JPS6026933Y2 - 油圧打撃工具の切換弁作動装置 - Google Patents

油圧打撃工具の切換弁作動装置

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JPS6026933Y2
JPS6026933Y2 JP14359079U JP14359079U JPS6026933Y2 JP S6026933 Y2 JPS6026933 Y2 JP S6026933Y2 JP 14359079 U JP14359079 U JP 14359079U JP 14359079 U JP14359079 U JP 14359079U JP S6026933 Y2 JPS6026933 Y2 JP S6026933Y2
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JP
Japan
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switching valve
oil
oil passage
cylinder
passage switching
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JP14359079U
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JPS5662883U (ja
Inventor
秀峰 岩田
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マツダ株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は油圧さく岩槻等の油圧打撃工具における打撃ピ
ストンの往復動切換用の切換弁作動装置に関するもので
ある。
一般に、油圧さく岩槻等の油圧打撃工具においては、打
撃工具本体に形成されたシリンダ内に往復動可能に嵌挿
された打撃ピストンを往復動させるために、シリンダ内
に上記打撃ピストンの軸と同軸に配置された略円筒形の
油路切換弁が摺動自在に設けられ、該油路切換弁の切換
作動により打撃ピストンの前進、後退の切換を行うよう
になされている。
そして、上記油路切換弁を切換作動させる装置として、
打撃ピストンの後退に伴うピストン後端での後方への押
動とシリンダ後室の給油圧との作用により後退を行い、
また打撃ピストンの前進に伴うシリンダ後室の負圧と油
路切換弁の後側加圧面に作用する給油圧との作用により
前進を行うよう切換作動するようにしたものが知られて
いる。
しかしながら、上記従来のものにおいては、油路切換弁
の後側加圧面に常時高圧の給油圧を作用させているため
、油路切換弁の前進切換えをスムーズに行うことができ
る反面、油路切換弁の後退切換時には上記前進切換時の
給油圧が逆に油路切換弁の後退を妨げるように作用し、
その作用力(すなわち後退抗力)に逆って油路切換弁を
後退させるためには打撃ピストンの後退用加圧面の受圧
面積を極めて大きくする必要があり、その結果、圧油の
消費量力状となり打撃工具の作動効率が低下するという
不具合があるとともに、油路切換弁には後退時その前後
方向から同時に大きな押圧力が作用することにもなるた
め、油路切換弁の機械的疲労が激しく耐久性の低下が著
しいという不具合があった。
本考案はかかる点に鑑みてなされたものであり、油路切
換弁の後方に、後部に後側加圧面と該後側加圧面より小
さい前側加圧面とを有する作動部片を一体的に設けて、
油路切換弁の後退時に油路切換弁に作用する後退抗力を
上記作動部片の前側加圧面に作用する給油圧力分だけ減
じるようにすることにより、打撃ピストンの前側加圧面
の受圧面積を大きくすることなく油路切換弁をスムーズ
に後退させることができ、よって圧油の消費量を少なく
して打撃工具の作動効率の向上を図るとともに、油路切
換弁に作用する押圧力を減少せしめてその耐久性の向上
を図ることができるようにした油圧打撃工具の切換弁作
動装置を提供せんとするものである。
以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて詳細に説明
する。
第1図ないし第4図において、1は打撃工具本体であっ
て、該打撃工具本体1には前室2aと後室2bとを有す
るシリンダ2が形成され、該シリンダ2内には打撃ピス
トン3が往復動可能に嵌挿され、該打撃ピストン3には
上記シリンダ前室2aおよび後室2bに常時対向する前
側加圧面3aおよび後側加圧面3bが形成され、該後側
加圧面3bは前側加圧面3aよりも大きく形成されてい
る。
4は上記シリンダ2の後室2b後方部位に打撃ピストン
3と同軸上に摺動自在に配置された略円筒形状の油路切
換弁であって、該油路切換弁4先端には後退用加圧面4
aが形成され、該後退用加圧面4aはシリンダ後室2b
内に位置するように設けられている。
また、上記油路切換弁4には排油連通孔5が穿設されて
いる。
6は排油通路であって、上記油路切換弁4が後方位置に
あるとき上記シリンダ2の後室2bと遮断され、油路切
換弁4が前方位置にあるとき上記排油連通孔5を介して
シリンダ2の後室2bと連通して後室2b内の油圧を排
出するものである。
7は上記シリンダ2の前室2aに開口した打撃ピストン
後退用給油通路である。
また、8は一端が上記打撃ピストン後退用給油通路7の
シリンダ前室2aに開口する開口部7aより後方に開口
し、他端が上記シリンダ後室2bに開口する打撃ピスト
ン前進用給油通路である。
9は上記油路切換弁4の後方に該油路切換弁4と一体的
に設けられて摺動する作動部片であって、油路切換弁4
の円周を略4等分する位置に配設され、該作動部片9の
後部は膨出形状に形成され、該後部には前側加圧面9a
と後側加圧面9bとが形成され、該後側加圧面9bは前
側加圧面9aよりも大きく形成され、且つ上記油路切換
弁4の後退用加圧面4aよりも小さく形成されている。
10は上記作動部片9に対して高圧油を供給する切換用
給油通路であって、該切換用給油通路10は作動部片9
(油路切換弁4)が前進状態にあるときその後側加圧面
9bにのみ連通して作動部片9を加圧前進させ、また作
動部片9が後退状態にあるとき後側加圧面9bおよび前
側加圧面9aの両方に連通して作動部片9(油路切換弁
4)の後退抗力、すなわち後側加圧面9bに作用する前
進方向給油圧力を前側加圧面9aに作用する給油圧力分
だけ減少させるように設けられている。
また、11は切換用排油通路であって、該切換用排油通
路11は上記作動部片9が前進位置にあるときその前側
加圧面9aと遮断され、作動部片9が後退位置にあると
き前側加圧面9aと連通して後側加圧面9bで遮断され
た上記切換用給油通路10内に残存する圧油を排出する
ように設けられている。
尚、12はビットロッド、また、図中13で示される部
分は各摺動部材のクッション室である。
次に、上記実施例の作用を説明すると、先ず、第1図に
示すように打撃ピストン3が前進しようとするときには
、シリンダ2の後室2bが前室2aおよび前進用給油通
路8を介して後進用給油通路7に連通ずるとともに、該
後室2bが油路切換弁4により排油通路6と遮断される
ため、後側加圧面3bと前側加圧面3aとの面積差によ
って打撃ピストン3が前進する。
一方、油路切換弁4には後方から作動部片9の後側加圧
面9bへの切換用給油通路10の給油圧が作用するとと
もに、前端の後退用加圧面4aにシリンダ後室2bの給
油圧が前方から作用し、該後退用加圧面4aの受圧面積
が上記後側加圧面9bの受圧面積よりも大であるため、
そO面積差により油路切換弁4は後退する。
さらに、打撃ピストン3が前進して前進端付近に近づく
と、第2図に示すようにシリンダ後室2bが打撃ピスト
ン3により後退用給油通路7と遮断されて油路切換弁4
の後退用加圧面4aへの給油圧が低下する一方、作動部
片9の後側加圧面9bには切換用給油通路10の給油圧
が作用し続けるため、油路切換弁4は前進し、この油路
切換弁4の前進によりシリンダ後室2bと前進用給油通
路8とが遮断されるとともに、排油連通孔5を介してシ
リンダ後室2bと排油通路6とが連通ずる。
また、油路切換弁4と一体的に設けた作動部片9も前進
して後側加圧面9bで遮断された切換用給油通路10内
に残存する圧油が切換用排油通路11に排出される。
次いで、打撃ピストン3が前進端位置に達してビットロ
ッド13を打撃した後、その反撥力および前側加圧面3
aへの給油圧の作用により第3図に示すように打撃ピス
トン3が後退し始めると、。
シリンダ後室2b内の圧油は排油連通孔5を介して排油
通路6に排出される。
さらに打撃ピストン3の後退によりその後端が油路切換
弁4の先端に当接し、打撃ピストン3の後方への押動に
より油路切換弁4を後退させる。
その際、油路切換弁4と一体的に設けた作動部片9も後
退するが、作動部片9の前側加圧面9aと後側加圧面9
bとの両方が切換用給油通路1゜に連通して両加圧面9
a、9bに給油圧が作用するため、油路切換弁4の後退
を妨げる後退抗力、こすなわち作動部片9の後側加圧面
9bに作用する給油圧力は前側加圧面9aに作用する給
油圧力分だけ減少されることになる。
よって作動部片9の後側加圧面9bの面積を、従来の切
換弁の後側加圧面の面積と同じとすれば、油路切換弁4
の後退3に要する打撃ピストン3の前側加圧面3aでの
作用力を減少させることができる。
換言すれば、前側加圧面3aの受圧面積を小さくするこ
とができるため、圧油の消費量が少なくて済み、打撃工
具の作動効率を向上させることができるとともに、4油
路切換弁4の後退時における押圧力、特に打撃ピストン
3による押動力と、これを妨げる後退抗力とによる油路
切換弁4の圧縮力を減少させることができ、油路切換弁
4の機械的な疲労が少なく、その耐久性を向上させるこ
とができる。
そして、さらに打撃ピストン3が後退すると、それに伴
って油路切換弁4も後退し、第4図に示すように打撃ピ
ストン3が後退端付近になると油路切換弁4によってシ
リンダ後室2bと排油通路6とが遮断されるとともに、
シリンダ後室2bには油路切換弁4の先端から高圧油が
流入する一方、作動部片9には前側加圧面9aが切換給
油通路10に対して遮断されて後側加圧面9bにのみン
給油圧が作用するため、打撃ピストン3は後退端位置に
なった後、前方に押圧されて再び前進し始めることにな
り、以後上記動作を繰返す。
尚、上記実施例では作動部片9を油路切換弁4に対して
円周方向の4カ所に一体的に設けたが、1油路切換弁と
予め一体形成してもよく、また略円筒形状の作動部片を
油路切換弁の後端に一体的に又は一体形成したものでも
よいのは勿論であり、この場合においても作動部片の後
側加圧面は油路切換弁の後退用加圧面よりも小さく設定
する必要がある。
以上説明したように、本考案によれば、油路切換弁の後
退時における後退抗力を油路切換弁に一体的に設けた作
動部片の前側加圧面の給油圧力分だけ減少させるように
したことにより、打撃ピストンの前側加圧面の受圧面積
を大きくすることなく油路切換弁をスムーズに後退させ
ることができるので、圧油の消費量の減少化を図ること
ができるとともに、打撃工具の作動効率の向上を図るこ
とができる。
また、油路切換弁の後退時にその前後端に作用する力が
小さくて済むので、油路切換弁の耐久性の向上をも図る
ことができるものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施態様を例示し、第1図ないし第4図
はそれぞれ打撃ピストンの前進時、前進端位置時、後退
時および後退端位置時の状態を示す作動説明図である。 1・・・・・・打撃工具本体、2・曲・シリンダ、2a
・・・・・・前室、2b・・・・・・後室、3・・曲打
撃ピストン、3a・・・・・・前側加圧面、3b・・・
・・・後側加圧面 4・・曲油路切換弁、4a・・・・
・・後退用加圧面、5・・曲排油連通孔、6・・・・・
・排油通路、7・・曲打撃ピストン後退用給油通路、7
a・・・・・・開口部、8・・・・・・打撃ピストン前
進用給油通路、9・・・・・・作動部片、9a・・曲前
側加圧面、9b・・・・・・後側加圧面、10・・・・
・・切換用給油通路、11・・・・・・切換用排油通路
、12・・・・・・ビットロッド、 13・・・・・・クッション室。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. シリンダ内に往復動可能に嵌挿された打撃ピストンと、
    上記シリンダの後室後方部位に打撃ピストンと同軸上に
    摺動自在に配置され、先端の後退用加圧面がシリンダ後
    室内に位置する油路切換弁と、該油路切換弁が後方位置
    にあるとき上記シリンダ後室と遮断され、油路切換弁が
    前方位置にあるときシリンダ後室と連通ずる排油通路6
    と、上記シリンダ前室に開口する打撃ピストン後退用給
    油通路と、一端が上記後退用給油通路のシリンダ前室に
    開口する開口部より後方に開口し、他端が上記シリンダ
    後室に開口する前進用給油通路と上記油路切換弁の後方
    に該油路切換弁と一体的に摺動可能に設けられ、後部に
    前側加圧面と該前側加圧面より大なる後側加圧面とを有
    する作動部片と、該作動部片が前進状態にあるとき後側
    加圧面に連通し、作動部片が後退状態にあるとき後側加
    圧面と前側加圧面とに連通ずる切換用給油通路と、上記
    作動部片が前進位置にあるとき前側加圧面と遮断され、
    作動部片が後退位置にあるとき前側加圧面と連通ずる切
    換用排油通路とからなり、上記油路切換弁の後退は打撃
    ピストン後端の後方への押動と油路切換弁先端の後退用
    加圧面への打撃ピストン前進用給油圧との作用により行
    い、油路切換弁の前進は作動部片の後側加圧面への切換
    用給油圧の作用により行なうとともに、上記油路切換弁
    後退時における後退抗力を作動部片の前側加圧面に作用
    する給油圧力分だけ減少させるようにしたことを特徴と
    する油圧打撃工具の切換弁作動装置。
JP14359079U 1979-10-16 1979-10-16 油圧打撃工具の切換弁作動装置 Expired JPS6026933Y2 (ja)

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JP14359079U JPS6026933Y2 (ja) 1979-10-16 1979-10-16 油圧打撃工具の切換弁作動装置

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Publication Number Publication Date
JPS5662883U JPS5662883U (ja) 1981-05-27
JPS6026933Y2 true JPS6026933Y2 (ja) 1985-08-14

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ID=29374814

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JP14359079U Expired JPS6026933Y2 (ja) 1979-10-16 1979-10-16 油圧打撃工具の切換弁作動装置

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JP (1) JPS6026933Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010513041A (ja) * 2006-12-21 2010-04-30 サンドビク マイニング アンド コンストラクション オサケ ユキチュア 打撃装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010513041A (ja) * 2006-12-21 2010-04-30 サンドビク マイニング アンド コンストラクション オサケ ユキチュア 打撃装置

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JPS5662883U (ja) 1981-05-27

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