JP3183562B2 - グランドプレーンアンテナ - Google Patents

グランドプレーンアンテナ

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JP3183562B2 JP16468392A JP16468392A JP3183562B2 JP 3183562 B2 JP3183562 B2 JP 3183562B2 JP 16468392 A JP16468392 A JP 16468392A JP 16468392 A JP16468392 A JP 16468392A JP 3183562 B2 JP3183562 B2 JP 3183562B2
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秀夫 吉住
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アイワ株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、コードレス電話機な
どに適用して好適なグランドプレーンアンテナに関す
る。
【0002】
【従来の技術】コードレス電話機のうち親機の電話機に
装備されている送受信アンテナとして通常はダイポール
アンテナの一種であるグランドプレーンアンテナがよく
使用されている。
【0003】グランドプレーンアンテナは図5に示すよ
うに導体線12とカウンタポイズ用導体線13とで構成
され、導体線12の一端pが給電点として使用され、こ
こに信号源14が接続される。図では信号源14と給電
点pの間はノイズなどを拾わないようにするため同軸ケ
ーブル11によって結ばれている。
【0004】導体線12は取り扱う周波数の波長λのほ
ぼ1/4の長さに調整され、カウンタポイズ用導体線1
3の長さもこのλ/4(実際には、このλ/4に短縮率
α=0.67を乗じた長さ)となるように調整されてい
る。
【0005】導体線12は輻射器として使用される関係
上電話機本体の外部に露出して取り付けられ、カウンタ
ポイズ用導体線13は電話機本体内に収納された構造と
なされている場合が多い。カウンタポイズ用導体線13
は給電点pに対する仮想接地面側に置かれるもので、通
常は2から3本のカウンタポイズ用導体線が放射状に並
ぶように取り付けられる。
【0006】このようなグランドプレーンアンテナ10
の周波数対定在波比(VSWR)の特性は図6のように
なることが知られている。その横軸に周波数fをとった
とき定在波比はグランドプレーンアンテナ10の共振周
波数fo付近で最小になる。
【0007】共振周波数foを中心として定在波比の値
が1.2となる帯域2Wがそのグランドプレーンアンテ
ナ10の使用帯域となる。コードレス電話機ではその親
機の送信周波数は380MHz帯(子機は254MHz
帯)、受信周波数は254MHz帯(子機は380MH
z帯)であって、それぞれの使用帯域2W(ほぼ1.8
MHz)内におおよそ89チャネル分が割り当てられて
いる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した構
造のグランドプレーンアンテナ10にあっては、共振周
波数foを中心として定在波比が1・2となる使用帯域
2Wの帯域幅は上述したように1.8MHz程度と非常
に狭く、したがってこの帯域2W内に89チャネル分が
割り当てられるようにするにはアンテナ給電点pに設け
られたマッチング回路(後述する)の調整を非常に正確
に行なわなければならない。
【0009】マッチング回路の調整を疎かにすると、共
振周波数foでの定在波比が大きくなったり、共振周波
数foがずれたりして定在波比が1.2となる使用帯域
2W内に89チャネル分が割り当てられなくなってしま
う。そうすると、周波数が低いチャネルや周波数が高い
チャネルでは定在波比が1.2以上となり、アンテナの
送信電力の損失を招くことになる。
【0010】そのため、このようなグランドプレーンア
ンテナ10を使用する場合には、マッチング回路の調整
に時間がかかったり、アンテナ送信性能にバラツキをも
たらす欠点があった。
【0011】このような問題はコードレス電話機に適用
したための特有な現象ではなく、業務用あるいは個人用
のトランシーバなどの無線機に使用されれるグランドプ
レーンアンテナにも同じような現象が生ずる。
【0012】そこで、この発明ではこのような従来の課
題を解決したものであって、マッチング調整が不要で、
性能のバラツキのないグランドプレーンアンテナを提案
するものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ため、この発明では、輻射器とカウンタポイズ用導体線
で構成されたグランドプレーンアンテナにおいて、上記
カウンタポイズ用導体線の全部若しくは一部を同軸ケー
ブルで構成したものである。
【0014】
【作用】図1において、1若しくはそれ以上で構成され
たカウンタポイズ用導体線13の一部若しくは全部を同
軸ケーブルとする。図では1本のカウンタポイズ用導体
線13を用いてグランドプレーンアンテナ10が構成さ
れているので、このカウンタポイズ用導体線13が同軸
ケーブルで構成される。
【0015】そうすると、その定在波比の特性は図2の
ように共振周波数fo付近の特性が従来よりもブロード
になり、その分共振周波数foを中心として定在波比が
1.2となる帯域2W′が広くなる(2W′>2W)。
【0016】その結果、コードレス電話機用として使用
する場合にはマッチング回路の調整を行わないでも89
チャネル分の送信チャネルを十分カバーする帯域を持つ
ようになる。マッチング回路の調整を行なう場合であっ
てもその調整は単なる粗調整で済む。
【0017】
【実施例】続いて、この発明に係るグランドプレーンア
ンテナの一例を上述したコードレス電話機に適用した場
合につき図面を参照して詳細に説明する。
【0018】この発明に係るグランドプレーンアンテナ
10は図1に示すように、基本的な構成は従来のグラン
ドプレーンアンテナと全く同じで輻射器12とカウンタ
ポイズ用導体線13とで構成される。
【0019】輻射器12は従来と同じく導体線が使用さ
れるのに対して、この発明ではカウンタポイズ用導体線
13が、このカウンタポイズ用導体線13を構成する1
若しくは2以上の全部若しくは一部の導体線が同軸ケー
ブルで構成される。
【0020】図1は説明の便宜上1本の導体線でカウン
タポイズ用導体線13を構成した場合であるので、この
カウンタポイズ用導体線13自体が同軸ケーブルで構成
されている。この例で使用した同軸ケーブルは75Ωの
ものであるが、そのインピーダンスには特に制限される
ものではない。
【0021】カウンタポイズ用導体線13としての同軸
ケーブルの芯線13aは外皮より長くされ、その末端が
導体線12の給電点pに接続された接続ケーブル11の
外皮(接地側)に接続される。
【0022】輻射器としての導体線12の長さおよびカ
ウンタポイズ用導体線13の長さは従来と同様である。
【0023】このようにカウンタポイズ用導体線13と
して同軸ケーブルを使用したグランドプレーンアンテナ
10の周波数対定在波比との関係は図2のようになる。
共振周波数foを中心とする定在波比の特性が従来より
も非常にブロードな特性となる。
【0024】そのため、定在波比が所定の値(本例では
1.2)となる周波数帯域2W′は従来の数倍となり、
上述したようにコードレス電話機用の送受信アンテナと
してこのグランドプレーンアンテナ10を使用する場合
には、89チャネル分の送信チャネルを十分カバーする
帯域を持つことになり、マッチング回路の調整が殆ど要
らなくなる。マッチング回路の調整を行なう場合であっ
てもその調整は単なる粗調整で済む。
【0025】図3はマッチング回路20の具体例を示
す。同図において、30は周波数分波器を示し、送信手
段40からの送信信号とグランドプレーンアンテナ10
で受信した受信信号がこの周波数分波器30で分波され
る。受信信号は受信手段50に供給されて復調される。
【0026】マッチング回路20はLC回路が使用さ
れ、図の例では導体線12側のライン21に接続された
インダクタLaと、カウンタポイズ用導体線13側のラ
イン22に接続されたコンデンサCと、ライン21、2
2間に接続されたインダクタLbとでマッチング回路2
0が構成される。
【0027】この構成で例えばインダクタLaを使用し
て共振周波数foの調整(粗調整必要な場合には微調
整)が行なわれる。この例ではアンテナ特性が非常にブ
ロードであるために粗調整だけでほぼ満足できるアンテ
ナ特性が得られる。
【0028】図4はこの発明に係るグランドプレーンア
ンテナ10をコードレス電話機のうち親機に搭載した具
体例を示す。この例ではカウンタポイズ用導体線13と
して2本使用され、そのうちの1本のカウンタポイズ用
導体線130aが同軸ケーブルであり、他の1本のカウ
ンタポイズ用導体線130bとして通常の導体線が使用
されている。導体線を使用したカウンタポイズ用導体線
130bは機器搭載の関係上図のようにループ状にして
実装されている。
【0029】この実施例ではカウンタポイズ用導体線1
3として1本構成および2本構成を例示したが、使用す
る本数には制限されないし、そのうちの全部か若しくは
一部の導体線として同軸ケーブルを使用することによっ
て図2に近似したアンテナ特性が得られる。
【0030】グランドプレーンアンテナ10を適用でき
る機器としてはコードレス電話機の他に、業務用あるい
は個人用トランシーバの送受信アンテナなどに適用する
ことができる。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、この発明に係るグ
ランドプレーンアンテナはカウンタポイズ用導体線の全
部若しくは一部が同軸ケーブルとなされたものである。
【0032】これによれば、共振周波数を中心とする定
在波比が所定値となる帯域が従来よりもブロードな特性
となるから、マッチング調整をすることなく、若しくは
単なる粗調整のみで必要なアンテナ特性を実現できる。
【0033】そのため、上述したようにこの発明に係る
グランドプレーンアンテナをコードレス電話機に適用す
る場合には使用帯域が狭い場合でも多数の送信チャネル
をその送信性能を落すことなく割り当てることができる
ようになり、低いチャネルから高いチャネルまで一様な
アンテナ特性を付与できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るグランドプレーンアンテナの一
例を示す構成図である。
【図2】その周波数対定在波比の関係を示すアンテナ特
性図である。
【図3】グランドプレーンアンテナを使用した送受信系
の系統図である。
【図4】グランドプレーンアンテナを実装したコードレ
ス電話機の模型図である。
【図5】従来のグランドプレーンアンテナの構成図であ
る。
【図6】その周波数対定在波比の関係を示すアンテナ特
性図である。
【符号の説明】
10 グランドプレーンアンテナ 12 輻射器 13 カウンタポイズ用導体線(同軸ケーブル) 20 マッチング回路 30 周波数分波器 40 送信手段 50 受信手段

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 輻射器とカウンタポイズ用導体線で構成
    されたグランドプレーンアンテナにおいて、 上記カウンタポイズ用導体線の全部若しくは一部に同軸
    ケーブルが使用されてなることを特徴とするグランドプ
    レーンアンテナ。
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