JP2749848B2 - ラム式穿孔装置 - Google Patents

ラム式穿孔装置

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JP2749848B2 JP63328118A JP32811888A JP2749848B2 JP 2749848 B2 JP2749848 B2 JP 2749848B2 JP 63328118 A JP63328118 A JP 63328118A JP 32811888 A JP32811888 A JP 32811888A JP 2749848 B2 JP2749848 B2 JP 2749848B2
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    • E21EARTH OR ROCK DRILLING; MINING
    • E21BEARTH OR ROCK DRILLING; OBTAINING OIL, GAS, WATER, SOLUBLE OR MELTABLE MATERIALS OR A SLURRY OF MINERALS FROM WELLS
    • E21B4/00Drives for drilling, used in the borehole
    • E21B4/06Down-hole impacting means, e.g. hammers
    • E21B4/14Fluid operated hammers
    • E21B4/145Fluid operated hammers of the self propelled-type, e.g. with a reverse mode to retract the device from the hole

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Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は、ラム式穿孔装置に関するものである。
【従来の技術】
第一の公知のラム式穿孔装置(ドイツ連邦共和国特許
第2634066号明細書−シュミット)は、添付図面の第9
図に示されるように、ハウジング1内で往復運動可能
な、部分的に中空の打撃ピストン2と、この中空打撃ピ
ストン2の中へ受け入れられ、その運動を制御する、従
って、穿孔装置の前進又は後退運動を間接的に制御する
流れ媒体用の切り換え可能な制御装置とから成り立って
いる。この制御装置16は、ラム式穿孔装置のハウジング
1の一端部を閉鎖する端部ねじ5の中に置かれており、
この端部ねじ5を通って圧縮空気が供給及び排出される
ようになっている。 制御装置16は、端部ねじ5と一体的に形成され、段付
き制御管17を持つように構成されており、この段付き制
御管17は、打撃ピストン2の中空部分22の中に入る端部
に、ポット状の制御スリーブ15を保持しているが、この
制御スリーブ15には、直径方向に対向して配置された、
軸線に対して平行な2個の細長い制御スロット21が設け
られている。端部ねじ5の第一の管部分7は、段付き制
御管17の細い方の部分を包囲し且つ制御中間スリーブ9
として構成された第二の管部分は、ポット状の制御スリ
ーブ15を包囲しており、両方の管部分7,9はウエブ8を
介して相互に連結されている。打撃ピストン2は、この
制御中間スリーブ9の上を軸線方向に往復摺動する。段
付き制御管17は、端部ねじ5及びこの端部ねじ5の制御
中間スリーブ9の中に、割り出し回転可能に配置されて
いる。この制御中間スリーブ9は、段付き制御管17の細
長い制御スロット21と共同作用をするために適当な中間
スリーブ制御スロット14及びそれに直ぐ隣接して排気ス
ロット11を持っており、これらの制御スロット14及び排
気スロット11は、空気が打撃ピストン2のヘッドとハウ
ジング1との間の空間から打撃ピストン2の端部の横穴
4を通って適当な切り換え位置へ排出されることを可能
にする。しかしながら、これらの横穴4を通った圧縮空
気は、打撃ピストン2のヘッドがハウジング1内で前進
から後退へ運動反転するまで、打撃ピストン2のヘッド
の上流の細長い制御スロット21を通ってヘッドの前部へ
流れる。この圧縮空気はラム式穿孔装置の後退の際に打
撃ピストン2を前死点において比較的急激に制動する。
なぜならば、ラム式穿孔装置のヘッドの方向への打撃ピ
ストン2の移動のための空気圧力は、実際上、急激に且
つ残りの全移動中に低下してしまい、その代わりに、打
撃ピストン2のヘッドの上流に、激しく且つ速やかに後
進のための空気圧力が形成されるからである。 第一のラム式穿孔装置の後に開発された第二のラム式
穿孔装置(ドイツ連邦共和国特許第2722297号明細書−
インステイトウート・・・)は、第10図に示すように、
ハウジング1内で往復運動可能な、部分的に中空の打撃
ピストン2を持っており、この打撃ピストン2の中に流
れ媒体用の切り換え可能な制御装置が受け入れられ、打
撃ピストン2の移動を制御し、間接的にラム式穿孔装置
の前進又は後退を制御する。この制御装置は、ラム式穿
孔装置のハウジング1を一方の側で閉鎖する端部ねじ5
に取り付けられており、この端部ねじ5を通って圧縮空
気が供給及び排出されるようになっている。 制御装置は、端部ねじ5に付いている、回転可能な段
付き制御管4を持っており、この段付き制御管4は、打
撃ピストン2の中空部分3の中へ受け入れられる端部
に、外周面において突出している環状制御段部4aを持っ
ており、この環状制御段部4aは、その自由端面に、直径
上に配置され、軸線に対して平行に位置している、前が
開いた2個の細長い制御溝14を持ち、また、後方の段付
き端面の軸線上に対応する箇所に、環状制御段部4aと同
じ外径を持つ細長い制御延長部7を含んでいる。この環
状制御段部4aの上を打撃ピストン2は軸線方向に往復摺
動する。打撃ピストン2は、端部ねじ5の側の端部に直
径上の対向する位置にある2個の横穴12を持っており、
これらの横穴12を通って打撃ピストン2のヘッドとハウ
ジング1との間の空間からの排気が、適当な切り換え位
置において排出される。しかしながら、これらの横穴12
を通って圧縮空気も、打撃ピストン2のヘッドがハウジ
ング1内で前進から後退へ運動反転するまで、細長い制
御溝を通って打撃ピストン2のヘッドの上流へ流れる。
永続的に打撃ピストン2の前部へ流れるこの圧縮空気
は、打撃ピストン2を比較的急激に制動する。 この急激な制動は、両方の公知のラム式穿孔装置にお
ける本質的な欠点である。なぜならば、両方の場合にお
いて、後退の際に大きな反動力がラム式穿孔装置のハウ
ジングに作用し、それは、特に、やわらかい土地におけ
る、非常に騒がしく且つ効率の悪い運動に至らさせるか
らである。更に、それによって、圧縮空気の消費が非常
に大きくなる。なぜならば、打撃ヘッドの前部へ達する
すべての圧縮空気は、端部ねじを通って外部へ排出し、
従って、失われてしまうからである。これは、非常に大
きなエネルギーの損失である。
【発明が解決しようとする課題】
本発明の課題は、ラム式穿孔装置の制御装置を改良し
て、急激な強い荷重及び圧縮空気の消費が、同時に作用
を良くしながら、著しく減少されるようにすることにあ
る。更に、圧縮空気の消費が増大され又は一層高い空気
圧力のために一層多くのエネルギーが消費されなければ
ならないと言うこと無しに、一層多い打撃エネルギーが
得られることによって、ケーブル穴又は穿孔の掘進の
際、すなわち、前進の際のラム式穿孔装置の作用が、決
定的に良くされたラム式穿孔装置を得ることにあるもの
である。
【課題を解決するための手段】
これらの課題は本発明の装置によれば、ラム式穿孔装
置の前進及び後退を制御するための圧縮空気のための制
御装置と、内部に打撃ピストンが配置されているハウジ
ングとから成り、打撃ピストンは、ハウジングを打撃す
ると共に圧縮空気によって加えられる圧力に応答してハ
ウジングの内部を往復運動可能であり、かつ、制御装置
の長手方向のスロットと共同する横穴を有しており、更
に、制御装置は、ハウジングの端部ねじの中に段階的に
回転するように配置されると共にハウジングの端部ねじ
の圧縮空気供給手段に連結されている制御滑り弁を有し
ているラム式穿孔装置において、制御滑り弁が、端部ね
じと反対側の端面から距離aを置いて配置されている少
なくとも1個の長手方向のスロットと、この長手方向の
スロットに対して円周方向において偏らされている少な
くとも1個の排空気通路とを有し、打撃ピストンが長手
方向のスロットか排空間通路かのいずれかを選択的に通
り越す打撃ピストンの横穴を有し、この横穴は、ハウジ
ングの内部に端部ねじに隣接して形成されている排空気
空間及び端部ねじに形成された空間流出通路に連結され
ており、また、長手方向のスロットと制御滑り弁の端面
との間の距離aが、長手方向のスロットと共同作用をす
る打撃ピストンの横穴の長さよりも大きく、更に、排空
気通路が、排出する空気量を漸進的に増加させるための
通路として構成されていることを特徴とするラム式穿孔
装置により解決される。
【実施例】
本発明によるラム式穿孔装置のそれ以外の詳細は、添
付図面に基づく以下の説明から、明らかとなるものと思
われる。 以下には、まず、ラム式穿孔装置の構造、次いで、ラ
ム式穿孔装置の動作の様式及びそれに引き続いて制御方
法を説明する。なぜならば、制御方法は、構造及び動作
の様式を知った後に、一層簡単に説明することが出来る
からである。 第1図に示すように、ラム式穿孔装置は、打撃ヘッド
2を有している中空円筒状のハウジング1と、ハウジン
グ1の内部で流れ媒体としての圧縮空気により往復運動
可能である、部分的に中空円筒状の打撃ピストン4とか
ら成り立っている。この打撃ピストン4は、案内ピン3
によりハウジング1の軸線に対して平行に案内される。
また、打撃ピストン4は、その外面上に、長手方向に延
びる圧縮空気の移動通路5を持っており、これらの移動
通路5は、打撃ピストン4の軸線に対してその軸線があ
る角度で傾斜している直径方向に対向して配置された2
個の横穴6で始まっている。打撃ピストン4の中空円筒
状の端部の中に、制御滑り弁7の一端部が突き込まれて
おり、この制御滑り弁7の他端部は、ハウジング1の密
封のために役立っている端部ねじ8の中に、割り出し回
転すなわち段階的な回転は可能であるが、しかしなが
ら、軸方向の変位は不能であるように配置されており、
また、圧縮空気供給手段9に連結されている。この圧縮
空気供給手段9は、同時に、制御滑り弁7の回転の調節
手段として役立っており、また、この制御滑り弁7は、
長手方向スロット12と排空気通路14との間に、打撃ピス
トン4に対する密封のための密封リング(図示せず)を
持っている。更に、制御滑り弁7は、第2図に示すよう
に、圧縮空気供給用の内孔10を持っており、この内孔10
の、打撃ピストン4の中空端部の中に入り込んでいる端
部は、拡大されていると共に打撃ピストン4のピストン
空間11の中に開口している。制御滑り弁7は、内孔10の
拡大部分に、直径方向に対向して配置された2個の長手
方向のスロット12を有しているが、これらのスロット12
は、制御滑り弁7の端面13から、距離aのところにあ
る。この距離aは、少なくとも、第一の制御通路である
スロット12と共同作用をする制御通路、すなわち、横穴
6の軸方向の寸法よりも、大きく選ばれることが必要で
ある。なお、長手方向のスロット12の幅は、横穴6の幅
の約半分程度とすることができる。さらに、長手方向の
スロット12の、滑り弁7の端面13から遠い方の端部に、
これらの長手方向のスロット12に隣接して、しかしなが
ら、好適には、それらのスロット12と90°偏らされて、
2個の直径方向の排空気通路14が制御滑り弁7に形成さ
れている。これらの排空気通路14は、端部ねじ8と、こ
の端部ねじ8に対向する打撃ピストン4の端部16との間
の排空気空間15へ空気を排出するためのものである。こ
れらの排空気通路14の横断面は、長手方向のスロット12
に隣接する端部から端部ねじ8側に向かって、少なくと
もその一部分において、長手方向に漸進的に増大してい
る。特に、この横断面は、三角形であるが(第2図参
照)、しかしながら、この横断面は、他の任意の適当な
形状、例えば多角形状であることも出来る。更に、排空
気通路14の軸方向の母線17は、直線である必要は無く、
凹状又は凸状など任意の曲線であっても良い。しかしな
がら、この場合に重要であるのは、排空気通路14が、長
手方向のスロット12側の端部の位置において、実際上点
で終わること、この排空気通路14は、その横断面が端部
ねじ側に向けての軸方向の変位につれて円周方向におい
て極めてゆっくりと増大し、それから、外部と空気流出
通路18を介して接続されている排空気空間15の中に、排
空気を流入させるように接続されていることである。し
たがって、排空気通路14の後部には、段部の形成されな
いことが好ましい。 ここに、ラム式穿孔装置の制御装置の動作の様式を、
まず、前進運動について、すなわち、地中へのラム式穿
孔装置の運動、すなわち、実際の穿孔過程について説明
する。 図1に示されるように、打撃ピストン4はそのヘッド
がハウジング1の打撃ヘッド2側の最前部の位置に置か
れ、この打撃ヘッド2に接触し、その横穴6が制御滑り
弁7の、前進方向における前縁VV(第3図参照)の前
方に、ある距離を置いてあるものと仮定する。制御滑り
弁7は、長手方向のスロット12が、横穴6に対して90°
偏らされている回転位置にある。若しも、圧縮空気が制
御滑り弁7の内孔10を通って供給されるならば、この圧
縮空気は、横穴6を通り、移送通路5に沿って打撃ピス
トン4のヘッドの前部に流れるが、この打撃ピストン4
に対して、打撃ピストン4のヘッドの面積と、円柱状の
ピストン空間11の内部横断面の面積との差により、空気
によって押し戻す力が打撃ピストン4に及ぼされる。こ
の打撃ピストン4は、加速され且つ後方すなわち端部ね
じ8の方に動き、ついに、横穴6は、前縁VVを越えて
動く。打撃ピストン4の運動は、今や、ピストン空間11
内にある圧縮空気により遅くされると共に、打撃ピスト
ン4はその運動エネルギーにより、横穴6が制御滑り弁
7の後縁HV(第4図参照)を越えるように移動し、さ
らに滑り続ける。排空気通路14が、この後縁HVにおい
て、実際上横断面積が零で始まると言う事実により、打
撃ピストン4の漸進的に増加する制動のための制御フェ
ースが、排空気の排出によって始まる。それによって、
打撃ピストン4は、最初は、排空気の計量された排出
が、打撃ピストン4のヘッドの前部側において最小の圧
力降下を生じさせるだけであり、従って、打撃ピストン
4は、運動エネルギーを殆ど失わず、従って、打撃ピス
トン4が完全に制動されると共に圧力低下が完全に行わ
れる後退運動の後死点に到達する前に、従来技術による
後縁HVにおける公知の急激な圧力低下の場合よりも、
より大きな工程を進むようにして漸進的に増加する制動
を受けて減速する。それ故、このことは、打撃ピストン
4が、従来技術による装置の場合よりも、実質的により
大きな運動エネルギーを生成し、一層大きな衝撃を生成
し、1衝撃当たりのより大きな前進工程を生じさせる。
このことは、はるかに高い効率を意味する。なぜなら
ば、動作時間及び圧縮空気の両方、すなわち、エネルギ
ーが穿孔の単位長さ当たり、一層少ない打撃により制約
されることが出来るからである。この後死点からの効果
によって、打撃ピストン4は、上述したように、それが
制御滑り弁7の、前縁VVを越えて移動した直後に、そ
れが打撃ヘッド2を衝撃するように加速される。その後
に、ラム式穿孔装置の前進の次の打撃サイクルが続く
(第3図)。 例えば、有底穿孔を作る際の、ラム式穿孔装置の後退
運動に対しては、第5,6及び7図が参照される。ラム式
穿孔装置をこの穿孔された後から引き出すためには、先
ず、打撃ピストン4が、その最後部の位置、すなわち、
端部ねじ8に近い位置にあるものと仮定する(第7図参
照)。制御滑り弁7は、前進のための設定位置に対して
90°回転されているので、長手方向のスロット12は、空
気を通過させることが出来るように、横穴6と共同する
ことが出来る。圧縮空気が内孔10を通って供給される際
に、この圧縮空気は、ピストン空間11の中に入り、打撃
ピストン4は、打撃ヘッド2の方向に加速される。この
前進運動の間に、各横穴6は、長手方向のスロット12の
先行前縁VRを越えて移動するが、この後退操作におけ
る先行縁VRは、長手方向のスロット12の、端部ねじ8
側にある縁である。横穴6が、長手方向のスロット12の
上にある限りは、圧縮空気は、移動通路5の中及び打撃
ピストン4のヘッドの前部へ流れ、それによって打撃ピ
ストン4の前進運動は強く制動されるが、しかし完全で
はなく、依然として打撃ピストン4は、長手方向のスロ
ット12の後部縁、すなわち、軟制動縁Wを越えて移動す
ることを許される。しかしながら、制動滑り弁7の端面
13を越えること、すなわち、距離aに沿って運動の間
に、前死点に達することは無い。この運動位相の間に
は、圧縮空気は、打撃ピストン4のヘッドの前部に達し
ないので、制動は、従来技術による装置の場合のよう
に、ヘッドの上流への永続的な圧縮空気の供給がある時
よりも、一層緩やかに行われるようになる(第6図参
照)。長手方向のスロット12の長さlのために、制動位
相は、距離aと相待って監視及び制御されることが可能
である。打撃ピストン4のヘッドの前部の、空気クッシ
ョンとして蓄積されたエネルギーにより、打撃ピストン
4の戻りは、打撃ピストン4の横穴6の後縁HRを越え
て通過するまで加速され、空気は、ヘッド前部に蓄積さ
れた空気クッションから排空気空間15及び空気流出通路
18を経て外部へ逃げることが出来るので、打撃ピストン
4の端部ねじ8側の端部が、端部ねじ8が打撃し、これ
により、ラム式穿孔装置は、後方へ有底穿孔から出るこ
とが出来る。続いて、新たな打撃サイクルが始まる(第
7図参照)。 距離aと関係する長手方向のスロット12の長さlによ
り制御される軟制動位相は、ラム式穿孔装置の荷重が、
従来技術による穿孔装置の場合よりも実質的に減少され
ることを確実とし、そのことは、著しく高められた寿命
として反映される。更に、このようにして制御されるこ
とが出来る軟制動位相によって、はるかに低い圧縮空気
の消費が達成され、その結果、運転費用が一層低くな
る。制動位相中のハウジングへのより小さな反動力は、
極めてわずかな表面摩擦しか形成しない、きめの粗い又
は湿った土地の中においてさえも、より円滑な後退を実
現する。更に、制御滑り弁7は、はるかに安定してお
り、それは、一層高い寿命を生じさせる。また、制御滑
り弁7は、一層正確に製作されることが出来る。 後退の際の軟制動位相及び前進の際の漸進的に増加す
る制動位相を持つラム式穿孔装置の場合には、全体とし
て、一層低い運転費用、一層短い動作時間及び高められ
た寿命と言う利点が得られる。 ラム式穿孔装置の前進運動のための制御方法に関して
は、後方の打撃ピストン位置から出発して、すなわち、
打撃ピストン4が端部ねじ8の近くにある時に、空気が
ピストン空間11へ供給され、それによって、打撃ピスト
ン4が前方へ、打撃ヘッド2の方へ加速され、ついに、
横穴6が、前進に関する前縁VVを越え、その際、圧縮
空気がこの前縁及び移動通路5を通って、打撃ピストン
4の前部へ押し進められる(第3図参照)。これは、打
撃ピストン4が打撃ヘッド2を打撃する直前に行われ
る。打撃ピストン4の打撃ヘッド2に面している端面に
対する圧力形成により、打撃ピストンは、加速されて戻
され、横穴6は、まず、前縁VVを越え、その直後に、
後縁HVを越える(第4図参照)。前進打撃サイクルに
おける戻りの間の打撃ピストン4の漸進的に増加する制
動の制御位相が始まるのは、この点である。排空気通路
14は、横穴6がこの位置に達した直後には、この漸進的
に増加する制動位相の開始のために(従来技術による制
御方法において使用される大きな横断面の排空気通路と
比べて)極端に小さな横断面しか持っていないので、ま
ず極めてわずかな空気が排出され、排空気通路14の形状
に応じて空気量は順次増加する。このことは、打撃ピス
トン4が、大きな横断面の排空気通路14の場合よりも、
実質的により長い間、一層高い運動エネルギーを持って
いることは意味するものである。従って、打撃ピストン
4の運動反転のための死点は、はるか後方に、すなわ
ち、端部ねじ8の一層近くに位置するように移動され
る。前進から後退への切り換え点である前縁VVに対す
るこの後死点の一層大きな距離は、一層長い加速区間の
実質的により高い打撃ピストン速度、従って、一層激し
い打撃を生じさせる。前進に対する一つの打撃サイクル
は、これで終了する(第3及び4図参照)。 ラム式穿孔装置の後退運動のための制御方法において
は、後方の打撃ピストン位置(第7図参照)から出発し
て、すなわち、端部ねじ8に隣接した打撃ピストン4の
位置において、圧縮空気の供給が打撃ピストン4を前方
へ、打撃ヘッド2の方向に加速し、横穴6が制御滑り弁
7の、後退に関する先行縁VRを越えて移動する(第5
図参照)。この瞬間から、圧縮空気は、長手方向のスロ
ット12及び移送通路5を通って打撃ピストン4の前部へ
導かれ、制動位相が開始される。適当に合わせて選ばれ
た長手方向のスロット12の長さlにより、打撃ピストン
4は、長手方向のスロット12の端縁、すなわち、軟制動
縁Wを越えて案内され、この縁Wと、制御滑り弁7の端
面13との間の距離a内において、それ以上の圧縮空気の
供給が無くても、依然として、残っている打撃ピストン
4の前部の空気クッションにより、緩やかに制動される
(第6図参照)。それに引き続いて、空気クッション
は、打撃ピストン4を加速して戻し、打撃ピストン4
は、制御滑り弁7の、後退に関する後縁HRを越え、空
気クッションの空気は、横穴6、排空気空間15及び空気
流出通路18を経て、外部へ排出され、その直後に、後部
ねじ8に制動されずに当たり、それによって、ラム式穿
孔装置は、有底穿孔から押し出される。今や、ラム式穿
孔装置の後退のための次の打撃ピストンが始まる。 第二の実施例では、制御滑り弁7を長手方向のスロッ
ト12及び排空気通路14の後部の段部無しに構成すること
が出来る。その代わりに、この排空気通路14は、排空気
空間15へ開口することが出来、この排空気空間15に、端
部ねじ8の空気流出通路18が続いている。制御滑り弁7
のこのような構成には、制御滑り弁7が一層安定してい
ると言う利点があり、それによって、制御範囲における
摩耗が減少され、その結果、多くの運転時間後でも、な
お、寿命の延長及び動作の改善がもたらされる(第8図
参照)。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の第一実施例によるラム式穿孔装置
の、前進の際の打撃ピストンの前打撃死点の位置におけ
る断面図、第2図は、制御滑り弁の第一の実施例の細部
の斜視図、第3図は、前進における、打撃ピストンの後
退への切り換えの開始後の第1図による制御滑り弁の範
囲のラム式穿孔装置の細部の断面図、第4図は、前進に
おける、打撃ピストンの漸進的に増加する制動のための
制御位相の開始後の第3図に対応するラム式穿孔装置7
の細部の断面図、第5図は、後退の際における制動位相
の開始後の、第3図に対応するラム式穿孔装置の細部の
断面図、第6図は後退における、軟制動位相の開始後の
第4図に対応するラム式穿孔装置の細部の断面図、第7
図は排気の排出の開始後及び端部ねじにおける打撃ピス
トンの打撃前の後退位置における、第5図に対応するラ
ム式穿孔装置の細部の断面図、第8図は、制御滑り弁の
第二の実施例の斜視図、第9及び10図は、従来技術によ
るラム式穿孔装置の二つの例を示す断面図である。 4……打撃ピストン、6……横穴、7……制御滑り弁、
12……長手方向のスロット、13……端面、14……排空気
通路、15……排空気空間、18……空気流出通路、a……
距離
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 デイートマル・イエンネ スイス国シユトレンゲルバツハ・ヴイー ゼンヴエーク8 (56)参考文献 特公 昭59−47118(JP,B2) 特公 昭61−40508(JP,B2)

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ラム式穿孔装置の前進及び後退を制御する
    ための圧縮空気のための制御装置と、内部に打撃ピスト
    ン(4)が配置されているハウジング(1)とから成
    り、打撃ピストン(4)は、ハウジング(1)を打撃す
    ると共に圧縮空気によって加えられる圧力に応答してハ
    ウジング(1)の内部を往復運動可能であり、かつ、制
    御装置の長手方向のスロット(12)と共同する横穴
    (6)を有しており、制御装置は、ハウジング(1)の
    端部ねじ(8)の中に段階的に回転するように配置され
    ると共にハウジング(1)の端部ねじ(8)の圧縮空気
    供給手段(9)に連結されている制御滑り弁(7)を有
    しているラム式穿孔装置において、制御滑り弁(7)
    が、端部ねじ(8)と反対側の端面(13)から距離
    (a)を置いて配置されている少なくとも1個の長手方
    向のスロット(12)と、この長手方向のスロット(12)
    に対して円周方向において偏らされている少なくとも1
    個の排空気通路(14)とを有し、打撃ピストン(4)が
    長手方向のスロット(12)か排空気通路(14)かのいず
    れかを選択的に通り越す横穴(6)を有し、この横穴
    (6)は、ハウジング(1)の内部に端部ねじ(8)に
    隣接して形成されている排空気空間(15)及び端部ねじ
    (8)に形成された空気流出通路(18)に連結されてお
    り、また、長手方向のスロット(12)と制御滑り弁
    (7)の端面(13)との間の距離(a)が、長手方向の
    スロット(12)と共同作用をする打撃ピストン(4)の
    横穴(6)の長さよりも大きく、更に、排空気通路(1
    4)が、排出する空気量を漸進的に増加させるための通
    路として構成されていることを特徴とするラム式穿孔装
    置。
  2. 【請求項2】排空気通路(14)は、少なくとも一部分が
    端部ねじ側に向けて長手方向に漸進的に増大する横断面
    を有している特許請求の範囲第1項記載のラム式穿孔装
    置。
  3. 【請求項3】排空気通路(14)は、軸方向の母線(17)
    が凹状又は凸状の形状をなしており、その横断面積が排
    空気通路(14)の長さに沿って増大している特許請求の
    範囲第2項記載のラム式穿孔装置。
  4. 【請求項4】排空気通路(14)の横断面が、多角形状を
    有しており、その横断面積が排空気通路(14)の長さに
    沿って増大している特許請求の範囲第2項記載のラム式
    穿孔装置。
  5. 【請求項5】排空気通路(14)の横断面が、ほぼ三角形
    である特許請求の範囲第2項記載のラム式穿孔装置。
  6. 【請求項6】排空気通路(14)の横断面が、ほぼ円弧状
    である特許請求の範囲第2項記載のラム式穿孔装置。
  7. 【請求項7】打撃ピストン(4)の横穴(6)の軸線
    が、打撃ピストン(4)の軸線に対してある角度で傾斜
    している特許請求の範囲第1項記載のラム式穿孔装置。
  8. 【請求項8】長手方向のスロット(12)の幅が、打撃ピ
    ストン(4)の横穴(6)の幅の約半分に過ぎない特許
    請求の範囲第1項記載のラム式穿孔装置。
  9. 【請求項9】制御滑り弁(7)は、その排空気通路(1
    4)の後部を段部無しに形成されると共に、排空気通路
    (14)がハウジング(1)の排空気空間(15)に開口し
    ている特許請求の範囲第1項記載のラム式穿孔装置。
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