JPWO2018190011A1 - アンテナ及び窓ガラス - Google Patents

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Abstract

車両の窓ガラスに設けられるアンテナであって、芯線側給電部と、アース側給電部と、前記芯線側給電部から延伸する第1エレメントと、前記第1エレメントと略90度の角度で前記芯線側給電部から延伸する第2エレメントと、を備え、受信周波数の波長をλとし、ガラスの波長短縮率をαとした、エレメントのオフセット長をδとした場合、前記第1エレメントは3αλ/4+δの長さ、前記第2エレメントはαλ/4−δの長さとする、または、前記第1エレメントは3αλ/4−δの長さ、前記第2エレメントはαλ/4+δの長さとする。

Description

本発明は、ガラス板の表面に配置されるガラスアンテナ関し、特に、衛星波受信用のアンテナに関する。
衛星波受信用のアンテナを車両の窓ガラスに配置することがある。このような衛星波受信用のアンテナとして、特許文献1には、芯線側給電点に接続した芯線側エレメントと、グランド側給電点を内部に有したグランド側エレメントとからなるガラスアンテナにおいて、前記グランド側エレメントは、略矩形状のグランド面状導体部を前記芯線側給電点と近接する位置に有し、前記グランド面状導体部の面内に少なくとも1つのグランド側給電点を設けてなり、前記芯線側エレメントは、前記芯線側給電点と対向する前記グランド面状導体部の一辺に対して鉛直になるように設けた仮想線に直交し、かつグランド面状導体部から遠ざかる方向に延伸した直交線条か、または、前記仮想線と略平行かつグランド面状導体部から遠ざかる方向に延伸した平行線条の少なくとも一方を有する円偏波アンテナが記載されている。
また、特許文献2には、正極側エレメントと負極側エレメントとが同一平面上に配設されている車両用円偏波アンテナであり、前記正極側エレメントは、少なくとも正極側給電点と、前記正極側給電点が載置される正極側面状体と、前記正極側面状体に接続される正極側メイン線条とを備え、前記負極側エレメントは、少なくとも負極側給電点と、前記負極側給電点が載置される負極側面状体と、前記負極側面状体に接続される負極側メイン線条とを備え、前記正極側メイン線条の先端部と前記負極側メイン線条の先端部とがオーバーラップし、相互に容量結合している円偏波アンテナが記載されている。
特開2011−147102号公報 特開2013−26828号公報
衛星波受信用のアンテナは、上空から到来する電波を容易に捕捉するために、前面窓ガラスに設けられることが多い。この場合、運転者の視界を邪魔しないように、大きな目立つパターンをガラス板上に配置することは困難である。
このため、自動車用窓ガラスの狭い場所に配置しても、良好な受信性能を得られるアンテナを提供することを目的とする。
すなわち、本発明は、車両の窓ガラスに設けられるアンテナであって、芯線側給電部と、アース側給電部と、前記芯線側給電部から延伸する第1エレメントと、前記第1エレメントと略90度の角度で前記芯線側給電部から延伸する第2エレメントと、を備え、受信周波数の波長をλとし、ガラスの波長短縮率をαとした、エレメントのオフセット長をδとした場合、前記第1エレメントは3αλ/4+δの長さ、前記第2エレメントはαλ/4−δの長さとする、または、前記第1エレメントは3αλ/4−δの長さ、前記第2エレメントはαλ/4+δの長さとすることを特徴とするアンテナである。
前記芯線側給電部と、前記アース側給電部とは、前記車両のボディフランジに沿って配列され、前記第1エレメントと、前記第2エレメントとは、前記芯線側給電部から、前記ボディフランジと離隔する方向に延伸するものとすることが好ましい。このような構成とすることで、円偏波をより受信しやすいものとできる。
また、本発明は、前記第1エレメントは、少なくとも1回折り返された形状で窓ガラス上に形成されており、折返し部の前後のエレメントを短絡するブリッジ線条を有することを特徴とするアンテナである。
また、本発明は、前記第1エレメント、前記第2エレメント、前記芯線側給電部及び前記アース側給電部を3辺で囲む線条を有する寄生素子を有し、前記寄生素子の開口側において、前記アース側給電部がボディフランジに沿って配置されることを特徴とするアンテナである。
また、本発明は、前記寄生素子は、前記第1エレメント及び前記第2エレメントの側部に設けられる側部線条と、前記第1エレメントの上側に設けられ、一端を前記側部線条と接続された上部線条と、前記第2エレメントの下側に設けられ、一端を前記側部線条と接続された下部線条と、を有し、前記上部線条の他端部と前記下部線条の他端部とで形成される開口部は、前記側部線条の長さより大きいことを特徴とするアンテナである。
また、本発明は、前記いずれかのアンテナが設けられた窓ガラスである。
本発明の代表的な実施形態によれば、アンテナの指向性を前後方向及び左右方向に均等にできるので、円偏波の受信感度を改善することができる。よって、1〜2GHz帯中の特定の周波数の円偏波からなるGPS信号の受信に好適である。
本発明の実施形態1のガラスアンテナ(基本構成)を車内側から見た平面図である。 本発明の実施形態2のガラスアンテナ(寄生素子あり)を車内側から見た平面図である。 本発明の実施形態3のガラスアンテナ(先端折り返し)を車内側から見た平面図である。 本発明の実施形態4のガラスアンテナ(寄生素子の変形例)を車内側から見た平面図である。 本発明の実施形態のガラスアンテナの特性を示す図である。 本発明の実施形態のガラスアンテナの特性を示す図である。
図1は、本発明の実施形態1のガラスアンテナを車内側から見た平面図である。
図1に示す基本構成のガラスアンテナは、芯線側給電部4から延伸する第1エレメント1と第2エレメント2とを有する。芯線側給電部4の近傍にはアース側給電部5が設けられる。前記芯線側給電部4と、前記アース側給電部5とは、車両のボディフランジ6に沿って配列される。
第1エレメント1は、前記芯線側給電部4から、第2エレメント2と略90°を保つように、前記芯線側給電部4から前記ボディフランジ6と離隔する方向(例えば、ボディフランジ6に対して45°の角度を形成するように;図1などでは、右上斜め45°)に延伸し、例えば、2回折り返されて、受信周波数の約3λ/4の長さのエレメントを形成する。第2エレメント2は、第1エレメント1と90°離隔する方向で且つボディフランジ6と離隔する方向に芯線側給電部4から延伸して、例えば2回屈曲して、受信周波数の約λ/4の長さのエレメントを形成する。
なお、第1エレメント1の延伸方向は、図1などで示すような45°だけではなく、60°や90°でもよく、運転者の視界を妨げないように、アンテナの実効的な横幅が小さくなるように配置するとよい。また、第1エレメント1の延伸方向と第2エレメント2の延伸方向が成す角度は略90°とすると効率が良い。
また、第1エレメント1の長さを第2エレメント2の長さより短く、すなわち、第1エレメント1の長さを約λ/4とし、第2エレメント2の長さを約3λ/4としてもよい。しかし、第1エレメント1を短くすると、励振タイミングが逆になるため円偏波の旋回方向が逆転し、車外からの左旋偏波の到来波に好適となる。このため、第1エレメント1の長さを長くする方が、右旋偏波のGPS信号に対する感度が向上する。
本実施形態のアンテナは、芯線側給電部4からエレメント1、2が延伸する側と逆側に、芯線側給電部4及びアース側給電部5に近接してボディフランジ6がある。すなわち、本実施形態のアンテナは、芯線側給電部4及びアース側給電部5がボディフランジ6に近接する位置に設けられる。例えば、ボディフランジ6と各給電部との距離が、対向する辺において、5mm〜20mmとなるように設けられる。また、本実施形態のアンテナを前面窓ガラスに設ける場合、助手席側のAピラーをボディフランジ6として、前面窓ガラスの上部でAピラーに沿った位置に本実施例のアンテナを設けるとよい。
前記芯線側給電部4と、前記エレメント1、2とを含むものが芯線側アンテナエレメントとなるが、該芯線側アンテナエレメントは前記芯線側給電部4と、前記エレメント1、2とからなるものとしてもよい。また、前記アース線側給電部5を含むものがアース側アンテナエレメントとなるが、該アース側アンテナエレメントは前記アース側給電部5からなるものとしてもよい。
芯線側給電部4とアース側給電部の形状は、矩形状としてもよい。芯線側給電部4の面積は、給電部4に接合される端子と接合させるために十分な面積があればよく、前記端子の面の1倍〜3倍程度の面積を有するものとしてよい。アース側給電部5の面積は、例えば、前記芯線側給電部4よりも広い面積のものとしてよく、その形状が長方形状の場合、長辺がボディフランジ4に沿って配列されるものとしてもよい。
芯線側給電部4及びアース側給電部5がボディフランジ6に沿って配置され、ボディフランジ6に近接するので、特に、ボディフランジ6に対向する辺が長いアース側給電部5は、ボディフランジ6と強く容量結合し、ボディフランジ6をグランドプレーンとして機能させることができる。
本実施形態のアンテナにおいて、芯線側給電部4を大きくすると第1エレメント1及び第2エレメント2の長さを短縮できる。また、アース側給電部5の大きさを変えることによって、インピーダンスを調整できる。アンテナの美観を優先させる場合、前記アース側給電部4の面積は、250mm以下となるようにアンテナの各エレメントの大きさや、長さが調整されることが好ましい。
第1エレメント1の2回目の折り返し部には第1エレメント1を短絡するブリッジ線条11を設ける。ブリッジ線条11によって、アンテナに誘導性を付与でき、アンテナのインピーダンスを調整できる。
芯線側給電部4及びアース側給電部5は、同軸ケーブルによってアンプ(図示省略)と接続される。
本実施例のアンテナを構成する導体(線条、給電部)は、ガラス面上に導電性のセラミックペーストによって各線条の幅を約0.7mmで印刷し、乾燥後、加熱炉によって焼き付けて形成される。各導体を、光透過性の樹脂フィルム上に形成された導電性パターンによってアンテナを形成し、ガラス板に貼り付けてもよい。
次に、本実施例のアンテナの動作原理を説明する。
本実施例のアンテナは、摂動励振を用いた一点給電型の円偏波アンテナであり、空間的に直交する第1エレメント1及び第2エレメント2が二つの異なる周波数で共振して円偏波を生成する。摂動励振を実現するために、二つのエレメントを共振する長さから、各々+δ、−δずらした長さにするが、本実施例のアンテナでは第1エレメント1の長さ(3λ/4)及び第2エレメント2の長さ(λ/4)からの長さのオフセット量δは、二つのエレメントにおいて同じでも、異なってもよい。すなわち、両エレメントのオフセット長を同じにして、第1エレメント1の長さを3λ/4+δとし、第2エレメント2の長さをλ/4−δとしてもよく、両エレメントのオフセット長を異ならせて、第1エレメント1の長さを3λ/4+δ1とし、第2エレメント2の長さをλ/4−δ2としてもよい。なお、一方のエレメントのオフセットが+(延長)の場合、他方のエレメントのオフセットは−(短縮)となる。
オフセット量δは、エレメントの線幅や基板として用いるガラスの電気的特性(比誘電率や誘電正接)によって変化する。本実施形態のアンテナでの実用的な線幅(0.7mm)において、オフセット量δの最大値はαλ/10程度である(αは基板材料の波長短縮率、λは自由空間中における受信周波数の波長)。
図1には、GPSのL1バンド(1575.42MHz)に好適なアンテナのエレメント長を示す。すなわち、ガラスの波長短縮率αが0.7であると考えると、GPSのL1バンド用のアンテナにおいて、第1エレメント1は、芯線側給電部4から45°方向に25mm延伸し、6mmの間隔で折り返され、225°方向に25.5mm延伸し、7.5mmの間隔でさらに折り返され、45°方向に23mm延伸する。ブリッジ線条11は、2回目の折返し部から5mmの位置に設けられる。第1エレメント1の全長は、87mmである。また、第2エレメント2は、芯線側給電部4から135°方向に22mm延伸し、225°方向に屈曲して15.5mm延伸し、135°方向に屈曲し8.5mm延伸する。第2エレメント2の全長は、46mmである。
芯線側給電部4は、横が11mm、縦が5mmに形成される。アース側給電部5は、横が11mm、縦が24mmに形成される。アース側給電部5とは、芯線側給電部4の下方(180°方向)に5mmの間隔で配置される。
なお、アンテナの寸法は、受信周波数帯の中で共振周波数を調整して、受信周波数帯全体として良好な感度を得るように決定されるもので、前述した寸法に限定されるものではない。
図2は、本発明の実施形態2のガラスアンテナを車内側から見た平面図である。
図2に示すガラスアンテナは、前述した実施形態1のアンテナに寄生素子3を有する。実施形態2において、第1エレメント1、第2エレメント2、芯線側給電部4及びアース側給電部5の構成は、前述した実施形態1と同じであるため、それらの説明は省略する。
寄生素子3は、第1エレメント1、第2エレメント2、芯線側給電部4及びアース側給電部5を囲むように左側が開口したコの字(横を向いたU字)状に形成されている。すなわち、寄生素子3の上部線条は第1エレメント1の上側に設けられ、寄生素子3の側部線条は第1エレメント1及び第2エレメント2の右側に設けられ、寄生素子3の下部線条は第2エレメント2の下側に設けられる。
寄生素子3の下部線条は、アース側給電部5の下端から10mmの位置に設けられ、上部線条の長さ及び下部線条の長さは各々33mmであり、側部線条の長さは80mmである。よって、第1エレメント1の右端と寄生素子3の側部線条との間は約4mm離隔することになる。
寄生素子3を設けることによって、図5に示すように、150°〜260°方向、すなわち、ガラス面に垂直左側(ボディフランジ6側)の感度が向上する。
図3は、本発明の実施形態3のガラスアンテナを車内側から見た平面図である。
図3に示すガラスアンテナでは、前述した実施形態2のアンテナの第2エレメント2の先端が折り返されている。実施形態3において、第1エレメント1、寄生素子3、芯線側給電部4及びアース側給電部5の構成は、前述した実施形態1及び2と同じであるため、それらの説明は省略する。
第2エレメント2は、第1エレメント1と90°離隔する方向に、芯線側給電部4から延伸して1回屈曲した後に折り返されて、受信周波数の約λ/4の長さのエレメントを形成する。
図3には、GPSのL1バンド(1575.42MHz)に好適な第2エレメント2の長さを示す。第1エレメント1、寄生素子3、芯線側給電部4及びアース側給電部5の寸法は、前述した実施形態1、2と同じであるので図示を省略した。
ガラスの波長短縮率αが0.7であると考えると、GPSのL1バンド用のアンテナにおいて、第2エレメント2は、芯線側給電部4から135°方向に22mm延伸し、225°方向に屈曲して15.5mm延伸し、折り返されて45°方向に延伸する。第2エレメント2の全長は40mmである。なお、アンテナの寸法は、受信周波数帯の中で共振周波数を調整して、受信周波数帯全体として良好な感度を得るように決定されるもので、前述した寸法に限定されるものではない。
図4は、本発明の実施形態4のガラスアンテナを車内側から見た平面図である。
図4に示すガラスアンテナは、前述した実施形態2と寄生素子3の形状が異なる。実施形態4において、第1エレメント1、第2エレメント2、芯線側給電部4及びアース側給電部5の構成は、前述した実施形態1及び2と同じであるため、それらの説明は省略する。
寄生素子3は、第1エレメント1、第2エレメント2、芯線側給電部4及びアース側給電部5を囲むように左側が開口したコの字(横を向いたU字)状に形成されている。すなわち、寄生素子3の上部線条は第1エレメント1の上側に設けられ、寄生素子3の側部線条は第1エレメント1及び第2エレメント2の右側に設けられ、寄生素子3の下部線条は第2エレメント2の下側に設けられる。実施形態4の寄生素子3は、開口側(左側)が広がるように、上部線条及び下部線条が斜めに配置される。
寄生素子3は、側部線条と下部線条との交点がアース側給電部5の下端から10mmの位置になるように配置される。寄生素子3の上部線条の長さ及び下部線条の長さは各々33mmであり、側部線条の長さは80mmである。
前述した実施形態2と同様に、寄生素子3を設けることによって、ガラス面に垂直左側(ボディフランジ6側)の感度を向上できる。また、実施形態4のアンテナでは、寄生素子3の開口部を拡大することによって、指向性を変化させることができる。
ここまで、ボディフランジ6が助手席側のAピラーであり、右ハンドル車の前面窓ガラスの助手席側上部にアンテナを配置する例を説明したが、左ハンドル車では、図1〜図4に示す態様を左右反転し、右側にボディフランジ6に沿ってアンテナを配置するとよい。また、ボディフランジ6が前面窓ガラスの上部車体(天井部分)でもよく、この場合、図1〜図4に示す態様より右に90°回転した状態で、本実施例のアンテナが前面窓ガラスの上部に配置される。さらに、本実施形態のアンテナを他の窓ガラス上にボディフランジ6に沿って設けてもよい。
図5は、実施形態1及び2のガラスアンテナの特性を示す図である。
図において、90°−270°線がガラス面であり、0°が車内側、180°が車外側である。すなわち、図5は、ガラス面と直交する面内の指向性を示す。図5では、寄生素子3が設けられていない実施形態1のアンテナの指向性を破線で示し、寄生素子3が設けられている実施形態2のアンテナの指向性を実線で示す。
図から分かるように、実施形態1のアンテナでは90°〜150°方向に指向性を有する。実施形態2のアンテナでは、寄生素子3を設けることによって、150°〜260°方向、すなわち、ガラス面に垂直左側(ボディフランジ6側)の感度が向上する。
図6は、実施形態2のガラスアンテナの指向性を示す図である。
図において、紙面がガラス面であり、0°が車両前方、180°が車両後方である。図6では、実施形態2のアンテナ(寄生素子あり)の指向性を実線で示し、従来のアンテナの指向性を破線で示す。
図から分かるように、従来のアンテナでは、ボディフランジ6(アンテナ右側のAピラー)の影響を受けるため、270°〜330°の感度が低下し、ガラスの中央方向(車体側と反対方向)に指向性が偏る。実施形態2のアンテナでは、270°〜330°の感度を向上し、車外に向かってガラスと垂直方向の指向性が可能となる。
以上に説明したように、本発明の実施形態のガラスアンテナでは、自動車用窓ガラスの狭い場所に配置しても、良好な受信性能を得られる。
また、ブリッジ線条11を設けることによって、アンテナのインピーダンスの調整が容易になる。
また、寄生素子3を設けることによって、150°〜260°方向、すなわち、ガラス面に垂直左側(ボディフランジ6側)の感度を向上できる。また、寄生素子3の形状によって、指向性を変化させることができる。
さらには、寄生素子3は、電熱線、カメラ、レーダーなどの、本発明のガラスアンテナの受信感度に影響しうるノイズを発生する素子の影響を低減させる効果がある。例えば、車両の窓ガラスには、該窓ガラスの防曇性を発現させるために、30μm以下の太さの微細な電熱線が、0.125mm〜0.25mm間隔で配列されたものである。例えば、図2のガラスアンテナでみると(ボディフランジ6は、Aピラー側のものとする)、前記微細な電熱線は、寄生素子3のコ字状底部の線条と概略平行に配列されたものとなる。前記寄生素子3に最近接する微細な電熱線は、前記寄生素子3のコ字状底部の線条との距離を、55mmまでに近づけても、アンテナ特性に影響は生じない。図1のガラスアンテナにて、同等の位置に、最近接する微細な電熱線を近づけると、アンテナ特性の低下が見られる。このことから、寄生素子3を備えたガラスアンテナを備えるガラス窓は、ガラス窓中に微細な電熱線をより広範囲に配列させることができ、窓中の防曇できる領域を広げることができる。
本願は2017年4月12日に日本国特許庁に出願された特願2017−79075に基づく優先権を主張し、この出願の全ての内容は参照により本明細書に組み込まれる。

Claims (6)

  1. 車両の窓ガラスに設けられるアンテナであって、
    芯線側給電部と、
    アース側給電部と、
    前記芯線側給電部から延伸する第1エレメントと、
    前記第1エレメントと略90度の角度で前記芯線側給電部から延伸する第2エレメントと、を備え、
    受信周波数の波長をλとし、ガラスの波長短縮率をαとした、エレメントのオフセット長をδとした場合、前記第1エレメントは3αλ/4+δの長さ、前記第2エレメントはαλ/4−δの長さとする、または、前記第1エレメントは3αλ/4−δの長さ、前記第2エレメントはαλ/4+δの長さとすることを特徴とするアンテナ。
  2. 前記芯線側給電部と、前記アース側給電部とは、前記車両のボディフランジに沿って配置され、
    前記第1エレメントと、前記第2エレメントとは、前記芯線側給電部から、前記ボディフランジと離隔する方向に延伸することを特徴とする請求項1に記載のアンテナ。
  3. 前記第1エレメントは、
    少なくとも1回折り返された形状で窓ガラス上に形成されており、
    折返し部の前後のエレメントを短絡するブリッジ線条を有することを特徴とする請求項1又は2に記載のアンテナ。
  4. 前記第1エレメント、前記第2エレメント、前記芯線側給電部及び前記アース側給電部を3辺で囲む線条を有する寄生素子を有し、
    前記寄生素子の開口側において、前記アース側給電部がボディフランジに沿って配置されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一つに記載のアンテナ。
  5. 前記寄生素子は、
    前記第1エレメント及び前記第2エレメントの側部に設けられる側部線条と、
    前記第1エレメントの上側に設けられ、一端を前記側部線条と接続された上部線条と、
    前記第2エレメントの下側に設けられ、一端を前記側部線条と接続された下部線条と、を有し、
    前記上部線条の他端部と前記下部線条の他端部とで形成される開口部は、前記側部線条の長さより大きいことを特徴とする請求項4に記載のアンテナ。
  6. 請求項1から5のいずれか一つに記載のアンテナが設けられた窓ガラス。
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