JPWO2019003294A1 - 車両制御装置 - Google Patents

車両制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JPWO2019003294A1
JPWO2019003294A1 JP2019526426A JP2019526426A JPWO2019003294A1 JP WO2019003294 A1 JPWO2019003294 A1 JP WO2019003294A1 JP 2019526426 A JP2019526426 A JP 2019526426A JP 2019526426 A JP2019526426 A JP 2019526426A JP WO2019003294 A1 JPWO2019003294 A1 JP WO2019003294A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
environment
control device
automatic driving
traveling
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2019526426A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6911116B2 (ja
Inventor
繁弘 本田
繁弘 本田
浩誠 霧生
浩誠 霧生
峰史 廣瀬
峰史 廣瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Publication of JPWO2019003294A1 publication Critical patent/JPWO2019003294A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6911116B2 publication Critical patent/JP6911116B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R21/00Arrangements or fittings on vehicles for protecting or preventing injuries to occupants or pedestrians in case of accidents or other traffic risks
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60TVEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
    • B60T7/00Brake-action initiating means
    • B60T7/12Brake-action initiating means for automatic initiation; for initiation not subject to will of driver or passenger
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60WCONJOINT CONTROL OF VEHICLE SUB-UNITS OF DIFFERENT TYPE OR DIFFERENT FUNCTION; CONTROL SYSTEMS SPECIALLY ADAPTED FOR HYBRID VEHICLES; ROAD VEHICLE DRIVE CONTROL SYSTEMS FOR PURPOSES NOT RELATED TO THE CONTROL OF A PARTICULAR SUB-UNIT
    • B60W30/00Purposes of road vehicle drive control systems not related to the control of a particular sub-unit, e.g. of systems using conjoint control of vehicle sub-units, or advanced driver assistance systems for ensuring comfort, stability and safety or drive control systems for propelling or retarding the vehicle
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D6/00Arrangements for automatically controlling steering depending on driving conditions sensed and responded to, e.g. control circuits
    • GPHYSICS
    • G08SIGNALLING
    • G08GTRAFFIC CONTROL SYSTEMS
    • G08G1/00Traffic control systems for road vehicles
    • G08G1/16Anti-collision systems

Abstract

自動運転の開始時に、予定の走行経路に低μ路などの所定の走行環境があるか判定し、また、自動運転中に現在の走行経路あるいは予定の走行経路に所定の走行環境があるか判定する。所定の走行環境があれば、そのことを運転者に報知する。そして運転者がその報知に対して自動運転の設定を指示した場合には、自動運転開始前ならば自動運転を新たに設定し、自動運転による走行中ならば自動運転を継続する。また自動運転の設定が指示されなければ、手動運転へとテイクオーバするか、より低レベルの自動運転を設定する。

Description

本発明は自動運転のための車両制御装置に関する。
車両の自動運転は運転者の負担軽減に寄与する。しかし、自動運転での走行が困難か、或いは、手動運転の方が適している場合がある。特許文献1には、探索した経路における自動運転の不動作地点を抽出し、自動運転の継続度を演算し、演算した継続度に基づいて探索された経路から走行する経路を選択する自動運転車両用ナビゲーション装置が記載されている。また不動作地点には、例えば、急カーブ、交差点、合流、分岐、車線減少、車線増加及び急カントが含まれることが記載されている。
特開2017−026562号公報
特許文献1に記載された不動作地点は、その名称が示す通り、例えば地図情報に含まれた道路の状態から静的に決定できる地点である。しかしながら、自動運転による走行の適切さは、気象条件等、短時間で変動する走行環境にも左右される。そのため、たとえば同一の経路を走行する場合であっても、気象条件等により変化する走行環境に応じて、自動運転を問題なく開始し、継続できる場合もあれば、手動運転へのテイクオーバの可能性について運転者の注意を喚起することが望ましいこともある。
本発明は上記従来例に鑑みて成されたもので、車両の走行経路における走行環境を判断し、自動運転の開始あるいは継続について、運転者の注意を喚起する車両制御装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は以下の構成を有する。
すなわち、本発明の一側面によれば、車両の走行を制御する車両制御装置であって、
前記車両の走行環境を特定する環境特定手段と、
自動運転モードが設定されている場合には、前記環境特定手段により特定した前記走行環境に応じて前記車両の走行を制御する制御手段と、
運転者への報知を行うための出力手段とを有し、
前記制御手段は、前記走行環境が所定の走行環境であるか否かを判定し、前記所定の走行環境であると判定された場合には、前記出力手段により、前記判定の結果の報知を出力することを特徴とする。
本発明によれば、車両の走行経路における走行環境を判断し、自動運転の開始あるいは継続について、運転者の注意を喚起することができる車両制御装置を提供できる。
本発明のその他の特徴及び利点は、添付図面を参照とした以下の説明により明らかになるであろう。なお、添付図面においては、同じ若しくは同様の構成には、同じ参照番号を付す。
添付図面は明細書に含まれ、その一部を構成し、本発明の実施の形態を示し、その記述と共に本発明の原理を説明するために用いられる。
図1は車両システムの構成を示した説明図である。 図2は自動運転モードの事前設定の手順を示すフローチャートである。 図3は自動運転モードの事前設定の手順を示すフローチャートである。 図4は走行中における走行環境の判定の手順を示すフローチャートである。 図5は走行中における自動運転モードの設定の手順を示すフローチャートである。 図6は走行中における自動運転モードの設定の手順の他の例を示すフローチャートである。
[第一実施形態]
●車両用制御装置の構成
図1は、本発明の一実施形態に係る車両用制御装置のブロック図であり、車両1を制御する。図1において、車両1はその概略が平面図と側面図とで示されている。車両1は一例としてセダンタイプの四輪の乗用車である。
図1の制御装置は、制御ユニット2を含む。制御ユニット2は車内ネットワークにより通信可能に接続された複数のECU20〜29を含む。各ECUは、CPUに代表されるプロセッサ、半導体メモリ等の記憶デバイス、外部デバイスとのインタフェース等を含む。記憶デバイスにはプロセッサが実行するプログラムやプロセッサが処理に使用するデータ等が格納される。各ECUはプロセッサ、記憶デバイスおよびインタフェース等を複数備えていてもよい。
以下、各ECU20〜29が担当する機能等について説明する。なお、ECUの数や、担当する機能については適宜設計可能であり、本実施形態よりも細分化したり、あるいは、統合することが可能である。
ECU20は、車両1の自動運転に関わる制御を実行する。自動運転においては、車両1の操舵と、加減速の少なくともいずれか一方を自動制御する。
ECU21は、電動パワーステアリング装置3を制御する。電動パワーステアリング装置3は、ステアリングホイール31に対する運転者の運転操作(操舵操作)に応じて前輪を操舵する機構を含む。また、電動パワーステアリング装置3は操舵操作をアシストしたり、あるいは、前輪を自動操舵するための駆動力を発揮するモータや、操舵角を検知するセンサ等を含む。車両1の運転状態が自動運転の場合、ECU21は、ECU20からの指示に対応して電動パワーステアリング装置3を自動制御し、車両1の進行方向を制御する。
ECU22および23は、車両の周囲状況を検知する検知ユニット41〜43の制御および検知結果の情報処理を行う。検知ユニット41は、車両1の前方を撮影するカメラであり(以下、カメラ41と表記する場合がある。)、本実施形態の場合、車両1のルーフ前部に2つ設けられている。カメラ41が撮影した画像の解析により、物標の輪郭抽出や、道路上の車線の区画線(白線等)を抽出可能である。
検知ユニット42は、ライダ(レーザレーダ)であり(以下、ライダ42と表記する場合がある)、車両1の周囲の物標を検知したり、物標との距離を測距する。本実施形態の場合、ライダ42は5つ設けられており、車両1の前部の各隅部に1つずつ、後部中央に1つ、後部各側方に1つずつ設けられている。検知ユニット43は、ミリ波レーダであり(以下、レーダ43と表記する場合がある)、車両1の周囲の物標を検知したり、物標との距離を測距する。本実施形態の場合、レーダ43は5つ設けられており、車両1の前部中央に1つ、前部各隅部に1つずつ、後部各隅部に1つずつ設けられている。
ECU22は、一方のカメラ41と、各ライダ42の制御および検知結果の情報処理を行う。ECU23は、他方のカメラ41と、各レーダ43の制御および検知結果の情報処理を行う。車両の周囲状況を検知する装置を二組備えたことで、検知結果の信頼性を向上でき、また、カメラ、ライダ、レーダといった種類の異なる検知ユニットを備えたことで、車両の周辺環境の解析を多面的に行うことができる。これら検知ユニット41,42,43を車両外部のセンサ(外界センサ)と呼ぶことがある。なお、外界センサには、このほか外気温センサなど、他の外部環境を特定するためのセンサを含めてもよい。そのセンサの検知結果についても、やはりECU22やECU23によって処理されてよい。外界センサによる検知結果は、他のECU例えばECU20等によって、走行環境を特定するために利用することができる。
ECU24は、ジャイロセンサ5、GPSセンサ24b、通信装置24cの制御および検知結果あるいは通信結果の情報処理を行う。ジャイロセンサ5は車両1の回転運動、たとえば車両1の前後軸周りの角速度、或いはそれに加えて上下軸および左右軸周りの角速度を検知する。ジャイロセンサ5の検知結果からECU24は車両1のヨーレート(ヨー角速度)を取得することもできる。ジャイロセンサ5の検知結果や、車輪速等により車両1の進路を判定することができる。GPSセンサ24bは、車両1の現在位置を検知する。通信装置24cは、地図情報や交通情報を提供するサーバと無線通信を行い、これらの情報を取得する。さらに、通信装置24cを介して気象情報や路面状態に関する路面情報などの外部情報を取得できる。気象情報や路面情報は車両の現在位置付近に関する情報のみならず、走行経路が設定されている場合には、その経路に沿った地域に関する情報を取得することもできる。ECU24は、記憶デバイスに構築された地図情報のデータベース24aにアクセス可能であり、ECU24は現在地から目的地へのルート探索等を行う。ECU24はこのほか、車両1の左右及び前後方向(あるいはさらに上下方向)の加速度を検知する加速度センサや、それら軸周りの角加速度センサの出力信号の処理を行ってもよい。これらセンサはジャイロセンサ5と同じセンサユニットに設けてもよい。これらのセンサおよび後述する車輪速センサ7cなどは車両1自身の状態を検知する車両内部のセンサであり、内界センサとも総称される。またこれらセンサから得られたヨーレートや加速度は、他のECU例えばECU20にバスを介して引き渡され、走行環境の特定のために利用することができる。
ECU25は、車車間通信用の通信装置25aを備える。通信装置25aは、周辺の他車両と無線通信を行い、車両間での情報交換を行う。上述した外部情報を取得するために、通信装置25aを用いることもできる。
ECU26は、パワープラント6を制御する。パワープラント6は車両1の駆動輪を回転させる駆動力を出力する機構であり、例えば、エンジンと変速機とを含む。ECU26は、例えば、アクセルペダル7Aに設けた操作検知センサ7aにより検知した運転者の運転操作(アクセル操作あるいは加速操作)に対応してエンジンの出力を制御したり、車輪速センサ7cが検知した車速等の情報に基づいて変速機の変速段を切り替える。車両1の運転状態が自動運転の場合、ECU26は、ECU20からの指示に対応してパワープラント6を自動制御し、車両1の加減速を制御する。上述したように車輪速センサ7aの信号から得られた車輪速(あるいは他の検知信号から得られた情報)は、他のECU例えばECU20による走行環境の特定の処理のために用いられてもよい。
ECU27は、方向指示器8(ウィンカ)を含む灯火器(ヘッドライト、テールライト等)を制御する。図1の例の場合、方向指示器8は車両1の前部、ドアミラーおよび後部に設けられている。
ECU28は、入出力装置9の制御を行う。入出力装置9は運転者に対する情報の出力と、運転者からの情報の入力の受け付けを行う。音声出力装置91は運転者に対して音声により情報を報知する。表示装置92は運転者に対して画像の表示により情報を報知する。表示装置92は例えば運転席表面に配置され、インストルメントパネル等を構成する。なお、ここでは、音声と表示を例示したが振動や光により情報を報知してもよい。また、音声、表示、振動または光のうちの複数を組み合わせて情報を報知してもよい。更に、報知すべき情報のレベル(例えば緊急度)に応じて、組み合わせを異ならせたり、報知態様を異ならせてもよい。
入力装置93は運転者が操作可能な位置に配置され、車両1に対する指示を行うスイッチ群あるいはタッチパネル等であるが、音声入力装置も含まれてもよい。
ECU29は、ブレーキ装置10やパーキングブレーキ(不図示)を制御する。ブレーキ装置10は例えばディスクブレーキ装置であり、車両1の各車輪に設けられ、車輪の回転に抵抗を加えることで車両1を減速あるいは停止させる。ECU29は、例えば、ブレーキペダル7Bに設けた操作検知センサ7bにより検知した運転者の運転操作(ブレーキ操作)に対応してブレーキ装置10の作動を制御する。車両1の運転状態が自動運転の場合、ECU29は、ECU20からの指示に対応してブレーキ装置10を自動制御し、車両1の減速および停止を制御する。ブレーキ装置10やパーキングブレーキは車両1の停止状態を維持するために作動することもできる。また、パワープラント6の変速機がパーキングロック機構を備える場合、これを車両1の停止状態を維持するために作動することもできる。
●自動運転設定手順の例
ECU20が実行する車両1の自動運転に関わる制御について説明する。ECU20は、運転者により目的地と自動運転が指示されると、ECU24により探索された案内ルートにしたがって、目的地へ向けて車両1の走行を自動制御する。本実施形態では、自動運転による走行を開始する前に、ECU20が図2の手順による処理を実行する。それによって案内ルートすなわち予定された走行経路の走行環境を特定し、行程中に所定の走行環境があれば、その旨を運転者に報知し、自動運転を開始するか否かの決定を促す。そして運転者により入力される決定に応じて自動運転を開始し、あるいは自動運転を取りやめて手動運転とする。
なお以下の説明でいう自動運転は、駆動、制動、操舵の全部または少なくともひとつを自動化する技術であり、アンチロックブレーキや横滑り防止機能などのいわゆる運転支援とは異なる。自動運転を行わない場合であっても、走行支援は行われる。
図2は例えばECU20のメモリに格納されたプログラムを実行して実現される制御手順を示すフローチャートである。この手順はたとえば、運転者が車両1に乗り込んで起動スイッチをオンにした後、デフォルトで自動運転が設定されている場合、あるいは運転者がマニュアル操作で自動運転を設定した場合に実行される。
まず、運転者が入出力装置(操作部とも呼ぶ)9を用いて設定する目的地の入力を受け付ける(S200)。目的地が設定されると、現在の位置と地図情報とを参照して、設定された目的地への走行経路(或いは行程)を決定する(S202)。次に、入出力装置9に、走行経路を提示してその確認を促すメッセージや画像を表示し(S204)、それに対する運転者の入力に基づいて、走行経路の再探索を行うかどうか判定する(S206)。再探索が選択されればステップS202に戻って走行経路の再探索を行う。なおステップS202〜S206をループで実行せず、複数の経路の候補をステップS202で探索しておき、その候補のうちから運転者に選択させてもよい。このとき、経由地や高速道路の利用などのオプションを運転者に選択させてもよい。
走行経路が確定的に決定されると、走行経路についてその走行環境の基となるたとえば気象情報や道路情報などの外部情報を、通信装置24cを用いて収集する(S208)。気象情報や道路情報は、たとえば地理的な単位ごとに特定される。たとえば地図を予め所定の地理的な単位に区分しておき、サーバはそれら地理的単位ごとに気象情報や道路情報を格納し、管理する。そしてECU20は、決定した走行経路を含む地理的単位を対象として、気象情報や道路情報といった外部情報をサーバに要求する。
さらにECU20は、現在の車両外部の状態を示す外部環境情報や、車両の状態情報を取得する(S210)。外部環境情報は、走行環境が自動運転に影響を及ぼす可能性を判断するために取得される。自動運転に影響を及ぼす走行環境には、例えば低摩擦係数の路面(低μ路とも呼ぶ)などの路面状態や、気象条件による視程の制限などが含まれる。このため、ステップS210で取得する外部環境情報には、外界センサにより取得した情報、例えば外気温センサで取得した外気温度や、ライダ42により得た物標までの距離から特定される視程などが含まれる。ただし、車両が駐車されている場合など、たとえばライダ42により特定した視程が気象条件によるものとは言えない場合もあるので、ステップS210では、カメラ41やライダ42に基づく外部環境情報は取得しなくともよい。またステップS210では、車両の状態を示す車両状態情報を内界センサにより取得してもよい。車両の状態情報にはたとえば、ヨーレートや横加速度、車輪速、スロットル開度やブレーキ踏力などが含まれる。
次に現在地から目的地までの走行経路(予定走行経路と呼ぶ)について、走行環境を特定する(S212)。特定する走行環境には、上述したように路面状態や視程を含む。ステップS212では、たとえばステップS208で取得した予定走行経路上の気象情報や道路情報に基づいて、予定走行経路が通る上述した地理的な単位ごとに路面状態を予測する。予測した路面状態は地理的な位置と紐づけられて保存されてもよい。凍結路面や積雪路に関する情報は、たとえば気象情報や道路情報から直接的に取得してもよいし、気温や気象から予測してもよい。たとえば気温が氷点下の地域に含まれた道路は凍結路面と予測できるし、所定量以上の降雪がある地域の一般道は積雪があると予測できる。また気象情報が霧や吹雪であったり、あるいは所定量以上の降雪があり、かつ所定値以上の風速の地域は、視程が限られているものと予測できる。また予定走行経路全体にわたって降雨や降雪がなく、霧の発生もないような気象条件であれば、走行経路上のどこにも自動運転に影響を及ぼすような走行環境はなく、路面の状態すなわち走行環境は良好であると予測できる。
また車両が走行中あるいは屋外で停車中であれば、たとえば外界センサで取得した外部環境情報や内界センサで取得した車両状態情報に基づいて路面状態を含む走行環境を特定できる。たとえば、カメラ41による撮影画像を画像認識して路面全体が白ければ、積雪路であると判定できる。また外気温センサにより現在の外気温として氷点下の温度(あるいは氷点下且つ所定温度以下の温度)が検知されたなら、凍結路面であると判定してもよい。また例えば、ライダ42で、あるいはライダ42とレーダ43との両方でゴーストが検出された場合にはそのゴーストは積雪路の走行による雪の巻き上げと推定でき、その場合にも積雪路面と判定できる。またたとえば内界センサにより、車輪速などから車輪のスリップやスキッドが検出されたなら、スリップが生じたスロットル開度やスキッドが生じたブレーキ踏力と併せて、路面の摩擦係数を推定できる。また例えばヨーレートおよび横方向の加速度をセンサで検知し、車両の速度および舵角とから求められたヨーレートおよび横方向の加速度とを比較して、その一致の程度により車両の横滑りを検知できる。そしてたとえばこの横滑りが発生した速度や舵角からも路面の摩擦係数の程度を推定できる。推定した路面の摩擦係数が所定の閾値よりも小さければ、現在の路面は低摩擦係数(低μ路)であると判定できる。
そこで、ステップS212で特定した予定走行経路における走行環境に、上述した例のような、自動運転に影響を及ぼすと考えられる所定の走行環境が含まれているかを判定する(S214)。所定の走行環境とは上述したように、自動運転に影響を及ぼし得る走行環境であり、たとえば凍結路面や積雪路などの低μ路に加えて、吹雪や霧など、外界センサの視程が短くなる状況を含めてもよい。所定の走行環境が含まれている判定した場合には、運転者に対して走行経路の再探索を行うか否かの入力を促すメッセージを入出力装置9により表示し、それに対する入力が走行経路の再探索か否かを判定する(S216)。再探索が指示された場合にはステップS202に分岐する。
一方、走行経路の再探索が選択されなかった場合には、入出力装置9により、運転者に対して、予定走行経路上に、所定の走行環境があること、すなわち自動運転に影響を及ぼす可能性があることを報知する(S218)。この報知には、単にその可能性を示すメッセージのほか、自動運転を行うか否かを運転者に選択させるメッセージを含めてもよい。ここでは報知の出力後にECU20が持つタイマに所定時間をセットしてその計測を開始し(S222)、そのメッセージに対する運転者による入力を待つ。
一方、予定走行経路上には所定の走行環境がないとステップS214で判定された場合、自動運転モードを設定する(S220)。本実施形態では自動運転モードには、二つのレベルがあるものとしている。レベル3(第2レベル)は最も高いレベル自動運転を実現する。たとえば、運転者は駆動、操舵、制動のいずれについても全く操作しなくともよく、さらに、手動運転へのテイクオーバに備える必要もない(ハンズオフ−アイズオフ)。レベル2(第1レベル)はレベル3よりも低いレベルの自動運転を実現する。たとえば、運転者は駆動、操舵、制動のいずれについても操作しなくともよいが、たとえば車両からメッセージを監視し、自動運転から手動運転へのテイクオーバに備えていなくてはならない(ハンズオフ−アイズオン)。自動運転モードが設定されると、自動運転の制御が開始され、車両1は設定された予定走行経路にしたがって自動運転により走行する。なお自動運転のレベル1は例えば高速道路における追従走行など、レベル2よりもさらに限定的な自動運転である。
なお、ステップS214で、予定走行経路に所定の走行環境があると判定された場合には、ステップS216で経路の再探索を実行せず、ステップS218に分岐してもよい。
さて、図2のステップS218で所定の走行環境があることが報知された場合、それに対する入力があるか、あるいはステップS222でセットしたタイマが満了すると、図3の手順がECU20により実行される。運転者が報知に対する応答を入力せずに所定時間が満了した場合、選択されたレベルの自動運転モードが設定される。これは、車両1からの報知に対応せず放置した運転者は、その報知に気づいておらず、自動運転モードでの走行が行われることを期待している可能性があるためである。本実施形態では自動運転にレベルが設けられているので、所定時間が満了した場合にはまず自動運転のレベルを高レベル(たとえばレベル3など設定可能な最高レベル)とするか、それとも低レベル(たとえばレベル2など下位レベル)とするか判定する(S302)。この判定は、たとえば運転者にレベルを選択するための入力を求め、それに基づいて判定してもよいし、予め設定されている基準で判定してもよい。設定されるレベルが最高レベルではないと判定された場合にはレベル2の自動運転モードを設定する(S304)。一方、最高レベルと判定された場合にはレベル3の自動運転モードを設定する(S306)。なお設定される自動運転レベルは、降雨・降雪量や視程などにより、制限してもよい。たとえばサーバから取得した気象情報等に基づいて、所定の降雨量(XXmm以上の降雨量)であれば、設定できる自動運転の最高レベルをレベル3からレベル2へ落とすことや、そもそも、悪天候情報が入った場合には、最大レベルをレベル2にするなどしてもよい。このように、設定する自動運転レベルを、環境に応じて制限してもよい。
また、運転者により報知に対する応答が入力された場合には、その入力に基づいて自動運転モードを設定するか判定する(S300)。自動運転モードを設定しない旨の入力があった場合には、自動運転モードを設定せず(すなわち手動運転で)、処理を終了する。この場合には、車両の運転はこの後運転者により行われる。一方、自動運転モードを設定する旨の入力がされた場合には、ステップS302に分岐する。後は上述した通りである。ただし、報知に対する応答として自動運転のレベルが入力された場合には、指定されたレベルに応じてステップS304またはステップS306を実行し、自動運転モードを設定してよい。
このようにして、走行開始前に設定された目的地までの予定走行経路に所定の走行環境の部分が含まれていると、自動運転による走行を開始する前に(すなわち事前に)、その旨を運転者に報知する。そして、運転者による意思表示の機会を提供し、その意思表示に応じて自動運転モードを設定する。
なお上記手順では、所定の走行環境が予定走行経路のどこに現れても、所定の走行環境があることを運転者に報知している。しかし該当する場所が現在地よりも遠方にあることもあり得る。そこで、該当する場所が現在地よりも所定距離以上離れている場合には、その場所の情報とそこが所定の走行環境である旨を記憶しておき、いったん自動運転モードを設定して走行を開始してもよい。そして該当する場所まで一定の距離(または時間)の位置に達したなら、そこで、所定の走行環境の場所がある旨を運転者に報知してもよい。この場合にも、報知に対する処理は上記した通りである。
また、自動運転モードにレベルを設けずに、自動運転モードを設定するか、あるいはしないかを切り替えてもよい。この場合には図3において所定時間が満了した場合、または自動運転モードを設定する入力があった場合には、自動運転モードを設定すればよい。
●自動運転時の制御手順
図2,3に示したように、事前に走行環境の判定を行う一方で、自動運転による走行中にも、現在の走行環境が所定の走行環境であるか否かを継続的に判定する。これにより所定の走行環境を事前に予測できなかった場合でも、現にその所定の走行環境であることを判定できる。その手順を図4に示す。図4の手順もECU20により実行される。図4の手順は例えば自動運転で走行中、周期的あるいは定期的に実行される。あるいは所定の距離を走行する都度実行するものとしてもよい。繰り返し周期は設定に応じて可変であってもよいし、予め固定しておいてもよい。周期は例えば1分や5分、10分など、さほど高頻度でなくともよい。また所定の走行距離ごとに繰り返す場合にも、その繰返し周期は、例えば1キロ、5キロ、10キロなど、比較的低頻度で良い。あるいは、気象条件に応じて、たとえば降雨や降雪のある場合にはより高頻度で実行し、晴天であればより低頻度で実行してもよい。
図4において、車両の走行中に、外界センサから外部環境情報を取得する(S400)。また外部環境情報に加えて、通信装置24cを用いて外部情報を取得してもよい。この場合には取得する外部情報は、例えば現在地を含む地域の気象情報や道路情報であってよい。そして取得した外部環境情報(及びあれば外部情報も)を基に、現在の走行環境を特定する(S402)。そして現在地の走行環境が所定の走行環境に該当するか判定する(S404)。所定の走行環境は図2について説明したものと同じでよい。該当すると判定した場合には、自動運転に影響を及ぼす可能性を運転者に報知し(S406)、タイマを用いて所定時間の計測を開始し(S408)、運転者による入力を待つ。
なおステップS400で、将来走行するであろう予定走行経路についても図2と同様に、通信装置24cを介して取得した気象情報や道路情報等の外部情報を取得してもよい。この場合には取得した外部情報に基づいて、所定の走行環境であるか否かを判定してもよい。これは図2で説明した通りである。ただしこの場合には、取得する外部情報は、たとえば現在時点から所定時間後に走行する予定の地域に関するものとし、それに基づいて所定時間後の予想される走行環境を特定してよい。このようにすることで、自動運転による走行中に、現在のみならず近い将来の走行環境を特定でき、所定の走行環境であるか判定できる。
図5に、運転者による入力があった場合、または所定時間経過した場合のECU20による処理手順を示す。まず入力が、自動運転を継続する旨の入力か否かを判定する(S520)。継続する旨の入力であると判定した場合には、特に何も行うことなく処理を終了する。
一方、自動運転を継続する旨の入力ではないと判定した場合には、現在の自動運転のレベルを判定する(S522)。現在のレベルが高レベル(例えばレベル3)であれば、自動運転のレベルを低いレベル(例えばレベル2)へと遷移させる(S524)。このとき、自動運転のレベルを下げる旨の報知を運転者へ行うのが望ましい。ステップS522で現在のレベルが低レベル(例えばレベル2)と判定された場合には、自動運転モードを終了させ、手動運転モードへと切り替える(S526)。これはいわゆるテイクオーバであり、運転者へのテイクオーバの報知を行い、それに対するテイクオーバの確認の入力を求めることが望ましい。
このようにして、自動運転モードを継続する場合にはそのまま自動運転を続けるが、そうでない場合には、自動運転のレベルを下げるように制御する。またステップS408で行った報知に対する応答がないまま所定時間経過した場合には、自動運転の続行が選択されたものとして特になにもすることなく処理を終了する。ただし、この場合には運転者が報知に気づいていない可能性もあるので、自動運転を続行する旨の報知をさらに行ってもよい。また図5では自動運転レベルが2段階であるものとして説明しているが、3段階以上ある場合には、現在のレベルが最低レベルならば手動運転にテイクオーバし、それ以上のレベルではレベルを下げるように制御してもよい。
なお、図4のステップS404で現在の走行環境が所定の走行環境に該当すると判定した場合に、直ちに自動運転のレベルを遷移させてもよい。この場合にはたとえば図4のステップS406の直後に、著しく天候や周辺の走行環境が変化したことを判定する。そして該当するならば、ステップS408を実行せずに、図5のステップS522へと分岐する。このようにすることで、急激な走行環境の変動に対して迅速に追従することができる。なお著しく天候や周辺の走行環境が変化したことを判定は、たとえば気象情報に基づいてもよいが、カメラ41やレーダ42、ライダ43等の外界センサにより検知した外部環境情報に基づいて行ってもよいし、それらの情報から総合的に判断してもよい。外部センサで検知した外部環境に基づく場合には、走行環境を、所定の走行環境とその他の走行環境というように二値的に分類せず、少なくとも三段階以上の複数の段階で評価する。たとえばそれら段階を「良好な走行環境」、「中間的な走行環境」、「所定の走行環境」とした場合に、「良好な走行環境」から「中間的な走行環境」に遷移した時刻と、「中間的な走行環境」から「所定の走行環境」に遷移した時刻との時間差を決定する。この時間差が所定値より小さければ急激な変動と判断してよい。
図6にも、運転者による入力があった場合、または所定時間経過した場合のECU20による処理手順の他の例を示す。ただし図6では、自動運転のレベルに関わらず、自動運転を継続するか手動運転へとテイクオーバするかのいずれかである。まず入力が、自動運転を継続する旨の入力か否かを判定する(S500)。継続する旨の入力であると判定した場合には、特に何も行うことなく処理を終了する。一方、自動運転を継続する旨の入力ではないと判定した場合には、自動運転モードを終了させ、手動運転モードへと切り替える(S502)。このときもやはり、運転者へのテイクオーバの報知と、テイクオーバの確認の入力を求めることとを行うことが望ましい。またステップS408で行った報知に対する応答がないまま所定時間経過した場合には、自動運転の続行が選択されたものとして特になにもすることなく処理を終了する。ただし、この場合には運転者が報知に気づいていない可能性もあるので、自動運転を続行する旨の報知をさらに行ってもよい。このようにして、自動運転モードを継続する場合にはそのまま自動運転を続けるが、そうでない場合には、自動運転を取りやめる。
以上の構成及び手順により、本実施形態によれば、予定走行経路に所定の走行環境があることを判定でき、所定の走行環境があると判定された場合には、そのことを運転者に事前に報知することができる。そしてその報知に応じた運転モードを運転者が決定する機会を提供することができる。さらに、走行中に所定の走行環境であることを判定することができ、所定の走行環境であると判定された場合には、そのことを運転者に報知することができる。そしてその報知に応じた運転モードを運転者が決定する機会を提供することができる。
●実施形態のまとめ
以上説明した本実施形態をまとめると以下のとおりである。
(1)本実施形態の第一の態様は、車両の走行を制御する車両制御装置であって、
前記車両の走行環境を特定する環境特定手段と、
自動運転モードが設定されている場合には、前記環境特定手段により特定した前記走行環境に応じて前記車両の走行を制御する制御手段と、
運転者への報知を行うための出力手段とを有し、
前記制御手段は、前記走行環境が所定の走行環境であるか否かを判定し、前記所定の走行環境であると判定された場合には、前記出力手段により、前記判定の結果の報知を出力することを特徴とする。
この構成により、走行環境が所定の走行環境であることを判定し、その判定の結果を運転者に報知することができる。
(2)本実施形態の第二の態様は、第一の態様に加えて、前記走行環境は、車両状態検知手段により検知した前記車両の状態と、外部検知手段により検知した前記車両の外部の状態と、通信手段を介して取得した外部情報との少なくともいずれかを含み、
前記環境特定手段は、前記走行環境に含まれる前記車両の状態と、前記車両の外部の状態と、前記外部情報との少なくともいずれかに基づいて、前記所定の走行環境であることを判定することを特徴とする。
この構成により、車両の状態と外部情報との少なくともいずれかに基づいて所定の走行環境であることを判定できる。
(3)本実施形態の第三の態様は、第一の態様または第二の態様に加えて、運転者による入力を受け付ける入力手段をさらに有し、
前記制御手段は、前記報知として、前記自動運転モードを設定するか否かの問い合わせを出力し、前記報知を出力してから所定時間のうちに前記報知に応じた入力がされない場合、または、前記自動運転モードを設定する指示が入力された場合には、前記自動運転モードを設定することを特徴とする。
この構成により、走行環境が所定の走行環境であることの報知に応じて所定時間入力がない場合、または自動運転モードの設定指示が入力された場合には、自動運転モードを設定できる。
(4)本実施形態の第四の態様は、第三の態様に加えて、前記自動運転モードを設定することは、前記自動運転モードが設定されていない場合に新たに自動運転モードを設定することと、前記自動運転モードが既に設定されている場合に自動運転モードを継続することとを含むことを特徴とする。
この構成により、所定の走行環境の判定を、自動運転モードが設定される前に行うこともできるし、あるいは自動運転モードで走行中に行うこともできる。
(5)本実施形態の第五の態様は、第一乃至第四の態様に加えて、前記自動運転モードは、第一レベルと、前記第一レベルよりも運転者による介入の程度が低い第二レベルとを含み、
前記制御手段は、前記第二レベルの前記自動運転モードで前記車両の走行を制御している際に、前記走行環境が前記所定の走行環境であると判定した場合には、前記報知に対する入力に基づいて、前記自動運転モードを前記第一レベルへと遷移させることを特徴とする。
この構成により、所定の走行環境においては、より低いレベルで自動運転を行うことができる。
(6)本実施形態の第六の態様は、第二の態様に加えて、予め走行経路を設定するための設定手段をさらに有し、
前記制御装置は、前記走行経路が予め設定されている場合には、前記通信手段を介して設定された前記走行経路についての前記外部情報を取得し、前記走行経路における前記走行環境が前記所定の走行環境であるか否かを判定することを特徴とする。
この構成により、走行経路が予め設定されている場合には、通信で得た情報に基づいて設定された走行経路に所定の走行環境があるかどうかを判定できる。
(7)本実施形態の第七の態様は、第六の態様に加えて、前記制御装置は、前記走行経路が予め設定されている場合には、前記自動運転モードを設定して前記車両の走行制御を開始する前に、前記走行経路における前記走行環境が前記所定の走行環境か否かを判定し、判定の結果に応じた報知を行うことを特徴とする。
この構成により、走行に先立って走行経路を設定し、設定された走行経路に所定の走行環境があるかを事前に判定できる。
なお、自動運転のレベルにより、そのレベルで許容される最大車速や、ユーザー設定車速が決まる。そのため、本実施形態の自動運転の制御によれば、走行環境の変化を検出したことにより、夫々のレベルで許容される最大車速を制限したり、ユーザー設定車速を低下させたりすることになる。
また、上記実施形態では、現在の自動運転レベルを、最高レベル(たとえばレベル3)から下位レベル(たとえばレベル2)へと遷移させる例を説明した。しかし、例えばひとつのレベルの中で、特定の機能に関するサブレベルを遷移させてもよい。たとえばレベル2の中で、運転者がハンドルを離した状態で車線を維持するハンズオフモードから、運転者がハンドルを握った状態で車線を維持するハンズオンモードへの遷移としてもよい。
さらに本発明は上記実施の形態に制限されるものではなく、本発明の精神及び範囲から離脱することなく、様々な変更及び変形が可能である。従って、本発明の範囲を公にするために、以下の請求項を添付する。
5 ジャイロセンサ、9 入出力装置、20−29 ECU、24c 通信装置、41 カメラ、42 ライダ

Claims (7)

  1. 車両の走行を制御する車両制御装置であって、
    前記車両の走行環境を特定する環境特定手段と、
    自動運転モードが設定されている場合には、前記環境特定手段により特定した前記走行環境に応じて前記車両の走行を制御する制御手段と、
    運転者への報知を行うための出力手段とを有し、
    前記制御手段は、前記走行環境が所定の走行環境であるか否かを判定し、前記所定の走行環境であると判定された場合には、前記出力手段により、前記判定の結果の報知を出力することを特徴とする車両制御装置。
  2. 請求項1に記載の車両制御装置であって、
    前記走行環境は、車両状態検知手段により検知した前記車両の状態と、外部検知手段により検知した前記車両の外部の状態と、通信手段を介して取得した外部情報との少なくともいずれかを含み、
    前記環境特定手段は、前記走行環境に含まれる前記車両の状態と、前記車両の外部の状態と、前記外部情報との少なくともいずれかに基づいて、前記所定の走行環境であることを判定することを特徴とする車両制御装置。
  3. 請求項1または2に記載の車両制御装置であって、
    運転者による入力を受け付ける入力手段をさらに有し、
    前記制御手段は、前記報知として、前記自動運転モードを設定するか否かの問い合わせを出力し、前記報知を出力してから所定時間のうちに前記報知に応じた入力がされない場合、または、前記自動運転モードを設定する指示が入力された場合には、前記自動運転モードを設定することを特徴とする車両制御装置。
  4. 請求項3に記載の車両制御装置であって、
    前記自動運転モードを設定することは、前記自動運転モードが設定されていない場合に新たに自動運転モードを設定することと、前記自動運転モードが既に設定されている場合に自動運転モードを継続することとを含むことを特徴とする車両制御装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか一項に記載の車両制御装置であって、
    前記自動運転モードは、第一レベルと、前記第一レベルよりも運転者による介入の程度が低い第二レベルとを含み、
    前記制御手段は、前記第二レベルの前記自動運転モードで前記車両の走行を制御している際に、前記走行環境が前記所定の走行環境であると判定した場合には、前記報知に対する入力に基づいて、前記自動運転モードを前記第一レベルへと遷移させることを特徴とする車両制御装置。
  6. 請求項2または、請求項2を引用する請求項3乃至5のいずれか一項に記載の車両制御装置であって、
    予め走行経路を設定するための設定手段をさらに有し、
    前記制御装置は、前記走行経路が予め設定されている場合には、前記通信手段を介して設定された前記走行経路についての前記外部情報を取得し、前記走行経路における前記走行環境が前記所定の走行環境であるか否かを判定することを特徴とする車両制御装置。
  7. 請求項6に記載の車両制御装置であって、
    前記制御装置は、前記走行経路が予め設定されている場合には、前記自動運転モードを設定して前記車両の走行制御を開始する前に、前記走行経路における前記走行環境が前記所定の走行環境か否かを判定し、判定の結果に応じた報知を行うことを特徴とする車両制御装置。
JP2019526426A 2017-06-27 2017-06-27 車両制御装置 Active JP6911116B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2017/023539 WO2019003294A1 (ja) 2017-06-27 2017-06-27 車両制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2019003294A1 true JPWO2019003294A1 (ja) 2020-03-19
JP6911116B2 JP6911116B2 (ja) 2021-07-28

Family

ID=64741233

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019526426A Active JP6911116B2 (ja) 2017-06-27 2017-06-27 車両制御装置

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP6911116B2 (ja)
CN (1) CN110546698A (ja)
WO (1) WO2019003294A1 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020152233A (ja) * 2019-03-20 2020-09-24 本田技研工業株式会社 輸送機器及び車両
JP7278832B2 (ja) * 2019-03-27 2023-05-22 本田技研工業株式会社 車両制御装置、車両制御方法、車両およびプログラム
MX2022006262A (es) 2019-11-28 2022-06-08 Nissan Motor Metodo de control de accionamiento y dispositivo de control de accionamiento.
JP7158367B2 (ja) * 2019-12-09 2022-10-21 本田技研工業株式会社 車両制御システム
CN115004277A (zh) * 2020-01-17 2022-09-02 株式会社电装 驾驶控制装置以及hmi控制装置
JP7474081B2 (ja) * 2020-03-16 2024-04-24 本田技研工業株式会社 制御装置、システム、及びプログラム
JP7439745B2 (ja) 2020-12-18 2024-02-28 トヨタ自動車株式会社 自動運転車両

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015206655A (ja) * 2014-04-18 2015-11-19 株式会社デンソー 自動運転計画表示装置および自動運転計画表示装置用のプログラム
JP2015230573A (ja) * 2014-06-05 2015-12-21 アルパイン株式会社 車両運転支援装置、方法およびプログラム
JP2016064773A (ja) * 2014-09-25 2016-04-28 株式会社デンソー 車載システム、車両制御装置、および車両制御装置用のプログラム
WO2016080070A1 (ja) * 2014-11-17 2016-05-26 日立オートモティブシステムズ株式会社 自動運転システム

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8509982B2 (en) * 2010-10-05 2013-08-13 Google Inc. Zone driving
EP2915718B1 (en) * 2014-03-04 2018-07-11 Volvo Car Corporation Apparatus and method for continuously establishing a boundary for autonomous driving availability and an automotive vehicle comprising such an apparatus
CN105620475A (zh) * 2016-03-02 2016-06-01 上海航盛实业有限公司 一种带安全保护功能的智能驾驶系统

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015206655A (ja) * 2014-04-18 2015-11-19 株式会社デンソー 自動運転計画表示装置および自動運転計画表示装置用のプログラム
JP2015230573A (ja) * 2014-06-05 2015-12-21 アルパイン株式会社 車両運転支援装置、方法およびプログラム
JP2016064773A (ja) * 2014-09-25 2016-04-28 株式会社デンソー 車載システム、車両制御装置、および車両制御装置用のプログラム
WO2016080070A1 (ja) * 2014-11-17 2016-05-26 日立オートモティブシステムズ株式会社 自動運転システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP6911116B2 (ja) 2021-07-28
WO2019003294A1 (ja) 2019-01-03
CN110546698A (zh) 2019-12-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6911116B2 (ja) 車両制御装置
US20180319402A1 (en) System and method for automatic activation of driver assistance feature
JP6725689B2 (ja) 車両用制御装置
JP6402684B2 (ja) 表示装置
US20200339128A1 (en) Vehicle control apparatus
JP5888407B2 (ja) 運転支援装置
JP6932209B2 (ja) 車両制御装置、車両、および車両制御方法
JP4893771B2 (ja) 車両操作診断装置、車両操作診断方法及びコンピュータプログラム
JP6970204B2 (ja) 車両並びにその制御装置及び制御方法
US20200307597A1 (en) Traveling control apparatus, traveling control method, and non-transitory computer-readable storage medium storing program
US20200307598A1 (en) Traveling control apparatus, traveling control method, and non-transitory computer-readable storage medium storing program
JP7215596B2 (ja) 運転制御方法及び運転制御装置
JP2006252148A (ja) 車両用制御装置
CN112441013A (zh) 基于地图的车辆超速规避
US20190278266A1 (en) Vehicle controlling apparatus and vehicle
JP7073313B2 (ja) 車両制御装置
JP2023030111A (ja) 運転支援装置、運転支援方法、およびプログラム
US11924652B2 (en) Control device and control method
CN112046474B (zh) 车辆控制装置及其动作方法、车辆以及存储介质
WO2023002797A1 (ja) 制御装置
JP7384126B2 (ja) 車両用渋滞判断装置、および車両用表示制御装置
JP2008046810A (ja) 運転支援装置及び方法
CN116061935A (zh) 驾驶支援装置
JP2023048308A (ja) 車両支援サーバ、車両支援サーバの処理方法、及びプログラム
CN117940329A (zh) 驾驶控制方法及驾驶控制装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191030

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20191030

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200720

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200825

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20210103

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210125

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210129

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210330

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210705

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210707

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6911116

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150