JPWO2018087822A1 - 空気調和機の室内機及び空気調和機 - Google Patents

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Abstract

熱交換ブロックの近傍に配置されている風向制御板の着露を抑制できる空気調和機の室内機を提供する。本発明に係る空気調和機の室内機は、筐体と、筐体に設けられた吸込口と、筐体の下面に開口された吹出口と、吸込口から吹出口に至る風路に配置された熱交換器と、風路において熱交換器の風上側に配置されたファンと、熱交換器から吹出口の間の前記風路に設けられた風向制御板と、を備える。熱交換器は、複数の熱交換ブロックを筐体の前後方向に並べて構成され、冷媒が当該熱交換器に流入する冷媒入口と、冷媒が当該熱交換器から流出する冷媒出口と、を備える。風向制御板は、熱交換ブロックのうちの1つに近接して設けられ、冷媒出口は、風向制御板が近接して設けられている熱交換ブロック以外の熱交換ブロックに設けられ、当該冷媒出口の設置箇所数が冷媒入口よりも多い。

Description

本発明は、空気調和機の室内機の熱交換器の構造、及びその空気調和機の室内機を備える空気調和機に関する。
従来の空気調和機の室内機は、熱交換器、ファン、風向制御板等の構成機器とそれらを内蔵する箱状の筐体で構成される。この室内機は、配管で接続された室外機との間で冷媒を循環させている。熱交換器は、熱交換器に通風した空気を熱交換器内を流通する冷媒との間で放熱又は吸熱させることにより、空気を冷却又は加熱する。そして、冷却又は加熱した空気を吹出口から吹出し、室内の空気の温度を調節する。このような空気調和機の室内機として、放熱又は吸熱効率を上げることにより空気調和機の性能の向上を図るために、熱交換器の風上側にプロペラファンを配置した構造が提案されている。
例えば、特許文献1に開示されている空気調和機の室内機によれば、熱交換器の上流側に配置されたプロペラファンを備え、筐体の下部に吹出口を備えている。熱交換器は、単数又は複数の熱交換ブロックにより構成され、プロペラファンにより空気を熱交換器に送り込み、熱交換され調和された空気を吹出口から吹き出している。
また、特許文献2に開示されている空気調和機の室内機によれば、熱交換器の上流側に配置されたプロペラファンを備え、筐体の下部に吹出口を備えている。熱交換器は、複数の熱交換ブロックにより構成され、側面視において熱交換ブロックは逆V字状に配置されている。そして、逆V字状に配置されたそれぞれの熱交換ブロックを通過した空気が混合するように、空気混合促進部材が設けられている。
国際公開第2010/089920号 国際公開第2016/002015号
しかし、特許文献1に開示されている空気調和機の室内機においては、熱交換器の風上側にプロペラファンが配置されているため、熱交換器通過後の空気が混合されない。よって、冷房時に室内機の吹出口における吹出風の風速分布差により吹出し温湿度分布のばらつきが大きくなるという課題があった。また、冷房時の熱交換器内の冷媒流路数及び冷媒出口が複数の場合は、冷媒偏流や冷媒流路ごとの熱負荷の相違に起因して熱交換器の複数の冷媒出口のいずれかにおいて冷媒が乾き状態となり温度が上昇する。この場合には、吹出風の温湿度分布がさらに拡大するという課題があった。特許文献2においては、空気混合促進部材が熱交換器の近傍に設けられ、吹出風の温湿度分布を平均化しているが、風向制御板が熱交換器に近接して設置されている場合は、空気混合促進部材が設置できず、熱交換器後流の影響を受けて風向制御板への着露が発生するという課題があった。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、熱交換器の複数の熱交換ブロックのうちの少なくとも1つの熱交換ブロックに風向制御板が近接して配置されている構成において、風向制御板への着露を抑制することができる空気調和機の室内機及び空気調和機を提供することを目的としている。
本発明に係る空気調和機の室内機は、筐体と、前記筐体に設けられた吸込口と、前記筐体の下面に開口された吹出口と、前記吸込口から前記吹出口に至る風路に配置された熱交換器と、前記風路において該熱交換器の風上側に配置されたファンと、前記熱交換器から前記吹出口の間の前記風路に設けられた風向制御板と、を備え、前記熱交換器は、複数の熱交換ブロックを前記筐体の前後方向に並べて構成され、冷房時において冷媒が当該熱交換器に流入する冷媒入口と、前記冷媒が当該熱交換器から流出する冷媒出口と、を備え、前記風向制御板は、前記熱交換ブロックのうちの1つに近接して設けられ、前記冷媒出口は、前記風向制御板が近接して設けられている前記熱交換ブロック以外の前記熱交換ブロックに設けられ、当該冷媒出口の設置箇所数が前記冷媒入口よりも多い。
本発明によれば、空気調和機の室内機の熱交換器は、風向制御板が近傍に配置されている熱交換ブロック以外の熱交換ブロックに冷媒出口を設置している。そのため、空気調和機の冷房運転時において、冷媒出口周辺の冷媒が乾き状態になっても、風向制御板を通過する吹出風は温湿度分布のばらつきを小さく抑えることができる。そのため、熱交換ブロックの近傍に配置されている風向制御板の着露を抑制できる。
本発明の実施の形態1における空気調和機の室内機の斜視図である。 図1の室内機の長手方向に垂直な断面A−Aを表した説明図である。 図2に示されている熱交換器1の冷媒流路について示した図である。 本発明の実施の形態2に係る熱交換器の冷媒流路について示した図である。 本発明の実施の形態2に係る熱交換器の変形例である熱交換器の断面を示す図である。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態について説明する。各図において、同一の符号を付した機器等については、同一の又はこれに相当する機器を表すものであって、これは明細書の全文において共通している。また、明細書全文に表れている構成要素の形態は、あくまで例示であって、本発明は明細書内の記載のみに限定されるものではない。特に構成要素の組み合わせは、各実施の形態における組み合わせのみに限定するものではなく、他の実施の形態に記載した構成要素を別の実施の形態に適用することができる。さらに、添字で区別等している複数の同種の機器等について、特に区別したり、特定したりする必要がない場合には、添字を省略して記載する場合がある。また、図面では各構成部材の大きさの関係が実際のものとは異なる場合がある。
実施の形態1.
<室内機100の構成>
図1は、本発明の実施の形態1における空気調和機の室内機100の斜視図である。図1に示されているように、室内機100は、略直方体形状の筐体50を備えている。筐体50は、室内機100の正面側に前面パネル52を備える。筐体50の前面パネル52に対向する面には、背面パネル51を備える。室内機100は、背面パネル51を室内の据付壁面に取り付けて固定されるものである。筐体50の上面には吸込口60が2箇所配置されている。また、筐体50の下面には吹出口70が設けられている。
図2は、図1の室内機100の長手方向に垂直な断面A−Aを表した説明図である。断面A−Aは軸流ファン2の中心を通る断面である。図2を用いて、実施の形態1に係る空気調和機の室内機100の内部構造及び空気の流れについて説明する。筐体50の上面には吸込口60が形成されており、下面には吹出口70が形成されている。筐体50の内部は、吸込口60から吹出口70に至る風路55が形成されている。風路55には、吸込口60の直下に軸流ファン2が配置されている。軸流ファン2は、回転して吸込口60からから筐体50の外部の空気を風路55の内部に吸い込む。軸流ファン2の下方には熱交換器1が配置されている。熱交換器1は、筐体50の長手方向に垂直な断面において、W字状に複数の熱交換ブロック10a〜10dを配置して構成される。熱交換器1は、前面パネル52から背面パネル51までの間に並べられており、軸流ファン2から送り込まれた空気は、熱交換器1を通過し伝熱管6の内部を通る冷媒と熱交換する。熱交換器1にて熱交換された空気は、吹出口70側へと送られる。なお、実施の形態1において熱交換ブロック10a〜10dは、W字状に配置されているが、その形態のみに限定されるものではない。また、複数の熱交換ブロック10の数も4個のみに限定されるものではない。複数の熱交換ブロック10は、筐体50の前後方向に並べられ、例えばN字状、M字状、V字状などの各形態をとることができる。
熱交換器1の下方には、ドレンパン20が配置されている。ドレンパン20は、熱交換器1に着いた結露水を受けるドレンパン部20a及びドレンパン部20bが形成されている。ドレンパン部20a、20bは、それぞれ熱交換器1のW形状の下部の頂点部周辺を下側から覆っている。ドレンパン部20aと前面パネル52側の前面側風路壁52aとの間、ドレンパン部20aとドレンパン部20bとの間、ドレンパン部20bと背面パネル51側の背面側風路壁51aとの間は、それぞれ熱交換器1を通過した空気が通るように分割風路が構成されている。ドレンパン部20aと前面パネル52側の前面側風路壁52aとの間を前面側風路56a、ドレンパン部20aとドレンパン部20bとの間を中央部風路56b、ドレンパン部20bと背面パネル51側の背面側風路壁51aとの間を背面側風路56cと呼ぶ。実施の形態1における前面側風路56a、中央部風路56b、及び背面側風路56cは、本願発明の「分割風路」に相当するものである。
熱交換器1の最も前面パネル52側に配置されている熱交換ブロック10aを通過した空気は、主に前面側風路56aを通過する。前面側風路56aには、風向制御板3が設置されている。風向制御板3は、薄い板状に形成されており、その板状の平面部を、通常は前面側風路56aの空気の流れ方向と平行になるように設置されている。風向制御板3は、筐体50の長手方向に伸びる前面側風路56に沿って複数枚設置されている。風向制御板3は、平面部の角度を変更することにより、吹出口70から吹き出される風の方向を変更するものである。なお、実施の形態1における前面側風路56aは、本願発明において「第1分割風路」に相当する。また、熱交換ブロック10aは、本願発明において「第1熱交換ブロック」に相当するものである。つまり、「第1熱交換ブロック」を通過した空気が流入する分割風路が「第1分割風路」であり、風向制御板3は、第1分割風路に設置されるものである。
また、熱交換器1の中央部の熱交換ブロック10b及び10cを通過した空気は、主に中央部風路56bを通過する。中央部風路56bには、整流板21a、21bが配置されており、通過した空気は、所定の方向に向かって流れる様に整流される。
また、熱交換器1の最も背面パネル51に配置されている熱交換ブロック10dを通過した空気は、主に背面側風路56cを通過する。背面側風路壁51aは、上部が筐体50の背面と平行になっているが、下部が熱交換器1の下方に回り込むように形成されている。背面側風路壁51aの下端は、熱交換器1のW字状の下側の頂点のうち、背面パネル側にある頂点の下方に周りこんでいる。背面側風路56cを通過する空気は、背面側風路56cに沿って流れることにより、筐体50の前方の斜め下方向に向かって流れるように整流される。
ドレンパン20の下方に吹出口70が設けられている。吹出口70は、運転停止時には前面側上下風向板30及び背面側上下風向板40により閉塞されている。運転時には図2に示されているように、回転軸31、41を中心に回動され、吹出口70が開く。前面側上下風向板30及び背面側上下風向板40を向ける角度により、風向を上下方向に変動させることができる。また、前面側上下風向板30には、風向を左右方向に変動させる左右方向風向板35が設けられている。左右方向風向板35は、筐体50の左右方向に角度を変動させることにより、風向を変更する。
<熱交換器1の構造>
図3は、図2に示されている熱交換器1の冷媒流路80について示した図である。熱交換器1は、筐体50の長手方向に垂直な断面において、W字状に複数の熱交換ブロック10a〜10dを配置して構成される。熱交換ブロック10a〜10dは、それぞれ主熱交換部4及び補助熱交換部5の各1個から構成される。補助熱交換部5は、主熱交換部4の風上側に重なる様に配置されている。なお、風上は、軸流ファン2の回転により生じる空気の流れの上流側を意味し、風下は、軸流ファン2の回転により生じる空気の流れの下流側を意味する。補助熱交換部5は、主に暖房時の過冷却領域を増加させ、熱交換性能を向上させる目的で配置されている。主熱交換部4及び補助熱交換部5は、筐体50の長手方向に直線状に伸び端部で折り返されて構成される伝熱管6と、薄い冊状の金属板であるフィン7と、により構成されている。フィン7は、筐体50の長手方向、つまり伝熱管6が直線状に伸びている方向に微小な間隔を取って複数枚並べられている。フィン7には、伝熱管6が通る穴が空けられており、その穴を伝熱管6が通るように組み付けられる。
伝熱管6は、熱交換器1の長手方向の端部で複数回折り返されて、冷媒流路80を構成している。実施の形態1において、主熱交換部4は、平面上に平行に並べられた伝熱管6を、風上側及び風下側に2つ並べられて構成されている平面上に並べられた伝熱管6は、端部で接続されている。例えば、図3に示されている断面上に並べられている複数の伝熱管6のそれぞれは、端部をU字状の接続管により接続されて構成されている。また、実施の形態1において、補助熱交換部5は、平面上に並べられた伝熱管6が1列で構成されている。図3において、隣り合った伝熱管6同士を繋ぐ点線は、熱交換器1の図3奥側に位置する端部にて伝熱管6が接続されていることを示している。また、図3において、隣合った伝熱管6同士を繋ぐ実線は、熱交換器1の図3手前側に位置する端部にて伝熱管6が接続されていることを示している。
図3に示されている熱交換器1は、冷房時において、補助熱交換部5が冷媒流路80の上流に位置し主熱交換部4が冷媒流路80の下流に位置する構成となっている。室外機から送られて来た冷媒は、最も前面パネル52に近い熱交換ブロック10aの補助熱交換部5aの最上部にある冷媒入口81から伝熱管6に流入する。冷媒入口81から流入した冷媒は、熱交換ブロック10aの補助熱交換部5aの伝熱管6を通過し、次に熱交換ブロック10bの補助熱交換部5b、熱交換ブロック10cの補助熱交換部5c、熱交換ブロック10dの補助熱交換部5dを順次通過していく。冷媒流路80は、補助熱交換部5dを出た後に分岐部82が設けられている。補助熱交換部5dから流出した冷媒は、分岐部82で2つの冷媒流路80a及び冷媒流路80bに分岐され、一方の冷媒流路80aは最も前面パネル52に近い熱交換ブロック10aの主熱交換部4aに流入する。他方の冷媒流路80bは、中央部の前面パネル52寄りの熱交換ブロック10bの主熱交換部4bに流入する。
冷媒流路80aに分岐された冷媒は、熱交換ブロック10aの主熱交換部4aに流入する。主熱交換部4aにおいて、冷媒は、風上側に配置された伝熱管6のうち最上部に位置する伝熱管6aに流入する。主熱交換部4aは、風上側と風下側とに2列の伝熱管6が並んでいる。主熱交換部4aに流入した冷媒は、風上側の伝熱管6の列を通過した後、風下側の伝熱管6の列を通過し、主熱交換部4aから流出する。主熱交換部4aから流出した冷媒は、熱交換ブロック10cの主熱交換部4cに流入する。熱交換ブロック10cの主熱交換部4cに流入した冷媒は、主熱交換部4cの風上側の最上部に位置する伝熱管6に流入する。主熱交換部4aにおいて冷媒は、風上側の伝熱管6の上部の2列を通過した後に風下側の最上部の伝熱管6に流入し、風下側の伝熱管6の上部の2列を経た後に、風上側の伝熱管6の上から3列目の伝熱管6に入る。その後、冷媒は、主熱交換部4cの風上側の伝熱管6の3列目から下に位置する伝熱管6を経て、主熱交換部4cの風上側の伝熱管6の最下部から流出する。そして、冷媒は、最も背面パネル51寄りの熱交換ブロック10dの主熱交換部4dに流入する。主熱交換部4dに流入した冷媒は、風上側の伝熱管6の最下部に流入し、風上側の伝熱管6のうち下部にある伝熱管6を経て、風下側の列に流入し、風下側の伝熱管6の中央部に設けられた冷媒出口83から流出する。
分岐部82で冷媒流路80bに分岐された冷媒は、熱交換ブロック10bの主熱交換部4bに流入する。主熱交換部4bにおいて、冷媒は、風上側に配置された伝熱管6のうち最上部に位置する伝熱管6bに流入する。主熱交換部4bは、風上側と風下側とに2列の伝熱管6が並んでいる。主熱交換部4bに流入した冷媒は、風上側の伝熱管6の列を通過した後、風下側の伝熱管6の列を通過し、主熱交換部4bから流出する。主熱交換部4bから流出した冷媒は、熱交換ブロック10dの主熱交換部4dに流入する。熱交換ブロック10dの主熱交換部4dに流入した冷媒は、主熱交換部4dの風上側の最上部に位置する伝熱管6に流入する。主熱交換部4dの風上側の最上部の伝熱管6に流入した冷媒は、風上側の伝熱管6の上部の2列を通過したあとに風下側の最上部の伝熱管6に流入し、風下側の伝熱管6の上部の2列を経た後に、風上側の伝熱管6の上から3列目の伝熱管6に入る。その後、冷媒は、主熱交換部4dの風上側の伝熱管6の3列目から4列目に位置する伝熱管6を経て主熱交換部4dから流出する。主熱交換部4dから流出した冷媒は、主熱交換部4cの風下側の伝熱管6の上から3列目の伝熱管6に流入する。そして、冷媒は、主熱交換部4cの風下側の伝熱管6の上から3列目から最下部の伝熱管6を経て主熱交換部4cから流出する。主熱交換部4cから流出した冷媒は、最も背面パネル51寄りの熱交換ブロック10dの主熱交換部4dの風下側の最下部の伝熱管6に流入する。主熱交換部4dに流入した冷媒は、風上側の伝熱管6の最下部に流入し、風下側の伝熱管6のうち下部にある伝熱管6を経てから風下側の伝熱管6に移り、冷媒出口84から流出する。
以上のように、熱交換器1に流入する冷媒は、冷房時において、冷媒が1系統で熱交換器1へ流入し、冷媒流路80の途中で冷媒流路80a及び冷媒流路80bの2系統に分岐され、冷媒出口83及び冷媒出口84から流出している。ここで、2つの冷媒出口83及び冷媒出口84は、熱交換器1の主熱交換部4と補助熱交換部5で構成されるブロックのうちの最も背面パネル51側の熱交換ブロック10dにある伝熱管6のうち、最も風下側となる伝熱管6の列の何れかの伝熱管6に接続されている。
熱交換器1の冷媒流路80において冷媒偏流及び冷媒流路80の各部位ごとの熱負荷差異が生じ、冷媒出口83及び冷媒出口84では冷媒の乾きが生じる場合がある。そのため、熱交換器1を通過して風向制御板3へ吹き込む空気の温湿度分布は、ばらつきが大きくなる場合がある。しかし、風向制御板3の風上側に配置されている熱交換ブロック10aには冷房時に熱交換器1から冷媒が流出する冷媒出口83及び冷媒出口84が配置されていないため、伝熱管後流の影響を受ける熱交換器1の近傍位置に風向制御板3を配置することが可能になる。実施の形態1においては、熱交換ブロック10aを通過した空気が流入する前面側風路56aは、風向制御板3を通過する空気の温湿度分布のばらつきが拡大することが無い。よって、冷房運転時において、風向制御板3への着露を抑制することができる。
また、風向制御板3への着露を抑制するという目的においては、冷房時に冷媒出口83、冷媒出口84が配置される熱交換ブロック10は、最も背面パネル側となる熱交換ブロック10dでなくてもよく、例えば、風向制御板3が近接して設置されていない熱交換ブロック10b、10cであってもよい。熱交換ブロック10b及び熱交換ブロック10cを通過した空気は、主に中央部風路56bを通過するため、前面側風路56aに設置された風向制御板3に対しては冷媒出口83及び冷媒出口84の冷媒の乾き度のばらつきの影響が小さいからである。また、冷媒出口83及び冷媒出口84の冷媒の乾き状態を検出するための検出器を設置しても良い。例えば、検出器は、冷媒出口83及び冷媒出口84での配管の温度を検出しても良い。
また、熱交換器1が設置されている空気調和機の室内機100は、室外機と接続されている。室外機には、圧縮機及び室外熱交換器が設置されている。室内機100と室外機とは、冷媒が通る内外接続配管により接続され、冷凍サイクル回路を構成している。
<実施の形態1の効果>
(1)実施の形態1に係る空気調和機の室内機100は、筐体50と、筐体50に設けられた吸込口60と、筐体50の下面に開口された吹出口70と、吸込口60から吹出口70に至る風路55に配置された熱交換器1と、風路55において熱交換器1の風上側に配置された軸流ファン2と、熱交換器1から吹出口70の間の風路55に設けられた風向制御板3と、を備える。熱交換器1は、複数の熱交換ブロック10を前記筐体前後方向に並べて構成され、冷媒が熱交換器1に流入する冷媒入口81と、冷媒が熱交換器1から流出する冷媒出口83、84と、を備える。風向制御板3は、熱交換ブロック10のうちの1つに近接して設けられ、冷媒出口83、84は、風向制御板が近接して設けられている熱交換ブロック10a以外の熱交換ブロック10dに設けられ、当該冷媒出口83、84の設置箇所数が冷媒入口81よりも多い。
このように構成されることにより、風向制御板3は、熱交換ブロック10aの近傍に設置されていても、着露を抑制することができる。通常、熱交換ブロック10の近傍に風向制御板3等の構造物が配置されている場合、熱交換ブロック10aの各部分を通過した空気の温湿度の差により、着露する場合がある。しかし、熱交換器1の熱交換ブロック10のうち、通過した空気の温湿度分布のばらつきが大きくなりやすい冷媒出口83、84が設置された熱交換ブロック10dを通過した空気は、風向制御板3を通らない。風向制御板3は、熱交換ブロック10aの近傍に配置されており、風向制御板3に接触する空気の温湿度のばらつきが比較的小さく、着露しにくい。なお、実施の形態1において、風向制御板3が近接して設けられている熱交換ブロック10は熱交換ブロック10aであり、冷媒出口83、84が設けられている熱交換ブロック10は熱交換ブロック10dであるが、この形態に限定されるものではない。風向制御板3が近接している熱交換ブロック10と冷媒出口83、84が設けられている熱交換ブロック10とがそれぞれ異なる熱交換ブロック10であればよい。
(2)実施の形態1に係る空気調和機の室内機100においては、風路55は、熱交換器1の下流において複数の分割風路に分岐し、分割風路のうちの1つである前面側風路56aは、複数の熱交換ブロック10のうち冷媒出口83、84が設けられていない熱交換ブロック10aを通過した空気が流入し、風向制御板3は、前面側風路56aに設置されている。なお、実施の形態1における熱交換ブロック10aは、本願発明の「第1熱交換ブロック」に相当し、実施の形態1における前面側風路56aは、本願発明の「第1分割風路」に相当するものである。
このように構成されることにより、冷媒出口83、84が設置されていない熱交換ブロック10aを通過した空気が風向制御板3が設置されている前面側風路56aを通過するため、風向制御板3は着露しにくい配置になっている。なお、本願発明の「第1熱交換ブロック」は、熱交換ブロック10aに限定されず、複数の熱交換ブロック10のうち冷媒出口83、84が設けられていない熱交換ブロック10であればよい。その場合、「第1分割風路」も前面側風路56aに限定されず、「第1熱交換ブロック」が熱交換ブロック10b、10cに相当する場合は「第1分割風路」は中央部風路56bに相当する。また、「第1熱交換ブロック」が熱交換ブロック10dに相当する場合は、「第1分割風路」は背面側風路56cに相当する。
(3)実施の形態1に係る空気調和機の室内機100においては、熱交換ブロック10は、補助熱交換部5と主熱交換部4とにより構成される。補助熱交換部5は、風路55において主熱交換部4の風上側に重ねて配置される。冷媒入口81は、補助熱交換部5に設けられる。冷媒出口83、84は、主熱交換部4に設けられている。
(4)実施の形態1に係る空気調和機の室内機100においては、冷媒出口83、84における冷媒の乾き状態を検出する検出器を更に備える。
このように構成されることにより、熱交換器1の冷媒出口83、84における冷媒の乾き状態を検出して室外機の膨張弁の開度を調節することにより、冷房効率を犠牲にすることなく冷媒出口83、84における乾き状態を抑制できる。
(5)実施の形態1に係る空気調和機は、冷媒を圧縮する圧縮機を有する空気調和機の室外機と、実施の形態1に係る空気調和機の室内機100と、を備え、空気調和機の室外機と空気調和機の室内機100との間で冷媒が循環する冷凍サイクルを構成する。
このように構成されることにより、室内機100の熱交換器1の冷媒流路80に冷媒偏流が生じても、室内機100は、上記(1)〜(4)の構成を備えることにより、熱交換ブロック10の近傍に設置される風向制御板3などの構造物への着露を低減させることができる。
実施の形態2.
実施の形態2に係る空気調和機の室内機200は、実施の形態1に係る空気調和機の室内機100に対し、熱交換器1の冷媒流路80の構造を変更したものである。以下、実施の形態2について、実施の形態1からの変更点を中心に説明する。実施の形態2で特に記述しない項目については実施の形態1と同様とし、同一の機能や構成については同一の符号を用いて述べることとする。
図4は、本発明の実施の形態2に係る熱交換器201の冷媒流路80について示した図である。図4に示されるように、熱交換器201の冷媒入口281は、背面パネル51側、つまり最も背面側風路壁に近い熱交換ブロック210dに配置されていても良い。熱交換器201の冷媒入口281と冷媒出口283、284を、背面側風路壁に最も近い同一の熱交換ブロック210d内に全て配置した場合、室内機と室外機との間の冷媒が流れる流路である内外接続配管から熱交換器201への冷媒流入経路を短縮させることができる。これにより冷房時の冷媒圧力損失が低減し、空気調和機の冷房性能を向上させることができる。また、冷媒流入経路の短縮により冷媒流入経路を構成する銅管の使用量が減少するためコスト低減が可能となる。
図4に示されているように、実施の形態2における熱交換器201は、以下の様に冷媒流路280が構成されている。まず、冷媒入口281から熱交換器201に冷媒が流入する。室外機から送られて来た冷媒は、最も背面側風路壁に近い熱交換ブロック10dの補助熱交換部5dの最上部にある冷媒入口281の伝熱管6に流入する。冷媒入口281から流入した冷媒は、熱交換ブロック10dの補助熱交換部5dの伝熱管6を通過し、次に熱交換ブロック10cの補助熱交換部5c、熱交換ブロック10bの補助熱交換部5b、熱交換ブロック10aの補助熱交換部5aを順次通過していく。伝熱管6は、補助熱交換部5aを出た後に分岐部282が設置されている。補助熱交換部5aから流出した冷媒は、分岐部282で2つの冷媒流路280a及び冷媒流路280bに分岐され、熱交換ブロック10aの主熱交換部4aに流入する。
冷媒流路280aを流れる冷媒は、主熱交換部4aの風上側の伝熱管6の列を上方向に流れ、主熱交換部4aの最上部で風下側の伝熱管6の列に流れ込み、風下側の伝熱管6の列を最下部まで流れて、主熱交換部4aから流出する。そして、主熱交換部4aを出た冷媒流路280aは、熱交換ブロック10bの主熱交換部4bの最下部から流入し、上方向に流れた後、最上部に至る前に主熱交換部4bから流出する。
冷媒流路280bを流れる冷媒は、主熱交換部4aの風上側の伝熱管6の列を下方向に流れ、最下部の伝熱管6から流出し、熱交換ブロック10bの主熱交換部4bに流入する。主熱交換部4bに入った冷媒流路280bは、主熱交換部4bの風上側の伝熱管6の列を最上部まで流れ、最上部で風下側の伝熱管6の列に流れ込む。冷媒流路280bを流れる冷媒は、主熱交換部4bの風下側の伝熱管6を下方向に流れ、最下部に至る前に主熱交換部4bから流出する。
冷媒流路280aと冷媒流路280bは、主熱交換部4bから流出した後で合流する。合流部285で合流した冷媒は、冷媒流路280cを経て、分岐部286で再度分岐する。分岐した冷媒流路280dと冷媒流路280eは、熱交換ブロック10cの主熱交換部4cに入る。冷媒流路280dを流れる冷媒は、主熱交換部4cの風上側の伝熱管6の列に入り、主熱交換部4cの最上部で風下側の列に移り下方向に流れ、最下部で主熱交換部4cから流出する。主熱交換部4cを出た冷媒は、熱交換ブロック10dの主熱交換部4dの風下側の伝熱管6の列の最下部に流入し、上方向に向かい、冷媒出口283から流出する。
冷媒流路280eを流れる冷媒は、主熱交換部4cの風上側の伝熱管6の列に入り下方向に流れ、最下部で主熱交換部4cから流出する。主熱交換部4cを出た冷媒は、熱交換ブロック10dの主熱交換部4dの風上側の伝熱管6の列の最下部に流入し、上方向に向かい、最上部で風下側の伝熱管6の列に流入し、下方向に流れ、冷媒出口284から流出する。
以上のように、熱交換器201内の冷媒流路280は、分岐している冷媒流路のうち一部または全てが合流する合流部285を備える。さらに、冷媒流路280は、合流部285にて合流する前と同数の冷媒流路数に再分岐される分岐部286を備えていてもよい。このように構成されることにより、分岐した冷媒流路280a及び冷媒流路280bを流れる冷媒を合流部285において合流させて混合することができる。そのため、冷媒流路280の各部において熱負荷が異なる場合において、冷媒流路280a及び冷媒流路280bのそれぞれから流出する冷媒の乾き度の差を緩和することができる。従って、熱交換器201内において分岐した冷媒の乾き度を平均化できるため、熱交換器201を通過する空気の温湿度分布のばらつきを低減させることができる。ひいては、熱交換器201の近傍に配置されている、風向制御板3への着露のリスクを低減することができる。
なお、熱交換器201を構成する熱交換ブロック10の個数は4つに限定されるものではない。さらに熱交換ブロック10の個数に応じて、熱交換器1を通過した空気が通る分割風路の数量も適宜変更しても良い。
図5は、本発明の実施の形態2に係る熱交換器201の変形例である熱交換器201aの断面を示す図である。図5に示されるように、熱交換器201aは、熱交換ブロック10に補助熱交換部5が含まれていなくてもよい。また、熱交換ブロック10を構成する主熱交換部4および補助熱交換部5に関して、1列の伝熱管6の本数、伝熱管6の列数、及び伝熱管6の管径は限定されるものではない。実施の形態1及び2において、冷媒入口281及び冷媒出口283、284の設置箇所数は、図3及び図4に示されているものに限定されない。また、冷媒流路280が途中で合流した後の分岐部286での分岐流路数は、合流前の流路数と同数に限定されるものではない。さらに、冷媒流路280の合流部285の下流側に再熱除湿弁を設置しても良い。
<実施の形態2の効果>
(6)実施の形態2に係る空気調和機の室内機200においては、冷媒入口281及び冷媒出口283、284は、最も背面側風路壁に近い位置に配置された熱交換ブロック10dに設けられている。
このように構成されることにより、室外機と室内機100とを接続する内外接続配管から熱交換器201への冷媒流入経路を短縮させることができる。これにより冷房時の冷媒圧力損失が低減し、空気調和機の冷房性能を向上させることができる。また、冷媒流入経路の短縮により銅管の使用量が減少するためコスト低減が可能となる。
(7)実施の形態2に係る空気調和機の室内機200においては、熱交換器201は、冷媒入口281から冷媒出口283、284に至る冷媒流路280に、分岐した冷媒が流れる冷媒流路280a、280bの少なくとも一部が合流する合流部285と、合流部285に対し冷媒の流れの下流側にあり、冷媒が合流前と同数以上の冷媒流路280d、280eに再度分岐する分岐部286と、を備える。
このように構成されることにより、分岐した冷媒流路280a及び冷媒流路280bを流れる冷媒を合流部285において合流させて混合することができる。そのため、冷媒流路280の各部において熱負荷が異なる場合において、冷媒流路280a及び冷媒流路280bのそれぞれから流出する冷媒の乾き度の差を緩和することができる。従って、熱交換器201内において分岐した冷媒の乾き度を平均化できるため、熱交換器201を通過する空気の温湿度分布のばらつきを低減させることができる。ひいては、熱交換器201の近傍に配置されている、風向制御板3への着露のリスクを低減することができる。
1 熱交換器、2 軸流ファン、3 風向制御板、4 主熱交換部、4a 主熱交換部、4b 主熱交換部、4c 主熱交換部、4d 主熱交換部、5 補助熱交換部、5a 補助熱交換部、5b 補助熱交換部、5c 補助熱交換部、5d 補助熱交換部、6 伝熱管、6a 伝熱管、6b 伝熱管、7 フィン、10 熱交換ブロック、10a 熱交換ブロック、10b 熱交換ブロック、10c 熱交換ブロック、10d 熱交換ブロック、20 ドレンパン、20a ドレンパン部、20b ドレンパン部、21a 整流板、21b 整流板、30 前面側上下風向板、31 回転軸、35 左右方向風向板、40 背面側上下風向板、41 回転軸、50 筐体、51 背面パネル、51a 背面側風路壁、52 前面パネル、52a 前面側風路壁、55 風路、56 前面側風路、56a 前面側風路、56b 中央部風路、56c 背面側風路、60 吸込口、70 吹出口、80 冷媒流路、80a 冷媒流路、80b 冷媒流路、81 冷媒入口、82 分岐部、83 冷媒出口、84 冷媒出口、100 室内機、200 室内機、201 熱交換器、201a 熱交換器、280 冷媒流路、280a 冷媒流路、280b 冷媒流路、280c 冷媒流路、280d 冷媒流路、280e 冷媒流路、281 冷媒入口、282 分岐部、283 冷媒出口、284 冷媒出口、285 合流部、286 分岐部。
本発明に係る空気調和機の室内機は、筐体と、前記筐体に設けられた吸込口と、前記筐体の下面に開口された吹出口と、前記吸込口から前記吹出口に至る風路に配置された熱交換器と、前記風路において該熱交換器の風上側に配置されたファンと、前記熱交換器から前記吹出口の間の前記風路に設けられた風向制御板と、を備え、前記熱交換器は、複数の熱交換ブロックを前記筐体の前後方向に並べて構成され、冷媒が当該熱交換器に流入する冷媒入口と、前記冷媒が当該熱交換器から流出する冷媒出口と、を備え、前記風向制御板は、複数の前記熱交換ブロックのうち前記冷媒出口が設けられていない第1熱交換ブロックを通過した空気が流入する前記風路に設置される

Claims (7)

  1. 筐体と、
    前記筐体に設けられた吸込口と、
    前記筐体の下面に開口された吹出口と、
    前記吸込口から前記吹出口に至る風路に配置された熱交換器と、
    前記風路において該熱交換器の風上側に配置されたファンと、
    前記熱交換器から前記吹出口の間の前記風路に設けられた風向制御板と、を備え、
    前記熱交換器は、
    複数の熱交換ブロックを前記筐体の前後方向に並べて構成され、
    冷媒が当該熱交換器に流入する冷媒入口と、
    前記冷媒が当該熱交換器から流出する冷媒出口と、を備え、
    前記風向制御板は、
    前記熱交換ブロックのうちの1つに近接して設けられ、
    前記冷媒出口は、
    前記風向制御板が近接して設けられている前記熱交換ブロック以外の前記熱交換ブロックに設けられ、当該冷媒出口の設置箇所数が前記冷媒入口よりも多い、空気調和機の室内機。
  2. 前記風路は、
    前記熱交換器の下流において複数の分割風路に分岐し、
    前記分割風路のうちの1つである第1分割風路は、
    複数の前記熱交換ブロックのうち前記冷媒出口が設けられていない第1熱交換ブロックを通過した空気が流入し、
    前記風向制御板は、
    前記第1分割風路に設置されている、請求項1に記載の空気調和機の室内機。
  3. 前記冷媒入口及び前記冷媒出口は、
    最も背面側風路壁に近い位置に配置された前記熱交換ブロックに設けられている、請求項1又は2に記載の空気調和機の室内機。
  4. 前記熱交換器は、
    前記冷媒入口から前記冷媒出口に至る冷媒流路に、分岐した前記冷媒が流れる前記冷媒流路の少なくとも一部が合流する合流部と、
    前記合流部に対し前記冷媒の流れの下流側にあり、前記冷媒が合流前と同数以上の前記冷媒流路に再度分岐する分岐部と、を備える、請求項1〜3の何れか1項に記載の空気調和機の室内機。
  5. 前記熱交換ブロックは、
    補助熱交換部と主熱交換部とにより構成され、
    前記補助熱交換部は、
    前記風路において前記主熱交換部の風上側に重ねて配置され、
    前記冷媒入口は、
    前記補助熱交換部に設けられ、
    前記冷媒出口は、
    前記主熱交換部に設けられている、請求項1〜4の何れか1項に記載の空気調和機の室内機。
  6. 前記冷媒出口における前記冷媒の乾き状態を検出する検出器を更に備える、請求項1〜5の何れか1項に記載の空気調和機の室内機。
  7. 前記冷媒を圧縮する圧縮機を有する空気調和機の室外機と、
    請求項1〜6の何れか1項に記載の空気調和機の室内機と、を備え、
    前記室外機と前記室内機との間で前記冷媒が循環する冷凍サイクルを構成する、空気調和機。
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