JP6796704B2 - 容器の検査装置及び容器の検査方法 - Google Patents

容器の検査装置及び容器の検査方法 Download PDF

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Description

本発明は、容器の検査装置及び容器の検査方法に関する。
容器、特にガラスびんの内表面に極めて稀に発生する薄泡を検出する方法として、本出願人が先に提案した検査方法がある(特許文献1)。
薄泡は、ガラスびんの内表面に発生し、内表面に対し極めて浅い窪みとその窪みを覆う薄いガラス膜とで形成される。この検査方法では、薄泡を検出するために、不透明板に複数の横長のスリットを上下に一定間隔で多段に設けた縞フィルタを用いて、スリットのところだけ光を透過させ、薄泡を通った光によって明暗の幅が縦に圧縮された像として撮影している。
このような方法であっても、薄泡を検出することは可能であるが、薄泡による影と、ガラスびんの肉厚のムラによる明暗やガラスびんの合わせ目(金型の合わせ目で成形される段差)による明暗などとの判別が難しかった。そのため、良品のガラスびんであっても不良品として判別することが多く、良品排除率の減少が望まれている。
また、本出願人は、ライトコントロールフィルムを用いてガラスびんのしわ等の欠点を検出する検査装置を提案している(特許文献2)。この検査装置では内表面の極めて浅い窪みの薄泡を検出することが難しかった。
特公平7−11490号公報 特開2013−134185号公報
本発明は、輪郭が不明確な薄泡などの欠点の有無を検査することができる容器の検査装置及び検査方法を提供することを目的とする。
本発明は上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の態様または適用例として実現することができる。
[適用例1]
本適用例に係る容器の検査装置は、
容器に対し光を照射する発光面を有する発光部と、
容器を挟んで前記発光部と対向して配された撮像部と、
前記撮像部で撮像した容器の画像に基づいて欠点の有無を判定する判定部と、
前記発光部の容器側に配置された光制限部と、
を含み、
前記光制限部は、前記発光面に沿って水平方向に延びる光透過部及び減光部を含み、
前記光透過部と前記減光部とは、鉛直方向で交互に配置され、
前記光透過部は、前記発光部から出射された光を容器側へ透過し、
前記減光部は、前記水平方向に延びるブラインドを前記鉛直方向に複数備え、前記発光部から出射された光の内、前記鉛直方向に対して光の入射角度を制限し、
前記光透過部の前記鉛直方向の幅は、3mm〜6mmであり、かつ、前記減光部における互いに隣接する前記ブラインドの間隔よりも広いことを特徴とする。
本適用例によれば、光透過部及び減光部による容器表面の鉛直方向における輝度の変化により、輪郭が不明確な薄泡などの欠点の有無を検査することができる。本適用例によれば、輪郭が不明確な薄泡などの欠点の輪郭の影を認識することができる。
[適用例2]
本適用例に係る容器の検査装置において、
前記減光部は、前記発光部の発光面上に配置され、前記発光面からの高さが0mm〜100mmであることができる。
本適用例によれば、撮像される画像において、合わせ目の影を抑制し、かつ、輪郭が不明確な薄泡などの欠点の影を強調することができる。
[適用例
本適用例に係る容器の検査装置において、
前記減光部は、ライトコントロールフィルムを複数枚重ねて形成することができる。
本適用例によれば、容器表面の鉛直方向における光の強弱を強調することで、輪郭が不明確な薄泡などの欠点の輪郭を強調することができる。
[適用例
本適用例に係る容器の検査装置において、
前記光制限部は、容器の前記鉛直方向の所定高さ位置より下方の領域に対応する位置に配置される第1光制限部であり、
前記発光部の容器側であって、前記所定高さ位置より上方の領域に対応する位置に、前記発光部から出射された光の透過量を減少させる第2光制限部をさらに含み、
前記第2光制限部は、前記水平方向で所定間隔を有して配置することができる。
本適用例によれば、輪郭が不明確な薄泡などの欠点が発生し易い容器の下方の領域と、そのような欠点が発生しにくい上方の領域と、を異なる光学系で検査することにより、肉ムラ、合わせ目の影響を無くし、薄泡などの欠点の輪郭を出しやすくでき、画像処理の負荷を抑えることができる。
[適用例
本適用例に係る容器の検査装置において、
前記判定部は、撮像された画像から少なくとも1つの検出体を認識し、認識した検出体が含まれる所定の範囲に前記鉛直方向に延びる鉛直検査領域と前記水平方向に延びる水平検査領域とを設定し、前記鉛直検査領域及び前記水平検査領域内に2つ以上の検出体が含まれる場合に、欠点と判定することができる。
本適用例によれば、輪郭が複数に分割して認識された検出体も欠点と判定することができる。
[適用例
本適用例に係る容器の検査装置において、
前記判定部は、撮像された画像から少なくとも1つの検出体を認識し、認識した検出体の形状が環状に繋がった検出体または弧状の検出体である場合に、検出体に関する面積に基づいて欠点と判定することができる。
本適用例によれば、環状の輪郭を有する検出体または弧状の輪郭を有する検出体も欠点として判定することができる。
[適用例
本適用例に係る容器の検査装置において、
前記判定部は、撮像された画像から少なくとも1つの検出体を認識し、認識した検出体が含まれる所定の範囲に、所定しきい値以上の明るさの部分が含まれる場合に、欠点と判定することができる。
本適用例によれば、輪郭が明るいところと暗いところを含む検出体でも欠点として判定することができる。
[適用例
本適用例に係る容器の検査方法は、
発光部から出射されて鉛直方向の幅が3mm〜6mmの光透過部を通過した光と、水平方向に延びるブラインドによって鉛直方向に対して前記発光部からの光の入射角度を制限する減光部を通過した光と、を前記鉛直方向で交互に容器に向けて照射し、
容器を挟んで前記発光部と対向して配された撮像部で容器の画像を撮像し、
容器の内表面にある泡を欠点として判定する工程を含み、
前記ブラインドは、鉛直方向に複数配置され、
前記光透過部の前記鉛直方向の幅が前記減光部における互いに隣接する前記ブラインドの間隔よりも広いことを特徴とする。
本適用例によれば、光透過部及び減光部による容器表面の鉛直方向における輝度の変化により、輪郭が不明確な薄泡などの欠点の有無を検査することができる。本適用例によれば、輪郭が不明確な薄泡などの欠点の輪郭の影を認識することができる。
本発明は、輪郭が不明確な薄泡などの欠点の有無を検査することができる容器の検査装置及び検査方法を提供することができる。
図1は、容器の検査装置の側面図である。 図2は、発光部、第1光制限部及び第2光制限部の正面図である。 図3は、容器及びその画像を並べて示す図である。 図4は、薄泡の拡大断面図である。 図5は、図1のA拡大図である。 図6は、撮像された画像における薄泡の輪郭の態様を説明する図である。 図7は、判定部における検査モードを説明する図である。 図8は、容器の検査方法のフローチャートである。
以下、本発明の好適な実施形態について、図面を用いて詳細に説明する。なお、以下に説明する実施形態は、請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではない。また、以下で説明される構成の全てが本発明の必須構成要件であるとは限らない。
本実施形態に係る容器の検査装置は、容器に対し光を照射する発光面を有する発光部と
、容器を挟んで前記発光部と対向して配置された撮像部と、前記撮像部で撮像した容器の画像に基づいて欠点の有無を判定する判定部と、前記発光部の容器側に配置された光制限部と、を含み、前記光制限部は、前記発光面に沿って水平方向に延びる光透過部及び減光部を含み、前記光透過部と前記減光部とは、鉛直方向で交互に配置され、前記光透過部は、前記発光部から出射された光を容器側へ透過し、前記減光部は、前記水平方向に延びるブラインドを前記鉛直方向に複数備え、前記発光部から出射された光の内、前記鉛直方向に対して光の入射角度を制限し、前記光透過部の前記鉛直方向の幅は、3mm〜6mmであり、かつ、前記減光部における互いに隣接する前記ブラインドの間隔よりも広いことを特徴とする。
1.容器の検査装置の概要
図1〜図3を用いて容器10の検査装置1の概要について説明する。図1は容器10の検査装置1(以下「検査装置1」という)の側面図であり、図2は発光部20、第1光制限部24及び第2光制限部26の正面図であり、図3は容器及びその画像を並べて示す図である。
図1〜図3に示すように、検査装置1は、容器10に対し光を照射する発光面22を有する発光部20と、容器10を挟んで発光部20と対向して配置された撮像部40と、撮像部40で撮像した容器10の画像80(図3)に基づいて欠点の有無を判定する判定部52と、発光部20の容器10側に配置された第1光制限部24と、を含む。
第1光制限部24は、容器10の鉛直方向Yの所定高さ位置H1(図3)より下方の領域13aに対応する位置に配置される。検査装置1は、第2光制限部26をさらに含むことができる。第2光制限部26は、発光部20の容器10側であって、所定高さ位置H1より上方の領域13bに対応する位置に配置される。輪郭が不明確な薄泡などの欠点が発生し易い容器の下方の領域13aと、そのような欠点が発生しにくい上方の領域13bと、を異なる光学系(第1光制限部24と第2光制限部26)で検査することにより、肉ムラ、合わせ目の影響を無くし、薄泡などの欠点の輪郭を出しやすくでき、画像処理の負荷を抑えることができる。したがって、制御部50の負荷が問題とならなければ、第1光制限部24を容器10の全体に対応させて配置してもよい。なお、欠点については、後述する。
ここで、図1に示すように、容器10は正立状態、すなわち軸線12が鉛直方向Yに沿った状態で検査を受ける。鉛直方向Yは、重力の方向であり、水平方向Xは、鉛直方向Yに直交する方向である。
検査装置1は、容器10を軸線12の周りに回転させながら支持する回転支持部30と、容器10の側面に接触しながら容器10を回転させるサイドローラ32と、を含む。図1ではサイドローラ32が容器10と撮像部40との間にあるように示したが、サイドローラ32を説明するための便宜的なものであり、サイドローラ32は撮像部40における容器10の撮影の障害とはならない位置に配置される。
容器10は、ガラスびんであって、透明または半透明である。半透明とは、容器10を透過した発光部20からの光によって容器10の内表面15の欠点を判定可能な程度の透明度である。容器10は例えば横断面円形である。容器10の横断面形状は、多角形であってもよい。
所定高さ位置H1は、容器10の種類や成形の状態などによって異なる。所定高さ位置H1は、いわゆるセッツルラインとしてもよい。セッツルラインは、口部成形のためのセッツルブローによって金型に接触した部分と接触していない部分との境界に形成される肉厚の変化する部分である。セッツルラインは容器10の水平方向Xにできる。所定高さ位置H1は、薄泡18が発生し易い容器10の下方の領域13aと薄泡18が発生し難い容器10の上方の領域13bとの境界に設定することができる。
検査装置1は、容器10を透過した光を用いて容器10の胴部13を撮像部40で撮像し、撮像された画像80(図3)において周囲より暗い部分を容器10における検出体として検出する光透過方式の検査装置1である。
2.欠点
図3及び図4を用いて検査装置1で検出しようとする欠点について説明する。図4は、薄泡18の拡大断面図である。図4では光の透過量を矢印の太さで表している。
図3に示すように、容器10の胴部13を撮像部40で撮像すると、画像80が得られる。画像80では、例えば、合わせ目16と、薄泡18と、肉ムラ19とが検出体として確認できる。合わせ目16は、欠点ではなく、容器10を成形する金型の合わせ目の段差が鉛直方向Yに沿った暗い線として画像80に現れるものである。薄泡18は、容器10の所定高さ位置H1より下方の位置に稀に発生する欠点である。肉ムラ19は、欠点ではなく、容器10の胴部13の肉厚の変化によって表れる暗い部分である。その他に、焼傷等の欠点もある。
薄泡18は、容器10の所定高さ位置H1より下方であって容器10の内表面15に発生することがある。薄泡18は、容器10の成形工程におけるパリソンの温度差による伸び易さの違いにより発生する。薄泡18は、極めて浅い凹部(例えば内表面15から100μm以下の深さ)を有する中空の泡であり、略円形の輪郭を有する。そのため、画像80において、薄泡18の輪郭が周囲よりわずかに暗く表れるが、通常、合わせ目16や肉ムラ19と同程度の輝度であるため判別しにくい。検査装置1は、薄泡18と、合わせ目16や肉ムラ19などの欠点ではない部分とを判別できなければならない。
しかしながら、従来の特許文献1のようなフィルタを用いただけでは、薄泡18を検出しようとすると合わせ目16を欠点として判定し、本来良品である容器10を不良品として排除する可能性がある。特許文献2の方法も同様である。薄泡18と周囲との輝度の変化が小さく、薄泡18と欠点ではない合わせ目16などとの輝度の差があまりないからである。
3.発光部
図1及び図2を用いて発光部20について説明する。
図1及び図2に示すように、発光部20は、容器10を照らす光源である。発光部20は、容器10側に発光面22を有し、容器10を撮像部40の反対側から照らすことができる面光源である。発光部20は、検査装置1で検査することを予定している最大の容器10の全体を照らすことができる大きさに設定されている。
図2に示すように、発光部20は、容器10側の発光面22が長方形の形状であり、そのほぼ全面が発光する。発光部20は、容器10及び撮像部40に対し正対し、容器10を透過した光が撮像部40に届くように配置される。
発光部20の光源としては、例えばLEDや有機EL等の公知の光源を用いることができる。発光部20は拡散照明であり、LEDを用いる場合には光源の前面(発光面22)に拡散板を利用して均一な光を容器10に対して照射することができる。拡散板は、LED等の光源からの光を拡散させて外部に出射させる公知のものを用いることができる。拡散板によって光が拡散されることで、多数の光源を用いた場合に光源が存在しない部分とのムラを減少することができる。
発光面22上には、光制限部が設けられる。
4.光制限部
図1、図2及び図5を用いて、光制限部である第1光制限部24及び第2光制限部26について説明する。図2において、破線で示した容器10は、第1光制限部24及び第2光制限部26の位置関係を説明するためのものである。図5は、図1のA拡大図である。
4−1.第1光制限部
図1、図2及び図5に示すように、第1光制限部24は、容器10の鉛直方向の所定高さ位置H1(図3)より下方の領域13aに対応する位置に配置される。容器10の下方に発生する傾向がある薄泡18を確実に検出するためである。第1光制限部24は、発光面22に沿って水平方向Xに延びる光透過部244及び減光部242を含む。第1光制限部24は、光透過部244と減光部242とを鉛直方向Yで交互に配置する。第1光制限部24によって、容器10に向かって発光面22から水平方向Xに拡散して出射された光を透過し、鉛直方向Yに拡散して出射された光を制限するためである。
光透過部244は、発光部20から出射された光を透過する。光透過部244は、スリットである。光透過部244には発光面22の光を遮るものがない。合わせ目16の影を消すために、光透過部244を透過した十分な水平方向の光で容器10を照らすことができる。
図5に示すように、減光部242は、水平方向Xに延びるブラインド243を鉛直方向Yに複数備え、発光部20から出射された光の内、鉛直方向Yに対して光の入射角度を制限する。ブラインド243は、減光部242の水平方向Xと厚さ方向とに延びるように形成される。発光面22の拡散光の内、ブラインド243に沿った光を優先的に減光部242は透過する。そのため、発光面22の拡散光は減光部242で絞られると共に、特に鉛直方向Yに拡散する光の透過を制限する。ブラインド243は、例えば、発光面22に対し直交する方向に延びる。したがって、減光部242は、発光面22から出射された水平方向Xの光を優先的に透過する。
このように、光透過部244及び減光部242による容器10の内表面15の鉛直方向Yにおける輝度の変化が、図3の画像80に示すように、緩やかな輝度の変化を有する縞模様として表れる。そして、この鉛直方向Yにおける輝度の変化により、輪郭が不明確な薄泡18などの欠点が画像80において確認することができ、検査装置1において欠点の有無を判定することができる。
また、鉛直方向Yに交互に配置された光透過部244及び減光部242によって水平方向Xに拡散する光が十分に容器10に届くため、画像80に水平方向の段差によって生じる暗い合わせ目16が表れにくくなる(輝度の変化が小さくなる)。肉ムラ19も水平方向の肉厚の変化として表れるものは、画像80に暗い部分として表れにくくなる(輝度の変化が小さくなる)。
減光部242は、発光部20の発光面22上に配置され、発光面22からの高さが0mm〜100mmである。減光部242が所定の厚さを有することで、撮像される画像80において、合わせ目16の影を抑制し、かつ、輪郭が不明確な薄泡18などの欠点の影を強調することができる。減光部242の発光面22からの高さは、さらに0mm〜100mmであることができる。
減光部242は、ライトコントロールフィルムを複数枚重ねて形成される。容器10の内表面15の鉛直方向Yにおける光の強弱を強調することで、輪郭が不明確な薄泡18などの欠点の輪郭を強調することができる。図5では厚さ0.5mmのライトコントロールフィルムを2枚厚さ方向に重ねて貼り合せている例について示している。ライトコントロールフィルムは、市販されているものを使用することができる。例えば、3M社製「LIGHT CON FILM 60DEG 12×11」などを採用することができる。
光透過部244の鉛直方向Yの幅は3mm〜6mmであることができる。この幅は、発明者等が多種多様な薄泡18のサンプルを検査したところ、輪郭が不明確な薄泡18などの欠点の輪郭の影を認識するために適当な幅であった。
後述の画像処理部53において、画像80における下方の領域13aに対応する部分を水平方向Xの差分処理と鉛直方向Yの差分処理を行うことで、減光部242と光透過部244による縞模様、合わせ目16及び肉ムラ19の暗い部分を除去し、薄泡18の輪郭の影を残すことができる。
図2に示すように、第1光制限部24は、ライトコントロールフィルムを2枚貼り合せた薄いシートに、所定間隔をあけて複数(図2では3つ)のスリットを設けることで減光部242と光透過部244とを交互に設けている。第1光制限部24は、その幅方向(水平方向X)の両端に鉛直方向Yに延びる長孔246が設けられ、ボルト28によって発光部20に固定される。第1光制限部24は、長孔246に沿って鉛直方向Yに移動可能であり、容器10の高さに合わせて位置を調節できる。
4−2.第2光制限部
図2に示すように、第2光制限部26は、所定高さ位置H1より上方の領域13bに対応する位置に所定間隔をあけて2つ配置される。下方の領域13aのような非常に浅い薄泡18が発生しない領域だからである。第2光制限部26は、発光部20からの光を透過させることができる所定の間隔を有していれば、2つを連結してもよいし、一体に形成してもよい。
2つの第2光制限部26は、発光部20から出射された光の透過量を減少させる。2つの第2光制限部26は、水平方向Xで所定間隔を有して配置される。上方の領域13bに発生する内表面15の泡は極端に浅い薄泡18ではないため、第2光制限部26の構造でも検出可能である。水平方向Xの所定間隔は、胴部13の上方の領域13bの水平方向Xの幅よりも狭い。後述する画像処理部53において、画像80における上方の領域13bに対応する部分を鉛直方向Yの差分処理を行うことで合わせ目16と肉ムラ19の暗い部分を除去することができる。
第2光制限部26は、遮光板を用いることができる。遮光板としては、薄い金属板、例えば鉄板を用いることができる。
第2光制限部26は、発光部20の水平方向Xの端部で発光部20に対しボルト28で固定される。第2光制限部26は、上下に2つの長孔264を有し、ボルト28を緩めることで鉛直方向Yに移動可能であり、容器10の高さに合わせて位置を調節できる。
5.回転支持部
図1に示すように、回転支持部30及びサイドローラ32は、容器10を軸線12の周りに回転させる。回転支持部30は、容器10の底部14を支持する。軸線12は、容器10が回転する回転中心軸となる仮想線である。
回転支持部30は、容器10を支持した状態で、図1及び図2に示す検査する所定位置に容器10を搬送するための部材であってもよい。その場合、回転支持部30によって容器10を検査する所定位置へ順次間欠的に搬送され、所定位置に配置されたところで軸線12を中心に容器10を回転させる。
回転支持部30は、回転制御部62の指令によりモータ60の駆動力をベルト35などを介して回転支持部30及びサイドローラ32に伝達し、回転する。回転支持部30は、容器10が検査する位置まで搬送されると所定速度で所定量の回転を行う。所定量の回転は、容器10の全周が撮像されるのに十分な量である。所定量の回転は、1つの画像データで検出体の全体を把握できるように、1.2回転以上に設定される。回転支持部30の回転量は、回転検出部54の出力により制御部50で演算される。回転検出部54は、モータ60に直接または間接に取り付けられたロータリエンコーダであることができる。
6.撮像部
図1に示すように、撮像部40は、容器10を挟んで発光部20と対向して配置される。撮像部40は、軸線12上の容器10の表面を撮影するように配置される。撮像部40は、容器10の少なくとも検査対象部分を撮影でき、ここでは容器10の胴部13の鉛直方向Yの全体が撮像部40の視野内に入るように配置される。
撮像部40は、容器10を透過した発光部20の光によって検出体(薄泡18を含む)を含む画像を撮影することができる。撮像部40は、例えば、公知のラインセンサカメラを用いることができる。撮像部40は、回転検出部54の出力により回転支持部30の回転速度に合わせて撮影することで、回転速度が何らかの原因で変化しても画像80に影響がない。
撮像部40は、胴部13の全周を撮影し、そのデータを制御部50の画像処理部53に送り、画像80に所定の処理を施す。図3に示すように、画像処理前の画像80には、胴部13の下方の領域13aに対応する部分に水平方向Xに延びる縞模様が表れる。図1及び図2に示す第1光制限部24の減光部242及び光透過部244の影響である。
画像80における下方の領域13aに対応する部分は、第1光制限部24によって、水平方向Xに拡散する光を多く胴部13に照射し、鉛直方向Yに拡散する光が胴部13の下方の領域13aに当たることを制限しているため、合わせ目16の影はほとんど画像80には表れない。第1光制限部24のような構造を有していない第2光制限部26に対応する上方の領域13bにおける合わせ目16及び肉ムラ19は画像80に表れる。
画像処理部53は、画像80に対し、第1光制限部24による縞模様を消すように鉛直方向Yの公知の階調変換処理を施し、上方の領域13bの合わせ目16と肉ムラ19の影を消すように水平方向Xの公知の階調変換処理を施すことができる。階調変換処理としては、例えばシェーディング補正処理、基準画像との差分に基づいて階調変換を行う処理、動的しきい値法(動的二値化処理)などを採用することができる。階調変換処理として、例えば、キーエンス社のリアルタイム濃淡補正を採用することができる。リアルタイム濃淡補正は、検査対象である容器10の照明状態等によって生じ得る画像データの背景明度変化を補正することをいう。例えば、画像80における底部14に相当する部分が胴部13に比べて暗いというような明度ムラが生じている場合、リアルタイム濃淡補正により全体が平均的に一様な明るさとなるように補正する。
したがって、薄泡18と、合わせ目16や肉ムラ19とを正確に区別しながらも、薄泡18の有無をより正確に検出することができる。
7.判定部
図1に示すように、判定部52は、制御部50の一部である。したがって、判定部52の判定結果によって制御部50が検査済みの容器10のその後の処理を指示する。判定部52は制御部50とは別に設けられてもよい。その場合には、判定部52の判定結果を制御部50に通知する。
図6及び図7を用いて判定部52についてさらに詳細に説明する。図6は撮像された画像における薄泡18の輪郭18a〜18dの態様を説明する図であり、図7は判定部52における検査モードを説明する図である。図6及び図7は、図3の画像80を画像処理部53で鉛直方向Yと水平方向Xの差分処理を施した後の薄泡18の輪郭18a〜18dである。
多数の容器10を検査した結果、4種類の輪郭18a〜18dがあることが確認された。図6は、環状の輪郭18aと、分割された輪郭18bと、弧状の輪郭18cと、明るい部分18dと、を模式的に示している。判定部52は、4種類の輪郭18a〜18dを欠点(薄泡18)として認識するための検査手法を有する。
判定部52は、画像処理後の画像データに基づいて、例えば明るさの濃淡により、周囲より暗い部分を検出体として認識し、検出体のそれぞれについて以下の判定処理を全て行う。そして、判定部52が欠点があると判定した容器10は、不良品として判定され、制御部50がその容器10を排出ラインへと導く。
7−1.環状の輪郭
図6の左上にある環状の輪郭18aは、認識した検出体の形状が環状に繋がった検出体である。図7に示すように、判定部52は、撮像された画像80(図3)から少なくとも1つの検出体を認識し、認識した検出体の形状が環状に繋がった検出体である場合に、検出体に関する面積に基づいて欠点と判定することができる。このように判定することで、環状の輪郭18aを有する検出体を欠点と判定し、欠点を有する容器10を不良品として判定することができる。
検出体が環状の輪郭18aを有する場合には、環状の輪郭18aが全て含まれる検査領域81を設定し、検査領域81の内側にある環状の輪郭18aの面積と環状の輪郭18aで囲まれた範囲の面積とを合算した面積が所定しきい値以上の場合に、この環状の輪郭18aが欠点であると判定し、容器10を不良品と判定する。環状の輪郭18aの面積だけで欠点(薄泡)か否かを判定すると、画像処理をしても残ってしまった肉ムラ19などに基づく小さな面積の検出体まで欠点であると判定することがあるため、これを防止するためである。
7−2.分割された輪郭
図6の中段にある2種類の分割された輪郭18bは、認識した検出体の形状が複数に分割して認識された検出体である。左側の分割された輪郭18bは2つに分割されており、右側の分割された輪郭18bは4つに分割されている。このように分割されていると環状の輪郭18aとして認識することができないため、前記7−1とは異なる処理が必要である。
図7に示すように、判定部52は、撮像された画像80(図3)から少なくとも1つの検出体(分割された輪郭18b)を認識し、認識した検出体が含まれる所定の範囲に鉛直方向Yに延びる鉛直検査領域82と水平方向Xに延びる水平検査領域84とを設定し、鉛直検査領域82及び水平検査領域84内に2つ以上の検出体(分割された輪郭18b)が含まれる場合に、欠点と判定することができる。輪郭が複数に分割して認識された検出体も欠点と判定することができる。
鉛直検査領域82は、例えば、水平方向Xの幅が1つの分割された輪郭18bの水平方向Xの幅に合わせて設定され、鉛直方向Yの高さは分割された輪郭18bが3つ並んだ高さに合わせて設定される。
水平検査領域84は、鉛直方向Yの高さが1つの分割された輪郭18bに合わせて設定され、水平方向Xの幅は分割された輪郭18bが3つ並んだ幅に合わせて設定される。
7−3.弧状の輪郭
図6の下段左側にある弧状の輪郭18cは、認識した検出体の形状が弧状の検出体である。このような弧状の輪郭18cは、前記7−1及び前記7−2とは異なる処理が必要である。
図7に示すように、判定部52は、撮像された画像80(図3)から少なくとも1つの検出体を認識し、認識した検出体の形状が弧状の検出体である場合に、検出体(弧状の輪郭18c)に関する面積に基づいて欠点と判定することができる。このように判定することで、弧状の輪郭18cを有する検出体を欠点と判定し、欠点を有する容器10を不良品として判定することができる。
検出体が弧状の輪郭18cを有する場合には、弧状の輪郭18cに外接する外接検査領域85を設定し、外接検査領域85の面積に対する弧状の輪郭18cの面積の面積率が所定しきい値以上の場合に、この弧状の輪郭18cが欠点であると判定し、容器10を不良品として判定する。弧状の輪郭18cの面積だけで欠点(薄泡)か否かを判定すると、画像処理をしても残ってしまった肉ムラ19などに基づく小さな面積の検出体まで欠点であると判定することがあるため、これを防止するためである。
7−4.明るい部分
図6の下段右側にある明るい部分18dは、検出体(例えば環状の輪郭18a)の近くに所定しきい値以上の輝度を有する部分である。
図7に示すように、判定部52は、撮像された画像80(図3)から少なくとも1つの検出体(例えば環状の輪郭18a)を認識し、認識した検出体が含まれる所定の範囲に、所定しきい値以上の明るさの部分(明るい部分18d)が含まれる場合に、容器10を欠点と判定することができる。輪郭が明るいところと暗いところを含む検出体でも欠点として判定することができる。汚れなどは暗い部分しかないが、薄泡18のような形状の場合、明るい部分18dを有することがあるため、薄泡18の輪郭が小さくても薄泡18として認識できるからである。
検出体の種類は、分割された輪郭18bでもよいし、弧状の輪郭18cでもよい。
8.検査方法
本実施形態に係る容器10の検査方法は、発光部20から出射されて鉛直方向の幅が3mm〜6mmの光透過部を通過した光と、水平方向Xに延びるブラインド243によって鉛直方向Yに対して発光部20からの光の入射角度を制限する減光部242を通過した光と、を鉛直方向Yで交互に容器10に向けて照射し、容器10を挟んで発光部20と対向して配置された撮像部40で容器10の画像80を撮像し、容器10の内表面15にある泡を欠点として判定する工程を含み、前記ブラインドは、鉛直方向に複数配置され、前記光透過部の前記鉛直方向の幅が前記減光部における互いに隣接する前記ブラインドの間隔よりも広いことを特徴とする。
容器10の検査方法によれば、光透過部及び減光部による容器表面の鉛直方向における輝度の変化により、輪郭が不明確な薄泡18などの検出体の有無を検査することができる。
図1〜図8を用いて検査装置1を採用した検査方法について説明する。図8は、容器10の検査方法のフローチャートである。
S10:制御部50は、回転制御部62に指令を出してモータ60を駆動し、回転支持部30及びサイドローラ32を所定速度で回転させる。回転支持部30及びサイドローラ32の回転により、検査位置に搬送された容器10が軸線12を中心に回転を開始する。
S20:制御部50は、撮像部40に撮像開始を指令する。撮像部40は、制御部50の指令に従って、回転検出部54からの出力に基づいて容器10の回転角度を演算し、胴部13の全周を撮影する。
S30:制御部50は、画像処理部53に対し、画像80を図示しない記憶部に記憶することを指令する。画像処理部53は、少なくとも容器10の1周分(例えば1.5周分)の画像80を記憶する。
S40:制御部50は、判定部52に、記憶された画像80における検出体の有無を判定させる。判定の結果、画像80に検出体がない場合には、判定部52の処理は終了し、良品として容器10を次工程へ搬送させる。また、判定の結果、画像80に検出体がある場合には、以下の4つの検査アルゴリズムを実行する。
S50(第1検査アルゴリズム):判定部52は、撮像された画像80から少なくとも1つの検出体を認識し、認識した検出体の形状が環状に繋がった検出体(環状の輪郭18a)である場合に、検出体に関する面積に基づいて、検出体を欠点と判定する。検査の詳細は、前記7−1で説明したので省略する。
S60(第2検査アルゴリズム):判定部52は、撮像された画像80から少なくとも1つの検出体(分割された輪郭18b)を認識し、認識した検出体が含まれる所定の範囲に鉛直方向Yに延びる鉛直検査領域82と水平方向Xに延びる水平検査領域84とを設定し、鉛直検査領域82及び水平検査領域84内に2つ以上の検出体(分割された輪郭18b)が含まれる場合に、検出体を欠点と判定する。検査の詳細は、前記7−2で説明したので省略する。
S70(第3検査アルゴリズム):判定部52は、撮像された画像80(図3)から少なくとも1つの検出体を認識し、認識した検出体の形状が弧状の検出体である場合に、検出体(弧状の輪郭18c)に関する面積に基づいて、検出体を欠点と判定する。検査の詳細は、前記7−3で説明したので省略する。
S80(第4検査アルゴリズム):判定部52は、撮像された画像80から少なくとも1つの検出体(例えば環状の輪郭18a)を認識し、認識した検出体が含まれる所定の範囲に、所定しきい値以上の明るさの部分(明るい部分18d)が含まれる場合に、検出体を欠点と判定する。検査の詳細は、前記7−4で説明したので省略する。
S90:判定部52が第1検査アルゴリズム〜第4検査アルゴリズムのいずれかにおいて、検出体を欠点と判定した場合には排出処理(S100)が実行され、検出体を欠点ではないと判定した場合には判定部52の処理を終了させて制御部50が次工程へ容器10を搬送する。
S100:制御部50は、判定部52が欠点があると判定した不良品の容器10は、次工程へ向かう搬送路とは異なる図示しない排出部から排出される。
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、さらに種々の変形が可能である。例えば、本発明は、実施形態で説明した構成と実質的に同一の構成(例えば、機能、方法、及び結果が同一の構成、あるいは目的及び効果が同一の構成)を含む。また、本発明は、実施形態で説明した構成の本質的でない部分を置き換えた構成を含む。また、本発明は、実施形態で説明した構成と同一の作用効果を奏する構成又は同一の目的を達成することができる構成を含む。また、本発明は、実施形態で説明した構成に公知技術を付加した構成を含む。
1…検査装置、10…容器、11…口部、12…軸線、13…胴部、13a…下方の領域、13b…上方の領域、14…底部、15…内表面、16…合わせ目、18…薄泡、18a…環状の輪郭、18b…分割された輪郭、18c…弧状の輪郭、18d…明るい部分、19…肉ムラ、20…発光部、22…発光面、24…第1光制限部、242…減光部、243…ブラインド、244…光透過部、246…長孔、26…第2光制限部、264…長孔、28…ボルト、30…回転支持部、32…サイドローラ、35…ベルト、40…撮像部、50…制御部、52…判定部、53…画像処理部、54…回転検出部、60…モータ、62…回転制御部、80…画像、81…検査領域、82…鉛直検査領域、84…水平検査領域、85…外接検査領域、H1…所定高さ位置、H2…高さ、W…幅

Claims (8)

  1. 容器に対し光を照射する発光面を有する発光部と、
    容器を挟んで前記発光部と対向して配された撮像部と、
    前記撮像部で撮像した容器の画像に基づいて欠点の有無を判定する判定部と、
    前記発光部の容器側に配置された光制限部と、
    を含み、
    前記光制限部は、前記発光面に沿って水平方向に延びる光透過部及び減光部を含み、
    前記光透過部と前記減光部とは、鉛直方向で交互に配置され、
    前記光透過部は、前記発光部から出射された光を容器側へ透過し、
    前記減光部は、前記水平方向に延びるブラインドを前記鉛直方向に複数備え、前記発光部から出射された光の内、前記鉛直方向に対して光の入射角度を制限し、
    前記光透過部の前記鉛直方向の幅は、3mm〜6mmであり、かつ、前記減光部における互いに隣接する前記ブラインドの間隔よりも広いことを特徴とする、容器の検査装置。
  2. 請求項1において、
    前記減光部は、前記発光部の発光面上に配置され、前記発光面からの高さが0mm〜100mmであることを特徴とする、容器の検査装置。
  3. 請求項1または2において、
    前記減光部は、ライトコントロールフィルムを複数枚重ねて形成されることを特徴とする、容器の検査装置。
  4. 請求項1〜のいずれか1項において、
    前記光制限部は、容器の前記鉛直方向の所定高さ位置より下方の領域に対応する位置に配置される第1光制限部であり、
    前記発光部の容器側であって、前記所定高さ位置より上方の領域に対応する位置に、前記発光部から出射された光の透過量を減少させる第2光制限部をさらに含み、
    2つの前記第2光制限部は、前記水平方向で所定間隔を有して配置されることを特徴とする、容器の検査装置。
  5. 請求項1〜のいずれか1項において、
    前記判定部は、撮像された画像から少なくとも1つの検出体を認識し、認識した検出体が含まれる所定の範囲に前記鉛直方向に延びる鉛直検査領域と前記水平方向に延びる水平検査領域とを設定し、前記鉛直検査領域及び前記水平検査領域内に2つ以上の検出体が含まれる場合に、欠点と判定することを特徴とする、容器の検査装置。
  6. 請求項1〜のいずれか1項において、
    前記判定部は、撮像された画像から少なくとも1つの検出体を認識し、認識した検出体の形状が環状に繋がった検出体または弧状の検出体である場合に、検出体に関する面積に基づいて欠点と判定することを特徴とする、容器の検査装置。
  7. 請求項1〜のいずれか1項において、
    前記判定部は、撮像された画像から少なくとも1つの検出体を認識し、認識した検出体が含まれる所定の範囲に、所定しきい値以上の明るさの部分が含まれる場合に、欠点と判定することを特徴とする、容器の検査装置。
  8. 発光部から出射されて鉛直方向の幅が3mm〜6mmの光透過部を通過した光と、水平方向に延びるブラインドによって鉛直方向に対して前記発光部からの光の入射角度を制限する減光部を通過した光と、を前記鉛直方向で交互に容器に向けて照射し、
    容器を挟んで前記発光部と対向して配された撮像部で容器の画像を撮像し、
    容器の内表面にある泡を欠点として判定する工程を含み、
    前記ブラインドは、鉛直方向に複数配置され、
    前記光透過部の前記鉛直方向の幅が前記減光部における互いに隣接する前記ブラインドの間隔よりも広いことを特徴とする、容器の検査方法。
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