JPWO2019065722A1 - 水中油型乳化調味料 - Google Patents

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Abstract

本発明の課題は、容器付着性が抑制され、風味が良好で、保形性に優れる水中油型乳化調味料を提供することである。本発明の水中油型乳化調味料は、増粘多糖類を0.3〜1.5質量%、オクテニルコハク酸処理澱粉混合物を1.5〜4.0質量%、及び油脂を含有し、該オクテニルコハク酸処理澱粉混合物は、10質量%水溶液の20℃における粘度が40mPa・s未満である第1のオクテニルコハク酸処理澱粉と、10質量%水溶液の20℃における粘度が40mPa・s以上である第2のオクテニルコハク酸処理澱粉とを含み、該第1のオクテニルコハク酸処理澱粉の含有量は、該オクテニルコハク酸処理澱粉混合物の全体に対して25〜60質量%であり、該水中油型乳化調味料の20℃における粘度が150〜300Pa・sである。

Description

本発明は、水中油型乳化調味料に関する。詳細には、容器付着性が抑制され、風味が良好で、保形性に優れる水中油型乳化調味料に関する。
ドレッシング、マヨネーズ、ディップソース等の水中油型乳化調味料は、サラダ料理等をはじめ各種の料理に用いられ、万人に広く好まれて使用される調味料である。そして、粘度が高く、保形性のあるマヨネーズやディップソースは、トッピングに利用したり、食材に模様を付けることができるので、味だけでなく見た目も楽しむことができる。
市販されているマヨネーズやディップソースは、チューブタイプのプラスチック容器に充填されている。そして、内容量が少なくなると、絞り出したり、タッピングして、絞り出し口付近に集めて使用するが、粘度が高いマヨネーズやディップソースは、容器壁面に付着するため出し難くなり、使い難い問題があった。
一方、近年、健康のためにコレステロールを含まない食品に対するニーズが高まってきており、ドレッシング、マヨネーズ等の水中油型乳化調味料についても、卵を使用しない水中油型乳化調味料の開発が試みられてきた。しかし、原材料に卵を使用しないと乳化安定性が劣るため、乳化剤、加工澱粉、増粘多糖類等を加えることになり、風味や保形性に悪い影響が出ることがあった。したがって、原料に卵を使用しない水中油型乳化調味料について、卵を使用した場合と同等の乳化安定性、風味、保形性を得るのは困難であった。
これまで、粘稠な物質に対する滑り性を高め、容器付着性を抑制する技術として、マヨネーズ様食品のような水中油型乳化物が接触する容器内面に、油膜が形成されている包装容器が報告されている(特許文献1)。また、経時的な風味劣化及び粘度の低下を抑制することができ、乳化性が安定し保形性が良好なマヨネーズ様食品の技術として、特定のエステル化物及び増粘多糖類を特定量含有する酸性乳化状マヨネーズ様食品が報告されている(特許文献2)。
しかし、水中油型乳化調味料自体の容器付着性が改善された報告はない。さらに、容器付着性、風味、及び保形性の問題を同時に解決できる技術も報告されていない。
特開2015−151131号 特許第4122000号
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、容器付着性が抑制され、風味が良好で、保形性に優れる水中油型乳化調味料を提供することを目的とする。
本発明者は、上記課題を解決するために鋭意研究を重ねたところ、水中油型乳化調味料中の成分として、油脂、特定量の増粘多糖類、及び特定量のオクテニルコハク酸処理澱粉混合物を配合し、かつ、水中油型乳化調味料の粘度を特定範囲とすることで、上記課題を解決できることを見出し、本発明を完成するに至った。具体的には、本発明は以下のようなものを提供する。
(1)水中油型乳化調味料であって、増粘多糖類を0.3〜1.5質量%、オクテニルコハク酸処理澱粉混合物を1.5〜4.0質量%、及び油脂を含有し、該オクテニルコハク酸処理澱粉混合物は、10質量%水溶液の20℃における粘度が40mPa・s未満である第1のオクテニルコハク酸処理澱粉と、10質量%水溶液の20℃における粘度が40mPa・s以上である第2のオクテニルコハク酸処理澱粉とを含み、該第1のオクテニルコハク酸処理澱粉の含有量は、該オクテニルコハク酸処理澱粉混合物の全体に対して25〜60質量%であり、該水中油型乳化調味料の20℃における粘度が150〜300Pa・sであることを特徴とする水中油型乳化調味料。
(2)前記油脂を40〜70質量%含有することを特徴とする(1)に記載の水中油型乳化調味料。
(3)前記増粘多糖類が、キサンタンガム、タマリンドガム、及びカラギーナンから選ばれる1種又は2種以上であることを特徴とする(1)又は(2)に記載の水中油型乳化調味料。
(4)卵を含有しないことを特徴とする(1)〜(3)のいずれか1つに記載の水中油型乳化調味料。
(5)プラスチック製のチューブ状容器に充填されたことを特徴とする(1)〜(4)のいずれか1つに記載の水中油型乳化調味料。
本発明によれば、容器付着性が抑制され、風味が良好で、保形性に優れる水中油型乳化調味料が提供される。
実施例1の水中油型乳化調味料を、高さ17.5cm、容量220mLの自立型のプラスチック製チューブ容器に100g充填した写真である。 図1のプラスチック製チューブ容器を倒立し、15時間静置した写真である。(右:比較例1、左:実施例1)
以下に本発明について詳細に説明する。
[水中油型乳化調味料]
本発明の水中油型乳化調味料は、油脂、特定量の増粘多糖類、及び特定量のオクテニルコハク酸処理澱粉混合物を成分として含む。
本発明の水中油型乳化調味料は、具体的には、ディップソース、マヨネーズ、マヨネーズタイプ等の調味料が挙げられる。ここで、マヨネーズとは、日本農林規格に定められたマヨネーズを意味し、マヨネーズタイプの調味料とは、日本農林規格の規定には入らないが、風味、外観、物性、使用目的等がマヨネーズに類似するものを意味する。いずれも、日本農林規格のドレッシング類の分類において半固体状ドレッシングに分類されるものである。
本発明の水中油型乳化調味料は、20℃における粘度が150〜300Pa・sであり、好ましくは170〜280Pa・s、より好ましくは180〜270Pa・s、最も好ましくは200〜250Pa・sである。20℃における粘度が上記の範囲にあると、本発明の水中油型乳化調味料は乳化安定性と保形性に優れたものになる。なお、本発明の水中油型乳化調味料の粘度は、BH型粘度計を使用し、ローターNo.6を用いて、回転数2rpmで、2回転時の値を測定して求める。
本発明において、水中油型乳化調味料の保形性とは、該水中油型乳化調味料の形状が30分以上保持できる性質を指す。具体的には、星形口金で水中油型乳化調味料を絞り出したとき、表面の線状の凹凸が、20℃で15分以上保持できる性質を指す。
また、本発明において、水中油型乳化調味料の容器付着性とは、該水中油型乳化調味料を充填する容器への付着の程度を示す。水中油型乳化調味料の容器付着性の抑制とは、該水中油型乳化調味料の容器表面への滑り性を改善し、容器内で該水中油型乳化調味料が移動しやすくなる状態を指す。なお、本発明における容器付着性は、クリープメーターで測定される付着性とは区別される。
本発明の水中油型乳化調味料は、該水中油型乳化調味料の酢酸換算酸度が0.5〜1.5が好ましい。酢酸換算酸度が上記の範囲内にあると、本発明の水中油型乳化調味料は、液状調味料中に微生物が繁殖することを抑制することができ、かつ風味も好ましいものとなる。なお、酢酸換算酸度は、以下の方法(中和滴定法)で測定する。
試料25mlを正確にとり、水で10倍に希釈する。希釈された試料25mlをとり、フラスコに入れ、指示薬としてフェノールフタレインを2滴加え、力価既知の0.1N−水酸化ナトリウム溶液で滴定し、下記式により求める。
・酢酸換算酸度(%)=0.006×V×F×(希釈液全量(250ml))/(希釈試料採取量(25ml))×(1/試料採取量(25ml))×100
V:0.1N−NaOH標準液の平均滴定量(ml)
F:0.1N−NaOH標準液の力価
[油脂]
本発明の水中油型乳化調味料に配合する油脂は、食用として使用される油脂であれば特に限定されない。前記油脂は、例えば、大豆油、菜種油、高オレイン酸菜種油、コーン油、ゴマ油、ゴマサラダ油、シソ油、亜麻仁油、落花生油、紅花油、高オレイン酸紅花油、ひまわり油、高オレイン酸ひまわり油、綿実油、ブドウ種油、マカデミアナッツ油、ヘーゼルナッツ油、カボチャ種子油、クルミ油、椿油、茶実油、エゴマ油、ボラージ油、オリーブ油、米糠油、小麦胚芽油、パーム油、パーム核油、ヤシ油、カカオ脂、牛脂、ラード、鶏脂、乳脂、魚油、アザラシ油、藻類油、中鎖脂肪酸トリグリセリド等である。また、これらの油脂の2種以上をエステル交換したエステル交換油脂、これら油脂の水素添加油脂、これらの油脂の分別油脂等である。上記油脂は単独で用いてもよく、2種以上を混合して用いてもよい。
また、本発明の水中油型乳化調味料に配合する油脂は、20℃で液状の油脂が好ましい。
本発明の水中油型乳化調味料中の油脂の含有量は、好ましくは40〜70質量%であり、より好ましくは50〜70質量%であり、さらにより好ましくは52〜65質量%、最も好ましくは55〜60質量%である。油脂の含有量が上記の範囲にあると、本発明の水中油型乳化調味料は風味と保形性に優れたものになる。また、油脂の含有量が40質量%未満であると保形性が低下するため、保形性を保つために増粘多糖類やオクテニルコハク酸処理澱粉を増やす必要が生じ、その結果、風味の劣化や、容器付着性の抑制が低下する場合がある。また、油脂の含有量が70質量%より多くなると、水分が少なくなるので、食感及び乳化安定性が悪くなり、さらに、容器付着性の抑制が低下する場合がある。
[増粘多糖類]
本発明の水中油型乳化調味料に配合する増粘多糖類は、食用として使用される増粘多糖類であれば特に限定されない。前記増粘多糖類は、例えば、キサンタンガム、タマリンドガム、グアーガム、ローカストビーンガム、カラギーナン、アラビアガム、アルギン酸類、ペクチン、プルラン、サイリウムシードガム、カルボキシメチルセルロース、メチルセルロース、結晶セルロース、寒天、グルコマンナン等である。また、これらの増粘多糖類の2種以上を混合して用いてもよい。
本発明の水中油型乳化調味料に配合する増粘多糖類は、キサンタンガム、タマリンドガム、及びカラギーナンから選ばれる1種、又は2種以上が好ましく、キサンタンガム及び/又はタマリンドガムがより好ましい。
本発明の水中油型乳化調味料中の増粘多糖類の含有量は、0.3〜1.5質量%であり、好ましくは0.35〜1.2質量%、より好ましくは0.4〜1.0質量%、最も好ましくは0.5〜0.8質量%である。増粘多糖類の含有量が上記の範囲にあると、本発明の水中油型乳化調味料は風味と容器付着性の抑制に優れたものになる。
[オクテニルコハク酸処理澱粉混合物]
本発明の水中油型乳化調味料に配合するオクテニルコハク酸処理澱粉混合物は、10質量%水溶液の20℃における粘度が40mPa・s未満である第1のオクテニルコハク酸処理澱粉と、10質量%水溶液の20℃における粘度が40mPa・s以上である第2のオクテニルコハク酸処理澱粉とを含むオクテニルコハク酸処理澱粉混合物を含む。
第1のオクテニルコハク酸処理澱粉の粘度は、10質量%水溶液(20℃)において、好ましくは1.0〜35mPa・s、さらに好ましくは3.0〜32mPa・s、最も好ましくは10.0〜30mPa・sである。
第2のオクテニルコハク酸処理澱粉の粘度は、10質量%水溶液(20℃)において、好ましくは40〜4000mPa・s、さらに好ましくは40〜800mPa・s、最も好ましくは45〜150mPa・sである。
第1のオクテニルコハク酸処理澱粉の含有量は、オクテニルコハク酸処理澱粉混合物の全体に対して25〜60質量%であり、好ましくは26〜55質量%、さらに好ましくは27〜50質量%、さらにより好ましくは28〜45質量%、最も好ましくは30〜40質量%である。本発明の水中油型乳化調味料は、オクテニルコハク酸処理澱粉混合物全体に対する第1のオクテニルコハク酸処理澱粉の含有慮が上記の範囲にあると、容器付着性の抑制に優れたものになる。
本発明の水中油型乳化調味料中のオクテニルコハク酸処理澱粉混合物の含有量は、1.5〜4.0質量%であり、好ましくは1.6〜3.5質量%、より好ましくは1.8〜2.0質量%、最も好ましくは2.0〜2.5質量%である。本発明の水中油型乳化調味料は、オクテニルコハク酸処理澱粉混合物の含有量が上記の範囲にあると、乳化安定性と保形性に優れる。
オクテニルコハク酸処理澱粉としては、粘度が上記の要件を満たせば特に限定されないが、植物由来の澱粉(馬鈴薯澱粉、タピオカ澱粉、コーンスターチ、ワキシーコーンスターチ等)、又は、これらの加水分解物を、オクテニルコハク酸でエステル化したものを好ましく使用できる。エステル化を経て得られたオクテニルコハク酸処理澱粉としては、例えば、オクテニルコハク酸における一方のカルボン酸基と、澱粉又はその加水分解物とがエステルを構成しているものが挙げられる。かかるエステルを有するオクテニルコハク酸処理澱粉において、オクテニルコハク酸における、エステルを構成していない他方のカルボン酸基は遊離であってもよく、ナトリウム、カリウム、アンモニア、又はアミン類等の塩を構成していてもよい。本発明の効果を奏しやすいという観点から、オクテニルコハク酸処理澱粉において、オクテニルコハク酸における、エステルを構成していない他方のカルボン酸基はナトリウムの塩を構成しているもの(つまり、オクテニルコハク酸澱粉ナトリウム)が好ましい。第1のオクテニルコハク酸処理澱粉と、第2のオクテニルコハク酸処理澱粉の原料となる澱粉は、同種の澱粉であってもよいが、異なる種類の澱粉であってもよい。
第1及び第2のオクテニルコハク酸処理澱粉の粘度を調整する方法としては、上記の澱粉(又は上記の澱粉の加水分解物)をオクテニルコハク酸によってエステル化したオクテニルコハク酸処理澱粉に対して、塩酸、硫酸等による酸分解や、アミラーゼによる酵素分解等の処理をする方法が挙げられる。また、第1及び第2のオクテニルコハク酸処理澱粉は、上記の第1又は第2のオクテニルコハク酸処理澱粉の粘度の範囲内にある澱粉を2種以上組み合わせて、粘度を調整したものであってもよい。
第1及び第2のオクテニルコハク酸処理澱粉の粘度は、10質量%溶液を20℃の温度に保温し、BM型粘度計により、ローターNo.1を用いて、60rpm(500mPa・sを超える場合は6rpm)で回転させ、2回転時の値を測定する。
第1のオクテニルコハク酸処理澱粉としては、商品名「エマルスター500A」松谷化学工業(株)製)、商品名「ピュリティーガム2000」(イングレディオン・ジャパン(株)製)等の市販品を使用してもよい。
第2のオクテニルコハク酸処理澱粉としては、商品名「エヌクリーマー46」(イングレディオン・ジャパン(株)製)、商品名「トレコメックストウェルブ02」(王子コーンスターチ(株)製)等の市販品を使用してもよい。
本発明の水中油型乳化調味料のオクテニルコハク酸処理澱粉混合物の含有量は、「食品、添加物等の規格基準(食品衛生法)」に記載の「オクテニルコハク酸デンプンナトリウム 純度試験(1)(2)」を準用することによって特定する。
[水分]
本発明の水中油型乳化調味料中の水の含有量(水分)は、好ましくは22〜50質量%、より好ましくは22〜40質量%、最も好ましくは26〜38質量%である。本発明の水中油型乳化調味料の水分は、シャーレにサンプルを10g採取し、105℃で4時間加熱後の重量を測定し、測定前後の重量の差から算出する。
[その他原料]
本発明の水中油型乳化調味料は、ディップソース、マヨネーズ等に通常に用いられる原料を配合してもよい。そのような原料としては、例えば、食塩、食酢、果汁、酸味料、うま味調味料、たんぱく加水分解物、糖類、甘味料、エキス類、乳類、香辛料類、酸化防止剤、具材(キザミ野菜、すりおろし野菜等)等を使用してもよい。
本発明の水中油型乳化調味料は、プラスチック製のチューブ状容器に充填されることが好ましい。プラスチック製のチューブ状容器の素材としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン性酢酸ビニル、エチレン・ビニルアルコール共重合体、ポリエチレンテレフタレート等の熱可塑性プラスチックの1種又は2種以上を混合した素材や、ポリエチレンを主とする層と、酸素バリア性樹脂の層とを有する多層構造の素材が使用できる。そして、前記のプラスチック素材をチューブ状容器に中空成形したものを使用できる。
(製造方法)
本発明の水中油型乳化調味料の製造方法は、増粘多糖類、及びオクテニルコハク酸処理澱粉混合物を含有する水相部と、油相部(油脂)とを乳化する工程を有することを特徴とする。
以下、本発明の水中油型乳化調味料の製造方法の具体例について説明する。本発明の水中油型乳化調味料を製造するには、まず油脂以外の各種原材料を、加温可能な攪拌槽に投入し、この撹拌槽を加熱しながら攪拌を行い各種原材料を混合して水相部を調製する。加熱攪拌は原材料の均一な分散、溶解、および殺菌を目的として必要に応じて行う、これを達成できれば特に条件に制限はない。加熱攪拌は加圧、減圧、常圧下で可能であり、通常は常圧下で行われる。加熱温度に特に制限はなく原材料の溶解及び殺菌がなされれば良く、通常は40〜95℃であり、好ましくは60℃〜95℃で行われる。加熱は必要でなければ実施しなくてもよい。
攪拌は原料の均一な分散等がなされる条件であれば良く、プロペラ、ホモミキサー、ブレンダー、ディスパー、パドルミキサー、コロイドミル、連続ミキサー、スタティックミキサー、超音波等の撹拌機または方法を用いることができ、回転数、攪拌時間は原材料が均一に分散される条件であれば特に制限はない。水相部を加熱した場合は、加熱後に水相部を常温程度まで冷却する。
次に、前記水相部に油相部(油脂)を合わせて乳化を行なう。乳化は、通常は減圧下で行い、プロペラ、ホモミキサー、ブレンダー、ディスパー、パドルミキサー、コロイドミル、連続ミキサー、スタティックミキサー等を用いて乳化を行うことにより水中油型乳化調味料が得られる。
以下、実施例により本発明をさらに詳しく説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
[水中油型乳化調味料(マヨネーズタイプ)の製造−1]
表1〜3に示す配合に従って、本発明の水中油型乳化調味料(マヨネーズタイプ)を製造した。具体的には、油脂以外の原料を攪拌機付きの容器に投入し、パドルミキサーを用いて100rpmで攪拌しながら常温で10分間攪拌し、水相部を調整した。次いで、前記水相部に油脂を加え、減圧下でパドルミキサーの100rpmとホモミキサーの5500rpmを併用して20分間乳化して、マヨネーズタイプの水中油型乳化調味料(実施例1〜11、比較例1〜4)を得た。
前記水中油型乳化調味料の水分、酸度、及び粘度は、上記の測定法にしたがって測定した。また、付着性(容器付着性の評価とは異なる)は、前記水中油型乳化調味料を20℃まで冷却した後、直径40mm、高さ15mmの容器に15mmの高さまで充填し、直線運動により物質の圧縮応力を測定することが可能な装置(RE−33005 RHEONER(YAMADEN製))により、直径20mm、高さ8mmの樹脂製プランジャーを用いて、圧縮速度10mm/sec、クリアランス5mmで1回圧縮により測定した。測定結果を表1〜3に示す。
表1〜3に記載の各油脂の詳細は下記のとおりである。
油脂A:菜種油(商品名「日清キャノーラ油」、日清オイリオグループ(株)製)
油脂B:オリーブ油(商品名「BOSCOエキストラバージンオリーブオイル」、日清オイリオグループ(株)製)
油脂C:中鎖脂肪酸トリグリセリド(商品名「ODO」、構成脂肪酸:n−オクタン酸/n−デカン酸=3/1(n−オクタン酸75質量%、n−デカン酸25質量%)、日清オイリオグループ(株)製)
表1〜3に記載の各オクテニルコハク酸処理澱粉の詳細は下記のとおりである。各種のオクテニルコハク酸処理澱粉の粘度は、上記の測定法にしたがって測定した。なお、オクテニルコハク酸澱粉ナトリウムA及びBが「第1のオクテニルコハク酸処理澱粉」に相当し、オクテニルコハク酸澱粉ナトリウムC及びDが「第2のオクテニルコハク酸処理澱粉」に相当する。
オクテニルコハク酸澱粉ナトリウムA(粘度13mPa・s、商品名「エマルスター500A」、松谷化学工業(株)製)
オクテニルコハク酸澱粉ナトリウムB(粘度29mPa・s、商品名「ピュリティーガム2000」、イングレディオン・ジャパン(株)製)
オクテニルコハク酸澱粉ナトリウムC(粘度54mPa・s、商品名「エヌクリーマー46」、イングレディオン・ジャパン(株)製)
オクテニルコハク酸澱粉ナトリウムD(粘度775mPa・s、商品名「トレコメックストウェルブ02」、王子コーンスターチ(株)製)
表1〜3に記載の各増粘多糖類の詳細は下記のとおりである。
増粘多糖類A:キサンタンガム(商品名「エコーガムF」、DSP五協フード&ケミカル(株)製)
増粘多糖類B:タマリンドガム(商品名「グリロイド3S」、DSP五協フード&ケミカル(株)製)
表1〜3中、「オクテニルコハク酸処理澱粉A又はBの割合」とは、「オクテニルコハク酸処理澱粉混合物の量」に占めるオクテニルコハク酸澱粉A又はBの割合(質量%)である。また、表1〜3中、「酸度」とは、酢酸換算酸度を指す。
Figure 2019065722
Figure 2019065722
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[容器付着性の評価]
容器付着性の評価は以下のように行った。すなわち、上記で製造した水中油型乳化調味料(実施例1〜11、比較例1〜4)を、容量220mLの自立型のプラスチック製チューブ容器(商品名:MSB−M200、キョーラク(株)製)に100g注入し、十分にタッピングして、壁面に付着した水中油型乳化調味料を容器下部に落とし、また、容器下部に空間の無い状態にした(図1参照)。次に充填したプラスチック製チューブ容器の重量(A)を測定し、その後、容器の上下を逆にして、室温で15時間静置した(図2参照)。
次に、倒立したプラスチック製チューブ容器の下端から上方向に12cmの部分を、ハサミで水平に切断し、切断したプラスチック製チューブ容器の下部分の重量(B)を測定した。そして、下記の式により自重で落下した水中油型乳化調味料の割合を求めた。
・落下した水中油型乳化調味料の割合(%) = B/A×100
したがって、落下した水中油型乳化調味料の割合が大きいほど、容器付着性が低く、水中油型乳化調味料が容器内で移動しやすいことが分かる。
次に、落下した水中油型乳化調味料の割合(%)から下記の評価基準に従って評価した。評価結果を表4に示す。
(評価基準)
91〜100%:◎(非常に良好)
76〜90% :○(良好)
0〜75% :×(不良)
[風味の評価]
風味の評価は、上記で製造した水中油型乳化調味料(実施例1〜11、比較例1〜4)を、小さじ一杯(約5g)を口に含んだ時の風味について、5名の専門パネラーが下記の採点基準に従って採点をした。次に、5人の合計点から下記の評価基準に従って評価した。評価結果を表4に示す。
(採点基準)
3点:異味を感じず、風味が良好
2点:若干異味を感じるが、許容できる風味
1点:異味を感じ、風味が不良
(評価基準)
13〜15点:◎(非常に良好)
10〜12点:○(良好)
5〜9点 :×(不良)
[保形性の評価]
保形性の評価は、上記で製造した水中油型乳化調味料(実施例1〜11、比較例1〜4)を絞り袋に入れ、星形口金でシャーレに直線に絞り、20℃、15分保存後の形状について5名のパネラーが目視より下記の採点基準に従って採点をした。次に、5人の合計点から下記の評価基準に従って評価した。評価結果を表4に示す。
(採点基準)
3点:線が認められる
2点:わずかに線が認められる
1点:線が認められない
(評価基準)
13〜15点:◎(非常に良好)
10〜12点:○(良好)
5〜9点 :×(不良)
Figure 2019065722
オクテニルコハク酸処理澱粉混合物中に、10質量%水溶液の20℃における粘度が40mPa・s未満である第1のオクテニルコハク酸処理澱粉を含有しない比較例1及び2は、付着性の測定値が実施例3と同等であったが、容器付着性の評価が著しく劣るものであった。
[水中油型乳化調味料(マヨネーズタイプ)の製造−2]
表5に示す配合に従って、上記「水中油型乳化調味料(マヨネーズタイプ)の製造−1」の記載と同様に本発明のマヨネーズタイプの水中油型乳化調味料(実施例12及び13)を製造した。なお、表5に記載の各原料は、上記「水中油型乳化調味料(マヨネーズタイプ)の製造−1」で使用した原料と同等の原料を使用した。また、表5に記載の増粘多糖類Cの詳細は下記のとおりである。
増粘多糖類C:カラギーナン(商品名「SATIAGEL BWJ40」、ユニテックフーズ(株)製)
前記水中油型乳化調味料の水分、酸度、粘度、及び付着性の測定、並びに容器付着性、風味、及び保形性の評価は、上記の記載と同様に行った。結果を表5及び表6に示す。
表5中、「オクテニルコハク酸処理澱粉Bの割合」とは、「オクテニルコハク酸処理澱粉混合物の量」に占めるオクテニルコハク酸澱粉Bの割合(質量%)である。また、表5中、「酸度」とは、酢酸換算酸度を指す。
Figure 2019065722
Figure 2019065722

Claims (5)

  1. 水中油型乳化調味料であって、増粘多糖類を0.3〜1.5質量%、オクテニルコハク酸処理澱粉混合物を1.5〜4.0質量%、及び油脂を含有し、該オクテニルコハク酸処理澱粉混合物は、10質量%水溶液の20℃における粘度が40mPa・s未満である第1のオクテニルコハク酸処理澱粉と、10質量%水溶液の20℃における粘度が40mPa・s以上である第2のオクテニルコハク酸処理澱粉とを含み、該第1のオクテニルコハク酸処理澱粉の含有量は、該オクテニルコハク酸処理澱粉混合物の全体に対して25〜60質量%であり、該水中油型乳化調味料の20℃における粘度が150〜300Pa・sであることを特徴とする水中油型乳化調味料。
  2. 前記油脂を40〜70質量%含有することを特徴とする請求項1に記載の水中油型乳化調味料。
  3. 前記増粘多糖類が、キサンタンガム、タマリンドガム、及びカラギーナンから選ばれる1種又は2種以上であることを特徴とする請求項1又は2に記載の水中油型乳化調味料。
  4. 卵を含有しないことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の水中油型乳化調味料。
  5. プラスチック製のチューブ状容器に充填されたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の水中油型乳化調味料。
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