JPWO2018139576A1 - サスペンションシステム - Google Patents

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Abstract

短時間で車高調整を行うことができるサスペンションシステムを提供する。サスペンションシステムは、車体と車軸との間に設けられ、作動流体の給排に応じて車高調整を行う前輪側サスペンションおよび後輪側サスペンションと、作動流体を加圧する加圧装置と、加圧装置により加圧された作動流体を蓄える第1タンクおよび第2タンクと、を備える。前輪側サスペンションおよび後輪側サスペンションの各々により車高を下げるときに、前輪側サスペンションまたは後輪側サスペンションの何れか一方は、第1タンクに作動流体を排出し、前輪側サスペンションまたは後輪側サスペンションの何れか他方は、加圧装置により第2タンク内に作動流体を排出する。

Description

本発明は、例えば4輪自動車等の車両に搭載されるサスペンションシステムに関する。
4輪自動車等の車両には、車高調整を行うためのサスペンションシステムが搭載されているものがある(例えば、特許文献1参照)。この種の従来技術によるサスペンションシステムは、車体と車軸との間に介装され作動流体の給排に応じて車高調整を行う前輪側サスペンションおよび後輪側サスペンションと、作動流体を加圧する加圧装置と、該加圧装置により加圧された作動流体を蓄えるタンクと、を備えている。
特開2015−168288号公報
従来、サスペンションシステムを備えた車両は、車高を上昇させるとき、前輪側、後輪側の重量に応じて車両前輪側の車高上昇と車両後輪側の車高上昇とを交互に行うことが一般的である。
ところで、特許文献1に記載されたようなサスペンションシステムは、タンクを2個有することによって、車両前輪側の車高上昇と車両後輪側の車高上昇とを同時に行っている。しかし、車両前輪側の車高下降と車両後輪側の車高下降とは交互に行っているため、下降時の車高調整に時間がかかってしまうという問題がある。
本発明の目的は、短時間で車高調整を行うことができるサスペンションシステムを提供することにある。
本発明の一実施形態によるサスペンションシステムは、車体と車軸との間に設けられ、作動流体の給排に応じて車高調整を行う前輪側サスペンションおよび後輪側サスペンションと、前記作動流体を加圧する加圧装置と、該加圧装置により加圧された前記作動流体を蓄える第1タンクおよび第2タンクと、を備える。前記前輪側サスペンションおよび前記後輪側サスペンションの各々により車高を下げるときに、前記前輪側サスペンションまたは前記後輪側サスペンションの何れか一方は、前記第1タンクに前記作動流体を排出し、前記前輪側サスペンションまたは前記後輪側サスペンションの何れか他方は、前記加圧装置により前記第2タンク内に前記作動流体を排出する。
本発明の一実施形態によれば、短時間で車高調整を行うことができる。
第1の実施の形態によるエアサスペンションシステムの全体構成を示す回路図である。 第1の実施の形態によるエアサスペンションシステムの制御装置を示すブロック図である。 前輪側の車高と後輪側の車高とを同時に上昇させる際の、作動流体の流れを示した回路図である。 前輪側の車高と後輪側の車高とを同時に下降させる際の、作動流体の流れを示した回路図である。 前輪側の車高を下降させる際の、作動流体の流れを示した回路図である。 後輪側の車高を下降させる際の、作動流体の流れを示した回路図である。 前輪側の車高を上昇させる際の、作動流体の流れを示した回路図である。 後輪側の車高を上昇させる際の、作動流体の流れを示した回路図である。 加圧装置を用いずに前輪側の車高を上昇させる際の、作動流体の流れを示した回路図である。 加圧装置を用いずに後輪側の車高を上昇させる際の、作動流体の流れを示した回路図である。 第1タンクから第2タンクに向けて作動流体を供給する際の、作動流体の流れを示した回路図である。 第2の実施の形態によるエアサスペンションシステムの全体構成を示す回路図である。
以下、本発明の実施の形態によるサスペンションシステムを、4輪自動車等の車両に搭載するエアサスペンションシステムに適用した場合を例に挙げ、添付図面に従って詳細に説明する。
まず、図1ないし図11は本発明の第1の実施の形態を示している。図1において、車載用のエアサスペンションシステム1は、前輪側サスペンション2、後輪側サスペンション7、圧縮装置11、第1タンク27、第2タンク30、コントローラ33を含んで構成されている。
前輪側サスペンション2は、車両の前輪側に位置して、車両の車体側と車軸側(いずれも図示せず)との間に介装して設けられている。具体的には、前輪側サスペンション2は、前側の左,右の車輪にそれぞれ対応して2つ設けられている。前輪側サスペンション2は、作動流体としての圧縮空気が供給または排出されることにより、このときの空気の給排量(圧縮空気量)に応じて上,下に拡張または縮小して車両の車高調整を行うものである。前輪側サスペンション2は、前側分岐管路3および前側給排路4を介して圧縮装置11に接続されている。
ここで、前側分岐管路3の一端は左,右の前輪側サスペンション2にそれぞれ接続され、前側分岐管路3の他端は前側給排路4に接続されている。この前側分岐管路3の途中には、前側給排気弁5が設けられている。
また、前側給排路4の一端は前側分岐管路3に接続され、前側給排路4の他端は後述の圧縮装置11の第1切替弁14に接続されている。前側給排路4の途中には、前側切替弁6が設けられている。
前側給排気弁5は、前輪側サスペンション2と前側切替弁6との間に位置して、各前側分岐管路3にそれぞれ設けられている。この前側給排気弁5は、ソレノイド(コイル)5Aを備えた2ポート2位置の常閉式電磁弁により構成され、後述のコントローラ33により切替制御される。前側給排気弁5は、コントローラ33からソレノイド5Aに給電されることによって、各前側分岐管路3を開いて前輪側サスペンション2に対する圧縮空気の給排を許す開位置(a)と、各前側分岐管路3を閉じて前輪側サスペンション2に対する圧縮空気の給排を遮断する閉位置(b)とに選択的に切替えられる。
前側切替弁6は、前側給排気弁5と圧縮装置11との間に位置して、前側給排路4に設けられている。この前側切替弁6は、ソレノイド6Aを備えた2ポート2位置の常閉式電磁弁により構成され、後述のコントローラ33により切替制御される。前側切替弁6は、コントローラ33からソレノイド6Aに給電されることによって、前側給排路4を開いて前輪側サスペンション2に対する圧縮空気の給排を許す開位置(c)と、前側給排路4を閉じて前輪側サスペンション2に対する圧縮空気の給排を遮断する閉位置(d)とに選択的に切替えられる。
後輪側サスペンション7は、車両の後輪側に位置して、車両の車体側と車軸側(いずれも図示せず)との間に介装して設けられている。具体的には、後輪側サスペンション7は、後側の左,右の車輪にそれぞれ対応して2つ設けられている。後輪側サスペンション7は、圧縮空気が供給または排出されることにより、このときの空気の給排量(圧縮空気量)に応じて上,下に拡張または縮小して車両の車高調整を行うものである。後輪側サスペンション7は、後側分岐管路8、後側給排路9を介して圧縮装置11に接続されている。
ここで、後側分岐管路8の一端は後側給排路9に接続され、後側分岐管路8の他端は後輪側サスペンション7に接続されている。この後側分岐管路8の途中には、後側給排気弁10が設けられている。
また、後側給排路9の一端は後述する圧縮装置11の第2切替弁15に接続され、後側給排路9の他端は後側分岐管路8に接続されている。後側給排路9の途中には、後述の圧力センサ31が接続されている。
後側給排気弁10は、後輪側サスペンション7と圧縮装置11との間に位置して、各後側分岐管路8にそれぞれ設けられている。この後側給排気弁10は、ソレノイド10Aを備えた2ポート2位置の常閉式電磁弁により構成され、コントローラ33により切替制御される。後側給排気弁10は、コントローラ33からソレノイド10Aに給電されることによって、各後側分岐管路8を開いて後輪側サスペンション7に対する圧縮空気の給排を許す開位置(e)と、各後側分岐管路8を閉じて後輪側サスペンション7に対する圧縮空気の給排を遮断する閉位置(f)とに選択的に切替えられる。
加圧装置としての圧縮装置11は、前輪側サスペンション2と後輪側サスペンション7との間に配設されている。具体的には、圧縮装置11の一端(第1切替弁14の一端)は前側給排路4に接続され、圧縮装置11の他端(第2切替弁15の他端)は後側給排路9に接続されている。この圧縮装置11は、図1等に示すように、第1,第2通気管路12,13、第1,第2切替弁14,15、主管路16、コンプレッサ17、電動モータ18、エアドライヤ19、速度制御弁20、吸込管路21、排気管路22等を含んで構成されている。この圧縮装置11は、例えば空気を圧縮した圧縮空気を前輪側サスペンション2と後輪側サスペンション7とに供給する圧気源を構成している。
第1通気管路12の一端は第1切替弁14に接続され、第1通気管路12の他端は第2切替弁15に接続されている。この第1通気管路12は、コンプレッサ17の吸込側に主管路16を介して接続されると共に、前側給排路4と後側給排路9との間を接続するものである。この場合、第1通気管路12は、第1切替弁14と後述の主管路16の接続点12Cとの間を繋ぐ前側第1通気管路12Aと、主管路16の接続点12Cと第2切替弁15との間を繋ぐ後側第1通気管路12Bとから構成されている。
ここで、前側第1通気管路12Aの一端は、後述の第1切替弁14に接続されている。この前側第1通気管路12Aは、図3および図8に示すように、後輪側サスペンション7とコンプレッサ17とを連通したときに、第2タンク30内の圧縮空気をコンプレッサ17の吸込側に導く通気路を構成している。また、後側第1通気管路12Bの他端には、後述の第2切替弁15が接続されている。この後側第1通気管路12Bは、図4および図6に示すように、後輪側サスペンション7を第2切替弁15等を介してコンプレッサ17の吸込側に接続する通気路を構成している。
一方、第2通気管路13の一端は第1切替弁14に接続され、第2通気管路13の他端は第2切替弁15に接続されている。この第2通気管路13は、コンプレッサ17の吐出側に主管路16を介して接続されると共に、第1切替弁14と第2切替弁15との間を接続するものである。この場合、第2通気管路13は、第1切替弁14と主管路16の接続点13Cとの間を繋ぐ前側第2通気管路13Aと、主管路16の接続点13Cと第2切替弁15との間を繋ぐ後側第2通気管路13Bとから構成されている。
第1切替弁14は、前側切替弁6とコンプレッサ17の吸込側または吐出側との間に位置して設けられている。即ち、第1切替弁14は、前側給排路4の他端と前側第1通気管路12Aの一端または前側第2通気管路13Aの一端との間に接続されている。第1切替弁14は、前側給排路4をコンプレッサ17の吸込側(第1通気管路12)または吐出側(第2通気管路13)に対して選択的に接続するため、例えば、ソレノイド14Aを備えた3ポート2位置の電磁式方向制御弁により構成され、コントローラ33により切替制御される。
ここで、第1切替弁14は、コントローラ33からソレノイド14Aに給電されることによって、第2タンク30内の圧縮空気を前側第1通気管路12Aおよび主管路16を通じて後輪側サスペンション7に給排する通電位置(g)と、各サスペンション2,7内の圧縮空気を主管路16および前側第2通気管路13Aを通じて第2タンク30内に供給(送出)する非通電位置(h)とに選択的に切替えられる。即ち、第1切替弁14は、圧縮空気の流れ方向を変更する切替弁である。
第2切替弁15は、後側給排気弁10とコンプレッサ17の吸込側または吐出側との間に位置して設けられている。即ち、第2切替弁15は、後側給排路9の一端と後側第1通気管路12Bの他端または後側第2通気管路13Bの他端との間に接続されている。第2切替弁15は、第1通気管路12または第2通気管路13を後側給排路9に対して選択的に接続するため、例えば、ソレノイド15Aを備えた3ポート2位置の電磁式方向制御弁により構成され、コントローラ33により切替制御される。
ここで、第2切替弁15は、コントローラ33からソレノイド15Aに給電されることによって、第2タンク30内の圧縮空気を前側第1通気管路12A、主管路16、後側第2通気管路13Bを通じて後輪側サスペンション7に給排する通電位置(i)と、各サスペンション2,7内の圧縮空気を後側第1通気管路12B、主管路16、前側第2通気管路13Aを通じて第2タンク30内に供給(送出)する非通電位置(j)とに選択的に切替えられる。
主管路16は、第1通気管路12と第2通気管路13との間を接続している。即ち、主管路16の上流側の一端は第1通気管路12の接続点12C(前側第1通気管路12Aと後側第1通気管路12Bとの間)に接続され、主管路16の下流側の他端は第2通気管路13の接続点13C(前側第2通気管路13Aと後側第2通気管路13Bとの間)に接続されている。主管路16は、各サスペンション2,7に対する圧縮空気の給排を行う給排管路を構成している。主管路16には、コンプレッサ17、エアドライヤ19、速度制御弁20が設けられている。
コンプレッサ17は、主管路16に位置して、例えば往復動圧縮機またはスクロール式圧縮機等により構成されている。コンプレッサ17は、駆動源としての電動モータ18により駆動され、第1通気管路12側または吸込管路21側から吸込んだ空気を圧縮して圧縮空気を発生させて、該圧縮空気をエアドライヤ19に向けて供給する。
エアドライヤ19は、主管路16に位置して、コンプレッサ17と速度制御弁20との間に設けられている。このエアドライヤ19は、水分吸着剤(図示せず)等を内蔵し、コンプレッサ17から供給される圧縮空気が速度制御弁20に向けて順方向に流通するときに、内部の水分吸着剤で水分を吸着する。そして、エアドライヤ19は、乾燥した圧縮空気(ドライエア)を各サスペンション2,7に向けて供給する。一方、各サスペンション2,7または第2タンク30から後述の排気管路22に向けて逆方向に流通する圧縮空気(排気)は、エアドライヤ19内を逆流することにより、水分吸着剤に吸着された水分を奪い取り、この水分吸着剤を再生する。
速度制御弁20は、主管路16に位置して、エアドライヤ19と第2通気管路13との間に設けられている。この速度制御弁20は、絞り20Aとチェック弁20Bとの並列回路により構成され、順方向流れに対しては、チェック弁20Bが開弁して圧縮エアの流量を絞ることはない。しかし、逆方向の流れに対してはチェック弁20Bが閉弁し、このときの圧縮空気は絞り20Aにより流量が絞られるために、エアドライヤ19内をゆっくりと小流量で逆流するものである。
吸込管路21は、コンプレッサ17の吸込側の上流に位置して設けられている。具体的には、吸込管路21の一端は吸込口21Aを介して外部と連通し、吸込管路21の他端は第1通気管路12に接続されている。この吸込管路21は、コンプレッサ17が作動することにより、吸込口21Aから吸込んだ外気または大気を、フィルタ21Bを介してコンプレッサ17に向けて供給するものである。吸込管路21には、吸込口21Aから吸込んだ空気の逆流を防止するチェック弁21Cが設けられている。
排気管路22は、コンプレッサ17の吐出側と速度制御弁20との間に設けられている。具体的には、排気管路22の一端は主管路16に接続され、排気管路22の他端は排気口22Aを介して外部と連通している。この排気管路22は、各サスペンション2,7内およびタンク27,30内の圧縮空気を外部の大気中に排出するための管路である。排気管路22の途中には、排気弁23が設けられている。
排気弁23は、主管路16に接続された排気管路22を大気に対して連通、遮断させる弁である。この排気弁23は、ソレノイド23Aを備えた2ポート2位置の常閉式電磁弁により構成され、コントローラ33により切替制御される。排気弁23は、コントローラ33からソレノイド23Aに給電されることによって、排気管路22を開いて排気口22Aからの圧縮空気の排出を許す開位置(k)と、排気管路22を閉じて排気口22Aからの圧縮空気の排出を遮断する閉位置(l)とに選択的に切替えられる。即ち、排気弁23は、常時は閉弁して排気管路22を排気口22Aに対し遮断している。そして、排気弁23が開弁した場合、排気管路22を排気口22Aに連通させ、排気管路22内の圧縮空気を大気中に排出(放出)する。
バイパス管路24は、圧縮装置11を迂回して設けられている。具体的には、バイパス管路24の一端は前側給排路4に接続され、バイパス管路24の他端は後側給排路9に接続されている。このバイパス管路24は、圧縮装置11を迂回して、前側給排路4から後側給排路9または後側給排路9から前側給排路4に向けて圧縮空気を送出するものである。バイパス管路24の途中には、バイパス弁25が設けられている。
バイパス弁25は、バイパス管路24を連通、遮断させる弁である。このバイパス弁25は、ソレノイド25Aを備えた2ポート2位置の常閉式電磁弁により構成され、コントローラ33により切替制御される。バイパス弁25は、コントローラ33からソレノイド25Aに給電されることによって、バイパス管路24を開いて前側給排路4と後側給排路9との間を連通させる開位置(m)と、バイパス管路24を閉じて前側給排路4と後側給排路9との間を遮断する閉位置(n)とに選択的に切替えられる。
第1タンク管路26は、前側給排路4の途中に接続されている。具体的には、第1タンク管路26の一端は前側給排路4とバイパス管路24との接続点に接続され、第1タンク管路26の他端は第1タンク27に接続されている。
第1タンク27は、コンプレッサ17により大気圧を超えて加圧された圧縮空気を蓄える低圧タンクである。第1タンク27とコンプレッサ17とは、第1タンク管路26、前側給排路4、前側第1通気管路12A、前側第2通気管路13A、主管路16等を介して接続されている。これにより、コンプレッサ17から供給された圧縮空気は、主管路16、前側第2通気管路13A、前側給排路4、第1タンク管路26等を通じて第1タンク27内に蓄えられる。
この場合、第1タンク27(即ち、低圧タンク)内に蓄えられた圧縮空気は、後述の第2タンク30(即ち、高圧タンク)内に蓄えられた圧縮空気と比して低圧であり、例えばサスペンション2,7内に供給される空気圧よりも低圧(例えば、1〜3気圧)に設定されている。この第1タンク27は、前輪側サスペンション2が前輪側の車高を下げるときに、前輪側サスペンション2内の圧縮空気が排出される低圧タンクである。ここで、第1タンク27は、内部に蓄えられた圧縮空気の圧力が高くなると、前輪側サスペンション2内の圧縮空気を第1タンク27内に排出できなくなる。このような事態をなくすようにするため、第1タンク27内の圧縮空気は、第1タンク管路26、バイパス管路24、後側給排路9、後側第1通気管路12B、主管路16、前側第2通気管路13A、前側給排路4、第2タンク管路29を通じて第2タンク30内に移送(供給)される。
第1タンク弁28は、第1タンク管路26を連通、遮断させる弁である。この第1タンク弁28は、ソレノイド28Aを備えた2ポート2位置の常閉式電磁弁により構成され、コントローラ33により切替制御される。第1タンク弁28は、コントローラ33からソレノイド28Aに給電されることによって、第1タンク管路26を開いて第1タンク27に対する圧縮空気の給排を許す開位置(o)と、第1タンク管路26を閉じて第1タンク27に対する圧縮空気の給排を遮断する閉位置(p)とに選択的に切替えられる。
第2タンク管路29は、前側切替弁6と第1切替弁14との間に位置して、前側給排路4の途中に接続されている。具体的には、第2タンク管路29の一端は前側給排路4に接続され、第2タンク管路29の他端は第2タンク30に接続されている。
第2タンク30は、コンプレッサ17により大気圧を超えて加圧された圧縮空気を蓄える高圧タンクである。第2タンク30とコンプレッサ17とは、第2タンク管路29、前側給排路4、前側第1通気管路12A、前側第2通気管路13A、主管路16等を介して接続されている。これにより、コンプレッサ17から供給された圧縮空気は、主管路16、前側第2通気管路13A、前側給排路4、第2タンク管路29等を通じて第2タンク30内に蓄えられる。
この場合、第2タンク30内に蓄えられた圧縮空気は、第1タンク27内に蓄えられた圧縮空気と比して高圧であり、例えばサスペンション2,7内に供給される空気圧よりも高圧(例えば、10〜15気圧)に設定されている。そして、第2タンク30内に蓄えられた圧縮空気は、前側給排路4および前側分岐管路3を通じて前輪側サスペンション2に供給され、後側給排路9および後側分岐管路8を通じて後輪側サスペンション7に供給される。
圧力センサ31は、後側給排気弁10と第2切替弁15との間に位置して後側給排路9の途中に設けられている。この圧力センサ31は、後側給排路9の圧力を検出することにより、各サスペンション2,7、第1タンク27、第2タンク30内の圧縮空気の圧力を検出する。
各サスペンション2,7には、車高検出器としての車高センサ32がそれぞれ設けられている(図2参照)。この車高センサ32は、各サスペンション2,7が拡張または縮小する方向の変位(上下方向の変位)を検出し、その検出信号を後述のコントローラ33に出力する。
コントローラ33は、各サスペンション2,7への圧縮空気の給排を制御する制御装置として、マイクロコンピュータ等により構成されている。図2に示すように、このコントローラ33の入力側は圧力センサ31、車高センサ32等に接続され、コントローラ33の出力側は、電動モータ18、各弁5,6,10,14,15,23,25,28の各ソレノイド5A,6A,10A,14A,15A,23A,25A,28A等に接続されている。
コントローラ33は、電動モータ18の駆動、停止を制御したり、各弁5,6,10,14,15,23,25,28を切替え制御する。即ち、コントローラ33は、各弁5,6,10,14,15,23,25,28の制御により、車高調整機構としての各サスペンション2,7を制御し、車両の前,後の車高を調整する。コントローラ33は、圧力センサ31、車高センサ32等から入力される検出信号に基づいて、電動モータ18の駆動や停止を制御すると共に、例えばPWM信号のデューティ比を変化させることによって各弁5,6,10,14,15,23,25,28に供給する電流を制御する。
本実施の形態によるエアサスペンションシステム1は上述の如き構成を有するもので、次にその作動について説明する。
まず、第2タンク30内に圧縮空気が充分に蓄えられていない場合(即ち、第2タンク30内の圧力が基準の設定圧力よりも低い場合)には、第1切替弁14および第2切替弁15を非通電位置(h),(j)に保持する。また、前側給排気弁5、前側切替弁6、後側給排気弁10、排気弁23、バイパス弁25、第1タンク弁28を閉位置(b),(d),(f),(l),(n),(p)に保持する。そして、電動モータ18によりコンプレッサ17を作動(即ち、圧縮運転)させる。
これにより、コンプレッサ17は、吸込管路21の吸込口21A、フィルタ21B、チェック弁21Cおよび主管路16を通じてコンプレッサ17内に外気を吸込み、この空気を加圧(圧縮,昇圧)して圧縮空気をエアドライヤ19に向けて吐出する。コンプレッサ17から吐出された圧縮空気は、エアドライヤ19によって乾燥された後、速度制御弁20、前側第2通気管路13A、前側給排路4、第2タンク管路29を介して、第2タンク30内に蓄えられる。そして、例えば第2タンク30内の圧力が所定の設定圧力(例えば、10〜15気圧)に達すると、コンプレッサ17を停止させる。これにより、第2タンク30内には充分な量の圧縮空気を充填して貯留しておくことができる。
次に、図3に示すように、各サスペンション2,7により前輪側の車高と後輪側の車高とを同時に上げる場合には、前側給排気弁5および前側切替弁6を閉位置(b),(d)から開位置(a),(c)に切替える。これにより、前輪側サスペンション2と第2タンク30との間を連通させ、第2タンク30内の圧縮空気を、前側給排路4および前側分岐管路3を介して前輪側サスペンション2に向け供給する。
一方、後側給排気弁10を閉位置(f)から開位置(e)に切替えて、第1切替弁14および第2切替弁15を通電位置(g),(i)に保持することにより、第2タンク30とコンプレッサ17の吸込側との間およびコンプレッサ17の吐出側と後輪側サスペンション7との間を連通させる。この状態でコンプレッサ17を作動することより、第2タンク30内の圧縮空気を、第2タンク管路29、前側給排路4、前側第1通気管路12A、主管路16を介してコンプレッサ17の吸込側に流通させる。そして、コンプレッサ17(圧縮装置11)により第2タンク30内の圧縮空気を加圧して、該圧縮空気を、主管路16、後側第2通気管路13B、後側給排路9、後側分岐管路8を介して後輪側サスペンション7に向け供給する。
この場合、コンプレッサ17により、第2タンク30から前輪側サスペンション2に向かう圧縮空気と、第2タンク30から後輪側サスペンション7に向かう圧縮空気とを分流させている。これにより、前輪側サスペンション2に向かう圧縮空気の圧力と、後輪側サスペンション7に向かう圧縮空気の圧力とを異ならせて、前輪側サスペンション2内の圧力と後輪側サスペンション7内の圧力とが互いに影響を与えないようにしている。即ち、後輪側サスペンション7に向かう圧縮空気は、コンプレッサ17を介しているので、前輪側サスペンション2に向かう圧縮空気よりも圧力が高くなる。なお、前,後の車高を同時に上昇させる場合には、コンプレッサ17が前輪側サスペンション2から空気を吸わないようにするため、事前に第2タンク30内の圧縮空気の圧力を十分な高さに設定しておくのがよい。
車高の上げ動作が完了した後には、前側給排気弁5および後側給排気弁10を閉位置(b),(f)に切替えて、前側分岐管路3および後側分岐管路8をそれぞれ閉じる。これにより、各サスペンション2,7に対する圧縮空気の流通を遮断して、各サスペンション2,7は伸長状態を保ち、車高を上げた状態に保つことができる。
次に、図4に示すように、各サスペンション2,7により前輪側の車高と後輪側の車高とを同時に下げる場合には、前側給排気弁5および第1タンク弁28を閉位置(b),(p)から開位置(a),(o)に切替える。また、前側切替弁6およびバイパス弁25を閉位置(d),(n)に保持する。これにより、前輪側サスペンション2と第1タンク27との間を連通させ、前輪側サスペンション2内の圧縮空気を第1タンク27に排出して、前輪側サスペンション2が縮小状態に移行することにより、前輪側の車高を下げることができる。
一方、後側給排気弁10を閉位置(f)から開位置(e)に切替えて、第1切替弁14および第2切替弁15を非通電位置(h),(j)に保持することにより、コンプレッサ17の吸込側と後輪側サスペンション7との間を連通させると共に、コンプレッサ17の吐出側と第2タンク30との間を連通させる。この状態でコンプレッサ17を作動することより、後輪側サスペンション7内の圧縮空気を、後側分岐管路8、後側給排路9、後側第1通気管路12B、主管路16を介してコンプレッサ17の吸込側に流通させる。そして、コンプレッサ17により後輪側サスペンション7内の圧縮空気を吸込みつつ、この圧縮空気を、主管路16、前側第2通気管路13A、前側給排路4、第2タンク管路29を介して第2タンク30に向けて供給する。この結果、後輪側サスペンション7は圧縮装置11により第2タンク30内に圧縮空気を排出して、後輪側サスペンション7が縮小状態に移行することにより、後輪側の車高を下げることができる。
次に、図5に示すように、前輪側の車高のみを下げる場合には、前側給排気弁5およびバイパス弁25を開位置(a),(m)に切替え、前側切替弁6、後側給排気弁10、第1タンク弁28を閉位置(d),(f),(p)に保持する。また、第1切替弁14および第2切替弁15を非通電位置(h),(j)に保持する。この状態で、コンプレッサ17を動かし始めると、前輪側サスペンション2内の圧縮空気は、前側分岐管路3、前側給排路4、バイパス管路24、後側給排路9、後側第1通気管路12B、主管路16を介してコンプレッサ17の吸込側に流通する。そして、コンプレッサ17により前輪側サスペンション2内の圧縮空気を吸込みつつ、この圧縮空気を、主管路16、前側第2通気管路13A、前側給排路4、第2タンク管路29を介して第2タンク30に向け供給する。この結果、前輪側サスペンション2から圧縮空気が排出され、前輪側サスペンション2が縮小状態に移行することにより、車高を下げることができる。
一方、図6に示すように、後輪側の車高のみを下げる場合には、後側給排気弁10を開位置(e)に切替え、前側給排気弁5、前側切替弁6、バイパス弁25、第1タンク弁28を閉位置(b),(d),(n),(p)に保持する。また、第1切替弁14および第2切替弁15を非通電位置(h),(j)に保持する。この状態で、コンプレッサ17を動かし始めると、後輪側サスペンション7内の圧縮空気は、後側分岐管路8、後側給排路9、後側第1通気管路12B、主管路16を介してコンプレッサ17の吸込側に流通する。そして、コンプレッサ17により後輪側サスペンション7内の圧縮空気を昇圧して、該圧縮空気を、主管路16、前側第2通気管路13A、前側給排路4、第2タンク管路29を介して第2タンク30に向け供給する。この結果、後輪側サスペンション7から圧縮空気が排出され、後輪側サスペンション7が縮小状態に移行することにより、車高を下げることができる。
次に、図7に示すように、前輪側サスペンション2により前輪側の車高のみを上げる場合には、前側給排気弁5およびバイパス弁25を閉位置(b),(n)から開位置(a),(m)に切替える。また、前側切替弁6、後側給排気弁10、第1タンク弁28を閉位置(d),(f),(p)に保持する。さらに、第1切替弁14および第2切替弁15を非通電位置(h),(j)から通電位置(g),(i)に切替えることにより、第2タンク30とコンプレッサ17の吸込側との間およびコンプレッサ17の吐出側と前輪側サスペンション2との間を連通させる。この状態でコンプレッサ17を作動することより、第2タンク30内の圧縮空気を、第2タンク管路29、前側給排路4、前側第1通気管路12A、主管路16を介してコンプレッサ17の吸込側に流通させる。そして、コンプレッサ17により第2タンク30内の圧縮空気を、主管路16、後側第2通気管路13B、後側給排路9、バイパス管路24、前側給排路4、前側分岐管路3を介して前輪側サスペンション2に向け供給する。
一方、図8に示すように、後輪側サスペンション7により後輪側の車高のみを上げる場合には、後側給排気弁10を閉位置(f)から開位置(e)に切替える。また、前側給排気弁5、前側切替弁6、バイパス弁25、第1タンク弁28を閉位置(b),(d),(n),(p)に保持する。さらに、第1切替弁14および第2切替弁15を非通電位置(h),(j)に保持することにより、第2タンク30とコンプレッサ17の吸込側との間およびコンプレッサ17の吐出側と後輪側サスペンション7との間を連通させる。この状態でコンプレッサ17を作動することより、第2タンク30内の圧縮空気を、第2タンク管路29、前側給排路4、前側第1通気管路12A、主管路16を介してコンプレッサ17の吸込側に流通させる。即ち、コンプレッサ17により第2タンク30内の圧縮空気を、主管路16、後側第2通気管路13B、後側給排路9、後側分岐管路8を介して後輪側サスペンション7に向け供給する。
次に、図9に示すように、前輪側の車高のみを第2タンク30内の圧縮空気により上昇させる場合には、前側給排気弁5および前側切替弁6を開位置(a),(c)に切替え、後側給排気弁10、バイパス弁25、第1タンク弁28を閉位置(f),(n),(p)に保持する。また、第1切替弁14および第2切替弁15を非通電位置(h),(j)に保持する。これにより、第2タンク30内の圧縮空気を、第2タンク管路29、前側給排路4、前側分岐管路3を介して、前輪側サスペンション2のみに供給することができる。
一方、図10に示すように、後輪側の車高のみを第2タンク30内の圧縮空気により上昇させる場合には、前側切替弁6、後側給排気弁10およびバイパス弁25を開位置(c),(e),(m)に切替え、前側給排気弁5、第1タンク弁28を閉位置(b),(p)に保持する。また、第1切替弁14および第2切替弁15を非通電位置(h),(j)に保持する。これにより、第2タンク30内の圧縮空気を、第2タンク管路29、前側給排路4、バイパス管路24、後側給排路9、後側分岐管路8を介して、後輪側サスペンション7のみに供給することができる。
次に、図11に示すように、圧力調整のため、第1タンク27内の圧縮空気を第2タンク30に供給(移送)する場合には、バイパス弁25、第1タンク弁28を閉位置(n),(p)から開位置(m),(o)に切替える。また、前側給排気弁5、前側切替弁6、後側給排気弁10、第1切替弁14、第2切替弁15を閉位置(b),(d),(f)および非通電位置(h),(j)に保持する。これにより、第1タンク27とコンプレッサ17の吸込側との間およびコンプレッサ17の吐出側と第2タンク30との間を連通させる。この状態でコンプレッサ17を作動することより、第1タンク27内の圧縮空気を、第1タンク管路26、バイパス管路24、後側給排路9、後側第1通気管路12B、主管路16を介してコンプレッサ17の吸込側に流通させる。即ち、コンプレッサ17により第1タンク27内の圧縮空気を、主管路16、前側第2通気管路13A、前側給排路4、第2タンク管路29を介して第2タンク30に向け供給する。これにより、第1タンク27内の圧縮空気を第2タンク30へと移して、第1タンク27を低圧状態に保つことができる。
次に、第2タンク30内の圧縮空気を外部に排出させる場合は、前側給排気弁5、前側切替弁6、後側給排気弁10、バイパス弁25、第1タンク弁28を閉位置(b),(d),(f),(n),(p)に保持し、排気弁23を開位置(k)に切替える。また、第1切替弁14および第2切替弁15を非通電位置(h),(j)に保持する。これにより、第2タンク30内の圧縮空気を、第2タンク管路29、前側給排路4、前側第2通気管路13A、主管路16、速度制御弁20の絞り20A、エアドライヤ19、排気管路22を介して排気口22Aから外部に直接的に排出することができる。この場合、第2タンク30から排出された圧縮空気は、エアドライヤ19を介して排気管路22へと流れるので、エアドライヤ19内に充填された乾燥剤から水分を除去することができ、乾燥剤を再生させる。
かくして、第1の実施の形態のエアサスペンションシステム1によれば、各サスペンション2,7により車高を下げるときに、前輪側サスペンション2は、第1タンク27に圧縮空気を排出し、後輪側サスペンション7には、圧縮装置11により第2タンク30内に圧縮空気を排出する構成としている。これにより、短時間で車高調整を行うことができる。
即ち、車高を下げるときに、前輪側サスペンション2と後輪側サスペンション7とは、別々のタンクに圧縮空気を排出する構成としている。これにより、前輪側サスペンション2から排出する圧縮空気と後輪側サスペンション7から排出する圧縮空気とを分流させることができるので、前輪側サスペンション2から排出する圧縮空気と後輪側サスペンション7から排出する圧縮空気とが互いに干渉せず、影響を与えないようにすることができる。
このため、前輪側サスペンション2内の圧力と後輪側サスペンション7内の圧力とが異なる場合でも、互いに影響を与えることが無いので、圧力の高いサスペンションから圧力の低いサスペンションに圧縮空気が流れることを抑制できる。この結果、前輪側の車高と後輪側の車高とを同時に下降させることができるので、短時間で車高調整を行うことができる。
また、第1の実施の形態によれば、第1タンク27は、第2タンク30と比して低圧であり、図11に示すように、車高調整を行わない待機状態では、第1タンク27内の圧縮空気を圧縮装置11を用いて第2タンク30に移すように供給することができる。これにより、第1タンク27内の圧力を低圧状態に保つことができ、例えば前輪側での車高下降の速度が低下するのを抑制できる。この結果、短時間で車高調整を行うことができる。
また、第1の実施の形態によれば、前輪側の車高と後輪側の車高とを同時に下降させる構成としている。これにより、車高下降時の車両の挙動を安定させることができる。即ち、車両下降時の傾きを軽減することができるので、車両走行中のヘッドライトの角度が変化しにくくなると同時に、車両外観性能を向上させることができる。
また、第1の実施の形態によれば、各サスペンション2,7により車高を上げるときに、前輪側サスペンション2には、第2タンク30内の圧縮空気が供給され、後輪側サスペンション7には、圧縮装置11により第2タンク30内の圧縮空気が加圧されて供給される構成としている。これにより、前輪側サスペンション2に供給する圧縮空気と後輪側サスペンション7に供給する圧縮空気とを分流させることができるので、前輪側サスペンション2に供給する圧縮空気と後輪側サスペンション7に供給する圧縮空気とが影響を与えないようにすることができる。この結果、前輪側の車高と後輪側の車高とを同時に上昇させることができるので、短時間で車高調整を行うことができる。
また、エアサスペンションシステム1は、コンプレッサ17により圧縮された圧縮空気を第2タンク30に蓄えて、この第2タンク30に蓄えられた圧縮空気を各サスペンション2,7に供給することができる閉回路(クローズドシステム)を構成している。これにより、エアサスペンションシステム1は、外部の温度、湿度、圧力等の影響を受けにくいので、安定したサスペンション制御を行うことができる。
また、エアサスペンションシステム1は、前輪側の車高のみを下げる場合は、前輪側サスペンション2内の圧縮空気を圧縮装置11を用いて第2タンク30内に排出することができる。また、後輪側の車高のみを下げる場合は、後輪側サスペンション7内の圧縮空気を圧縮装置11を用いて第2タンク30内に排出することができる。これにより、第1タンク27を用いなくとも車高を下げることができるので、第1タンク27と第2タンク30との間で圧力調整を省くことができる。
また、エアサスペンションシステム1は、車高を上げる場合は、第2タンク30内の圧縮空気を、圧縮装置11を介さずに、サスペンション2,7に供給することができる。これにより、電動モータ18を使用しないので、省電力、低騒音とすることができる。
次に、図12は本発明の第2の実施の形態を示している。第2の実施の形態の特徴は、第1の実施の形態で述べた圧縮装置とは、その回路構成を変更したことにある。なお、第2の実施の形態では、前述した第1の実施の形態と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略するものとする。
図12において、車載用のエアサスペンションシステム41は、第1の実施の形態のエアサスペンションシステム1と同様に、前輪側サスペンション2、後輪側サスペンション7、第1タンク27、第2タンク30、コントローラ33および圧縮装置42を含んで構成されている。しかし、第2の実施の形態のエアサスペンションシステム41は、圧縮装置42の回路構成を第1の実施の形態の圧縮装置11の回路構成と変更している点で、第1の実施の形態とは相違している。
加圧装置としての圧縮装置42は、前輪側サスペンション2と後輪側サスペンション7との間に配設されている。具体的には、圧縮装置42の一端は前側給排路4に接続され、圧縮装置42の他端は後側給排路9に接続されている。この圧縮装置42は、図12に示すように、通気管路43、主管路44、給排通路45、第1,第2切替弁46,47、コンプレッサ48、電動モータ49、エアドライヤ50、速度制御弁51、吸込管路52、排気管路53等を含んで構成されている。この圧縮装置42は、例えば空気を圧縮した圧縮空気を、前輪側サスペンション2と後輪側サスペンション7とに供給する圧気源を構成している。なお、コンプレッサ48、電動モータ49、エアドライヤ50および速度制御弁51については、第1の実施の形態で述べたコンプレッサ17、電動モータ18、エアドライヤ19および速度制御弁20と同様の構成でよい。
通気管路43の一方側は第1切替弁46に接続され、通気管路43の他方側は第2切替弁47に接続されている。この通気管路43は、コンプレッサ48の吸込側に主管路44を介して接続されると共に、前側給排路4と後側給排路9との間を接続するものである。この場合、通気管路43は、第1切替弁46と後述の主管路44の接続点43Cとの間を繋ぐ前側通気管路43Aと、主管路44の接続点43Cと第2切替弁47との間を繋ぐ後側通気管路43Bとから構成されている。
ここで、前側通気管路43Aの一方側には、後述の第1切替弁46が接続されている。この前側通気管路43Aは、例えば後輪側サスペンション7とコンプレッサ48とを連通したときに、第2タンク30内の圧縮空気をコンプレッサ48の吸込側に導く通気路を構成している。また、後側通気管路43Bには、後述の第2切替弁47が設けられている。この後側通気管路43Bは、後輪側サスペンション7を第2切替弁47等を介してコンプレッサ48の吸込側に接続する通気路を構成している。
主管路44は、通気管路43と第1切替弁46との間を接続している。即ち、主管路44の上流側の端部は通気管路43の接続点43C(前側通気管路43Aと後側通気管路43Bとの間)に接続され、主管路44の下流側の端部は第1切替弁46に接続されている。主管路44は、各サスペンション2,7に対する圧縮空気の給排を行う給排管路を構成している。主管路44には、コンプレッサ48、エアドライヤ50、速度制御弁51が設けられている。
給排通路45は、主管路44と第2切替弁47との間に位置して設けられている。具体的には、給排通路45の一方側は主管路44に接続され、給排通路45の他方側は第2切替弁47に接続されている。この給排通路45は、コンプレッサ48の吐出側と第2切替弁47との間を接続するものである。
第1切替弁46は、前側切替弁6とコンプレッサ48の吸込側または吐出側との間に位置して、前側通気管路43Aの一方側に設けられている。第1切替弁46は、前側給排路4をコンプレッサ48の吸込側(通気管路43)または吐出側(主管路44)に対して選択的に接続するため、例えば、ソレノイド46Aを備えた3ポート2位置の電磁式方向制御弁により構成され、コントローラ33により切替制御される。
ここで、第1切替弁46は、コントローラ33からソレノイド46Aに給電されることによって、第2タンク30内の圧縮空気を前側通気管路43A、主管路44、給排通路45を通じて後輪側サスペンション7に給排する通電位置(q)と、各サスペンション2,7内の圧縮空気を主管路44および前側通気管路43Aを通じて第2タンク30内に供給(送出)する非通電位置(r)とに選択的に切替えられる。即ち、第1切替弁46は、圧縮空気の流れ方向を変更する切替弁である。
第2切替弁47は、後側給排気弁10とコンプレッサ48の吸込側または吐出側との間に位置して、後側通気管路43Bの他方側に設けられている。第2切替弁47は、通気管路43または給排通路45を後側給排路9に対して選択的に接続するため、例えば、ソレノイド47Aを備えた3ポート2位置の電磁式方向制御弁により構成され、コントローラ33により切替制御される。
ここで、第2切替弁47は、コントローラ33からソレノイド47Aに給電されることによって、第2タンク30内の圧縮空気を前側通気管路43A、主管路44、給排通路45を通じて後輪側サスペンション7に給排する通電位置(s)と、各サスペンション2,7内の圧縮空気を後側通気管路43B、主管路44、前側給排路4を通じて第2タンク30内に供給(送出)する非通電位置(t)とに選択的に切替えられる。
コンプレッサ48は、主管路44に位置して、例えば往復動圧縮機またはスクロール式圧縮機等により構成されている。コンプレッサ48は、駆動源としての電動モータ49により駆動され、通気管路43側または吸込管路52側から吸込んだ空気を圧縮して圧縮空気を発生させて、該圧縮空気をエアドライヤ50に向けて供給する。
エアドライヤ50は、主管路44に位置して、コンプレッサ48と速度制御弁51との間に設けられている。このエアドライヤ50は、水分吸着剤等を内蔵し、コンプレッサ48から供給される圧縮空気が速度制御弁51に向けて順方向に流通するときに、内部の水分吸着剤で水分を吸着する。一方、各サスペンション2,7または第2タンク30から後述の排気管路53に向けて逆方向に流通する圧縮空気は、エアドライヤ50内を逆流することにより、水分吸着剤に吸着された水分を奪い取り、この水分吸着剤を再生する。
速度制御弁51は、主管路44に位置して、エアドライヤ50と第1切替弁46との間に設けられている。この速度制御弁51は、絞り51Aとチェック弁51Bとの並列回路により構成され、順方向流れに対しては、チェック弁51Bが開弁して圧縮エアの流量を絞ることはない。しかし、逆方向の流れに対してはチェック弁51Bが閉弁し、このときの圧縮空気は絞り51Aにより流量が絞られるために、エアドライヤ50内をゆっくりと小流量で逆流するものである。
吸込管路52は、コンプレッサ48の吸込側の上流に位置して設けられている。具体的には、吸込管路52の一方側は吸込口52Aを介して外部と連通し、吸込管路52の他方側は通気管路43に接続されている。この吸込管路52は、コンプレッサ48が作動することにより、吸込口52Aから吸込んだ外気または大気を、フィルタ52Bを介してコンプレッサ48に向けて流通させるものである。吸込管路52には、吸込口52Aから吸込んだ空気の逆流を防止するチェック弁52Cが、接続点43Cとフィルタ52Bとの間に設けられている。
排気管路53は、後側給排気弁10と第2切替弁47との間から分岐するように設けられている。具体的には、排気管路53の一方側は後側給排路9に接続され、排気管路53の他方側は排気口53Aを介して外部と連通している。この排気管路53は、各サスペンション2,7内およびタンク27,30内の圧縮空気を外部の大気中に排出するための管路である。排気管路53の途中には、排気弁54が設けられている。
排気弁54は、主管路44に接続された排気管路53を大気に対して連通、遮断させる弁である。この排気弁54は、ソレノイド54Aを備えた2ポート2位置の常閉式電磁弁により構成され、コントローラ33により切替制御される。排気弁54は、コントローラ33からソレノイド54Aに給電されることによって、排気管路53を開いて排気口53Aからの圧縮空気の排出を許す開位置(u)と、排気管路53を閉じて排気口53Aからの圧縮空気の排出を遮断する閉位置(v)とに選択的に切替えられる。即ち、排気弁54は、常時は閉弁して排気管路53を排気口53Aに対し遮断している。そして、排気弁54が開弁した場合、排気管路53を排気口53Aに連通させ、排気管路53内の圧縮空気を大気中に排出(放出)する。
かくして、第2の実施の形態によれば、第1の実施の形態とほぼ同様の作用効果を得ることができる。第2の実施の形態では、第1切替弁46は前側通気管路43Aと主管路44とに接続されている。また、第2切替弁47は、後側通気管路43Bと給排通路45とに接続されている。これにより、前輪側の車高と後輪側の車高とを同時に上昇および下降させることができるので、短時間で車高調整を行うことができる。
なお、前記第1の実施の形態では、車高を下げるときに、前輪側サスペンション2は第1タンク27に圧縮空気を排出し、後輪側サスペンション7は圧縮装置11を用いて第2タンク30内に圧縮空気を排出する構成とした。しかし、本発明はこれに限らず、前輪側サスペンションは圧縮装置を用いて第2タンク30内に圧縮空気を排出し、後輪側サスペンションは第1タンク27に圧縮空気を排出する構成としてもよい。このことは、第2の実施の形態でも同様である。
また、前記第1の実施の形態では、前輪側サスペンション2に第2タンク30内の圧縮空気を供給し、後輪側サスペンション7に圧縮装置11を用いて昇圧した圧縮空気を供給する構成とした。しかし、本発明はこれに限らず、前輪側サスペンションにコンプレッサを用いて昇圧した圧縮空気を供給し、後輪側サスペンションにタンク内の圧縮空気を供給する構成としてもよい。このことは、第2の実施の形態でも同様である。
また、前記第1の実施の形態では、圧縮装置11は1つのコンプレッサ17を備える構成とした。しかし、本発明はこれに限らず、圧縮装置は2つ以上のコンプレッサを備える構成としてもよい。このことは、第2の実施の形態でも同様である。
また、各実施の形態では、作動流体として圧縮空気を用いる場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限らず、例えば、作動流体として油液や添加剤を混在させた水等の液体を用いる構成としてもよい。その場合、コンプレッサに代えて液圧ポンプ等を用いると共に、エアドライヤを省く構成とすればよい。
以上説明した実施形態に基づくサスペンションシステムとして、例えば、以下に述べる態様のものが考えられる。
サスペンションシステムの第1の態様としては、サスペンションシステムは、車体と車軸との間に設けられ、作動流体の給排に応じて車高調整を行う前輪側サスペンションおよび後輪側サスペンションと、前記作動流体を加圧する加圧装置と、該加圧装置により加圧された前記作動流体を蓄える第1タンクおよび第2タンクと、を備える。前記前輪側サスペンションおよび前記後輪側サスペンションの各々により車高を下げるときに、前記前輪側サスペンションまたは前記後輪側サスペンションの何れか一方は、前記第1タンクに前記作動流体を排出し、前記前輪側サスペンションまたは前記後輪側サスペンションの何れか他方は、前記加圧装置により前記第2タンク内に前記作動流体を排出する。
第2の態様としては、第1の態様において、前記サスペンションシステムは、前記第1タンク内の前記作動流体を、前記加圧装置を用いて前記第2タンクに供給するように構成される。
第3の態様としては、第1の態様または第2の態様において、前記サスペンションシステムは、前記前輪側の車高と前記後輪側の車高とを同時に下降させる。
第4の態様としては、第1ないし第3の態様のいずれかにおいて、前記前輪側サスペンションおよび前記後輪側サスペンションの各々により車高を上げるときに、前記前輪側サスペンションまたは前記後輪側サスペンションの何れか一方には、前記第2タンク内の前記作動流体が供給され、前記前輪側サスペンションまたは前記後輪側サスペンションの何れか他方には、前記加圧装置により前記第2タンク内の前記作動流体が加圧されて供給される。
第5の態様としては、第4の態様において、前記サスペンションシステムは、前記前輪側の車高と前記後輪側の車高とを同時に上昇させる。
以上、本発明のいくつかの実施形態について説明してきたが、上述した発明の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得るとともに、本発明にはその均等物が含まれる。また、上述した課題の少なくとも一部を解決できる範囲、または、効果の少なくとも一部を奏する範囲において、特許請求の範囲および明細書に記載された各構成要素の任意の組み合わせ、または、省略が可能である。
本願は、2017年1月26日出願の日本特許出願番号2017−012304号に基づく優先権を主張する。2017年1月26日出願の日本特許出願番号2017−012304号の明細書、特許請求の範囲、図面及び要約書を含む全ての開示内容は、参照により全体として本願に組み込まれる。
1,41 エアサスペンションシステム(サスペンションシステム)、 2 前輪側サスペンション、 7 後輪側サスペンション、 11,42 圧縮装置(加圧装置)、 14,46 第1切替弁、 15,47 第2切替弁、 17,48 コンプレッサ、 18,49 電動モータ、 19,50 エアドライヤ、 24 バイパス管路、 25 バイパス弁、 27 第1タンク、 30 第2タンク

Claims (5)

  1. サスペンションシステムであって、
    車体と車軸との間に設けられ、作動流体の給排に応じて車高調整を行う前輪側サスペンションおよび後輪側サスペンションと、
    前記作動流体を加圧する加圧装置と、
    該加圧装置により加圧された前記作動流体を蓄える第1タンクおよび第2タンクと、
    を備え、
    前記前輪側サスペンションおよび前記後輪側サスペンションの各々により車高を下げるときに、
    前記前輪側サスペンションまたは前記後輪側サスペンションの何れか一方は、前記第1タンクに前記作動流体を排出し、
    前記前輪側サスペンションまたは前記後輪側サスペンションの何れか他方は、前記加圧装置により前記第2タンク内に前記作動流体を排出する
    サスペンションシステム。
  2. 請求項1に記載のサスペンションシステムであって、
    前記サスペンションシステムは、前記第1タンク内の前記作動流体を、前記加圧装置を用いて前記第2タンクに供給するように構成された
    サスペンションシステム。
  3. 請求項1または2に記載のサスペンションシステムであって、
    前記サスペンションシステムは、前記前輪側の車高と前記後輪側の車高とを同時に下降させる
    サスペンションシステム。
  4. 請求項1ないし3の何れかに記載のサスペンションシステムであって、
    前記前輪側サスペンションおよび前記後輪側サスペンションの各々により車高を上げるときに、
    前記前輪側サスペンションまたは前記後輪側サスペンションの何れか一方には、前記第2タンク内の前記作動流体が供給され、
    前記前輪側サスペンションまたは前記後輪側サスペンションの何れか他方には、前記加圧装置により前記第2タンク内の前記作動流体が加圧されて供給される
    サスペンションシステム。
  5. 請求項4に記載のサスペンションシステムであって、
    前記サスペンションシステムは、前記前輪側の車高と前記後輪側の車高とを同時に上昇させる
    サスペンションシステム。
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