JPWO2019111359A1 - 群管理制御装置及び群管理制御方法 - Google Patents

群管理制御装置及び群管理制御方法 Download PDF

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Abstract

本発明の一態様の群管理制御装置は、複数台のかごについて割当て評価値を算出し、その割当て評価値に基づいて新たな乗場呼びに割り当てるかごを選択する際に、新たな乗場呼びが発生したときにかごが満員通過することが予測される既登録呼びの登録階がある場合には、かごが既登録呼びの登録階に到着するまでの予測時間として、新たな乗場呼びが発生してから、かごが既登録呼びの登録階を二周目に既登録呼びの登録階に到着するまでの予測時間を算出し、二周目の予測時間を該当かごの割当て評価値に反映する。

Description

本発明は、複数台のエレベーターの運行を管理する群管理制御装置、及び群管理制御方法に関する。
従来、展望室やレストラン街のある上層階での利用人数が多いと低層階では満員通過が発生しやすい。上層階での利用人数が途切れない場合、再度上層階の乗場呼びを受けて到着したかごに利用者が乗り込んでかご内が満員状態になる。そのため、低層階での満員通過が連続で発生し、エレベーターが到着しない時間が長期化することがある。このような低層階の利用者の待ち時間の長期化の問題に対して、低層階の利用者の待ち時間を減らす技術が提案されている。
例えば、特許文献1に記載の発明は、新規ホール呼び(新規乗場呼び)に対してエレベーターを割当てる際に、各エレベーターの到着予測時間を演算する場合、エレベーターが複数周期サービスするとして複数周期分の到着時間を予測演算し、その結果をそれぞれ予測到着時間テーブルに記録する。そして、特許文献1に記載の発明は、新規ホール呼びを予測到着時間テーブルを用いて、最も早くサービス可能なエレベーターを選択割当てする。
この特許文献1には、「前述のように到着予測時間テーブルに複数周期分の予測到着時間を登録しておくことにより、交通需要の多い時間帯にも最適な呼び割当て選択が行われるので、エレベーターのサービス水準の低下を防止できホール待ち客に長待ちを感じさせない制御が実現できる。」と記載されている。
特開平8−119545号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術は、サービス階を分割(急行ゾーンを設定)することにより、満員通過が発生する既登録呼びの登録階にサービスするというものであり、急行ゾーンの分割によってサービスが低下する階床が発生する。
本発明は、上記の状況を考慮してなされたものであり、サービス階を分割(急行ゾーンを設定)することなく、満員通過が発生する既登録呼びの登録階の利用者の待ち時間の長期化を抑制することを目的とする。
本発明の一態様の群管理制御装置は、複数階床のそれぞれに設けられ乗場呼びを発生する乗場呼び発生装置から乗場呼び情報を収集する乗場呼び情報収集部と、複数台のかごの運行状況に関するかご情報を収集するかご情報収集部と、複数台のかごの各々について、乗場呼び情報及びかご情報に基づいて、少なくとも新たな乗場呼びが発生してから各かごが新規及び既登録の各乗場呼びの登録階床に到着するまでの予測時間を反映した割当て評価値を算出し、その割当て評価値に基づいて、新たな乗場呼びに割り当てるかごを選択する割当かご選択部と、を備える。
上記割当かご選択部は、新たな乗場呼びが発生したときにかごが満員通過することが予測される既登録の乗場呼びの登録階床がある場合には、かごが既登録の乗場呼びの登録階床に到着するまでの予測時間として、新たな乗場呼びが発生してから、該当かごが既登録の乗場呼びの登録階床を一周目で通過した後に二周目に既登録の乗場呼びの登録階床に到着するまでの予測時間を算出し、二周目の予測時間を該当かごの割当て評価値に反映する。
本発明の少なくとも一態様によれば、サービス階を分割(急行ゾーンを設定)することなく、満員通過が発生する既登録呼びの登録階の利用者の待ち時間の長期化を抑制することができる。上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
本発明の一実施形態に係る群管理エレベーターシステムの例を示す全体構成図である。 本発明の一実施形態に係る計算機のハードウェア構成例を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係るかご位置と乗場呼びの例を示す説明図である。 本発明の一実施形態に係るかごが各階床に到着するまでの予測時間の例を示す説明図である。 かごの運転例を示す説明図であり、図5Aは従来のかごの運転例を示し、図5Bは本発明の一実施形態に係るかごの運転例を示す。 本発明の一実施形態に係る新たな乗場呼びを複数台のかごのいずれかに割当てる処理の例を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る他人待ち時間評価値の算出処理の例を示すフローチャートである。
以下、本発明を実施するための形態(以下、「実施形態」と記述する)の例について、添付図面を参照しながら説明する。本明細書及び添付図面において実質的に同一の機能又は構成を有する構成要素については、同一の符号を付して重複する説明を省略する。
<1.一実施形態>
[群管理エレベーターシステムの全体構成]
図1は、本発明の一実施形態に係る群管理エレベーターシステムの例を示す全体構成図である。
ビル内に設置される群管理エレベーターシステム3は、例えば、不図示のエレベーター機械室に設置されるエレベーター制御装置1と、図示しない昇降路内に設置され、エレベーター制御装置1によって運行が管理される3台のかご41〜43と、を備える。かご41〜43には、それぞれ1号機から3号機まで順に号機番号が割当てられる。
また、群管理エレベーターシステム3は、かご41〜43のサービス階床(図1では9階を例示)毎に、乗場呼びボタン10、ホールランタン(予約灯)91〜93と、ホールドア101〜103とを備える。以下の説明では、かご41〜43、ホールドア101〜103を区別しない場合には、符号無しでそれぞれ「かご」、「ホールドア」と呼ぶことがある。また、本実施形態においては、かごの数を3台としたが、かごの数は複数台であればよい。
1号機のかご41内には、利用者が行先階を登録する情報端末装置51と、かご41の現在位置を表示するかご位置表示装置61が設置されている。かご41の床面の下部には、かご41内に乗り込んだ利用者の荷重を検出する荷重センサー71が設置されている。また、2号機のかご42内には、利用者が行先階を登録する情報端末装置52と、かご42の現在位置を表示するかご位置表示装置62が設置されている。かご42の床面の下部には、かご42内に乗り込んだ利用者の荷重を検出する荷重センサー72が設置されている。同様に、3号機のかご43内には、利用者が行先階を登録する情報端末装置53と、かご43の現在位置を表示するかご位置表示装置63が設置され、かご43の床面の下部には、かご43内に乗り込んだ利用者の荷重を検出する荷重センサー73が設置されている。
乗場呼びボタン10は、乗場呼び発生装置の一例である。乗場呼びボタン10は、サービス階床の乗場の近くに設置され、一例として押しボタン式の操作子が用いられる。乗場呼びボタン10は、利用者が上の階への移動を希望するときに操作する上ボタンと、利用者が下の階への移動を希望するときに操作する下ボタンを備える。そして、利用者が乗場呼びボタン10を操作することにより、乗場呼びボタン10が乗場呼び信号を生成し該当階床において乗場呼びが発生する。図1では、利用者が乗場呼びボタン10を操作して、エレベーター制御装置1に乗場呼びを登録したものとして説明する。
ホールランタン91〜93は、かご41〜43のサービス階床となる各階の乗場のホールドア101〜103に設けられ、号機制御装置31〜33からの信号によって点灯し、かご41〜43の進行方向を利用者に知らせる。ホールランタン91〜93は、上方向及び下方向のみを表示するものであってもよく、また、かご41〜43の現在地を表示するものであってもよい。ホールドア101〜103は、かご41〜43のサービス階床となる各階の乗場において、各かご41〜43へのそれぞれの出入り口に設けられている。
エレベーター制御装置1は、群管理制御装置2と、3台のかご41〜43と同数の号機制御装置31〜33とを備える。群管理制御装置2は、乗場呼びボタン10で発生した乗場呼びに割り当てられる一台のかごを、かご41〜43から選択する。そして、群管理制御装置2は、号機制御装置31〜33を通じて、かご41〜43の昇降、かご位置表示装置61〜63の表示、及びホールランタン91〜93の表示等を制御する。
号機制御装置31〜33は、かご情報収集部22にかご情報を送信する。以下の説明では、号機制御装置31〜33を区別しない場合には、符号無しで「号機制御装置」と呼ぶ。
群管理制御装置2は、乗場呼び情報収集部21と、かご情報収集部22と、交通情報検出部23と、到着予測時間テーブル作成部24と、満員判定部25と、割当かご選択部26を備えている。
乗場呼び情報収集部21は、利用者が乗場呼びボタン10を操作することにより発生した乗場呼び信号から乗場呼び情報を収集する。乗場呼び情報には、乗場呼びが発生した階床を示す登録階情報、及び希望移動方向を示す希望移動方向情報が含まれる。登録階情報は、利用者による操作が行われた乗場呼びボタン10が設置された階床(登録階)を示す情報であり、例えば登録階がロビー階であることが登録階情報から判明する。また、希望移動方向情報は、利用者が乗場呼びボタン10を操作して発生させた、登録階から乗り込む利用者が希望する移動方向を示す情報である。そして、乗場呼び情報収集部21により収集された乗場呼び情報は、交通情報検出部23と到着予測時間テーブル作成部24に送られる。
かご情報収集部22は、号機制御装置31〜33から送信された各かご41〜43のかご情報を収集する。かご情報には、例えば、号機制御装置31〜33から送信されるかご41〜43の位置、移動方向、及び荷重センサー71〜73から求められるかご41〜43内の利用者の荷重(満員度若しくは混雑度)等のかごの運行状況に関する情報が含まれる。そして、かご情報収集部22により収集されたかご41〜43のかご情報は、交通情報検出部23、到着予測時間テーブル作成部24、及び満員判定部25に送られる。
交通情報検出部23は、乗場呼び情報収集部21で収集された乗場呼び情報と、かご情報収集部22で収集されたかご41〜43のかご情報とから、群管理エレベーターシステム3の利用者の交通情報を検出する。そして、交通情報検出部23により検出された交通情報は、到着予測時間テーブル作成部24に送られる。
この交通情報検出部23は学習系であり、かご41〜43の日々の運行状態(運行状況に関する情報)から現在の交通状況を認識することができる。交通情報検出部23では、かご位置や乗降人数等のかごの利用情報や行先階情報に基づいて交通状況を学習し、その時点でどのような運転プログラムが適しているかを判断している。このため、かご情報(及び別途外部装置から入力されるビル内の人の流れを示す階床別乗降人数など)から、ビル内の代表的な交通状況を示す特徴モードのいずれかに属するかを判断する。
特徴モードとは、下りと上りの交通情報により、ある個数分の区分けした交通状況の状態を示すものである。通常、オフィスビルの場合、上り下りともに乗降人数が少ない交通状況は閑散、上りの乗降人数が多い交通状況はアップピーク、下りの乗降人数が多い交通状況はダウンピークと呼ばれる。また、特徴モードはビルの性質によって特徴があり、収集した交通状況から新しい特徴が抽出されることがある。交通情報検出部23は、新しい特徴を抽出した場合には、このビル固有の特徴モードとして生成、登録し、また、その他の特徴モードの変化の傾向を学習している。
到着予測時間テーブル作成部24は、乗場呼び情報、かご41〜43のかご情報、及び交通情報検出部23で検出されたビル内の利用者の交通情報に基づいて、新たな乗場呼びが発生してから各かご41〜43が各階床に到着するまでの一周目の予測時間と二周目の予測時間の情報を格納した到着予測時間テーブル(図4参照)を作成する。到着予測時間テーブル作成部24は、新たな乗場呼びが発生する度、もしくは定期的に各階床の到着時間を予測し、最新の到着予測時間の情報で到着予測時間テーブルの情報を更新する。この到着予測時間テーブルには、少なくとも新たな乗場呼びが発生してから各かご41〜43が新規の乗場呼び(本人呼び)及び既登録の乗場呼び(他人呼び)の各登録階床に到着するまでの、一周目の予測時間二周目の予測時間の情報が含まれていればよい。そして、到着予測時間テーブル作成部24により作成された到着予測時間テーブル(又は到着予測時間テーブルに格納された各情報)は、満員判定部25及び割当かご選択部26に送られる。
満員判定部25は、かご41〜43のかご情報と到着予測時間テーブルに基づいて、かご41〜43が乗場呼びの登録階床に到達するときに満員が予測されるか否かを判定する。例えば満員判定部25は、荷重センサーの測定結果から、現在かごの床にかかる荷重が最大積載荷重(満員時の荷重)の何%であるかを計算することで、乗りかご2の満員状態を検知できる。満員であると判断する閾値が100%(又はマージンを持たせて90%)である場合には、荷重センサーで測定された荷重が最大積載荷重の100%(又は90%)を超えると、かご内は満員であると判定される。閾値は満員時の最大積載荷重[kg]でもよい。
さらに、かご内の満員状態を判定する方法として、乗りかご2内を撮影する不図示のカメラ(監視カメラ)を用いることもできる。カメラの撮影画像に対して画像処理(例えば人認識処理)を行い、画像処理の結果が所定の条件を満たす場合に、かご内が満員であると判定してもよい。人認識処理としては、例えば画像から人の顔を抽出することで人を検出する技術がある。なお、人だけではなく、荷物や車椅子等の物体によってかご内に空きスペースがない又は少ない場合にも、満員状態であると判定するようにしてもよい。
割当かご選択部26は、新たな乗場呼びが発生すると、かご41〜44の各々について、乗場呼び情報及びかご情報に基づいて、少なくとも新たな乗場呼びが発生してから該当かごが新規及び既登録の各乗場呼びの登録階床に到着するまでの予測時間を反映した割当て評価値を算出する。本実施形態において割当て評価値が最小である号機のかごは、かごが新規及び既登録の乗場呼びの登録階に到着するまでの利用者の待ち動時間の合計が最小となる。
例えば割当かご選択部26は、到着予測時間テーブル作成部24により作成(更新)された到着予測時間テーブルと、満員判定部25の判定結果(満員度若しくは混雑度)に基づいて、かご41〜43毎に割当て評価値を算出する。そして、割当かご選択部26は、各かご41〜43の割当て評価値に基づいて、かご41〜43の中から新たな乗場呼びを割り当てるかごを選択する。
このとき、割当かご選択部26は、新たな乗場呼びが発生したときにかごが満員通過することが予測される既登録の乗場呼びの登録階床がある場合には、かごが既登録の乗場呼びの登録階床に到着するまでの予測時間として、二周目到着予測時間を算出する。二周目到着予測時間は、新たな乗場呼びが発生してから、かごが既登録の乗場呼びの登録階床を一周目で通過した後に二周目にその既登録の乗場呼びの登録階床に戻ってくるまでの予測時間である。割当かご選択部26は、この二周目到着予測時間を、該当かごの割当て評価値に反映する。
このように、割当かご選択部26は、満員判定部25の判定結果に基づいて、新たな乗場呼びが発生したときにかごが満員通過することが予測される既登録の乗場呼びの登録階床があると判断した場合には、到着予測時間テーブルに格納された該当かごが各階床に到着するまでの二周目の予測時間に基づいて既登録の乗場呼びに対する待ち時間評価値(図6の他人待ち時間評価値)を算出する。そして、割当かご選択部26は、その待ち時間評価値を割当て評価値に反映する。
そして、割当かご選択部26は、満員判定部25の判定結果と、到着予測時間テーブルに格納されたかごが各階床に到着するまでの予測時間とに基づいて、総待ち時間が短くなるように複数のかごから選択した一のかごに新たな乗場呼びを割当てる。
新たな乗場呼びが一のかごに割当てられることにより、乗場呼びが割当てられたかごが登録階に移動するよう号機制御装置がかごの動作を制御する。割当かご選択部26が行う一連の処理は、後述する図6及び図7に示すフローチャートに従って行われる。なお、上述した割当かご選択部26が、交通情報検出部23、到着予測時間テーブル作成部24、及び満員判定部25の機能を有していてもよい。
また、本実施形態では、乗場呼び発生装置として乗場呼びボタン10を用いたが、この例に限らない。例えば乗場呼び発生装置として行先階登録装置を用いてもよい。行先階登録装置は、かごのサービス階床となる各階の乗場に設置され、利用者が行先階を入力して呼び登録を行う装置である。利用者が行先階登録装置において呼び登録を行うことにより、乗場呼びと行先階情報が、乗場呼び情報収集部21に送信される。行先階登録装置には、表示部が設けられており、群管理制御装置2によって割り当てられたかごの号機番号が表示部に表示される。したがって、利用者は、行先階登録装置に、呼び登録をした後は、表示部に表示された号機番号を確認して、その号機番号のかごの前でかごの到着を待つ。
[エレベーター制御装置1の各装置のハードウェア構成]
次に、エレベーター制御装置1の各装置を構成する計算機Cのハードウェア構成を説明する。
図2は、計算機Cのハードウェア構成例を示すブロック図である。
計算機Cは、いわゆるコンピューターとして用いられるハードウェアである。計算機Cは、バスC4にそれぞれ接続されたCPU(Central Processing Unit:中央処理装置)C1、ROM(Read Only Memory)C2、RAM(Random Access Memory)C3を備える。さらに、計算機Cは、不揮発性ストレージC5、ネットワークインターフェイスC6を備える。
CPU C1は、本実施形態に係る各機能を実現するソフトウェアのプログラムコードをROMC2から読み出して実行する。RAM C3には、演算処理の途中に発生した変数やパラメーター等が一時的に書き込まれる。群管理制御装置2、号機制御装置31〜36の動作は、例えば、CPUC1にて実行される。
不揮発性ストレージC5としては、例えば、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、フレキシブルディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリ等が用いられる。この不揮発性ストレージC5には、OS(Operating System)、各種のパラメーターの他に、計算機Cを機能させるためのプログラムが記録されている。ROMC2、不揮発性ストレージC5は、CPU C1が動作するために必要なプログラムやデータ等を記録しており、計算機Cによって実行されるプログラムを格納したコンピューター読取可能な非一過性の記録媒体の一例として用いられる。このため、ROMC2、不揮発性ストレージC5には、このプログラムが永続的に格納される。到着予測時間テーブル作成部24により作成及び更新される到着予測時間テーブルは、例えば、不揮発性ストレージC5に構築される。
ネットワークインターフェイスC6には、例えば、NIC(Network Interface Card)等が用いられ、LAN(Local Area Network)、専用線等を介して各種のデータを装置間で送受信することが可能である。
[群管理制御装置によるかごの運転例]
図3〜図5は、群管理制御装置2によるかごの運転例を説明するための図である。図3〜図5は、1階から10階の間でかごの運行が行われる建物において、1号機(かご41)の運転例を示す。
(かご位置と乗場呼びの例)
図3は、1号機のかご位置と乗場呼びの例を示す説明図である。図3では、かご41の現在位置は7階フロアであり、かご41の現在の移動方向(呼び方向)は下方向である状態を示している。
利用者が9階の乗り場に設置してある乗場呼びボタン10の下ボタンを操作すると、その乗場呼び情報が乗場呼び情報収集部21に収集され、9階で乗場呼び101(下向きの黒塗り三角形)が発生したことと、希望移動方向が下向きであることが検出、登録される。さらに、図3では、乗場呼び101が発生した時点で4階及び3階において、既に希望移動方向が下向きの乗場呼び201,202(下向きの三角形)が発生している。以降の説明において、利用者本人が新規に発生した乗場呼び101を「新規呼び」又は「本人呼び」と称し、他人によって既に登録済みの乗場呼び201,202を「既登録呼び」又は「他人呼び」とも称す。
(予測時間の例)
図4は、到着予測時間テーブルに格納されるかご41が各階床に到着するまでの予測時間の例を示す説明図である。図4では、説明をわかりやすくするために、隣接する直下の階床及び直下の階への移動時間は、一律で5秒に設定している。図4では、7階に位置するかご41を予測時間の起点(0秒)とする。かご41が7階から出発して下方向(DN)に移動して1階に到着するまでの予測時間は30秒、その1階で方向転換して上方向(UP)に移動して10階に到着するまでの予測時間は75秒、そして10階で方向転換して元の7階に戻ってくるまでの予測時間(1周に要する時間)は90秒である。さらに、2周目の1階に到着するまでの予測時間は120秒、1階で方向転換して10階に到着するまでの予測時間は165秒、10階で方向転換して8階に到着するまでの時間は175秒である。
(かごの運転例)
図5は、かご41の運転例を示す説明図であり、図5Aは従来のかご41の運転例を示し、図5Bは本発明の一実施形態に係るかご41の運転例を示す。図5A及び図5Bにおいて、かご位置と乗場呼びは図3に示した状況と同じである。
図5Aに示すように、従来、7階付近を下方向に移動しているかご41は、4階及び3階で既登録呼び201と既登録呼び202が登録されていたとしても、かご41が4階及び3階に到着するときには、かご内が満員状態であるために、かご41は4階及び3階を通過(満員通過)する。そして、かご41は、昇降路をほぼ一周して新規呼び101が登録された9階に到着及び停止する。このため、4階及び3階の既登録呼び201,202(図3)の利用者は、一周目でかご41が通過し、2周目も上層階でかご41が満員となる場合には、かご41に乗車することができない。そのため、4階及び3階のような下層階(端階付近)の利用者は、かご41内の混雑が緩和されるまで長時間待つことになる。例えば、二周目の4階及び3階の予測到着時間は、105秒と110秒であり、4階及び3階の利用者がかごに乗車できるまでの待ち時間はさらに長くなる。
これに対し、本実施形態では、7階付近を下方向に移動しているかご41が既登録呼び201,202がある4階及び3階に到着するときにかご内が満員状態になることが予測される場合には、かご41は1周目では4階及び3階を満員通過する。ここで、新規呼び101のある9階の利用者に別の号機を割り当て、かご41は9階を通過する。これにより、かご内は混雑度が緩和されるため、かご41は二周目で4階及び3階に到着するときに満員状態が回避され、既登録呼びの利用者をかご内に乗車させることができる。このように、1号機(かご41)は既登録呼び201,202以外の乗場呼びの割当てが抑制され、既登録呼び201,202を救い、利用者の待ち時間を大幅に短縮することができる。
[新たな乗場呼びをかごに割当てる処理]
以下、群管理制御装置2により行われる複数台のかごの選択処理について説明する。
図6は、新たな乗場呼びを複数台のかごのいずれかに割当てる処理の例を示すフローチャートである。以下の処理では、利用者が乗場呼びボタン10を使って乗場呼びを登録したとする。
始めに、任意の階床において利用者が乗場呼びボタン10の上ボタン又は下ボタンを押すと、乗場呼びボタン10は乗場呼び信号を発生する。乗場呼び情報収集部21は、乗場呼びボタン10で発生した乗場呼び信号から乗場呼び情報を収集する(S1)。乗場呼び情報には、乗場呼びが発生した階床(登録階)と利用者の希望移動方向の情報が含まれる。
また、かご情報収集部22は、号機制御装置31〜33からかご情報を収集する(S2)。上述したように、かご情報には、例えば、号機制御装置31〜33から送信されるかご41〜43の位置、移動方向、及び荷重センサー71〜73から求められるかご41〜43内の利用者の荷重(満員度若しくは混雑度)等のかごの運行状況に関する情報が含まれる。
次いで、交通情報検出部23は、乗場呼び情報収集部21で収集された乗場呼び情報と、かご情報収集部22で収集されたかご41〜43のかご情報とから、ビル内の利用者の交通情報を検出する(S3)。
次いで、到着予測時間テーブル作成部24は、乗場呼び情報、かご41〜43のかご情報、及びビル内の利用者の交通情報に基づいて、到着予測時間テーブル(図4参照)を作成する(S4)。上述したように、到着予測時間テーブルには、新たな乗場呼びが発生してから各かご41〜43が各階床に到着するまでの一周目の予測時間と二周目の予測時間の情報が格納されている。
次いで、満員判定部25は、かご41〜43のかご情報と到着予測時間テーブルに基づいて、かご41〜43が乗場呼びの登録階床に到達するときに満員が予測されるか否かを判定し、判定結果を割当かご選択部26へ送出する(S5)。
次いで、割当かご選択部26は、到着予測時間テーブル作成部24により作成(更新)された到着予測時間テーブルと、満員判定部25の判定結果に基づいて、号機(かご41〜43)毎に割当て評価値を算出する(S6)。例えば、割当かご選択部26は、本人待ち時間評価値(新規呼びに対する待ち時間)、エレベーター状態評価値、及び他人待ち時間評価値等に基づいて、号機毎に割当て評価値を算出する。
図中ではn号機と一般化して記載しているが、本実施形態では、図1に示したように1〜3号機で識別される3台のエレベーターがあるため、n=3であり、割当かご選択部26により3個の割当て評価値が算出される。割当かご選択部26は、号機毎に求めた各評価値を合算した割当て評価値を算出する。この割当て評価値は、割当かご選択部26が各評価値を掛けて算出した値でもよい。
本人待ち時間評価値は、現在、かごが移動又は停止している階(位置)から、新規に登録された乗場呼び(新規呼び)の登録階にかごが到着するまでの待ち時間を評価した値である。待ち時間が短ければ待ち時間評価値が小さく、待ち時間が長ければ待ち時間評価値が大きくなる。
エレベーター状態評価値は、かごの減速、ドア開状態等の待ち時間に影響を与える要因を評価した値である。例えば、かごが移動中であったり、ドア閉状態ですぐに動き出せたりする場合にはエレベーター状態評価値が小さくなる。一方、かごが減速又は停止していたり、ドア開状態である場合にはエレベーター状態評価値が大きくなる。なお、エレベーター状態評価値に、かご情報収集部22で収集されるかごの荷重情報を反映してもよい。例えば、かご内の利用者の荷重からかご内の利用者の人数が多いことが確認できれば、登録階に到着するまでに利用者の降車に時間がかかることが予想されるため、エレベーター状態評価値が大きくなる。
他人待ち時間評価値は、現在、かごが移動又は停止している階から、既に登録された乗場呼び(既登録呼び)の登録階にかごが到着するまでの待ち時間を評価した値である。待ち時間が短ければ待ち時間評価値が小さく、待ち時間が長ければ待ち時間評価値が大きくなる。割当かご選択部26は、満員判定部25の判定結果に基づいて、新たな乗場呼びが発生したときにかごが満員通過することが予測される既登録の乗場呼びの登録階床(例えば図5の3階、4階)があると判断した場合には、この他人待ち時間評価値として、かごが二周目で既登録の乗場呼びの登録階床に到着するまでの待ち時間を評価して算出する。この他人待ち時間評価値の算出方法については、図7を参照して詳述する。
ここで、他人待ち時間評価値の算出処理について図7を参照して説明する
図7は、他人待ち時間評価値を算出する処理の例を示すフローチャートである。
始めに、割当かご選択部26は、乗場呼び情報に基づいて他人呼び(既登録呼び)があるか否かを判定し(S11)、他人呼びがない場合には(S11のNO)、他人呼びなしの情報を考慮して他人待ち時間評価値を算出する(S15)。このステップS15の処理が終了後、図6のステップS6の処理に戻る。
次いで、割当かご選択部26は、他人呼びがある場合には(S11のYES)、満員判定部25の判定結果に基づき、他人呼びの登録階は満員通過が予測される階床であるか否かを判定する(S12)。ここで、他人呼びの登録階は満員通過が予測される階床である場合には(S12のYES)、割当かご選択部26は、到着予測時間テーブルの二周目の予測時間まで考慮して他人待ち時間を計算する(S13)。一方、他人呼びの登録階は満員通過が予測される階床ではない場合には(S12のNO)、割当かご選択部26は、到着予測時間テーブルの一周目の予測時間により他人待ち時間を計算する(S14)。
そして、ステップS13又はステップS14の処理が終了後、割当かご選択部26は、計算した他人待ち時間に基づいて他人待ち時間評価値を算出する(S15)。このステップS15の処理が終了後、図6のステップS6の処理に戻る。
次に、割当かご選択部26は、号機毎に割当て評価値を比較し、割当て評価値が最小のかごに乗場呼びを割り当てる(S7)。新たな乗場呼びが発生したときに既登録の乗場呼びの登録階床を満員通過することが予測されるかごがある場合には、割当て評価値に二周目の予測時間が考慮された他人待ち時間評価値が含まれ、割当て評価値が大きくなる。その結果、割当かご選択部26は、該当かご(本実施形態では1号機)に新たな乗場呼びを割り当てない。そして、割当かご選択部26は、該当かごとは異なるかご(図3〜図5の場合には2号機又は3号機)に新たな乗場呼びを割り当てる。
そして、割当かご選択部26は、乗場呼びを割当てたかごに対応する号機制御装置に対して、乗場呼びを割当てたことを示す割当信号を送信する(S8)。これにより、乗り場呼びが割当てられたかごが、号機制御装置により所定の運行パターンで駆動される。
上述した一実施形態では、割当かご選択部26は、通常の割当て評価を行う場合には、新規呼びとその新規呼びにより影響を受ける既登録呼びに対する待ち時間を評価する。一方、割当かご選択部26は、満員通過されることが予測される既登録呼びの登録階が存在する場合には、かごが該当既登録呼びの登録階を通過する前でも、到着予測時間テーブルに登録された二周目の到着予測時間を使用して他人待ち時間評価値を計算する。これにより、本実施形態は、既登録呼びの登録階以外の他の階への新規のかご割当てを抑制し、満員通過された既登録呼びの登録階に優先的にサービス(かご停止)することができる。このように、本実施形態は、新規呼びが発生したときに満員通過が予測される既登録呼びの階床がある場合に、二周目の到着予測時間を使用して計算した他人待ち時間評価値を割当て評価値に反映する。それゆえ、本実施形態は、従来のようにサービス階を分割(急行ゾーンを設定)することなく、満員通過による既登録呼びの登録階の利用者の待ち時間の長期化を抑制することができる。
なお、上述した実施形態において、割当て評価値の中の特定項目の評価値の優先度を高く設定しておき、この特定項目の評価値の大小に基づいて、乗場呼びに割り当てる号機を決定してもよい。例えば、他人待ち時間評価値が最も小さい号機に、乗場呼びを割当てるようにしてもよい。
<2.変形例>
なお、上述した一実施形態では、既登録呼びの登録階をかごが満員通過することが予測される場合に、二周目の到着予測時間を使用して他人待ち時間評価値を計算し、割当て評価値に反映するようにしたが、三周目以降の到着予測時間を使用してもよい。例えば到着予測時間テーブルに三周目までの各階床の到着予測時間を登録し、三周目の到着予測時間を使用して他人待ち時間評価値を計算し、割当て評価値に反映するようにしてもよい。これは、例えば上層階に展望台などの人気エリアがあり、上層階から常に多数の利用者が乗り込んだかごが下降してくる場合に有効であり、上層階の利用者の輸送と低層階の利用者の待ち時間のバランスをとることができる。
さらに、本発明は上述した各実施形態例に限られるものではなく、請求の範囲に記載した本発明の要旨を逸脱しない限りにおいて、その他種々の応用例、変形例を取り得ることは勿論である。
例えば、上述した実施形態例は本発明を分かりやすく説明するために装置及びシステムの構成を詳細且つ具体的に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成要素を備えるものに限定されない。また、ある実施形態例の構成の一部を他の実施形態例の構成要素に置き換えることは可能である。また、ある実施形態例の構成に他の実施形態例の構成要素を加えることも可能である。また、各実施形態例の構成の一部について、他の構成要素の追加、削除、置換をすることも可能である。
また、上記の各構成要素、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路の設計などによりハードウェアで実現してもよい。また、上記の各構成要素、機能等は、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによりソフトウェアで実現してもよい。
1…エレベーター制御装置、 2…群管理制御装置、 3…群管理エレベーターシステム、 10…乗場呼びボタン、 21…乗場呼び情報収集部、 22…かご情報収集部、 23…交通情報検出部、 24…到着時間予測テーブル作成部、 25…満員判定部、 26…割当かご選択部、 31〜33…号機制御装置、 41〜43…かご、 71〜73…荷重センサー、 101…新規呼び(本人呼び)、 201,202…既登録呼び(他人呼び)

Claims (5)

  1. 複数階床のそれぞれに設けられ乗場呼びを発生する乗場呼び発生装置から乗場呼び情報を収集する乗場呼び情報収集部と、
    複数台のかごの運行状況に関するかご情報を収集するかご情報収集部と、
    複数台のかごの各々について、前記乗場呼び情報及び前記かご情報に基づいて、少なくとも新たな乗場呼びが発生してから各かごが新規及び既登録の各乗場呼びの登録階床に到着するまでの予測時間を反映した割当て評価値を算出し、前記割当て評価値に基づいて、前記新たな乗場呼びに割り当てるかごを選択する割当かご選択部と、を備え、
    前記割当かご選択部は、前記新たな乗場呼びが発生したときに前記かごが満員通過することが予測される既登録の乗場呼びの登録階床がある場合には、前記かごが前記既登録の乗場呼びの登録階床に到着するまでの予測時間として、前記新たな乗場呼びが発生してから、前記かごが前記既登録の乗場呼びの登録階床を一周目で通過した後に二周目に前記既登録の乗場呼びの登録階床に到着するまでの予測時間を算出し、前記二周目の予測時間を該当かごの前記割当て評価値に反映する
    群管理制御装置。
  2. さらに、前記乗場呼び情報及び前記かご情報に基づいて複数台の前記かごの利用者の交通情報を検出する交通情報検出部と、
    前記乗場呼び情報、各かごの前記かご情報、及び前記交通情報に基づいて、少なくとも前記新たな乗場呼びが発生してから各かごが各登録階床に到着するまでの一周目の予測時間と二周目の予測時間の情報を格納した到着予測時間テーブルを作成及び更新する到着予測時間テーブル作成部と、
    前記かご情報と前記到着予測時間テーブルに基づいて、前記かごが前記乗場呼びの登録階床に到達するときに満員が予測されるか否かを判定する満員判定部と、を備え、
    前記割当かご選択部は、前記満員判定部の判定結果に基づいて、前記新たな乗場呼びの発生によって前記かごが満員通過することが予測される前記既登録の乗場呼びの登録階床があると判断した場合には、前記到着予測時間テーブルに格納された該当かごが各階床に到着するまでの前記二周目の予測時間に基づいて前記既登録の乗場呼びに対する待ち時間評価値を算出し、前記待ち時間評価値を前記割当て評価値に反映する
    請求項1に記載の群管理制御装置。
  3. 前記割当かご選択部は、前記新たな乗場呼びが発生したときに前記既登録の乗場呼びの登録階床を満員通過することが予測される前記かごがある場合には、該当かごに前記新たな乗場呼びを割り当てない
    請求項1に記載の群管理制御装置。
  4. 前記割当かご選択部は、前記新たな乗場呼びが発生したときに前記既登録の乗場呼びの登録階床を満員通過することが予測される前記かごがある場合には、該当かごとは異なるかごに前記新たな乗場呼びを割り当てる
    請求項3に記載の群管理制御装置。
  5. 複数階床のそれぞれに設けられた乗場呼びを発生する乗場呼び発生装置から乗場呼び情報を収集するステップと、
    複数台のかごの運行状況に関するかご情報を収集するステップと、
    複数台のかごの各々について、前記乗場呼び情報及び前記かご情報に基づいて、少なくとも新たな乗場呼びが発生してから各かごが新規及び既登録の各乗場呼びの登録階床に到着するまでの予測時間を反映した割当て評価値を算出し、前記割当て評価値に基づいて、前記新たな乗場呼びに割り当てるかごを選択するステップと、
    前記新たな乗場呼びが発生したときに前記かごが満員通過することが予測される既登録の乗場呼びの登録階床があるか否かを判断するステップと、
    前記かごが満員通過することが予測される既登録の乗場呼びの登録階床があると判断した場合には、前記かごが前記既登録の乗場呼びの登録階床に到着するまでの予測時間として、前記新たな乗場呼びが発生してから、前記かごが前記既登録の乗場呼びの登録階床を一周目で通過した後に二周目に前記既登録の乗場呼びの登録階床に到着するまでの予測時間を算出するステップと、
    前記二周目の予測時間を該当かごの前記割当て評価値に反映するステップと、を含む
    群管理制御方法。
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