JP4024634B2 - 車両用ガラスアンテナ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、円偏波の電波を高効率で受信できるマイクロ波用ガラスアンテナに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、自動車用の無線通信に主としてGPS(Global Positioning System、全地球無線測位システム)、XMSR(XM Satellite Radio、衛星ラジオ局)、VICS(Vehicle Information Communication System、道路交通情報通信システム)、ETC(electronic toll collection、電子料金徴収システム)等のマイクロ波帯の電波が積極的に使用されているが、マイクロ波帯の電波はマルチパスに弱く、また降雨による影響を受け易い等の欠点がある。
【0003】
このため、衛星から電波を受信する衛星通信など、マイクロ波帯の電波を自動車のガラスアンテナで受信する場合、この降雨による影響を軽減させるために、円偏波を用いることが多いのが現状である。
【0004】
従来、GPS衛星等の円偏波の衛星電波を自動車等で受信する場合、自動車のボディ上に厚さ十数ミリ程度の肉厚で、直径数十ミリの大きさのマイクロストリップアンテナ(パッチアンテナ)を装着していたが、ボディから突起しているだけでなく、配線も露出するため、美観も損ねており、このため、自動車の窓ガラス面に設けるガラスアンテナが要望されるようになった。
【0005】
円偏波を受信するガラスアンテナとしては、2つのアンテナを直交するように配置し、片側の位相を90°遅らせて給電し、円偏波を励振させる位相差給電法と呼ばれる円偏波の励振方法がある。
【0006】
例えば、円偏波の電波を受信するアンテナを自動車の窓ガラス上に備えた窓ガラスアンテナ装置において、対称軸とした垂線に対して左右に所定の距離で配置した2点から、導体パターンにより、90°の角度、受信電波の1/4波長の長さで上方に拡張して形成した第1のアンテナパターンおよび第2のアンテナパターンと、接地パターン内部で前記2点間を接続し、受信電波の1/4波長の長さで ループ状に形成した位相調整手段を備えたことを特徴とする窓ガラスアンテナ装置が記載されている(特許文献1)。
一方、マイクロストリップアンテナを用いて円偏波を励振させるために、縮退分離法と呼ばれる円偏波の励振方法がある。これは、例えば、長方形のパッチアンテナを考え、それぞれの辺の長さa、bに対応する2つの共振周波数f、fの中央部付近の周波数fでそれぞれの辺の共振が共に生じるように、パッチの対角線上で励振し、円偏波が放射されるものであり、辺の長さa、bの決め方は、f付近での2つの共振の様子を入力インピーダンスのリアクタンス成分で考えると、fにおいてfで共振するモードは誘導性であるが、fのモードは容量性となるので、両モードのfでの位相差を90°となるようにΔf=f−fを設定し、fの共振が2つの共振の縮退であると考え、その2つを分離することで円偏波を得る励振方法である。(非特許文献1)
【0007】
【特許文献1】
特開平9−18221号公報
【非特許文献1】
新井宏之著、新アンテナ工学、総合電子出版社発行、1998年7月10日第2版発行(第122〜124頁、図4.23)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記特許文献1に記載されたアンテナは、位相差給電法による円偏波の励振方法であり、マイクロストリップアンテナと比べて軸比特性が狭帯域であり、受信特性が不安定であるという問題点があった。
【0009】
一方、前記非特許文献1に記載されたアンテナは、マイクロストリップアンテナを用いて円偏波を励振させる多層構造のアンテナであり、ガラスの表面に膜状に設けた平面アンテナではない。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、このような点に鑑みてなされたものであり、自動車用の窓ガラスの表面に設けるマイクロ波を受信するアンテナであって、シンプルな構成で、衛星からの円偏波の電波を高効率で受信でき、軸比特性、指向特性も優れ、受信特性を安定化させることを目的とする。
【0011】
すなわち、本発明は、自動車用の窓ガラスの車内面上に平面的に設けるマイクロ波の円偏波の電波を受信する平衡型の車両用ガラスアンテナにおいて、一辺の長さが所望の受信周波数の波長λの1/4近傍で、縦横の辺の長さに対応する2つの共振周波数の中央部付近の周波数でそれぞれの辺の共振が共に生じるように、縦横の辺の長さを所望の受信周波数で縮退させて異なるようにした矩形状で閉ループ状の帯状とした内側エレメントと、該内側エレメントの外側を近接するように取り囲みかつ閉ループ状の線条に設けた外側エレメントからなり、前記外側エレメントの給電点近傍の一辺に当接するようにして、外側エレメントの一辺の外側方向に一辺の長さが所望の受信周波数の波長λの1/2近傍の閉ループ線条で囲まれた略四角形領域に該閉ループ線条と接続した各種の線条を配したアースエレメントを連結して、内側エレメントの一つのコーナー側を正極の給電点とし、該給電点に近接する外側エレメントの位置を負極の給電点として、夫々同軸ケーブルの内部導線、外部導線に接続したことを特徴とする車両用ガラスアンテナである。
【0012】
あるいは、本発明は、前記内側エレメントの閉ループ状の帯状のエレメントで囲まれた平面部全体を面状のエレメントとしたことを特徴とする上述の車両用ガラスアンテナである。
【0014】
あるいはまた、前記アースエレメントとして、前記閉ループ線条で囲まれた領域全体を導電体とする面状エレメントとしたことを特徴とする上述の車両用ガラスアンテナである。
【0015】
あるいはまた、本発明は、上述の各給電点及び各エレメントを透明絶縁フイルムシート上に導電性材料によりパターン印刷により形成し、該シートを車両用窓ガラス面上に貼着させて使用することを特徴とするフイルムアンテナシートである。
【0016】
【発明の実施の形態】
本発明の車両用ガラスアンテナ2は、通信衛星やGPS衛星から送られてくる円偏波の電波を受信する車両用の窓ガラス1に設けるアンテナであって、以下に示されるようなパターンで構成される。
【0017】
すなわち、図4、図5に示すように、車両用の窓ガラス1に同軸ケーブル5の芯線とアース線を接続する正極の給電点3と負極の給電点4を近接するように配置し、正極の給電点3に内側エレメント6を接続し、負極の給電点4に外側エレメント7を接続した。
【0018】
前記内側エレメント6は、略長方形状の閉ループ状の帯状のエレメントであり、略長方形状の一辺の長さが所望の受信周波数の中心波長λの略1/4であり、縦辺の長さをλ/4よりやや短めとし、横辺の長さをλ/4よりやや長めとして、縦横の辺の長さに対応する2つの共振周波数の中央部付近の周波数でそれぞれの辺の共振が共に生じるように、縦横の辺の長さを所望の受信周波数で縮退するようにし異なるようにした。
【0019】
また、前記正極の給電点3は、内側エレメント6の略長方形状のコーナー部のいずれかの位置に設けた。その理由は、縦辺と横辺の長さに対応する2つの共振周波数の中央部付近の周波数でそれぞれの辺の共振が共に生じるようにするためである。
【0020】
また、図1、図5に示されたように、内側エレメント6の閉ループ状の帯状のエレメントで囲まれた領域内は非導電性の絶縁領域としたが、閉ループ状の帯状の線幅を少なくとも1mm以上とするのが良く、該閉ループ領域において、帯状の線幅を領域内側方向に拡幅し、大きくするほど受信性能が向上できる。
【0021】
あるいは、図2〜図4に示したように、内側エレメント6で囲まれた領域内全体を導電体とした面状のアンテナエレメントとしても良い。
【0022】
前記外側エレメント7は、内側エレメント6の外側を1mm〜5mm程度の間隔で近接するように取り囲み、かつ閉ループ状に設けた1mm〜5mmの線幅の導電線条とし、外側エレメント7に給電する負極の給電点4は、正極の給電点3の近傍の外側エレメント上に設けるが、この場合、負極の給電点は必ずしもコーナー部に設ける必要はない。前記外側エレメント7の線幅は、前記範囲内において大きいほど性能が向上し、好ましい。
【0023】
また、図1に示すように、図4のアンテナパターンの外側エレメント7の給電点近傍の一辺に当接するようにして、外側エレメント7の外側方向に一辺の長さが所望の受信周波数の波長λの1/2近傍の閉ループ線条で囲まれた略四角形領域のアースエレメント8を連結した。
【0024】
このアースエレメント8を設け、アース構造を大きくすると、受信感度や軸比性能等の受信性能をより安定化させ、良化させることができる。
【0025】
また、該アースエレメント8の縦辺、横辺の一辺の長さを受信周波数の波長λの1/2近傍としたのは、アースエレメント8の長さを内側エレメント6の長さ(λ/4)の整数倍として、インピーダンスを整合させるためである。
【0026】
該アースエレメント8は、周囲を閉ループ線条とし、閉ループ線条の内側領域には前記閉ループ線条と交差接続した垂直線条、水平線条、斜め線条等の各種の線条を複数本配設した。
【0027】
あるいはまた、図2、図3に示したように、前記アースエレメントとして、前記閉ループ線条で囲まれた領域全体を導電体とする面状エレメントとしてもよい。
【0028】
正極の給電点3の位置を図2に示したように、内側エレメント6の左下側コーナー設けると、衛星からの電波の円偏波の偏波面は左旋回となり、図3に示したように、内側エレメント6の右下側コーナーに設けると、衛星からの電波の円偏波の偏波面は右旋回となる。
【0029】
あるいはまた、本発明は、上述の各給電点及び各エレメントを透明絶縁フイルムシート上に、導電性材料によるパターンを印刷により形成し、該シートを車両用窓ガラス面上に貼着させて使用するようにすることもできる。
【0030】
また、本発明のアンテナ2は円偏波を受信するアンテナであるため、アンテナパターン2を正極の給電点3又は負極の給電点4を中心として時計回り、反時計周りに回転させた形状としても良い。
【0031】
ガラス板面で、前記内側エレメント6の周りに外側エレメント7を囲むようにガラス面上に設け、内側エレメント6のコーナー部に正極の給電点を設け、正極の給電点に近い外側エレメント7上に負極の給電点を設けるようにしたのは、内側エレメント6が、長方形のパッチアンテナに相当し、内側エレメント6を取り囲むように設けた外側エレメント7がパッチアンテナのマイナス導体としての役割を果たすからである。
【0032】
このようにガラス板面上に平面的に設けたアンテナであっても、あたかも、多層構造のマイクロストリップアンテナであるかのようにアンテナ性能を持たすことが可能である。
【0033】
前記、内部エレメント6を長方形状とし、それぞれの辺の長さに対応する2つの共振周波数f、fの中央部付近の周波数fでそれぞれの辺の共振が共に生じるように、長方形の対角線上で励振し、円偏波が放射されるものであり、fの共振が2つの共振の縮退であると考え、その2つを分離することで円偏波を得るものである。
【0034】
前記内側エレメント6、外側エレメント3、アースエレメント8からなるガラスアンテナ2、および正極、負極の2つの給電点3、4は、車両用窓ガラス1の車内面上に導電ペーストによって印刷後、焼付け処理を行うようにしたものであるが、フイルムシート上に前記パターンを印刷し、該シートをガラス1面上に貼着するようにする場合には、ユーザーやディーラーが自動車の窓ガラス1の所定面に自由に後付できる。
【0035】
ここで、車両とは、自動車、鉄道等の車両を示すが、飛行機、船舶等の窓ガラスにも応用できる。
【0036】
さらに、本発明のガラスアンテナの取付部位は、前部窓ガラス、後部窓ガラス、側部窓ガラス、及びサンルーフのいずれに設けるようにしても良い。
[実施例1]
図1に示すアンテナは、周波数が2.33GHzのXMSR(XM Satellite Radio)の北米衛星ラジオ帯用で左旋回の偏波面をもつアンテナである。
【0037】
図1は、XMSR(XM Satellite Radio)の北米衛星ラジオ帯用として、2.33GHzの左旋回の円偏波の周波数を自動車の窓ガラス1の室内面に設けたアンテナであり、車内側から見たアンテナパターンを示す。
【0038】
XMSRの北米衛星ラジオ帯は、周波数が2.33GHzであるので、受信電波の波長λは、ガラスの短縮率を0.65とすると、λ=84mm、λ/4は約21mmとなり、これをベースに内側エレメント6の縦横の寸法を設定した。
【0039】
以下に、内側エレメント6、外側エレメント7、アースエレメント8の各エレメントの寸法を以下に示す。
【0040】
内側エレメント6の外形寸法は、λ/4よりやや短い縦辺18mm、λ/4よりやや長めの横辺24mmで、線幅2mmの閉ループ状の長方形状とした。
【0041】
また、外側エレメント7の内径寸法は、縦辺25mm、横辺34mmであり、内側エレメント6と外側エレメント7との間隔は、縦辺間で5mm、上辺間で4mm、下辺間で3mmである。
【0042】
さらに、前記アースエレメント8の寸法は、縦辺36mm、横辺44mm、線幅2mmの帯状の外枠内の領域内を上下方向に三等分するように水平線条を2本設け、外枠の左上コーナーから右下コーナーに対角線条を配設した。
【0043】
正極の給電点3は、内側エレメント6の左下コーナー位置に設け、負極の給電点4は内側エレメント6から最も近い外側エレメント7上に設け、正極の給電点3に同軸ケーブル5の内部導線を、負極の給電点4に同軸ケーブル5の外部導線を接続した。
【0044】
前記内側エレメント6及び外側エレメント7の各エレメント6、7、および正極、負極の2つの給電点3、4は、車両用窓ガラス1の車内面上に導電ペーストによって印刷後、焼付け処理を行い、前記正極の給電点3に同軸ケーブル5の内部導線を、負極の給電点4に同軸ケーブル5の外部導線を接続した。
【0045】
このようなアンテナパターンの最大放射方向に直線偏波送信アンテナを対向させ、送信アンテナを回転させ、本発明のアンテナ2の最大受信感度と最小受信感度を測定し、その差となる軸比を求めたところ、2dBとなった。
【0046】
また、図7に示したように、例えば、自動車の後部窓ガラス1の助手席側の室内面の縦辺近傍位置に本発明のアンテナ2を配設し、垂直面指向特性測定装置を用いて測定したところ、図6の指向特性図に示したように、受信感度に大きな落ち込み(ディップ)もなく、軸比や、指向特性に優れていることが確認できた。
[実施例2]
図2に示すアンテナは、周波数が2.33GHzのXMSR(XM Satellite Radio)の北米衛星ラジオ帯用で左旋回の偏波面をもつアンテナである。実施例2は、前記実施例1のパターンのアースエレメント8として、前記閉ループ線条で囲まれた領域全体を導電体とする面状エレメントとしたものである。
【0047】
内側エレメント6、外側エレメント7、アースエレメント8の各エレメントの寸法を以下に示す。
【0048】
内側エレメント6の外形寸法は、縦辺17mm、横辺24mmで、線幅2mmの閉ループ状の長方形状である。外側エレメント7の内径寸法は、縦辺24mm、横辺30mmであり、内側エレメント6と外側エレメント7との間隔は、縦辺間で3mm、上辺間で4mm、下辺間で3mmである。
【0049】
前記アースエレメント8の寸法は、縦辺34mm、横辺43mmの領域全体を導電体とする面状エレメントとし、正極、負極の給電点3、4は実施例1とほぼ同位置に設けた。
【0050】
前記各エレメント6、7、8、および各給電点3、4を、車両用窓ガラス1の車内面上に導電ペーストによって印刷後、焼付け処理を行い、各給電点3、4に同軸ケーブル5の内部導線、外部導線を接続した。
【0051】
このようなアンテナパターンにおいても、良好な軸比特性、および指向特性が得られた。
[実施例3]
図3に示すアンテナは、前記実施例2の変形例であり、実施例2のパターンと比較して、正極、負極の給電点位置を内側エレメント6、外側エレメント7の右下コーナー位置に設けて、周波数を5.8GHzとしたETC用で右旋回の偏波面をもつアンテナとした例である。
【0052】
外側エレメント7の概略寸法は、縦辺8mm、横辺10mmであり、アースエレメント8の概略寸法は、縦辺16mm、横辺20mmの領域全体を導電体とする面状エレメントとした。
【0053】
このようなアンテナパターンにおいても、良好な軸比特性、および指向特性が得られた。
【0061】
【発明の効果】
本発明によれば、アンテナをガラス面上に平面的に設けたために、シンプルな構造となり、従来のマイクロストリップアンテナ(パッチアンテナ)のような自動車のボディ上に突設させることによって美観が損なわれることもない。
【0062】
また、GPS衛星や衛星ラジオ等の放送衛星から送信されてくる円偏波の電波を効率良く受信でき、軸比特性を広帯域とすることができ、指向特性にも優れている。
【0063】
さらにまた、フイルムシート上に前記パターンを印刷し、該シートをガラス面上に貼着するようにすれば、ユーザーやディーラーが自動車の窓ガラスの所定面に自由に容易に後付できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1のガラスアンテナを車内側から見た正面図。
【図2】 本発明の実施例2のガラスアンテナを車内側から見た正面図。
【図3】 本発明の実施例3のガラスアンテナを車内側から見た正面図。
【図4】内側エレメントで囲まれた領域内全体を導電体とした面状のアンテナエレメントの正面図。
【図5】内側エレメントを閉ループ状の帯状のエレメントとし、該帯状のエレメントで囲まれた領域内を非導電性の絶縁領域としたガラスアンテナの正面図。
【図6】 本発明の実施例1のガラスアンテナの指向特性図。
【図7】 本発明の実施例1のガラスアンテナを装着した自動車の前部窓ガラスの正面図。
【符号の説明】
1 窓ガラス
2 ガラスアンテナ
3 正極の給電点
4 負極の給電点
5 同軸ケーブル
6 内側エレメント
7 外側エレメント
8 アースエレメント

Claims (4)

  1. 自動車用の窓ガラスの車内面上に平面的に設けるマイクロ波の円偏波の電波を受信する平衡型の車両用ガラスアンテナにおいて、一辺の長さが所望の受信周波数の波長λの1/4近傍で、縦横の辺の長さに対応する2つの共振周波数の中央部付近の周波数でそれぞれの辺の共振が共に生じるように、縦横の辺の長さを所望の受信周波数で縮退させて異なるようにした矩形状で閉ループ状の帯状とした内側エレメントと、該内側エレメントの外側を近接するように取り囲みかつ閉ループ状の線条に設けた外側エレメントからなり、前記外側エレメントの給電点近傍の一辺に当接するようにして、外側エレメントの一辺の外側方向に一辺の長さが所望の受信周波数の波長λの1/2近傍の閉ループ線条で囲まれた略四角形領域に該閉ループ線条と接続した各種の線条を配したアースエレメントを連結して、内側エレメントの一つのコーナー側を正極の給電点とし、該給電点に近接する外側エレメントの位置を負極の給電点として、夫々同軸ケーブルの内部導線、外部導線に接続したことを特徴とする車両用ガラスアンテナ。
  2. 前記内側エレメントの閉ループ状の帯状のエレメントで囲まれた平面部全体を面状のエレメントとしたことを特徴とする請求項1記載の車両用ガラスアンテナ。
  3. 前記アースエレメントとして、前記閉ループ線条で囲まれた領域全体を導電体とする面状エレメントとしたことを特徴とする請求項1または2記載の車両用ガラスアンテナ。
  4. 請求項1乃至のいずれかに記載の各給電点及び各エレメントを透明絶縁フイルムシート上に導電性材料によりパターン印刷により形成し、該シートを車両用窓ガラス面上に貼着させて使用することを特徴とするフイルムアンテナシート。
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