JPWO2019030866A1 - プロペラファン、送風装置、及び冷凍サイクル装置 - Google Patents

プロペラファン、送風装置、及び冷凍サイクル装置 Download PDF

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Abstract

本発明に係るプロペラファンは、回転軸上に設けられた軸部と、前記軸部の外周側に設けられた翼と、を備え、前記翼は、回転方向の後進側に形成された後縁部を有し、前記後縁部は、最も内周側に位置する第1後縁部と、前記第1後縁部の外周側に隣接する第2後縁部と、を含み、前記第1後縁部の最も内周側の点を第1接続点と定義し、前記第1後縁部と前記第2後縁部との接続点を第2接続点と定義し、前記回転軸と前記第1接続点とを通る直線を基準線と定義したとき、前記第2接続点が、前記基準線よりも前記回転方向の前進側、又は前記基準線上に位置し、前記第2後縁部が、前記第2接続点よりも前記回転方向の後進側に後退するように構成されたものである。

Description

本発明は、翼を備えたプロペラファン、そのプロペラファンを備えた送風装置及び冷凍サイクル装置に関する。
従来、低騒音及び高効率な送風装置を実現するためのプロペラファンの翼形状について、幾つかの事例が提案されている。送風装置の騒音及びエネルギー損失は、気流の乱れ、例えば渦により生じるものである。例えば、ファン駆動用に内周側上流に配置されたファンモータが、プロペラファンの翼に入る気流を乱す。このため、翼の内周側においては気流が翼に沿わない事が起こり、気流の乱れ及び渦が発生しやすい。
そこで、流れの乱れを低減する翼形状、及び渦を低減する翼形状が提案されている。例えば特許文献1には、翼内周の後縁部を削減して、後縁部に回転方向と逆方向に凸部を設けて、翼面積を増加させて静圧上昇量を増加させるものが開示されている。
特開2015−190332号公報
特許文献1に記載のプロペラファンは、翼の内周側の後縁部が気流の吹出し方向に沿っており、後縁部で生じた渦の軸が翼面を通過する気流方向に沿ったものとなる。このため、前縁部から翼面上を発達した渦が、後縁部で生じた渦と合わさり、吹出し後の下流まで渦が残る、という課題がある。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、翼の後縁部に発生する渦を低減することができるプロペラファン、そのプロペラファンを備えた送風装置及び冷凍サイクル装置を得るものである。
本発明に係るプロペラファンは、回転軸上に設けられた軸部と、前記軸部の外周側に設けられた翼と、を備え、前記翼は、回転方向の後進側に形成された後縁部を有し、前記後縁部は、最も内周側に位置する第1後縁部と、前記第1後縁部の外周側に隣接する第2後縁部と、を含み、前記第1後縁部の最も内周側の点を第1接続点と定義し、前記第1後縁部と前記第2後縁部との接続点を第2接続点と定義し、前記回転軸と前記第1接続点とを通る直線を基準線と定義したとき、前記第2接続点が、前記基準線よりも前記回転方向の前進側、又は前記基準線上に位置し、前記第2後縁部が、前記第2接続点よりも前記回転方向の後進側に後退するように構成されたものである。
本発明に係るプロペラファンは、第2接続点が、基準線よりも回転方向の前進側、又は基準線上に位置し、第2後縁部が、第2接続点よりも回転方向の後進側に後退するように構成されたものである。このため、第1後縁部に発生した渦と第2後縁部に発生した渦とが相互に弱め合い、翼の後縁部に発生する渦を低減することができる。
実施の形態1におけるプロペラファンの概略構成を示す斜視図である。 実施の形態1におけるプロペラファンを回転軸に垂直な面に投影した形状を示す図である。 実施の形態1におけるプロペラファンの翼の形状を説明する図である。 実施の形態1におけるプロペラファンの翼の形状を説明する図である。 実施の形態1におけるプロペラファンの翼の形状を説明する図である。 実施の形態1におけるプロペラファン及びモータと、気流の様子とを模式的に示す図である。 翼5をA−A線に沿う位置で展開して翼周りの流れを示す図である。 実施の形態1におけるプロペラファンの翼面を通過する気流の様子を模式的に示す図である。 比較例1におけるプロペラファンの翼の形状を説明する図である。 比較例2におけるプロペラファンの翼の形状を説明する図である。 比較例3におけるプロペラファンの翼の形状を説明する図である。 比較例3におけるプロペラファンの翼面を通過する気流の様子を模式的に示す図である。 実施の形態2におけるプロペラファンの翼の形状を説明する図である。 実施の形態2におけるプロペラファンの翼面を通過する気流の様子を模式的に示す図である。 実施の形態3におけるプロペラファンを回転軸に垂直な面に投影した形状を示す図である。 実施の形態3におけるプロペラファンの翼面を通過する気流の様子を模式的に示す図である。 実施の形態4におけるプロペラファンを回転軸に垂直な面に投影した形状を示す図である。 実施の形態4におけるプロペラファンを、回転軸を含む面に回転投影した形状を示す図である。 実施の形態5におけるプロペラファンを回転軸に垂直な面に投影した形状を示す図である。 実施の形態6における冷凍サイクル装置である空気調和装置の概要図である。 本実施の形態6における送風装置である室外機を、吹出口側から見たときの斜視図である。 上面側から室外機の構成を説明するための図である。 室外機からファングリルを外した状態を示す図である。 室外機からファングリル及び前面パネル等を除去して、内部構成を示す図である。
以下、本発明に係るプロペラファンの実施の形態について図面に基づいて説明する。なお、図中、同一符号は同一又は対応部分を示すものとする。
実施の形態1.
(全体構成)
図1は、実施の形態1におけるプロペラファンの概略構成を示す斜視図である。
図2は、実施の形態1におけるプロペラファンを回転軸に垂直な面に投影した形状を示す図である。なお、図2においては、翼5の表面の気流を押す側の面、すなわち圧力面側から見た形状を示す。
図1及び図2に示すように、プロペラファン1は、回転軸CL上に設けられたボス3と、ボス3の外周側に設けられた複数の翼5とを備える。ボス3は、回転軸CLを中心に回転する。複数の翼5は、ボス3から径方向外側に放射状に延びて構成されている。複数の翼5は、相互に等角度範囲で周方向に離隔している。
なお、ボス3は、本発明における「軸部」に相当する。
なお、図中矢印RDは、プロペラファン1の回転方向RDを示す。図中矢印FDは、気流の流れ方向FDを示している。また、本実施の形態1においては、翼5が3枚である態様を例示しているが、翼5の枚数はこれに限定されない。
翼5は、前縁部7と、後縁部9と、外周縁11と、内周縁13とを有している。前縁部7は、回転方向RDの前進側に形成されている。すなわち、前縁部7は、回転方向RDに対して前方に位置している。後縁部9は、回転方向RDの後進側に形成されている。すなわち、後縁部9は、回転方向RDに対して後方に位置している。内周縁13は、前縁部7の最内周部と後縁部9の最内周部との間で前後に、且つ弧状に延びる部分である。翼5は、内周縁13においてボス3の外周に接続されている。外周縁11は、前縁部7の最外周部と後縁部9の最外周部とを接続するように前後に、且つ弧状に延びる部分である。例えば、回転軸CLを中心とし外周縁11を通る円の半径は、一定である。なお、図中矢印8は、プロペラファン1の回転時に、翼5の圧力面に流れる気流を示している。
なお、本実施の形態1においては、外周縁11を通る円の半径が一定である態様を例示しているが、外周縁11の形状はこれに限定されない。外周縁11の形状は、任意の形状を適用することが可能である。
(後縁部9の構成)
次に、後縁部9の構成の詳細について説明する。
図3は、実施の形態1におけるプロペラファンの翼の形状を説明する図である。なお、図3においては、プロペラファン1を回転軸CLに垂直な面に投影した形状を示す。また、図3においては、複数の翼5のうち1枚の翼5のみを示す。
図3に示すように、翼5の後縁部9は、ボス3に隣接する第1後縁部9aと、第1後縁部9aに隣接する第2後縁部9bとを有している。すなわち、第1後縁部9aは、後縁部9の最も内周側に位置する部分である。第2後縁部9bは、後縁部9の、第1後縁部9aの外周側に隣接する部分である。
ここで、ボス3と第1後縁部9aとの接続点を、第1接続点P1と定義する。すなわち、第1後縁部9aの最も内周側の点を、第1接続点P1と定義する。また、第1後縁部9aと第2後縁部9bとの接続点を、第2接続点P2と定義する。また、回転軸CLと第1接続点P1とを通る直線を、基準線BLと定義する。
このように定義した場合、翼5の後縁部9は、第2接続点P2が、基準線BLよりも回転方向RDの前進側に位置するように構成されている。また、翼5の後縁部9は、第2後縁部9bが、第2接続点P2よりも回転方向RDの後進側に後退するように構成されている。また、翼5の後縁部9は、第1後縁部9aが、基準線BLよりも回転方向RDの前進側に位置するように構成されている。すなわち、第1後縁部9aは、第1接続点P1を起点として、回転方向RDの前進側に、第2接続点P2まで前進する部分である。第2後縁部9bは、第2接続点P2を起点として、回転方向RDの後進側に向かって後退する部分である。
図4は、実施の形態1におけるプロペラファンの翼の形状を説明する図である。なお、図4においては、プロペラファン1を回転軸CLに垂直な面に投影した形状を示す。また、図4においては、複数の翼5のうち1枚の翼5のみを示す。
図4に示すように、回転軸CLを中心とし第2接続点P2を通る円の半径を、半径Rpと定義する。また、回転軸CLを中心とし翼5の外周縁11を通る円の半径を、半径Roと定義する。また、回転軸CLを中心とし第1接続点P1を通る円の半径を、半径Riと定義する。また、半径Roと半径Riとの中間の半径を、半径Rhと定義する。すなわち、半径Rh、半径Ro、及び半径Riは、以下の関係である。
[数1]
Rh=(Ro−Ri)/2
このように定義した場合、翼5の後縁部9は、回転軸CLを中心とし第2接続点P2を通る円の半径Rpが、半径Roと半径Riとの中間の半径Rhよりも小さくなるように構成されている。
図5は、実施の形態1におけるプロペラファンの翼の形状を説明する図である。なお、図5においては、プロペラファン1を回転軸CLに垂直な面に投影した形状を示す。また、図5においては、複数の翼5のうち1枚の翼5のみを示す。
図5に示すように、第2後縁部9bのうち、接線TLが第1接続点P1を通る最も内周側の接点を、第1頂点P3と定義する。また、第1後縁部9aの長さを、長さL1と定義する。また、第2接続点P2と第1頂点P3との間の第2後縁部9bの長さを、長さL2と定義する。
このように定義した場合、翼5の後縁部9は、第1後縁部9aの長さL1が、第2後縁部9bの長さL2以上となるように構成されている。例えば、翼5の後縁部9は、第1後縁部9aの長さL1が、第2後縁部9bの長さL2の2倍以下となるように構成されている。なお、第1後縁部9aの長さL1と、第2後縁部9bの長さL2とが略同じ長さであっても良い。
(動作)
次に、実施の形態1におけるプロペラファン1の動作について説明する。
図6は、実施の形態1におけるプロペラファン及びモータと、気流の様子とを模式的に示す図である。なお、図6においては、説明の便宜上、翼5の一部の図示を省略している。
図6に示すように、プロペラファン1のボス3は、駆動源であるファンモータ61に取り付けられる。プロペラファン1のボス3は、ファンモータ61の回転力によって回転する。ファンモータ61の回転により、気流8が翼5の前縁部7から流入し、翼5の間を通過して、後縁部9から放出される。翼5の間を通過する気流は、翼5に沿って流れるときに翼5の傾き及び反りによって気流方向を変えられ、運動量変化により静圧上昇する。
ここで、ボス3近くの内周側の翼5に流入する気流の流れについて説明する。
翼5における内周側の上流には、円筒状のボス3及びファンモータ61が存在する。このため、翼5の前縁部7に流入する直前の気流には、風速が不均一である、乱れた流れ21が含まれる。例えば、乱れた流れ21は、流体がファンモータ61又はボス3を通過するときに発生した渦によって発生する。また例えば、乱れた流れ21は、ファンモータ61の存在、ボス3の存在、または渦の存在によって狭くなった流路を流体が通過するときに、局所的な風速の増加によって発生する。
図7は、翼5をA−A線に沿う位置で展開して翼周りの流れを示す図である。なお、図7においては、説明の便宜上、翼5の一部の図示を省略している。
図7に示すように、翼5の前縁部7に流入する直前の気流に、乱れた流れ21が含まれると、前縁部7で渦Xが発生する。より詳細には、内周側の翼5の前縁部7の向き31、すなわち翼断面でいう前縁部7の接線方向と、流入する気流方向33とが一致せず、前縁部7で渦Xが発生する。前縁部7で発生した渦Xは、翼5の翼面に沿って流れ、後縁部9から放出される。
図8は、実施の形態1におけるプロペラファンの翼面を通過する気流の様子を模式的に示す図である。なお、図8においては、プロペラファン1を回転軸CLに垂直な面に投影した形状を示す。また、図8においては、複数の翼5のうち1枚の翼5のみを示す。
図8に示すように、前縁部7で発生した渦Xは、翼5の翼面上を軸36Xに沿って流れ、後縁部9から放出される。また、翼5の後縁部9から放出された気流には、後縁部9の縁に沿った形状の軸36Yをもつ渦Yが形成される。すなわち、翼5の内周側において、後縁部9から放出された気流には、第1後縁部9aと第2後縁部9bに沿って、回転方向RDに向かって凸状の軸36Yをもつ渦Yが形成される。
このため、第1後縁部9aから放出された渦Yと第2後縁部9bから放出された渦Yとが互いに衝突し、渦Yを形成する気流同士の摩擦によって渦Yが弱められる。また、第1後縁部9a及び第2後縁部9bから放出された渦Yは、下流に行くに従い捻れ、軸36Yの屈曲量が増加し、下流に行くに従い渦Yを形成する気流同士が衝突し易くなり、渦Yが弱められる。
また、翼5の翼面上を流れる渦Xの軸36Xと、渦Yの軸36Yは、後縁部9において交差する。このため、第1後縁部9a及び第2後縁部9bから放出された渦Yと、渦Xとが互いに衝突し、渦Yを形成する気流及び渦Xを形成する気流同士の摩擦によって、渦Y及び渦Xが弱められる。
(効果)
以上のように本実施の形態1においては、翼5の後縁部9は、ボス3に隣接する第1後縁部9aと、第1後縁部9aに隣接する第2後縁部9bとを有する。第2接続点P2が、基準線BLよりも回転方向RDの前進側に位置し、第2後縁部9bが、第2接続点P2よりも回転方向RDの後進側に後退するように構成されている。
このため、翼5の後縁部9で発生する渦Yが捻れた軸36Yをもって放出され、渦Yが摩擦により弱められる。また、翼5の前縁部7で発生した軸36Xをもつ渦Xと、翼5の後縁部9で発生する渦Yが下流で混合し、両者の摩擦により渦X及び渦Yが相互に弱められる。よって、気流の乱れが小さくなり、エネルギー損失が低減される。また、渦X及び渦Yに伴う気流の乱れが小さくなり、騒音も低減するプロペラファンを実現できる。
以下、本実施の形態1におけるプロペラファン1の効果を、比較例と対比して説明する。なお、比較例のプロペラファンの説明において、本実施の形態1のプロペラファン1と同一符号は対応部分を示すものとする。
(比較例1)
図9は、比較例1におけるプロペラファンの翼の形状を説明する図である。なお、図9においては、プロペラファン1を回転軸CLに垂直な面に投影した形状を示す。また、図9においては、複数の翼5のうち1枚の翼5のみを示す。
図9に示すように、比較例1のプロペラファン1は、第2接続点P2が、基準線BLよりも回転方向RDの後進側に位置する構成である。すなわち、翼5の内周側の後縁部9が気流の吹出し方向に沿って形成されている。
このため、比較例1におけるプロペラファンは、翼面上を流れてきた渦Xの軸36Xと、後縁部9で発生した渦Yの軸36Yの方向が同じ向きになる。よって、渦Yと渦Xとがお互いに打ち消し合うことがなく、下流側に残り、エネルギー損失が発生する。また、渦X及び渦Yの気流の乱れにより騒音が発生する。
一方、本実施の形態1におけるプロペラファン1は、渦Xの軸36Xと渦Yの軸36Yが後縁部9において交差するので、上述した効果を奏することができる。
(比較例2)
図10は、比較例2におけるプロペラファンの翼の形状を説明する図である。なお、図10においては、プロペラファン1を回転軸CLに垂直な面に投影した形状を示す。また、図10においては、複数の翼5のうち1枚の翼5のみを示す。
図10に示すように、比較例2のプロペラファン1は、第2接続点P2が、基準線BLよりも回転方向RDの後進側に位置し、第1後縁部9a及び第2後縁部9bが、基準線BLよりも回転方向RDの後進側に位置する構成である。
このため、比較例2におけるプロペラファンは、翼5の内周側において、第1後縁部9aと第2後縁部9bに沿って、回転方向RDの反対方向に向かって凸状の軸36Yをもつ渦Yが形成される。よって、第1後縁部9aから放出された渦Yと第2後縁部9bから放出された渦Yとが互いに離れ、渦Yを形成する気流同士が衝突することが無く、渦Yが弱められることはない。
一方、本実施の形態1におけるプロペラファン1は、第1後縁部9aから放出された渦Yと第2後縁部9bから放出された渦Yとが互いに衝突するので、上述した効果を奏することができる。
(比較例3)
図11は、比較例3におけるプロペラファンの翼の形状を説明する図である。
図12は、比較例3におけるプロペラファンの翼面を通過する気流の様子を模式的に示す図である。
なお、図11及び図12においては、プロペラファン1を回転軸CLに垂直な面に投影した形状を示す。また、図11及び図12においては、複数の翼5のうち1枚の翼5のみを示す。
図11に示すように、比較例3のプロペラファン1は、回転軸CLを中心とし第2接続点P2を通る円の半径Rpが、半径Roと半径Riとの中間の半径Rhよりも大きい構成である。また、第1後縁部9aの長さL1が、第2後縁部9bの長さL2の2倍を超える構成である。また図12に示すように、比較例3のプロペラファン1は、第1後縁部9aと第2後縁部9bに沿った軸36Yの形状が、径方向に直線状に近づく。また、第1後縁部9aから放出された渦Yの量が、第2後縁部9bから放出された渦Yの量よりも多くなる。
このため、比較例3におけるプロペラファンは、第1後縁部9aから放出された渦Yと、第2後縁部9bから放出された渦Yとが衝突し難くなり、渦Yが相互に弱められる効果が低減する。
一方、本実施の形態1におけるプロペラファン1は、第1後縁部9aから放出された渦Yと第2後縁部9bから放出された渦Yとが互いに衝突するので、上述した効果を奏することができる。
実施の形態2.
以下、実施の形態2におけるプロペラファン1について、上記実施の形態1との相違点を中心に説明する。実施の形態1と共通の構成は、同一符号を付し説明を省略する。
図13は、実施の形態2におけるプロペラファンの翼の形状を説明する図である。なお、図13においては、プロペラファン1を回転軸CLに垂直な面に投影した形状を示す。また、図13においては、複数の翼5のうち1枚の翼5のみを示す。
図13に示すように、翼5の後縁部9は、第2接続点P2が、基準線BL上に位置するように構成されている。また、翼5の後縁部9は、第1後縁部9aが、基準線BL上に位置するように構成されている。すなわち、第1後縁部9aは、第1接続点P1を起点として、基準線BL上を第2接続点P2まで延びる部分である。第2後縁部9bは、第2接続点P2を起点として、回転方向RDの後進側に向かって後退する部分である。
図14は、実施の形態2におけるプロペラファンの翼面を通過する気流の様子を模式的に示す図である。なお、図14においては、プロペラファン1を回転軸CLに垂直な面に投影した形状を示す。また、図14においては、複数の翼5のうち1枚の翼5のみを示す。
図14に示すように、翼5の内周側において、後縁部9から放出された気流には、第1後縁部9aと第2後縁部9bに沿って、回転方向RDに向かって凸状の軸36Yをもつ渦Yが形成される。
このため、上記実施の形態1と同様に、第1後縁部9aから放出された渦Yと第2後縁部9bから放出された渦Yとが互いに衝突し、渦Yを形成する気流同士の摩擦によって渦Yが弱められる。また、第1後縁部9a及び第2後縁部9bから放出された渦Yは、下流に行くに従い捻れ、軸36Yの屈曲量が増加し、下流に行くに従い渦Yを形成する気流同士が衝突し易くなり、渦Yが弱められる。
また、翼5の翼面上を流れる渦Xの軸36Xと、渦Yの軸36Yは、後縁部9において交差する。このため、第1後縁部9a及び第2後縁部9bから放出された渦Yと、渦Xとが互いに衝突し、渦Yを形成する気流及び渦Xを形成する気流同士の摩擦によって、渦Y及び渦Xが弱められる。
実施の形態3.
以下、実施の形態3におけるプロペラファン1について、上記実施の形態1及び2との相違点を中心に説明する。実施の形態1及び2と共通の構成は、同一符号を付し説明を省略する。
図15は、実施の形態3におけるプロペラファンを回転軸に垂直な面に投影した形状を示す図である。なお、図15においては、翼5の表面の気流を押す側の面、すなわち圧力面側から見た形状を示す。
図15に示すように、前縁部7とボス3との接続点を、第3接続点P4と定義する。また、回転軸CLと第3接続点P4との距離を、距離Dfと定義する。また、回転軸CLと第1接続点P1との距離を、距離Dbと定義する。
このように定義した場合、ボス3は、回転軸CLと第1接続点P1との距離Dbが、回転軸CLと第3接続点P4との距離Dfよりも長くなるように構成されている。言い換えると、翼5は、第3接続点P4と外周縁11との距離Dwfが、第1接続点P1と外周縁11との距離Dwbよりも長くなるように構成されている。すなわち、ボス3の側壁は、前縁部7よりも後縁部9が径方向外側に形成されている。
図16は、実施の形態3におけるプロペラファンの翼面を通過する気流の様子を模式的に示す図である。なお、図16においては、プロペラファン1を回転軸CLに垂直な面に投影した形状を示す。また、図16においては、複数の翼5のうち1枚の翼5のみを示す。
図16に示すように、翼の前縁部7に発生した渦Xが通過する翼面上の距離は、前縁部7から後縁部9にかけて、距離Dwfから距離Dwbへ短くなる。すなわち、ボス3の側壁と外周縁11で挟まれ、気流が通過する領域が狭くなる。
このため、翼面上を通過する渦Xは、縮流され、後縁側に向かって増速する。すると、後縁部9に発生した渦Yとの衝突時の速度が大きくなり、後縁部9に発生した渦Yをより弱める効果が強くなる。
よって、上記実施の形態1と比較して、さらに、気流の乱れが小さくなり、エネルギー損失が低減される。また、上記実施の形態1と比較して、さらに、渦X及び渦Yに伴う気流の乱れが小さくなり、騒音も低減するプロペラファンを実現できる。
実施の形態4.
以下、実施の形態4におけるプロペラファン1について、上記実施の形態1〜3との相違点を中心に説明する。実施の形態1〜3と共通の構成は、同一符号を付し説明を省略する。
図17は、実施の形態4におけるプロペラファンを回転軸に垂直な面に投影した形状を示す図である。なお、図17においては、翼5の表面の気流を押す側の面、すなわち圧力面側から見た形状を示す。
図18は、実施の形態4におけるプロペラファンを、回転軸を含む面に回転投影した形状を示す図である。つまり、図18は、プロペラファン1を回転させた際に、側面から見た翼5の存在領域を示した図である。
図17及び図18に示すように、翼5の内周縁13における前縁部7及び後縁部9を、回転軸CLを中心とした同一の半径で結ぶ円弧の中点を、第1中間点P5と定義する。すなわち、翼5の前縁部7の最も内周側と後縁部9の最も内周側とを、回転軸CLを中心とした同一の半径で結ぶ円弧の中点を、第1中間点P5と定義する。また、翼5の外周縁11における前縁部7及び後縁部9を、回転軸CLを中心とした同一の半径で結ぶ円弧の中点を、第2中間点P6と定義する。
このように定義した場合、翼5は、第1中間点P5が、回転軸CLに沿った方向において第2中間点P6よりも上流側に位置するように構成されている(図18参照)。すなわち、翼5は、いわゆる後傾翼である。なお、後縁部9の構成は、上記実施の形態1〜3の何れかと同じである。
翼5は後傾翼であるため、翼5が気流を押し出す向きが、径方向内向きを向く。このため、外周縁11から漏れる気流8の流れを抑制して、気流8の乱れを低減することができる。
また、気流8が内周側を向くため、翼5の内周側で発生した渦Xと気流8とが混合した場合であっても、翼5の内周側の後縁部9で発生した渦Yと相互に弱めることができる。よって、翼5を後傾翼とした場合であっても、気流の乱れが小さくなり、エネルギー損失が低減され、騒音も低減するプロペラファンを実現できる。
実施の形態5.
以下、実施の形態5におけるプロペラファン1について、上記実施の形態1〜4との相違点を中心に説明する。実施の形態1〜4と共通の構成は、同一符号を付し説明を省略する。
図19は、実施の形態5におけるプロペラファンを回転軸に垂直な面に投影した形状を示す図である。なお、図19においては、翼5の表面の気流を押す側の面、すなわち圧力面側から見た形状を示す。
図19に示すように、プロペラファン1は、回転軸CLに設けられた軸部4と、軸部4の外周側に設けられた複数の翼5と、複数の翼5のうち周方向で隣り合う2つの翼5同士を接続する複数の接続部10と、を有している。
軸部4は、回転軸CLを中心に回転する。複数の接続部10のそれぞれは、例えば板状の形状を有しており、軸部4の外周側に隣接して設けられている。複数の接続部10のそれぞれは、周方向で隣り合う2つの翼5のうち、プロペラファン1の回転方向RDに向かって前方に位置する翼5の後縁部9と、回転方向RDの後方に位置する翼5の前縁部7とを接続している。
プロペラファン1は、ボス3を備えないいわゆるボスレス型のプロペラファンである。軸部4、複数の翼5及び複数の接続部10は、樹脂により一体成形されている。すなわち、軸部4、複数の翼5及び複数の接続部10は、一体翼を構成している。
翼5の後縁部9の構成は、上記実施の形態1〜4の何れかと同様である。すなわち、第1後縁部9aは、後縁部9の最も内周側に位置している。また、第2後縁部9bは、後縁部9の、第1後縁部9aの外周側に隣接する部分である。
第1後縁部9aの最も内周側の点が、第1接続点P1である。すなわち、周方向で隣り合う2つの翼5のうち、回転方向RDに向かって前方に位置する翼5の後縁部9と、回転方向RDの後方に位置する翼5の前縁部7との接続点が、第1接続点P1である。
以上のように本実施の形態5においては、軸部4の外周側に設けられた複数の翼5と、軸部4に隣接して設けられ、複数の翼5のうち周方向で隣り合う2つの翼5同士を接続する接続部10と、を備えている。この構成によれば、上記実施の形態1と同様の効果が得られる。
実施の形態6.
上述したように本発明はプロペラファンの高効率及び低騒音化に関するものであるが、このファンを送風装置に搭載すれば、高効率で送風量を増加することができる。また、圧縮機と熱交換器などで構成される冷凍サイクル装置である空気調和機又は給湯用室外機に搭載すれば、低騒音かつ高効率で熱交換器通過風量を稼ぐことができ、機器の低騒音化と省エネルギー化を実現することができる。本実施の形態6は、そのような一例として、上記実施の形態1〜5のプロペラファン1を、送風装置を含む室外機としての空気調和装置の室外機に適用した場合について説明する。
図20は、実施の形態6における冷凍サイクル装置である空気調和装置の概要図である。
図20に示すように、空気調和装置は、圧縮機64と凝縮器72と膨張弁74と蒸発器73とを順番に冷媒配管で接続した冷媒回路70を備えている。凝縮器72には、熱交換用の空気を凝縮器72に送風する凝縮器用ファン72aが配置されている。また、蒸発器73には、熱交換用の空気を蒸発器73に送風する蒸発器用ファン73aが配置されている。凝縮器用ファン72a及び蒸発器用ファン73aの少なくとも一方は、上記実施の形態1〜5の何れかのプロペラファン1によって構成される。なお、冷媒回路70に、冷媒の流れを切り替える四方弁等を設け、暖房運転と冷房運転とを切り替える構成としても良い。
図21は、本実施の形態6における送風装置である室外機を、吹出口側から見たときの斜視図である。
図22は、上面側から室外機の構成を説明するための図である。
図23は、室外機からファングリルを外した状態を示す図である。
図24は、室外機からファングリル及び前面パネル等を除去して、内部構成を示す図である。
図21〜図24に示すように、ケーシングである室外機本体51は、左右一対の側面51a及び側面51c、前面51b、背面51d、上面51e並びに底面51fを有する筐体として構成されている。側面51a及び背面51dは、外部から空気を吸込むために開口部分を有している。また、前面51bにおいては、前面パネル52に、外部に空気を吹出すための開口部分としての吹出口53が形成されている。さらに、吹出口53は、ファングリル54で覆われており、それにより、物体等とプロペラファン1との接触を防止し、安全が図られている。なお、図22の矢印Aは、空気の流れを示している。
室外機本体51内には、プロペラファン1が設置されている。プロペラファン1は、背面51d側にある駆動源であるファンモータ61と、回転軸62を介して接続されており、このファンモータ61によって回転駆動される。
室外機本体51の内部は、壁体である仕切板51gによって、プロペラファン1が設置されている送風室56と、圧縮機64等が設置されている機械室57とに分けられている。送風室56内における側面51a側と背面51d側とには、平面視、略L字状に延びるような熱交換器68が設けられている。なお、熱交換器68は、暖房運転時において凝縮器72として機能し、冷房運転時において蒸発器73として機能する。
送風室56に配置されたプロペラファン1の径方向外側には、ベルマウス63が配置されている。ベルマウス63は、翼5の外周端よりも外側に位置し、プロペラファン1の回転方向に沿って環状をなしている。また、ベルマウス63の一方側の側方には、仕切板51gが位置し、他方側の側方には、熱交換器68の一部が位置することとなる。
ベルマウス63の前端は、吹出口53の外周を囲むように室外機の前面パネル52と接続している。なお、ベルマウス63は、前面パネル52と一体的に構成されていてもよく、あるいは、別体としてつなげられるものとして用意されていてもよい。このベルマウス63によって、ベルマウス63の吸込側と吹出側との間の流路が、吹出口53近傍の風路として構成される。すなわち、吹出口53近傍の風路は、ベルマウス63によって、送風室56内の他の空間と区切られる。
プロペラファン1の吸込側に設けられている熱交換器68は、板状の面が平行になるように並設された複数のフィンと、その並設方向に各フィンを貫通する伝熱管とを備えている。伝熱管内には、冷媒回路を循環する冷媒が流通する。本実施の形態の熱交換器68は、伝熱管が室外機本体51の側面51aと背面51dとにかけてL字状に延び、複数段の伝熱管がフィンを貫通しながら蛇行するように構成される。また、熱交換器68は、配管65等を介して圧縮機64と接続し、さらに、図示省略する室内側熱交換器及び膨張弁等と接続されて、空気調和装置の冷媒回路70を構成する。また、機械室57には、基板箱66が配置されており、この基板箱66に設けられた制御基板67によって室外機内に搭載された機器が制御されている。
本実施の形態6においても、対応する上記実施の形態1〜5と同様な利点が得られる。
なお、本実施の形態6は、送風装置を含む室外機として空気調和装置の室外機を例に説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、送風装置を給湯器等の室外機として実施することも可能であり、さらに、送風を行う装置として、広く適用することができ、室外機以外の装置又は設備等に適用することも可能である。
1 プロペラファン、3 ボス、5 翼、7 前縁部、9 後縁部、9a 第1後縁部、9b 第2後縁部、11 外周縁、13 内周縁、31 向き、33 気流方向、51 室外機本体、51a 側面、51b 前面、51c 側面、51d 背面、51e 上面、51f 底面、51g 仕切板、52 前面パネル、53 吹出口、54 ファングリル、56 送風室、57 機械室、61 ファンモータ、62 回転軸、63 ベルマウス、64 圧縮機、65 配管、66 基板箱、67 制御基板、68 熱交換器、70 冷媒回路、72 凝縮器、72a 凝縮器用ファン、73 蒸発器、73a 蒸発器用ファン、74 膨張弁。

Claims (10)

  1. 回転軸上に設けられた軸部と、
    前記軸部の外周側に設けられた翼と、を備え、
    前記翼は、回転方向の後進側に形成された後縁部を有し、
    前記後縁部は、
    最も内周側に位置する第1後縁部と、
    前記第1後縁部の外周側に隣接する第2後縁部と、を含み、
    前記第1後縁部の最も内周側の点を第1接続点と定義し、
    前記第1後縁部と前記第2後縁部との接続点を第2接続点と定義し、
    前記回転軸と前記第1接続点とを通る直線を基準線と定義したとき、
    前記第2接続点が、前記基準線よりも前記回転方向の前進側、又は前記基準線上に位置し、
    前記第2後縁部が、前記第2接続点よりも前記回転方向の後進側に後退するように構成された
    プロペラファン。
  2. 前記第1後縁部が、前記基準線よりも前記回転方向の前進側、又は前記基準線上に位置するように構成された
    請求項1に記載のプロペラファン。
  3. 前記回転軸を中心とし前記第2接続点を通る円の半径が、
    前記回転軸を中心とし前記翼の外周縁を通る円の半径と、前記回転軸を中心とし前記第1接続点を通る円の半径との中間の半径よりも小さい
    請求項1又は2に記載のプロペラファン。
  4. 前記第2後縁部のうち、接線が前記第1接続点を通る最も内周側の接点を第1頂点と定義したとき、
    前記第1後縁部の長さが、前記第2接続点と前記第1頂点との間の前記第2後縁部の長さ以上である
    請求項1〜3の何れか一項に記載のプロペラファン。
  5. 前記第1後縁部の長さが、前記第2接続点と前記第1頂点との間の前記第2後縁部の長さの2倍以下である
    請求項4に記載のプロペラファン。
  6. 前記翼は、前記回転方向の前進側に形成された前縁部を有し、
    前記前縁部の最も内周側と前記後縁部の最も内周側とを、前記回転軸を中心とした同一の半径で結ぶ円弧の中点を、第1中間点と定義し、
    当該翼の外周を形成する外周縁の前記前縁部及び前記後縁部を、前記回転軸を中心とした同一の半径で結ぶ円弧の中点を、第2中間点と定義したとき、
    前記第1中間点が、前記回転軸に沿った方向において前記第2中間点よりも上流側に位置するように構成された
    請求項1〜5の何れか一項に記載のプロペラファン。
  7. 前記翼は、前記軸部の外周に接続され、
    前記回転方向の前進側に形成された前縁部と前記軸部との接続点を第3接続点と定義したとき、
    前記軸部は、
    前記回転軸と前記第1接続点との距離が、
    前記回転軸と前記第3接続点との距離よりも長くなるように構成された
    請求項1〜6の何れか一項に記載のプロペラファン。
  8. 前記翼は、前記軸部の外周側に設けられた複数の翼の1つであり、
    前記軸部に隣接して設けられ、前記複数の翼のうち前記回転軸を中心とする周方向で隣り合う2つの翼同士を接続する接続部を備えた
    請求項1〜6の何れか一項に記載のプロペラファン。
  9. 請求項1〜8の何れか一項に記載のプロペラファンと、
    前記プロペラファンに駆動力を付与する駆動源と、
    前記プロペラファン及び前記駆動源を収容するケーシングと、を備えた
    送風装置。
  10. 請求項9に記載の送風装置と、
    凝縮器及び蒸発器を有する冷媒回路と、を備え、
    前記送風装置は、
    前記凝縮器及び前記蒸発器の少なくとも一方に空気を送風する
    冷凍サイクル装置。
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