JPH0443739B2 - - Google Patents

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JPH0443739B2
JPH0443739B2 JP1204187A JP1204187A JPH0443739B2 JP H0443739 B2 JPH0443739 B2 JP H0443739B2 JP 1204187 A JP1204187 A JP 1204187A JP 1204187 A JP1204187 A JP 1204187A JP H0443739 B2 JPH0443739 B2 JP H0443739B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid chamber
piston
valve
port
switching
Prior art date
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Expired
Application number
JP1204187A
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English (en)
Other versions
JPS63180482A (ja
Inventor
Nobuyoshi Fukui
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Furukawa Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Co Ltd
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Publication date
Application filed by Furukawa Co Ltd filed Critical Furukawa Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、さく岩機やブレーカ等の液圧式打
撃装置の空打切換機構に関し、打撃装置を空打可
能な状態と空打防止の状態とに切換できるように
して、岩石やコンクリートなどの打撃破砕作業の
能率を向上させる。
〔従来の技術〕
従来、援圧式打撃装置には、空打防止機構を備
えたものと、備えていないものがあつた。空打防
止機構を備えていない打撃装置は連続的な打撃が
可能であるが、小割破砕等の単発的破砕作業に用
いた場合、被破砕物が破砕された瞬間にロツドが
所定の打撃位置より前方に抜け出した状態とな
り、そのまま打撃が継続されるため、これを繰返
すとシリンダやフロント部の破損を生じやすい。
これに対し、空打防止機構を備えたものでは、岩
盤掘削、大塊破砕等の連続的打撃破砕作業に用い
た場合、破砕の途中で被破砕物にクラツクが生じ
たりすると、ロツドが若干抜け出して中断され破
砕能率が低下する。
そこで、ロツドがある一定長シリンダより抜け
てもピストンは駆動される追打ちが可能であり、
さらにロツドがシリンダより抜けてピストンが本
体を打撃する手前でピストンの駆動を停止させる
追打ち及び停止機構を有する油圧打撃装置(実開
昭55−17791号)が提案されている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上記追打ち可能な打撃装置も、
ロツドが追打ち可能な一定長以上抜け出すと打撃
が停止する。従つて連続的打撃破砕作業に使用す
る場合に能率的破砕を行うには、作業者は常にロ
ツドの抜け出た距離を把握して追打ち可能な範囲
に維持するよう推力を調整することが必要となる
が、このような推力の調整は熟練者でも非常に因
難である。
この発明は、液圧式打撃装置における上記問題
点を解決するものであつて、単発的破砕作業時に
は空打を防止してシリンダやフロント部の破損を
防止し、連続的破砕作業時には、空打可能として
作業能率を向上させることのできる液圧式打撃装
置の空打防止機構を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明では、上記問題を解決するため、シリ
ンダ内に前後に小径部を有するピストンを摺嵌し
て、前,後部に液室を形成し、少なくとも一方の
液室を制御弁で高圧と低下とに切換えてピストン
を往復動させ、ピストンの前方に所定区間前後摺
動自在に保持したロツドを打撃する液圧式打撃装
置において、ピストンの往復動に伴つて開閉され
る弁制御ポートと、ピストンが所定打撃位置を越
えて前進したとき閉じ込まれる中間部液室と、こ
の中間部液室の閉じ込み状態で弁制御ポートを切
換弁を介して低圧回路に連通させる切換管路とを
設けて空打切換機構を構成している。
〔作用〕
この液圧式打撃装置の空打切換機構は、ロツド
が所定の打撃位置より前方に抜け出した状態とな
り、ピストンが所定の打撃位置を越えて前進した
とき、中間部液室が閉じこまれる。このとき切換
弁が開であれば、弁制御ポートが低圧回路へ連通
されるため制御弁は切換らずピストンが後退して
往復動が継続され、空打可能となる。切換弁が閉
であれば、弁制御ポートが高圧となつて制御弁を
切換るためピストンは後退せず前方に停止し、空
打が防止される。従つて、従業者が作業に応じて
切換弁を開又は閉とすることにより任意に空打可
能、空打防止の何れかを選択することができる。
〔実施例〕
以下、図面を参照し、この発明の実施例を説明
する。
第1図は、この発明の一実施例である液圧式打
撃装置の空打切換機構の構成を示す縦断面図であ
り、シリンダ1内にはピストン2が前後方向へ往
復動可能に摺嵌され、シリンダ1の前方にはフロ
ントヘツド6が接続されており、ロツド5が前後
方向へ所定区間移動可能に保持されている。ピス
トン2は、大径部2a,前方小径部2b、後方小
径部2c、及び中間径部2を有し、この径の相違
により、前部液室21、後部液室22、及び中間
部液室23を形成している。後方小径部2cは前
方小径部2bより更に径が小さく、従つてピスト
ン2は後部液室22側の受圧面積が前部液室21
側の受圧面積より大である。前部液室21は、高
圧回路11によつて液圧源7と接続されている。
高圧回路11にはアキユレータ9が設けられてい
る。シリンダ1の後部には、高圧回路11に接続
される高圧ポート31と低圧回路12に接続され
る低圧ポート32とが設けられ、かつ、バルブプ
ラグ4が嵌着されている。このバルブプラグ4は
前方の外径を小さくして、その外周とシリンダ1
の内周との間に円筒状の制御弁3がピストン2と
同心状に摺嵌されている。
制御弁3の外周は、前方が小径となるように段
付とし、この段部で弁制御液室24が形成されて
おり、また、制御弁3の内周は、後方が大径とな
るよう段付とし、この段部で弁規制液室25が形
成されている。弁制御液室24側の受圧面積は、
弁規制液室25側の受圧面積より大きい。制御弁
3には、その前進位置で低圧ポート32を、後退
位置で高圧ポート31を、それぞれ後部液室22
へバルブプラグ4に設けた通孔28を介して連通
させる給排液孔26が穿設されており、また、弁
規制液室25と高圧ポート31を連通させる弁規
制孔27が穿設されている。
シリンダ1の中間部には、ピストン2の前後進
によつて、ピストン2の前方小径部2bと中間径
部2dとで開閉される弁制御ポート33が設けら
れており、この弁制御ポート33が弁制御管路3
4で弁制御液室24に連通している。
弁制御ポート33の後方には切換ポート35が
設けられており、この切換ポート35は切換弁1
0を介し切換管路14で低圧回路12に接続され
ている。この切換弁10は2位置ポートで切換管
路14の開閉の切換えを行う。切換ポート35の
更に後方には、低圧回路12と連通する排液ポー
ト36が設けられている。ピストン2の中間径部
2dにはピストン2の前進位置で弁制御ポート3
3、切換ポート35、排液ポート36を連通させ
る溝13が設けられている。8はタンクである。
次に動作を説明する。
制御弁3が後方にある状態では、高圧ポート3
1が給排液孔34、通孔28を介してピストン2
の後部液室22に連通しているので、後部液室2
2と3前記液室21とは、共に高圧となり、ピス
トン2の後部液室22側の受圧面積は前部液室2
1側の受圧面積より大であるから、ピストン2は
前進を開始する。このとき弁制御ポート33は前
部液室21側に開かれており、弁制御管路34を
介して弁制御ポート33と連通している弁制御液
室24は高圧となつている。従つて、弁制御液室
24と弁規制液室25とは共に高圧であり、弁制
御液室24の受圧面積が弁制御液室25側の受圧
面積より大であるから、制御弁3は後方に保持さ
れている。
ピストン2が前進すると弁制御ポート33が溝
13を介して排液ポート36と連通するため弁制
御液室24が低圧となる。このとき弁規制液室2
5は高圧のままであるから制御弁3は前進する。
制御弁3が前進すると、低圧ポート32が給排液
孔34、通孔28を介して後部液室22と連通
し、後部液室22は低圧となる。
ここで、ロツド5が所定の打撃位置にあればピ
ストン2はロツド5を打撃して前進を停止し、後
退を始める。
ピストン2が後退し、ピストン2の前部液室2
1と弁制御ポート33とが連通すると、弁制御液
室24が高圧となり制御弁3が後退する。そこで
後部液室22が高圧ポート31と連通して高圧と
なり、ピストン2の後退エネルギーが高圧液の形
でアキユムレータ9に蓄積されて、ピストン2は
後退を停止し、再び前進行程に入り同様のサイク
ルが繰弁される。
ロツド5が所定の打撃位置より前方へ抜け出て
いる場合には、ピストン2が前進し、制御弁3が
前進して後部液室22が低圧となつた後、ピスト
ン2は慣性によつてそのまま前進し、ピストン大
径部2aにより排液ポート36が閉じられ、中間
部液室23が閉込みの状態となる。すると中間部
液室23は徐々に高圧となりピストン2の速度が
低下する。
この時切換弁10が開であれば、切換ポート3
5は低圧であり、溝13を介して弁制御ポート3
3も低圧のまの状態が保たれ、制御弁3も前進位
置にあるため、ピストン2はやがて停止し後退を
始める。ピストン2が後退し、前部液室21と弁
制御ポート33とが連通すると、前述の如くして
ピストン2は前進に転じ往復が繰返される。即ち
ロツド5が抜け出ていても往復動の行われる空打
状態となる。
一方、切換弁10が開であれば、中間部液室2
3が高圧となるのと同時に、溝13、弁制御ポー
ト33が高圧となり、弁制御液室24の圧力が上
がるため、制御弁3は後退する。制御弁3が後退
すると後部液室22が高圧ポート31と連通し再
度高圧となる。そこでピストン2は移動可能な最
前端まで前進し、その位置で停止したままとな
る。即ちロツド5が抜け出ていればピストン2は
往復動しない空打防止の状態となる。
ロツド5が抜け出た状態から所定の打撃位置に
戻れば、ピストン2はロツド5に押さて後退し大
径部2aが排液ポート36を開くため、弁制御ポ
ート33が低圧となり、制御弁3が前方に移動す
る。そこで、後部液室も低圧となつてピストン2
は後退し、通常の作動状態に復帰する。
〔発明の効果〕
この発明の液圧式打撃装置の空打切換機構は、
上述の如く構成されているため、作業者が切換弁
を開閉するのみで容易に空打可能、空打防止の切
換えを行うことができ、作業に応じて適切に選択
することにより、打撃機構の耐久性を増し作業能
率を向上させる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の一実施例である打撃装置
の縦断面図である。 図中、1はシリンダ、2はピストン、9は制御
弁、5はロツド、10は切換弁、11は高圧回
路、12は低圧回路、14は切換管路、21は前
部液室、22は後部液室、23は中間部液室、3
3は弁制御ポートである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 シリンダ内に前後に小径部を有するピストン
    を摺嵌して前部液室と後部液室とを形成し、少な
    くとも一方の液室を制御弁で高圧と低圧とに切換
    えてピストンを往復させ、ピストンの前方に所定
    区間前後摺動自在に保持したロツドを打撃する液
    圧式打撃装置において、ピストンの往復動に伴つ
    て開閉される弁制御ポートと、ピストンが所定打
    撃位置を越えて前進したとき閉じ込まれる中間部
    液室と、該中間部液室の閉じ込み状態で前記弁制
    御ポートを切換弁を介して低圧回路に連通させる
    切換管路とを設けたことを特徴とする液圧式打撃
    装置の空打切換機構。
JP1204187A 1987-01-21 1987-01-21 液圧式打撃装置の空打切換機構 Granted JPS63180482A (ja)

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JP1204187A JPS63180482A (ja) 1987-01-21 1987-01-21 液圧式打撃装置の空打切換機構

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JPS63180482A JPS63180482A (ja) 1988-07-25
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JPS63180482A (ja) 1988-07-25

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