JP2018010239A - 間欠連結型光ファイバテープ心線の製造方法および製造装置 - Google Patents

間欠連結型光ファイバテープ心線の製造方法および製造装置 Download PDF

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Hiroki Ishikawa
弘樹 石川
耕田 浩
Hiroshi Kouda
浩 耕田
佐藤 文昭
Fumiaki Sato
佐藤  文昭
石川 正彦
Masahiko Ishikawa
正彦 石川
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【課題】光ファイバテープ心線を高線速で走行させても信頼性の高い間欠連結型の光ファイバテープ心線を安定的に製造できる間欠連結型光ファイバテープ心線の製造方法及び製造装置を提供する。【解決手段】光ファイバテープ心線における隣り合う光ファイバ心線11A〜11L間の長手方向に沿って一括被覆層14の少なくとも一部を除去する被覆除去工程を実施し、一部、または全ての光ファイバ心線11A〜11L間において、隣接する光ファイバ心線11A〜11L間が連結された連結部と連結されていない非連結部とが長手方向に間欠的に設けられた間欠連結型光ファイバテープ心線を製造する製造方法であって、被覆除去工程は、光ファイバテープ心線を長手方向に走行させて、隣り合う光ファイバ心線11A〜11L間に間欠的にレーザー光を照射して、一括被覆層14の少なくとも一部を除去する工程である。【選択図】図9

Description

本発明は、間欠連結型光ファイバテープ心線の製造方法および製造装置に関する。
複数本の光ファイバ心線が平行一列に並べられ、共通被覆により一体化された光ファイバ心線間に、刃物により長手方向に間欠的な切れ込みを入れて、間欠連結型の光ファイバテープ心線を製造する方法および装置が知られている(例えば、特許文献1〜7)。
特許第5779940号公報 特開2013−238719号公報 特開2015−132682号公報 特開2014−038146号公報 特開2013−257394号公報 特許第5450687号公報 特許第5846047号公報
ところが、上記特許文献1〜7に記載された間欠連結型の光ファイバテープ心線を製造する方法および装置では、刃物による切断位置と光ファイバテープ心線の走行位置とが少しでもずれると、切れ込みが入る位置が光ファイバ心線間からずれて、光ファイバ心線に刃物が当たり光ファイバ心線を傷つけてしまうおそれがある。また、刃物を使用した場合は、光ファイバ心線の間を押し広げるようにして切込みが入るため、光ファイバテープ心線を高線速で走行させると、さらに位置がずれやすくなり、光ファイバ心線を傷つけやすくなる。そして、光ファイバ心線が傷つくと、光ファイバ心線が破断したり、光ファイバテープ心線の信頼性が低下するなどのおそれがある。また、上記のように刃物を使用した光ファイバテープ心線の製造装置は、刃物による切断位置と光ファイバテープ心線の走行位置とを合わせるための高精度な制御が必要とされるので、製造コストが高くなるという問題がある。
本発明は、光ファイバテープ心線を高線速で走行させても信頼性の高い間欠連結型の光ファイバテープ心線を安定的に製造できる、間欠連結型光ファイバテープ心線の製造方法および製造装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る間欠連結型光ファイバテープ心線の製造方法は、
複数の光ファイバ心線が並行に並べられ、長手方向に連続的に一括被覆層が形成されて連結された光ファイバテープ心線に対して、隣り合う前記光ファイバ心線間の長手方向に沿って前記一括被覆層の少なくとも一部を除去する被覆除去工程を実施し、一部、または全ての前記光ファイバ心線間において、隣接する前記光ファイバ心線間が連結された連結部と、隣接する前記光ファイバ心線間が連結されていない非連結部とが長手方向に間欠的に設けられた間欠連結型光ファイバテープ心線を製造する製造方法であって、
前記被覆除去工程は、
前記光ファイバテープ心線を長手方向に走行させて、隣り合う前記光ファイバ心線間に間欠的にレーザー光を照射して、前記一括被覆層の少なくとも一部を除去する工程である。
また、本発明の一態様に係る間欠連結型光ファイバテープ心線の製造装置は、複数の光ファイバ心線が並行に並べられ、一部、または全ての前記光ファイバ心線間において、隣接する前記光ファイバ心線間が連結された連結部と、隣接する前記光ファイバ心線間が連結されていない非連結部とが長手方向に間欠的に設けられた間欠連結型光ファイバテープ心線を製造する製造装置であって、
長手方向に連続的に一括被覆層が形成されて連結された光ファイバテープ心線を長手方向に走行させる走行部と、
前記走行部によって規定されたパスラインを走行する前記光ファイバテープ心線に対して、隣り合う前記光ファイバ心線間の長手方向に沿って前記一括被覆層の少なくとも一部を除去する被覆除去部と、を備え、
前記被覆除去部は、レーザー光源を有し、前記光ファイバテープ心線に対して、隣り合う前記光ファイバ心線間に間欠的に前記レーザー光源からレーザー光を照射し、前記一括被覆層の少なくとも一部を除去させる。
上記発明によれば、光ファイバテープ心線を高線速で走行させても信頼性の高い間欠連結型の光ファイバテープ心線を安定的に製造できる。
間欠連結型光ファイバテープ心線の一例を示す平面図である。 図1に示す光ファイバテープ心線のA−A断面図である。 図1に示す光ファイバテープ心線のB−B断面図である。 図1に示す光ファイバテープ心線のC−C断面図である。 間欠連結型光ファイバテープ心線の別の一例を示す平面図である。 通常の光ファイバテープ心線(非間欠光ファイバテープ心線と称する)の一例を示す平面図である。 本実施形態に係る間欠連結型光ファイバテープ心線の製造装置の一例を示す概略図である。 レーザー光照射装置を上から見た模式図である。 レーザー光照射装置を横から見た模式図である。 レーザー光が照射されるパターン(位置)の一例を示す図である。 レーザー光によって除去される一括被覆層の範囲(幅、厚み)の一例を示す図である。 レーザー光によって除去される一括被覆層の範囲(幅、厚み)の別の一例を示す図である。 外力付加装置の一例を横から見た模式図である。 図13に示す外力付加装置上から見た模式図である。 外力付加装置の別の一例を横から見た模式図である。 図15に示す外力付加装置のダイス部を示す図である。
[本発明の実施形態の説明]
最初に本発明の実施態様を列記して説明する。
本発明の一態様に係る間欠連結型光ファイバテープ心線の製造方法は、
(1)複数の光ファイバ心線が並行に並べられ、長手方向に連続的に一括被覆層が形成されて連結された光ファイバテープ心線に対して、隣り合う前記光ファイバ心線間の長手方向に沿って前記一括被覆層の少なくとも一部を除去する被覆除去工程を実施し、一部、または全ての前記光ファイバ心線間において、隣接する前記光ファイバ心線間が連結された連結部と、隣接する前記光ファイバ心線間が連結されていない非連結部とが長手方向に間欠的に設けられた間欠連結型光ファイバテープ心線を製造する製造方法であって、
前記被覆除去工程は、
前記光ファイバテープ心線を長手方向に走行させて、隣り合う前記光ファイバ心線間に間欠的にレーザー光を照射して、前記一括被覆層の少なくとも一部を除去する工程である。
上記(1)の方法によれば、レーザー光を照射する被覆除去工程は、光ファイバ心線間を押し広げずに一括被覆層の少なくとも一部を除去できるため位置がずれにくく、光ファイバテープ心線を高線速で走行させて、光ファイバ心線間が連結されていない非連結部を形成しても光ファイバ心線を傷つけにくい。したがって、光ファイバテープ心線を高線速で走行させても信頼性の高い間欠連結型の光ファイバテープ心線を安定的に製造できる。
(2)前記被覆除去工程の後に、前記一括被覆層の一部が除去された部分に外力を加え、隣り合う前記光ファイバ心線間を分離する外力付加工程を含む。
一括被覆層が除去された部分に外力を加えることで、光ファイバ心線間を分離して光ファイバ心線間が連結されていない非連結部をより確実に形成することができる。
(3)前記外力付加工程は、
前記光ファイバテープ心線を走行させながら捻回させることにより、前記一括被覆層の一部が除去された部分に応力を生じさせる工程である。
光ファイバテープ心線の走行速度を落とすことなく、光ファイバテープ心線に外力を加えることができるので、生産性への影響が少ない。
(4)前記外力付加工程は、
前記光ファイバテープ心線を走行させながら長手方向に垂直な断面内において湾曲した開口部を通すことによって、前記一括被覆層の一部が除去された部分に応力を生じさせる工程である。
光ファイバテープ心線の走行速度を落とすことなく、光ファイバテープ心線に外力を加えることができるので、生産性への影響が少ない。
(5)前記被覆除去工程において、前記レーザー光が照射された箇所における前記一括被覆層の厚さが、被覆部を残しつつ、前記レーザー光が照射されていない箇所の前記一括被覆層の厚さよりも小さくなるようにする。
レーザー光が照射された箇所における一括被覆層の厚さが、レーザー光が照射されていない箇所の一括被覆層の厚さよりも小さくなるものの、被覆部が残っているので、より確実に光ファイバ心線を傷つけることなく光ファイバ心線間が連結されていない非連結部を形成できる。
(6)前記被覆除去工程において、前記レーザー光を前記光ファイバテープ心線の並列面の両面から照射する。
レーザー光を光ファイバテープ心線の並列面の両面から照射することにより、光ファイバテープ心線の両面から一括被覆層を除去でき、より確実に光ファイバ心線間が連結されていない非連結部を形成することができる。
また、本発明の一態様に係る間欠連結型光ファイバテープ心線の製造装置は、
(7)複数の光ファイバ心線が並行に並べられ、一部、または全ての前記光ファイバ心線間において、隣接する前記光ファイバ心線間が連結された連結部と、隣接する前記光ファイバ心線間が連結されていない非連結部とが長手方向に間欠的に設けられた間欠連結型光ファイバテープ心線を製造する製造装置であって、
長手方向に連続的に一括被覆層が形成されて連結された光ファイバテープ心線を長手方向に走行させる走行部と、
前記走行部によって規定されたパスラインを走行する前記光ファイバテープ心線に対して、隣り合う前記光ファイバ心線間の長手方向に沿って前記一括被覆層の少なくとも一部を除去する被覆除去部と、を備え、
前記被覆除去部は、レーザー光源を有し、前記光ファイバテープ心線に対して、隣り合う前記光ファイバ心線間に間欠的に前記レーザー光源からレーザー光を照射し、前記一括被覆層の少なくとも一部を除去させる。
上記(7)の構成によれば、レーザー光を照射する被覆除去部は、光ファイバ心線間を押し広げずに一括被覆層の少なくとも一部を除去できるため位置がずれにくく、光ファイバテープ心線を高線速で走行させて、光ファイバ心線間が連結されていない非連結部を形成しても光ファイバ心線を傷つけにくい。したがって、光ファイバテープ心線を高線速で走行させても信頼性の高い間欠連結型の光ファイバテープ心線を安定的に製造できる。
(8)前記被覆除去部によって前記光ファイバテープ心線の前記一括被覆層の一部が除去された部分に、外力を加えて隣り合う前記光ファイバ心線間を分離させる外力付加部を有する。
外力付加部によって、一括被覆層が除去された部分に外力を加えることで、光ファイバ心線間を分離して光ファイバ心線間が連結されていない非連結部をより確実に形成することができる。
(9)前記レーザー光源は、波長が180mm〜360mmの紫外線レーザーを照射する光源である。
例えば赤外線レーザーの場合は、熱により対象物を焼いて除去するので焼け滓が発生する。焼け滓が光ファイバテープ心線に残り、例えばこの滓が光ファイバケーブル中に入り込むと、光ファイバ心線に微小な曲がりを生じさせて伝送損失が増加する原因となったり、光ファイバ心線に傷を付けて、断線や、信頼性低下の原因となる。これに対して、紫外線レーザーの場合は、一括被覆層の分子間結合を分離させ、蒸散させて除去するので、焼け滓は発生せず、上記問題は生じない。
(10)前記被覆除去部は、前記レーザー光を前記光ファイバテープ心線の並列面の両面から照射するように構成されている。
被覆除去部により、レーザー光が光ファイバテープ心線の並列面の両面から照射されるので、光ファイバテープ心線の両面から一括被覆層を除去でき、より確実に光ファイバ心線間が連結されていない非連結部を形成することができる。
[本発明の実施形態の詳細]
本発明の実施形態に係る間欠連結型光ファイバテープ心線の製造方法および製造装置の具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。
なお、本発明はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本実施形態に係る間欠連結型光ファイバテープ心線の製造方法および製造装置によって製造された間欠連結型光ファイバテープ心線の一例を図1〜図4を参照しつつ説明する。
図1に示すように、間欠連結型光ファイバテープ心線10Aは、複数(図1の例では12本)の光ファイバ心線11A〜11L(以下、総称する場合は光ファイバ心線11と称する)が並列に配置された状態で、隣接する光ファイバ心線11間が連結された連結部12と、隣接する光ファイバ心線11間が連結されていない非連結部13とが長手方向に間欠的に設けられている光ファイバテープ心線である。なお、図1には光ファイバ心線11A〜11Lを配列方向に開いた状態の間欠連結型光ファイバテープ心線10Aが示されている。
図2〜図4は、図1に示す間欠連結型光ファイバテープ心線10AのA−A線、B−B線、C−C線における横断面をそれぞれ示している。本明細書において「横断面」とは、間欠連結型光ファイバテープ心線の長手方向に直交する断面を意味する。
図2に示すように、A−A線における横断面では、2本ずつの光ファイバ心線11が連結されてその間に連結部12が設けられている。また、連結された2本の光ファイバ心線11の各々の間に非連結部13が設けられている。
また、図3に示すように、B−B線における横断面では、各光ファイバ心線11間に非連結部13が設けられており、連結部12は設けられていない。
また、図4に示すように、C−C線における横断面では、両端の光ファイバ心線11Aと11Lとがそれぞれ1本となるように光ファイバ心線11Aと11Bとの間及び光ファイバ心線11Kと11Lとの間に非連結部13が設けられている。また、光ファイバ心線11Aと11Lとの間に配置されている光ファイバ心線では、2本の光ファイバ心線11毎に非連結部13が設けられている。
連結部12と非連結部13とが間欠的に設けられている箇所は、全ての光ファイバ心線間であってもよく、または、一部の光ファイバ心線間であってもよい。例えば図1に示す間欠連結型光ファイバテープ心線10Aは、全ての光ファイバ心線11間に連結部12と非連結部13とが間欠的に設けられている1心間欠型の間欠連結型光ファイバテープ心線である。
図5は、一部の光ファイバ心線間に連結部12と非連結部13とが間欠的に設けられている間欠連結型光ファイバテープ心線の一例を示す。
図5に示す間欠連結型光ファイバテープ心線10Bは、2本の光ファイバ心線11を一単位として連結部12と非連結部13とが間欠的に設けられている2心間欠型の間欠連結型光ファイバテープ心線の例である。すなわち、間欠連結型光ファイバテープ心線10Bは、12本の光ファイバ心線11A〜11Lにおいて、光ファイバ心線11Aと11Bの間、11Cと11Dの間、11Eと11Fの間、11Gと11Hの間、11Iと11Jの間、11Kと11Lの間に非連結部13が設けられていない。なお、製造される間欠連結型光ファイバテープ心線は、2本以上の光ファイバ心線11を有するものであれば良い。
図6は、上記間欠連結型光ファイバテープ心線10A,10Bにおいて、非連結部13が設けられる以前であって全ての光ファイバ心線11間が連結されている通常の光ファイバテープ心線(以下、非間欠光ファイバテープ心線100と称する)の横断面を示す。
図6に示すように、非間欠光ファイバテープ心線100は、並列された12本の光ファイバ心線11がその長手方向に連続的に設けられた一括被覆層14により一括して被覆されている。一括被覆層14は、例えば紫外線硬化型樹脂等の樹脂で形成されている。光ファイバ心線11は、例えば標準外径125μmのガラスファイバに被覆外径250μmの被覆を施した光ファイバ素線と、光ファイバ素線の外側を被覆する着色層とで構成されている。
次に、間欠連結型光ファイバテープ心線10Aを製造する製造装置20について図7〜図16を参照しつつ説明する。
図7に示すように、製造装置20は、走行部22を備えている。走行部22は、テープ心線繰出機21と、巻取機28とを備えている。テープ心線繰出機21は、間欠連結型光ファイバテープ心線10Aを製造するための非間欠光ファイバテープ心線100をパスラインに供給する。巻取機28は、パスライン上の間欠連結型光ファイバテープ心線10Aをボビンに巻き取る。このパスラインとは、走行部22によって規定されたものである。テープ心線繰出機21から非間欠光ファイバテープ心線100が供給される速さ、すなわち非間欠光ファイバテープ心線100の線速は、予め所定の速さに設定されている。テープ心線繰出機21から供給された非間欠光ファイバテープ心線100は、その長手方向に沿って、パスラインを走行する。
製造装置20は、パスラインの上流側(テープ心線繰出機21側)から、位置センサ23と、位置制御装置24と、レーザー光照射装置25(被覆除去部の一例)とを備えている。
位置センサ23は、パスラインを走行する非間欠光ファイバテープ心線100の位置を検出する。位置センサ23は、検出した位置情報を位置制御装置24へ送信する。
位置制御装置24は、位置センサ23から送信されてきた位置情報に基づいて、非間欠光ファイバテープ心線100に対してレーザー光を照射させる照射制御信号を算出し、算出した照射制御信号をレーザー光照射装置25へ送信する。照射制御信号には照射位置を制御するための照射位置信号等が含まれている。
レーザー光照射装置25は、位置制御装置24から送信されてきた制御信号に基づき、パスラインを走行する非間欠光ファイバテープ心線100に対してレーザー光を照射する。レーザー光照射装置25は、隣り合う光ファイバ心線11間の一括被覆層14に対して長手方向に沿って間欠的にレーザー光を照射し、一括被覆層14の少なくとも一部を除去する。レーザー光照射装置25から照射されるレーザーのスポットサイズ、照射の繰り返し周期、照射光の強度等は、予め所定の値に設定されている。
また、製造装置20は、外力付加装置26(外力付加部の一例)と、矯正ローラー27とを備えている。
外力付加装置26は、レーザー光が照射されることで一括被覆層14の一部が除去された非間欠光ファイバテープ心線100に対して外力を加え、一括被覆層14の一部が除去された部分の光ファイバ心線11間を分離させる。
矯正ローラー27は、間欠連結型光ファイバテープ心線10Aの位置を矯正するものである。パスラインを走行する間欠連結型光ファイバテープ心線10Aは、この矯正ローラー27によって並行に並ぶように矯正される。
図8及び図9に示すように、製造装置20のレーザー光照射装置25は、レーザー光源251と、ビームスプリッタ(Beam splitters:BS)252a〜252kと、全反射鏡253a,253bと、光吸収材254と、シャッター255a,255bと、保持部材256とを備えている。
レーザー光源251は、波長が例えば180〜360mmの紫外線レーザーを照射する光源である。
BS252b〜252kと全反射鏡253bと光吸収材254とは、保持部材256にそれぞれ保持されている。このうちBS252b〜252fと光吸収材254とは、パスラインを走行する非間欠光ファイバテープ心線100の光ファイバ心線11A〜11Lが並列する幅方向に一列に並んで保持部材256に保持されている。また、BS252g〜252kと全反射鏡253bとは、BS252b〜252fと光吸収材254とが並ぶ位置から光ファイバ心線11A〜11Lの長手方向へ所定の距離だけ離れた位置に、上記BS252b〜252f及び光吸収材254の並びと平行に一列に並んで保持部材256に保持されている。
保持部材256は、光ファイバ心線11A〜11Lが並列する表面から所定の距離を空けた上方に光ファイバ心線11A〜11Lを覆うように配置されている。保持部材256は、各部材を保持した状態で、光ファイバ心線11A〜11Lが並列する幅方向(図8,図9の左右方向)に移動可能に構成されている。
BS252aは、BS252b〜252fと光吸収材254とが並ぶ列のBS252b側の延長上であって、光ファイバ心線11A〜11Lの並ぶ箇所から外れた位置に設けられている。また、全反射鏡253aは、BS252g〜252kと全反射鏡253bとが並ぶ列のBS252g側の延長上であって光ファイバ心線11A〜11Lの並ぶ箇所から外れた位置に設けられている。
保持部材256に保持されているBS252b〜252fと、光ファイバ心線11A〜11Lの並列する表面との間には、レーザー光を遮断しうるシャッター255aが開閉可能に設けられている。また、保持部材256に保持されているBS252g〜252k及び全反射鏡253bと、光ファイバ心線11A〜11Lの並列する表面との間には、レーザー光を遮断しうるシャッター255bが開閉可能に設けられている。
BS252a〜252kは、入射されるレーザー光をそれぞれ所定の比で2つの光に分割する。BS252aは、レーザー光源251から出射されたレーザー光(例えば、強度1とする)を1:1に分割し、強度1/2のレーザー光を反射して全反射鏡253aへ向けて進行させるとともに、強度1/2のレーザー光を透過してBS252bへ向けて進行させる。BS252bは、BS252aを透過した強度1/2のレーザー光を1:5に分割し、強度1/12のレーザー光を反射して非間欠光ファイバテープ心線100の光ファイバ心線11Bと光ファイバ心線11Cとの間に照射させるとともに、強度5/12のレーザー光を透過してBS252cへ向けて進行させる。BS252cは、BS252bを透過した強度5/12のレーザー光を1:4に分割し、強度1/12のレーザー光を反射して光ファイバ心線11Dと光ファイバ心線11Eとの間に照射させるとともに、強度4/12のレーザー光を透過してBS252dへ向けて進行させる。
BS252dは、BS252cを透過した強度4/12のレーザー光を1:3に分割し、強度1/12のレーザー光を反射して光ファイバ心線11Fと光ファイバ心線11Gとの間に照射させるとともに、強度3/12のレーザー光を透過してBS252eへ向けて進行させる。BS252eは、BS252dを透過した強度3/12のレーザー光を1:2に分割し、強度1/12のレーザー光を反射して光ファイバ心線11Hと光ファイバ心線11Iとの間に照射させるとともに、強度2/12のレーザー光を透過してBS252fへ向けて進行させる。BS252fは、BS252eを透過した強度2/12のレーザー光を1:1に分割し、強度1/12のレーザー光を反射して光ファイバ心線11Jと光ファイバ心線11Kとの間に照射させるとともに、強度1/12のレーザー光を透過して光吸収材254へ向けて進行させる。光吸収材254は、BS252fを透過した強度1/12のレーザー光を吸収する。
このような構成により、BS252a〜252fが並べられている領域では、非間欠光ファイバテープ心線100に対して、光ファイバ心線11Bと11C、11Dと11E、11Fと11G、11Hと11I、11Jと11Kの間に強度1/12ずつのレーザー光がそれぞれ照射される。
全反射鏡253aは、BS252aで反射された強度1/2のレーザー光をBS252gに向けて反射させる。BS252gは、全反射鏡253aで反射された強度1/2のレーザー光を1:5に分割し、強度1/12のレーザー光を反射して光ファイバ心線11Aと光ファイバ心線11Bとの間に照射させるとともに、強度5/12のレーザー光を透過してBS252hへ向けて進行させる。BS252hは、BS252gを透過した強度5/12のレーザー光を1:4に分割し、強度1/12のレーザー光を反射して光ファイバ心線11Cと光ファイバ心線11Dとの間に照射させるとともに、強度4/12のレーザー光を透過してBS252iへ向けて進行させる。
BS252iは、BS252hを透過した強度4/12のレーザー光を1:3に分割し、強度1/12のレーザー光を反射して光ファイバ心線11Eと光ファイバ心線11Fとの間に照射させるとともに、強度3/12のレーザー光を透過してBS252jへ向けて進行させる。BS252jは、BS252iを透過した強度3/12のレーザー光を1:2に分割し、強度1/12のレーザー光を反射して光ファイバ心線11Gと光ファイバ心線11Hとの間に照射させるとともに、強度2/12のレーザー光を透過してBS252kへ向けて進行させる。BS252kは、BS252jを透過した強度2/12のレーザー光を1:1に分割し、強度1/12のレーザー光を反射して光ファイバ心線11Iと光ファイバ心線11Jとの間に照射させるとともに、強度1/12のレーザー光を透過して全反射鏡253bへ向けて進行させる。全反射鏡253bは、BS252kを透過した強度1/12のレーザー光を反射して光ファイバ心線11Kと光ファイバ心線11Lとの間に照射させる。
このような構成により、全反射鏡253aとBS252g〜252kと全反射鏡253bとが並べられている領域では、非間欠光ファイバテープ心線100に対して、光ファイバ心線11Aと11B、11Cと11D、11Eと11F、11Gと11H、11Iと11J、11Kと11Lの間に強度1/12ずつのレーザー光がそれぞれ照射される。
なお、本実施形態では非間欠光ファイバテープ心線100における光ファイバ心線11A〜11Lの並列する表面側(BSに対向する側)に対してレーザー光を照射するように構成されているが、例えば光ファイバ心線11A〜11Lの並列する裏面側にもレーザー光を照射するようにしても良い。この場合、レーザー光を照射させる上記と同様の構成を並列する裏面側にも設け、レーザー光が照射される並列する表面の位置と略同じ裏面の位置にレーザー光を照射する。
図10に示すように、レーザー光は、非間欠光ファイバテープ心線100の光ファイバ心線11A〜11L間に対して、パルス光が間欠的に並んだミシン目状に照射される。例えばレーザーのスポットサイズは20μm、照射の繰り返し周期は100KHz、非間欠光ファイバテープ心線100の線速は200m/分(照射間隔は33μm)に設定される。なお、レーザー光の照射はミシン目状に限定されず、例えばミシン目がつながるように線状に照射しても良い。
図10における矢印Dと矢印Hの区間は、光ファイバ心線11Bと11C、11Dと11E、11Fと11G、11Hと11I、11Jと11Kの間にミシン目状のパルス光が照射されている。すなわち、これらの区間では、シャッター255aが開かれてBS252b〜252fで反射されたレーザー光が照射され、シャッター255bは閉じられてBS252g〜252k及び全反射鏡253bで反射されたレーザー光は遮断されている。
また、矢印Eと矢印Gの区間は、光ファイバ心線11Aと11B、11Bと11C、11Cと11D、11Dと11E、11Eと11F、11Fと11G、11Gと11H、11Hと11I、11Iと11J、11Jと11K、11Kと11Lの間にミシン目状のパルス光が照射されている。すなわち、これらの区間では、シャッター255aとシャッター255bとが開かれてBS252b〜252k及び全反射鏡253bで反射されたレーザー光が照射されている。
また、矢印Fの区間は、光ファイバ心線11Aと11B、11Cと11D、11Eと11F、11Gと11H、11Iと11J、11Kと11Lの間にミシン目状のパルス光が照射されている。すなわち、この区間では、シャッター255bが開かれてBS252g〜252k及び全反射鏡253bで反射されたレーザー光が照射されており、シャッター255aは閉じられてBS252b〜252fで反射されたレーザー光は遮断されている。
このようにして、図10の非間欠光ファイバテープ心線100では、光ファイバ心線11Aと11B、11Cと11D、11Eと11F、11Gと11H、11Iと11J、11Kと11Lの間においては矢印区間E,F,Gでレーザー光が照射され、それらの区間における一括被覆層14が除去されている。また、光ファイバ心線11Bと11C、11Dと11E、11Fと11G、11Hと11I、11Jと11Kの間においては矢印区間D,E,G,Hでレーザー光が照射され、それらの区間における一括被覆層14が除去されている。
レーザー光が照射されることによって除去される一括被覆層14の深さは、例えば図11の矢印h1で示すように、レーザー光が照射された部分の一括被覆層14を完全に除去するような形態としても良い。除去される一括被覆層14の深さは、照射されるレーザー光の強度や非間欠光ファイバテープ心線100の線速等により変化する。なお、除去される一括被覆層14の幅wは、レーザーのスポットサイズにより設定できる。
また、レーザー光が照射されることによって除去される一括被覆層14の深さは、例えば図12の矢印h2で示すように、レーザー光が照射された部分にわずかな厚さの一括被覆層14aが残るような形態としても良い。
図13及び図14に示すように、製造装置20の外力付加装置26は、例えば2つの外力付加ローラー261,262を備えている。レーザー光照射装置25によって、一括被覆層14の一部が除去された非間欠光ファイバテープ心線100は、外力付加ローラー261と外力付加ローラー262との間で走行方向を軸として右または左方向へ180°捻回される。非間欠光ファイバテープ心線100を走行させながら捻回させることにより、捻回部263に捻回応力が生じる。
図15に示すように、外力付加装置26は、ガイドローラー271,272と、ガイドローラー271,272間に配置されたダイス部273,274とを備える構成としても良い。
ダイス部273は、図16に示すように、例えば上に凸の円弧状に湾曲した開口部275を有している。また、ダイス部274は、例えば下に凸の円弧状に湾曲した開口部276を有している。レーザー光照射装置25によって、一括被覆層14の一部が除去された非間欠光ファイバテープ心線100は、ダイス部273の開口部275を通過することにより円弧状に曲げられる。これにより非間欠光ファイバテープ心線100の並列する表面側には曲げによる引張応力が生じる。また、非間欠光ファイバテープ心線100は、ダイス部274の開口部276を通過することにより開口部275とは反対向きの円弧状に曲げられる。これにより非間欠光ファイバテープ心線100の並列する裏面側には曲げによる引張応力が生じる。
なお、ここまでは、間欠連結型光ファイバテープ心線10Aを製造する製造装置について説明してきたが、間欠連結型光ファイバテープ心線10Bを製造する製造装置の場合には、図8に示すレーザー光照射装置25において、ビームスプリッタや全反射鏡や吸収部材等を間欠連結型光ファイバテープ心線10Bに形成される非連結部13の位置に対応させて配置すれば良い。
次に、間欠連結型光ファイバテープ心線10Aを製造する製造方法について説明する。
非間欠光ファイバテープ心線100が予め設定されている線速に基づいてテープ心線繰出機21からパスラインに供給される。
パスラインを走行する非間欠光ファイバテープ心線100の位置が位置センサ23によって検出され、検出された位置情報が位置制御装置24へ送信される。
位置センサ23から送信されてきた位置情報に基づいて、非間欠光ファイバテープ心線100に対してレーザー光を照射させる照射制御信号が位置制御装置24によって算出され、算出された照射制御信号がレーザー光照射装置25へ送信される。
非間欠光ファイバテープ心線100の幅方向に対するレーザー光照射装置25の保持部材256の位置、すなわちレーザー光の照射位置が、上記照射制御信号に基づいて調整される。
予め設定されているスポットサイズ、照射の繰り返し周期、照射光の強度等に基づいて、レーザー光源251からレーザー光が出射される。
間欠連結型光ファイバテープ心線10Aにおける非連結部13が形成される区間(図10の矢印区間D〜H参照)に対応して、レーザー光照射装置25のシャッター255a,255bがそれぞれ開閉される。これにより、所定の光ファイバ心線11A〜11L間に長手方向へ間欠的にレーザー光が照射され、照射された部分の一括被覆層14が除去される。レーザー光が照射された部分の一括被覆層14は、一括被覆層14が完全に除去されるようにしても良いし、わずかな厚さの一括被覆層14aが残るようにしても良い(図11,図12参照)。また、光ファイバ心線11A〜11L間へのレーザー光の照射は、非間欠光ファイバテープ心線100における一方側の面に対して行っても良いし、両面に対して行っても良い。
続いて、一括被覆層14の一部が除去された非間欠光ファイバテープ心線100を例えば走行させながら捻回することにより、あるいは湾曲した開口部275,276を通過させることにより、一括被覆層14の一部が除去された部分に対して外力が加わる。これにより、一括被覆層14の一部が除去された部分に応力が生じ、その部分において隣り合う光ファイバ心線11A〜11L間が分離され、非連結部13が形成される。
このようにして、隣接する光ファイバ心線11A〜11L間に連結部と非連結部とが長手方向に間欠的に設けられた間欠連結型光ファイバテープ心線10Aが製造される(図1参照)。なお、図1に示されている矢印D〜Hの各区間における非連結部13の位置は、図10に示されている矢印D〜Hの各区間におけるミシン目状のパルス光が照射されている位置に対応している。
製造された間欠連結型光ファイバテープ心線10Aは、矯正ローラー27によって並行に並ぶように矯正され、巻取機28によってボビンに巻き取られる。
ところで、一括被覆層が形成されて連結された光ファイバテープ心線の光ファイバ心線間に例えば刃物を当てて切れ込みを入れる(非連結部を形成する)場合、当てた刃物自体が光ファイバ心線間を押し広げるように切込みが入る。このため、切れ込み位置のわずかなずれで光ファイバ心線に刃物が当たり光ファイバ心線を傷つけてしまう可能性がある。
これに対して、上記間欠連結型光ファイバテープ心線の製造装置20及びその製造方法によれば、レーザー光を照射して光ファイバ心線11A〜11L間の長手方向における一括被覆層14のみを除去し、その後に、外力を加えて生じる応力によって、非連結部13を形成している。このため、一括被覆層14を除去しようとする位置に対するレーザー光が照射される位置のずれを小さくすることができ、光ファイバ心線11A〜11Lに傷が付きにくい。また、刃物を用いずに応力によって光ファイバ心線11A〜11L間を分離しているので光ファイバ心線11A〜11Lに傷が付きにくい。したがって、非間欠光ファイバテープ心線100を高線速で走行させても信頼性の高い間欠連結型光ファイバテープ心線10Aを安定的に製造することできる。
また、非間欠光ファイバテープ心線100を走行させながら捻回させることにより、あるいは湾曲した開口部275,276を通過させることにより一括被覆層14が除去された部分に応力を生じさせている。このため、非間欠光ファイバテープ心線100の走行速度を落とすことなく、一括被覆層14が除去された部分に外力を加えることができるので、高い生産性を維持したまま間欠連結型光ファイバテープ心線10Aを製造することできる。
また、レーザー光源251には、波長が180mm〜360mmの紫外線レーザーを照射する光源を用いている。例えば赤外線レーザーを用いた場合、対象物を熱で焼いて除去するので焼け滓が発生する。発生した焼け滓が光ファイバテープ心線に残り例えば光ファイバケーブル中に入り込むと、光ファイバ心線に微小な曲がりを生じさせて伝送損失が増加する原因となったり、光ファイバ心線に傷を付けて、断線や、信頼性低下の原因となる。これに対して、紫外線レーザーを用いた場合、一括被覆層14の分子間結合を分離させ蒸散させて除去することができるので、焼け滓は発生しない。このため、信頼性の高い間欠連結型光ファイバテープ心線10Aを製造することできる。
また、レーザー光を非間欠光ファイバテープ心線100の両面から照射する構成にすることで非間欠光ファイバテープ心線100の両面から一括被覆層14を除去できる。このため、一括被覆層14を除去した部分に外力を加えたときに光ファイバ心線11A〜11L同士を容易に分離することができ、さらに精度良く非連結部13を形成することができる。
また、レーザー光が照射された箇所における一括被覆層14aの厚さが、わずかな被覆部を残しつつ、レーザー光が照射されていない箇所の一括被覆層14の厚さよりも小さくなるように形成される。このため、レーザー光が照射された箇所の一括被覆層14aの厚さは小さくなるもののわずかに被覆部が残っているので、光ファイバ心線に傷が付くことなく非連結部13を形成することができる。
10A、10B 間欠連結型光ファイバテープ心線
11(11A〜11L) 光ファイバ心線
12 連結部
13 非連結部
14 一括被覆層
20 製造装置
22 走行部
23 位置センサ
24 位置制御装置
25 レーザー光照射装置(被覆除去部の一例)
26 外力付加装置(外力付加部の一例)
27 矯正ローラー
28 巻取機
100 非間欠光ファイバテープ心線
251 レーザー光源
252a〜252k ビームスプリッタ
253a,253b 全反射鏡
254 光吸収材
255a,255b シャッター
256 保持部材
261、262 外力付加ローラー
273、274 ダイス部
275、276 開口部

Claims (10)

  1. 複数の光ファイバ心線が並行に並べられ、長手方向に連続的に一括被覆層が形成されて連結された光ファイバテープ心線に対して、隣り合う前記光ファイバ心線間の長手方向に沿って前記一括被覆層の少なくとも一部を除去する被覆除去工程を実施し、一部、または全ての前記光ファイバ心線間において、隣接する前記光ファイバ心線間が連結された連結部と、隣接する前記光ファイバ心線間が連結されていない非連結部とが長手方向に間欠的に設けられた間欠連結型光ファイバテープ心線を製造する製造方法であって、
    前記被覆除去工程は、
    前記光ファイバテープ心線を長手方向に走行させて、隣り合う前記光ファイバ心線間に間欠的にレーザー光を照射して、前記一括被覆層の少なくとも一部を除去する工程である、間欠連結型光ファイバテープ心線の製造方法。
  2. 前記被覆除去工程の後に、前記一括被覆層の一部が除去された部分に外力を加え、隣り合う前記光ファイバ心線間を分離する外力付加工程を含む、請求項1に記載の間欠連結型光ファイバテープ心線の製造方法。
  3. 前記外力付加工程は、
    前記光ファイバテープ心線を走行させながら捻回させることにより、前記一括被覆層の一部が除去された部分に応力を生じさせる工程である、請求項2に記載の間欠連結型光ファイバテープ心線の製造方法。
  4. 前記外力付加工程は、
    前記光ファイバテープ心線を走行させながら長手方向に垂直な断面内において湾曲した開口部を通すことによって、前記一括被覆層の一部が除去された部分に応力を生じさせる工程である、請求項2に記載の間欠連結型光ファイバテープ心線の製造方法。
  5. 前記被覆除去工程において、前記レーザー光が照射された箇所における前記一括被覆層の厚さが、被覆部を残しつつ、前記レーザー光が照射されていない箇所の前記一括被覆層の厚さよりも小さくなるようにする、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の間欠連結型光ファイバテープ心線の製造方法。
  6. 前記被覆除去工程において、前記レーザー光を前記光ファイバテープ心線の並列面の両面から照射する、請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の間欠連結型光ファイバテープ心線の製造方法。
  7. 複数の光ファイバ心線が並行に並べられ、一部、または全ての前記光ファイバ心線間において、隣接する前記光ファイバ心線間が連結された連結部と、隣接する前記光ファイバ心線間が連結されていない非連結部とが長手方向に間欠的に設けられた間欠連結型光ファイバテープ心線を製造する製造装置であって、
    長手方向に連続的に一括被覆層が形成されて連結された光ファイバテープ心線を長手方向に走行させる走行部と、
    前記走行部によって規定されたパスラインを走行する前記光ファイバテープ心線に対して、隣り合う前記光ファイバ心線間の長手方向に沿って前記一括被覆層の少なくとも一部を除去する被覆除去部と、を備え、
    前記被覆除去部は、レーザー光源を有し、前記光ファイバテープ心線に対して、隣り合う前記光ファイバ心線間に間欠的に前記レーザー光源からレーザー光を照射し、前記一括被覆層の少なくとも一部を除去させる、間欠連結型光ファイバテープ心線の製造装置。
  8. 前記被覆除去部によって前記光ファイバテープ心線の前記一括被覆層の一部が除去された部分に、外力を加えて隣り合う前記光ファイバ心線間を分離させる外力付加部を有する、請求項7に記載の間欠連結型光ファイバテープ心線の製造装置。
  9. 前記レーザー光源は、波長が180mm〜360mmの紫外線レーザーを照射する光源である、請求項7または請求項8に記載の間欠連結型光ファイバテープ心線の製造装置。
  10. 前記被覆除去部は、前記レーザー光を前記光ファイバテープ心線の並列面の両面から照射するように構成されている、請求項7から請求項9のいずれか一項に記載の間欠連結型光ファイバテープ心線の製造装置。
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