JPWO2018055709A1 - リニアコンベア装置 - Google Patents

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Abstract

リニアコンベア装置(1)は、リニアモータ可動子(32)を有するスライダ(3)と、リニアモータ固定子(22)と、スライダ(3)の移動をガイドする第1、第2ガイドレール(23A、23B)とを上面(21A)に有するモジュール(20)の連結体からなる直線搬送部(2)と、カバー部材(6)とを備える。カバー部材(6)は、リニアモータ固定子(22)及び第1、第2ガイドレール(23A、23B)の上方を覆い隠すように、モジュール(20)の上面(21A)を覆っている。スライダ(3)は、直線搬送部(2)の延在方向に移動自在に、カバー部材(6)に嵌合される形状を有している。

Description

本発明は、リニアモータ可動子及び固定子を有するリニアコンベア装置に関する。
リニアモータを駆動源とし、ガイドレールに沿ってスライダを直線的に移動させるリニアコンベアが知られている。可動磁石型リニアモータの場合、前記ガイドレールは、リニアモータ固定子が搭載された基台フレームに組み付けられ、前記スライダにはリニアモータ可動子が取り付けられる。前記リニアモータ固定子は、ガイドレールと平行に配設される電磁石であり、前記リニアモータ可動子は永久磁石である。前記電磁石への通電によって、スライダに推進力が与えられる。また、リニアコンベアは、前記スライダに搭載される磁気スケールと、前記基台フレームに設置される磁気センサとからなるリニアスケールを備える。このリニアスケールによる位置検出結果に基づき前記電磁石への通電が制御されることで、前記スライダが所期の位置へ移動される(例えば特許文献1参照)。
従来、この種のリニアコンベアにおいては、基台フレームに組み付けられたガイドレール、リニアモータ固定子及び磁気センサ等のコンベア構成部材は、前記基台フレームの外表面に露呈している。これは、スライダの前記基台フレームの上における移動を妨げないようにするためには、前記コンベア構成部材とスライダとの間に何らかの部材を配置することが困難だからである。このため、前記コンベア構成部材に塵埃や汚染物が付着したり、異物が衝突したり、或いはスライダによる搬送物が落下して前記コンベア構成部材間に挟まり込んだりする不具合が生じることがあった。
USP6191507号公報
本発明の目的は、リニアコンベアの構成部材に対する汚染、異物衝突及び落下物に対する問題を解消することができるリニアコンベア装置を提供することにある。
本発明の一局面に係るリニアコンベア装置は、リニアモータ可動子を有するスライダと、リニアモータ固定子と、前記スライダの移動をガイドするガイド部とを上面に備える直線搬送部と、前記リニアモータ固定子及び前記ガイド部の上方を覆い隠すように、前記直線搬送部の上面を覆うカバー部材と、を備え、前記スライダは、前記直線搬送部の延在方向に移動自在に、前記カバー部材に嵌合される形状を有する。
本発明の目的、特徴及び利点は、以下の詳細な説明と添付図面とによって、より明白となる。
図1は、本発明の実施形態に係るリニアコンベア装置の全体構成を概略的に示す斜視図である。 図2は、架台上でリニアコンベアを支えるベース部材の斜視図である。 図3は、前記リニアコンベア装置を構成する2つのモジュールの連結体の斜視図である。 図4は、図3に示すリニアコンベア装置の、一つのモジュールのカバー部材を取り外した状態の斜視図である。 図5は、図4のモジュール連結部の拡大斜視図である。 図6は、スライダの下面側の斜視図である。 図7は、前記モジュールの連結部におけるY方向断面図である。 図8は、モジュールの組立例を示す斜視図である。 図9は、第1変形例に係るリニアコンベア装置の概略的な断面図である。 図10は、第2変形例に係るリニアコンベア装置の概略的な断面図である。 図11は、第3変形例に係るリニアコンベア装置の概略的な断面図である。 図12は、第4変形例に係るリニアコンベア装置の概略的な断面図である。
[リニアコンベア装置の全体構成]
以下、本発明の実施形態を、図面に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明の実施形態に係るリニアコンベア装置1の全体構成を概略的に示す斜視図である。図1には、XYZの方向表示を付しており、ここではX方向が左右方向(+Xが右、−Xが左)、Y方向が前後方向(+Yが前、−Yが後)、Z方向が上下方向(+Zが上、−Zが下)に各々相当する。他のいくつかの図においても、これに沿った方向表示を付している。
リニアコンベア装置1は、架台10上に設置され、X方向に延びる一対の直線搬送部2(第1直線搬送部2A及び第2直線搬送部2B)と、直線搬送部2の−X側及び+X側端部にそれぞれ位置する第1方向転換部2C及び第2方向転換部2Dと、直線搬送部2に沿って移動するスライダ3と、架台10上において直線搬送部2を支持するベース部材4とを備えている。直線搬送部2は、架台10の+Y側に配置された第1直線搬送部2Aと、この第1直線搬送部2Aと平行に−Y側に配置された第2直線搬送部2Bとからなる。第1、第2方向転換部2C、2Dは、これら直線搬送部2A、2Bの間を−X側及び+X側端部において連絡している。
架台10は、リニアコンベア装置1の敷設面となる上面10Aを備えている。上面10Aは平面度が高い面であることが基本的には望ましい。しかし、本実施形態ではベース部材4を用いてリニアコンベア装置1の敷設が行われることから、上面10Aの平面度が多少低くても、小さな段差が存在していても、或いは架台10が分割された台車で構成されており上面10Aに繋ぎ目が存在しているような場合でも、これらは特に大きな問題とはならない。
第1、第2直線搬送部2A、2Bは、スライダ3をX方向へ移動させる搬送部である。第1、第2方向転換部2C、2Dは、スライダ3をY方向へ移動させる搬送部であって、第1、第2直線搬送部2A、2B間でスライダ3を載せ替える、つまり方向転換を行わせる役目を果たす。第1、第2直線搬送部2A、2Bは、リニアモータの固定側のユニット、スライダ3は可動側のユニットである。
第1、第2直線搬送部2A、2Bは、スライダ3のガイド機能を有するモジュール20が、直線的に複数台連結されてなる。モジュール20は、スライダ3とリニアモータを形成する固定側の単位ブロックであり、0.2m〜1.0m程度の長さを有する短尺の直線的なブロックである。モジュール20(後記の基台フレーム21)は、上面21Aと、架台10と対向する下面21Bとを有し、下面21Bが架台10の上面10Aから浮いた状態でベース部材4にて支持されている。なお、上面21Aとは、架台10と対向する下面21Bと反対側という意味での上面であり、実際のモジュール20の設置態様において必ず上面21Aが上方を向くということを意味しない。
図1では、第1直線搬送部2Aは、−Xから+X方向に順次連結されたモジュール20A、20B、20C、20D、20Eで形成されている例を示している。ここでは、モジュール20Dが他に比べて短尺である例を示している。第2直線搬送部2Bも同様である。このように、モジュール20の連結数や、長さの異なるモジュール20の組合せによって、スライダ3のX方向移動長を自在に設定することができる。
第1、第2方向転換部2C、2Dは、スライドレール11と転換用モジュール20Yとを含む。スライドレール11は、Y架台10の上面10AにY方向に延びるように敷設されている。転換用モジュール20Yは、スライドレール11に沿ってY方向に移動自在に当該スライドレール11に係合されている。図略の駆動機構により、転換用モジュール20Yは、第1直線搬送部2Aの終端部Eと第2直線搬送部2Bの終端部Eとの間の移動、及びこれら終端部Eに対する位置決め停止がなされる。
スライダ3は、第1、第2直線搬送部2A、2B及び第1、第2方向転換部2C、2Dによって架台10上に形成される周回経路を周回移動することが可能である。図1では、4つのスライダ3A、3B、3C、3Dが前記周回経路に配置され、これらが時計回り のスライダ移動方向Fに周回する例を示している。スライダ3は、第1直線搬送部2Aの+X側から−X側に向かって移動し(一時的に+X側に逆送される場合もある)、その−X終端部Eから第1方向転換部2Cの転換用モジュール20Yに乗り移る。スライダ3を搭載した状態で、転換用モジュール20Yは、第1直線搬送部2Aから第2直線搬送部2Bへ向けて−Y方向へ移動される。次いでスライダ3は、−X終端部Eから第2直線搬送部2Bに乗り移り、+X側へ移動する。そして、第2方向転換部2Dの転換用モジュール20Yに乗り移り、+Y方向へ移動され、再び第1直線搬送部2Aへ乗り移る。
図示は省略しているが、スライダ3の周回経路に沿って、基板等のワークの移載、電子部品等の前記基板への実装作業等を実行する各種ロボットが配設される。スライダ3の上面は前記ワーク等の載置部となる。スライダ3は、一の工程を担うロボットの作業位置で停止され、作業後に次の工程を担うロボットの作業位置へ向けて移動するというように、断続的に第1、第2直線搬送部2A、2B上を移動される。
ベース部材4は、モジュール20同士の連結部Jにおいて架台10とモジュール20の下面21Bとの間に配置され、連結される一対のモジュール20を位置決めして支持する。さらに、第1、第2直線搬送部2A、2Bの終端部Eにも、ベース部材4が配置されている。従来、モジュール20は架台10に直付けされていたが、本実施形態ではモジュール20と架台10との間にベース部材4を介在させると共に、ベース部材4を利用して連結されるモジュール20同士の位置決めが行われる。
図2は、ベース部材4の単体の概略的な斜視図である。ベース部材4は、アルミニウム等の剛性に優れる金属ブロックで形成され、平板状の底板41と、底板41のY方向両端付近にそれぞれ立設され、X方向に延びる一対の凸条42とを備えている。底板41の底面411は、架台10の上面10Aに当接する。一対の凸条42間は収容スペース412であり、モジュール20のためのコネクタや電源装置等を収容するスペースとして利用することができる。
一対の凸条42の上面は、基台フレーム21の下面21Bとの合わせ面となる支持面43である。支持面43は、連結される一対のモジュール20(基台フレーム21)のX方向端部211(図3)を、下方から支持する。この支持面43には、4個の半球突起5が突設されている。半球突起5は、一対のモジュール20の位置決めを図るための部材である。基台フレーム21には、この半球突起5が嵌り込む受け孔25(図3)が穿孔されている。半球突起5は、例えばボールの上半球によって形成することができる。この場合、支持面43に、前記ボールを上半球が突出した状態で収容する保持孔が設けられる。なお、半球突起5に代えて、各種形状の突起を位置決め部材として用いるようにしても良い。
連結される一対のモジュール20のうち、一方が+X側の2個の半球突起5に嵌り込み、他方が−X側の2個の半球突起5に嵌り込むように、両者がベース部材4へ組み付けられる。このようなベース部材4を用いれば、一対のモジュール20を高精度に連結する連結部Jを構築できる。すなわち、モジュール20同士を直接連結するのではなく、連結されるモジュール20をそれぞれベース部材4に位置決めして取り付けることをもって、一対のモジュール20の連結を結果的に達成することができる。このため、ベース部材4の加工精度、つまり半球突起5の位置精度さえ高くすれば、自ずとモジュール20同士の連結精度を向上させることができる。また、ベース部材4が介在されるので、架台10の上面10Aの状態に影響を受けずにモジュール20同士を連結することができる。従って、モジュール20同士を簡単且つ高精度に連結することができる。
[モジュール及びスライダの詳細]
モジュール20及びスライダ3の具体例を説明する。図3は、直線搬送部2の一部を構成する2つのモジュール20の連結体の斜視図、図4は、図3に示す2つのモジュール20のうちの一つのカバー部材6を取り外した状態の斜視図、図5は、図4における連結部Jの部分の拡大斜視図、図6は、スライダ3の下面側の斜視図、図7は、モジュール20の連結部JにおけるY方向断面図である。
各モジュール20は、基台フレーム21、リニアモータ固定子22、ガイドレール23(ガイド部)及び磁気センサユニット24を備える。本実施形態では、これらモジュール20のそれぞれに、カバー部材6が取り付けられている。スライダ3は、スライダフレーム31、リニアモータ可動子32、一対のガイドブロック33及び磁気スケール34を有している。
直線搬送部2は、カバー部材6付きモジュール20の連結体によって構成されている。スライダ3は、カバー部材6に嵌合される態様で、直線搬送部2の延在方向に移動自在に、当該直線搬送部2に取り付けられている。モジュール20は、その連結部J及び直線搬送部2の終端部Eにおいて、リニアコンベア装置1の設置ベースとなる架台10上で、上述したベース部材4によって位置決めされた状態で支持されている。
リニアコンベア装置1は、図7に示している通り、モジュール20及びスライダ3の構成部品によって構築されるリニアモータL1、リニアガイドL2及びリニアスケールL3を有している。リニアモータL1は、リニアモータ固定子22とリニアモータ可動子32とにより、リニアガイドL2は、一対のガイドレール23(第1、第2ガイドレール23A、23B)と一対のガイドブロック33(第1、第2ガイドブロック33A、33B)とにより、リニアスケールL3は、磁気センサユニット24と磁気スケール34とにより、それぞれ構成されている。
<モジュール>
モジュール20の基台フレーム21は、アルミニウム等の金属からなるフレームであり、上述のモジュール20の上面21A及び下面21Bを構成する平板状の部材である。上面21Aは、リニアモータ固定子22、ガイドレール23及び磁気センサユニット24が搭載される面である。下面21Bは、架台10の上面10Aと所定間隔を置いて対向する面であって、ベース部材4の支持面43に当接される面である。基台フレーム21(モジュール20)は、X方向に直線的に延び、X方向端部211において他の基台フレーム21と連結される。基台フレーム21のY方向端部212であってベース部材4と重なり合う部分には、ベース部材4の半球突起5が嵌り込む受け孔25が穿孔されている。
図5及び図7を主に参照して、基台フレーム21は、上面21Aの側に、コイル収容部213、一対のレール台座部214A、214B、センサ台座部215及び脚取り付け部216を有している。コイル収容部213は、基台フレーム21のY方向の中央よりも−Y側寄りの位置に設けられた、X方向に延びる浅い凹溝である。コイル収容部213には、リニアモータ固定子22が組み付けられる。
一対のレール台座部214A、214Bは、基台フレーム21のY方向(スライダの移動方向と直交する幅方向)の一方側(+Y側)と他方側(−Y側)とに一対で配置された、X方向に延びる凸条である。+Y側のレール台座部214Aは基台フレーム21の+Y側の端部212付近に、−Y側のレール台座部214Bは基台フレーム21の−Y側の端部212付近に、それぞれ突設されている。+Y側のレール台座部214Aの上面には第1ガイドレール23Aが、−Y側のレール台座部214Bの上面には第2ガイドレール23Bがそれぞれ取り付けられる。センサ台座部215は、基台フレーム21のY方向の中央よりも+Y側寄りの位置に設けられた平板部である。センサ台座部215には、磁気センサユニット24が載置される。脚取り付け部216は、基台フレーム21のY方向中央領域に配置され、カバー部材6の固定部となる部分である。
レール台座部214A、214Bの上面の内側部分には、それぞれ当たり面217A、217Bが設けられている。当たり面217A、217Bは、前記内側部分がレール台座部214A、214Bのガイドレール据え付け面よりも一段高くされた段差加工部である。当たり面217A、217Bには、第1、第2ガイドレール23A、23Bの下側辺が各々突き当たって位置決めされている。この当たり面217A、217Bの段差加工を、受け孔25及びベース部材4の前記ボールの保持孔の穿孔加工に続く一連の加工によって形成すれば、当たり面217A、217Bの位置を半球突起5に対して高精度に設定できる。これにより、一対の基台フレーム21をベース部材4に組み付けるだけで、ガイドレール23A、23B同士の位置決めを高精度に行える。
リニアモータ固定子22は、複数の電磁石22Aの配列体からなる。すなわちリニアモータ固定子22は、コア221と該コア221に巻回されたコイル222とからなる単位電磁石22Aの複数個が、X方向に一列に配列されることによって形成されている(図5)。電磁石22Aは、ホルダ223(図7)で保持され、このホルダ223が基台フレーム21のコイル収容部213に嵌め込まれている。
第1、第2ガイドレール23A、23Bは、スライダ3の移動をガイドする部材である。第1、第2ガイドレール23A、23Bは、基台フレーム21のレール台座部214A、214Bの上面に各々取り付けられ、X方向に延びる2条の軌道を上面21Aに形成している。複数の基台フレーム21のX方向端部211同士を突き合わせて連結することによって、各基台フレーム21の一対の単位ガイドレール23A、23Bが互いに連結され、無限長に延びるガイドレール23A、23Bを形成することが可能である。
磁気センサユニット24は、センサ基板241と、センサ基板241にマウントされた磁気センサ242と、センサ基板241を保持するハウジング243とを含む。このような磁気センサユニット24の複数個が、X方向に所定ピッチで配列されている。磁気センサ242は、例えばホール素子、MR素子であり、後述のスライダ3側の磁気スケール34を検出し、磁束密度に応じた出力電圧の信号を発生する。本実施形態では、3つの磁気センサ242がY方向に並んでセンサ基板241に取り付けられている例を示している。ハウジング243は、基台フレーム21はセンサ台座部215にネジ止めによって固定されている。
<カバー部材>
カバー部材6は、基台フレーム21(直線搬送部2)の上面21Aを覆うように当該上面21Aに取り付けられている。カバー部材6は、アルミニウム等の金属の押出成型体からなり、支持脚61、水平カバー部62及び一対の側面カバー部63を備え、Y方向断面形状が略T型乃至はE字型の部材である。
支持脚61は、Y方向断面視で鉛直方向(Z方向)に延び、X方向に長尺の平板部分であり、カバー部材6のY方向中心付近に位置している。支持脚61の下端面611は、基台フレーム21の脚取り付け部216に固定されている。すなわち、支持脚61は、基台フレーム21の上面21Aの幅方向中央領域に立設されている。水平カバー部62は、支持脚61の上端から+Y側(幅方向の一方側)及び−Y側(他方側)に水平に延びている。一対の側面カバー部63は、水平カバー部62の+Y側及び−Y側の端部から各々下方に延びている。
水平カバー部62は、基台フレーム21の上面21Aに取り付けられたリニアモータ固定子22、一対のガイドレール23及び磁気センサユニット24の上方を覆い隠すように、上面21Aを覆っている。側面カバー部63は、第1、第2ガイドレール23A、23Bの外側の側方を覆っている。モジュール20の構成部品の位置関係を説明すると、リニアモータ固定子22は、支持脚61と第2ガイドレール23B(ガイド部の一方)との間において、上面21Aに配置されている。一方、磁気センサユニット24は、支持脚61と第1ガイドレール23A(ガイド部の他方)との間において、上面21Aに配置されている。このようなカバー部材6の取り付けにより、上面21Aへの汚染物や異物の進入を防止することができる。
<スライダ>
図6、図7を参照して、スライダ3のスライダフレーム31は、アルミニウム等の金属の押出成型体からなる金属ブロックからなり、ワークの載置部3Sとなる上面を備えている。スライダフレーム31は、カバー部材6付きの基台フレーム21に対して、X方向端部211から嵌め込み可能な嵌合部30を有している。スライダフレーム31は、上板311、一対の側板312、一対の底板313、一対の内側板314、第1下板315A(対向部)及び第2下板315B(対向部)を含む。
上板311は、基台フレーム21のY方向幅と略同じ幅を有し、所定のX方向長さを有する水平板からなる。上板311の上面が載置部3Sである。側板312、底板313、内側板314及び第1、第2下板315A、315Bは、上板311と同じX方向長さを有している。一対の側板312は、上板311の+Y側及び−Y側の端部から各々下方に延びる垂直板である。一対の底板313(下板の一部)は、各側板312の下端から各々幅方向中央(支持脚61)に向けて延びる、Y方向に短尺の水平板である。底板313は、スライダ3において最も下方に突出した部分である。
一対の内側板314は、各底板313の内側端から各々上方に向けて延びる垂直板である。内側板314の上下幅は、側板312の半分程度である。第1下板315Aは、+Y側の内側板314の上端から幅方向中央(−Y方向)に向けて延びている。第2下板315Bは、−Y側の内側板314の上端から幅方向中央(+Y方向)に向けて延びている。第1下板315Aの内側端面である第1内端面316Aと、第2下板315Bの第2内端面316Bとは、同じ高さ位置で対向している。
上板311、側板312、底板313、内側板314及び第1、第2下板315A、315Bは、カバー部材6に嵌合される形状、つまり嵌合部30を形成している。嵌合部30は、カバー部材6を受け入れるキャビティを区画している。スライダ3がモジュール20に係合されると共に、嵌合部30にカバー部材6が嵌合された状態では、上板311がカバー部材6の水平カバー部62の上側に位置する。すなわち、載置部3Sはカバー部材6の上方に位置している。一対の側板312は、水平カバー部62の+Y側、−Y側の端部の外側にそれぞれ位置する。底板313は、側面カバー部63の下端縁の下方に、内側板314は、側面カバー部63の内面側に位置する。第1、第2下板315A、315Bの上面は上板311の下面と対向し、下面は基台フレーム21の上面21A(レール台座部214A、214B)と対向する。
リニアモータ可動子32は、X方向に配列された複数の永久磁石321と、これら永久磁石321を保持するバックヨーク322とを含む。バックヨーク322は、永久磁石321を保持すると共に磁路を形成する部材である。バックヨーク322は、下方に向けて開口する門型構造を有し、当該門型構造を形成する一対の側板間に、電磁石22A(リニアモータ固定子22)が入り込んでいる。複数の永久磁石321は、バックヨーク322の前記一対の側板(電磁石22Aのコア221との対向面)の各々に、対向面にN極とS極とが交互に現れるように配列されている。リニアモータ可動子32は、リニアモータ固定子22に上下方向に対向する位置において、スライダフレーム31に取り付けられている。具体的には、第2下板315Bの第2内端面316B(下板の一方)に、バックヨーク322の−Y側面が取り付けられている。
第1、第2ガイドブロック33A、33B(被ガイド部)は、第1、第2ガイドレール23A、23Bに係合され、第1、第2ガイドレール23A、23BよってガイドされてX方向に移動する。ガイドブロック33は、ガイドレール23に接して転動するベアリングを備えている。一対のガイドブロック33A、33Bは、一対のガイドレール23A、23Bにそれぞれ対向する位置において、スライダフレーム31の下面に取り付けられている。具体的には、第1下板315Aの下面に第1ガイドブロック33Aが取り付けられ、第2下板315Bの下面に第2ガイドブロック33Bが取り付けられている。
磁気スケール34は、スケール基板341と、スケール基板341のホルダ342とを備える。スケール基板341は、磁気センサユニット24との対向面に、N極とS極とが交互に現れるようにX方向に配列された永久磁石(図略)を含む。本実施形態では前記永久磁石の配列体は、3つの磁気センサ242に各々対向するように、Y方向に3列並んで配置される。磁気スケール34は、第1下板315Aの第1内端面316A(下板の他方)に、ホルダ342の+Y側面が取り付けられることによって、スライダ3に搭載されている。
第1、第2ガイドブロック33A、33Bと第1、第2ガイドレール23A、23Bとが各々係合された状態において、嵌合部30の内周面とカバー部材6の外周面とは、所定幅の隙間を置いて対向する。つまり、スライダ3は、カバー部材6の上面、両側面及び下面の一部を外側から囲い込む形状を有している。このため、カバー部材6が基台フレーム21の上面21Aに取り付けられていても、スライダ3はカバー部材6と干渉することなく、X方向に自在に移動することができる。また、リニアモータ可動子32及び磁気スケール34は、上面21Aとの対向面となる第1、第2下板315A、315Bに各々取りけられているので、カバー部材6が介在されていても、リニアモータ可動子32はリニアモータ固定子22と対向し、磁気スケール34も磁気センサユニット24と対向することができる。
リニアモータ可動子32は、基台フレーム21側のリニアモータ固定子22とリニアモータL1を形成する。図略のモータコントローラにより、互いに位相が異なるU相、V相、W相のうちの何れかの相の電流がリニアモータ固定子22(電磁石22Aのコイル222)に供給される。これによりコイル222に生じる磁束と、リニアモータ可動子32が備える永久磁石321の磁束との相互作用により磁気的な推進力が生成され、この推進力によりスライダ3を+X又は−X方向に移動させることができる。
第1、第2ガイドブロック33A、33Bは、第1、第2ガイドレール23A、23BとリニアガイドL2を構成している。前記推進力を受けたスライダ3は、第1、第2ガイドレール23A、23Bに沿ってX方向へ直進する。また、磁気スケール34は、磁気センサユニット24とリニアスケールL3を構成している。リニアスケールL3は、スライダ3のX方向の位置を検出するものであり、当該リニアスケールL3によるスライダ3の位置検出結果に基づき、電磁石22Aのコイル222への通電が制御されることで、スライダ3が目標位置へ移動されるものである。
[モジュールの組立例]
図8は、モジュール20の組立例を示す斜視図である。図8には、ベース部材4の上面部分の一部が示されている。図7も参照して、ベース部材4は、図2に示したベース部材4と同様に、底板41、凸条42及び支持面43を備えており、支持面43には半球突起5(ボールの下半球を支持面43に埋め込んで形成)が配置されている。底板41の底面は、架台10の上面10Aに接面し、支持面43はモジュール20同士の連結部Jにおいて基台フレーム21の下面21Bを支持している。半球突起5に基台フレーム21の受け孔25が嵌り込むように、モジュール20がベース部材4に取り付けられることによって、連結される一対のモジュール20同士の位置決めが図られている。
ベース部材4は、支持面43に上下方向に穿孔されたネジ孔431と、底板41の−Y側及び+Y側の端部に上下方向に穿孔された貫通孔からなる固定部401とを備える。ネジ孔431は、各モジュール20をベース部材4に対して着脱自在に固定するためのネジ孔である。ネジ孔431の上に、基台フレーム21に備えられた取り付け孔212Aが重畳され、固定ネジ212Bがネジ孔431に螺合及びその解除が行われることによって、モジュール20がベース部材4に着脱される。
一方、固定部401は、架台10に対してベース部材4を着脱自在に固定するための孔である。固定部401は、上面10Aに穿孔された図略のボルト孔に位置合わせされ、図略のボルトによって架台10に締結される。このように、モジュール20のベース部材4に対する着脱、ベース部材4の架台10に対する着脱が自在とされており、ユーザにモジュール20の増設、割り入れ、交換等を容易に行わせることが可能とされている。
図8では、第1モジュール20Aと第2モジュール20Bとの間に、短尺の第3モジュール20Cが割り入れられるケースを例示している。第1、第2モジュール20A、20Bの連結部が第1ベース部材4で支持されていたとすると、新たに第2ベース部材4Aが追加される。この場合、第2モジュール20Bを第1ベース部材4から取り外すと共に、+X方向へ第3モジュール20Cの長さ分だけシフトさせる。第2ベース部材40Aは、第1ベース部材4に対して第3モジュール20Cの長さ分のピッチを置いて、固定部401において架台10に固定される。
第2モジュール20Bは、第2ベース部材4Aの+X側の支持面43に取り付けられる。一方、第1ベース部材4の+X側の支持面43と、第2ベース部材4Aの−X側の支持面43が、第3モジュール20Cの支持面となる。第3モジュール20Cの基台フレーム21が備える−X側及び+X側の受け孔25が、それぞれの支持面43に担持されている半球突起5に嵌り込むように、第3モジュール20Cが第1、第2ベース部材4、4A上に載置される。しかる後、固定ネジ212Bが、取り付け孔212Aを通してネジ孔431に螺合されることで、第3モジュール20Cの割り入れ作業が完了する。
このように、第3モジュール20Cを、半球突起5を備えた第1、第2ベース部材4、4A上に取り付けるだけで、リニアコンベアの構築に必要なあらゆる部品を高精度で連結することができる。すなわち、前記取り付けによって、第3モジュール20Cが備えるリニアモータ固定子22、一対のガイドレール23A、23B及び磁気センサユニット24からなる部品群が、第1、第2モジュール20A、20Bが備える同部品群と高精度に位置合わせされた状態で連結される。さらに、連結されるモジュールのカバー部材6同士の端面位置合わせも完了する。従って、第3モジュール20Cの割り入れを簡単な作業で済ませることができる。第1〜第3モジュール20A〜20Cが既に連結されている場合において第3モジュール20Cを入れ替える場合や、既存の直線搬送部2の終端部Eに新たなモジュールを増設する場合等も、上記に準じた簡単な作業で済ませることができる。
[作用効果]
本実施形態のリニアコンベア装置1によれば、次のような作用効果を奏する。リニアコンベア装置1は、リニアモータ固定子22、ガイドレール23A、23B及び磁気センサユニット24の上方を覆い隠すように、基台フレーム21(直線搬送部2)の上面21Aを覆うカバー部材6を備える。このため、これらリニアコンベアの構成部材に対する上方からの汚染物、異物等の進入を防止することができる。また、スライダ3は、カバー部材6に嵌合される嵌合部30を有するので、スライダ3の移動も妨げられることはない。
カバー部材6の支持脚61は、基台フレーム21の上面21Aの幅方向中央領域に立設され、水平カバー部62は、支持脚61の上端から+Y及び−Y方向に延びている。このように、カバー部材6を幅方向断面がT字型の形状とすることで、基台フレーム21の上面21Aを水平カバー部62で完全に覆い隠す構造を、幅方向のバランスが良い態様で形成することができる。このため、予期しない荷重がカバー部材6に加わった場合、例えば作業者がカバー部材6にもたれ掛かったり、手を突いたりした場合でも、カバー部材6が変形し難くすることができる。さらに、当該カバー部材6に嵌合されるスライダ3もまた、幅方向のバランスの良い形状とし易いメリットがある。
本実施形態では、カバー部材6は、水平カバー部62の+Y端部及び−Y端部から各々下方に延びる側面カバー部63をさらに備える。この側面カバー部63により、基台フレーム21の側方(第1、第2ガイドレール23A、23Bの側方)も覆い隠すことができるので、カバー部材6による汚染物、異物等に対する保護性能を一層向上させることができる。
リニアモータ固定子22は、支持脚61と第2ガイドレール23Bとの間に、磁気センサユニット24、支持脚61と第1ガイドレール23Aとの間において、基台フレーム21の上面21Aに配置されている。本実施形態では、図7に示すように、支持脚61の−Y側側面、+Y側側面に各々隣接する態様で、リニアモータ固定子22、磁気センサユニット24が配置されている。水平カバー部62は、第1、第2ガイドレール23A、23Bの上方を覆うことができるY方向幅を有している。第1、第2ガイドレール23A、23Bよりも内側に存在するリニアモータ固定子22及び磁気センサユニット24は、水平カバー部62によって確実に覆われ、万全に保護することができる。
スライダ3のスライダフレーム31は、カバー部材6と嵌合する嵌合部30を備える。嵌合部30は、上板311、側板312、底板313、内側板314及び第1、第2下板315A、315Bによって形成され、カバー部材6を包み込む構造を形成している。そして、第1、第2下板315A、315Bにリニアモータ可動子32、第1、第2ガイドブロック33A、33B及び磁気スケール34が取り付けられている。従って、カバー部材6が基台フレーム21の上面21Aに取り付けられていても、モジュール20とスライダ3とによりリニアコンベアの機能を構築できると共に、スライダが直線搬送部2の延在方向に自在に移動できる構成を達成できる。また、スライダ3は、カバー部材6の端縁から容易に嵌め込むことができ、第1、第2方向転換部2C、2Dにおけるオペレーションにも問題は生じない。
スライダフレーム31の底板313は、スライダ3において最も下方に突出した位置にある。底板313は平板部であり、支持脚61の下端面611よりも下方に突出すると共に、第1、第2下板315A、315Bに保持されているリニアモータ可動子32、第1、第2ガイドブロック33A、33B及び磁気スケール34のいずれの下面よりも下方に突出している。従って、スライダ3がモジュール20から取り外され、例えば架台10の上面10Aなどに載置された場合、底板313が上面10Aに接面し、スライダ3の他の部分は接面しない。従って、スライダ3に担持されているリニアコンベア部品の損傷、汚濁等を防止することができる。
直線搬送部2は、モジュール20が直線的に複数台連結されてなり、カバー部材6は、モジュール20の各々に備えられている。このため、モジュール20を所望台数だけ連結することで、直線搬送部2の搬送路長を自在に設定することができる。しかも、カバー部材6がモジュール20の各々に備えられているので、モジュール20同士を連結するだけで各モジュールの汚染物、異物等に対する保護も達成できる。
[変形実施形態の説明]
スライダ3及びカバー部材6の変形実施形態を例示する。図9は、第1変形例に係るリニアコンベア装置1Aの幅方向の概略的な断面図である。リニアコンベア装置1Aのカバー部材6Aは、支持脚61及び水平カバー部62を備えるが、上記実施形態の側面カバー部63を備えていない。但し、水平カバー部62により、リニアモータ固定子22、第1、第2ガイドレール23A、23B及び磁気センサユニット24の上方は覆い隠されている。
スライダ3Aは、このようなT字型のカバー部材6Aの周囲を取り囲むように、上板311、側板312及び第1、第2下板315A、315Bを備えている。第1、第2下板315A、315Bは、側板312の下端部から幅方向内側に各々延びており、上記実施形態で示した底板313及び内側板314は存在していない。リニアモータ可動子32、第1、第2ガイドブロック33A、33B及び磁気スケール34は、それぞれリニアモータ固定子22、第1、第2ガイドレール23A、23B及び磁気センサユニット24と対向するように、第1、第2下板315A、315Bの適所に取り付けられている。
この第1変形例によれば、水平カバー部62が基台フレーム21の上面21Aを覆うので、上面21Aに配置されたリニアコンベアの構成部品に対する汚染物、異物等の進入を防止することができる。また、側面カバー部63を省いている分、形状のシンプルなカバー部材6Aとすることができ、製造コストを低減することが可能となる。例えば、押出成形によらず、支持脚61用の平板と水平カバー部62用の平板とをネジ接合、溶接する等の方法によって、カバー部材6Aを製造することが可能となる。
図10は、第2変形例に係るリニアコンベア装置1Bの幅方向の概略的な断面図である。スライダ3A及びカバー部材6Aの形態は、図9の第1変形例と同じである。相違する点は、基台フレーム21の上面21Aの+Y及び−Y端部から、それぞれ側板64が立設されている点である。側板64の上端の高さは、水平カバー部62の高さ位置とほぼ同じである。スライダ3Aの一対の側板312は、側板64の各々と水平カバー部62の+Y及び−Y端部との間の隙間を貫いている。この第2変形例によれば、基台フレーム21の上面21Aを、上方側だけでなく、側方側についても側板64で覆うことができるので、より良好に上面21Aをガードすることができる。
図11は、第3変形例に係るリニアコンベア装置1Cの幅方向の概略的な断面図である。リニアコンベア装置1Cのカバー部材6Bは、側端支持脚631及び水平カバー部621を含むL字型の部材である。側端支持脚631は、基台フレーム21の上面21Aの−Y端部(幅方向の一端)に立設されている。水平カバー部621は、側端支持脚631の上端から基台フレーム21の+Y端部付近まで水平方向に延び、リニアモータ固定子22、第1、第2ガイドレール23A、23B及び磁気センサユニット24の上方を覆い隠している。
リニアコンベア装置1Cのスライダ3Bは、上板311A、垂直板317A及び底板317Bを含む、U字型の部材である。水平板である上板311Aと底板317Bとは、上下方向に所定間隔を置いて平行に配置され、これらの+Y端部同士が、垂直板317Aで連結されている。上板311Aと底板317Bとの間のキャビティに水平カバー部621を収容する態様で、スライダ3Bは、基台フレーム21に組み付けられている。上板311Aの下面には、リニアモータ可動子32、第1、第2ガイドブロック33A、33B及び磁気スケール34が取り付けられている。
図12は、第4変形例に係るリニアコンベア装置1Dの幅方向の概略的な断面図である。リニアコンベア装置1Dのカバー部材6Cは、一対の側端支持脚632及び一対の水平カバー部622を備えている。側端支持脚632は、基台フレーム21の上面21Aの+Y及び−Y端部からそれぞれ立設されている。水平カバー部622は、側端支持脚632の上端から、それぞれ基台フレーム21の幅方向中央に向けて水平方向に延びている。一対の水平カバー部622の先端部間にはスリット633が形成されている。
リニアコンベア装置1Dのスライダ3Cは、上板311B、垂直板318A及び底板318Bを含む、H字型の部材である。平板である上板311Bと底板318Bとは、上下方向に所定間隔を置いて平行に配置され、これらの幅方向中央位置において垂直板318Aが両者を結合している。垂直板318Aはスリット633を上下方向に貫通し、底板318Bは一対の水平カバー部622によって区画されるキャビティ内に収容されている。上板311Bは、水平カバー部622の上方に位置している。底板318Bの下面には、リニアモータ可動子32、第1、第2ガイドブロック33A、33B及び磁気スケール34が取り付けられている。
第3、第4変形例によっても、一対のガイドレール23A、23Bにてスライダ3B、3Cを安定してガイドすることができる構造を維持しつつ、カバー部材6B、6Cによって基台フレーム21の上面21Aが覆い隠されるので、上面21Aを保護することができる。また、カバー部材6B、6Cは、上面21Aに立設される支持脚としての側端支持脚631、632を有するので、基台フレーム21への当該カバー部材6B、6Cの組み付け構造を簡素化することができる。さらに、カバー部材6B、6C自体の形状もシンプル化することができる。
なお、上述した具体的実施形態には以下の構成を有する発明が主に含まれている。
本発明の一局面に係るリニアコンベア装置は、リニアモータ可動子を有するスライダと、リニアモータ固定子と、前記スライダの移動をガイドするガイド部とを上面に備える直線搬送部と、前記リニアモータ固定子及び前記ガイド部の上方を覆い隠すように、前記直線搬送部の上面を覆うカバー部材と、を備え、前記スライダは、前記直線搬送部の延在方向に移動自在に、前記カバー部材に嵌合される形状を有する。
このリニアコンベア装置によれば、カバー部材によりリニアモータ固定子及びガイド部の上方が覆われる。このため、これらの部材に対する上方からの汚染物、異物等の進入を防止することができる。また、スライダは、直線搬送部の延在方向に移動自在にカバー部材に嵌合される形状を有するので、前記スライダの移動も妨げられることはない。
上記のリニアコンベア装置において、前記直線搬送部は、前記リニアモータ固定子及び前記ガイド部を保持する上面を有する基台フレームを備え、前記ガイド部は、前記基台フレームの上面の前記移動方向と直交する幅方向の一方側と他方側とに一対で配置され、前記カバー部材は、前記基台フレームの上面に立設された支持脚と、該支持脚の上端から前記一対のガイド部の上方を覆い隠すように前記幅方向に延びる水平カバー部とを含むことが望ましい。
このリニアコンベア装置によれば、ガイド部が基台フレームに一対で設けられるので、スライダを安定してガイドすることができる。また、カバー部材は、基台フレームの上面に立設される支持脚を有するので、リニアコンベアへの当該カバー部材の組み付け構造を簡素化することができる。さらに、カバー部材は前記支持脚と水平カバー部とを含む構造であり、当該カバー部材自体の形状もシンプル化することができる。
上記のリニアコンベア装置において、前記支持脚は、前記基台フレームの上面の前記幅方向中央領域に立設され、前記水平カバー部は、前記支持脚の上端から前記幅方向の一方側及び他方側に延びているカバー部材とすることが望ましい。
このリニアコンベア装置によれば、カバー部材の幅方向断面がT字型となる。このため、基台フレームの上面を水平カバー部で完全に覆い隠す構造を容易に形成できると共に、幅方向のバランスの良いカバー部材とすることができる。これにより、当該カバー部材に嵌合されるスライダもまた、前記幅方向のバランスの良い形状とし易いメリットがある。
この場合、前記カバー部材は、水平カバー部の前記幅方向の一方側端部及び他方側端部から各々下方に延びる側面カバー部をさらに備えることが望ましい。
このリニアコンベア装置によれば、側面カバー部により、基台フレームの側方も覆い隠すことができるので、汚染物、異物等に対する保護性能を一層向上させることができる。
上記のリニアコンベア装置において、前記リニアモータ固定子は、前記支持脚と前記一対のガイド部の一方との間において、前記基台フレームの上面に配置されていることが望ましい。
このリニアコンベア装置によれば、ガイド部の一方はカバー部材の前記水平カバー部によって覆われるので、上記の通りリニアモータ固定子を配置することで、当該リニアモータ固定子もまた、前記水平カバー部によって確実に覆われる構造とすることができる。
この場合、前記スライダに搭載される磁気スケールと、前記基台フレームに設置される磁気センサとからなるリニアスケールをさらに備え、前記磁気センサは、前記支持脚と前記一対のガイド部の他方との間において、前記基台フレームの上面に配置されていることが望ましい。
このリニアコンベア装置によれば、磁気センサもカバー部材によって覆われる構造とすることができる。また、上記の通り磁気センサを配置することで、ガイド部の他方を覆う前記水平カバー部によって前記磁気センサが確実に覆われる構造とすることができる。
上記のリニアコンベア装置において、前記スライダは、前記ガイド部によってガイドされる被ガイド部と、前記カバー部材の上方に位置する載置部と、前記直線搬送部の上面と対向し、前記リニアモータ可動子及び前記被ガイド部を保持する対向部と、を備えることが望ましい。
このリニアコンベア装置によれば、搬送物を前記載置部に載置しつつ、直線搬送部の延在方向に移動するスライダとすることができる。
上記のリニアコンベア装置において、前記スライダは、前記水平カバー部の上側に位置する上板と、前記上板の前記幅方向の一方側及び他方側の端部から各々下方に延び、水平カバー部の前記幅方向の一方側端部及び他方側端部の外側に位置する一対の側板と、前記一対の側板の各々下端から前記幅方向の中央に向けて延びる一対の下板と、を含み、前記上板、前記一対の側板及び前記一対の下板によって前記カバー部材に嵌合される嵌合部が形成され、前記一対の下板に、前記ガイド部によってガイドされる被ガイド部が各々取り付けられ、前記一対の下板の一方に、前記リニアモータ可動子が取り付けられていることが望ましい。
このリニアコンベア装置によれば、前記上板、前記一対の側板及び前記一対の下板によって、前記支持脚の部分を除いて、スライダがカバー部材を包み込む構造となる。そして、下板に被ガイド部及びリニアモータ可動子が取り付けられるので、リニアガイド及びリニアモータの機能を構築できる。従って、カバー部材が基台フレームの上面を完全に覆っていても、スライダが前記直線搬送部の延在方向に自在に移動できる構成を達成できる。また、スライダをカバー部材の端縁から容易に嵌め込むことができる。
上記に加え、前記一対の下板の他方に、前記磁気スケールが取り付けられていることが望ましい。このリニアコンベア装置によれば、さらに下板に磁気スケールが取り付けられるので、リニアスケールの機能も構築できる。
上記のリニアコンベア装置において、前記直線搬送部は、前記リニアモータ固定子と前記ガイド部とを備えるモジュールが直線的に複数台連結されてなり、前記カバー部材は、前記モジュールの各々に備えられていることが望ましい。
このリニアコンベア装置によれば、モジュールを所望台数だけ連結することで、直線搬送部の搬送路長を自在に設定することができる。しかも、カバー部材がモジュールの各々に備えられているので、前記モジュールを連結するだけで各モジュールの汚染物、異物等に対する保護も達成できる。
上記のリニアコンベア装置において、前記モジュール同士の連結部において、当該リニアコンベア装置の設置ベースとなる架台と前記モジュールの下面との間に配置され、前記モジュールを位置決めして支持するベース部材をさらに備えることが望ましい。
このリニアコンベア装置によれば、モジュール同士を直接連結するのではなく、連結されるモジュールをそれぞれベース部材に位置決めして取り付けることをもって、両者の連結を結果的に達成することが可能となるので、両者の位置合わせの管理が容易となる。また、ベース部材が介在されるので、架台の状態に影響を受けずにモジュール同士を連結できる。従って、モジュール同士を簡単且つ高精度に連結することができる。
以上説明した本発明に係るリニアコンベア装置によれば、リニアコンベアの構成部材に対する汚染、異物衝突及び落下物に対する問題を解消することができるリニアコンベア装置を提供することができる。従って、ユーザサイドにおけるリニアコンベア装置のメンテナンス作業等の大幅な簡素化に寄与することができる。
[符号の説明]
1、1A〜1D リニアコンベア装置
10 架台
2 直線搬送部
20 モジュール
21 基台フレーム
21A 上面
22 リニアモータ固定子
23A 第1ガイドレール(ガイド部)
23B 第2ガイドレール(ガイド部)
24 磁気センサユニット
3、3A〜3C スライダ
3S 載置部
30 嵌合部
311 上板
312 側板
315A、315B 第1、第2下板(対向部)
32 リニアモータ可動子
33A 第1ガイドブロック(被ガイド部)
33B 第2ガイドブロック(被ガイド部)
34 磁気スケール
4 ベース部材
6、6A〜6C カバー部材
61 支持脚
62、621、622 水平カバー部
63 側面カバー部
631、632 側端支持脚(支持脚)
J 連結部

Claims (11)

  1. リニアモータ可動子を有するスライダと、
    リニアモータ固定子と、前記スライダの移動をガイドするガイド部とを上面に備える直線搬送部と、
    前記リニアモータ固定子及び前記ガイド部の上方を覆い隠すように、前記直線搬送部の上面を覆うカバー部材と、を備え、
    前記スライダは、前記直線搬送部の延在方向に移動自在に、前記カバー部材に嵌合される形状を有する、リニアコンベア装置。
  2. 請求項1に記載のリニアコンベア装置において、
    前記直線搬送部は、前記リニアモータ固定子及び前記ガイド部を保持する上面を有する基台フレームを備え、
    前記ガイド部は、前記基台フレームの上面の前記移動方向と直交する幅方向の一方側と他方側とに一対で配置され、
    前記カバー部材は、前記基台フレームの上面に立設された支持脚と、該支持脚の上端から前記一対のガイド部の上方を覆い隠すように前記幅方向に延びる水平カバー部とを含む、リニアコンベア装置。
  3. 請求項2に記載のリニアコンベア装置において、
    前記支持脚は、前記基台フレームの上面の前記幅方向中央領域に立設され、
    前記水平カバー部は、前記支持脚の上端から前記幅方向の一方側及び他方側に延びている、リニアコンベア装置。
  4. 請求項3に記載のリニアコンベア装置において、
    前記カバー部材は、水平カバー部の前記幅方向の一方側端部及び他方側端部から各々下方に延びる側面カバー部をさらに備える、リニアコンベア装置。
  5. 請求項3又は4に記載のリニアコンベア装置において、
    前記リニアモータ固定子は、前記支持脚と前記一対のガイド部の一方との間において、前記基台フレームの上面に配置されている、リニアコンベア装置。
  6. 請求項5に記載のリニアコンベア装置において、
    前記スライダに搭載される磁気スケールと、前記基台フレームに設置される磁気センサとからなるリニアスケールをさらに備え、
    前記磁気センサは、前記支持脚と前記一対のガイド部の他方との間において、前記基台フレームの上面に配置されている、リニアコンベア装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載のリニアコンベア装置において、
    前記スライダは、
    前記ガイド部によってガイドされる被ガイド部と、
    前記カバー部材の上方に位置する載置部と、
    前記直線搬送部の上面と対向し、前記リニアモータ可動子及び前記被ガイド部を保持する対向部と、を備えるリニアコンベア装置。
  8. 請求項3〜5のいずれか1項に記載のリニアコンベア装置において、
    前記スライダは、
    前記水平カバー部の上側に位置する上板と、
    前記上板の前記幅方向の一方側及び他方側の端部から各々下方に延び、水平カバー部の前記幅方向の一方側端部及び他方側端部の外側に位置する一対の側板と、
    前記一対の側板の各々下端から前記幅方向の中央に向けて延びる一対の下板と、を含み、
    前記上板、前記一対の側板及び前記一対の下板によって前記カバー部材に嵌合される嵌合部が形成され、
    前記一対の下板に、前記ガイド部によってガイドされる被ガイド部が各々取り付けられ、
    前記一対の下板の一方に、前記リニアモータ可動子が取り付けられている、リニアコンベア装置。
  9. 請求項6に記載のリニアコンベア装置において、
    前記スライダは、
    前記水平カバー部の上側に位置する上板と、
    前記上板の前記幅方向の一方側及び他方側の端部から各々下方に延び、水平カバー部の前記幅方向の一方側端部及び他方側端部の外側に位置する一対の側板と、
    前記一対の側板の各々下端から前記幅方向の中央に向けて延びる一対の下板と、を含み、
    前記上板、前記一対の側板及び前記一対の下板によって前記カバー部材に嵌合される嵌合部が形成され、
    前記一対の下板に、前記ガイド部によってガイドされる被ガイド部が各々取り付けられ、
    前記一対の下板の一方に、前記リニアモータ可動子が取り付けられ、前記一対の下板の他方に、前記磁気スケールが取り付けられている、リニアコンベア装置。
  10. 請求項1〜9のいずれか1項に記載のリニアコンベア装置において、
    前記直線搬送部は、前記リニアモータ固定子と前記ガイド部とを備えるモジュールが直線的に複数台連結されてなり、
    前記カバー部材は、前記モジュールの各々に備えられている、リニアコンベア装置。
  11. 請求項10に記載のリニアコンベア装置において、
    前記モジュール同士の連結部において、当該リニアコンベア装置の設置ベースとなる架台と前記モジュールの下面との間に配置され、前記モジュールを位置決めして支持するベース部材をさらに備える、リニアコンベア装置。
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