JPWO2018117068A1 - 光ファイバ間欠テープ心線の製造方法及び光ファイバ間欠テープ心線 - Google Patents

光ファイバ間欠テープ心線の製造方法及び光ファイバ間欠テープ心線 Download PDF

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Abstract

【課題】線速を高速とした場合の製造にも対応が可能な光ファイバ間欠テープ心線の製造方法及び光ファイバ間欠テープ心線を提供すること。【解決手段】本発明は、光ファイバテープ心線に対し、パルスレーザー光の照射によるレーザー加工を施すことで、テープ心線化された隣接した光ファイバ心線1の間に非連結部4及び間欠連結部3を簡便に形成することができるため、光ファイバ心線1の線速や、隣り合う光ファイバ心線1同士を連結するために塗布される樹脂組成物の塗布速度を高速に維持しつつ、間欠連結部3や非連結部4を高速で形成可能な、間欠連結型の光ファイバ間欠テープ心線2の製造方法となる。また、得られた光ファイバテープ心線1は、パルスレーザー光の照射によって非連結部4及び間欠連結部3が形成され、高密度実装時のケーブル特性を損なうことなく、中間分岐を確実に実行できるとともに一括接続時の作業性を確保できる間欠連結型の光ファイバ間欠テープ心線2となる。【選択図】図3

Description

本発明は、光ファイバ間欠テープ心線の製造方法及び光ファイバ間欠テープ心線に関する。さらに詳しくは、隣接する光ファイバ心線が、間欠連結部によって長さ方向に間欠的に連結されて形成される光ファイバ間欠テープ心線の製造方法及び光ファイバ間欠テープ心線に関する。
近年、様々なインターネットサービスを担う大規模データセンタの内外を繋ぐための近距離高速光通信のニーズが高まっており、それに伴って光ファイバを一般家庭に直接引き込むための高速大容量化通信サービスが急速に拡大している。かかるサービスに用いられる光ファイバケーブルには、複数本の光ファイバテープ心線(以下、「テープ心線」とする場合がある。)が束ねられて収容されている。この光ファイバケーブルから利用者宅に光ファイバを引き落とすには、光ファイバケーブルを中間分岐して所望のテープ心線を取り出し、このテープ心線から単心線を分離して取り出す必要がある。
そこで、容易に単心線を分離できるとともに光ファイバケーブルの細径化・高密度化を実現すべく、種々の光ファイバテープ心線が提案されている(例えば、特許文献1等を参照。)。ここで、光ファイバテープ心線とは、光ファイバに樹脂組成物等による保護被覆を施した光ファイバ心線を複数本平面状に配し、樹脂組成物等からなる連結部で連結一体化したものである。
光ファイバテープ心線は、現在、4心、8心、12心、24心等の構成のものが使用されており、配線された光ファイバとしてコンパクトな構成をとることができ、また、光ファイバケーブルとした場合に、ケーブルの細径化・高密度化を図ることができる。例えば、特許文献1では、隣接する光ファイバ心線同士を長さ方向(長手方向)に間欠的に連結し、テープ幅方向に隣接する連結部が重ならないように交互に配置している。このように、隣接する光ファイバ心線同士を長さ方向に間欠的に連結してテープ心線とすることで、複数本のテープ心線を束ねるときに形状を変化させやすくなるため、光ファイバケーブルの細径化・高密度化を図ることができる。また、テープ心線には非連結部(単心部)が存在するので、専用の工具を使わず比較的容易に単心に分離することができる。
ここで、光ファイバ心線同士を間欠的に接着するための接着部材の塗布手段としては、ディスペンサによって吐出して付着させるもの(例えば、特許文献2を参照。)や、シャッター機構を用いたもの(例えば、特許文献3を参照。)や、回転体からの転写による塗布法を用いたもの(例えば、特許文献4を参照。)等が提供されている。また、塗布後の樹脂を部分的に硬化させ、間欠的な接着部を得るもの等が提供されている。
特許第5117519号公報 特開2001−264604号公報 特開2010−33010号公報 特開2012−252196号公報
このように、光ファイバ心線同士を任意の間隔で間欠的に接着した光ファイバ間欠テープ心線を製造するためには、複数の光ファイバ心線を併走させながら、隣り合う光ファイバ心線同士の任意の箇所に対して間欠的に接着部材を塗布する方法がある。しかしながら、この方法では、接着部材の塗布速度が製造速度を決定する大きな要素となるため、生産性を高めるために光ファイバ心線の線速を上げるのが困難であった。
たとえば、特許文献2のような方法では、接着部材は圧力がかけられている間にファイバ素線上へと押し出されるが、ディスペンサによる加圧の有無の切り替え動作には限界があり、線速を上げていくとディスペンサの動作が追従できない領域に達する。同様に、特許文献3に示されるようなシャッター機構を用いた場合においても、その線速はシャッターの動作速度により制限されてしまう。そして、特許文献4に示されるような回転体からの転写手段を用いた場合には、回転体表面に付着した接着部材が回転に伴って生じた遠心力により飛散してしまい、光ファイバ心線への付着量が安定しないという問題がある。また、この影響は高速製造時により顕著となる。
本発明は、前記の課題に鑑みてなされたものであり、線速を高速とした場合の製造にも対応が可能な光ファイバ間欠テープ心線の製造方法及び光ファイバ間欠テープ心線を提供するものである。
前記の課題を解決するために、本発明の第1発明に係る光ファイバ間欠テープ心線の製造方法は、複数本の光ファイバ心線が並列に配置され、隣接する前記光ファイバ心線を長さ方向に間欠的に連結する間欠連結部が形成された光ファイバ間欠テープ心線の製造方法であって、前記光ファイバ心線をテープ心線化する工程と、隣接する前記光ファイバ心線の間に対して、パルスレーザー光を照射し、隣接する前記光ファイバ心線が長さ方向に連結されない非連結部を間欠的に形成することにより、前記間欠連結部を形成する工程と、を含むことを特徴とする。
本発明に係る光ファイバ間欠テープ心線の製造方法は、前記した第1発明において、前記光ファイバ心線をテープ心線化する工程が、前記光ファイバ心線を、レーザー波長を吸収するレーザー光吸収成分を含有する樹脂組成物によってテープ心線化する工程であることを特徴とする。
本発明の第2発明に係る光ファイバ間欠テープ心線の製造方法は、複数本の光ファイバ心線が並列に配置され、隣接する前記光ファイバ心線を長さ方向に間欠的に連結する間欠連結部が形成された光ファイバ間欠テープ心線の製造方法であって、前記光ファイバ心線をテープ心線化する工程と、少なくとも隣接する前記光ファイバ心線の間に、レーザー波長を吸収するレーザー光吸収成分を含有する樹脂組成物が存在するレーザー光吸収部を形成する工程と、前記レーザー光吸収部に対してパルスレーザー光を照射し、隣接する前記光ファイバ心線が長さ方向に連結されない非連結部を間欠的に形成することにより、前記間欠連結部を形成する工程と、を含むことを特徴とする。
本発明に係る光ファイバ間欠テープ心線の製造方法は、前記した第2発明において、前記レーザー光吸収部を、前記光ファイバ心線の長さ方向に間欠的に形成することを特徴とする。
本発明に係る光ファイバ間欠テープ心線の製造方法は、前記した第2発明において、前記レーザー光吸収部は、レーザー波長を吸収するレーザー光吸収成分を含有する樹脂組成物を塗布することによって形成されることを特徴とする。
本発明に係る光ファイバ間欠テープ心線の製造方法は、前記した本発明において、前記レーザー波長を吸収するレーザー光吸収成分の含有量が、前記レーザー光吸収成分を含有する樹脂組成物全体に対して0.3〜5.0質量%であることを特徴とする。
本発明に係る光ファイバ間欠テープ心線の製造方法は、前記した本発明において、前記パルスレーザー光の波長が500〜2000nmであることを特徴とする。
本発明に係る光ファイバ間欠テープ心線は、前記した光ファイバ間欠テープ心線の製造方法によって製造され、パルスレーザー光の照射によって非連結部が間欠的に形成されていることを特徴とする。
本発明の光ファイバ間欠テープ心線の製造方法は、間欠接着されていない光ファイバテープ心線に対し、パルスレーザー光の照射によるレーザー加工を施すことで、テープ心線化された隣接した光ファイバ心線の間に非連結部及び間欠連結部を簡便に形成することができるため、光ファイバ心線の線速や、隣り合う光ファイバ心線同士を連結するために塗布される樹脂組成物の塗布速度を高速に維持しつつ、間欠連結部や非連結部を高速で形成可能な、間欠連結型の光ファイバ間欠テープ心線の製造方法を提供する。
また、得られた光ファイバ間欠テープ心線は、パルスレーザー光の照射によって非連結部及び間欠連結部が形成されており、高密度実装時のケーブル特性を損なうことなく、中間分岐を確実に実行できるとともに一括接続時の作業性を確保できる間欠連結型の光ファイバ間欠テープ心線となる。
光ファイバ心線の構造の一例を示した断面図である。 光ファイバ心線の構造の他の例を示した断面図である。 本発明の製造方法で製造された光ファイバ間欠テープ心線の一態様を示した正面図である。 図3のA−A断面図である。 図3のB−B断面図である。 第1実施形態に係るテープ心線化工程により得られた光ファイバテープ心線の一態様を示した正面図である。 第1実施形態に係る間欠連結部等形成工程の実施を模式的に示した説明図である。 第2実施形態に係るレーザー光吸収部形成工程により得られた光ファイバテープ心線の一態様を示した正面図である。 第2実施形態に係る間欠連結部等形成工程の実施を模式的に示した説明図である。 第1実施形態の変形態様に係る製造方法により製造された光ファイバ間欠テープ心線を示した正面図である。 図10のA−A断面図である。 図10のB−B断面図である。 第1実施形態の変形態様に係るテープ心線化工程により得られた光ファイバテープ心線の一態様を示した正面図である。 第1実施形態の変形態様に係る間欠連結部等形成工程の実施を模式的に示した説明図である。 光ファイバテープ心線の他の態様の断面構造を示した図である。 光ファイバ間欠テープ心線の他の態様の断面構造を示した図である。
以下、本発明の一態様を説明する。
(I)光ファイバ心線1の構成及びその製造:
まず、光ファイバ間欠テープ心線2を構成する光ファイバ心線1の一態様として、光ファイバ着色心線1を例に挙げて説明する。図1は、光ファイバ心線1の構造の一例を示した断面図である。また、図2は、光ファイバ心線1の構造の他の例を示した断面図である。図1及び図2中、1は光ファイバ心線(光ファイバ着色心線)、10は光ファイバ、11は一次被覆層、12は二次被覆層、12aは着色された二次被覆層(図2のみ)、13は着色層(図1のみ)、をそれぞれ示す。
図1の構成にあっては、ガラス光ファイバ等の光ファイバ10の周囲に一次被覆層11(プライマリ層)、一次被覆層11の周囲に二次被覆層12(セカンダリ層)、二次被覆層12の周囲に着色された着色層13がこの順で形成されており、光ファイバ心線1を構成する。また、着色層13が光ファイバ心線1の最外層となる。
一方、図2の構成にあっては、光ファイバ10の周囲に一次被覆層11、一次被覆層11の周囲に着色された二次被覆層12aがこの順で形成されており、光ファイバ心線1となる。また、着色された二次被覆層12aが光ファイバ心線1の最外層となる。なお、以下の説明において、光ファイバ心線1の最外層となる着色層13と着色された二次被覆層12aとを併せて、着色層13等とする場合がある。
光ファイバ心線1における各層の外径は、一般に、光ファイバ10の外径は80μm〜125μm、一次被覆層11の外径は120μm〜200μm、二次被覆層12の外径は160μm〜242μm、着色層13の外径は173μm〜255μmの範囲内とすることが好ましい。また、図2に示すように、二次被覆層12が着色層13を兼ねるような構成の場合、着色された二次被覆層12aは、外径を160μm〜255μmの範囲内とすることが好ましい。
光ファイバ心線1の一次被覆層11(プライマリ層)及び二次被覆層12(セカンダリ層)の構成材料となる樹脂材料や、光ファイバ心線1の着色層13の構成材料としては、従来公知の樹脂組成物及びその添加剤混合組成物を使用することができ、例えば、紫外線硬化樹脂等の樹脂等を含む紫外線硬化性樹脂組成物等を使用することができる。具体的には、例えば、オリゴマー、希釈モノマー、ポリオール、光開始剤、シランカップリング剤、増感剤、顔料(及び顔料と樹脂等を混合した着色材)、滑剤等、各種の添加剤等のうち必要な成分を含有した樹脂組成物を好ましく使用することができる。
光ファイバ心線1の製造について、光ファイバとしてガラス光ファイバ10を例に挙げ、樹脂組成物として紫外線硬化樹脂組成物を例に挙げて説明すると、例えば、まず、石英ガラスを主成分とするプリフォーム(母材)を線引炉によって加熱溶融して、石英ガラス製光ファイバ(ガラス光ファイバ10)とする。次に、このガラス光ファイバ10にコーティングダイスを用いて液状の樹脂を含む成分(紫外線硬化樹脂組成物)を塗布し、続いて、紫外線照射装置(UV照射装置)で塗布された紫外線硬化樹脂に紫外線を照射してかかる成分を硬化させる。
このようにして、ガラス光ファイバ10に一次被覆層11と二次被覆層12が被覆された後、次工程において、外周に着色層13を被覆することにより、光ファイバ心線1が製造される。なお、前記したように、二次被覆層12に着色することで、最外層が着色された二次被覆層12aとした光ファイバ心線1とするようにしてもよい。
(II)光ファイバテープ心線の構成及びその製造(第1実施形態):
本発明の製造対象となる光ファイバ間欠テープ心線2は、前記した方法等により得られた光ファイバ心線1を複数本並列に配置して、隣接する光ファイバ心線1を長さ方向に間欠的に連結する間欠連結部3、及び隣接する光ファイバ心線1が長さ方向に間欠的に連結されない非連結部4、を形成することにより製造される。
本実施形態にあっては、複数の光ファイバ心線1を並列に配置し、レーザー波長を吸収するレーザー光吸収成分を含有する樹脂組成物によってテープ心線化する工程(テープ心線化工程)、及び隣接する光ファイバ心線1の間に対して、パルスレーザー光を照射し、隣接する光ファイバ心線1が長さ方向に連結されない非連結部4を間欠的に形成することにより、間欠連結部3を形成する工程(間欠連結部及び非連結部形成工程)、により、光ファイバ間欠テープ心線2が製造される。
図3は、本発明の製造方法で製造された光ファイバ間欠テープ心線2の一態様を示した正面図(テープ面を正面とした図。以下、正面図について同じ。)である(第1実施形態と、後記する第2実施形態に共通。)。また、図4は、図3のA−A断面図、図5は、図3のB−B断面図、をそれぞれ示す。なお、図3から図5では、便宜的に、8心の光ファイバ心線1から構成される光ファイバ間欠テープ心線2を示しており、また、図4及び図5の断面形状については、光ファイバ心線1については、断面形状が図2の構成のものを一例として載せている。
光ファイバ間欠テープ心線2は、並列に配置された光ファイバ心線1について、並列に配置された光ファイバ心線1の周囲や隣接する光ファイバ心線1の間を、後記するレーザー波長を吸収するレーザー光吸収成分(以下、単に「吸収成分」とする場合がある。)を含有する樹脂組成物により一括被覆された部分7が形成され、隣接する光ファイバ心線1の間に存在する間欠連結部3(間欠型連結部とも呼ばれる。)が形成され、また、長さ方向の間欠連結部3(間欠連結部31,32)の間に、レーザー加工により切り抜かれた非連結部4が形成されて、長さ方向に間欠的に連結されてなる。光ファイバ心線1に間欠的に連結部(間欠連結部3)を設けることで、光ファイバ心線1を連結一体化し、光ファイバ心線1のユニット化及び取扱性を向上させ、中間分岐を確実に実行できることに加え、敷設作業の簡略化や時間短縮化を図ることができる。
図3に示した構成では、光ファイバ間欠テープ心線2は、隣接する2心(2本)の光ファイバ心線1(光ファイバ心線1a〜1h)について、長さ方向に、間欠連結部31,32と非連結部4が、それぞれ所定の長さで交互に配置されるように形成され、隣接する光ファイバ心線1を、間欠連結部3によって長さ方向に間欠的に連結する(例えば、図3に示した光ファイバ心線1aと光ファイバ心線1bからなる光ファイバ心線対t1、光ファイバ心線1bと光ファイバ心線1cからなる光ファイバ心線対t2、……、光ファイバ心線1gと光ファイバ心線1hからなる光ファイバ心線対t7等の光ファイバ心線対t1〜t7を参照。)。
なお、図3に示した構成では、テープ幅方向では、図3から図5に示すように、間欠連結部31,32が形成された隣接する2心(2本)からなる光ファイバ心線対t1〜t7の、間欠連結部3が形成されている部分のテープ幅方向の両側(外側)は、連結されていない構成とされる(例えば、図3や図4に示した光ファイバ心線1cと光ファイバ心線1dからなる光ファイバ心線対t3には、2心の光ファイバ心線1c,1dを連結する間欠連結部31が形成される一方、間欠連結部3が形成されている部分のテープ幅方向の両側(外側)は、連結されていないことになる。)。
図3に示した8心の構成であれば、光ファイバ間欠テープ心線2における間欠連結部31,32の長さL1は、概ね5〜35mmとすることが好ましいが、特にこの範囲には制限されない。また、テープ幅方向から見て共通する位置に形成される非連結部4の長さL2(図3に示すように、間欠連結部31と長さ方向に隣接する間欠連結部32との間の長さ。)は、概ね5〜15mmとすることが好ましいが、特にこの範囲には制限されない。1対の光ファイバ心線対(例えば、光ファイバ心線対t1。)における非連結部4の長さ(2つの間欠連結部31の間の長さ方向における長さ。)L3は、概ね、15〜65mmとすることが好ましいが、特にこの範囲には制限されない。
また、光ファイバ間欠テープ心線2におけるピッチP(長さ方向に隣り合う間欠連結部31から間欠連結部31(あるいは間欠連結部32から間欠連結部32)の長さを指す。図3では間欠連結部31から間欠連結部31で示している。)は、100mm以下とすることが好ましく、概ね20〜90mmとすることが好ましいが、特にこの範囲には制限されない。
(II−a)テープ心線化工程:
本実施形態にあって、テープ心線化工程は、レーザー波長を吸収するレーザー光吸収成分(吸収成分)を含有する樹脂組成物により、並列に配置された光ファイバ心線1の周囲等を一括被覆して光ファイバテープ心線21を製造する工程である。テープ心線化工程により、隣接する光ファイバ心線1の間に、レーザー光吸収成分を含有する樹脂組成物により一括被覆された部分7が存在する(隣接する光ファイバ心線1の間におけるレーザー光吸収成分を含有する樹脂組成物により一括被覆された部分7については、以下、「レーザー光吸収成分を含有する部分7」とする場合もある。)一方、後工程のパルスレーザー光の照射で、かかる部分7のうち非連結部4に対応する部分を切り抜くことにより非連結部4及び間欠連結部3(隣接する光ファイバ心線1の間におけるレーザー光吸収成分を含有する部分7のうち、切り抜かれずに残った部分。)を形成することができる。
レーザー光吸収成分としては、例えば、従来公知の顔料等を用いることができ、シアニン化合物、フタロシアニン化合物、ジチオール金属錯体、ナフトキノン化合物、ジインモニウム化合物、アゾ化合物、ナフタロシアニン化合物、ニッケルジチオレン錯体、スクアリウム色素、キノン系化合物、アゾ化合物、キナクリドン、ジオキザン、ベンスイミダゾロン、カーボンブラック、酸化チタン、ニッケル−鉄フェライト、マンガン−亜鉛フェライト、ニッケル−亜鉛フェライト、銅−亜鉛フェライト等のフェライト化合物、フタロシアニン化合物、ニッケル、鉄粒子、金粒子、銅粒子等を用いることができる。これらの成分は、その1種を単独で使用してもよく、2種以上を組み合わせて使用してもよい。
レーザー光吸収成分を含有する樹脂組成物にあって、マトリックス材料となる樹脂は、可視光や近赤外領域には吸収がないことから、パルスレーザー光として可視光領域(概ね380nm〜780nm)を使用する場合は、例えば、フタロシアニン化合物、キナクリドン、ジオキザン、ベンスイミダゾロン、酸化チタン、金粒子、銅粒子等を用いることが好ましい。近赤外領域(概ね1000nm〜2000nm)を使用する場合は、例えば、フタロシアニン化合物、ニッケル、鉄粒子、マンガン−亜鉛フェライト、ニッケル−亜鉛フェライト、銅−亜鉛フェライト、酸化チタン等を用いることが好ましい。
レーザー光吸収成分は、粒子状のほか、球状、粉状、顆粒状等の任意の形状のものを使用することができる、また、レーザー光吸収成分の平均粒子径は、概ね0.01〜2μmの範囲内であることが好ましい。平均粒子径の測定は、例えば、透過型電子顕微鏡を用い、所定の倍率(例えば、10万倍。)での観察試料中のレーザー光吸収成分の一次粒子径を測定して、その平均値を用いるようにしてもよい。なお、レーザー光吸収成分の形状が球状でない場合は、長径と短径を測定し、(長径と短径の和)/2により求められる値を平均粒子径としてもよい。
かかるレーザー光吸収成分を含有する樹脂組成物としては、テープ心線化にあって光ファイバ心線1を被覆又は連結する材料の主材料であり、レーザー光吸収成分を含有するマトリックスとなるが、使用可能な樹脂組成物としては、前記した光ファイバ心線1の一次被覆層11等の構成材料等と同様、従来公知の樹脂組成物及びその添加剤混合組成物を使用することができ、例えば、紫外線硬化樹脂等の樹脂等を含む紫外線硬化性樹脂組成物等を使用することができる。具体的には、例えば、オリゴマー、希釈モノマー、光開始剤、シランカップリング剤、増感剤、顔料(及び顔料と樹脂等を混合した着色材)、滑剤等、各種の添加剤等のうち必要な成分を含有した樹脂組成物を好ましく使用することができる。なお、樹脂組成物を紫外線硬化樹脂組成物とすると、テープ心線化工程中の紫外線照射によって容易に樹脂組成物を硬化させることができるため好ましい。
樹脂組成物に対するレーザー光吸収成分の含有量は、樹脂組成物の他の成分の種類等により適宜決定すればよいが、加工対象物(レーザー波長を吸収する成分を含有する樹脂組成物の硬化物等。)を切り抜くためにレーザー光を吸収するために有効となる量であれば特に制限はない。目安として、かかる樹脂組成物の硬化物におけるレーザー波長の吸収率が10%以上になるように含有量を調整することが好ましい。
レーザー加工は、加工対象物がレーザー光を吸収することにより実施されるが、一般に、対象物のレーザー光の吸収率が高いほど、レーザー光が効率よく対象物に吸収され、同様に加工も効率よく実施される。一方、吸収率が低いと、吸収されないレーザー光は、加工対象物の表面上で反射もしくは加工領域で熱的なダメージを発生しやすくなるため好ましくない。レーザー波長の吸収率を10%以上とすることにより、線速を上昇させても光ファイバテープ心線の非連結部4に対応する部分を加工することができる。なお、レーザー波長の吸収率は、15%以上にするのが特に好ましい。
10%以上の吸収率は、例えば、加工対象物について波長が1550nmや1060nmのパルスレーザー光を所定の条件で照射して、吸収率が10%となるような含有量を選定すればよい。レーザー波長の吸収率が10%以上とするには、レーザー光吸収成分を、概ね、レーザー光吸収成分を含有する樹脂組成物全体に対して0.3〜5.0質量%とすることが好ましい。含有量が0.3質量%より小さいと、レーザー波長の吸収率を10%以上とするのが困難となり、パルスレーザー光の吸収が良好になされない場合がある。一方、含有量が5.0質量%を超えると、レーザー光の吸収が横ばいとなる一方で、比較的高価なレーザー光吸収成分に起因したコスト高となることが考えられる。また、不必要に着色されることから好ましくない。レーザー光吸収成分は、樹脂組成物全体に対して、1.0〜5.0質量%とすることが特に好ましい。
レーザー光吸収成分を含有する樹脂組成物のレーザー波長の吸収率として、例えば、オリゴマーとして、ポリプロピレングリコールを使用したポリオールに芳香族系イソシアネートとヒドロキシエチルアクリレートを付加したオリゴマーを使用し、中間ブロックのポリオール(ポリプロピレングリコール)の分子量を適宜変化させ、二官能モノマーや多官能モノマーを使用した樹脂に下記表1に示した含有量のレーザー光吸収成分を含有させた樹脂組成物を紫外線照射により硬化させたシート硬化物(厚さ:40μm)に対して、レーザー光の波長が1550nmと1060nmのパルスレーザー光を所定の条件で照射した場合の吸収率を表1に示した。
(吸収率)
Figure 2018117068
図6は、第1実施形態に係るテープ心線化工程により得られた光ファイバテープ心線21の一態様を示した正面図である。図6に示した構成の光ファイバテープ心線21(間欠連結部3及び非連結部4が形成される前の光ファイバテープ心線を指す。以下同じ。)を製造するテープ心線化工程は、所定の整列手段により、複数本の光ファイバ心線1を集合させて並列させた後、ニップル及びダイスを通過させて、隣接する光ファイバ心線1の間に、レーザー光吸収成分を含有する樹脂組成物(例えば、紫外線硬化樹脂組成物等。)からなる部分を存在させた状態で、当該樹脂組成物を周囲等に塗布した後、かかる樹脂組成物を紫外線照射等の硬化手段によって硬化させることにより行えばよい。
隣接する光ファイバ心線1に対して、レーザー光吸収成分を含有する樹脂組成物により一括被覆を行うことで、断面視でテープ面が平坦形状となるような光ファイバテープ心線21が製造される。なお、樹脂組成物は、図4等に示すように、断面視でテープ面が平坦形状となるように被覆されるようにしてもよく、また、後記する図15等に示すように、各光ファイバ心線1間にくぼみが形成されるように被覆されるようにしてもよい。
(II−b)間欠連結部及び非連結部形成工程:
間欠連結部及び非連結部形成工程(以下、単に「間欠連結部等形成工程」とする場合がある。)では、図6に示すような、テープ心線化された光ファイバテープ心線21(間欠連結部3、非連結部4が形成されていない光ファイバテープ心線。)の隣接する光ファイバ心線1の間に存在する、レーザー光吸収成分を含有する部分7に対してパルスレーザー光を照射して、隣接する光ファイバ心線1が長さ方向に連結されない非連結部4を間欠的に形成する。これにより、切り抜かれずに残った部分は、隣接する光ファイバ心線1を間欠的に連結する間欠連結部3となる。このように、パルスレーザー光の照射によるレーザー加工により、隣接した光ファイバ心線1の間に非連結部4及び間欠連結部3を簡便に形成することにより、光ファイバ心線1の線速や、隣り合う光ファイバ心線1同士を連結するために塗布される樹脂組成物の塗布速度を高速に維持しつつ、間欠連結部3や非連結部4を高速で形成でき、その結果、光ファイバ間欠テープ心線2を高速に製造することができる。
本工程にあっては、パルスレーザー光を、レーザー光吸収成分を含有する部分7に対して照射し、かかる部分7のパルスレーザー光の吸収により、光ファイバ間欠テープ心線2の長さ方向と直交方向に切り抜くというレーザー加工を実施する。本発明にあっては、レーザー加工のレーザー光としてパルスレーザー光(例えば、時間幅が0.1〜100nsec(秒)程度のレーザー光を指す。以下同じ。)を用いる。一方、パルスレーザー光でなくCOレーザー光を使用した場合、COレーザー光の波長は一般に10.6μmであり遠赤外領域(概ね3〜1000μm)になるため、樹脂組成物や光ファイバのガラスに吸収されることになる。加えて、COレーザー光を使用した場合は、レーザー光のビームスポットが70〜120μmと大きく、光ファイバ心線1間のみではなく、光ファイバ10自体にダメージを与えてしまうため好ましくない。一方、レーザー光としてパルスレーザー光を用いた場合、ビームスポット(切り抜き幅にも対応する。)は概ね8〜15μmに抑えられ、加工幅(切り抜き幅)の細幅化を図ることができ、また、これらの調整も容易となる。
パルスレーザー光の照射は、レーザー光吸収成分によるパルスレーザー光の吸収による切り抜き(レーザー加工)による非連結部4の形成が効率よく実施されるよう、波長としては、概ね500〜2000nmの波長を有するのが好ましい。なお、前記したCOレーザー光によるレーザー加工は、一般に遠赤外線領域であり、パルスレーザー光の範囲より長い波長を用いている。本発明にあっては、例えば、波長が1550nmや、1060nm等のパルスレーザー光等を好ましく用いることができる。
パルスレーザー光の照射による加工幅(切り抜き幅)は、非連結部4の幅とも対応するが、概ね8〜15μmとすることが好ましい。切り抜き幅をかかる範囲とすることにより、非連結部4の形成を効率よく実施することができるとともに、光ファイバ心線1等の損傷を抑えることができる。なお、パルスレーザー光の照射に必要な諸条件としては、例えば、下記の範囲内にすることができるが、これには限定されない。
パルス出力:1〜100W
パルス幅:0.1〜100ns
周波数(繰り返し周波数):10〜1000kHz
パルスレーザー光の照射は、従来公知のパルスレーザー光照射装置を用いることができるが、本発明にあっては、ファイバ型パルスレーザーを備えた装置を使用することが好ましい。ファイバ型パルスレーザーは、半導体レーザーからの出力光パルスを図示しないファイバ型光増幅器により増幅するMOPA(Master Oscillator Power Amplifier)構成等が採用される。シード光源を選択及び制御することで、レーザーの出力特性(パルス幅、繰り返し周波数等。)を広範囲に可変できることや、また、ファイバ型増幅器を多段に繋げることで高出力化できる、等の利点がある。
なお、ファイバ型パルスレーザーとしては、例えば、「レーザー学会第482回研究会ファイバレーザー技術」において、「1.5μm帯ナノ秒パルスレーザーの開発」で報告しているファイバ型パルスレーザーや、古河電工時報131号、「ナノ秒ファイバ型パルスレーザーの開発」等で報告されている(ナノ秒)ファイバ型パルスレーザーを使用するようにしてもよい。
ファイバ型パルスレーザー等は、波長が1550nmや1060nmの半導体レーザーを専用の駆動回路を用いて直接変調駆動させた光パルスを生成し、半導体レーザーから出力された光パルスは、2段のエルビウム添加ファイバ増幅器により増幅される。ブースターアンプには、ファイバ中の非線形現象の影響を抑えるため、高次モード伝搬を活用するエルビウム添加HOM(High Order Mode)ファイバを採用している。
図7は、第1実施形態に係る間欠連結部等形成工程の実施を模式的に示した説明図である(図の上段が「パルスレーザー光照射前」、下段が「パルスレーザー光照射後」を示している。後記する図9及び図14も同様。)。なお、図7では、便宜上、光ファイバ心線1が4心の光ファイバテープ心線21及び光ファイバ間欠テープ心線2を例示し、長さ方向に対して所定の断面に対して形成される非連結部4や間欠連結部3、及びかかる非連結部4等の形成に対応するパルスレーザー光照射装置5等を示している(これも、後記する図9及び図14も同様。)。
間欠連結部等形成工程を実施するには、例えば、テープ心線化された光ファイバテープ心線21(間欠連結部3及び非連結部4が形成されていない。)を長さ方向に進行させ、光ファイバテープ心線21のテープ面法線方向から、パルスレーザー光照射装置5により、隣接する光ファイバ心線1の間に存在するレーザー光吸収成分を含有する部分における非連結部4を形成しようとする部分に対して、パルスレーザー光を照射するようにすればよい。
光ファイバテープ心線21は、レーザー光吸収成分を含有する樹脂組成物で一括被覆されてテープ心線化されているため、長さ方向に進行させながら隣接する光ファイバ心線1の間のレーザー光吸収成分を含有する部分7のうち非連結部4を形成しようとする部分に対してパルスレーザー光を照射することにより、かかる部分がパルスレーザー光を吸収し、長さ方向と直交方向に切り抜きが入るようにレーザー加工される。この結果、図3に示したように、隣接する光ファイバ心線1が長さ方向に連結されない部分である非連結部4が形成され、光ファイバ間欠テープ心線2となる。
また、このように非連結部4が形成されることにより、隣接する光ファイバ心線1の間の非連結部4が形成されていない部分は、隣接する光ファイバ心線1を長さ方向に間欠的に連結する間欠連結部3となる。
なお、図6に示すように、レーザー光吸収成分を含有する樹脂組成物により一括被覆された部分7(レーザー光吸収成分を含有する部分7)は、光ファイバテープ心線21の長さ方向(光ファイバ心線1の長さ方向とも共通。)に連続して形成されているので、光ファイバテープ心線21を長さ方向に進行させながら、非連結部4を形成するためのパルスレーザー光の照射は、非連結部4を形成する部分を狙って間欠的に実施することが好ましい。この点、後記する実施形態の変形について説明する、非連結部4を形成するためのパルスレーザー光の照射も同様である。
(III)発明の効果:
以上説明した本発明に係る光ファイバ間欠テープ心線2の製造方法は、間欠接着されていない光ファイバテープ心線21に対し、パルスレーザー光の照射によるレーザー加工により、テープ心線化された隣接した光ファイバ心線1の間に非連結部4及び間欠連結部3を簡便に形成することができるため、光ファイバ心線1の線速や隣り合う光ファイバ心線1同士を連結するために塗布される樹脂組成物の塗布速度を高速に維持しつつ、間欠連結部3や非連結部4を高速で形成可能な、間欠連結型の光ファイバ間欠テープ心線2の製造方法を提供することができる。
また、前記の製造方法で得られた光ファイバテープ心線1は、パルスレーザー光の照射によって非連結部4及び間欠連結部3が形成されており、高密度実装時のケーブル特性を損なうことなく、中間分岐を確実に実行できるとともに一括接続時の作業性を確保できる間欠連結型の光ファイバ間欠テープ心線2となる。
(IV)光ファイバ間欠テープ心線2の構成及びその製造(第2実施形態):
次に、本発明の第2実施形態について説明する。本実施形態の製造対象となる光ファイバ間欠テープ心線2も、第1実施形態と同様、光ファイバ心線1を複数本並列に配置して、隣接する光ファイバ心線1を長さ方向に間欠的に連結する間欠連結部3、及び隣接する光ファイバ心線1が長さ方向に間欠的に連結されない非連結部4、を形成することにより製造されるものである。前記した第1実施形態では、レーザー光吸収成分を含有する部分の形成として、テープ心線化工程において、並列に配置された光ファイバ心線1の周囲やその間を、レーザー光吸収成分を含有する樹脂組成物で一括被覆した態様を用いて説明した。
一方、第2実施形態にあっては、並列に配置された光ファイバ心線1を、樹脂組成物によってテープ心線化し(テープ心線化工程)、レーザー光吸収成分を含有しない樹脂組成物によって一括被覆された部分7’を形成した後、少なくとも隣接する光ファイバ心線1の間に、レーザー光吸収成分を含有する樹脂組成物が存在するレーザー光吸収部6(第1実施形態における、隣接する光ファイバ心線1の間に存在される、レーザー光吸収成分を含有する部分7に相当する。)を形成する(レーザー光吸収部形成工程)点で、第1実施形態と相違する。
そして、第2実施形態では、レーザー光吸収部6が形成された後、レーザー光吸収部6に対してパルスレーザー光を照射し、隣接する光ファイバ心線1が長さ方向に連結されない非連結部4を間欠的に形成することにより、切り抜かれずに残った部分となる間欠連結部3を形成する(間欠連結部等形成工程)。
なお、前記した第1実施形態と略共通する効果を奏する本実施形態及び後記する変形態様等の説明に際して、前記した第1実施形態と同様の構造及び共通する部材には共通する符号を付して、その詳細な説明は省略または簡略化する。また、本実施形態で製造される光ファイバ間欠テープ心線2は、図3から図5に示した光ファイバ間欠テープ心線2と外見上は共通し、レーザー光吸収成分を含有する樹脂組成物によって一括被覆された部分7が、レーザー光吸収成分を含有しない樹脂組成物によって一括被覆された部分7’となる点が相違している。
テープ心線化工程に関し、並列に配置された光ファイバ心線1を被覆する材料としては、光ファイバ間欠テープ心線2の製造に用いられる従来公知の樹脂組成物を使用することができ、例えば、第1実施形態で説明したレーザー光吸収成分を含有する樹脂組成物を構成する樹脂等を好ましく使用することができる。また、樹脂組成物に添加される添加剤についても、同様に、第1実施形態で挙げた添加剤を使用することができる。なお、「レーザー光吸収成分を含有しない樹脂組成物」は、レーザー光吸収成分を積極的に含有させようとしないことを指し、レーザー光の吸収を目的としない等により、前記した吸収成分と共通又は類似する成分を含有させることを排除するものではない。
また、レーザー光吸収部6は、前記した第1実施形態で示したレーザー光吸収成分及び樹脂組成物等を好ましく使用することができる。また、樹脂組成物に添加される添加剤についても、同様に、第1実施形態で挙げた添加剤を使用することができる。
レーザー光吸収部6は、レーザー光吸収成分を含有する樹脂組成物を、少なくとも隣接する光ファイバ心線1の間を形成することによりなる。かかるレーザー光吸収部6は、光ファイバ心線1の長さ方向に連続的に形成するようにしてもよいが、非連結部4が形成される部分に相当する部分に形成すればよく、例えば、光ファイバ心線1の長さ方向に間欠的に形成することが好ましい。レーザー光吸収部6を長さ方向に間欠的に形成することにより、レーザー光吸収成分を含有する樹脂組成物の使用を最小限に抑えることができる等、コストダウンを図ることができる。
図8は、第2実施形態に係るレーザー光吸収部形成工程により得られた光ファイバテープ心線21を示した正面図である。なお、図8には、レーザー光吸収部6は、光ファイバ心線1(光ファイバテープ心線21)の長さ方向に間欠的に形成されている構成を示している。
本実施形態に係る光ファイバ間欠テープ心線2の製造は、まず、レーザー光吸収成分を含有しない樹脂組成物を用いて、前記した第1実施形態と同様な方法で、光ファイバ心線1をテープ心線化し、レーザー光吸収成分を含有しない樹脂組成物によって一括被覆された部分7’を形成する。次いで、塗布ロール等により、レーザー光吸収成分を含有した紫外線硬化樹脂組成物等の樹脂組成物を、非連結部4を形成しようとする部分を含む所望の部分に塗布等させ、必要により塗布等された樹脂組成物を紫外線照射等で硬化させる。これにより、図8に正面図を示した、レーザー光吸収部6が形成された光ファイバテープ心線21となる。
レーザー光吸収部6の形成は、このように、レーザー光吸収成分を含有する樹脂組成物を塗布することによって形成されることが好ましい。レーザー光吸収部6を塗布によって形成することにより、作業が簡便となり、かつ、確実に効率よくレーザー光吸収部6を形成することができる。
図9は、第2実施形態に係る間欠連結部等形成工程の実施を模式的に示した説明図である。間欠連結部等形成工程を実施するには、例えば、図9に示したような、レーザー光吸収成分を含有しない樹脂組成物によって一括被覆された部分7’及びレーザー光吸収部6が形成された光ファイバテープ心線21を長さ方向に進行させ、光ファイバテープ心線21のテープ面法線方向から、パルスレーザー光照射装置5により、隣接する光ファイバ心線1の間の、レーザー光吸収部6(非連結部4を形成しようとする部分となる。)に対してパルスレーザー光を照射するようにすればよい。
隣接する光ファイバ心線1の間のレーザー光吸収部6に対してパルスレーザー光を照射することにより、レーザー光吸収部6に沿って長さ方向と直交方向に切り抜きが入るようにレーザー加工される。これにより、第1実施形態と同様、図3から図5に示すような、隣接する光ファイバ心線1が長さ方向に連結されない部分である非連結部4が形成される(図3から図5に示すように、非連結部4が形成される。)。なお、実際の製造に際しては、レーザー光吸収部6が光ファイバ間欠テープ心線2の表面に残存している場合もあるが、図3から図5、図9の下段ではかかる残存したレーザー光吸収部6は図示していない。
また、このように非連結部4が形成されることにより、隣接する光ファイバ心線1の間の非連結部4が形成されていない部分は、隣接する光ファイバ心線1を長さ方向に間欠的に連結する間欠連結部3となり、これは第1実施形態と同様である(図3から図5に示すように、間欠連結部3が形成される。)。
なお、間欠連結部等形成工程で実施されるパルスレーザー光の照射に関する諸条件等については、第1実施形態の(II―b)と内容を共通するので、説明を省略する。
また、図8に示すように、レーザー光吸収部6は光ファイバテープ心線21の長さ方向に間欠的に形成されているが、光ファイバテープ心線21のその他の部分は、レーザー光吸収成分が存在せずパルスレーザー光を吸収しない。したがって、パルスレーザー光の照射は、長さ方向に対して連続的に照射するようにしても光ファイバ間欠テープ心線2を製造することができる。
(V)実施形態の変形(変形態様):
なお、以上説明した態様は、本発明の一態様を示したものであって、本発明は、前記した実施形態に限定されるものではなく、本発明の構成を備え、目的及び効果を達成できる範囲内での変形や改良が、本発明の内容に含まれるものであることはいうまでもない。また、本発明を実施する際における具体的な構造及び形状等は、本発明の目的及び効果を達成できる範囲内において、他の構造や形状等としても問題はない。本発明は前記した各実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形や改良は、本発明に含まれるものである。
例えば、前記した第1実施形態では、レーザー光吸収成分を含有する部分7の形成として、テープ心線化工程において、並列に配置された光ファイバ心線1の周囲やその間を、レーザー光吸収成分を含有する樹脂組成物で一括被覆した態様を用いて説明した。
一方、第1実施形態に係る製造方法にあっては、テープ心線化工程において、並列に配置された光ファイバ心線1の周囲等を、レーザー光吸収成分を含有する樹脂組成物で一括被覆することは必須でなく、例えば、隣接する光ファイバ心線1を、レーザー光吸収成分を含有する樹脂組成物で連結された部分7aを形成することによりテープ心線化する下記の変形態様も、第1実施形態に係る製造方法に含まれる。
図10は、第1実施形態の変形態様に係る製造方法により製造された光ファイバ間欠テープ心線2を示した正面図である。また、図11は、図10のA−A断面図、図12は、図10のB−B断面図、をそれぞれ示す。
図10から図12に示す光ファイバ間欠テープ心線2は、並列に配置された光ファイバ心線1について、隣接する光ファイバ心線1の間に、レーザー光吸収成分を含有する樹脂組成物により連結された部分7a(レーザー光吸収成分を含有する部分)(かかる連結された部分7aについては後記する図13や図14の上段を参照。)が介在され、かかる連結された部分7aによって隣接する光ファイバ心線1を連結する間欠連結部3と、パルスレーザー光の照射によって、長さ方向に間欠的に切り抜かれた非連結部4が形成されている。
また、図13は、第1実施形態の変形態様に係るテープ心線化工程により得られた光ファイバテープ心線21の一態様を示した正面図である。
本変形態様に係るテープ心線化工程では、並列に配置された光ファイバ心線1について、隣接する光ファイバ心線1の間に、レーザー光吸収成分を含有した紫外線硬化樹脂組成物等の樹脂組成物を塗布した後、所定の条件で硬化させることにより、図13に示した構成の光ファイバテープ心線21を得ることができる。
例えば、複数本の光ファイバ心線1を、それぞれの塗布ロールに接触させて、光ファイバ心線1の側面にレーザー光吸収成分を含有する紫外線硬化樹脂組成物等樹脂組成物に塗布する一方、整列手段で、側面にかかる樹脂組成物が塗布された光ファイバ心線1の側面同士が接触するように整列し、樹脂組成物を紫外線照射等で硬化させることにより、並列に配置された光ファイバ心線1について、隣接する光ファイバ心線1の間が、レーザー光吸収成分を含有した樹脂組成物により連結された部分7aを有する光ファイバテープ心線21を得ることができる。
図14は、第1実施形態の変形態様に係る間欠連結部等形成工程の実施を模式的に示した説明図である。本変形態様で間欠連結部等形成工程を実施するには、第1実施形態と同様、図13に示す構成の、テープ心線化された光ファイバテープ心線21を長さ方向に進行させ、光ファイバテープ心線21のテープ面法線方向から、パルスレーザー光照射装置5により、レーザー光吸収成分を含有した樹脂組成物により連結された部分7aの、非連結部4を形成しようとする部分に対してパルスレーザー光を照射するようにすればよい。
隣接する光ファイバ心線1の間における、かかる連結された部分7aの非連結部4を形成しようとする部分に対してパルスレーザー光を照射することにより、かかる部分が長さ方向と直交方向に切り抜きが入るようにレーザー加工され、隣接する光ファイバ心線1が長さ方向に連結されない部分である非連結部4が形成されることになる。
また、このように非連結部4が形成されることにより、レーザー光吸収成分を含有した樹脂組成物により連結された部分7aのうち、非連結部4が形成されていない部分は、隣接する光ファイバ心線1を長さ方向に間欠的に連結する間欠連結部3となる。
なお、以上に説明した実施形態では、光ファイバ間欠テープ心線2を構成する光ファイバ心線1の例として、図2に示した構成の光ファイバ着色心線1を図4等に図示して説明したが、光ファイバ心線1として、図1に示した、着色層13が形成された構成の光ファイバ着色心線1を用いてもよい。
前記した実施形態では、光ファイバテープ心線21や光ファイバ間欠テープ心線2は、図4等に示すように、樹脂組成物により断面視でテープ面が平坦形状となるように被覆され、レーザー光吸収成分を含有する樹脂組成物により一括被覆された部分7等が形成される態様を示して説明した。一方、光ファイバテープ心線21等については、図4等に示した構造に限定されず、例えば、樹脂組成物により、隣接する光ファイバ心線1間にくぼみが形成されるように被覆されるようにしてもよい。
図15は、光ファイバテープ心線21の他の態様の断面構造を示した図、図16は、光ファイバ間欠テープ心線2の他の態様の断面構造を示した図、である。なお、図15や図16にあっては、便宜上、4心の光ファイバ心線1として説明している。
図15に示した光ファイバテープ心線21は、図4等に示した光ファイバテープ心線21と比較して、レーザー加工される長さ(深さ)が短くなるので、加工がより簡便に実施され、図16に示した光ファイバ間欠テープ心線2を効率よく製造することが可能となる。また、被覆のために使用される樹脂組成物の量を少なくすることができるため、コスト削減にも繋がる。なお、図15に示した光ファイバテープ心線21について、レーザー光吸収成分を含有する樹脂組成物により一括被覆された部分7を、レーザー光吸収成分を含有しない樹脂組成物により一括被覆された部分7’とした上で、隣接する光ファイバ心線1の間に図示しないレーザー光吸収部6を形成して、第2実施形態で説明した製造方法で使用して、図16に示す光ファイバ間欠テープ心線2を得るようにしてもよい。
その他、本発明の実施の際の具体的な構造及び形状等は、本発明の目的を達成できる範囲で他の構造等としてもよい。
本発明は、高密度実装時のケーブル特性を損なうことがない光ファイバテープ心線を提供する手段として有効に利用することができ、産業上の利用可能性は高い。
1 …… 光ファイバ心線(光ファイバ着色心線)
1a〜1h …… 光ファイバ心線(光ファイバ着色心線)
10 …… 光ファイバ(ガラス光ファイバ)
11 …… 一次被覆層(プライマリ層)
12 …… 二次被覆層(セカンダリ層)
12a …… 着色された二次被覆層
13 …… 着色層
2 …… 光ファイバ間欠テープ心線
21 …… 光ファイバテープ心線
3 …… 間欠連結部
31,32 …… 間欠連結部
4 …… 非連結部(単心部)
5 …… パルスレーザー光照射装置
6 …… レーザー光吸収部
7 …… レーザー光吸収成分を含有する樹脂組成物により一括被覆された部分(レーザー光吸収成分を含有する部分)
7’ …… レーザー光吸収成分を含有しない樹脂組成物により一括被覆された部分
7a …… レーザー光吸収成分を含有する樹脂組成物により連結された部分
t1〜t7 …… 光ファイバ心線対

Claims (8)

  1. 複数本の光ファイバ心線が並列に配置され、隣接する前記光ファイバ心線を長さ方向に間欠的に連結する間欠連結部が形成された光ファイバ間欠テープ心線の製造方法であって、
    前記光ファイバ心線をテープ心線化する工程と、
    隣接する前記光ファイバ心線の間に対して、パルスレーザー光を照射し、隣接する前記光ファイバ心線が長さ方向に連結されない非連結部を間欠的に形成することにより、前記間欠連結部を形成する工程と、
    を含むことを特徴とする光ファイバ間欠テープ心線の製造方法。
  2. 前記光ファイバ心線をテープ心線化する工程が、前記光ファイバ心線を、レーザー波長を吸収するレーザー光吸収成分を含有する樹脂組成物によってテープ心線化する工程であることを特徴とする請求項1に記載の光ファイバ間欠テープ心線の製造方法。
  3. 複数本の光ファイバ心線が並列に配置され、隣接する前記光ファイバ心線を長さ方向に間欠的に連結する間欠連結部が形成された光ファイバ間欠テープ心線の製造方法であって、
    前記光ファイバ心線をテープ心線化する工程と、
    少なくとも隣接する前記光ファイバ心線の間に、レーザー波長を吸収するレーザー光吸収成分を含有する樹脂組成物が存在するレーザー光吸収部を形成する工程と、
    前記レーザー光吸収部に対してパルスレーザー光を照射し、隣接する前記光ファイバ心線が長さ方向に連結されない非連結部を間欠的に形成することにより、前記間欠連結部を形成する工程と、
    を含むことを特徴とする光ファイバ間欠テープ心線の製造方法。
  4. 前記レーザー光吸収部を、前記光ファイバ心線の長さ方向に間欠的に形成することを特徴とする請求項3に記載の光ファイバ間欠テープ心線の製造方法。
  5. 前記レーザー光吸収部は、レーザー波長を吸収するレーザー光吸収成分を含有する樹脂組成物を塗布することによって形成されることを特徴とする請求項3または請求項4に記載の光ファイバ間欠テープ心線の製造方法。
  6. 前記レーザー波長を吸収するレーザー光吸収成分の含有量が、前記レーザー光吸収成分を含有する樹脂組成物全体に対して0.3〜5.0質量%であることを特徴とする請求項2ないし請求項5のいずれかに記載の光ファイバ間欠テープ心線の製造方法。
  7. 前記パルスレーザー光の波長が500〜2000nmであることを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の光ファイバ間欠テープ心線の製造方法。
  8. 請求項1ないし請求項7のいずれかに記載の光ファイバ間欠テープ心線の製造方法によって製造され、パルスレーザー光の照射によって非連結部が間欠的に形成されていることを特徴とする光ファイバ間欠テープ心線。
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