JP6811964B2 - 断熱部材の製作方法 - Google Patents

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Description

本発明は、低温流体により冷却される断熱対象物の円筒状の外表面に対して周方向に並置する横断面形状が円弧状の断熱部材の製作方法に関する。
横断面形状が円弧状の断熱部材を、断熱対象物の円筒状の外表面に対して周方向に並置することにより、断熱対象物を適切に断熱させることが行われている(例えば、特許文献1参照。)。
特許文献1においては、断熱対象物として、LNGやLPG等の低温流体が流動する円筒管が例示され、そして、円筒管の外表面を、断熱部材にて一層状に覆う場合や、断熱部材にて複数層状(例えば、3層状)に覆う場合が例示されている。
尚、円筒管を複数層状に覆う場合には、径の異なる断熱部材を同芯状に重ね合わせた状態に設けることになる。
特許文献1には記載が省略されているが、従来一般に、図14に示すように、断熱部材Pの軸方向に沿う長さを有する直方体状の発泡体Qから、断熱部材Pの径方向外方側の外面、径方向内方側の内面、及び、周方向両側の端面をワイヤカッタYCにて切断して、断熱部材Pを製作することが行われている。
尚、発泡体QをワイヤカッタYCにて切断するには、発泡体QをワイヤカッタYCに対して移動させながら切断する、あるいは、発泡体Qに対してワイヤカッタYCを移動させながら切断することになる。
ちなみに、図14は、3層状に設置する断熱部材Pを製作する場合を例示する。つまり、断熱部材Pとして、大径の第1断熱部材2L、この第1断熱部材2Lよりも小径である中径の第2断熱部材2M、及び、この第2断熱部材2Mよりも小径である小径の第3断熱部材2Sを作製する場合を例示する。
特開2016‐194368号公報
従来の断熱部材Pの製作方法では、発泡体Qのうちの断熱部材Pに使用されない部分が多く、いわゆる歩留りが悪いものであり、改善が望まれている。
ちなみに、図15に示すように、断熱部材Pとして、大径の第1断熱部材2L、この第1断熱部材2Lよりも小径である中径の第2断熱部材2M、及び、この第2断熱部材2Mよりも小径である小径の第3断熱部材2Sを作成するにあたり、それらを同芯状に重ね合わせた状態で作成することが考えられる。
すなわち、同芯状に重ね合わせた状態に並ぶ径の異なる3種の断熱部材Pを、大径側の断熱部材Pの径方向内方側の内面3と小径側の断熱部材Pの径方向外方側の外面4との間をワイヤカッタYCにて切断する状態で、各断熱部材Pの夫々における外面4、内面3、周方向両側の端面5に対応する箇所をワイヤカッタYCにて切断して作成することが考えられる。
この場合、大径の第1断熱部材2Lの内側に、中径の第2断熱部材2Mや小径の第3断熱部材2Sが存在すること等に起因して、発泡体Qのうちの断熱部材Pの製作に使用されない部分を減少させて、歩留りの向上を図ることができる。
しかしながら、この場合、切断途中において、切断された部分と切断されない部分の応力差によって発泡体Qの全体が変形する影響により、ワイヤカッタYCの移動軌跡通りの形状の断熱部材Pを製作し難いことや、先に切り取られた部分がワイヤカッタ切断時の振動により動いて、ワイヤカッタYCに再び触れて破損する等の不都合が発生する虞があり、実用できないものであった。
つまり、発泡体Qは、ウレタンフォーム等の成形により製造され、製造時には高温(例えば、150℃)であり、その後、外周から内部に向かって徐々に冷えていくことになる。このように冷える途中において、外周部分が常温に下がって硬化した段階においても、内部が未だ高温の状態となる。
そして、発泡体Qは温度が下がると気泡が小さくなって収縮するものであるが、発泡体Qの内部は、温度が下がっても、外周部分が硬化しているため収縮できず、応力が残った状態になる。
このため、温度が下がった状態においても発泡体Qを切断すると、内部応力によって発泡体Qが変形することに起因して、ワイヤカッタYCの移動軌跡通りの形状の断熱部材Pを製作し難いことや、先に切り取られた部分がワイヤカッタ切断時の振動により動いて、切り取られた部分に対してワイヤカッタYCが再び触れて破損する等の不都合が発生する虞があり、実用できないものである。
本発明は、上記実情に鑑みて為されたものであって、その目的は、歩留りを向上させながら断熱部材を良好に製作できる断熱部材の製作方法を提供する点にある。
本発明は、断熱対象物の円筒状の外表面に対して周方向に並置する横断面形状が円弧状の断熱部材の製作方法であって、その特徴構成は、
前記断熱部材の軸方向に沿う長さを有する発泡体から、前記断熱部材として、同芯状に重ね合わせた状態に並ぶ径の異なる複数の断熱部材を、
大径側の断熱部材の径方向内方側の内面と小径側の断熱部材の径方向外方側の外面との間及び周方向両側の端面から内部に入り込む切欠凹部の内面をワイヤカッタにて切断する状態で、且つ、複数の前記断熱部材のうちの少なくとも一部のものの端面については、前記切欠凹部の切断により前記切欠凹部に対応する箇所を前記発泡体に接続された形態で残して前記ワイヤカッタにて切断する状態で、
各断熱部材の夫々における前記外面、前記内面、前記端面を前記ワイヤカッタにて切断して作成し、
前記切欠凹部を、前記端面の入口部から内方側に延びる内方側部を前記入口部よりも前記断熱部材の径方向に沿って幅広となる形状に切断する点にある。
すなわち、断熱部材の軸方向に沿う長さを有する直方体状の発泡体から、断熱部材として、同芯状に重ね合わせた状態に並ぶ径の異なる複数の断熱部材を、大径側の断熱部材の径方向内方側の内面と小径側の断熱部材の径方向外方側の外面との間及び周方向両側の端面から内部に入り込む切欠凹部の内面をワイヤカッタにて切断する状態で、且つ、複数の前記断熱部材のうちの一部のものの端面については、切欠凹部の切断により切欠凹部に対応する箇所を残してワイヤカッタにて切断する状態で、各断熱部材の夫々における外面、内面、端面をワイヤカッタにて切断して作成するものであるから、発泡体のうちの断熱部材に使用されない部分を減少させて、歩留りの向上を図ることができる。
つまり、小径側の断熱部材が大径側の断熱部材の内側に存在することにより、発泡体のうちの断熱部材に使用されない部分を減少させて、歩留りの向上を図ることができるのである。
しかも、複数の断熱部材のうちの一部のものの端面については、切欠凹部の切断により切欠凹部に対応する箇所を残してワイヤカッタにて切断し、かつ、断熱部材の周方向両側の端面から内部に入り込む切欠凹部を、端面の入口部から内方側に延びる内方側部を入口部よりも断熱部材の径方向に沿って幅広となる形状に切断するものであるから、切欠凹部に対応する箇所を残して端面を切断した際に、切欠凹部の内部に入り込む発泡体側部分(発泡体に接続されている部分)が切欠凹部から抜け出すことなく、断熱部材の周方向両側部分を保持するものとなるため、発泡体をワイヤカッタにて切断した際に、内部応力によって発泡体が変形することを抑制し、また、切り取られた部分が動くことを抑制できる。
ちなみに、複数の断熱部材のうちには、周方向両側の端面が、当該端面のうちの切欠凹部に対応する箇所をもワイヤカッタにて切断されるものが存在するが、このような断熱部材については、切欠凹部の内部に入り込む発泡体側部分(発泡体に接続されている部分)にて周方向両側部分を保持されている断熱部材の存在によって、内部応力によって発泡体の変形が抑制される等により、断熱部材を良好に切断できる。
このように、切欠凹部の内部に入り込む発泡体側部分(発泡体に接続されている部分)にて、断熱部材の周方向両側部分を保持して、内部応力によって発泡体が変形することを抑制し、また、切り取られた部分が動くことを抑制できるため、ワイヤカッタの移動軌跡通りの形状の断熱部材を製作することができ、また、先に切り取られた部分がワイヤカッタ切断時の振動により動いて、切り取られた部分に対してワイヤカッタが再び触れて破損することを回避しながら、断熱部材を良好に切断することができる。
要するに、本発明の断熱部材の製作方法によれば、歩留りを向上させながら断熱部材を良好に製作できる。
本発明の断熱部材の製作方法の更なる特徴構成は、前記切欠凹部を、前記断熱部材を前記断熱対象物の周方向に並置した状態において、隣接する断熱部材を接続するための接続部材を挿入する接続部材挿入部として形成する点にある。
すなわち、切欠凹部が、隣接する断熱部材を接続するための接続部材を挿入する接続部材挿入部として形成されるものであるから、発泡部材をワイヤカッタにて切断して断熱部材を製作する際に、接続部材挿入部を一挙に形成することができる。
断熱部材の装着状態の一部切欠斜視図 断熱部材の装着状態の正面図 第1層の断熱部材を分解した状態の斜視図 発泡体と断熱部材との関係を示す斜視図 ワイヤカッタの移動経路を示す正面図 断熱部材の切断手順を示す正面図 断熱部材の切断手順を示す正面図 断熱部材の切断手順を示す正面図 断熱部材の切断手順を示す正面図 断熱部材の切断手順を示す正面図 断熱部材の切断手順を示す正面図 別実施形態の発泡体と断熱部材との関係を示す斜視図 別実施形態の発泡体と断熱部材との関係を示す斜視図 従来の発泡体と断熱部材との関係を示す斜視図 比較例を示す斜視図
〔実施形態〕
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
(断熱部材の装着構成)
図1〜図3に示すように、外表面が円筒状の断熱対象物としての円筒管1が設けられ、円筒管1の外表面に対して、横断面形状が円弧状の複数の断熱部材Pが、周方向に並設され、周方向に並ぶ断熱部材Pが、接続部材6により接続されている。
本実施形態においては、三層の断熱部材Pによって円筒管1を覆うように構成されている。つまり、断熱部材Pとして、最も大径側の層を形成する大径の第1断熱部材2L、中間の層を形成する中間径の第2断熱部材2M、及び、最も小径の層を形成する小径側の第3断熱部材2Sが設けられている。
そして、三層の断熱部材Pにより円筒管1の外周部を覆うことにより、円筒管1を適切に断熱するように構成されている。
ちなみに、円筒管1の内部には、LNGやLPG等の低温流体Wが通流する。
本実施形態では、複数の断熱部材Pの夫々は、円筒状の部材を軸方向に沿って二分割した状態に相当する半円筒状の断熱部材Pとして形成されている。
つまり、断熱部材Pは、軸方向に長く、かつ、径方向において一定の厚みを有する状態に形成されるものであって、径方向内方側の半円弧状の内面3と、径方向外方側の半円弧状の外面4と、周方向両側の平面状の端面5とを備え、当該端面5に相当する箇所に、接続部材6が装着されている。
尚、第3断熱部材2Sの内面3の径は、円筒管1の外径とほぼ同径とされている。
また、三層状に装着された断熱部材Pにおける径方向内側に位置する断熱部材Pの端面5の周方向の位置と、径方向外側に位置する断熱部材Pの端面5の周方向の位置とが、異なる位置となるように構成されている。
つまり、第3断熱部材2Sの端面5の周方向の位置と、第2断熱部材2Mの端面5の周方向の位置とが異なり、第2断熱部材2Mの端面5の周方向の位置と、第1断熱部材2Lの端面5の周方向の位置とが異なる状態に、断熱部材Pが三層状に装着されている。
これにより、断熱部材Pの端面5同士の間に隙間が生じるようなことがあっても、円筒管1を良好に断熱することができるように構成されている。
つまり、断熱部材Pが、低温流体Wが通流する円筒管1にて冷却されて収縮した場合に、断熱部材Pの端面5同士の間に隙間が生じる虞があるが、そのような隙間が生じるようなことがあっても、円筒管1を良好に断熱することができるように構成されている。
(断熱部材の詳細)
図2及び図3に示すように、断熱部材Pの軸方向に沿って形成された一対の平面状の端面5に相当する箇所の夫々には、接続部材6が有する被係合部6aが着脱自在に挿入する接続部材挿入部5aが軸方向に沿って形成されている。
接続部材挿入部5aは、後述の如く、断熱部材Pの作成時に断熱部材Pを保持すべく、端面5から内部に入り込む切欠凹部Uとして機能するものであって、図4に示すように、端面5の入口部Uaから内方側に延びる内方側部Ubを入口部Uaよりも断熱部材Pの径方向に沿って幅広となる形状に形成されている。
ちなみに、端面5の入口部Uaから内方側に延びる方向とは、断熱部材Pの周方向に沿う方向に相当する方向である。尚、この断熱部材Pの周方向に沿う方向とは、断熱部材Pの径方向の外方側に傾く方向や内方側に傾く方向又はその両方向をも含むものである。
具体的には、接続部材挿入部5aは、断熱部材Pの横断面において、端面5に開口するL字状の凹部(横断面がL字状の凹溝)として構成されている。つまり、接続部材挿入部5aは、断熱部材P径方向に沿う端面5から端面5に対して垂直な方向(周方向に沿う方向に相当する方向)に延びた後、径方向の外方側に屈曲して端面5に対して平行な方向において外面4の存在側に延びる形態に形成されている。
そして、接続部材6が、断熱部材Pの軸方向の長さと略同一の長さの長尺状に形成され、かつ、周方向に隣接する断熱部材Pの接続部材挿入部5aに係合する一対のL字状の被係合部6aを備える形状、つまり、横断面形状がU字状に形成されている。
断熱部材P及び接続部材6は、可撓性を有しかつ冷却により収縮するウレタン樹脂で形成されている。ウレタン樹脂は断熱性に優れているので円筒管1を良好に断熱することができる。
(断熱部材の装脱着手順)
断熱部材Pの円筒管1への取付けは、一対の断熱部材Pにより円筒管1の外周の全周を覆う状態、かつ、一方の断熱部材Pの夫々の端面5を他方の断熱部材Pの端面5に当接させた状態とする。
すなわち、先ず、図3に示すように、一対の第3断熱部材2Sを、円筒管1の外周の全周を覆う状態にし、その状態において、接続部材6を、第3断熱部材2Sの軸方向の端部面7から軸方向に移動させる状態で、接続部材6が有する一対の被係合部6aを、周方向に並ぶ第3断熱部材2Sの一対の接続部材挿入部5aに挿入する。
第3断熱部材2Sの装着が終了すると、一対の第2断熱部材2M及び一対の第1断熱部材2Lを、第3断熱部材2Sと同様の手順にて装着する。
つまり、一対の第2断熱部材2Mを、第3断熱部材2Sの外周を覆い、かつ、接続部材6にて接続する状態に装着し、その後、第1断熱部材2Lを、第2断熱部材2Mの外周を覆い、かつ、接続部材6にて接続する状態に装着する。
一方、断熱部材Pの円筒管1からの取外しは、一対の断熱部材Pの接続部材挿入部5aに挿入された接続部材6を、軸方向に移動させて引抜くことにより、接続部材6の夫々の被係合部6aを、一対の断熱部材Pの接続部材挿入部5aから取外すことができる。
つまり、先ず、接続部材6を抜き取りながら、一対の第1断熱部材2Lを取り外し、次に、接続部材6を抜き取りながら、一対の第2断熱部材2Mを取り外し、最後に、接続部材6を抜き取りながら、一対の第3断熱部材2Sを取り外すことができる。
(断熱部材の製作方法)
次に、図4及び図5に基づいて、断熱部材Pの作成方法について説明する。
すなわち、断熱部材Pの軸方向に沿う長さを有する直方体状の発泡体Qが設けられている。
そして、発泡体Qから、断熱部材Pとして、同芯状に重ね合わせた状態に並ぶ径の異なる3つの断熱部材Pを、大径側の断熱部材Pの径方向内方側の内面3と小径側の断熱部材Pの径方向外方側の外面4との間及び周方向両側の端面5から内部に入り込む切欠凹部Uの内面をワイヤカッタYCにて切断する状態で、且つ、複数の断熱部材Pのうちの一部のものの端面5については、切欠凹部Uの切断により切欠凹部Uに対応する箇所を残してワイヤカッタYCにて切断する状態で、各断熱部材Pの夫々における外面4、内面3、端面5をワイヤカッタYCにて切断して作成する。
ちなみに、ワイヤカッタYCは周知であるので詳細な説明を省略するが、切断用ワイヤが長手方向に移動することによって切断するように構成されるものであって、発泡体QとワイヤカッタYCとを相対移動させることによって、複数の断熱部材Pを切断させることになる。
そして、切欠凹部Uを、端面5の入口部Uaから内方側に延びる内方側部Ubを入口部Uaよりも断熱部材Pの径方向に沿って幅広となる形状に切断する。
これにより、切欠凹部Uに対応する箇所を残して端面5を切断した際に、切欠凹部Uの内部に入り込む発泡体側部分(発泡体Qに接続されている部分)が切欠凹部Uから抜け出すことなく、断熱部材Pの周方向両側部分を保持するものとなり、発泡体QをワイヤカッタYCにて切断した際に、内部応力によって発泡体Qが変形することを抑制し、また、切り取られた部分が動くことを抑制する。
このように、切欠凹部Uの内部に入り込む発泡体側部分(発泡体Qに接続されている部分)にて、断熱部材Pの周方向両側部分を保持して、内部応力によって発泡体Qが変形することを抑制し、また、切り取られた部分が動くことを抑制できるため、ワイヤカッタYCの移動軌跡通りの形状の断熱部材Pを製作することができ、また、先に切り取られた部分がワイヤカッタ切断時の振動により動いて、その先に切り取られた部分に対してワイヤカッタYCが再び触れて破損することを回避しながら、断熱部材Pを良好に切断することができる。
本実施形態においては、図4に示すように、同芯状に重ね合わせた状態に並ぶ径の異なる3つの断熱部材Pの組を、上下2段に、且つ、各段において5組ずつ切断するように構成されている。
この場合の切断手順としては、図5に示すように、例えば、先ず、手動で開始軌跡Aに沿って切断開始位置に移動させ、その後、3つの断熱部材Pが下向きに突出する状態で位置するときの第1切断移動軌跡BのプログラムにてワイヤカッタYCを移動させる。
次に、ワイヤカッタYCを斜め下方に移動させる第1工程間移動軌跡CのプログラムにてワイヤカッタYCを移動させた後、3つの断熱部材Pが上向きに突出する状態で位置するときの第2切断移動軌跡DのプログラムにてワイヤカッタYCを移動させる。
その後、ワイヤカッタYCを斜め上方に移動させる第2工程間移動軌跡EのプログラムにてワイヤカッタYCを移動させた後、3つの断熱部材Pが下向きに突出する状態で位置するときの第1切断移動軌跡BのプログラムにてワイヤカッタYCを移動させるようにする。
以下、同様の手順にてワイヤカッタYCを移動させることにより、3つの断熱部材Pの組の複数を切断することができる。
ちなみに、第1切断移動軌跡Bのプログラムや第2切断移動軌跡DのプログラムにてワイヤカッタYCを移動させる際には、第1断熱部材2L及び第3断熱部材2Sについては、端面5のうちの切欠凹部Uに対応する箇所を残して端面5を切断して、切欠凹部Uの内部に入り込む発泡体側部分が、発泡体Qと接続されている状態にする。
以下、第1切断移動軌跡Bの一例について、図6〜図8に基づいて説明する。
図6に示す如く、開始軌跡Aに沿って切断開始位置に移動させたワイヤカッタYCを、先ず、第1断熱部材2L、第2断熱部材2M及び第3断熱部材2Sの一端側の端面5に沿って径方向内方側に向けて移動させて、第3断熱部材2Sの内面3に相当する箇所に移動させる。
その際、第1断熱部材2L及び第3断熱部材2Sについては、ワイヤカッタYCを切欠凹部Uの内面に沿って移動させ、第2断熱部材2Mについては、ワイヤカッタYCを端面5に沿って移動させて、切欠凹部Uの内面に沿って移動させないようにする。
次に、第3断熱部材2Sの内面3に相当する箇所に移動させたワイヤカッタYCを、第3断熱部材2Sの内面3に沿って移動させ、続いて、第3断熱部材2Sの他端側の端面5における切欠凹部Uの内面に沿って移動させるようにしながら、第3断熱部材2Sの他端側の端面5に沿って径方向外方側に向けて移動させ、続いて、第3断熱部材2Sの外面4(第2断熱部材2Mの内面3)に沿って移動させて、第3断熱部材2Sの一端側の端面5に相当する箇所に移動させる。
その後、図7に示すように、第3断熱部材2Sの一端側の端面5に相当する箇所に位置するワイヤカッタYCを、第2断熱部材2Mの一端側の端面5における切欠凹部Uの内面に沿って移動させるようにしながら、第2断熱部材2Mの一端側の端面5に沿って径方向外方側に向けて移動させ、続いて、第2断熱部材2Mの外面4(第1断熱部材2Lの内面3)に沿って移動させて、第2断熱部材2Mの他端側の端面5に相当する箇所に移動させ、続いて、第2断熱部材2Mの他端側の端面5における切欠凹部Uの内面に沿って移動させるようにしながら、第2断熱部材2Mの他端側の端面5に沿って径方向内方側に向けて移動させる。
その後、図8に示すように、第2断熱部材2Mの他端側の端面5に沿って径方向内方側に向けて移動させたワイヤカッタYCを、第2断熱部材2Mの他端側の端面5における切欠凹部Uの内面に沿って移動させることなく、第2断熱部材2Sの他端側の端面5に沿って径方向外方側に向けて移動させ、続いて、第1断熱部材2Lの他端側の端面5における切欠凹部Uの内面に沿って移動させるようにしながら、第1断熱部材2Lの他端側の端面5に沿って径方向外方側に向けて移動させ、続いて、第1断熱部材2Lの外面4に沿って移動させて、第1断熱部材2Lの一端側の端面5に相当する箇所(切断開始位置に相当)に移動させる。
その後、第1断熱部材2Lの一端側の端面5に相当する箇所(切断開始位置に相当)に移動させたワイヤカッタYCを、第1断熱部材2L、第2断熱部材2M及び第3断熱部材2Sの一端側や他端側の端面5から少し離れた箇所を、第1工程間移動軌跡Cの開始位置Caに向けて移動させるようにする。
ちなみに、例示する第1切断移動軌跡Bにおいては、第2断熱部材2Mの一端側の端面5における切欠凹部Uの内部に入り込む発泡体部分が、第2断熱部材2Mの切断が完了する前に、発泡体Qから切り離されることになるが、第3断熱部材2Sの両端側の端面5における切欠凹部Uの内部に入り込む発泡体部分が発泡体Qに接続されることや、発泡体Qにおける第1断熱部材2Lの形成部分の存在によって、発泡体Qの変形が抑制されることにより、第2断熱部材2Mを所望通り製作できる。
以下、第2切断移動軌跡Dの一例について、図9〜図11に基づいて説明する。
図9に示す如く、第1工程間移動軌跡Cに沿って切断開始位置に移動させたワイヤカッタYCを、先ず、第1断熱部材2L、第2断熱部材2M及び第3断熱部材2Sの一端側の端面5に沿って径方向内方側に向けて移動させて、第3断熱部材2Sの内面3に相当する箇所に移動させる。
その際、第1断熱部材2L及び第3断熱部材2Sについては、ワイヤカッタYCを切欠凹部Uの内面に沿って移動させ、第2断熱部材2Mについては、ワイヤカッタYCを端面5に沿って移動させて、切欠凹部Uの内面に沿って移動させないようにする。
次に、第3断熱部材2Sの内面3に相当する箇所に移動させたワイヤカッタYCを、第3断熱部材2Sの内面3に沿って移動させ、続いて、第3断熱部材2Sの他端側の端面5における切欠凹部Uの内面に沿って移動させるようにしながら、第3断熱部材2Sの他端側の端面5に沿って径方向外方側に向けて移動させ、続いて、第2断熱部材2Mの他端側の端面5における切欠凹部Uの内面に沿って移動させるようにしながら、第2断熱部材2Mの他端側の端面5に沿って径方向外方側に向けて移動させる。
その後、図10に示すように、第2断熱部材2Mの他端側の端面5に沿って径方向外方側に向けて移動させたワイヤカッタYCを、第2断熱部材2Mの他端側の端面5における切欠凹部Uの内面に沿って移動させないようにしながら、第2断熱部材2Mの他端側の端面5に沿って径方向内方側に向けて移動させ、続いて、第2断熱部材2Mの内面3(第3断熱部材2Sの外面4)に沿って移動させて、第2断熱部材2Mの一端側の端面5に相当する箇所に移動させる。
その後、第2断熱部材2Sの一端側の端面5に相当する箇所に位置するワイヤカッタYCを、第2断熱部材2Mの一端側の端面5における切欠凹部Uの内面に沿って移動させるようにしながら、第2断熱部材2Mの一端側の端面5に沿って径方向外方側に向けて移動させ、続いて、第2断熱部材2Mの外面4(第1断熱部材2Lの内面3)に沿って移動させて、第2断熱部材2Mの他端側の端面5に相当する箇所に移動させせる。
その後、図11に示すように、第2断熱部材2Mの他端側の端面5に相当する箇所に移動させたワイヤカッタYCを、第1断熱部材2Lの他端側の端面5における切欠凹部Uの内面に沿って移動させながら、第1断熱部材2Lの他端側の端面5に沿って径方向外方側に向けて移動させ、続いて、第1断熱部材2Lの外面4に沿って移動させて、第1断熱部材2Lの一端側の端面5に相当する箇所(切断開始位置に相当)に移動させる。
その後、第1断熱部材2Lの一端側の端面5に相当する箇所(切断開始位置に相当)に移動させたワイヤカッタYCを、第1断熱部材2L、第2断熱部材2M及び第3断熱部材2Sの一端側や他端側の端面5から少し離れた箇所を、第2工程間移動軌跡Eの開始位置Eaに向けて移動させるようにする。
ちなみに、例示する第2切断移動軌跡Dにおいては、第2断熱部材2Mの一端側及び他端側の端面5における切欠凹部Uの内部に入り込む発泡体部分が、第2断熱部材2Mの切断が完了する前に、発泡体Qから切り離されることになるが、第3断熱部材2Sの両端側の端面5における切欠凹部Uの内部に入り込む発泡体部分が発泡体Qに接続されることや、発泡体Qにおける第1断熱部材2Lの形成部分の存在によって、発泡体Qの変形が抑制されることにより、第2断熱部材2Mを所望通り製作できる。
〔別実施形態〕
次に、別実施形態を列記する。
(1)上記実施形態においては、断熱部材Pの形状を、円筒状の部材を軸方向に沿って二分割した形状としたが、これに限らず、複数の断熱部材Pの形状を、円筒状の部材を軸方向に沿って三分割以上の分割数で分割した形状としてもよい。
(2)上記実施形態においては、断熱対象物を円筒管1としたが、断熱対象物としては、円筒状の外表面を備えるものであれば、種々のものが適用できる。
(3)上記実施形態においては、断熱部材Pと複数の接続部材6とを同じ材質で形成したが、これに限らず、断熱部材Pと複数の接続部材6とを異なる材質で形成してもよい。
(4)上記実施形態においては、断熱部材Pの材質をウレタン樹脂としたが、断熱部材Pの材質はこれに限るものではない。例えば、断熱部材Pの材質をポリエチレンとしてもよい。
(5)上記実施形態においては、接続部材6が、可撓性を有しかつ冷却により収縮する材質で形成されたが、これに限らず、接続部材6を、可撓性を有さない材料等で形成してもよく、また、冷却により収縮しない材質で構成してもよい。
(6)上記実施形態においては、断熱部材Pの端面5の相当する箇所に切断された接続部材挿入部5aと機能する切欠凹部Uが、端面5から端面5に垂直な方向に延びた後、屈曲して端面5に平行な方向において外面4側に延びるL字状に切断する場合を例示したが、これに限らず、切欠凹部Uを、端面5から端面5に垂直な方向に延びた後、屈曲して端面5に平行な方向において内面3側に延びるL字状に切断してもよい。
(7)上記実施形態においては、切欠凹部UをL字状に切断する場合を例示したが、例えば、T字状に切断する等、切欠凹部Uの形状は各種変更できるものであって、要は、端面5の入口部Uaから内方側に延びる内方側部Ubを入口部Uaよりも断熱部材Pの径方向に沿って幅広となる形状に切断すればよい。
(8)上記実施形態においては、切欠凹部Uを、接続部材6に対する接続部材挿入部5aとして用いる場合を例示したが、本発明は、接続部材6が装着されない場合にも適用できる。
(9)上記実施形態においては、発泡体Qから、3層状に重ねる断熱部材Pを切断する場合を例示したが、これに限らず、本発明は、1層や2層状に重ねる断熱部材Pを切断する場合、又は、4層以上に重ねる断熱部材Pを切断する場合にも適用できるものである。
例えば、図12に示すように、2層状に重ねる断熱部材Pを切断するようにしてもよく、また、図13に示すように、2層状に重ねる断熱部材Pであって径が異なる2組を一挙に、又は4層状に重なる断熱部材Pを切断するようにしてもよい。
尚、3層状や2層状に切断される断熱部材Pは、必ずしも重ね合わせて使用する必要はなく、径の異なる円筒状の部材に対して、各別に使用しても良いことは勿論である。
尚、上記実施形態(別実施形態を含む、以下同じ)で開示される構成は、矛盾が生じない限り、他の実施形態で開示される構成と組み合わせて適用することが可能であり、また、本明細書において開示された実施形態は例示であって、本発明の実施形態はこれに限定されず、本発明の目的を逸脱しない範囲内で適宜改変することが可能である。
1 断熱対象物
3 内面
4 外面
5 端面
5a 接続部材挿入部
6 接続部材
P 断熱部材
U 切欠凹部
YC ワイヤカッタ

Claims (2)

  1. 断熱対象物の円筒状の外表面に対して周方向に並置する横断面形状が円弧状の断熱部材の製作方法であって、
    前記断熱部材の軸方向に沿う長さを有する発泡体から、前記断熱部材として、同芯状に重ね合わせた状態に並ぶ径の異なる複数の断熱部材を、大径側の断熱部材の径方向内方側の内面と小径側の断熱部材の径方向外方側の外面との間及び周方向両側の端面から内部に入り込む切欠凹部の内面をワイヤカッタにて切断する状態で、且つ、複数の前記断熱部材のうちの少なくとも一部のものの前記端面については、前記切欠凹部の切断により前記切欠凹部に対応する箇所を前記発泡体に接続された形態で残して前記ワイヤカッタにて切断する状態で、各断熱部材の夫々における前記外面、前記内面、前記端面を前記ワイヤカッタにて切断して作成し、
    前記切欠凹部を、前記端面の入口部から内方側に延びる内方側部を前記入口部よりも前記断熱部材の径方向に沿って幅広となる形状に切断する断熱部材の製作方法。
  2. 前記切欠凹部を、前記断熱部材を前記断熱対象物の周方向に並置した状態において、隣接する断熱部材を接続するための接続部材を挿入する接続部材挿入部として形成する請求項1記載の断熱部材の製作方法。
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