JP6713853B2 - 液圧式打撃装置 - Google Patents

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Description

本発明は、さく岩機やブレーカ等の液圧式打撃装置に係り、特に、この種の液圧式打撃装置における、ピストンの打撃動作を自動的に停止可能とする空打ち防止技術に関する。
ピストンの打撃動作を自動的に停止可能とする空打ち防止技術として、特許文献1や特許文献2といった技術が提案されている。なお、以下、ピストンの打撃動作を自動的に停止可能とする一連の機構を「空打ち防止機構」とも呼ぶ。
例えば、特許文献1に記載の空打ち防止機構は、ピストンが打撃位置を越えて所定量の前進をすると、空打ち防止機構が作動して後室と前室がいずれも低圧接続される。これにより、ピストンは、バックヘッドのガス圧により前方のストロークエンドまで達して打撃を自動停止する。また、オペレータがロッドを破砕対象に押し付けてピストンを後退させて空打ち防止機構の作動を解除させると、前室が高圧接続されてピストンが後退を開始し、打撃サイクルが再開されるというものである。
一方、特許文献2では、ロングストロークとショートストロークを切換えるストローク切換え手段を備えた打撃装置における空打ち防止機構が開示されている。同文献記載の空打ち防止機構は、ロングストローク選択時にのみ空打ち防止機構を作動させるというものである。
空打ち防止機構自体は、ピストンが打撃位置を越えて所定量の前進をすると、空打ち防止機構が作動して後室および前室がいずれも高圧接続され、前後室の受圧面積差による推力とバックヘッドガス圧とによってピストンを前方ストロークエンドまで移動させて自動停止させる。そして、オペレータがロッドを破砕対象に押し付けてピストンを後退させて空打ち防止機構の作動を解除させると、後室が低圧接続されてピストンが後退を開始し、打撃サイクルが再開されるというものである。
特開平4−300172号公報 特開平9−76172号公報
これら従来の空打ち防止機構では、空打ち防止機構の作動を解除するためには、オペレータがロッドを破砕対象に押し付けてピストンを後退させる必要がある。しかしながら、これらの空打ち防止機構では、ロッドを破砕対象に押し付けてピストンを後退させるとき、バックヘッドガス圧に抗するだけの推力(特許文献2記載の技術ではそれ以上の推力)を掛けなければならない。
そのため、従来の空打ち防止機構では、この推力を適正に付与しなければ空打ち防止機構を解除することができない。また、ガス圧に抗する推力が逆に大きすぎると、ロッドとフロントヘッドが衝突して破損するおそれがある。そのため、従来の空打ち防止機構では、空打ち防止機構の解除操作が難しいという問題がある。
また、従来の空打ち防止機構では、解除操作によって空打ち防止機構を解除すると、瞬時にピストンが後退動作を開始する。そのため、反力が大きく、構成部材にかかる負荷が大きいという問題がある。
また、特許文献1記載の空打ち防止機構では、打撃サイクルを再開する際に、前室が低圧状態から一気に高圧状態に切換えられる。そのため、圧力変動が急激であり、油圧機器への負荷が大きく、ホースの緩みが発生する原因となるという問題もある。
そして、前室クッション室に着目すると、特許文献1記載の空打ち防止機構では、ピストンが前方ストロークエンドで停止する際は前室が低圧なので、前室クッション室がクッション作用を発揮することができない。そのため、ピストンがフロントヘッドに勢い良く衝突することになり、両者の負荷が大きいという問題がある。
同様に、特許文献2記載の空打ち防止機構では、ピストンが前方ストロークエンドで停止する際、通常の打撃サイクルであれば、前室のクッション室にピストンが突入する局面では、後室は低圧に切換えられており、ピストンが慣性で前進してクッション室に突入するのに対し、同文献記載の技術では、空打ち防止機構の作動時に後室が高圧に接続される。そのため、ピストンがクッション室に突入する速度が大きいため、クッション室の負荷が大きいという問題がある。
そこで、本発明は、このような問題点に着目してなされたものであって、少ない押し付け圧で容易に空打ち防止機構の作動を解除可能であり、また、解除後に打撃サイクルを再開する復帰動作も穏やかであり、さらに、空打ち防止作動時におけるクッション室やフロントヘッドへの負荷が比較的に少ない空打ち防止機構を備える液圧式打撃装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明の一態様に係る液圧式打撃装置は、シリンダと、該シリンダ内に往復移動可能に摺嵌されるピストンと、該ピストンの後端に設けられてバックヘッドガスが封入されるバックヘッドとを備え、前記ピストンの往復作動により、ロッドを打撃する液圧式打撃装置であって、停止制御ポートおよびピストン後退制御ポートを前方からこの順に有する前記シリンダと、該シリンダの内部に摺嵌された前記ピストンと、該ピストンの外周面と前記シリンダの内周面との間に画成されて軸方向の前後に離隔配置されたピストン前室およびピストン後室と、前記ピストン前室を稼働時には高圧回路に常時接続するとともに前記ピストン後退制御ポートに対する前記ピストンの前後進位置に応じて前記ピストン後室を高圧回路と低圧回路とに切換えて前記ピストンを駆動する駆動方向切換弁と、前記停止制御ポートに対する前記ピストンの前後進位置に応じて前記ピストン前室に供給される圧油の圧力を制御する停止制御弁とを備え、前記停止制御弁は、前記ピストンの前後進位置に伴う前記停止制御ポートに供給された作動油の圧力の高低に応じて、前記ピストン前室に供給される圧油を始動圧以上にさせる通常打撃位置と、前記ピストン前室に供給される圧油を開放圧を超え且つ始動圧未満の圧力である打撃停止圧にさせる打撃停止位置とに移動するスプールを有し、前記ピストンの前後進位置として、前記ピストンが前進時に打撃点を超えて所定量の前進をした位置を停止制御位置とよぶとき、前記スプールは、前記ピストンの前進時の位置が前記停止制御位置に達しないときは前記通常打撃位置に位置し、前記ピストンの前進時の位置が前記停止制御位置に達したときは前記打撃停止位置に移動することを特徴とする。
なお、本発明の一態様に係る液圧式打撃装置において、始動圧以上の圧力は、10〜15MPaの範囲から設定されることが好ましい。また、開放圧を超え且つ始動圧未満の圧力である打撃停止圧は、5〜8MPaの範囲から設定されることが好ましい。
本発明の一態様に係る液圧式打撃装置によれば、停止制御弁は、停止制御ポートに対するピストンの前後進位置に応じ、ピストン前室に供給される圧油を、開放圧を超え且つ始動圧未満の圧力である打撃停止圧にさせる打撃停止位置に移動するスプールを有し、このスプールは、ピストンの前進時の位置が停止制御位置に達したときは打撃停止位置に移動するので、ピストン前室の作動圧が始動圧未満に下げられる。これにより、ピストンは、バックヘッドガスによる前方への押圧力によって前死点まで移動して自動的に打撃サイクルを停止する。よって、ピストンの空打ちを自動的に防止可能である。
このように、本発明の一態様に係る液圧式打撃装置は、ピストンの打撃動作を自動的に停止可能とする空打ち防止機構を備えるところ、この空打ち防止機構の作動時には、停止制御弁は、打撃停止位置において、ピストン前室に供給される圧油を、開放圧を超え且つ始動圧未満の圧力である打撃停止圧にするので、ピストンが前死点位置のときに、ピストン前室が、いわば「中圧」ともいえる打撃停止圧となっている。そのため、上述した従来の空打ち防止機構に比べて、本発明の一態様に係る液圧式打撃装置であれば、ピストン前室がクッション作用を発揮しつつピストンを停止できる。これにより、ピストンがフロントヘッドに勢い良く衝突することが防止または抑制されるため、打撃サイクルを停止時における両者の負荷が軽減される。
また、本発明の一態様に係る液圧式打撃装置によれば、空打ち防止機構の作動を解除して打撃サイクルを再開するときは、オペレータがロッドを破砕対象に押し付けてピストンを後退させる必要があるところ、ピストンが前死点位置のときに、ピストン前室に供給される圧油が、「中圧」ともいえる打撃停止圧になっているので、上述した従来の空打ち防止機構に比べて、少ない力で打撃点までロッドを押し込むことができる。よって、空打ち防止作動の解除が容易である。
さらに、本発明の一態様に係る液圧式打撃装置によれば、打撃サイクルを再開時に、ピストンが後退動作を開始するときは、作動圧が、「中圧」ともいえる打撃停止圧の状態から立ち上がるので、上述した従来の空打ち防止機構に比べて、切換え時の圧力変動が比較的に穏やかであり、反力が比較的に小さく、油圧機器の構成部材にかかる負荷が小さい。そのため、各部の故障や、ホースの緩みが発生するような不意のトラブルも防止または低減できる。
ここで、本発明の一態様に係る液圧式打撃装置において、前記スプールは、自身一端の受圧面が高圧回路に常時接続されるとともに、自身他端の受圧面が前記停止制御ポートに供給された作動油の圧力を受けるように摺嵌されていることは好ましい。
また、本発明の一態様に係る液圧式打撃装置において、前記停止制御ポートは、前記ピストンが前記停止制御位置まで前進したときには、当該停止制御ポートを低圧回路と連通させて前記停止制御弁の前記スプールを前記打撃停止位置に移動させるように設けられていることは好ましい。
また、本発明の一態様に係る液圧式打撃装置において、前記停止制御位置は、前記ピストンの前進時に、前記ピストンの軸方向前側に形成された前側大径部の後端が前記停止制御ポートに対向して、前記停止制御ポートを低圧回路に連通させる位置になっており、前記停止制御弁は、前記スプールの他端の受圧面に対して供給されている高圧油が前記停止制御ポートからタンクポートへと排出されることで、前記スプールが前記打撃停止位置に移動するように設けられていることは好ましい。
上述のように、本発明によれば、少ない押し付け圧で容易に空打ち防止機構の作動を解除可能であり、また、解除後に打撃サイクルを再開する復帰動作も穏やかであり、さらに、空打ち防止作動時におけるクッション室やフロントヘッドへの負荷が比較的に少ない空打ち防止機構を備える液圧式打撃装置を提供することができる。
本発明の一態様に係る液圧式打撃装置の一実施形態の説明図であり、同図では、ピストンが前死点に位置したときの各部の状態を示している。なお、同図では、液圧式打撃装置の要部について各部の軸線に沿った断面を示している。また、同図において、始動圧以上の高圧油路を太い実線および濃い網掛けで示し、開放圧を超え始動圧未満の油路を太い破線で示し、低圧油路を細い点線および淡い網掛けで示している(以下、他の図において同様)。 図1の液圧式打撃装置の空打ち防止機構の動作を説明する図であり(以下、他の図において同様)、同図では、稼働時に、オペレータによるロッドの押し込み動作により、ピストンが前死点から後退して、停止制御ポートと低圧ポートとの連通状態をピストンが遮断したときの各部の状態を示している。 同図は、ピストンがピストン後退制御ポートまで後退したときの各部の状態を示している。 同図は、ピストンが前進して打撃点にて後退を開始する、通常打撃位置での打撃状態を示している。 同図は、ピストンが打撃点を超えて前進した場合に、ピストンが停止制御ポートの位置(停止制御位置)まで前進したときの各部の状態を示している。
以下、本発明の一実施形態について、図面を適宜参照しつつ説明する。なお、図面は模式的なものである。そのため、厚みと平面寸法との関係、比率等は現実のものとは異なることに留意すべきであり、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれている。また、以下に示す実施形態は、本発明の技術的思想を具体化するための装置や方法を例示するものであって、本発明の技術的思想は、構成部品の材質、形状、構造、配置等を下記の実施形態に特定するものではない。
この液圧式打撃装置は、図1に示すように、シリンダ100およびピストン122を備える。シリンダ100の後部にはバックヘッド400が装着されている。バックヘッド400には高圧のバックヘッドガスGが封入されている。また、シリンダ100の前部にはフロントヘッド500が装着されている。フロントヘッド500の内部にはロッド510が摺嵌されている。
ピストン122は、中実の円筒体であり、その略中央に二つの大径部123、124を有する。二つの大径部123、124の略中央には、円環状のバルブ切換溝127が形成されている。軸方向前方の前側大径部123の前方には中径部125が、軸方向後方の後側大径部124の後方には小径部126がそれぞれ設けられている。なお、ピストン122の後側大径部124の前側には、所定長のスリット溝128が、軸方向に沿ってバルブ切換溝127側に開口する位置に形成されている。
このピストン122が、上記シリンダ100の内部に摺嵌されることで、シリンダ100内の前後に、ピストン前室101とピストン後室102とがそれぞれ画成されている。本実施形態では、ピストン前室101の高圧ポートPは、ピストン前室通路116を介して高圧回路113に常時接続されている。
一方、シリンダ100の側面には駆動方向切換弁300が付設されており、ピストン後室102は、駆動方向切換弁300の制御バルブ301による前後進切換えによって、高圧回路113と低圧回路119とにそれぞれ交互に連通可能になっている。なお、高圧回路113にはアキュムレータ(不図示)が設けられている。
上記中径部125の外径は、小径部126の外径よりも大きく設定されている。これにより、ピストン前室101およびピストン後室102におけるピストン122の受圧面積、すなわち、前側大径部123と中径部125の径差および後側大径部124と小径部126の径差は、ピストン後室102側の方が大きくなっている。
これにより、ピストン後室102が制御バルブ301の作動により高圧接続されると受圧面積差によってピストン122が前進し、ピストン後室102が制御バルブ301の作動により低圧接続されるとピストン122が後退するようになっている。
ここで、この液圧式打撃装置は、ピストン122の前後進位置に応じて、ピストン前室101に供給される圧油を始動圧以上に維持させるか、ピストン前室101に供給される圧油を、開放圧を超え且つ始動圧未満の圧力である打撃停止圧にさせるかを制御する空打ち防止機構を備えている。なお、本実施形態では、上記始動圧以上の圧力は、10〜15MPaの範囲から設定している。
詳しくは、図1に示すように、シリンダ100は、前方から順に、停止制御ポートPSおよびピストン後退制御ポートPRを軸方向に互いに離隔した位置に有する。なお、ピストン前室101の高圧ポートPは、停止制御ポートPSよりも前方に設けられ、シリンダ100のタンクポートTは、ピストン後退制御ポートPRよりも後方に設けられている。
上記駆動方向切換弁300は、ピストン122と非同軸に形成された切換弁室312が内部に形成され、この切換弁室312に上記制御バルブ301が摺嵌されている。制御バルブ301は、前方から後方へ向けて順に、中径部302、大径部303および小径部304を有する。また、切換弁室312は、前方から後方へ向けて順に、中径のバルブ前室313、大径のバルブ主室314、および小径のバルブ後室315を有する。バルブ前室313には、高圧回路113と常時連通する高圧油路324が接続している。
バルブ主室314には、前方から後方へ向けて順に、前側低圧ポート318および後側低圧ポート319並びに後室ポート322が設けられている。前側低圧ポート318は低圧回路325に常時連通し、後側低圧ポート319は低圧回路119に常時連通している。後室ポート322は、後室通路330を介してピストン後室102に連通している。また、駆動方向切換弁300の下部に設けられたパイロットポートPPが後退量制御通路111を介してシリンダ100のピストン後退制御ポートPRに連通している。
制御バルブ301は、中空の円筒体であり、円筒内部の中空通路323が高圧油路324を介して高圧回路113と常時連通している。制御バルブ301には、小径部304の略中央の外周面に、ピストン後室102を低圧に切り替えるための排油溝305が円環状に設けられている。
排油溝305は、制御バルブ301が同図の後退位置のときに、後側低圧ポート319とバルブ後室315とを連通可能に形成されている。また、制御バルブ301の排油溝305よりも前側には、連通孔310が、制御バルブ301の径方向に貫通して形成されている。さらに、制御バルブ301の前方側の外周面には、スリット溝311が前側段付面308の端面に開口する位置まで軸方向に沿ってスリット状に形成されている。
本実施形態の制御バルブ301は、中径部302と小径部304の受圧面積差により常時後方へと付勢されており、パイロットポートPPに高圧油が供給されると、大径部303の後側段付面309の受圧面積が加算されて前方へと移動するようになっている。
そして、同図に示すように、制御バルブ301が後端位置にある場合には、後室ポート322は、排油溝305によって後側低圧ポート319に連通するので、ピストン後室102は低圧接続される。
一方、制御バルブ301が前端位置にある場合には(図3参照)、後室ポート322は、制御バルブ301の後端面307と切換弁室312の弁室後端面317との間、および中空通路323を介して高圧接続された切換弁室312と連通するので、ピストン後室102が高圧接続されるようになっている。
なお、油圧ブレーカは、パイロットポートPPが高圧または低圧を維持しなければならないため、制御バルブ301は、その前端および後端の切換位置において停止状態を維持するための保持機構が必要となる。本実施形態では、制御バルブ301が後端位置にある場合の保持機構は、スリット溝311である。スリット溝311は、制御バルブ301が後端位置のとき、パイロットポートPPと前側低圧ポート318とを連通させることで、後側段付面309が確実に低圧接続されて制御バルブ301の停止状態を維持するようになっている。
また、制御バルブ301が前端位置にある場合の保持機構は連通孔310である。連通孔310は、制御バルブ301が前端位置のとき、パイロットポートPPに対して中空通路323からの圧油を補充することで、保持圧力の低下を防止して制御バルブ301の停止状態を維持するようになっている。
ここで、本実施形態の液圧式打撃装置の空打ち防止機構は、上記駆動方向切換弁300に隣接して、シリンダ100の側面に設けた停止制御弁200を有する。なお、同図では、説明の便宜のために、停止制御弁200を離隔した位置に図示している。
停止制御弁200は、同図に示すように、略直方体状のハウジング210を有し、ハウジング210内に弁室250が形成されている。本実施形態の例では、ハウジング210内に、複数(この例では3個)の円筒状のスリーブ231〜233が下方から順に、同軸に積層されており、これら複数のスリーブ231〜233によって形成された内部空間が弁室250になっている。
複数のスリーブ231〜233は、ハウジング210の上部開口に螺着されるプラグ236を締めこむことによって軸方向の位置が固定されている。この弁室250内にスプール220が軸方向に沿ってスライド移動可能に摺嵌されることで、スプール220の下側に制御室252が画成されるとともに、スプール220の上側に高圧室251が画成されている。高圧室251は、高圧回路113に連通する高圧ポート246に接続され常時高圧になっている。
本実施形態のスプール220は、外周面に複数の段部が形成された中空円筒状の部材であり、略中央部分に大径部226を有する。大径部226よりも上部は小径部227となっており、また、大径部226よりも下部が中径部228となっている。中径部228の外径は、小径部227の外径よりも大きく設定されている。大径部226と中径部228との間には、円環状の溝224が形成されている。
制御室252の下端には、制御室252に連通する制御ポート241が設けられている。制御ポート241は、停止制御通路326を介してシリンダ100の停止制御ポートPSに接続されている。また、ハウジング210の側面には、同図下側から順に、第一低圧ポート242、第二低圧ポート245および高圧ポート246が設けられている。第一低圧ポート242および第二低圧ポート245は、低圧回路119に接続されている。
スプール220の中心には、軸方向に沿って貫通する貫通穴271が中央通路として形成されている。貫通穴271の下端は、制御室252に連通している。貫通穴271の下端部分には、他の部分よりも小径の絞り部272が形成されている。絞り部272は、スプール220が、同図の「停止制御位置」にあるときに、貫通穴271と第二低圧ポート245とを連通させる油路の途中位置に形成されている。
つまり、スプール220は、停止制御ポートPSに供給された作動油の圧力を受ける受圧面に貫通穴271が開口しており、貫通穴271は、スプール220が「停止制御位置」にあるときに、高圧室251を、細径の絞り部272を介して低圧回路に連通させる。
また、貫通穴271の上部には、小径部227の略中央の位置に、スプール220の径方向に貫通する横穴225が形成されて、第二低圧ポート245に連通するように形成された内部空間が減圧部273になっている。なお、第二低圧ポート245には、可変絞り260が介装されている。可変絞り260は、空打ち防止機構の作動時に、回路内の圧力を、開放圧を超え且つ始動圧未満の圧力である打撃停止圧に保持する減圧部273を補助する圧力調整手段として機能する。
停止制御弁200は、下部の制御ポート241に始動圧以上の圧油が供給されたときには、小径部227と中径部228の径差が、中径部228側の方が大きくなっているので、下側の制御室252および上側の高圧室251におけるスプール220の受圧面積差により、スプール220が上方に移動する。一方、制御ポート241に始動圧以上の圧油が供給されない時には、スプール220が同図のように下方に移動するようになっている。
そして、停止制御弁200は、スプール220が同図のように下方に移動したときは、高圧室251が貫通穴271の上部開口から横穴225を介して第二低圧ポート245に連通される。一方、スプール220が上方に移動したときは、高圧室251と第二低圧ポート245相互の連通が遮断されるようになっている。以下、スプール220が上方に移動したときを「通常打撃位置」とも呼び、スプール220が下方に移動したときを「打撃停止位置」とも呼ぶ。また、ピストン122の前後進位置として、ピストン122が前進時に打撃点を超えて所定量(例えば8mm)の前進をした位置を「停止制御位置」とも呼ぶ。
次に、図面を適宜参照しつつ、この液圧式打撃装置の空打ち防止機構の動作、および作用・効果について説明する。なお、各図において、始動圧以上の状態の高圧油路を太い実線で示し、開放圧を超え始動圧未満の状態の油路を太い破線で示し、低圧油路を細い点線で示している。
この液圧式打撃装置は、図1に示すように、稼働前の状態では、ピストン122はバックヘッド400に封入されたバックヘッドガスGのガス圧による押圧力Fにより前方に押圧されている。そのため、ピストン122は同図に示す前死点の位置となる。
稼働開始時には、ピストン122が前死点の位置のとき、停止制御弁200のスプール220は、同図に示す上側の高圧室251が高圧回路113に常時接続される一方、下側の制御室252は、停止制御通路326を介してシリンダ100の停止制御ポートPSに連通している。さらに、停止制御ポートPSは、ピストン122の後側大径部124の前側に形成されたスリット溝128を介してタンクポートTに連通している。そのため、高圧室251からスプール220中央の貫通穴271に供給される圧油は、停止制御通路326から停止制御ポートPSを介してタンクに逃げる。そのため、スプール220は、高圧室251側の油圧により、同図の下方に向けて押圧されて「停止制御位置」に位置する。
また、稼働開始時には、駆動方向切換弁300は、高圧回路113からの圧油が、高圧回路324を介してバルブ前室313に供給されるため、制御バルブ301は後退位置に位置する。駆動方向切換弁300の制御バルブ301が後退位置のとき、駆動方向切換弁300は、ピストン後室102を低圧回路119に接続している。
すなわち、ポンプの稼働前は、ピストン122は、バックヘッドガスGによる前方への押圧力Fにより前死点の位置にある。ポンプの稼働により油圧が作用すると、停止制御弁200は、スプール220上端面に作用する圧油の押圧力により下方に移動する。このとき、停止制御弁200に供給される圧油は、スプール220の小径部227の位置に形成された減圧部273を構成する横穴225から第二低圧ポート245へと逃がされ減圧する。また、スプール220中央の貫通穴271に供給される圧油は、下部の制御ポート241に接続された停止制御通路326から停止制御ポートPSを介してタンクに逃げる。
ここで、貫通穴271の絞り部272および減圧部273は、供給される圧油の圧力を、開放圧を超え且つ始動圧未満の圧力である打撃停止圧とするように、各部の径や容積が設定されている。なお、本実施形態では、打撃停止圧は、5〜8MPaの範囲から設定している。
そのため、ピストン122のピストン前室101の受圧面に作用する油圧は始動圧未満となり、ピストン122はバックヘッドガスGによる前方への押圧力Fに抗することができない。したがって、ピストン122は前死点の位置が維持され、液圧式打撃装置はこのままでは作動しない。
ここで、図1に示す状態では、打撃装置は作動しないものの、バックヘッドガスGによる前方への押圧力Fに対し、ピストン前室101の受圧面には、開放圧を超え且つ始動圧未満の圧力である打撃停止圧の油圧が作用している。そのため、空打ち防止機構の作動を解除するときに、比較的に少ない力でロッド510を打撃点まで押し込むことができる。ロッド510の押し込み動作は、オペレータが台車のブーム、アーム等の操作によってロッド510を押し込む。
ロッド510がピストン122側に押し込まれることにより、図2に示すように、ロッド510に押されたピストン122が後退し、シリンダ100の停止制御ポートPSとタンクポートTとの連通状態をピストン122の前側大径部123が遮断する。停止制御ポートPSが閉じられると、スプール220上部の高圧室251に供給されている圧油は、スプール220の中心を貫通する貫通穴271から下部の絞り部272を介して、スプール220下側の制御室252に供給されているので、制御室252が昇圧する。
これにより、スプール220上部の小径部227と下部の中径部228との受圧面積差によって圧油がスプール220を上方に押し上げ、スプール220は上方へと移動して「通常打撃位置」に位置する。スプール220が「通常打撃位置」に位置すると、スプール220上部の小径部227に形成された横穴225から第二低圧ポート245へと圧油が逃がされる減圧部273による減圧回路が遮断される。そのため、高圧回路113、324の圧油が始動圧以上まで上昇し、ピストン122前室の受圧面に作用する始動圧によりピストン122が後退し、液圧式打撃装置が稼働を開始する。
液圧式打撃装置が稼働されると、ピストン前室101に高圧回路113の高圧油が供給されてピストン前室101が常時高圧とされる一方、駆動方向切換弁300の制御バルブ301が後退位置のとき、ピストン後室102は低圧なので、ピストン122が後方へと付勢されて後退を開始する。
そして、図3に示すように、ピストン122の前側大径部123の前端が、シリンダ100のピストン後退制御ポートPRの位置まで後退すると、常時高圧なピストン前室101からピストン後退制御ポートPRに供給された高圧油は、駆動方向切換弁300の下部に設けられたパイロットポートPPに導入される。駆動方向切換弁300は、パイロットポートPPに高圧油が供給されると、後側段付面309の受圧面積が加算されて制御バルブ301が前方へと移動する。
これにより、後室ポート322は、制御バルブ301の後端面307と切換弁室312の弁室後端面317との間が、中空通路323を介して高圧接続された弁室312と連通する。そのため、ピストン後室102が後室ポート322に接続された後室通路330を介して高圧接続される。よって、ピストン後室102が高圧になるため、ピストン122は、自身の受圧面積差により、ピストン後退制御ポートPRの位置に応じた所定ストロークの前進を開始する。
次いで、ピストン122が前進して、図4に示すように、ピストン122が打撃点の位置、つまり、ピストン122の前側大径部123の後端が、シリンダ100のピストン後退制御ポートPRの位置を通過すると、シリンダ100のタンクポートTとピストン後退制御ポートPRとがバルブ切換溝127を介して連通し、駆動方向切換弁300のパイロットポートPPが低圧に接続される。
パイロットポートPPが低圧接続されると、駆動方向切換弁300の制御バルブ301は、制御バルブ301前後の受圧面積差により後方に押圧されて後退位置に切り替わり、これに応じてピストン後室102が低圧となる。ここで、ピストン後室102が低圧になると、岩盤が硬い場合には、ピストン122は僅かな貫入量で後退を開始する。このとき、停止制御弁200は、停止制御ポートPSが遮断状態に維持されているので、スプール220は「通常打撃位置」を維持する。
このようにして、岩盤が硬い場合には、引き続きピストン122は後退することができる。すなわち、この液圧式打撃装置によれば、岩盤が硬い場合には、ピストン122が前進と後退を繰り返しながらロッド510を打撃する、継続した通常打撃を行うことできる。
これに対し、岩盤が軟らかい場合には、ピストン122が岩盤を打撃後も、図4に示した打撃点の位置を超えて更にピストン122が前進してしまう。このとき、本実施形態の液圧式打撃装置では、図5に示すように、ピストン122が打撃点の位置を超えて更に前進したときに、ピストン122の前側大径部123の後端が、シリンダ100の停止制御ポートPSが形成されている「停止制御位置」まで達すると、停止制御ポートPSがバルブ切換溝127を介してタンクポートTと連通するため低圧回路に接続される。そのため、停止制御弁200のスプール220下側の制御ポート241の高圧油が開放される。
これにより、停止制御弁200のスプール220は、高圧室251に供給される圧油により下方に押圧されて「打撃停止位置」に切り換わる。スプール220が「打撃停止位置」に位置すると、停止制御弁200の高圧室251に供給される圧油は、上述した減圧部273から第二低圧ポート245へと逃がされる。そのため、高圧回路113、324がそれぞれ減圧され、ピストン122前室の受圧面に作用する圧油が始動圧未満に下げられて、ピストン122は、バックヘッドガスGによる前方への押圧力Fによって、前死点まで移動して自動的に停止する。
したがって、この液圧式打撃装置によれば、岩盤の硬さ(岩盤への貫入量)に応じてピストン122の打撃動作を、岩盤が硬い場合には継続した通常打撃を行うとともに、岩盤が軟らかい場合には、ピストン122を自動的に停止させることができる。
特に、この液圧式打撃装置によれば、打撃サイクルを停止時に、ピストン122が前死点位置で停止する際は、ピストン前室101が、開放圧を超え且つ始動圧未満の圧力である5〜8MPa程度の打撃停止圧なので、ピストン前室101がクッション作用を発揮しつつピストン122を停止できる。そのため、ピストン122がフロントヘッド500に勢い良く衝突することが防止または抑制されるため、打撃サイクルを停止時における両者の負荷が軽減される。
また、この液圧式打撃装置によれば、ピストン122が前死点位置のときに、ピストン122前室の受圧面に作用する圧油が、5〜8MPa程度の打撃停止圧にされているため、打撃サイクルを再開するときは、少ない力で打撃点までロッド510を押し込むことができ、シリンダの停止制御ポートPSとシリンダ100のタンクポートTとの連通状態を容易に遮断することができる。よって、空打ち防止機構の解除操作が容易である。
また、この液圧式打撃装置によれば、打撃サイクルを再開時に、ピストン122が後退動作を開始するときは、作動圧が5〜8MPa程度の打撃停止圧の状態から立ち上がるので、切換え時の圧力変動が比較的に穏やかであり、反力が比較的に小さく、油圧機器の構成部材にかかる負荷が小さい。そのため、各部の故障や、ホースの緩みが発生するような不意のトラブルも防止または低減できる。
また、この液圧式打撃装置によれば、シリンダ100には、停止制御ポートPSを追加した簡素な構造とし、岩盤への貫入量をピストン122の位置に応じた単純な油路の切換えによってピストン122の打撃動作を切換え可能としているため、停止制御弁200の動作の安定性が高いといえる。なお、本発明に係る液圧式打撃装置は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しなければ種々の変形が可能なことは勿論である。
100 シリンダ
101 ピストン前室
102 ピストン後室
111 後退量制御通路
113 高圧回路
116 ピストン前室通路
119 低圧回路
122 ピストン
123 前側大径部
124 後側大径部
125 中径部
126 小径部
127 バルブ切換溝
200 停止制御弁
210 ハウジング
220 スプール
224 溝
226 大径部
227 小径部
228 中径部
231〜233 スリーブ
236 プラグ
241 制御ポート
242 第一低圧ポート
245 第二低圧ポート
246 高圧ポート
250 弁室
251 高圧室
252 制御室
300 駆動方向切換弁
301 制御バルブ
302 中径部
303 大径部
304 小径部
305 排油溝
306 前端面
307 後端面
308 前側段付面
309 後側段付面
310 連通孔
311 スリット溝
312 切換弁室
313 バルブ前室
314 バルブ主室
315 バルブ後室
316 弁室前端面
317 弁室後端面
318 低圧ポート
322 後室ポート
323 中空通路
324 高圧油路
325 低圧回路
326 停止制御通路
330 後室通路
400 バックヘッド
500 フロントヘッド
510 ロッド
PR ピストン後退制御ポート
PS 停止制御ポート
PP パイロットポート
T タンクポート

Claims (4)

  1. シリンダと、該シリンダ内に往復移動可能に摺嵌されるピストンと、該ピストンの後端に設けられてバックヘッドガスが封入されるバックヘッドとを備え、前記ピストンの往復作動により、ロッドを打撃する液圧式打撃装置であって、
    停止制御ポートおよびピストン後退制御ポートを前方からこの順に有する前記シリンダと、該シリンダの内部に摺嵌された前記ピストンと、該ピストンの外周面と前記シリンダの内周面との間に画成されて軸方向の前後に離隔配置されたピストン前室およびピストン後室と、前記ピストン前室を稼働時には高圧回路に常時接続するとともに前記ピストン後退制御ポートに対する前記ピストンの前後進位置に応じて前記ピストン後室を高圧回路と低圧回路とに切換えて前記ピストンを駆動する駆動方向切換弁と、前記停止制御ポートに対する前記ピストンの前後進位置に応じて前記ピストン前室に供給される圧油の圧力を制御する停止制御弁とを備え、
    前記停止制御弁は、前記ピストンの前後進位置に伴う前記停止制御ポートに供給された作動油の圧力の高低に応じて、前記ピストン前室に供給される圧油を始動圧以上にさせる通常打撃位置と、前記ピストン前室に供給される圧油を開放圧を超え且つ始動圧未満の圧力である打撃停止圧にさせる打撃停止位置とに移動するスプールを有し、
    前記ピストンの前後進位置として、前記ピストンが前進時に打撃点を超えて所定量の前進をした位置を停止制御位置とよぶとき、
    前記スプールは、前記ピストンの前進時の位置が前記停止制御位置に達しないときは前記通常打撃位置に位置し、前記ピストンの前進時の位置が前記停止制御位置に達したときは前記打撃停止位置に移動することを特徴とする液圧式打撃装置。
  2. 前記スプールは、自身一端の受圧面が高圧回路に常時接続されるとともに、自身他端の受圧面が前記停止制御ポートに供給された作動油の圧力を受けるように摺嵌されている請求項1に記載の液圧式打撃装置。
  3. 前記停止制御ポートは、前記ピストンが前記停止制御位置まで前進したときには、当該停止制御ポートを低圧回路と連通させて前記停止制御弁の前記スプールを前記打撃停止位置に移動させるように設けられている請求項2に記載の液圧式打撃装置。
  4. 前記停止制御位置は、前記ピストンの前進時に、前記ピストンの軸方向前側に形成された前側大径部の後端が前記停止制御ポートに対向して、前記停止制御ポートを低圧回路に連通させる位置になっており、
    前記停止制御弁は、前記スプールの他端の受圧面に対して供給されている高圧油が前記停止制御ポートからタンクポートへと排出されることで、前記スプールが前記打撃停止位置に移動するように設けられている請求項2または3に記載の液圧式打撃装置。
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