を示すフローチャート 実施の形態に係る冷蔵庫における、冷却器の周囲環境が異なる場合の冷却器の温度の時間プロファイルを示す図 実施の形態に係るヒータ駆動装置のブロック図 本発明の実施の形態に係る冷蔵庫の概略正面図
以下、本発明の実施の形態に係る冷蔵庫について図面を参照しながら説明する。本実施の形態に係る冷蔵庫は、冷却器に付着する霜を除去するためのヒータと、ヒータへ電流を供給する電流供給部と、電流供給部を制御するヒータ制御部と、を備える。また、この冷蔵庫は、冷却器の温度を測定する第1温度測定器と、第1温度測定器により測定された測定温度と冷却器に付着した霜が融解する際の測定温度に相当する判定温度との温度差の絶対値が予め設定された基準温度差以下である状態の継続時間が、予め設定された基準時間以上であるか否かを判定する判定部と、を備える。そして、ヒータ制御部は、判定部により前述の継続時間が基準時間以上であると判定されると、ヒータの発熱量が増大するように電流供給部を制御する。
図1に示すように、本実施の形態に係る冷蔵庫1は、食品を貯蔵する複数の貯蔵室を備える。冷蔵庫1は、複数の貯蔵室として、食品を冷蔵する冷蔵室10と、製氷器を収容する製氷室11と、室内を製氷可能な温度とそれ以外の温度とに切り換え可能な切換室12と、野菜を収容する野菜室13と、冷凍食品を収納し冷凍食品を冷凍する冷凍室14と、を備える。なお、図1において、冷蔵庫1の正面側から見て、左右方向をX軸方向、上下方向をZ軸方向、X軸方向とZ軸方向とに直交する方向をY軸方向としている。また、冷蔵庫1において、冷蔵および冷凍における熱伝達効率を高めるために野菜室13と冷凍室14とを入れ換えて配置してもよい。この場合、冷凍室14と製氷室11および切換室12とが隣り合うように配置することが好ましい。
また、冷蔵庫1は、図2に示すように、冷却器室16と、冷却器室16に排水管17を介して接続された機械室18と、を備える。冷却器室16は、冷蔵室10、製氷室11、切換室12、野菜室13および冷凍室14それぞれに冷気風路15を介して接続されている。冷却器室16には、冷却器20とファン30とが収容されている。そして、冷却器室16内における冷却器20の周囲に存在する冷却された空気が、ファン30により冷気風路15を通じて冷蔵室10、製氷室11等へ供給される。また、機械室18には、圧縮機40が収容されている。更に、冷蔵庫1は、冷却器20に付着した霜を除去する際にユーザにより操作される除霜スイッチ95と、冷却器20を加熱するヒータユニット80と、冷却器20の温度を測定する温度測定器90と、を備える。ヒータユニット80は、冷却器20の下側に配置される下側ヒータ80Aと、冷却器20の側方に配置される側方ヒータ80Bと、を有する。この温度測定器90は、特許請求の範囲に記載の第1温度測定器に相当する。また、冷蔵庫1は、除霜スイッチ95がオンされると、冷却器20の測定温度に基づいて、ヒータユニット80を駆動するヒータ駆動装置100と、を備える。
更に、冷蔵庫1は、冷却器20および圧縮機40の他に、図3に示すように、凝縮部50と、減圧部60と、サクションパイプ70と、を備える。凝縮部50、減圧部60、冷却器20、サクションパイプ70および圧縮機40は、それぞれ冷媒管PIを介して接続され、冷凍サイクル200を形成している。この冷凍サイクル200では、凝縮部50、減圧部60、冷却器20、サクションパイプ70、圧縮機40の順に冷媒が流れる。この冷凍サイクル200に冷媒を循環させることにより、冷蔵室10、製氷室11、切換室12、野菜室13および冷凍室14それぞれの室内を食品の冷凍保存または冷蔵可能な温度まで低下させる。
凝縮部50は、凝縮パイプ51と凝縮器52とを有する。凝縮パイプ51は、図1および図2に示す冷蔵庫1の筐体1aに固定部材を介して固定され、冷蔵庫1の筐体に熱を放熱して冷媒を凝縮する。固定部材としては、アルミニウム製の粘着テープ、銅箔を含む粘着テープ等が挙げられる。図3に戻って、凝縮器52は、凝縮器冷媒管と凝縮器冷媒管に接合されたフィンとを有するフィンアンドチューブ型凝縮器、凝縮器冷媒管と凝縮器冷媒管の表面を覆うワイヤとを有するワイヤアンドチューブ型凝縮器等であり、機械室18内に配置されている。凝縮器52は、フィン、ワイヤ等に放熱して冷媒を凝縮する。
減圧部60は、膨張弁61と毛細管62とを有する。減圧部60は、凝縮部50で凝縮されて液化した冷媒を、減圧膨張させてその一部の冷媒を蒸発させることにより、冷媒を液体と気体との二相状態にする。
冷却器20は、図4に示すように、冷却器冷媒管21と、冷却器冷媒管21に接合された複数のフィン22と、を有し、冷却器冷媒管21の熱が複数のフィン22を介して外気へ放出される。冷却器20は、減圧部60において減圧されることにより二相状態となった冷媒のうち、液体状態の冷媒を蒸発させることにより、この冷媒の蒸発による吸熱作用でその周囲の空気を冷却する。そして、冷却器20の周囲に存在する冷却された空気が、ファン30により冷却器室16外へ送られる。
冷却器冷媒管21は、図4に示すように、XZ面内において蛇行した形状を有する。冷却器冷媒管21は、X軸方向に直線状に延在する直線部211と、Z軸方向で隣り合う2つの直線部211それぞれの端部同士を繋ぐように曲折している曲折部212と、を有する。また、冷却器冷媒管21は、図5に示すように、複数存在し、Y軸方向に間隔を空けて並設されている。なお、図5は、3つの冷却器冷媒管21が存在する場合を示している。また、複数のフィン22は、図4に示すように、それぞれ複数の冷却器冷媒管21の直線部211に接合されている。複数のフィン22は、図5に示すように、金属から形成された板状の部材であり、それぞれX軸方向に沿って間隔を空けて配置されている。
図3に戻って、サクションパイプ70は、減圧部60の毛細管62とともに断熱材71中に配置されており、毛細管62に接合されている。サクションパイプ70は、毛細管62と熱交換することにより、冷媒を凝縮温度に近い温度まで昇温させる。圧縮機40は、サクションパイプ70において昇温された冷媒を圧縮してから凝縮部50へ送る。
ヒータユニット80は、図5に示すように、冷却器20の下側に配置された下側ヒータ80Aと、冷却器20の側方に配置された側方ヒータ80Bと、を有する。このように、側方ヒータ80Bが冷却器20の側方に配置されていることにより、冷却器20に付着した霜の除去の効率を高めている。下側ヒータ80Aは、直管型であり遠赤外線を透過するガラス管と、ガラス管内に封入され通電されることで遠赤外線を放射するカーボン繊維と、を有するいわゆるカーボン型ヒータである。また、下側ヒータ80Aと冷却器20との間には、ヒータルーフ81が設けられており、冷却器20から落下する霜または水の下側ヒータ80Aへの接触が防止されている。側方ヒータ80Bは、蛇行した管状であり赤外線を透過するガラス管と、ガラス管内に封入されたカーボン繊維と、を有する。側方ヒータ80Bは、冷却器20のフィン22に隣接した領域における、中央部から上側に亘る領域に配置されている。
温度測定器90は、周囲の温度変化に応じて電気抵抗が変化するサーミスタを有する。温度測定器90は、例えば図4に示すように、冷却器20の冷却器冷媒管21のヘッダ部21aに配設されている。このように、温度測定器90がヘッダ部21aに配設されていることにより、温度測定器90により測定される冷却器20に付着する霜が融解する際の測定温度に相当する判定温度を、氷の融点に一致させることができる。なお、温度測定器90は、サーミスタを有するものに限定されるものではなく、例えば熱電対を利用した温度測定器、放射温度計のような非接触の温度測定器等他の種類の温度測定器であってもよい。
ヒータ駆動装置100は、通常モードと通常モード時に比べてヒータユニット80の発熱量を増加させる特別モードとの2種類の駆動モードでヒータユニット80を駆動する。ヒータ駆動装置100は、図6に示すように、CPU(Central Processing Unit)101と、揮発性メモリからなる主記憶部102と、不揮発性メモリからなる補助記憶部103と、インタフェース104と、ヒータユニット80へ電流を供給する電流供給部105と、各部を接続するバス109と、を有する。不揮発性メモリとしては、磁気ディスク、半導体メモリ等が挙げられる。補助記憶部103は、後述するヒータ駆動処理を実行するためのプログラムを記憶する。インタフェース104は、温度測定器90および除霜スイッチ95に接続されている。インタフェース104は、除霜スイッチ95から入力される信号を除霜スイッチ95のオンオフ状態を示す情報に変換してCPU101へ通知する。また、インタフェース104は、温度測定器90から入力される信号を温度情報に変換してCPU101へ通知する。
電流供給部105は、例えば系統電源から供給される交流を直流に変換する整流平滑回路と、整流平滑回路から電力供給を受けてヒータユニット80へ一定の直流電流を供給する定電流制御を実行する電力変換回路と、を有する。そして、電流供給部105は、通常モード時と特別モード時とのそれぞれについて予め定められた一定の電流値の直流電流をヒータユニット80へ供給する。バス109は、CPU101と主記憶部102と補助記憶部103とインタフェース104と電流供給部105とを互いに接続する。
補助記憶部103は、判定基準に関する情報を記憶する基準データベース(以下、「DB」と称する。)131と、時刻情報を記憶する時刻DB132と、ヒータユニット80へ供給する電流値を示す情報を記憶する電流値DB133と、を有する。基準DB131は、基準温度差、基準時間、上限管理温度およびヒータ駆動時間それぞれを示す情報を記憶する。ここで、基準温度差は、温度測定器90により測定された測定温度と冷却器20に付着する氷の融点との温度差の絶対値の基準となる温度であり、例えば温度測定器90の測定誤差に基づいて設定される。基準時間は、温度測定器90により測定された測定温度と氷の融点との温度差の絶対値が基準温度差以下である状態の継続時間の基準となる時間である。基準温度差および基準時間は、予め実験を行うことにより決定されており、ユーザにより予め設定される。上限管理温度は、ヒータユニット80の温度の上限温度である。この上限管理温度は、氷の融点に比べて、少なくとも基準温度差に相当する温度だけ高い温度に設定されている。ヒータ駆動時間は、電流供給部105がヒータユニット80へ電流供給を開始してからヒータユニット80への電流供給を停止するまでの時間である。ところで、本実施の形態に係るヒータ駆動装置100は、ヒータユニット80の上限温度である上限管理温度と、ヒータユニット80を駆動させる最長時間であるヒータ駆動時間と、を適宜変更する。そこで、基準DB131は、上限管理温度の初期値である初期上限管理温度と、ヒータ駆動時間の初期値である初期ヒータ駆動時間と、を示す情報を、上限管理温度とヒータ駆動時間とを示す情報とは別に記憶している。そして、後述するヒータ駆動処理が実行される毎に、その処理開始時に、上限管理温度とヒータ駆動時間とを示す情報が、初期上限管理温度と初期ヒータ駆動時間とを示す情報に初期設定される。
時刻DB132は、冷却器20の測定温度と氷の融点との温度差が最初に基準温度差以下になった後この状態を継続しているときの時刻を示す時刻情報と、冷却器20の測定温度と氷の融点との温度差の絶対値が基準温度差よりも大きいときの時刻を示す時刻情報と、を区別して記憶している。また、時刻DB132は、電流供給部105からヒータユニット80へ電流供給を開始した直後の時刻を示す時刻情報も記憶している。
電流値DB133は、図7に示すように、通常モード時において電流供給部105からヒータユニット80へ供給する電流の電流値と、特別モード時において電流供給部105からヒータユニット80へ供給する電流の電流値と、を示す情報を記憶する。
図6に戻って、CPU101は、補助記憶部103が記憶するプログラムを主記憶部102に読み出して実行することにより、冷却器20の測定温度を取得する温度取得部111、時刻を計時する計時部112、判定部113、電流供給部105を制御するヒータ制御部114および、上限管理温度とヒータ駆動時間とを設定する設定部115として機能する。温度取得部111は、温度測定器90により測定される冷却器20の温度を示す測定温度情報を、インタフェース104を介して取得する。温度取得部111は、温度測定器90から定期的に測定温度情報を取得し、取得した測定温度情報を主記憶部102に記憶させる。
計時部112は、ソフトウェアタイマを有し、現在の時刻を示す時刻情報を生成して時刻DB132に記憶させる。計時部112は、冷却器20の測定温度と氷の融点との温度差が基準温度差以下であるときに生成した時刻情報と、冷却器20の測定温度と氷の融点との温度差が基準温度差よりも大きいときに生成した時刻情報と、を区別して時刻DB132に記憶させる。
判定部113は、温度測定器90により測定された測定温度と氷の融点との温度差を算出する。そして、判定部113は、算出した温度差が基準温度差以下である状態の継続時間が、基準時間以上であるか否かを判定する。また、判定部113は、電流供給部105からヒータユニット80への電流供給を停止する停止条件に該当するに至ったか否かを判定する。具体的には、判定部113は、冷却器20の測定温度が上限管理温度以上に達したか否かと、電流供給部105がヒータユニット80へ電流供給を開始してからの経過時間がヒータ駆動時間以上に達したか否かを判定する。
ヒータ制御部114は、判定部113により、冷却器20の測定温度と氷の融点との温度差が基準温度差以下である状態の継続時間が基準時間以上であると判定されると、ヒータユニット80の発熱量が増大するように電流供給部105を制御する。具体的には、ヒータ制御部114は、電流供給部105からヒータユニット80へ供給する電流の電流値を第1電流値から第1電流値よりも大きい第2電流値へ変更するように電流供給部105を制御する。また、ヒータ制御部114は、判定部113により、冷却器20の測定温度が上限管理温度以上になったと判定されると、電流供給部105からヒータユニット80への電流供給を停止するよう電流供給部105を制御する。
設定部115は、電流供給部105からヒータユニット80への電流供給を停止する停止条件を設定する。具体的には、設定部115は、判定部113により、冷却器20の測定温度と氷の融点との温度差の絶対値が基準温度差以下である状態の継続時間が基準時間以上であると判定されると、上限管理温度を予め設定された温度だけ高い温度に設定する。例えば上限管理温度の初期値を1℃程度に設定し、上限管理温度の上昇幅を予め1℃に設定しておいてもよい。また、設定部115は、判定部113により、冷却器20の測定温度と氷の融点との温度差が基準温度差以下である状態の継続時間が基準時間以上であると判定されると、ヒータ駆動時間を予め設定された時間だけ長い時間に設定する。例えばヒータ駆動時間の初期値を30分程度に設定し、ヒータ駆動時間の上昇幅を予め5分に設定しておいてもよい。
次に、本実施の形態に係るヒータ駆動装置100の動作について説明する。図8の曲線C1は、冷却器20に霜が付着している場合における、温度測定器90により測定される冷却器20の測定温度の時間プロファイルを示している。一方、図8の曲線C2は、曲線C1の場合に比べて冷却器20に付着している霜の量が多い場合における冷却器20の測定温度の時間プロファイルを示している。ここで、ヒータ駆動装置100からヒータユニット80へ供給される電流の電流値は一定である。図8に示すように、曲線C1における冷却器20の測定温度と氷の融点との温度差の絶対値が基準温度差△Teth以下である状態の継続時間△Ti1に比べて、曲線C2における継続時間△Ti2のほうが長い。これは、冷却器20に付着した霜の量が多くなるほど、その霜を全て溶解するために要する時間が長くなることを示している。そこで、本実施の形態に係るヒータ駆動装置100では、例えば継続時間△Ti1よりも長く継続時間△Ti2よりも短い基準時間△Tithが設けられている。そして、ヒータ駆動装置100は、継続時間△Ti2が基準時間Tith以上に達した場合に電流供給部105からヒータユニット80へ供給する電流の電流値を上昇させて冷却器20に付着した霜の溶解を促進させる。このようにして、ヒータ駆動装置100は、冷却器20に付着した霜の量が少ない状態において電流供給部105からヒータユニット80へ無駄に電流を供給してしまうことを防止している。
次に、本実施の形態に係るヒータ駆動装置100が実行するヒータ駆動処理について図9を参照しながら説明する。このヒータ駆動処理は、例えばユーザが除霜スイッチ95をオン状態にしたことを契機として開始される。
まず、ヒータ制御部114は、ヒータユニット80への電流供給を開始するよう電流供給部105を制御する(ステップS101)。このとき、設定部115は、基準DB131が記憶する上限管理温度とヒータ駆動時間とを示す情報を、基準DB131が記憶する初期上限管理温度と初期ヒータ駆動時間とを示す情報に更新する。
次に、計時部112は、ヒータ駆動処理開始直後の時刻情報を生成して時刻DB132に記憶させる(ステップS102)。
続いて、判定部113は、基準DB131から基準温度差△Tethおよび基準時間△Tithを示す情報を取得する(ステップS103)。
その後、温度取得部111は、一定時間経過後、温度測定器90により測定される冷却器20の温度を示す測定温度情報を、インタフェース104を介して取得する(ステップS104)。
次に、判定部113は、温度取得部111が取得した測定温度情報が示す測定温度と氷の融点との温度差の絶対値を算出し(ステップS105)、算出した温度差の絶対値が基準温度差以下であるか否かを判定する(ステップS106)。ここで、判定部113は、ステップS105の処理において、前述の一定時間内に得られる測定温度情報が示す測定温度のうち最も高い測定温度と氷の融点との温度差の絶対値を算出する。例えば、温度取得部111が一定時間内に取得した測定温度情報が示す測定温度の最高値が−2℃であり、基準温度差が3℃に設定されているとする。この場合、測定温度の最高値と氷の融点(0℃)との温度差の絶対値が2℃であるため、判定部113は、算出した温度差の絶対値(2℃)が基準温度差(3℃)以下であると判定する。
判定部113により、算出された温度差の絶対値が基準温度差△Teth未満であると判定されると(ステップS106:No)、計時部112がその時の時刻を示す時刻情報を生成して時刻DB132に記憶させる(ステップS107)。続いて、後述のステップS114の処理が実行される。
一方、判定部113により、算出された温度差の絶対値が基準温度差△Teth以上であると判定されると(ステップS106:Yes)、計時部112は、その時の時刻を示す時刻情報を生成して時刻DB132に記憶させる(ステップS108)。
その後、判定部113は、時刻DB132が記憶する時刻情報に基づいて、冷却器20の測定温度と氷の融点との温度差の絶対値が基準温度差△Teth以下である状態の継続時間を算出し(ステップS109)、算出した継続時間が基準時間△Tith以上であるか否かを判定する(ステップS110)。ここで、判定部113は、冷却器20の測定温度と氷の融点との温度差の絶対値が最初に基準温度差△Teth以下になった後この状態を継続している間の時刻のうち、最も古い時刻と直近の時刻との差を計算することにより継続時間を求める。
判定部113が、冷却器20の測定温度と氷の融点との温度差の絶対値が基準温度差△Teth以下である状態の継続時間が基準時間△Tith以上であると判定したとする(ステップS110:Yes)。この場合、ヒータ制御部114は、既に、駆動モードの変更を実行したか否かを判定する(ステップS111)。ヒータ制御部114は、未だ、駆動モードの変更を実行していないと判定すると(ステップS111:No)、駆動モードを通常モードから特別モードへ変更する(ステップS112)。このとき、ヒータ制御部114は、電流値DB133を参照して、ヒータユニット80へ供給する電流の電流値を、通常モードに対応する第1電流値I1から特別モードに対応する第1電流値I1よりも大きい第2電流値I2へ変更するように電流供給部105を制御する。
その後、設定部115は、上限管理温度とヒータ駆動時間とを変更する(ステップS113)。具体的には、設定部115は、基準DB131が記憶する上限管理温度を初期上限管理温度よりも予め設定された温度だけ高い温度に更新するとともに、基準DB131が記憶するヒータ駆動時間を初期ヒータ駆動時間よりも予め設定された時間だけ長い時間に更新する。その後、再びステップS103の処理が実行される。一方、ヒータ制御部114が、既に、駆動モードの変更を実行したと判定すると(ステップS111:Yes)、そのままステップS103の処理が実行される。
また、判定部113が、前述のステップS110の処理において、冷却器20の測定温度と氷の融点との温度差の絶対値が基準温度差△Teth以下である状態の継続時間が基準時間△Tith未満であると判定したとする(ステップS110:No)。この場合、判定部113は、基準DB131を参照して、温度取得部111が取得した測定温度情報が示す測定温度が上限管理温度以上であるか否かを判定する(ステップS114)。ここで、判定部113が、測定温度情報が示す測定温度が上限管理温度以上であると判定したとする(ステップS114:Yes)。この場合、ヒータ制御部114は、ヒータユニット80への電流供給を停止するよう電流供給部105を制御し(ステップS115)、ヒータ駆動処理が終了する。このとき、除霜スイッチ95は、オン状態からオフ状態へ切り替わる。
一方、判定部113は、測定温度情報が示す測定温度が上限管理温度未満であると判定すると(ステップS114:No)、時刻DB132を参照して、電流供給部105からヒータユニット80への電流供給を開始した後の経過時間を算出する(ステップS116)。続いて、判定部113は、時刻DB132を参照して、算出した経過時間がヒータ駆動時間以上であるか否かを判定する(ステップS117)。判定部113により、算出した経過時間がヒータ駆動時間未満であると判定されると(ステップS117:No)、再びステップS104の処理が実行される。
一方、判定部113により、算出した経過時間がヒータ駆動時間以上であると判定されると(ステップS117:Yes)、ヒータ制御部114は、電流供給部105からヒータユニット80への電流供給を停止するよう電流供給部105を制御し(ステップS115)、ヒータ駆動処理が終了する。なお、ヒータ駆動装置100がヒータ駆動処理を実行している最中に、ユーザが除霜スイッチ95を強制的にオフ状態にした場合、ヒータ駆動装置100は、ヒータ駆動処理を強制的に終了する。
ところで、冷却器20に付着した霜の量が同じであっても、冷却器20の周囲環境の相違により冷却器20の測定温度の時間プロファイルが変動しうる。図10の曲線C1、C3は、冷却器20に同量の霜が付着している場合における冷却器20の測定温度の時間プロファイルを示している。曲線C3は、曲線C1に対応する冷却器20の周囲環境に比べて、冷却器20の周囲環境がヒータユニット80から冷却器20へ熱が伝達しにくい環境である場合の測定温度の時間プロファイルを示している。これは、例えばヒータユニット80で発生した熱が冷却器20以外へ伝達し易い環境である場合或いはヒータユニット80で発生する熱量が小さい場合が該当する。ここで、ヒータ駆動装置が、例えば冷却器20の測定温度が予め設定された温度以上になるまでの時間に基づいて冷却器20に付着した霜の量を判定する構成であるとする。この場合、ヒータ駆動装置は、曲線C1の場合に比べて曲線C3の場合のほうが冷却器20に付着した霜の量が多いと誤判定してしまい、例えばヒータユニット80へ供給する電流の電流値を無駄に高めてしまう。この場合、ヒータユニット80において電力が無駄に消費されてしまう。
これに対して、本実施の形態に係るヒータ駆動装置100は、冷却器20の測定温度と氷の融点との温度差の絶対値が基準温度差△Teth以下である状態の継続時間△Ti1、△Ti3に基づいて、ヒータユニット80へ供給する電流の電流値を調節する。具体的には、ヒータ駆動装置100は、継続時間△Ti1、△Ti3が基準時間△Tith未満であれば、ヒータユニット80へ供給する電流の電流値を変更しない。このように、ヒータ駆動装置100は、ヒータユニット80から冷却器20へ伝達する熱が冷却器20に付着した霜を溶解するために消費されている継続時間△Ti1、△Ti3に基づいて、ヒータユニット80へ供給する電流の電流値を適切に調節する。従って、ヒータユニット80での無駄な電力消費が抑制される。
以上説明したように、本実施の形態に係る冷蔵庫1によれば、判定部113が、冷却器20の測定温度と氷の融点との温度差の絶対値が基準温度差以下である状態の継続時間が基準時間以上であると判定すると、ヒータ制御部114が、ヒータユニット80の発熱量が増大するように電流供給部105を制御する。これにより、ヒータユニット80の発熱量が、冷却器20の周囲環境或いは冷却器20の大きさによるヒータユニット80から冷却器20への熱伝達量の変動に左右されず、冷却器20に付着した霜の付着量に応じた適切な大きさに設定される。従って、除霜のための消費電力を低減しつつ冷蔵庫1の庫内温度の上昇を抑制でき、ひいては、冷蔵庫1に貯蔵された食品の品質の低下を防ぐことができる。
また、本実施の形態に係る設定部115は、判定部113により、冷却器20の測定温度と氷の融点との温度差の絶対値が基準温度差△Teth以下である状態の継続時間が基準時間△Tith以上であると判定されると、上限管理温度を予め設定された温度だけ高い温度に設定し、ヒータ駆動時間を予め設定された時間だけ長い時間に設定する。これにより、冷却器20に付着した霜の残留が抑制されるので、ヒータ駆動処理後における冷蔵庫1の消費電力が低減されるという利点がある。
更に、本実施の形態に係るヒータ制御部114は、ヒータユニット80へ供給する電流の電流値を第1電流値から前記第1電流値よりも大きい第2電流値へ変更することにより、ヒータユニット80の発熱量が増大するように電流供給部105を制御する。これにより、ヒータユニット80を小規模化することができるので、冷蔵庫1全体の小型化を図ることができる。
以上、本発明の各実施の形態について説明したが、本発明は前述の実施の形態に限定されるものではない。例えば、冷却器20を加熱するヒータユニットが、複数存在する構成であってもよい。例えば、冷蔵庫1が2つのヒータユニットを備えるとする。この場合、図11に示すように、ヒータ駆動装置2100は、2つのヒータユニット281、282を選択的に駆動するものであってもよい。各ヒータユニット281、282は、それぞれ冷却器20の下側に配置された下側ヒータと、冷却器20の側方に配置された側方ヒータと、を有する。ここで、ヒータ制御部2114は、通常モードにおいて、1つのヒータユニット281のみへ電流を供給する第1状態となるように電流供給部2105を制御する。そして、ヒータ制御部2114は、2つのヒータユニット281、282全体の発熱量を増大させる場合、前述の第1状態から2つのヒータユニット281、282の両方へ電流を供給する第2状態へ変更するように電流供給部2105を制御する。なお、ヒータユニット80の数は2つに限定されるものではなく、3つ以上であってもよい。
本構成によれば、電流供給部2105による電流の供給先となるヒータユニット80を選択して切り替えるだけでよいので、電流供給部2105に含まれる電力変換回路の構成を簡素化することにより電流供給部2105全体の構成を簡素化できる。
実施の形態では、ヒータ制御部114が、冷却器20の測定温度が上限管理温度に到達すると、電流供給部105からヒータユニット80への電流供給を停止するよう電流供給部105を制御する例について説明した。但し、電流供給部105からヒータユニット80への電流供給の停止条件は、冷却器20の測定温度が上限管理温度以上になることに限定されない。例えば、図12に示すように、冷蔵庫1が、冷蔵室10、製氷室11、切換室12、野菜室13および冷凍室14それぞれに設けられた温度測定器390、391、392、393、394を備えるとする。これらの温度測定器390、391、392、393、394は、特許請求の範囲に記載の第2温度測定器に相当する。この場合、ヒータ制御部114は、温度測定器390、391、392、393、394により測定される測定温度の全てが予め設定された貯蔵室上限管理温度以上になると、電流供給部105からヒータユニット80への電流供給を停止するよう電流供給部105を制御するものであってもよい。或いは、ヒータ制御部114は、温度測定器390、391、392、393、394により測定される測定温度のうちの少なくとも1つが予め設定された貯蔵室上限管理温度以上になると、電流供給部105からヒータユニット80への電流供給を停止するよう電流供給部105を制御するものであってもよい。
本構成によれば、貯蔵室内の温度上昇が抑制されるので、貯蔵室内に貯蔵された食品の品質低下を防止できる。
実施の形態では、ヒータ駆動装置100が、ヒータユニット80への電流供給の開始後の経過時間がヒータ駆動時間以上に達した場合、或いは、冷却器20の測定温度が上限管理温度以上に達した場合のいずれかにおいてヒータ駆動処理を終了する例について説明した。但し、これに限らず、ヒータ駆動装置100は、例えばヒータユニット80への電流供給の開始後の経過時間がヒータ駆動時間以上に達した場合のみ、或いは、冷却器20の測定温度が上限管理温度以上に達した場合のみヒータ駆動処理を終了させるものであってもよい。或いは、ヒータ駆動装置100は、例えばヒータユニット80への電流供給の開始後の経過時間がヒータ駆動時間以上に達し且つ冷却器20の測定温度が上限管理温度以上に達した場合にヒータ駆動処理を終了させるものであってもよい。
実施の形態では、冷却器20の測定温度と氷の融点との温度差の絶対値が基準温度差以下である状態の継続時間が基準時間以上になると、設定部115が上限管理温度を高い温度に更新し且つヒータ駆動時間を予め設定された時間だけ長い時間に更新する例について説明した。但し、これに限らず、設定部115が、例えば前述の継続時間が基準時間以上になると、ヒータ駆動時間を予め設定された倍率だけ長い時間に設定するものであってもよい。或いは、設定部115が、前述の継続時間が基準時間以上になると、上限管理温度だけをより高い温度に更新しヒータ駆動時間を変更しないものであってもよいし、上限管理温度を変更せずにヒータ駆動時間だけをより長い時間に更新するものであってもよい。
実施の形態では、温度測定器90をヘッダ部21aに配設する例について説明したが、温度測定器90の位置はこれに限定されない。例えば、温度測定器90が、冷却器20におけるヘッダ部21a以外の部位に配設されるものであってもよい。この場合、冷却器20に付着した霜が融解する際の冷却器20の測定温度に相当する判定温度が、氷の融点よりも高い温度になりうる。この場合、判定温度を、氷の融点(0℃)よりも予め設定された温度だけ高い温度に設定すればよい。
実施の形態では、温度測定器90が、サーミスタを有する温度測定器である例について説明したが、例えば、温度測定器90が、冷却器冷媒管21内の圧力を検出する圧力検出器と、圧力検出器が検出した圧力値からその圧力値に対応する冷媒の温度を算出する温度算出器と、を有するものであってもよい。この場合、判定温度は、圧力検出器により検出される圧力値に対応する冷媒の温度とし、基準DB131が記憶する基準温度差を示す情報は、冷却器20内において冷媒が全て蒸発するときの冷媒の蒸発温度との温度差の絶対値の基準となる温度を示す情報としてもよい。また、この場合、前述のヒータ駆動処理のステップS106において、判定部113が、前述の判定温度と前述の蒸発温度との温度差の絶対値が基準温度差以下であるか否かを判定するようにすればよい。
実施の形態では、下側ヒータ80Aおよび側方ヒータ80Bが、それぞれいわゆるカーボン型ヒータである例について説明したが、下側ヒータ80Aおよび側方ヒータ80Bの種類はこれに限定されない。例えば下側ヒータ80Aおよび側方ヒータ80Bが、ニクロム線を有するいわゆるニクロムヒータであってもよいし、カーボン繊維以外の赤外線、遠赤外線を放射する黒体を有するヒータであってもよい。また、下側ヒータ80Aおよび側方ヒータ80Bの形状は、前述の直線状、蛇行した形状のものに限定されるものではなく、冷却器20の形状に応じた他の形状であってもよい。また、ヒータユニット80の配置は実施の形態で説明した配置に限定されるものではなく、冷却器20を加熱できるのであれば他の配置が採用されてもよい。
実施の形態に係るヒータルーフ81の形状およびその材料の種類は、前述のものに限定されない。例えば、ヒータルーフにおける冷却器20に対向する部分が、Y軸方向に沿って傾斜しているものであってもよい。この場合、下側ヒータ80Aで加熱された空気をヒータルーフにおける冷却器20に対向する部分に沿って移動する。これにより、冷却器20の冷却器冷媒管21への入熱量を増加させることができる。また、ヒータルーフ81が、アルミニウム製の板材から形成されており、冷却器20の下側に当接した状態で配置されるものであってもよい。この場合、下側ヒータ80Aにより加熱されたヒータルーフ81の熱が冷却器20に伝達するため冷却器20の除霜の効率が高まる。なお、この場合、ヒータルーフ81は、アルミニウム製のテープ材により冷却器20に固定されているほうが、伝熱効率向上の観点から好ましい。
本発明に係るヒータ駆動装置100の各種機能は、専用のシステムによらず、コンピュータシステムを用いて実現可能である。例えば、ネットワークに接続されているコンピュータに、上記動作を実行するためのプログラムを、コンピュータシステムが読み取り可能な非一時的な記録媒体(フレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disc Read−Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disc)、MO(Magneto−Optical Disc)等)に格納して配布し、当該プログラムをコンピュータシステムにインストールすることにより、上述の処理を実行するヒータ駆動装置100を構成してもよい。
また、コンピュータにプログラムを提供する方法は任意である。例えば、プログラムは、通信回線のサーバにアップロードされ、通信回線を介してコンピュータに配信されてもよい。そして、コンピュータは、このプログラムを起動して、OSの制御の下、他のアプリケーションと同様に実行する。これにより、コンピュータは、上述の処理を実行するヒータ駆動装置100として機能する。
本発明は、本発明の広義の精神と範囲を逸脱することなく、様々な実施形態および変形が可能とされるものである。また、上述した実施形態は、本発明を説明するためのものであり、本発明の範囲を限定するものではない。つまり、本発明の範囲は、実施形態ではなく、請求の範囲によって示される。そして、請求の範囲内およびそれと同等の発明の意義の範囲内で施される様々な変形が、本発明の範囲内とみなされる。
本発明は、除霜を行う必要がある冷蔵庫あるいは冷凍ショーケースに好適である。
1 冷蔵庫、1a 筐体、10 冷蔵室、11 製氷室、12 切換室、13 野菜室、14 冷凍室、15 冷気風路、16 冷却器室、17 排水管、18 機械室、20 冷却器、21 冷却器冷媒管、21a ヘッダ部、22 フィン、30 ファン、40 圧縮機、50 凝縮部、51 凝縮パイプ、52 凝縮器、60 減圧部、61 膨張弁、62 毛細管、70 サクションパイプ、71 断熱材、80 ヒータユニット、80A 下側ヒータ、80B 側方ヒータ、81 ヒータルーフ、90 温度測定器、95 除霜スイッチ、100,2100 ヒータ駆動装置、101 CPU、102 主記憶部、103 補助記憶部、104 インタフェース、105 電流供給部、109 バス、111 温度取得部、112 計時部、113 判定部、114 ヒータ制御部、115 設定部、131 基準DB、132 時刻DB、133 電流値DB、200 冷凍サイクル、211 直線部、212 曲折部、PI 冷媒管

Claims (9)

  1. 冷却器と、
    前記冷却器を加熱する少なくとも1つのヒータユニットと、
    前記少なくとも1つのヒータユニットへ電流を供給する電流供給部と、
    前記冷却器の温度を測定する少なくとも1つの第1温度測定器と、
    前記少なくとも1つの第1温度測定器により測定された測定温度と前記冷却器に付着した霜が融解する際の測定温度に相当する判定温度との温度差の絶対値が予め設定された基準温度差以下である状態の継続時間が、予め設定された基準時間以上であるか否かを判定するとともに、前記電流供給部から前記少なくとも1つのヒータユニットへの電流供給を停止する停止条件に該当するに至ったか否かを判定する判定部と、
    前記判定部により前記継続時間が前記基準時間以上であると判定されると、前記少なくとも1つのヒータユニットの発熱量が増大するように前記電流供給部を制御し、前記判定部により前記停止条件に該当するに至ったと判定されると、前記電流供給部から前記少なくとも1つのヒータユニットへの電流供給を停止するよう前記電流供給部を制御するヒータ制御部と、を備える、
    冷蔵庫。
  2. 前記停止条件を設定する設定部を更に備え、
    前記停止条件は、前記測定温度が氷の融点よりも少なくとも前記基準温度差に相当する温度だけ高い上限管理温度以上になることであり、
    前記設定部は、前記判定部により前記継続時間が前記基準時間以上であると判定されると、前記上限管理温度を予め設定された温度だけ高い温度に設定する、
    請求項1に記載の冷蔵庫。
  3. 前記停止条件を設定する設定部を更に備え、
    前記停止条件は、前記電流供給部が前記ヒータユニットへ電流供給を開始してからの経過時間が予め設定されたヒータ駆動時間以上になることであり、
    前記設定部は、前記判定部により前記継続時間が前記基準時間以上であると判定されると、前記ヒータ駆動時間を予め設定された時間または予め設定された倍率だけ長い時間に設定する、
    請求項1に記載の冷蔵庫。
  4. 少なくとも1つの貯蔵室の温度を測定する第2温度測定器を更に備え、
    前記停止条件は、前記第2温度測定器により測定される測定温度が、予め設定された貯蔵室上限管理温度以上になることである、
    請求項1に記載の冷蔵庫。
  5. 前記ヒータ制御部は、前記ヒータユニットへ供給する電流の電流値を第1電流値から前記第1電流値よりも大きい第2電流値へ変更することにより、前記ヒータユニットの発熱量が増大するように前記電流供給部を制御する、
    請求項1から4のいずれか1項に記載の冷蔵庫。
  6. 前記少なくとも1つのヒータユニットは、複数存在し、
    前記ヒータ制御部は、複数のヒータのうちの第1数のヒータユニットへ電流を供給する第1状態から前記複数のヒータユニットのうちの前記第1数よりも多い第2数のヒータユニットへ電流を供給する第2状態へ変更することにより、前記複数のヒータユニット全体の発熱量が増大するように前記電流供給部を制御する、
    請求項1から4のいずれか1項に記載の冷蔵庫。
  7. 冷却器を加熱する少なくとも1つのヒータユニットへ電流を供給する電流供給部と、
    前記冷却器の温度を測定する少なくとも1つの第1温度測定器と、
    前記少なくとも1つの第1温度測定器により測定された測定温度と前記冷却器に付着した霜が融解する際の測定温度に相当する判定温度との温度差の絶対値が予め設定された基準温度差以下である状態の継続時間が、予め設定された基準時間以上であるか否かを判定するとともに、前記電流供給部から前記少なくとも1つのヒータユニットへの電流供給を停止する停止条件に該当するに至ったか否かを判定する判定部と、
    前記判定部により前記継続時間が前記基準時間以上であると判定されると、前記少なくとも1つのヒータユニットの発熱量が増大するように前記電流供給部を制御し、前記判定部により前記停止条件に該当するに至ったと判定されると、前記電流供給部から前記少なくとも1つのヒータユニットへの電流供給を停止するよう前記電流供給部を制御するヒータ制御部と、を備える、
    ヒータ駆動装置。
  8. 冷却器の温度を測定する少なくとも1つの第1温度測定器により測定された測定温度と前記冷却器に付着した霜が融解する際の測定温度に相当する判定温度との温度差の絶対値が予め設定された基準温度差以下である状態の継続時間が、予め設定された基準時間以上であるか否かを判定するステップと、
    前記冷却器を加熱する少なくとも1つのヒータユニットを駆動する電流供給部から前記少なくとも1つのヒータユニットへの電流供給を停止する停止条件に該当するに至ったか否かを判定するステップと、
    前記継続時間が前記基準時間以上であると判定されると、前記少なくとも1つのヒータユニットの発熱量が増大するように前記電流供給部を制御するステップと、
    前記停止条件に該当するに至ったと判定されると、前記電流供給部から前記少なくとも1つのヒータユニットへの電流供給を停止するよう前記電流供給部を制御するステップと、を含む、
    ヒータ駆動方法。
  9. コンピュータを、
    冷却器の温度を測定する少なくとも1つの第1温度測定器により測定された測定温度と前記冷却器に付着した霜が融解する際の測定温度に相当する判定温度との温度差の絶対値が予め設定された基準温度差以下である状態の継続時間が、予め設定された基準時間以上であるか否かを判定するとともに、前記冷却器を加熱する少なくとも1つのヒータユニットを駆動する電流供給部から前記少なくとも1つのヒータユニットへの電流供給を停止する停止条件に該当するに至ったか否かを判定する判定部、
    前記判定部により前記継続時間が前記基準時間以上であると判定されると、前記少なくとも1つのヒータユニットの発熱量が増大するように前記電流供給部を制御し、前記判定部により前記停止条件に該当するに至ったと判定されると、前記電流供給部から前記少なくとも1つのヒータユニットへの電流供給を停止するよう前記電流供給部を制御するヒータ制御部、
    として機能させるためのプログラム。
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