JPWO2018207252A1 - 熱収縮チューブ - Google Patents

熱収縮チューブ Download PDF

Info

Publication number
JPWO2018207252A1
JPWO2018207252A1 JP2019516766A JP2019516766A JPWO2018207252A1 JP WO2018207252 A1 JPWO2018207252 A1 JP WO2018207252A1 JP 2019516766 A JP2019516766 A JP 2019516766A JP 2019516766 A JP2019516766 A JP 2019516766A JP WO2018207252 A1 JPWO2018207252 A1 JP WO2018207252A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat
shrinkable tube
resin body
tubular resin
protrusions
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2019516766A
Other languages
English (en)
Inventor
優 八木
優 八木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Intecc Co Ltd
Original Assignee
Asahi Intecc Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Intecc Co Ltd filed Critical Asahi Intecc Co Ltd
Publication of JPWO2018207252A1 publication Critical patent/JPWO2018207252A1/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L11/00Hoses, i.e. flexible pipes
    • F16L11/04Hoses, i.e. flexible pipes made of rubber or flexible plastics
    • F16L11/12Hoses, i.e. flexible pipes made of rubber or flexible plastics with arrangements for particular purposes, e.g. specially profiled, with protecting layer, heated, electrically conducting
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C61/00Shaping by liberation of internal stresses; Making preforms having internal stresses; Apparatus therefor
    • B29C61/06Making preforms having internal stresses, e.g. plastic memory
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29KINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES B29B, B29C OR B29D, RELATING TO MOULDING MATERIALS OR TO MATERIALS FOR MOULDS, REINFORCEMENTS, FILLERS OR PREFORMED PARTS, e.g. INSERTS
    • B29K2027/00Use of polyvinylhalogenides or derivatives thereof as moulding material
    • B29K2027/12Use of polyvinylhalogenides or derivatives thereof as moulding material containing fluorine
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29KINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES B29B, B29C OR B29D, RELATING TO MOULDING MATERIALS OR TO MATERIALS FOR MOULDS, REINFORCEMENTS, FILLERS OR PREFORMED PARTS, e.g. INSERTS
    • B29K2995/00Properties of moulding materials, reinforcements, fillers, preformed parts or moulds
    • B29K2995/0037Other properties
    • B29K2995/0049Heat shrinkable

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Media Introduction/Drainage Providing Device (AREA)
  • Shaping By String And By Release Of Stress In Plastics And The Like (AREA)

Abstract

【課題】 内側管状樹脂体の外周に外側管状樹脂体を積層して接合した場合において、管状樹脂体の断面円周方向への固着力のみならず、管状樹脂体の長手方向への固着力をも向上させることができる熱収縮チューブを提供する。【解決手段】 熱収縮チューブ1は、中空円筒形状を呈し、その内周には、長手方向凸部3a、3b、3c、3d、3e、3f、3g、3h、3j、3k、3m、3n、3p、3q、3r、3s、3t、3u、3v及び3wと、熱収縮チューブ1の長手方向に交差する方向に延びる傾斜方向凸部5、7及び9とを有する。【選択図】 図2

Description

本発明は、熱収縮チューブに関する。
従来、加熱することで径方向に収縮する熱収縮チューブは、電線、ケーブル等の接合部や端部に被覆材または補強材として使用されるのが一般的であるが、医療機器の分野でも使用されてきた。例えば、医療用カテーテルを製造する際には、中空円筒形状の熱収縮チューブの内部にカテーテルチューブを挿入し、熱収縮チューブを加熱して収縮させ、熱収縮チューブの収縮力を利用してカテーテルチューブの外形を変形させることが行なわれてきた。
一方、医療用カテーテルに使用するカテーテルチューブは、種類の異なる複数の管状樹脂体を放射方向に積層して構成されており、管状樹脂体間における接合強度は、医療用カテーテルの性能を決定する点で非常に重要なファクターとなっている。
管状樹脂体を放射方向に積層する場合の接合強度を高める為には、例えば、内側管状樹脂体と外側管状樹脂体との接合面を凸凹形状にすることが有効であり、内側管状樹脂の外周面に凸凹形状部を形成する方法としては、前述の熱収縮チューブの径方向に収縮する力を利用する方法が考えられる。
例えば、特許文献1には、全体が中空円筒形状を呈しており、その中空円筒形状部の内周に長手方向に延びる突起部11が形成された熱収縮チューブ10が記載されている(図1等参照)。
しかしながら、特許文献1に記載された熱収縮チューブにおいては、突起部11が長手方向にのみ延びていることから、この熱収縮チューブによって形成された内側管状樹脂の外周には、長手方向に延びた凹みが形成される為、内側管状樹脂体の外周に外側管状樹脂体を積層して接合した場合に、管状樹脂体の断面円周方向への固着力は高いものの、管状樹脂体の長手方向への固着力が乏しいという問題があった。
特開2005−1339号公報
本発明は、かかる問題を解決する為になされたものであり、内側管状樹脂体の外周に外側管状樹脂体を積層して接合した場合において、管状樹脂体の断面円周方向への固着力のみならず、管状樹脂体の長手方向への固着力をも向上させることができる熱収縮チューブを提供することを目的とする。
かかる目的を達成する為に、本発明の第1の態様の熱収縮チューブは、中空円筒形状を呈し、その内周には、交差する少なくとも2方向に延びる凸部が形成されていることを特徴とする。
また、本発明の第2の態様の熱収縮チューブは、本発明の第1の態様において、前記2方向を、前記中空円筒形状の長手方向と、その長手方向に直行する円周方向としたことを特徴とする。
また、本発明の第3の態様の熱収縮チューブは、中空円筒形状を呈し、その内周には、螺旋状に延びる凸部が形成されていることを特徴とする。
さらに、本発明の第4の態様の熱収縮チューブは、中空円筒形状を呈し、その内周には、凸部が散在して形成されていることを特徴とする。
本発明の第1の態様の熱収縮チュ−ブによれば、中空円筒形状を呈し、その内周には、交差する少なくとも2方向に延びる凸部が形成されているので、その熱収縮チューブを使用して形成された内側管状樹脂体の外周に外側管状樹脂体を積層して接合した場合には、管状樹脂体の断面円周方向への固着力のみならず、管状樹脂体の長手方向への固着力をも向上させることができる。
また、本発明の第2の態様の熱収縮チューブによれば、第1の態様の発明において、2方向を、中空円筒形状の長手方向と、その長手方向に直行する円周方向としたので、その熱収縮チューブを使用して形成された内側管状樹脂体の外周に外側管状樹脂体を積層して接合した場合には、管状樹脂体の断面円周方向への固着力及び管状樹脂体の長手方向への固着力をさらに向上させることができる。
また、本発明の第3の態様の熱収縮チューブによれば、中空円筒形状を呈し、その内周には、螺旋状に延びる凸部が形成されているので、熱収縮チューブ自体を素線を巻回して素線間を接合するのみで簡単に製造することができることに加え、その熱収縮チューブを使用して形成された内側管状樹脂体の外周に外側管状樹脂体を積層して接合した場合には、管状樹脂体の断面円周方向への固着力のみならず、管状樹脂体の長手方向への固着力をも向上させることができる。
また、本発明の第4の態様の熱収縮チューブによれば、中空円筒形状を呈し、その内周には、凸部が散在して形成されているので、その熱収縮チューブを使用して形成された内側管状樹脂体の外周に外側管状樹脂体を積層して接合した場合には、管状樹脂体の断面円周方向への固着力のみならず、管状樹脂体の長手方向への固着力をも向上させることができる。
図1は、本発明の第1実施形態の熱収縮チューブの全体を示した図である。 図2は、図1の縦断面図である。 図3は、本発明の第2実施形態の図2相当の縦断面図である。 図4は、本発明の第3実施形態の図2相当の縦断面図である。 図5は、本発明の第4実施形態の図2相当の縦断面図である。 図6は、本発明の第5実施形態の図2相当の縦断面図である。 図7は、本発明の第6実施形態の熱収縮チューブの全体を示した図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。
<第1実施形態>
先ず、本発明の第1実施形態の熱収縮チューブについて、図1及び図2を参照して説明する。
図1は、本発明の第1実施形態の熱収縮チューブの全体を示した図であり、図2は、図1の縦断面図である。
図1及び図2において、熱収縮チューブ1は、全体として中空円筒形状をなし、内周には、熱収縮チューブ1の長手方向に延びる複数の長手方向凸部3a、3b、3c、3d、3e、3f、3g、3h、3j、3k、3m、3n、3p、3q、3r、3s、3t、3u、3v及び3wと、熱収縮チューブ1の長手方向に交差する方向に延びる傾斜方向凸部5、7及び9を有する。
なお、図2においては、理解を容易にする為に、長手方向凸部及び傾斜方向凸部には斜線を引いて示している。
熱収縮チューブ1を構成する樹脂材料は、熱収縮する材料であれば特に限定されるものではないが、本実施形態では、FEP(四フッ化エチレン・六フッ化プロピレン共重合体)が使用されている。
本実施形態の熱収縮チューブ1は中空円筒形状を呈し、その内周には、熱収縮チューブ1の長手方向に延びる複数の長手方向凸部3a、3b、3c、3d、3e、3f、3g、3h、3j、3k、3m、3n、3p、3q、3r、3s、3t、3u、3v及び3wと、熱収縮チューブ1の長手方向に交差する方向に延びる傾斜方向凸部5、7及び9とを有するので、その熱収縮チューブ1の内部に内側管状樹脂体(図示しないが、一般に、ナイロン、ウレタン等、熱収縮チューブの融点よりも低い融点の材料からなる。以下、同様)を挿入し、その後、熱収縮チューブ1を加熱して収縮させ、内側管状樹脂体の外周に、複数の長手方向凸部3a、3b、3c、3d、3e、3f、3g、3h、3j、3k、3m、3n、3p、3q、3r、3s、3t、3u、3v及び3wと、熱収縮チューブ1の長手方向に交差する方向に延びる傾斜方向凸部5、7及び9とに対応する凹部が形成され、その後、内側管状樹脂体の外周に外側管状樹脂体を積層して接合した場合には、管状樹脂体の断面円周方向への固着力のみならず、管状樹脂体の長手方向への固着力をも向上させることができ、内側管状樹脂体と外側管状樹脂体との接合力を増強させることができる。
なお、図2においては、断面片側の長手方向凸部及び傾斜方向凸部のみを記載しているが、もう一方の断面片側にも長手方向凸部及び傾斜方向凸部が適当数形成されている。
また、長手方向凸部及び傾斜方向凸部の個数については、特に限定されるものではなく、長手方向凸部及び傾斜方向凸部が熱収縮チューブの内周に夫々少なくとも1箇所形成されていれば、内側管状樹脂体と外側管状樹脂体との接合力を増強させることはできる。
また、傾斜方向凸部の傾斜方向は1方向以上であれば良く、本実施形態のように3方向に限らず、それ以上の方向に傾斜した傾斜方向凸部であっても良い。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態の熱収縮チューブについて、図3を参照して説明する。図3は、本発明の第2実施形態の図2相当の縦断面図である。
図3において、熱収縮チューブ10は、全体として中空円筒形状をなし、内周には、熱収縮チューブ10の長手方向に延びる複数の長手方向凸部13a、13b、13c、13d、13e、13f、13r、13s、13t、13u、13v及び13wと、並びに、熱収縮チューブ10の長手方向に直交する方向に延びるっ直交方向凸部15a及び15bとを有する。
なお、図3においては、理解を容易にする為に、長手方向凸部及び直交方向凸部には斜線を引いて示している。
熱収縮チューブ10を構成する樹脂材料は、熱収縮する材料であれば特に限定されるものではないが、本実施形態では、FEP(四フッ化エチレン・六フッ化プロピレン共重合体)が使用されている。
本実施形態の熱収縮チューブ10は中空円筒形状を呈し、その内周には、熱収縮チューブ10の長手方向に延びる複数の長手方向凸部13a、13b、13c、13d、13e、13f、13r、13s、13t、13u、13v及び13wと、熱収縮チューブ10の長手方向に直交する方向に延びる直交方向凸部15a及び15bとを有するので、その熱収縮チューブ10の内部に内側管状樹脂体(図示せず)を挿入し、その後、熱収縮チューブ10を加熱して収縮させ、内側管状樹脂体の外周に、複数の長手方向凸部13a、13b、13c、13d、13e、13f、13r、13s、13t、13u、13v及び13wと、複数の直交方向凸部15a及び15bとに対応する凹部が形成され、その後、内側管状樹脂体の外周に外側管状樹脂体を積層して接合した場合には、管状樹脂体の断面円周方向への固着力のみならず、管状樹脂体の長手方向への固着力をさらに向上させることができ、内側管状樹脂体と外側管状樹脂体との接合力をさらに増強させることができる。
なお、図3においては、断面片側の長手方向凸部及び直交方向凸部のみを記載しているが、もう一方の断面片側にも長手方向凸部及び直交方向凸部が適当数形成されている。
また、長手方向凸部及び直交方向凸部の個数については、特に限定されるものではなく、長手方向凸部及び直交方向凸部が熱収縮チューブの内周に夫々少なくとも1箇所形成されていれば、内側管状樹脂体と外側管状樹脂体との接合力を増強させることはできる。
<第3実施形態>
次に、本発明の第3実施形態の熱収縮チューブについて、図4を参照して説明する。図4は、本発明の第3実施形態の図2相当の縦断面図である。
図4において、熱収縮チューブ20は、全体として中空円筒形状をなし、内周には、熱収縮チューブ20の長手方向に延びる複数の長手方向凸部23a、23b、23c、23d、23e、23f及び23gと、熱収縮チューブ20の長手方向に直交する方向に延びる直交方向凸部25a、25b、25c及び25dとを有する。
また、本実施形態における凸部は、熱収縮チューブ1及び熱収縮チューブ10の凸部とは異なり、長手方向凸部23a、23b、23c、23d、23e、23f及び23gと、直交方向凸部25a、25b、25c及び25dとは熱収縮チューブ20の内周に夫々単独には形成されておらず、図4に図示されているように、長手方向凸部と直交方向凸部とは連続して形成されている。
出願人による実験結果によれば、本実施形態の熱収縮チューブ20は、第1実施形態の熱収縮チューブ1及び第2実施形態の熱収縮チューブ10に比べ、内側管状樹脂体を変形する力が若干劣っていた。
但し、、管状樹脂体の断面円周方向への固着力のみならず、管状樹脂体の長手方向への固着力を向上させることができ、内側管状樹脂体と外側管状樹脂体との接合力を増強させることは確認できた。
なお、図4においては、理解を容易にする為に、長手方向凸部及び直交方向凸部には斜線を引いて示している。
熱収縮チューブ20を構成する樹脂材料は、熱収縮する材料であれば特に限定されるものではないが、本実施形態では、FEP(四フッ化エチレン・六フッ化プロピレン共重合体)が使用されている。
本実施形態の熱収縮チューブ20は中空円筒形状を呈し、その内周には、熱収縮チューブ1の長手方向に延びる複数の長手方向凸部23a、23b、23c、23d、23e、23f及び23gと、熱収縮チューブ1の長手方向に直交する方向に延びる直交方向凸部25a、25b、25c及び25dとを有するので、その熱収縮チューブ20の内部に内側管状樹脂体(図示せず)を挿入し、その後、熱収縮チューブ20を加熱して収縮させ、内側管状樹脂体の外周に、複数の長手方向凸部23a、23b、23c、23d、23e、23f及び23gと、熱収縮チューブ1の長手方向に直交する方向に延びる直交方向凸部25a、25b、25c及び25dとに対応する凹部が形成され、その後、内側管状樹脂体の外周に外側管状樹脂体を積層して接合した場合には、管状樹脂体の断面円周方向への固着力のみならず、管状樹脂体の長手方向への固着力を向上させることができ、内側管状樹脂体と外側管状樹脂体との接合力を増強させることができる。
なお、図4においては、断面片側の長手方向凸部及び直交方向凸部のみを記載しているが、もう一方の断面片側にも長手方向凸部及び直交方向凸部が適当数形成されている。
また、長手方向凸部及び直交方向凸部の個数については、特に限定されるものではなく、長手方向凸部及び直交方向凸部が熱収縮チューブの内周に夫々少なくとも1箇所形成されていれば、内側管状樹脂体と外側管状樹脂体との接合力を増強させることはできる。
<第4実施形態>
次に、本発明の第4実施形態の熱収縮チューブについて、図5を参照して説明する。図5は、本発明の第4実施形態の図2相当の縦断面図である。
図5において、熱収縮チューブ30は、全体として中空円筒形状をなし、内周には、円柱状の複数の円柱状凸部32a、32b、32c、32d、32e、32f、32g、32h及び32jを有する。
なお、図5においては、理解を容易にする為に、円柱状凸部には斜線を引いて示している。
熱収縮チューブ30を構成する樹脂材料は、熱収縮する材料であれば特に限定されるものではないが、本実施形態では、FEP(四フッ化エチレン・六フッ化プロピレン共重合体)が使用されている。
本実施形態の熱収縮チューブ30は、全体として中空円筒形状をなし、内周には、円柱状の複数の円柱状凸部32a、32b、32c、32d、32e、32f、32g、32h及び32jを有するので、その熱収縮チューブ30の内部に内側管状樹脂体(図示せず)を挿入し、その後、熱収縮チューブ30を加熱して収縮させ、内側管状樹脂体の外周に、複数の円柱状凸部32a、32b、32c、32d、32e、32f、32g、32h及び32jに対応する凹部が形成され、その後、内側管状樹脂体の外周に外側管状樹脂体を積層して接合した場合には、管状樹脂体の断面円周方向への固着力のみならず、管状樹脂体の長手方向への固着力をさらに向上させることができ、内側管状樹脂体と外側管状樹脂体との接合力をさらに増強させることができる。
なお、図5においては、断面片側の円柱状凸部のみを散在的に配置して記載しているが、もう一方の断面片側にも円柱状凸部が散在的に配置されて適当数形成されている。
また、円柱状凸部の個数については、特に限定されるものではなく、円柱状凸部が熱収縮チューブの内周に少なくとも1箇所形成されていれば、内側管状樹脂体と外側管状樹脂体との接合力を増強させることはできる。
<第5実施形態>
次に、本発明の第5実施形態の熱収縮チューブについて、図6を参照して説明する。図6は、本発明の第5実施形態の図2相当の縦断面図である。
図6において、熱収縮チューブ40は、全体として中空円筒形状をなし、内周には、円錐状の複数の円錐状凸部42a(頂点44a)、42b(頂点44b)、42c(頂点44c)、42d(頂点44d)、42e(頂点44e)、42f(頂点44f)、42g(頂点44g)、42h(頂点44h)及び42j(頂点44j)を有する。
なお、図6においては、理解を容易にする為に、円錐状凸部には斜線を引いて示している。
熱収縮チューブ40を構成する樹脂材料は、熱収縮する材料であれば特に限定されるものではないが、本実施形態では、FEP(四フッ化エチレン・六フッ化プロピレン共重合体)が使用されている。
本実施形態の熱収縮チューブ40は、全体として中空円筒形状をなし、内周には、複数の円錐状の円錐状凸部42a(頂点44a)、42b(頂点44b)、42c(頂点44c)、42d(頂点44d)、42e(頂点44e)、42f(頂点44f)、42g(頂点44g)、42h(頂点44h)及び42j(頂点44j)を有するので、その熱収縮チューブ40の内部に内側管状樹脂体(図示せず)を挿入し、その後、熱収縮チューブ40を加熱して収縮させ、内側管状樹脂体の外周に、複円錐状の複数の円錐状凸部42a(頂点44a)、42b(頂点44b)、42c(頂点44c)、42d(頂点44d)、42e(頂点44e)、42f(頂点44f)、42g(頂点44g)、42h(頂点44h)及び42j(頂点44j)数の円柱状凸部32a、32b、32c、32d、32e、32f、32g、32h及び32jに対応する凹部が形成され、その後、内側管状樹脂体の外周に外側管状樹脂体を積層して接合した場合には、管状樹脂体の断面円周方向への固着力のみならず、管状樹脂体の長手方向への固着力をさらに向上させることができ、内側管状樹脂体と外側管状樹脂体との接合力をさらに増強させることができる。
なお、図6においては、断面片側の円錐状凸部のみを散在的に配置して記載しているが、もう一方の断面片側にも円柱状凸部が散在的に配置されて適当数形成されている。
また、円錐状凸部の個数については、特に限定されるものではなく、円錐状凸部が熱収縮チューブの内周に少なくとも1箇所形成されていれば、内側管状樹脂体と外側管状樹脂体との接合力を増強させることはできる。
なお、本実施形態の円錐状凸部の形成を含め、熱収縮チューブの内周面を凸凹に形成する為には、押出し成形時の引取速度を増減することで形成することができる。
<第6実施形態>
次に、本発明の第6施形態の熱収縮チューブについて、図7を参照して説明する。図7は、本発明の第6実施形態の熱収縮チューブの全体を示した図である。
図7において、熱収縮チューブ50は、冷間延伸された8本の樹脂素線(53a、53b、53c、53d、53e、53f、53g及び53h)を螺旋状に巻回して中空円筒状に形成されている。
熱収縮チューブ50を構成する樹脂材料は、熱収縮する材料であれば特に限定されるものではないが、本実施形態では、FEP(四フッ化エチレン・六フッ化プロピレン共重合体)が使用されている。
熱収縮チューブ50は、隣接する各樹脂素線がそれらの当接部Aにおいて接合されており、加熱されて収縮する際には、熱収縮チューブ50全体として円筒部の断面中心に向かって収縮するようになっている。
したがって、熱収縮チューブ50の内部に内側管状樹脂体(図示せず)を挿入し、その後、熱収縮チューブ50を加熱して収縮させた場合には、内側管状樹脂体の外周に、8本の樹脂素線(53a、53b、53c、53d、53e、53f、53g及び53h)の形状に対応する螺旋状の凹部が形成され、その後、内側管状樹脂体の外周に外側管状樹脂体を積層して接合した場合には、管状樹脂体の断面円周方向への固着力のみならず、管状樹脂体の長手方向への固着力を向上させることができ、内側管状樹脂体と外側管状樹脂体との接合力を増強させることができる。
本実施形態では、樹脂素線の本数を8本としたが、その本数については、特に限定されるものではなく、熱収縮チューブの中空状態が維持されるのであれば、1本以上であれば良い。
なお、本実施形態において、熱収縮チューブ50は、隣接する各樹脂素線がそれらの当接部Aにおいて接合されているものとしたが、熱収縮チューブ50が熱収縮時に形状を保持することができるものであれば、当接部Aが接合されていなくても良い。
1、10、20、30、40、50 熱収縮チューブ
3a、3b、3c、3d、3e、3f、3g、3h、3j、3k、3m、3n、3p、3q、3r、3s、3t、3u、3v、3w、13a、13b、13c、13d、13e、13f、13r、13s、13t、13u、13v、13w、23a、23b、23c、23d、23e、23f、23g 長手方向凸部
5、7、9 傾斜方向凸部
15a、15b、25a、25b、25c、25d 直交方向凸部
32a、32b、32c、32d、32e、32f、32g、32h、32j 円柱状凸部
42a、42b、42c、42d、42e、42f、42g、42h、42j 円錐状凸部
44a、44b、44c、44d、44e、44f、44g、44h、44j 頂点
53a、53b、53c、53d、53e、53f、53g、53h 樹脂素線

Claims (4)

  1. 中空円筒形状を呈し、その内周には、交差する少なくとも2方向に延びる凸部が形成されていることを特徴とする熱収縮チューブ。
  2. 前記2方向を、前記中空円筒形状の長手方向と、その長手方向に直行する円周方向としたことを特徴とする請求項1に記載の熱収縮チューブ。
  3. 中空円筒形状を呈し、その内周には、螺旋状に延びる凸部が形成されていることを特徴とする熱収縮チューブ。
  4. 中空円筒形状を呈し、その内周には、凸部が散在して形成されていることを特徴とする熱収縮チューブ。
JP2019516766A 2017-05-09 2017-05-09 熱収縮チューブ Pending JPWO2018207252A1 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2017/017524 WO2018207252A1 (ja) 2017-05-09 2017-05-09 熱収縮チューブ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPWO2018207252A1 true JPWO2018207252A1 (ja) 2020-03-12

Family

ID=64105427

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019516766A Pending JPWO2018207252A1 (ja) 2017-05-09 2017-05-09 熱収縮チューブ

Country Status (6)

Country Link
US (1) US20200072397A1 (ja)
EP (1) EP3623677A1 (ja)
JP (1) JPWO2018207252A1 (ja)
KR (1) KR20190133258A (ja)
CN (1) CN110612414A (ja)
WO (1) WO2018207252A1 (ja)

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4833144A (ja) * 1971-09-02 1973-05-08
JPS4971390U (ja) * 1972-09-29 1974-06-20
JPS5250874U (ja) * 1975-10-08 1977-04-11
JPS57146907A (en) * 1981-03-06 1982-09-10 Misaki Gyogu Kk Knotting of gut or wire
JP2002275774A (ja) * 2001-03-21 2002-09-25 Asahi Intecc Co Ltd 医療用チューブ体、バルーンカテーテルおよび医療用ガイドワイヤ
JP2006037885A (ja) * 2004-07-28 2006-02-09 Nissan Motor Co Ltd 二重管エキゾーストマニホールド
JP2008196560A (ja) * 2007-02-09 2008-08-28 Evuc Kk 断熱ホースとその製造方法
US20150247680A1 (en) * 2012-09-25 2015-09-03 Mahle International Gmbh Flat pipe
JP2015187468A (ja) * 2014-03-27 2015-10-29 株式会社松田技術研究所 真空断熱パイプ

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5224603Y2 (ja) * 1971-08-03 1977-06-04
US3957382A (en) * 1973-06-11 1976-05-18 Raychem Corporation Method of processing fusible inserts
JPS52108614U (ja) * 1976-02-14 1977-08-18
JPS53116522A (en) * 1977-03-22 1978-10-12 Oki Electric Cable Pipe having internal slot or protection and forming method
JPS6025730A (ja) * 1983-07-22 1985-02-08 Gunze Ltd 模様を有する熱収縮チユ−ブ及びその製法
US5048572A (en) * 1987-10-15 1991-09-17 Essex Group, Inc. Vibration damping heat shrinkable tubing
JP2005001339A (ja) 2003-06-13 2005-01-06 Otsuka Denki Kk 熱収縮チューブ、熱収縮チューブの製造方法、回転部材用熱収縮チューブおよび保護用熱収縮チューブ
JP5900331B2 (ja) * 2010-06-10 2016-04-06 株式会社カネカ 医療用チューブの製造方法

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4833144A (ja) * 1971-09-02 1973-05-08
JPS4971390U (ja) * 1972-09-29 1974-06-20
JPS5250874U (ja) * 1975-10-08 1977-04-11
JPS57146907A (en) * 1981-03-06 1982-09-10 Misaki Gyogu Kk Knotting of gut or wire
JP2002275774A (ja) * 2001-03-21 2002-09-25 Asahi Intecc Co Ltd 医療用チューブ体、バルーンカテーテルおよび医療用ガイドワイヤ
JP2006037885A (ja) * 2004-07-28 2006-02-09 Nissan Motor Co Ltd 二重管エキゾーストマニホールド
JP2008196560A (ja) * 2007-02-09 2008-08-28 Evuc Kk 断熱ホースとその製造方法
US20150247680A1 (en) * 2012-09-25 2015-09-03 Mahle International Gmbh Flat pipe
JP2015187468A (ja) * 2014-03-27 2015-10-29 株式会社松田技術研究所 真空断熱パイプ

Also Published As

Publication number Publication date
CN110612414A (zh) 2019-12-24
KR20190133258A (ko) 2019-12-02
US20200072397A1 (en) 2020-03-05
EP3623677A1 (en) 2020-03-18
WO2018207252A1 (ja) 2018-11-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10431351B2 (en) Flat cable and production method therefor
US7744284B2 (en) Bearing having cylindrical member connected to outer member of bearing
JPWO2018207252A1 (ja) 熱収縮チューブ
JP5379577B2 (ja) 押出成形金型
JP2021067275A (ja) 複合管、及び複合管の製造方法
JP2017017802A (ja) 電線保護チューブおよびワイヤハーネス
JP5637363B2 (ja) 補強ホース
JP2010190343A (ja) 多層耐圧ホース及びその製造方法
WO2017212998A1 (ja) コルゲートチューブ、ワイヤーハーネス及びコルゲートチューブの加工方法
JP7159477B2 (ja) 熱収縮チューブおよびカテーテル
JP3201215U (ja) 樹脂パイプ
JP2007014097A (ja) ステータ
JP2018100721A (ja) 複合管の製造方法及び複合管
JP7138251B2 (ja) ワイヤロープ
JP7498733B2 (ja) コルゲートチューブおよびワイヤハーネス
JP2019105328A (ja) 複合管
JP7463209B2 (ja) バスバー電線及びその製造方法
JP7264732B2 (ja) 被覆管及び複合管
JPH0648223Y2 (ja) クリーナーホース
JP5648296B2 (ja) ワイヤハーネス用コルゲートチューブ
JP2021126436A (ja) 板コイル付きチューブ及びその製造方法
JP2021130532A (ja) エレベーターロープ端末装置およびその製造方法
JP2012037033A (ja) 多層耐圧管及び多連管
JP2015103418A (ja) 絶縁被覆電線及びその製造方法
JP2006289791A (ja) インナーコア用リボン及び常温収縮チューブ用インナーコア

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20191106

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200602

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20200626

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20200731

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200930

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20201208

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210203

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20210427