JP2016090328A - 撮像装置および座屈検査装置 - Google Patents

撮像装置および座屈検査装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2016090328A
JP2016090328A JP2014223105A JP2014223105A JP2016090328A JP 2016090328 A JP2016090328 A JP 2016090328A JP 2014223105 A JP2014223105 A JP 2014223105A JP 2014223105 A JP2014223105 A JP 2014223105A JP 2016090328 A JP2016090328 A JP 2016090328A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
subject
light
stripe
unit
image
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014223105A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6360424B2 (ja
Inventor
真也 花住
Shinya Hanasumi
真也 花住
豊田 誠
Makoto Toyoda
誠 豊田
山崎 浩美
Hiromi Yamazaki
浩美 山崎
藤田 秀樹
Hideki Fujita
秀樹 藤田
澄 石川
Kiyoshi Ishikawa
澄 石川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Industry and Control Solutions Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Industry and Control Solutions Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Industry and Control Solutions Co Ltd filed Critical Hitachi Industry and Control Solutions Co Ltd
Priority to JP2014223105A priority Critical patent/JP6360424B2/ja
Publication of JP2016090328A publication Critical patent/JP2016090328A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6360424B2 publication Critical patent/JP6360424B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Abstract

【課題】被写体に対して均一な照度を与え、被写体の座屈検査の使用に供する鮮明な映像を得ることができる撮像装置を提供する。
【解決手段】撮像装置は、被写体である円筒状の金属缶の天面または底面に面するように配置され、被写体の中心軸を中心にして、被写体の胴部にストライプ(例えば、縞模様)状に光を照射する照明装置2と、照明装置2と被写体を挟んで略対向するように配置され、被写体の胴部で反射された反射光を撮像するカメラ4とを具備する。
【選択図】図2

Description

本発明は、筒状物の胴部座屈の検査の使用に供する撮像装置および座屈検査装置に関する。
筒状物として、例えばビール、ジュースの各種飲料を充填するための飲料用缶のほか、種々の缶や容器等が知られている。飲料缶の充填ライン上で発生する缶のへこみ不良の検査方法が各種提案されている。
特許文献1には、筒状物を搬送する搬送路と、この搬送路の周囲に離間して設けられ、筒状物の表面に帯状光像を形成する複数の光源と、帯状光像が形成された筒状物の表面を搬送状態で撮像する複数の撮像手段と、これら各撮像手段が撮像した画像中の明度を計測する明度計測手段と、この明度計測手段が計測した明度変化に基づいて欠陥の有無を判定する判定手段とを含んで構成された筒状物の外観検査装置が開示されている。
特許文献2には、缶ではなく、光透過性の容器の充填液体の異物検査装置として、透過照明の前に縞模様のフィルタを置き、容器を通して縞模様を撮影し、複数枚の映像間の差をとることにより縞模様の屈折の変化の有無を判断し、充填液体の光透過率にきわめて近い異物の有無を判断する異物検査装置が開示されている。
特開平8−15163号公報 特開2005−70012号公報
特許文献1では、筒状物が所定の基準点に達すると、この筒状物の周面には、複数の帯状光源が映りこみ、これらの各帯状光源をカメラによって撮像するが、複数の帯状光源を用いることにより照明装置を含めた撮像装置を複雑化しており、実用化には十分に適していない問題点があった。このため、さらに、簡素化した構造の照明装置を用いた撮像装置が望まれていた。
特許文献2では、透過光学系による液内異物検査に対応するものであり、光透過性のない缶等の筒状物の表面座屈を検出することはできない問題がある。
本発明は、前記の課題を解決するための発明であって、被写体に対して均一な照度を与え、被写体の座屈検査の使用に供する鮮明な映像を得ることができる撮像装置および座屈(すじ傷、へこみ、突き傷などを含む)検査装置を提供することを目的とする。
前記目的を達成するため、本発明の撮像装置は、被写体である円筒状の金属缶の天面または底面に面するように配置され、被写体の中心軸を中心にして、被写体の胴部にストライプ(例えば、縞模様)状に光を照射する照明部(例えば、照明装置2)と、照明部と被写体を挟んで略対向するように配置され、被写体の胴部で反射された反射光を撮像する撮像部(例えば、カメラ4)とを具備することを特徴とする。本発明のその他の態様については、後記する実施形態において説明する。
本発明によれば、被写体に対して均一な照度を与え、被写体の座屈検査の使用に供する鮮明な映像を得ることができる。
本実施形態に係る撮像装置を含む検査装置を示す図である。 図1に示した全体構成のうち撮像装置を説明する図である。 図1に示した照明装置を説明する図である。 カメラを4台配置した場合の構成を示す図である。 製品画像とテストピース画像との関係を示す図である。 製品画像を平面に変換した画像を示す図である。 短缶の製品画像を示す図である。 照明装置の放射状ストライプの例を示す図である。 放射状ストライプの照明を用いた撮像例の図であり、(a)は座屈不良がない場合であり、(b)は座屈不良箇所がある場合である。 画像処理装置の検査処理を示すフローチャートである。 検査処理の位置検出処理を示す図である。 検査処理の特徴検出(その1)の例を示す図であり、(a)は検査対象の撮像画像の拡大図であり、(b)は、ストライプのラインの乱れを特徴として検出する例を示す図である。 検査処理の特徴検出(その2)の例を示す図であり、(a)は検査対象の撮像画像であり、(b)および(c)はストライプのライン内の輝度変化を特徴として検出のための画像例である。 検査処理の特徴検出(その2)の処理結果を示す図である。 検査処理の特徴検出箇所のグルーピング処理を示す図である。 コンベアの側面からの構成を示す図である。 図16のBB視図を示す図である。 缶胴部の全周検査として、缶回転搬送機構を用いた図である。 缶胴部の全周検査として、缶複コンベア搬送機構を用いた図である。 缶銅部の全周検査として、ツイスター搬送機構を用いた図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本実施形態に係る撮像装置を含む検査装置を示す図である。図1は、本実施形態に係る撮像装置10を、例えば缶1の缶胴部11の座屈検査装置に適用した場合の全体構成例を示したものである。コンベア3上を搬送される缶1の缶胴部11の座屈を検査するために、上方に照明装置2(照明部)を配設している。
照明装置2は、搬送されてきた缶1に対し中心軸上に配置され、被写体と同心円状の外郭24(図3参照)を少なくとも有し、中心軸を中心にして放射状ストライプ(放射状縞模様、図8参照)に光を照射する円形状照明である。すなわち、照明装置2は、被写体である円筒状の金属缶の天面または底面に面するように配置され、被写体の中心軸を中心にして、被写体の胴部にストライプ(例えば、縞模様)状に光を照射する。カメラ4は、照明装置2と略対向し、被写体に対し照明装置2と異なる側に配置され、照射された反射光を撮像する。
照明装置2からの放射状ストライプの照射光を缶1に照射し、その全反射状態の反射光を、缶1の斜め下方に配置した複数台のカメラ4(撮像部)で撮像する。カメラ4は、CCD(Charge Coupled Device)カメラなどにレンズ4aを装着している。なお、撮像装置10は、カメラ4、レンズ4a、照明装置2などを含んで構成される。
缶1は、ビール、発泡酒、ソフトドリンクなどの内容物を充填するのに金属缶、例えばアルミニウム合金製の缶が使用されている。通常は、底部と缶胴部11とを有する有底円筒状の金属缶本体に内容物を充填し、缶蓋を開口部に巻締めて、金属缶を構成している。
缶1は、円筒状の軸方向に加重が加えられると、その負荷が最も強度の弱い缶胴部11に影響し、金属缶の外周面が変形する。この変形を座屈という。このような座屈作用は、複数の金属缶を積み重ねたときだけでなく、缶蓋を金属缶本体の開口部に巻締めるときにも生じる場合がある。座屈は、製品の意匠を損なうだけでなく、パッケージング品質低下を招くため、製品出荷までの製品検査として、座屈検査は重要な工程である。また、本実施形態の座屈検査装置において、座屈作用で発生する傷以外にも、コンベア3の搬送系で発生するすじ傷、へこみ、突き傷などを有するか否か検査することができる。なお、横溝は、デザインの自由度を増すために形成される場合がある。
センサ5は、缶1が照明装置2のほぼ真下を通過する瞬間に検知信号を発生し、この検知信号は画像処理装置6を介して照明電源2aを起動し、照明装置2を発光させ缶1の缶胴部11を照射する。画像処理装置6は、同時に前記検知信号に同期して、カメラ4の映像信号を入力する。
画像処理装置6は、映像信号から所定の特徴検出(抽出)処理を行う。所定の特徴検出処理とは、撮像画像のストライプのラインの乱れの箇所を第1の不良箇所候補として検出し、撮像画像のストライプのライン内の輝度変化がある箇所を第2の不良箇所候補として検出する。画像処理装置6は、検出された第1の不良箇所候補と第2の不良箇所候補とに基づき、近接して複数の不良箇所候補がある場合に、その複数の不良箇所候補をグルーピングし、例えば、グルーピングした領域の寸法が、所定寸法以上であるか否かにより、被写体の良否判別をする。不良品は選別機構7により排除される。
図2は、図1に示した全体構成のうち撮像装置を説明する図である。図3は、図1に示した照明装置を説明する図である。図8は、照明装置の放射状ストライプ(放射状縞模様)の例を示す図である。照明装置2と、カメラ4およびレンズ4aと、缶1とは、図2のような配置関係にある。照明装置2の下部に被写体である缶1が配置されている。缶1の斜め下方にカメラ4が配置されている。
照明装置2は、本体枠の照明ケース21の中に、LED(Light Emitting Diode)などを多数配置した面光源23が配置されており、面光源23からの照明輝度を均一化する光拡散部22を有している。図3は、光拡散部22を除いた図2のAA視図を示し、面照明は外郭24を有する円形構成としている。
図8は、図2のAA視図を示し、光拡散部22に放射状ストライプ加工を施している。放射状ストライプは、外郭24(図3参照)の中心軸に対し放射状縞模様となっており、乳白色22wと黒色22bの区画より形成されている。図8においては、各区画の中心角がπ/60ラジアン(=3度)で均等に分割されている。照明装置2は、異なる分割数の放射状ストライプを有する光拡散板に入れ替えられる。これにより、種々の照明光を得ることができる。
図2に戻り、面光源23からの照射光23aは、光拡散部22で拡散光23bとなる。光拡散部22は、光拡散板であり、面光源23のLED素子発光を均一な面光源にするために拡散板を使用する。なお、図2においては、図面の記載上、図1との関係において缶1の円周方向に対し、カメラ4と照明装置2との位置関係を45度ずらして図示している。
面光源23および光拡散部22は、正方形の形状とし、光拡散部22を円形の開口を有する遮光膜でマスクすることにより円形状照明として製作してもよい。この場合、製作の原価低減効果がある。
照明装置2は、缶胴部11の外周面の周方向および前記外周面の軸方向に略均一に光を照射する。具体的には、拡散光23bは、例えば、缶1の缶胴部11の照射光23c,23e,23gとなる。照射光23cは、缶胴部11で反射され反射光23dとなり、レンズ4aを介して撮像素子4bに入射する。同様に、照射光23eは、缶胴部11で反射され反射光23fとなり、レンズ4aを介して撮像素子4bに入射する。また、照射光23gは、缶胴部11で反射され反射光23hとなり、レンズ4aを介して撮像素子4bに入射する。
カメラ4は、鏡面反射効果による缶胴部11の印刷影響を抑制しながら、座屈特徴を検出しやすいなどの理由により、被写体の鉛直円柱面に対して10度〜20度程度に全反射角に配置するのがよい。具体的には、図2では、直径66mmの缶の場合であり、被写体の鉛直円柱面に対し、θ1は10度、θ2は、13.3度、θ3は20度である。カメラ4側からすると、θ4は80度、θ5は、76.7度、θ6は70度である。また、θ7は75度である。
すなわち、一般的な反射角で定義すると、カメラ4の光軸は、缶1の円柱面に対する反射角を70度から80度に設定することが好ましい。
なお、入射角とは、光の波動が一つの媒質から他の媒質との境界面に達したとき,波動の進行方向をあらわす線が境界面と交わる点を入射点とすると、この線が入射点で境界面に立てた法線とのなす角をいう。また、反射角は、反射波の進行方向と、反射面に立てた法線とがなす角となり、角度は入射角と等しい。
図2において、缶1は、コンベア3のトップチェーン35の上に配置され、トップチェーン35は、フラットバー33に配設されたプラレール34の上を摺動する。缶1の落下防止のためにコンベアガイド38が、缶1の側面に配置されている。配置構成の具体例は、図16および図17を参照して後記する。
図4は、カメラを4台配置した場合の構成を示す図である。図4は、照明装置2の上方からの視図であり、コンベア3の周囲にカメラ4台を配置した場合である。センサ5(図1参照)で缶1を検知すると、カメラ4台により缶胴部11(図1参照)の撮影画像を取得する。
次に、画像処理装置6の画像処理例について説明する。
図5は、製品画像とテストピース画像との関係を示す図である。図5(a)は、不良品の製品の缶1(左側)と、テストピース(右側)の例を示す。図5(b)は、製品の缶1をカメラ4で撮影した入力画像の例であり、図5(c)は、製品と同じ直径のテストピースの画像を示す。テストピースには、図5(a)に示すように、面の座標を計測する特徴を持った柄を有している。図2に示した光学系配置において、製品と同じサイズのテストピースについて画像入力し、座標を計測して製品に対応した歪みを予め計測しておく。
本実施形態では、図5(b)に示すように製品の入力画像において、缶胴部11(図2参照)の座屈の画像を良好に得ることができる。
図6は、製品画像を平面に変換した画像を示す図である。図6は、テストピースの計測画像に従って、図5(b)に示した製品の入力画像の歪み補正(画像の座標変換)および焦点補正などを実施した平面画像である。画像処理装置6は、図6に示す得られた平面画像から不良の特徴(例えば、コントラスト差、大きさ、面積など)を抽出し、合否判定を行う。
この際に、製品の表面に付着した水滴などがノイズとして無駄バネを発生させるため、水滴と不良品の特徴差(大きさ、長さの方向など)を比較して、不良品の検出精度を向上することができる。
図2に示す長缶(ロング缶)を例にして説明したが、これに限定されるものではない。図7は、短缶の製品画像を示す図である。図7に示す製品画像は、スリーピース缶(継ぎ目有り)の製品画像である。継ぎ目および座屈箇所を良好に撮影することができる。
次に、放射状ストライプの照明を用いた例について説明する。
図9は、放射状ストライプの照明を用いた撮像例の図であり、(a)は座屈不良がない場合であり、(b)は座屈不良箇所がある場合である。図9(a)の領域111は、缶胴部11の反射箇所を示す領域であり、領域111の上部の縞模様は、照明装置2からの直接光を示す領域である。座屈不良がない場合、領域111のストライプエッジ(例えば、白色のライン境界)に急峻な乱れがない。また、ストライプの白色・黒色地に急峻な輝度変化がない。
これに対し、図9(b)の領域112に座屈不良箇所がある。座屈不良がある場合、領域112のストライプエッジに急峻な乱れが生じる。また、ストライプの白色・黒色地に急峻な輝度変化が生じる。図9(b)の拡大図を図12(a)に示す。
本実施形態の撮像装置10を用いれば、座屈不良の深さが1mm未満であっても、ストライプを含む撮像画像から、対象不良箇所の検査に有用なコントラストがある特徴を得ることができる。本実施形態の撮像装置10は、座屈不良がある場合、缶胴部11で鏡面反射したストライプの特徴に乱れを生じさせ、検査に有用な画像を得ることができる。この画像を用いた検査処理を以下に示す。
図10は、画像処理装置の検査処理を示すフローチャートである。画像処理装置6は、撮像画像の映像入力を行う(ステップS1:映像入力)、続いて、その撮像画像に対して、検査箇所を特定する位置補正を行う(ステップS2:位置補正処理(図11参照))。続いて、画像処理装置6は、撮像画像から所定の特徴を検出する(ステップS3:特徴検出処理)。特徴検出処理とは、撮像画像のストライプのラインの乱れの箇所を第1の不良箇所候補として検出し(図12参照、特徴検出(その1))、撮像画像のストライプのライン内の輝度変化がある箇所を第2の不良箇所候補として検出する(図13・図14参照、特徴検出(その2))。画像処理装置6は、検出された第1の不良箇所候補と第2の不良箇所候補とに基づき、近接して複数の不良箇所候補がある場合に、その複数の不良箇所候補をグルーピングする(ステップS4、特徴統合処理(図15参照))。画像処理装置6は、特徴統合処理の結果から、水滴と推測される微小特徴を除去し(ステップS5、水滴除去処理)、除去後の結果から所定の判定値を用いて良・不良を分別し(ステップS6、判定)、その判定結果を出力する(ステップS7:検査結果出力)。
図11は、検査処理の位置補正処理を示す図である。画像処理装置6は、撮像画像中から缶底部の上端位置(上下位置)を検出し、缶底部の撮像画像の左右案分位置(左右位置)を検出する。そして、検査対象箇所として、ステップS3の特徴検出処理に用いる検査対象箇所(缶胴部11の反射箇所)をXY補正して特定する。検査対象箇所の同定としては、あらかじめ検査対象形状を多角形マスクで設定しておき、缶底位置から多角形マスクを上下左右補正して同定する方法、または、缶底円エッジから缶上端エッジの範囲を同定する方法を用いることができる。このときに、缶底部の検出が不能であったり、検出範囲外であったりした場合には、位置検出失敗として不良と判定する。これは、倒れ缶撮像や照明切れなどのフールプルーフとして行うものである。
<特徴検出(その1)>
図12は、検査処理の特徴検出(その1)の例を示す図であり、(a)は検査対象の撮像画像の拡大図であり、(b)は、ストライプのラインの乱れを特徴として検出する例を示す図である。図12を参照して、特徴検出(その1)として、ストライプエッジであるライン境界の乱れを検出する方法を示す。図12(b)において、ライン境界の点を点Pとすると2点の点Pからストライプの仮想直線Lを算出し、ラインの乱れの点を点TPとすると、仮想直線Lと点TPとの離散量を乱れ量TMとする。この乱れ量TMが所定量以上であれば、ラインの乱れ箇所となる。
すなわち、画像処理装置6は、ストライプの仮想直線Lに対する実エッジ位置の差分により乱れ箇所を検出し、座屈候補(不良箇所候補)として同定する。仮想直線Lは、複数のエッジの点集合からの最小二乗法の直線近似、または、簡易的には2点のエッジから算出した直線の延長線として求める。検出対象となるエッジに対し、この仮想直線Lの算出と乱れ量TMの算出は、ストライプの直線方向に移動しながら逐次に算出する。また、撮像画像のストライプは、対象の缶胴部11が曲率をもつことから、完全な直線とはならないため、仮想直線Lの算出用のエッジと乱れ量TMの検出対象エッジとのピッチ(間隔)は、直線性を保ち、かつ、乱れ箇所の縦幅以上であり、その極小であることが望ましい。
<特徴検出(その2)>
図13は、検査処理の特徴検出(その2)の例を示す図であり、(a)は検査対象の撮像画像であり、(b)および(c)はストライプのライン内の輝度変化を特徴として検出のための画像例である。図14は、検査処理の特徴検出(その2)の処理結果を示す図である。図13および図14を参照して、特徴検出(その2)として、ストライプ内の輝度変化の特徴を検出する方法を示す。
まず、画像処理装置6は、図13(a)に示す撮像画像151に対して、輝度分布図152を用いて、上限および下限の範囲を求める。そして、上下限付き2値化処理(範囲2値化処理)を用いて、図13(b)に示す乱れ特徴候補画像153を生成する。乱れ特徴候補画像153は、ストライプ内の輝度変化箇所を強調することができる。続いて、画像処理装置6は、撮像画像151に対して、横方向のみ画像微分処理を施し、図13(c)に示す縦エッジ画像154を生成する。
続いて、画像処理装置6は、図14に示すように、乱れ特徴候補画像153から縦エッジ画像154を減ずることにより、ストライプ内の輝度変化箇所を特徴検出し、座屈候補画像160を生成する。
そして、画像処理装置6は、特徴検出(その1)で検出された座屈候補箇所と特徴検出(その2)で検出された座屈候補箇所を合算して、最終的な座屈候補箇所として同定する。
図15は、検査処理の特徴検出箇所のグルーピング処理を示す図である。図15を参照して、図10に示すステップS4の特徴統合処理とステップS5の水滴除去処理について説明する。座屈は横方向に発生する特徴を用いて、画像処理装置6は、特徴箇所の結合を行い、水滴との分離と不良の判定を行う。画像170の破線の枠は特徴検出の各箇所、実線の枠は結合結果箇所171であり、座屈と判定された箇所(座屈箇所)である。
特徴箇所の統合は、特徴箇所の座標間の横方向の距離、縦方向の距離により実施する。画像処理装置6は、結合結果箇所171の寸法、内在する特徴数、面積などを用いて、判定設定超過の場合に座屈不良とみなす。このとき、孤立箇所172は、その寸法およびそのほかの特徴箇所との距離差により、水滴とみなして不良判定回避する(無駄バネ対策)。ただし、視野内に孤立箇所172が大量に発生している場合は、フェールセーフのため不良と判定する。判定は、孤立箇所172の個数、面積の合計を用いるとよい。これは、もし水滴が大量に付着した場合に、該当の条件となるが、水滴特徴に座屈特徴が埋没するリスク回避の処理である。
図16は、コンベアの側面からの構成を示す図である。図17は、図16のBB視図を示す図である。コンベア3(図2参照)は、既に説明したように、フラットバー33、プラレール34、トップチェーン35などから構成されている。トップチェーン35の上に缶1が載置されている。フラットバー33は、支持部31およびスペーサ32を介して支持されている。コンベアガイド38は、コンベアフレーム40に取り付けられたブラケット36により支持されている。また、コンベアフレーム40には、開口部40fを有しており、カメラ4の保守点検のときに利用される。
トップチェーン35は、基本的に閉ループで構成されており、図16および図17のトップチェーン35aは、トップチェーン35のリターン部分であり、ローラ37により支持されている。
次に缶胴部11の全周検査について、図18〜図20を参照して説明する。
図18は、缶胴部の全周検査として、缶回転搬送機構を用いた図である。全周検査装置は、カメラ4を4台使用し第1検査ステーション181とし、その後ろに、回転制御のソフトベルト41を使用する90度反転機構を設置し、その下流に、カメラ4を4台使用し第2検査ステーション182を設置する。この構成により全周網羅することができる。缶1より細いトップチェーン35の幅(例えば、50mm以下)の標準のコンベアを用いて実現可能である。その場合、缶1の90度反転状態を追加カメラの設置により、プルトップ方向を撮像検出し、回転不足や加足を追加検査して、回転の妥当性を担保することができる。
図19は、缶胴部の全周検査として、缶複コンベア搬送機構を用いた図である。全周検査装置は、缶回転無し搬送機構である缶複コンベア搬送機構の例である。全周検査装置は、缶搬送のコンベアから缶1を右半分せり出させて、缶1の下方に照明装置2を缶1の上方にカメラ4に設置している。全周検査装置は、缶右半分周(搬送方向の右半分周)を撮像し検査する箇所を第1ステーション191とし、その下流で缶を回転させないまま、缶左半分をコンベアからせり出させて、缶右半分周を撮像し検査する箇所を第2ステーション192とすることで全周網羅する。缶半分せり出しのための位置決めガイドベルト51、その対向側に補助ベルト52を配し、缶倒れ抑制のエアブロー53を設置している。また、缶右半周または缶左半周に光を照射するために、照明装置2の上方に黒色のマスク54を配している。図19の全周検査装置は、カメラ4を上方に設置可能であること、回転機構が不要であることの特徴を有する。
図20は、缶銅部の全周検査として、ツイスター搬送機構を用いた図である。全周検査装置は、公知の反転ツイストガイド61を用いて缶を横転・慣性回転させながら、進行方向左の缶蓋方に照明装置2を、進行方向の缶底方にカメラ4を設置し、撮像・検査を行う。ガイド62,63に保持された缶の慣性回転により全周回転する特性を用いて、照明装置2を1台につきカメラ4を2台用いる構成を1セットとすると、4セット程度ならべることで全周を網羅できる。ツイスター自身は実ラインで用いられておりラインの一般的な搬送形態であること、カメラ4、照明装置2ともコンベア鉛直方向から離れた位置に設置可能であることの特徴を有する。
本実施形態の座屈検査装置は、被写体である円筒状の金属缶の天面または底面に面するように配置され、被写体の中心軸を中心にして、被写体の胴部にストライプ状に光を照射する照明部(例えば、照明装置2)と、照明部と被写体を挟んで略対向するように配置され、被写体の胴部で反射された反射光を撮像する撮像部(例えば、カメラ4)と、撮像部で撮像された撮像画像のストライプの乱れがあるか否かにより、被写体が不良か否かの合否判定を行う画像処理装置6とを具備している。
本実施形態によれば、被写体に対して均一なストライプの反射照度を与え、被写体の座屈検査の使用に供する鮮明な映像を得ることができる。また、ストライプの撮像画像を検査に用いることにより、深さの少ない座屈について、検査に有用な映像を得ることができる。
本実施形態の画像処理装置6では、特徴検出(その1)および特徴検出(その2)により、被写体が不良か否かの合否判定を行っている。その合否判定は、概略すると下記となる。
(1)ストライプの乱れ箇所は、ストライプエッジ座標の急峻に変化する箇所を乱れ部位として特定する。
(2)ストライプの白地および黒地に発生した輝度変化を、輝度微分および上下限付き2値化処理により、乱れ部位として特定する。
(3)前記(1)および(2)で検出した箇所どうしの近接関係により、座屈による不良箇所のグルーピングをおこない、そのグルーピング範囲の最大寸法により不良か否かを判定する。
(4)前記(3)のグルーピング範囲の最大寸法が所定の寸法より小さい場合、水滴付着とみなして正常判定とする(無駄バネ抑制)。
(5)ただし、前記(4)の場合でも、視野内全体でのグルーピング範囲が複数存在する場合には、その個数およびグルーピング範囲の面積和により不良と判定する。
本実施形態では、照明部は、金属缶などの円筒状の被写体に対し中心軸上に配置され、被写体と同心円上の外郭24(図3参照)を少なくとも有し、被写体の缶胴部11に光を照射する円形状照明であるとしているがこれに限定されるものではない。缶胴部11に対し均一照明できるものであれば、適宜、外郭24の形状を変更してもよい。
1 缶
2 照明装置(照明部)
3 コンベア
4 カメラ(撮像部)
4a レンズ
4b 撮像素子
5 センサ
6 画像処理装置
7 選別機構
10 撮像装置
11 缶胴部
21 照明ケース
22 光拡散部
22w 乳白色
22b 黒色
23 面光源
24 外郭
31 支持部
32 スペーサ
33 フラットバー
34 プラレール
35 トップチェーン
37 ローラ
38 コンベアガイド
40 コンベアフレーム
40f 開口部
111 缶胴部反射箇所
112 座屈不良箇所
151 撮像画像
152 輝度分布図
153 乱れ特徴候補画像
154 縦エッジ画像
160 座屈候補画像
170 画像
171 結合結果箇所
172 孤立箇所

Claims (8)

  1. 被写体である円筒状の金属缶の天面または底面に面するように配置され、前記被写体の中心軸を中心にして、前記被写体の胴部にストライプ状に光を照射する照明部と、
    前記照明部と前記被写体を挟んで略対向するように配置され、前記被写体の胴部で反射された反射光を撮像する撮像部とを具備する
    ことを特徴とする撮像装置。
  2. 前記ストライプは、前記被写体の前記中心軸を中心にして均等に分割され、白色と黒色とにそれぞれ区画されている放射状ストライプである
    ことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記照明部は、発光部と該発光部からの光を拡散する光拡散部とを有し、
    前記ストライプが前記光拡散部の表面に施されており、
    前記被写体の前記中心軸を中心にして異なる分割数の前記ストライプを有する前記光拡散部に入れ替えられる
    ことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  4. 被写体である円筒状の金属缶の天面または底面に面するように配置され、前記被写体の中心軸を中心にして、前記被写体の胴部にストライプ状に光を照射する照明部と、
    前記照明部と前記被写体を挟んで略対向するように配置され、前記被写体の胴部で反射された反射光を撮像する撮像部と、
    前記撮像部で撮像された撮像画像のストライプの乱れがあるか否かにより、前記被写体が不良か否かの合否判定を行う画像処理装置とを具備する
    ことを特徴とする座屈検査装置。
  5. 前記ストライプは、前記被写体の前記中心軸を中心にして均等に分割され、白色と黒色とにそれぞれ区画されている放射状ストライプである
    ことを特徴とする請求項4に記載の座屈検査装置。
  6. 前記照明部は、発光部と該発光部からの光を拡散する光拡散部とを有し、
    前記ストライプが光拡散部の表面に施されており、
    前記被写体の前記中心軸を中心にして異なる分割数の前記ストライプを有する前記光拡散部に入れ替えられる
    ことを特徴とする請求項4に記載の座屈検査装置。
  7. 前記画像処理装置は、
    前記撮像画像の前記ストライプのラインの乱れの箇所を第1の不良箇所候補として検出し、
    前記撮像画像の前記ストライプのライン内の輝度変化がある箇所を第2の不良箇所候補として検出し、
    前記抽出された第1の不良箇所候補と前記第2の不良箇所候補とに基づき、近接して複数の不良箇所候補がある場合に、その複数の不良箇所候補をグルーピングし、
    前記グルーピングした領域の寸法が、所定寸法以上である場合、前記被写体が不良であると判定する
    ことを特徴とする請求項5に記載の座屈検査装置。
  8. 前記画像処理装置は、前記グルーピングした領域の寸法が、前記所定寸法未満である場合、水滴付着であるとして前記被写体が良品であると判定する
    ことを特徴とする請求項7に記載の座屈検査装置。
JP2014223105A 2014-10-31 2014-10-31 撮像装置および座屈検査装置 Active JP6360424B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014223105A JP6360424B2 (ja) 2014-10-31 2014-10-31 撮像装置および座屈検査装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014223105A JP6360424B2 (ja) 2014-10-31 2014-10-31 撮像装置および座屈検査装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016090328A true JP2016090328A (ja) 2016-05-23
JP6360424B2 JP6360424B2 (ja) 2018-07-18

Family

ID=56018331

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014223105A Active JP6360424B2 (ja) 2014-10-31 2014-10-31 撮像装置および座屈検査装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6360424B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018205199A (ja) * 2017-06-07 2018-12-27 株式会社 日立産業制御ソリューションズ 異物検査装置及び方法
JP7443162B2 (ja) 2020-05-27 2024-03-05 キヤノン株式会社 検査装置及び検査方法

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5258611A (en) * 1991-09-11 1993-11-02 Verreries Du Languedoc Light emission or absorption device for the contactless inspection of articles having a plurality of light sources and an elongate light guide
JPH0815163A (ja) * 1994-07-04 1996-01-19 Huebrain:Kk 筒状物の外観検査装置
JPH09126744A (ja) * 1995-11-06 1997-05-16 Nissan Motor Co Ltd 塗膜平滑性検査装置
JP2001517792A (ja) * 1997-09-19 2001-10-09 ホイフト ジュステームテヒニク ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 搬送される対象物における散乱する材料、汚れおよびその他の欠陥を識別するための方法
JP2001296252A (ja) * 2000-04-11 2001-10-26 Matsushita Electric Works Ltd 物体表面の欠陥検出方法およびその装置
JP2005331302A (ja) * 2004-05-19 2005-12-02 Nidec Tosok Corp 外側面検査方法及び外側面検査装置
JP2011163988A (ja) * 2010-02-12 2011-08-25 Emi Yasui パターン光投影装置

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5258611A (en) * 1991-09-11 1993-11-02 Verreries Du Languedoc Light emission or absorption device for the contactless inspection of articles having a plurality of light sources and an elongate light guide
JPH0815163A (ja) * 1994-07-04 1996-01-19 Huebrain:Kk 筒状物の外観検査装置
JPH09126744A (ja) * 1995-11-06 1997-05-16 Nissan Motor Co Ltd 塗膜平滑性検査装置
JP2001517792A (ja) * 1997-09-19 2001-10-09 ホイフト ジュステームテヒニク ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 搬送される対象物における散乱する材料、汚れおよびその他の欠陥を識別するための方法
JP2001296252A (ja) * 2000-04-11 2001-10-26 Matsushita Electric Works Ltd 物体表面の欠陥検出方法およびその装置
JP2005331302A (ja) * 2004-05-19 2005-12-02 Nidec Tosok Corp 外側面検査方法及び外側面検査装置
JP2011163988A (ja) * 2010-02-12 2011-08-25 Emi Yasui パターン光投影装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018205199A (ja) * 2017-06-07 2018-12-27 株式会社 日立産業制御ソリューションズ 異物検査装置及び方法
JP7443162B2 (ja) 2020-05-27 2024-03-05 キヤノン株式会社 検査装置及び検査方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP6360424B2 (ja) 2018-07-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8786865B2 (en) Asperity detection device for can
US10761033B2 (en) Testing method and testing system
US8600148B2 (en) Inspection device
WO2013008392A1 (ja) 錠剤検査装置及び錠剤検査方法
US9638579B2 (en) Method and system for checking the color quality of preforms
US11828712B2 (en) System and method for inspecting containers using multiple radiation sources
US20170241916A1 (en) Method, device and inspection line for visualizing the flatness of a surface of a container ring
JPWO2018061196A1 (ja) ガラス容器の焼傷検査装置
KR101936974B1 (ko) 보틀캔의 구금부 검사 방법 및 검사 장치
JP2006226724A (ja) ラベル検査方法およびその装置
JP6360424B2 (ja) 撮像装置および座屈検査装置
JPH0815163A (ja) 筒状物の外観検査装置
CN103703356A (zh) 容器的光学检查
JP5959430B2 (ja) ボトルキャップの外観検査装置及び外観検査方法
JP2018112456A (ja) 物品検査装置及び物品検査方法
JP6996736B2 (ja) 異物検査装置
JP5256507B2 (ja) 多層プリフォーム検査方法及び多層プリフォーム検査装置
JP2015081838A (ja) 凹み缶・座屈缶検査装置
JP6035205B2 (ja) 撮像装置および座屈検査装置
JP2012137324A (ja) 液面浮遊異物検査方法及び装置
JP5991463B2 (ja) 検査装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170302

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20171227

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180109

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180227

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180612

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180622

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6360424

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150