JPWO2019022021A1 - 液圧式打撃装置 - Google Patents

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Abstract

オートストローク機構と空打ち防止機構を簡易な回路構成で併存させ、いずれか一方を容易に選択できる液圧式打撃装置を提供する。この液圧式打撃装置は、ピストン(120)の前後進動作を制御する第一制御弁(200)と、オートストローク機構および空打ち防止機構と、オートストローク機構および空打ち防止機構のいずれか一方のモードを選択する第二制御弁(300)とを備える。第二制御弁(300)には、共通スプール(320)が摺嵌されるとともにモード選択手段(400)が設けられ、モード選択手段(400)が、共通スプール(320)のオートストローク設定部に圧油を供給する一方、空打ち防止設定部からの圧油の吐出を禁止したときにはオートストローク機構が選択され、オートストローク設定部への圧油の供給を禁止する一方、空打ち防止設定部からの圧油の吐出を許容したときには空打ち防止機構が選択される。

Description

本発明は、さく岩機やブレーカ等の液圧式打撃装置に係り、特に、ピストンのストロークを、通常ストロークおよびそれよりも短いショートストロークの一方から選択されたストロークに自動的に切り換える技術、および、ピストンの打撃動作を自動的に停止可能とする空打ち防止技術に関する。
この種の液圧式打撃装置では、岩盤の硬さ(岩盤への貫入量)に応じてピストンのストロークを通常ストロークおよびショートストロークの一方から選択されたストロークに自動的に切り換えて打撃力を適正に調整することにより、ロッドおよびロッドピン等の打撃部への過剰な負荷を軽減する技術、すなわち、「オートストローク機構」が種々提案されている。
例えば、特許文献1に記載の技術では、ピストンのストローク制御に際し、ストローク制御用のバルブを作動させる油路に絞りを設け、この絞りにより切換えタイミングを調整している。
一方で、ピストンの打撃動作を自動的に停止可能とする空打ち防止技術、すなわち、「空打ち防止機構」も種々提案されている。
例えば、特許文献2に記載の空打ち防止機構は、ピストンが打撃位置を越えて所定量の前進をすると、空打ち防止機構が作動して後室と前室がいずれも低圧接続される。これにより、ピストンは、バックヘッドのガス圧により前方のストロークエンドまで達して打撃を自動停止する。また、オペレータがロッドを破砕対象に押し付けてピストンを後退させて空打ち防止機構の作動を解除させると、前室が高圧接続されてピストンが後退を開始し、打撃サイクルが再開されるというものである。
US 20140326473 A1 特開平4−300172号公報
オートストローク機構と空打ち防止機構は、それぞれ目的・作用効果の異なる個別の技術であり、所望の作業内容によって使い分けられる。すなわち、地山掘削のように破砕対象の岩盤の状態が変化する場合は、オートストローク仕様の油圧ブレーカを用いることが好ましい。一方、小割り作業のように打撃装置の作動と停止を繰り返して行う場合は、空打ち防止仕様の油圧ブレーカを用いることが好ましい。
そして、1台の油圧ブレーカを地山掘削と小割り作業の両方で用いるためには、オートストローク機構と空打ち防止機構とを備える必要があるところ、特許文献1記載のオートストローク機構と特許文献2記載の空打ち防止機構とを両立させるには、回路構成が複雑となり、コストが嵩むというという問題がある。
そこで、本発明は、このような問題点に着目してなされたものであって、オートストローク機構と空打ち防止機構とを簡易な回路構成で併存させ、いずれか一方を容易に選択可能な液圧式打撃装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明の一態様に係る液圧式打撃装置は、シリンダと、該シリンダに前後進可能に摺嵌されるピストンと、該ピストンの前後進動作を制御する第一制御弁と、前記ピストンのピストンストロークを通常ストロークと該通常ストロークよりも短いショートストロークとに切替えるオートストローク機構と、前記ピストンを液圧で駆動する回路内を作動圧未満に減圧する空打ち防止機構と、前記オートストローク機構および前記空打ち防止機構のいずれか一方のモードを選択する第二制御弁と、を備え、前記第二制御弁には、オートストローク設定部と空打ち防止設定部を併せ持つ共通スプールが摺嵌されるとともに、前記オートストローク設定部への圧油の供給と前記空打ち防止設定部からの圧油の吐出を相互に接断するモード選択手段が設けられ、前記モード選択手段は、前記オートストローク設定部に圧油を供給する一方、前記空打ち防止設定部からの圧油の吐出を禁止したときには、前記オートストローク機構が選択され、前記オートストローク設定部への圧油の供給を禁止する一方、前記空打ち防止設定部からの圧油の吐出を許容したときには、前記空打ち防止機構が選択されることを特徴とする。
また、上記課題を解決するために、本発明の他の一態様に係る液圧式打撃装置は、シリンダと、該シリンダに前後進可能に摺嵌されるピストンと、該ピストンの前後進動作を制御する第一制御弁と、前記ピストンのピストンストロークを通常ストロークと該通常ストロークよりも短いショートストロークとに切替えるオートストローク機構と、前記ピストンを液圧で駆動する回路内を作動圧未満に減圧する空打ち防止機構と、前記オートストローク機構および前記空打ち防止機構のいずれか一方のモードを選択する第二制御弁と、を備え、前記第二制御弁は、モードを選択するスプールとして、オートストローク用のスプールと、空打ち防止用のスプールとが差替可能に摺嵌されるスプール摺嵌部を有し、前記スプール摺嵌部に前記オートストローク用のスプールが摺嵌されたときには、前記オートストローク機構が選択され、前記スプール摺嵌部に前記空打ち防止用のスプールが摺嵌されたときには、前記空打ち防止機構が選択されることを特徴とする。
本発明によれば、オートストローク機構と空打ち防止機構とを簡易な回路構成で併存させ、いずれか一方を容易に選択することができる。
本発明の一態様に係る液圧式打撃装置の第一実施形態の模式的説明図であって、同図では、モード選択手段をオートストローク側に切換えた状態を示している。 第一実施形態の液圧式打撃装置において、モード選択手段をオートストローク側に切換えた状態における動作の説明図である。 第一実施形態の液圧式打撃装置において、モード選択手段を空打ち防止側に切換えた状態を示している。 第一実施形態の液圧式打撃装置において、モード選択手段を空打ち防止側に切換えた状態における動作の説明図である。 本発明の一態様に係る液圧式打撃装置の第二実施形態の模式的説明図であって、同図では、スプールをオートストローク仕様に組替た場合の説明図である。 第二実施形態の液圧式打撃装置において、スプールをオートストローク仕様に組替た場合の動作の説明図である。 本発明の第二実施形態の液圧式打撃装置において、スプールを空打ち防止仕様に組替た場合の説明図である。 第二実施形態の液圧式打撃装置において、スプールを空打ち防止仕様に組替た場合の動作の説明図である。
以下、本発明の第一実施形態について、図面を適宜参照しつつ説明する。なお、図面は模式的なものである。そのため、厚みと平面寸法との関係、比率等は現実のものとは異なることに留意すべきであり、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれている。また、以下に示す実施形態は、本発明の技術的思想を具体化するための装置や方法を例示するものであって、本発明の技術的思想は、構成部品の材質、形状、構造、配置等を下記の実施形態に特定するものではない。
[第一実施形態]
まず、本発明の一態様に係る液圧式打撃装置の第一実施形態について説明する。
第一実施形態では、第二制御弁に摺嵌されるスプールは、オートストロークと空打ち防止との共通仕様であり、油圧回路内にモード選択手段を設けることで、オートストローク機構と空打ち防止機構を選択可能とした例である。
詳しくは、この液圧式打撃装置は、図1に示すように、シリンダ100およびピストン120を備えるとともに、第一制御弁200と第二制御弁300とがシリンダ100とは別体に設けられている。第一制御弁200の内部には、バルブ201が摺嵌されており、第二制御弁300の内部には、共通スプール320が摺嵌されている。
シリンダ100の後部にはバックヘッド500が装着されている。バックヘッド500には高圧のバックヘッドガスGが封入されている。また、シリンダ100の前部にはフロントヘッド600が装着されている。フロントヘッド600の内部にはロッド601が摺嵌されている。
ピストン120は、中実の円筒体であり、その略中央に二つの大径部として、前側大径部121および後側大径部122を有する。前側大径部121の前方には中径部123が設けられ、後側大径部122の後方には小径部124が設けられ、前側大径部121と後側大径部122との間には円環溝125が設けられている。
このピストン120が、シリンダ100の内部に摺嵌されることで、シリンダ100内の前後に、ピストン前室101とピストン後室102とがそれぞれ画成されている。ピストン前室101には、前室ポート103が設けられ、前室ポート103は、前室通路112を介して高圧回路110に常時接続されている。
ピストン後室102には、後室ポート104が設けられている。後室ポート104と第一制御弁200は、後室通路113によって接続されている。ピストン後室102は、第一制御弁200のバルブ201による前後進切換えによって、高圧回路110と低圧回路111とにそれぞれ交互に連通可能になっている。なお、高圧回路110の適所には、アキュムレータ(不図示)が設けられている。
中径部123の外径は、小径部124の外径よりも大きく設定されている。これにより、ピストン前室101およびピストン後室102におけるピストン120の受圧面積、すなわち、前側大径部121と中径部123の径差、および後側大径部122と小径部124の径差はピストン後室102側の方が大きくなっている。
これにより、ピストン後室102がバルブ201の作動により高圧接続されると受圧面積差によってピストン120が前進し、ピストン後室102がバルブ201の作動により低圧接続されるとピストン120が後退するようになっている。
ここで、この液圧式打撃装置は、通常ストロークおよびそれよりも短いショートストロークの一方から自動的に選択されたストロークによってピストン120をシリンダ100内で前後進させてロッド601を打撃するオートストローク機構と、ピストン120の前後進位置に応じて、ピストン前室101に供給される圧油を始動圧以上に維持させるか、ピストン前室101に供給される圧油を開放圧を超え且つ始動圧未満の圧力である打撃停止圧にさせるかを制御する空打ち防止機構と、を選択可能に備えている。
本実施形態では、オートストローク機構と空打ち防止機構との切換えは、モード選択手段400を操作することによって行なう。
詳しくは、シリンダ100には、前室ポート103と後室ポート104との間に、ストローク制御ポート105、スプール制御ポート106、バルブ制御ポート107および低圧ポート108が、軸方向に互いに離隔した位置に設けられている。
第一制御弁200は、ピストン120と非同軸に形成された弁室212が内部に形成され、この弁室212にバルブ201が摺嵌されている。弁室212は、前方から後方へ向けて順に、中径のバルブ前室213、大径のバルブ主室214、および小径のバルブ後室215を有する。バルブ前室213には、高圧回路110と常時連通する前室通路223が接続されている。
バルブ主室214には、前方から後方へ向けて順に、前側低圧ポート218、リセットポート219、弁制御ポート220、後側低圧ポート221が設けられ、バルブ後室215には後室ポート222が設けられている。前側低圧ポート218は、前側低圧通路224を介して低圧回路111に常時連通し、後側低圧ポート221は後側低圧通路227を介して低圧回路111に常時連通している。弁制御ポート220とバルブ制御ポート107は、バルブ制御通路(直結)114を介して連通している。後室ポート222と後室ポート104は、後室通路113を介して連通している。
バルブ201は、中空の円筒体であり、前方から後方へ向けて順に、中径部202、大径部203および小径部204を有する。円筒内部の中空通路228が前室通路223を介して高圧回路110と常時連通している。バルブ201には、小径部204の略中央の外周面に、ピストン後室102を高圧と低圧に切り替えるための排油溝205が円環状に設けられている。バルブ201の排油溝205よりも前側には、連通孔210が、バルブ201の径方向に貫通して形成され、大径部203の前方側の外周面には、スリット溝211が軸方向に沿ってスリット状に形成されている。
本実施形態のバルブ201は、中径部202と小径部204の受圧面積差により常時後方へと付勢されており、弁制御ポート220に高圧油が供給されると、大径部203の後側段付面209の受圧面積が加算されて前方へと移動するようになっている。
バルブ201が後端位置、すなわち、後端面207が弁室後端面217に当接した場合には、後室ポート222は、排油溝205によって後側低圧ポート221および後側低圧通路227を介して低圧回路111に連通するので、ピストン後室102は低圧接続される。
一方、バルブ201が前端位置、すなわち、前端面206が弁室前端面216に当接した場合には、後室ポート222は、後側低圧ポート221との連通が遮断されるとともに、後端面207と弁室後端面217との間、および中空通路228を介して高圧接続された弁室212と連通するので、ピストン後室102が高圧接続されるようになっている。
ここで、油圧ブレーカは、弁制御ポート220が高圧または低圧を維持しなければならないため、バルブ201は、その前端および後端の切換位置において停止状態を維持するための保持機構が必要となる。
本実施形態では、バルブ201が後端位置にある場合の保持機構は、スリット溝211である。スリット溝211は、バルブ201が後端位置のとき、弁制御ポート220とリセットポート219および前側低圧ポート218を連通させることで、後側段付面209が確実に低圧接続されてバルブ201の停止状態を維持するようになっている。
また、バルブ201が前端位置にある場合の保持機構は連通孔210である。連通孔210は、バルブ201が前端位置のとき、弁制御ポート220(およびリセットポート219)に対して、中空通路228からの圧油を補充することで、保持圧力の低下を防止してバルブ201の停止状態を維持するようになっている。
ここで、本実施形態の液圧式打撃装置は、上記第一制御弁200に隣接して、シリンダ100の側面に設けた第二制御弁300を有する。なお、図1では、説明の便宜のために、第二制御弁300を離隔した位置に図示している。
第二制御弁300は、略直方体状のハウジング301内に、第一スリーブ302aおよび第二スリーブ302bが装填されており、これら第一スリーブ302aおよび第二スリーブ302bによってスプール室304が形成されている。第一スリーブ302aおよび第二スリーブ302bは、ハウジング301の上部開口に螺着されるプラグ303を締めこむことによって、軸方向の位置が固定されている。
このスプール室304内に、共通スプール320がスライド移動可能に摺嵌されることで、共通スプール320の上側に高圧室305が画成され、下側に制御室306が画成されるとともに、高圧室305と制御室306との間に減圧室307が画成されている。
共通スプール320は、大径部321と小径部322とからなる円筒状の部材であり、大径部321の外周には、円環状の連通溝323が設けられている。共通スプール320の軸心には、軸心に沿って貫通穴324が形成され、貫通穴324の大径部321側にはオリィフィス325が設けられている。貫通穴324の小径部322側には、軸心と直交する方向に横穴326が形成されている。横穴326は、共通スプール320が下端位置に移動した際に、隙間307aを介して減圧室307に連通するように形成されている。
ハウジング301には、高圧室305に連通する高圧ポート308が設けられるとともに、制御室306に連通する制御ポート309、および、減圧室307に連通する減圧ポート310がそれぞれ設けられている。また、ハウジング301には、連通溝323に対向する位置に、バルブ連通ポート311とシリンダ連通ポート312とが設けられ、シリンダ連通ポート312と制御ポート309との間に低圧ポート313が設けられている。
高圧ポート308は、高圧通路314によって高圧回路110と連通しており、高圧室305は、常時高圧接続されている。制御ポート309は、スプール制御通路115によってスプール制御ポート106と連通するとともに、リセット通路225によってリセットポート219と連通している。リセットポート219には、逆止弁340がリセットポート219側から制御ポート309側への圧油の流れを許容するように設けられている。
減圧ポート310は、減圧通路315によって低圧回路111と連通しており、減圧通路315には、減圧ポート310側から低圧回路111側へと向けて順に、第1切換弁401および可変絞り330が設けられている。第1切換弁401は、上位置が連通、下位置が絞り402を備えた連通に構成された2位置の電磁切換弁である。第1切換弁401は、通常は下位置に切換えられている。バルブ連通ポート311は、バルブ制御通路(スプール経由)226によって弁制御ポート220と連通している。
シリンダ連通ポート312はストローク制御通路116によってストローク制御ポート105と連通している。ストローク制御通路116には、第2切換弁403が設けられている。第2切換弁403は、上位置が閉止、下位置が連通に構成された2位置の電磁切換弁であり、通常は下位置に切換えられている。低圧ポート313は、低圧通路316によって低圧回路111に連通している。本実施形態の液圧式打撃装置では、この第1切換弁401と第2切換弁403とが、上記課題を解決する手段に記載する「モード選択手段」を構成している。
本実施形態の液圧式打撃装置において、制御ポート309に高圧油が供給されたときには、大径部321と小径部322の径差によって制御室306および高圧室305における共通スプール320の受圧面積差により、共通スプール320が上方に移動するようになっており、制御ポート309に高圧油が供給されていない低圧時には、共通スプール320が図1のように下方に移動するようになっている。
第二制御弁300は、共通スプール320が下方に移動したときは、バルブ連通ポート311とシリンダ連通ポート312とが連通溝323によって連通してストローク制御ポート105と弁制御ポート220とが連通し、共通スプール320が上方に移動したときは、バルブ連通ポート311とシリンダ連通ポート312の連通が遮断されるようになっている。
以下、共通スプール320が上方に移動したときを「通常ストローク位置」とも呼び、共通スプール320が下方に移動したときを「ショートストローク位置」とも呼ぶ。また、ピストン120の前後進位置として、ピストン120が前進時に打撃点を超えて所定量の前進をした位置を「切換え位置」とも呼ぶ。
ここで、絞り402の流量調整量δ1は、減圧室307の圧油がリークして低圧回路111へ流出することを許容するように設定されている。これに対し、可変絞り330の流量調整量δ2は、減圧室307の圧油を始動圧未満へと減圧するように設定されている。
δ1とδ2の関係は、下記(式1)となっている。
δ1>δ2・・・(式1)
モード選択手段400の第1切換弁401と第2切換弁403が、図1に示す通常位置に切換えられている状態においては、共通スプール320が下方へ移動しても減圧室307は減圧作用を発揮することは無い。その一方で、共通スプール320の上下移動によって、ストローク制御ポート105と弁制御ポート220が接断すると共に、リセットポート219と制御ポート309が接続するので、液圧式打撃装置は、「オートストローク仕様」となる。
これに対し、モード選択手段400の第1切換弁401と第2切換弁403が、図3に示す上位置に切換えられている状態においては、共通スプール320が下方へ移動すると減圧室307は可変絞り330によって減圧作用を発揮する。その一方で、共通スプール320が上下移動してもストローク制御ポート105と弁制御ポート220が接続することはないので、液圧式打撃装置は「空打ち防止仕様」となる。
[第一実施形態でのオートストローク仕様]
次に、上記オートストローク仕様での、第一実施形態の液圧式打撃装置の動作、および作用・効果について説明する。
第一実施形態の液圧式打撃装置は、第1切換弁401と第2切換弁403が通常位置に切換えられている状態においては、図1に示すように、稼働前の状態では、ピストン120はバックヘッド500に封入された高圧のバックヘッドガスGによる押圧力Fにより前方に押圧されている。そのため、ピストン120は前死点の位置となる。
稼働開始時には、ピストン120が前死点の位置のとき、第二制御弁300の共通スプール320は、同図に示す上側の高圧室305が前室通路112に常時接続され、下側の制御室306が低圧回路111に接続されている。そのため、同図の下方に向けて共通スプール320が押圧されて「ショートストローク位置」に位置する。
また、稼働開始時には、第一制御弁200は、バルブ前室213に前室通路112の高圧油が供給される。そのため、バルブ201が後退位置に位置する。第一制御弁200のバルブ201が後退位置のとき、第一制御弁200は、ピストン後室102を低圧回路111に接続している。
いま、液圧式打撃装置が稼働されると、ピストン前室101に前室通路112の高圧油が供給されてピストン前室101が常時高圧とされる一方、第一制御弁200のバルブ201が後退位置のとき、ピストン後室102は低圧なので、ピストン120が後方へと付勢されて後退を開始する。
そして、図2に示すように、ピストン120の前側大径部121の前端がシリンダ100のストローク制御ポート105の位置まで後退すると、常時高圧なピストン前室101からストローク制御ポート105に導入された高圧油は、同図に示すように、第二制御弁300内で「ショートストローク位置」にある共通スプール320の連通溝323を介して第一制御弁200の弁制御ポート220に導入される。
第一制御弁200は、弁制御ポート220に高圧油が供給されると、後側段付面209の受圧面積が加算されてバルブ201が前方へと移動する。これにより、後室ポート222は、バルブ201の後端面207と弁室後端面217との間、および中空通路228を介して高圧接続された弁室212と連通するのでピストン後室102が高圧接続される。よって、ピストン後室102が高圧になるため、ピストン120は、自身の受圧面積差によりショートストロークにて前進を開始する。
ここで、本実施形態のオートストローク仕様において、第二制御弁300の制御ポート309に圧油を供給する手段として設けられているのが、逆止弁340、リセット通路225およびリセットポート219である。
つまり、上記第一制御弁200のバルブ201が前進位置に切り換わると、弁制御ポート220とリセットポート219は、後側段付面209によって相互に連通し、圧油がリセット通路225から逆止弁340を介して第二制御弁300の制御ポート309へと供給される。
これにより、第二制御弁300は、共通スプール320上下の小径部322と大径部321との受圧面積差によって共通スプール320が同図上方に押圧されて「通常ストローク位置」に切り換わる。このとき、リセットポート219には、弁制御ポート220を介して連通孔210から圧油が補充される。そのため、バルブ201の停止状態の維持と第二制御弁300の共通スプール320の作動(図中、上方への共通スプール320の移動と移動後の停止状態の維持)に必要な圧油が充分に供給される。
次いで、ピストン120が前進して、ピストン120が打撃点の位置、つまり、ピストン120の前側大径部121の後端が、シリンダ100のバルブ制御ポート107の位置を通過すると、シリンダ100の低圧ポート108とバルブ制御ポート107とが連通し、第一制御弁200の弁制御ポート220が低圧に接続される。これにより、第一制御弁200のバルブ201が後方に押圧されて後退位置に切り替わり、これに応じてピストン後室102が低圧となる。
ここで、ピストン後室102が低圧となると、岩盤が硬い場合には、ピストン120が僅かな貫入量で後退する。このとき、第二制御弁300は、下側の制御ポート309に、スプール制御ポート106に連通する圧油が保持されているので、第二制御弁300の共通スプール320は「通常ストローク位置」を維持する。
すなわち、ピストン120が後退してバルブ201の切換えがなされるまでは、シリンダ100のバルブ制御ポート107は低圧ポート108と連通し続けるため、第一制御弁200の弁制御ポート220が低圧ポート108と連通し続ける。これにより、シリンダ100のスプール制御ポート106の圧油が閉回路内に保持されることから、バルブ201が切り替わらないように「通常ストローク位置」が保持される。
次いで、ピストン120の前側大径部121の前端がシリンダ100のバルブ制御ポート107の位置まで後退すると、バルブ制御ポート107がピストン前室101の高圧油に連通する。そのため、バルブ制御ポート107を介して第一制御弁200の弁制御ポート220に高圧油が導入される。なお、前側大径部121の前端がバルブ制御ポート107まで後退する過程において、ストローク制御ポート105およびスプール制御ポート106の順に通過するが、どちらのポートも回路が閉鎖されているので液圧式打撃装置の作動に影響はない。
これにより、第一制御弁200のバルブ201前後の受圧面積差によりバルブ201が前進位置へと移動し、後室ポート222は、バルブ201の後端面207と弁室後端面217との間、および中空通路228を介して高圧接続された弁室212と連通するのでピストン後室102が高圧接続され、ピストン後室102が高圧になる。そのため、ピストン120前後の受圧面積差によりピストン120は前進を開始する。
このとき、第二制御弁300には、第一制御弁200の作動圧油が、リセットポート219からリセット通路225の逆止弁340を介して第二制御弁300下側の制御ポート309に導入されているので、共通スプール320上下の小径部322と大径部321との受圧面積差によって共通スプール320が同図上方の「通常ストローク位置」が維持されている。
ここで、岩盤が軟らかい場合には、ピストン120が岩盤を打撃後も、打撃点の位置を超えて更にピストン120が前進してしまう。このとき、本実施形態の液圧式打撃装置では、ピストン120が打撃点の位置を超えて更に前進したときに、ピストン120の前側大径部121の後端がシリンダ100のスプール制御ポート106が形成されている「切換え位置」まで達すると、スプール制御ポート106が低圧ポート108と連通するため低圧に接続される。そのため、第二制御弁300下側の制御ポート309の高圧油が開放され、これにより、第二制御弁300の共通スプール320が下方に押圧されて「ショートストローク位置」に切り換わる。
次いで、ピストン120が後退して、ピストン120の前側大径部121の前端がシリンダ100のストローク制御ポート105の位置まで後退すると、このときの第二制御弁300は、共通スプール320が「ショートストローク位置」にあるので、ピストン前室101の高圧油が、ストローク制御ポート105から第二制御弁300の連通溝323を介して第一制御弁200の弁制御ポート220に導入される。
そのため、第一制御弁200のバルブ201は前進位置に切り替わり、これに応じてピストン後室102が高圧となる。よって、ピストン120は、自身前後の受圧面積差によりショートストロークでの前進を開始する。すなわち、この液圧式打撃装置によれば、岩盤が軟らかい場合には、「切換え位置」にて第二制御弁300が「ショートストローク位置」に切り換わり、ピストン120が自動的にショートストロークによって打撃を行うことができる。
そして、バルブ201が前進位置に切り換わるとき、弁制御ポート220に導入されたバルブ201の作動圧油は、第一制御弁200のリセットポート219からリセット通路225の逆止弁340を介して第二制御弁300下側の制御ポート309に導入される。
これにより、第二制御弁300は、ピストン120がショートストロークによる前進時であって「切換え位置」に達しない間に、上下の小径部322と大径部321との受圧面積差によって同図上方に押圧されて「通常ストローク位置」に切り換わる。換言すれば、第二制御弁300が、ショートストローク状態から通常ストローク状態へとリセットされる。
以降、この液圧式打撃装置では、「オートストローク仕様」に設定されているときは、岩盤の硬さに応じ、ピストン120、第一制御弁200および第二制御弁300の協働により、ピストン120が前進と後退を繰り返しながらロッド601を打撃するが、岩盤が硬い場合(つまり、ピストン120の前進時の位置が「切換え位置」に達しないとき)は、ピストン120が通常ストロークにて前後し、岩盤が軟らかい場合(つまり、ピストン120の前進時の位置が「切換え位置」に達したとき)は、ピストン120がショートストロークにて前後する。
したがって、オートストローク仕様に設定されているとき、この液圧式打撃装置によれば、岩盤の硬さ(岩盤への貫入量)に応じてピストン120のストロークを、ショートストロークおよび通常ストロークの一方から選択されたストロークに自動的に切り替えて打撃力を適正に調整することにより、ロッド601およびロッドピン等の打撃部への過剰な負荷を軽減することができる。
特に、この液圧式打撃装置によれば、シリンダ100には、ストローク制御ポート105、バルブ制御ポート107およびこれら二つのポート105、107の間の位置に設けられたスプール制御ポート106を設け、第二制御弁300は、一端の高圧室305を常時高圧とする一方、他端の制御室306に対し、ピストン120が前進時に、ストロークを強制的に切換えるスプール制御ポート106に連通する位置に達したときには、第二制御弁300の制御室306を低圧回路111に連通することにより、第二制御弁300を「ショートストローク位置」に切り替えるとともに、ピストン120が後退時には、制御室306が前室通路112に連通されてシリンダストロークを通常ストロークにリセットする「通常ストローク位置」に切り替えるので、シリンダ100にスプール制御ポート106を追加することにより、第二制御弁300に絞りを設けない簡素な構造とし、岩盤への貫入量をピストン120の位置に応じた単純な油路の切換えによってピストン120のストロークを強制的に切換え可能としている。そのため、例えば、第二制御弁300に絞りを設ける構造に比べて、作動油の温度変化の影響を受けることがないので、第二制御弁300の動作の安定性が高いといえる。
[第一実施形態での空打ち防止仕様]
次に、上記「空打ち防止仕様」での、第一実施形態の液圧式打撃装置の動作、および作用・効果について説明する。
この液圧式打撃装置は、第1切換弁401と第2切換弁403が、図3に示す上位置に切換えられている状態において、稼働前の状態では、上述したように、ピストン120はバックヘッド500に封入されたバックヘッドガスGのガス圧による押圧力Fにより前方に押圧されている。そのため、ピストン120は、図3に示す前死点の位置となる。
稼働開始時には、ピストン120が前死点の位置のとき、第2第二制御弁300の共通スプール320は、同図に示す上側の高圧室305が前室通路112に常時接続される一方、下側の制御室306は、スプール制御通路115を介してシリンダ100のスプール制御ポート106に連通している。そのため、高圧室305から共通スプール320中央の貫通穴324に供給される圧油は、スプール制御通路115からスプール制御ポート106を介してタンクに逃げる。そのため、共通スプール320は、高圧室305側の油圧により、同図の下方に向けて押圧されて「停止制御位置」に位置する。
また、稼働開始時には、第一制御弁200は、前室通路112からの圧油が、前室通路223を介してバルブ前室213に供給されるため、バルブ201は後退位置に位置する。第一制御弁200のバルブ201が後退位置のとき、第一制御弁200は、ピストン後室102を低圧回路111に接続している。
すなわち、ポンプの稼働前は、ピストン120は、バックヘッドガスGによる前方への押圧力Fにより前死点の位置にある。ポンプの稼働により油圧が作用すると、第二制御弁300は、共通スプール320上端面に作用する圧油の押圧力により下方に移動する。このとき、第二制御弁300に供給される圧油は、共通スプール320の小径部322の位置に形成された減圧室307から減圧通路315へと逃がされ減圧する。また、共通スプール320中央の貫通穴324に供給される圧油は、下部の制御ポート309に接続されたスプール制御通路115からスプール制御ポート106を介してタンクに逃げる。
ここで、貫通穴324のオリフィス325および減圧室307は、供給される圧油の圧力を、開放圧を超え且つ始動圧未満の圧力である打撃停止圧とするように、各部の径や容積が設定されている。なお、本実施形態では、打撃停止圧は、5〜8MPaの範囲から設定している。
そのため、ピストン120のピストン前室101の受圧面に作用する油圧は始動圧未満となり、ピストン120はバックヘッドガスGによる前方への押圧力Fに抗することができない。したがって、ピストン120は前死点の位置が維持され、液圧式打撃装置はこのままでは作動しない。
ここで、図3に示す状態では、打撃装置は作動しないものの、バックヘッドガスGによる前方への押圧力Fに対し、ピストン前室101の受圧面には、開放圧を超え且つ始動圧未満の圧力である打撃停止圧の油圧が作用している。そのため、空打ち防止仕様の作動を解除するときに、比較的に少ない力でロッド601を打撃点まで押し込むことができる。ロッド601の押し込み動作は、オペレータが台車のブーム、アーム等の操作によってロッド601を押し込む。
ロッド601がピストン120側に押し込まれることにより、図4に示すように、ロッド601に押されたピストン120が後退し、シリンダ100のスプール制御ポート106と低圧ポート108との連通状態をピストン120の前側大径部121が遮断する。スプール制御ポート106が閉じられると、共通スプール320上部の高圧室305に供給されている圧油は、共通スプール320の中心を貫通する貫通穴324から下部のオリフィス325を介して、共通スプール320下側の制御室306に供給されているので、制御室306が昇圧する。
これにより、共通スプール320上部の小径部322と下部の大径部321との受圧面積差によって圧油が共通スプール320を上方に押し上げ、共通スプール320は上方へと移動して「通常打撃位置」に位置する。共通スプール320が「通常打撃位置」に位置すると、共通スプール320上部の小径部322に形成された横穴326が遮断される。そのため、前室通路112の圧油が始動圧以上まで上昇し、ピストン120前室の受圧面に作用する始動圧によりピストン120が後退し、液圧式打撃装置が稼働を開始する。
液圧式打撃装置が稼働されると、ピストン前室101に前室通路112の高圧油が供給されてピストン前室101が常時高圧とされる一方、第一制御弁200のバルブ201が後退位置のとき、ピストン後室102は低圧なので、ピストン120が後方へと付勢されて後退を開始する。
そして、図4に示すように、ピストン120の前側大径部121の前端が、シリンダ100のバルブ制御ポート107の位置まで後退すると、常時高圧なピストン前室101からバルブ制御ポート107に供給された高圧油は、第一制御弁200の下部に設けられた弁制御ポート220に導入される。第一制御弁200は、弁制御ポート220に高圧油が供給されると、後側段付面209の受圧面積が加算されてバルブ201が前方へと移動する。
これにより、後室ポート222は、バルブ201の後端面207と弁室212の弁室後端面217との間が、中空通路228を介して高圧接続された弁室212と連通する。そのため、ピストン後室102が後室ポート222に接続された後室通路113を介して高圧接続される。よって、ピストン後室102が高圧になるため、ピストン120は、自身の受圧面積差により、バルブ制御ポート107の位置に応じた所定ストロークの前進を開始する。
次いで、ピストン120が前進して、ピストン120が打撃点の位置、つまり、ピストン120の前側大径部121の後端が、シリンダ100のバルブ制御ポート107の位置を通過すると、シリンダ100の低圧ポート108とバルブ制御ポート107とが円環溝125を介して連通し、第一制御弁200の弁制御ポート220が低圧に接続される。
弁制御ポート220が低圧接続されると、第一制御弁200のバルブ201は、バルブ201前後の受圧面積差により後方に押圧されて後退位置に切り替わり、これに応じてピストン後室102が低圧となる。ここで、ピストン後室102が低圧になると、岩盤が硬い場合には、ピストン120は僅かな貫入量で後退を開始する。このとき、第二制御弁300は、スプール制御ポート106が遮断状態に維持されているので、共通スプール320は「通常打撃位置」を維持する。
このようにして、岩盤が硬い場合には、引き続きピストン120は後退することができる。すなわち、この液圧式打撃装置によれば、岩盤が硬い場合には、ピストン120が前進と後退を繰り返しながらロッド601を打撃する、継続した通常打撃を行うことできる。
これに対し、岩盤が軟らかい場合には、ピストン120が岩盤を打撃後も、打撃点の位置を超えて更にピストン120が前進してしまう。このとき、本実施形態の液圧式打撃装置では、ピストン120が打撃点の位置を超えて更に前進したときに、ピストン120の前側大径部121の後端が、シリンダ100のスプール制御ポート106が形成されている「停止制御位置」まで達すると、スプール制御ポート106が円環溝125を介して低圧ポート108と連通するため低圧回路に接続される。そのため、第二制御弁300の共通スプール320下側の制御ポート309の高圧油が開放される。
これにより、第二制御弁300の共通スプール320は、高圧室305に供給される圧油により下方に押圧されて「打撃停止位置」に切り換わる。共通スプール320が「打撃停止位置」に位置すると、第二制御弁300の高圧室305に供給される圧油は、上述した減圧室307から減圧通路315へと逃がされる。そのため、前室通路112が減圧され、ピストン120前室の受圧面に作用する圧油が始動圧未満に下げられて、ピストン120は、バックヘッドガスGによる前方への押圧力Fによって、前死点まで移動して自動的に停止する。
したがって、この液圧式打撃装置によれば、「空打ち防止仕様」に設定されているときは、岩盤の硬さ(岩盤への貫入量)に応じてピストン120の打撃動作を、岩盤が硬い場合には継続した通常打撃を行うとともに、岩盤が軟らかい場合には、ピストン120を自動的に停止させることができる。
特に、空打ち防止仕様に設定されているとき、この液圧式打撃装置によれば、打撃サイクルを停止時に、ピストン120が前死点位置で停止する際は、ピストン前室101が、開放圧を超え且つ始動圧未満の圧力である5〜8MPa程度の打撃停止圧なので、ピストン前室101がクッション作用を発揮しつつピストン120を停止できる。そのため、ピストン120がフロントヘッド600に勢い良く衝突することが防止または抑制されるため、打撃サイクルを停止時における両者の負荷が軽減される。
また、この液圧式打撃装置によれば、ピストン120が前死点位置のときに、ピストン120前室の受圧面に作用する圧油が、5〜8MPa程度の打撃停止圧にされているため、打撃サイクルを再開するときは、少ない力で打撃点までロッド601を押し込むことができ、シリンダのスプール制御ポート106とシリンダ100の低圧ポート108との連通状態を容易に遮断することができる。よって、空打ち防止仕様の解除操作が容易である。
また、この液圧式打撃装置によれば、打撃サイクルを再開時に、ピストン120が後退動作を開始するときは、作動圧が5〜8MPa程度の打撃停止圧の状態から立ち上がるので、切換え時の圧力変動が比較的に穏やかであり、反力が比較的に小さく、油圧機器の構成部材にかかる負荷が小さい。そのため、各部の故障や、ホースの緩みが発生するような不意のトラブルも防止または低減できる。
また、この液圧式打撃装置によれば、シリンダ100には、スプール制御ポート106を追加した簡素な構造とし、岩盤への貫入量をピストン120の位置に応じた単純な油路の切換えによってピストン120の打撃動作を切換え可能としているため、第二制御弁300の動作の安定性が高いといえる。
[第二実施形態]
次に、本発明の第二実施形態について、図面を適宜参照しつつ説明する。
第二実施形態は、第一実施形態と対比すると、切換弁としてのモード選択手段400を備えずに、第二制御弁に摺嵌するスプールをオートストローク仕様のスプールと空打ち仕様のスプールに組替えることで両モードを切換える点が相違する。
なお、第二実施形態において、オートストローク機構の動作については、上述した第一実施形態の液圧式打撃装置でオートストローク仕様を選択した場合の作用機序と同様であり、また、空打ち防止機構の動作については、上述した第一実施形態の液圧式打撃装置で空打ち防止仕様を選択した場合の作用機序と同様なので、本実施形態では説明を省略する。
図5および図6は第二制御弁300´内に、オートストロークスプール350を摺嵌した状態を示している。
図5および図6に示すように、オートストロークスプール350は、大径部351と小径部352とを有する円筒状の部材であり、大径部351の外周には、円環状の連通溝353が設けられている。連通溝353は、オートストロークスプール350が下端位置に移動した際にバルブ連通ポート311とシリンダ連通ポート312とを連通するように形成されている。
第二制御弁300´のその他の構成は、第一実施形態の第二制御弁300と共通である。なお、第二制御弁300´の場合、減圧室307が高圧室305と連通することは無いので、減圧ポート310および減圧通路315は、減圧機構として作用せずドレンとして機能する。
図7および図8は、第二制御弁300´´内に、空打ち防止スプール360を摺嵌した状態を示している。
図7および図8に示すように、空打ち防止スプール360は、大径部361と小径部362とを有する円筒状の部材であり、その軸心には、軸心に沿って貫通穴363が形成されている。貫通穴363の大径部361側には、オリィフィス364が設けられ、貫通穴363の小径部362側には、軸心と直交する方向に横穴365が形成されている。横穴326は、空打ち防止スプール360が下端位置に移動した際に、隙間307aを介して減圧室307に連通するように形成されている。第二実施形態において、空打ち防止スプール360は、大径部361の外周に、第一実施形態での連通溝323が形成されていない点が相違する。
第二制御弁300´´のその他の構成は、第一実施形態の第二制御弁300と共通である。なお、第二制御弁300´´の場合、第一実施形態での連通溝323が形成されていないため、バルブ連通ポート311とシリンダ連通ポート312とが連通することは無いので、ストローク制御通路116とバルブ制御通路(スプール経由)226は、オートストローク機構として作用しない。
第二実施形態において、これらオートストロークスプール350と空打ち防止スプール360の差替作業は、プラグ303と第一スリーブ302aを取り外すだけで換装できる。そのため、必要に応じて、オートストローク仕様と空打ち防止仕様とを適宜に且つ容易に変更可能である。
100 シリンダ
101 ピストン前室
102 ピストン後室
103 前室ポート
104 後室ポート
105 ストローク制御ポート
106 スプール制御ポート
107 バルブ制御ポート
108 低圧ポート
110 高圧回路
111 低圧回路
112 前室通路
113 後室通路
114 バルブ制御通路(直結)
115 スプール制御通路
116 ストローク制御通路
120 ピストン
121 前側大径部
122 後側大径部
123 中径部
124 小径部
125 円環溝
200 第一制御弁
201 バルブ
202 中径部
203 大径部
204 小径部
205 排油溝
206 前端面
207 後端面
208 前側段付面
209 後側段付面
210 連通孔
211 スリット溝
212 弁室
213 バルブ前室
214 バルブ主室
215 バルブ後室
216 弁室前端面
217 弁室後端面
218 前側低圧ポート
219 リセットポート
220 弁制御ポート
221 後側低圧ポート
222 後室ポート
223 前室通路
224 前側低圧通路
225 リセット通路
226 バルブ制御通路(スプール経由)
227 後側低圧通路
228 中空通路
300、300´、300´´ 第二制御弁
301 ハウジング
302a、302b 第一スリーブ、第二スリーブ
303 プラグ
304 スプール室
305 高圧室
306 制御室
307 減圧室
307a 隙間
308 高圧ポート
309 制御ポート
310 減圧ポート
311 バルブ連通ポート
312 シリンダ連通ポート
313 低圧ポート
314 高圧通路
315 減圧通路
316 低圧通路
320 共通スプール
321 大径部
322 小径部
323 連通溝
324 貫通穴
325 オリフィス
326 横穴
330 可変絞り
340 逆止弁
350 オートストロークスプール
351 大径部
352 小径部
353 連通溝
360 空打ち防止スプール
361 大径部
362 小径部
363 貫通穴
364 オリィフィス
365 横穴
400 モード選択手段
401 第1切換弁
402 絞り
403 第2切換弁
500 バックヘッド
600 フロントヘッド
601 ロッド
G バックヘッドガス
P ポンプ
T タンク

Claims (2)

  1. シリンダと、
    該シリンダに前後進可能に摺嵌されるピストンと、
    該ピストンの前後進動作を制御する第一制御弁と、
    前記ピストンのピストンストロークを通常ストロークと該通常ストロークよりも短いショートストロークとに切替えるオートストローク機構と、
    前記ピストンを液圧で駆動する回路内を作動圧未満に減圧する空打ち防止機構と、
    前記オートストローク機構および前記空打ち防止機構のいずれか一方のモードを選択する第二制御弁と、を備え、
    前記第二制御弁には、オートストローク設定部と空打ち防止設定部とを併せ持つ共通スプールが摺嵌されるとともに、前記オートストローク設定部への圧油の供給と前記空打ち防止設定部からの圧油の吐出とを相互に接断するモード選択手段が設けられ、
    前記モード選択手段は、
    前記オートストローク設定部に圧油を供給する一方、前記空打ち防止設定部からの圧油の吐出を禁止したときには、前記オートストローク機構が選択され、
    前記オートストローク設定部への圧油の供給を禁止する一方、前記空打ち防止設定部からの圧油の吐出を許容したときには、前記空打ち防止機構が選択されることを特徴とする液圧式打撃装置。
  2. シリンダと、
    該シリンダに前後進可能に摺嵌されるピストンと、
    該ピストンの前後進動作を制御する第一制御弁と、
    前記ピストンのピストンストロークを通常ストロークと該通常ストロークよりも短いショートストロークとに切替えるオートストローク機構と、
    前記ピストンを液圧で駆動する回路内を作動圧未満に減圧する空打ち防止機構と、
    前記オートストローク機構および前記空打ち防止機構のいずれか一方のモードを選択する第二制御弁と、を備え、
    前記第二制御弁は、モードを選択するスプールとして、オートストローク用のスプールと、空打ち防止用のスプールとが差替可能に摺嵌されるスプール摺嵌部を有し、
    前記スプール摺嵌部に前記オートストローク用のスプールが摺嵌されたときには、前記オートストローク機構が選択され、前記スプール摺嵌部に前記空打ち防止用のスプールが摺嵌されたときには、前記空打ち防止機構が選択されることを特徴とする液圧式打撃装置。
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