JPWO2018142652A1 - 金属空気電池、及びその使用方法 - Google Patents

金属空気電池、及びその使用方法 Download PDF

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Abstract

複数の金属空気電池セルを並設した金属空気電池ユニットを、部品点数を少なく簡単な構造で形成でき、且つ、各セルに対する電解液の注入を簡略化できる金属空気電池、及びその使用方法を提供することを目的とする。本発明の金属空気電池(1)は、空気極(6)と、空気極と対向して配置される金属極(7)と、空気極及び前記金属極を支持する筐体(8)と、を有して構成される金属空気電池セル(22)が複数個、並設された金属空気電池ユニット(2)を備え、各筐体内には、夫々、空気室(10)及び液室(11)を含み、空気室は、上部が外部に開放されており、筐体には液室と連通する給水口(13)が設けられていることを特徴とする。

Description

本発明は、複数の金属空気電池セルを備えた金属空気電池、及びその使用方法に関する。
金属空気電池では、正極である空気極において、大気中の酸素を正極活物質として利用し、当該酸素の酸化還元反応が行われる。一方、負極である金属極において、金属の酸化還元反応が行われる。金属空気電池のエネルギー密度は高く、災害時等における非常用電源等の役割として期待されている。電解液を金属空気電池に給水する事で発電が開始される。
従来においては、様々な金属空気電池の構造が提案されている(例えば、特許文献1から特許文献5)。
特許文献1によれば、金属極と空気極とを筐体内に組み込んだセルに電解液を注入し、発電させている。
特許文献2によれば、金属極と空気極とを筐体内に組み込んだセルとは別に、電解液を入れた容器を用意し、セルを容器内に入れることで、電解液をセル内に流入させ発電させている。
特許文献3によれば、金属極と空気極を備えるセルを、電解液が注入されたタンク内に入れて、金属極及び空気極を電解液に接触させる構成が開示されている。
特許文献4によれば、縦に長い筐体内を二分する一方の領域に、金属極と空気極とを配置し、一方の領域にのみ電解液を注入する。そして、筐体を上下反転させることで、電解液を他方の領域へ移動させ、電池反応を中断させることができる。
特許文献5によれば、複数個の金属空気電池セルを連結した金属空気電池が開示されている。各金属空気電池セルには個別に電解液を注入する。
特開2016−131063号公報 特開2016−71986号公報 特開昭62−177873号公報 特開2015−210910号公報 特開2016−152133号公報
しかしながら、従来においては、複数の金属空気電池セルを並設した金属空気電池ユニットを、部品点数を少なく簡単な構造で形成でき、且つ、各セルに対する電解液の注入を簡略化した金属空気電池構造については開示されていない。
特許文献1から特許文献4においては、複数のセルを並設して所望の電気出力を得ようとするものではない。
すなわち、単セル構造を基本とし、同じ形のセルを組み合わせる構造にはなっていない。例えば、特許文献2では、金属極と空気極とが横方向を向き、上下方向に対向したセル構造である。このようなセル構造にあっては、複数のセルを直列に接続する構造が困難となる。また、例えば、特許文献3においては、内側に2つの空気極が、外側に2つの金属極が設けられたセル構造を備える。しかしながら、特許文献3に示すセルを複数並設するには、セル間の構造に工夫が必要になる等、構造の複雑化が予測される。
いずれにしても、特許文献1から特許文献4では、複数の金属空気電池セルを並設した金属空気電池ユニットを、部品点数を少なく簡単な構造で形成できない。
また、特許文献1から特許文献4の構造では、複数のセルを並設したときに、セル間の構造を工夫しなければならない等、大型化しやすい。更に、例えば、特許文献3では、筐体内に電解液を移動させるスペースが必要となり、筐体を、金属極と空気極とを配置するスペースの倍以上の大きさで作成しなければならない。以上により、各特許文献では、金属空気電池の小型化を適切に促進できない。
また、電解液の注入に関し、特許文献1や特許文献4については、使用者が、セル内に直接、電解液を注入する構成であるため、注入に時間がかかる。また、注入の際に、電解液がセルからこぼれ出るのを防ぐ為、金属空気電池セルのシール性を高める複雑な構造にする必要がある。
また、特許文献2及び特許文献3では、複数のセルを並設した構造に対し、各セル内に適切に電解液を注入できる構成を確立できない。このため、各セルの電解液に対する注入構造が複雑化したり、或いは、各セルに対し電解液の注入を適切に行うことができない。
特許文献5については、複数の金属空気電池セルを連結させた構造となっている。しかしながら、特許文献5では、各金属空気電池セルに給水ポートが設けられており、電解液を、複数の金属空気電池セル夫々に給水しなければならず、電解液の注入に時間がかかる。また、特許文献5では、複数の金属空気電池セルの他に筐体や蓋体等が必要であることに加え、各金属空気電池セルごとに電解液を適切に注入できるように、金属空気電池は比較的大型化となる。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、複数の金属空気電池セルを並設した金属空気電池ユニットを、部品点数を少なく簡単な構造で形成でき、且つ、各セルに対する電解液の注入を簡略化できる金属空気電池、及びその使用方法を提供することを目的とする。
本発明の金属空気電池は、空気極と、前記空気極と対向して配置される金属極と、前記空気極及び前記金属極を支持する筐体と、を有して構成される金属空気電池セルが複数個、並設された金属空気電池ユニットを備え、各筐体内には、夫々、空気室及び液室を含み、前記空気室は、上部が外部に開放されており、前記筐体には、前記液室と連通する給水口が設けられていることを特徴とする。
本発明では、前記給水口は、前記筐体の底部及び側部の少なくともいずれか一方に設けられることが好ましい。
本発明では、前記金属極の少なくとも一部は、前記給水口と対向して配置されていることが好ましい。
本発明では、前記金属極は、下部が、自由端として前記筐体に支持されていることが好ましい。
本発明では、前記金属空気電池ユニットは、前記金属空気電池セルを構成する複合部品と、側壁部との2種類の部品を組み合わせて構成されることが好ましい。
本発明では、上記に記載の金属空気電池ユニットと、電解液を収容可能なケースと、を有し、前記金属空気電池ユニットが、前記空気室の開放された上部を上向きにした状態で、前記電解液を収容した前記ケース内に入れられて、前記電解液が、前記給水口を介して前記液室内に注入されることが好ましい。
本発明の金属空気電池の使用方法は、上記に記載の金属空気電池ユニットを、電解液を収容した容器内に、前記空気室の開放された上部を上向きにした状態で入れて、発電を開始させることを特徴とする。
本発明では、前記容器内に前記金属空気電池ユニットを入れた状態から引き出して、発電を停止させることができる。
本発明の金属空気電池によれば、複数の金属空気電池セルを並設した金属空気電池ユニットを、部品点数を少なく簡単な構造で形成でき、且つ、各金属空気電池セルに対する電解液の注入を簡略化できる。
本実施の形態における、金属空気電池の斜視図である。 本実施の形態における、金属空気電池の断面図である。 本実施の形態における、金属空気電池ユニットの底面図である。
以下、本発明の一実施の形態(以下、「実施の形態」と略記する。)について、詳細に説明する。なお、本発明は、以下の実施の形態に限定されるものではなく、その要旨の範囲内で種々変形して実施することができる。
図1に示すように、金属空気電池1は、金属空気電池ユニット2と、ケース3と、を有して構成される。
図1に示すように、金属空気電池ユニット2は、例えば、3つの金属空気電池セル22を並設して構成される。金属空気電池セル22の数を限定するものでなく、2つであってもよいし、4つ以上であってもよい。
金属空気電池ユニット2は、同じ構造の金属空気電池セル22を複数組み合わせたものである。金属空気電池セル22の構造については後で詳述する。
図1に示すように、3つの金属空気電池セル22の上面には、天井部23が取り付けられている。天井部23には、例えば、上面23aに第1の開口部24が設けられている。また、図1に示すように、天井部23の側面(図1に示す左側面)には、第2の開口部25が形成されている。また、図示しないが、天井部23の裏面や右側面にも、開口部が設けられていてもよい。
ただし、図1に示す、第1の開口部24及び第2の開口部25の数や形成位置は、あくまでも一例である。すなわち、各開口部は1個でもよいし、複数でもよい。また、第1の開口部24及び第2の開口部25の少なくとも一方が形成されていない構成とすることもできる。また、天井部23が設けられていなくてもよく、或いは、天井部23に代えて、他の構成部材が設けられていてもよい。
図1に示す各開口部24、25は、空気穴であるが、例えば、第2の開口部25の位置に、電池出力を外部へ供給する外部接続用端子(図示せず)が設置されていてもよい。外部接続用端子は、コネクタであったり、USB端子等であり、特に限定するものではない。外部接続用端子は複数個、設けることができる。例えば、携帯機器を、直接、金属空気電池ユニット2に設けられた外部接続用端子に接続して電力供給することができる。或いは、例えば、USBハブ等の接続基板を金属空気電池ユニット2の外部接続用端子に接続し、接続基板を介して複数の携帯機器に電力供給する構成とすることも出来る。
図1に示すケース3は、後述するように、電解液を収容可能な容器として機能させることができるが、金属空気電池1を使用せずに保管の際は、例えば、図1に示すケース3を、金属空気電池ユニット2の上から被せておく。これにより、塵埃等が開口部24、25を介して、入り込まないように、金属空気電池ユニット2を保護することができる。
また、ケース3を、金属空気電池ユニット2の上から被せた際、ケース3と金属空気電池ユニット2との間が保持されて一体化される構造にできる。このとき、ケース3の外側面に取手を付けておけば、金属空気電池1の持ち運びに便利である。
ケース3の形状を限定するものでないが、ケース3の外形は、金属空気電池ユニット2よりも一回り大きい金属空気電池ユニット2の相似形状であることが好ましい。
図2は、ケース3を、図1の状態から上下逆向きにし、電解液5を収容したケース3内に、金属空気電池ユニット2を入れた状態の、金属空気電池1の断面図である。
図2に示すように、各金属空気電池セル22は、空気極6と、金属極7と、筐体8とを、有して構成される。図2に示すように、空気極6及び金属極7は、夫々、筐体8に支持されている。空気極6と金属極7とは、横方向(紙面左右方向)に、所定の間隔を空けて対向配置されている。
図2に示すように、各金属空気電池セル22の筐体8には、空気室10と液室11とが設けられる。図2に示すように、空気室10の上部は外部に開放された開口部10aを構成している。なお、図2には、図1に示す天井部23を図示していない。空気は、図1に示した天井部23の各開口部24、25から図2に示す空気室10へ導かれる。
なお、図2に示す実施の形態では、図示左側の金属空気電池セル22と図示真ん中の金属空気電池セル22の各空気室10の右側面は、夫々、隣り合う右側の金属空気電池セル22の筐体8の側面で構成される。このように、空気室10の側面の一部を、隣接する金属空気電池セル22の筐体8で補うことで、各金属空気電池セル22を薄型化でき、金属空気電池ユニット2の小型化、ひいては、金属空気電池1の小型化を実現できる。ただし、図2に示す図示右側に位置する金属空気電池セル22の空気室10の右側面は、新たに側壁部12を配置して形成する。
図2に示すように、空気極6は、空気室10と液室11との間に配置されている。このとき、空気極6は、その上部と下部、及び側部の各辺が、筐体8に固定支持されていることが好ましい。図2に示すように、空気極6は、空気室10及び液室11の双方に露出した状態で配置されている。
図2に示すように、金属極7は、空気極6から液室11内に所定距離だけ離れた位置に配置されている。図2に示すように、金属極7は、その上部が筐体8に固定されるが、下部は、自由端(非固定)とされている。
図2に示すように、筐体8の底部8aには、液室11にまで通じる給水口13が設けられている。よって、図2に示すように、金属空気電池ユニット2を、電解液5を入れたケース3内に浸すと、電解液5は給水口13を介して各液室11内に同時に注入される。このとき、図2に示すように、電解液5の水位は、空気室10の開口部10aよりも下側であり、電解液5が空気室10内に流れ込むことはない。
図2に示すように、電解液5が液室11を満たすと、例えば、金属極7がマグネシウムであるとき、金属極7の近傍においては、下記(1)で示す酸化反応が生じる。また、空気極6においては、下記(2)で示す還元反応が生じる。マグネシウム空気電池全体としては、下記(3)に示す反応が起こり、放電が行われる。
(1)2Mg →2Mg2++4e
(2)O+2HO+4e →4OH
(3)2Mg+O+2HO →2Mg(OH)
なお、図2に示す実施の形態では、給水口13を、筐体8の底部8aに設けたが、例えば、筐体8の側部8bに設けてもよく、或いは、底部8aと側部8bの双方に設けてもよい。また、給水口13を筐体8の上部に設けることも可能であるが、その場合は、給水口13を、空気室10の開口部10aよりも下側に位置させることが必要である。
また、図示しないが、金属極7の周辺には、電池反応にて発生した水素等の生成ガスを液室11から外部へ排出する穴が、設けられている。
ただし、迅速に、各金属空気電池セル22の液室11に電解液5を給水するには、給水口13を、筐体8の底部8aに設けることが好ましい。また、図3に示すように、給水口13を各金属空気電池セル22の底部8aに対して複数個、設けることができる。なお、給水口13の個数を限定するものではない。また、給水口13の形状を限定するものでなく、例えば、図3に示すように複数の小穴を設けた構造であっても、長穴の給水口13を各金属空気電池セル22に少なくも1つ設けた構成であってもよい。
また、図2に示すように、金属極7は、筐体8の底部8aに設けられた給水口13と対向して配置されることが好ましい。金属極7と空気極6の酸化還元反応の際に生じる生成物を、給水口13を介してケース3側に放出しやすい。これにより、生成物が、各金属空気電池セル22内に溜まることによる電極の破損や電気特性の劣化を抑制することが可能である。
また、筐体8の底部8a以外でも、例えば、給水口13を、筐体8の側部8bの下側に配置し、金属極7を、給水口13と対向配置させてもよい。「側部8bの下側」とは、側部8bの高さ寸法の下半分、好ましくは、高さ寸法の1/2以下の下側部分、より好ましくは、高さ寸法の1/3以下の下側部分である。これによっても、生成物の放出効果を得ることができる。なお、金属空気電池ユニット2を、ケース3内に入れた際に、ケース3内の電解液5が金属空気電池ユニット2上部に到達することなく、電解液5を液室11に入れることができれば、給水口13の位置を問うものではない。
また、図2に示すように、金属極7の下部を自由端としている。これにより、金属極7を適切に給水口13に対向して配置することができる。また、金属極7の下部を自由端とすることで、金属極7の下部を揺動させることができる。このため、空気極6と金属極7との間に生成物が堆積したときに、金属極7を撓らせることができ、生成物による押圧力を緩和でき、金属極7及び空気極6の破損を抑制することが出来る。
本実施の形態における金属空気電池1によれば、図1に示すように、空気極6と金属極7と、筐体8とを有する、同じ構造の金属空気電池セル22を、複数並設したものである。また、図2に示すように、各金属空気電池セル22の空気室10は、上部のみならず、液室11から離れた側の側部(図示右側の側部)を開放した形状とする。そして、複数の金属空気電池セル22を並設すると共に、一番端の金属空気電池セル22に対して側壁部12を配置する。このように、本実施の形態では、金属空気電池ユニット2は、金属空気電池セル22を構成する複合部品と、側壁部12との2種類の部品を組み合わせて構成される。なお、「複合部品」とは、金属空気電池セル22を構成する電極及び筐体を含む複数の部材からなることを意味する。これにより、本実施の形態では、部品点数を少なく簡単な構造で金属空気電池ユニット2を形成できる。また、薄型の各金属空気電池セル22に、上部のみが開放した空気室10を適切に形成でき、複数の金属空気電池セル22を備える金属空気電池ユニット2の小型化を実現できる。
本実施の形態では、図2に示すように、ケース3に電解液5を注水し、そして、ケース3内に金属空気電池ユニット2を浸す。このとき、電解液5は、自然と給水口13を介して各金属空気電池セル22の液室11内に入り、液室11を満たす。このように、使用者は、各金属空気電池セル22に直接、電解液5を注入しなくてもよく、金属空気電池ユニット2を、電解液5を収容したケース3内に入れるだけでよいため、各金属空気電池セル22に対する電解液5の注入を簡略化できる。また、本実施の形態によれば、複数の金属空気電池セル22に対して、各液室11へ通じる給水口13を簡単な構造で形成できる。
以上により、本実施の形態の金属空気電池1によれば、複数の金属空気電池セル22を並設した金属空気電池ユニット2を、部品点数を少なく簡単な構造で形成でき、且つ、各金属空気電池セル22に対する電解液5の注入を簡略化できる。
また、本実施の形態では、図2の状態から金属空気電池ユニット2を引き上げ、各金属空気電池セル22の液室11から電解液5を、給水口13を介して抜くことで、発電を簡単に止めることができる。
本実施の形態では、図1に示すケース3は、電解液5を収容可能な容器である。よって、使用者は、図1に示すケース3をひっくり返して、ケース3内に電解液5を入れ、そして、金属空気電池ユニット2をケース3内の電解液5に浸せば発電するため、災害時等の非常時に、迅速に、金属空気電池1の使用が可能である。なお、ケース3に入れる電解液5の水位の目安となる目印を設けておくとよい。これにより、使用者は、ケース3内に適量の電解液5を入れることができる。
なお、電解液5を収容する容器としては、ケース3以外であってもよい。
また、各金属空気電池セル22の各電極を直列接続しても並列接続してもよく、配線方法を特に限定するものではない。
また、本実施の形態における金属空気電池1は、マグネシウム空気電池であっても他の金属空気電池であっても適用可能である。
本発明の金属空気電池によれば、複数の金属空気電池セルを連結してもコンパクトな構成にできるとともに、電解液の注入を簡易化できる。したがって、本発明の金属空気電池ユニットを、災害時等における非常用電源等として有効に適用することが出来る。
本出願は、2017年2月3日出願の特願2017−018427に基づく。この内容は全てここに含めておく。

Claims (8)

  1. 空気極と、
    前記空気極と対向して配置される金属極と、
    前記空気極及び前記金属極を支持する筐体と、を有して構成される金属空気電池セルが複数個、並設された金属空気電池ユニットを備え、
    各筐体内には、夫々、空気室及び液室を含み、前記空気室は、上部が外部に開放されており、前記筐体には、前記液室と連通する給水口が設けられていることを特徴とする金属空気電池。
  2. 前記給水口は、前記筐体の底部及び側部の少なくともいずれか一方に設けられることを特徴とする請求項1に記載の金属空気電池。
  3. 前記金属極の少なくとも一部は、前記給水口と対向して配置されていることを特徴とする請求項2に記載の金属空気電池。
  4. 前記金属極は、下部が、自由端として前記筐体に支持されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の金属空気電池。
  5. 前記金属空気電池ユニットは、前記金属空気電池セルを構成する複合部品と、側壁部との2種類の部品を組み合わせて構成されることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の金属空気電池。
  6. 請求項1から請求項5のいずれかに記載の金属空気電池ユニットと、電解液を収容可能なケースと、を有し、
    前記金属空気電池ユニットが、前記空気室の開放された上部を上向きにした状態で、前記電解液を収容した前記ケース内に入れられて、前記電解液が、前記給水口を介して前記液室内に注入されることを特徴とする金属空気電池。
  7. 請求項1から請求項5のいずれかに記載の金属空気電池ユニットを、電解液を収容した容器内に、前記空気室の開放された上部を上向きにした状態で入れて、発電を開始させることを特徴とする金属空気電池の使用方法。
  8. 前記容器内に前記金属空気電池ユニットを入れた状態から引き出して、発電を停止させることを特徴とする請求項7に記載の金属空気電池の使用方法。

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