JP3201215U - 樹脂パイプ - Google Patents

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篤 竹内
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寿 竹内
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Abstract

【課題】安価でかつ断熱性能等の付加機能を有する樹脂パイプを提供する。【解決手段】樹脂パイプ10は、中空状のパイプの周囲を形成する周壁部12と、周壁部12内に形成された複数の空気層13と、を備える。周壁部12の厚み寸法は、樹脂パイプ10の内半径よりも小さく、かつ、空気層13の厚み寸法の2倍以上である。【選択図】図1

Description

本考案の実施形態は、樹脂パイプに関する。
従来、パイプを形成する周壁部を、複数の材料を用いて多層構造にすることで、断熱性能等の機能を付加した樹脂パイプが公知である。しかし、このような構成では、複数の材料を使用するため、単一の材料で構成される樹脂パイプに比べて、工程数や材料費も増え、その結果、製造コストが増大する。
特開2002−286168号公報
そこで、安価でかつ断熱性能等の付加機能を有する樹脂パイプを提供する。
実施形態の樹脂パイプは、中空状のパイプの周囲を形成する周壁部と、前記周壁部内に形成された複数の空気層と、を備える。
第1実施形態による樹脂パイプを示す断面図 第1実施形態による樹脂パイプを示すもので、図1のX2−X2線に沿って示す断面図 第1実施形態による樹脂パイプの両端部にパテを埋め込んだ状態を示すもので、図1のX2−X2線に沿って示す断面図 第2実施形態による樹脂パイプを示す図2相当図 第3実施形態による樹脂パイプを示す図2相当図
以下、複数の実施形態による樹脂パイプについて、図面を参照して説明する。なお、各実施形態において実質的に同一の構成部位には同一の符号を付し、説明を省略する。
(第1実施形態)
図1に示す樹脂パイプ10は、断面が円環状に形成された中空状のパイプである。なお、樹脂パイプ10は、例えば断面が楕円形に形成されていても良い。樹脂パイプ10は、例えばエアコンのドレン配管や、電気配線又は光ファイバー等を収容するための配管に用いられる。樹脂パイプ10は、例えば塩化ビニルやポリエチレン等の単一の樹脂材を押出成型したものである。なお、樹脂パイプ10の材料は、塩化ビニルやポリエチレンに限られず、種々の樹脂材料を用いることができる。また、本実施形態の場合、樹脂パイプ10は、例えば長尺な直線状に形成されており、剛性を有している。なお、樹脂パイプ10は、製造時に任意の曲率で曲げても良い。
樹脂パイプ10は、内部の空間である中空部11と、中空部11の周囲を形成する周壁部12と、複数この場合6個の空気層13と、を備えている。中空部11、例えばエアコンから排出されたドレン水を通したり、電気配線又は光ファイバー等を収容したりするための空間である。周壁部12は、断面が円環状に形成されており、中空部11の周囲を囲っている。
各空気層13は、周壁部12内に形成された空間であり、図1に示すように、樹脂パイプ10の周方向に沿って等間隔に配置されている。また、各空気層13は、図2に示すように、樹脂パイプ10の長手方向に沿って設けられている。すなわち、各空気層13は、樹脂パイプ10の両端部において外部に連通している。
本実施形態の場合、空気層13は、図1に示すように、その断面が樹脂パイプ10の周方向に沿った長穴形状に形成されている。なお、空気層13は、その断面が円形や楕円、又は矩形状であっても良い。各空気層13は、周壁部12の厚み方向の中央部に設けられている。すなわち、空気層13の厚み方向の中心と、周壁部12の厚み方向の中心とは略一致している。
各空気層13の周方向の長さ寸法A1は、隣接する空気層13の間隔A2よりも大きい。ここで、樹脂パイプ10の径方向の中心を中心Oとし、樹脂パイプ10の内半径をD1、外半径をD2とする。この場合、外半径D2と内半径D1との差D2−D1つまり周壁部12の厚み寸法Bは、樹脂パイプ10の内半径D1よりも小さく、かつ、空気層13の厚み寸法B1の2倍以上である。すなわち、樹脂パイプ10は、次の(1)式を満たす。
D1>B≧2×B1・・・(1)
また、樹脂パイプ10の内側面から空気層13までの厚み寸法(以下、周壁部12の内側の厚み寸法と称する)をB2とし、樹脂パイプ10の外側面から空気層13までの厚み寸法(以下、周壁部12の外側の厚み寸法と称する)をB3とする。この場合、本実施形態では、周壁部12の内側の厚み寸法B2と、周壁部12の外側の厚み寸法B3とは略等しい。また、周壁部12の内側の厚み寸法B2及び周壁部12の外側の厚み寸法B3は、それぞれ空気層13の厚み寸法B1以下である。すなわち、本実施形態の樹脂パイプ10は、次の(2)式を満たす。
B2=B3≦B1・・・(2)
樹脂パイプ10は、図2に示すように、空気層13が外部に連通した形態で、押出成型によって製造され出荷される。そして、ユーザは、樹脂パイプ10の使用時には、図3に示すように樹脂パイプ10の両端部分の空気層13をパテ90等によって埋める。これにより、空気層13は、外部から隔離された空間になる。
この場合、空気の熱伝導率は、樹脂パイプ10を構成する樹脂の熱伝導率よりも低い。したがって、外部から隔離された空気層13を備える樹脂パイプ10は、周壁部12に空気層13を有していないものに比べて、高い断熱性能を発揮することができる。また、空気層13は、樹脂パイプ10内で生じた音を吸収することができる。したがって、空気層13を備える樹脂パイプ10は、周壁部12に空気層13を有していないものに比べて、高い消音性能を発揮することができる。
以上説明した実施形態によれば、樹脂パイプ10は、中空状のパイプの周囲を形成する周壁部12と、周壁部12内に形成された複数の空気層13と、を備える。これによれば、樹脂パイプ10は、空気層13によって、高い断熱性能や消音性能を発揮することができる。この場合、空気層13を有さない従来の樹脂パイプの製造工程に対して、空気層13を付加した金型に換えるだけで、空気層13を形成することができる。すなわち、実施形態の樹脂パイプ10は、断熱性能等を付加するために、複数の異なる材料を用いた多層構造にする必要がない。したがって、実施形態によれば、断熱性能や消音性能の付加した樹脂パイプ10を、単一の樹脂材料で構成することができる。
すなわち、断熱性能や消音性能を付加したとしても、工程数や材料費が増えることがない。むしろ、実施形態の樹脂パイプ10は、空気層13の体積分だけ、空気層13を有さない従来の樹脂パイプに比べて樹脂材料の使用を削減することができる。以上より、本実施形態によれば、断熱性能や消音性能の付加機能を有する樹脂パイプ10を安価に提供することができる。
ここで、空気層13の厚み寸法B1を大きくすると、断熱性能や消音性能を高くすることができるが、周壁部12の内側及び外側の厚み寸法B2、B3が小さくなり、周壁部12の剛性が低下する。一方、周壁部12の剛性を高くするために、周壁部12の厚み寸法Bを大きくすると、樹脂パイプ10の外半径D2に対して内半径D1が小さくなる。すなわち、樹脂パイプ10の内部容積つまり中空部11の容積が減少する。
そこで、本実施形態において、周壁部12の厚み寸法Bは、樹脂パイプ10の内半径D1よりも小さくかつ空気層13の厚み寸法B1の2倍以上に設定されている。これによれば、樹脂パイプ10の内半径D1を極力大きくして中空部11の容積を極力大きく確保しつつ、周壁部12の厚み寸法Bも極力大きく確保することができる。その結果、断熱性能や消音性能と、周壁部12の剛性の確保との両立を効率良く図ることができる。
(第2実施形態)
次に、図4を参照して第2実施形態について説明する。
第2実施形態の樹脂パイプ20は、その断面が正方形の環状に形成されたパイプである。樹脂パイプ20は、上記第1実施形態の樹脂パイプ10に対して、外形及び中空部21の断面形状が異なっているが、構成材料や製造工程は上記第1実施形態の樹脂パイプ10と同様である。
すなわち、樹脂パイプ20は、上記第1実施形態と同様に、内部に中空部21を備えている。中空部21は、その周囲を周壁部22によって正方形状に囲まれて形成されている。そして、樹脂パイプ20は、周壁部22内に複数この場合4個の空気層23を有している。空気層23は、環状の正方形の各辺部に対応して設けられている。これによっても、上記第1実施形態と同様の作用効果が得られる。
(第3実施形態)
次に、図5を参照して第3実施形態について説明する。
第3実施形態の樹脂パイプ30は、その断面が長方形の環状に形成されたパイプである。樹脂パイプ30は、上記各実施形態の樹脂パイプ10、20に対して、外形及び中空部31の断面形状が異なっているが、構成材料や製造工程は上記各実施形態の樹脂パイプ10、20と同様である。
すなわち、樹脂パイプ30は、上記各実施形態と同様に、内部に中空部31を備えている。中空部31は、その周囲を周壁部22によって長方形状に囲まれて形成されている。そして、樹脂パイプ30は、周壁部32内に複数この場合6個の空気層33を有している。空気層33は、環状の長方形の各辺部に対応して設けられている。この場合、環状の長方形の長辺部に対応する部分には、2個の空気層33が設けられている。一方、環状の長方形の短辺部に対応する部分には、1個の空気層33が設けられている。これによっても、上記各実施形態と同様の作用効果が得られる。
なお、以上説明した本考案は、上記各実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の実施形態に適用可能である。
例えば、空気層13、23、33の個数や具体的形状は、上記各実施形態のものに限られず、適宜変更することができる。
また、空気層13、22、32内の空気は、大気圧の空気に限られず、真空ポンプ等によって大気圧未満に減圧してもよい。
図面中、10は樹脂パイプ、11は周壁部、12は空気層、20は樹脂パイプ、21は周壁部、22は空気層、30は樹脂パイプ、31は周壁部、32は空気層を示す。

Claims (2)

  1. 中空状のパイプの周囲を形成する周壁部と、
    前記周壁部内に形成された複数の空気層と、
    を備える樹脂パイプ。
  2. 前記周壁部の厚み寸法は、前記パイプの内半径よりも小さくかつ前記空気層の厚み寸法の2倍以上である、
    請求項1に記載の樹脂パイプ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2021006735A (ja) * 2019-06-28 2021-01-21 株式会社イノアック住環境 配管継手、配管接続構造及びドレイン設備

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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