JPWO2018061196A1 - ガラス容器の焼傷検査装置 - Google Patents

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Abstract

ガラス容器の焼傷検査装置1は、容器10を照らす発光部20と、容器10を軸線12の周りに回転させながら支持する回転支持部30と、容器10を挟んで発光部20と対向して配された撮像部40と、撮像部40で撮像した第1撮影領域60にある容器表面14の第1画像と第2撮影領域62にある容器表面14の第2画像とに基づいて欠点の有無を判定する判定部52と、を含む。第1撮影領域60は、撮像部40と軸線12とを結ぶ基準線41に対して撮像部40から見て右側にある容器表面14の一部である。第2撮影領域62は、基準線41に対して左側にある容器表面14の一部である。第1撮影領域60及び第2撮影領域62は、それぞれ軸線14を中心として1度〜10度に設定される。

Description

本発明は、ガラス製の容器の成形工程で生じる焼傷と呼ばれる欠点を光学的に検査するガラス容器の焼傷検査装置に関する。
ガラスびんやガラス食器等のガラス容器は、ゴブ(溶融ガラスの塊)を粗型内に投入して吹製又はプレスによりパリソンを成形し、これを仕上型に移して吹製するなどして成形される。オリフィスから切り出されたゴブに傷やしわがあると、これが仕上型で成形されたガラス容器に筋状の溝として残り、焼傷と呼ばれる欠点になる。
一方、ガラス容器には、その成形工程における仕上型が割型であるために、割型の合わせ面における僅かな段差が合わせ目線となって容器表面に生じる。合わせ目線は、ガラス容器の縦方向に直線的に現れる。
焼傷のうちガラス容器の縦方向に直線状に現れるものを合わせ目線と正確に区別するガラス容器の検査方法が提案されている(特許文献1参照)。この方法は、撮像された容器画像において、容器の左側画像と容器の右側画像を比較し、左側画像と右側画像の双方に暗線があるときに画像が撮像された容器表面に焼傷が有ると判定し、その他の場合には焼傷が無いと判定している。
しかしながら、この方法によれば、焼傷の欠点と合わせ目線を正確に区別できるものであるが、ガラス容器の60度ごとに分割された領域の画像によって比較するため、焼傷を判定しにくい領域まで含む画像で比較されることとなっていた。そのような不具合を解消するために、左右に中央画像を加えて3箇所で撮影した画像を比較したり、同じ場所を2度撮影するなどの重複処理を行ったりして検査精度を向上させる必要があった。焼傷を判定しにくい領域は、ガラス容器の肉厚や形状にもよるが、撮像手段から見てガラス容器の正面中央部付近とガラス容器の左右両端付近にある。
特許4886830号公報
本発明は、焼傷と合わせ目線とを正確に区別しながらも、焼傷の有無をより正確に検出することができるガラス容器の焼傷検査装置を提供することを目的とする。
本発明は上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の態様または適用例として実現することができる。
[適用例1]
本適用例に係るガラス容器の焼傷検査装置は、
容器を照らす発光部と、
容器を当該容器の軸線の周りに回転させながら支持する回転支持部と、
容器を挟んで前記発光部と対向して配された撮像部と、
前記撮像部で撮像した第1撮影領域にある容器表面の第1画像と第2撮影領域にある容器表面の第2画像とに基づいて欠点の有無を判定する判定部と、
を含み、
前記第2画像は、前記第1画像に対応する容器表面の画像であり、
前記第1撮影領域は、前記撮像部と前記軸線とを結ぶ基準線に対して前記撮像部から見て右側にある容器表面の一部であり、
前記第2撮影領域は、前記基準線に対して前記撮像部から見て左側にある容器表面の一部であり、
前記第1撮影領域及び前記第2撮影領域は、それぞれ前記軸線を中心として1度〜10度に設定されることを特徴とする。
本適用例に係るガラス容器の焼傷検査装置によれば、焼傷と合わせ目線とを正確に区別しながらも、焼傷の有無をより正確に検出することができる。
[適用例2]
本適用例に係るガラス容器の焼傷検査装置において、
前記第1撮影領域は、前記基準線から右側に前記軸線を中心として前記基準線を0度とした場合に15度〜60度の範囲の領域内に設定され、
前記第2撮影領域は、前記基準線から左側に前記軸線を中心として前記基準線を0度とした場合に15度〜60度の範囲の領域内に設定されることができる。
本適用例に係るガラス容器の焼傷検査装置によれば、焼傷の有無をより正確に検出することができる。
[適用例3]
本適用例に係るガラス容器の焼傷検査装置において、
前記発光部と前記回転支持部に支持された容器との間に設けられ、前記発光部からの光の一部を通す貫通孔と、
前記軸線に直交する横断面における前記貫通孔の両側に設けられ、前記発光部からの光の一部を遮る遮光部と、
をさらに含み、
前記横断面において、前記貫通孔の幅は、容器の幅以上であって、かつ、容器の幅に30mmを足した範囲を超えないことができる。
本適用例に係るガラス容器の焼傷検査装置によれば、焼傷の有無をより正確に検出することができる。
[適用例4]
本適用例に係るガラス容器の焼傷検査装置において、
前記発光部の一部である発光領域を発光させる制御部をさらに含み、
前記回転支持部は、前記軸線の周りに容器を回転させると共に、容器を搬送方向に沿って搬送し、
前記制御部は、前記軸線に直交する横断面において前記発光領域の幅を容器の幅以上であって、かつ、容器の幅に30mmを足した範囲を超えないように設定し、前記発光領域を前記搬送方向に搬送される容器に追従して移動させることができる。
本適用例に係るガラス容器の焼傷検査装置によれば、焼傷の有無をより正確に検出することができる。
本発明は、焼傷と合わせ目線とを正確に区別しながらも、焼傷の有無をより正確に検出することができるガラス容器の焼傷検査装置を提供することができる。
図1は、焼傷検査装置の平面図である。 図2は、焼傷検査装置の側面図である。 図3は、遮光部と容器との関係を説明するための焼傷検査装置の正面図である。 図4は、第1撮影領域と第2撮影領域とを説明するための容器の正面図である。 図5は、第1画像と第2画像とを比較する図である。 図6は、焼傷検査装置を用いた検査方法を説明するフローチャートである。 図7は、変形例に係る焼傷検査装置の平面図である。 図8は、発光領域の移動を説明するための変形例に係る焼傷検査装置の正面図である。 図9は、発光領域の移動を説明するための変形例に係る焼傷検査装置の正面図である。
以下、本発明の好適な実施形態について、図面を用いて詳細に説明する。なお、以下に説明する実施形態は、請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではない。また、以下で説明される構成の全てが本発明の必須構成要件であるとは限らない。
本実施形態に係るガラス容器の焼傷検査装置は、容器を照らす発光部と、容器を当該容器の軸線の周りに回転させながら支持する回転支持部と、容器を挟んで前記発光部と対向して配された撮像部と、前記撮像部で撮像した第1撮影領域にある容器表面の第1画像と第2撮影領域にある容器表面の第2画像とに基づいて欠点の有無を判定する判定部と、を含み、前記第2画像は、前記第1画像に対応する容器表面の画像であり、前記第1撮影領域は、前記撮像部と前記軸線とを結ぶ基準線に対して前記撮像部から見て右側にある容器表面の一部であり、前記第2撮影領域は、前記基準線に対して前記撮像部から見て左側にある容器表面の一部であり、前記第1撮影領域及び前記第2撮影領域は、それぞれ前記軸線を中心として1度〜10度に設定されることを特徴とする。
1.ガラス容器の焼傷検査装置の概要
図1〜図3を用いてガラス容器(以下単に「容器10」という)の焼傷検査装置1の概要について説明する。図1は焼傷検査装置1の平面図であり、図2は焼傷検査装置1の側面図であり、図3は遮光部81と容器10との関係を説明するための焼傷検査装置1の正面図である。
図1〜図3に示すように、焼傷検査装置1は、容器10を照らす発光部20と、容器10を容器10の軸線12の周りに回転させながら支持する回転支持部(30,32)と、容器10を挟んで発光部20と対向して配された撮像部40と、撮像部40で撮像した容器表面14の画像に基づいて欠点の有無を判定する判定部52と、を含む。
容器10は、ガラス製であって、透明または半透明である。半透明とは、容器10を透過した発光部20からの光によって焼傷を判定可能な程度の透明度である。容器10は横断面円形である。容器10の横断面形状は、多角形であってもよい。
軸線12は、第1回転支持部30及び第2回転支持部32によって支持された容器10が回転する回転中心軸を示す仮想線である。軸線12は、容器10の横断面における容器表面14によって形成される円の中心と一致する。
焼傷検査装置1は、容器10を透過した光を用いて容器表面14を撮像部40で撮像し、撮像された画像における黒色に表れた部分を容器10における検出体(本実施形態では「暗線」と認識される部分)として検出する光透過方式の焼傷検査装置1である。焼傷は発光部20からの光がランダムに反射し、または屈折し、他の部分(検出体の無い容器表面14)と比べて撮像部40に届く光が極めて少なくなる。そのため、焼傷がある部分は他の部分に比べて暗くなり、画像では白色の容器表面14に黒色の焼傷として表れる。なお、焼傷の詳細については後述する。
基準線41は、撮像部40と軸線12とを結ぶ仮想線である。基準線41を中心にして、撮像部40は容器10を撮影することができる。図1及び図2では撮像部40はカメラ本体を表しているので、基準線41は撮像部40から容器10の軸線12へ向かうカメラの光軸と一致する。基準線41は、撮像部40が所定位置に固定されているため、容器10が搬送されてこない状態でも常に同じ位置にある。なお、後述する変形例のように容器10の移動に合わせて撮像部40も追従する場合には基準線41も移動することになる。
判定部52で良品と判定された容器10は、例えば図示しない次の検査工程へと搬送される。判定部52で不良品と判定された容器10は、例えば図示しない排出部から焼傷検査装置1の外部へ排出される。
2.合わせ目線と焼傷
図4を用いて合わせ目線16と焼傷18について説明する。図4は、第1撮影領域60と第2撮影領域62とを説明するための容器10の正面図である。なお、第1撮影領域60と第2撮影領域62の詳細については後述する。
図4に示すように、右側の容器10には合わせ目線16と焼傷18が検出体となって確認できる。そのため、焼傷検査装置1は、合わせ目線16を焼傷18ではないと判断できなければならない。合わせ目線16は、ほぼすべての容器10に存在するものであり、実質的に容器10の品質に影響はないからである。
合わせ目線16は、容器10の成形工程における仕上型の合目によって容器表面14に生じる段差である。日本国の特許第4886830号において詳細に説明されているとおり、合わせ目線16は、一方が急斜面、他方が緩斜面となっており、左右非対称で方向性がある。このため、合わせ目線16が基準線41よりも左側にあるときと右側にあるときとでは、発光部20からの光の反射、屈折の様子が異なる。図4に示す例では、第1撮影領域60では暗線となって検出体となるが、第2撮影領域62に移動すると撮像部40は検出体を認識できない。
一方、焼傷18は、横断面がV字の溝状であり、しかもその斜面は平滑でなく凸凹になっている。このため、発光部20からの光は焼傷18でランダムに反射・屈折し、焼傷18が容器10のどの部分(左側又は右側)にあっても、焼傷18から撮像部40に到達する光は極めて少なくなり、撮像部40で撮像された画像において焼傷18は検出体となる。また、焼傷18が容器10の軸線12に沿った方向に延びた場合であるが、水平方向や傾いた焼傷18であっても同様に画像において焼傷18は検出体となる。図4に示す例では、焼傷18の検出体が第1撮影領域60及び第2撮影領域62に表れて撮像部40で撮影される。
そこで、判定部52は、撮像部40で撮像された第1撮影領域60の左側画像と第2撮影領域62の右側画像とを比較し、その双方に検出体があるときは、焼傷18であると判定することができ、その一方のみに検出体があるときは、合わせ目線16であると判定することができる。
3.発光部
図1〜図3に示すように、発光部20は、容器10を照らす光源である。発光部20は、容器10を撮像部40の反対側から照らすことができる面光源である。発光部20は、焼傷検査装置1で検査することを予定している最大の容器10の全体を照らすことができる大きさに設定されている。
図1〜図3に示すように、発光部20は、容器10側の正面が長方形の形状であり、その正面のほぼ全面が発光面となっている。発光部20は、容器10及び撮像部40に対し正対し、容器10を透過した光が撮像部40に届くように配置される。
発光部20の光源としては、例えばLEDや有機EL等の公知の光源を用いることができる。発光部20は拡散照明であり、LEDを用いる場合には光源の前面に拡散板を利用して均一な光を容器10に対して照射することができる。拡散板は、LED等の光源からの光を拡散させて外部に出射させる公知のものを用いることができる。拡散板によって光が拡散されることで、多数の光源を用いた場合に光源が存在しない部分とのムラを減少することができる。
発光部20は、部分的に発光することが可能であってもよい。例えば、LEDを用いた場合には、発光部20は多数のLEDが発光部20の全面に配置されたものとなるため、個々のLEDまたは部分的な領域における複数のLEDの集合ごとに発光可能としてもよい。このようにすることで、発光する領域を容器10の大きさや形状に合わせて設定することができる。この場合、制御部50の図示しない記憶部に検査対象の容器10の大きさなどをあらかじめ入力し、制御部50が発光部20を容器10に合わせて部分的に発光させる。
4.貫通孔及び遮光部
図1〜図3に示すように、遮光板80は、発光部20と第1回転支持部30に支持された容器10との間に配置される。遮光板80は、貫通孔82と遮光部81とを含む。貫通孔82は、発光部20と第1回転支持部30に支持された容器10との間に設けられ、発光部20からの光の一部を通して、容器10を照らす。遮光部は、軸線12に直交する横断面における貫通孔82の両側に設けられ、発光部20からの光の一部を遮る。遮光部81は、発光部20のうち所定範囲の光だけを容器10に照射させるためのものである。
貫通孔82を通った光は容器10の撮像部40の反対側の表面に照射され、貫通孔82を通らない遮光された光は容器10には届かない。
遮光部81の外形は例えば発光部20と同じ大きさを有し、貫通孔82は容器10を正面から見たときの外形線に合わせて例えば相似形に形成される。
図1に示すように、軸線12に直交する横断面において、貫通孔82の幅D1は、容器10の幅D2以上であって、かつ、容器10の幅D2に30mmを足した範囲を超えないことが望ましい。焼傷18の有無をより正確に検出するためである。幅D1が幅D2以上であれば容器10の全幅において十分に光を照射することができるので、容器10の幅方向の両端付近における肉厚分布のムラによる暗部を減少することができる。また、幅D1が幅D2+30mm以下であれば第1撮影対象領域70及び第2撮影対象領域72において焼傷18を白くすることもない。すなわち、焼傷18が検出体として明確に撮像できる。
また、遮光部81の高さは、撮影の対象となる部分、例えば胴部の高さと同じかまたはわずかに高いことが好ましい。
なお、後述する変形例のように、発光部20を容器10の形状に合わせて部分的に発光させることができる場合には、遮光部81を設けなくてもよい。
5.回転支持部
図2及び図3に示すように、回転支持部(30,32)は、容器10を軸線12の周りに回転方向Rに回転させながら支持する。回転支持部(30,32)は、第1回転支持部30と第2回転支持部32とを含む。
第1回転支持部30は、容器10の下方にある円柱状の部材であり、その上面に容器10の底部を載せて軸線12を中心に回転する。第1回転支持部30は、その下方に図示しない駆動装置を有する。駆動装置としては、電動モータなどを採用できる。第1回転支持部30は、検査対象の容器10が撮像部40の基準線41上に搬送されると所定量の回転を行う。所定量の回転は、容器10の全周が基準線41に対し右側と左側の2箇所の撮影領域で撮像されるのに必要な量である。所定量の回転は、1回転以上であり、例えば、図5を用いて後述するように左右の画像をずらして比較する場合にはそのずらした分を多く撮像する。
第1回転支持部30の回転量は、図1に示す回転検出部54の出力により制御部50で演算される。回転検出部54は、第1回転支持部30の駆動装置に直接または間接に取り付けられたロータリエンコーダであることができる。
第2回転支持部32は、容器10の上方にある円柱状の部材であり、その下面を容器10の口部に載せて軸線12を中心に容器10の回転に伴って回転する。第2回転支持部32は、駆動装置を有していない。第2回転支持部32は、第1回転支持部30と共に容器10を上下から挟み込むように支持することで、回転による容器10の振れや転倒を防止する。
図1における容器10の位置は、焼傷検査装置1における検査位置にある。第1回転支持部30及び第2回転支持部32に支持された容器10は、検査位置である基準線41まで搬送されてくると、検査位置で停止して軸線12を中心に1回転以上回転する。検査が終了すると第1回転支持部30に支持されたまま容器10は検査位置から搬出される。容器10は第1回転支持部30及び第2回転支持部32に支持されて間欠搬送される。
6.撮像部
図1及び図2に示すように、撮像部40は、容器10を挟んで発光部20と対向して配される。撮像部40は、容器10の軸線12を通る基準線41上に配置される。撮像部40は、容器10の少なくとも検査対象部分を撮影でき、ここでは容器10の胴部の全体が撮像部40の視野内に入るように配置されている。
撮像部40は、容器10を透過した発光部20の光によって焼傷18が判定可能な画像を撮影することができる。撮像部40は、公知のエリアセンサを用いることができる。エリアセンサとしては、CCD型イメージセンサやCMOS型のイメージセンサなどを用いることができる。
撮像部40は、基準線41に対して撮像部40から見て右側にある容器表面14の一部である第1撮影領域60と、基準線41に対して撮像部40から見て左側にある容器表面14の一部である第2撮影領域62と、を撮影する。焼傷18と合わせ目線16とを判別するためである。撮像部40は、第1撮影領域60及び第2撮影領域62を含む容器10の正面全体を撮影し、画像処理部53においてその画像から第1撮影領域60及び第2撮影領域62に該当する部分を第1画像100及び第2画像102(図5を用いて後述する)として切り出す処理を行ってもよい。
第1撮影領域60及び第2撮影領域62は、それぞれ軸線12を中心として1度〜10度に設定される。第1撮影領域60及び第2撮影領域62の設定角度θ1は同じ角度(幅)に設定される。第1撮影領域60及び第2撮影領域62を10度以下の狭い領域に設定することにより、容器表面14における焼傷18が明確に判定できる範囲に限定して撮影することができる。すなわち、従来のように60度という広い範囲であると焼傷18が認識しにくい場所も含まれることとなり重複する判定処理などが必要となってしまったが、本実施形態のように10度以下であればそのような不具合もほとんどない。そのため、焼傷18と合わせ目線16とを正確に区別しながらも、焼傷18の有無をより正確に検出することができる。実験の結果、10度以下であれば直径が34mm〜206mmの円筒状の胴部を有する容器10において、最大の部分が深さ0.05mm以上で長さ2.5mm以上の焼傷18及び表面泡を認識することができ、1度以上であれば焼傷18が画像内に存在するかどうかを判定可能である。
撮像部40は、第1撮影領域60及び第2撮影領域62の設定角度θ1は、例えば約6.6度に設定することができ、その場合には、容器10が約6.6度回転するたびに撮影され、少なくとも65回の撮影が行われる。図5を用いて後述するように、第1撮影領域60の最初の画像と第2撮影領域62の最初の画像との位置がずれるため、そのずれた分を多く撮影しなければならないからである。撮像部40が撮影するタイミングは、第1回転支持部30の回転を検出する回転検出部54からの回転角度データ(パルス信号)に基づいて制御部50が撮像部40に指令を出すことによって決まる。
図1に示すように、第1撮影領域60は、基準線41から右側に軸線12を中心として基準線41を0度とした場合に15度〜60度の範囲の第1撮影対象領域70内に設定される。また、第2撮影領域62は、基準線41から左側に軸線12を中心として基準線41を0度とした場合に15度〜60度の範囲の第2撮影対象領域72内に設定される。より具体的には、第1撮影対象領域70の設定角度は、基準線41からの角度θ2を15度以上とし、基準線41からの角度θ3が60度以下とすることが好ましい。また、第2撮影対象領域72の設定角度は、基準線41からの角度θ4を15度以上とし、基準線41からの角度θ5が60度以下とすることが好ましい。15度より小さい領域(図1において基準線41からθ2(θ4)までのハッチングで示した範囲)では焼傷18が検出体として現れない場合があるからである。また、60度より大きい領域(図1においてθ3(θ5)から90度までのハッチングで示した範囲)では容器10の肉厚のムラによる影を焼傷18と誤認識する可能性があるからである。特に、首部や肩部における曲率の小さな部分及び肉厚のムラの大きい部分では60度より大きい領域では誤認識しやすくなる傾向がある。したがって、第1撮影領域60と第2撮影領域62をこのように設定することで、合わせ目線16と焼傷18との差が明確となって判別しやすくなり、焼傷18の有無をより正確に検出することができる。図1では第1撮影領域60及び第2撮影領域62は、基準線41から左右に36度の位置を中心に設定されている。
図1のように、第1撮影領域60及び第2撮影領域62が基準線41から左右に36度の位置を中心に約6.6度の範囲に設定した場合には、両撮影領域は同時に撮影が開始されるため、第2撮影領域62で撮影された部分が第1撮影領域60で撮影されるまでの間に、容器10が約0.2回転(約72度)することになる。そのため、後述する図5では撮像された画像の一方を72度分ずらすことで容器表面14の同じ部分を比較する。
7.判定部
図1及び図2に示すように、判定部52は、制御部50の一部である。したがって、判定部52の判定結果によって制御部50が検査済みの容器10のその後の処理を指示する。判定部52は制御部50とは別に設けられてもよい。その場合には、判定部52の判定結果を制御部50に通知する。
図4及び図5を用いて判定部52についてさらに詳細に説明する。図5は、第1画像100と第2画像102とを比較する図である。
図4及び図5に示すように、判定部52は、撮像部40で撮像した第1撮影領域60にある容器表面14の第1画像100と第2撮影領域62にある容器表面14の第2画像102とに基づいて欠点の有無を判定する。判定部52で対比する第2画像102は、第1画像100に対応する容器表面14の画像である。すなわち、第1撮影領域60で撮像した第1画像100に写った容器表面14の対象部分が、回転して第2撮影領域62に来たときに撮像したのが第2画像102である。第1画像100と第2画像102は、同じ容器表面14の部分を撮影したものである。
上述した通り、画像処理部53は、撮像部40で撮像された容器10の正面全体の画像から第1撮影領域60及び第2撮影領域62に相当する部分を第1画像100及び第2画像102として切り出す。
図5は、画像処理部53で切り出し処理をされた第1画像100だけを容器表面14の全周分横に並べ、その下に、同様に処理された第2画像102だけを容器表面14の同じ部分が上下に配置されるように並べたものである。具体的には、第1画像100及び第2画像102について濃淡抽出処理を行った後に、第1撮影領域60及び第2撮影領域62は同時に撮影開始されるため、第1撮影領域60と第2撮影領域62との間のずれの分、矢印のように第1画像100をずらして並べる。濃淡抽出処理は、公知の画像処理方法であり、輝度の差が大きい部分を抽出する画像処理である。さらに、第1画像100及び第2画像102についてラベリング処理を施して各画像の検出体の座標を算出してもよい。検出体の座標の一致により、正確な判定を行うことができるからである。
図5の第1画像100には検出体として合わせ目線16及び焼傷18が表れているが、対応する部分の第2画像102には検出体として焼傷18のみが表れている。判定部52は、この部分に欠点(焼傷18)があると判定し、不良品と判定する。図5では説明の都合上、合わせ目線16と焼傷18が同じ画像内に収まるように記載したが、図5の上下の同じ位置に検出体があれば、判定部52は欠点(焼傷18)として判定するし、上下の一方の位置にしか検出体が無ければ、判定部52は欠点(焼傷18)とは判定しない。
判定部52は、第1画像100及び第2画像102に共通する所定の明度以下の検出体を欠点(焼傷18)と判定する。また、判定部52は、第1画像100における所定の長さや所定の面積以上の黒色の部分を欠点(焼傷18)と判定することもできる。本実施形態に係る焼傷検査装置1によれば、特許4886830号公報に記載された装置に比べて判定可能な焼傷18の大きさが1/10程度まで可能となった。
制御部50は、記憶部を有するCPUである。制御部50によって、焼傷検査装置1は容器10を所定時間間隔で間欠搬送する処理と、容器10を検査する処理とを実行する。判定部52及び画像処理部53は、制御部50とは別に設けられてもよい。制御部50を有する既存の検査装置に、判定部52及び画像処理部53等を追加することができるからである。
また、判定部52では、欠点の有無について焼傷18を対象として検査したが、これに限らず、例えば、泡や異物を対象とすることもできる。いずれも画像上の黒点として表れるため、焼傷18と同様に欠点として判定できるからである。
8.検査方法
図1〜図6を用いて焼傷検査装置1を用いた検査方法について説明する。図6は、焼傷検査装置1を用いた検査方法を説明するフローチャートである。
S10:制御部50は、第1回転支持部30及び第2回転支持部32に支持された容器10が検査位置に搬送されると、容器10を軸線12を中心に回転を開始させる。
S12:制御部50は、撮像部40に撮像開始を指令する。撮像部40は、制御部50の指令に従って、回転検出部54からの出力に基づいて容器10の回転角度を演算し、第1撮影領域60及び第2撮影領域62の設定角度(例えば6度)毎に容器表面14の全周を撮影する。
S14:制御部50は、画像処理部53に対し、第1画像100及び第2画像102を切り出して図示しない記憶部に記憶することを指令する。画像処理部53は、容器10の1周分の第1画像100及び第2画像102を記憶する。
S16:制御部50は、判定部52に、記憶された第1画像100及び第2画像102における欠点の有無を判定させる。判定の結果、いずれの画像にも検出体がない場合には、S22を実行する。また、判定の結果、いずれかの画像に検出体がある場合には、S18を実行する。
S18:制御部50は、判定部52に、記憶された第1画像100及び第2画像102の双方に検出体が有るか否かを判定させる。判定の結果、いずれかの画像に検出体がない場合には、S22を実行する。一方の画像に表れた検出体は合わせ目線16であると考えられるからである。また、判定の結果、いずれの画像にも検出体がある場合には、欠点があると判定し、S20を実行する。検出体は、合わせ目線16ではなく、焼傷18であると考えられるからである。
S20:制御部50は、検査対象となった容器10を不良品として処理する。例えば、焼傷検査装置1の下流側の搬送路に設けられた図示しない排出部から不良品の容器10を排出する。
S22:制御部50は、検査対象となった容器10を良品として処理する。例えば、焼傷検査装置1の下流側の搬送路に設けられた図示しない次工程の検査や梱包を実行する。
なお、判定部52が制御部50とは別に設けられている場合には、S12〜S18の処理は判定部52が実行し、判定部52の判定結果を制御部50に通知することで、制御部50がS20及びS22を実行する。
9.変形例
図7〜図9を用いて、変形例に係る焼傷検査装置2について説明する。図7は、変形例に係る焼傷検査装置2の平面図であり、図8は、発光領域22の移動を説明するための変形例に係る焼傷検査装置2の正面図であり、図9は、発光領域22の移動を説明するための変形例に係る焼傷検査装置2の正面図である。図1〜図3と同じ機能を有する構成については、同じ名称と同じ符号を用いて説明し、詳細な説明は省略する。
図7に示すように、焼傷検査装置2は、3つの環状の搬送装置(第1搬送装置90、第2搬送装置92、第3搬送装置96)を含む。第1搬送装置90、第2搬送装置92及び第3搬送装置96は、連続的に容器10を搬送し、上述した焼傷検査装置1のように検査位置で停止しない。
第1搬送装置90は、第2搬送装置92へ容器10を順次送り込み、第3搬送装置96は、検査の終了した容器10を第2搬送装置92から順次取り出して次工程へ搬送する。
第2搬送装置92は、図2に示した第1回転支持部30及び第2回転支持部32と同様の機構により容器10を軸線12を中心に回転可能に支持しながら搬送する。したがって、容器10は、第2搬送装置92の外周を公転しつつ、軸線12を中心に自転するのである。
第2搬送装置92は、公転用駆動装置95の駆動力をベルト94を介して回転軸93に伝えることにより容器10を公転させる。ベルト94及び公転用駆動装置95は焼傷検査装置2の機台内に配置される。公転用駆動装置95には直接的にまたは間接的に第1回転検出部54aが設けられ、容器10の搬送路上の移動角度を検出し、制御部50に出力する。
第2搬送装置92は、搬送路に沿って自転用駆動装置34及びプーリ36との間に張られたベルト35を回すことで、容器10を自転させる。ベルト35及び自転用駆動装置34等は焼傷検査装置2の機台内に配置される。ベルト35は、容器10を支持した第1回転支持部30に直接的にまたは間接的に連結されており、自転用駆動装置34の駆動力が伝達される。ベルト35には第2回転検出部54bが接触しており、自転用駆動装置34による容器10の回転角度を検出することができる。
第1回転検出部54a及び第2回転検出部54bは、回転量を検出可能なものであればよく、例えばロータリエンコーダである。
撮像部40は、カメラ42とトラッキングミラー44とを含む。トラッキングミラー44は、容器10の移動に追従して容器10を撮影するためのものである。トラッキングミラー44を備えたカメラ42については、日本国の特開2004−279222号に開示されている。トラッキングミラー44は、図示しないモータによって第2搬送装置92の外周を搬送される容器10に追従して回転する。この回転によって軸線12と撮像部40とを結ぶ基準線41(カメラの光軸と一致する)は、トラッキングミラー44の回転によって容器10の移動に追従する。トラッキングミラー44の振れ角は、第1回転検出部54aの出力に基づいて、制御部50が次の撮影位置を予測し、その予測した撮影位置の容器10を撮像できるように振れ角を演算する。その演算された振れ角に基づいて制御部50がトラッキングミラー44のモータを駆動する。そして、予測した容器10の撮影位置でカメラ42が容器10を撮影する。
撮像部40は、図1〜図5の実施形態と同様に、第1撮影領域60及び第2撮影領域62を撮影する。撮影された第1画像100及び第2画像102は、画像処理部53で図1〜図5の実施形態と同様に処理される。ここで撮像するタイミングを決める容器10の回転角度は、自転による回転角度と公転による移動とによって基準線41に対する角度を演算しなければならない。制御部50は、第1回転検出部54a及び第2回転検出部54bの出力に基づいて容器10の自転角度を演算する。
発光部20は、制御部50によって発光部20の一部である発光領域22を発光させる。第1回転支持部30及び第2回転支持部32(図2参照)は、軸線12の周りに容器10を回転させると共に、容器10を第2搬送装置92の搬送方向に沿って搬送する。制御部50は、軸線12に直交する横断面において発光領域22の幅D3を容器10の幅D2以上であって、かつ、容器10の幅D2に30mmを足した範囲を超えないように設定し、発光領域22を搬送方向に搬送される容器10に追従して移動させる。このように検査の間に容器10が移動する場合であっても、発光領域22を容器10の動きに追従させることで、焼傷18の有無をより正確に検出することができる。
図8及び図9を用いて発光領域22について説明する。発光部20は、面発光装置であり、容器10が搬送される搬送路に発光面を向けて配置される。発光部20は、制御部50による指令で部分的に発光させることができる。例えば、発光部20は、多数のLEDが縦横に所定間隔で配列され、制御部50の指令により縦1列ごとに発光させることができる。このように幅D3が幅D2以上であれば容器10の全幅において十分に光を照射することができるので、容器10の幅方向の両端付近における肉厚分布のムラによる暗部を減少することができる。また、幅D3が幅D2+30mm以下であれば第1撮影対象領域70及び第2撮影対象領域72(図1を参照)において焼傷18を白くすることもない。
図8に示すように、左側から発光部20の前に搬送されてきた容器10に対して、発光部20は、容器10の幅D2に合わせて発光領域22だけを発光させ、その両側の所定範囲を発光させずに暗部24を形成する。そして、図9で示す位置に容器10が移動するのに追従して発光領域22及び暗部24を移動させる。
発光領域22及び暗部24の移動は、LEDの縦列の1列ごとまたは複数列ごとに発光及び発行停止をさせることで行う。発光領域22の移動は、例えば4mm〜20mmごとに順次行うことができ、ここではLEDの縦列のピッチである10mmごとに搬送方向に沿って順次行う。
図1〜図3の焼傷検査装置1を用いて、実施例1が貫通孔の幅D1を100mmとし、比較例1が貫通孔の幅D2を120mmとして、内容量が500mlで容器の幅D2が72.2mmの容器10について焼傷18の検出を行った。実施例1では段差深さ0.05mmの焼傷18まで検出することができた。比較例1では、同じ容器でも焼傷18の検出が不安定となった。
また、図7〜図9の焼傷検査装置2を用いて、実施例2が発光領域の幅D3を100mmとし、比較例2が発光領域の幅D3を120mmとして、内容量が500mlで容器の幅D2が72.2mmの容器10について焼傷18の検出を行った。実施例2では段差深さ0.05mmの焼傷18まで検出することができた。比較例2では、同じ容器でも焼傷18の検出が不安定となった。
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、さらに種々の変形が可能である。例えば、本発明は、実施形態で説明した構成と実質的に同一の構成(例えば、機能、方法、及び結果が同一の構成、あるいは目的及び効果が同一の構成)を含む。また、本発明は、実施形態で説明した構成の本質的でない部分を置き換えた構成を含む。また、本発明は、実施形態で説明した構成と同一の作用効果を奏する構成又は同一の目的を達成することができる構成を含む。また、本発明は、実施形態で説明した構成に公知技術を付加した構成を含む。
1…焼傷検査装置、2…焼傷検査装置、10…容器、12…軸線、14…容器表面、16…合わせ目線、18…焼傷、20…発光部、22…発光領域、24…暗部、30…第1回転支持部、32…第2回転支持部、34…自転用駆動装置、35…ベルト、36…プーリ、40…撮像部、41…基準線、42…カメラ、44…トラッキングミラー、50…制御部、52…判定部、53…画像処理部、54…回転検出部、54a…第1回転検出部、54b…第2回転検出部、60…第1撮影領域、62…第2撮影領域、70…第1撮影対象領域、72…第2撮影対象領域、80…遮光板、81…遮光部、82…貫通孔、90…第1搬送装置、92…第2搬送装置、93…回転軸、94…ベルト、95…公転用駆動装置、96…第3搬送装置、100…第1画像、102…第2画像、D1…軸線の横断面における貫通孔の幅、D2…軸線の横断面における容器の幅、D3…軸線の横断面における発光領域の幅、R…容器の回転方向、θ1…第1撮影領域及び第2撮影領域の設定角度、θ2,θ3…第1撮影対象領域の設定角度、θ4,θ5…第2撮影対象領域の設定角度

Claims (4)

  1. 容器を照らす発光部と、
    容器を当該容器の軸線の周りに回転させながら支持する回転支持部と、
    容器を挟んで前記発光部と対向して配された撮像部と、
    前記撮像部で撮像した第1撮影領域にある容器表面の第1画像と第2撮影領域にある容器表面の第2画像とに基づいて欠点の有無を判定する判定部と、
    を含み、
    前記第2画像は、前記第1画像に対応する容器表面の画像であり、
    前記第1撮影領域は、前記撮像部と前記軸線とを結ぶ基準線に対して前記撮像部から見て右側にある容器表面の一部であり、
    前記第2撮影領域は、前記基準線に対して前記撮像部から見て左側にある容器表面の一部であり、
    前記第1撮影領域及び前記第2撮影領域は、それぞれ前記軸線を中心として1度〜10度に設定されることを特徴とする、ガラス容器の焼傷検査装置。
  2. 請求項1において、
    前記第1撮影領域は、前記基準線から右側に前記軸線を中心として前記基準線を0度とした場合に15度〜60度の範囲の領域内に設定され、
    前記第2撮影領域は、前記基準線から左側に前記軸線を中心として前記基準線を0度とした場合に15度〜60度の範囲の領域内に設定されることを特徴とする、ガラス容器の焼傷検査装置。
  3. 請求項1または2において、
    前記発光部と前記回転支持部に支持された容器との間に設けられ、前記発光部からの光の一部を通す貫通孔と、
    前記軸線に直交する横断面における前記貫通孔の両側に設けられ、前記発光部からの光の一部を遮る遮光部と、
    をさらに含み、
    前記遮光部は、前記発光部からの光を通す貫通孔を有し、
    前記軸線に直交する横断面において、前記貫通孔の幅は、容器の幅以上であって、かつ、容器の幅に30mmを足した範囲を超えないことを特徴とする、ガラス容器の焼傷検査装置。
  4. 請求項1または2において、
    前記発光部の一部である発光領域を発光させる制御部をさらに含み、
    前記回転支持部は、前記軸線の周りに容器を回転させると共に、容器を搬送方向に沿って搬送し、
    前記制御部は、前記軸線に直交する横断面において前記発光領域の幅を容器の幅以上であって、かつ、容器の幅に30mmを足した範囲を超えないように設定し、前記発光領域を前記搬送方向に搬送される容器に追従して移動させることを特徴とする、ガラス容器の焼傷検査装置。
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