JPWO2018100616A1 - エレベータ装置の釣合いおもり及びエレベータ装置 - Google Patents

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Abstract

必要な強度を確保しつつ、釣合いおもり側のコンペンチェーンの取付位置の自由度を向上させることが可能な釣合いおもり側のコンペンチェーンの取り付け構造を備えたエレベータ装置の釣合いおもり及びエレベータ装置を提供する。コンペンチェーンを備えたエレベータ装置において、略Uの字状の断面形状の部分を備え、第1立ち上がり辺5a,5bが釣合いおもり枠2に対して垂直となる向きで、第1立ち上がり辺5a,5bを結ぶ第1連結辺5cが釣合いおもり枠2に固定された第1ブラケット5と、略Uの字状の断面形状の部分を備え、第2立ち上がり辺6a,6bを結ぶ第2連結辺6cが下側となる向きで、第2立ち上がり辺6a,6bが、第1ブラケット5の第1立ち上がり辺5a,5bに固定された第2ブラケット6とを有し、コンペンチェーンの端部を第2ブラケットの第2連結辺6cにより支持する。

Description

本発明は、エレベータ装置の釣合いおもり及びエレベータ装置に関する。
エレベータ装置は、建屋に形成される昇降路に、主ロープによりつるべ式に懸架される乗りかごおよび釣合いおもりを備える。エレベータ装置には、例えば、特許文献1に記載のように、一端が乗りかご下部、他端が釣合いおもり下部に連結され、中間部が昇降路内で折り返されるコンペンチェーンを設けることがある。このようなコンペンチェーンは、乗りかごの昇降によって巻上機にかかるロープ重量のアンバランスを補正する機能を果たすものである。特許文献1には、コンペンチェーンの最少曲率半径を大きくすることができるように、コンペンチェーンに曲げ合成の高い帯状ベルトを締結することが開示されている。
特開2011‐1152号公報
ところで、コンペンチェーンは許容曲げ半径が定められている。このため、乗りかご側を基準としてコンペンチェーンを取り付けた際、釣合いおもり側のコンペンチェーンの取付位置を釣合いおもり枠の投影面積内に設けることができない場合がある。釣合いおもり側のコンペンチェーンの取付位置を釣合いおもり枠の投影面積から外れたところとした場合、コンペンチェーンの取付位置が釣合いおもり芯から離れていくにつれて、コンペンチェーンと釣合いおもりとを連結する連結部材にかかるモーメント荷重が大きくなる。昇降距離が長いエレベータ装置においては、コンペンチェーンが長くなりコンペンチェーンが重くなるので、連結部材にかかるモーメント荷重がより大きくなる。
特許文献1では、釣合いおもり側のコンペンチェーンの取り付け構造について特に考慮されていない。
本発明の目的は、必要な強度を確保しつつ、釣合いおもり側のコンペンチェーンの取付位置の自由度を向上させることが可能な釣合いおもり側のコンペンチェーンの取り付け構造を備えたエレベータ装置の釣合いおもり及びエレベータ装置を提供することにある。
本発明は、一端が乗りかごの下部、他端が釣合いおもりの釣合いおもり枠の下部に連結され、中間部が昇降路内で折り返されるコンペンチェーンを備えたエレベータ装置において、略Uの字状の断面形状の部分を備え、Uの字の対となる第1立ち上がり辺が釣合いおもり枠に対して垂直となる向きで、Uの字のこれらの第1立ち上がり辺を結ぶ第1連結辺が釣合いおもり枠に固定された第1ブラケットと、略Uの字状の断面形状の部分を備え、Uの字の対となる第2立ち上がり辺を結ぶ第2連結辺が下側となる向きで、第2立ち上がり辺が、第1ブラケットの第1立ち上がり辺に固定された第2ブラケットとを有し、コンペンチェーンの他端が第2ブラケットの第2連結辺により支持されていることを特徴とする。
本発明によれば、釣合いおもり側のコンペンチェーンの取り付け構造について、必要な強度を確保しつつ、釣合いおもり側のコンペンチェーンの取付位置の自由度を向上させることを可能なものとすることができる。
なお、上述した以外の課題、構成および効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
本発明の一実施形態に係るエレベータ装置の釣合いおもりを示す正面図である。 図1に示す釣合いおもり下部の断面図である。 図1に示す釣合いおもりにおけるブラケットおよびU字ボルトの正面図である。 図1に示す釣合いおもりにおける第1ブラケットの正面図である。 図1に示す釣合いおもりにおける第1ブラケットの側面図である。 図1に示す釣合いおもりにおける第2ブラケットの断面図である 図1に示す釣合いおもりにおける第2ブラケットの側面図である 図1に示す釣合いおもりにおける第2ブラケットの裏面図である。 本発明の他の実施形態に係るエレベータ装置の釣合いおもり下部の断面図である。 本発明の一実施形態の釣合いおもりが適用されるエレベータ装置の一例を示す模式図である。
以下、本発明のエレベータ装置の釣合いおもり及びエレベータ装置を実施するための形態について、図1乃至図7を参照して説明する。なお、各図において同一または類似の構成には同じ符号を付して繰り返しの説明は省略する。
エレベータ装置は、例えば、図7に示すように、乗りかご20、巻上機30、主ロープ50、釣合いおもり1を主な構成要素として構成されている。乗りかご20の下部にはプーリビーム60が固定され、プーリビーム60にかご下プーリ61,62が取り付けられている。巻上機30は昇降路の底部に設置されている。昇降路の頂部付近には固定板70が設けられ、主ロープ50の端部91,92が連結されている。また、固定板70には、転向プーリ81,82が取り付けられている。釣合いおもり1にはプーリ3が取り付けられている。主ロープ50は、一方の端部91が固定板70に連結され、巻上機30のシーブ、転向プーリ81、かご下プーリ61,62、転向プーリ82、プーリ3に順に巻き掛けられて、他方の端部92が固定板70に連結されている。巻上機30により主ロープ50を駆動すると、乗りかごガイドレール(図示省略)に沿って乗かご20が昇降すると共に、この乗かご20の昇降に相対して釣合いおもり1が釣合いおもりガイドレール(図示省略)に沿って昇降する。また、乗りかご20の昇降によって巻上機30にかかるロープ重量のアンバランスを補正するため、コンペンチェーン40が設けられている。コンペンチェーン40の一端は、乗りかご下部のプーリビーム60(またはプーリビームに連結されたコンペンチェーン取り付けビーム)に固定されたチェーン連結機構41に連結され、コンペンチェーン40の他端は、釣合いおもり1の下部に固定されたチェーン連結機構4に連結されている。なお、エレベータ装置の構成は、これに限定されるものではない。各プーリ及び巻上機の配置は、エレベータ装置の仕様に応じて適宜変更される。
次に、図1〜図6を用いて、本発明の一実施形態に係るエレベータ装置の釣合いおもり1の詳細構造を説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るエレベータ装置の釣合いおもりを示す正面図である。
釣合いおもり1は、両側に配置された一対の縦枠2a,2b、縦枠2a,2bの下端部を連結する下枠2c、および縦枠2a,2bの上端部を連結する上枠2dを有する釣合いおもり枠2と、上枠2dに取り付けられ、主ロープ(図示省略)が巻き掛けられるプーリ3と、コンペンチェーン(図示省略)が取り付けられるチェーン連結機構4とを備えている。釣合いおもり枠2には、乗りかごの自重に応じて複数のウェート(図示省略)が積載され、釣合いおもり枠2およびウェートで釣合いおもり本体を構成している。
縦枠2a,2bは、釣合いおもりを真上から見た場合、それぞれU字状の断面形状を有しており、それぞれの開口部が互いに向き合うように配置されている。上枠2d及び下枠2cは、それぞれ2枚の板材が対となって配置されており、その両端がボルトにより縦枠2a,2bに固定されている。
次に、必要強度を確保し、かつ、釣合いおもり側のコンペンチェーンの取付位置の自由度を向上させるための構造について説明する。
図2は、本実施形態における釣合いおもり下部の断面図である。図3は、本実施形態におけるブラケットおよびU字ボルトの正面図である。図4A〜図4Bは、本実施形態における第1ブラケットを示し、図4Aは正面図、図4Bは側面図である。図5A〜図5Cは、本実施形態における第2ブラケットを示し、図5Aは断面図、図5Bは側面図、図5Cは裏面図である。
本実施形態において、チェーン連結機構4は、第1ブラケット5と、第2ブラケット6と、U字ボルト7とで構成されている。
第1ブラケット5は、図4に示すように、略Uの字状の断面形状を有し、第1立ち上がり辺5a,5bと、これらの第1立ち上がり辺5a,5bを結ぶ第1連結辺(Uの字の底辺)5cと、第1連結辺5cに形成され、取付ボルト8が挿通される挿通孔5d,5eと、第1立ち上がり辺5a,5bに形成され、固定ボルト9が挿通される挿通孔5f,5gとを備えている。
第2ブラケット6は、図5に示すように、略Uの字状の断面形状を有し、第2立ち上がり辺6a,6bと、これらの第2立ち上がり辺6a,6bを結ぶ第2連結辺(Uの字の底辺)6cと、第2連結辺6cに形成され、U字ボルト7が挿通される挿通孔6d,6e,6fと、第2立ち上がり辺6a,6bに形成され、固定ボルト9が挿通される挿通孔6g,6hとを備えている。
U字ボルト7は、Uの字形状のボルトで、両端にねじ山が切られてねじ部7a,7bを形成している。
なお、第1ブラケット5の幅寸法(第1立ち上がり辺の立ち上がり方向の寸法)L1や挿通孔5d〜5gの形成位置、および第2ブラケット6の幅寸法(第2立ち上がり辺の幅方向の寸法)L2や挿通孔6d〜6hの形成位置は、エレベータの仕様によるコンペンチェーンの取付位置に応じて任意に設定されるものである。
そして、第1ブラケット5は、図1乃至図3に示すように、下枠2cに対して第1立ち上がり辺5a,5bが垂直となる向きで、第1連結辺5cが補強部材(プレート)10と共に下枠2cの一方(図面では左側の下枠2c)に取付ボルト8により固定される。すなわち、補強部材10および下枠2cには、挿通孔5d,5eに対応した位置にそれぞれ挿通孔が形成されている。第1連結辺5cを補強部材10および下枠2cに対向させた状態で、取付ボルト8を第1ブラケットの挿通孔5d,5eおよび補強部材10と下枠2cの挿通孔に挿通し、その端部にナット11を螺合して第1ブラケット5を補強部材10および下枠2cに固定する。なお、補強部材10は、図2に示すように、略Uの字状の断面形状を有し、対となって配置される下枠2cに跨るように配置されている。本実施形態では対となって配置される下枠2cを下側から挟み込むように配置されている。補強部材10の一方の立ち上がり部は、上記したように、第1ブラケットと一方の下枠2cに挟み込まれた状態で固定され、補強部材10の他方の立ち上がり部は他方の下枠2cにボルト8およびナット11を用いて固定されている。
また、第2ブラケット6は、第2連結辺6cが下側となる向き(Uの字の開口部が上向き)で、第2立ち上がり辺6a,6bが立ち上がる方向と第1立ち上がり辺5a,5bが立ち上がる方向とが直交するように配置される。また、本実施形態では、第2ブラケットの第2立ち上がり辺6a,6bの内側間の距離は、第1ブラケットの第1立ち上がり辺5a,5bの外側間の距離が略等しくなっている。その逆の関係でも良いが、第2連結辺6cのU字ボルト7の設置スペースを考慮すると、前者の方が望ましい。第1立ち上がり辺5a,5b及び第2ブラケットの第2立ち上がり辺6a,6bは固定ボルト9およびナット12により固定される。すなわち、第1ブラケット5の第1立ち上がり辺5aと第2ブラケット6の第2立ち上がり辺6aとを対向させ、挿通孔5fと挿通孔6gを合わせた状態で固定ボルト9を挿通し、ナット12を固定ボルト9に螺合して、第1立ち上がり辺5aと第2立ち上がり辺6aとを固定する。また、第1ブラケット5の第1立ち上がり辺5bと第2ブラケット6の第2立ち上がり辺6bとを対向させ、挿通孔5gと挿通孔6hを合わせた状態で固定ボルト9を挿通し、ナット12を固定ボルト9に螺合して、第1立ち上がり辺5bと第2立ち上がり辺6bとを固定する。
さらに、U字ボルト7は、第2ブラケット6の第2連結辺6cに固定される。すなわち、U字ボルト7の両端を連結辺6cに形成される挿通孔6d,6eに挿通し、この状態でナット13をねじ部7a,7bに螺合して、U字ボルト7を第2連結辺6cに固定する。U字ボルト7には、コンペンチェーン(図示省略)の他端が取り付けられる。
本実施形態にあっては、略Uの字状の断面形状を有するブラケット5,6を2枚組み合わせ、第1ブラケット5を釣合いおもり枠2への取付側とするとともに、第2ブラケット6をコンペンチェーンの支持側としている。そして、コンペンチェーンを吊った際にモーメント荷重を受ける第1ブラケット5を、高い断面係数を確保できる縦方向に配置しているので、コンパクトでありつつ、強度の高いチェーン連結機構4を構築することができる。
釣合いおもり側のコンペンチェーンの取付位置を、釣合いおもり枠の投影面積から外れた部分としなければならない場合、従来のコンペンチェーンの取付構造では、強度を高めるために、補強部材を溶接したりしていたが、溶接構造は繰り返し荷重に対して疲労限が低いという課題がある。本実施形態では、二つのブラケットをボルトなどの締結手段で締結する構造であるので、溶接構造に比して強度の高いチェーン連結機構4を構築することができる。
また、第1ブラケット5は、下枠2cに取付ボルト8およびナット11により締結されるとともに、第2ブラケット6は、第1ブラケット5の第1立ち上がり辺5a,5bに固定ボルト9およびナット12により締結されている。したがって、コンペンチェーンの荷重を、ボルト締結による下枠2cと補強部材10、補強部材10と第1連結辺5c、第1立ち上がり辺5a,5bと第2立ち上がり辺6a,6bのそれぞれ対向面で発生する摩擦力で受けるようになるので、ボルト8,9にせん断応力がかかるのを抑制する構造となり、堅牢性に優れたチェーン連結機構4とすることができる。
また、乗りかご側を基準としてコンペンチェーンを取り付けた際、釣合いおもり側のコンペンチェーンの取付位置を、釣合いおもり枠2の投影面積から外れた部分としなければならないものに容易に対応できる。
また、乗りかご下部の所定位置にコンペンチェーンを取り付けることを前提とすると、乗りかごの仕様に応じて、乗りかごと釣合いおもりとの間隙寸法が異なることからから、定められる許容曲げ半径を保持するために、釣合いおもり側のコンペンチェーンの取付位置を仕様に合わせて変動させる必要がある。本実施形態によれば、第1ブラケット5の幅寸法L1や挿通孔5d〜5gの形成位置、および第2ブラケット6の幅寸法L2や挿通孔6d〜6hの形成位置を変えることで、エレベータの仕様に合わせ、釣合いおもり1側のコンペンチェーンの取付位置を容易に変更することできる。
このように、本実施形態では、略Uの字状の断面形状を有し、対となる第1立ち上がり辺5a,5bが垂直となる向きで、これらの第1立ち上がり辺5a,5bを結ぶ第1連結辺5cが釣合いおもり枠2に固定される第1ブラケット5と、略Uの字状の断面形状を有し、対となる第2立ち上がり辺6a,6bを結ぶ第2連結辺6cが下側となる向きで、第2立ち上がり辺6a,6bが、第1立ち上がり辺5a,5bに固定される第2ブラケット6とを設け、第2連結辺6cによりコンペンチェーンの他端を支持するようにしているので、必要強度を確保し、かつ、釣合いおもり側のコンペンチェーンの取付位置を容易に変更することができる。これによって、釣合いおもり側のコンペンチェーンの取付構造を変更することなく、あらゆる仕様のエレベータ装置に対応可能となり、釣合いおもりの汎用性を高めるとともに、部品共有化により、釣合いおもりのコスト低減、ひいてはエレベータ装置のコスト低減を図ることができる。
次に、本発明の他の実施形態について図6を参照して説明する。図6は、本発明の他の実施形態に係るエレベータ装置の釣合いおもり下部の断面図である。
図6に示す実施形態は、上述した実施形態に示すものより、コンペンチェーンの取付位置が釣合いおもり芯に若干近く、下枠2cの垂直面の真下あたりとなる仕様のエレベータ装置に対応するものである。
このように、コンペンチェーンの取付位置が、下枠2cの垂直面の真下あたりにくる場合、U字ボルト7を上述した実施形態に示す状態から90度回転させ、一方のねじ部7aを第2ブラケット6の第2連結辺6cに形成される挿通孔6fを利用して固定するとともに、他方のねじ部7bを補強部材10に形成される挿通孔10aを利用して固定する。すなわち、U字ボルト7の一方のねじ部7aを挿通孔6fに挿通し、この状態でナット13をねじ部7aに螺合して固定し、かつ、他方のねじ部7bを補強部材10の挿通孔10aに挿通し、この状態でナット13をねじ部7bに螺合して固定する。
このように、コンペンチェーンを連結する構造を、二つのブラケットを組合せて構成することにより、釣合いおもり側のコンペンチェーンの取付構造を基本的に変更しなくても、U字ボルトの取り付け位置の自由度が向上している。すなわち、U字ボルトのねじ部が挿通される挿通孔として、第2ブラケットの第2連結辺に形成された複数の挿通孔及び補強部材(プレート)に形成された挿通孔から二つ選定することにより、様々なエレベータ装置の仕様に対応できる。そして、本実施形態のような構成とすることにより、コンペンチェーンの取付位置が下枠2cの垂直面の真下あたりとなる仕様のエレベータ装置にも容易に対応することができる。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加,削除,置換をすることが可能である。
例えば、上述の実施形態では、U字ボルトを用いているが、U字ボルトに代えて、特開平8‐188355号に記載のような取り付けピンを用いることができる。例えば、第2立ち上がり辺6a,6bに取り付けピンの挿通孔を形成し、それらの挿通孔に、少なくとも一旦にねじが形成された取り付けピンを挿通し、ナットにより固定する。そして、取り付けピンにコンペンチェーンの一端を連結する。この場合にも、コンペンチェーンを吊った際にモーメント荷重を受ける第1ブラケットを、高い断面係数を確保できる縦方向に配置しているので、コンパクトでありつつ、強度の高いチェーン連結機構を構築することができる。ただし、この場合、図6に示す実施形態のようなコンペンチェーンの取り付け位置を実現するのが難しいので、U字ボルトを用いるのが望ましい実施形態であると言える。また、取り付けピンを用いる場合には、第2ブラケットを省略し、第1ブラケットの第1立ち上がり辺5a,5bに取り付けピンの挿通孔を形成し、それらの挿通孔に取り付けピンを挿通し、ボルトとナットにより固定することも考えられる。
また、上述の実施形態では、第1ブラケットを一つの部材でUの字状としているが、例えば、L字、逆L字の別体の組み合わせで断面が略Uの字状としても、上述の実施形態と同様な効果を期待できる。但し、二つの部材の位置合わせや、強度的な面で配慮が必要となるので、一つの部材で第1ブラケットを構成するのが望ましい。
また、上述の実施形態では、第1ブラケット及び第2ブラケットをUの字状としているが、例えば、Oの字状とすることも考えられる。すなわち、Uの字の部分が存在すれば、上述の実施形態と同様な効果を期待できる。但し、作業性などを考慮すると、略Uの字の断面形状を有するブラケットを用いるのが望ましい。
1…釣合いおもり,2…釣合いおもり枠,2a,2b…縦枠,2c…下枠,2d…上枠,3…プーリ,4…チェーン連結機構,5…第1ブラケット,5a,5b…第1立ち上がり辺,5c…第1連結辺,6…第2ブラケット,6a,6b…第2立ち上がり辺,6c…第2連結辺,7…U字ボルト,8…取付ボルト,9…固定ボルト,10…補強部材,11,12,13…ナット

Claims (5)

  1. 乗りかごと、釣合いおもりと、巻上機と、主ロープを備え、前記巻上機により前記主ロープを駆動して前記乗りかごと前記釣合いおもりを相対的に昇降させるエレベータ装置であって、一端が前記乗りかごの下部、他端が前記釣合いおもりの釣合いおもり枠の下部に連結され、中間部が昇降路内で折り返されるコンペンチェーンを備えたエレベータ装置において、
    略Uの字状の断面形状の部分を備え、Uの字の対となる第1立ち上がり辺が前記釣合いおもり枠に対して垂直となる向きで、Uの字のこれらの第1立ち上がり辺を結ぶ第1連結辺が前記釣合いおもり枠に固定された第1ブラケットと、
    略Uの字状の断面形状の部分を備え、Uの字の対となる第2立ち上がり辺を結ぶ第2連結辺が下側となる向きで、前記第2立ち上がり辺が、前記第1ブラケットの前記第1立ち上がり辺に固定された第2ブラケットとを有し、
    前記コンペンチェーンの前記他端は、前記第2ブラケットの前記第2連結辺により支持されていることを特徴とするエレベータ装置。
  2. 請求項1に記載のエレベータ装置において、
    前記コンペンチェーンの前記他端は、U字ボルトを介して前記第2ブラケットの前記第2連結辺により支持されており、
    前記U字ボルトの少なくとも一方のねじ部が前記第2ブラケットの前記第2連結辺に固定されていることを特徴とするエレベータ装置。
  3. 請求項2に記載のエレベータ装置において、
    前記第2ブラケットの前記第2連結辺には前記U字ボルトのねじ部が挿通される挿通孔が複数形成されており、
    エレベータ装置の仕様に応じて、前記U字ボルトのねじ部が挿通される挿通孔が選定されていることを特徴とするエレベータ装置。
  4. 請求項3に記載のエレベータ装置において、
    前記釣合いおもり枠の対となって配置された下枠を跨ぐように配置されて固定された補強プレートを備え、
    前記補強プレートには前記U字ボルトのねじ部が挿通される挿通孔が形成されており、
    エレベータ装置の仕様に応じて、前記U字ボルトのねじ部が挿通される挿通孔が、前記第2ブラケットの前記第2連結辺に形成された複数の挿通孔及び前記補強プレートに形成された挿通孔から二つ選定されていることを特徴とするエレベータ装置。
  5. エレベータ装置の釣合いおもりであって、
    両側に配置された一対の縦枠、前記縦枠の下端部を連結する下枠、および前記縦枠の上端部を連結する上枠を有する釣合いおもり枠と、前記下枠に固定され、コンペンチェーンが取り付けられるチェーン連結機構とを備え、
    前記チェーン連結機構は、
    略Uの字状の断面形状の部分を備え、Uの字の対となる第1立ち上がり辺が前記下枠に対して垂直となる向きで、Uの字のこれらの第1立ち上がり辺を結ぶ第1連結辺が前記下枠に固定された第1ブラケットと、
    略Uの字状の断面形状の部分を備え、Uの字の対となる第2立ち上がり辺を結ぶ第2連結辺が下側となる向きで、前記第2立ち上がり辺が、前記第1ブラケットの前記第1立ち上がり辺に固定された第2ブラケットと、
    前記コンペンチェーンが連結され、前記第2ブラケットの前記第2連結辺に固定されたU字ボルトを有することを特徴とするエレベータ装置の釣合いおもり。
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