JPWO2018163754A1 - カメラ用フィルター枠およびカメラ用フィルターユニット - Google Patents
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Abstract
カメラ用フィルター枠(10)は、内周側に第1偏光フィルター(2)を保持する前側リング(4)と、前側リング(4)の後側に同軸に配置されて当該前側リング(4)を回転可能に保持する後側リング(5)と、前側リング(4)と後側リング(5)とが相対回転する角度範囲を規定する回転角度範囲規定機構(58)とを有する。回転角度範囲規定機構(58)は、前側リング(4)の後向き環状面(33)に設けられた突部(16)と、後側リング(5)の前向き環状面(56)に設けられて突部(16)が挿入された円弧溝(17)を備える。突部(16)が円弧溝(17)の端に位置するときに、前側リング(4)と後側リング(5)との相対的な回転角度位置を規定できる。
Description
本発明は、光学素子を保持する前側リングが後側リングに回転可能に保持されたカメラ用フィルター枠に関する。また、かかるカメラ用フィルター枠によって偏光フィルターなどの光学素子を保持したカメラ用フィルターユニットに関する。
カメラ用フィルター枠に偏光フィルターを保持するカメラ用フィルターユニットは特許文献1に記載されている。同文献では、カメラ用フィルター枠は、内周側に偏光フィルターを保持する前側リングと、前側リングを回転可能に保持する後側リングを備える。カメラ用フィルターユニットを使用して撮影を行う際には、後側リングをカメラのレンズ鏡筒の前端部分に取り付け、前側リングを後側リングに対して相対回転させる。そして、所望の撮影効果を得られる回転角度位置に前側リングを維持して、撮影を行う。
ここで、後側リングに対する前側リングの回転角度位置を正確に規定できれば、所望の撮影効果を、容易、かつ、確実に得ることができる。しかし、前側リングと後側リングとの相対的な回転角度位置を規定できるカメラ用フィルター枠は提案されていない。
本発明の課題は、かかる点に鑑みて、前側リングと後側リングとの相対的な回転角度位置を規定できるカメラ用フィルター枠を提供することにある。また、かかるカメラ用フィルター枠に光学素子を保持したカメラ用フィルターユニットを提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明は、内周側に光学素子を保持する保持部を備える前側リングと、前記前側リングと同軸に配置されて当該前側リングを後方から回転可能に保持する後側リングと、を有するカメラ用フィルター枠において、前記前側リングと前記後側リングとが相対回転する角度範囲を規定する回転角度範囲規定機構を、有し、前記回転角度範囲規定機構は、前記前側リングおよび前記後側リングの一方に設けられた突部と、他方に設けられて前記突部が挿入された円弧溝と、を備えることを特徴とする。
本発明のカメラ用フィルター枠は、突起と、突起が挿入された円弧溝とからなる回転角度範囲規定機構を備える。従って、前側リングは、後側リングに対して、突起が円弧溝の一方の端から他方の端に達するまでの回転角度範囲で相対回転する。これにより、突起が円弧溝の一方の端に位置する回転角度位置と、突起が円弧溝の他方の端に位置する回転角度位置との2点で、後側リングに対する前側リングの回転角度位置を規定できる。
本発明において、前記前側リングは、後方を向く後向き環状面を備え、前記後側リングは、前方を向き、前記後向き環状面に摺接する前向き環状面を備え、前記後向き環状面および前記前向き環状面の一方に前記突部が設けられ、他方に前記円弧溝が設けられていることが望ましい。後側リングに設けた前向き環状面と前側リングに設けた後向き環状面とを前後方向で対向させて摺接させれば、前側リングと後側リングとがガタつくことなく回転する。また、前後方向で対向して互いに摺接する前向き環状面および前向き環状面の一方に突起を設け、他方に環状溝を設ければ、回転角度範囲規定機構を設けた場合でも、カメラ用フィルター枠が軸線方向に長くなることを防止あるいは抑制できる。さらに、前後方向で対向する前向き環状面および前向き環状面の一方に突起を設け、他方に環状溝を設ければ、前側リングと後側リングとの間に径方向で対向する一対の環状面を設け、これら一対の環状面の一方に突起を設け、他方に環状溝を設ける場合などと比較して、カメラ用フィルター枠が径方向で大型化することを防止できる。
本発明において、前記前側リングおよび前記後側リングのうち前記突部が設けられた一方のリングの外周面には、軸線回りで前記突部が形成されている角度位置に第1マークが設けられ、他方のリングの外周面には、軸線回りで前記円弧溝の周方向の一方の端部分に対応する角度位置に第2マークが設けられていることが望ましい。このようにすれば、突起が環状溝の一方の端に達したときに、第1マークと第2マークとが前後方向で並ぶ。従って、後側リングと前側リングとが所定の相対回転角度位置にあることを、目視によって確認できる。
本発明において、前記回転角度範囲規定機構は、前記前側リングと前記後側リングとが相対回転する回転角度範囲を90°よりも小さい回転角度範囲に規定するものとすることができる。このようにすれば、光学素子として偏光フィルターやクロスフィルターを保持する場合に、所望の撮影効果を得た状態で、前側リングと後側リングとの相対角度位置を維持することが容易となる。
本発明において、前記前側リングは、径方向に延びる環状壁部分と、前記環状壁部分の内周側の端部分から後方に向かって外周側に延びる環状板部分と、前記環状板部分の後端部分から外周側に向かって前記環状壁部分よりも短い寸法で突出する環状突出部分と、前記環状壁部分、前記環状板部分および環状突出部分によって区画される環状凹部と、を備え、前記後側リングは、前記環状凹部に外周側から挿入された挿入部分を備えることが望ましい。このようにすれば、後側リングによって前側リングを回転可能に保持することを、簡易な構成により実現できる。また、このようにすれば、前側リングと後側リングとの間に別の部材を介在させることなく、後側リングによって前側リングを回転可能に保持できる。
本発明において、前記前側リングは、前記環状板部分の前方および外周側で径方向に延びる前側環状壁部分と、前側環状壁部分の内周側の端部分から軸線に沿って後方に延びる中間環状板部分とを備え、前記前側環状壁部分は、前記後向き環状面を備え、前記環状板部分は、前記中間環状板部分の後端部分から内周側に向かって径方向に延びており、前記後側リングは、前記軸線に沿って延びる後側リング環状部分と、前記後側リング環状部分の前面の外周側端部分から前方に延びる後側リング前側環状板部分と、を備え、前記後側リング環状部分の前面における前記後側リング前側環状板部分よりも内周側の前面部分は、前記前向き環状面であり、前記挿入部分は、前記後側リング環状部分から内周側に突出するものとすることができる。このようにすれば、前側リングに後向き環状面を備え、後側リングに後向き環状面に摺接する前向き環状面と挿入部分、を備えることが容易である。
本発明において、前記後側リングは、内周側に第2の光学素子を保持する第2の保持部を備えるものとすることができる。このようにすれば、前側リングと後側リングのそれぞれに光学素子を保持するものとすることができる。
次に、本発明のカメラ用フィルターユニットは、上記のカメラ用フィルター枠と、前記前側リングの前記保持部に保持された前記光学素子と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、カメラ用フィルター枠において、回転角度範囲規定機構の突起が円弧溝の一方の端に位置する第1回転角度位置と、突起が円弧溝の他方の端に位置する第2回転角度位置との2点で、後側リングに対する前側リングの回転角度位置を規定できる。これにより、カメラ用フィルターユニットでは、前側リングに保持された光学素子の軸線回りの回転角度位置を規定できるので、回転角度位置に対応する所望の撮影効果を、容易、かつ、確実に得ることができる。
また、本発明の別の形態のカメラ用フィルターユニットは、上記のカメラ用フィルター枠と、前記前側リングの前記保持部に保持された前記光学素子と、前記後側リングの前記第2の保持部に保持された前記第2の光学素子と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、カメラ用フィルター枠において、回転角度範囲規定機構の突起が円弧溝の一方の端に位置する第1回転角度位置と、突起が円弧溝の他方の端に位置する第2回転角度位置との2点で、後側リングに対する前側リングの回転角度位置を規定できる。これにより、カメラ用フィルターユニットでは、前側リングに保持された光学素子と、後側リングに保持された第2の光学素子との軸線回りの相対回転角度位置を規定できるので、2つの光学素子の相対回転角度位置に対応する所望の撮影効果を、容易、かつ、確実に得ることができる。
さらに、本発明の別の形態のカメラ用フィルターユニットは、上記の前記前側リングの前記保持部に保持された前記光学素子と、前記後側リングの前記第2の保持部に保持された前記第2の光学素子と、を有し、前記光学素子および前記第2の光学素子は、それぞれ偏光フィルターであり、前記突部を前記円弧溝における周方向の一方の端に位置させたときに、前記光学素子および前記第2の光学素子を通過する第1光量は、前記突部を前記円弧溝における周方向の他方の端に位置させたときに、前記光学素子および前記第2の光学素子を通過する第2光量よりも多いことを特徴とする。
本発明によれば、カメラ用フィルター枠において、回転角度範囲規定機構の突起が円弧溝の一方の端に位置する第1回転角度位置と、突起が円弧溝の他方の端に位置する第2回転角度位置との2点で、後側リングに対する前側リングの回転角度位置を規定できる。従って、前側リングと後側リングのそれぞれに偏光フィルターを保持した本発明のカメラ用フィルターユニットでは、カメラ用フィルター枠を第1回転角度位置に配置したときに2枚の偏光フィルターを通過する光の第1光量と、カメラ用フィルター枠を第2回転角度位置に配置したときに2枚の偏光フィルターを通過する光の第2光量とを正確に規定できる。よって、明るい第1光量を得ることができる第1回転角度位置でカメラのピント合わせを行い、その後に、カメラ用フィルター枠を第2回転角度位置に配置してシャッターを切れば、正確なピント合わせと、所望の撮影効果を狙った撮影と、を素早く行うことができる。
以下に、図面を参照して本発明を適用したカメラ用フィルターユニットを説明する。
(全体構成)
図1、図2は本発明を適用したカメラ用フィルターユニットの斜視図である。図1では、カメラ用フィルター枠は第1回転角度位置に配置されており、図2では、カメラ用フィルター枠は第2回転角度位置に配置されている。図3は図1のカメラ用フィルターユニットの縦断面図である。図4は図1のカメラ用フィルターユニットの部分拡大断面図である。図5(a)前側リングの背面図であり、図5(b)は後側リングの正面図である。各図では、カメラ用フィルターユニットの構成を分かりやすくするために、部分的に縮尺を変更して、模式的に示している。
図1、図2は本発明を適用したカメラ用フィルターユニットの斜視図である。図1では、カメラ用フィルター枠は第1回転角度位置に配置されており、図2では、カメラ用フィルター枠は第2回転角度位置に配置されている。図3は図1のカメラ用フィルターユニットの縦断面図である。図4は図1のカメラ用フィルターユニットの部分拡大断面図である。図5(a)前側リングの背面図であり、図5(b)は後側リングの正面図である。各図では、カメラ用フィルターユニットの構成を分かりやすくするために、部分的に縮尺を変更して、模式的に示している。
図1に示すように、本例のカメラ用フィルターユニット1は、円盤形状の第1偏光フィルター2(光学素子)と、第1偏光フィルター2を同軸に保持する前側内側リング3と、前側内側リング3を外周側から同軸に保持する前側リング4と、前側リング4を同軸に保持する後側リング5を備える。また、カメラ用フィルターユニット1は、円盤形状の第2偏光フィルター6(第2の光学素子)と、第2偏光フィルター6を同軸に保持する後側内側リング7を備える。後側内側リング7は後側リング5の内周側に保持されている。前側内側リング3、前側リング4、後側リング5、および、後側内側リング7は金属製である。本例では、これらは、アルミニウム製である。以下の説明では、カメラ用フィルターユニット1の軸線Lに沿った方向を前後方向Xとする。前後方向Xにおいて前側リング4の位置する側は前方X1(前側)であり、後側リング5が位置する側は後方X2(後側)である。
前側リング4は前側内側リング3を介して第1偏光フィルター2を保持する。後側リング5は後側内側リング7を介して第2偏光フィルター6を保持する。また、後側リング5は前側リング4を軸線L回りに回転可能に保持する。前側内側リング3、前側リング4、後側リング5および後側内側リング7はカメラ用フィルター枠10を構成する。本例では、第1偏光フィルター2および第2偏光フィルター6は、それぞれ円偏光フィルターである。
前側リング4において軸線Lと直交する径方向の外側を向く外周面には、周方向の1か所に前側マーク11(第1マーク)が設けられている。後側リング5において軸線Lと直交する径方向の外側を向く外周面には、周方向で離間する2か所に第1後側マーク12(第2マーク)と第2後側マーク13(第2マーク)が設けられている。第1後側マーク12と第2後側マーク13とは、軸線L回りで90°より小さな角度範囲に設けられている。
また、図3に示すように、カメラ用フィルターユニット1は、前側リング4と後側リング5とが相対回転する角度範囲を規定する回転角度範囲規定機構15を備える。回転角度範囲規定機構15は、前側リング4から軸線Lに沿った方向を後方X2に突出する突部16と、後側リング5において前方X1から突部16を受け入る円弧溝17を備える。
回転角度範囲規定機構15が規定する角度範囲は、後側リング5に設けた第1後側マーク12と第2後側マーク13との間の角度範囲に対応する。換言すれば、カメラ用フィルター枠10は、図1に示すように、周方向で前側マーク11と第1後側マーク12とが一致する第1回転角度位置10Aと、図2で示すように、周方向で前側マーク11と第2後側マーク13とが一致する第2回転角度位置10Bとの間で前側リング4および後側リング5の相対角度を変化させることができる。
ここで、第1回転角度位置10Aにおいて前側リング4に保持された第1偏光フィルター2と後側リング5に保持された第2偏光フィルター6とを通過する光の第1光量M1(図1参照)は、第2回転角度位置10Bにおいて第1偏光フィルター2および第2偏光フィルター6を通過する光の第2光量M2(図2参照)と比較して多い。本例では、カメラ用フィルター枠10が第1回転角度位置10Aにあるときに第1偏光フィルター2および第2偏光フィルター6を通過する光の第1光量M1は、カメラ用フィルター枠10が他の回転角度位置にある場合に第1偏光フィルター2および第2偏光フィルター6を通過する光の光量よりも多い。第1光量M1は、同軸に配置した第1偏光フィルター2および第2偏光フィルター6を相対回転させながらこれらを通過する光を観測したときに得られる最大の光量である。
(前側リング)
図3に示すように、前側リング4は、軸線Lと直交する径方向に延びる前側環状壁部分21、前側環状壁部分21の外周側の端部分から軸線Lに沿って前方に延びる前側環状板部分22、前側環状壁部分21の内周側の端部分から軸線Lに沿って後方X2に延びる中間環状板部分23、中間環状板部分23の後端部分から内周側に向かって径方向に延びる後側環状壁部分24、後側環状壁部分24の内周側の端部分から後方X2に延びる後側環状板部分25、および、後側環状板部分25の後端部分から外周側に向かって後側環状壁部分24よりも短い寸法で突出する環状突起26(環状突出部分)を備える。前側リング4の外周面には、後側環状壁部分24、後側環状板部分25および環状突起26によって環状凹部27が形成されている。
図3に示すように、前側リング4は、軸線Lと直交する径方向に延びる前側環状壁部分21、前側環状壁部分21の外周側の端部分から軸線Lに沿って前方に延びる前側環状板部分22、前側環状壁部分21の内周側の端部分から軸線Lに沿って後方X2に延びる中間環状板部分23、中間環状板部分23の後端部分から内周側に向かって径方向に延びる後側環状壁部分24、後側環状壁部分24の内周側の端部分から後方X2に延びる後側環状板部分25、および、後側環状板部分25の後端部分から外周側に向かって後側環状壁部分24よりも短い寸法で突出する環状突起26(環状突出部分)を備える。前側リング4の外周面には、後側環状壁部分24、後側環状板部分25および環状突起26によって環状凹部27が形成されている。
前側環状板部分22は前方X1から後方X2に向かって厚肉部22aと薄肉部22bをこの順番に備える。厚肉部22aは薄肉部22bよりも外周側に突出している。厚肉部22aと薄肉部22bによって前側環状板部分22の外周面には環状段部28が形成されている。前側環状板部分22の内周面には雌ネジ30が形成されている。
前側環状壁部分21は、軸線Lと直交する環状の後向き環状面33を備える。後向き環状面33の周方向の一か所には突部16が設けられている。図4、図5に示すように、突部16は、後向き環状面33の外周側部分に設けられており、軸線L方向を後方X2に突出する。中間環状板部分23は径方向の厚さ寸法が一定である。後側環状壁部分24は前後方向Xの厚さ寸法が一定である。ここで、前側リング4の外周面に設けられた前側マーク11の軸線回りの角度位置は、突部16の軸線回りの角度位置と一致する。すなわち、前側マーク11は突部16が形成された角度位置に設けられている。
後側環状板部分25は後方X2に向かって外周側に傾斜している。図4に示すように、詳細には、後側環状板部分25の外周面の前端部分(後側環状壁部分24に隣り合う部分)には環状溝35が設けられており、後側環状板部分25は環状溝35が形成されている部分が外周側に折り曲げられることによって外周側に傾斜している。すなわち、後側環状板部分25は環状溝35が形成されている部分が外周側に折り曲がる折れ曲がり部分となっている。後側環状板部分25の外周面の後側部分(環状突起26に隣り合う部分)には環状の切欠部36が設けられている。切欠部36は環状溝35よりも浅い。
環状突起26は後側環状板部分25と直交する方向に突出する。従って、環状突起26は外周側に向かって前方X1に延びる。本例では、環状突起26の断面形状は先端側に向かって細くなる台形である。ここで、後側環状壁部分24、後側環状板部分25および環状突起26によって形成された環状凹部27には、後側リング5に設けられた突出部分53(挿入部分)の内周側部分が挿入されている。
(前側内側リング)
図3に示すように、前側内側リング3は、第1偏光フィルター2を外周側から同軸に保持する環状枠41と、環状枠41の前端縁から内周側に突出して第1偏光フィルター2の前方X1への移動を規制する環状の前側ストッパ42を備える。前側ストッパ42は環状枠41に保持された第1偏光フィルター2の外周縁部分に前方X1から当接可能である。
図3に示すように、前側内側リング3は、第1偏光フィルター2を外周側から同軸に保持する環状枠41と、環状枠41の前端縁から内周側に突出して第1偏光フィルター2の前方X1への移動を規制する環状の前側ストッパ42を備える。前側ストッパ42は環状枠41に保持された第1偏光フィルター2の外周縁部分に前方X1から当接可能である。
環状枠41の内周面は、軸線Lに沿って一定の径寸法で延びる環状面であり、第1偏光フィルター2を同軸に保持するフィルター保持面43(保持部)である。図3、図4に示すように、環状枠41は、前方X1から後方X2に向かって厚肉枠部分44と薄肉枠部分45をこの順番に備える。厚肉枠部分44の外周面は薄肉枠部分45の外周面よりも外周側に位置しており、これらの間には径方向に沿って延びる環状後向き面44aが形成されている。厚肉枠部分44の外周面には、前側リング4の雌ネジ30と螺合可能な雄ネジ46が形成されている。薄肉枠部分45には径方向に貫通してフィルター保持面43に開口する接着剤注入用穴47が形成されている。接着剤注入用穴47は軸線L回りの等角度間隔で複数設けられている。ここで、フィルター保持面43に第1偏光フィルター2を保持した状態で環状枠41の外周側から接着剤注入用穴47を介して接着剤を注入することにより、第1偏光フィルター2は前側内側リング3に固定される。
前側ストッパ42は環状枠41の前端縁から内周側に向かって突出する環状突起である。前側ストッパ42は軸線Lと直交する平坦面な環状後端面を備える。ここで、前側ストッパ42の環状後端面から環状枠41の後端までの幅寸法(フィルター保持面43の幅寸法)は、フィルター保持面43に保持される第1偏光フィルター2の厚さ寸法よりも長い。フィルター保持面43の前後方向Xの幅寸法と第1偏光フィルター2の厚さ寸法の差分は0.03mm以下である。
前側内側リング3は環状枠41の内周側に第1偏光フィルター2を保持した状態で前側リング4に前側から挿入される。そして、その雄ネジ46を前側リング4の雌ネジ30に螺合させて、環状枠41の後端が前側リング4の後側環状壁部分24に当接するまで捩じ込まれる。環状枠41の後端が後側環状壁部分24に当接すると、前側内側リング3の環状後向き面44aと前側リング4の前側環状壁部分21が微小な隙間を開けて前後方向Xで対向する。また、環状枠41の薄肉枠部分45の外周面と中間環状板部分23とが径方向で微小な隙間を開けて対向する。さらに、第1偏光フィルター2と後側環状壁部分24とが微小な隙間を開けて前後方向Xで対向する。これにより、後側環状壁部分24は、第1偏光フィルター2の後方X2への移動を阻止する後側ストッパとして機能する。
ここで、前側内側リング3の環状枠41の後端が前側リング4の後側環状壁部分24に当接した状態において、前側内側リング3の前側ストッパ42と後側環状壁部分24との間の距離A(フィルター保持面43の幅寸法A)は、第1偏光フィルター2の厚さ寸法Bよりも長い。従って、第1偏光フィルター2を前側ストッパ42と後側環状壁部分24との間で挟持されていない。よって、前側リング4と前側内側リング3とから第1偏光フィルター2にかかるストレス(圧力)は、ほぼゼロである。
なお、前側内側リング3を前側リング4に捩じ込んで環状枠41の後端を後側環状壁部分24に当接させたときに、前側内側リング3の環状後向き面44aと前側リング4の前側環状壁部分21は当接してもよい。
ここで、前側リング4の先端部分において、前側内側リング3よりも前方に位置する部分は、雌ネジ30を利用してフードなどが取り付けられる前側装着部である。
(後側リング)
図3に示すように、後側リング5は、前後方向Xに延びる環状部分50(後側リング環状部分)と、環状部分50の前面の外周側端部分から軸線L方向を前方X1に延びる前側環状板部分51(後側リング前側環状板部分)と、環状部分50の後面の内周側端部分から軸線Lに沿って後方X2に延びる後側環状板部分52とを備える。また、後側リング5は、環状部分50の前後方向の中程から内周側に突出する環状の突出部分53(挿入部分)と、突出部分53から後方X2に離間する位置で環状部分50から内周側に突出する環状壁部分54と、を備える。なお、突出部分53は、周方向に延びる複数の円弧形状の突起から構成されていてもよい。
図3に示すように、後側リング5は、前後方向Xに延びる環状部分50(後側リング環状部分)と、環状部分50の前面の外周側端部分から軸線L方向を前方X1に延びる前側環状板部分51(後側リング前側環状板部分)と、環状部分50の後面の内周側端部分から軸線Lに沿って後方X2に延びる後側環状板部分52とを備える。また、後側リング5は、環状部分50の前後方向の中程から内周側に突出する環状の突出部分53(挿入部分)と、突出部分53から後方X2に離間する位置で環状部分50から内周側に突出する環状壁部分54と、を備える。なお、突出部分53は、周方向に延びる複数の円弧形状の突起から構成されていてもよい。
前側環状板部分51は径方向の厚さ寸法が一定である。前側環状板部分51は前側リング4の環状段部28に摺動可能に嵌合している。これにより、前側環状板部分51の外周面は、前側リング4の前側環状板部分22の厚肉部22aの外周面と段差なく連続する。
環状部分50の前面において前側環状板部分51よりも内周側の前面部分は、軸線Lと直交する面であり、後側リング5に対して前側リング4を回転させる際に、前側リング4の後向き環状面33が摺接する前向き環状面56である。図5に示すように、前向き環状面56の外周側部分には、軸線Lを中心とする円弧溝17が形成されている。本例では、円弧溝17が形成されている角度範囲θは、軸線L回りで90°である。
ここで、図3および図4に示すように、円弧溝17には、前方X1から前側リング4の後向き環状面33に設けられた突部16が挿入されている。後側リング5と前側リング4とを軸線L回りで相対回転させたときに、突部16は、円弧溝17内を、周方向の一方側の端から他方側の端の間で周方向に移動可能である。従って、後側リング5に保持された前側リング4は、突部16が円弧溝17内を移動する角度範囲で回転可能となる。すなわち、前側リング4の後向き環状面33に設けられた突部16と、後側リング5の前向き環状面56に設けられて突部16が挿入された円弧溝17とは、前側リング4と後側リング5とが相対回転する角度範囲を規定する回転角度範囲規定機構58を構成する。
また、後側リング5の外周面に設けられた第1後側マーク12の軸線回りの角度位置は、円弧溝17の周方向の一方の端部分の角度位置と一致する。後側リング5の外周面に設けられた第2後側マーク13の軸線回りの角度位置は、円弧溝17の周方向の他方の端部分の角度位置と一致する。
従って、突部16が円弧溝17の周方向の一方の端に達したときに、前側リング4の外周面の前側マーク11と第1後側マーク12とは前後方向Xで一列に並ぶ。突部16が円弧溝17の周方向の他方の端に達したときに、前側リング4の外周面の前側マーク11と第2後側マーク13とは前後方向Xで一列に並ぶ。換言すれば、カメラ用フィルター枠10が、周方向で前側マーク11と第1後側マーク12とが一致する第1回転角度位置10A(図1参照)に配置された場合には、突部16は円弧溝17内の周方向の一方側の端に位置する。これにより、突部16がこれ以上周方向の一方側に移動することが規制されるので、前側リング4と後側リング5とが相対回転する角度範囲の一方端が規定される。また、カメラ用フィルター枠10が、周方向で前側マーク11と第2後側マーク13とが一致する第2回転角度位置10B(図2参照)に配置された状態では、突部16は円弧溝17内の周方向の他方側の端に位置する。これにより、突部16がこれ以上周方向の他方側に移動することが規制されるので、前側リング4と後側リング5とが相対回転する角度範囲の他方端が規定される。
図4に示すように、突出部分53は、矩形の断面形状を備える。突出部分53の内周側の端部分は前側内側リング3の外周面の環状凹部27に挿入されている。これにより、後側リング5は前側リング4を軸線L回りに回転自在に保持する。突出部分53の前端面には、前側リング4の後側環状壁部分24の後端面が摺接する。突出部分53の前端面の外周側部分にはグリス保持用溝部59が設けられている。グリス保持用溝部59には前側リング4と後側リング5を円滑に摺動させるためのグリスが保持される。
環状壁部分54は、前後方向Xで一定の厚さを備える。前後方向Xで突出部分53と環状壁部分54の間には前側リング4の環状突起26が位置する。後側環状板部分52の内周面には、雌ネジ61が形成されている。後側環状板部分52の外周面には雄ネジ62が形成されている。環状壁部分54において雄ネジ62が形成されている領域は、カメラ用フィルターユニット1をカメラのレンズ鏡筒に取り付ける際に利用される後側装着部である。
(後側内側リング)
図4に示すように、後側内側リング7は、第2偏光フィルター6を外周側から同軸に保持する後側環状枠65と、後側環状枠65の後端縁から内周側に突出して第2偏光フィルター6の後方X2への移動を規制する第2後側ストッパ66を備える。第2後側ストッパ66は後側環状枠65に保持された第2偏光フィルター6の外周縁部分に後方X2から当接可能である。後側環状枠65の内周面は、軸線Lに沿って一定の径寸法で延びる環状面であり、第2偏光フィルター6を同軸に保持する後側フィルター保持面68(第2の保持部)である。後側フィルター保持面68の前後方向Xの幅寸法は第2偏光フィルター6の厚さ寸法よりも長い。後側フィルター保持面68の前後方向Xの幅寸法は第2偏光フィルター6の厚さ寸法の差分は0.03mm以下である。後側内側リング7の外周面には、後側リング5の雌ネジ61と螺合可能な雄ネジ69が形成されている。
図4に示すように、後側内側リング7は、第2偏光フィルター6を外周側から同軸に保持する後側環状枠65と、後側環状枠65の後端縁から内周側に突出して第2偏光フィルター6の後方X2への移動を規制する第2後側ストッパ66を備える。第2後側ストッパ66は後側環状枠65に保持された第2偏光フィルター6の外周縁部分に後方X2から当接可能である。後側環状枠65の内周面は、軸線Lに沿って一定の径寸法で延びる環状面であり、第2偏光フィルター6を同軸に保持する後側フィルター保持面68(第2の保持部)である。後側フィルター保持面68の前後方向Xの幅寸法は第2偏光フィルター6の厚さ寸法よりも長い。後側フィルター保持面68の前後方向Xの幅寸法は第2偏光フィルター6の厚さ寸法の差分は0.03mm以下である。後側内側リング7の外周面には、後側リング5の雌ネジ61と螺合可能な雄ネジ69が形成されている。
後側環状枠65には、径方向に貫通して後側フィルター保持面68に開口する接着剤注入用穴70が形成されている。ここで、後側フィルター保持面68に第2偏光フィルター6を保持した状態で後側環状枠65の外周側から接着剤注入用穴70を介して接着剤を注入すれば、この接着剤により第2偏光フィルター6を後側内側リング7に固定できる。接着剤注入用穴70は等角度間隔で複数設けられている。
後側内側リング7は後側環状枠65の内周側に第2偏光フィルター6を保持した状態で後側リング5に後側から挿入される。そして、その雄ネジ69を後側リング5の雌ネジ61に螺合させて、後側環状枠65の前端が後側リング5の環状壁部分54に当接するまで捩じ込まれる。
後側環状枠65の前端が環状壁部分54に当接するまで捩じ込まれると、第2偏光フィルター6と環状壁部分54とが微小な隙間を開けて前後方向Xで対向する。これにより、環状壁部分54は、第2偏光フィルター6の前方X1への移動を阻止する第2前側ストッパとして機能する。
ここで、後側環状枠65の前端が環状壁部分54に当接した状態において、第2後側ストッパ66と、環状壁部分54との間の距離C(フィルター保持面68の幅寸法C)は、第2偏光フィルター6の厚さ寸法Dよりも長い。従って、第2偏光フィルター6は、第2後側ストッパ66と環状壁部分54との間で挟持されていない。よって、後側リング5と後側内側リング7とから第2偏光フィルター6にかかるストレス(圧力)はほぼゼロである。
(カメラ用フィルターユニットの組み立て)
図6はカメラ用フィルターユニット1の組み立て動作の説明図である。カメラ用フィルターユニット1を組み立てる際には、まず、図6(a)および図6(b)に示すように、前側リング4と後側リング5を前後方向Xから組み合わせて、後側リング5の突出部分53を前後方向Xで前側リング4の後側環状壁部分24と環状突起26の間に位置させる。
図6はカメラ用フィルターユニット1の組み立て動作の説明図である。カメラ用フィルターユニット1を組み立てる際には、まず、図6(a)および図6(b)に示すように、前側リング4と後側リング5を前後方向Xから組み合わせて、後側リング5の突出部分53を前後方向Xで前側リング4の後側環状壁部分24と環状突起26の間に位置させる。
前側リング4と後側リング5を組み合わせる前の状態では、図6(a)に示すように、前側リング4の後側環状板部分25は軸線Lに沿って延びている。従って、環状突起26は後側環状板部分25の後端部分から径方向に突出しており、環状凹部27は略矩形の断面形状を備える。切欠部36は後方X2に向かって下方に切り欠かれており、その断面形状は三角形をしている。また、前側リング4と後側リング5を同軸に配置したときに、前側リング4の環状突起26の外周側端面は、後側リング5の突出部分53の内周側端面と同一面上に位置するか、或いは、内周側端面よりも僅かに内周側に位置する。ここで、前側リング4は金属製であり、弾性を備える。従って、前側リング4の環状突起26の外周側端面が後側リング5の突出部分53の内周側端面よりも僅かに内周側に位置する場合でも、前側リング4と後側リング5を接近させたときに、後側リング5の突出部分53が環状突起26に当接して、後側環状板部分25が外周側に撓む。そして、前側リング4の環状突起26が後側環状壁部分24と環状突起26との間に進入した後に、後側環状板部分25は軸線Lに沿って後方X2に延びる姿勢に戻る。
次に、図6(b)に示すように、後側リング5の前向き環状面56と前側リング4の後向き環状面33とを当接させ、突出部分53を前側リング4の後側環状壁部分24に後方X2から当接させる。この際に、前向き環状面56の円弧溝17に後向き環状面33の突部16を挿入し、回転角度範囲規定機構58を構成する。
その後、前側リング4の後側環状板部分25を外周側に折り曲げて(塑性変形させて)、環状突起26を外周側に変位させる。これにより、後側リング5の突出部分53が前側リング4の環状凹部27に挿入された状態を形成する。
ここで、前側リング4の後側環状板部分25を外周側に折り曲げる際には、後側環状板部分25に径方向を内周側から外周側に向かう力を加える。これにより、後側環状板部分25は、図6(c)に示すように、環状溝35の形成により薄肉となっている前端側の部分から折れ曲がる。また、後側環状板部分25が外周側に折れ曲がることにより、環状突起26は、突出部分53の内周側端面よりも外周側に突出する。従って、突出部分53が環状凹部27に挿入された状態が形成される。なお、切欠部36は、後側環状板部分25を外周側に折れ曲げたときに後側環状板部分25と突出部分53の当接を回避するための逃げ部となっている。
本例では、環状溝35の形成により後側環状板部分25の前端に薄肉の部分を設け、この薄肉の部分を外周側に折り曲げている。従って、後側環状板部分25を比較的弱い力で精度よく折り曲げることができる。これにより、環状突起26を精度よく外周側に変位させることができるので、後側リング5の突出部分53と前側リング4の環状凹部27との間の寸法精度を向上させることができる。よって、前側リング4の環状突起26を、後側リング5の突出部分53の後方X2で予め設定した微小な間隔Gを開けて対峙させることができる。本例では、間隔Gを0.03mm〜0.1mmの間とすることができる。従って、前側リング4を回転させたときに、前側リング4が後側リング5に対してガタつくことを防止できる。また、前側リング4を後側リング5に対してスムーズに回転させることができる。
その後、前側内側リング3に後方X2から第1偏光フィルター2を挿入して、第1偏光フィルター2を前側ストッパ42に当接させる。また、接着剤注入用穴47から接着剤を注入して前側内側リング3に第1偏光フィルター2を固定する。そして、前側内側リング3を前方X1から前側リング4に捩じ込み、前側内側リング3の後側環状枠65の後端を前側リング4の後側環状壁部分24に当接させる。また、後側内側リング7に前方X1から第2偏光フィルター6を挿入して、第2偏光フィルター6を第2後側ストッパ66に当接させる。また、接着剤注入用穴70から接着剤を注入して後側内側リング7に第2偏光フィルター6を固定する。そして、後側内側リング7を後方X2から後側リング5に捩じ込み、後側内側リング7の後側環状枠65の後端を後側リング5の環状壁部分54に当接させる。これにより、カメラ用フィルターユニット1が完成する。
(作用効果)
本例では、カメラ用フィルターユニット1が、前側リング4の後向き環状面33に設けられた突部16と、後側リング5の前向き環状面56に設けられた円弧溝17とを備える回転角度範囲規定機構58を有する。従って、カメラ用フィルター枠10において前側リング4の突部16が後側リング5の円弧溝17の周方向の一方の端に位置する第1回転角度位置10Aと、前側リング4の突部16が後側リング5の円弧溝17の他方の端に位置する第2回転角度位置10Bとの2点で、後側リング5に対する前側リング4の回転角度位置を規定できる。これにより、カメラ用フィルターユニット1では、前側リング4に保持された第1偏光フィルター2と、後側リング5に保持された第2偏光フィルター6との軸線L回りの相対回転角度位置を規定できるので、2つの偏光フィルター2、6の相対回転角度位置に対応する所望の撮影効果を、容易、かつ、確実に得ることができる。
本例では、カメラ用フィルターユニット1が、前側リング4の後向き環状面33に設けられた突部16と、後側リング5の前向き環状面56に設けられた円弧溝17とを備える回転角度範囲規定機構58を有する。従って、カメラ用フィルター枠10において前側リング4の突部16が後側リング5の円弧溝17の周方向の一方の端に位置する第1回転角度位置10Aと、前側リング4の突部16が後側リング5の円弧溝17の他方の端に位置する第2回転角度位置10Bとの2点で、後側リング5に対する前側リング4の回転角度位置を規定できる。これにより、カメラ用フィルターユニット1では、前側リング4に保持された第1偏光フィルター2と、後側リング5に保持された第2偏光フィルター6との軸線L回りの相対回転角度位置を規定できるので、2つの偏光フィルター2、6の相対回転角度位置に対応する所望の撮影効果を、容易、かつ、確実に得ることができる。
また、本例では、第1回転角度位置10Aおよび第2回転角度位置10Bにおいて第1偏光フィルター2と第2偏光フィルター6との軸線L回りの相対回転角度位置が正確に規定される。従って、カメラ用フィルター枠10を第1回転角度位置10Aに配置したときに2枚の偏光フィルター2、6を通過する光の第1光量M1と、カメラ用フィルター枠10を第2回転角度位置10Bに配置したときに2枚の偏光フィルター2、6を通過する光の第2光量M2とを正確に規定することができる。
さらに、本例では、カメラ用フィルター枠10を第1回転角度位置10Aに配置したときに2枚の偏光フィルター2、6を通過する光の第1光量M1が、カメラ用フィルター枠10を第2回転角度位置10Bに配置したときに2枚の偏光フィルター2、6を通過する光の第2光量M2よりも多い。また、第1光量M1は、同軸に配置した第1偏光フィルター2および第2偏光フィルター6を相対回転させながらこれらを通過する光量を観測したときに得られる最大の光量である。従って、明るい第1光量M1を得ることができる第1回転角度位置10Aでカメラのピント合わせを行い、その後に、カメラ用フィルター枠10を第2回転角度位置10Bに配置してシャッターを切れば、正確なピント合わせと、所望の撮影効果を狙った撮影と、を素早く行うことができる。
また、本例では、前側リング4は、後方X2を向く後向き環状面33を備え、後側リング5は、後向き環状面33に摺接する前向き環状面56を備え、後向き環状面33に突部16が設けられ、前向き環状面56に突部16を受け入れる円弧溝17が設けられている。ここで、後側リング5に設けた前向き環状面56と前側リング4に設けた後向き環状面33とを前後方向Xで対向させて摺接させれば、前側リング4と後側リング5とがガタつくことなく回転する。また、互いに摺接する前向き環状面56および前向き環状面56の一方に突部16を設け、他方に円弧溝17を設けて回転角度範囲規定機構58を構成しているので、回転角度範囲規定機構58を設けた場合でも、カメラ用フィルター枠10が前後方向Xに長くなることを防止あるいは抑制できる。さらに、前後方向Xで対向する前向き環状面56および前向き環状面56の一方に突部16を設け、他方に円弧溝17を設けているので、前側リング4と後側リング5との間に径方向で対向する一対の環状面を設け、これら一対の環状面の一方に突部16を設け、他方に円弧溝17を設ける場合などと比較して、カメラ用フィルター枠10が径方向で大型化することを防止できる。
また、本例では、前側リング4の外周面には、軸線L回りで突部16が形成されている角度位置に前側マーク11が設けられ、後側リング5の外周面には、軸線L回りで円弧溝17の周方向の一方の端部分に対応する角度位置に第1後側マーク12が設けられ、軸線L回りで円弧溝17の周方向の他方の端部分に対応する角度位置に第2後側マーク13が設けられている。従って、突部16が円弧溝17の一方の端に達したときに、前側マーク11と第1後側マーク12とが前後方向Xで並ぶ。また、突部16が円弧溝17の他方の端に達したときに、前側マーク11と第2後側マーク13とが前後方向Xで並ぶ。従って、後側リング5と前側リング4とが所定の相対回転角度位置(回転角度範囲の上限位置または下限位置)にあることを、目視によって確認できる。
さらに、本例では、回転角度範囲規定機構58は、前側リング4と後側リング5とが相対回転する回転角度範囲を90°よりも小さい回転角度範囲に規定する。すなわち、円弧溝17が軸線L回りで90°の角度範囲に形成されているので、その内側を移動する突部16の移動可能角度範囲は90°以下となり、前側リング4と後側リング5とが相対回転する回転角度範囲は90°よりも小さい回転角度範囲となる。ここで、前側リング4と後側リング5とが相対回転する回転角度範囲を90°よりも小さい回転角度範囲とすれば、前側リング4および後側リング5に偏光フィルターやクロスフィルターを保持する場合に、所望の撮影効果を得た状態で、前側リング4と後側リング5との相対角度位置を維持することが容易である。
また、本例では、前側リング4は、径方向に延びる後側環状壁部分24と、環状壁部分54の内周側の端部分から後方X2に向かって外周側に延びる後側環状板部分25と、後側環状板部分25の後端部分から外周側に向かって後側環状壁部分24よりも短い寸法で突出する環状突起26と、後側環状壁部分24、後側環状板部分25および環状突起26によって区画される環状凹部27とを備え、後側リング5は、環状凹部27に外周側から挿入された突出部分53を備える。かかる構成によれば、後側リング5によって前側リング4を回転可能に保持することを簡易に実現できる。また、かかる構成によれば、前側リング4と後側リング5との間に別の部材を介在させることなく、後側リング5によって前側リング4を回転可能に保持できる。
(変形例)
上記の例では、円弧溝17が形成されている角度範囲θは軸線L回りで90°であるが、この角度範囲θは90°に限られるものではない。すなわち、角度範囲θは90°より小さくてもよく、大きくてもよい。
上記の例では、円弧溝17が形成されている角度範囲θは軸線L回りで90°であるが、この角度範囲θは90°に限られるものではない。すなわち、角度範囲θは90°より小さくてもよく、大きくてもよい。
また、前側リング4の後向き環状面33に環状溝を設け、後側リング5の前向き環状面56に突部16を設けて回転角度範囲規定機構58を構成してもよい。
さらに、前側内側リング3の接着剤注入用穴47および後側内側リング7の接着剤注入用穴70を省略してもよい。すなわち、第1偏光フィルター2を、接着剤を用いて前側内側リング3に固定しなくてもよい。このようにしても、前側内側リング3の前側ストッパ42と後側環状壁部分24(後側ストッパ)との間の距離Aと、第1偏光フィルター2の厚さ寸法Bとの差分は、ごく僅かなので、第1偏光フィルター2がガタつくことはない。また、第2偏光フィルター6を、接着剤を用いて後側内側リング7に固定しなくてもよい。このようにしても、第2後側ストッパ66と、環状壁部分54(第2前側ストッパ)との間の距離Cと、第2偏光フィルター6の厚さ寸法Dとの差分は、ごく僅かなので、第2偏光フィルター6がガタつくことはない。
また、上記の例では、前側リング4の後側環状板部分25の外周面に環状溝35を設けているが、後側環状板部分25の内周面の前端部分に環状溝を設け、環状溝が形成されている位置から後側環状板部分25を外周側に折り曲げてもよい。また、後側環状板部分25の内周面の前端部分および外周面の前端部分の双方に環状溝を設け、これらの環状溝が形成されている位置から後側環状板部分25を外周側に折り曲げてもよい。さらに、環状溝35および切欠部36を省略してもよい。
ここで、上記の例では、前側リング4は内周側に保持した前側内側リング3にフィルター保持面43(保持部)を設けて第1偏光フィルター2を保持しているが、前側内側リング3を省略して前側リング4の内周側に環状のフィルター保持面(保持部)を設け、前側リング4に第1偏光フィルター2を直接保持してもよい。この場合には、前側ストッパとして、前側リング4の内周面に固定される止め輪を用いることができる。また、上記の例では、後側リング5は内周側に保持した後側内側リング7に後側フィルター保持面68(第2の保持部)を設けて第2偏光フィルター6を保持しているが、後側内側リング7を省略して後側リング5の内周側に環状のフィルター保持面(第2の保持部)を設け、後側リング5に第2偏光フィルター6を直接保持してもよい。この場合には、第2後側ストッパとして、後側リング5の内周面に固定される止め輪を用いることができる。
また、上記の例では、カメラ用フィルター枠10が第1回転角度位置10Aにあるときに第1偏光フィルター2および第2偏光フィルター6を通過する光の光量が最大の第1光量M1となっている。これに対して、カメラ用フィルター枠10が第1回転角度位置10Aにあるときに、第1偏光フィルター2および第2偏光フィルター6を通過する光の光量が最大とならない光量となるように第1偏光フィルター2および第2偏光フィルター6の相対角度を設定してもよい。
また、上記の例では、円弧溝17が形成された角度範囲θは90°であるが、90°よりも小さい角度範囲とすることができる。また、円弧溝17を90°よりも大きい角度範囲としてもよい。
さらに、カメラ用フィルター枠10が第1回転角度位置10Aにあるときの第1光量M1が、カメラ用フィルター枠10が第2回転角度位置10Bにある場合の第2光量M2よりも少なくなるように、第1回転角度位置10Aと第2回転角度位置10Bとを設定してもよい。
また、第1偏光フィルター2および第2偏光フィルター6として、円偏光フィルターではない偏光フィルターを用いてもよい。
また、前側リング4および後側リング5に、光学素子としてクロスフィルターを保持することもできる。さらに、前側リング4および後側リング5の一方にカラーフィルターを保持し、他方に偏光フィルターやクロスフィルターを保持することもできる。
さらに、上記の例では、後側リング5に第2偏光フィルター6を保持しているが、後側リング5に光学素子を保持しなくてもよい。すなわち、カメラ用フィルターユニット1は、前側リング4に保持された1枚の光学素子を備えるものでもよい。この場合には、後側リング5の環状壁部分54および後側内側リング7を省略できる。
Claims (10)
- 内周側に光学素子を保持する保持部を備える前側リングと、前記前側リングと同軸に配置されて当該前側リングを後方から回転可能に保持する後側リングと、を有するカメラ用フィルター枠において、
前記前側リングと前記後側リングとが相対回転する角度範囲を規定する回転角度範囲規定機構を、有し、
前記回転角度範囲規定機構は、前記前側リングおよび前記後側リングの一方に設けられた突部と、他方に設けられて前記突部が挿入された円弧溝と、を備えることを特徴とするカメラ用フィルター枠。 - 前記前側リングは、後方を向く後向き環状面を備え、
前記後側リングは、前方を向き、前記後向き環状面に摺接する前向き環状面を備え、
前記後向き環状面および前記前向き環状面の一方に前記突部が設けられ、他方に前記円弧溝が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のカメラ用フィルター枠。 - 前記前側リングおよび前記後側リングのうち前記突部が設けられた一方のリングの外周面には、軸線回りで前記突部が形成されている角度位置に第1マークが設けられ、他方のリングの外周面には、軸線回りで前記円弧溝の周方向の一方の端部分に対応する角度位置に第2マークが設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載のカメラ用フィルター枠。
- 前記回転角度範囲規定機構は、前記前側リングと前記後側リングとが相対回転する回転角度範囲を90°よりも小さい回転角度範囲に規定することを特徴とする請求項1から3のうちのいずれか一項に記載のカメラ用フィルター枠。
- 前記前側リングは、径方向に延びる環状壁部分と、前記環状壁部分の内周側の端部分から後方に向かって外周側に延びる環状板部分と、前記環状板部分の後端部分から外周側に向かって前記環状壁部分よりも短い寸法で突出する環状突出部分と、前記環状壁部分、前記環状板部分および環状突出部分によって区画される環状凹部と、を備え、
前記後側リングは、前記環状凹部に外周側から挿入された挿入部分を備えることを特徴とする請求項1から4のうちのいずれか一項に記載のカメラ用フィルター枠。 - 前記前側リングは、前記環状板部分の前方および外周側で径方向に延びる前側環状壁部分と、前側環状壁部分の内周側の端部分から軸線に沿って後方に延びる中間環状板部分とを備え、
前記前側環状壁部分は、前記後向き環状面を備え、
前記環状板部分は、前記中間環状板部分の後端部分から内周側に向かって径方向に延びており、
前記後側リングは、前記軸線に沿って延びる後側リング環状部分と、前記後側リング環状部分の前面の外周側端部分から前方に延びる後側リング前側環状板部分と、を備え、
前記後側リング環状部分の前面における前記後側リング前側環状板部分よりも内周側の前面部分は、前記前向き環状面であり、
前記挿入部分は、前記後側リング環状部分から内周側に突出することを特徴とする請求項5に記載のカメラ用フィルター枠。 - 前記後側リングは、内周側に第2の光学素子を保持する第2の保持部を備えることを特徴とする請求項1から6のうちのいずれか一項に記載のカメラ用フィルター枠。
- 請求項1から6のうちのいずれか一項に記載のカメラ用フィルター枠と、
前記前側リングの前記保持部に保持された前記光学素子と、
を有することを特徴とするカメラ用フィルターユニット。 - 請求項7に記載のカメラ用フィルター枠と、
前記前側リングの前記保持部に保持された前記光学素子と、
前記後側リングの前記第2の保持部に保持された前記第2の光学素子と、
を有することを特徴とするカメラ用フィルターユニット。 - 請求項7に記載のカメラ用フィルター枠と、
前記前側リングの前記保持部に保持された前記光学素子と、
前記後側リングの前記第2の保持部に保持された前記第2の光学素子と、
を有し、
前記光学素子および前記第2の光学素子は、それぞれ偏光フィルターであり、
前記突部を前記円弧溝における周方向の一方の端に位置させたときに、前記光学素子および前記第2の光学素子を通過する光の第1光量は、前記突部を前記円弧溝における周方向の他方の端に位置させたときに、前記光学素子および前記第2の光学素子を通過する光の第2光量よりも多いことを特徴とするカメラ用フィルターユニット。
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