JP2015050828A - リニアコンベア用のカバー部材及びリニアコンベア - Google Patents

リニアコンベア用のカバー部材及びリニアコンベア Download PDF

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Abstract

【課題】スライダの組み付け及び取り外し作業における作業性及び安全性を向上させることが可能なリニアコンベア用のカバー部材を提供すること。【解決手段】直線状に延在するレール及び複数の電機子コイルを備える固定子26を有する固定側モジュール20と、直線状に並んで設けられ複数の磁極を有する可動子と、レールに嵌合するレールガイド13と、を有し、レールの端面側からレールに沿ってスライドさせることでレール上に配され、リニアモータ駆動によってレールに沿って移動可能とされるスライダ10と、を備えるリニアコンベアにおいて、可動子の各磁極面を覆う形でスライダ10に取り付けられるリニアコンベア用のカバー部材40であって、スライダ10がレール22上に配される際に、固定子26の端面26Aと当接可能な厚みとされるとともに、固定子26の端面26Aと当接することでスライダ10から離脱可能とされている。【選択図】図13

Description

リニアコンベア用のカバー部材及びリニアコンベアに関する。
従来、部品を搬送するために搬送台車としてのスライダをレールに沿って移動させるリニアコンベアが利用されている。このようなリニアコンベアでは、例えばユニット型の固定側モジュールに、直線状に延在するレールと、そのレールに対して固定されるとともに複数の電機子コイルを備える固定子とが設けられる。一方、スライダは、上記レールに嵌合するレールガイドと、上記固定子に対向する可動子とが設けられ、可動子には強力な複数個の永久磁石を配置して磁極が構成されている。
このようなリニアコンベアにおいて、スライダの保管やメンテナンス等を行うため、レール上からスライダを取り外す作業、及びレール上にスライダを組み付ける作業を行うことがある。しかしながら、可動子の永久磁石は極めて強力なため、スライダをレールから取り外した状態では、スライダを固定側モジュールに近付けると、固定子と可動子との間に生じる強力な磁気吸引力によってスライダが固定側モジュール側に急激に引き付けられることがある。このため、両者の間に手指等が挟み込まれる虞があり、安全性に問題がある。また、スライダをレールから取り外した状態としておくと、ボルトや工具等の鋼製部材が可動子の磁極面に不用意に吸着してしまうことがあり、それを除去するために作業性が低下する問題がある。
特許文献1に、上記問題を解決することを目的とした、リニアモータ駆動直動機構の組立に用いる組立用冶具が開示されている。この組立用冶具は、非磁性体とされ、可動子の各磁極面を覆う形でスライダに対してボルト止めされる。このように可動子の各磁極面が非磁性体の組立用冶具によって覆われることで、可動子の磁極面が固定側モジュールや他の鋼製部材に不用意に近付きすぎることがなくなり、磁気吸引力が急激に強くなることが防止できるから、上記問題を解決することができる。
特開2005−312228号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示された組立用冶具は、スライダに対してボルト締めによって取り付けられる構成とされている。このため、スライダのメンテナンス時の安全性を確保しようとすれば、スライダをレールから取り外した際に直ちにその組立用治具をスライダに取付けてボルトを締め付け、スライダをレールに戻す際には、予めボルトを緩めて組立用冶具をスライダから取り外す必要があり、スライダのメンテナンス等の作業性が低下する。しかも、スライダから組立用治具を取り外した状態では、可動子の磁極面は露出する形になる。このため、スライダをレールに装着作業時に磁極と固定子との間に手指を挟んだり、工具等を吸着させてしまったりする危険には対処し得ない。さらには、組立用冶具を取り付けたままのスライダを誤ってレールに組み付けた場合には、リニアコンベアを稼働させた際に組立用冶具が固定子と干渉して固定子や可動子が破損する虞がある。
本発明は、上記の課題に鑑みて創作されたものであって、スライダの組み付け及び取り外し作業における作業性及び安全性を向上させることが可能なリニアコンベア用のカバー部材を提供することを目的とする。
本発明のリニアコンベア用のカバー部材は、直線状に延在するレールと、該レールに対して固定されるとともに複数の電機子コイルを備える固定子と、を有する固定側モジュールと、直線状に並んで設けられ、複数の磁極を有する可動子と、前記レールに嵌合するレールガイドと、を有し、前記レールの端面側から該レールの延在方向に沿ってスライドさせることで該レール上に配されるとともに、リニアモータ駆動によって前記レールに沿って移動可能とされるスライダと、を備えるリニアコンベアにおいて、前記可動子の各磁極面を覆う形で前記スライダに取り付けられるリニアコンベア用のカバー部材であって、前記スライダが前記レール上に配される際に、前記固定側モジュールの端面と当接可能な厚みとされるとともに、前記固定側モジュールの端面と当接することで離脱可能とされているところに特徴を有する。
上記のリニアコンベア用のカバー部材は、可動子を覆う形でスライダに取り付けられた状態で、可動子の磁極の並び方向に沿って摺動させることができる。このため、例えば、カバー部材をスライダに対してボルト等で締め付けて取り付ける構成と比べ、カバー部材をスライダから着脱する作業が簡単である。
そして、レール上にスライダを組み付ける際には、スライダのレールガイドをレールの端部に嵌め込んで移動させることになる。このため、その組み付け作業をスライダにカバー部材を取り付けたまま行っても、自然とカバー部材が固定側モジュールの端部に当接してスライダから離脱する。このため、スライダを固定側モジュールに組み付ける作業中でも可動子の磁極面が露出することが抑制され、スライダと固定側モジュールの間に手指等が挟み込まれることや、ボルト等の鋼製部材が可動子に吸着すること等を抑制することができ、安全性を向上させることができる。以上のように、上記のリニアコンベア用のカバー部材では、スライダの組み付け及び取り外し作業における作業性及び安全性を向上させることができる。
前記カバー部材は、前記可動子の磁極の並び方向に沿って摺動して前記スライダから離脱する構成とされていてもよい。
スライダは、レールガイドをレールの端部に嵌め込んだ状態から可動子の磁極の並び方向に沿って移動させることで、レール上に組み付けることができる。上記の構成によると、レール上にスライダを組み付ける際、カバー部材が固定側モジュールの端部に当接して押されることでカバー部材がスライダの移動方向に沿って順次摺動してスライダから離脱する。このため、スライダを固定側モジュールに組み付ける作業中でも可動子の磁極面が露出することが防止され、スライダの組み付け及び取り外し作業における安全性を一層向上させることができる。
上記リニアコンベア用のカバー部材は、磁性体を備え、該磁性体と前記可動子との間に生じる磁気吸引力によって前記スライダに取り付けられる構成とされていてもよい。
この構成によると、可動子の各磁極面とカバー部材の磁性体との間で磁気吸引力が生じるので、カバー部材を単にスライダの磁極面上にセットするだけで、カバー部材を取り付けることができる。
上記リニアコンベア用のカバー部材は、非磁性体をさらに備え、該非磁性体が前記可動子と当接することで前記可動子と前記磁性体との間が離間する構成とされていてもよい。
この構成によると、磁性体と磁極面との間の距離が制限された状態となるので、磁気吸引力が過剰に強くなることがなく、カバー部材を適度な力で摺動させることができる。
上記リニアコンベア用のカバー部材は、非磁性体と、磁性体と、を備え、前記可動子と前記磁性体との間に前記非磁性体が介在する形で該磁性体と前記可動子との間が離間する構成とされていてもよい。
この構成によると、磁性体と磁極面との間には非磁性体が介在して両者の距離が制限された状態となるので、磁気吸引力が過剰に強くなることがなく、カバー部材をより適度な力で摺動させることができる。
上記リニアコンベア用のカバー部材において、前記磁性体は一対の非磁性体の間に挟持されて配された構成とされていてもよい。
この構成によると、非磁性体によって構成されたカバー部材の両面のうち、いずれの面をスライダへ取り付けた場合であっても、可動子と磁性体との間に非磁性体が介在する形となる。このため、カバー部材をスライダに取り付ける際にカバー部材の向きを確認する必要が無く、カバー部材の取り付け作業における作業性を向上させることができる。
上記リニアコンベア用のカバー部材において、該カバー部材と前記スライダのいずれか一方に、前記並び方向に沿って溝状に延びる溝部が設けられ、該カバー部材と前記スライダのいずれか他方に、前記溝部と嵌合可能な嵌合部が設けられ、前記嵌合部が前記溝部に嵌合されることで前記スライダに取り付けられる構成とされていてもよい。
上記の構成によると、カバー部材に磁性体等の部材を配する必要がないため、カバー部材の構成を簡略化することができ、カバー部材の軽量化を図ることができる。
本明細書で開示される他の技術は、上記のカバー部材を備えるリニアコンベアに関する。
上記のリニアコンベアでは、上記のカバー部材を備えることで、スライダの保管やメンテナンス等を行う際のスライダの組み付け及び取り外し作業における作業性及び安全性を向上させることができる。
本明細書で開示される技術によれば、スライダの組み付け及び取り外し作業における作業性及び安全性を向上させることが可能なリニアコンベア用のカバー部材を提供することができる。
リニアコンベアの斜視図 スライダが取り付けられた固定側モジュールの斜視図 スライダが取り付けられた固定側モジュールの側面図 スライダの側面図 スライダを表側から視た平面図 スライダを裏側から視た平面図 カバー部材の平面図 カバー部材の断面構成であって図7におけるVIII−VIII断面の断面図 スライダに対するカバー部材の取り付け態様を示す斜視図 カバー部材が取り付けられたスライダの側面図 カバー部材が取り付けられたスライダを裏側から視た平面図 カバー部材が取り付けられたスライダを固定側モジュールへ取り付ける際の取り付け態様を示す正面図 カバー部材が取り付けられたスライダの固定側モジュールへ取り付ける際の取り付け態様を示す正面図 実施形態2に係るカバー部材の平面図 実施形態2に係るカバー部材の側面図 実施形態2に係るカバー部材が取り付けられたスライダの側面図 実施形態2に係るカバー部材が取り付けられたスライダを裏側から視た平面図
<実施形態1>
(リニアコンベアの全体構成)
図面を参照して実施形態1を説明する。実施形態では、リニアモータ駆動によって駆動するリニアコンベア1について例示する。なお、各図面の一部にはX軸、Y軸及びZ軸を示しており、各軸方向が各図面で共通した方向となるように描かれている。このうちX軸方向はリニアコンベア1の搬送方向と一致し、Z軸方向は上下方向と一致する。
図1に示すように、リニアコンベア1は基台2上に設置され、X軸方向に沿って延在する2つの直線搬送部4A,4Bが上下二段に配置されている。各直線搬送部4A,4Bには複数のスライダ10が装着され、X軸方向に沿って移動可能である。各直線搬送部4A,4Bの両端側には、一対のスライダ昇降装置6A,6Bが設けられている。
2つの直線搬送部4A,4Bは、互いに等しい長さで延在しており、上下方向において重なるように配置されている。一方の直線搬送部4A(4B)に沿って移動されてその一端に達したスライダ10は、スライダ昇降装置6A(6B)に載せられ、他方の直線搬送部4B(4A)の一端へと昇降される。そしてスライダ10は、進行方向が反転され、他方の直線搬送部4B(4A)を移動する。即ちリニアコンベア1では、2つの直線搬送部4A,4Bと一対のスライダ昇降装置6A,6Bとによって循環するスライダ10の搬送経路が構成されている。
このような構成とされたリニアコンベア1では、上記搬送経路上の所定の部品供給位置においてスライダ10が停止され、部品の供給やネジ締め、シーリング等の作業が実施される。
(固定側モジュールの構成)
各直線搬送部4A,4Bは、それぞれ搬送方向にわたって連結された4台の固定側モジュール20からなる。各固定側モジュール20は、図2に示すように、スライダ10の移動方向(X軸方向)に沿って配されたレール22と、フレーム24と、リニアモータの固定子26とを備えている。
図2及び図3に示すように、フレーム24はアルミニウム合金の押出成形品を所定長さに切断したもので、スライダ10の移動方向に沿って左右に延びる細長い台座状をなしている。フレーム24は、基台2上に設置される設置部24Aと、設置部24Aにおける前後方向略中央から上方に立ち上がる立ち上がり部24Bと、立ち上がり部24Bの上端に設けられたレール固定部24Cと、から構成される。設置部24Aは、基台2上に設置できるように基台2の板面に対して平行な平板状とされている。立ち上がり部24Bは、設置部24Aに対して略垂直に立ち上がるとともにその板面が前後方向(Y軸方向)に向けられた姿勢の2枚の平板状部材からなっている。レール固定部24Cは、設置部24Aと平行に配されるとともに当該設置部24Aよりも前後方向寸法が短い板状部材とされている。
レール固定部24C上には、左右方向に沿って延在する上記レール22と上記固定子26とが前後方向に隣接した形で配置されている。レール22と固定子26の延在する長さ(搬送方向寸法)は互いに等しいものとなっている。レール22と固定子26は、いずれもレール固定部24Cに対して強固に固定されており、これにより、フレーム24に対するレール22と固定子26の位置関係が良好な精度で確保されている。
レール22は、端面が矩形状とされた細長い略角柱状をなしている。レール22にはその前後両側面にわずかに窪んだ窪み部22Aが設けられており、この窪み部22Aに後述するスライダ10のレールガイド13のガイド溝13Aが嵌合するようになっている。レール22は、当該レール22上に配されたスライダ10のガイド溝13Aと嵌合されることで、スライダ10をレール22及び固定子26に沿ってガイドするガイド部材として機能する。
固定子26は、レール22と同様に端面が矩形状とされた細長い略角柱状をなしている。固定子26には、その延在方向に沿って並んで配置された複数の電機子コイル25が当該固定子26に埋め込まれた形で固定されている。リニアコンベア1では、複数の電機子コイル25に供給される電流が制御され、これにより、固定側モジュール20に取り付けられたスライダ10がリニアモータ駆動によってレール22及び固定子26に沿って移動するようになっている。
固定側モジュール20の前方側には、立ち上がり部24Bの前面を覆う形で複数のセンサ基板30が配されている。各センサ基板30は、搬送方向に沿って並列配置され、その板面が前後方向に向けられた姿勢で立ち上がり部24Bに固定されている。これらのセンサ基板30は、後述するスライダ10の磁気スケール17A,17B,17Cとの間で当該スライダ10の位置を検出するためのリニアスケールを構成する。
各センサ基板30には、図3に示すように、上下方向に所定の間隔で並んで配置された3つの磁気センサ31A,31B,31Cが設けられている。これらの磁気センサ31A,31B,31Cは、後述する磁気スケール17A,17B,17Cを検出可能なホール素子やMR素子等からなり、各センサ基板30において共通した位置に配置されている。各磁気センサ31A,31B,31Cは、固定側モジュール20にスライダ10が取り付けられた状態において、スライダ10の各磁気スケール17A,17B,17Cと対向する位置に設けられている。
また、固定側モジュール20の前方側には、図2及び図3に示すように、立ち上がり部24Bの前面を覆うプレート部材32が配されている。このプレート部材32は、設置部24Aに立設され、当該設置部24A及び立ち上がり部24Bに固定されている。プレート部材32は、上下方向に沿ってセンサ基板30の板面と平行に延びる第1プレート部32Aと、当該第1プレート部32Aの下端から前方にわずかに膨らんで下方に延びる第2プレート部32Bと、から構成される。プレート部材32は、例えば固定側モジュール20にスライダ10を取り付ける際にスライダ10が各センサ基板30と干渉しないように保護するための保護部材として機能する。
センサ基板30の前方側であってプレート部材32の第2プレート部32Bと同じ高さの位置には、電機子コイル25への電力供給用とセンサ基板30用のコネクタ27とが上下方向に並んだ形でそれぞれ設けられている。また、第2プレート部32Bにおいてこれらのコネクタ27と重なる位置は開口しており、前方に露出した状態となっている。これにより、コネクタ27は接続先のコネクタと接続可能となっている。
(スライダの構成)
続いて直線搬送部4A,4Bに沿ってレール22上を移動するスライダ10の構成について説明する。以下では、X軸方向をスライダ10の左右方向とし、Y軸方向をスライダ10の前後方向とし、Z軸方向をスライダ10の上下方向として説明する。スライダ10は、図4に示すように、側面視略L字状をなしており、固定側モジュール20に取り付けられた際にレール22及び固定子26上に配置される長方形状の上板部11と、フレーム24の前方側面に対向配置される長方形状の側板部12と、により構成される。
上板部11の表面には、図5に示すように、スライダ10上に搭載されて搬送される部品を取り付けるための複数の取り付け孔11Aが設けられている。
上板部11の裏面には、図6に示すように、搬送方向に沿って延在する2つのレールガイド13がそれぞれ配置されている。各レールガイド13には、下方に開口するとともに当該レールガイド13の延在方向、即ち搬送方向に沿って溝状に延びるガイド溝13Aが形成されている。このガイド溝13Aにレール22が挿入されると、ガイド溝13Aに沿って配置された多数のボールがレール22に接して転動する。
また、上板部11の裏面には、可動子カバー14によって覆われた複数の永久磁石15が当該上板部11の長辺方向(左右方向)に沿って並んで配置されている(図9参照)。これらの複数の永久磁石15によって可動子16の複数の磁極が構成されている。可動子カバー14は、上板部11に対してボルト締めによって固定されており、複数の永久磁石15を覆う部分が当該上板部11の板面方向に沿って平行な平坦面14Aとされている(図4参照)。
上板部11の前後方向両端部のうち側板部12が延びる側とは反対側の端部は、下方側に屈曲してわずかに延びる屈曲部11Bとされている(図3参照)。そして、上記の可動子16及び可動子カバー14は屈曲部11Bの内側に配された形となっている。この屈曲部11Bによって、可動子16及び可動子カバー14の後方側が保護されている。
側板部12には、図3に示すように、その裏面に上下方向に並んだ形で配置された3つの磁気スケール17A,17B,17Cが設けられている。各磁気スケール17A,17B,17Cは、スライダ10の左右方向に沿って延在しており、側板部12に固定されたスケールカバー18によって覆われている。各磁気スケール17A,17B,17Cは、バックヨークと当該バックヨークに取り付けられたネオジム磁石等の磁石とからなるものとされる。
各磁気スケール17A,17B,17Cは、固定側モジュール20にスライダ10が取り付けられた状態において、センサ基板30の各磁気センサ31A,31B,31Cと対向する位置に設けられている。固定側モジュール20の各磁気センサ31A,31B,31Cが対向する各磁気スケール17A,17B,17Cを検出することで、スライダ10の位置を検出するための所定の信号がセンサ基板30から出力されるようになっている。
上記のような構成とされたスライダ10は、当該スライダ10の上板部11と固定側モジュール20のレール固定部24Cとが平行となるような姿勢(図3参照)で、レールガイド13のガイド溝13Aを固定側モジュール20のレール22と嵌合させることで、固定側モジュール20に取り付けることができる。固定側モジュール20に取り付けられたスライダ10は、ガイド溝13Aと嵌合されたレール22上を摺動することで、固定側モジュール20上を左右方向、即ち直線搬送部4A,4Bの延在方向に沿って移動する。
(カバー部材の構成)
続いてスライダ10に着脱自在に取り付けられるリニアコンベア用のカバー部材40の構成について説明する。カバー部材40は、図7ないし図9に示すように、端面が長方形状の扁平な略角柱状とされ、その長さ寸法(X軸方向寸法)及び幅寸法(Y軸方向寸法)が可動子カバー14の平坦面14Aの長さ寸法及び幅寸法とほぼ等しいものとなっている。また、カバー部材40の厚み寸法(Z軸方向寸法)は、可動子カバー14と固定子26との間のエアギャップよりも大きな値としてある。
図8に示すように、カバー部材40は、磁性板(磁性体の一例)41と、当該磁性板41を挟持する形で当該磁性板41を内包する一対のケース(非磁性体の一例)42,42と、により構成される。磁性板41は例えば鋼板製で、対をなす各ケース42は非磁性体である滑り性の良好な合成樹脂製で、互いに同形同大である。磁性板41とケース42は、互いにその板面が平行となる姿勢で複数のボルト部材44によって互いに固定されている。各ボルト部材44の先端は磁性板41に形成したネジ穴に螺合され、頭部はケース42に形成した座グリ穴内に埋め込まれるように位置してケース42の表面から突出しないようにされている。
(カバー部材の取り付け態様及び取り外し態様)
上記のような構成とされたカバー部材40をスライダ10に取り付け及び取り外しの手順について説明する。カバー部材40は、当該カバー部材40の磁性板41とスライダ10の可動子16との間の磁気吸引力(図9に示す矢印参照)を利用してスライダ10に取り付けることができる。即ちカバー部材40を可動子16に近付けると、上記磁気吸引力によってカバー部材40が可動子16に引き付けられ、カバー部材40における可動子カバー14と対向するケース42の板面と可動子カバー14の平坦面14Aとが面接触する形でカバー部材40が可動子カバー14に吸着される。
図10に示すように、可動子カバー14にカバー部材40が吸着した状態では、スライダ10の可動子16とカバー部材40の磁性板41との間にカバー部材40のケース42が介在した形となり、可動子10の磁極面と磁性板41との間が離間する。可動子10の磁極面と磁性板41との間の距離は、ほぼ一方のケース42の厚さ寸法分に相当する。可動子10の磁極面と磁性板41との間に作用する磁気吸引力は、両者の離間距離の二乗に反比例するから、そのケース42の厚さ寸法を適宜設定することで、両者間の磁気吸引力、ひいてはカバー部材40を可動子カバー14に対してスライドさせる場合の摩擦力を適宜設定することができる。これにより、強力な永久磁石を備えた可動子16に対し、磁気吸引力を利用してカバー部材40を取り付けるものでありながら、可動子16に対してカバー部材40を容易に摺動させることができる。
ここで、カバー部材40の厚さ寸法は、可動子カバー14と固定子26とのエアギャップよりも十分に厚い寸法に設定されているから、可動子カバー14の平坦面14Aにカバー部材40が取り付けられた状態では、カバー部材40の下面とレールガイド13の下面とが上下方向(Z軸方向)においてほぼ同じ高さに位置した状態とされる(図10参照)。従って、カバー部材40が取り付けられた状態のスライダ10を固定側モジュール20に組み付けるべく、スライダ10のレールガイド13をレール26の端部に一致させると、カバー部材40が固定子26の端面26Aと当接することとなる。
固定子26の端面26Aと当接したカバー部材40は、スライダ10のガイド溝13Aがレール22と嵌合されて当該スライダ10がレール22上をその延在方向(X軸方向)に沿って摺動するのに伴って、固定子26の端面26Aによって押されることとなる。カバー部材40は、固定子26の端面26Aによって押されることで可動子16の磁極の並び方向(X軸方向)に沿って、スライド10が摺動する側とは反対側に摺動する。カバー部材40が摺動することで露出した可動子カバー14の平坦面14Aの部位は、順次固定子26とエアギャップを介して対向した状態となる。そして、スライダ10が固定側モジュール20に完全に取り付けられることで、可動子カバー14の平坦面14Aの全体が固定子と対向した状態となって自然とカバー部材40に対する磁気吸引力が失われ、スライダ10から離脱する。
一方、スライダ10を固定側モジュール20から取り外す際には、可動子カバー14が固定子26から離れるにつれて露出する可動子カバー14の平坦面14Aの部位にカバー部材40を摺動させながら吸着させることで、カバー部材40によって容易に当該部位を覆うことができる。このように本実施形態では、固定側モジュール20に対するスライダ10の組み付け及び取り外し作業において、カバー部材40によって可動子カバー14の平坦面14Aが露出することを防止することができる。このため、スライダ10の組み付け及び取り外し作業において、固定子26と可動子16との間に手指等が挟み込まれることが回避され、安全性を向上させることができる。さらに、可動子カバー14の平坦面14Aにボルトや工具等の鋼製部材が吸着することが防止され、作業性を向上させることができる。
また、本実施形態のカバー部材40は、可動子14の磁極の並び方向に沿って摺動させることでスライダ10に容易に取り付け、及びスライダ10から容易に取り外しできるため、カバー部材40の取り付け及び取り外し作業における作業性を一層向上させることができる。
(実施形態1の効果)
以上のように本実施形態のリニアコンベア用のカバー部材40は、可動子16を覆う形でスライダ10の可動子カバー14に取り付けられた状態で、可動子16の磁極の並び方向に沿って摺動させることができる。このため、例えば、カバー部材40がスライダ10に対してボルト等で締め付けられることで取り付けられた構成と比べ、カバー部材40をスライダ10から容易かつ短時間で離脱させることができる。また、カバー部材40を可動子16の磁極の並び方向に沿って摺動させることで、カバー部材40をスライダ10に対して容易かつ短時間で取り付けることができる。
また、レール22上にスライダ10を組み付ける作業では、カバー部材40が固定子26の端面26Aと当接して押されることでカバー部材40が摺動してスライダ10から離脱するので、可動子16の各磁極面のうちカバー部材40が離脱した部分は順次固定子26と対向することとなる。さらに、レール22上からスライダ10を取り外す作業では、カバー部材40をスライダ10に近付けて摺動させることで、可動子16の各磁極面のうち固定子26から離れた部分を順次カバー部材40によって覆うことができる。このように、スライダ10の取り外し及び組み付け作業において、可動子16の各磁極面が外部に露出することを防止することができる。その結果、スライダ10の組み付け及び取り外し作業において、スライダ10と固定側モジュール20の間に手指等が挟み込まれることや、ボルト等の金属部材が可動子16に吸着すること等を防止することができ、安全性を向上させることができる。以上のように、本実施形態のリニアコンベア用のカバー部材40では、スライダ10の組み付け及び取り外し作業における作業性及び安全性を向上させることができる。
また本実施形態のカバー部材40は、磁性板41を一対のケース42の間に挟持する構成としたから、ケース42によって構成されたカバー部材40の両面のうち、いずれの面をスライダ10へ取り付けた場合であっても、可動子16と磁性板41との間にケース42が介在する形となる。このため、カバー部材40をスライダ10に取り付ける際にカバー部材40の向きを確認する必要が無く、カバー部材40の取り付け作業における作業性を向上させることができる。
なお、本実施形態では、磁力を利用してスライダ10にカバー部材40を取り付ける構成とされているため、カバー部材40に用いる磁性板41の材質やケース42の厚さ寸法を変更する等して磁性板41に作用する磁気吸引力を調整することで、可動子16に対するカバー部材40の摺動に対する摩擦抵抗の大小を調整することができる。これにより、可動子16に対するカバー部材40の取り付け易さ及び取り外し易さを調整することができる。
<実施形態2>
図面を参照して実施形態2を説明する。実施形態2は、カバー部材140の構成、スライダ110の一部の構成、及びスライダ110に対するカバー部材140の取付態様が実施形態1のものと異なっている。その他の構成については実施形態1のものと同様であるため、構造、作用、効果の説明は省略する。なお、図16、図17において、図10、図11の参照符号にそれぞれ数字100を加えた部位は、以下に説明する部位を除き実施形態1で説明した部位と同一である。
実施形態2に係るカバー部材140は、図14及び図15に示すように、実施形態1のものと同様に端面が横長な長方形状の略角柱状とされている。また、カバー部材140の長さ寸法(X軸方向寸法)及び幅寸法(Y軸方向寸法)についても、可動子カバー114の平坦面114Aの長さ寸法及び幅寸法とほぼ等しいものとなっている(図17参照)。また、カバー部材140の厚み寸法(Z軸方向寸法)についても、実施形態1のものと同様にスライダ110の上板部111よりもわずかに大きな厚みとなっている。カバー部材140は、その全体が合成樹脂等の非磁性体142によって形成されている。
図14及び図15に示すように、カバー部材140の一方の側面には、当該側面からわずかに突出するとともにカバー部材140の左右方向(X軸方向)に沿って延在する嵌合凸部(嵌合部の一例)141が設けられている。嵌合凸部141の延在する長さ寸法はカバー部材140の左右方向寸法と等しいものとされる。嵌合凸部141は、図15に示すように、その突出した先端が上下方向に張り出した形をしており、側面から視て横向きの略T字状をなしている。なお、この上下方向に張り出した部分についてもカバー部材140の長さ方向に沿って延在している。
一方、実施形態2に係るスライダ110では、図16に示すように、上板部111から延びる屈曲部111Bに、カバー部材140の嵌合凸部141と嵌合可能な溝状をなす嵌合溝部(溝部の一例)111Cが設けられている。嵌合溝部111Cは、スライダ110の前方側を開口側として当該スライダ110の左右方向に沿って延在しており、その両側端(スライダ110の左右方向における両端)はいずれも左右外側に開口している。このため、スライダ110の左右方向両側から嵌合凸部141を嵌合溝部111Cに対して嵌合できるようになっている。
また、図16に示すように、側面視における嵌合溝部111Cの内壁面の形状及び大きさは、側面視における嵌合凸部141の形状及び大きさとほぼ等しいものとされている。このため、カバー部材140の嵌合凸部141はスライダ110の嵌合溝部111Cに対してほぼ隙間無く嵌合されるようになっている。
上記のような構成とされたカバー部材140は、スライダ110に対して以下のように取り付けられる。嵌合凸部141は上記のように上下方向に張り出した部分を有するため、嵌合凸部141を嵌合溝部111Cの開口側(前方側)から嵌合させようとしても、嵌合凸部141の上記張り出した部分が嵌合溝部111Cの前方側の開口縁と干渉し、嵌合凸部141を嵌合溝部111Cに嵌合させることはできない。そこで、嵌合凸部141を嵌合溝部111Cに嵌合させる場合、嵌合溝部111Cの左右方向両端の開口のいずれかに嵌合凸部141の左右方向両端のいずれかを嵌合させ、嵌合溝部111Cの延在方向(スライダ110の左右方向)に沿ってカバー部材140を摺動させることで、当該カバー部材140をスライダ110に対して取り付けることができる。
スライダ110に取り付けられたカバー部材140は、嵌合凸部141の上記張り出した部分によって嵌合溝部111Cの前方側の開口から抜けることが防止される。従って、カバー部材140をスライダ110に取り付ける場合と同様に、嵌合溝部111Cの延在方向(スライダ110の左右方向)に沿ってカバー部材140を摺動させることで、当該カバー部材140をスライダ110から取り外すことができる。
以上のように、本実施形態では、カバー部材140に磁性体等の部材を配することがないため、カバー部材140の構成を簡略化することができ、カバー部材140の軽量化を図ることができる。また、カバー部材140の内部を中空とすることで、カバー部材140の一層の軽量化を図ることができる。
(他の実施形態)
本発明は上記既述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記の各実施形態では、カバー部材が摺動してスライダから離脱する構成を例示したが、レール上にスライダを組み付ける作業の際に、カバー部材が同時にスライダから離脱すればよい。即ち、カバー部材の離脱の方向は、摺動に限らず、可動子の各磁極面に対して垂直方向に離脱するように構成されていてもよい。
(2)上記の各実施形態では、スライダの位置検出手段として、スライダ側に磁気スケールが設けられ、固定側モジュール側に磁気センサが設けられた構成を例示したが、例えばスライダ側に光学スケールが設けられ、固定側モジュールに光学センサが設けられた光学式の位置検出手段であってもよい。
(3)上記の各実施形態では、スライダがレール上に組み付けられる際、カバー部材が固定子の端面と当接して押されることで摺動する例を示したが、カバー部材が当接して押される部位は固定側モジュールを構成する部材のいずれかの端部であればよく、固定子の端部に限定されない。
(4)上記の実施形態1では、可動子とカバー部材の磁性板との間にカバー部材のケースを介在させることによって可動子の磁極面と磁性板との間が離間する構成を例示したが、この構成に限定されることはない。即ち、可動子の磁極面と磁性板との間にケースが介在しなくとも、ケースが可動子と当接することにより可動子の磁極面と磁性板との間が離間する構成であればよい。
(5)上記の実施形態1では、カバー部材の一部が磁性体で構成され、カバー部材が磁力によってスライダに吸着される構成を例示したが、可動子の磁極の並び方向に沿って摺動可能としながらスライダに対して取り付けられるためのカバー部材の構成については限定されない。
(6)上記の実施形態2では、カバー部材側に嵌合凸部が設けられ、スライダ側に嵌合凹部が設けられた構成を例示したが、カバー部材側に嵌合凹部が設けられ、スライダ側に嵌合凸部が設けられた構成であってもよい。
以上、本発明の実施形態について詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。
1…リニアコンベア
2…基台
4A,4B…直線搬送部
6A,6B…スライダ昇降装置
10、110…スライダ
11、111…上板部
11A…取付孔
11B、111B…屈曲部
12、112…側板部
13、113…レールガイド
13A、113A…ガイド溝
14、114…可動子カバー
15…永久磁石
16、116…可動子
17A,17B,17C…磁気スケール
20…固定側モジュール
22…レール
24…フレーム
24A…設置部
24B…立ち上がり部
24C…レール固定部
25…電機子コイル
26…固定子
26A…(固定子の)端面
27…コネクタ
30…センサ基板
31A,31B,31C…磁気センサ
32…プレート部材
40、140…カバー部材
41…磁性板
42、142…ケース
111C…嵌合溝部
141…嵌合凸部

Claims (8)

  1. 直線状に延在するレール及び該レールに対して固定されるとともに複数の電機子コイルを備える固定子を有する固定側モジュールと、直線状に並んで設けられ複数の磁極を有する可動子と、前記レールに嵌合するレールガイドと、を有し、前記レールの端面側から該レールの延在方向に沿ってスライドさせることで該レール上に配されるとともに、リニアモータ駆動によって前記レールに沿って移動可能とされるスライダと、を備えるリニアコンベアにおいて、前記可動子の各磁極面を覆う形で前記スライダに取り付けられるリニアコンベア用のカバー部材であって、
    前記スライダが前記レール上に配される際に、前記固定側モジュールの端部と当接可能な厚みとされるとともに、前記固定側モジュールの端部に当接することで前記スライダから離脱可能とされている、リニアコンベア用のカバー部材。
  2. 請求項1に記載のリニアコンベア用のカバー部材であって、
    前記カバー部材は、前記可動子の磁極の並び方向に沿って摺動して前記スライダから離脱する構成とされている、リニアコンベア用のカバー部材。
  3. 請求項1または請求項2に記載のリニアコンベア用のカバー部材であって、
    磁性体を備え、該磁性体と前記可動子との間に生じる磁気吸引力によって前記スライダに取り付けられる構成とされている、リニアコンベア用のカバー部材。
  4. 請求項3に記載のリニアコンベア用のカバー部材であって、
    非磁性体をさらに備え、該非磁性体が前記可動子と当接することで前記可動子と前記磁性体との間が離間する構成とされている、リニアコンベア用のカバー部材。
  5. 請求項4に記載のリニアコンベア用のカバー部材であって、
    前記可動子と前記磁性体との間に前記非磁性体が介在する形で該磁性体と前記可動子との間が離間する構成とされている、リニアコンベア用のカバー部材。
  6. 請求項5に記載のリニアコンベア用のカバー部材であって、
    前記磁性体は一対の非磁性体の間に挟持されて配された構成とされている、リニアコンベア用のカバー部材。
  7. 請求項1または請求項2に記載のリニアコンベア用のカバー部材であって、
    該カバー部材及び前記スライダのいずれか一方に、前記並び方向に沿って溝状に延びる溝部が設けられ、
    該カバー部材及び前記スライダのいずれか他方に、前記溝部と嵌合可能な嵌合部が設けられ、
    前記嵌合部が前記溝部に嵌合されることで前記スライダに取り付けられる構成とされている、リニアコンベア用のカバー部材。
  8. 請求項1から請求項7のいずれか1項に記載のカバー部材を備えるリニアコンベア。
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