JPWO2018020664A1 - 製品搬送装置 - Google Patents

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Abstract

搬送経路に沿って移動する複数の可動子(120)と、複数の前記可動子(120)にそれぞれ支持された複数の羽根(130)と、搬送経路に沿った各可動子(120)の移動を個別に制御可能な制御部(500)と、を備え、搬送経路上には、収容位置と、経由位置と、排出位置と、が設けられており、制御部(500)は、可動子(120)が収容位置において搬送方向に沿って移動する際の速度である収容速度の最高値(V12)よりも、可動子(120)が経由位置において搬送方向に沿って移動する際の速度である経由速度の最高値(V21)の方が速くなるように、可動子(120)の移動を制御する。

Description

本発明は、製品搬送装置に関する。
工場等の製造設備を用いて連続的に製造される使い捨ておむつや生理用ナプキン等の製品を出荷する際に、所定数の製品をまとめて包装するために、製造装置から製品を受け取り、計数しながら搬送を行って包装装置に供給する製品搬送装置が知られている。例えば、特許文献1には、搬送ベルトの搬送方向に沿って等間隔に羽根を設け、搬送方向に隣り合う羽根と羽根との間に製品を収容した状態で搬送ベルトを駆動することで製品を搬送する搬送装置(集積装置)が開示されている。
特開平5−39115号
しかしながら、特許文献1に記載されているような従来の搬送装置では、羽根と羽根との間に製品を収容した状態で搬送する際の搬送速度に制限があった。例えば、搬送ベルトと複数の羽根とが連動しているため、羽根と羽根との間に製品を収容する動作を確実に行うために或る羽根の移動速度を制限した場合、製品の搬送を行っている他の羽根の移動速度も制限されることになる。また、羽根と羽根との間に製品を収容した状態で高速で羽根を移動させると、遠心力の作用によって製品が羽根と羽根との間から離脱してしまうおそれがあり、製品を安定的に搬送することが困難であった。
本発明は、上記のような問題に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、製品を高速かつ安定して搬送することが可能な製品搬送装置を提供することにある。
上記目的を達成するための主たる発明は、周回軌道状の搬送経路と、前記搬送経路に沿って移動する複数の可動子と、複数の前記可動子にそれぞれ支持された複数の羽根と、前記搬送経路に沿った各前記可動子の移動を個別に制御可能な制御部と、を備え、前記搬送経路に沿った搬送方向に製品を搬送する製品搬送装置であって、前記搬送経路上には、前記搬送方向に隣り合う複数の前記羽根の間に前記製品をそれぞれ収容することにより所定数の前記製品が前記搬送方向に沿って並んだ製品群を形成するための収容位置と、前記製品群を収容した状態で経由する経由位置と、収容されている前記製品群を排出するための排出位置と、が設けられており、前記制御部は、前記可動子が前記収容位置において前記搬送方向に沿って移動する際の速度である収容速度の最高値よりも、前記可動子が前記経由位置において前記搬送方向に沿って移動する際の速度である経由速度の最高値の方が速くなるように、前記可動子の移動を制御する、ことを特徴とする製品搬送装置である。
本発明の他の特徴については、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
本発明によれば、製品を高速かつ安定して搬送することが可能な製品搬送装置を提供することができる。
製品搬送装置1(搬送装置1)の基本的構成を示す概略平面図である。 搬送装置1に製品Sを収容して製品群SGを形成する動作について説明する図である。 搬送経路の旋回部において製品Sを搬送する動作について説明する図である。 図4A〜図4Cは、製品Sの排出動作について説明する図である。 排出部200が複数設けられている場合の排出動作の一例について説明する図である。 排出部200が複数設けられている場合の排出動作の変形例について説明する図である。 排出部200を選択的に使用する動作について説明する図である。 二対の羽根130によって製品Sが収容される状態について説明する図である。
本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
周回軌道状の搬送経路と、前記搬送経路に沿って移動する複数の可動子と、複数の前記可動子にそれぞれ支持された複数の羽根と、前記搬送経路に沿った各前記可動子の移動を個別に制御可能な制御部と、を備え、前記搬送経路に沿った搬送方向に製品を搬送する製品搬送装置であって、前記搬送経路上には、前記搬送方向に隣り合う複数の前記羽根の間に前記製品をそれぞれ収容することにより所定数の前記製品が前記搬送方向に沿って並んだ製品群を形成するための収容位置と、前記製品群を収容した状態で経由する経由位置と、収容されている前記製品群を排出するための排出位置と、が設けられており、前記制御部は、前記可動子が前記収容位置において前記搬送方向に沿って移動する際の速度である収容速度の最高値よりも、前記可動子が前記経由位置において前記搬送方向に沿って移動する際の速度である経由速度の最高値の方が速くなるように、前記可動子の移動を制御する、ことを特徴とする製品搬送装置。
このような製品搬送装置によれば、収容位置にて収容された製品群を排出位置まで高速で移動させることが可能となる。また、経由速度の最高値の方が収容速度の最高値よりも速いため、製品群が収容位置にて搬送待ち状態で滞留してしまうことが抑制され、搬送動作をスムーズに行うことができる。したがって、製品群を高速かつ安定して搬送することができる。
かかる製品搬送装置であって、前記制御部は、前記搬送経路上の前記排出位置から前記収容位置に前記可動子を戻す位置において、前記可動子が前記搬送方向に沿って移動する際の速度の最高値が、前記収容速度の最高値よりも速くなるように、前記可動子の移動を制御する、ことが望ましい。
このような製品搬送装置によれば、収容位置から経由位置に送り出される可動子の個数よりも、排出位置から収容位置に戻る可動子の個数の方が多くなりやすく、収容位置において所定数の可動子を待機状態としておくことができる。したがって、収容位置において羽根と羽根の間に製品を収容する際に、当該製品を収容する可動子が不足することが抑制され、製品の収容動作を安定して行うことができる。
かかる製品搬送装置であって、前記制御部は、前記搬送経路上の前記排出位置から前記収容位置に前記可動子を戻す位置において、前記可動子が前記搬送方向に沿って移動する際の速度の最高値が、前記経由速度の最高値よりも速くなるように、前記可動子の移動を制御する、ことが望ましい。
このような製品搬送装置によれば、排出位置に到達する可動子の個数よりも、排出位置から収容位置に戻される可動子の個数の方が多くなりやすく、排出位置において可動子が過剰に滞留することを抑制することができる。また、排出位置から収容位置に戻す際に可動子を高速で移動させたとしても、途中で製品群が離脱するおそれがないため、各可動子を速やかに収容位置に戻すことにより、搬送動作全体を効率的に行うことができる。
かかる製品搬送装置であって、前記排出位置には、前記搬送方向に隣り合う2つの前記羽根の間に収容された前記製品を、前記製品搬送装置の外側に押し出して排出する排出部が設けられており、前記排出部は、前記搬送方向に沿って隣り合って並ぶ所定数の前記製品からなる製品群をまとめて排出する、ことが望ましい。
このような製品搬送装置によれば、搬送方向に沿って一列に整列した所定数(複数)の製品がそれぞれ搬送方向において圧縮されていることにより、当該所定数の製品からなる製品群の列方向の長さが短くなり、全体としてコンパクトな形状となっている。この状態で製品群を一度に排出することにより、排出後にすぐに梱包作業等に移行することが可能となり、製品の製造効率をより高めることができる。
かかる製品搬送装置であって、前記搬送経路上には、前記排出部が複数設けられている、ことが望ましい。
このような製品搬送装置によれば、複数(例えば2つ)の排出部から同時に製品群を排出することが可能となり、排出工程における排出待機時間等のロスを少なくして排出動作の効率を高めることができる。特に、当該製品搬送装置では、経由位置における可動子の経由速度の最高値が、収容位置における可動子の収容速度の最高値よりも高く、多くの製品群が排出位置に集積されやすくなっていることから、排出待機時間を少なくすることによって、製造効率を大きく高めることができる。
かかる製品搬送装置であって、複数の前記排出部のうち、第1排出部は、n個の前記製品からなる前記製品群をまとめて排出し、第2排出部は、m個の前記製品からなる前記製品群をまとめて排出する、ことが望ましい。
このような製品搬送装置によれば、搬送経路上における所定の排出部から所定数の製品を含んだ製品群を排出することが可能となり、同じ製造ラインを用いて異なるパッケージ製品を製造することができる。そして、製造計画に応じて最適な排出部を使用して製品群の排出動作を行うことによって、効率的な製品製造が可能となる。
かかる製品搬送装置であって、前記制御部は、前記排出部から前記製品群を排出させる際に、複数の前記排出部のうち、第1排出部を使用する頻度と第2排出部を使用する頻度とを異ならせる、ことが望ましい。
このような製品搬送装置によれば、同じ製造ラインを用いて異なるパッケージ製品を調整しながら製造することができる。また、製品群が排出された後の梱包工程等に要する作業時間が異なる場合等に、当該作業時間を考慮して製品群が排出される割合を調整することによって、より効率的な製品製造を行うことができる。
かかる製品搬送装置であって、前記制御部は、前記排出部から前記製品群を排出させる際に、複数の前記排出部のうち、所定の前記排出部を選択的に使用する、ことが望ましい。
このような製品搬送装置によれば、故障等によって或る排出部が使用できなくなった時等、緊急の場合であっても、他の排出部を選択的に使用することができるため、全体の搬送動作を停止させることなく、製品群の搬送(製造)を継続させることが可能となる。
かかる製品搬送装置であって、前記制御部は、前記搬送方向に沿って隣り合って並ぶ所定数の前記製品からなる製品群が、前記経由位置において複数配置されるように、前記可動子の移動を制御する、ことが望ましい。
このような製品搬送装置によれば、搬送経路上の或る排出部において故障が発生した場合などに、複数の製品群を一時的に経由位置に滞留させておくことで、収容位置では製品の収容動作を継続させることができる。また、故障した排出部を使用せずに搬送動作を行いつつ、当該故障した排出部の復旧作業等を同時に行うこと等もできる。
かかる製品搬送装置であって、前記制御部は、前記排出位置において前記製品群が排出される前に、前記製品群を収容している複数の前記羽根をそれぞれ支持する複数の前記可動子を、前記排出位置中の所定の位置にそれぞれ停止させる、ことが望ましい。
このような製品搬送装置によれば、可動子を所定の排出位置に停止させてから排出を行うことにより、断続して実施される排出動作において、所定数の製品からなる製品群を、常時同じ位置から排出しやすくなる。これにより、排出動作が繰り返される場合であっても、排出位置が安定しやすくなり、製品を大量かつ連続的(断続的)に製造する製造設備であっても、製品群を同じ状態で搬送・排出することが可能となる。
かかる製品搬送装置であって、前記排出位置及び前記収容位置は、共に前記搬送経路上の同一直線部分に設けられている、ことが望ましい。
このような製品搬送装置によれば、可動子を所定の排出位置に停止させてから排出を行うことにより、断続して実施される排出動作において、所定数の製品からなる製品群を、常時同じ位置から排出しやすくなる。これにより、排出動作が繰り返される場合であっても、排出位置が安定しやすくなり、製品を大量かつ連続的(断続的)に製造する製造設備であっても、製品群を同じ状態で搬送・排出することが可能となる。
===実施形態===
<製品搬送装置の基本的構成>
図1は、本実施形態に係る製品搬送装置の一例としての製品搬送装置1(以下、単に「搬送装置1」とも呼ぶ)の基本的構成を示す概略平面図である。搬送装置1は、工場等の製造ラインにおいて、断続的に製造される使い捨て紙おむつや生理用ナプキン等の製品(以下、製品Sとも呼ぶ)を計量しつつ複数の製品Sからなる製品群SGを形成し、当該製品群SGを所定の方向へ搬送する装置である。搬送装置1は、搬送部100と、排出部200と、制御部500とを有する。
搬送部100は、レール110と、可動子120と、羽根130と、を有する。レール110は、周回軌道状の搬送経路を形成する部材である。搬送装置1では、当該レール110(搬送経路)に沿った搬送方向に製品Sが搬送される。図1の例では、レール110が長円(オーバル)形状となっており、互いに平行な2箇所の直線部110sa及び110sbと、該直線部110sa,110sbの両端をそれぞれ湾曲しながら接続する2箇所の旋回部110ra及び110rbとを有する。但し、搬送経路は図1のような長円形状に限られるものではなく、製造設備の大きさや配置等に応じて台形や三角形、その他の任意の周回軌道を形成していても良い。
本実施形態において、レール110には電流を流すことによって磁場を発生するコイル(不図示)が搬送方向に沿って複数設けられており、供給される電流を制御することによって搬送方向に沿って磁極を順次変化させることができる。これにより、リニアモーターの原理で可動子120を搬送方向に推進させることが可能となる。つまり、レール110は、リニアモーターの固定子としての機能を有する。
可動子120は、レール110に沿って移動可能な移動体であり、搬送装置1では搬送経路に沿って複数の可動子120が配置されている。各々の可動子120には、磁性体(不図示)が設けられており、該磁性体によって、レール110に設けられたコイルとの間に吸引力及び反発力を生じさせ、可動子120がレール110(固定子)に沿って移動可能となる。可動子120は、例えばガイドローラー等を介してレール110に接続されており、移動時にレール110から外れたり、搬送方向における位置ずれや滑りを生じたりすることなく、搬送経路(レール110)上を安定して移動することができる。また、可動子120には、それぞれ不図示の位置検出器(例えば、リニアエンコーダー)が設けられており、搬送経路上における各々可動子120の位置情報を制御部500に伝達することができる。
羽根130は、可動子120に支持された板部材であり、図1に示されるように搬送経路(長円形)の中心側から外側に向かって垂直な方向、すなわち搬送経路の法線方向に突出するように設けられている。そして、可動子120がレール110に沿って周回移動すると、羽根130も可動子120と一体的に搬送経路上を周回移動する。以下、羽根130のうち、可動子120に支持されている支持端側を羽根130の「根本側」とも呼び、可動子120に支持されていない自由端側を羽根130の「先端側」とも呼ぶ。搬送装置1で製品Sを搬送する際には、搬送方向に隣り合う2つの羽根130(可動子120)の間に製品Sを挟み込むようにして収容した状態で、当該2つの羽根130(可動子120)を共に搬送方向に移動させる。製品Sを収容したり搬送したりする動作の詳細については後で説明する。
排出部200は、搬送経路に沿って搬送される製品群SGを、搬送経路上の所定の位置(排出位置)において搬送装置1から外部に排出する機構である。排出部200は、搬送方向に並ぶ複数の製品Sからなる製品群SGをまとめて排出するために、搬送経路上の直線部分に設けられていることが望ましく、本実施形態では、レール110の直線部110sb(若しくは直線部110sa)の位置に設けられている。
排出部200は、搬送方向に沿って所定の長さL201を有する棒状の排出プッシャー201を有する。排出プッシャー201は、搬送経路に対して垂直な方向にスライド移動可能であり、周回軌道状の搬送経路の中心側から外側に向かって移動する際に、羽根130,130の間に収容されている製品Sを搬送装置1の外側(搬送経路の外側)に払い出す。これにより、搬送経路上の直線部110sbにおいて、搬送方向に沿って長さL201の範囲に複数並んで配置されている製品S(製品群SG)が排出される(図1参照)。なお、排出プッシャー201は、羽根130やレール110と干渉することなくスライド移動することが可能である。
また、本実施形態において、排出部200は搬送経路上に複数設けられていても良い。図1では、搬送経路上に第1排出部210及び第2排出部220の2つの排出部200が設けられている。さらに、各々の排出部200において排出可能な製品Sの数量が異なっていても良い。例えば、上述のL201の長さをそれぞれ調整することにより、第1排出部210ではn個の製品Sからなる製品群SGを排出可能とし、第2排出部220ではm個の製品Sからなる製品群SGを排出可能としても良い(n≠m)。また、搬送装置1では、搬送経路上に複数設けられている排出部200のうち、任意の排出部200から製品群SGを排出することが可能である。
制御部500は、搬送経路における各可動子120の位置及び動作を個別に制御する。本実施形態では、各可動子120から伝達される位置情報に基づいて、レール110に設けられた複数のコイルに供給する電流を制御することにより、各可動子120を搬送方向に推進させたり停止させたりして各可動子120の位置(動作)を制御する。また、排出部200の動作が制御部500によって制御されるのであっても良い。
<搬送装置1の動作>
続いて、搬送装置1を用いて製品Sを搬送する動作について具体的に説明する。搬送装置1を用いて製品Sを搬送する際には、搬送経路上の所定の収容位置にて、搬送方向に隣り合う羽根130,130の間に製品Sをそれぞれ収容し、所定数の製品Sからなる製品群SGを形成する収容工程と、製品群SG収容した状態で搬送経路上の所定の排出位置まで搬送(経由)する搬送工程と、排出位置にて製品群SGを排出する排出工程と、製品群SGを排出した後に、可動子120(羽根130)を搬送経路に沿って排出位置から収容位置まで戻す戻し工程とが繰り返し行われる。
なお、可動子120及び羽根130は搬送方向において所定の厚さ(幅)を有しているが、以下の説明では、これらの厚さは考慮しないものとする。例えば、搬送方向に隣り合う可動子120,120の間隔は、一方の可動子120の搬送方向(厚さ方向)における中心位置と、他方の可動子120の搬送方向(厚さ方向)における中心位置との距離を表すものとする。また、搬送方向に隣り合う羽根130,130の間隔は、基本的に、それぞれの羽根130を支持している可動子120,120の間隔と等しいものとする。
(収容工程)
図2A〜図2Cは、搬送装置1に製品Sを収容して製品群SGを形成する動作について説明する図である。同図2A〜図2Cでは、搬送方向に沿って隣り合う複数の可動子120及び羽根130の動作を時系列順に表している。具体的には、第1羽根1301を支持する第1可動子1201、及び、第1可動子1201の搬送方向上流側に設けられ、第2羽根1302を支持する第2可動子1202、及び、第2可動子1202の搬送方向上流側に設けられ、第3羽根1303を支持する第3可動子1203の動作について表している。
製品Sは、不図示の製造装置等によって断続的に製造された後、搬送経路上の収容位置にて投入口ISから順次搬送装置1に供給される。投入口ISは、図2Aのように搬送経路(レール110)の直線部110sa上の所定の位置において、レール110と対向する位置に設けられている。「収容位置」は、搬送経路上において搬送方向に隣り合う2つの羽根130,130の間に製品Sを収容して製品群SGを形成するための位置である。本実施形態では、図2Aで示される投入口ISを含んだ搬送経路上の所定の範囲が製品Sの「収容位置」となり、当該収容位置にて製品Sが所定数ずつ計量され、製品群SGが形成された後、搬送方向の下流側に設けられた「排出位置」に向けて搬送される。なお、搬送経路上で、「収容位置」と「排出位置」との間の領域を「経由位置」とする。
収容工程では、先ず、第1可動子1201及び第1羽根1301が投入口ISの搬送方向下流側端部位置PIS(以下、単に「端部位置PIS」とも呼ぶ)に配置される。つまり、第1可動子1201が搬送方向における収容位置中の端部位置PISまで移動する。このとき、第2可動子1202及び第2羽根1302は、第1可動子1201の位置よりも所定距離P0だけ搬送方向の上流側に配置され、製品Sを収容するための待機状態となる。さらに、第2可動子1202と第3可動子1203との間隔がP0となるように制御されても良い。間隔P0の長さは、少なくとも、製品Sの搬送方向における幅SWよりも長くなるように設定される。これにより、第1羽根1301と第2羽根1302との間に製品Sをスムーズに収容することができるようになる。
本実施形態では、搬送経路上の直線部110saに収容位置が設けられているため、第1羽根1301及び第2羽根1302の間隔P0と、第1可動子1201及び第2可動子1202の間隔P0とが等しくなる。したがって、各可動子120の位置を制御することにより、各羽根130の位置も制御することが可能となり、製品Sの収容動作を安定して行うことが可能である。また、搬送方向に隣り合う第1羽根1301と第2羽根1302とが平行に支持されているため、第1羽根1301と第2羽根1302との間に収容された製品Sを安定して保持しやすくなる。
投入口ISには、製品Sが投入されたことを検知するための検知センサー600が設けられている。検知センサー600は、投入口ISにおいて製品Sが該検知センサー600の位置を通過したタイミングで、製品Sの投入を表す製品検知情報を制御部500に送信する。制御部500は、受信した製品検知情報に基づいて、第2可動子1202を搬送方向の下流側に所定の速度V11で移動させ、第1可動子1201と第2可動子1202との間隔がP1となるように制御する。これにより、第1製品S1が第1羽根1301と第2羽根1302との間に収容され、保持される(図2B参照)。本実施形態において、間隔P1の長さは、間隔P0(所定距離)よりも短い(P1<P0)。さらに製品S1の幅SWよりも短いことが望ましい(P1<SW)。このようにすれば、製品S1が搬送方向において圧縮されるため、当該製品S1が搬送される動作中に第1羽根1301と第2羽根1302との間から外れてしまう(離脱する)ことを抑制しやすくなる。なお、図2Bでは、説明の便宜上、第1羽根1301と第2羽根1302との間隔P1が製品S1の幅SWよりも広く描かれているが、P1<SWである場合には、第1羽根1301及び第2羽根1302と製品S1との間には隙間が形成されない。
続いて、制御部500は、第1製品S1を収容した第1可動子1201(第1羽根1301)及び第2可動子1202(第2羽根1302)を、間隔P1を保ったまま搬送方向下流側へ所定の速度V12で移動させ、第2可動子1202(第2羽根1302)が端部位置PISに位置するように制御する。そして、第2可動子1202と第3可動子1203との間隔がP0となるように第3可動子1203の動作を制御する。これにより、第2可動子1202(第2羽根1302)及び第3可動子1203(第3羽根1303)が、第1製品S1に続いて供給される第2製品S2を収容するための待機状態となる(図2C参照)。
収容位置において、制御部500は通常、速度V12が速度V11以上となるように各可動子12の動作を制御する(V12≧V11)。すなわち、収容位置において、各可動子120が搬送方向に沿って移動する際の速度を「収容速度」としたとき、「収容速度」の最高値は速度V12となる。但し、速度V11が速度V12よりも速くても良く、この場合、「収容速度」の最高値は速度V11となる。
続いて、検知センサー600によって、第2製品S2が検知されると、制御部500は、第3可動子を搬送方向の下流側に移動させ、第2可動子1202と第3可動子1203との間隔がP1となるように制御する。これにより、第2製品S2が第2羽根1302と第3羽根1303との間に収容され、保持される。検知センサー600によって製品Sが検知されたことをトリガーとして可動子120(羽根130)の位置を制御することにより、搬送装置1に複数の製品Sが供給されるタイミングが一定でなくても、羽根130,130の間に製品Sを正確に収容することができる。つまり、製品Sが供給される間隔にばらつきが生じていても、搬送装置1側でタイミングを調整して収容することができる。
図2A〜図2Cの動作を所定回繰り返すことにより、第1羽根1301から第n羽根130nによってn−1個の製品Sが搬送方向に沿って間隔P1で並んだ状態で収容される。これにより、n−1個の製品Sからなる製品群SGが形成され、当該製品群SGを搬送方向に沿って整列した状態でまとめて搬送することが可能となる。
(搬送工程)
所定数の製品Sからなる製品群SGは、各々の製品Sが搬送方向に隣り合う2つの羽根130,130の間に収容された状態で、搬送経路上の「経由位置」を搬送方向に搬送される。図3は、搬送経路の旋回部において製品Sを搬送する動作について説明する図である。同図3では、搬送方向の下流側から上流側に並んで配置された第1可動子1201〜第5可動子1205の5つの可動子120(羽根130)により、第1製品S1〜第4製品S4の4つの製品Sからなる製品群SGが搬送されるものとする。
図1で説明したように、本実施形態のレール110(搬送経路)は、旋回部110ra,110rbを有している。そして、収容位置が搬送経路上の直線部110saに設けられ、排出位置が搬送経路上の直線部110sbに設けられている場合、「経由位置」は必ず旋回部110raを含むことになる。つまり、製品群SGを搬送する過程において、搬送経路が湾曲した部分(旋回部110ra)を通過することになる。羽根130は可動子120によって支持されているため、可動子120が旋回部110raを通過する際には、搬送方向に隣り合う羽根130,130の先端側の間隔が、根本側の間隔よりも広くなる。例えば、第1可動子1201と第2可動子1202とが間隔P1を保った状態で移動する場合、第1羽根1301と第2羽根1302の先端側の間隔はP1よりも広くなってしまう。この場合、旋回部110ra通過時に発生する遠心力によって、第1羽根1301と第2羽根1302との間に収容された第1製品S1が遠心方向に離脱してしまうおそれがある。
そこで、制御部500は、搬送経路上の収容位置から排出位置まで間の経由位置(特に、旋回部110ra)において、隣り合う2つの可動子120,120の間隔P2が間隔P1よりも短くなるように各可動子の位置を制御する(P2<P1)。図3では、第1可動子1201及び第2可動子1202が旋回部110ra(経由位置)を通過する際に、第1可動子1201及び第2可動子1202の搬送方向における間隔がP1からP2に変更されている。これにより、第1羽根1301と第2羽根1302の先端側の間隔P2tをより狭くすることが可能となり、第1製品S1(製品群SG)を離脱させにくくすることができる。
このように、本実施形態の搬送装置1では、収容された製品群SGが搬送中に羽根130の間から離脱してしまうことを抑制しやすく、経由位置における製品群SGの搬送速度をより速くすることが可能である。すなわち、経由位置において、各可動子120が搬送方向に沿って移動する際の速度を「経由速度」とし、「経由速度」の最高値を速度V21としたとき、制御部500は、速度V21が、収容速度の最高値であるV12(若しくはV11)よりも速くなるように各可動子120の動作を制御する。これにより、収容位置にて収容された製品群SGを排出位置まで高速で移動させる(搬送する)ことが可能となる。また、経由速度の最高値の方が収容速度の最高値よりも速いため、収容された製品群SGが収容位置にて滞留してしまうことが抑制され、搬送動作をスムーズに行うことができる。したがって、製品群SGを安定して搬送することができるようになる。
(排出工程)
搬送経路上を搬送される製品群SGは、搬送方向において収容位置よりも下流側(図1では直線部110sb)に設けられた排出位置にて搬送装置1の外部に排出される。図4A〜図4Cは、製品Sの排出動作について説明する図である。
各可動子1201〜1205は、それぞれ上述した間隔P2を保つように互いの位置を調整されながら、経由位置から搬送位置に移動する。ここで、間隔P2が製品Sの幅SWよりも狭い場合、搬送経路上の排出位置に到達した時点で、製品S1〜S4はそれぞれ当初の製品幅SWよりも圧縮された状態となっている。少なくとも、搬送方向に隣り合う2つの羽根130,130の間隔P2は、収容待機状態における間隔P0よりも狭くなっている。このように搬送方向に沿って一列に整列した複数の製品Sがそれぞれ搬送方向において圧縮されていることにより、当該複数の製品Sからなる製品群SGの列方向の長さが短くなり、全体としてコンパクトな形状となっている。この状態で製品群SGを排出することにより、排出後にすぐに梱包作業等に移行することが可能となり、製造効率を高めることができる。
本実施形態では、搬送方向に沿って一列に整列した所定数の製品S(製品群SG)を一回の排出動作でまとめて排出するために、排出工程において、製品Sに対する羽根130の保持力を弱め、2つの羽根130,130の間から製品Sを離脱させやすくしている。具体的には、排出待機のため各可動子120を排出位置に停止させる際に、搬送方向に隣り合う2つの羽根130,130の間隔がP2からP5に広がるように、各可動子120の位置が制御される。間隔P5は、間隔P2よりも長く、かつ、収容待機状態における間隔P0よりも短い長さである(P2<P5<P0)。
図4Aでは、搬送経路上を連動して搬送方向に所定の速度V31(=V21)で移動する第1可動子1201〜第5可動子1205のうち、第5可動子1205が排出位置中の所定の位置eP5に停止し、第5可動子1205の搬送方向下流側の第4可動子1204が、位置eP5よりも間隔P5だけ搬送方向下流側の位置ep4に停止する。同様に、第3可動子1203〜第1可動子1201がそれぞれ位置ep3〜ep1に停止する。ep1〜eP5の各々の間隔は、いずれもP5であり、これにより、第1可動子1201〜第5可動子1205はそれぞれ間隔P5を空けた状態で排出位置に停止する。
各可動子1201〜1205が停止した後、排出部200の排出プッシャー201が、図4Bのように、搬送経路の中心側から外側(すなわち、羽根130の根本側から先端側)に向かってスライド移動し、羽根1301〜1305の間に収容されている製品S1〜S4をまとめて払い出す。なお、図4Aでは、隣り合う2つの羽根130,130の間隔がP2からP5に広げられているが、各々の製品Sは羽根130,130の間で搬送方向に圧縮された状態となっているため、該製品Sの搬送方向における幅が直ちにP5に広がるわけではない。少なくとも排出プッシャー201によって外部に払い出される動作中は各々の製品Sの幅は、羽根130,130の間隔P2と同程度に保たれている。したがって、排出プッシャー201が製品S1〜S4をまとめて払い出す際に、各製品S1〜S4と羽根1301〜1305との間に生じる摩擦力が軽減され、製品S1〜S4をスムーズに排出することが可能となる。
排出プッシャー201の長手方向の長さL201は、搬送方向に隣り合う羽根130,130(可動子120,120)の間隔P5に応じて調整されており、図4Bの場合、長さL201は、間隔P5の4倍(すなわち圧縮された状態の製品Sの4つ分の幅)とほぼ同等である。これにより、1回の排出動作で複数の製品Sを安定して排出することが可能となる。また、当該排出動作において排出対象となる製品群SG(S1〜S4)以外の他の製品Sが誤って排出されてしまうことが抑制される。
本実施形態の搬送装置1では、羽根1301〜1305の間に収容された製品S1〜S4を払い出す場合、搬送方向において、最も下流側の第1羽根1301(第1可動子1201)のさらに下流に設けられた第0羽根1300(第0可動子1200)と第1羽根1301との間には製品Sが収容されていない。同様に、搬送方向において、最も上流側の最も上流側の第5羽根1305(第5可動子1205)のさらに上流に設けられた第6羽根1306(第6可動子1206)と第5羽根1305との間には製品Sが収容されていない(図4B参照)。すなわち、或る排出動作において、搬送方向に沿って連続して並ぶ複数(例えば4個)の製品Sを排出対象の第1製品群SG1とし、次回の排出動作において排出対象となる複数(例えば4個)の製品Sを第2製品群SG2とした場合、少なくとも、第1製品群SG1を搬送する可動子120のうち搬送方向最上流側の可動子120(羽根130)と、第2製品群SG2を搬送する可動子120のうち搬送方向最下流側の可動子120(羽根130)との間には、製品Sが収容されていない。
仮に、第1製品群SG1と第2製品群SG2との搬送方向の間に他の製品Sоが連続して配置されていた場合、排出プッシャー201が第1製品群SG1をまとめて排出する際に、該製品群SGと他の製品Sоとの間に作用する摩擦力の影響によって、第1製品群SG1に引きずれられるようにして他の製品Sоが一緒に排出されてしまうおそれがある。これに対して、上述のように、第1製品群SG1と第2製品群SG2との間に製品Sоが配置されないようにすることで、製品Sоが誤って排出されてしまうことが抑制される。また、可動子S1201の停止位置と排出プッシャー201の動作位置とが搬送方向においてずれた場合であっても、排出対象である製品群SGに含まれていない他の製品Sоが誤って排出されてしまうことを抑制しやすくなる。
製品S1〜製品S4からなる第1製品群SG1が排出された後、図4Cのように、排出プッシャー201は元の位置(図4Aの位置)に戻り、第1可動子1201〜第5可動子1205は排出位置よりも搬送方向下流側に移動する。続いて、次の搬送動作において排出対象となる第5製品S5〜第8製品S8からなる第2製品群SG2を搬送する第6可動子1206(第5羽根1306)〜第10可動子1210(第10羽根1310)が排出位置まで移動して停止する。この動作を繰り返すことにより、排出工程が行われる。
図4A〜図4Cで説明したように、本実施形態では、搬送経路上の直線部110sbに排出位置が設けられ、製品Sを搬送する各可動子120を当該直線部に停止させた状態で排出動作が行われる。可動子120を所定の排出位置に停止させてから排出を行うことにより、複数の製品Sからなる製品群SGを同じ位置(排出部200が設けられている位置)から排出することが可能となる。したがって、排出動作が繰り返される場合であっても、排出位置が安定しやすく、製品Sを大量かつ断続的に製造する製造設備に好適である。
また、排出位置が直線であることから、搬送方向に隣り合う2つの羽根130,130の間に収容された製品Sを圧縮したり緩めたりする際に、2つの羽根130,130が平行な位置関係を保ちやすく、製品Sを均等に圧縮等することができる。また、搬送経路が直線状であれば、搬送方向に隣り合う2つの可動子120,120の間隔を制御することにより、2つの羽根130,130の間隔も正確に調整することが可能となる。これにより、複数の製品Sをまとめて排出する動作をより正確に行うことができる。
(戻し工程)
排出位置にて製品Sが排出された後、制御部500は、各可動子120(羽根130)を搬送経路に沿って排出位置から収容位置に移動させ、次の収容動作のために待機させる。図1では、各可動子120が旋回部110rb上を搬送方向に沿って移動する。この戻し工程では、各可動子120(羽根130)は製品Sを搬送しておらず、搬送経路上を移動するだけであるため、搬送工程や他の工程と比較して可動子120が搬送経路を移動する速度を速くすることができる。すなわち、排出位置から収容位置までの間の位置において、各可動子120が搬送方向に沿って移動する際の速度を「戻し速度」とし、「戻し速度」の最高値を速度V41としたとき、制御部500は、速度V41が、収容位置,経由位置,排出位置における最高速度V12,V21,V31よりも速くなるように各可動子120の動作を制御する。
例えば、戻し速度の最高値である速度V41を収容速度の最高値である速度V12(若しくはV11)よりも速くすることにより、収容位置から経由位置に移動する可動子120の個数よりも、収容位置に到達する可動子120の個数の方が多くなるようにする。これにより、収容位置において所定数の可動子120(羽根130)を待機状態としておくことができる(図2参照)。したがって、投入口ISから投入される製品Sに対して、当該製品Sを収容する可動子120(羽根130)が不足すること等が抑制され、製品Sの収容動作を安定して行うことができる。
さらに、戻し速度の最高値である速度V41を経由速度の最高値である速度V21よりも速くすることにより、排出位置(経由位置)に到達する可動子120の個数よりも、排出位置から収容位置に戻る可動子120の個数の方が多くなるようにする。これにより、排出位置において可動子120(羽根130)が過剰に滞留することを抑制しやすくなる。また、可動子120を高速で移動させたとしても、途中で製品Sが離脱したり位置ずれが生じたりするおそれがないため、各可動子120を速やかに収容位置に戻すことにより、搬送動作全体を効率的に行うことができる。
<排出部200が複数設けられている場合について>
搬送装置1の搬送経路上には複数の排出部200が設けられており、複数の排出部200のうち、いずれかの排出部200を用いて製品群SGの排出動作が行われる。以下、図1に示されるように、搬送経路上に第1排出部210及び第2排出部220の2つの排出部200が設けられている場合の排出動作について説明する。なお、図1において、第1排出部210は4個の製品からなる製品群SGを排出することが可能であり、第2排出部220は2個の製品からなる製品群SGを排出することが可能であるものとする。
図5は、排出部200が複数設けられている場合の排出動作の一例について説明する図である。搬送装置1では、通常、第1排出部210及び第2排出部220から製品群SGを交互に排出する動作が行われる。すなわち、図5に示されるように、第1製品群SG1が第2排出部220から排出される場合、第1製品群SG1の次に搬送される第2製品群SG2は第1排出部210から排出される。この場合、制御部500は、収容位置において2個の製品Sからなる第1製品群SG1を形成させ、続いて、4個の製品Sからなる第2製品群SG2を形成させ、順次経由位置に送り出す。そして、排出位置において、第2排出部220から第1製品群SG1を排出させ、第1排出部210から第2製品群SG2を排出させる制御を行う。この動作を繰り返すことにより、第1排出部210及び第2排出部220を交互に使用して製品群SGの排出を行う。
このようにすれば、第1排出部210と第2排出部220とを同時に動作させることが可能となり、排出動作の効率を高めることができる。例えば、製品Sが4個ずつ入ったパッケージ製品と、製品Sが2個ずつ入ったパッケージ製品とを同じタイミングで生産することが可能となる。さらに、複数の排出部200を用いて排出動作を行うことにより、排出工程における時間のロスを少なくすることができる。仮に、搬送装置1の搬送経路上に排出部200が一か所だけ設けられていたとすると、該排出部200が第1製品群SG1の排出動作を開始してから完了するまでの間(図4A〜図4C参照)、次の第2製品群SG2は排出待機位置にて待機していなければならず、待機時間が無駄になる。これに対して、搬送装置1では、第1排出部210及び第2排出部220において同じタイミングで排出動作を行うことが可能であるため、上述したような第2製品群SG2の待機時間を少なくすることができる。特に、本実施形態では、経由位置における経由速度の最高値が収容位置における収容速度の最高値よりも高いため、多くの製品群SGが排出位置に集積されやすくなる。したがって、排出待機時間を少なくすることにより、製造効率を大きく高めることができる。
また、製品Sの製造計画等に応じて、第1排出部210及び第2排出部220の使用頻度を変更しても良い。図6は、排出部200が複数設けられている場合の排出動作の変形例について説明する図である。図6の例では、第2排出部220によって製品群SGの排出動作が1回行われる間に、第1排出部210によって製品群SGの排出動作が2回行われる。具体的に、制御部500は、2個の製品Sからなる第1製品群SG1を形成させた後、4個の製品Sからなる第2製品群SG2を形成させ、続けて4個の製品Sからなる第3製品群SG3を形成させる。そして、第1製品群SG1を第2排出部220から排出させ、第2製品群SG2及び第3製品群SG3を第1排出部210から排出させる。
このようにすれば、製品Sが2個ずつ入ったパッケージと4個ずつ入ったパッケージとの製造割合を容易に変更することが可能となり、同じ製造ライン(搬送装置1)を用いて異なるパッケージ製品を調整しながら製造することができる。また、製品Sの数量に応じて排出後の梱包作業に要する時間が異なる場合等に、作業時間を考慮して製品群SGが排出される割合を調整することができる。例えば、4個の製品Sからなる製品群SGは機械梱包で、2個の製品Sからなる製品群SGは人間が手動で梱包作業を行うような場合には、手動で行われる梱包作業の方が、自動で行われる梱包作業よりも作業時間が多くなることが予想される。このような場合、排出部200の使用頻度を調整して、2個の製品Sからなる製品群SGの排出割合を少なくすることにより、より効率的な製造を行うことができる。
本実施形態の製造装置1では、搬送経路上における排出部200の配置数や各排出部200から排出可能な製品Sの数量(製品群SGの大きさ)を自在に変更することが可能である。したがって、製品S(製品群SG)の製造計画に応じて最適な排出動作を行うことで、効率的な製品製造が可能となる。
また、搬送装置1では、複数の排出部200のうち所定の排出部200を選択的に使用することも可能である。例えば、排出工程において、第1排出部210及び第2排出部220のうち、第1排出部210を選択的に使用して排出動作を行い、第2排出部220は使用しないようにしても良い。このような排出方法であれば、排出部200に故障が発生した時等、緊急の場合であっても製品群SGの搬送(製造)継続しやすくなる。
図7は、排出部200を選択的に使用する動作について説明する図である。同図7では、図5のように第1排出部210及び第2排出部220から製品群SGを交互に排出する動作を行っている最中に、第2排出部220の排出プッシャー221に故障が発生した場合について表している。制御部500は、第2排出部220が故障したことを検出すると、直ちに第2排出部220を停止させ、それ以降、第2排出部220から製品群SGが排出されないようにする。そして、収容位置において2排出部220から排出させる予定の製品群SGを形成しないようにする。
図7では2個の製品Sからなる第1製品群SG1及び第3製品群SG3と、4個の製品Sからなる第2製品群SG2及び第4製品群SG4が形成・搬送されている。通常であれば、収容位置において次に形成される第5製品群SG5は2個の製品Sによって構成されるはずである。しかし、2個の製品Sからなる製品群SGを第2排出部220から排出することができなくなっているため、制御部500は、4個の製品Sによって第5製品群SG5を形成し、形成された第5製品群SG5が第1排出部210から排出されるように変更する。これにより、搬送装置1の各工程における動作を停止させることなく、製品群SGの製造及び搬送を継続させることができる。従来の、ベルトコンベアー式の搬送装置等では、排出部に故障が発生した場合、搬送装置全体を停止させる必要が生じていたが、本実施形態の搬送装置1では、可動子120(羽根130)の動作を個別に制御することが可能であるため、装置全体を停止させる必要は無い。
なお、このような排出部200の故障等の場合に備えて、搬送装置1の搬送経路上に、製品Sを廃棄するための廃棄用排出部250が設けられていても良い(図7参照)。図7において、既に由位置〜排出位置に搬送されている第1製品群SG1及び第3製品群SG3は、第2排出部220から排出させることができない。そこで、制御部500は、別途設けられた廃棄用排出部250を用いて第1製品群SG1及び第3製品群SG3を搬送経路上から廃棄(排出)して、第1製品群SG1及び第3製品群SG3を搬送していた各可動子120(羽根130)を収容位置に戻す。これにより、製品Sを搬送する動作を継続して行うことができる。なお、廃棄された第1製品群SG1及び第3製品群SG3は、回収して再利用することができる。
また、本実施形態の搬送装置1では、排出部200において故障が発生した場合であっても、収容位置における収容動作を継続させやすい。上述したように、経由位置における可動子120の経由速度の最高値を、収容位置における可動子120の収容速度の最高値よりも速くしているため、可動子120は収容位置において滞留することなく、経由位置に順次送り出される。すなわち、羽根130(可動子120)に収容された製品群SGは、収容位置に滞留せず、経由位置において複数の製品群SGが配置される。したがって、排出部200において故障が発生した場合などには、複数の製品群SGを一時的に経由位置に滞留させておくことで、収容位置では製品Sの収容動作を継続させることができる。図7では、第3製品群SG3及び第4製品群SG4が経由位置に一時的に滞留しており、さらに、第5製品群SG5以降の製品群SGも経由位置に滞留させることができる。このように、搬送経路上の経由位置に複数の製品群SGを一時的に滞留させることができるので、故障した排出部200(例えば第2排出部220)を使用せずに搬送動作を行いつつ、第2排出部220の復旧作業等を同時に行うこと等もできる。
===その他の実施の形態===
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。また、本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更や改良され得るとともに、本発明にはその等価物が含まれるのはいうまでもない。例えば、以下に示すような変形が可能である。
(収容位置と排出位置との関係について)
上述の実施形態では、図1に示されるように、製品Sの収容位置と排出位置との間に旋回部110raが設けられていた。しかし、収容位置と排出位置との間に必ずしも旋回部が設けられている必要はなく、搬送経路の同一直線上に収容位置と排出位置とが設けられていても良い。言い換えると、搬送経路において、収容位置から旋回部を経由することなく、製品Sが排出位置まで搬送されるのであっても良い。例えば、図1において、直線部110saで、投入口ISが設けられている位置の搬送方向下流側に排出部200(210,220)が設けられており、収容位置と排出位置とが共に直線部110sa上であっても良い。
製品Sが、収容部から排出部まで旋回部を経由せずに搬送されるのであれば、旋回部通過中に生じる遠心力によって2つの羽根130,130の間から製品Sが離脱したり、羽根130の先端側における間隔が広がって製品Sが保持される位置がずれたりすることを抑制しやすくなる。したがって、製品Sをより安定して搬送しやすくすることができる。
(可動子120及び羽根130の数について)
上述の実施形態では、搬送方向に隣り合う2つの羽根130(可動子120)の間に製品Sが収容され、搬送されていた。すなわち、一対の羽根130によって製品Sが搬送される構成であった。しかし、製品Sを収容する羽根130は一対に限定されるものではなく、二対以上の羽根130によって製品Sが収容され、搬送される構成であっても良い。
図8は、二対の羽根130によって製品Sが収容される状態について説明する図である。同図8では、図1で説明した搬送部100と略同様の構成及び機能を有する搬送部100A及び搬送部100Bが、上下方向(図1において紙面に垂直な方向)に所定の間隔D1を空けて設けられている。すなわち、搬送部100Aは、レール110Aと可動子120Aと羽根130Aとを有し、制御部500に制御されることにより複数の可動子120Aがそれぞれレール110A上を自在に移動する。搬送部100Aの下側に設けられた搬送部100Bは、レール110Bと可動子120Bと羽根130Bとを有し、制御部500に制御されることにより複数の可動子120Bがそれぞれレール110B上を自在に移動する。
レール110Aとレール110Bとは同形状の搬送経路(周回軌道)を形成し、可動子120Aと可動子120Bとが同期して搬送経路(レール110A,110B)をそれぞれ移動することが可能である。図8では、レール110A上で搬送方向に沿って隣り合う一対の可羽根1301A,1302Aとの間に製品Sが収容されると共に(図8のA−A矢視参照)、レール110B上で搬送方向に沿って隣り合うもう一対の羽根1301B,1302Bとの間に製品Sが収容されている(図8のB−B矢視参照)。すなわち、製品Sは二対の羽根によって保持されている。この状態で、各可動子1201A,1202A,1201B,1202Bが同期して搬送経路を移動することにより、上述の搬送装置1と同様に製品Sを正確に搬送・排出することが可能となる。つまり、下側の可動子120Aと上側の可動子120Bとが協働して製品Sを搬送する。
このように、上下二対の羽根を用いて一つの製品Sを保持することから、搬送方向における羽根130,130の間隔を上下方向で異ならせることが可能である。例えば、製品Sの厚みが上下方向で異なっている場合であっても、一対の羽根1301A,1302Aの間隔を狭くして、もう一対の羽根1301B,1302Bの間隔を広くして搬送すること等が可能となる。また、製品Sの大きさに応じて、上側の羽根130(可動子120)は用いずに下側の羽根130(可動子120)のみを用いて製品を搬送することもできる。
また、製品Sの上側の領域が一対の羽根1301A,1302Aによって保持され、製品Sの下側の領域が一対の羽根1301B,1302Bによって保持されるため、上下方向において製品Sがより安定して保持される。したがって、収容工程、搬送工程、排出工程の各工程において、製品が上下方向に折れ曲がったり倒れたりすることを抑制しやすくなる。また、一対の羽根1301A,1302Aと、もう一対の羽根1301B,1302Bとの間には上下方向における所定の間隔D1が設けられているため、排出工程において、この間隔D1の部分に排出プッシャー201をスライド移動させることができる。上述したように、排出プッシャー201は羽根130の根本側から先端側にスライド移動することにより、羽根130,130の間に収容されている製品Sを外側(先端側)に払い出す。このとき、排出プッシャー201が間隔D1の部分を移動することにより、製品Sの上下方向の中央部付近を押すことができるため、排出プッシャー201が製品Sを押し出す力が均等に作用しやすくなり、製品Sの排出動作を安定して行いやすくなる。
1 搬送装置(製品搬送装置)、
100 搬送部、100A 搬送部、100B 搬送部、
110 レール(搬送経路)、110A レール、110B レール、
110sa 直線部、110sb 直線部、110ra 旋回部、110rb 旋回部、
120 可動子、100A 可動子、100B 可動子、
1201 第1可動子、1202 第2可動子、1203 第3可動子、
1204 第4可動子、1205 第5可動子、1206 第6可動子、
1201A 可動子、1202A 可動子、1201B 可動子、1202B 可動子、
130 羽根、130A 羽根、130B 羽根、
1301 第1羽根、1302 第2羽根、1303 第3羽根、
1304 第4羽根、1305 第5羽根、1306 第6羽根、
1301A 羽根、1302A 羽根、1301B 羽根、1302B 羽根、
200 排出部、201 排出プッシャー、
210 第1排出部、
220 第2排出部、221 排出プッシャー、
250 廃棄用排出部、
500 制御部、
600 検知センサー、
700 位置調整装置、
P0〜P5 間隔、
V11 収容速度、V12 収容速度、
V21 経由速度、
S 製品、S1〜S4 製品、
SG 製品群、SG1 第1製品群、SG2 第2製品群、SG3 第3製品群、
SG4 第4製品群、SG5 第5製品群、
SW 幅、
L201 長さ

Claims (11)

  1. 周回軌道状の搬送経路と、
    前記搬送経路に沿って移動する複数の可動子と、
    複数の前記可動子にそれぞれ支持された複数の羽根と、
    前記搬送経路に沿った各前記可動子の移動を個別に制御可能な制御部と、
    を備え、前記搬送経路に沿った搬送方向に製品を搬送する製品搬送装置であって、
    前記搬送経路上には、前記搬送方向に隣り合う複数の前記羽根の間に前記製品をそれぞれ収容することにより所定数の前記製品が前記搬送方向に沿って並んだ製品群を形成するための収容位置と、前記製品群を収容した状態で経由する経由位置と、収容されている前記製品群を排出するための排出位置と、が設けられており、
    前記制御部は、
    前記可動子が前記収容位置において前記搬送方向に沿って移動する際の速度である収容速度の最高値よりも、
    前記可動子が前記経由位置において前記搬送方向に沿って移動する際の速度である経由速度の最高値の方が速くなるように、
    前記可動子の移動を制御する、ことを特徴とする製品搬送装置。
  2. 請求項1に記載の製品搬送装置であって、
    前記制御部は、
    前記搬送経路上の前記排出位置から前記収容位置に前記可動子を戻す位置において、前記可動子が前記搬送方向に沿って移動する際の速度の最高値が、
    前記収容速度の最高値よりも速くなるように、
    前記可動子の移動を制御する、ことを特徴とする製品搬送装置。
  3. 請求項1または2に記載の製品搬送装置であって、
    前記制御部は、
    前記搬送経路上の前記排出位置から前記収容位置に前記可動子を戻す位置において、前記可動子が前記搬送方向に沿って移動する際の速度の最高値が、
    前記経由速度の最高値よりも速くなるように、
    前記可動子の移動を制御する、ことを特徴とする製品搬送装置。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の製品搬送装置であって、
    前記排出位置には、前記搬送方向に隣り合う2つの前記羽根の間に収容された前記製品を、前記製品搬送装置の外側に押し出して排出する排出部が設けられており、
    前記排出部は、前記搬送方向に沿って隣り合って並ぶ所定数の前記製品からなる製品群をまとめて排出する、ことを特徴とする製品搬送装置。
  5. 請求項4に記載の製品搬送装置であって、
    前記搬送経路上には、前記排出部が複数設けられている、ことを特徴とする製品搬送装置。
  6. 請求項5に記載の製品搬送装置であって、
    複数の前記排出部のうち、
    第1排出部は、n個の前記製品からなる前記製品群をまとめて排出し、
    第2排出部は、m個の前記製品からなる前記製品群をまとめて排出する、
    ことを特徴とする製品搬送装置。
  7. 請求項5または6に記載の製品搬送装置であって、
    前記制御部は、
    前記排出部から前記製品群を排出させる際に、
    複数の前記排出部のうち、第1排出部を使用する頻度と第2排出部を使用する頻度とを異ならせる、ことを特徴とする製品搬送装置。
  8. 請求項5〜7のいずれかに記載の製品搬送装置であって、
    前記制御部は、
    前記排出部から前記製品群を排出させる際に、
    複数の前記排出部のうち、所定の前記排出部を選択的に使用する、ことを特徴とする製品搬送装置。
  9. 請求項1〜8のいずれかに記載の製品搬送装置であって、
    前記制御部は、
    前記搬送方向に沿って隣り合って並ぶ所定数の前記製品からなる製品群が、前記経由位置において複数配置されるように、前記可動子の移動を制御する、ことを特徴とする製品搬送装置。
  10. 請求項1〜9のいずれかに記載の製品搬送装置であって、
    前記制御部は、
    前記排出位置において前記製品群が排出される前に、前記製品群を収容している複数の前記羽根をそれぞれ支持する複数の前記可動子を、前記排出位置中の所定の位置にそれぞれ停止させる、ことを特徴とする製品搬送装置。
  11. 請求項1〜10のいずれかに記載の製品搬送装置であって、
    前記排出位置及び前記収容位置は、共に前記搬送経路上の同一直線部分に設けられている、ことを特徴とする製品搬送装置。
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