JP4324022B2 - 容器検査装置 - Google Patents

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本発明は、びんや缶のような容器に飲料や薬剤を充填した後に容器を検査する容器検査装置に関するものである。
従来から、飲料や薬剤をびんや缶のような容器に充填し、打栓するなどして密封した後に容器を検査する技術が提案されている。容器の検査には、容器の外観の欠陥(傷やラベルの位置ずれなど)の検査のほか、容器および内容物が透光性を有する場合には容器内への異物の混入の有無の検査なども含まれる。この種の検査では、コンベアのような搬送手段で容器を搬送している間にTVカメラのような撮像手段で容器を撮像し、撮像手段で得られた画像から検査内容の情報を読み取ることが考えられている。
ところで、搬送中の容器を検査する場合には搬送手段の側方から容器を検査することになるから、搬送手段の両側方から検査を行うとしても、容器において搬送方向の前後になる部位は検査が困難である。とくに、撮像手段により得られる画像を用いて検査を行う場合には、撮像手段の視野内では搬送方向の前後になる部位は死角になるから、検査が困難になる。また、びんや缶のような容器は断面円形のものが多いから、容器を搬送手段の側方から撮像したとすると、容器において搬送方向の前後の中間付近では撮像手段の光軸に略直交することになり容器の単位面積が画像内に占める面積は大きくなるが、搬送方向の前後の両端付近では撮像手段の光軸に略平行になり容器の単位面積が画像内に占める面積が小さくなる。すなわち、画像内における解像度が低下することになり、欠陥や異物の発見が困難になる。
この種の問題を解決するために、搬送中の容器を回転させる回転手段を設け、回転手段の前後において容器の検査を行うことが考えられている(たとえば、特許文献1、特許文献2参照)。回転手段は、外面が弾性スポンジゴムのカバーである歯付きの2本の無端ベルトを備え、容器を搬送するコンベアのような搬送手段の両側から各無端ベルトを容器の側面に接触させるように構成されている。また、各無端ベルトは容器と接触する部位では、搬送手段が容器を搬送する向きに送られており、両無端ベルトの送り速度は異ならせてある。したがって、無端ベルトの外側面と容器との間に作用する摩擦力により搬送手段による搬送方向に容器が送られ、かつ両無端ベルトの送り速度の差によって容器が回転するようになっている。回転手段による容器の回転角度は、容器が無端ベルトに接触する区間の長さおよび両無端ベルトの送り速度の差によって決まる。回転手段は、回転手段による回転前には検査の死角であった部位を回転後に検査可能にすることであるから、回転手段による容器の回転角度は、たとえば90度に設定される。
特許第3153250号公報(第3頁左欄第29行−右欄第36行、図2) 特開2004−43088号公報(第0036−0044段落、図1)
ところで、上述した特許文献1に記載の技術では、無端ベルトと容器との摩擦力によって容器に回転力を作用させるものであるから、無端ベルトの摩耗や無端ベルトの伸びなどによる接触圧の低下で、回転手段の通過前と通過後との角度差が変化することがある。しかしながら、特許文献1に記載の構成では、回転手段の通過前と通過後とにおいて容器が回転したか否かを確認していないから、容器の全周に亘って検査したことを保証できないという問題がある。場合によっては、容器が回転していないことに気付かず、回転手段の通過前と通過後とで容器の同じ位置を検査してしまう可能性もある。
たとえば、透明な容器に液体を充填し打栓した後に、撮像装置により撮像した画像を用いて容器の外観および内容物を検査する場合に、撮像装置の視野内では容器の一部が死角になり、容器の全方位の画像を得ることはできない。また、撮像装置は容器を搬送している搬送装置の側方に配置することになるから、複数台の撮像装置を用いたとしても容器の全方位の画像を得ることはできず、容器の全方位の画像を得るには容器を自転させて複数の画像を撮像しなければならない。容器を自転させる技術として特許文献1に記載の技術を採用できるものの、容器が所望角度で回転したことを確認することができないものであるから、結局は容器の全方位について検査したことを保証できず、検査漏れの生じる可能性が残される。
本発明は上記事由に鑑みて為されたものであり、その目的は、搬送中の容器を規定角度だけ回転させる回転手段を用い回転前と回転後との両方で容器を検査することにより容器の全方位の情報を得ることができるようにし、しかも、容器が回転手段で規定した角度だけ回転したことを保証して検査漏れを防止した容器検査装置を提供することにある。
請求項1の発明は、容器を搬送する搬送手段と、搬送手段による搬送中の容器の側面に両側から接触し摩擦力によって容器を送るとともに容器の両側で送り速度を異ならせることにより容器を規定した角度だけ回転させる回転手段と、回転手段による容器の回転前と回転後とにおいて容器を検査する検査手段とを備える容器検査装置において、容器の外観を撮像する撮像手段と、撮像手段により得られる画像から回転手段による容器の回転前と回転後との角度差を求める画像処理手段とを設け、容器において撮像手段により撮像される部位は回転手段が接触する側面に直交し文字・図形が表記された一面であって、画像処理手段は、当該一面の中心を中心とする直径の異なる2個の円周を設定し、両円周内の領域の画像を長方形状に展開し、展開後の画像に含まれる特定の文字・図形を特徴形状に用い、撮像手段により得られた回転手段による容器の回転前と回転後との画像からそれぞれ特徴形状を抽出し、容器の回転に伴って位置が移動した特徴形状間の距離を角度差に換算することを特徴とする。
この構成によれば、搬送手段による搬送中の容器を回転させる回転手段を用い、回転手段による回転前と回転後とにおいて容器を検査するから、容器の全方位について検査することができ、検査漏れを防止することができる。
しかも、撮像手段により撮像した容器の画像に含まれる情報を画像処理手段で抽出することにより容器の回転前と回転後との角度差を求めるから、容器が規定の角度だけ回転したか否かを非接触で検出することができる。
その上、画像処理手段において容器の画像に含まれる特徴形状を抽出し、回転手段による回転前と回転後との2つの画像から抽出した特徴形状の位置関係によって回転手段の通過前と通過後との容器の角度差を検出するから、画像内において他形状と混同の生じない特徴形状を抽出すれば、角度差を容易に検出することができる。
また、一般に、回転手段が接触する側面に直交する一面は、容器における栓、蓋、底などであり、この面の中心に容器の回転中心が通るから、上記構成によって設定した2個の円周の間の領域は容器の回転中心を中心とした円環状の領域になる。したがって、容器における栓、蓋、底などにおいて文字・図形が表記されている面を撮像し、文字・図形を特徴形状に用いることによって容器に特徴形状として用いる構成を付加することなく、既存の情報を用いることができる。しかも、円環状の領域を長方形状に展開することによって、回転手段の通過前と通過後との容器の角度差を長方形状の領域における距離に換算することができ、角度差を画像内の画素数などを用いて表すことができ、角度差が許容範囲内か否かを判断する処理が簡単になる。
請求項2の発明では、請求項1の発明において、前記画像処理手段が求めた前記角度差の時間経過に伴う変化傾向を求め、角度差の変化傾向を用いて角度差が規定した許容範囲を逸脱しないように前記回転手段から前記容器に作用する摩擦力を調節させる調節要求手段を備えることを特徴とする。
この構成によれば、角度差について時間経過に伴う変化傾向を求めており、角度差の変化傾向によって回転手段の動作を知ることができる。たとえば、回転手段は容器との接触部位が時間経過に伴って摩耗すると容器との間の摩擦力が小さくなり、角度差が時間経過とともに低下するから、時間経過に伴う角度差の変化傾向が減少傾向であって角度差が規定した閾値以下になるときには、回転手段から容器に作用する摩擦力を大きくするように調節すれば、角度差が規定した許容範囲を逸脱するのを防止することができる。摩擦力を調節する作業は、人による手作業とフィードバック制御による自動作業とのどちらを採用してもよい。つまり、角度差の変化傾向を求めて回転手段と容器との摩擦力を調節させることにより、回転手段での回転不良を未然に防止して容器の検査漏れを防止することができる。また、角度差の変化傾向によって、回転手段の性能劣化や回転手段の補修時期などを定量的に管理することが可能になる。
請求項3の発明では、請求項1の発明において、前記容器は透光性を有するびんであって、前記検査手段は、前記搬送手段の側方から容器を撮像する少なくとも1台の中央部撮像手段および複数台の周部撮像手段を有し、中央部撮像手段の光軸は容器の底面に平行かつ容器の底部を透視する位置に設定され、周部撮像手段の光軸は容器の底面に交差しかつ容器の底部側面から容器内を透視する位置に設定されていることを特徴とする。
この構成によれば、検査手段として、中央部撮像手段と周部撮像手段とを設けることによって、びんの底部における中央部と周部との検査が可能になり、中央部撮像手段と周部撮像手段との一方のみでは死角が生じるような場合でも両者を組み合わせることによって、びんの底部を死角なく検査することが可能になり、びんの内外の不良を見逃すことなく検出することが可能になる。
本発明の構成によれば、搬送手段による搬送中の容器を回転させる回転手段を用い、回転手段による回転前と回転後とにおいて容器を検査するから、容器の全方位について検査することができ、検査漏れを防止することができるという効果を奏する。また、容器において文字・図形が表記されている面を撮像し、文字・図形を特徴形状に用いることによって容器に特徴形状として用いる構成を付加することなく、既存の情報を用いることができる。しかも、円環状の領域を長方形状に展開することによって、回転手段の通過前と通過後との容器の角度差を長方形状の領域における距離に換算することができ、角度差を画像内の画素数などを用いて表すことができ、角度差が許容範囲内か否かを判断する処理が簡単になる。
以下に説明する実施形態では、透光性を有したガラス製のびん1を容器として飲料を充填し、びん1の口にキャップないし王冠を打栓した状態で、びん1の内部への異物の混入の有無を検査する場合を例として説明する。びん1は、ビールびんのように、底面の中心を通り底面に直交する仮想軸を中心とした回転体であって、仮想軸に直交する断面における外周縁が円形になっているものを想定する。検査内容は、びん1の内部への異物の混入や沈殿物の有無に限定されるものではなく、びん1の傷や汚れのようなびん1の外観上の欠陥などであっても同様の技術を適用することができる。
本実施形態では、図1に示すように、搬送手段としてのコンベア2の上に容器であるびん1を立て、びん1を一方向に次々に搬送する。びん1の搬送経路には、上述したような検査内容でびん1を検査する2つの検査ステージ3a,3bが設けられ、両検査ステージ3a,3bの間にはびん1を回転させる回転ステージ4が設けられる。また、搬送経路に沿って回転ステージ4の前後であって、各検査ステージ3a,3bと回転ステージ4との間には、それぞれ位置確認ステージ5a,5bが配置される。
回転ステージ4の前段である一方の検査ステージ3aは、検査手段として、びん1の底部のうちの中央部を撮像する中央部撮像手段と、びん1の底部のうちの周部を撮像する周部撮像手段とを2個備える。中央部撮像手段および周部撮像手段は、コンベア2の側方に配置された面発光する照明装置31と、照明装置31に対してコンベア2を挟んで配置された3台のTVカメラ32a,32b,32cとからなる。したがって、検査ステージ3aには、照明装置31と3台のTVカメラ32a,32b,32cとの組が2組設けられる。ただし、両組ではコンベア2に対する照明装置31の左右位置が逆になっている。つまり、一方の組ではコンベア2の進行方向に向かって左手に照明装置31が配置され、右手にTVカメラ32a,32b,32cが配置されるのに対して、他方の組ではコンベア2の進行方向に向かって右手に照明装置31が配置され、左手にTVカメラ32a,32b,32cが配置される。
TVカメラ32a,32b,32cのうちの1台であるTVカメラ32bは、照明装置31とともに中央部撮像手段を構成し、びん1の底面に平行かつびん1の底部を透視する位置に光軸が設定されている。また、残りの2台のTVカメラ32a,32cは、照明装置31とともに周部撮像手段を構成し、びん1の底面に交差しかつびん1の底部側面からびん1内を透視する位置に光軸が設定されている。つまり、TVカメラ32bはびん1の底部を水平方向から撮像し、TVカメラ32a,32cはびん1の底部を斜め下から撮像するように配置され、しかも、TVカメラ32a,32cはびん1の搬送方向においてTVカメラ32bの前後に配置される。ここに、図1の左端に表記した矢印の向きを前方とする。したがって、TVカメラ32aは、びん1の底部を下から前方上向きに撮像するように配置され、TVカメラ32cは、びん1の底部を下から後方上向きに撮像するように配置される。いずれのTVカメラ32a,32b,32cにおいても、照明装置31からびん1に照射され、びん1を通過した光が入射するのであって、びん1の内部に異物や沈殿物が存在していると、当該部位の光量変化によって異物や沈殿物(以下では、異物と沈殿物とをとくに区別せず、まとめて異物と記載する)を検出することができるのである。
本実施形態の対象であるびん1の底壁1aは、図2に示すように、びん1の内部において、中央部が周部よりも上方に盛り上がる形状に形成されている。一方、中央部撮像手段を構成するTVカメラ32bの光軸Ax1は、図2(a)のように、びん1の側壁1bに略直交しているから、照明装置31から出射した後、びん1の底壁1aの周部を通過する光は、底壁1aの中央部を通過することになり、底壁1aの中央部を通過することによる光量の低下と、底壁1aの周部に異物Ob2が存在することによる光量の低下とを区別することができない。つまり、TVカメラ32bで撮像した画像を用いてもびん1の底壁1aの周部に存在する異物Ob2を検出するのは困難である。逆に言えば、TVカメラ32bにより得られる画像では、びん1の底壁1aの中央部に存在する異物Ob1のみを検出するから、TVカメラ32bが1台だけであても死角はほぼ生じない。
そこで、びん1の底壁1aの周部に存在する異物Ob2を検出するために、周部撮像手段を構成する2台のTVカメラ32a,32cを配置しているのであって、各TVカメラ32a,32cは、びん1に対して、それぞれ図2(b)に示すような位置関係に配置されている。びん1の内部を通りTVカメラ32a,32cに入射する光線はびん1の内側面および外側面において屈折し、びん1の底面(水平面)に対してTVカメラ32a,32cの光軸Ax2がなす角度θ1よりも、びん1の内部を通る光線がびん1の底面に対してなす角度θ2のほうが小さくなる。したがって、光軸Ax2がびん1の底面に対してなす角度θ1が小さくなると、TVカメラ32bと同様にびん1の底壁1aの周部に存在する異物Ob2を検出するのが困難になる。角度θ1を比較的大きく設定すれば、びん1の底壁1aの周部に存在する異物Ob2を通る光線はびん1の底壁1bを通らないから、底壁1aの周部に存在する異物Ob2を検出することが可能になる。
ただし、角度θ1が大きくなるほど角度θ2も大きくなるから、底壁1aの周部に存在する異物Ob2を検出しようとすれば、底壁1aの中央部に存在する異物Ob1は検出できなくなる。また、光軸Ax2の上にコンベア2が重なる程度まで角度θ1が大きくなると、びん1の底部のうちの所望部位の画像を得ることができなくなり、とくに、びん1の搬送方向における前後の部位はコンベア2の幅方向の中央付近に位置しており、角度θ1を大きくするとこの部位を撮像することができなくなるから、角度θ1の選択範囲は比較的狭くなる。したがって、びん1の底壁1の周部に存在する異物Ob2の画像をTVカメラ32a,32cによって得ることができる範囲(視野角)は、1台のTVカメラ32a,32cについては180°よりも狭くなる。仮に、各TVカメラ32a,32cの視野角を140°とし、水平面内において各TVカメラ32a,32cの光軸Ax2がTVカメラ32bの光軸Ax1に対してなす角度をそれぞれ20°とすれば、理論上は、2台のTVカメラ32a,32cによって略180°の視野を得ることが可能であるが、光軸Ax1と光軸Ax2との角度が大きくなれば、1台のTVカメラ32a,32cの視野内にコンベア2が重なり視野が狭くなるから、180°の視野を得ることは困難である。
結局、びん1の底壁1aの周部に存在する異物をTVカメラ32a,32cで得られる画像に基づいて検出するには、2組の周部撮像手段を用いるだけでは不足であって、検査ステージ3aによる検査後に、回転ステージ4でびん1を回転させ、回転後のびん1を検査ステージ3bで検査することが必要になる。回転ステージ4については後述する。
回転ステージ4の後段である他方の検査ステージ3bは、検査手段として、びん1の底部のうちの周部を撮像する周部撮像手段を2個備えるが、検査ステージ3aとは異なり中央部撮像手段は設けていない。これは、上述の説明で明らかなように、中央部撮像手段では死角がほとんど生じないからである。ただし、検査の確実性を向上させるために、検査ステージ3bに中央部撮像手段を設けてもよい。
ところで、回転ステージ4は、図3に示すように、びん1を底面の中心(上述した仮想軸)の回りに90°回転させる機能を有している。つまり、回転ステージ4の通過前と通過後とのびん1の角度差を90°とすることによって、検査ステージ3aではTVカメラ32a,32cの視野内で死角になっていた部位が、検査ステージ3bではTVカメラ32a,32cの視野内で中央付近に位置することになり、死角のない検査が可能になるのである。
びん1を回転させる回転手段は、びん1を両側から挟むとともにびん1の側面に接触する2本の無端ベルト41a,41bを備え、各無端ベルト41a,41bをそれぞれプーリ42a,42bに掛け回した構成を有している。図3では各無端ベルト41a,41bをそれぞれ2個ずつのプーリ42a,42bに掛け回すとともに、びん1の側面に接触する部位において無端ベルト41a,41bが平行になるように配置しているが、図3は動作原理を示す模式図であるから、必ずしもこれらの条件を満たす必要はなく、必要に応じて他のプーリを設けたり、無端ベルト41a,41bの相対位置を変更したりすることが可能である。
無端ベルト41a,41bの内側面には外周面が歯車状であるプーリ42a,42bと噛合する歯が形成され、無端ベルト41a,41bはプーリ42a,42bに対して滑らずに駆動される。無端ベルト41a,41bの外側面には弾性スポンジゴムのカバーが設けられ、無端ベルト41a,41bとびん1の側面との間に大きな摩擦力が生じるようにしてある。また、図4に示すように、各無端ベルト41a,41bが掛け回されている2個のプーリ42a,42bのうちの少なくとも1個ずつはモータ43a,43bにより回転駆動される。各モータ43a,43bは回転速度を独立して調節することができ、したがって、各無端ベルト41a,41bの送り速度は独立して調節される。
各無端ベルト41a,41bが掛け回されている2個のプーリ42a,42bの間隔を調節するために、両プーリ42a,42bにはそれぞれねじ受け台44a,44bが結合され、ねじ受け台44a,44bにはコンベア2の幅方向(両プーリ42a,42bを結ぶ方向)に沿って配置されたボールねじ45が螺合する。各ねじ受け台44a,44bには、コンベア2の幅方向に貫通しボールねじ45に螺合するねじ溝を内周に有した貫通孔が形成され、各ねじ受け台44a,44bに形成されるねじ溝は互いに逆ねじになっている。したがって、ボールねじ45を回転させると、ねじ受け台44a,44bの距離が変化し、プーリ42a,42bの間隔が変化するのであって、結果的にびん1に対する無端ベルト41a,41bの接触圧も変化する。ボールねじ45は、調節用モータ46により正逆に回転駆動される。
図示例では、ねじ受け台44a,44bをモータ43a,43bに結合しているが、プーリ42a,42bの軸受にねじ受け台44a,44bを結合したり、2個の架台を設けて各架台にねじ受け台44a,44bを設け、一方の架台にプーリ42aとモータ43aとを取り付けるとともに、他方の架台にプーリ42bとモータ43bとを取り付ける構成を採用することもできる。
回転手段は、従来構成と同様に、びん1の両側に接触する無端ベルト41a,41bの送り速度を異ならせることによって、びん1に回転力を作用させる構成を採用している。本実施形態では、両無端ベルト41a,41bを、びん1との接触部位において、コンベア2がびん1を搬送する向きと同じ向きに送るとともに、コンベア2の送り速度を基準速度として、一方の無端ベルト41aの送り速度を基準速度よりも速くし、他方の無端ベルト41bの送り速度を基準速度よりも遅くする構成を採用している。また、各無端ベルト41a,41bの送り速度と基準速度との差は等しくしている。つまり、基準速度をV0とするときに、一方の無端ベルト41aの送り速度をV0+αとし、他方の無端ベルト41bの送り速度をV0−αとするのである。ここに、αは回転ステージ4の通過前と通過後とで所望の角度差が得られるように、びん1の直径に応じて設定される。言い換えると、異なる直径のびん1に対して同じ角度差を得る場合にはαを変更する。
回転ステージ4の通過前と通過後とにおけるびん1の回転による角度差は、無端ベルト41a,41bの送り速度だけではなく、びん1に対する無端ベルト41a,41bの接触圧、および回転ステージ4において無端ベルト41a,41bがびん1に接触している距離にも関係している。びん1に対する無端ベルト41a,41bの接触圧は、無端ベルト41a,41bの摩耗や伸びによって経時的に変化し、またびん1の表面状態によっても変化するから、同じ直径のびん1であっても角度差は一定にはならない。さらに、同規格のびん1であっても直径にはばらつきがあり、びん1の直径のばらつきによっても接触圧が変化し角度差にはばらつきが生じる。また、回転ステージ4においてびん1を回転させることができない場合もある。
そこで、本実施形態では、回転ステージ4の通過前と通過後とのびん1の角度差を検出し、適正な角度差が得られているか否かを検証する構成を採用している。すなわち、回転ステージ4と各検査ステージ3a,3bとの間に、上述した仮想軸の回りでのびん1の回転位置を求めるための位置確認ステージ5a,5bをそれぞれ設け、2つの位置確認ステージ5a,5bにより検出した回転位置からびん1の回転による角度差を求めている。
各位置確認ステージ5a,5bでは、位置確認手段として、びん1の上面の外観を撮像する撮像手段と、2台の撮像手段により得られる画像から回転ステージ4でのびん1の回転による角度差を求める画像処理手段とを備える。撮像手段は、回転ステージ4の通過前と通過後とにおいてそれぞれびん1の上面の無影照明を行う照明装置51a,51bと、各照明装置51a,51bと組み合わされびん1の上面を撮像するTVカメラ52a,52bとを備える。各照明装置51a,51bは、円環状の発光面を有したリングライトであって、びん1の上面に装着した王冠(またはキャップ)に全周に亘って斜め上方から光を照射する。このような照明装置51a,51bを用いることにより、びん1の上面を影ができないように照明することができる。各TVカメラ52a,52bは、それぞれ照明装置51a,51bの中央に形成された貫通孔を通してびん1の上面を撮像するように配置され、したがってTVカメラ52a,52bではびん1の上面を無影で撮像する。また、両TVカメラ52a,52bは、撮像した画像の垂直方向および水平方向がそれぞれ平行になるように配置される。もっとも、両TVカメラ52a,52bの位置ずれ量が既知であるときには、撮像した画像の垂直方向および水平方向をそれぞれ平行にしなくとも、既知の情報を用いて画像の位置を修正すること可能である。
各TVカメラ52a,52bにより撮像した画像には、びん1の上面に装着した王冠(キャップの場合もあるが、以下では王冠と記載する)が含まれており、王冠には文字あるいは図形が表記されているから、画像内にも文字あるいは図形(以下では、文字を用いる例を説明するが、図形を用いる場合も同様である)が含まれる。したがって、各TVカメラ52a,52bで撮像した画像は、たとえば図5(a)(b)のように王冠CRの外観と王冠CRに表記された文字CHとを含む画像になる(図では王冠CRの外周部および文字CHを黒で表しているが、図5における黒部分は実際には白画素になるように2値化する)。この画像において、王冠CRの周囲には凹凸が存在するが略円形であり、王冠CRの中心は上述した仮想軸上に位置しているとみなせる。びん1の回転による角度差を求めるには、王冠CRの中心を抽出し、王冠CRの中心の回りでのびん1の回転位置を検出する必要がある。
本実施形態では、図6に示すように、各TVカメラ52a,52bで撮像した濃淡画像を、マイクロコンピュータからなる画像処理装置53a,53bにそれぞれ入力し、画像処理装置53a,53bにおいて以下の処理を行うことにより、回転ステージ4の通過前と通過後とのびん1の回転による角度差を求める。画像処理装置53a,53bでは、まずTVカメラ52a,52bにより撮像された濃淡画像を適宜の閾値で2値化することにより2値画像を生成し(図5参照)、2値画像から王冠CRの中心を求める処理を行う。王冠CRの中心を求める方法としては、以下に説明する2種類の方法のいずれかを用いる。
第1の方法では、図7に示すように、2値画像において水平方向と垂直方向との直線Lh,Lvをそれぞれ設定し、水平方向の直線Lhを上下方向に移動させ、また垂直方向の直線Lvを左右方向に移動させ、各直線Lh,Lvが王冠CRと接触する位置を求める(図7において矢印は直線Lh,Lvの移動方向を示す)。王冠CRと2本の直線Lh,Lvとの各接点位置が求まれば、王冠CRの中心位置を知ることができる。
第2の方法では、2値画像において王冠CRの重心を求め、重心位置を王冠CRの中心位置とみなす。王冠CRには文字CHが含まれているが、大抵の場合には重心位置を王冠CRの中心位置とみなしても大きな誤差が生じることはない。ただし、文字CHの配列によっては、王冠CRの重心位置と王冠CRの中心位置とのずれが大きくなる場合もあるから、重心位置を求めることによって王冠CRのおよその中心位置を求めた後に、第1の方法を実施して中心を求めるのが望ましい。王冠CRの直径は既知であるから、王冠CRのおよその中心位置を求めた後に第1の方法を実施する場合には、直線Lh,Lvを移動させる領域を狭くすることができ、背景に含まれるノイズの影響を受けにくくなる上に、領域が制限されることによって短時間での処理が期待できる。
上述のように、王冠CRの中心を求めた後には、画像処理装置53a,53bにおいて、図8(a)に示すように、王冠CRの中心Pcを中心とし直径の異なる2個の円周C1,C2を設定する。各円周C1,C2の直径は王冠CRに表記されたいずれかの文字CHが両円周C1,C2の間の領域に含まれるように設定する。画像処理装置53a,53bでは、2個の円周C1,C2の間の円環状の領域Dcを、図8(b)(c)のように長方形状の領域Ddに展開する。図8(a)に示す円環状の領域Dcを図8(c)のような長方形状の領域Ddに展開すると、円環状の領域Dcの内側ほど大きく拡大されるから、文字CHは歪むことになる。ただし、びん1の回転位置にかかわらず文字CHの歪み方は同じであって、円環状の領域Dcのどの位置を端縁として展開するかにかかわらず長方形状の領域Ddに展開した後の文字CHの形状は略同じになる。
円環状の領域Dcは、たとえば王冠CRの中心から上方に延長された直線Lcを一方の端縁として長方形状の領域Ddに展開されるから、びん1の回転位置によっては直線Lcにより文字CHが分断されることがある。そこで、本実施形態では、長方形状の領域Ddの他方の端縁を直線Lcとは異なる位置に設定した直線Ldとし、直線Lcと直線Ldとの角度を、たとえば45°に設定することで、円環状の領域Dcにおける両直線Lc,Ldの間の範囲が、長方形状の領域Ddの両端部に重複して現れるようにしている。つまり、円環状の領域Dcの405°分が長方形状の領域Ddに展開されたことになる。このように長方形状の領域Ddの両端部において同じ文字CHが重複して現れるようにしているから、円環状の領域Dcに含まれるすべての文字CHは、少なくとも1回は分断されることなく長方形状の領域Ddの中に出現することになる。
上述したように、円環状の領域Dcを長方形状の領域Ddに展開すると、円環状の領域Dcにおける角度は長方形状の領域Ddにおける長さ寸法に対応することになる。2台のTVカメラ52a,52bを用いて得られる画像からびん1の回転による角度差を求めるには、長方形状の領域Ddにおいて基準となる特徴形状の位置を比較することが必要である。王冠CRには文字CHが表記されているから、文字CHのうち王冠CRに1回だけ使用され、かつ他との混同が生じない文字CHを特徴形状に用いることによって、びん1の回転による角度差を求めることが可能になる。
画像処理装置53a,53bでの文字CHの位置の検出には、テンプレートマッチングの技術を用いる。すなわち、特徴形状に用いる文字CHを長方形状の領域Ddに展開したときの形をテンプレートに用い、長方形状の領域Ddの中でテンプレートとの類似度が最大になる位置を求める。テンプレートは、汚れ、凹み、欠けのような欠陥のない良品についてTVカメラ52a,52bで実際に撮像した画像を用いて作成する。なお、特徴形状に用いる文字CHは1個だけではなく、複数個を用いるようにしてもよく、複数個の文字CHを特徴形状に用いる場合には、後述のようにして各文字CHから得られる角度差の平均値をびん1の回転による角度差として採用すればよい。
各画像処理装置53a,53bにおいて、各TVカメラ52a,52bで得られた画像から特徴形状の位置が抽出されると、長方形状の領域Ddの一方の端縁から特徴形状までの距離(画素数)n1と、長方形状の領域Ddにおける360°分の距離(画素数)n0との比を用いることにより、円環状の領域Dcを長方形状の領域Ddに展開する際に設定した直線Lcを基準線としたときの特徴形状の位置までの角度θを求めることができる。すなわち、θ=(n1/n0)×360°になる。
各画像処理装置53a,53bにおいてそれぞれ角度θを求めると、両角度θの差分を求めることによって、角度差Δθを知ることができる。いま、各画像処理装置53a,53bでそれぞれ角度θ1,θ2が得られたとすると、角度差ΔθはΔθ=θ2−θ1であるから、両画像処理装置53a,53bで求めた角度θ1,θ2をPLC(プログラマブルロジックコントローラ)を用いて構成された演算処理ユニット50に与え、演算処理ユニット50において角度差Δθを求める演算を行う。つまり、画像処理手段は、画像処理装置53a,53bおよび演算処理ユニット50の一部によって構成される。ただし、画像処理装置53a,53bに代えて2台のTVカメラ52a,52bで共用する画像処理装置を設け、画像処理装置において角度差Δθを求める演算も行うようにしてもよい。
演算処理ユニット50は、撮像手段と画像処理手段とで構成される位置確認手段で検出された角度差Δθが規定した許容範囲を逸脱すると通知信号を発生する機能も備える。すなわち、演算処理ユニット50では、角度差Δθを求めた後、角度差Δθが規定した許容範囲90°±ψであるか否かを判断する。ここに、角度ψは、両検査ステージ3a,3bに設けたTVカメラ32a,32cで死角のない検査が可能になるように設定される。本実施形態では、角度差Δθが許容範囲90°±ψを逸脱した場合には、演算処理ユニット50は、びん1の検査において死角が生じると判断し、排出装置6に対して通知信号を発生する。
排出装置6は、図3に示すように、コンベア2の側方に配置されており、びん1をコンベア2から外に突き出すプランジャ61を備える。排出装置6では演算処理ユニット50から通知信号を受け取ると、当該通知信号を発生したびん1をコンベア2から側方に突き出して排出させる。なお、通知信号は排出装置6への指示に用いるだけではなく、視覚的ないし聴覚的な報知手段を通知信号により駆動するために用いてもよい。
ところで、上述したように回転ステージ4においては、稼働時間の経過とともに無端ベルト41a,41bに摩耗や伸びが生じてびん1との接触圧が低下する。したがって、回転ステージ4においてびん1を回転させたときの角度差Δθは稼働時間の経過に伴って徐々に減少する。そこで、演算処理ユニット50には、角度差Δθの履歴を保存する記憶手段を設けてあり、記憶手段に格納した履歴を用いて角度差Δθの時間経過に伴う変化傾向の監視機能を持たせてある。実際には角度差Δθは、すべてのびん1について求めているから、所定本数のびん1について角度差Δθを求めるたびに角度差Δθの平均値(つまり、移動平均値)を求め、初期値と比較して規定した閾値以上の変化が生じたときには、角度差Δθが上述した許容範囲90°±ψを逸脱する可能性があると判断し、びん1に対する摩擦力を調節するようにしてある。すなわち、上述した調節用モータ46を駆動することによりびん1を挟んでいる無端ベルト41a,41bの間隔を狭めたり、無端ベルト41a,41bの送り速度を高めたりする。したがって、演算処理ユニット50は、無端ベルト41a,41bからびん1に作用する摩擦力を調節させる調節要求手段としても機能する。このような調節を行うことによって、経時変化によって角度差Δθが許容範囲90°±ψを逸脱するのを抑制することができる。
なお、上述のように無端ベルト41a,41bの間隔を調節用モータ46で自動的に調節するもののほか、角度差Δθが許容範囲90°±ψを逸脱したことを通知信号を用いて使用者に報知し、使用者の作業により無端ベルト41a,41bの間隔を調節する構成を採用してもよい。また、履歴によって角度差Δθの経時的な変化を知ることができるから、無端ベルト41a,41bの交換時期を判断して使用者に通知する構成とすることも可能である。
上述の構成例では、容器としてガラス製のびん1を用いたが、PET(ポリエチレンテレフタレート)を用いた容器などでもよく、容器の形状についてもとくに制限はない。また、上述の構成例では、TVカメラ42a,42b,42c,52a,52bにより撮像して得られる画像として、モノクロの濃淡画像を想定しているが、カラー画像であってもよい。さらに、演算処理ユニット50にPLCを用いる例を示したが、マイクロコンピュータを備える他の装置によって実現してもよい。
本発明の実施形態を示す平面図である。 同上における検査ステージの原理説明図である。 同上の要部平面図である。 同上の要部断面図である。 同上の動作説明図である。 同上のブロック図である。 同上の動作説明図である。 同上の動作説明図である。
符号の説明
1 びん
2 コンベア
3a,3b 検査ステージ
4 回転ステージ
5 位置確認ステージ
6 排出装置
31 照明装置
32a,32b,32c TVカメラ
41a,41b 無端ベルト
42a,42b プーリ
46 調節用モータ
50 演算処理ユニット
51a,51b 照明装置
52a,52b TVカメラ
53a,53b 画像処理装置

Claims (3)

  1. 容器を搬送する搬送手段と、搬送手段による搬送中の容器の側面に両側から接触し摩擦力によって容器を送るとともに容器の両側で送り速度を異ならせることにより容器を規定した角度だけ回転させる回転手段と、回転手段による容器の回転前と回転後とにおいて容器を検査する検査手段とを備える容器検査装置において、容器の外観を撮像する撮像手段と、撮像手段により得られる画像から回転手段による容器の回転前と回転後との角度差を求める画像処理手段とを設け、容器において撮像手段により撮像される部位は回転手段が接触する側面に直交し文字・図形が表記された一面であって、画像処理手段は、当該一面の中心を中心とする直径の異なる2個の円周を設定し、両円周内の領域の画像を長方形状に展開し、展開後の画像に含まれる特定の文字・図形を特徴形状に用い、撮像手段により得られた回転手段による容器の回転前と回転後との画像からそれぞれ特徴形状を抽出し、容器の回転に伴って位置が移動した特徴形状間の距離を角度差に換算することを特徴とする容器検査装置。
  2. 前記画像処理手段が求めた前記角度差の時間経過に伴う変化傾向を求め、角度差の変化傾向を用いて角度差が規定した許容範囲を逸脱しないように前記回転手段から前記容器に作用する摩擦力を調節させる調節要求手段を備えることを特徴とする請求項1記載の容器検査装置。
  3. 前記容器は透光性を有するびんであって、前記検査手段は、前記搬送手段の側方から容器を撮像する少なくとも1台の中央部撮像手段および複数台の周部撮像手段を有し、中央部撮像手段の光軸は容器の底面に平行かつ容器の底部を透視する位置に設定され、周部撮像手段の光軸は容器の底面に交差しかつ容器の底部側面から容器内を透視する位置に設定されていることを特徴とする請求項1記載の容器検査装置。
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