JPH08139513A - 自動車電話用ガラスアンテナ装置 - Google Patents
自動車電話用ガラスアンテナ装置Info
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- JPH08139513A JPH08139513A JP27533594A JP27533594A JPH08139513A JP H08139513 A JPH08139513 A JP H08139513A JP 27533594 A JP27533594 A JP 27533594A JP 27533594 A JP27533594 A JP 27533594A JP H08139513 A JPH08139513 A JP H08139513A
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- JP
- Japan
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- pattern
- antenna device
- glass antenna
- automobile
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 800MHzと1.5GHzの2つの周波数
帯域の電波を良好に受信する小形で高感度の自動車電話
用ガラスアンテナ装置を提供する。 【構成】 長さがそれぞれ約1/4波長で異なる周波数
帯域の電波を受信する2つのアンテナ導体パターン(放
射用パターン3a、放射用パターン3b)を所定の角度
αで並列接続した放射用パターン3と、放射用パターン
3の給電点A近傍の水平軸(X―X′)に対し放射用パ
ターン3と対称の接地用パターン4とで、窓ガラス2上
に形成した自動車電話用ガラスアンテナ装置1。
帯域の電波を良好に受信する小形で高感度の自動車電話
用ガラスアンテナ装置を提供する。 【構成】 長さがそれぞれ約1/4波長で異なる周波数
帯域の電波を受信する2つのアンテナ導体パターン(放
射用パターン3a、放射用パターン3b)を所定の角度
αで並列接続した放射用パターン3と、放射用パターン
3の給電点A近傍の水平軸(X―X′)に対し放射用パ
ターン3と対称の接地用パターン4とで、窓ガラス2上
に形成した自動車電話用ガラスアンテナ装置1。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は自動車の窓ガラスに形
成されてUHF帯域で送受信を行なう自動車電話用ガラ
スアンテナ装置に係り、特に800MHzと1.5GH
zの周波数帯域において、1つのアンテナで良好な感度
が得られる自動車電話用ガラスアンテナ装置に関する。
成されてUHF帯域で送受信を行なう自動車電話用ガラ
スアンテナ装置に係り、特に800MHzと1.5GH
zの周波数帯域において、1つのアンテナで良好な感度
が得られる自動車電話用ガラスアンテナ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】本出願人が実開平5―82113号公報
で開示したように、従来の自動車電話用ガラスアンテナ
装置は、放射用パターンがモノポール形状で接地用パタ
ーンが矩形状の導体パターンで構成されている。
で開示したように、従来の自動車電話用ガラスアンテナ
装置は、放射用パターンがモノポール形状で接地用パタ
ーンが矩形状の導体パターンで構成されている。
【0003】図9に従来の自動車電話用ガラスアンテナ
装置の構成図を示す。図9において、自動車電話用ガラ
スアンテナ装置50は、窓ガラス51上に、上下方向の
長さが約1/4波長の放射用パターン52と、上下方向
の長さが約1/4波長で左右方向の長さが約1/4〜3
/4波長の接地用パターン53とで形成される。放射用
パターン52の給電点Aには、同軸ケーブル54(特性
インピーダンス50Ω)の芯線54aが接続され、接地
用パターン53の接地点Bには、同軸ケーブル54の外
側導体54bが接続される。このように構成された放射
用パターン52がモノポール形状の自動車電話用ガラス
アンテナ装置50は、送受信周波数が800MHz帯域
の自動車電話装置のアンテナとして使用される。
装置の構成図を示す。図9において、自動車電話用ガラ
スアンテナ装置50は、窓ガラス51上に、上下方向の
長さが約1/4波長の放射用パターン52と、上下方向
の長さが約1/4波長で左右方向の長さが約1/4〜3
/4波長の接地用パターン53とで形成される。放射用
パターン52の給電点Aには、同軸ケーブル54(特性
インピーダンス50Ω)の芯線54aが接続され、接地
用パターン53の接地点Bには、同軸ケーブル54の外
側導体54bが接続される。このように構成された放射
用パターン52がモノポール形状の自動車電話用ガラス
アンテナ装置50は、送受信周波数が800MHz帯域
の自動車電話装置のアンテナとして使用される。
【0004】図10は従来の自動車電話用ガラスアンテ
ナ装置の指向特性図である。図10において、800M
Hz帯域において測定した周波数900MHzでの指向
特性は全方向でほぼ均一な値を示し、感度差はみられな
い。
ナ装置の指向特性図である。図10において、800M
Hz帯域において測定した周波数900MHzでの指向
特性は全方向でほぼ均一な値を示し、感度差はみられな
い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】自動車電話装置の普及
につれて送受信周波数も800MHz帯域に加えて1.
5GHz帯域も利用されるようになってきているが、放
射用パターンがモノポール形状の従来の自動車電話用ガ
ラスアンテナ装置を1.5GHzの周波数帯域で適用す
ると、図10に示すように、1.5GHzの周波数では
指向特性にばらつきがあり充分な感度が得られない。
につれて送受信周波数も800MHz帯域に加えて1.
5GHz帯域も利用されるようになってきているが、放
射用パターンがモノポール形状の従来の自動車電話用ガ
ラスアンテナ装置を1.5GHzの周波数帯域で適用す
ると、図10に示すように、1.5GHzの周波数では
指向特性にばらつきがあり充分な感度が得られない。
【0006】1.5GHzの周波数帯域で良好な感度指
向特性を得るには、1.5GHz帯域用のモノポール形
状の自動車電話用ガラスアンテナ装置が、別に必要にな
る。800MHzと1.5GHzの周波数帯域の電波を
良好に送信または受信しようとすると、ガラスアンテナ
の数は送受信装置に接続する同軸ケーブルの数と同数の
2組が必要になる。このように、800MHzと1.5
GHzの周波数帯域用のモノポール形状の自動車電話用
ガラスアンテナ装置を自動車の窓ガラス上に形成しよう
とすると、広い実装スペースが要求され、アンテナの小
形化が図れず、かつ製造が複雑になる課題がある。その
ため、800MHzと1.5GHzの周波数帯域でも良
好な感度指向特性を有する自動車電話用ガラスアンテナ
装置が望まれている。
向特性を得るには、1.5GHz帯域用のモノポール形
状の自動車電話用ガラスアンテナ装置が、別に必要にな
る。800MHzと1.5GHzの周波数帯域の電波を
良好に送信または受信しようとすると、ガラスアンテナ
の数は送受信装置に接続する同軸ケーブルの数と同数の
2組が必要になる。このように、800MHzと1.5
GHzの周波数帯域用のモノポール形状の自動車電話用
ガラスアンテナ装置を自動車の窓ガラス上に形成しよう
とすると、広い実装スペースが要求され、アンテナの小
形化が図れず、かつ製造が複雑になる課題がある。その
ため、800MHzと1.5GHzの周波数帯域でも良
好な感度指向特性を有する自動車電話用ガラスアンテナ
装置が望まれている。
【0007】この発明はこのような課題を解決するため
なされたもので、その目的は800MHzと1.5GH
zの2つの周波数帯域の電波を良好に受信できる自動車
電話用ガラスアンテナ装置を提供することにある。
なされたもので、その目的は800MHzと1.5GH
zの2つの周波数帯域の電波を良好に受信できる自動車
電話用ガラスアンテナ装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
この発明に係る自動車電話用ガラスアンテナ装置は、長
さがそれぞれ約1/4波長で異なる周波数帯域の電波を
受信する2つのアンテナ導体パターンを所定の角度で並
列接続した放射用パターンと、この放射用パターンと水
平方向に対称に配置した接地用パターンとで形成したこ
とを特徴とする。
この発明に係る自動車電話用ガラスアンテナ装置は、長
さがそれぞれ約1/4波長で異なる周波数帯域の電波を
受信する2つのアンテナ導体パターンを所定の角度で並
列接続した放射用パターンと、この放射用パターンと水
平方向に対称に配置した接地用パターンとで形成したこ
とを特徴とする。
【0009】また、この発明に係る自動車電話用ガラス
アンテナ装置は、放射用パターンと接地用パターンのそ
れぞれに、導体パターンで形成したインピーダンス調整
手段を備えたことを特徴とする。
アンテナ装置は、放射用パターンと接地用パターンのそ
れぞれに、導体パターンで形成したインピーダンス調整
手段を備えたことを特徴とする。
【0010】
【作用】この発明に係る自動車電話用ガラスアンテナ装
置は、長さがそれぞれ約1/4波長で異なる周波数帯域
の電波を受信する2つのアンテナ導体パターンを所定の
角度で並列接続した放射用パターンと、この放射用パタ
ーンと水平方向に対称に配置した接地用パターンとで形
成したので、1つの自動車電話用ガラスアンテナ装置
で、800MHzと1.5GHzの周波数帯域の電波を
良好に受信することができる。
置は、長さがそれぞれ約1/4波長で異なる周波数帯域
の電波を受信する2つのアンテナ導体パターンを所定の
角度で並列接続した放射用パターンと、この放射用パタ
ーンと水平方向に対称に配置した接地用パターンとで形
成したので、1つの自動車電話用ガラスアンテナ装置
で、800MHzと1.5GHzの周波数帯域の電波を
良好に受信することができる。
【0011】また、この発明に係る自動車電話用ガラス
アンテナ装置は、放射用パターンと接地用パターンのそ
れぞれに、導体パターンで形成したインピーダンス調整
手段を備えたので、放射用パターンの給電点と接地用パ
ターンの接地点に接続される同軸ケーブルとインピーダ
ンスの整合ができ、周波数帯域全体に亘り感度を高める
ことができる。
アンテナ装置は、放射用パターンと接地用パターンのそ
れぞれに、導体パターンで形成したインピーダンス調整
手段を備えたので、放射用パターンの給電点と接地用パ
ターンの接地点に接続される同軸ケーブルとインピーダ
ンスの整合ができ、周波数帯域全体に亘り感度を高める
ことができる。
【0012】
【実施例】以下、この発明の実施例を添付図面に基づい
て説明する。図1はこの発明に係る自動車電話用ガラス
アンテナ装置の構成図である。図1において、自動車電
話用ガラスアンテナ装置1は、窓ガラス2上に長さがそ
れぞれ約1/4波長で異なる周波数帯域の電波を受信す
る2つのアンテナ導体パターン(放射用パターン3a、
放射用パターン3b)を所定の角度αで並列接続した放
射用パターン3と、放射用パターン3の給電点A近傍の
水平軸(X―X′)に対し放射用パターン3と対称の接
地用パターン4とで形成する。また、放射用パターン3
の給電点Aに、同軸ケーブル5(特性インピーダンス5
0Ω)の芯線5aを接続し、接地用パターン4の接地点
Bに、同軸ケーブル5の外側導体5bを接続する。
て説明する。図1はこの発明に係る自動車電話用ガラス
アンテナ装置の構成図である。図1において、自動車電
話用ガラスアンテナ装置1は、窓ガラス2上に長さがそ
れぞれ約1/4波長で異なる周波数帯域の電波を受信す
る2つのアンテナ導体パターン(放射用パターン3a、
放射用パターン3b)を所定の角度αで並列接続した放
射用パターン3と、放射用パターン3の給電点A近傍の
水平軸(X―X′)に対し放射用パターン3と対称の接
地用パターン4とで形成する。また、放射用パターン3
の給電点Aに、同軸ケーブル5(特性インピーダンス5
0Ω)の芯線5aを接続し、接地用パターン4の接地点
Bに、同軸ケーブル5の外側導体5bを接続する。
【0013】放射用パターン3aは800MHzの周波
数帯域で共振し、放射用パターン3bは1.5GHzの
周波数帯域で共振する。受信する800MHz帯域、及
び1.5GHz帯域の電波の波長をそれぞれλ1、λ2と
し、ガラスの短縮率を0.6とした場合、放射用パター
ン3aの長さL1と放射用パターン3bの長さL2は数
1で表わされる。
数帯域で共振し、放射用パターン3bは1.5GHzの
周波数帯域で共振する。受信する800MHz帯域、及
び1.5GHz帯域の電波の波長をそれぞれλ1、λ2と
し、ガラスの短縮率を0.6とした場合、放射用パター
ン3aの長さL1と放射用パターン3bの長さL2は数
1で表わされる。
【0014】
【数1】L1=(λ1/4)*0.6 L2=(λ2/4)*0.6
【0015】800MHzの周波数帯域で、L1は次の
範囲(40mm<L1<60mm)が望ましい。また、
1.5GHzの周波数帯域で、L2は次の範囲(25m
m<L2<35mm)が望ましい。
範囲(40mm<L1<60mm)が望ましい。また、
1.5GHzの周波数帯域で、L2は次の範囲(25m
m<L2<35mm)が望ましい。
【0016】放射用パターン3の角度αは次の範囲(1
10°〜130°)が望ましい。放射用パターン3aと
水平軸(X―X′)との角度βは次の範囲(25°〜3
5°)が望ましい。
10°〜130°)が望ましい。放射用パターン3aと
水平軸(X―X′)との角度βは次の範囲(25°〜3
5°)が望ましい。
【0017】以下に説明する諸特性は、放射用パターン
3aの長さL1を55mm、幅W1を5mm、放射用パ
ターン3bの長さL2を30mm、幅W2を5mm、放
射用パターン3aと水平軸(X―X′)との角度βを3
0°、同軸ケーブル5の長さを2mに設定し、自動車電
話用ガラスアンテナ装置1が、自動車の前面または背面
の傾斜した窓ガラス2上に設けられることを想定し、水
平に配置された銅板上に30°の傾斜角度で設置して測
定した。なお、接地用パターン4は、放射用パターン3
と同一形状である。
3aの長さL1を55mm、幅W1を5mm、放射用パ
ターン3bの長さL2を30mm、幅W2を5mm、放
射用パターン3aと水平軸(X―X′)との角度βを3
0°、同軸ケーブル5の長さを2mに設定し、自動車電
話用ガラスアンテナ装置1が、自動車の前面または背面
の傾斜した窓ガラス2上に設けられることを想定し、水
平に配置された銅板上に30°の傾斜角度で設置して測
定した。なお、接地用パターン4は、放射用パターン3
と同一形状である。
【0018】図2はこの発明に係る自動車電話用ガラス
アンテナ装置の指向特性図である。図2において、90
0MHzと1.5GHzで測定した場合の特性であり、
両周波数で全方向ほぼ均一な値を示し、良好な指向特性
が得られる。
アンテナ装置の指向特性図である。図2において、90
0MHzと1.5GHzで測定した場合の特性であり、
両周波数で全方向ほぼ均一な値を示し、良好な指向特性
が得られる。
【0019】図3はこの発明に係る自動車電話用ガラス
アンテナ装置の800MHz帯域における感度周波数特
性図である。図3において、本発明の自動車電話用ガラ
スアンテナ装置は、従来の自動車電話用ガラスアンテナ
装置に比較して、周波数帯域全体でわずかに平均感度が
低下しているが実用上支障のないレベルである。
アンテナ装置の800MHz帯域における感度周波数特
性図である。図3において、本発明の自動車電話用ガラ
スアンテナ装置は、従来の自動車電話用ガラスアンテナ
装置に比較して、周波数帯域全体でわずかに平均感度が
低下しているが実用上支障のないレベルである。
【0020】図4はこの発明に係る自動車電話用ガラス
アンテナ装置の1.5GHz帯域における感度周波数特
性図である。図4において、本発明の自動車電話用ガラ
スアンテナ装置は従来の自動車電話用ガラスアンテナ装
置に比較して周波数帯域全体に亘り平均感度が高く、図
3に示す800MHz帯域の平均感度とほぼ同等なレベ
ルである。
アンテナ装置の1.5GHz帯域における感度周波数特
性図である。図4において、本発明の自動車電話用ガラ
スアンテナ装置は従来の自動車電話用ガラスアンテナ装
置に比較して周波数帯域全体に亘り平均感度が高く、図
3に示す800MHz帯域の平均感度とほぼ同等なレベ
ルである。
【0021】図5はこの発明に係る自動車電話用ガラス
アンテナ装置の800MHz帯における電圧定在波比周
波数特性図である。電圧定在波比はその値が小さいほ
ど、アンテナと同軸ケーブルのインピーダンスの整合が
とれることを示す。図5において、本発明の自動車電話
用ガラスアンテナ装置は従来の自動車電話用ガラスアン
テナ装置に比較し、周波数帯域全体に亘りほぼ同じ値を
示す。
アンテナ装置の800MHz帯における電圧定在波比周
波数特性図である。電圧定在波比はその値が小さいほ
ど、アンテナと同軸ケーブルのインピーダンスの整合が
とれることを示す。図5において、本発明の自動車電話
用ガラスアンテナ装置は従来の自動車電話用ガラスアン
テナ装置に比較し、周波数帯域全体に亘りほぼ同じ値を
示す。
【0022】図6はこの発明に係る自動車電話用ガラス
アンテナ装置の1.5GHz帯における電圧定在波比周
波数特性図である。図6において、本発明の自動車電話
用ガラスアンテナ装置は、数値が小さくアンテナと同軸
ケーブルとのインピーダンスの整合がとれている。
アンテナ装置の1.5GHz帯における電圧定在波比周
波数特性図である。図6において、本発明の自動車電話
用ガラスアンテナ装置は、数値が小さくアンテナと同軸
ケーブルとのインピーダンスの整合がとれている。
【0023】図7はこの発明に係る自動車電話用ガラス
アンテナ装置の別実施例構成図である。図7において、
図1との違いは、導体パターンで形成したインピーダン
ス調整手段6を備えている点である。放射用パターン3
の給電点Aの近傍にインピーダンス調整手段6aと、接
地用パターン4の接地点Bの近傍にインピーダンス調整
手段6bとを水平方向に互いに平行に設けることによ
り、給電点Aと接地点Bに接続された同軸ケーブルとの
インピーダンスの整合をとり、周波数帯域全体に亘り感
度を高めることができる。
アンテナ装置の別実施例構成図である。図7において、
図1との違いは、導体パターンで形成したインピーダン
ス調整手段6を備えている点である。放射用パターン3
の給電点Aの近傍にインピーダンス調整手段6aと、接
地用パターン4の接地点Bの近傍にインピーダンス調整
手段6bとを水平方向に互いに平行に設けることによ
り、給電点Aと接地点Bに接続された同軸ケーブルとの
インピーダンスの整合をとり、周波数帯域全体に亘り感
度を高めることができる。
【0024】図8はこの発明に係る自動車電話用ガラス
アンテナ装置のさらに別実施例構成図である。図8
(a)において、インピーダンス調整手段7は、放射用
パターン3の給電点Aの近傍にインピーダンス調整手段
7aと、接地用パターン4の接地点Bの近傍にインピー
ダンス調整手段7bとを水平方向に互いに平行に設け、
それぞれの他端を接続することにより、給電点Aと接地
点Bに接続された同軸ケーブルとのインピーダンスの整
合をとり、周波数帯域全体に亘り感度を高めることがで
きる。
アンテナ装置のさらに別実施例構成図である。図8
(a)において、インピーダンス調整手段7は、放射用
パターン3の給電点Aの近傍にインピーダンス調整手段
7aと、接地用パターン4の接地点Bの近傍にインピー
ダンス調整手段7bとを水平方向に互いに平行に設け、
それぞれの他端を接続することにより、給電点Aと接地
点Bに接続された同軸ケーブルとのインピーダンスの整
合をとり、周波数帯域全体に亘り感度を高めることがで
きる。
【0025】図8(b)において、インピーダンス調整
手段8は、放射用パターン3の所定の位置にインピーダ
ンス調整手段8aと、このインピーダンス調整手段8a
と対向する接地用パターン4にインピーダンス調整手段
8bとを設け、それぞれの他端を接続することにより、
給電点Aと接地点Bに接続された同軸ケーブルとのイン
ピーダンスの整合をとり、周波数帯域全体に亘り感度を
高めることができる。
手段8は、放射用パターン3の所定の位置にインピーダ
ンス調整手段8aと、このインピーダンス調整手段8a
と対向する接地用パターン4にインピーダンス調整手段
8bとを設け、それぞれの他端を接続することにより、
給電点Aと接地点Bに接続された同軸ケーブルとのイン
ピーダンスの整合をとり、周波数帯域全体に亘り感度を
高めることができる。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、この発明に係る自
動車電話用ガラスアンテナ装置は、長さがそれぞれ約1
/4波長で異なる周波数帯域の電波を受信する2つのア
ンテナ導体パターンを所定の角度で並列接続した放射用
パターンと、この放射用パターンの給電点近傍の水平軸
に対し放射用パターンと対称の接地用パターンとで形成
し、1つの自動車電話用ガラスアンテナ装置で800M
Hzと1.5GHzの周波数帯域の電波を良好に受信す
ることができるので、アンテナの実装スペース効率が良
くなり、小形化を図ることができる。
動車電話用ガラスアンテナ装置は、長さがそれぞれ約1
/4波長で異なる周波数帯域の電波を受信する2つのア
ンテナ導体パターンを所定の角度で並列接続した放射用
パターンと、この放射用パターンの給電点近傍の水平軸
に対し放射用パターンと対称の接地用パターンとで形成
し、1つの自動車電話用ガラスアンテナ装置で800M
Hzと1.5GHzの周波数帯域の電波を良好に受信す
ることができるので、アンテナの実装スペース効率が良
くなり、小形化を図ることができる。
【0027】また、この発明に係る自動車電話用ガラス
アンテナ装置は、放射用パターンと接地用パターンそれ
ぞれに、導体パターンで形成したインピーダンス調整手
段を備え、給電点と接地点に接続された同軸ケーブルと
整合するので周波数帯域全体に亘り高感度を実現するこ
とができる。
アンテナ装置は、放射用パターンと接地用パターンそれ
ぞれに、導体パターンで形成したインピーダンス調整手
段を備え、給電点と接地点に接続された同軸ケーブルと
整合するので周波数帯域全体に亘り高感度を実現するこ
とができる。
【0028】よって、800MHzと1.5GHz2つ
の周波数帯域の電波を良好に受信する小形で高感度の自
動車電話用ガラスアンテナ装置を提供することができ
る。
の周波数帯域の電波を良好に受信する小形で高感度の自
動車電話用ガラスアンテナ装置を提供することができ
る。
【図1】この発明に係る自動車電話用ガラスアンテナ装
置の構成図
置の構成図
【図2】この発明に係る自動車電話用ガラスアンテナ装
置の指向特性図
置の指向特性図
【図3】この発明に係る自動車電話用ガラスアンテナ装
置の800MHz帯域における感度周波数特性図
置の800MHz帯域における感度周波数特性図
【図4】この発明に係る自動車電話用ガラスアンテナ装
置の1.5GHz帯域における感度周波数特性図
置の1.5GHz帯域における感度周波数特性図
【図5】この発明に係る自動車電話用ガラスアンテナ装
置の800MHz帯域における電圧定在波比周波数特性
図
置の800MHz帯域における電圧定在波比周波数特性
図
【図6】この発明に係る自動車電話用ガラスアンテナ装
置の1.5GHz帯域における電圧定在波比周波数特性
図
置の1.5GHz帯域における電圧定在波比周波数特性
図
【図7】この発明に係る自動車電話用ガラスアンテナ装
置の別実施例構成図
置の別実施例構成図
【図8】この発明に係る自動車電話用ガラスアンテナ装
置のさらに別実施例構成図
置のさらに別実施例構成図
【図9】従来の自動車電話用ガラスアンテナ装置の構成
図
図
【図10】従来の自動車電話用ガラスアンテナ装置の指
向特性図
向特性図
1…自動車電話用ガラスアンテナ装置、2,51…窓ガ
ラス、3,52…放射用パターン、4,53…接地用パ
ターン、5,54…同軸ケーブル、6,7,8…インピ
ーダンス調整手段、50…従来の自動車電話用ガラスア
ンテナ装置。
ラス、3,52…放射用パターン、4,53…接地用パ
ターン、5,54…同軸ケーブル、6,7,8…インピ
ーダンス調整手段、50…従来の自動車電話用ガラスア
ンテナ装置。
Claims (2)
- 【請求項1】 自動車の窓ガラスに導体パターンを用い
て形成した自動車電話用ガラスアンテナ装置において、 長さがそれぞれ約1/4波長で異なる周波数帯域の電波
を受信する2つのアンテナ導体パターンを所定の角度で
並列接続した放射用パターンと、この放射用パターンと
水平方向に対称に配置した接地用パターンとで形成した
ことを特徴とする自動車電話用ガラスアンテナ装置。 - 【請求項2】 前記放射用パターンと前記接地用パター
ンのそれぞれに、導体パターンで形成したインピーダン
ス調整手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の自
動車電話用ガラスアンテナ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27533594A JPH08139513A (ja) | 1994-11-09 | 1994-11-09 | 自動車電話用ガラスアンテナ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27533594A JPH08139513A (ja) | 1994-11-09 | 1994-11-09 | 自動車電話用ガラスアンテナ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08139513A true JPH08139513A (ja) | 1996-05-31 |
Family
ID=17554039
Family Applications (1)
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JP27533594A Pending JPH08139513A (ja) | 1994-11-09 | 1994-11-09 | 自動車電話用ガラスアンテナ装置 |
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP2011223569A (ja) * | 2010-03-26 | 2011-11-04 | Hitachi Cable Fine Tech Ltd | 電磁結合器、それを搭載した無線端末、及び電磁結合器の設計方法 |
WO2018190011A1 (ja) * | 2017-04-12 | 2018-10-18 | セントラル硝子株式会社 | アンテナ及び窓ガラス |
-
1994
- 1994-11-09 JP JP27533594A patent/JPH08139513A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6441791B1 (en) | 2000-08-21 | 2002-08-27 | Nippon Sheet Glass Co., Ltd. | Glass antenna system for mobile communication |
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JP4717578B2 (ja) * | 2005-09-29 | 2011-07-06 | 日本アンテナ株式会社 | エンドフィードアンテナ |
JP2011223569A (ja) * | 2010-03-26 | 2011-11-04 | Hitachi Cable Fine Tech Ltd | 電磁結合器、それを搭載した無線端末、及び電磁結合器の設計方法 |
WO2018190011A1 (ja) * | 2017-04-12 | 2018-10-18 | セントラル硝子株式会社 | アンテナ及び窓ガラス |
US10804590B2 (en) | 2017-04-12 | 2020-10-13 | Central Glass Company, Limited | Antenna and window glass |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040324 |